JP2016212890A - 数量を伴わないデータフィード - Google Patents

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Abstract

【課題】データがより多いのがより良いという一般的な概念から離れ、より最適なマーケットプレイスを提供することにフォーカスするデータフィードを提供する。【解決手段】電子取引所が、データフィードを生成するとき、特定の価格データフィードにおいて、内部市場及び/又は最終取引価格を含むように意図的に選択するが、市場深度を意図的に除外する。市場深度は、市場の一体性を保護することによって市場参加者を公平な条件にすることで、最適なマーケットプレイスを提供するために除外される。【選択図】なし

Description

本特許書面は、電子取引システムに関する。
電子取引システムは、サブクライブしているクライアントデバイスにデータフィードを公開する電子取引所を一般的に含む。データフィードは、取引可能な対象物の市場に関連するデータを含む1つ又は複数の一連のメッセージである。例えば、データフィードは、数ある中でも、内部市場、市場深度、最終取引価格、及び最終取引量を含むことができる。内部市場は、ある特定の時点で取引可能な対象物の市場において最も安く得られるアスク価格(ベストオファー)と最も高く得られるビッド価格(ベストビッド)である。当該書面における市場深度は、内部市場で、及び内部市場から離れた他の価格で得られる量を言う。最終取引価格(LTP)は、取引可能な対象物が最後に取引された価格である。最終取引量(LTQ)は、最後に取引された量である。
取引社会のさらなる情報の要望に答えて、データフィードに含まれるデータの量は、時間とともに継続的に増えている。一般的に、市場参加者は、データフィードが、市場についての可能な限り多くのデータを含むべきであると考えています。より多くのデータの要望に対応しようとして、取引所はデータフィードにより多くのデータを配置し続けてきました。技術が進歩したように、これらのデータフィードは、データ量が増えても、より包括的に、より速く、そしてより信頼できるようになった。
実施例は、以下の図を参照して本明細書に記載されている。
図1は電子取引所とクライアントデバイスを含む電子取引システムの実施例を示す図である。 図2は電子取引所の実施例を示す図である。 図3は実施形態のプロセスを示すフローチャートである。 図4は注文ブックの実施例を示す図である。 図5は電子取引所から提供されるデータフィードの様々な実施例を示す図である。 図6は電子取引所から提供されるデータフィードの様々な実施例を示す図である。 図7は電子取引所から提供されるデータフィードの様々な実施例を示す図である。 図8は電子取引所から提供されるデータフィードの様々な実施例を示す図である。 図9は電子取引所から提供されるデータフィードの様々な実施例を示す図である。 図10Aは動的に変化する市場とデータフィードを示す。 図10Bは動的に変化する市場とデータフィードを示す。
以下の詳細な説明は、いくつかの実施例を示す図とともに読むとより良く理解されるであろう。図は、いくつかの実施例を示すことを目的としているが、発明は図面に示した配置や手段に限定されるものではないことを理解されたい。
概要
本実施形態は、データがより多いのがより良いという一般的な概念から離れ、代わりにより最適なマーケットプレイスを提供することにフォーカスするデータフィードに関する。
実施形態では、データフィードは内部市場を含むが、市場深度を含んでいない。内部市場の提供は、市場参加者がベストビッドとベストオファーを使用して取引できるようにする。市場参加者に異なる市場間を調整すること、及び取引可能な対象物間の流動性を伝達することができるため、内部市場を有するデータフィードは、最適化され得る。市場は相互に接続されている。内部市場の提供は、市場参加者がこれらの市場間を調整できるようにする。しかしながら、市場深度がなければ、データフィードは、市場の一体性を保護することによって市場参加者を公平な条件にすることで、最適なマーケットプレイスを提供しようとする。例えば、意図的に市場深度を除外することは、潜在的にデータフィードのために必要な帯域幅要件を減らし、市場操作を減らし、そして市場参加者が他の市場参加者の取引策略又はアイデンティティを識別するためにデータフィードを使用することを防ぐことができる。市場参加者が市場に大きな信頼を寄せるであろうため、市場の一体性を保護することは、市場の流動性を高めることができる。
別の実施形態では、データフィードは、内部市場と最終取引価格を含んでいるが、市場深度を含んでいない。したがって、ベストビッドとベストオファーに加えて、市場参加者は、最終取引価格データを使用して取引することができる。最終取引価格は、市場参加者が、最後に取引が完了した価格で決定することができる。この情報は、取引注文がマッチする可能性があるところをさらに理解するために用いることができる。
さらに別の実施形態では、データフィードは、最終取引価格を含んでいるが、内部市場又は市場深度を含んでいない。最終取引価格は、市場参加者が、内部市場が過去のデータに基づいて配置される場所に近似することを可能にしている。それは現在のベストビッド又はベストオファーを提供していないが、最終取引価格は、市場参加者が内部市場又は内部市場の近くにある取引注文を意図的に発注することを可能にしている。
本明細書の「実施形態」への言及は、実施形態に関連して記載された特徴、構造、又は特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれ得ることを意味している。明細書内の様々な箇所のこのフレーズの出現は、すべての同じ又は単一の実施形態あるいは異なる、互いに矛盾する実施形態を必ずしも言及しているものではない。さらに、別の又は代わりの実施形態は、互いに矛盾する実施形態ではない。その代わりに、本明細書に記載された実施形態は、明確にかつ黙示的に当業者によって理解されるように、他の実施形態を組み合わせることができる。実施形態及びそれらの組み合わせは、すべて本特許文書の範囲内である。
電子取引システムの説明
図1は、電子取引ホストシステム(以下、「電子取引所」)102とクライアントデバイス104、106、108を含む電子取引システム100の図を示す。クライアントデバイス104、106、108は、ネットワーク110を介して電子取引所102と接続する。電子取引システム100は、ゲートウェイ112を含んでもよい。
電子取引システム100は、追加の、異なる、又はより少ない構成要素及び/又はネットワークを含んでもよい。例えば、クライアントデバイス104、106、108は、図示していない電子取引所をさらに接続してもよい。別の例では、いくつかのクライアントデバイスは、電子取引所102に接続してもよい。特に断りのない限り、以下の説明及び特許請求の範囲は、図1に示した配置及び手段に限定されるべきではない。
a.電子取引所
電子取引所102は、電子取引を容易にするコンピュータシステムである。電子取引は、取引可能な対象物を買うこと又は売ることを含む。電子取引所102は、電子取引所102で、1つ又は複数のコンピュータデバイス、例えば、パーソナルコンピュータ、ルータ、ゲートウェイ、及びサーバなどで実施されてもよい。以下に説明する処理及び/又はデータストレージは、単一のコンピュータデバイス又は複数のコンピュータデバイスにわたってスプレッドを用いて実行されてもよい。
