JP2002203112A - 取引支援方法およびプログラム - Google Patents

取引支援方法およびプログラム

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JP2002203112A
JP2002203112A JP2001249802A JP2001249802A JP2002203112A JP 2002203112 A JP2002203112 A JP 2002203112A JP 2001249802 A JP2001249802 A JP 2001249802A JP 2001249802 A JP2001249802 A JP 2001249802A JP 2002203112 A JP2002203112 A JP 2002203112A
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Japan
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trading
order
price
trade
transaction
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JP2001249802A
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English (en)
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Shigehiko Terajima
成彦 寺島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投資家が希望する範囲内において、約定が成
立する機会を増大させる。 【解決手段】 売買価格指定手段1aは、有価証券に対
する売買注文であって、所定の幅を有する売買価格の指
定を受け付ける。売買数量指定手段1bは、所定の幅を
有する売買数量の指定を受け付ける。売買条件指定手段
1cは、売買の一部のみの約定の成立の可否等の売買条
件の指定を受け付ける。発注手段1dは、売買価格指定
手段1a、売買数量指定手段1b、および、売買条件指
定手段1cによって指定された条件によって、売買注文
を証券取引サーバ3に対して発注する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は取引支援方法および
プログラムに関し、特に、有価証券の取引を支援する取
引支援方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、株券や債券等の有価証券の売買取
引においては、取引相手に対して一番有利な金額を提示
した売り手または買い手に対して、その証券の売買取引
が執行される構成が採用されていた。
【0003】また、株券等の取引においては、取引を行
う人に対して、株券相場の状況を通知し、解析すること
により、売り手または買い手に売買のタイミングを知ら
しめたり、売買に必要な情報を提供するサービスが存在
していた。
【0004】更に、近年では、予め設定した特定の会員
と電子的に情報をやりとりすることにより、株券または
債券等の証券の売買取引を行う電子証券取引市場等も普
及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の株券
または債券等の有価証券の取引においては、価格のみを
基準として取引相手を決定していたので、売買において
その他の売買条件を反映することが困難であるという問
題点があった。
【0006】また、売買価格は、一物一価の原則に基づ
いて1つの価格のみしか設定することができなかったた
め、希望する売買価格に幅がある場合であってもそのよ
うな条件を設定することができないという問題点もあっ
た。
【0007】更に、国庫債券(以下、国債と称する)で
は、売買価格および売買金利を基準として取引が行われ
ていたので、それ以外の要素を考慮した取引を行うこと
ができないという問題点があった。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、有価証券の売買取引において、価格以外の
売買条件を反映することが可能な取引支援方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】また、本発明は、希望する売買価格や売買
数量に幅がある場合には、そのような条件を設定するこ
とが可能な取引支援方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、国債等の取引において、売買価格およ
び売買金利以外の要素を考慮した取引を行うことが可能
な取引支援方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、有価証券の取引を支援する
取引支援装置1において、売買しようとする有価証券の
売買価格を指定する売買価格指定手段(売買価格指定ス
テップ)1aと、売買しようとする有価証券の売買数量
を指定する売買数量指定手段(売買数量指定ステップ)
1bと、売買しようとする有価証券の所定の売買条件を
指定する売買条件指定手段(売買条件指定ステップ)1
cと、売買価格指定手段1a、売買数量指定手段1b、
および、売買条件指定手段1cによって指定された売買
に係る条件にて発注を行う発注手段(発注ステップ)1
dと、を有することを特徴とする取引支援装置1が提供
される。
【0011】ここで、売買価格指定手段1aは、売買し
ようとする有価証券の売買価格の指定を受ける。売買数
量指定手段1bは、売買しようとする有価証券の売買数
量の指定を受ける。売買条件指定手段1cは、売買しよ
うとする有価証券の所定の売買条件の指定を受ける。発
注手段1dは、売買価格指定手段1a、売買数量指定手
段1b、および、売買条件指定手段1cによって指定さ
れた売買に係る条件にて発注を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図において、取引支援装置1
は、売買価格指定手段1a、売買数量指定手段1b、売
買条件指定手段1c、および、発注手段1dによって構
成されており、投資家クライアント2から送信された有
価証券の売買注文を受け付け、証券取引サーバ3に対し
て発注する。なお、このような取引支援装置1は、証券
会社に配置されている。
【0013】ここで、売買価格指定手段1aは、売買し
ようとする有価証券の売買価格の指定を受ける。売買数
量指定手段1bは、売買しようとする有価証券の売買数
量の指定を受ける。
【0014】売買条件指定手段1cは、売買しようとす
る有価証券の所定の売買条件の指定を受ける。発注手段
1dは、売買価格指定手段1a、売買数量指定手段1
b、および、売買条件指定手段1cによって指定された
売買に係る条件にて、証券取引サーバ3に対して発注を
行う。
【0015】投資家クライアント2は、投資家側に配置
されたクライアントであり、売買注文の入力を受け付
け、取引支援装置1に送信する。証券取引サーバ3は、
証券取引所に配置されており、取引支援装置1から送信
された売買注文に対する約定処理を実行し、売買が成立
した場合には、取引支援装置1を介して投資家クライア
ント2に対して通知する。
【0016】なお、この原理図では、図を簡略化するた
めに、投資家クライアント2および取引支援装置1はそ
れぞれ1つずつしか示していないが、これらは実際には
複数存在している。
【0017】次に、以上の原理図の動作について説明す
る。いま、投資家クライアント2のユーザである投資家
が、図示せぬ入力装置を操作して、有価証券に関する売
買注文を行ったとすると、売買価格指定手段1aは、売
買しようとする有価証券の売買価格の指定を受ける。こ
のとき、売買価格としては、希望価格、上限価格、およ
び、下限価格を設定することが可能である。
【0018】また、売買数量指定手段1bは、売買しよ
うとする有価証券の数量の指定を受ける。このとき、売
買数量としては、希望数量、上限数量、および、下限数
量を設定することが可能である。
【0019】更に、売買条件指定手段1cは、売買しよ
うとする有価証券の売買条件の指定を受ける。このと
き、売買条件としては、売買注文の一部のみが約定した
場合には、これを許可または禁止することを設定するこ
とが可能である。
【0020】仮に、売り注文を入力する場合を想定し、
売却価格として、希望価格を4000、上限価格を40
50、下限価格を3990にそれぞれ設定し、売却数量
として、希望数量を100、上限数量を100、下限数
量を90にそれぞれ設定し、売買条件として注文の一部
のみの約定成立を許可する設定を行ったとする。
【0021】すると、このような注文は、発注手段1d
を介して証券取引サーバ3に対して送信されることにな
る。証券取引サーバ3は、受信した売り注文と、取引支
援装置1または他の取引支援装置(図示せず)から発注
された他の買い注文との間で約定が成立しないかを検出
する。
【0022】例えば、価格が4050で、数量が90の
買い注文が存在しているとすると、この買い注文は、投
資家クライアント2から発注された売り注文の価格範囲
(3990<4050≦4050)に当てはまり、ま
た、数量範囲(90≦90<100)に当てはまるので
約定が成立することになる。
【0023】また、価格が3990で、数量が50の買
い注文が存在しているとすると、この買い注文は価格に
ついては投資家クライアント2から発注された売り注文
の範囲に当てはまるが、数量については不足している。
しかしながら、先に述べたように、一部のみの約定を許
可する設定とされていることから、数量50のみについ
て価格3990で約定が成立することになる。なお、一
部のみの約定を許可していない場合にはこのような買い
注文との間では約定は成立しないことになる。
【0024】約定が成立すると、取引支援装置1を介し
て発注を行った投資家クライアント2に対してその旨が
通知されるとともに、買い注文を行った取引相手の投資
家の投資家クライアントに対しても同様に約定成立が通
知されることになる。
