JP2006518345A - 望ましくない微生物を抑制するためのピラゾリルカルボキシアニリド類 - Google Patents

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Abstract

【化1】
Figure 2006518345

本発明は、式(I)[式中、R、Gおよびnは明細書で挙げられた意味を有する]の新規なピラゾリルカルボキシアニリド類、これらの物質の多数の製造方法、望ましくない微生物を抑制するためのそれらの使用、並びにそれらの新規な中間生成物および製造に関する。

Description

本発明は、新規なピラゾリルカルボキシアニリド類、それらの複数の製造方法および望ましくない微生物を抑制するためのそれらの使用に関する。
多数のカルボキシアニリド類が殺菌・殺カビ特性を有することは既知である(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7参照)。それ故、N−(2−シクロヘキシル)−1,3−ジメチル−5−フルオロピラゾール−4−カルボキシアニリド、N−(2−フェニル)−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキシアニリドおよびN−[2−(2−フルオロフェニル)]−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキシアニリドは菌・カビを抑制するために使用することができる。これらの化合物の活性は良好であるが、低い適用割合ではそれは時には不満足である。
国際公開第93/11117号パンフレット 欧州特許出願公開第0545099号明細書 欧州特許出願公開第0589301号明細書 国際公開第99/09013号パンフレット 独国特許第19840322号明細書 欧州特許出願公開第0824099号明細書 特開昭63−048269号公報
式(I)
Figure 2006518345
[式中、
は未置換のC〜C20−アルキルを表わすか或いはハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されているC〜C20−アルキルを表わすか或いは各々が場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C20−アルケニルまたはC〜C20−アルキニルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよびC〜C−アルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよく、
GはハロゲンまたはC〜C−アルキルを表わし、
nは0、1または2を表わす]
の新規なピラゾリルカルボキシアニリド類が今回見出された。
本発明に従う化合物は、適宜、異なる可能な異性体形態、特に立体異性体、例えば、EおよびZ、スレオおよびエリスロ、並びに光学異性体、そしてまた、適宜、互変異性体の混合物として存在しうる。特許請求されるものはEおよびZ異性体並びにスレロおよびエリスロ並びに光学異性体、これらの異性体および可能な互変異性体形態のいずれかの混合物の両者である。
さらに、式(I)のピラゾリルカルボキシアニリド類が、
a)式(II)
Figure 2006518345
[式中、
Xはハロゲンを表わす]
のカルボン酸誘導体を、適宜酸結合剤の存在下でそして適宜希釈剤の存在下で、式(III)
Figure 2006518345
[式中、
、Gおよびnは以上で定義された通りである]
のアニリン誘導体と反応させるか、或いは
b)式(Ia)
Figure 2006518345
[式中、
Gおよびnは以上で定義された通りであり、そして
は各々が場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C20−アルケニルまたはC〜C20−アルキニルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
のピラゾリルカルボキシアニリドを、適宜希釈剤の存在下でそして適宜触媒の存在下で、水素化するか、或いは
c)式(IV)
Figure 2006518345
[式中、
Gおよびnは以上で定義された通りであり、そして
は場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりさらにモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C20−ヒドロキシアルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
のヒドロキシアルキルピラゾリルカルボキシアニリドを、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸の存在下で、脱水するか、或いは
d)式(V)
Figure 2006518345
[式中、
Gおよびnは以上で定義された通りであり、そして
Yは臭素またはヨウ素を表わす]
のハロピラゾリルカルボキシアニリドを、適宜希釈剤の存在下で、適宜酸結合剤の存在下でそして1種もしくはそれ以上の触媒の存在下で、式(VI)
Figure 2006518345
[式中、
は場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C18−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
のアルキンまたは式(VII)
Figure 2006518345
[式中、
、RおよびRは互いに独立して各々が水素または場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいアルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよくそしてここで分子の開鎖部分の合計炭素原子数は数20を越えない]
のアルケンと反応させるか、或いは
e)式(VIII)
Figure 2006518345
[式中、
Gおよびnは以上で定義された通りであり、そして
は水素または場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C18−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
のケトンを、適宜希釈剤の存在下で、一般式(IX)
−Px (IX)
[式中、
は水素または場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C18−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよく、
Pxは基−P(CCl、−P(CBr、−P(C、−P(=O)(OCHまたは−P(=O)(OCを表わす]
の燐化合物と反応させる場合に得られることが見出された。
最後に、式(I)の新規なピラゾリルカルボキシアニリド類は非常に良好な殺微生物特性を有しそして栽培作物保護および材料保護の両方において望ましくない微生物を抑制するために使用できることが見出された。
驚くべきことに、本発明に従う式(I)のピラゾリルカルボキシアニリド類は、同じ活性方向を有する先行技術の構成的に最も類似している活性化合物より、かなり良好な殺菌・殺カビ活性を有する。
式(I)は本発明に従うピラゾリルカルボキシアニリド類の一般的定義を与える。
好ましくは未置換のC〜C12−アルキルを表わすか或いは弗素、塩素、臭素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されているC〜C12−アルキルを表わすか或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよいC〜C12−アルケニルまたはC〜C12−アルキニルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよびC〜C−アルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよい。
Gは好ましくはハロゲンまたはC〜C−アルキルを表わす。
nは好ましくは0、1または2を表わす。
特に好ましくはエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、ノニニルまたはデシニルを表わし、それらの各々は場合により弗素、シクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよくそしてそれらの各々は直鎖状もしくは分枝鎖状でありそしてそれらの各々は任意の位置において結合されることができる。
Gは特に好ましくは弗素、塩素、メチル、エチル、t−ブチルまたは2,4−ジメチルブチルを表わす。
nは特に好ましくは0、1または2を表わす。
さらに、Rが未置換のC〜C20−アルキル(好ましくはC〜C12−アルキル、特に好ましくはC〜C−アルキル)を表わす式(I)の化合物も非常に特に好ましい。
nが0を表わす式(I)の化合物も非常に特に好ましい。
例えばアルコキシ中のようにヘテロ原子との組み合わせを包含する飽和もしくは不飽和炭化水素基、例えばアルキルまたはアルケニル、は各場合ともそれが可能な限り直鎖状もしくは分枝鎖状でありうる。
場合により置換されていてもよい基はモノ−もしくはポリ置換されることができ、ここで、ポリ置換の場合には置換基は同一もしくは相異なりうる。同じ指数を有する複数の基、例えばn>1に関するn個のGは同一もしくは相異なりうる。
ハロゲン−置換された基、例えば、ハロアルキル、はモノ−もしくはポリハロゲン化されている。ポリハロゲン化の場合には、ハロゲン原子は同一もしくは相異なりうる。ここで、ハロゲンは弗素、塩素、臭素およびヨウ素、特に弗素、塩素および臭素を表わす。
しかしながら、以上で示された一般的なまたは好ましい基の定義または説明は所望するなら互いに組み合わせることができ、すなわち、各々の範囲および好ましい範囲の間の組み合わせを包含する。それらは最終生成物並びに対応して前駆体および中間体の両者に適用される。
示された定義は所望するなら互いに組み合わせることができる。さらに、個々の定義が適用できないこともある。
5−フルオロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−カルボニルクロリドおよび2−(1−メチルヘキシル)アニリンを出発物質として使用すると、本発明に従う方法a)は以下の式スキームにより示すことができる:
Figure 2006518345
式(II)は本発明に従う方法a)を行うための出発物質として必要なカルボン酸誘導体の一般的定義を与える。この式(II)において、Xは好ましくは塩素を表わす。
式(II)のカルボン酸誘導体は既知でありおよび/または既知の方法により製造することができる(国際公開第93/11117号パンフレット、欧州特許出願公開第0545099号明細書、欧州特許出願公開第0589301号明細書および欧州特許出願公開第0589313号明細書参照)。
式(III)は本発明に従う方法a)を行うための出発物質としてその他に必要なアニリンの一般的定義を与える。この式(III)において、R、Gおよびnは好ましくはそして特に好ましくは本発明に従う式(I)の化合物の記述に関してこれらの基に対してそれぞれ好ましいおよび特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
式(III)のアニリン誘導体は既知でありおよび/または既知の方法により製造することができる(例えば、Heterocycles(1989),29(6),1013−16;J.Med.Chem.(1996),39(4),892−903;Synthesis(1995),(6),713−16;Synth.Commun.(1994)、24(2)、267−82;独国特許第2727416号明細書;Synthesis(1994),(2),142−4;欧州特許第0824009号明細書参照)。
N−[2−((1Z)−1−メチルヘキシ−1−エニル)フェニル][5−フルオロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル]カルボキサミドおよび水素を出発物質としておよび触媒を使用すると、本発明に従う方法b)は以下の式スキームにより示すことができる:
Figure 2006518345
式(Ia)は本発明に従う方法b)を行うための出発物質として必要なピラゾリルカルボキシアニリドの一般的定義を与える。この式(Ia)において、Gおよびnは好ましくはそして特に好ましくは本発明に従う式(I)の化合物の記述に関してこれらの基に対してそれぞれ好ましいおよび特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
好ましくは〜C12−アルケニルまたはC〜C12−アルキニルを表わし、それらの各々は場合により弗素、塩素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよく、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよびC〜C−アルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよい。
特に好ましくはエテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、ノニニルまたはデシニルを表わし、それらの各々は場合により弗素、シクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよくそしてそれらの各々は直鎖状もしくは分枝鎖状でありそしてそれらの各々はいずれの位置においても結合されることができる。
式(Ia)の化合物は本発明に従う化合物であり、そして方法a)、c)、d)またはe)により製造することができる。
出発物質としての[5−フルオロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル]−N−[2−(1−ヒドロキシ−1−メチルヘキシル)フェニル]カルボキサミドおよび酸を使用すると、本発明に従う方法c)の工程は以下の式スキームにより示すことができる:
