JP2006521804A - 試料中の細菌を検出及び/又は識別する方法 - Google Patents

試料中の細菌を検出及び/又は識別する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試料中の細菌を検出及び/又は識別する方法の提供。
【解決手段】本発明は、
液体試料又は固体試料中の細菌を検出及び/又は識別する方法であって、
以下:
a.上記細菌を含む可能性のある試料が、第一の容器中の液体培養培地中に含まれていること、
b.上記細菌を検出するための少なくとも一つのシステムを含む第二の容器が提供されていること、
c.第一の容器と第二の容器の間に移送手段が提供されていること、
d.第二の容器内部の温度がT1にされること、
e.その後、第二の容器内部の温度がT2にされること、
f.温度T1は温度T2より高く、このために所定体積の培養培地が第一の容器から第二の容器へ移送されること、
g.細菌が存在するか否かが決定されること、及び/又は、細菌が検出システム内において識別されること:
を特徴とする方法
に関する。

Description

本発明は、液体試料又は固体試料中の細菌を検出及び/又は識別する方法に関する。また、本発明は、上記試料中の細菌を検出及び/又は識別するための装置にも関する。
食品中の細菌の識別は公衆衛生において不可欠である。例えば、多くの食品中に見られる可能性のあるサルモネラ属の細菌は、人間の多くの病気(腸チフス、食中毒)の原因である。同様に、リステリア属の細菌の分離及び識別は、農業食品衛生学及び医学細菌学における観測の主要な義務である。従って、リステリア属の細菌のうち、人間にとって病原性があるとして知られるリステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)種はリステリア症を引き起こす場合があり、このリステリア症は免疫抑制された人や幼い子供においては死に至ることもある(症例の25〜30%)。従って、これらの細菌による汚染を検出するための信頼できる迅速な試験の提供は非常に重要であり、このような試験は高感度で特異的でなければならない。最後に、ブドウ球菌属の細菌の識別も同様に不可欠である。この種の大部分は人間に対する日和見病原体であり、外傷による又は医薬品を直接植えこむことによる皮膚損傷の場合に危険性が大きい。また、黄色ブドウ球菌種は、病院で注射器又はカテーテル等の手段を含む治療を受ける必要のある患者においてしばしば発見される細菌である。従って、病院で起こる疾患への関与が増大しているこの病原性細菌の存在を検出することは非常に有利である。
現在のところ、細菌を検出するための試験が多数存在する。一般的に、これらの検出試験には、以下:
*培養によるストレスから細菌が回復可能となる、回復段階、及び、
*試料中に最初に存在する細菌数が非常に少ない場合には不可欠である、細菌の指数増殖段階、及び、
*細菌の増殖ピークにおいて、かつ、全ての細菌培養で観察される細菌死滅期の出現前においての実施が好ましい、細菌検出段階:
を含む事前増殖が必要である。
例えば、細菌を検出するための方法としては、特許文献1中に記載される、免疫沈殿に基づくサルモネラ菌検出方法を挙げることができる。この場合、サルモネラ菌の事前増殖及び細菌増殖段階の後に、事前増殖させた培養培地中でサルモネラ菌を移動させ、サルモネラ菌に対する抗体と反応させた後で、この細菌を検出する。また、特許文献2中に記載される、同様に免疫沈殿に基づく類似の方法についても挙げることができる。しかし、これらの方法では、使用者は、細菌を事前増殖させた培養培地の移動ゲルへの移送を手動で実施しなければならず、これによって、特に汚染等の問題が生じたり、取扱者の健康に対して危険となる可能性がある。
