JP2006513506A - 未公開流動性に基づき金融商品についての注文の経路を定めるための自動化システム - Google Patents
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Abstract
取引所や代替取引システムと共に金融商品を注文するコンピュータ化されたシステム及び方法を提供する。本実施例に従って、更新注文控帳情報を、複数の取引執行エンティティの各々から受信する。複数の金融商品の第1の金融商品用注文は、第1のユーザから受信する。その注文は、第1単位価格要素と公開流動量および未公開流動量を含む第1単位量を含む。その注文は、執行のために複数の取引執行エンティティの第1のエンティティに送られる。取引執行エンティティが第1のエンティティであることを要求しない第1の金融商品用の逆注文は、第2のユーザから受信する。その逆注文は、第2の価格単位要素、第2の単位量を含み、第1と第2の単位価格要素は、重複値を有する。(1)単位価格値と更新注文控帳情報の第1金融商品用公開流動量と、(2)第1単位価格要素と第1非公開流動量の関数として、その逆注文は複数の取引執行エンティティの1つに送られる。
Description
株、債券、商品、デリバティブ、外国為替及びその他の証券など金融商品のコンピュータ・アクセス可能な取引システムには、現在主に3つのタイプがある。第一のタイプは、ニューヨーク証券取引所及びニューヨーク商品取引所を例とする従来の株式取引システムである。この種の取引所においては、証券取引所のメンバになっている登録証券取引スペシャリストなど単一の登録証券ディーラによって各証券の相場が張られる。立会場にいるディーラ/スペシャリストとの面と向かっての通信及び電話での通信の他に、立会場のディーラ/スペシャリストに注文を送るためにコンピュータが使用される。売値及び買値(それぞれ買い呼値及び売り呼値)に関する情報は、ディーラ/スペシャリストの取引端末を通じてディーラ/スペシャリストによって取引所及びブローカに提供される。電子注文は、ディーラ/スペシャリストによって調整されて、秩序ある市場が維持される。注文が合うとすぐに、ディーラ/スペシャリストは、取引端末及び取引データを記憶する中央コンピュータでその執行を確認する。
第二のシステムは、交渉スペシャリストまたは立会場を基礎とする取引所なしにディーラが提示する相場への電子アクセスを利用する電子取引である。その最大のものはNASDAQである。これは完全にコンピュータを基にした市場であり、各メンバ・ディーラはコンピュータ・ネットワークを通じて取引所で取引される株式で自身の相場を張ることができる。自身の名前で多くの株数を取引してスプレッド(すなわち株式の買い値と売り値の差額)から利益を得るディーラは値付け業者(market maker)と呼ばれる。値付け業者は大手の金融機関であることが多いが、必ずしもそうとは限らない。通常、株式には多数の値付け業者がいて、各々が自身のためまたは顧客のために株式の買いまたは売りを申し出る。
ある証券について任意の値付け業者による最良の買い呼値及び任意の値付け業者による最良の売り呼値は、その証券の「インサイド・マーケット」と呼ばれる。NASDAQは、レベルI、レベルII及びレベルIII として知られる3つの異なるサービス・レベルでコンピュータ・ネットワークを通じて参加者に取引データを提供する。レベルIは、特に、以下のデータへのリアルタイムのアクセスを可能にする:(1)上場証券のインサイド・マーケット値(最も高い買い呼値及び最も低い売り呼値)、(2)個々の値付け業者の指し値並びにOTCビルティンボードの掲示板上証券の内部指し値、(3)取引価格及び取引量データ。レベルIIは、さらに、コンピュータ・ネットワークにおいて各値付け業者のためのリアルタイム相場及び各ATSのための内部価格を提示する。レベルIII は、メンバ・ディーラに限定されるサービスであり、メンバ・ディーラが、値を付ける証券について最良の買い呼値及び売り呼値をNASDAQに与えて、入ってくる注文を受けられるようにする。1994年3月22日にTrojan他に対して与えられた米国特許第5,297,032号に開示されるものなど、レベルII及びIII データを表示するための様々なシステムがある。
電子取引所は、コンピュータ・ネットワークを通じて取引を行い、一致させ、記録し、確認する。例えばNASDAQを通じて何の制限もなしに成り行き注文が発せられる場合、NASDAQのコンピュータは、売り呼値と買い呼値とを実際に照らし合わせて、取引の相手を選択する。ただし、ブローカは特定の値付け業者に/から売買の好みを指示することができる。
歴史的に、値付け業者は、NASDAQなど電子取引所において証券の価格を単独で決定してきた。非メンバは、メンバ・ディーラに自身の注文及び顧客の注文を発しなければならず、メンバ・ディーラは斡旋手数料を受け取る。他の証券取引所と同様、NASDAQなど電子取引所は、取引ごとに料金を受け取る。
NASDAQは、また、2つの自動化執行システム、Small Order Execution SystemSM(小口注文執行システム−SOESSM)及びSelectNet(R)も運用している。SOESは、成り行き注文及び市場性のある指値注文の自動化執行を行うシステムであるのに対して、SelectNetはこれらの注文を取り決めまたは執行する能力を持って注文の引渡しを申し出る。SelectNetは、また、電子証券取引ネットワーク(ECN)及びSOESまたはSuperSoesSMの自動執行に参加しない未上場取引特権(UTP)取引所に納税義務履行命令(liability order)を送るために使用される。
SOESは、SOES参加者にアクティブなSOES認定のNASDAQ証券への注文を入力させこれを執行させる自動化取引システムである。このシステムが動作する際のルールは、証券の種類に応じて2組ある。すなわち、(1)SuperSoesは、Nasdaq National Market(R)(Nasdaq国内市場−NNM)証券の取引を処理するために使用され、(2)SmallCap SOESは、NASDAQ SmallCapSM証券の取引を処理するために使用される。いずれのシステムにおいても、執行レポートはテープに報告されるためにAutomated Confirmation Transaction ServiceSM(自動化確認取引サービス−ACTSM)に送られ、取引の両サイドが、決済及び清算のために照合済み取引として適切な清算会社に送られる。
SelectNetは、取引の交渉及び執行を自動化するための能力をトレーダに提供する。SelectNetの最大注文サイズは、999,999株である。執行は周知のために自動的にACTに報告され、比較及び清算のために決済に回される。SelectNetは、また、入って来る注文及び出て行く注文を識別して、市場参加者がその後のメッセージ及び取引処理結果を見られるようにする。これらのサービスについては、NASDAQ TRADING MANUAL(2001)においてさらに詳細に説明されており、その開示全体が参照により本出願に組み込まれる。
第三の取引システムは、ATSメンバ及びNASDAQユーザなど電子取引所利用者に値付け業者またはスペシャリストから独立して注文を表示し執行できるようにする電子ネットワークを提供する代替取引システム(“ATS”)である。こうすることによって、メンバは従来の手数料を支払わなくて済み、より新しくそして完璧な相場情報を享受できる。ECNの例としては、Instinet、ARCA、BRUT、BTRD及びIslandがある。その他のATSとしては、NASDAQのPrimex System及びNYFIXのMillennium Systemがある。
ECNの各メンバは、ECNの中央注文控帳コンピュータと接続される取引端末を持つ。メンバは、その買い(Bid)及び売り(Offer)を表示して、もたらされたネットワークを通じて取引を行う。ECNの注文控帳コンピュータは、そのメンバによってリアルタイムに提供される各開放及び閉鎖取引についての価格、数量及び執行を含めた買い/売り情報の記録を保存する。注文控帳コンピュータは、また、どのコンピュータがすなわちどのメンバが各買いまたは売りを提示したかを記録する。中央注文控帳コンピュータを通じてある買いがまたは売りが得られると、中央注文控帳及びメンバの取引端末はそれに伴って更新され、受け入れられた買い及び売りは画面表示されなくなる。
ECNは、もともとそのメンバ間での取引のために開発された。従って、各ECNは独自の端末及びプロトコルを開発した。ECNは、通常、取引量に応じて、取引ごとに手数料を受け取る。
従来の株式取引所及び電子取引所においては、売り手と買い手は、取引の仲介人すなわちそれぞれ特定の証券を扱うスペシャリストまたは値付け業者に従う。しかし、ECNにおいては、各買い及び売りは個別の匿名の注文であり、そのメンバ全てが完全に見ることができまたアクセスすることができる。従って、ブローカ/ディーラであるメンバ、さらには、単にメンバには、ECNの中央注文控帳において様々な価格の多数の買い及び売りが提示される。この種の注文のためにスペシャリストまたはディーラの仲介人はないので、伝統的な証券取引所及び電子取引所に関係する第三者遅延及び手数料を排除する。メンバは、その取引コンピュータを通じて、注文入力、価格、量、期間及びキャンセルを含めて証券取引のあらゆる側面を制御する。メンバは、その裁量で、ECNの中央注文控帳から表示される利用可能な全てのオープン注文の中から希望の取引を選択できる。メンバは、証券のインサイド・マーケットから選択するか、またはインサイド・マーケットから外れるもっと不利な価格で選択する場合がある。このような自由は非常に望ましい。例えば、内部売り注文が表示する以上の株数を得るために最良の売り呼値と同じまたはそれより高い価格で証券を買うのが賢い戦略である場合がある。このような戦略は、インサイド・マーケットは急速に動いており、最良の売り呼値に応じようとするときには得られないことも認める。
Lava Trading,Inc.に譲渡された米国特許第6,278,982号は、各顧客が、単独で、または、1つ以上の電子取引所と組み合わせて、2つ以上のECN、または、これに匹敵するその他のATS、からのと共に証券取引を行う証券市場情報を見てこれを分析し、かつ、これらと証券取引を行うために単一のトレーダ端末を使用する証券取引連結システムについて説明している。連結コンピュータ・システムは、市場情報を出力し取引を処理する。連結コンピュータ・システムは、証券、注文識別符号及び買い呼値及び売り呼値情報を含めて、各参加ECN注文控帳コンピュータからの注文控帳情報を集計する。電子取引所に参加するための買い呼値及び売り呼値は、ディスプレイに組み込むことができる。結合された情報は、証券ごとにまた買い及び売りごとに顧客に表示され、その後価格、量及び顧客が希望するその他の属性ごとに仕分けられる。連結コンピュータ・システムは、顧客がECNメンバまたは電子取引所のユーザであり、従って情報を受け取る権限を有する値付け業者ECN及び電子取引所からの情報のみを各取引端末に転送する。
