JP2006510552A - 二成分材料を混合してスプレーするための加圧缶 - Google Patents

二成分材料を混合してスプレーするための加圧缶 Download PDF

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Abstract

加圧缶は、缶本体(2)と、バルブ(4)を収容したドーム状体(3)と、窪んだ形状の底体(5)と、カップ状体(6)に取り付けられた内部カプセル(7)と、内部カプセル(7)内に配置されたプッシュロッド(9)とを備え、プッシュロッド(9)は、カップ状体(6)を通して作動されて内部カプセル(7)を強制的に開口させる目的を有し、内部カプセル(7)は、スプリングケース(11)を介してカップ状体(6)に連結され、スプリングケース(11)はばね付勢された引金部材(12)を収容し、引金部材(12)プッシュロッド(9)に作用し次いでプッシュロッド(9)が内部カプセル(7)の缶側の端部に配置された蓋体(8)に作用するように構成され、蓋体(8)は、加圧缶(1)の中身に対して内部カプセル(7)の缶側の端部を密封する隔膜であり、かつ引金部材(12)が作動された場合にプッシュロッド(9)によって突き破られる。

Description

本発明は、缶本体と、バルブを収容するドーム状体と、窪んだ形状の底体と、カップ状体に取り付けられた内部カプセルと、内部カプセル内に配置されたプッシュロッドとを備え、このプッシュロッドは上記カップ状体を通して作動されて上記内部カプセルを強制的に開口させる目的を有し、上記内部カプセルは、スプリングケースを介して上記カップ状体に連結され、上記スプリングケースはばね付勢された引金部材を収容し、この引金部材が上記プッシュロッドに作用し次いでプッシュロッドが上記内部カプセルの缶側の端部に配置された蓋体に作用するように構成されている加圧缶に関するものであり、また、このような缶を二成分系材料のために使用する方法に関するものである。このような加圧缶は、二成分のシーリング断熱発泡体、二成分接着剤および二成分コーティングを詰め込みスプレーするのに特に適している。
本発明は特に、主成分の液状物質に加えて、内部カプセル内に第2の成分を収容した加圧缶の構成に関するものであり、第2の成分は主成分と反応して、例えば多成分ラッカーのような最終製品を形成する。さらに本発明は、例えば表面処理または表面仕上げ、あるいは発泡プラスチックを生成させるような別の用途を目指した二成分系材料の形成に用いることができる。
加圧缶内に収容された主成分の物質は液体で、かつ例えば硬化性ラッカーバインダ、溶剤ならびに成分をスプレーする役目を有する噴霧ガスからなる。第2の成分は、比較的少量で内部カプセル内に収容されており、多くの場合、主成分と速やかに反応する化合物からなり、例えばポリイソシアネート/ポリオールからなる二成分材料の第2の成分である。場合によっては触媒も存在する。内部カプセル内に収容されている成分は、通常は硬化反応を促進し、かつ製品の強度および耐候性を向上させること等によって硬化過程および製品の品質に影響を与える役目を有する。発泡体はスプレーされる寸前に、内部カプセルの蓋体が強制的に開口されるので、加圧缶内に第2の成分が放出され、缶を振ることによって主成分と混合される。
金属で形成された一体の底体を備えた加圧缶が特許文献1によって知られている。付加的な容器の雄ねじを備えた首部が上記底体の開口部内に配設され、かつ外部からねじ込まれるナットとこのナットの作用で圧縮されるOリング型シールとによって、付加的な容器の肩部と底体の開口部の内縁との間の位置においてクランプされている。ピストン型のシールを備えかつこのシールによって保護された、付加的な容器の内部のロッドが、この付加的な容器の首部の内部で回転しかつ支持された軸として構成されている。この軸が外部から駆動されると、その内端部が付加的な容器の蓋体に積極的に係合し、缶の内部圧力に抗してこの蓋体を強制的に取り去る。