また、特に検出が望まれる細菌種に対して選択的な培地を通過する細菌の移動に主として基づく、より新しい方法についても挙げることができる。特許文献3は、事前増殖させた培養培地中のサルモネラ菌を、サルモネラ菌に特異的な選択培地へ移動させることを含む、試料中のサルモネラ菌の検出方法を提供する。この方法において、サルモネラ菌はサルモネラ菌検出可能な検出システムへと移動し、一方、試料中に存在する可能性のある他の細菌は選択培地により移動が妨げられる。しかし、この方法では、培養培地は、選択培地及び検出システムに接触しており、このことは、この種の方法のもつ重大な問題点である。というのは、試料の汚染が著しい場合、培養培地中のサルモネラ菌以外の細菌が選択培地中で飽和状態になり、選択培地が選択的障壁としての機能をそれ以上発揮できないのである。従って、サルモネラ菌以外の細菌が検出システム中に存在する場合に、不正確な陽性反応が生じる(すなわち、試料はサルモネラ菌で汚染されていないにも拘らず陽性が検出される)可能性がある。また、この特許文献中に記載される方法は、運動性細菌以外には使用できない。
米国特許US−A−4,563,418 米国特許US−A−5,132,229 欧州特許EP−A−0.259.116
本発明は、特に、細菌を含む培養培地の操作が取扱者にとって最小限であると同時に、培養培地から直接迅速に診断可能であるために、細菌の指数増殖期に容易に設定可能である、細菌を検出及び/又は識別する方法を提供することによって、従来技術のあらゆる問題点の解決を提案するものである。
ここで、次の定義を記載するが、これにより、以下の本発明の開示内容についての理解がより明瞭となるであろう。
「試料」は、任意の種類の食品に由来する食事試料、及び、生体液試料に由来する臨床試料を意味するものとする。従って、この試料は液体であっても固体であってもよく、水、乳等の飲料、果汁といった食事試料;血液、血漿、尿又は糞便といった臨床試料、ヨーグルト、肉、卵、野菜、マヨネーズ又はチーズ、魚等といった食事試料;特に動物用食に由来する試料等の動物を目的とした食品に由来する食事試料が挙げられるが、この限りではない。
「第一の容器」という用語は、特にフラスコ、ボトル、ストマッカー(R)用の袋等の、培養培地を入れることのできる任意の種類の容器を意味するものとする。この第一の容器は、特に温度が変化する場合に、圧力変化に対応可能であると有利である可能性がある。従って、この第一の容器は、固体材料で作られている(ガラスビン等の)場合には、開放型であること、又は、圧力変化に対応可能なバルブを装備していることが有利である。また、この第一の容器は、可撓性材料で作られている(特にストマッカー(R)用の袋等である)場合には、材料の可撓性により圧力変化に対応可能であるため、開放型であっても閉鎖型であってもよい。
「培養培地」という用語は、細胞の生存及び増殖に必要な全ての要素を含む培地を意味するものとする。このような培養培地は当業者に公知であり、当業者であれば、検出目的の細菌に対して最も適切な培養培地を容易に選択可能であろう。
「選択培地」という用語は、細菌検出用のシステムと反応可能な細菌を選択できる培地を意味するものとする。例えば、所定の細菌を選択する場合、選択培地は、試料中に存在する可能性があるが検出目的ではない他の細菌種に対する抗生物質を含む。別の例としては、特定の細菌に対して毒性を有する化合物を含む選択培地が挙げられるであろう。特定の細菌に対して栄養的に制限された培地を使用することも可能である。このような選択培地は当業者に公知であり、当業者であれば、分析目的の試料及び細菌に応じて、適切な選択培地を選択可能であろう。この選択培地は、培養培地との混合物であってもよいし、検出システムを含む第二の容器中に分離されていてもよい。
「第二の容器」という用語は、下記に定義する検出システムの少なくとも一つを入れることのできる任意の種類の容器を意味するものとする。この第二の容器は、この第二の容器内部で温度を低下させた場合にその体積を一定に維持可能な、堅い材料でできていることが好ましい。この第二の容器は第一の容器中に含まれていてもよく、この場合、使用者は、細菌の検出及び/又は識別に必要な全手段を含む装置を一つ使用すればよい。