上に説明した金融商品を取引するための各種のシステムに関連して、未公開流動性(例えば、留保量または隠し量)を含むことができる金融商品について注文(例えば、買い注文、売り注文)を発することは既知である。例えば、ある単位価格(例えば、$25.05)である株式(例えば、DELL株)2000株を売るために注文を発し、100株を表示し(公開流動性)、1900株を留保するまたは隠す(未公開流動性)、と指定することが可能である。この種の注文がなされるとき、他のユーザ(例えば、トレーダまたはディーラ)は、25.05ドルでDELL株100株の買いがあることのみ知らされ、1900株の留保量については知らない。システムのユーザは、市場の影響を最小限に抑え、匿名性を維持し、最良の執行指令を遂行するために未公開流動性を設ける。この種の「未公開」流動性は、取引される流動性を設けたユーザにとって、また未公開流動性を介して取引する流動性に対して執行しようとする可能性がある他のユーザにとって、悪影響があり、それによって悪い価格となり、または未公開流動性に対して多くの取引が必要となり、結果として取引コストが非効率化する可能性がある。
本発明の第一の実施態様に従えば、取引所または代替取引システムに金融商品についての注文を発するためのコンピュータ化システム及び方法が提供される。この実施態様に従えば、複数の取引執行エンティティの各々から更新済み注文控帳情報を受け取る。更新済み注文控帳情報は、複数の金融商品の各々について、対応する公開流動量と共に現在の買い呼値及び対応する公開流動量と共に現在の売り呼値を含む。この複数の取引執行エンティティには、例えばECN、証券取引所及びブローカ・ディーラが含まれる。
複数の金融商品のうち第一の金融商品についての注文を、第一のユーザから受ける。この注文は、第一の単位価格成分及び第一の単位量を含む。第一の単位量は、公開流動量及び未公開流動量を含む。公開流動量及び未公開流動量を含む注文は、執行のために複数の取引執行エンティティのうち第一のエンティティに送られる。
取引執行実体が取引執行実体のうち第一のエンティティであることを要求しない第一の金融商品についての逆注文を、第二のユーザから受ける。逆注文は第二の単位価格成分及び第二の単位量を含み、第一及び第二の単位価格成分は重複する値を有する。例えば、注文が$25.65でDELL株100株を買うための買いである場合、$25.65(またはこれ未満)でDELL株を売るための売りが、重複する単位価格成分を有する逆注文となる。
(1)更新済み注文控帳情報における単位価格及び公開流動量、及び(2)第一の単位価格成分及び第一の未公開流動量、の関数として、逆注文が複数の取引執行エンティティのうちの1つに送られる。
本発明の別の実施態様に従えば、金融商品についての注文を複数の取引執行エンティティのうちの1つに送るための方法が提供される。この方法は、複数の金融商品について公開流動性及び未公開流動性に関する情報を保存するステップ、複数の取引執行エンティティのうち特定の1つのエンティティに注文を送ることを要求しない複数の金融商品のうちの1つについての注文を受けるステップ、及び複数の金融商品のうち前記の1つの商品について公開流動性情報と未公開流動性情報の関数として複数の取引エンティティのうちの1つのエンティティに注文を送るステップ、を含む。
本発明の別の実施態様に従えば、金融商品に関する注文を処理してこれを複数の取引執行エンティティに送るためのシステム及び方法が提供される。第一の注文を第一のユーザから受ける。第一の注文はある金融商品についての買い及びこの金融商品についての売りのうち1つであり、第一の注文は、この金融商品に関する単位価格及びこの金融商品の注文量を含む。注文量は、公開流動量及び未公開流動量を含む。公開流動量及び未公開流動量を含む第一の注文は、複数の取引執行エンティティのうちの1つに送られる。更新済み注文控帳情報を、複数の取引執行実体の各々から受け取る。更新済み注文控帳情報は、この金融商品の買い及び売りを含み、各買い及び売りは、それぞれの単位価格及びそれぞれの公開流動量を含む。
第一の注文が買いであり、重複する単位価格によるこの金融商品の売りを含む第二の注文を受けた場合(この注文は複数の取引執行実体のうちの特定の1つであることを要求せず、またそれぞれの注文量を含む)、このシステム及び方法は、
(i)第二の注文の売りの単位価格及び注文控帳におけるこの金融商品についての買いの各々の単位価格に基づいて、金融商品について最も高い買い呼値を選択し、
(ii)最も高い買い呼値について、第二の注文の注文量と、1)最も高い買い呼値が第一の注文である場合公開流動量と未公開流動量の合計、及び2)最も高い買い呼値が注文控帳におけるこの金融商品についての買いの1つである場合この買いの公開流動量、のうち少ない方の注文量を選択する。その後、選択された注文量の合計が第二の注文の注文量に等しくなるまで、次に高い買い呼値についてステップ(i)及び(ii)が繰り返される。選択された各買いについては、選択された注文量を明記する対応する注文が、選択された買いに関連付けられる複数の取引執行エンティティのうちの1つに送られる。システムが上記の(i)及び(ii)を実行中に市場データが変化する可能性があることに留意しなければならない。従って、システムが「次に高い買い呼値」を評価する際、システムは注文控帳情報の更新済み市場データに基づいてこれを評価する。
(i)第二の注文の売りの単位価格及び注文控帳におけるこの金融商品についての買いの各々の単位価格に基づいて、金融商品について最も高い買い呼値を選択し、
(ii)最も高い買い呼値について、第二の注文の注文量と、1)最も高い買い呼値が第一の注文である場合公開流動量と未公開流動量の合計、及び2)最も高い買い呼値が注文控帳におけるこの金融商品についての買いの1つである場合この買いの公開流動量、のうち少ない方の注文量を選択する。その後、選択された注文量の合計が第二の注文の注文量に等しくなるまで、次に高い買い呼値についてステップ(i)及び(ii)が繰り返される。選択された各買いについては、選択された注文量を明記する対応する注文が、選択された買いに関連付けられる複数の取引執行エンティティのうちの1つに送られる。システムが上記の(i)及び(ii)を実行中に市場データが変化する可能性があることに留意しなければならない。従って、システムが「次に高い買い呼値」を評価する際、システムは注文控帳情報の更新済み市場データに基づいてこれを評価する。
第一の注文がオファであり、重なり単位価格によるこの金融商品のビッドを含む第二の注文を受けた場合(この注文は複数の取引執行実体のうちの特定の1つを要求せず、またそれぞれの注文量を含む)、このシステム及び方法は、
(i)第二の注文のビッドの単位価格及び注文控帳におけるこの金融商品についてのオファの各々の単位価格に基づいて、この金融商品について最も低い売り呼値を選択し、
(ii)最も低い売り呼値について、第二の注文の注文量と、1)最も低い売り呼値が第一の注文である場合には公開流動量と未公開流動量の合計、及び2)最も低い売り呼値が注文控帳におけるこの金融商品についての売りのうちの1つである場合にはこの売りの公開流動量、のうち少ない方の注文量を選択する。その後、選択された注文量の合計が第二の注文の注文量と同じになるまで、次に低い売り呼値についてステップ(i)及び(ii)が繰り返される。選択された各売りについて、選択された注文量を明記する対応する注文が、選択された売りに関連付けられる複数の取引執行エンティティのうちの1つに送られる。システムが上記の(i)及び(ii)を実行中に市場データが変化する可能性があることに留意しなければならない。従って、システムが「次に低い売り呼値」を評価する際、システムは注文控帳情報の更新済み市場データに基づいてこれを評価する。
(i)第二の注文のビッドの単位価格及び注文控帳におけるこの金融商品についてのオファの各々の単位価格に基づいて、この金融商品について最も低い売り呼値を選択し、
(ii)最も低い売り呼値について、第二の注文の注文量と、1)最も低い売り呼値が第一の注文である場合には公開流動量と未公開流動量の合計、及び2)最も低い売り呼値が注文控帳におけるこの金融商品についての売りのうちの1つである場合にはこの売りの公開流動量、のうち少ない方の注文量を選択する。その後、選択された注文量の合計が第二の注文の注文量と同じになるまで、次に低い売り呼値についてステップ(i)及び(ii)が繰り返される。選択された各売りについて、選択された注文量を明記する対応する注文が、選択された売りに関連付けられる複数の取引執行エンティティのうちの1つに送られる。システムが上記の(i)及び(ii)を実行中に市場データが変化する可能性があることに留意しなければならない。従って、システムが「次に低い売り呼値」を評価する際、システムは注文控帳情報の更新済み市場データに基づいてこれを評価する。
本発明の別の実施態様に従えば、市場データ・サーバ及び注文サーバを含むコンピュータ・システムが提供される。市場データ・サーバは、複数の取引執行エンティティについて注文控帳情報を受け取る。注文サーバは、1人またはそれ以上のユーザから複数の金融商品のうちの1つまたはそれ以上についての注文を受けるように構成され、注文の少なくとも一部は、公開流動量及び未公開流動量を含む。注文サーバは、また市場データ・サーバから複数の取引執行実体についての注文控帳情報を受け取る。注文サーバは、注文控帳情報及び受け取った注文のうち他の注文の未公開流動量の関数として、受け取った各注文を複数の取引執行エンティティのうちの1つに送る。
本発明のさらなる実施態様に従えば、注文サーバは複数の注文サーバを含み、1人またはそれ以上のユーザは複数のユーザを含む。複数の注文サーバの各々は複数のユーザの部分集合から注文を受け、複数の注文サーバの各々はこれが受け取った注文の未公開流動量を市場データ・サーバに伝送する。市場データ・サーバは、それが受け取った未公開流動量を複数の注文サーバの各々に送信する。
本発明の別の実施態様に従えば、証券取引所または代替取引システムに金融商品についての注文を発するためのコンピュータ化された方法が提供される。この方法は、取引執行エンティティの各々から更新済み注文控帳情報を受け取るステップを含む。更新済み注文控帳情報は、複数の金融商品の各々について、対応する公開流動量と共に現在の買い呼値及び対応する公開流動量と共に現在の売り呼値を含む。複数の金融商品のうち第一の金融商品について第一のユーザから注文を受ける。注文は、第一の単位価格成分及び第一の単位量を含み、第一の単位量は公開流動量及び未公開流動量を含む。注文に基づいて、第一の単位価格成分及び公開流動量を含み未公開流動量を含まない第一のサブオーダが執行のために複数の取引執行エンティティのうち第一のエンティティに送られる。第二のユーザから、取引執行エンティティが取引執行エンティティのうちの第一のエンティティであることを要求しない第一の金融商品についての逆注文を受ける。逆注文は、第二の単位価格成分及び第二の単位量を含み、第一及び第二の単位価格成分は重複する値を有する。(1)更新済み注文控帳情報における第一の金融商品についての単位価格及び公開流動量、及び(2)第一の単位価格成分及び第一の未公開流動量、の関数として、この方法は、取引執行エンティティのうち逆注文が送られるべき目標エンティティを特定する。取引執行エンティティのうちの目標エンティティが取引エンティティのうちの第一のエンティティである場合、この方法は、第一の単位価格成分及び未公開流動量の少なくとも一部に等しい第二の公開流動量を含む第二のサブオーダを取引執行エンティティのうちの目標エンティティに送る。その後、逆注文を取引執行エンティティのうちの目標エンティティに送る。取引執行エンティティのうちの目標エンティティが取引執行エンティティのうちの第一のエンティティではない場合、この方法は、取引執行エンティティのうちの目標エンティティに逆注文を送る。
