JP2006525473A - 水素貯蔵容器 - Google Patents

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Abstract

少なくとも金属粒子を収容する容器であって、金属粒子は、水素を吸収することができて、水素吸収時に膨張し、前記容器は、内側面を含むとともに、容器内に配置されたライナーを備え、ライナーと内側面の間に空隙スペースが設けられ、ライナーは内側面と係合して、金属粒子が容器内に収容されているとき、金属粒子が、空隙スペースに進入することを実質的に阻止する容器。

Description

発明の分野
この発明は、水素貯蔵容器、特に、金属の水素化物(hydrides)を形成することが可能な金属粒子を含有する容器に関する。
発明の背景
金属粒子の形態をなす金属の水素化物は、多くの大きさの異なる造形容器に水素を貯蔵するために使用される。水素の充填と放出を適切に行うために、金属の水素化物、したがって、容器は冷却されたり、加熱されたりされることが必要である。容器の優れた性能(脱着速度、充填時間、等)を発揮させるには、容器の内側が、充填と放出の動力学を改善するための効率的な熱交換手段を備えなければならない。
反復される吸収と放出のサイクルは、典型的に、金属の水素化物粒子のデクレピテーション(decrepitation)を生じるであろう。デクレピテーションが原因となって、金属粒子の充填量(packing fraction)の局部的増加が観察される。吸収中における粒子の膨張と結びつくそのような充填量の増加は、潜在的に、容器の局部化された歪を生成する。容積の膨張部を吸収して容器の歪を緩和したり回避する手段を、容器の内側に備えることが望ましい。
発明の概要
この発明は、金属粒子を含有するように形成された容器を提供し、前記の金属粒子は、水素を吸収することが可能であって、水素吸収時に金属粒子が膨張する。容器は、容器内部に配置されたライナーを備える内面を含み、ライナーと内面の間に空隙スペース(void space)が設けられ、ライナーは、金属粒子が容器内に含まれるとき、内面と係合して金属粒子が空隙スペース中に進入することを実質的に阻止する。
他方の広義の様相において、この発明は、少なくとも金属粒子を収容するように形成された容器を提供する。この金属粒子は、水素吸収時に膨張して水素を吸収することができ、容器は、容器のスペースを規定し、内側面を含み、容器のスペース内に配置され、内側面と係合するライナーを含み、前記ライナーは、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペース、および、(ii)水素吸収時に金属粒子が収縮するように形成された空隙スペースを規定しており、金属粒子が貯蔵スペースに収容されたとき、ライナーが内側面に係合して金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースへ進入することを阻止する。
別の広い様相において、この発明は、少なくとも、金属粒子とガス状水素を収容する容器を提供し、金属粒子は、水素を吸収することができ、金属粒子は、水素吸収時に膨張し、容器は内側面を含み、容器内に配置されたライナーを含み、ライナーと内側面の間に空隙スペースが設けられ、ライナーは、内側面と係合し、金属粒子が容器内に収容されたとき、金属粒子が空隙スペース内に進入することを制限する。
更なる広い様相において、この発明は、少なくともガス状の水素と金属粒子を収容する容器を提供し、金属粒子は、水素を吸収することができ、水素吸収時に膨張し、容器は、容器のスペースを規定し、内側面を含み、容器のスペース内に配置され、内側面と係合するライナーを含み、前記ライナーは、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペースを規定し、(ii)金属粒子が貯蔵スペース内に収容されたとき、水素吸収時に金属粒子が膨張するにつれて収縮する空隙スペースを規定し、ライナーの内側面との係合は、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止する。
1つの様相においては、この発明は、金属粒子の膨張に応答してライナーが変形することができる弾性体である容器を提供する。
別の様相において、この発明は、ライナーを備える容器を提供し、そのライナーが(i)金属粒子を収容する貯蔵スペースを規定するとともに、(ii)水素吸収時に金属粒子が膨張するにつれて収縮する空隙スペースを規定する。
なお別の様相において、この発明は、ライナーが壁に向かって押され、貯蔵スペースが、金属粒子を収容するとき、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止または制限する容器を提供する。
別の様相において、この発明は、ライナーが壁に隣接して、貯蔵スペースが、金属粒子を収容するとき、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止または制限する容器を提供する。
なお、別の様相において、この発明は、ライナーが、壁に向かって付勢され、貯蔵スペースが、金属粒子を収容するとき、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止または制限する容器を提供する。
なお、別の様相において、この発明は、ライナーが充分に弾性を備え、金属粒子からの水素放出に応答して、変形部の少なくとも一部を逆転する傾向を有する容器を提供する。
別の様相において、この発明は、容器が側部壁と1つの軸を備え、側部壁は、内側面の少なくとも一部を規定するとともに、軸から離間され、1つの平面内において、軸を中心として360度に広がっており、ライナーの少なくとも一部は、側部壁と軸の間に配置され、前記平面内で前記軸を中心に360度に広がっている容器を提供する。
別の様相において、この発明は、ライナーの少なくとも一部が側部壁と向き合う容器を提供する。
なお、別の様相において、この発明は、空隙スペースの少なくとも一部が、側部壁とライナーの少なくとも一部の間に配置される容器を提供する。