「検出システム」という用語は、所定の細菌の存在を実証可能なシステムを意味するものとする。このようなシステムは当業者に公知であり、例えば、発色性又は蛍光性の基質を含み、免疫沈殿、イムノクロマトグラフィー法、pH指示薬、沈殿物質等の検出に基づく検出システムを挙げることができる。この検出は、直接的なもの(すなわち細菌の検出によるもの)であってもよいし、特に上記細菌の放出した代謝産物の検出による、間接的なものであってもよい。
「移送手段」という用語は、第一の容器中に含まれる液体培地を第二の容器へ運搬するための任意の手段を意味するものとする。この移送手段と第二の容器とは独立していてもよいし、単一部分であってもよい。
従って、本発明は、
液体試料又は固体試料中の細菌を検出及び/又は識別する方法であって、
以下:
a.上記細菌を含む可能性のある試料が、第一の容器中の液体培養培地中に含まれていること、
b.上記細菌を検出するための少なくとも一つのシステムを含む第二の容器が提供されていること、
c.第一の容器と第二の容器の間に移送手段が提供されていること、
d.第二の容器内部の温度がT1にされること、
e.その後、第二の容器内部の温度がT2にされること、
f.温度T1は温度T2より高く、このために所定体積の培養培地が第一の容器から第二の容器へ移送されること、
g.細菌が存在するか否かが決定されること、及び/又は、細菌が検出システム内において識別されること:
を特徴とする方法
を提供するものである。
細菌は、特にブドウ球菌、サルモネラ属、ナイセリア属(Niesseria)、レジオネラ属、マイコバクテリウム属、カンピロバクター属、リステリア属等の細菌であってもよいが、この限りではない。
本発明のある好ましい実施形態によれば、移送手段は、第一の容器中に少なくとも一つの第一の開口部を有し、かつ、第二の容器中に少なくとも一つの第二の開口部を有する。
第一の容器と第二の容器の間の移送は自発的には生じないということは、明瞭に理解される。第一の容器中の第一の開口部は、重力による自発的な移送を完全に防ぐために、例えば、第二の容器中の第二の開口部よりも下に位置しているべきである。移送手段が毛管状の導管ではなく、そのために、単純な毛管現象による第一の容器と第二の容器の間の自発的な移送が完全に妨げられるような場合にも、上記の自発的な移送が妨げられる可能性がある。この導管の内径は、特に0.1〜5mm、好ましくは0.5〜2mmであってよい。
好ましくは、第二の容器内において第一の体積の空気が第二の開口部と検出システムの間にある、及び/又は、移送手段内において第二の体積の空気が第一の開口部と第二の開口部の間にある。第二の容器が、移送手段の第二の開口部と検出システムの間に更に選択培地を含む場合、空気の体積は、移送手段の第二の開口部と選択培地の間にあることが好ましい。
本発明のある好ましい実施形態によれば、第二の容器及び移送手段は、温度変化がある場合にその体積を一定に維持可能な、堅い材料でできている。従って、温度がT1からT2に変化すると、第一の体積の空気及び/又は第二の体積の空気は、圧力低下の影響を受けて吸引性人工呼吸装置のような役割を果たす。
本発明のある好ましい実施形態によれば、T1は20〜45℃の間、好ましくは30〜42℃の間であり、T2は4〜30℃の間、好ましくは13〜18℃の間である。
段階f)において、移送される所定の体積は特に、課された温度差及び第二の体積の空気に応じて変化する。移送される所定の体積は特に、100〜1000μlの間、好ましくは400〜600μlの間である。従って、例えば、温度差(T2−T1)が22℃であり、かつ、T1=15℃かつT2=37℃である場合、350μlの体積が第一の容器から第二の容器へ移送される。また、段階d)〜f)を複数回実施して、細菌検出目的である所定の体積を複数の段階に渉って移送することも可能である。
段階g)において、細菌が存在するか否かの決定、及び/又は、細菌の識別は、使用する検出システムに応じて異なる。