本発明の他の実施態様に従えば、上述の実施態様を執行するためにコンピュータを制御するために実施可能なコンピュータ実行可能プロセスを記憶しているコンピュータ読み取り可能な媒体が提供される。
証券など金融商品の取引に関連しては、表示値及び留保(または隠し)値を含む注文(例えば、売り注文及び買い注文)をすることが知られている。このような状況においては、ユーザA(例えば、ブローカまたはディーラ)がINTC株20,000株を買いたい場合、NASDAQ値付け業者として(またはATSに対して)1000株について所定の価格(52.14)で買いをだし、一方、残りの19,000株は予備として維持することによって、これを行う。同様に、ユーザB(例えば、別のブローカまたはディーラ)がINTC株40,000株を売りたい場合、NASDAQ値付け業者として(またはATSに対して)2000株について所定の価格(例えば、52.15)で売りを提示する一方、残りの38,000株を予備として維持することによって、これを売ることができる。NASDAQに買い/売りがだされた場合、レベルI及びIIのNASDAQ情報の受け手には、52.14でINTC株1000株の買いがあること、及び52.15でINTC株2000株の売りがあることが分かる。しかし、ユーザAを除けば、このNASDAQ情報の全ての受け手はユーザAの隠し留保分19,000株については知らない。同様に、ユーザBを除けば、このNASDAQ情報の全ての受け手はユーザBの隠し留保分38,000株については知らない。ATSにおいて買い/売りがだされる場合、各ATSメンバは、52.14でINTC株1000株の買いがあること及び52.15でINTC株2000株の売りがあることを知る。しかし、ユーザAを除けば、全てのATSメンバは買い手Aの隠し留保分19、000株については知らない。同様に、ユーザBを除けば、全てのATSメンバは買い手Bの隠し留保分38,000株について知らない。従って、上記の留保分における隠し流動性について知らない別のユーザは、それぞれの価格でもっと多くの株式を購入/売却することに関心があっても、52.15で2000株の売りに応じるかまたは52.14で1000株の買いに応じるか、あるいは次の価格レベルまで取引を流すかも知れない。
本発明の1つの実施態様に従えば、ネットワークにおいてユーザ(例えば、ブローカ、および/または、ディーラ)が利用できるが、他のユーザに表示されない未公開(例えば、留保または隠し)量を監視するシステムが提供される。システムがある量の買い/売り(例えば、Dell株20,000株の買い)を受けると、システムは、対応する表示買い/売りだけでなく、未公開量も考慮に入れて(例えば、15,000株の留保量を持つ1000株の表示ビッド)、表示(または公開)量プラス未公開量(例えば、表示量は1000株でしかないが、Dell株15,000株)に等しい量になるまで売り/買いに応じる。
本発明の論証を容易にするために、本発明の実施態様を使用できる一般的な先行技術のアーキテクチャを検討することが役立つ。しかし、他のアーキテクチャも使用できることが分かるはずである。図1を参照すると、4人のユーザ/トレーダ10がいくつかのECN及びNASDAQを使って、取引を行う。この単純な例においては、各トレーダ10は、2つのECNすなわちECN1 50及びECN2 51及び1つの電子取引所NASDAQ52のメンバであり、これら全てにそれぞれの端末101を操作することによってアクセスする。連結コンピュータ・システム(CCS100)は、各端末101及びECNの注文控帳サーバ14、ECN2の注文控帳サーバ15及びNASDAQサーバ16に接続される。また、ECN1の注文控帳サーバ14はECN1の他のメンバの取引端末17及び18に接続され、ECN2の注文控帳サーバ15はECN2の他のメンバの緒取引端末19及び20に接続される。
ECNと異なり、NASDAQは値付け業者及びユーザを有する。値付け業者は特定の証券に関して市場の維持に責任を負う。値付け業者は、値付け業者がNASDAQに値を付ける各証券について独自の注文及び顧客の注文から最良の買い及び売りを提示する。値付け業者はユーザ及び他の値付け業者からの注文を受け付けて、他の値付け業者及びECNとの間で注文を執行することができる。値付け業者との間で注文を執行する場合、ユーザは値付け業者が表示する売り呼値でのみ株を買うことができ、また、値付け業者の買い呼値でのみ株を売ることができる。すなわち、売りまたは買いに応じる。
ECN1 50は他のECNまたはNASDAQと対話しない閉鎖ネットワークである。ECN1の注文控帳サーバは取引端末101(CCS100に結合されている)と、またその取引端末17及び18(CCS100に結合されていない)と同様に対話する。ECN1注文控帳サーバ14は、その取引端末17および18と(また、CCS100を通じて取引端末101と)注文、執行及び確認を交換し、この情報に基づいてその取引端末101、17及び18の各々に市場データを与える。言い換えると、取引端末101、17及び18の各々は、その注文をECN1注文控帳サーバ14に与える。ECN1の注文控帳サーバ14は、この情報を集計してECN1注文控帳を構成し、これは次に、その取引端末101、17及び18の各々に提供される。
ECN2 51は、同様にその取引端末101、19及び20と対話する。しかし、ECN2 51は、NASDAQと統合されるSEC準拠ECNである。ECN2 51は、他のSEC準拠ECN及び値付け業者からの最良の買い及び売りと合わせてNASDAQによって表示されるように、ECN2上で取引される各証券についてのECN2の最良の買い及び売りをNASDAQに送る。ECN2 51及びその最良の買いまたは売りを提示するそのメンバは、ECN2 51が提示した最良の買い及び売りに対応するNASDAQ 52のユーザからのヒットを受け入れなければならない。これらの注文を執行できるか否か(すなわち、最良の買いまたは売りがいまだ有効であるか否か)に応じて、ECN2 51は、NASDAQ52に確認または拒絶を送る。NASDAQ52は、ECN2の完全な注文控帳を受け取るわけではなく、各証券についての最良の買い及び売りのみを受け取る。一方、NASDAQ 52と統合されるSEC準拠ECNは、NASDAQ 52から価格決定情報を受け取らないので、そのメンバがNASDAQ市場データを利用できるようにすることはできない。しかし、ECNの個々のメンバは、ブローカ/ディーラとしての権限を有する場合には、別個にNASDAQからの情報提供を受けることができる。
トレーダ10は、注文控帳サーバ27及び取引端末23及び24だけから構成されるECN3 53のメンバではない。ECN3 53は、NASDAQ 52と統合される準拠ECNであり、従って、トレーダ10は取引端末101上でECN3 53に関する情報しか見ることができず、この情報はECN3 53からのある証券についての最良の買い及び売りのみである。
最後に、トレーダ10は注文控帳サーバ28及び取引端末25及び26だけから成るECN4 54のメンバではない。ECN4 54はNASDAQと統合される準拠ECNではない。従って、トレーダ10はECN4取引端末にアクセスすることはできず、取引端末101上でECN4に関する情報を見ることは出来ない。
例証のために、ECN3及びECN4がCCS100からのアクセスは受けるがユーザ10によってはアクセスされないことを図解的に示すために、ECN3及びECN4は1本の両方向矢印ラインによってCCNに接続されて示されている。しかし、それぞれECN3及びECN4のメンバであるCCS100の他のユーザはこれにアクセスすることができる。
CCS100は、1台のコンピュータまたはコンピュータ・ネットワークにおいて実行できる多数の相互関連する機能を果たす。CCS100は、各ECN(ECN1 50、ECN2 51、ECN3 53及びECN4 54)及び電子取引所(NASDAQ52)から注文を収集し、各ユーザ/トレーダのECNにおける会員資格及び電子取引所を使用する権利に応じて各ユーザ/トレーダに総合注文控帳を配布する。従って、ユーザ/トレーダ10は、ユーザ/トレーダ10が許容される範囲に応じてCCS100が編集した完全な注文控帳の部分集合のみを受け取ることができる。この例においては、ユーザ/トレーダ10はECN1 50及びECN2 51及びNASDAQ52にアクセスすることができるが、ECN3 53(NASDAQ52を通じてアクセスする場合を除いて)及びECN4 54にはアクセスできない。
カスタマイズされた注文控帳は、通常証券及び価格ごとに組織化されてユーザ/トレーダの端末101に表示される。これによって、ユーザ/トレーダ10は、メンバとなっているECN50及び51、NASDAQの値付け業者21及び22及びECN3の全てからの最良買い及び売りに関する情報を単一のディスプレイで比較することができ、決定プロセスを単純化することができる。トレーダの売買決定を手助けするために、これらのデータからの分析的計算を表示してこれを利用することができる。
取引端末101において、ユーザ/トレーダは、取引の嗜好に基づいて、表示されるデータをフィルタにかけたりカスタマイズしたりすることができる。これらの機能によって、ユーザ/トレーダは、あまり望ましくない注文を除去してその取引活動のために最適化された形式でデータを見ることができる。例えば、ユーザ/トレーダは、表示される買いまたは売りの最少量を指定することができる。別の例としては、ユーザ/トレーダは、買い呼値または売り呼値を表示するための最少価格増分(最少許容増分)(すなわち32分の1ドルなど)を指定することによって表示をカスタマイズすることができる。これによって、これより大きい増分の価格は適宜丸められる。
ユーザ/トレーダ10が注文を発したい場合、取引端末101を用いて注文をCCS100に送ることができる。ユーザ/トレーダが指示するパラメータに基づいて、CCS100は、いつどこに注文を発するかを決定する。例えば、CCS100は、単一の注文を分割して、複数のECN及び(または)電子取引所に送ることができる。CCS100は図1において単一の中央コンピュータとして示されているが、実際には、コンピュータ・ネットワークとして実現することができ、さらにその機能の一部は端末101が実行することもできることに留意しなければならない。
ユーザ/トレーダ10が発したいであろう注文のタイプは多様であり、以下の例は、本発明の実施態様の使用法の一部を実証するためのものである。例えば、指値注文は、ユーザ/トレーダが売りたいまたは買いたい株数の他にユーザ/トレーダが最小売値(売りの場合)または最も高い買値(買いの場合)を指定するタイプの注文である。これに対して、成り行き注文は、ユーザ/トレーダが、注文の執行時に利用できる最良の価格で指定株数を買うことまたは売ることに同意するタイプの注文である。その他の注文のタイプについては下でさらに詳しく論じる。図1のシステムにおいて、ユーザ/トレーダ10が注文を発したい場合、注文はまず端末101からCCS100に送られ、その後、CCS100から例えばNASDAQ52またはECN50−51のうちの1つに送られる。本発明において、チケット注文と言う言葉は、端末101からCCS100に送られる注文を指すために使用され、外部注文と言う言葉はCCS100からNASDAQまたはECNに送られる注文を指すために使用され、注文と言う言葉は、チケット注文及び外部注文のいずれかまたはその両方を総称的に指すために使用される。多くの場合、チケット注文と外部注文との間には1対1の関係がある。しかし、場合によっては、単一のチケット注文がCCS100によって複数の外部注文に分割される。
