JP2006516888A5 - - Google Patents

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  1. ポリペプチドであって、該ポリペプチドが分泌ポリペプチドであり、かつ
    (i)配列番号:34又は配列番号:36に示されるアミノ酸配列を含み;
    (ii)メタロプロテアーゼ分類の分泌タンパク質として機能し、或いは前記(i)のポリペプチドと共通の抗原決定基を有するポリペプチドの断片であり;又は
    (iii)前記(i)若しくは(ii)の機能等価物である;
    ポリペプチド。
  2. 配列番号:34又は配列番号:36に示される配列から成り、或いはその機能等価物である、請求項1に記載のポリペプチド。
  3. ポリペプチドであって、該ポリペプチドが分泌ポリペプチドであり、かつ
    (i)配列番号:14に示されるアミノ酸配列を含み;
    (ii)メタロプロテアーゼ分類の分泌タンパク質として機能し、或いは前記(i)のポリペプチドと共通の抗原決定基を有するポリペプチドの断片であり;又は
    (iii)前記(i)若しくは(ii)の機能等価物である;
    ポリペプチド。
  4. 配列番号:14に示される配列から成り、或いはその機能等価物である、請求項3に記載のポリペプチド。
  5. 配列番号:14、配列番号:34又は配列番号:36に示されるアミノ酸配列と相同性であり、かつメタロプロテアーゼ活性を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の機能等価物であるポリペプチド。
  6. 配列番号:14、配列番号:34若しくは配列番号:36に示されるアミノ酸配列又はその活性断片と80%より高い配列同一性を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の断片又は機能等価物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチドをコードする精製核酸分子。
  8. 配列番号:13、配列番号:33又は配列番号:35に示される核酸配列を有し、或いはその重複等価物又は断片である、請求項7に記載の精製核酸分子。
  9. 高厳密条件下、請求項7又は請求項8に記載の核酸分子とハイブリダイズする精製核酸分子。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項で示される核酸分子を含んでなるベクター。
  11. 前記ベクターがPCR-TOPO-IPAAA78836-2ベクター(配列番号:39)である、請求項10のベクター。
  12. 前記ベクターがPCR-TOPO-IPAAA78836-1ベクター(配列番号:38)である、請求項10のベクター。
  13. 請求項10〜12のいずれか1項に記載のベクターで形質転換した宿主細胞。
  14. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチドに特異的に結合するリガンド。
  15. 抗体である、請求項14に記載のリガンド。
  16. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチドの発現又は活性のレベルを高め、又は低減する化合物。
  17. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチドに、該ポリペプチドのいずれの生物学的効果をも誘発することなく結合する、請求項16に記載の化合物。
  18. 天然又は修飾基質、リガンド、酵素、受容体又は構造的若しくは機能的ミメティックである、請求項17に記載の化合物。
  19. 病気の治療又は診断で使うための、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチド、請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子、請求項10〜12のいずれか1項に記載のベクター、請求項13に記載の宿主細胞、請求項14若しくは15に記載のリガンド、又は請求項16〜18のいずれか1項に記載の化合物。
  20. 患者の病気の診断方法であって、前記患者由来の組織内における請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチドをコードする天然遺伝子の発現のレベルを評価する工程、又は請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチドの活性のレベルを評価する工程と、対照レベルに対する前記発現若しくは活性のレベルを比較する工程を含み、前記対照レベルと異なるレベルが病気の指標である、方法。
  21. インビトロで行う、請求項20に記載の方法。
  22. 以下の工程:(a)請求項14又は15に記載のリガンドを、リガンド-ポリペプチド複合体の形成に適した条件下で生体試料と接触させる工程;及び(b)前記複合体を検出する工程を含む、請求項20又は21に記載の方法。
  23. 以下の工程:
    a)患者由来の組織試料と核酸プローブとを、請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子と前記プローブとの間のハイブリッド複合体の形成を許容する厳密条件下で接触させる工程;
    b)工程a)で用いる条件と同一条件下で対照試料と前記プローブとを接触させる工程;及び
    c)前記試料中のハイブリッド複合体の存在を検出する工程;
    を含み、前記対照試料内のハイブリッド複合体のレベルと異なる前記患者試料内のハイブリッド複合体のレベルの検出が病気の指標である、請求項20又は21に記載の方法。
  24. 以下の工程:
    a)患者の組織由来の核酸試料と核酸プライマーとを、請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子と前記プライマーとの間のハイブリッド複合体の形成を許容する厳密条件下で接触させる工程;
    b)工程a)で用いる条件と同一条件下で対照試料と前記プライマーとを接触させる工程;
    c)前記試料化核酸を増幅する工程;及び
    d)患者及び対照の両試料由来の増幅核酸のレベルを検出する工程;
    を含み、前記対照試料内の増幅核酸のレベルと有意に異なる前記患者試料内の増幅核酸のレベルの検出が病気の指標である、請求項20又は21に記載の方法。
  25. 以下の工程:
    a)病気について検査する患者から組織試料を得る工程;
    b)請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子を前記組織試料から単離する工程;及び
    c)前記核酸分子内における病気と関連する突然変異の存在を該病気の指標として検出することによって、前記患者を病気について診断する工程;
    を含む、請求項20又は21に記載の方法。