別の様相において、この発明は、各側部壁とライナーが、実質的に管状である容器を提供する。
別の様相において、この発明は、ライナーが、その隆起部と溝部が交互に入れ替わり、前記隆起部と溝部が、平面を横断して広がる容器を提供する。
更に別の様相において、この発明は、隆起部の少なくとも1つは、金属粒子が貯蔵スペース内に収容されているとき、側部壁と接触する容器を提供する。
別の様相において、この発明は、熱伝達構造体を更に含む容器であって、前記熱伝達構造体が、貯蔵スペース内に配置されてライナーと接触し、金属粒子とライナーの間の熱伝達を効果的に行うように形成される容器を提供する。
別の様相において、この発明は、ライナーが容器よりも硬質である容器を提供する。
この発明は更に、水素で充填されるように、水素を吸収することができる金属粒子を収容する貯蔵システムを組み立てる方法を提供し、前記方法は、1つの導入口と、容器のスペースを規定する内側面とを含む容器を調製することと、磁気的に反応するライナーを前記導入口を介して容器のスペース内に挿入することと、ライナーを容器の内側面に向かって付勢するのに充分な磁力を作用させることと、を含む。
別の様相において、この発明は、磁力が容器の外側に向かって発生される方法を提供する。
別の様相において、この発明は、容器のスペースに挿入されるライナーが、螺旋状構造を備え、磁力の作用が、ライナーの前記螺旋状構造からの広がりを効果的に行う方法を提供する。
別の様相において、この発明は、磁力がライナーに作用するとき、複数本の管を前記導入口を介して容器のスペース内に挿入するステップを更に含む方法を提供する。
別の広い様相において、この発明は、水素で充填されるように、水素を吸収することができる金属粒子を収容する貯蔵システムを組み立てる方法を提供し、前記方法は、1つの導入口と、容器のスペースを規定する内側面とを含む容器を調製することと、磁気的に反応するライナーを前記導入口を介して容器のスペース内に挿入することと、磁力がライナーに作用しつつあるとき、ライナーを容器の内側面に向かって付勢するのに充分な磁力を作用させることと、複数本の管を前記導入口を介して容器のスペースに挿入して、ライナーを付勢して内側面と係合させて、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペース、および、水素吸収時に金属粒子が膨張するにつれて収縮する間隙スペースを規定することと、磁力の作用を完了させることと、複数の金属粒子を貯蔵スペースに挿入することとを含む方法。
この場合、1つの様相において、この発明は、磁力が容器の外側に向かって発生される方法を提供する。
別の様相において、この発明は、水素で充填されるように、水素を吸収することができる金属粒子を収容する貯蔵システムを組み立てる方法を提供し、前記方法は、1つの導入口と容器のスペースを規定する内側面とを含む容器を調製することと、磁気的に反応するライナーをマンドレルを中心に巻回して、ライナーがマンドレルを中心として巻回され終ったとき、ライナーにマンドレルを中心とする螺旋状構造をとらせることと、ライナーを前記導入口を介して容器のスペース内に挿入することと、ライナーをマンドレルからレリースすることと、マンドレルを前記導入口を介して容器のスペースから取り外すことと、ライナーを容器の内側面に向かって付勢するのに充分な磁力を作用させることとを含む。
別の様相において、この発明は、磁力が容器の外側に向かって発生される方法を提供する。
この場合、1つの様相において、この発明は、容器のスペース内に挿入されるライナーが、螺旋状の構造を備え、磁力の作用が、ライナーの前記螺旋状構造からの広がりを効果的に行う方法を提供する。
別の様相において、この発明は、磁力がライナーに作用しつつあるとき、複数本の管を容器のスペース内に挿入するステップを更に含む方法を提供する。
この発明は同時に、水素で充填されるように、水素を吸収することができる金属粒子を収容する貯蔵システムを組み立てる方法を提供し、前記方法は、1つの導入口と、容器のスペースを規定する内側面とを含む容器を調製することと、磁気的に反応するライナーをマンドレルを中心に巻回して、ライナーがマンドレルを中心として巻回され終ったとき、ライナーにマンドレルを中心とした螺旋状構造をとらせ、ライナーを導入口を介して容器のスペースに挿入することと、ライナーをマンドレルからレリースすることと、マンドレルを導入口を介して容器のスペースから取り外すことと、磁力がライナーに作用しつつあるとき、ライナーを容器の内側面に向かって付勢するのに充分な磁力を作用させることと、複数本の管を導入口を介して容器のスペース内に挿入してライナーを付勢して内側面と係合させ、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペース、および、水素吸収時に金属粒子が膨張するにつれて収縮する間隙スペースを規定することと、磁力の作用を完了させることと、複数の金属粒子を貯蔵スペースに挿入することとを含む。
別の様相において、この発明は、磁力が容器の外側に向かって発生される方法を提供する。
別の様相において、この発明は、容器のスペース内に挿入されるライナーが、螺旋状の構造を備え、磁力の作用が、ライナーの前記螺旋状構造からの広がりを効果的に行う方法を提供する。
この発明は、下記の添付図面に関連する発明の詳細な説明を参照することにより、よりよく理解されるであろう。
詳細な説明
図1、2を参照すると、この発明は、金属の水素化物を形成することができる金属粒子12を受け入れる容器10を提供する。
容器10の内部スペース20は、金属の水素化物を形成することができる粒子12を収容する。金属粒子12は、粉末の形態をなす。粉末の適当なサイズの1例は、1〜3000ミクロンの範囲内である。金属粒子12は、水素を金属の水素化物の形態で貯蔵するために、水素を吸収(「充填」とも言う)する能力を備えなければならない。更に、そのような金属粒子12は、(水素化物の形態で)水素を吸収した後に、燃料電池内または内燃機関内部における燃料に用いる必要がある場合に、1つのユニットオペレーションからの要求に応じて、水素を放出(dischargeともいう)することができなければならない。金属粒子12は、水素吸収時に膨張し、それによって、占有体積を増加する。容器10内に収容される金属粒子12が「充填されている」と表現しうるために、金属粒子12の全部が全部必ず最大能力一杯まで水素を「充填」しなければならないというわけではないことは理解される。また、ひとたび充填されると、以前に水素を吸収した容器10内の金属粒子12が水素を「放出」(discharge)したとと表現しうるために、金属粒子12の全部が全部水素放出状態にならなければならないというわけではない。金属粒子12を水素で充填することは、1つの発熱(exothermic)プロセスである。対照的に、吸収した水素を金属粒子12から放出することは、1つの吸熱(endothermic)プロセスである。