Figure 2006518345
式(IV)は本発明に従う方法c)を行うための出発物質として必要なヒドロキシアルキルピラゾリルカルボキシアニリドの一般的定義を与える。この式(IV)において、Gおよびnは好ましくはそして特に好ましくは本発明に従う式(I)の化合物の記述に関してこれらの基に対してそれぞれ好ましいおよび特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
好ましくは場合により塩素、弗素、臭素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよいC〜C12−ヒドロキシアルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよびC〜C−アルキルにより置換されていてもよい。
特に好ましくはヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシヘキシル、ヒドロキシヘプチル、ヒドロキシオクチル、ヒドロキシノニルまたはヒドロキシデシルを表わし、それらの各々は場合により弗素、シクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよく、それらの各々は直鎖状もしくは分枝鎖状でありそしてそれらの各々はいずれの位置においても結合されることができる。
式(IV)の化合物はこれまでに開示されておらず、そして新規化合物としてそれらは本出願の主題の一部を形成する。
式(IV)のヒドロキシアルキルピラゾリルカルボキシアニリド類が非常に良好な殺微生物性質を有しそして栽培作物保護および材料保護の両者において望ましくない微生物を抑制するために使用することができる。
式(IV)のヒドロキシアルキルピラゾリルカルボキシアニリド類は、
f)式(II)
Figure 2006518345
[式中、
Xは以上で定義された通りである]
のカルボン酸誘導体を、適宜酸結合剤の存在下でそして適宜希釈剤の存在下で、式(X)
Figure 2006518345
[式中、
、Gおよびnは以上で定義された通りである]
のヒドロキシアルキルアニリン誘導体と反応させる場合に得られる。
5−フルオロ−1−メチル−3(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−カルボニルクロリドおよび2−(2−アミノフェニル)−2−ヘプタノールを出発物質として使用すると、本発明に従う方法f)の工程は以下の式スキームにより示すことができる:
Figure 2006518345
本発明に従う方法f)を行うための出発物質として必要な式(II)のカルボン酸誘導体は以上で本発明に従う方法a)の記述に関してすでに記載されている。
式(X)は本発明に従う方法f)を行うための出発物質としてその他に必要なヒドロキシアルキルアニリン誘導体の一般的定義を与える。この式(X)において、R、Gおよびnは好ましくはそして特に好ましくは本発明に従う式(I)および(IV)の化合物の記述に関してこれらの基に対してそれぞれ好ましいおよび特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
式(X)のヒドロキシアルキルアニリン誘導体は既知でありおよび/または既知の方法により得られうる(例えば、米国特許第3,917,592号明細書または欧州特許第0824099号明細書参照)。
出発物質としての[5−フルオロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル]−N−(2−ヨードフェニル)カルボキサミドおよび1−ペンチンまたは1−ヘキセン並びに各場合とも触媒および塩基を使用すると、本発明に従う方法d)の工程は以下の式スキームにより示すことができる:
Figure 2006518345
式(V)は本発明に従う方法d)を行うための出発物質として必要なハロピラゾリルカルボキシアニリドの一般的定義を与える。この式(V)において、Gおよびnは好ましくはそして特に好ましくは本発明に従う式(I)の化合物の記述に関してこれらの基に対してそれぞれ好ましいおよび特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。Yは好ましくは臭素またはヨウ素を表わす。
式(V)のハロピラゾリルカルボキシアニリドはこれまで開示されておらず、新規化合物としてそれらも本出願の主題の一部を形成する。
それらは、
g)式(II)
Figure 2006518345
[式中、
Xは以上で定義されている通りである]
のカルボン酸誘導体を、適宜酸結合剤の存在下でそして適宜希釈剤の存在下で、式(XI)
Figure 2006518345
[式中、
G、nおよびYは以上で定義された通りである]
のハロアニリンと反応させる場合に得られる。
5−フルオロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−カルボニルクロリドおよび2−ヨードアニリンを出発物質として使用すると、本発明に従う方法g)の工程は以下の式スキームにより示すことができる:
Figure 2006518345
本発明に従う方法g)を行うための出発物質として必要な式(II)のカルボン酸誘導体は本発明に従う方法a)の記述に関して以上ですでに記載されている。
式(XI)は本発明に従う方法g)を行うための出発物質としてその他に必要なハロアニリンの一般的定義を与える。この式(XI)において、G、nおよびYは好ましくはそして特に好ましくは本発明に従う式(I)および(V)の化合物の記述に関してこれらの基に対してそれぞれ好ましいおよび特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
式(XI)のハロアニリンは合成に関して既知の化合物である。
式(VI)は本発明に従う方法d)を行うための出発物質としてその他に必要なアルキンの一般的定義を与える。
好ましくは場合により弗素、塩素、臭素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよいC〜C10−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい。
特に好ましくはエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルまたはオクチルを表わし、それらの各々は場合により弗素、シクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよく、それらの各々は直鎖状もしくは分枝鎖状でありそしてそれらの各々はいずれの位置においても結合されることができる。
式(VI)のアルキンは合成に関して既知の化合物である。
式(VII)は本発明に従う方法d)を行うための出発物質として或いはその他に必要なアルケンの一般的定義を与える。
、RおよびRは互いに独立して好ましくは各々が水素または場合により弗素、塩素、臭素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよいアルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよくそして分子の開鎖部分の合計炭素数は数12を越えない。
、RおよびRは互いに独立して特に好ましくは各々が水素またはエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルまたはオクチルを表わし、それらの各々は場合により弗素、シクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよく、それらの各々は直鎖状もしくは分枝鎖状でありそしてそれらの各々はいずれの位置においても結合されることができ、ここで分子の開鎖部分の合計炭素数は数12を越えない。
式(VII)のアルケンは合成に関して既知の化合物である。
N−(2−アセチルフェニル)[5−フルオロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル]カルボキサミドおよびヨウ化ブチル(トリフェニル)ホスホニウムを出発物質として使用すると、本発明に従う方法e)の工程は以下の式スキームにより示すことができる:
Figure 2006518345
式(VIII)は本発明に従う方法e)を行うための出発物質として使用されるケトンの一般的定義を与える。この式(VIII)において、Gおよびnは好ましくはそして特に好ましくは本発明に従う式(I)の化合物の記述に関してこれらの基に対してそれぞれ好ましいおよび特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
好ましくは場合により弗素、塩素、臭素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよいC〜C10−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい。
特に好ましくはエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルまたはオクチルを表わし、それらの各々は場合により弗素、シクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよく、それらの各々は直鎖状もしくは分枝鎖状でありそしてそれらの各々はいずれの位置においても結合されることができる。
式(VIII)のケトンはこれまでに開示されていない。新規な化学化合物として、それらも本出願の主題の一部を形成する。
それらは、
h)式(II)
Figure 2006518345
[式中、
Xは以上で定義された通りである]
のカルボン酸誘導体を、適宜酸結合剤の存在下でそして適宜希釈剤の存在下で、式(XII)
Figure 2006518345
[式中、
、Gおよびnは以上で定義された通りである]
のケトアニリンと反応させる場合に得られる。
5−フルオロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−カルボニルクロリドおよび1−(2−アミノフェニル)エタノンを出発物質として使用すると、本発明に従う方法h)の工程は以下の式スキームにより示すことができる:
Figure 2006518345
本発明に従う方法h)を行うための出発物質として必要な式(II)のカルボン酸誘導体は本発明に従う方法a)の記述に関して以上ですでに記載されている。
式(XII)は本発明に従う方法h)を行うための出発物質としてその他に必要なハロアニリンの一般的定義を与える。この式(XII)において、R、Gおよびnは好ましくはそして特に好ましくは本発明に従う式(I)および(VIII)の化合物の記述に関してこれらの基に対してそれぞれ好ましいおよび特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。
式(XII)のケトアニリンは合成に関して一般的に普遍的な化合物である(例えば、J.Am.Chem.Soc.1978,100,4842−4857または米国特許第4,032,573号明細書参照)。
式(IX)は本発明に従う方法e)を行うための出発物質としてその他に必要な燐化合物の一般的定義を与える。
好ましくは場合により塩素、弗素、臭素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよいC〜C10−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい。
特に好ましくはエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルまたはオクチルを表わし、それらの各々は場合により弗素、シクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよく、それらの各々は直鎖状もしくは分枝鎖状でありそしてそれらの各々はいずれの位置においても結合されることができる。
Pxは好ましくは基−P(CCl、−P(CBr、−P(C、−P(=O)(OCHまたは−P(=O)(OCを表わす。
式(IX)の燐化合物は既知でありおよび/または既知の工程により製造することができる(例えば、Justus Liebigs Ann.Chem.1953,580,44−57またはPure Appl.Chem.1964,9,307−335参照)。
本発明に従う方法a)、f)、g)およびh)を行うために適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。それらは好ましくは、脂肪族、脂環式もしくは芳香族の炭化水素類、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンまたはデカリン;ハロゲン化された炭化水素類、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタンまたはトリクロロエタン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソール;或いはアミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチル燐酸トリアミドを包含する。
本発明に従う方法a)、f)、g)およびh)は、適宜、適当な酸受容体の存在下で行われる。適する酸受容体は全ての一般的な無機または有機塩基である。これらは好ましくは、アルカリ土類金属もしくはアルカリ金属の水素化物類、水酸化物類、アミド類、アルコキシド類、酢酸塩類、炭酸塩類または炭酸水素塩類、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、または炭酸アンモニウム、並びに第三級アミン類、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジアザビシクロウンデセン(DBU)を包含する。
本発明に従う方法を行う場合には、反応温度は比較的広い範囲内で変えることができる。一般的には、これらの方法は0℃〜150℃の温度で、好ましくは0℃〜80℃の温度で、行われる。
式(I)の化合物を製造するための本発明に従う方法a)を行うためには、1モルの式(II)のカルボン酸誘導体当たり一般的には0.2〜5モル、好ましくは0.5〜2モル、の式(III)のアニリン誘導体が使用される。