次に、Lava Trading,Inc.から入手可能なLAVA TRADINGFLOOR(R)ソフトウェアに関連して発注のためのユーザ・インタフェースについて説明する。ただし、ここで説明されるユーザ・インタフェースが望ましいが、本発明の実施態様に関連して注文を発するために任意のユーザ・インタフェースを使用できることが分かるはずである。さらに、ユーザ・インタフェースを全く使用せずに注文を発することができる。例えば、ユーザ対話またはユーザ用ディスプレイなしにソフトウェアを通じて自動的に注文を発することができる。
図2は、上述のソフトウェア用の“Lava Order Launcher”スクリーン1000を示している。図2は、ユーザが“Lava Order Launcher”で利用できる多数のフィールド及びオプションを例示するために使用されるものであり、これらのフィールド及びオプションの必ずしも全てが表示されるわけではなくまた全ての注文タイプについて利用可能であるわけではないことに留意しなければならない。さらに、図2のLava Order Launcherスクリーンは、単に発注のために可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースを例示するために使用されるものであり、他の構成をこれに変わって使用することができることが分かるはずである。いずれにしても、図2を参照すると、スクリーンは、取引対象である証券を識別するためのシンボル(Symbol)フィールド1080、注文が送られるルート(この場合には1つのECNであるIsland)を示すRouteフィールド1020ドロップダウン・ボックス、及び注文タイプ(この場合には指値注文)を指示するフィールド“Type”1060を含む。数量セクションは、取引される総株数を指示する“Total”フィールド1010、使用される場合には、例えば、NASDAQまたはECNからその注文に関する情報を受ける他のユーザに対して取引されるものとしてユーザが“表明(Show)”したい株数(すなわち公開流動性)を示す“show”フィールド1040を含む。この機能は、下でさらに詳細に説明する通り、注文において留保量を指定するために使用される。有効期間(TIF:Time In Force)フィールドは、ドロップダウン選択ボックス1050、及び、注文の満了時期を定義するタイム・フィールド1080を合わせて含む。指値フィールドは、ドロップダウン選択ボックス1020(この場合には、テイク・スルー・バイ(Take Through by))、価格補正フィールド1040、裁量フィールド1200及び算定指値1220(この場合には、内部売り呼値(25.65)マイナス補正(0.05)マイナス裁量(0.10)に等しい25.8)を含む。Throughフィールド1070は、ユーザが、指示される取引のブローカ・ディーラを務める代替会社を選択することによって匿名で取引できるようにする。このフィールドは、どの注文タイプにも使用することができる。Buyボタン1090が選択される場合(図に示される通り)、このボタンは注文が買い注文(すなわち買い)であることを示す。Sellボタン1100が選択される場合、このボタンは注文が売り注文(すなわち売り)であることを示す。現在の内部“買い”及び“売り”呼値がフィールド1210に表示される(この場合には、買い呼値は25.61であり、売り呼値は26.65である)。実行されると取引を執行することなくウィンドウを閉じるCloseボタン1170が設けられる。実行ボタン1190(この場合には買い注文を指示している)は、注文を執行させる。More Optionボタン1110が選択されると(図に示される通り)、Execution instructionsフィールド1130、Capacityフィールド及びUser Account・フィールド1150が表示される。
“pref”フィールド1030は、取引執行実体がこの機能をサポートする場合にはユーザが取引したい特定の相手を指示するために使用される。例えば、NASDAQは、ユーザが取引相手にしたい特定のブローカ・ディーラを指示できるように、そのSelectNet実行システムのためにこのフィールドを提供する。ユーザが直接あるECNに注文を送る場合には、ECNにおける相手は現在のECNシステムにおいて匿名なので、一般にこのフィールドは使用されないことに留意しなければならない。
いずれにしても、図2に戻ると、指値買い注文のために選択ボックス1120に8つのオプション、及び、指値売り注文のために選択ボックス1120に8つのオプションがあることが望ましい。指値買い注文のためのオプションは、1)内部買い呼値(例えば、25.61)にフィールド1140において指示される金額を加えた金額で買いを提示するための“ハイ・ビッド・バイ(High Bid by)”、2)内部買い呼値で買いを提示するための“ジョイン・ビッド(Join Bid)”、3)内部買い呼値からフィールド1140において指示される金額を差し引いた金額で買いを提示するための“ビロー・ビッド・バイ(Below Bid by)”、4)内部売り呼値(例えば、26.65)からフィールド1140において指示される金額を差し引いた金額で買いを提示するための“ビッド・ビロー・オファ・バイ(Bid Below Offer by)”、5)フィールド1140において指示される金額(省略値は内部買い呼値)で買いを提示するための“ビッド(Bid)”、6)内部売り呼値で買いを提示するための“テイク・オファ(Take Offer)”、7)フィールド1140において指示される金額(省略値は内部売り呼値)で買いを提示する“オファ(Offer)”、及び8)内部売り呼値にフィールド1140において指示される金額を加えた金額で買いを提示するための“テイク・スルー・バイ(Take Through by)”、を含むことが望ましい。指値売り注文のためのオプションは、1)内部売り呼値(例えば、25.65)からフィールド1140において指示される金額を差し引いた金額で売りを提示するための“ロウ・オファ・バイ(Lower Offer by)”、2)内部売り呼値でオファを提示するための“ジョイン・オファ(Join Offer)”、3)内部売り呼値にフィールド1140において指示される金額を加えた金額で売りを提示するための“アバブ・オファ・バイ(Above Offer by)”、4)内部買い呼値にフィールド1140において指示される金額を加えた金額で売りを提示するための“オファ・オーバ・ビッド・バイ(Offer over Bid by)”、5)フィールド1140の値(デフォルト値は内部買い呼値)で売りを提示するための“オファ(Offer)”、6)内部買い呼値で売りを提示するための“ヒット・ビッド(Hit Bid)”、7)フィールド1140において指示される金額(デフォルト値は内部売り呼値)で売りを提示するための“ビッド(Bid)”、及び8)内部買い呼値からフィールド1140において指示される金額を差し引いた金額で売りを提示するための“ヒット・スルー・バイ(Hit through by)”、を含むことが望ましい。
下に論じるとおり、留保指値注文の場合、表明フィールド1040及び合計フィールド1010を用いて留保量(留保=合計−表明)及び表示量(表明)を指定することができる。隠し指値注文の場合、ユーザはモア・オプション(More Option)1110を選択し、その後実行命令フィールド1130から“不可視(invisible)”を選択する。
別のタイプの注文は、“釘付け(Pegged)”注文である。“釘付け”注文は、注文が内部価格に伴って動くようにユーザがECN注文を同じ側または反対(すなわち相補的)側に“釘付け”できるようにする。図2のOrder Launcherを用いて釘付け注文を入力するには、ルート(Route)1020にECNを入力し、注文タイプ(Order Type)1060で“釘付け注文(Pegged Order)”を選択し、数量(Quantity)フィールドに合計数量を入力する(また、留保を定義する場合には表明量1040を入力する)。釘付け買い注文の場合選択ボックス1120のオプションは、上述のハイ・ビッド・バイ(High Bid By)、オン・ビッド(On Bid)、ビロー・ビッド・バイ(Below Bid By)及びビッド・ビロー・オファ・バイ(Bid Below Offer By)を含むことが望ましく、釘付け売り注文の場合選択ボックス1120のオプションは、上述のロー・オファ・バイ(Low Offer By)、アト・オファ(At Offer)、アバブ・オファ・バイ(Above Offer By)及びオファ・オーバー・ビッド・バイ(Offer Over Bid By)を含むことが望ましい。この場合、ユーザはプラス・アロウ(Plus Allow)フィールドにこの注文の限度価格(上限/下限額1220)を設定するために値を入力することができる。内部価格がこの範囲を超えて動く場合、釘付け注文は指値注文として作用し、その限度を超えて内部価格に従うことはない。内部価格が価格範囲内に戻る場合には「釘付け」すなわち内部価格への追随を再開する。
もう1つの注文タイプはスィープ(Sweep)注文である。スィープ注文の場合、ユーザは合計量及び限度価格を指定することができ、CCS100は、このユーザが売買しようとしていることを他のユーザ/トレーダに分からせることなく、この限度内の全ての利用可能な流動性を拾い出す。スィープは、注文が満たされるまでまたは取り消されるまでまたはユーザが指定する期間に基づき満了するまで、継続する。図2のスクリーンからスィープ注文を入力するには、買い(フィールド1090)または売り(フィールド1100)を選択して、スィープ(フィールド1060)を選択する。ルート1020は、“CLBK”(カラーブック)として指定される。限度価格は、フィールド1120及び1140に指定される。売られるまたは買われる数量は、合計フィールド1010に指定される(このタイプの注文において公開数量はないので、表明フィールド1040は使用されない)。実行命令において“攻撃的(Aggressive)”が選択される場合、同じルートからのビッド/オファは最も不利な表示価格で1つの注文に統合される。実行命令において“ECNのみ(ECN Only)”が選択される場合、注文はECNにのみ向けられる。いずれにしても、スィープ注文が執行される場合、1120、1140及び1200において指定される限度内で利用可能として表明されるあらゆる流動性(例えば、注文がスィープ買い注文の場合には売り、または注文がスィープ売り注文の場合には買い)に応じる。即時もしくはキャンセルの有効期間(TIF)が使用される場合、指示される数量全体が、指定される限度価格内の買い/売りを示す全ての値付け業者及びECNに分配され、その表示数量に基づいて各参加者に数量が比例配分される。