電子取引所102は、取引所、例えば、シカゴマーカンタイル取引所(CME)又は他の現在知られている、若しくは今後作られる取引所などによって所有され、操作され、制御され、又は使用され得る。CMEのGLOBEX(登録商標)取引システムは、電子取引所の例である。既存の電子取引所、例えば、CMEのGLOBEX(登録商標)取引システムは、本明細書に記載されている実施形態に係るデータフィードを現在のところ提供していないが、それらはそのように修正することもできる。
図2は、電子取引所102の例を示す図である。図2はいくつかの実施形態を示す目的のために提供される。本発明は、図2に示される配置及び手段に限定されるものではないことを理解されたい。例えば、追加の、異なる、又はより少ない機器(例えば、電子部品、データベース、モジュール)が提供されてもよい。
図2は、電子取引所に格納され得る様々なデータベース及びモジュールを示す。データベースは、メモリに格納され、プロセッサによってアクセスされ得るデータを整理したコレクションである。モジュールは、メモリに格納され、特定のアクションを実行するためにプロセッサによって実行され得る1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な命令のセットである。データベースとモジュールのうちの1つ又は複数のストレージ若しくは実行は、電子取引所102で1つ又は複数のコンピュータに分配されてもよい。
電子取引所102は、通信モジュール200を含んでいる。通信モジュール200は、クライアントデバイス104、106、108のうち1つ又は複数と通信するために使用される。通信は、メッセージを送信すること及び/又は受信することを含んでもよい。例えば、通信モジュール200は、クライアントデバイス104、106、108をサブクライブするための1つ又は複数のデータフィードを提供してもよい。通信モジュール200は、独自のバイナリ形式(例えば、取引所に特有のもの)、金融情報交換(FIX)プロトコル、又は他の現在知られている、若しくは今後開発される形式に従ってデータフィードを構成することができる。
通信モジュール200は、クライアントデバイス104、106、108のうち1つ又は複数からの取引注文を含むメッセージを受信してもよい。取引注文は、ある特定の価格で取引可能な対象物を買う、若しくは売る注文、又は以前に提出した注文(例えば、運用注文)を変更する、若しくはキャンセルする注文、電子取引所への他の命令であってもよい。取引可能な対象物は、取引され得る任意の対象物である。株、オプション、債券、先物、通貨、金利、ワラント、ファンドデリバティブ、有価証券、商品、取引イベント、グッズ、インデックス・ベースの製品、コレクション、及び/又はこれらの組み合わせなどの金融商品は、取引され得るいくつかの対象物である。例として、イーミニ スタンダード・アンド・プアーズ(E−mini Standard and Poor)500の先物取引は、CMEのGLOBEX(登録商標)取引システムを介して電子的に買われる及び売られる取引可能な対象物である。そのような取引注文も、電子取引所102を介して取引され得る。
ユーザデータベース202は、アカウントデータを含んでいる。アカウントデータは、市場参加者と電子取引所102の他のユーザに関連するデータである。例えば、ユーザネーム、パスワード、市場参加者を識別する他のデータが一意的に又は集合的にユーザデータベース202に格納されてもよい。市場参加者に関連する他のデータ、例えば、リスク制限、参加者のステータス(例えば、市場マーカーとしてのステータス)、又は市場参加者に関連する他のデータが、ユーザデータベース202に格納されてもよい。アカウントデータモジュール204は、例えば、アカウントデータが電子取引の目的に使用されてもよいように、電子取引の前、間、及び後にアカウントデータを処理する。
マッチエンジンモジュール206は、ビッドとオファーをマッチする。例えば、マッチエンジンモジュール206は、反対側のビッドとオファーをマッチするための1つ又は複数のマッチングアルゴリズムを行うために実行されてもよい。代表的なマッチングアルゴリズムは、「先入れ先出し」(「FIFO」)アルゴリズム、比例アルゴリズム、割り当てアルゴリズム、ハイブリッド価格/時間優先アルゴリズムを含んでいる。マッチングアルゴリズムは、アウトライト注文(outright order)又はインプライド注文(implied order)をマッチしてもよい。FIFOアルゴリズムは、価格と時間の優先度に基づいて注文をマッチする。価格レベルでの最初の注文は、マッチした最初の注文である。例えば、ユーザが量を増やす、価格を変更する、又はアカウントナンバーを変更する場合、注文は、それらの優先順位を失って再び待ち状態になってもよい。
取引データベース208は、取引と、取引の説明に関するデータを含んでいる。例えば、取引データベースは、取引が行われた時間とある特定の市場参加者のための約定価格を識別するデータが格納されていてもよい。一般的に、取引データベース208は、完了した(例えば、すでにマッチした)取引に関連するデータを含んでいる。
電子取引所102は、取引注文ブック(「注文ブック」)210を含んでいる。注文ブックは、マッチしていない取引注文の量と関連するデータを含むデータベースである。例えば、注文ブック210は、取引可能な対象物、例えば、様々な価格レベルでの内部市場、市場深度、最終取引価格、及び最終取引量などのための市場に関連するデータを含んでいる。反対側のビッドとオファーをマッチするためにマッチエンジンモジュール206によって使用されることに加えて、クライアントデバイス104、106、108に送信される1つ又は複数のデータフィードを生成するときに使用されてもよい。売り注文は、同じ価格で買い注文の反対側にある。同様に、買い注文は、同じ価格で売り注文の反対側にある。
注文ブックモジュール212は、注文ブック210を管理する。注文ブック210の管理には、注文ブック210を更新することを含んでもよい。注文ブック210の更新には、注文ブック210に記載された注文を追加すること、削除すること、又は変更することを含んでもよい。注文ブック210は、定期的に(例えば、3ミリ秒毎に)又は特定のイベントが発生するときに更新されてもよい。例えば、注文ブック210は、取引注文を含むメッセージが電子取引所102で受信されるたびに更新されてもよい。あるいは、さらに、注文ブック210は、反対側のビッドとオファーがマッチしたときに更新されてもよい。
市場データモジュール214は、注文ブック210から市場データを取得する。例えば、注文ブック210を用いて、市場データモジュール214は、内部市場、様々な価格レベルでの市場深度、最終取引価格、最終取引量、又はそれらの組み合わせを計算若しくは決定してもよい。別の例では、取引データベース208を用いて、市場データモジュール214は、特定の取引注文又は市場参加者についてのデータ、例えば、完了した取引に関連するデータなどを取得する。さらに別の例では、市場データモジュール214は、アウトライト注文(outright order)及び/又はインプライド注文(implied order)に関連する市場データを生成してもよい。このように、本実施形態は、アウトライト(outrights)又はインプライド(implieds)のいずれかに適用することができる。市場データモジュール214は、電子取引所102に含まれるデータフィードモジュール216に市場データを提供してもよい。