金属粒子12による水素の吸収は、水素と金属粒子12との「会合」(association)を意味する。会合のためのありうべきメカニズムは、溶解(dissolution)、共有結合(covalent bonding)、イオン結合(ionic bonding)を含む。溶解とは、水素原子が、金属または合金の格子構造体(latice structure)の空隙(void)内に組み込まれることを意味する。そのような金属水素化物の例は、バナジウム水素化物、チタニウム水素化物、および、バナジウム-チタニウム合金の水素化物を含む。共有結合の水素化物の1例は、マグネシウム水素化物である。イオン結合の水素化物の1例は、ソジウム水素化物およびポタシウム水素化物である。複合水素化物は、一部が共有結合であり、一部が、イオン結合である点を特徴とする両性元素(metalloid)の原子と水素原子の間の結合を示す金属水素化物である。例としては、ソジウムアラナート(alanate)とリチウムアラナートを含む。
容器10は、容器の体積を備える容器のスペース20を規定する内側表面16を含む。内側表面16は、第1の端部161、第2の端部162、および、第1、第2の端部161、162の間を延出すると同時に、容器の軸11の周囲にも延出する実質的に管状の側部壁163とを含む。第1の端部161は、側部壁163から延出してアパーチャ241を規定するノズル24に終わる円形のショルダ169を含む。アパーチャ241は、(例えば、燃料電池または内燃機関の下流側のオペレーションのように、ユニットが、アパーチャ241と適切に流体接続している限り)容器のスペース20と容器10の外部の間の流体の連通を有効に行う。アパーチャ241は、充填中は導入口として機能し、放出中は導出口として機能する。アパーチャ241を介する流体の連通は、ノズル24に結合された弁によって適切に制御される。弁300は、開状態と閉状態の間で作用可能であり、流体との連通を有効に行いまた、シールする。第2の端部162は、側部壁163から延出して閉じられる。
弾性ライナー22は、容器10内に配置される。このライナーと内面16の間には空隙スペース(void space)202が設けられ、後に更に説明するように金属粒子12の膨張を収容する。図3、4を参照すると、ライナー22は、容器のスペース20内の貯蔵スペース201を規定する。貯蔵スペース201は、金属粒子12を収容する。金属粒子12の配置は、典型的には、円形ショルダ169とノズル24まで延出している。空隙スペース202は、容器のスペース20、および、ライナー22と内側面16の間に設けられる。空隙スペース202は金属粒子12を収容しない。空隙スペース202は、後に説明するように、ライナー22の移動分を収容する空隙部の容積を備えている。空隙スペース202は、タイトに充填された金属粒子12の間のスペースのみを意味しないことを理解すべきである。
ライナー22は、内側面16と係合するか、または、接して空隙スペース202を規定し、金属粒子12が貯蔵スペース201から空隙スペース202内に進入することを制限する。この場合、ライナー22は、付勢されて内側面16と接し(内側面に向かって圧迫され)、空隙スペース内への前記の進入を制限する。ライナー22の第1の端部221は、容器の第2の端部162に向かって圧迫され、ライナー22の第2の端部222は、側部壁163またはショルダ169に向かって圧迫され、それによって、空隙スペース202を規定する。
ライナー22の内側面16との係合または接触は、金属粒子12のライナー22と内側面16の間のスペースに金属粒子12が進入することを、分離された時間間隔に亘っては阻止するけれども、必ずしも完全に阻止するわけではない。極く微量の金属粒子12の進入は、ライナー22が内側面16から一時的に移動される結果として発生することがあり、それによって、金属粒子12が貯蔵スペース201から空隙スペース202内へ移動することが可能な通路を提供する。容器10の具体例が、以下に説明され、図11〜図15に示される方法によって製造される場合には、比較的意味のない進入が起こることがある。この点において、ライナー22と内側面16の間のスペースは、必ずしも、空隙スペースの全体を構成するわけではない。同時にまた、空隙スペース202を構成するライナー22と内側面16の間のスペースのうちの僅かな部分が、容器を使用している間に金属粒子12の定期的進入によって容積が小さくなることも理解すべきである。このように、ライナー22の内側面16との係合または接触は、金属粒子12が貯蔵スペース201から空隙スペース202内に進入することを実質的に阻止または制限するとされている。
空隙スペース202は、金属粒子12を全然収容しないので、空隙スペース202は、金属粒子12によってライナー22に付与される力に応答して、ライナー22の内側面16側に向かうどのような移動に対しても比較的小さい抵抗しかもたらさない。このように、空隙スペース202は、さもなければ容器10が経験するであろう力と機械的歪から容器10を少なくとも部分的に絶縁するためにライナー22のそのような変位を好都合にする。そのような力は、水素で充填することによる金属粒子12の膨張が原因で発生することができる。これは、金属粒子12のデクレピテーション(decrepitation)(金属粒子12は、金属粒子12のサイズの減少の結果粉末化される(pulverized))とその濃縮化から生じる金属粒子12の充填密度の局所的増大によって悪化する。ライナー22は、弾性体ではあるが、水素放出時にひとたび収縮すると、必ずしも最初の状態に復帰するわけではないことを理解すべきである。