本発明の基盤は、単一成分または多成分物質をスプレーするための加圧缶が記載されている特許文献2にあり、この缶は、その内部に、別の成分を収容した付加的な容器を備えている。内部容器は、缶の底から内部容器の内部に延びるロッドによって強制的に開かれる内蓋を備えている。ロッドは付加的な容器の内部に移動可能に支持されており、缶の底の溝付きカップ状体内に配置されたシール部材を通じて導入されている。特許文献2に記載の加圧缶は図1に示されている。
従来技術による二種類の加圧缶は、通常ポリオレフィンで形成された内部カプセルを備えているが、好ましい材料はポリプロピレンである。これらのプラスチック材料は、一般的には問題はないと思われているが、或る種の噴霧ガスに対して浸透性を有し、かつエステル、ケトン、および芳香族炭化水素のような溶剤に対する耐性が不適格であるという欠点を有する。しかしながら、このような溶剤は、通常二成分系ラッカー中に含まれ、過去においてはこれらを加圧された二成分缶内に収容するのは困難であった。さらに、多くの単一部品が含まれかつ缶の構成が複雑な場合、これらの缶の製造が比較的困難でかつコストがかかるものであった。使用される材料に関する洩れの問題、特に金属とプラスチックとの間の相互作用はしばしば経験するところである。これらの問題は、管理するのが困難であり、再三製造ロットの不良を引き起こした。
特許文献3には、多少なりとも改良された加圧缶が記載されており、付設された隔膜を使用して、または内部カプセル内にカップ状体を組み入れることによって、カップ領域の漏液問題を解決して、もはやこの領域にシールを設けることを不必要にしている。しかしながら、内部カプセルは、依然としてシールのためのOリングを必要とする従来型の蓋を備えている。したがって、特に、溶剤として芳香族化合物を、第2の成分としてポリイソシアネートを用いる二成分系ラッカーの場合、特に貯蔵期間が長期であったり、および/または高温であったりする場合、少なくない量の二つの成分が混じり合って、蓋が取れてしまうという問題が生じる可能性があった。
独国実用新案第82 27 229号公報 国際公開第85/00157A号パンフレット 国際公開第02/076852A1号パンフレット
そこで本発明の目的は、公知の加圧缶を最適化して、内部カプセルが加圧缶の中身に対して完全に密閉された一つのユニットを形成することを確実にすることにある。
この目的は、上記蓋が、内部カプセルをその缶側の端部において加圧缶の中身に対して密封するようにし、かつ上記蓋を、引金部材がプッシュロッドによって作動された場合に突き破られる隔膜とした、上述した種類の加圧缶を用いることによって達成される。
本発明によれば、従来のOリング型シールのような個別のシール部材を用いることなしに、この重要な領域を缶の中身に対して完全に密封する隔膜を備えた内部カプセルが提供される。この隔膜は、内部カプセルに接着されるか、あるいは内部カプセルと一体の部分を形成しているかであって、このことは、内部カプセルと隔膜とが一体構造を形成していることを意味する。接着された隔膜の場合、その周縁にスカート部を備えており、隔膜が内部カプセル上に配設された場合に上記スカート部が内部カプセルの周縁を越えて外周壁上に例えば数mm延下してしっかりと接着される。あるいは、内部カプセルの缶側の端部の外側に形成された雄ねじに螺着される雌ねじをスカート部の内側に備えた場合もあり、その場合も、密封機能は接着剤の使用によって達成される。
本発明において用いられる接着剤は、例えばアミンまたは水で硬化するエポキシ接着剤のような二成分系接着剤である。接着剤の選択は、缶の中身によって左右されるが、最も適した接着剤は簡単なテストにより決定される。
本発明の加圧缶内で用いられる内部カプセルは、慣習的な材料から製造されるが、アルミニウムからなるものが好ましい。例えばポリプロピレンのような樹脂材料も適している。しかしながら、内部カプセルがボトムカップと一体に形成される場合、および缶が比較的高い圧力レベルに加圧される場合には、アルミニウムであることが好ましい適切な耐圧材料を用いなければならない。錫板を用いてもよい。適当なプラスチックおよび金属部品の製造に用いられる技術は、当業者が基本的に周知しているものである。