  26. さらに、前記核酸分子を増幅して増幅産物を形成する工程と、前記増幅産物内の突然変異の存否を検出する工程とを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 厳密条件下で前記核酸分子にハイブリダイズする核酸プローブと前記核酸分子を接触させて、病気に関連する突然変異に対応するいずれかの部分に前記核酸プローブ鎖の非ハイブリダイズ部分を有するハイブリッド二重鎖分子を形成する工程;及び病気関連突然変異の存否の指標として前記プローブ鎖の非ハイブリダイズ部分の存否を検出する工程によって、前記患者内の突然変異の存否を検出する、請求項25又は26の方法。
  28. 前記病気が、気腫や嚢胞性線維症を含む呼吸器障害、代謝障害、心臓血管障害、細菌感染症、高血圧症、癌を含む増殖性障害、リュウマチ性関節炎を含む自己免疫/炎症性障害、神経障害、発達障害、生殖障害又はメタロプロテアーゼが関係する他の病理状態である、請求項20〜27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 前記病気が自己免疫疾患、アルコール性肝不全を含むウィルス性若しくは急性肝疾患、又は炎症性疾患である、請求項20〜27のいずれか1項に記載の方法。
  30. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチドのメタロプロテアーゼとしての使用。
  31. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチド、請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子、請求項10〜12のいずれか1項に記載のベクター、請求項13に記載の宿主細胞、請求項14若しくは15に記載のリガンド、又は請求項16〜18のいずれか1項に記載の化合物を含んでなる医薬組成物。
  32. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチド又は請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子を含んでなるワクチン組成物。
  33. 気腫や嚢胞性線維症を含む呼吸器障害、代謝障害、心臓血管障害、細菌感染症、高血圧症、癌を含む増殖性障害、リュウマチ性関節炎を含む自己免疫/炎症性障害、神経障害、発達障害、生殖障害又はメタロプロテアーゼが関係する他の病理状態の治療用薬物の製造で使用するための、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチド、請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子、請求項10〜12のいずれか1項に記載のベクター、請求項13に記載の宿主細胞、請求項14若しくは15に記載のリガンド、又は請求項16〜18のいずれか1項に記載の化合物、又は請求項30に記載の医薬組成物。
  34. 自己免疫疾患、アルコール性肝不全を含むウィルス性若しくは急性肝疾患、又は炎症性疾患の治療用薬物の製造で使用するための、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチド、請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子、請求項10〜12のいずれか1項に記載のベクター、請求項13に記載の宿主細胞、請求項14若しくは15に記載のリガンド、又は請求項16〜18のいずれか1項に記載の化合物、又は請求項30に記載の医薬組成物。
  35. 患者の治療方法であって、前記患者に、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチド、請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子、請求項10〜12のいずれか1項に記載のベクター、請求項13に記載の宿主細胞、請求項14若しくは15に記載のリガンド、又は請求項16〜18のいずれか1項に記載の化合物、又は請求項30に記載の医薬組成物を投与する工程を含む方法。
  36. 罹患患者における前記天然遺伝子の発現又は前記ポリペプチドの活性が、健康な患者の発現又は活性のレベルに比べて低い病気では、前記患者に投与する前記ポリペプチド、核酸分子、ベクター、リガンド、化合物又は組成物がアゴニストである、請求項35に記載の方法。
  37. 罹患患者における前記天然遺伝子の発現又は前記ポリペプチドの活性が、健康な患者の発現又は活性のレベルに比べて高い病気では、前記患者に投与する前記ポリペプチド、核酸分子、ベクター、リガンド、化合物又は組成物がアンタゴニストである、請求項35に記載の方法。
  38. 患者の病気の治療措置のモニタリング方法であって、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチドの発現若しくは活性のレベル、又は前記患者由来組織内における請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子の発現のレベルを時間期間にわたってモニターする工程を含み、前記時間期間にわたり前記発現又は活性のレベルが対照レベルに向けての変化することが、前記病気の退行の指標である方法。
  39. 病気の治療及び/又は診断に有効な化合物の同定方法であって、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチド、又は請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子を、前記ポリペプチド又は核酸分子に対する結合アフィニティーを有すると推測される1種以上の化合物と接触させる工程、及び前記核酸分子又はポリペプチドに特異的に結合する化合物を選択する工程を含む方法。
  40. 病気の診断に有用なキットであって、厳密条件下で請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子とハイブリダイズする核酸プローブを含有する第1容器;前記核酸分子を増幅するために有用なプライマーを含有する第2容器;及び病気の診断を容易にするための前記プローブ及びプライマーの使用説明書を含んでなるキット。
  41. さらに、非ハイブリダイズRNAを消化するための薬剤を保持する第3容器を含む、請求項40のキット。
  42. 少なくとも1つの核酸分子が請求項7〜9のいずれか1項に記載の核酸分子である核酸分子のアレイを含んでなるキット。
  43. 請求項1〜6のいずれか1項で示されるポリペプチドに結合する1個以上の抗体と、前記抗体と前記ポリペプチドとの間の結合反応の検出に有用な試薬とを含んでなるキット。
  44. 形質転換して、高レベル、低レベル又は不在レベルて請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリペプチドを発現する、トランスジェニック又はノックアウト非ヒト動物。
  45. 請求項44に記載の非ヒトトランスジェニック動物を候補化合物と接触させ、かつ前記動物の病気に及ぼす前記化合物の効果を決定することよって、病気の治療に有効な化合物をスクリーニングする方法。
  46. 前記病気が、請求項33又は34で述べた病気の1つである、請求項35〜41のいずれか1項又は請求項45に記載の方法。
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