【0025】以上に説明したように、本発明によれば、
売買価格指定手段1aおよび売買数量指定手段1bによ
り、有価証券の売買価格および売買数量を所定の幅をも
って指定するようにするとともに、売買条件指定手段1
cによって売買注文の一部のみの約定を許可または禁止
するようにしたので、投資家の意志をより確実に有価証
券の売買に反映させることが可能となる。
【0026】その結果、一般投資家の市場への参入を促
し、より一層の活性化を図ることが可能となる。次に、
図2を参照して本発明の実施の形態の構成例について説
明する。
【0027】図2は、本発明の実施の形態の構成例を示
す図である。この図において、取引支援装置10は、ネ
ットワーク12を介して投資家クライアント13−1〜
13−4と接続されており、これらから送信された売買
注文を受け付け、ネットワーク14を介して証券取引サ
ーバ15に対して発注する。
【0028】取引支援装置10は、CPU(Central Pr
ocessing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)
10b、RAM(Random Access Memory)10c、HD
D(Hard Disk Drive)10d、および、I/F(Inter
face)10e,10fによって構成されており、その外
部には表示装置11が接続されている。
【0029】ここで、CPU10aは、HDD10dに
格納されているプログラムに従って、各種演算処理を実
行するとともに、装置の各部を制御する。ROM10b
は、CPU10aが実行する基本的なプログラムやデー
タを格納している。
【0030】RAM10cは、CPU10aの実行対象
となるプログラムや、演算途中のデータを一時的に格納
する。HDD10dは、CPU10aが実行するプログ
ラムや、売買注文に関するデータ等を格納している。
【0031】I/F10fは、ネットワーク12を介し
て投資家クライアント13−1〜13−4との間で情報
を授受する際に、データのフォーマットやプロトコルを
適宜変換するとともに、表示装置11に対して映像信号
を出力する。
【0032】I/F10eは、ネットワーク14を介し
て、証券取引サーバ15との間で情報を授受する際に、
データのフォーマットやプロトコルを適宜変換する。表
示装置11は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)モ
ニタによって構成されており、I/F10fを介して出
力された映像信号を表示する。
【0033】ネットワーク12は、例えば、インターネ
ットによって構成されており、投資家クライアント13
−1〜13−4との間で情報を授受する。投資家クライ
アント13−1〜13−4は、例えば、パーソナルコン
ピュータによって構成されており、投資家から入力され
た売買注文を取引支援装置10に対して送信するととも
に、取引支援装置10から送信されてきた情報を受信し
て表示させる。
【0034】ネットワーク14は、例えば、専用回線に
よって構成されており、取引支援装置10と証券取引サ
ーバ15との間で情報を授受する。証券取引サーバ15
は、証券取引所に配置され、取引支援装置10から送信
された売買注文に対する約定処理を実行する。
【0035】なお、この図では、取引支援装置10は、
1つしか存在しないが、実際には複数の取引支援装置が
存在し、それぞれの取引支援装置に対して複数の投資家
クライアントが接続されている。
【0036】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。いま、投資家クライアント13−1の図示せぬ
入力装置が操作され、証券取引サーバ15において取引
されている有価証券である株券の相場を問い合わせる要
求がなされたとすると、投資家クライアント13−1に
は、図3に示す画面50が表示される。この画面50で
は、テキストボックス50a〜50c、取消ボタン50
d、および、送信ボタン50eが表示されている。
【0037】ここで、テキストボックス50aには、相
場の問い合わせの対象となる銘柄コード(発行会社を特
定するためのユニークな番号)が入力される。テキスト
ボックス50bには、売買区分として売却または購入の
いずれかが入力される。
【0038】テキストボックス50cには、既に発注さ
れた売買注文について問い合わせる場合には、注文番号
が入力される。なお、注文番号は、売買注文を行った際
に、取引支援装置10から投資家クライアント13−1
に通知される番号である。
【0039】取消ボタン50dは、入力した内容を取り
消す場合に操作されるボタンである。送信ボタン50e
は、入力した内容で相場の問い合わせを行う場合に操作
されるボタンである。
【0040】図3に示す例では、銘柄コードとして01
234から01237が入力され、また、売買区分とし
ては売却が入力され、更に、注文番号は未入力とされて
いる。このような項目が入力された後、送信ボタン50
eが操作されると、入力された情報は、ネットワーク1
2を介して取引支援装置10に供給される。取引支援装
置10は、ネットワーク14を介して証券取引サーバ1
5に対して問い合わせを行い、該当する情報を取得した
後、投資家クライアント13−1に対して得られた情報
を供給する。
【0041】図4は、問い合わせの結果として、投資家
クライアント13−1の表示装置に対して表示される画
面の一例である。この例では、銘柄コードが01234
から01237である株券の売買に関する情報が領域6
0aに一覧表示されており、画面の最下部には画面を閉
じる場合に操作されるOKボタン60bが表示されてい
る。ここで、銘柄コードは、各株券の銘柄コードに対応
しており、それぞれの文字はホットテキストとなってい
るので、所望の銘柄コードをクリックすることにより売
買注文を即座に行うことができる(詳細は後述する)。
標準売却価格は、その時点における標準的な売却価格
(例えば、平均売却価格)を示す。週間価格変動率は、
価格の変動率を週単位で示したものである。週間売買成
約数量は、売買の成立した数量を週単位で示したもので
ある。
【0042】このような画面において、ホットテキスト
である「01234」が指定されると、銘柄コード01
234に係る株券に対する売買注文を入力するための注
文画面が表示される。
【0043】図5は、注文画面の一例である。この例で
は、テキストボックス70a〜70p、チェックボック
ス70q,70r、取消ボタン70s、および、送信ボ
タン70tが表示されている。
【0044】ここで、テキストボックス70aには、売
買注文の対象となる銘柄コードが入力される。テキスト
ボックス70bには、売却または購入のいずれかが売買
区分として入力される。
【0045】テキストボックス70cには、売買しよう
とする株券の希望価格が入力される。テキストボックス
70dには、売買しようとする株券の上限価格が入力さ
れる。
【0046】テキストボックス70eには、売買しよう
とする株券の下限価格が入力される。なお、テキストボ
ックス70d,70eは、これらの左側に表示されてい
るチェックボックスがチェックされた場合にのみ設定可
能となる。
【0047】テキストボックス70fには、売買しよう
とする株券の希望数量が入力される。テキストボックス
70gには、売買しようとする株券の上限数量が入力さ
れる。
【0048】テキストボックス70hには、売買しよう
とする株券の下限数量が入力される。なお、テキストボ
ックス70g,70hは、前述の場合と同様に、これら
の左側に表示されているチェックボックスがチェックさ
れた場合にのみ設定可能となる。
【0049】テキストボックス70iには、取引に係る
代金の受け渡しの期日が入力される。テキストボックス
70jには、決済方法が入力され、現金による決済であ
る現金決済か、または、信用売買に基づく信用決済の何
れかを入力する。
【0050】テキストボックス70kには、テキストボ
ックス70d,70e,70g,70hに入力されたデ
ータに基づいて算出された購入代金が表示される。この
例では、下限価格および下限数量を乗算して得られた5
00,000,000円と、上限価格および上限数量を
乗算して得られた637,500,000円が表示され
ている。
【0051】テキストボックス70mには、売買取引の
手数料として、購入代金の1%に該当する金額が表示さ
れている。テキストボックス70nには、決済方法とし
て信用決済を選択した場合には、受け渡し期日に応じた
利息が表示される。
【0052】テキストボックス70pには、購入代金、
手数料、および、利息を合計した金額が表示される。チ
ェックボックス70qは、売買注文の一部のみの売買を
禁止する場合にはチェックする。
【0053】チェックボックス70rは、他の投資家ク
ライアントに対する売買注文の表示を禁止する場合にチ
ェックする。取消ボタン70sは、入力した内容での注
文を取り消す場合に操作される。
【0054】送信ボタン70tは、入力した内容で売買
注文を行う場合に操作される。このような画面70にお
いて、図5に示すような入力項目が入力された後、送信
ボタン70tが操作されると、入力された情報はネット
ワーク12を介して取引支援装置10に送信される。
【0055】取引支援装置10は、入力されたこれらの
情報を、HDD10dに一旦格納した後、ネットワーク
14を介して証券取引サーバ15に対して送信する。証
券取引サーバ15は、受信した売買注文が「非表示」と
されていない(チェックボックス70rがチェックされ
ていない)場合には、板画面に対して表示するととも
に、売買処理を実行する。
【0056】図6は、投資家クライアント13−1から
入力された売り注文が反映される前の板画面の一例を示
す図である。この例では、この画面80の上部の表示領
域80aには、取引の対象となる銘柄コード"0123
4"が表示されている。また、表示領域80aの右上部
には、銘柄コード01234の株券についての現在の取
引価格"5010"が表示されている。なお、括弧内の数
字(9:31)は、その取引価格が最後についた時刻を
示す。その下の数字は、現在の日時を示している。
【0057】取引状況表示領域80bの左側の領域に