式(IV)の化合物を製造するための本発明に従う方法f)を行うためには、1モルの式(II)のカルボン酸誘導体当たり一般的には0.2〜5モル、好ましくは0.5〜2モル、の式(X)のヒドロキシアルキルアニリン誘導体が使用される。
式(V)の化合物を製造するための本発明に従う方法g)を行うためには、1モルの式(II)のカルボン酸誘導体当たり一般的には0.2〜5モル、好ましくは0.5〜2モル、の式(XI)のハロアニリンが使用される。
式(VIII)の化合物を製造するための本発明に従う方法h)を行うためには、1モルの式(II)のカルボン酸誘導体当たり一般的には0.2〜5モル、好ましくは0.5〜2モル、の式(XII)のケトアニリンが使用される。
本発明に従う方法b)を行うために適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。それらは好ましくは、脂肪族、脂環式もしくは芳香族の炭化水素類、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンまたはデカリン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソール;或いはアルコール類、例えばメタノール、エタノール、n−もしくはi−プロパノール、n−、i−、sec−もしくはtert−ブタノール、エタンジオール、プロパン−1,2−ジオール、エトキシエタノール、メトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテルまたはジエチレングリコールモノエチルエーテルを包含する。
本発明に従う方法b)は、適宜、触媒の存在下で行われる。適する触媒は水素化用に一般的に使用される全ての触媒である。下記のものが例として挙げられうる:適宜例えば活性炭の如き担体上にある、ラネーニッケル、パラジウムまたは白金。
触媒と組み合わされた水素の存在下の代わりに、本発明に従う方法b)における水素化はトリエチルシランの存在下で行うこともできる。
本発明に従う方法b)を行う場合には、反応温度は比較的広い範囲内で変えることができる。一般的には、この方法は0℃〜150℃の温度で、好ましくは0℃〜80℃の温度で行われる。
本発明に従う方法c)を行うために適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。それらは好ましくは、脂肪族、脂環式もしくは芳香族の炭化水素類、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンまたはデカリン;ハロゲン化された炭化水素類、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタンまたはトリクロロエタン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソール;ケトン類、例えばアセトン、ブタノン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノン;ニトリル類、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル、n−もしくはi−ブチロニトリルまたはベンゾニトリル;アミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチル燐酸トリアミド;エステル類、例えば酢酸メチルまたは酢酸エチル;スルホキシド類、例えばジメチルスルホキシド、スルホン類、例えばスルホラン;アルコール類、例えばメタノール、エタノール、n−もしくはi−プロパノール、n−、i−、sec−もしくはtert−ブタノール、エタンジオール、プロパン−1,2−ジオール、エトキシエタノール、メトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、それらと水または純水との混合物を包含する。
本発明に従う方法c)は、適宜、酸の存在下で行われる。適する酸は全ての無機および有機プロトン酸並びにルイス酸、並びに全ての重合体状の酸である。それらは、例えば、塩化水素、硫酸、燐酸、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、三弗化ホウ素(エーテレートとしても)、三臭化ホウ素、三塩化アルミニウム、四塩化チタン、オルトチタン酸テトラブチル、塩化亜鉛、塩化鉄(III)、五塩化アンチモン、酸性イオン交換体、酸性アルミナおよび酸性シリカゲルを包含する。
本発明に従う方法c)を行う場合には、反応温度は比較的広い範囲内で変えることができる。一般的には、この方法は0℃〜150℃の温度で、好ましくは0℃〜80℃の温度で行われる。
本発明に従う方法c)およびb)はタンデム反応(「ワンポット反応」)で行うこともできる。このためには、式(IV)の化合物を、適宜希釈剤(方法c)用の如き適当な溶媒)の存在下で、適宜酸(方法c)用の如き適当な酸)の存在下で且つトリエチルシランの存在下で反応させる。
本発明に従う方法d)を行うために適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。それらは好ましくは、ニトリル類、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル、n−もしくはi−ブチロニトリルまたはベンゾニトリル;或いはアミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチル燐酸トリアミドを包含する。
本発明に従う方法d)は、適宜、適当な酸受容体の存在下で行われる。適する酸受容体は全ての一般的な無機または有機塩基である。これらは好ましくは、アルカリ土類金属もしくはアルカリ金属の水素化物類、水酸化物類、アミド類、アルコキシド類、酢酸塩類、炭酸塩類または炭酸水素塩類、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、または炭酸アンモニウム、並びに第三級アミン類、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、ピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジアザビシクロウンデセン(DBU)を包含する。
本発明に従う方法d)は1種もしくはそれ以上の触媒の存在下で行われる。
パラジウム塩または錯体がこの目的に特に適する。これらは好ましくは、塩化パラジウム、酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムまたはビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリドである。パラジウム塩および錯体配位子を別個に反応に加えることにより反応混合物中でパラジウム錯体を生成することも可能である。
適する配位子は、好ましくは、有機燐化合物である。下記のものが例として挙げられうる:トリフェニルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、ジシクロヘキシルホスフィンビフェニル、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、ビスジフェニルホスフィノフェロセン、ジ(tert−ブチル−ホスフィノ)ビフェニル、ジ(シクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−N,N−ジメチルアミノビフェニル、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン。しかしながら、配位子を省くことも可能である。
本発明に従う方法d)はさらに、適宜、別の金属塩、例えば銅塩、例えばヨウ化銅(I)の存在下で行われる。
本発明に従う方法d)を行う場合には、反応温度は比較的広い範囲内で変えることができる。一般的には、この方法は20℃〜180℃の温度で、好ましくは50℃〜150℃の温度で行われる。
式(I)の化合物を製造するための本発明に従う方法d)を行うためには、1モルの式(V)のハロピラゾリルカルボキシアニリド当たり一般的には1〜5モル、好ましくは1〜2モル、の式(VI)のアルキンまたは式(VII)のアルケンが使用される。
本発明に従う方法e)を行うために適する希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。それらは好ましくは、脂肪族、脂環式もしくは芳香族の炭化水素類、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンまたはデカリン;ハロゲン化された炭化水素類、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタンまたはトリクロロエタン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソール;ニトリル類、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル、n−もしくはi−ブチロニトリルまたはベンゾニトリル;アミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチル燐酸トリアミド;エステル類、例えば酢酸メチルまたは酢酸エチル;スルホキシド類、例えばジメチルスルホキシド;スルホン類、例えばスルホラン;アルコール類、例えばメタノール、エタノール、n−もしくはi−プロパノール、n−、i−、sec−もしくはtert−ブタノール、エタンジオール、プロパン−1,2−ジオール、エトキシエタノール、メトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを包含する。
本発明に従う方法e)は、適宜、適当な酸受容体の存在下で行われる。適する酸受容体は全ての一般的な強塩基である。これらは好ましくは、アルカリ土類金属もしくはアルカリ金属の水素化物類、水酸化物類、アミド類、アルコキシド類またはアルカリ金属炭化水素化合物、例えば、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド、メチルリチウム、フェニルリチウムまたはブチルリチウムを包含する。
本発明に従う方法e)を行う場合には、反応温度は比較的広い範囲内で変えることができる。一般的には、この方法は−80℃〜150℃の温度で、好ましくは−30℃〜80℃の温度で行われる。
式(I)の化合物を製造するための本発明に従う方法e)を行うためには、1モルの式(VIII)のケトン当たり一般的には1〜5モル、好ましくは1〜2モル、の式(IX)の燐化合物が使用される。
本発明に従う全ての方法は一般的には大気圧で行われる。しかしながら、高められたまたは減じられた圧力−一般的には0.1バール〜10バールの間−で操作することも可能である。
本発明に従う活性化合物は有効な殺微生物活性を有し、そして栽培作物保護および材料保護において望ましくない微生物、例えば菌・カビおよび細菌、を抑制するために使用することができる。
殺菌・殺カビ剤は栽培作物保護においてプラスモジオフォロミセテス(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(Oomycetes)、キトリジオミセテス(Chytridiomycetes)、接合菌類(Zygomycetes)、嚢子菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Basidomycetes)および不完全菌類(Deuteromycetes)を抑制するために使用することができる。
殺細菌剤は栽培作物保護の分野においてシュードモナス科(Pseudomonadaceae)、リゾビウム科(Rhizobiaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリウム科(Corynebacteriaceae)およびストレプトミセス科(Streptomycetaceae)を抑制するために使用することができる。
上記の属名に入る菌・カビ病および細菌病を引き起こすある種の病原体が例として挙げられうるが、それらに限定されない:
キサントモナス(Xanthomonas)種、例えば、キサントモナス・カンペストリスpv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae);
シュードモナス(Pseudomonas)種、例えば、シュードモナス・シリンガエpv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans);
エルウィニア(Erwinia)種、例えば、エルウィニア・アミロポラ(Erwinia amylovora);
フハイカビ(Pythium)種、例えば、ピチウム・ウルチムム(Pythium ultimum);
エキビョウキン(Phytophthora)種、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans);
シュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、例えば、シュードペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)またはシュードペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperonospora cubensis);
タンジクツユカビ(Plasmopara)種、例えば、プラズモパラ・ビチコーラ(Plasmopara viticola);
ブレミア(Bremia)種、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae);
ペロノスポラ(Peronospora)種、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)またはP.ブラシカエ(P.brassicae);
ウドンコカビ(Erysiphe)種、例えば、エリシフェ・グラミニス(Erysiphe graminis);