スィープ注文を例証するために、以下の例について考えてみる。注文は以下のパラメータを使って入力される:Dell(フィールド1080)、CLBK(フィールド1020)、スィープ(フィールド1060)、売り(フィールド1100)、10,000(フィールド1010)、ヒット・スルー・バイ(フィールド1120)、0.02(フィールド1140)、24.04下限(フィールド1220)。注文が入力される時点で、Dellについて表明される買いは以下の通りである:
CCS100は、上記の買いを評価して、現在最も高い買い呼値を24.05と判定する。次に、24.05レベルで注文を満たすのに充分なストックがあるかどうか評価する。i)MLCOの1,000株、ii)GSCOの2,000株、iii )ISLDの5,000株、の株数が計算され、24.05レベルで合計8000株となる。これは、10,000株の注文を満たすのに充分ではないので、CCS100は、24.04レベルに移る。この時点で、ARCOの1000株が計算されて、24.04レベルで合計1000株となる。3000株のFBCOの買い呼値は24.03であり、スィープ注文において指定される最低価格を下回る。従って、合計9000株が「初期」スィープで上記のECN及び値付け業者に送られる。TIF(フィールド1050、1180)が満了する前に指定される限度内で追加のビッドが利用可能になった場合、追加のスィープが実行される。NASDAQまたはECNの他の買い手及び売り手はスィープ注文の存在またはスィープ注文を開始するユーザ/トレーダの側がDell株10,000株を売りたいという願望の存在を知らないことに留意しなければならない。
もう1つのタイプの注文はLava ColorBook成り行き注文である。この注文タイプは、現在の内部価格で執行する「スィープ注文」として作用する。言い換えると、より不利なレベル(例えば、売り注文の場合にはより低い価格、または買い注文の場合にはより高い価格)に移る前に現在の内部価格レベルを全て試す。内部価格が好転すると、CCS100は、直ちにそのレベルに移る。上述のスィープ注文と同様、注文が満たされるまでまたはユーザがTIF(フィールド1050、1180)において指示する期間に基づく満了まで執行が継続される。図2のスクリーンからLava成り行き注文を入力するには、買い(フィールド109)または売り(フィールド1100)を選択し、ルート1020としてCLBKを選択し、タイプ1060として「成り行き(market)」を選択し、フィールド1050、1180にTIFを入力する。売買対象の証券はフィールド1080に入力され、成り行き注文の株数はフィールド1010に入力される。これは成り行き注文なので、価格フィールド1120、1140及び1200には何も入力されない。
もう1つの注文のタイプは、ColorBook裁量注文である。この注文タイプは、ユーザがECNまたは取引所に指値注文を提示して、その後留保量を用いて裁量金額内の流動性を掃事できるようにする。図2において裁量注文を入力するには、ルート1020としてECN(例えば、ISLD)を選択し、注文タイプ1060として指値注文(Limit Order)を選択し、合計量1010及び表明量1040を数量セクションにおいて入力する。限度価格はフィールド1120及び1140に入力され、フィールド1200に裁量金額が入力される。注文の「表明」量1040は限度価格で執行され、これが満たされると補充される。同時に、裁量金額内の流動性はスィープ注文の一部として売買される。例えば、「表明」量1000株、売り呼値20.00及び裁量0.10でDell株10,000株を売るためのColorBook裁量注文について考えてみる。CCSは、20.00でDell株1000株の売りを発する(9000株が保留される)。この価格で株が売られると、1000株の売りが留保量から補充され、留保量はこれに従って減少する。さらに、CCSは、現在の留保量に達するまでの量についてスィープ注文として裁量金額内(例えば、売り呼値20.00から裁量0.10を差し引いた19.90以上)のDellの買いに応じる。
スィープ&掲示注文及びスィープ掲示隠し注文を含めてスィープ注文の変形もある。スィープ掲示隠し注文の場合、上述の初期スィープ注文の後、未執行量が分割されて、隠し指値注文をサポートする全ての認可ECNに「隠し指値」注文として提示される。あるECNが「隠し」指値注文を受ける場合、ECNメンバにこの注文を表示しない。ただし、ECNが隠し買い/売り注文を持ち、限度内の対応する売り/買いがある場合、ECNは注文に応じる。スィープ掲示隠し注文は、タイプ1060がスィープ掲示隠し(Sweep Post Hidden)である以外はスィープ注文と同様に開始される。
スィープ&掲示注文の場合、上述の初期スィープ注文の後、未執行量がスィープ注文において指定される限度価格の指値注文として1つまたはそれ以上の取引執行実体に対して提示される。ユーザは注文の“掲示”部分についてどの取引執行実体(例えば特定のECN、ECNのみ、など)を使用できるかを指定することができる。さらに、ユーザは、ユーザが注文の“掲示”部分を保有量注文にしたい場合には表明量及び合計量を入力することが出来る。この注文は、タイプ1060がスィープ&掲示であり表明量フィールド1040が使用される以外は、スィープ注文と同様に開始される。
もう1つの注文のタイプはColorBook成り行き&掲示注文である。この注文はまず限度価格でColorBook成り行き注文を執行し、その後、上述のスィープ&掲示注文と同様に未執行量について「掲示」注文を執行する。
もう1つの注文のタイプはColorBook探索注文である。探索注文は、注文の全残量について即時もしくはキャンセル注文を1回に1つECN及び値付け業者に発することによって、隠し量または留保量を探索できるようにする。図2から探索注文を入力するには、ルート1020についてはCLBKを選択し、タイプ1060については探索(Probe)を選択し、合計1010には数量を入力し、価格フィールド1120及び1140には限度価格を入力する。
上記の通り、指値注文は留保量を指定することができる。多くのECNがこの種の留保注文を生来のシステム機能でサポートするが、そうではないECNもある。以下の論証において、“留保量注文”とは両方のケースを意味し、“生来の留保量注文”とは生来のシステム機能で留保注文をサポートする取引執行実体に送られる注文を意味し、“非生来の留保量注文”とは生来のシステム機能で留保注文をサポートしない実体に送られる注文を意味する。留保量注文は、指定される表明量及び隠されるまたは表示されない残高または留保量を持つ指値注文である。表示量が使い果たされると、自動的に留保分から補充される。表示サイズより大きいサイズの注文は留保量全体に達するまで満たされる。図2において留保量注文を入力するには、ルート1020についてはECNを選択し、タイプ1060については“指値注文”を選択し、合計フィールド1010には合計量を入力し、フィールド1040には表明量を入力する。留保量は、合計1010マイナス表明1040である。限度価格は、フィールド1120及び1140に入力される。フィールド1200は使用されない。生来の留保量注文の場合、表示量(表明1040)及び留保量(合計1010マイナス表明量1040)の両方が直ちに選択されたルート1040に送られる。これに対して、非生来の留保量注文の場合、留保量はCCS100に維持され、CCSは留保量が使い果たされるまで表示量を維持するために順次ECNに指値注文を送る。
上述の注文タイプはLAVA TRADING FLOORソフトウェアによって提供される全ての注文タイプのリストではないことが分かるはずである。上に説明されるのは、本発明の実施態様の様々な態様を説明するのに役立つ代表的な注文タイプのリストである。
上述の注文タイプの多くは“非公開”流動性を生じる結果となる。本発明において、流動性とは、いまだ満たされていない(例えば、取引相手によって受け入れられていない)既存の注文(例えば、金融商品の買い注文または売り注文)として定義される。流動性は、他のユーザ(例えば、トレーダ)が見ることの出来る“表示”及び“記述”流動性、または他のユーザが見ることができない“未公開”流動性を含むことができる。上の表1に記載されるビッドは公開流動性を表している。“未公開流動性”の例は、スィープ掲示隠し注文における“掲示”量、スィープ&掲示注文における留保量、成り行き&掲示注文における留保量及び釘付け注文及び生来の留保量注文における留保量(例えば、合計量マイナス表明量)を含む。裁量注文及び釘付け注文における“表明”量1040は、“公開”流動性の例である。“表明”量を指定しない成り行き注文及び指値注文においては、“合計量”1010は公開流動性である。
このような“未公開”流動性は、取引のために支払われる価格の点でもシステムの全体的効率の点でもシステムに悪影響を及ぼす場合がある。例えば、CCS100は、合計注文の一部しか表示されず多くの部分が隠されたままの隠し量または留保量を含む多数のECN注文及び呼値更新を受け取る。CCS100は相対する同様の規模のスィープ注文を受け取ることもしばしばある。留保または隠し量が存在することを知らないスィープ注文は、表示量にしか応じない可能性がある。その後、留保量は初期注文の表示サイズを補充するために使用され、スィープ注文が満了しないと仮定すると、スィープ注文は補充された表示量に応じる。その結果、多数の注文執行が行われて、注文を完了するための時間が長くなる。さらに、スィープ注文が満了になるか、または証券の価格が変化してその結果取引の少なくとも一方にとって利が少なくなる結果となる可能性がある。
例えば、留保量を5000株とし表示量を1000株として11.05で1000株のECN売り注文があり、別のユーザが限度価格11.06で逆の(すなわち、相対する)6000株のスィープ買い注文を開始するとする。表示量1000株だけを見ると、さらに5000株入手できることを知らずに、スィープ買い注文は1000株の表示量の売り(すなわち売り注文)に応じる。
本発明の1つの実施態様に従えば、CCS100は、そのユーザ/トレーダの隠し量及び留保量に関してCCSが受け取り(または)保存する情報を利用し、この情報を他のユーザ/トレーダからの逆注文に利用できるようにする。これによって、本質的に表示サイズには関係なく注文が可能な限り大きなサイズで応じられるようにする。
この点について、システム1を通じて発せられる注文は次の3つのカテゴリーのうちの1つに属することができる:i)未公開流動性がCCS100に分かっていて、未公開流動性を取引執行エンティティに追加する注文、ii)CCS100を通じてカテゴリー(i)に示される未公開流動性に応じることができる注文、及びiii )その他の全ての注文。例えば上述のLAVA TRADING FLOORソフトウェアの例において、「スィープ掲示」注文タイプにおいて「提示される」留保量、スィープ掲示隠し注文における隠し量、釘付け注文、生来の留保量注文及び隠し指値注文における留保量(例えば、合計量マイナス表明量)、はカテゴリー(i)に属するだろう。スィープ注文(スィープ掲示注文のスィープ部分を含めて)またはルートとしてCLBKを指定する注文はカテゴリー(ii)に属し、非生来の留保量注文及び特定のルートを要求し留保量または隠し量を含まない注文はカテゴリー(iii )に属するだろう。カテゴリー(i)に属する注文の場合、未公開流動性は実際に取引執行エンティティに送られなければならないことに留意しなければならない。従って、未公開流動性がCCS100に残る非生来の留保量注文はカテゴリー(i)に属さない。