は、売り注文がその価格が高い順に表示され、また、右
側の領域には買い注文がその価格が高い順に表示されて
いる。ここで、「売数量」は売り注文によって売却しよ
うとする商品の数量であり、「買数量」は買い注文によ
って購入しようとする商品の数量である。なお、これら
の数量の単位は「千」であるので、「1」は「1千」を
示す。また、累計はその金額以下(または以上)の売り
注文(または買い注文)がどれだけあるかを示す。更
に、画面の両端に表示されている「公」および「非」
は、公開または非公開の別を示しており、図5に示すチ
ェックボックス70rの状態に応じて変化する。更に、
最下部の表示領域80cには、新たな買い注文または売
り注文が、注文が受け付けられた時刻とともに表示され
る。この例では、価格が4990であり、数量が1であ
る買い注文が1件だけ9時38分に受け付けられたこと
が示されている。
【0058】このような状態において、図5に示す画面
において、送信ボタン70tが操作されたとすると、図
7に示すように、表示領域80cには、価格が5000
であり、数量が100であり、また、件数が1である売
り注文が9時46分になされた旨が表示され、続いて、
表示領域80bの売り注文の最下部に新たな注文があっ
た旨が表示されることになる。なお、図7に示す板画面
上には、希望価格および希望数量のみが表示されるの
で、この画面上では上限価格、下限価格、上限数量、お
よび、下限数量は表示されない。
【0059】以上の板画面は、証券会社に配置されてい
る取引支援装置10の表示装置11に対して表示される
画面である。一方、他の投資家クライアント13−2〜
13−4の表示装置には、図8に示すような画面が表示
される。
【0060】図8に示す表示例では、図7の場合と比較
して、公開の有無を示す「公」または「非」が表示され
ておらず、また、図7において、「非」と表示されてい
る注文については画面上に表示されておらず、また、そ
の注文は累計に対しても反映されていない。
【0061】このような注文を公開するか否かの指定
は、前述したように、図5に示す注文の画面70におい
て、チェックボックス70rをチェックするか否かによ
って行うことができる。図5の例では、チェックボック
ス70rはチェックされていないので、この画面70か
らなされた注文は、図8に示すように、他の投資家クラ
イアント13−2〜13−4の表示装置にも表示され
る。
【0062】一方、チェックボックス70rをチェック
した場合には、取引支援装置10の表示装置11には図
9に示すような画面80が表示される。この例では、数
量100の注文には「非」が表示されており、非公開で
あることが示されている。図10は、他の投資家クライ
アント13−2〜13−4に表示される画面の一例であ
る。この例では、数量100の注文は表示されておら
ず、また、累計に対しても数量100の注文は反映され
ていない。
【0063】このように、注文時において、公開または
非公開の別を指定するようにすることにより、特に、大
口の注文を行う場合には、市場価格の変動を引き起こし
かねないので、そのような場合には非公開とすること
で、市場価格の変動を惹起することなく、取引を行うこ
とが可能となる。
【0064】図11は、売買注文を行った後に、その売
買注文の約定状況を表示する画面の一例である。この例
では、表示領域100aに、各注文の属性情報と、約定
状況とが表示されている。例えば、先に図5の画面から
発注した売り注文に対応する第1番目の表示項目では、
注文番号が「12567」であり、銘柄コードが「01
234」、売買区分が「売」、希望価格が「500
0」、数量が「100」、公開/非公開の別が「公」、
一部売買が「禁止」であることが示されており、また、
約定状況が「0/100」(数量100のうち約定が
0)であることが示されている。
【0065】ところで、このような画面100におい
て、注文番号に該当する数列は、ホットテキストとなっ
ているので、売買条件を後発的に変更したい場合には、
該当する注文番号をクリックすることにより、図12に
示す条件変更の画面110が表示されることになる。従
って、投資家は、この画面110において所定の条件を
変更することにより、売買条件を後発的に変更すること
が可能となる。
【0066】例えば、投資家が希望価格の下限価格を5
000から4990に変更し、また、一部売買禁止を許
可するために、テキストボックス110eと、チェック
ボックス110qとを変更した後、送信ボタン110t
を操作したとすると、入力された情報は、ネットワーク
12を介して取引支援装置10に送信される。
【0067】取引支援装置10では、受信した情報を参
照し、HDD10dに格納されている該当する情報を変
更する。そして、ネットワーク14を介して、証券取引
サーバ15に対して、先に行った注文に対する変更要請
を行う。
【0068】証券取引サーバ15は、注文に対する変更
要請を受信し、先になされた該当する注文の売買条件を
変更する処理を実行する。その結果、図5に示す画面7
0から先になされた売り注文は、下限価格が5000か
ら4990に変更され、また、一部売買禁止が解除され
ることになる。
【0069】このような変更により、図6に示す画面8
0に表示されている価格が「4990」であり、数量が
「50」である買い注文と約定が成立することになるの
で、証券取引サーバ15は、これらの売買注文の間で約
定処理を実行し、約定が成立した旨を取引支援装置10
と、価格が4990の買い注文を仲介した取引支援装置
に対して通知する。
【0070】その結果、取引支援装置10の表示装置1
1に対しては、図13に示すような画面80が表示され
ることになる。この表示例では、約定が成立した買い注
文が画面上から削除され、また、約定の対象となった売
り注文は数量が100から50に減少している。
【0071】このように、本実施の形態では、売買条件
を後発的に変更することを可能としたので、市場の動向
を参照しながら、投資家にとってその時々で最も有利な
条件により、売買を成立させることが可能となる。
【0072】なお、図13の例では、売り注文の一部に
対して約定が成立したことになるので、売れ残った株券
に対しては、そのまま売買を継続するか、または、売買
を中止することが可能である。
【0073】即ち、図12に示す画面110において、
注文取消ボタン110uを操作することにより、投資家
クライアント13−1から取引支援装置10に対して、
注文を取り消す要求が発せられ、その結果、取引支援装
置10は、HDD10dに格納されている該当する売り
注文を削除するとともに、証券取引サーバ15に対して
注文の取消を要求する。
【0074】証券取引サーバ15は、要求に応じて該当
する注文を板画面から削除するので、それ以降はこの売
り注文は売買の対象からは除外されることになる。図1
4は、このとき、取引支援装置10の表示装置11に表
示されている画面の一例である。この例では、図13の
場合と比較して、価格が5000で数量が50の売り注
文が画面上から削除されている。
【0075】なお、以上の実施の形態には示していない
が、投資家クライアント13−1からなされた売り注文
に対応する買い注文が、他の投資家クライアント13−
2〜13−4からなされており、または、新たになされ
た場合には、証券取引サーバ15に対して売買注文を発
注せずに、取引支援装置10のみにおいて、売買を成立
させることも可能である。このような構成にすれば、取
引支援装置10が仲介する売買注文間で約定が成立する
場合には、売買を即座に成立させることにより、売買処
理を迅速に行うことが可能となる。
【0076】また、非公開注文の場合には、他の注文よ
りも優先して約定処理を実行するようにしてもよい。そ
のような実施の形態によれば、非公開の注文の対象とな
る大口注文を他の注文に優先して約定させることが可能
となる。
【0077】以上に説明したように、本発明の実施の形
態によれば、従来のように、価格と数量のみならず、上
限価格および下限価格、ならびに、上限数量および下限
数量を指定するようにしたので、投資家が希望する範囲
内で約定をより成立し易くすることが可能となる。
【0078】また、本実施の形態によれば、発注後に売
買条件を変更することを可能としたので、市場の動向を
うかがいながら、投資家にとってその時々で最も有利な
条件で売買を成立させることが可能となる。
【0079】また、本実施の形態によれば、一旦発注し
た注文や、部分的に約定が成立した注文を後発的に取り
消すことを可能としたので、市場の動向に応じて注文を
適宜取り消すことが可能となる。
【0080】また、本実施の形態によれば、注文の一部
のみに対して約定が成立することを禁止したり許可する
ことが可能となるので、投資家の希望に応じて約定を成
立させることが可能となる。
【0081】更に、本実施の形態によれば、注文を公開
または非公開することを指定することができるので、特
に数量が大きい注文を行う場合には、市場に対して影響
を与えることなく売買を行うことが可能となる。
【0082】次に、図15〜図21を参照して、図2に
示す実施の形態において実行されるフローチャートの一
例について説明する。図15は、図2に示す取引支援装
置10において実行されるメインの処理を説明するため
のフローチャートである。このフローチャートが開始さ
れると、以下のステップが実行されることになる。
【0083】[S10]CPU10aは、所定の投資家
クライアントから相場の問い合わせがなされたか否かを
判定し、問い合わせがなされた場合には、ステップS1
1に進み、それ以外の場合にはステップS12に進む。
【0084】[S11]CPU10aは、問い合わせを
行った投資家クライアントに対して図4に示すような画
面60により相場を表示させる相場表示処理を実行す
る。なお、この処理の詳細は、図16を参照して後述す
る。
【0085】[S12]CPU10aは、所定の投資家
クライアントから売買注文がなされたか否かを判定し、
売買注文がなされた場合にはステップS13に進み、そ
れ以外の場合にはステップS14に進む。
【0086】[S13]CPU10aは、投資家クライ
アントからなされた売買注文を、証券取引サーバ15に