データフィードモジュール216は、1つ又は複数のデータフィードを生成してもよい。データフィードは、取引可能な対象物の市場に関連したデータを含む1つ又は複数の一連のメッセージである。例えば、価格データフィード、注文データフィード、フィルデータフィード、又は他の現在知られている若しくは今後開発されるデータフィードなどの異なる種類のデータフィードが生成されてもよい。従来の価格データフィードは、少なくとも内部市場、市場深度、最終取引価格、及び最終取引量を含んでいる。価格データフィードのデータは、特定の市場参加者に固有のものではありません。このように、価格データフィードは、複数の市場参加者に提供することができ、これらの市場参加者が関連しているかどうかにかかわらない。価格データフィードは、実施形態に応じて変更されてもよい。
従来の注文データフィードは、電子取引所での様々な注文に関連するデータを含んでいる。例えば、注文データフィードは、注文が受信されたことの通知を含んでいる。フィルデータフィードは、完了した(例えば、エンターした)注文に関連するデータを含んでいる。注文データフィードとフィルデータフィードは、市場参加者に固有であるデータを含んでいてもよい。このように、注文データフィードとフィルデータフィードが、個々の市場参加者に提供されてもよい。これらのデータフィードの組み合わせは、ともに組み合わせられてもよい。さらに、これらのデータフィードは、実施形態に応じて変更されてもよい。
実施形態では、データフィードモジュール216は、内部市場を含むが、市場深度を含まないデータフィードを生成する。この実施形態によれば、市場参加者は内部市場を使用して取引することができる。市場の方向性は、市場深度を使用する代わりに、例えば、他のソースから判断されなければならない。例えば、市場の方向性は、市場のファンダメンタルズ、市場参加者の完了した注文に関連するデータ、ニュース、及び他の取引可能な対象物の価格から判断することもできる。電子取引所は内部市場を提供しているが、意図的に市場深度を除外しているため、データフィードは、より公平かつ最適な市場を提供している。このように、データフィードは、以下でより詳細に説明するように、市場データの提供と市場の一体性の保護との最適なバランスを取ろうとしている。
別の実施形態では、データフィードは、内部市場と最終取引価格を含んでいるが、市場深度を含んでいない。したがって、市場参加者は、内部市場と最終取引価格データを使用して取引することができる。しかしながら、実施形態では、市場深度は意図的にデータフィードから除外されている。別の実施形態では、市場深度がデータフィードに含まれるが、隠されているため、市場参加者は、市場深度を得ることができないようになっている。
さらに別の実施形態では、データフィードは、最終取引価格を含んでいるが、内部市場又は市場深度を含んでいない。この実施形態では、市場参加者は、最終取引価格データを使用して取引することができる。最終取引価格は、市場参加者が、現在位置している内部市場の場所に近づくことを可能にする。
いくつかの実施形態では、通信モジュール200は、サブクライブしているクライアントデバイス104、106、108にデータフィードを送信する前に、データフィードを圧縮することができる。データフィードを圧縮することは、データフィードのサイズを小さくするために使用される圧縮の様々なタイプを含むことができる。圧縮は、クライアントデバイスで再構築され得るデータフィードからデータを取り除く。圧縮技術は、元のデータフィードに再形成するためにクライアントデバイスにとって十分なデータのみを送信することができる。
通信モジュール200は、1つ又は複数のクライアントデバイスにデータフィードを送信してもよい。一般的に、データ・フィードは、マルチキャストチャネル、又はユニキャストなどのまだいくつかの他の伝送方式を用いて送信される。マルチキャスト通信は、グループコンセプトに基づいており、それは、例えば、クライアントデバイスのグループなどの契約者のグループが、ソースから(マルチキャストグループアドレスにより定義された)特定のデータ流を受信することへの関心を示している。例えば、価格データフィードは、マルチキャスト通信を用いて送信されてもよい。ユニキャスト通信は、単一の送信者から単一の受信機にネットワークを介してデータを送信することを含んでいる。注文データフィード及び/又はフィルデータフィードは、例えば、ユニキャスト通信を用いて送信されてもよい。
リスク管理モジュール218は、ユーザが定義したリスクの閾値に関連するユーザのリスク率を計算する又は決定する。注文処理モジュール220は、マッチエンジンモジュール206と注文ブックモジュール212によって可変の定義されたデリバティブ製品を分解し、処理のための注文タイプを集める。
図2に示すように、電子取引所102は、プロセッサ222とメモリ224を含んでいる。プロセッサ222は、電子取引所102のための全体的な制御を提供する。プロセッサ222は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、アナログ回路、デジタル回路、プログラムされたプロセッサ、それらの組合せ、又は他の現在知られている又は今後開発される処理デバイスであってもよい。単一のデバイスとして示されているが、プロセッサ222は、例えば、互いに通信するサーバの一連のコンピュータデバイスの組合せとすることができる。プロセッサ222は、メモリ224に記憶されたコンピュータ読み取り可能な命令に応答する。
メモリ224は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、様々な種類の揮発性及び不揮発性の記憶媒体を含む。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の例としては、ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ、及びハードディスクドライブに限定されるものではない。メモリ224は、プロセッサ222によってアクセスされるデータを格納するように構成することができる。例えば、メモリ224は、図2に示されるデータベースとモジュール202−220を格納するように構成される。プロセッサ222は、データベースに格納されたデータにアクセスして、モジュールを実行する(例えば、機能させる)ように構成されている。
b.クライアントデバイス
図1に戻って、クライアントデバイス104、106,108は、電子取引を容易にするコンピュータデバイス(例えば、プロセッサとメモリを含む)である。クライアントデバイスの例は、パーソナルコンピュータ、ゲートウェイ、及びサーバを含む。図1に示されるように、クライアントデバイス104は、デスクトップコンピュータであり、クライアントデバイス106は、自動取引されるよう構成され、及び電子取引所102と連結されているサーバサイドデバイスであり、そしてクライアントデバイス108は、少なくとも1つのワイヤレス接続(例えば、図1の稲妻で示されるようなもの)を介して電子取引所102と接続されるモバイルコンピュータである。
クライアントデバイスは、市場参加者により所有され、操作され、制御され、プログラムされ、構成され、又はその他に使用されてもよい。市場参加者は、トレーダ(例えば、人)又は(例えば、1人以上の)トレーダのグループである。トレーダのグループは、同じアカウントナンバーを使用してもよく、又は互いに別の関連性があってもよい。例えば、トレーダのグループは、同じマルチキャストグループアドレスを有していてもよい。図1のクライアントデバイス104、106、108は、同じ市場参加者又は別の市場参加者により所有され、操作され、制御され、構成され、又はその他に使用されてもよい。