本発明において内部カプセルに接着される隔膜を用いる場合の変形では、内部カプセルが、加圧缶のボトムカップまたはバルブカップにスプリングケースを介して連結される。上記ボトムカップは、バルブユニットを缶のドーム状体と一体化する目的で、加圧缶のバルブ側端部において用いられる形式のカップ状体であることが好ましい。このようなカップ状体の製作は極めて簡単で費用もかからない。このことは、ボトムカップを別個に製作する必要がないという利益を提供する。特に好ましい実施の形態は、内部カプセルが缶のドーム状体内のバルブカップ上に配設されているものであり、その場合、ボトムカップが不要になる。
隔膜を備えた内部カプセルは、スプリングケースによってカップ状体に連結される。この目的のために、例えば内部カプセルはそのカップ側の端部に、この内部カプセルを積極的および/または非積極的な態様でスプリングケースに固定するのに役立つソケットを備えることができる。内部カプセルからソケットに遷移する領域に第2の隔膜が配設されていると便利であり、その機能については下記に説明する。
スプリングケースはばね付勢された引金部材を収容しており、この引金部材は、第2の隔膜に作用しかつこの第2の隔膜を貫通して内部カプセルの内部に配置されているプッシュロッドに作用する。引金ピンと呼ばれる引金部材のカップ側端部は、カップ状体を貫通して加圧缶の外部に突出している。ピンと引金部材とは、一体であってもよいが、内部カプセルがバルブカップ上に配設される場合には別の部品となり、その場合、引金部材がソケットを備えており、このソケット内にピンが嵌められて内部カプセルを開口させ、内部カプセルが開口された後には、このピンがバルブに代えられる。スプリングの撓み量は、引金部材がプッシュロッドを内部カプセルの(第1の)隔膜に対して安全に移動させるように選択されている。このため、スプリングの撓み量は、一般に約5mmから10mmで十分であり、引金ピンは同じ距離だけカップ状体の底から突出している。プッシュロッドを作動させるために、ピンを備えた缶が平らな固い平面に押し付けられ、あるいはピンが手で押圧される。
スプリングケースが少なくとも1個の透孔を備えている場合には、缶空間とスプリングケースの内部空間との間の圧力補正を容易にするので有利である。内部カプセルがバルブカップ上に配設されている実施の形態においては、これらの透孔は、加圧缶に噴霧ガスをスプリングケースを通じて迅速に充填することができる目的にも役立つ。充填作業は60バール(6×10Pa)までの圧力で行なわれる。充填時における隔膜の破損による内部カプセルの時ならぬ作動を防止するために、迅速な減圧が可能でなければならない。このことは、充填装置の自由断面積に対する透孔の全断面積の比が3対1から6対1の間にあることによって保証される。
かくして内部カプセルの隔膜は、缶の保存期間中、内部カプセルの中身を缶の中身に対して安全に密封する。引金部材の動作によって缶が作動された後、第2の隔膜が突き破られる。同時に、プッシュロッドが内部カプセルの第1の隔膜を突き破り、内部カプセルの中身を解放して缶の中身と混合することができる。この目的のために、缶内を自由に移動する鋼球の形態の混合補助部材を缶に収容しておくことが便利である。
本発明の加圧缶の別の実施の形態においては、内部カプセルがさらにボトムカップに固定されている。この場合、スプリングケースは、ボトムカップの内部において内部カプセルの内部に配設される。引金部材はピンによってボトムカップを通じて作動され、隔膜を突き破ることなしに、上述した態様で隔膜を突き破るプッシュロッドに対し直接的に作用する。この場合もまた、隔膜と内部カプセルとが一体構造を形成しているので、内部カプセルは加圧缶の中身に対して密封されている。内部カプセルは底端部において、窪んだ形状の缶底およびボトムカップに絞り加工により連結されていることによって、絞り結合部における適当なシール構造を備えた密封構造が得られている。