対して発注する注文処理を実行する。なお、この処理の
詳細は、図17を参照して後述する。
【0087】[S14]CPU10aは、所定の投資家
クライアントから既になされた売買注文に対する売買条
件の変更が要請された場合にはステップS15に進み、
それ以外の場合には処理を終了する。
【0088】[S15]CPU10aは、売買条件を変
更する売買条件変更処理を実行する。なお、この処理の
詳細は図19を参照して後述する。次に、図16を参照
して、図15のステップS11に示す「相場表示処理」
の詳細について説明する。このフローチャートが開始さ
れると、以下のステップが実行される。
【0089】[S30]CPU10aは、図3に示すよ
うな相場問い合わせ画面50を、要求を行った投資家ク
ライアントの表示装置に表示させる。 [S31]CPU10aは、図3に示すような相場問い
合わせ画面50において入力された問い合わせの条件を
取得する。
【0090】[S32]CPU10aは、該当する相場
情報を、証券取引サーバ15から取得する。 [S33]CPU10aは、図4に示すような、相場情
報画面60を、要求を行った投資家クライアントの表示
装置に表示させる。
【0091】次に、図17を参照して、図15のステッ
プS13に示す「注文処理」の詳細について説明する。
この処理が開始されると、以下の処理が実行されること
になる。
【0092】[S50]CPU10aは、図5に示すよ
うな注文画面70を、要求を行った投資家クライアント
の表示装置に表示させる。 [S51]CPU10aは、注文画面70において入力
された売買の条件を取得する。
【0093】[S52]CPU10aは、取得した売買
条件をHDD10dに登録する。 [S53]CPU10aは、投資家クライアント13−
1〜13−4からなされた他の売買注文との間で約定が
成立していないかを確認する約定確認処理を実行する。
なお、この処理の詳細は、図18を参照して後述する。
【0094】[S54]CPU10aは、取引支援装置
10の内部(取引支援装置10に対してなされた売買注
文間)において、約定が成立しているか否かを判定し、
約定が内部的に発生している場合にはステップS55に
進み、それ以外の場合にはステップS56に進む。
【0095】[S55]CPU10aは、取引支援装置
10の内部において成立している約定に対する約定処理
を実行する。 [S56]CPU10aは、証券取引サーバ15に対し
て、取得した売買注文を送信する。
【0096】次に、図18を参照して、図17のステッ
プS53に示す「約定確認処理」の詳細について説明す
る。このフローチャートが開始されると、以下のステッ
プが実行されることになる。
【0097】[S70]CPU10aは、図17のステ
ップS51において取得した注文が価格幅を有する注文
であるか否かを判定する。そして、価格幅を有する注文
である場合にはステップS71に進み、それ以外の場合
にはステップS72に進む。
【0098】[S71]CPU10aは、指定された価
格幅に収まる対応注文が存在するか否かを、HDD10
dを参照して判定し、存在する場合にはステップS73
に進み、それ以外の場合には処理を終了する。双方の注
文が価格幅を有する場合には、価格幅どうしの少なくと
も一部が重複するか否かを判定する。
【0099】[S72]CPU10aは、価格が見合う
対応注文が存在するか否かを判定し、存在する場合には
ステップS73に進み、それ以外の場合には処理を終了
する。なお、対応注文が価格幅を有する注文である場合
には、対象となる注文が、対応注文の価格幅に含まれて
いるか否かを判定する。
【0100】[S73]CPU10aは、対応する注文
との間で数量が見合うか否かを判定し、数量が見合う場
合にはステップS76に進み、それ以外の場合にはステ
ップS74に進む。なお、注文の一方または双方が数量
幅を有する注文である場合には、双方の数量幅の少なく
とも一部が重複しているか否かを判定する。
【0101】[S74]CPU10aは、双方の注文の
数量の一部のみが見合う状態となる場合にはステップS
75に進み、それ以外の場合には処理を終了する。 [S75]CPU10aは、数量の一部のみが見合う注
文の部分売買が禁止されている場合には処理を終了し、
それ以外の場合にはステップS76に進む。
【0102】[S76]CPU10aは、対象となる売
買注文と、対応注文との間で約定を成立させる。次に、
図19を参照して、図15のステップS15に示す「条
件変更処理」の詳細について説明する。このフローチャ
ートが開始されると、以下のステップが実行されること
になる。
【0103】[S90]CPU10aは、証券取引サー
バ15に対して問い合わせを行い、該当する売買注文の
売買条件を取得する。 [S91]CPU10aは、図12に示すような条件変
更画面110を要求を行った投資家クライアントの表示
装置に表示させる。
【0104】[S92]CPU10aは、注文を取り消
すための注文取消ボタン110uが操作されたか否かを
判定し、操作された場合にはステップS93に進み、そ
れ以外の場合にはステップS94に進む。
【0105】[S93]CPU10aは、証券取引サー
バ15に対して、該当する注文を取り消すように要請す
る注文取消処理を実行する。 [S94]CPU10aは、図12に示す条件変更画面
110において、売買条件が変更された後、送信ボタン
110tが操作されたか否かを判定し、条件が変更され
た場合にはステップS95に進み、それ以外の場合には
処理を終了する。
【0106】[S95]CPU10aは、売買条件の変
更を、証券取引サーバ15に対して要求する条件変更処
理を実行する。以上は、取引支援装置10において実行
されるフローチャートの一例である。次に、図20およ
び図21を参照して、証券取引サーバ15において実行
されるフローチャートの一例について説明する。
【0107】図20は、取引支援装置10から相場の問
い合わせがなされた場合、売買条件の変更が要求された
場合、および、売買の取消が要求された場合に実行され
るフローチャートの一例である。このフローチャートが
開始されると、以下のステップが実行されることにな
る。
【0108】[S100]証券取引サーバ15は、取引
支援装置10から相場の問い合わせがなされたか否かを
判定し、相場の問い合わせがなされた場合にはステップ
S101に進み、それ以外の場合にはステップS103
に進む。
【0109】[S101]証券取引サーバ15は、相場
情報を取得する。 [S102]証券取引サーバ15は、取得した相場情報
を取引支援装置10に対して送信する。
【0110】[S103]証券取引サーバ15は、売買
条件を変更する要求が取引支援装置10からなされたか
否かを判定し、要求された場合にはステップS104に
進み、それ以外の場合にはステップS107に進む。
【0111】[S104]証券取引サーバ15は、該当
する注文を取得する。 [S105]証券取引サーバ15は、取得した注文の売
買条件を変更する。 [S106]証券取引サーバ15は、変更された条件に
応じて、約定処理を実行する。その結果、該当する対応
注文が存在する場合には約定が成立することになる。
【0112】[S107]証券取引サーバ15は、図1
2に示す画面110において、注文取消ボタン110u
が操作されて注文が取り消されたか否かを判定し、取り
消された場合にはステップS108に進み、それ以外の
場合には処理を終了する。
【0113】[S108]証券取引サーバ15は、該当
する注文を取得する。 [S109]証券取引サーバ15は、取得した注文を破
棄する処理を実行する。その結果、該当する注文は板画
面から削除されることになる。
【0114】次に、図21を参照して、取引支援装置1
0から売買注文を受信した場合に実行される処理の一例
について説明する。このフローチャートが開始される
と、以下のステップが実行されることになる。
【0115】[S120]証券取引サーバ15は、取引
支援装置10から売買注文を受信したか否かを判定し、
受信した場合にはステップS121に進み、それ以外の
場合には処理を終了する。
【0116】[S121]証券取引サーバ15は、非公
開注文か否かを判定し、非公開注文である場合にはステ
ップS122に進み、それ以外の場合にはステップS1
23に進む。
【0117】[S122]証券取引サーバ15は、受け
付けた注文を板画面に対して表示しない。 [S123]証券取引サーバ15は、受け付けた注文を
板画面に対して表示する。
【0118】[S124]証券取引サーバ15は、他の
注文に対する約定処理を優先して実行する。その結果、
非公開注文に対しては優先的に約定処理を実行すること
が可能となる。
【0119】[S125]証券取引サーバ15は、受け
付けた注文が価格幅を有する注文であるか否かを判定
し、価格幅を有する注文である場合にはステップS12
6に進み、それ以外の場合にはステップS127に進
む。
【0120】[S126]証券取引サーバ15は、価格
幅に収まる対応注文が存在するか否かを判定し、対応注
文が存在する場合にはステップS128に進み、それ以
外の場合には処理を終了する。なお、対応注文も価格幅
を有する場合には、双方の価格幅の少なくとも一部が重
複するか否かを判定する。
【0121】[S127]証券取引サーバ15は、価格
が対応する対応注文が存在するか否かを判定し、存在す
る場合にはステップS128に進み、それ以外の場合に
は処理を終了する。
【0122】[S128]証券取引サーバ15は、対象
となる注文と対応注文との間で数量が見合うか否かを判
定し、数量が見合う場合にはステップS131に進み、
それ以外の場合にはステップS129に進む。
【0123】[S129]証券取引サーバ15は、対象
となる注文と対応注文との間で、一部の数量が見合うか
否かを判定し、一部が見合う場合にはステップS130
に進み、それ以外の場合には処理を終了する。
【0124】[S130]証券取引サーバ15は、数量
の一部が見合っている側の注文が、部分売買禁止である
か否かを判定し、部分売買が禁止されている場合には処
理を終了し、それ以外の場合にはステップS131に進
む。
【0125】[S131]証券取引サーバ15は、約定