例えば、ユーザ/トレーダが1000株を表示し49,000株を留保してDell株50,000株を買うためにNASDAQ注文を更新するとしよう。別のユーザ/トレーダが匹敵する価格レベルで60,000株を売るためにスィープ注文を入力するとする。CCSは、表示サイズが1000株であるにもかかわらず、合計50,000株が利用可能であると認識し、50,000株のビッドに応じる(これはSuperSoesおよびSuper Montageの両方が可能である)。
別の例として、ユーザ/トレーダが、19,500株を留保して500株を表明し内部売り呼値でDell株20,000株を売るためにINCA(ECN)に対する注文を入力するとしよう。第二のユーザ/トレーダが内部売り呼値より0.05高くDell株20,000株を売るためにISDL(ECN)に対する注文を入力する。第三のユーザ/トレーダは0.10の“テイク・スルー・バイ”でDell株20,000株を買うためにスィープ注文を入力する。従来のシステムであれば、CCSはINCAからの500株及びISDLからの19,500株に応じる。しかし、本発明の実施態様に従えば、CCSは、表示サイズが500株であるにもかかわらず、合計で20,000株が利用可能であることを認識し、INCAからの20,000株の注文に応じる(INCAはこれを許容する)。
上述の通り、複数の取引執行実体にアクセスできる成分を有する他の多くの注文タイプがある。例えば、CCSは、スィープ掲示隠し注文及びスィープ&掲示注文タイプの初期スィープにおいて同じプロセスに従う。さらに、CCSは、“ColorBook裁量注文-完了のためのスィープ”注文タイプの“スィープ”部分及びルート1020としてCLBKを指定する注文については上述のプロセスに従う。
上述のプロセスは図3のフローチャートにおいて示されている。CCS100は、ステップ3000において未公開流動性についての通知を受ける。例えば、CCS100は、生来の留保量注文、隠し指値注文、釘付け注文(指定表明量を含む)またはスィープ&掲示注文(例えば、初期スィープ後に提示される留保量注文)を受ける。上述の通り、これらの注文タイプは各々未公開流動性を含むことができる。
ステップ3010において、CCS100は、CCSルート選択成分を含む注文を受ける。この点に関して言えば、CCSルート選択成分を含む注文は、CCS100が適切なルート(例えば、ECNまたはNASDAQなど適切な取引執行エンティティ)を決定できるようにする注文である。言い換えると、この注文は、取引執行エンティティのうち特定の1つを注文の受け手とすることを要求しない。CCSルート選択成分を含む注文の例としては、スィープ注文、スィープ掲示隠し注文(例えば、この注文の初期スィープ部分)、スィープ&掲示注文(例えば、この注文の初期スィープ部分)、ColorBook成り行き注文、ColorBook指値注文及びColorBook探索注文がある。ステップ3030において、CCS100はステップ3010からの注文を処理する。
注文を処理する際、CCS100は、注文パラメータ内に属するステップ3000において受け取った未公開流動性を考慮する。例えば、注文が下限価格を25.80(フィールド1200)とするDELL株10,000株のスィープ売り注文である場合、CCS100は、25.80以上のDELL株の未公開流動性を考慮に入れる。その他のパラメータ内にある公開流動性と共にこの未公開流動性を考慮に入れて、CCS100はどの買い/売りに応じるかを選択し、これら選択された買い/売りの各々について株数を決定する。上述のスィープ売り注文の例において、CCS100は25.80以上のDELL株の買いを考慮し(未公開流動性を含めて)、10,000株と最も高い買い呼値で利用可能な量のうち小さいほうの株数分最も高い買い呼値に応じ、その後選択されたビッドの合計量が10,000株に等しくなるか25.80以上で利用可能なDELL株のビッドがなくなるまで次に高い買い呼値について同じプロセスを繰り返すことによって、注文を満たす。システムが次に高い買い呼値(または次に低い売り呼値)についてプロセスを繰り返すとき、対応する市場データが変化し、それによって次に高い買い呼値(または次に低い売り呼値)が変化する可能性があることに留意しなければならない。従って、“次に高い買い呼値”(または次に低い売り呼値)を検討する際、システムは、更新済み市場データ(連結注文控帳情報によって更新される)を検討する。
買い/売り及びそれぞれの株数がステップ3030において選択されたら、CCS100はステップ3040に進んで、選択されたこれらの買い/売りを元となる買い/売りを発した取引執行エンティティ(例えば、ECN、NASDAQなど)に送る。
本発明の実施態様は本出願において主にLAVA TRADING FLOORソフトウェアで利用できる注文タイプを参考して説明されているが、本発明の実施態様は一般的にその注文タイプのうち少なくとも1つについて取引執行実体に未公開流動性を送ることができかつその注文タイプのうち少なくとも1つについて複数の取引執行エンティティから1つの取引執行エンティティを選択することができる任意の注文ルーティング・システムに応用できることに留意しなければならない。
上述の本発明の実施態様に従えば、未公開流動性情報はシステムだけが知り、ユーザ/トレーダ10とは共有されない。しかし、一部の実施態様においては、システムの他のユーザ(またはシステムの選択される他のユーザ)が未公開流動性を見られるようにするオプションを、未公開流動性の所有者(すなわち、未公開流動性が取引執行エンティティに送られる原因となった注文を発したユーザ)に与えることができる。
さらに、上述の本発明の実施態様に従えば、CCS100は、取引執行エンティティにその注文を送る際ユーザ/トレーダ10からの対話なしに自動的に未公開流動性を利用する。一部の実施態様においては、ユーザ/トレーダ10または多数のユーザ/トレーダを管理するブローカなどエンティティは、自身が開始する注文においてこの機能を無効にするオプションを持つことができる。例えば、ユーザ/トレーダ10は、何らかの理由で、CCSルート選択成分を含む他の注文を処理する際自身の注文に含まれる未公開流動性をCCS100が使用することを望まないかも知れない。ユーザ/トレーダ10によってこの機能が無効にされると、このユーザ/トレーダの注文の未公開流動性は図3のステップ3030において検討の対象とならない。
図4は、本発明に関連して使用できる特に望ましいCCS100を含むシステムを示しており、同様のコンポーネントは図1と同じ参照番号を持つ。CCS100は、4つの注文サーバ2001、2002、2003、2004、ゲートウェイ・サーバ2020及び市場データ・サーバ2010を含む。トレーダ(ユーザ)101から1020までは注文サーバ2001に結合され、トレーダ1021から1030までは注文サーバ2002に結合され、トレーダ1031から1040までは注文サーバ2003に結合され、トレーダ1041から1060までは注文サーバ2004に結合される。注文サーバ2001から2004までは各々ゲートウェイ・サーバ2020に結合され、ゲートウェイ・サーバ2020は市場データ・サーバ2010に結合される。市場データ・サーバ2010は注文サーバ2001から2004までの各々に、またトレーダ101から1060までの各々に結合される。注文サーバ2001から2004までは各々、ECN1 50、ECN2 51、ECN3 53及びNASDAQ52に結合され、ECN1 50、ECN2 51、ECN3 53及びNASDAQ52は各々市場データ・サーバ2010に結合される。
トレーダ101から1060までのうち1人が(以後トレーダ101とする)がその端末101(図を簡潔化するために図には示されていない)を用いてチケット注文すると、注文は注文サーバ2001−2004のうちの1つに送られる。注文サーバは注文のパラメータ及び市場データ・サーバ2010から受け取った市場データ情報の関数として取引執行エンティティ(50-53)のうちの1つに注文を送る。注文が未公開流動性を含む場合、注文サーバはこの未公開流動性を識別する情報(例えば、25.10でISLDに送られるDELL株2000株のビッドがあること)をゲートウェイ・サーバ2020に送る。この情報は、基礎となる注文が取引執行エンティティ(例えば、ISLD)に送られるのと同時にゲートウェイ・サーバ2020に送られることが望ましい。ゲートウェイ・サーバ2020は、未公開流動性情報を注文サーバ2001から2004までの各々から受け取り、この情報を市場データ・サーバ2010に送信する。
市場データ・サーバ2010は、取引執行エンティティ50−53からも市場情報(注文、執行及び確認を含む)のストリームを受け取り、取引執行エンティティ50−53から受け取った全ての注文を含む連結注文控帳を生成する。未公開流動性情報が連結注文控帳に含まれることが望ましい。その代わりに、未公開意流動性情報を別個に保存することができる。上述の通り、各トレーダ101は、トレーダが受け取ることが許容される、取引執行エンティティ50-53からの注文を含む連結注文控帳の部分集合を受け取る。このプロセスを実現するための方法の例が、例えば、米国特許第6,278,982号において説明されており、その全体が本出願に組み込まれる。しかし、上記の通り、トレーダ101は、ゲートウェイ・サーバ2020から市場データ・サーバ2010に送られた未公開流動性情報は受け取らない。
市場データ・サーバ2010は、また、注文サーバ2001から2004までの各々に連結注文控帳並びに未公開流動性情報(上述の通り連結注文控帳の一部であっても、またそうでなくてもよい)を送る。注文サーバは各々連結注文控帳情報及び未公開流動性情報を用いて、取引執行エンティティ50−53への外部注文を生成する。
このプロセスを例証するために、ユーザ/トレーダ(例えば、トレーダ101)が500株を表明し19,500株を保留として35.65の内部売り呼値でDell株20,000株を売るためにINCA(例えば、ECN1)に対してチケット注文を発する上述の例のうちの1つについて考えてみる。第二のユーザ/トレーダ(例えば、1030)は、内部売り呼値より0.05高い(35.70)価格でDell株20,000株を売るためにISLD(例えば、ECN2)にチケット注文を発する。その後、第三のユーザ/トレーダ(例えば、1040)が、「テイク・スルー・バイ」0.10(例えば、上限額35.75)でDell株25,000株を買うためにスィープ・チケット注文を入力する。注文サーバ2001はECN1に対する20,000株の注文を受け取り、これをECN1に送る。注文サーバ2002は、500株を表明し19,500株を留保する留保注文を受け取り、これをECN2に送る。しかし、注文は内部売り呼値の19,500株の未公開流動性を含んでいるので、注文サーバ2002は未公開流動性に関する情報(例えば、$35.65でDELL株19,500株についてISLDにオファが送られたこと)をゲートウェイ・サーバ2020に送り、ゲートウェイ・サーバはこの情報を市場データ・サーバ2010に送信する。市場データ・サーバ2010は、この未公開流動性情報を注文サーバ2001−2004の各々に送る。上述の通り、市場データ・サーバ2010は、注文サーバ2001−2004の各々に連結注文控帳も送る。