金属粒子12が充填されている間(すなわち、水素を吸収してる間)、スペース202は、金属粒子12によってライナー22に付与される力に応答して収縮する。これは、金属粒子12が、水素を吸収して膨張するからであり、これが原因でライナー22が変形して内側面16により近づくように変位するからである。充填密度が増大するにつれて、金属粒子12の膨張を収容するための金属粒子12同士の間の利用可能なスペースは減少し、ライナー22にに歪が作用する。そのような歪は、(i)ライナー22の弾性変形、(ii)ライナー22による歪の分散によって、少なくとも、部分的には緩和される。金属粒子が、放出されている間(すなわち、放散している間)、金属粒子12は容積が収縮し、それによって、金属粒子が充填状態にあった間に金属粒子によって以前に付与されたであろう力の少なくとも一部を緩和する。その結果として、ライナー22は、その弾性のために、放出中にその変形(すなわち、金属粒子12の以前の充填から結果的に生じた変形)の少なくとも一部を逆転する。
ライナー22は、空隙スペース202の少なくとも一部が、側部壁163とライナー22の少なくとも一部との間に配置されるように、内側スペース20内に配置されている。図示の具体例においては、ライナー22は、実質的に管状の形状を備えている。この場合、ライナー22は、側部壁163と容器10の軸11の間に配置され、前記軸11を中心に360度延出している。ライナー22の少なくとも一部は、側部壁163と向き合っている。この場合、側部壁163は、軸11に直角な平面13内において軸11を中心として360度広がっており、ライナー22の少なくとも一部が、側部壁163と軸11との間に配置され、平面13内で軸11を中心に360度に広がっている。
図1、2、6を参照すると、図示の具体例においては、ライナー22は、それが容器のスペース20内に配置されるときは、コルゲート部2202を規定する側部壁223を含む。コルゲート部2202は、反復する隆起部2204と溝2206によって規定され、隆起部2204と溝2206のそれぞれは、平面13を横断して広がっている。ライナー22が、容器10の容器スペース20内に配置されたとき、隆起部2204は、側部壁163に接触し、それによって、金属粒子12と側部壁163の間のサーマルコミュニケーションと熱伝達を改善する。コルゲート部2202は、ライナー22が容器のスペース20内に配置されたとき内側壁16とライナー22の間のスペースを許容する。金属粒子12の膨張時に、金属粒子12は、ライナー22に1つの力を及ぼし、コルゲート部2202がフラット化する原因をなす(図7参照)。
図1、4a、4bを参照すると、ライナー22の第1および第2の端部221、222のそれぞれは、側部壁163またはショルダ169に押圧するために、ライナーの側部壁223の周囲から径方向に突出して広がるそれぞれのリップ224a、224bを含む。リップ224a、224bは、内側面16に接し、ライナー22を内側面16に有効に係合または押圧し、空隙スペース202を効果的に規定する。リップ224a、224bを内側面16と係合させることは、実質的に、金属粒子12が貯蔵スペース202から上記の態様で進入することを阻止する。
ライナー22は、(50‐60ksiの引っ張り強さ、30‐40ksiの降伏強さ、約29,000,000psiの弾性モジュール、および、約11,000,000psiの剛性モジュールを有する)バネ鋼(低炭素鋼)SAE1010で構築される。コルゲート部202と
幾何学形状を含むこれらの特徴を組み合わせるために、ライナー22は、(ライナー22が存在しない場合に対して)容器10内の歪の分散を好都合に行う。
ノズル24は、金属粒子12から放出される水素を容器内のスペース20から、燃料電池や内燃機関のような下流側のオペレーションに移送することを有効に行う導管に流体結合を形成する。この導管はまた、容器10への水素の供給を効果的に行って金属粒子122の充填を有効ならしめる。図8は、容器10のための典型的な弁の配置構造を図示する。1つの弁300が、貯蔵スペース201と下流側のオペレーションすなわち水素供給源との間の流体の連通を効果的に制御するために、ノズル24に装着される。更には、弁300と内側面20の間のノズル24には、316Lステンレススチール硬質の焼結フィルタを含む第1のフィルタ部材が設けられる。このフィルタ部材は、金属粒子12をスペース20内に保持するためのリテーナとして機能する。
熱が、容器10を、要求されるヒートシンクまたは熱源として機能する流体(水や循環空気のような液体または気体)と接触させることによって、容器10に付与されるとともに、容器10から放散される。容器10は、充填を有効に行うために冷却されなければならず、また、放出を有効に行うために加熱されなければならない。図9は、必要な熱伝達を有効に行うために液浴400中に浸漬された容器10を示す。図10は、容器10への、および、容器10からの熱伝達が、空気流によって効果的に行われる様子を示しており、この空気流は、機械的なファン500によって発生され、容器10の外側面と接触する前に(冷却または加熱流体を保持する配管構造体のような)熱伝達媒体510を横断して指向される。
図2、3、4a、4bを参照すれば、1つの構造体18がスペース201内に設けられ、内側面16と貯蔵スペース201内に配置された金属粒子12の間の熱的連通を有効化または改善する。この構図体18は、複数本のアルミニューム管30を含む。管30は、容器10の第2の端部162から延出し、第1の端部161の真下に終わる。管30は、ライナー22によって内側面16から隔離され、ライナー22を介して内側面16と熱的に連通している。管30との関連において、金属粒子12は、管内のスペースも管と管の間のスペースも占有する。金属粒子12はまた、容器10の第1の端部161内部のスペースも占有する。金属粒子12と内側壁16の間の熱伝達を好都合に行うために、管30は、密接して並べられ、ライナー22と物理的に接触してライナー22と金属粒子12の間の熱伝達を有効に行う。管30の密接並置構造は、ライナー22を付勢する。特に、リップ224aと224bが内側面16と接触係合するように付勢する。