処理を実行し、見合っている注文どうしの間で約定を成
立させる。以上に説明した処理によれば、図2に示す実
施の形態が有する機能を実現することが可能となる。
【0126】なお、以上の実施の形態では、株券の売買
を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこのような場合
のみに限定されるものではなく、例えば、債券の売買に
対しても適用することが可能である。
【0127】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。本発明の第2の実施の形態の基本的な構成
は、図3に示す場合と同様であるが、取引の対象が国債
である点と、取引の態様が異なっている。以下に、具体
的な動作について説明する。
【0128】図22は、投資家が国債の売買注文を行お
うとする際に、投資家クライアント13−1〜13−4
に表示される画面の一例である。以下では、投資家クラ
イアント13−1を例に挙げて説明する。
【0129】投資家クライアント13−1が操作され、
国債の売買を行うための所定のアプリケーションソフト
が起動されると、図22に示す債券売買要求画面120
が表示される。
【0130】この債券売買要求画面120では、テキス
トボックス120a〜120eと、ボタン120h,1
20iが表示されている。ここで、テキストボックス1
20aには、国債の回号(国債に付与されたシリアル番
号)と、発行月とが入力される。この例では、回号が
「157」であり、発行月が「10月」であることを示
す「157−10」が入力されている。
【0131】テキストボックス120bには、売買区分
が入力される。なお、このテキストボックス120bの
右端にはプルダウンメニューを表示させるためのボタン
が表示されており、このボタンを操作することにより表
示されるプルダウンメニューから入力項目を選択するこ
とができる。プルダウンメニューの選択項目としては
「売却」、「購入」、「フック注文」がある。ここで、
フック注文とは、自己の国債の売却または購入を条件と
して、他の国債の購入または売却を行う取引を示す。こ
の例では、「売却」が選択されている。
【0132】テキストボックス120cには、国債の希
望取引価格が入力される。なお、単位は「円」である。
この例では、「108.62」が入力されているので、
希望取引価格は108.62円であることが分かる。
【0133】テキストボックス120dには、国債の利
率(クーポン・レート)が入力される。なお、単位は
「%」である。この例では、「5.4」が入力されてい
るので、利率は5.4%であることが分かる。
【0134】テキストボックス120eには、取引の数
量が入力される。なお、単位は「千万」である。この例
では、「10」が入力されているので、取引単位は1億
であることが分かる。
【0135】ボタン120hは、入力した内容を取り消
す際に操作される。また、ボタン120iは、入力され
た内容を取引支援装置10に送信する際に操作される。
図22に示すような内容が入力された後、送信ボタン1
20iが操作されると、投資家クライアント13−1
は、入力された内容を取得し、ネットワーク12を介し
て取引支援装置10に送信する。
【0136】取引支援装置10のCPU10aは、この
ような売買要求をI/F10fを介して受信し、以下の
式に基づいてマコーレイのデュレーション値を算出す
る。
【0137】
【数1】 ここで、Cはクーポン、Fは償還金額、Pは債券価格、
tはクーポン支払期、nは残存期間、rは満期保有利回
りを示す。
【0138】デュレーションを表す式(1)の構造を見
ると、分母は債券価格(P)式、つまりは投資金額を表
している。式全体では投資金額に占める各期の投資金額
回収額の割合に回収時期・期間(「t,n」)を乗じて
いることが見てとれる。このことから、デュレーション
とはキャッシュフローの発生するまでの期間を、各期の
キャッシュフローの現在価値をウエイトとして加重平均
したもの、と定義できる。従って、デュレーションは投
資金額の平均回収期間であることから、これが小さい債
券の方が金利変動リスクは小さいといえる。
【0139】次に、CPU10aは、以下の式に基づい
て修正デュレーション(モディファイド・デュレーショ
ン)を求める。
【0140】
【数2】 ここで、修正デュレーションとは、金利が変動した場合
の価格変動性を表わす尺度で、利回り価格曲線の接線の
傾きを価格で割ったものである。利回りが1%変化した
場合に、債券価格が何%変化するかというリスク指標と
なる。
【0141】続いて、CPU10aは、以上のようにし
て求められたマコーレイのデュレーションおよび修正デ
ュレーションと、受信した要求に含まれているデータ
を、HDD10dの所定の領域に格納する。
【0142】図23は、HDD10dに格納されるデー
タのフォーマットの一例を示す図である。この図の例で
は、データは、回号125a、利率125b、償還期限
125c、デュレーション可否125d、指定デュレー
ション125e、デュレーション値(マコーレイ)12
5f、デュレーション値(修正)125g、数量125
h、売買区分125i、直接利回り125j、最終利回
り125k、価格125l、および、前日比125mに
よって構成されている。
【0143】ここで、回号125aは、図22において
入力された回号と、月とを示す情報である。利率125
bは、図22において入力された利率(クーポン・レー
ト)を示す。償還期限125cは、最終償還の期日であ
る債券の期限(償還日)をいい、発行日から期限の日ま
でを期間または年数で示す。デュレーション可否125
dは、取引時においてデュレーションを参照するか否か
を示す情報である。なお、その詳細は後述する。デュレ
ーション値(マコーレイ)125fは、式(1)で算出
したマコーレイのデュレーション値を示す。デュレーシ
ョン値(修正)125gは、式(2)で算出した修正デ
ュレーション値を示す。指定デュレーション125e
は、投資家クライアントに対してデュレーション値を表
示する場合に、マコーレイまたは修正デュレーションの
何れで表示するかを指定するための情報である。
【0144】数量125hは、売買の数量を示す情報で
ある。売買区分125iは、売買注文が、売却、購入、
フック注文の何れであるかを示す情報である。直接利回
り125jは、毎年の利子のみに注目し、この利子が投
資元本に対して年率何%になるかを示す情報である。最
終利回り125kは、債券を買った日から、最終償還期
日まで所有したとき全期間内に入ってくる利子と償還差
益(差損)の総合計金額を、1年当りに換算し投資元本
に対して年当り何%になるかを示す情報である。価格1
25lは、国債の価格を示す。前日比125mは、前日
の価格との比を示す。
【0145】次に、CPU10aは、図24に示すよう
な取引の状態を示す取引画面130を生成し、表示装置
11に表示させ、要求を行った投資家クライアント13
−1に送信するとともに、証券取引サーバ15に送信す
る。
【0146】図24に示す取引画面130では、表示領
域130aに、現在の取引状況が表示されており、ま
た、画面130の最下部にはこの画面130を閉じると
きに操作されるボタン130bが表示されている。
【0147】表示領域130aには、回号−月、利率、
償還期限、デュレーション、数量、売買、直接利(直接
利回り)、最終利(最終利回り)、価格、および、前日
比が表示されている。なお、表示領域130aの右端に
表示されているスライダまたは矢印ボタンを操作して画
面をスクロールさせることにより、現在表示対象となっ
ていない売買注文についても参照することができる。な
お、図22に示す債券売買要求画面120では、償還期
限、直接利、最終利等は入力されていないが、これらは
国債の回号および発行月が指定されると一意に求まるの
で、求められた値を表示する。
【0148】次に、CPU10aは、投資家クライアン
ト13−1から取得した新たな売買要求と、HDD10
dに格納されている他の売買要求と照合することによ
り、取引が成立するか否かを判断する。なお、取引が成
立するか否かの判断の詳細については、後述する。
【0149】いまの例では、取引が成立しなかったとす
ると、CPU10aは、投資家クライアント13−1か
らなされた要求については、処理を終了する。次に、投
資家クライアント13−1〜13−4から相場の問い合
わせを行う際の動作について説明する。以下では、投資
家クライアント13−2から相場の問い合わせを行う場
合を例に挙げて説明を行う。
【0150】投資家クライアント13−2において所定
のアプリケーションプログラムが起動されると、投資家
クライアント13−2の表示装置には、図25に示すよ
うな画面140が表示される。
【0151】この表示例では、画面140の表示領域に
は、テキストボックス140a〜140c、および、ボ
タン140d,140eが表示されている。ここで、テ
キストボックス140aには、問い合わせしようとする
国債の回号および発行月の範囲が入力される。この例で
は、「157−2」および「157−10」が入力され
ており、「157」回号の「2」月から「10」月の間
に発行された国債を対象とすることが入力されている。
【0152】テキストボックス140bは、売買区分を
入力する。この例では、テキストボックス140bの右
側に表示されているボタンを操作することによって表示
されるプルダウンメニューから所定の区分を選択するこ
とができる。選択できる区分としては「売却」、「購
入」、および、「フック注文」がある。
【0153】テキストボックス140cには、表示する
際のデュレーションの種類を指定する情報が入力され
る。即ち、テキストボックス140cの右端にあるボタ
ンを操作することにより表示されるプルダウンメニュー
から所定の情報を選択することで、検索結果画面(図2
6)において表示されるデュレーションの種類を、マコ
ーレイまたは修正デュレーションの何れかから指定する
ことができる。
【0154】ボタン140dは、入力された内容を取り
消す場合に操作されるボタンである。また、ボタン14
0eは、入力された内容を取引支援装置10に送信する
場合に操作されるボタンである。