本発明の実施形態のある変形形態によれば、検出目的の細菌の数を増やすための事前増殖段階は、段階a)と段階b)の間で実施される。このような事前増殖段階は当業者に公知であり、当業者であれば、検出目的の細菌に応じて容易に適応させることが可能であろう。
本発明のある特定の実施形態によれば、第二の容器は第一の容器の中に含まれる。
また、本発明は、
液体試料又は固体試料中の細菌を検出及び/又は識別する方法であって、
以下:
a.上記細菌を含む可能性のある試料が、第一の容器中の上記の液体培養培地中に含まれていること、
b.上記細菌を検出するための少なくとも一つの上記のシステムを含む第二の容器が提供されていること、
c.上記の第一の容器と第二の容器の間に移送手段が提供されていること、
d.第一の容器内部の温度がT1にされること、
e.その後、第一の容器内部の温度がT2にされること、
f.温度T1は温度T2より低く、このために所定体積の培養培地が第一の容器から第二の容器へ移送されること、
g.細菌が存在するか否かが決定されること、及び/又は、細菌が検出システム内において識別されること:
を特徴とする方法
にも関する。
本発明のある好ましい実施形態によれば、第二の容器及び移送手段は、温度変化がある場合にその体積を一定に維持可能な、堅い材料でできている。
また、本発明は、
試料中の細菌を検出及び/又は識別するための装置であって、
以下:
*少なくとも一つの検出システムを含む第二の容器、及び、
*第一の容器と第二の容器の間における少なくとも一つの移送手段であって、第一の容器中に少なくとも一つの第一の開口部を有し、かつ、第二の容器中に少なくとも一つの第二の開口部を有する移送手段:
を含む装置
にも関する。
本発明のある好ましい実施形態によれば、第二の容器内において第一の体積の空気が第二の開口部と検出システムの間にある、及び/又は、移送手段内において第二の体積の空気が第一の開口部と第二の開口部の間にあり、特に第二の容器内部の温度を低下させた場合に、上記第一及び第二の体積の空気が吸引性人工呼吸装置のような役割を果たす。
本発明のある好ましい実施形態によれば、第一の容器及び移送手段は、温度変化がある場合にその体積を一定に維持可能な、堅い材料でできている。
本発明のある特定の実施形態によれば、第一の容器中の第一の開口部は、特に重力による第一の容器と第二の容器の間の移送を完全に防ぐために、第二の容器中の第二の開口部よりも下に位置している。
本発明の別の実施形態によれば、第一の容器中の第一の開口部及び第二の容器中の第二の開口部は、同一の開口部である。従って、この実施形態において、移送手段はこの同一の開口部のみである。
本発明のある特定の実施形態によれば、移送手段は毛管状の導管ではなく、そのために、特に、単純な毛管現象による第一の容器と第二の容器の間の移送が完全に妨げられる。
本発明のある特定の実施形態によれば、上記の装置は、培養培地を含む第一の容器を更に含む。本発明のある特定の実施形態によれば、第二の容器は第一の容器中に含まれる。好ましくは、第一の容器はストマッカー(R)用の袋である。この場合、ストマッカー(R)用の袋は、食事試料の破片が第一の開口部を塞ぐのを完全に妨げるため、及び、培養培地が第一の容器から第二の容器へ移送されるのを妨げるために、食事試料を含む培養培地と移送手段の間にフィルタを含んでいてもよい。
最後に、本発明は、上述の方法を実施する目的の、細菌を検出及び/又は識別するためのキットに関する。
付随の図面は説明のための例示であって、本質的に何ら限定的なものではない。下記実施例により、本発明のより明瞭な理解が可能になるであろう。
図1は、実施例1中に示す本発明の第一の実施形態を示す。第一の容器(1)は、検出及び/又は識別目的の細菌を含む可能性のある試料を含む培養培地(2)を入れたストマッカー(R)用の袋である。第二の容器(4)は、検出及び/又は識別目的の細菌の存在下で沈殿を形成する指標を含む選択的な液体培地である検出システム(6)を含む。この第二の容器は移送手段(3)に連結していて、この移送手段は、試料を含む培養培地(2)中に浸漬されている。この移送手段は、第一の容器(1)中に第一の開口部(7)を有し、かつ、第二の容器(4)中に第二の開口部(8)を有する。第一の体積の空気(9)が第二の開口部(8)と検出システム(6)の間にある。また、移送手段(3)内において第二の体積の空気(16)が第二の開口部(8)と第一の開口部(7)の間にある。