管30は、金属粒子12の膨張による膨張力の一部を保持する役割を果たし、それによって、ライナー22、そして、容器10に及ぶ歪を減少させる。この場合、管は、容器10に及ぶ金属粒子12の膨張の影響を低下させる。
管30はまた、貯留スペース201内部の金属粒子12の局部化された充填密度の差を作り出すことを制限する役割を果たしている。このことは、管30が物理的なバリアとして機能して、金属粒子の移転を制限するからである。
充填と放出の間に水素ガスの移転を好都合に行うために、各管30は、複数個の微細なアパーチャまたは穿孔301を含む。好ましくは、これらのアパーチャまたは穿孔が最大直径1/32”またはそれよりも小さい。そのようなアパーチャは、水素ガスの移転を許容するために充分に小さいが、管30内の金属粒子12が、管30の外側に移転することを阻止し、それによって、膨張中に隣接材料または表面に更なる力を及ぼす。
複数本の管30の少なくとも1つは、硬質の焼結されたフィルタシリンダの形態をなし、金属粒子12の移転が可能ではない間、水素ガスの吸収と放散を補助するために透過性のある固体を提供する。1具体例においては、硬質の焼結されたフィルタシリンダは、316lのステンレススチールを含む。
図19a、19bを参照すると、1具体例において、複数本の管30のうちの少なくとも1本は、少なくとも1本の管30に対し実質的に同軸な関係をなす少なくとも1本の管30内に配置された流体通路管3001を含む。この流体通路管3001は、実質的に金属粒子12を含まない。金属粒子12は、管30と3001との間のスペース3003を占める。流体通路管3001は、管30の全長に実質的に沿って延出している。この流体通路管3001は、アパーチャ241と少なくとも管30と3001の間の金属粒子12の間の水素ガスの連通を有効に行うために、比較的低圧の加圧流体を提供するように形成されている。
容器10の1具体例を組み立てる1つの方法を以下に説明する。図2の参照番号101、102によって同定される末端部の間の距離によって規定される長さ355mm、外側の最大直径89mm、壁厚3.68mmを備え、アルミニウムSAE6061-T6で構成される1つの容器10が調製される。ライナー22が、次に、ノズル24のアパーチャ241を経て容器のスペース20内に挿入される。
図5を参照すると、ライナー22は、上記の寸法を備える容器10と協働する厚さ0.15mmの273mmX268mmのシートの形態のものが調製される。ライナー22は、更に、第1および第2の側部エッジ225、226によって規定される。リップ224a、224bは、コルゲート部を伴うことなく第1および第2の端部にそれぞれ形成される。ライナー22は、バネ鋼(低炭素鋼)SAE1010から作られる。
図11を参照すれば、ライナーを挿入することができるように、ライナー22の側部エッジ225、226の一方がマンドレル700内に設けられる溝702に挿入される。ライナー22は、溝702内に配置された側部エッジ225または226の一方とともに、人間オペレータによって手動操作でマンドレル700の周りに巻かれる。マンドレル700は、シリンダ状面を備えるロッド状構造体の形態をなし、ライナー22を巻き上げることを適切に行う手段として機能する。ライナー22をマンドレル400の周りに巻回することによって、ライナー22は、第1および第2の側部エッジ225,226のk実あわせを適切に行うように維持される。好ましくは、ライナー22は、いかに説明する態様で容器10内に配置されるので、螺旋状形態に操作されて第1および第2の側部エッジ部225、266の重なりを維持する。
図12を参照すると、ライナー22は、マンドレル700の周りに緊密に巻かれ、人間オペレータの手によってこの状態が維持される(すなわち、押圧される)。ライナー22を備えるマンドレル700は、ノズル24を経て容器のスペース20に挿入される。ライナー22の長さの約50%がノズル24を経て挿入されると、ライナー22を、マンドレル700に向かって巻回された状態に維持するために付与される力が、この位置のままでレリースされることができ、ライナー22は、マンドレル700からレリースされたとき、容器のスペース20からレリースされた状態になることができない。ライナー22をマンドレル700に向かって巻かれた状態を維持する上記の力が、一旦取り除かれると、ライナー22は、マンドレル700を中心として径方向に広がった状態をとる(図13)。次に、マンドレル700がノズル24を通して取り外される。ライナー22は、容器のスペース20内に押し込まれ(図14参照)、ノズル24による拘束がなくなるので、径方向に更に広がる。
ライナー22は容器のスペース20内に配置され、ライナーを容器10の内側壁16と向き合って配置するために、容器10に磁力を作用させる。この場合、磁力は、ライナー22を内側壁16側に引き付ける(図15参照)。
上記の磁力を作用させる装置600が図16〜18に示されている。この装置600は、容器10を収容する通路604を規定する超高分子量のポリエチレンのプラスチック管である。この管602は、長さ311mm、外側直径162mm、内側直径89mmの大きさを備え、今説明中の方法に従って、組み立てられるシステム8の具体例を収容する。凹部606は、磁気材料608を収容するためにプラスチック管の外側面に設けられる。磁気材料608は、前記の磁力を有効に作用させるために設けられる。適当な磁気材料608の例は、USA、オハイオ州,SylvaniaのDura Magnetics Inc.によって製造される稀土磁気材料(neodymium iron boron)(www.duramag.com参照)。プラスチック管602の通路に一旦配置されると、磁気材料608によって付与される磁力は、ライナー22を容器10の内側面16に向かって付勢する。