【0155】このような相場問い合わせ画面140にお
いて、図に示すような内容が入力された後、ボタン14
0eが操作されると、入力された情報は、ネットワーク
12を介して取引支援装置10に送信される。
【0156】取引支援装置10のCPU10aは、受信
した情報が相場の問い合わせを要求していることを認知
し、受信した情報に該当するデータを、HDD10dか
ら検索し、要求を行った投資家クライアント13−2に
送信する。
【0157】投資家クライアント13−2は、受信した
情報を表示装置に表示させる。その結果、図26に示す
ような画面150が表示装置に表示されることになる。
この表示例では、画面150には、検索の結果を示す情
報が表示領域150aに表示され、また、画面の最下部
にはこの画面150を閉じる際に操作されるボタン15
0bが表示されている。
【0158】図26に示す例では、図25において入力
された「157−2」〜「157−10」の範囲に属す
る国債であって、売却に属する国債が表示されている。
なお、図25では、デュレーションとしてマコーレイが
選択されているので、画面150ではマコーレイのデュ
レーションが表示されている。
【0159】このような画面150を参照することによ
り、投資家は、参照しようとする国債に関する情報を得
ることができる。続いて、投資家が所定の国債を購入す
る場合の処理について説明する。なお、以下では投資家
クライアント13−2が国債を購入する場合を例に挙げ
て説明する。
【0160】投資家クライアント13−2において債券
の売買を行うためのアプリケーションプログラムが起動
されると、図27に示すような画面160が表示装置に
表示される。
【0161】この表示例では、テキストボックス160
a〜160h、および、ボタン160i,160jが表
示されている。テキストボックス160aには、回号と
発行月とが入力される。テキストボックス160bには
売買区分が入力される。テキストボックス160cに
は、希望価格が入力される。テキストボックス160d
には利率が入力される。テキストボックス160eに
は、取引しようとする数量が入力される。
【0162】テキストボックス160fには、取引にお
いてデュレーションを参酌することを許可するか否かが
入力される。テキストボックス160gには、デュレー
ションを許可する際に、マコーレイまたは修正デュレー
ションの何れを採用するかを指定する。テキストボック
ス160hには取引において希望するデュレーションが
入力される。
【0163】ボタン160iは、入力された内容を取り
消す際に操作される。ボタン160jは、入力された内
容を取引支援装置10に送信する場合に操作される。こ
の例では、「回号−月」として「157−10」が、
「売買区分」として「購入」が、「価格」として「10
8.80」が、「数量」として「10」が、また、「デ
ュレーション」は「許可」し、「マコーレイ」のデュレ
ーションを使用し、希望デュレーションは「2.00」
である旨が入力されている。
【0164】このような情報の入力を行った後、ボタン
160jが操作されると、投資家クライアント13−2
は、入力された情報を取得し、ネットワーク12を介し
て取引支援装置10に向けて送信する。
【0165】取引支援装置10は、投資家クライアント
13−2から送信されてきた情報を取得し、前述の場合
と同様に、図23に示すフォーマットに従ってHDD1
0dに格納する。
【0166】次に、CPU10aは、受信した売買要求
を、表示装置11に取引画面130として表示させると
ともに、証券取引サーバ15および投資家クライアント
13−2に送信する。図28は、このとき、表示装置1
1その他に表示される取引画面130である。この例で
は、図24に示す取引画面130の表示領域130aに
対して、新たに受信された国債の売却要求に関する情報
が第5行目に表示されている。
【0167】次に、CPU10aは、HDD10dに格
納されている売却注文のうち、新たに受信した購入注文
に対応する売却注文を検索する処理を実行する。先ず、
CPU10aは、新たな購入注文の価格と数量が一致す
る売却注文が存在するか否かを判定する。その結果、図
28から分かるように、売却注文は存在しないことが判
明するので、CPU10aは価格ベースでの売買が成立
しないことを認識する。
【0168】次に、CPU10aは、この新たな購入注
文がデュレーションを許可しているか否かを判定する。
いまの例では、図27の債券売買要求画面160におい
て入力されているように、デュレーションは許可されて
いるので、CPU10aは、同一のデュレーションが存
在するか否かを判定する。
【0169】図28に示すように、先に投資家クライア
ント13−1からなされている157−10回号の売却
注文のデュレーションが「2.00」であり、また、数
量が一致することから、CPU10aは、これらの売買
注文の間で約定処理を行う。
【0170】即ち、CPU10aは、図29に示すよう
に、先ず、取引画面130の該当する注文の数量の欄を
空欄にする。続いて、所定の時間が経過すると、CPU
10aは、図30に示すように、該当する注文を画面上
から完全に削除し、他の項目をソートして再表示する。
また、CPU10aは、HDD10dから、これらの注
文に該当するデータを削除する。
【0171】次に、CPU10aは、投資家クライアン
ト13−1と投資家クライアント13−2に対して、取
引が成立した旨を通知し、処理を完了する。以上の処理
により、投資家クライアント13−1の投資家は、「1
57−10」回号の国債を希望価格の「108.62」
円で「10」千万枚売却して108.62億円の収入を
得る。また、投資家クライアント13−2の投資家は、
購入を希望する「157−10」回号の国債を「10」
千万枚購入し、108.80億円支払うことになる。そ
して、差額の0.18億円は取引支援装置10を運営す
る業者が取得することになる。
【0172】次に、図31の取引画面130に示すよう
な状態である場合において、図32に示すような購入注
文がなされた場合について説明する。図32に示す例で
は、「157」回号を、「112.00」円で、「5
0」千万枚「購入」する注文がなされている。また、こ
の注文では、デュレーションの参照が「許可」されてお
り、デュレーションとしては「マコーレイ」のデュレー
ションを使用し、その値は「6.00」であることが入
力されている。
【0173】このような情報が、例えば、投資家クライ
アント13−1から入力された後、ボタン160jが操
作されると、画面160において入力された情報は、ネ
ットワーク12を介して取引支援装置10に送信され
る。
【0174】取引支援装置10は、購入注文を受信し、
前述の場合と同様に、図23に示すフォーマットに従っ
て、受信した購入注文をHDD10dに格納する。次
に、取引支援装置10のCPU10aは、HDD10d
に格納されている購入注文を取得し、取引画面130に
表示させる。図33は、購入注文が表示された取引画面
130の一例である。この表示例では、第4行目に新た
な購入注文が表示されている。
【0175】次に、CPU10aは、HDD10dを検
索し、新たな購入注文に該当する売却注文が存在するか
否かを判定する。いまの例では、先ず、価格と数量とが
マッチする売却注文が存在するか否かを検索するが、価
格が「112.00」であり、また、数量が「50」で
ある売却注文は存在しないので、価格ベースでの取引は
成立しない。
【0176】ところで、図32に示す債券売買要求画面
160では、デュレーションに基づく取引を許可する旨
が入力されているので、CPU10aは、デュレーショ
ンが「6.00」である売却注文が存在しないか否かを
判定する。いまの例では、図33に示すように、第1行
目から第3行目の売却注文のデュレーションが全て
「6.00」であるので、CPU10aはこれらとの間
で売買処理を行う。
【0177】ここで、157−02,157−03,1
57−05回号のそれぞれの価格は、「110.1
7」、「109.58」、「111.42」となってい
る。そこで、CPU10aは、価格(直接利回り)が高
い順に優先的に売買を成立させる。
【0178】先ず、CPU10aは、図34に示すよう
に、最も価格が高い「157−05」回号との間で売買
を成立させる。その結果、図34に示すように、第4行
目に示す購入注文の数量は30(=50−20)とな
り、第3行目に示す売却注文の数量は0となる。
【0179】続いて、CPU10aは、図35に示すよ
うに、次に価格が高い「157−02」回号との間で売
買を成立させる。その結果、図35に示すように、第4
行目に示す購入注文の数量は10(=30−20)とな
り、第1行目に示す売却注文の数量は0となる。
【0180】続いて、CPU10aは、図36に示すよ
うに、次に価格が高い「157−03」回号との間で売
買を成立させる。なお、このとき、購入注文の残りの数
量は10であるので、「157−03」回号の一部と売
買を成立させる。その結果、図36に示すように、第4
行目に示す購入注文の数量は0(=10−10)とな
り、第2行目に示す売却注文の数量は10(=20−1
0)となる。なお、この例では、「157−03」が注
文の一部売買を許可している場合を例に挙げているが、
一部売買を禁止している場合には、この売却注文との取
引は成立しないことになる。
【0181】続いて、CPU10aは、全数量について
売買が成立した、売却注文の「157−02」および
「157−05」ならびに購入注文の「157」を取引
画面130から削除し、表示項目をソートする。その結
果、取引画面130は、図37に示すようになる。
【0182】次に、CPU10aは、売却注文「157
−02」、「157−03」、「157−05」と、購
入注文「157」を行った投資家に対して売買が成立し
た旨の通知を行う。
【0183】そして、CPU10aは、「157」回号
の購入注文を行った投資家から560億円(=112.
00×50千万)を徴収し、「157−02」回号の売
却注文を行った投資家に220.34億円(=110.
17×20千万)を支払い、「157−03」回号の売
却注文を行った投資家に109.58億円(=109.