スファエロテカ(Sphaerotheca)種、例えば、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea);
ポドスファエラ(Podosphaera)種、例えば、ポドスファエラ・ロイコトリチャ(Podosphaera leucotricha);
ベントウリア(Venturia)種、例えばベントウリア・イナエカリス(Venturia inaequalis);
ピレノフォラ(Pyrenophora)種、例えば、ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)またはP.グラミネア(P. graminea)(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera))、異名:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium));
コクリオボルス(Cochliobolus)種、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子型:ドレクスレラ)、異名:ヘルミントスポリウム);
ウロミセス(Uromyces)種、例えば、ウロミセス・アペンジクラトウス(Uromyces appendiculatus));
サビキン(Puccinia)種、例えば、プクシニア・レコンジタ(Puccinia recondita);
スクレロチニア(Sclerotinia)種、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum);
ナマグサクロボキン(Tilletia)種、例えば、チルレチア・カリエス(Tilletia caries);
クロボキン(Ustilago)種、例えば、ウスチラゴ・ヌーダ(Ustilago nuda)またはウスチラゴ・アベナエ(Ustilago avenae);
ペルリクラリア(Pellicularia)種、例えば、ペルリクラリア・ササキイ(Pellicularia sasakii);
ピリクラリア(Pyricularia)種、例えば、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae);
フサリウム(Fusarium)種、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum);
ボトリチス(Botrytis)種、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea);
セプトリア(Septoria)種、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum);
レプトスファエリア(Leptosphaeria)種、例えば、レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum);
セルコスポラ(Cercospora)種、例えば、セルコスポラ・カネセンス(Cercospora canescens);
アルテルナリア(Alternaria)種、例えば、アルテルナリア・ブラシカエ(Alternaria brassicae);および
シュードセルコスポレルラ(Pseudocercosporella)種、例えば、シュードセルコスポレルラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)。
本発明に従う活性化合物は植物中で有効な強化効果も示す。従って、それらは望ましくない微生物による攻撃に対する植物の固有の防御性を働かせるために使用できる。
本発明の概念では、植物−強化(耐性−誘発)物質は処理した植物がその後の望ましくない微生物の感染時にこれらの微生物に対する高い耐性度を生ずるように植物の防御系統を刺激しうる物質を意味すると理解すべきである。
この場合、望ましくない微生物は植物病原性の菌・カビ、細菌およびウイルスを意味すると理解される。従って、本発明に従う物質は上記の病原体による感染に対して植物を処理後の特定期間にわたり保護するために使用することができる。保護される期間は、活性化合物を用いる植物の処理後、一般的には1〜10日間、好ましくは1〜7日間にわたる。
植物の病気を抑制するために必要な濃度において活性化合物が植物により良く許容されることにより、空中植物部分、生殖株および種子、並びに土壌の処理が可能になる。
本発明に従う活性化合物は、穀類の病気を抑制するために、例えば、ピレノフォラ(Pyrenophora)種に対して、ブドウ栽培並びに果実および植物の栽培における病気を抑制するために、例えば、アルテルナリア(Alternaria)およびポドスファエラ(Podosphaera)種に対して使用することができ、特に良好な結果を有する。
本発明に従う活性化合物は収量を増加させるためにも適する。さらに、それらは減じられた毒性を有しそして植物により良く許容される。
ある種の濃度および適用割合で、本発明に従う活性化合物は、適宜、特定の除草剤として、植物成長に影響を与えるために、そして動物性有害生物を抑制するために使用することもできる。適宜、それらは別の活性化合物の合成用の中間体および前駆体として使用することもできる。
全ての植物および植物部分を本発明に従い処理できる。植物とは、本発明の概念では、全ての植物および植物集団、例えば所望するおよび所望しない野生植物または栽培作物植物(天然産出作物植物を包含する)を意味するとここでは理解すべきである。栽培作物植物とは、一般的な植物栽培および最適化方法によりまたはバイオテクノロジーおよび遺伝子工学的な方法またはこれらの方法の組み合わせにより得られうる植物であることができ、植物栽培者の権利により保護されうるかまたはされえないトランスジェニック植物を包含し且つ植物変種を包含する。植物部分とは、植物の全ての空中および地下部分および器官、例えば若枝、葉、花および根を意味すると理解すべきであり、挙げられうる例は葉、針状葉、茎、幹、花、子実体、果実、種子、根、塊茎および根茎である。植物部分は、収穫された物質、並びに成長および生殖増殖物質、例えば切り穂、塊茎、根茎、横枝および種子も包含する。
活性化合物を用いる植物および植物部分の本発明に従う処理は直接的にまたは化合物を周辺、環境もしくは貯蔵区域に慣習的な処理方法により、例えば浸漬、噴霧、蒸発、煙霧、粒剤散布、ハケ塗り、そして生殖物質の場合には、特に種子の場合には、一層もしくは多層コートの適用により作用させることができる。
材料保護において、工業材料を望ましくない微生物の感染およびそれによる破壊に対して保護するために本発明に従う活性化合物を使用することができる。
本発明の概念における工業材料とは、工業における使用のために製造された非生存材料を意味すると理解すべきである。例えば、本発明に従う活性化合物により微生物による変化または破壊から保護しようとする工業材料は接着剤、サイズ剤、紙および厚紙、布、皮革、木材、塗料およびプラスチック製品、冷却潤滑剤、並びに微生物が感染または破壊しうる他の材料である。微生物の増殖により悪影響を受けるかもしれない例えば冷却水循環器の如き製造プラントの部品も保護しようとする材料の範囲内で挙げられうる。本発明の範囲内で挙げられうる工業材料は好ましくは、接着剤、サイズ剤、紙および厚紙、皮革、木材、塗料、冷却潤滑剤および熱転移媒体、特に好ましくは木材である。
工業材料を劣化または変化させうる微生物として挙げられうるものは、例えば、細菌、菌・カビ類、酵母、藻および粘液有機体である。本発明に従う活性化合物は好ましくは菌・カビ類、特にカビ類、木を変色させるおよび木を破壊するカビ類(担子菌類)に対して並びに粘液有機体および藻に対して活性である。
下記の属の微生物が例として挙げられうる:
アルテルナリア(Alternaria)、例えばアルテルナリア・テヌイス(Alternaria tenuis)、
アスペルギルス(Aspergillus)、例えばアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、
チャエトミウム(Chaetomium)、例えばチャエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum)、
コニオフォラ(Coniophora)、例えばコニオフォラ・プエタナ(Coniophora puetana)、
レンチヌス(Lentinus)、例えばレンチヌス・チグリヌス(Lentinus tigrinus)、
ペニシリウム(Penicillium)、例えばペニシリウム・グラウクム(Penicillium glaucum)、
ポリポルス(Polyporus)、例えばポリポルス・ベルシカラー(Polyporus versicolor)、
オーレーバシジウム(Aureobasidium)、例えばオーレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、
スクレロフォマ(Sclerophoma)、例えばスクレロフォマ・ピチオフィラ(Sclerophoma pityophila)、
トリコデルマ、例えばトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、
エシェリキア(Escherichia)、例えば大腸菌(Escherichia coli)、
シュードモナス(Pseudomonas)、例えば緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、および
スタフィコッカス(Staphylococcus)、例えば黄色葡萄球菌(Staphylococcus aureus)。
それらの特別な物理的および/または化学的性質により、活性化合物を通常の調合物、例えば液剤、乳剤、懸濁剤、散剤、泡剤、塗布剤、粒剤、エーロゾル、並びに重合体物質中の極小カプセル、並びに種子用のコーティング組成物並びにULV冷および温噴霧調合物に変えることができる。
これらの調合物は既知の方法で、例えば活性化合物を展開剤、すなわち液体溶媒および/または固体の担体と、場合により界面活性剤、すなわち乳化剤および/または分散剤および/または発泡剤を用いて混合することにより製造される。使用される展開剤が水である場合、例えば、補助溶媒として有機溶媒を用いることもできる。本質的には、適する液体溶媒は、芳香族、例えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレン類、塩素化された芳香族もしくは塩素化された脂肪族炭化水素類、例えばクロロベンゼン類、クロロエチレン類もしくは塩化メチレン、脂肪族炭化水素類、例えばシクロヘキサン、またはパラフィン類、例えば石油画分、アルコール類、例えばブタノールもしくはグリコール並びにそれらのエーテル類およびエステル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、強い有極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド、または水である。液化した気体展開剤または担体は、標準的温度および大気圧において気体である液体、例えばエーロゾル抛射剤、例えばハロゲン化された炭化水素類、またはブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素、を意味すると理解すべきである。適する固体担体は例えば粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、タルク、チョーク、石英、アタパルジャイト、モンモリロナイトまたは珪藻土、並びに粉砕した合成鉱物、例えば高分散性珪酸、アルミナおよびシリケート類である。粒剤用の適する固体担体は、例えば粉砕し且つ分別した天然石、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石および白雲石、または無機および有機のひきわりの合成顆粒、および有機物質、例えばおがくず、やしがら、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎の顆粒である。適する乳化剤および/または発泡剤は、例えば非イオン性およびアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフェート類、アリールスルホネート類、または蛋白質加水分解生成物である。適する分散剤は、例えばリグニンスルファイト廃液およびメチルセルロースである。
粘着付与剤、例えばカルボキシメチルセルロース、並びに粉状、粒状またはラテックス状の天然または合成重合体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリビニルアセテート、または天然燐脂質、例えばセファリン類およびレシチン類、並びに合成燐脂質、を調合物中で用いることができる。他の使用できる添加剤は鉱油および植物油である。
着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー、並びに有機染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料、並びに微量の栄養剤、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩、を用いることができる。 調合物は一般的には0.1〜95重量%の間、好ましくは0.5〜90重量%の間の活性化合物を含んでなる。
本発明に従う活性化合物はそのままで、或いは、例えば、活性範囲を拡大するかまたは耐性の増加を防止するために既知の殺菌・殺カビ剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺昆虫剤と適切に混合したそれらの調合物の中で使用することができる。多くの場合、相乗効果が得られ、すなわち、混合物の活性は個別成分の活性を越える。
適する混合成分の例は下記の化合物である:
殺菌・殺カビ剤:
2−フェニルフェノール、硫酸8−ヒドロキシキノリン、アシベンゾラル−S−メチル(acibenzolar−S−methyl)、アルジモルフ(aldimorph)、アミドフルメト(amidoflumet)、アンプロピルフォス(ampropylfos)、アンプロピルフォス−ポタシウム(ampropylfos−potassium)、アンドプリム(andoprim)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンチアバリカルブ−イソプロピル(benthiavalicarb−isopropyl)、ベンザマクリル(benzamacril)、ベンザマクリル−イソブチル(benzamacril−isobutyl)、ビラナフォス(bilanafos)、ビナパクリル(binapacryl) 、ビフェニル、ビテルタノール(bitertanol)、ブラスチシジン−S(blasticidin−S)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、ブチルアミン、多硫化カルシウム、カプシマイシン(capsimycin)、カプタフォル(captafol)、カプタン(captan) 、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルプロパミド(carpropamid)、カルボン(carvone)、キノメチオネート(chinomethionate)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロルフェナゾール(chlorfenazole)、クロロネブ(chloroneb)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、クロジラコン(clozylacon)、シアゾファミド(cyazofamid)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、ダッガーG(Dagger G)、デバカルブ(debacarb)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、ジクロン(dichlone)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロシメト(diclocymet)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dichloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジフルメトリム(diflumetorim)、ジメシリモル(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール−M(diniconazole−M)、ジノキャップ(dinocap)、ジフェニルアミン、ジピリチオン(dipyrithione)、ジタリンフォス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドジン(dodine)、ドラゾキソロン(drazoxolon)、エジフェンフォス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxyconazole)、エタボキサム(ethaboxam)、エシリモル(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazole)、ファモキサドン(femoxadone)、フェナミドン(fenamidone)、フェナパニル(fenapanil)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フェニトロパン(fenitropan)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェルバム(ferbam)、フルアジラム(fluazinam)、フルベンズイミン(flubenzimine)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルメトバー(flumetover)、フルモルフ(flumorph)、フルロミド(fluromide)、フルオキサストロビン(flllluoxastrobin)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルルプリミドール(flurprimidol)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulphamide)、フルトラニル(flutolanil) 、フルトリアフォル(flutriafol)、フォルペット(folpet)、フォセチル−Al(fosetyl−Al)、フォセチル−ソディウム(fosetyl−sodium)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フラメトピル(furametpyr)、フルカルバニル(furcarbanil)、フルメシクロックス(furmecyclox)、グアザチン(guazatine)、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazole)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole) 、イミノクタジン・トリアセテート(iminoctadine triacetate)、イミノクタジン・トリス(iminoctadine tris)(アルベシル(albesil))、ヨードカルブ(iodocarb)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンフォス(iprobenfos)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イルママイシン(irumamycin)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イソバレジオン(isovaledione)、カスガマイシン(kasugamycin)、クレソキシム−メチル(kresoxim−methyl)、マンコゼブ(mancozeb)、マネブ(maneb)、メフェリンゾン(meferimzone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル−M(metalaxyl−M)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルフォカルブ(methasulfocarb)、メスフロキサム(methfuroxam)、メチラム(metiram)、メトミノストロビン(metominostrobin)、メトスルフォバックス(metsulphovax)、ミルジオマイシン(mildiomycin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミクロゾリン(myclozolin)、ナタマイシン(natamycin)、ニコビフェン(nicobifen)、ニトロタル−イソプロピル(nitrothal−isopropyl)、ノビフルムロン(noviflumuron)、ヌアリモル(nuarimol)、オフレース(ofurace)、オリサストロビン(orysastrobin)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキソリニック・アシド(oxolinic acid)、オクスポコナゾール(oxpoconazole)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキシフェンチイン(oxyfenthiin)、パクロブトラゾール(paclobutrazole)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、フォスジフェン(phosdiphen)、フタリド、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン類(polyoxins)、ポリオキソリム(polyoxorim)、プロベナゾール(probenazole) 、プロクロラズ(prochloraz) 、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロパノシン−ソディウム(propanosine−sodium)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、プロキナジド(proquinazid)、プロチオコナゾール(prothoconazole)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラゾフォス(pyrazophos)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、ピロキシフル(pyroxyfur)、ピルロレニトリン(pyrrolenitrine)、キンコナゾール(quinconazole)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キントゼン(quintozene)、シメコナゾール(simeconazole)、スピロキサミン(spiroxamine)、硫黄、テブコナゾール(tebuconazole)、テクロフタラム(tecloftalam)、テクナゼン(tecnazene)、テトシクラシス(tetcyclacis)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チシオフェン(thicyofen)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネート−メチル(thiophanate−methyl)、チラム(thiram)、チオキシミド(tioxymid)、トルクロフォス−メチル(tolclofos−methyl)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメフォン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアズブチル(triazbutil)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクラミド(trichlamide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフォリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole) 、ユニコナゾール(uniconazole)、バリダマイシンA(validamycin A)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ジネブ(zineb) 、ジラム(ziram)、ゾキサミド(zoxamide)、(2S)−N−[2−[4−[[3−(4−クロロフェニル)−2−プロピニル]オキシ]−3−メトキシフェニル]エチル]−3−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]ブタンアミド、1−(1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、2−アミノ−4−メチル−N−フェニル−5−チアゾールカルボキサミド、2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド、3,4,5−トリクロロ−2,6−ピリジンジカルボニトリル、アクチノベート(actinovate)、シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘプタノール、1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、炭酸一カリウム、N−(6−メトキシ−3−ピリジニル)シクロプロパンカルボキサミド、N−ブチル−8−(1,1−ジメチルエチル)−1−オキサスピロ[4.5]デカン−3−アミン、テトラチオ炭酸ナトリウム、並びに銅塩および調合物、例えばボルドー(Bordeaux)混合物、水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、クフラネブ(cufraneb)、酸化第一銅、マンコッパー(mancopper)、オキシン−銅、
殺細菌剤:
ブロノポル(bronopol) 、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilinone)、フランカルボン酸、オキシテトラシクリン(oxytetracyclin)、プロベナゾール(probenazole) 、ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅および他の銅調合物。
殺昆虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