ライナー22に及ぼされる磁力が継続する間に、管30がノズル24を経て容器のスペース20内に挿入される。容器10は、上で特定された、28本の管を有し、それぞれが、外側直径12.7mm、壁厚0.8mm、長さ263mmの寸法を備え、容器のスペース20内に挿入される。31本の管30の全体が一旦容器のスペース20内に配置され、管30は、緊密に充填されて、ライナー22を容器10の内側面に向かって押圧する。その結果、磁気材料608によって付与される磁力は、もはや、ライナー22を内側面16に向かって付勢する必要はなく、それによって、内側壁16に向かう配置を有効にする(すなわち、リップ224a、224bを内側壁16に向かって押圧する)。容器10はいまや、プラスチック管30の通路604の内部から取り外すことができる。
この状態では、ライナー22のリップ224a、224bが、(i)金属粒子12を収容するための貯蔵スペースを規定するために、そして同時に、(ii)金属粒子12が水素吸収時に膨張するにつれて、ライナー22の内側面16との係合が、金属粒子12が貯蔵スペース201から空隙スペース202に進入することを実質的に阻止または制限するように、収縮する空隙スペース202を規定する。この時点において、今説明した方法にしたがって組み立てられた容器10の具体例は、実質的に、図2に示す状態をとる。ライナー22がこの状態にあるときは、容器10の貯蔵スペース201は、ノズル24を介して、金属粒子12で充填される。容器10は、貯蔵スペース12内の金属粒子12のレベルが、ノズル24に達するまで、金属粒子12で充填され続ける。
上記の方法による容器10の具体例の組み立てのおかげで、ライナー22の内側面16との係合が、金属粒子が空隙スペース内に進入することを実質的に阻止するとともに、空隙スペース202内に進入することを完全には阻止しない。その理由は、たとえ、管30が容器のスペース20内に挿入され、それによって、ライナー22を押圧した後であっても、そして、特に、第1、第2の端部221、222を内側面16に向かって押圧し、他方において、エッジ部225、226の重なりを有効に行うために、対向するエッジ部225、226において、ライナー22の一部を押圧しても、ライナー22と内側面16の間の微小なスペースが存在し続け、潜在通路、すなわち、貯蔵スペース201から空隙スペース202への金属粒子12の進入通路を規定するからである。しかしながら、金属粒子12が、充分に大きい場合(例えば、金属粒子12の77%が、150ミクロンよりも大きい粒子サイズを有し、特に、20%が、1000〜2800ミクロンの範囲内、23%が、500〜1000ミクロンの範囲内、34%が、150ミクロンの範囲内、そして残りが150ミクロン以下)、上記の方法によって作られた容器10の具体例において規定されるそのようなスペースは、充分に小さく、どのような定期的進入も相対的に無意味である。この場合、そのような進入は、実質的に阻止されるか制限されるものとして特徴付けられる。
開示は、この発明の好ましい具体例を記述し、図示するが、発明は、これらの特別な具体例に限定されないことを理解すべきである。当業者には、発明の技術的範囲内において様々な変形、改良が可能である。発明を定義するためには、付属する特許請求の範囲が参照される。
この発明の容器の前方立面図。 金属粒子が挿入される以前の図1の容器の断面を示す側部立面図であって、図示を明瞭にするためにライナーのコルゲート部は取り除かれている。
金属粒子が挿入された後の図2のA-A線に沿う容器の横断平面図。 金属粒子が挿入される以前の図2のA-A線に沿う横断平面図。 金属粒子が挿入される以前の図2のC-C線に沿う横断平面図。 図11〜図15に示す方法によって組み立てられた容器の1具体例の「展開状態」におけるライナーの透視図。 ライナーのリップの間に配置された図4に示される容器のライナーの断面図。 図2に示す容器の横断平面図であって、金属粒子が挿入され充填されている。 この発明の容器用の典型的な弁構造を示す。 熱伝達のために液浴槽に浸漬されたこの発明の容器の1具体例の略図。 この発明の容器の1具体例の略図であって、必要な熱伝達が、機械的なファンによって発生する空気流によって行われている図。 この発明の1具体例を組み立てる方法の略図。 図11と同趣旨の図。 図11と同趣旨の図。 図11と同趣旨の図。 図11と同趣旨の図。 図11〜図15に記載の方法によってこの発明の1具体例を組み立てる間に、磁力を作用させる装置の斜視図。 図16の装置の上部の断面を示す平面図。 図17の装置のA-A線に沿う断面の立面図。 金属粒子が挿入される以前の図2の装置のA-A線に沿う別の具体例の横断面の平面図。 金属粒子が挿入される以前の図2の装置のC-C線に沿う別の具体例の横断面の平面図。

Claims (61)

  1. 少なくとも金属粒子を収容する容器であって、金属粒子は、水素を吸収することができて、水素吸収時に膨張し、
    前記容器は、内側面を含むとともに、容器内に配置されたライナーを備え、ライナーと内側面の間に空隙スペースが設けられ、
    ライナーは内側面と係合して、金属粒子が容器内に収容されているとき、金属粒子が、空隙スペースに進入することを実質的に阻止する容器。
  2. ライナーは充分な弾性を有し、金属粒子の膨張に反応して変形される請求項1に記載の容器。
  3. ライナーは、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペースと、(ii)空隙スペースとを規定するように造形されており、空隙スペースは、金属粒子が水素吸収時に膨張するにつれて収縮する請求項1に記載の容器。
  4. ライナーは壁を押圧して、貯蔵スペースが金属粒子を収容しているとき、金属粒子が、貯蔵スペースから空隙スペース内に進入することを実質的に阻止する請求項3に記載の容器。
  5. ライナーは、壁と接して、貯蔵スペースが金属粒子を収容しているとき、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止する請求項3に記載の容器。
  6. ライナーは、壁に向かって付勢され、貯蔵スペースが金属粒子を収容しているとき、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止する請求項3に記載の容器。
  7. ライナーは充分な弾性を備え、金属粒子からの水素の放出に反応して、変形部の少なくとも一部を逆転する傾向を有する請求項4〜6のいずれか1項に記載の容器。