図2は、実施例2中に示す本発明の別の実施形態を示す。第一の容器(1)は、分析目的である試料を含む培養培地(2)を入れた開放型の容器である。移送手段(3)は、図1の移送手段と類似している。第二の容器(4)は、図1中に定義するように第一の体積の空気(9)を含み、かつ、選択培地(5)を浸漬するセルロースカラム(10)を含む。滅菌紙の円板上に動かないように固定した発色性基質である検出システム(6)を、セルロースカラム(10)の頂部に配置する。
図3は、実施例3中に示す、運動性細菌の検出において好ましい用途を見いだす本発明の別の実施形態を示す。第一の容器(1)は、分析目的の試料を含む培養培地(2)を入れた開放型の容器である。移送手段(3)は、図1の移送手段と類似している。第二の容器(4)は、図1中に定義するように第一の体積の空気(9)を含み、かつ、半固形選択培地(5)、及び、滅菌紙の円板上に動かないように固定した発色性基質である検出システム(6)を含む。シリンダ(11)は、移送段階の後に、運動性細菌を、選択培地を通過させた後で検出システムへと移動させる。
図4は、実施例4中に示す本発明の別の実施形態を示す。第一の容器(1)は、分析目的の試料を含む培養培地(2)を入れた開放型の容器である。移送手段(3)は、図1の移送手段と類似している。第二の容器(4)は、図1中に定義するように第一の体積の空気(9)を含み、かつ、検出システム(6)を含み、この検出システム(6)は、標識抗細菌抗体コンジュゲートを含み当業者に公知のイムノクロマトグラフィー用細片である第一の部分(12)、並びに、検出目的の抗細菌抗体の存在の特徴である第一の信号(14)、及び、ポジティブコントロールの存在の特徴である第二の信号(15)を検出可能なクロマトグラフィー薄膜である第二の部分(13)を含む。吸取り紙(17)によって、細菌が運動性でない場合であっても、細菌の移動が可能である。
図5は、本発明の別の実施形態を示す。第一の容器(1)は、分析目的である試料を含む培養培地(2)を入れた生体分析チューブである。第二の容器(4)は、図1中に定義するように第一の体積の空気(9)を含み、かつ、検出システム(6)及び選択培地(5)を含む。この実施形態において、第一の容器(1)中の第一の開口部及び第二の容器(4)中の第二の開口部は、同一の開口部である:従って移送手段(3)はこの同一の開口部のみである。この開口部を介して、第一の容器と第二の容器の間の培養培地の自発的な移送が可能であってはならない。
以下の実施例は説明のために記載するものであって、本質的に何ら限定的なものではない。下記実施例により、本発明のより明瞭な理解が可能になるであろう。
<指標を含む液体選択培地上の黄色ブドウ球菌の検出>
本実施例中において、黄色ブドウ球菌を検出するために、図1中に示す、試料中の細菌を検出及び/又は識別するための装置を使用する。
この実施にあたり、培養培地(2)(ペプトン水、ビオメリュー社、42043番)225mlを、乳25mlと共に、ストマッカー(R)用の袋である第一の容器(1)中に入れて、この混合物中に、黄色ブドウ球菌3×10個を当業者に公知の従来のプロトコルに従って接種する。対照試験は、上述のように培養培地及び乳を使用し、黄色ブドウ球菌は接種せずに実施する。25mlシリンダの上部を、第一の体積の空気(9)13mlを含む第二の容器(4)として使用する。選択培地(5)(Qi−Staph(R)、ビオメリュー社)を使用し、この選択培地3mlを第二の容器(4)中に入れる。本実施例中において、検出システム(6)は、黄色ブドウ球菌の存在下で黒色沈殿の生成可能な指標化合物(テルル酸カリ)である。