58×10千万)を支払い、「157−05」の売却注
文を行った投資家に222.84億円(=111.42
×20千万)を支払う。そして、差額の7.24億円を
取引支援装置10を運営する業者が取得することにな
る。
【0184】以上に示す実施の形態によれば、従来にお
いては、価格および数量を基準にして、国債の売買を成
立させていたが、本実施の形態では、金利変動リスクを
示す指数であるデュレーションを基準にして取引を行う
ことが可能になり、投資家のニーズを反映した取引を行
うことが可能になる。
【0185】なお、以上の実施の形態では、購入価格の
方が売却価格よりも高い場合を例に挙げて説明したが、
逆の場合では売買によって生ずる損失分を取引支援装置
10を運営する業者が負担することになる。
【0186】そこで、購入価格の方が売却価格よりも高
い場合にのみ売買が成立するようにするか、または、売
却価格と購入価格の平均値で取引を実行し、一定の手数
料を売却者および購入者から徴収するようにしてもよ
い。
【0187】また、以上の実施の形態では、デュレーシ
ョンが完全に一致した場合に取引を成立させるようにし
たが、デュレーションが所定の範囲に収まっている場合
にも取引を成立させるようにしてもよい。
【0188】次に、以上の実施の形態において説明した
処理を実現するためのフローチャートについて説明す
る。図38は、投資家クライアント13−1〜13−4
において、図27に示す債券売買要求画面160を表示
する要求がなされた場合に実行される処理である。この
フローチャートが開始されると、以下のステップが実行
される。なお、以下では、投資家クライアント13−1
において処理が実行される場合を例に挙げて説明する。
【0189】ステップS150:投資家クライアント1
3−1は、図27に示す債券売買要求画面160を表示
装置に表示させる。
【0190】ステップS151:投資家クライアント1
3−1は、図27に示す債券売買要求画面160のテキ
ストボックス160bにおいて、購入が選択されたか否
かを判定し、購入が選択された場合にはステップS15
2に、それ以外の場合にはステップS153に進む。
【0191】ステップS152:投資家クライアント1
3−1は、デュレーションに関する項目であるテキスト
ボックス160f〜160hを表示させる。
【0192】ステップS153:投資家クライアント1
3−1は、送信を示すボタン160jが操作されたか否
かを判定し、操作された場合にはステップS154に進
み、それ以外の場合には同様の処理を繰り返す。
【0193】ステップS154:投資家クライアント1
3−1は、債券売買要求画面160において入力された
項目を取得する。
【0194】ステップS155:投資家クライアント1
3−1は、ステップS154において取得した入力項目
を、ネットワーク12を介して取引支援装置10に送信
する。
【0195】ステップS156:投資家クライアント1
3−1は、取引支援装置10から送信された取引情報を
受信する。
【0196】ステップS157:投資家クライアント1
3−1は、ステップS156で受信した取引情報を、図
28に示すような取引画面130として表示装置に表示
させる。
【0197】以上の処理により、取引支援装置10に売
買注文を行うとともに、売買注文の結果の取引画面13
0を表示させることが可能になる。図39は、取引支援
装置10において実行される処理の一例を説明するフロ
ーチャートである。このフローチャートが開始される
と、以下のステップが実行されることになる。なお、以
下では、投資家クライアント13−1との間で売買処理
を行う場合を例に挙げて説明を行う。
【0198】ステップS170:CPU10aは、投資
家クライアント13−1から送信されてきた債券売買要
求を受信する。
【0199】ステップS171:CPU10aは、投資
家クライアント13−1から受信した債券売買要求か
ら、式(1)を用いてマコーレイのデュレーションを算
出する。
【0200】ステップS172:CPU10aは、投資
家クライアント13−1から受信した債券売買要求か
ら、式(2)を用いて修正デュレーションを算出する。
【0201】ステップS173:CPU10aは、受信
した情報と、ステップS171で算出されたマコーレイ
のデュレーションと、ステップS172で算出された修
正デュレーションをHDD10dに格納する。
【0202】ステップS174:CPU10aは、新た
に取得した売買注文を取引画面130の表示領域130
aに表示させる。
【0203】ステップS175:CPU10aは、取引
画面130を、ネットワーク12を介して、投資家クラ
イアント13−1に送信する。
【0204】ステップS176:CPU10aは、売買
処理を実行する。なお、この処理の詳細は、図40を参
照して後述する。
【0205】以上の処理によれば、取引支援装置10に
おいて、売買注文を受信した場合に、売買注文をHDD
10dに格納するとともに、取引画面130に表示させ
ることが可能になる。
【0206】次に、図40を参照して、図39に示す売
買処理の詳細について説明する。 ステップS180:CPU10aは、債券売買要求画面
160において、デュレーションが許可されているか否
かを判定し、許可されている場合にはステップS183
に進み、それ以外の場合にはステップS181に進む。
【0207】ステップS181:CPU10aは、対応
する反対注文を検索する。なお、反対注文を検索する際
には、価格と数量とを基準とする。
【0208】ステップS182:CPU10aは、反対
注文が存在する場合には、その注文との間で約定処理を
実行する。
【0209】ステップS183:CPU10aは、デュ
レーションを基準として対応する反対注文が存在するか
否かを判定する。
【0210】ステップS184:CPU10aは、デュ
レーションが等しい反対注文が複数存在するか否かを判
定し、存在する場合にはステップS186に進み、それ
以外の場合にはステップS185に進む。
【0211】ステップS185:CPU10aは、反対
注文との間で約定処理を実行する。 ステップS186:CPU10aは、複数存在する反対
注文を、価格(または直利回り)が大きい順に優先的に
約定処理を実行する。
【0212】ステップS187:CPU10aは、約定
が完了した注文を取引画面130から削除する。 ステップS188:CPU10aは、取引画面130の
表示内容を更新する。
【0213】ステップS189:CPU10aは、取引
画面130を投資家クライアント13−1に対して送信
する。
【0214】以上の処理によれば、売買処理を実行する
ことが可能になる。次に、図41を参照して、投資家ク
ライアント13−1において、図25に示す相場問い合
わせ画面140の表示が要求された場合に実行される処
理について説明する。
【0215】ステップS200:投資家クライアント1
3−1は、図25に示すような相場問い合わせ画面14
0を表示装置に表示させる。
【0216】ステップS201:投資家クライアント1
3−1は、送信のボタン140eが操作されたか否かを
判定し、ボタン140eが操作された場合にはステップ
S202に進み、それ以外の場合には同様の処理を繰り
返す。
【0217】ステップS202:投資家クライアント1
3−1は、相場問い合わせ画面140において入力され
た入力項目を取得する。
【0218】ステップS203:投資家クライアント1
3−1は、ステップS202で取得した入力項目をネッ
トワーク12を介して取引支援装置10に送信する送信
処理を実行する。
【0219】ステップS204:投資家クライアント1
3−1は、ステップS203における問い合わせに対応
して、取引支援装置10から送信されてきた取引情報を
受信する。
【0220】ステップS205:投資家クライアント1
3−1は、図26に示すような検索結果画面150を表
示装置に表示させる。
【0221】以上の処理によれば、取引支援装置10に
対して相場の問い合わせを行い、その結果として送信さ
れてきた情報を検索結果画面150として表示させるこ
とが可能になる。
【0222】なお、以上の実施の形態では、国債を例に
挙げて説明したが、本発明はこのような場合のみに限定
されるものではなく、例えば、社債にも適用可能である
ことはいうまでもない。
【0223】最後に、上記の機能は、コンピュータによ
って実現することができる。その場合、取引支援装置1
0および証券取引サーバ15が有すべき機能の内容は、
コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプ
ログラムに記述されており、このプログラムをコンピュ
ータで実行することにより、上記処理がコンピュータで
実現される。コンピュータで読み取り可能な記録媒体と
しては、磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市場へ
流通させる場合には、CD−ROM(Compact Disk Read
Only Memory)やフレキシブルディスク等の可搬型記録
媒体にプログラムを格納して流通させたり、ネットワー
クを介して接続されたコンピュータの記憶装置に格納し
ておき、ネットワークを通じて他のコンピュータに転送
することもできる。コンピュータで実行する際には、コ
ンピュータ内のハードディスク装置等にプログラムを格
納しておき、メインメモリにロードして実行する。
【0224】(付記1) 有価証券の取引を支援する取
引支援方法において、売買しようとする有価証券の売買
価格を指定する売買価格指定ステップと、売買しようと
する有価証券の売買数量を指定する売買数量指定ステッ
プと、売買しようとする有価証券の所定の売買条件を指
定する売買条件指定ステップと、前記売買価格指定ステ
ップ、売買数量指定ステップ、および、売買条件指定ス
テップによって指定された売買に係る条件にて発注を行
う発注ステップと、を有することを特徴とする取引支援
方法。
【0225】(付記2) 前記売買価格指定ステップ
は、所定の幅を有する売買価格を指定することを特徴と
する付記1記載の取引支援方法。 (付記3) 前記売買数量指定ステップは、所定の幅を
有する売買数量を指定することを特徴とする付記1記載
の取引支援方法。
【0226】(付記4) 前記売買条件指定ステップ
は、売買注文の一部のみの約定成立を禁止する売買条件
を指定可能であることを特徴とする付記1記載の取引支
援方法。
【0227】(付記5) 前記売買条件指定ステップ
は、売買条件として、有価証券が有する期間に関する所
定の値を売買条件として指定可能であることを特徴とす
る付記1記載の取引支援方法。
【0228】(付記6) 前記発注ステップによって発
注された売買注文が、第三者の端末に表示されることを
禁止する表示禁止ステップを更に有することを特徴とす
る付記1記載の取引支援方法。
【0229】(付記7) 前記表示禁止ステップによっ
て表示が禁止されている売買注文については、他の売買
注文よりも売買処理を優先して実行させる売買処理優先
ステップを更に有することを特徴とする付記6記載の取
引支援方法。
【0230】(付記8) 前記発注ステップによって発
注された売買注文の売買条件を、発注後に変更する売買
条件変更ステップを更に有することを特徴とする付記1
記載の取引支援方法。
【0231】(付記9) 前記発注ステップによって発
注された売買注文を取り消す売買注文取消ステップを更
に有することを特徴とする付記1記載の取引支援方法。 (付記10) 前記売買注文取消ステップは、売買注文
の一部が約定した場合であっても売買注文を取り消すこ
とが可能であることを特徴とする付記9記載の取引支援
方法。