  8. 容器は、側部壁と1つの軸を含み、側部壁は、内側面の少なくとも一部を規定し、軸から離間するとともに1つの平面内で軸を中心に360度に広がっており、ライナーの少なくとも一部は側部壁と軸の間に配置され、1つの平面内で軸を中心に360度に広がっている請求項7に記載の容器。
  9. ライナーの少なくとも一部は側部壁と向き合う請求項8に記載の容器。
  10. 空隙スペースの少なくとも一部は、側部壁とライナーの少なくとも一部との間に配置される請求項9に記載の容器。
  11. 側部壁とライナーはそれぞれ実質的に管状である請求項10に記載の容器。
  12. ライナーは、交互に入れ替わる隆起部と溝部によって規定されるコルゲート部を含み、前記隆部と溝部は、それぞれ、平面を横断して延出する請求項10または11項に記載の容器。
  13. 隆起部の少なくとも1つは、金属粒子が貯蔵スペース内に収容されているときは、側部壁と接するように形成される請求項12に記載の容器。
  14. 貯蔵スペース内に配置され、ライナーと接し、金属粒子とライナーの間の熱伝達を有効に行う熱伝達構造体をさらに含む請求項13に記載の容器。
  15. ライナーは、交互に入れ替わる隆起部と溝によって規定されるコルゲート部を含む請求項4〜6のいずれか1項に記載の容器。
  16. 隆起部の少なくと1つが側部壁と接触する請求項15に記載の容器。
  17. 貯蔵スペース内に配置され、ライナーと接し、金属粒子とライナーの間の熱伝達を有効に行う熱伝達構造体をさらに含む請求項16に記載の容器。
  18. 熱伝達構造体はライナーを壁に向かって付勢する請求項17に記載の容器。
  19. 貯蔵スペースに配置され、ライナーと接触し、金属粒子とライナーの間の熱伝達を有効に行う熱伝達構造体を更に含む請求項4〜6のいずれか1項に記載の容器。
  20. 熱伝達構造体は、ライナーを壁に向かって付勢し、ライナーと内側面の係合、接触、または内側面の押圧を有効に行う請求項19に記載の容器。
  21. ライナーは容器よりも硬質である請求項7に記載の容器。
  22. 少なくとも金属粒子とガス状の水素とを収容する容器であって、金属粒子は、水素を吸収することができて、水素吸収時に膨張し、
    前記容器は、内側面を含むとともに、容器内に配置されたライナーを備え、ライナーと内側面の間に空隙スペースが設けられ、
    ライナーは内側面と係合して、金属粒子が容器内に収容されているとき、金属粒子が、空隙スペースに進入することを実質的に阻止する容器。
  23. ライナーは、充分な弾性を備え、金属粒子の膨張に反応して変形する請求項22に記載の容器。
  24. ライナーは、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペースと(ii)空隙スペースを規定するように造形されており、空隙スペースは、金属粒子が水素を吸収して膨張するにつれて収縮する請求項22に記載の容器。
  25. ライナーは、壁に向かって押圧され、貯蔵スペースが金属粒子を収容しているとき、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止する請求項22に記載の容器。
  26. ライナーは、壁と接しており、貯蔵スペースが金属粒子を収容しているとき、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止する請求項22に記載の容器。
  27. ライナーは、壁に向かって付勢され、貯蔵スペースが金属粒子を収容しているとき、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止する請求項22に記載の容器。
  28. ライナーは充分な弾性を備え、金属粒子からの水素の放出に反応して、変形部の少なくとも一部を逆転する傾向を有する請求項25〜27のいずれか1項に記載の容器。
  29. 容器は、側部壁と1つの軸を含み、側部壁は、内側面の少なくとも一部を規定し、軸から離間するとともに1つの平面内で軸を中心に360度に広がっており、ライナーの少なくとも一部は側部壁と軸の間に配置され、1つの平面内で軸を中心に360度に広がっている請求項28に記載の容器。
  30. ライナーの少なくとも一部が側部壁と向き合う請求項29に記載の容器。
  31. 空隙スペースの少なくとも一部が、側部壁とライナーの少なくとも一部の間に配置されている請求項30に記載の容器。
  32. 側部壁とライナーは、それぞれ、実質的に管状である請求項31に記載の容器。
  33. ライナーは、交互に入れ替わる隆部と溝部によって規定されるコルゲート部を含み、前記隆部と溝部は、それぞれ、平面を横断して延出する請求項31または32に記載の容器。
  34. 隆起部の少なくとも1つは、金属粒子が貯蔵スペースに収容されているとき、側部壁と接触する請求項33に記載の容器。
  35. 貯蔵スペース内に配置され、ライナーと接し、金属粒子とライナーの間の熱伝達を有効に行う熱伝達構造体をさらに含む請求項34に記載の容器。
  36. ライナーは、交互に入れ替わる隆起部と溝部によって規定されるコルゲート部を含む請求項4〜6のいずれか1項に記載の容器。
  37. 隆起部の少なくとも1つが、側部壁と接触する請求項36に記載の容器。
  38. 貯蔵スペース内に配置され、ライナーと接し、金属粒子とライナーの間の熱伝達を有効に行う熱伝達構造体をさらに含む請求項37に記載の容器。
  39. 熱伝達構造体がライナーを壁に向かって付勢する請求項38に記載の容器。
  40. 貯蔵スペース内に配置され、ライナーと接し、金属粒子とライナーの間の熱伝達を有効に行う熱伝達構造体をさらに含む請求項25〜27のいずれか1項に記載の容器。
  41. 熱伝達構造体は、ライナーを壁に向かって付勢し、ライナーと内側面の係合、接触、または内側面の押圧を有効に行う請求項40に記載の容器。
  42. ライナーは容器よりも硬質である請求項28に記載の容器。
  43. 少なくとも金属粒子を収容する容器であって、金属粒子は、水素を吸収することができて、水素吸収時に膨張し、
    前記容器は、容器のスペースを規定するとともに内側面を含み、