アバメクチン(abamectin)、ABG−3059、アセフェート(acephate)、アセキノシル(acequinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アクリナスリン(acrinathrin)、AKD−1022、AKD−3059、AKD−3088、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アレスリン(allethrin)、アレスリン(allethrin)IR−異性体、アルファ−シペルメスリン(alpha−cypermethrin)(アルファメスリン(alphamethrin))、アミドフルメット(amidoflumet)、アミノカルブ(aminocarb)、アミトラズ(amitraz)、アベルメクチン(avermectin)、AZ−60541、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォス−メチル(azinphos−methyl)、アジンフォス−エチル(azinphoos−ehtyl) 、アゾシクロチン(azocyclotin)、バシルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae)、バシルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)菌株EG−2348、バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)菌株GC−91、バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)菌株NCTC−11821、バクロウイルス類、ビューベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)、ビューベリア・テネラ(Beauveria tenella)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベータ−シフルスリン(beta−cyfluthrin)、ベータ−シペルメスリン(beta−cypermethrin)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェンスリン(bifenthrin)、ビナパクリル(binapacryl)、ビオアレスリン(bioalleshrin)、ビオアレスリン(bioalleshrin)−S−シクロペンチル−異性体、ビオエタノメスリン(bioethanomethrin)、ビオペルメスリン(biopermethrin)、ビオレスメスリン(bioremethrin)、ビストリフロン(bistrifluron)、BPMC、ブロフェンプロックス(brofenprox)、ブロモフォス−エチル(bromophos−ethyl)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ブロムフェンビンフォス(−メチル)(bromfenbvinfos(−methyl))、BTG−504、BTG−505、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブタチオフォス(butathiofos)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、ブチルピリダベン(butylpyridaben)、カジュサフォス(cadusafos)、カンフェクロル(camphechlor)、カルバリール(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、カルボスルファン(carbosulphan)、カルタップ(cartap)、CGA−50439、キノメチオナト(chinomethionat)、クロルダン(chlordane)、クロルジメフォルム(chlordimeform)、クロエトカルブ(chloethocarb)、クロルエトキシフォス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンフォス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメフォス(chlormephos)、クロロベンジレート(chlorobenzilate)、プリロピクリン(chloropicrin)、クロルプロキシフェン(chlorproxyfen)、クロルピリフォス−メチル(chlorpyrifos−methyl)、クロルピリフォス−エチル(chlorpyrifos−ethyl)、クロバポルスリン(chlovaporthrin)、クロマフェノジド(chromafenozide)、シス−シペルメスリン(cis−cypermethrin)、シス−レスメスリン(cis−resmethrin)、シス−ペルメスリン(cys−permethrin)、クロシスリン(clocythrin)、クロエトカルブ(cloethocarb)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロチアニジン(clothianidin)、クロチアゾベン(clothiazoben)、コドレモン(codlemone)、クーマフォス(coumaphos)、シアノフェンフォス(cyanofenphos)、シアノフォス(cyanophos)、シクロプレン(cycloprene)、シクロプロスリン(cycloprothrin)、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)、シフルスリン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメスリン(cypermethrin)、シフェノスリン(cyphenothrin)(1R−トランス−異性体)、シロマジン(cyromazine)、DDT、デルタメスリン(deltamethrin)、デメトン−S−メチル (demeton−S−methyl)、デメトン−S−メチルスルホン(demeton−S−methylsulfone)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアリフォス(dialifos)、ジアジノン(diazinon)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、ジクロルボス(dichlorvos) 、ジコフォル(dicofol)、ジクロトフォス(dicrotophos)、ジシクラニル(dicyclanil)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンフォス(dimethylvinphos)、ジノブトン(dinobuton)、ジノキャップ(dinocap)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ドクサト−ソディウム(docusat−sodium)、ドフェナピン(dofenapyn)、DOWCO−439、エフルシラネート(eflusilanate)、エマメクチン(emamectin)、エナメクチン−ベンゾエート(enamectin−benzoate)、エンペンスリン(empenthrin)(IR−異性体)、エンドスルファン(endosulfan)、エントモフトラ種(Entomopthora spp.)、EPN、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エチオン(ethion)、エトプロフォス(ethoprophos)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトキサゾール(etoxazole)、エトリンフォス(etrimfos)、ファンフル(famphur)、フェナミフォス(fenamiphos)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチン・オキシド(fenbutatin oxide)、フェンフルスリン(fenflthrin)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパスリン(fenpropathrin)、フェンピラド(fenpyrad)、フェンピリスリン(fenpyrithrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate) 、フェンスルフォチオン(fensulfothion)、フェンチオン(fenthion)、フェントリファニル(fentrifanil)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フロニカミド(flonicamid)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアズロン(fluazuron)、フルベンズイミン(flubenzimine)、フルブロシスリネート(flubrocythrinate)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシスリネート(flucythrinate)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフェンプロックス(flufenprox)、フルメスリン(flumethrin)、フルピラゾフォス(flupyrazofos)、フルテンジン(flutenzin)(フルフェンジン(flufenzine))、フルバリネート(fluvalinate)、フォノフォス(fonophos)、フォメタネート(fometanate)、フォルモチオン(formothion)、フォスメチラン(fosmethilan)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フブフェンプロックス(fubfenprox)(フルプロキシフェン(fllluproxyfen))、フラチオカルブ(furathiocarb)、ガンマ−HCH、ゴッシプルレ(gossyplure)、グランドルレ(grandlure)、グラニュローシスウイルス類、ハーフフェン
プロックス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、HCH、HCN−801、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ヒドラメチルノン(hydramethylone)、ヒドロプレン(hydroprene)、IKA−2002、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミプロスリン(imiprothrin)、インドキサカルブ(indoxacarb)、ヨードフェンフォス(iodofenphos)、イプロベンフォス(iprobenfos)、イサゾフォス(isazofos)、イソフェンフォス(isofenphos)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、ジャポニルレ(japonilure)、カデスリン(kadethrin)、角多核体病ウイルス類、キノプレン(kinoprene)、ラムダ−シハロスリン(lambda−cyhalothrin)、リンダン(lindane)、ルフェヌロン(lufenuron)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メスルフェンフォス(mesulfenfos)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタム−ソディウム(metam−sodium)、メタクリフォス(methacrifos)、メタミドフォス(methamidophos)、メタリジウム・アニソプリアエ(Metharhizium anisopliae)、メタリジウム・フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メトミル(methomyl)、メトプレン(methoprene)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メビンフォス(mevinphos)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin)、MKI−245、MON−45700、モノクロトフォス(monocrotophos)、モキシデクチン(moxidectin)、MTI−800、ナレド(naled)、NC−104、NC−170、NC−184、NC−194、NC−196、ニクロサミド(niclosamide)、ニコチン(nicotine)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、NNI−0001、NNI−0101、NNI−0250、NNI−9768、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、OK−5101、OK−5201、OK−9601、OK−9602、OK−9701、OK−9802、オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトン−メチル(oxydemethon−methyl)、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paesilomyces fumosoroseus)、パラチオン−メチル(parathion−methyl)、パラチオン(−エチル)(parathion(−ethyl))、ペルメスリン(permethrin)(シス−、トランス−)、ペトロリウム(petroleum)、PH−6045、フェノスリン(phenothrin)(IR−トランス異性体)、フェントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスメット(phosmet)、フォスファミドン(phosphamidon)、フォスフォカルブ(phosphocarb)、フォキシム(phoxim)、ピペロニル・ブトキシド(piperonyl butoxide)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミフォス−メチル(pirimiphos−methyl)、ピリミフォス−エチル(pirimiphos−ethyl)、プラレスリン(prallethrin)、プロフェノフォス(profenofos)、プロメカルブ(promecarb)、プロパフォス(propaphos)、プロパルガイト(propargite)、プロペタンフォス(propetamphos)、プロポクサー(propoxur)、プロチオフォス(prothiofos) 