本実施例中において使用する移送手段(3)は、内径1mm長さ12cmの導管であり、図1中に示すように、その4cmが第二の容器(4)中に入り込んでいる。この移送手段(3)は、培養培地(2)中に浸漬されている第一の開口部(7)、及び、第二の容器(4)中に入った第二の開口部(8)を有する。本実施例中において、第二の容器は、移送手段(3)の第二の開口部(8)である唯一の開口部を有していて、このことにより、開口部(8)以外は閉鎖されたチャンバーとなっている。図1中に示すように、第二の容器(4)及び移送手段(3)は、ストマッカー(R)用の袋の中に配置されている。このことによって、汚染された培養培地を隔離可能である。
細菌を含む培養培地(2)の第一の容器(1)と第二の容器(4)の間における移送は、装置全体をインキュベータ中に37℃で1時間静置することによって実施される。このようにインキュベートすることにより、培養培地の事前増殖が可能である。インキュベート時間の長短は、試料の汚染程度に応じて決定可能である。この際、第二の容器(4)内部の温度はT1=37℃である。その後、装置全体を15℃で1時間静置し、第二の容器(4)内部の温度をT2=15℃にする。この温度低下により第二の容器(4)中に圧力低下が生じ、これによって、所定体積(600μl)の培養培地が第一の容器(1)から第二の容器(4)へ移送可能となる。その後、装置全体を37℃で18時間で維持することによって細菌が基質を代謝可能となり、検出システム(6)内において沈殿形成が生じる。注目するべきは、第二の容器(4)中において、選択培地(5)の上面は、移送手段(3)と第二の容器(5)の間において第二の開口部(8)よりも低いということである:これによって、吸引している間、吸引された黄色ブドウ球菌を含む培養培地(2)が、第二の容器(4)内部に捕らえられるため、第二の容器(4)内部の温度が再び上昇した場合に第一の容器(1)中に戻ることは不可能である。このようにインキュベートした後、検出システム内において沈殿が生じ、培養培地及び乳に黄色ブドウ球菌を接種した場合には、この細菌の存在が確認される。対照試験においては、沈殿は観察されなかった。
<セルロースカラムを使用したネズミチフス菌の検出>
第一の容器(1)は実施例1中に記載するものと同一であるが、第一の容器は任意の種類のものであってもよい。本実施例中において、粉乳(市販)25gを溶解したBPW(ペプトン水)培養培地(2)225mlにネズミチフス菌3×10個を接種する。本実施例中で使用する第二の容器(4)及び移送手段(3)を、図2中に示す。対照試験を、実施例1中に記載するように実施する。
選択培地(5)について、ノボビオシン20μgを含むBPW培養培地0.5mlを、セルロースカラム(10)上に長さ2cm直径0.7cmで浸漬させる。このセルロースカラム(10)を、第二の容器(4)内部に、移送手段(3)の第二の開口部(8)とは接触していない状態で配置する。本実施例中において、第二の容器(4)は、移送手段(3)の第二の開口部(8)である唯一の開口部を有していて、このことにより、開口部(8)以外は閉鎖されたチャンバーとなっている。5−ブロモ−6−クロロ−3−インドキシルオクタノエート(マゼンタC8)をニトロブルーテトラゾリウム(シグマ社、N6639)と結合させて直径5mmの滅菌紙の円板(ワットマン 3 Chr、3030917番)上に動かないように固定した発色性基質である検出システム(6)を、このセルロースカラム(10)の頂部に配置する。細菌を含む培養培地(2)の第一の容器(1)と第二の容器(4)の間における移送は、実施例1中に記載するように、装置全体を37℃で1時間、その後15℃で1時間静置することによって実施される。移送終了後、セルロースカラムに接触している細菌をカラム頂部の検出システムまで拡散させて、ここで、この細菌が基質を代謝して黒色沈殿が形成される。陽性の結果が、15時間後に観察される。対照試験における結果は陰性であった。
<半固形選択培地を使用した運動性ネズミチフス菌の検出>