クライアントデバイスは、ネットワーク110を介して電子取引所102と通信する。例えば、クライアントデバイスで稼働している取引アプリケーションは、電子取引所102から1つ又は複数のデータフィードを受信できる。取引アプリケーションは、1つ又は複数のデータフィードを処理し、1つ又は複数のデータフィードからディスプレイデバイスにデータを表示することができる。データフィードが特定のデータを含んでいない場合、取引アプリケーションは、そのデータを表示することができない。例えば、市場深度、又は市場深度を決定するために使用され得る他のデータを含まない場合、取引アプリケーションは市場深度をディスプレイデバイスに表示することができない。
c.ネットワーク
ネットワーク110は、通信用に構成されたネットワークである。このように、ネットワーク110は、図1に示される様々な構成要素に接続する1つ又は複数の通信ネットワークを含んでもよい。ネットワーク110は、直接又は間接接続の様々なものを含んでもよい。例えば、ネットワーク110は、T1接続などの直接接続、又は高速サーバ、ルータ、ゲートウェイなどのような1つ又は複数の中間部品を介する間接接続を含んでもよい。ネットワーク110は、インターネットなどのパケットベースのネットワークであってもよい。しかしながら、実施形態に応じて任意のタイプのネットワーク構成が使用され得る。
d.ゲートウェイ
ゲートウェイ112は、1つ又は複数のクライアントデバイス104、106、108と電子取引所102と通信し、これらのデバイスとシステムとの通信を容易にすることができる。例えば、ゲートウェイ112は、クライアントデバイスからの取引注文を含むメッセージを受信し、電子取引所102にメッセージを送信することができる。別の例では、ゲートウェイ112は、電子取引所102からデータフィードを受信し、1つ又は複数のクライアントデバイス104、106、108にデータフィードを送信することができる。
ゲートウェイ112は、異なるプロトコルを使用するインターフェースネットワークを備えたコンピュータデバイスである。例えば、ゲートウェイ112は、クライアントデバイスから受信した取引注文を含むメッセージを処理することができる。ゲートウェイ112は、メッセージを電子取引所102によってアクセスされる形式に変換することができる。同様に、ゲートウェイ112は、取引固有の形式であるデータフィードをクライアントデバイスによって理解される形式に変換することができる。ゲートウェイ112はまた、他のアクションを実行することができる。例えば、ゲートウェイ120は、1つ又は複数の取引システムからの市場データをまとめて、それをクライアントデバイス104、106、108に提供することができる。
より最適なマーケットプレイスを提供することにフォーカスしたデータフィード
本実施形態は、データがより多いのがより良いという一般的な概念から離れ、代わりに市場深度を意図的に除外することによってより最適なマーケットプレイスを提供することを目指すデータフィードに関する。実施形態に係るデータフィードは、市場深度を含む従来のデータフィードを使用するマーケットプレイスに対してより最適なマーケットプレイスを提供することができる。例えば、市場深度を伴う従来のデータフィードに対して、実施形態に係るデータフィードは、データフィードを送信する、市場の一体性を増やす、市場参加者を統一する、市場参加者が利用可能である市場の調整を確保する、又はそれらのいくつかの組み合わせのために必要とする帯域幅を減らすことができる。
より多くの情報に関する取引社会の要望に応えて、データフィードに含まれるデータの量は、時間の経過とともに継続的に増加している。市場参加者は、データフィードが可能な限り多くの市場に関するデータを含むべきであると、一般的に信じている。より多くのデータに関する要望を入れる試みでは、電子取引はデータフィードの中に、より多くのデータを配置し続けてきました。データフィードの増加した負荷は、データフィードを様々なクライアントデバイスに分配するために必要な帯域幅要件を効果的に増加させていた。いくつかの例では、これは、利用可能な帯域が不十分で最適な市場が少なくなることに通じる。市場深度を伴わないデータフィードは、市場深度を含む従来のデータフィードよりも小さい帯域幅要件を有することができる。したがって、帯域幅要件がより小さいため、実施形態に係るデータフィードを使用するマーケットプレイスは、従来のデータフィードを使用するマーケットプレイスよりも最適である。
実施形態に係るデータフィードは、市場の一体性を増加させることができる。いくつかの例では、市場参加者は市場を操作するために、市場深度を使用する。市場の操作は、「フラッシング(flashing)」を含むことができる。フラッシングは、注文が満たされることをなんら意図せずとも、内部市場から離れて取引注文(時には非常に大きな取引注文)を提出することに関するものであり、買い又は売りの市場圧力を形成することができる。それに応じて、他の市場参加者は、多くの場合、この認識される市場圧力に基づいて取引するであろう。しかしながら、市場を 「フラッシング」する市場参加者は、それらが満たされる前に取引注文を削除して、より望ましい価格を実現するために、他の取引注文を提出する。その結果、市場深度は、いくつかの例において、市場参加者が市場を操作することを補助する。したがって、市場深度を伴うデータフィードを使用するマーケットプレイスは、市場深度を伴う従来のデータフィードを使用するマーケットプレイスよりも最適であり得る。市場深度がないと、市場参加者が市場の動きを動かそうとすることは難しく、結果として市場を操作することがより難しくなり得る。
市場深度を伴うデータフィードは、時々市場を操作するために使用されるだけでなく、それらは他の市場参加者の取引策略を決定するためにも使用され得る。市場深度又はデータフィードの市場深度を決定するために使用され得る他のデータを提供することは、市場参加者が、他の市場参加者の取引アクション、それは市場深度を追跡することによって彼らが大きな量か小さい量を取引しているかを見ることを可能にする。これは、全体として市場参加者のために公平ではない。取引策略は、通常、所有者のものであり、他の市場参加者に明らかにすべきではない。取引策略を明らかにすることは、市場のファンダメンタルズを変更するのではなく、むしろ市場操作につながることになり得る。したがって、市場参加者が市場深度を用いずに取引策略又はアイデンティティを識別することが難しいため、市場深度を伴わないデータフィードを使用するマーケットプレイスは、市場深度を伴う従来のデータフィードを使用するマーケットプレイスよりも最適であり得る。市場参加者が市場に大きな信頼を持って、より取引注文を提出するように仕向けられ得るため、市場操作の可能性を減らすことは、流動性を高めることができる。あるいは、さらに、より多くの市場参加者を市場に呼び込むことができます。
実施形態に係るデータフィードは、市場参加者を統一することができる。従来のデータフィードを使用する従来のマーケットプレイスは、市場参加者を統一するマーケットプレイスを提供していない。その代わりに、従来のデータフィードでは、取引可能な対象物を買う又は売るとき、市場参加者は、他の市場を使い始めていた。例えば、株式業界では、取引可能な対象物を買う又は売るとき、市場参加者は時には流動性のダークプールを使用する。市場についての詳細は、隠される又は秘密にされる。ダークプールは、多くの場合、ブローカーの注文ブックと他の市場外の流動性から形成される。市場についての詳細は、注文が満たされるまで他の市場参加者に提供されない。ダークプールの市場深度は、いずれの潜在的な市場参加者によって見られる可能性がなく、市場参加者の取引が完了した後にのみ帰属され得る。例えば、取引注文が特定の価格で満たされると、市場参加者はその特定の価格で市場深度があったと見つけ出すことができる。その場合にも、完了した注文についてのデータは、市場についてのリアルタイム又はほぼリアルタイム帰属計算を防止するために、一般的に遅延する。