、プロトエート(prothoate)、プロトリフェンブート(protrifenbute)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロフォス(pyrachlofos)、ピレスメスリン(pyresmethrin)、ピレスルム(pyrethrum)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリダチオン(pyridathion)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリプロキシフェン(pyriproxifen)、キナルフォス(quinalphos)、レスメスリン(resmethrin)、RH−5849、リバビリン(ribavirin)、RU−12457、RU−15525、S−421、S−1833、サリチオン(salithion)、セブフォス(sebufos)、SI−0009、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルフォテップ(sulfotep)、スルプロフォス(sulprofos)、SZI−121、タウ−フルバリネート(tau−fluvalinate)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリミフォス(tebupirimifos)、テフルベンズロン(teflubenzuron) 、テフルスリン(tefluthrin)、テメフォス(temephos)、テミビンフォス(temivinphos)、テルバム(terbam)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロルビンフォス(tetrachlorvinphos)、テトラジフォン(tetradifon)、テトラメスリン(tetramethrin)、テトラメスリン(tetramethrin)(IR−異性体)、テトラスル(tetrasul)、テータ−シペルメスリン(theta−cypermethrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チアプロニル(thiapronil)、チアトリフォス(thiatriphos)、シュウ酸水素チオシクラム(thiocyclam hydrogen oxalate)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiomethon)、チオスルタップ−ソディウム(thiosulatp−sodium)、スリンギエンシン(thuringiensin)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロシスリン(tralocythrin)、トラロメスリン(tralomethrin)、トランスフルスリン(transfluthrin)、トリアラテン(triarathene)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾフォス(triazophos)、トリアズロン(triazuron)、トリクロフェニジン(trichlophenidine)、トリクロルフォン(trichlorfon)、トリフルオムロン(trifluomuron)、トリメタカルブ(tromethacarb)、バミドチオン(vamidothion)、バニリプロール(vaniliprole)、ベルブチン(verbutin)、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)、WL−108477、WL−40027、YI−5201、YI−5301、YI−5302、XMC、キシリルカルブ(xylylcarb)、ZA−3274、ゼタ−シペルメスリン(zeta−cypermethrin)、ゾラプロフォス(zolaprofos)、ZXI−8901、化合物プロピルカルバミン酸3−メチルフェニル(ツマサイド(tsumacide)Z)、化合物3−(5−クロロ−3−ピリジニル)−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボニトリル(CAS−登録番号185982−80−3)および対応する3−エンド−異性体(CAS−登録番号185984−60−5)(国際公開第96/37494号パンフレット、国際公開第98/25923号パンフレット参照)、並びに殺昆虫活性植物抽出物、線虫、菌・カビまたはウイルスを含んでなる調合物。
他の既知の活性化合物、例えば除草剤、または肥料および成長調節剤、毒性緩和剤もしくは半化学物質と混合することも可能である。
さらに、本発明に従う式(I)の化合物は非常に良好な抗真菌活性も有する。それらは特に皮膚糸状菌並びに酵母、カビおよび二相性真菌(例えばカンジダ(Candida)種、例えばカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)、およびエピデルモフィトン・フロッコスム(Epidermophyton floccosum)、アスペルギルス(Aspergillus)種、例えばアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)およびアスペルギルス・フミガツス(Aspergillus fumigatus)、トリコフィトン(Trichophyton)種、例えばトリコフィトン・メンタグロフィネス(Trichophyton mentagrophytes)、ミクロスポロン(Microsporon)種、例えばミクロスポロン・カニス(Microsporon canis)およびオードウニイ(audouinii)に対して非常に広い抗真菌活性範囲を有する。これらの菌・カビのリストは含まれる真菌範囲を何ら限定するものでなく、説明のためだけである。
活性化合物はそのままで、それらの調合物の形態またはそれらから調整された使用形態、例えば調整済(readu−to−use)液剤、懸濁剤、水和剤、ペースト剤、可溶性粉末、散剤および粒剤の形態で使用することができる。それらは普通の方法で、例えば、液剤散布(watering)、噴霧(spraying)、アトマイジング(atomising)、粒剤散布(broadcasting)、粉剤散布(dusting)、泡剤散布(foaming)、延展(spreading)などにより適用される。活性化合物を超低量方法により適用することまたは活性化合物調合物もしくは活性化合物自身を土壌に注入することも可能である。植物の種子を処理することもできる。
本発明に従う活性化合物を殺菌・殺カビ剤として使用する場合には、適用割合は、適用の種類によるが、比較的広い範囲内で変えうる。植物部分の処理のためには、活性化合物適用割合は一般的には0.1〜10000g/haの間、好ましくは10〜1000g/haの間である。種子塗布用には、活性化合物適用割合は一般的には1キログラムの種子当たり0.001〜50gの間、好ましくは1キログラムの種子当たり0.01〜10gの間である。土壌の処理用には、活性化合物適用割合は一般的には0.1〜10000g/haの間、好ましくは1〜5000g/haの間である。
上記のように、全ての植物およびそれらの部分を本発明に従い処理することが可能である。好ましい態様では、野生植物種または植物変種および通常の生物学的栽培方法、例えば交配もしくは原形質体合着により得られるもの並びにこれらの変種および変種部分が処理される。別の好ましい態様では、適宜、通常の方法と組み合わされる遺伝子工学方法により得られているトランスジェニック植物および変種(遺伝子改質有機体)並びにそれらの部分が処理される。用語「部分」または「植物の部分」または「植物部分」は以上で説明されている。
本発明により特に好ましく処理される植物は、各場合とも市販されているかまたは使用されている植物変種のものである。植物変種とは、通常の栽培により、突然変異によりまたは組み換えDNA技術により作り出される新しい特徴を有する植物を意味すると理解される。それらは変種、生物型または遺伝子型でありうる。
植物種または植物変種、それらの位置および成長条件(土壌、気候、植生期間、養分)によって、本発明に従う処理は超付加(「相乗」)効果を生ずる。それ故、実際に予期された効果を越える、例えば減じられた適用割合並びに/または拡大された活性範囲並びに/または本発明に従い使用可能な物質および組成物の活性における増加、より良好な植物成長、増加した高温または低温耐性、乾燥状態または水もしくは土壌中の塩分に対する増加した耐性、増加した開花能力、促進された収穫、加速された成熟、収穫産品のより高い収穫量、より良好な品質および/またはより良好な栄養価、収穫産品のより良好な貯蔵特性および/または加工性が可能になる。
本発明に従い処理される好ましいトランスジェニック植物または植物変種(組み換え方法により得られるもの)は、組み換えの目的によって特に有利な価値ある特徴をこれらの植物に与える遺伝子物質が与えられる全ての植物を包含する。そのような性質の例は、より良好な植物成長、増加した高温または低温耐性、乾燥状態または水もしくは土壌中の塩分に対する増加した耐性、増加した開花能力、促進された収穫、加速された成熟、収穫産品のより高い収穫量、より良好な品質および/またはより良好な栄養価、収穫産品のより良好な貯蔵特性および/または加工性である。そのような特徴の追加例である特に注目すべき例は、動物性および微生物性有害生物に対する、例えば昆虫、ダニ、植物病原性菌・カビ、細菌および/またはウイルスに対する、植物のより良好な防御性、並びにある種の除草活性化合物に対する植物による増加した耐性である。挙げられうるトランスジェニック植物の例は重要な栽培作物植物、例えば穀類(小麦、イネ)、トウモロコシ、大豆、ポテト、綿、アブラナ並びに(リンゴ、ペア、柑橘果実およびブドウを含む)果実植物であり、トウモロコシ、大豆、ポテト、綿、タバコ、およびアブラナが特に強調される。特に強調される特徴は植物中で生成する毒素による昆虫、ダニ、線虫、並びにナメクジおよび腹足綱軟体動物に対する植物の増加した防御性であり、特にバシルス・スリンギエンシス(Basillus thuringiensis)から得られる遺伝子物質により(例えば遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3B6およびCryIF並びにそれらの組み合わせにより)植物(以下では「Bt植物」と称する)中で製造されるものである。特に強調される他の特徴は全身的に得られる耐性(SAR)、システミン、植物性アレキシン類、誘引剤および耐性遺伝子、並びに対応する発現した蛋白質および毒素による菌・カビ、細菌およびウイルスに対する植物の増加した防御性である。特に強調される他の特徴はある種の除草活性化合物、例えばイミダゾリノン類、スルホニルウレア類、グリフォセートまたはホスフィノトリシンに対する植物の増加した耐性でもある(例えば「PAT」遺伝子)。各場合とも所望される当該特徴を与える遺伝子はトランスジェニック植物中で互いに組み合わせても存在しうる。挙げられうる「Bt植物」の例は、商品名イールド・ガード(YIELD GARD)(R)(例えば、トウモロコシ、綿、大豆)、ノックアウト(KnockOut)(R)(例えばトウモロコシ)、スターリンク(StarLink)(R)(例えばトウモロコシ)、ボルガード(Bollgard)(R)(綿)、ヌコツン(Nucotn)(R)(綿)およびニューリーフ(NewLeaf)(R)(ポテト)として市販されているトウモロコシ変種、綿変種、大豆変種およびポテト変種である。挙げられうる除草剤−耐性植物の例は、商品名ラウンドアップ・レディ(Roundup Ready)(R)(グリフォセートに対する耐性、例えばトウモロコシ、綿、大豆)、リバーティ・リンク(Liberty Link)(R)(ホスフォノトリシンに対する耐性、例えばアブラナ)、IMI(R)(イミダゾリノン類に対する耐性)、STS(R)(スルホニルウレア類に対する耐性、例えばトウモロコシ)として市販されているトウモロコシ変種、綿変種および大豆変種である。挙げられうる除草剤−耐性植物(通常方法での除草剤耐性用に改良されたもの)は品名クリアフィールド(Clearfield)(R)で市販されている変種(例えば、トウモロコシ)である。もちろん、これらの言及はこれらの遺伝特徴またはまだ開発されるはずの遺伝特徴を有する植物変種にも適用され、これらの植物変種は将来開発されおよび/または市販されるであろう。
挙げられた植物は本発明に従う一般式(I)の化合物または活性化合物混合物を用いて本発明により特に有利に処理することができる。活性化合物または混合物に関する上記の好ましい範囲もこれらの植物の処理に適用される。この明細書に具体的に挙げられた化合物または混合物による植物の処理を特に強調することができる。
製造実施例
実施例1
Figure 2006518345
0℃〜−10℃において、80mlのテトラヒドロフラン中に8.1g(42.4ミリモル)の5−フルオロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−カルボニルクロリドを含んでなる溶液を200mlのテトラヒドロフラン中に6.5g(28.3ミリモル)の2−(1,3,3−トリメチルブチル)フェニルアミンおよび5.7g(56.6ミリモル)のトリエチルアミンを含んでなる溶液に滴下する。反応混合物を0℃で1時間にわたり撹拌する。処理のために、混合物をシリカゲルを通して濾過しそして濃縮する。シリカゲル上での精製(石油エーテル/酢酸エチル 3:1)が10.1g(理論値の94%)のlogP(pH2.3)=4.14の[5−フルオロ−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル]−N−[2−(1,3,3−トリメチルブチル)フェニル]カルボキサミドを与える。
以下の表1に挙げられた式(I)の化合物は実施例1と同様にしてそして方法の一般的記述中の言及に従い得られる。
Figure 2006518345
製造実施例および以上の表に示されたlogP値はEEC Directive 79/831 Annex V.A8に従いHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)により逆相カラム(C8)上で測定された。温度:43℃。
測定はpH2.3の酸性範囲内で移動相である0.1%水性燐酸およびアセトニトリルを用いて行われる;10%アセトニトリルないし90%アセトニトリルの線状勾配。
目盛り付けは、既知のlogP値(2種の連続するアルカノン類の間の線状内挿法を用いる保持時間によるlogPの測定)を有する非分枝鎖状アルカン−2−オン類(炭素数3〜16)を用いて行われる。
ラムダ最大値は200nm〜400nmの紫外線スペクトルを用いてクロマトグラフィー信号の最大値で測定された。
使用実施例:
実施例A
プクシニア(Puccinia)試験(小麦)/保護