第一の容器(1)は実施例1中に記載するものと同一であるが、第一の容器は任意の種類のものであってもよい。本実施例中において、粉乳(市販)25gを溶解したBPW(ペプトン水)培養培地(2)225mlにネズミチフス菌3×10個を接種する。本実施例中で使用する第二の容器(4)及び移送手段(3)を、図3中に示す。対照試験を、実施例1中に記載するように実施する。
半固形培地(API M−medium(R)、ビオメリュー社、50120番)3mlを第二の容器(4)内に入れて、ノボビオシン40μg/mlを含む選択培地(5)として使用する。選択培地(5)の上面は、移送手段(3)と第二の容器(5)の間において第二の開口部(8)よりも低い。第二の開口部(8)及び検出システム(6)は、図3中に示すようにシリンダ(11)によって分離されていて、細菌を選択培地(5)を通過させて移動させる。このことは、すなわち、耐性を有する運動性の細菌のみが検出システム(6)に到達するということを意味する。検出システム(6)は、実施例2中に記載するように発色性基質である。
サルモネラ菌の第一の容器(1)から第二の容器(4)への移送は、実施例1に類似する方法によって、装置全体を37℃で1時間、その後15℃で1時間静置することによって実施される。
装置全体を37℃で16時間維持することによって移送段階を実施した後、運動性細菌を含む所定体積(150μl)の培養培地を選択培地(5)と接触させ、細菌がこれを通過して検出システム(6)へと移動する。このようにインキュベートした後、円板の黒い着色から、最初から培養培地中に存在しているサルモネラ菌の存在が確認される。対照試験においては、着色は観察されなかった。
<イムノクロマトグラフィー法によるリステリア・モノサイトゲネスの検出>
第一の容器(1)は実施例1中に記載するものと同一であるが、第一の容器は任意の種類のものであってもよい。本実施例中において、培養培地(2)(トリプケース−ソイ(trypcase soy)型培養液、ビオメリュー社、44011番;酵母の6%)250mlに3×10cfu/mlのリステリア・モノサイトゲネス 4bを接種する。本実施例中で使用する第二の容器(4)及び移送手段(3)を、図4中に示す。対照試験は、上述と類似する方法で、細菌は接種せずに実施する。
当業者に公知のイムノクロマトグラフィー用細片である検出システム(6)を、第二の容器(4)内部に配置する。対照試験を、実施例1中に記載するように実施する。
リステリア・モノサイトゲネスの第一の容器(1)から第二の容器(4)への移送は、装置全体を温度T1=30℃で1時間、その後温度T2=15℃で45分間インキュベートすることによって実施する。移送終了後、リステリア・モノサイトゲネス鞭毛中のタンパク質の存在の特徴である第一の信号(14)が特異的な抗体との反応によって検出可能であり、また、ポジティブコントロールの存在の特徴である第二の信号(15)がマウス由来抗IgG抗体を使用することにより検出可能である。対照試験においては、第二の信号のみが観察されるであろう。
実施例1中に示す本発明の第一の実施形態を示す。 実施例2中に示す本発明の別の実施形態を示す。 実施例3中に示す、運動性細菌の検出において好ましい用途を見いだす本発明の別の実施形態を示す。 実施例4中に示す本発明の別の実施形態を示す。 第一の容器が生体分析チューブである、本発明の別の実施形態を示す。
符号の説明
1.第一の容器
2.試料を含む培養培地
3.移送手段
4.第二の容器
5.選択培地
6.検出システム
7.第一の開口部
8.第二の開口部
9.第一の体積の空気
10.セルロースカラム
11.シリンダ
12.第一の部分
13.第二の部分
14.第一の信号
15.第二の信号
16.第二の体積の空気
17.吸取り紙

Claims (11)

  1. 液体試料又は固体試料中の細菌を検出及び/又は識別する方法であって、
    以下:
    a.前記細菌を含む可能性のある試料が、第一の容器(1)中の液体培養培地(2)中に含まれていること、