注文サーバ2003においてスィープ注文が受け取られると、注文サーバ2003は上記のビッドを評価して、現在の最良の売り呼値が35.65であると判定する。次に、35.65レベルで注文を満たすのに充分な株数があるか否かを査定する。i)(連結注文控帳から)INCAの500株、及びii)(未公開流動性から)INCAの19,500株、が計算され、35.65レベルで合計20,000株となる。これは25,000株の注文を満たすのに充分ではないので、注文サーバ2003は35.70レベルに移る。この時点で計算される株数はISLDの5000株であり、35.70レベルで合計5000株である。これで、20,000株はINCAに、5000株はISLDに、合計25,000株が注文サーバ2003からスィープで送られる。
上述の本発明の実施態様に従えば、システムは、複数の取引執行エンティティにアクセスできる逆(reciprocal)注文の経路を指定する際ある1つの取引執行エンティティに送られた未公開流動性を考慮に入れる。このような実施態様においては、上述の非生来の留保量注文における留保量はCCS100に保存されてこの取引執行エンティティにはまだ送られていないので、その後の逆注文の経路を指定する際は考慮されない。
本発明の別の実施態様に従えば、システムは、複数の取引執行エンティティにアクセスできる逆注文の経路を指定する際CCS100において保存されている非公開流動性を考慮する。この実施態様の例として、CCS100が特定の(以後、「目標」と呼ぶ)取引執行エンティティ宛ての注文に関する非公開流動性(例えば、非生来の留保注文における留保量)を維持しており、その後CCS100がその後の逆注文(例えば、スィープ注文)を受けるとする。注文が最良の単位価格(例えば、買いの場合には最も高い単位価格、またオファの場合には最も低い単位価格)を持つ場合、CCS100は、i)未公開流動性またはその一部を含む注文をターゲット取引執行実体に送り、その後ii)逆注文をターゲット取引執行エンティティに送る。CCS100は、また、i)において目標取引執行エンティティに送られた数量を反映するように未公開流動性(例えば、非生来の留保注文における留保量)を更新する。この実施態様は単独でまたは上述の実施態様のいずれかと組み合わせて実現できることに留意しなければならない。
本発明は上においてユーザ・インタフェースを通じてトレーダまたはその他の人間であるユーザによって発せられる注文に関連して説明されているが、必ずしもそうである必要はない。本発明において、「ユーザ」という言葉はシステムのユーザを指し、これは、トレーダなど人間のユーザであってもよいし、例えば、人間との対話なしにまたはユーザ・インタフェースを使用せずに自動的に注文を発するコンピュータであってもよい。例えば、NASDAQに関して言えば、値付け業者はしばしば買い呼値、売り呼値、留保量及び表明量のうち1つまたはそれ以上を変更して、値付け業者相場を更新する。このような更新済み値付け業者相場は一般に人間によるユーザ対話なしにコンピュータによって建てられる。しかし、例えばある値付け業者のビッドに関連する留保量のみを変更した値付け業者相場の更新は、本発明に従えば、未公開流動性(留保量)をCCS100に与えたユーザ(例えば、値付け業者と関連付けられるコンピュータ)からの注文(例えば、買い呼値、表明量及び更新留保量を含むDELL株のビッド)となる。
図5は、本発明の実施態様によって与えられる節約をユーザ10に示すためにシステム1によって表示される「節約モニタ」4000である。節約モニタ4000は、金融商品(この場合にはFISV)を選択するためのフィールド4010及びビッドを表示するための第一のセクション5000及び売りを表示するための第二のセクション5010に分割される相場ディスプレイを含む。各セクション5000及び5010の各行は、取引執行エンティティ4050、価格4040、100株を単位とする表示(表明)量4020及びもしある場合にはCCS100が知っている100株を単位とする未公開流動量4030を含めて、それぞれの買いまたは売りに関する情報を含む。ユーザがフィールド5040に株数を入力して、フィールド5070において買い注文か売り注文かを指示して、計算(calculate)をクリックすると、先行技術のシステムの場合(行5050)及び本発明に従って未公開流動性に基づいて注文の経路を指定するための自動化システムの場合(行5060)の仮定上の結果が表示される。結果は、(買い注文または売り注文のために)利用可能な合計株数、フィールド5040において指定される数量について得られる平均価格、及びフィールド5040において指定される数量に関して生じる追加費用を示す。
図5を参照すると、異なる3つの価格で3つの注文がInstinet ECN(INCA)に発せられており、各々が隠し留保量を持っている。第一の注文は表明量100株及び留保量1000株を含めて29.97で株を売るためのオファである(セクション5010、行4)。第二の注文は、表明量100株及び留保量2500株を含めて29.98で株を売るための売りである(セクション5010、行6)。第三の注文は表明量100株及び留保量2000株を含めて29.99で株を売るための売りである(セクション5010、行8)。
先行技術のシステムの場合、合計で10,500株が利用可能であり、5,000株を買うためにトレーダは平均価格$30.021を支払うことになる。これに対して、本発明に従って未公開流動性に基づいて注文の経路を指定するための自動化システムを使用すると、合計16,000株が利用可能であり、5,000株を買うためにトレーダは平均価格$29.979を支払うことになる。その結果、本発明に従ったシステムを使用すると、トレーダは、不利な価格で完全に可視の(公開)量の5000株を購入するのに比べて5000株を購入するために支払う金額を$210少なくすることができる。
以上の明細書において、本発明は、本発明の特定の実施態様例及び実例に関連して説明されている。しかし、特許請求の範囲において示される本発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなく本発明に様々な修正及び変更を加えることができることは明白であろう。従って、明細書及び図面は限定的ではなく例示的と見なされるべきである。
Claims (24)
- 証券取引所または代替取引システムに金融商品について注文するためのコンピュータ化された方法であり、
(a)複数の取引執行エンティティの各々から、複数の金融商品の各々にとって対応する公開流動量と共に現在の買い呼値、及び、対応する公開流動量と共に現在の売り呼値を含む更新済み注文控帳情報を受け取り、
(b)前記複数の金融商品のうち第一の金融商品のために、第一の単位価格成分、及び、公開流動量及び未公開流動量を含む第一の単位量を含む注文を第一のユーザから受け、
(c)前記公開流動量及び前記未公開流動量を含む前記注文を執行するために前記複数の取引執行エンティティのうち第一のエンティティに送り、
(d)取引執行エンティティが前記取引執行エンティティの前記第一のエンティティであることを要求しない、前記第一の単位価格成分と重復する値を有する第二の単位価格成分及び第二の単位量を含む、前記第一の金融商品についての逆注文を第二のユーザから受け、
(e)(1)更新済み注文控帳情報における前記第一の金融商品用の単位価格値及び公開流動量、及び(2)前記第一の単位価格成分及び前記第一の未公開流動量の関数として、前記複数の取引執行エンティティのうちの1つに前記逆注文を送ること、
を備える方法。 - ステップ(e)において、前記逆注文は、(1)前記更新済み注文控帳情報における前記第一の金融商品のための前記単位価格値及び前記公開流動量、及び(2)前記第一の単位価格成分、前記第一の公開流動量及び前記第一の未公開流動量、の関数として、前記複数の取引執行エンティティの1つに送られる、請求項1に記載の方法。
- 前記注文は、買いである場合、前記逆注文は、売りであり、前記注文が売りである場合、前記逆注文が買いである、請求項1に記載の方法。
- 前記複数の取引執行エンティティは、ECNを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記複数の取引執行エンティティは、ECN、取引所及びブローカ-ディーラを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記複数の取引執行エンティティは、ECN及びブローカ-ディーラを含み、かつ、前記注文及び前記逆注文の各々は、経路指定を含み、かつ、各経路指定は、i)前記注文が送られる前記複数の取引執行エンティティの1つとして前記複数の取引執行エンティティ中の前記ECNのうち1つ、ii)前記注文が送られる前記複数の取引執行エンティティの1つとして前記複数の取引執行エンティティ中前記値付け業者の1つ、またはiii )前記注文が場合により送られる前記複数の取引エンティティの1つとして前記ECN及び値付け業者のうち任意の1つを指定する請求項1に記載の方法。
- 前記注文は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを介して前記第一のユーザによって入力される、請求項1に記載の方法。
- 前記逆注文は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを介して前記第二のユーザによって入力される、請求項7に記載の方法。
- 前記注文及び前記逆注文のうち少なくとも一方がユーザ・インタフェースを通じて入力される、請求項1に記載の方法。
- 前記注文及び前記逆注文のうち少なくとも一方は、ユーザ・インタフェースを介して入力されない、請求項1に記載の方法。
- ステップ(e)は、
(1)前記注文が買いであり、かつ前記逆注文が売りである場合、
(i)前記注文の前記買いの前記単位価格値及び前記注文控帳情報における前記第一の金融商品についての前記買いの各々の前記単位価格値に基づいて、前記第一の金融商品について最も高い買いを選択し、
(ii)前記最も高い買いについて、前記逆注文の注文量と、1)前記最も高い買いが前記注文である場合、前記公開流動量値及び未公開流動量値の合計及び2)前記最も高い買いが前記注文控帳情報における前記第一の金融商品についてのビッドの1つである場合、前記ビッドの公開流動量値、の少ないほうの注文量を選択し、
(iii )選択された注文量の合計は、前記逆注文の前記注文量と等しくなるまで次に高い買いについてステップ1(i)及び1(ii)を繰り返し、
(2)前記選択された各ビッドのために、前記選択された注文量を明記する対応する注文を前記選択されたビッドに関係する前記複数の取引執行エンティティの1つに送り、
(3)前記注文が売りであり、かつ前記逆注文が買いである場合、
(i)前記注文の前記売りの前記単位価格値及び前記注文控帳情報における前記金融商品のための前記売りの各々の前記単位価格値に基づいて、前記金融商品について最も低い売り選択し、
(ii)前記最も低い売りについて、前記逆注文の前記注文量と、1)前記最も低い売りが前記注文である場合、前記公開流動量値と前記未公開流動量値の合計、及び、2)前記最も低い売りが前記注文控帳情報における前記金融商品についての前記売りの1つである場合、前記売りの公開流動量値、のうち少ないほうの注文量を選択し、
(iii )前記選択された注文量の合計が前記逆注文の前記注文量と等しくなるまで次に最も低い売りについてステップ3(i)及び3(ii)を繰り返し、