流動性のダークプールは、市場参加者が彼らのアクションを他の市場参加者に示すことなく、取引可能な対象物を移動させる(例えば、買う又は売る)ことを可能にする。したがって、自身の取引策略を隠したいと思っている市場参加者は、他の市場に代わるものとしてダークプールを使用しており、結果として市場参加者を分けていた。市場参加者は、もはや同じ市場で統一されていない。したがって、市場深度を伴わないが内部市場及び/又は最終取引価格を伴うデータフィードを使用するマーケットプレイスは、それが市場参加者を呼び込む利点を提供するため、市場についてのいずれの情報も提供しないマーケットプレイスよりも最適であり得る。
実施形態に係るデータフィードは、市場参加者が複数(例えば、2つまたはそれ以上)の市場の間で調整することができることを保証することができる。複数の市場間で調整することは、同じ又は異なる市場で取引可能な対象物に寄りかかることを含むことができる。他の取引可能な対象物に寄りかかることは、一般的にヘッジすると言われている。ヘッジは、それぞれの取引可能な対象物が売買されている価格を必要とし、例えば、異なる取引対象物間のスプレッド価格(例えば、ビッド−アスクスプレッドではない)が得られてもよい。ダークプールなどの内部市場を提供しない市場は、内部市場がわからないため、市場参加者が他の取引可能な対象物に寄りかかることができない。例えば、市場は相互接続されるため(例えば、互いに影響を及ぼすため)、製品及び契約などの異なる取引可能な対象物は、互いから流動性を得ている。内部市場を提供することは、ダークプールより正確であって、このように流動性の移動をより効果的に行うことを可能にする。したがって、市場深度を含まないが内部市場及び/又は最終取引価格を伴うデータフィードを使用するマーケットプレイスは、それが市場参加者に市場間の調整をすることを可能にしているため、内部市場についてのいずれの情報を提供しないマーケットプレイスよりも最適であり得る。
図3は実施形態に係るデータフィードを提供するための方法300の図を示す。方法300は、いずれかの装置(例えば、図1の電子取引所102)、システム、コンピュータプログラム、コンピュータ読み取り可能な媒体、又はそれらの組み合わせによって実現されてもよい。方法300は、より公平でより最適なマーケットプレイスを提供するデータフィードを提供することができる。
方法300に関して、例えば、追加の、別の、又はより少ないアクションなどの変更及び修正は、本明細書に記載の特定の本発明の態様の精神および範囲から逸脱することなく、図3に示す処理を行うことができる。例えば、方法300は、動作330−350のみ、又は異なる動作の組み合わせを含んでもよい。さらに、図3に示される動作は、示された順序又は異なる順序で実行されてもよい。
動作310では、電子取引所のコンピュータデバイスが取引注文を含む1つ又は複数のメッセージを受信する。これらのメッセージは1つ又は複数のリモートの電子デバイスから受信される。リモート電子デバイスは、電子取引所から1つ又は複数のデータフィードを受信するためにサブスクライブするクライアントデバイスであってもよい。1つ又は複数のメッセージは、様々な時間で受信してもよい。例えば、コンピュータデバイスは、複数のリモート電子デバイスから500メッセージ/ミリ秒で受信してもよい。それぞれの受信されたメッセージは、1つの取引注文又は複数の取引注文を含んでもよい。複数の取引注文の場合、取引注文は、関連のない取引注文(例えば、異なる取引策略の部分がある)又は関連のある取引注文(例えば、同じ取引策略がある)であってもよい。
動作320では、電子取引所のコンピュータデバイスは、1つ又は複数の受信したメッセージを処理する。処理は、メッセージ内の取引注文をマッチするために準備することを含んでもよい。処理はまた、後述するように、取引注文ブック内の反対側の注文又は取引注文ブック内に配置された取引注文より前の他の受信した取引注文を用いて注文をマッチすることを試みることを含んでもよい。
動作330では、電子取引所のコンピュータデバイスは、注文ブックを管理する。注文ブックの管理は、注文ブック内の反対側の注文をマッチするように試みること、注文ブックを更新すること、又はそれらの組み合わせを含む。マッチングは、注文ブック内の反対側の注文をマッチするために、例えば、「先入れ先出し(「FIFO」)」アルゴリズム、割り当てアルゴリズム、及びハイブリッド価格/時間優先アルゴリズムなどのマッチングアルゴリズムを使用することを含んでもよい。更新は、注文ブック内の追加、削除、又は変更を含んでもよい。例えば、更新は、動作320から注文ブックにマッチしない注文を追加する又はマッチした注文を削除してもよい。
動作340では、電子取引所のコンピュータデバイスは、実施形態に係るデータフィードを生成する。実施形態では、電子取引所は、市場深度を含まないが、内部市場を含むデータフィードを生成する。本明細書で使用されるように、市場深度という用語は、実際の市場深度又は実際の市場深度を決定するために使用されることを意図している他のデータを含んでもよい。それ故に、市場参加者は内部市場データを使用して取引することができる。電子取引はサブスクライブしているクライアントデバイスに内部市場を公開するが、意図的に市場深度を除外するため、データフィードは、より最適なマーケットプレイスを提供する。
当然、市場参加者が、例えば、この実施形態において、内部市場だけでなく、取引するための他のソースを使用することも可能であり、好ましい。また、それはまだ、他のソース、例えば、データを集約し、サードパーティのデータフィードを提供するサードパーティなどを用いて市場深度を再構築することが可能である。しかしながら、すべての市場参加者に中立を維持すべきである、フィードを公開した取引所は、データフィードから市場深度を排除することによって、より最適な市場を提供することを目指している。
図4は取引可能な対象物の典型的な注文ブック210の時点でのスナップショットを示している。図4の例示の図では、注文ブック210は、現在の注文の様々な価格レベル410を含んでいる。内部市場を含む様々な価格レベルあるいは他の価格レベルでの注文の量420は、一般的に市場深度と称される。例えば、この特定の時点で、「104」の価格で売るための「10」のマッチしていないオファーがある。したがって、「104」の価格の市場深度は、「10」である。内部市場430は、ベストビッド価格440とベストオファー価格450である。
実施形態では、生成することは、内部市場を含むが、市場深度、最終取引価格、最終取引量、又はそれらの組み合わせを含まないデータフィードの生成を含む。例えば、図4の例を使用して、電子取引所はベストビッド価格440とベストオファー価格450の両方を含むが、いくつかの価格レベル又は最終取引価格460の市場深度420を含まない内部市場430を含むデータフィードを生成することができる。
図5は、データフィード500の実施例である。データフィード500は、ヘッダーデータ510、取引データ520、及び内部市場530を含んでいる。ヘッダーデータ510は、宛先アドレス(例えば、マルチキャストグループアドレス又はユニキャストアドレス)などの1つ又は複数のリモート電子デバイスにデータフィード500を送るために使用されるデータを含んでもよい。取引データ520は、反対側の取引注文とマッチするように使用されるマッチングアルゴリズムに関連するデータなどの発信取引に関するデータを含んでもよい。内部市場データ530は、内部市場を含んでもよい。この実施例では、内部市場は「98/100」である。他の情報は、データがより公平かつより最適な市場を提供するのであれば、データフィード500に含まれてもよい。