    容器のスペース内に配置され、内側面と係合するライナーを備え、前記ライナーは、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペースと、(ii)水素吸収時に、金属粒子が膨張するにつれて収縮する空隙スペースとを規定し、金属粒子が貯蔵スペース内に収容されたとき、ライナーが内側面と係合して、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止する容器。
  44. 少なくとも金属粒子とガス状の水素とを収容する容器であって、金属粒子は、水素を吸収することができて、水素吸収時に膨張し、
    前記容器は、容器のスペースを規定するとともに、内側面を含み、
    容器のスペース内に配置され、内側面と係合するライナーを備え、前記ライナーは、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペースと、(ii)水素吸収時に、金属粒子が膨張するにつれて収縮する空隙スペースとを規定し、金属粒子が貯蔵スペース内に収容されたとき、ライナーが内側面と係合して、金属粒子が貯蔵スペースから空隙スペースに進入することを実質的に阻止する容器。
  45. 水素を吸収することができる金属粒子を収容するための容器の組立方法であって、
    導入口と内側面とを含み、容器のスペースを規定する容器を調製することと、
    磁気的に反応するライナーを導入口を介して容器のスペース内に挿入することと、
    ライナーを容器の内側面に向かって付勢するのに充分な磁力を作用させること、を含む方法。
  46. 磁力は、容器の外側に向かって発生される請求項45に記載の方法。
  47. 容器のスペース内に挿入されるライナーは、螺旋状構造を有し、磁力の作用は、螺旋状構造からのライナーの広がりを有効に行わせる請求項46に記載の方法。
  48. 磁力がライナーに作用しているとき、複数本の管を導入口を介して容器内に挿入するステップを更に含む請求項47に記載の方法。
  49. 磁力は、容器の外側に向かって発生される請求項48に記載の方法。
  50. 容器のスペース内に挿入されるライナーは、螺旋状構造を有し、磁力の作用は、螺旋状構造からのライナーの広がりを有効に行わせる請求項49に記載の方法。
  51. 水素を吸収することができる金属粒子を収容するための容器の組立方法であって、
    導入口と内側面とを含み、容器のスペースを規定する容器を調製することと、
    磁気的に反応するライナーを導入口を介して容器のスペース内に挿入することと、
    ライナーを容器の内側面に向かって付勢するのに充分な磁力を作用させることと、を含み、
    磁力がライナーに作用しているとき、複数本の管を導入口を介して容器のスペース内に挿入して、ライナーを付勢して内側面と係合させ、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペースと、(ii)金属粒子が水素吸収時に膨張するにつれて収縮する空隙スペースとを規定することと、
    磁力の作用を完了することと、
    複数の金属粒子を貯蔵スペースに挿入すること、を含む方法。
  52. 磁力は、容器の外側に向かって発生される請求項51に記載の方法。
  53. 容器のスペース内に挿入されるライナーは、螺旋状構造を有し、磁力の作用は、螺旋状構造からのライナーの広がりを有効に行わせる請求項52に記載の方法。
  54. 水素を吸収することができる金属粒子を収容するための容器の組立方法であって、
    導入口と内側面とを含み、容器のスペースを規定する容器を調製することと、
    磁気に反応するライナーをマンドレルを中心に巻回し、ライナーにマンドレルを中心とする螺旋状構造をとらせることと、
    ライナーガマンドレルの周りに巻回され終わったとき、ライナーを導入口を介して容器のスペース内に挿入することと、
    ライナーをマンドレルからレリースすることと、
    マンドレルを導入口を介して容器のスペースから取り外すことと、
    ライナーを容器の内側面に向かって付勢するのに充分な磁力を作用させることを含む方法。
  55. 磁力は、容器の外側に向かって発生される請求項54に記載の方法。
  56. 容器のスペース内に挿入されるライナーは、螺旋状構造を有し、磁力の作用は、螺旋状構造からのライナーの広がりを有効に行わせる請求項55に記載の方法。
  57. 磁力がライナーに作用しているとき、複数本の管を導入口を介して容器のスペース内に挿入するステップを更に含む請求項56に記載の方法。
  58. 容器のスペース内に挿入されるライナーは、螺旋状構造を有し、磁力の作用は、螺旋状構造からのライナーの広がりを有効に行わせる請求項57に記載の方法。
  59. 水素を吸収することができる金属粒子を収容するための容器の組立方法であって、
    導入口と内側面とを含み、容器のスペースを規定する容器を調製することと、
    磁気に反応するライナーをマンドレルを中心に巻回し、ライナーにマンドレルを中心とする螺旋状構造をとらせることと、
    ライナーガマンドレルの周りに巻回され終わったとき、ライナーを導入口を介して容器のスペース内に挿入することと、
    ライナーをマンドレルからレリースすることと、
    マンドレルを導入口を介して容器のスペースから取り外すことと、
    ライナーを容器の内側面に向かって付勢するのに充分な磁力を作用させることと、
    磁力がライナーに作用しているとき、複数本の管を導入口を介して容器のスペース内に挿入して、ライナーを付勢して内側面と係合させ、(i)金属粒子を収容する貯蔵スペースと、(ii)金属粒子が水素吸収時に膨張するにつれて収縮する空隙スペースとを規定することと、
    磁力の作用を完了することと、
    複数の金属粒子を貯蔵スペースに挿入すること、を含む方法。
  60. 磁力は、容器の外側に向かって発生される請求項59に記載の方法。
  61. 容器のスペース内に挿入されるライナーは、螺旋状構造を有し、磁力の作用は、螺旋状構造からのライナーの広がりを有効に行わせる請求項60に記載の方法。
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