【0232】(付記11) 前記有価証券が有する期間
に関する所定の値は、デュレーションであることを特徴
とする付記10記載の取引支援方法。 (付記12) 有価証券の取引を支援する機能をコンピ
ュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体において、コンピュータを、売
買しようとする有価証券の売買価格を指定する売買価格
指定手段、売買しようとする有価証券の売買数量を指定
する売買数量指定手段、売買しようとする有価証券の所
定の売買条件を指定する売買条件指定手段、前記売買価
格指定手段、売買数量指定手段、および、売買条件指定
手段によって指定された売買に係る条件にて発注を行う
発注手段、として機能させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0233】(付記13) 有価証券の取引を支援する
取引支援装置において、売買しようとする有価証券の売
買価格を指定する売買価格指定手段と、売買しようとす
る有価証券の売買数量を指定する売買数量指定手段と、
売買しようとする有価証券の所定の売買条件を指定する
売買条件指定手段と、前記売買価格指定手段、売買数量
指定手段、および、売買条件指定手段によって指定され
た売買に係る条件にて発注を行う発注手段と、を有する
ことを特徴とする取引支援装置。
【0234】(付記14) 有価証券の取引を支援する
機能をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
コンピュータを、売買しようとする有価証券の売買価格
を指定する売買価格指定手段、売買しようとする有価証
券の売買数量を指定する売買数量指定手段、売買しよう
とする有価証券の所定の売買条件を指定する売買条件指
定手段、前記売買価格指定手段、売買数量指定手段、お
よび、売買条件指定手段によって指定された売買に係る
条件にて発注を行う発注手段、として機能させるプログ
ラム。
【0235】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、売買し
ようとする有価証券の売買価格を指定し、売買しようと
する有価証券の売買数量を指定し、売買しようとする有
価証券の所定の売買条件を指定し、指定された売買価
格、売買数量、および、売買条件に係る条件にて発注を
行うようにしたので、投資家の要求に応じた範囲内で、
約定が成立する機会を増加させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成例を示すブロック図
である。
【図3】相場の問い合わせを行う場合に投資家クライア
ントの表示装置に表示される画面の表示例である。
【図4】図3に示す問い合わせ画面による問い合わせの
結果として、投資家クライアントに表示される画面の表
示例である。
【図5】図4に示す画面において、所定の銘柄コードを
クリックした場合に表示される注文画面の一例である。
【図6】図5に示す注文画面において、送信ボタンを操
作する前に、取引支援装置の表示装置に表示されている
画面の一例である。
【図7】図5に示す注文画面において所定の条件を設定
した後、送信ボタンを操作した場合に、取引支援装置の
表示装置に表示される画面の一例である。
【図8】他の投資家の投資家クライアントに表示される
画面の一例である。
【図9】図5に示す画面において、チェックボックスに
よって非公開が指定された場合において、取引支援装置
に表示される画面の一例である。
【図10】図5に示す画面において、チェックボックス
によって非公開が指定された場合において、他の投資家
の投資家クライアントに表示される画面の一例である。
【図11】約定状況を表示する画面の表示例である。
【図12】既に発注した注文の売買条件を変更する際に
投資家クライアントの表示装置に表示される条件変更画
面の一例である。
【図13】図12に示す画面において、売買条件を変更
した後において、約定が成立した際に、取引支援装置の
表示装置に表示される画面の一例である。
【図14】図13に示す画面において約定が成立した後
に、売買注文を取り消した場合の表示例である。
【図15】図2に示す取引支援装置において実行される
処理の一例を説明するフローチャートである。
【図16】図15のステップS11に示す「相場表示処
理」の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図17】図15のステップS13に示す「注文処理」
の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図18】図17のステップS53に示す「約定確認処
理」の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図19】図15のステップS15に示す「条件変更処
理」の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図20】図2に示す証券取引サーバにおいて実行され
る処理の一例を説明するフローチャートである。
【図21】図2に示す証券取引サーバにおいて実行され
る他の処理の一例を説明するフローチャートである。
【図22】投資家クライアントから取引支援装置に対し
て債券売買の要求を行う際に、投資家クライアント側の
表示装置に表示される画面の一例である。
【図23】図22に示す画面から入力された情報を、取
引支援装置のHDDに格納する際のデータのフォーマッ
トを示す図である。
【図24】図22に示す画面から注文を行った場合にお
いて、投資家クライアント側の表示装置に表示される取
引画面の一例である。
【図25】投資家クライアントから取引支援装置に対し
て相場を問い合わせる際に投資家クライアント側の表示
装置に表示される画面の一例である。
【図26】図25に示す問い合わせの結果として、投資
家クライアント側の表示装置に表示される検索結果を示
す画面の一例である。
【図27】投資家クライアントから取引支援装置に対し
て債券売買要求を行う場合に、投資家クライアント側の
表示装置に表示される売買要求画面の一例である。
【図28】図22に示す画面から注文を行った場合にお
いて、証券取引装置サーバの表示装置に表示される取引
画面の一例である。
【図29】図28に示す画面において、取引が成立した
場合における画面の表示例である。
【図30】図29に示す画面において成立した取引を除
外した表示画面である。
【図31】図32に示す債券売買要求画面から売買要求
を行う前の状態の取引画面の一例である。
【図32】投資家クライアントから取引支援装置に対し
て債券売買要求を行う場合に、投資家クライアント側の
表示装置に表示される売買要求画面の一例である。
【図33】図32に示す画面から注文を行った場合にお
いて、投資家クライアント側の表示装置に表示される取
引画面の一例である。
【図34】図33に示す画面において、一部の注文との
間で取引が成立した場合における画面の表示例である。
【図35】図33に示す画面において、一部の注文との
間で取引が成立した場合における画面の表示例である。
【図36】図33に示す画面において、一部の注文との
間で取引が成立した場合における画面の表示例である。
【図37】図36に示す画面において成立した取引を除
外した表示画面である。
【図38】投資家クライアントにおいて債券売買要求画
面を表示するように要求がなされた場合に実行される処
理の一例を説明するフローチャートである。
【図39】投資家クライアントから債券売買要求を受信
した場合に取引支援装置において実行される処理の一例
を説明するフローチャートである。
【図40】図39に示す売買処理の詳細を説明するフロ
ーチャートである。
【図41】投資家クライアントにおいて相場問い合わせ
画面を表示するように要求がなされた場合に実行される
処理の一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】 1 取引支援装置 1a 売買価格指定手段 1b 売買数量指定手段 1c 売買条件指定手段 1d 発注手段 2 投資家クライアント 3 証券取引サーバ 10 取引支援装置 10a CPU 10b ROM 10c RAM 10d HDD 10e,10f I/F 11 表示装置 12 ネットワーク 13−1〜13−4 投資家クライアント 14 ネットワーク 15 証券取引サーバ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有価証券の取引を支援する取引支援方法
    において、 売買しようとする有価証券の売買価格を指定する売買価
    格指定ステップと、 売買しようとする有価証券の売買数量を指定する売買数
    量指定ステップと、 売買しようとする有価証券の所定の売買条件を指定する
    売買条件指定ステップと、 前記売買価格指定ステップ、売買数量指定ステップ、お
    よび、売買条件指定ステップによって指定された売買に
    係る条件にて発注を行う発注ステップと、 を有することを特徴とする取引支援方法。
  2. 【請求項2】 前記売買価格指定ステップは、所定の幅
    を有する売買価格を指定することを特徴とする請求項1
    記載の取引支援方法。
  3. 【請求項3】 前記売買数量指定ステップは、所定の幅
    を有する売買数量を指定することを特徴とする請求項1
    記載の取引支援方法。
  4. 【請求項4】 前記売買条件指定ステップは、売買注文
    の一部のみの約定成立を禁止する売買条件を指定可能で
    あることを特徴とする請求項1記載の取引支援方法。
  5. 【請求項5】 前記売買条件指定ステップは、売買条件
    として、有価証券が有する期間に関する所定の値を売買
    条件として指定可能であることを特徴とする請求項1記
    載の取引支援方法。
  6. 【請求項6】 前記発注ステップによって発注された売
    買注文が、第三者の端末に表示されることを禁止する表
    示禁止ステップを更に有することを特徴とする請求項1
    記載の取引支援方法。
  7. 【請求項7】 前記表示禁止ステップによって表示が禁
    止されている売買注文については、他の売買注文よりも
    売買処理を優先して実行させる売買処理優先ステップを
    更に有することを特徴とする請求項6記載の取引支援方
    法。
  8. 【請求項8】 前記発注ステップによって発注された売
    買注文の売買条件を、発注後に変更する売買条件変更ス
    テップを更に有することを特徴とする請求項1記載の取
    引支援方法。
  9. 【請求項9】 前記発注ステップによって発注された売
    買注文を取り消す売買注文取消ステップを更に有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の取引支援方法。
  10. 【請求項10】 有価証券の取引を支援する機能をコン
    ピュータに実行させるプログラムにおいて、 コンピュータを、 売買しようとする有価証券の売買価格を指定する売買価
    格指定手段、 売買しようとする有価証券の売買数量を指定する売買数
    量指定手段、 売買しようとする有価証券の所定の売買条件を指定する
    売買条件指定手段、 前記売買価格指定手段、売買数量指定手段、および、売
    買条件指定手段によって指定された売買に係る条件にて
    発注を行う発注手段、 として機能させるプログラム。
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