    b.前記細菌を検出するための少なくとも一つのシステム(6)を含む第二の容器(4)が提供されていること、
    c.第一の容器(1)と第二の容器(4)の間に移送手段(3)が提供されていること、
    d.第二の容器(4)内部の温度がT1にされること、
    e.その後、第二の容器(4)内部の温度がT2にされること、
    f.温度T1は温度T2より高く、このために所定体積の培養培地(2)が第一の容器(1)から第二の容器(4)へ移送されること、
    g.細菌が存在するか否かが決定されること、及び/又は、細菌が検出システム(6)内において識別されること:
    を特徴とする方法。
  2. 移送手段(3)は、第一の容器(1)中に少なくとも一つの第一の開口部(7)を有し、かつ、第二の容器(4)中に少なくとも一つの第二の開口部(8)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 第二の容器(4)内において第一の体積の空気(9)が第二の開口部(8)と検出システム(6)の間にある、及び/又は、移送手段(3)内において第二の体積の空気(16)が第一の開口部(7)と第二の開口部(8)の間にある
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. T1は25〜45℃の間、好ましくは30〜42℃の間である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. T2は好ましくは4〜24℃の間、好ましくは13〜18℃の間である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 液体試料又は固体試料中の細菌を検出及び/又は識別する方法であって、
    以下:
    a.前記細菌を含む可能性のある試料が、第一の容器(1)中の液体培養培地(2)中に含まれていること、
    b.前記細菌を検出するための少なくとも一つのシステム(6)を含む第二の容器(4)が提供されていること、
    c.第一の容器(1)と第二の容器(4)の間に移送手段(3)が提供されていること、
    d.第一の容器(1)内部の温度がT1にされること、
    e.その後、第一の容器(1)内部の温度がT2にされること、
    f.温度T1は温度T2より低く、このために所定体積の培養培地(2)が第一の容器(1)から第二の容器(4)へ移送されること、
    g.細菌が存在するか否かが決定されること、及び/又は、細菌が検出システム(6)内において識別されること:
    を特徴とする方法。
  7. 試料中の細菌を検出及び/又は識別するための装置であって、
    以下:
    *少なくとも一つの検出システム(6)を含む第二の容器(4)、及び、
    *第一の容器(1)と第二の容器(4)の間における少なくとも一つの移送手段(3)であって、第一の容器(1)中に少なくとも一つの第一の開口部(7)を有し、かつ、第二の容器(4)中に少なくとも一つの第二の開口部(8)を有する移送手段:
    を含む装置。
  8. 第二の容器(4)内において第一の体積の空気(9)が第二の開口部(8)と検出システム(6)の間にある、及び/又は、移送手段(3)内において第二の体積の空気(16)が第一の開口部(7)と第二の開口部(8)の間にある
    ことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 移送手段(3)は毛管状の導管ではない
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の装置。
  10. 第二の容器は第一の容器の中に含まれる
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法を実施する目的の、細菌を検出及び/又は識別するためのキット。
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