さらに別の実施形態では、生成することは、内部市場を決定するために使用され得るが、市場深度、最終取引価格、及び最終取引量を含まないデータを有するデータフィード生成することを含む。内部市場を決定するために使用され得るデータは、内部市場のデリべーション(derivation)を含んでもよい。内部市場のデリべーションは、内部市場を決定するために使用され得るが実際の内部市場ではないデータである。例えば、内部市場のデリべーションは、ベストビッド価格(又はベストオファー価格)とこれらの価格の間のスプレッドであってもよい。図4の例を用いて、データフィードは、ベストビッド価格440と「+2」のスプレッドを含んでもよい。この情報は、例えば、「100」のベストオファー価格を得るために「2」の値を「98」のベストビッド価格440に加えることによって、内部市場を決定するために使用されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、ベストアスク価格450と「−2」のスプレッドが使用されてもよい。他のデータは、内部市場の実際の位置を決定するために使用されてもよく、データフィードに含まれてもよい。
図6はデータフィード600の実施例である。ヘッダーデータ610と取引データ620は、図5のヘッダーデータ510と取引データ520と類似している又は同じであってもよい。内部市場データ630は、ベストビッド価格に関連するベストオファー価格とベストビッド価格との間のスプレッド「+2」、及びベストビッド価格「98」を含んでいる。このデータは、内部市場が「98/100」であると決定するために使用されてもよい。その代わりに、図示されていない実施形態では、内部市場データ630は、ベストオファー価格に関連するベストオファー価格とベストビッド価格との間のスプレッド「−2」、及びベストオファー価格「100」を含んでもよい。
図6のデータフィードは、例えば、電子取引所及び/又はリモート電子デバイスで、追加の処理が必要であってもよいため、図6に示される例示のデータフィードは、図5に示される例示のデータフィードほど利点はないかもしれない。電子取引所で、データフィードを生成することは、ベストビッド価格とベストオファー価格との間のスプレッドを計算する必要があってもよい。同様に、データフィードを処理するとき、クライアントデバイスは、データフィードに提供されたものに応じて、ベストビッド価格又はベストオファー価格からのスプレッドを加算する又は減算することによって、内部市場を計算することを要求されてもよい。しかしながら、図5と図6の両方の例では、実際の内部市場は、内部市場データ530、630を使用して決定されてもよい。
さらに別の実施形態では、電子取引所のコンピュータデバイスは、最終取引価格を含むが、内部市場と市場深度を含まないデータフィードを生成する。最終取引価格は、内部市場の位置を近づけるために使用されてもよい。例えば、図4の実施例では、最終取引価格460が一般的に内部市場430に又は内部市場430の近くにあるため、「99」の最終取引価格460は、実際の内部市場430を正確に近づけるために使用されてもよい。この例では、最終取引価格460は、実際にベストビッド価格440とベストオファー価格450の間である。これは、内部市場430の位置を近似する正確な方法を提供している。例えば、即ち最終取引価格の変化に従う代わりに、他のデータもまた、最終取引価格に内部市場の実際の位置に近似するために使用されてもよく、データフィードに含まれてもよい。
図7はヘッダーデータ710、取引データ720、及び内部市場データ730を含むデータフィード700の別の実施例である。ヘッダーデータ710と取引データ720は、図5のヘッダーデータ510と取引データ520と類似している又は同じであってもよい。内部市場データ730は、最終取引価格、この実施例では「99」を含んでいる。最終取引は、データフィード700を受信するリモート電子デバイスによって使用されるとき、実際の内部市場とは対照的に、内部市場の近似を提供してもよい。この方法は、図5と図6に示される内部市場を提供するものほど正確ではないかもしれないが、それはまだ市場参加者は、市場が現在の取引である場所の近似を行うことを可能にしている。
最終取引価格は有益であるかもしれないが、内部市場は、現在の又はリアルタイムに近い値であり、履歴データではないため、内部市場は最終取引価格よりも有益であるかもしれない。最終取引価格は、内部市場がどんなものであったか示す良いインジケータであったが、内部市場はそのポイントから移動する可能性があった。したがって、内部市場は、最終取引価格よりも一般的に正確である。
さらに別の実施形態では、電子取引所のコンピュータデバイスは、内部市場と最終取引価格を含むが、市場深度を含まないデータフィードを生成する。例えば、図4の実施例を用いて、データフィードは、「98/100」の内部市場430と「99」の最終取引価格460を含んでもよい。
図8はデータフィード800の実施形態を示す。ヘッダーデータ810と電子取引データ820は、図5のヘッダーデータ510と電子取引データ520と類似する又は同じであってもよい。内部市場データ830は、内部市場、この実施例では「98/100」、そして最終取引価格である「99」を含んでもよい。データフィード800は、内部市場のための市場深度を決定するために使用され得るデータを含んでいない。
さらに別の実施形態では、電子取引所のコンピュータデバイスは、最終取引価格、及び内部市場と最終取引価格とを関連付けるスプレッドを含むデータフィードを生成する。スプレッドは、最終取引価格と内部市場との間の差を決定する、又は実際の又は近似の内部市場の位置を決定するために使用されてもよい。例えば、図4の実施例を用いて、データフィードは、「99」の最終取引価格460、及び内部市場の両側と最後の取引価格との間のスプレッドを含んでもよい。例えば、スプレッドは、内部市場が「98/100」であることを示す「+/−1」であってもよい。スプレッドは、2つの異なる数字を実際に含んでもよい。例えば、スプレッドは、ベストオファー価格が最終取引価格から「+2」であり、ベストビッド価格が最終取引価格から「−3」であることを示す、「+2、−3」であってもよい。
図9はデータフィード900の実施形態を示す。ヘッダーデータ910と取引データ920は、図5のヘッダーデータ510と取引データ520と類似する又は同じであってもよい。内部市場データ930は、「99」の最終取引価格と、最終取引価格と内部市場との間のスプレッドを含むことができる。この例では、スプレッドは「+/−1」である。
図3に戻って、一度電子取引所のコンピュータデバイスがデータフィードを生成すると、方法300は、動作350に進んでもよい。動作350では、電子取引所のコンピュータデバイスは、データフィードをサブスクライブしているリモート電子デバイスに提供する。データフィードの提供は、データフィードを送信するための準備をすること及び/又はデータフィードを送信することを含んでもよい。データフィードを提供することは、データフィードを圧縮することを含んでもよい。圧縮は、データフィードのサイズを小さくすることを含んでもよい。データフィードの送信は、送信、普及、公開、あるいはデータフィードのすべて又はいくつかのデータを利用可能にしてもよい。