(4)選択された各売りについて、前記選択された注文量を特定する対応する注文を前記選択された売りに関係する前記複数の取引執行エンティティの1つに送ること、
を含む請求項1に記載の方法。 - ステップ1(iii )は、さらに、前記注文控帳情報、及び、該注文控帳情報における前記第一の金融商品についての前記ビッドの各々の前記対応する単位価格値を更新し、及び、前記更新済み単位価格値に基づいて前記次に最も高い買いを選択することを備え、かつ、
ステップ3(iii )は、さらに、前記注文控帳情報、及び、該注文控帳情報における前記第一の金融商品についての前記売りの各々の前記対応する単位価格値を更新し、及び、前記更新済み単位価格値に基づいて次に最も低い売りを選択することを備える、
請求項11に記載の方法。 - 前記ブローカ-ディーラは、値付け業者を含む、請求項11に記載の方法。
- 金融商品に関する注文を複数の取引執行エンティティに対し処理し、経路指定するための方法であり、
(a)第一のユーザから第一の注文を受けるステップであり、前記第一の注文が金融商品についての買い及び前記金融商品についての売りの一方であり、前記第一の注文が前記金融商品の単位価格値及び前記金融商品の注文量を含み、前記注文量は公開流動量値及び未公開流動量値を含む、ステップと、
(b)前記公開流動量値及び前記未公開流動量値を含む前記第一の注文を前記複数の取引執行エンティティの1つに送信するステップと、
(c)前記複数の取引執行エンティティの各々から更新済み注文控帳情報を受け取るステップであり、前記更新済み注文控帳情報は、前記金融商品についての買い及び売りを含み、各買い及び各売りがそれぞれの単位価格値及びそれぞれの公開流動量値を含む、ステップと、
(d)前記第一の注文は買いであり、かつ重複する単位価格値で前記金融商品についての売りを含み前記複数の取引執行エンティティの特定の1つを必要とせずかつそれぞれの注文量を含む第二の注文を受ける場合、
(i)前記第二の注文の前記売りの前記単位価格値及び前記注文控帳における前記金融商品についての前記買いの各々の単位価格値に基づいて、前記金融商品について最も高い買いを選択し、
(ii)最も高い買い呼値について、前記第二の注文の前記注文量と、1)前記最も高い買いが前記第一の注文である場合、前記公開流動量値と前記未公開流動量値の合計、及び2)前記最も高い買いは、前記注文控帳における前記金融商品についての買いの1つである場合、前記ビッドの前記公開流動量の少ないほうの注文量を選択し、
(iii )前記選択された注文量の合計は、前記第二の注文の前記注文量に等しくなるまで次に最も高い買いについてステップd(i)及びd(ii)を繰り返すステップと、
(e)選択された各買いについて、前記選択された注文量を特定する対応する注文を前記選択された買いに関係する前記複数の取引執行エンティティの1つに送るステップと、
(f)前記第一の注文が売りであり、かつ重複する単位価格値で前記金融商品についての買いを含み前記複数の取引執行エンティティの特定の1つを必要とせず、かつ、それぞれの注文量を含む第二の注文を受ける場合、
(i)前記第二の注文の前記買いの前記単位価格値及び前記注文控帳における前記金融商品についての前記売りの各々の前記単位価格値に基づいて、前記金融商品について最も低い売りを選択し、
(ii)最も低い売り呼値について、前記第二の注文の前記注文量と、1)前記最も低い売りが前記第一の注文である場合、前記公開流動量と前記未公開流動量の合計、及び2)前記最も低い売りが前記注文控帳における前記金融商品についての売りの1つである場合、前記売りの前記公開流動量、の少ないほうの注文量を選択し、
(iii )前記選択された注文量の合計が前記第二の注文の前記注文量に等しくなるまで次に最も低い売りについてステップf(i)及びf(ii)を繰り返すステップと、
(g)選択された各オファについて、前記選択された注文量を特定する対応注文を前記選択された売りに関係する前記複数の取引執行エンティティの1つに送るステップと、
を含む方法。 - (a)複数の取引執行エンティティの各々から更新済み注文控帳情報を受け取るステップであり、前記更新済み注文控帳情報は、複数の金融商品の各々にとって対応する公開流動量と共に現在の買い呼値、及び、対応する公開流動量と共に現在の売り呼値を含むステップと、
(b)前記複数の金融商品の第一の金融商品のための注文を第一のユーザから受けるステップであり、前記注文が第一の単位価格成分及び第一の単位量を含み、前記第一の単位量が公開流動量及び未公開流動量を含むステップと、
(c)前記公開流動量及び前記未公開流動量を含む前記注文を執行のために前記複数の取引執行エンティティのうちの第一のエンティティに送るステップと、
(d)前記取引執行エンティティが該取引執行エンティティの前記第一のエンティティであることを要求しない前記第一の金融商品についての逆注文を第二のユーザから受けるステップであり、前記逆注文は、第二の単位価格成分及び第二の単位量を含み、前記第一及び第二の単位価格成分が重複する値を有するステップと、
(e)(1)前記更新済み注文控帳情報における前記第一の金融商品についての前記単位価格値及び前記公開流動量、及び(2)前記第一の単位価格成分及び前記第一の未公開流動量の関数として、前記取引執行エンティティの1つに前記逆注文を送るステップと、
を備えるステップを実行するコンピュータを制御するために実施可能なコンピュータ実行可能処理ステップを格納するコンピュータ読み取り可能媒体。 - 1つまたはそれ以上のプロセッサを含むコンピュータ・システムにおいて、前記1つまたはそれ以上のプロセッサは、
複数の取引執行エンティティの各々から更新済み注文控帳情報を受け取り、前記更新済み注文控帳情報は、複数の金融商品の各々について対応する公開流動量と共に現在の買い呼値、及び、対応する公開流動量と共に現在の売り呼値を含み、
前記複数の金融商品のうち第一の金融商品についての注文を第一のユーザから受け、前記注文は、第一の単位価格成分、及び、第一の単位量を含み、前記第一の単位量は、公開流動量及び未公開流動量を含み、
前記公開流動量、及び、前記未公開流動量を含む前記注文を執行のために前記複数の取引執行エンティティの第一のエンティティに送り、
前記取引執行エンティティは、該取引執行エンティティの前記第一のエンティティであることを要求しない前記第一の金融商品のための逆注文を第二のユーザから受け、前記逆注文は、第二の単位価格成分、及び、第二の単位量を含み、前記第一及び第二の単位価格成分が重複する値を有し、かつ、
(1)前記更新済み注文控帳情報における前記第一の金融商品についての前記単位価格値及び前記公開流動量、及び(2)前記第一の単位価格成分及び前記第一の未公開流動量、の関数として、前記複数の取引執行エンティティの1つに前記逆注文を送る、
ように構成されるコンピュータ・システム。 - 複数の取引執行エンティティについて注文控帳情報を受け取る市場データ・サーバと、
複数の金融商品のうち1つまたはそれ以上の注文を1人またはそれ以上のユーザから受け取るように構成され、前記注文の少なくとも幾つかが公開流動量値及び未公開流動量値を含み、前記複数の取引執行エンティティについて注文控帳情報を前記市場データ・サーバから受け取り、前記注文控帳情報、及び、前記受け取った注文の他の1つの未公開流動量値の関数として前記複数の取引執行エンティティの1つに受け取った各注文を送る注文サーバと、を含むコンピュータ・システム。 - 前記注文サーバは、複数の注文サーバを含み、前記1人またはそれ以上のユーザは、複数のユーザを含み、前記複数の注文サーバの各々は、前記複数のユーザの部分集合から注文を受け、前記複数の注文サーバの各々は、それが受けた注文の前記未公開流動量値を前記市場データ・サーバに送信し、前記市場データ・サーバは、それが受け取った前記未公開流動量値を前記複数の注文サーバの各々に送信する、請求項17に記載のコンピュータ・システム。
- 前記未公開流動量値は、ゲートウェイ・サーバを介して前記市場データ・サーバに送信される、請求項18に記載のコンピュータ・システム。
- 前記市場データ・サーバは、前記複数の取引執行エンティティから前記注文控帳情報を受け取る、請求項17に記載のコンピュータ・システム。
- 前記1人またはそれ以上のユーザの各々について対応するクライアント・コンピュータをさらに備え前記注文は、前記対応するクライアント・コンピュータから前記注文サーバに送信される、請求項17に記載のコンピュータ・システム。
- 前記市場データ・サーバは、注文控帳情報及び前記未公開流動量値を含む連結注文控帳を生成し、かつ、前記市場データ・サーバは、前記連結注文控帳を各注文サーバに送信する、請求項18に記載のコンピュータ・システム。
- 複数の取引執行エンティティのうちの1つに金融商品についての注文を送るための方法において、
複数の金融商品についての公開流動性及び未公開流動性に関する情報を保持し、
前記複数の金融商品の1つについて、前記複数の取引執行エンティティの特定の1つに送ることを要求しない、注文を受け、
前記複数の金融商品の前記1つについて前記公開流動性情報、及び、未公開流動性情報の関数として、前記複数の取引執行エンティティの1つに前記注文を送ること、を備える方法。 - 取引所または代替取引システムに金融商品についての注文するためのコンピュータ化された方法において、
(a)複数の取引執行エンティティの各々から更新済み注文控帳情報を受け取るステップであり、前記更新済み注文控帳情報は、複数の金融商品の各々について対応する公開流動量と共に現在買い呼値、及び、対応する公開流動量と共に現在売り呼値を含む、ステップと、
(b)前記複数の金融商品のうち第一の金融商品についての注文を第一のユーザから受けるステップであり、前記注文は、第一の単位価格成分及び第一の単位量を含み、前記第一の単位量が公開流動量及び未公開流動量を含む、ステップと、
(c)前記注文に基づき、かつ、前記第一の単位価格成分及び前記公開流動量を含み、前記未公開流量を含まない第一のサブオーダを、執行のために前記複数の取引執行エンティティの第一のエンティティに送るステップと、
(d)前記取引執行エンティティは、前記取引執行エンティティの前記第一のエンティティであることを要求しない前記第一の金融商品についての逆注文を第二のユーザから受け取るステップであり、前記逆注文は、第二の単位価格成分及び第二の単位量を含み、前記第一及び第二の単位価格成分は重複する値を有する、ステップと、
(e)(1)前記更新済み注文控帳情報における前記第一の金融商品についての前記単位価格値及び前記公開流動量、及び、(2)前記第一の単位価格成分及び前記第一の未公開流動量の関数として、取引執行エンティティの前記逆注文を送るべき目標エンティティを確認するステップと、
(f)前記取引執行エンティティの前記目標エンティティが前記取引執行エンティティの前記第一のエンティティである場合、前記第一の単位価格成分及び前記未公開流動量の少なくとも一部に等しい第二の公開流動量を含む第二のサブ注文を前記取引執行エンティティの前記目標エンティティに送り、その後、前記取引執行エンティティの前記目標エンティティに前記逆注文を送るステップと、
(g)前記取引執行エンティティの前記目標エンティティが前記取引執行エンティティの前記第一のエンティティではない場合、前記取引執行エンティティの前記目標エンティティに前記逆注文を送るステップと、を有する方法。
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