溶媒: 25重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤:0.6重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする。
保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調合物を示された適用割合で噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後に、植物にプクシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)の分生子器懸濁液を噴霧する。植物を20℃および100%の相対的大気湿度のインキュベーション室の中で48時間にわたり保つ。
植物を次に約20℃の温度および80%の相対的大気湿度の温室の中に入れて、錆菌膿疱の成長を促進させる。
接種後10日に、評価が行われる。0%は対照のものに相当する効果を意味し、100%の効果は感染が観察されないことを意味する。
Figure 2006518345
実施例B
スパエロテカ(Spaeroteca)試験(キュウリ)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする。
保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調合物を示された適用割合で噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後に、植物にスファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)の水性胞子懸濁液を接種する。植物を次に23℃および約70%の相対的大気湿度の温室の中に入れる。
接種後7日に、評価が行われる。0%は対照のものに相当する効果を意味し、100%の効果は感染が観察されないことを意味する。
Figure 2006518345
実施例C
ベンチュリア(Venturia)試験(リンゴ)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする。
保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調合物を示された適用割合で噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後に、植物にリンゴ痂皮病の病原体であるベンチュリア・インアクアリス(Venturia inaequalis)の水性分生子器懸濁液を接種し、そして次に約20℃および100%の相対的大気湿度のインキュベーション室の中に1日間にわたり保つ。
植物を次に約21℃および約90%の相対的大気湿度の温室中に入れる。
接種後10日に、評価が行われる。0%は対照のものに相当する効果を意味し、100%の効果は感染が観察されないことを意味する。
Figure 2006518345
実施例D
ボトリチス(Botrytis)試験(インゲンマメ)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする。
保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調合物を示された適用割合で噴霧する。噴霧コーティングが乾燥した後に、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerrea)により集落形成された寒天の2つの小片を各々の葉の上に置く。接種された植物を約20℃および100%の相対的大気湿度の暗い室の中に入れる。
接種後2日に、葉の上の感染した領域の寸法が評価される。0%は対照のものに相当する効果を意味し、100%の効果は感染が観察されないことを意味する。
Figure 2006518345
実施例E
微生物におけるED50に関するインビトロ(in vitro)試験
乳化剤PS16と混合された試験しようとする活性化合物のメタノール溶液をマイクロタイター・プレートのウエルの中にピペットで加える。溶媒が蒸発した後に、200μlのポテト・デキストロース培地を各ウエルに加える。
予め、適当な濃度の試験しようとする菌・カビの胞子または菌糸体が培地に加えられていた。
活性化合物の生じた濃度は0.1、1、10および100ppmである。乳化剤の生じた濃度は300ppmである。
植物を次に22℃の温度のシェーカーの中で3−5日間にわたり、未処理対照中で充分な成長が観察できなくなるまで、インキュベートする。
評価は光度測定法で620nmの波長において行われる。種々の濃度において測定されたデータから、未処理対照と比べて菌・カビ成長の50%抑制を生ずる活性化合物の投与量(ED50)が計算される。
Figure 2006518345

Claims (13)

  1. 式(I)
    Figure 2006518345
    [式中、
    は未置換のC〜C20−アルキルを表わすか或いはハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されているC〜C20−アルキルを表わすか或いは各々が場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C20−アルケニルまたはC〜C20−アルキニルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよびC〜C−アルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよく、
    GはハロゲンまたはC〜C−アルキルを表わし、
    nは0、1または2を表わす]
    のピラゾリルカルボキシアニリド。
  2. が未置換のC〜C12−アルキルを表わすか或いは弗素、塩素、臭素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されているC〜C12−アルキルを表わすか或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素およびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよいC〜C12−アルケニルまたはC〜C12−アルキニルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよびC〜C−アルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよく、
    GがハロゲンまたはC〜C−アルキルを表わし、
    nが0、1または2を表わす、
    請求項1に記載の式(I)のピラゾリルカルボキシアニリド。
  3. がエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、ノニニルまたはデシニルを表わし、それらの各々は場合により弗素、シクロプロピル、ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されていてもよくそしてそれらの各々は直鎖状もしくは分枝鎖状でありそしてそれらの各々は任意の位置において結合されることができ、
    Gが弗素、塩素、メチル、エチル、t−ブチルまたは2,4−ジメチルブチルを表わし、
    nが0、1または2を表わす、
    請求項1に記載の式(I)のピラゾリルカルボキシアニリド。
  4. が未置換のC〜C20−アルキル(好ましくはC〜C12−アルキル、特に好ましくはC〜C−アルキル)を表わす、請求項1〜3の1項もしくはそれ以上に記載の式(I)のピラゾリルカルボキシアニリド。
  5. nが0である、請求項1〜4の1項もしくはそれ以上に記載の式(I)のピラゾリルカルボキシアニリド。
  6. a)式(II)
    Figure 2006518345
    [式中、
    Xはハロゲンを表わす]
    のカルボン酸誘導体を、適宜酸結合剤の存在下でそして適宜希釈剤の存在下で、式(III)
    Figure 2006518345
    [式中、
    、Gおよびnは以上で定義された通りである]
    のアニリン誘導体と反応させるか、或いは
    b)式(Ia)
    Figure 2006518345
    [式中、
    Gおよびnは以上で定義された通りであり、そして
    は各々が場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C20−アルケニルまたはC〜C20−アルキニルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
    のピラゾリルカルボキシアニリドを、適宜希釈剤の存在下でそして適宜触媒の存在下で、水素化するか、或いは
    c)式(IV)
    Figure 2006518345
    [式中、
    Gおよびnは以上で定義された通りであり、そして
    は場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりさらにモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C20−ヒドロキシアルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
    のヒドロキシアルキルピラゾリルカルボキシアニリドを、適宜希釈剤の存在下でそして適宜酸の存在下で、脱水するか、或いは
    d)式(V)
    Figure 2006518345
    [式中、
    Gおよびnは以上で定義された通りであり、そして
    Yは臭素またはヨウ素を表わす]
    のハロピラゾリルカルボキシアニリドを、適宜希釈剤の存在下で、適宜酸結合剤の存在下でそして1種もしくはそれ以上の触媒の存在下で、式(VI)
    Figure 2006518345
    [式中、
    は場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C18−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
    のアルキンまたは式(VII)
    Figure 2006518345
    [式中、
    、RおよびRは互いに独立して各々が水素または場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいアルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよくそしてここで分子の開鎖部分の合計炭素原子数は数20を越えない]
    のアルケンと反応させるか、或いは
    e)式(VIII)
    Figure 2006518345
    [式中、
    Gおよびnは以上で定義された通りであり、そして
    は水素または場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C18−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
    のケトンを、適宜希釈剤の存在下で、一般式(IX)
    −Px (IX)
    [式中、
    は水素または場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C18−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよく、
    Pxは基−P(CCl、−P(CBr、−P(C、−P(=O)(OCHまたは−P(=O)(OCを表わす]
    の燐化合物と反応させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  7. 展開剤および/または界面活性剤に加えて、少なくとも1種の請求項1に記載の式(I)のピラゾリルカルボキシアニリドを含んでなることを特徴とする、望ましくない微生物を抑制するための組成物。
  8. 望ましくない微生物を抑制するための請求項1に記載の式(I)のピラゾリルカルボキシアニリドの使用。
  9. 請求項1に記載の式(I)のピラゾリルカルボキシアニリドを微生物および/またはそれらの生息環境に適用することを特徴とする、望ましくない微生物の抑制方法。
  10. 請求項1に記載の式(I)のピラゾリルカルボキシアニリドを展開剤および/または界面活性剤と混合することを特徴とする、望ましくない微生物を抑制するための組成物の製造方法。
  11. 式(IV)
    Figure 2006518345
    [式中、
    Gおよびnは請求項1〜5の1項もしくはそれ以上で定義された通りであり、そして
    は場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりさらにモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C20−ヒドロキシアルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
    のヒドロキシアルキルピラゾリルカルボキシアニリド。
  12. 式(V)
    Figure 2006518345
    [式中、
    Gおよびnは請求項1〜5の1項もしくはそれ以上で定義された通りであり、そして
    Yは臭素またはヨウ素を表わす]
    のハロピラゾリルカルボキシアニリド。
  13. 式(VIII)
    Figure 2006518345
    [式中、
    Gおよびnは請求項1〜5の1項もしくはそれ以上で定義された通りであり、そして
    は水素または場合によりハロゲンおよびC〜C−シクロアルキルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−もしくはポリ置換されていてもよいC〜C18−アルキルを表わし、ここでシクロアルキル部分はその部分に関して場合によりハロゲンおよび/またはC〜C−アルキルにより置換されていてもよい]
    のケトン。
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