市場深度を含まない結果として、市場参加者は、他の手段で市場深度を再作成しようとしない限り、市場深度を見ることができなくなっているであろう。データフィードは、内部市場の価格位置を決定する又は推定するために使用され得るデータを含み、市場深度を除外するため、データフィードはより最適なマーケットプレイスを提供できる。
実施形態では、データフィードは市場深度を含むことができるが、しかしながら、市場深度は市場参加者が利用できないこともある。例えば、市場深度は、市場参加者が暗号を解除する又は解読する方法がなく、マスクされ、若しくはロックされ(例えば、パスワードで保護された)、あるいは暗号化されてもよい。これは帯域幅要件を小さくするが、この実施形態は、データフィードのデータに基づいて、市場操作すること又は取引策略の方向性を見つけることはできないため、まだより最適なマーケットプレイスを提供している。
図10A及び図10Bは、動的に変化する市場を示す。図10Aは、電子取引所1002での例示の注文ブック1000の時点でのスナップショットを示す。図10Bは、図10Aで示されるものと時間的に異なる時点での注文ブック1000のスナップショットを示す。図10Aの市場は、図10Bに示される市場と異なっている。
図10A及び図10Bにおいては、クライアントデバイス104、106、108は、電子取引所1002に取引注文を提出してもよい。電子取引所1002は、取引注文を受信し、注文ブック1000にそれらを配置してもよい。取引注文は、いつでも電子取引所1002で受信してもよい。
図10Aでは、電子取引所1002は、データフィード1004を生成してもよい。データフィード1004は、価格データフィードである。データフィード1004は、例えば、図5−9に示され、前述されたように、内部市場を含んでもよい。しかしながら、図10Aに示されるように、現在のベストビッド価格は「98」であって、現在のベストオファー価格は「100」であるため、内部市場データは、実際の内部市場「98/100」を含んでもよい。一度生成されると、電子取引所1002は、データフィード1004を価格サーバ1006に送信されてもよい。価格サーバ1006は、電子取引所1002に含まれてもよく、又は電子取引所1002と関連して作動してもよい。
図10Bでは、価格サーバ1006は、データフィード1004を受信して処理し、データフィード1004をサブクライブしているクライアントデバイス104、106、108に分配する。一実施例によると、データフィード1004の処理は、マルチキャストを介して指定されたマルチキャストグループアドレスにデータフィード1004を送信することを含んでもよい。そのような実施形態では、すべてのクライアントデバイス、ここでは、LAN上の特定のマルチキャストアドレスにサブクライブされているクライアントデバイス104、106、108が、データフィード1004を受信するであろう。ポートは、マルチキャスト価格データを聞くためにクライアントデバイス104、106、108に割り当てられてもよい。ユニキャスト通信に関して、個々のポートは、クライアントデバイスで、例えば、フィルデータフィード内で、フィルデータと注文データの受信用に割り当てることができる。そのような実施形態では、フィルサーバと注文サーバは、クライアント端末の所定のポートにフィルデータと注文データを送信してもよい。
現在のところ、市場は変化している。内部市場は「98/103」ではない。電子取引所1002は、例えば、図5−9に示され、前述されたように、内部市場を含む別のデータフィード1008を生成してもよい。しかしながら、図10Bに示されるように、データフィード1008は、新しい内部市場を含んでもよい。即ち、「98/103」の内部市場がデータフィード1008に含まれてもよい。価格サーバ1006は、データフィード1008を再び受信し、サブスクライブしているクライアントデバイス104、106、108に分配してもよい。
実施形態では、電子取引所は、内部市場、市場深度、最終取引価格、及び最終取引量にアクセスする。電子取引所、例えば、データフィードを提供される取引所は、データフィードを生成するとき、内部市場及び/又は最終取引価格を含むように意図的に選択する。しかしながら、電子取引所は、市場深度の情報を知り得るとしても、意図的に市場深度を除外している。
別の実施形態では、方法は、電子取引所でコンピュータデバイスを使用して、複数のリモート電子デバイスから注文メッセージを受信することを含む。それぞれの注文メッセージは、特定の価格で取引可能な対象物の量を買う又は売るための取引注文を含む。方法はまた、コンピュータデバイスを使用して、注文メッセージを処理すること、ベストビッド価格、ベストビッド価格でのビッド量、ベストアスク価格、及びベストアスク価格でのアスク量を決定することを含む。処理は、電子注文ブック内で取引注文をマッチしようとすること及びマッチしていない取引注文をエンターすることを含む。コンピュータデバイスを使用して、ベストビッド価格とベストアスク価格を含む価格メッセージをクライアントデバイスに提供することは、市場参加者によって使用される。処理は、送信、普及、又は公開を含んでもよい。価格メッセージは、例えば、価格メッセージを価格がどのように動くかを決定するように使用されることを防止するため、ベストビッド価格でのビッド量とベストアスク価格でのアスク量を含んでいない。
さらに別の実施形態では、取引可能な対象物の電子市場の透明性と電子市場に参加している市場参加者とプライバシーのバランスをとる方法が提供されている。方法は、電子取引所でコンピュータを使用して、クライアントデバイスから受信した取引注文とともに電子注文ブックを管理することを含む。注文ブックは、ベストビッド価格、ベストオファー価格、及び市場深度に関連する情報を含む。方法はまた、コンピュータデバイスを使用して、ベストビッド価格とベストアスク価格を含むが、ベストビッド価格又はベストアスク価格のどちらかでの量を含まないデータフィードを作ることを含む。ベストビッド価格とベストアスク価格は、市場参加者が内部市場を認識するようにするために含まれており、そしてベストビッド価格とベストアスク価格での量は、例えば、市場参加者のプライバシーが保護されるように除外されている。コンピュータデバイスは、クライアントデバイスに価格フィードを送信してもよい。
さらに別の実施形態では、より公平かつ最適なマーケットプレイスを提供するための方法は、電子取引所のコンピュータデバイスを使用して、クライアントデバイスから受信した取引注文を含む電子注文ブックを処理することを含む。電子注文ブックは、取引可能な対象物のベストビッド価格、ベストオファー価格、及び市場深度に関連する情報を含む。方法はまた、コンピュータデバイスを用いて、ベストビッド価格とベストオファー価格を含むが、市場深度を含まないようなデータフィードを構築することを含む。データフィードの構築は、データフィードを生成し、決定し、及び作成することを含む。市場深度により価格がどのように変動するのかを決定するために使用されることを防止するため、市場深度は除外されている。コンピュータデバイスは、クライアントデバイスにデータフィードを送信してもよい。
発明は、特定の実施形態を参照して記載されているが、本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更を行うこと及び置き換えることができるのは当業者によって理解されるであろう。さらに、多くの修正は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、特定の状況又は材料を本発明の教示に適合させてもよい。したがって、発明は、本明細書に開示された特定の実施形態に限定されるものではないことを意図している。

Claims (17)

  1. 電子取引所でコンピュータデバイスを使用して、取引可能な対象物の内部市場を決定するために使用されるデータを決定すること、ここで、前記内部市場とは、前記取引可能な対象物のベストビッド価格とベストオファー価格であり、
    前記コンピュータデバイスを使用して、前記取引可能な対象物の前記内部市場を決定するために使用される前記データを含むが市場深度を決定するためのデータを含まないデータフィードを生成すること、ここで、前記市場深度を決定するためのデータは、市場操作、取引策略の識別、および市場参加者の識別のいずれかが前記データフィードの市場深度を通して生じることを防ぐように前記データフィードから除外されており、および
    前記コンピュータデバイスを使用して、前記データフィードをリモート電子デバイスに提供すること、
    を含む方法。
  2. 前記内部市場を決定するために使用される前記データは、前記ベストビッド価格と前記ベストオファー価格を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記内部市場を決定するために使用される前記データは、最終取引価格である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記内部市場を決定するために使用される前記データは、前記内部市場と最終取引価格である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記内部市場を決定するために使用される前記データは、前記ベストビッド価格か前記ベストオファー価格のいずれか、および前記ベストビッド価格と前記ベストオファー価格との間のスプレッドを含む、請求項1に記載の方法。
  6. さらに、複数のリモート電子デバイスから注文メッセージを受信すること、ここで、それぞれの注文メッセージは、特定の価格に関する前記取引可能な対象物の量を買うまたは売るための取引注文を含むものであり、および
    前記受信した注文メッセージを処理すること、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  7. さらに、受信した注文をマッチするように試みること、およびマッチしない注文を電子注文ブックにエンターすることを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記決定することは、前記ベストビッド価格と前記ベストオファー価格を決定することを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記決定することは、前記ベストビッド価格か前記ベストオファー価格のいずれかを決定するとともに、前記ベストビッド価格と前記ベストオファー価格との間のスプレッドを決定することを含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記データフィードを受信するリモート電子デバイスは、他の手段を使用して前記市場深度を再作成しない限り、前記市場を見ることができない、請求項1に記載の方法。
  11. 前記他の手段は、前記データフィードにないデータに基づいて前記市場深度を推定することを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記内部市場を決定するために使用される前記データは、市場参加者が前記内部市場を決定することができるように前記データフィードに含まれ、および前記内部市場に関する前記市場深度を決定するために使用される前記データは、市場操作および別の市場参加者の取引策略とアイデンティティの開示を防ぐように意図的に除外される、請求項1に記載の方法。
  13. 市場操作、取引策略の識別、および市場参加者の識別のいずれもが前記データフィードの市場深度を通して生じることを防ぐことは、より公平で最適なマーケットプレイスを提供する、請求項1に記載の方法。
  14. プロセッサにより実行可能な指示を中に格納されるコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記指示は、
    電子取引所でコンピュータデバイスを使用して、取引可能な対象物に関する内部市場を決定するために使用されるデータを決定すること、ここで、前記内部市場とは、前記取引可能な対象物のベストビッド価格とベストオファー価格であり、
    前記コンピュータデバイスを使用して、前記取引可能な対象物に関する前記内部市場を決定するための前記データを含むが前記内部市場に関する市場深度を決定するために使用されるデータを含まないデータフィードを生成すること、ここで、前記市場深度を決定するために使用されるデータは、より最適なマーケットプレイスを提供するために前記データフィードから除外されており、および
    前記コンピュータデバイスを使用して、前記データフィードをリモート電子デバイスに提供すること、
    を実行できる、コンピュータ読み取り可能な媒体。
  15. 電子取引所でコンピュータデバイスを使用して、1つ又は複数のリモート電子デバイスから注文メッセージを受信すること、ここで、それぞれの注文メッセージは、特定の価格に関する取引可能な対象物の量を買うまたは売るための注文を含み、
    前記コンピュータデバイスを使用して、前記受信したメッセージを処理すること、ここで、処理は、取引注文をマッチするように試みること、およびマッチしない取引注文を電子注文ブックにエンターすることを含み、
    前記コンピュータデバイスを使用して、ベストビッド価格、前記ベストビッド価格でのビッド量、ベストアスク価格、および前記ベストアスク価格でのアスク量を決定すること、および
    前記コンピュータデバイスを使用して、前記ビッド価格と前記アスク価格を含むデータフィードを少なくとも1つの前記リモート電子デバイスに提供すること、ここで、前記データフィードは、前記ベストビッド価格での前記ベストビッド量と前記ベストアスク価格での前記アスク量を含まない、
    を含む方法。
  16. より公平で最適なマーケットプレイスを提供する方法であって、
    電子取引所でコンピュータデバイスを使用して、クライアントデバイスから受信した注文を含む取引注文ブックを管理すること、ここで、前記注文は、取引可能な対象物のための注文を含み、および前記注文ブックは、前記取引可能な対象物のための内部市場と市場深度に関連するデータを含み、
    前記コンピュータデバイスを使用して、前記取引可能な対象物のための内部市場を含むが、市場深度を含まないデータフィードを構築すること、および
    前記コンピュータデバイスを使用して、前記データフィードを前記クライアントデバイスに提供すること、
    を含む方法。
  17. 電子取引所でコンピュータデバイスを使用して、取引可能な対象物に関する市場の透明性を提供するデータフィードを生成すること、ここで、生成することは、前記データフィードから市場深度を決定するために使用され得る意図的に除外するデータを含み、前記電子取引所は前記除外されたデータを利用でき、および
    前記コンピュータデバイスを使用して、1つ又は複数のサブクライブしているクライアントデバイスに送信するための前記データフィードを準備すること、
    を含む方法。
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