この別の実施の形態においても、内部カプセルと隔膜とが上述のように接着されていてもよいことは言うまでもない。
双方の実施の形態において、スプリングケースはカップ状体の中央ポケット部内に係止されている。このポケット部は、外方に膨出したスプリングケースの底端部を包囲し、ピン/引金部材が缶内へ移動するときにスプリングケースが共に移動するのを防止している。
好ましい実施の形態においては、プッシュロッドが中心軸上に配置された複数枚の、特に4枚の翼を備えている。これら翼は、プッシュロッドを不要に嵩張らせることなしに、内部カプセル内においてプッシュロッドを安定させる機能を有する。プッシュロッドの体積をさらに低減するために、翼には凹部または切取り部が形成されている。プッシュロッドと引金部材とが別部材になっているため、少なくとも上記実施の形態においては、プッシュロッドを案内しかつ安定させるための特別の手段が不可欠である。
隔膜の突破りを容易にしかつ可能な限り大きい開口断面を得るために、プッシュロッドの隔膜側端面が、必要ならば尖端を備えた、傾斜したかつエッジの鋭い中空円筒の形状を有していれば便利である。かくして、プッシュロッドと隔膜との間の最初の接触点がプッシュロッドの周縁部において形成され、隔膜はこの地点において最初に穿孔され、プッシュロッドの移動に従って、概略円形の開口部が隔膜から切り取られる。
内部カプセルは、缶の中身から密封されかつ別個の中身が充填されているので、缶の中身と内部カプセルの中身との間には圧力差が存在する。したがって、隔膜には圧力がかかり、隔膜を内部カプセル側に膨出させ、その結果、隔膜はプッシュロッドの隔膜に最も近い点において接触する。この隔膜/プッシュロッドの接触が、隔膜に大径の孔を開けるのに寄与する。
前述のように、プッシュロッドはその隔膜側の端面が傾斜しているのが好ましく、したがって、隔膜に最も接近した点を形成している。さらにプッシュロッドは、安定化のために内部カプセル内に4枚の翼を備えている。この4枚の翼があれば、通常は引金部材が作動された後に隔膜を突き破るのに十分である。この構成により、隔膜に十字状の切込みが形成され、缶の中身からの圧力を受けるので、隔膜全体が突き破られ、二つの成分の急速な混合が可能になる。
双方の実施の形態においては、スプリングケースと中央ポケット部の領域内のカップ状体の間にはシール部材が存在する。中央ポケット部内の所定位置に圧着されたスプリングケースが上記シール部材に作用して、缶の中身がカップ状体を通じて漏出するのを防止している。例えばゴムシールであるシール部材は、打抜かれた環状ディスクの形状を有しており、その中心孔を通って引金部材のピンが加圧缶から突出している。引金部材は、そのカップ状体側の端部に凸部を備えており、この凸部も、好ましくは鋭角エッジによって、カップ状体内のディスク状シール部材上に作用して、ピン領域における外部に対するシールを形成している。
カップ状体側において、引金部材は上記シール用凸部の近傍に、スプリングケース内に配設されたコイルスプリングのための一方の当接部として作用するさらなる凸部を備えている。スプリングケースのバルブ側端部には、他方の当接部として機能する内側凸部が形成されている。スプリングは、内部カプセルを作動させるためにピンが所望の距離だけ押圧されるのを許容するとともに、引金部材がそのシール用リング部を介してゴムシール上に安全に静止することを確実にしている。
ついでに説明すると、本発明による加圧缶は、従来の缶と同様の態様で完成され、かつ装着される。このことは特にバルブ領域および加圧缶が手動でもスプレーガンのカートリッジとしても用いられることを可能にするバルブ側装置に有効である。
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1に示す加圧缶1は、上端をドーム部3で閉塞された本体2を有する。ドーム部3は係着フランジによって本体に連結され、この係着フランジは、これら二つの部材間を緊密にシールする役目も有している。ドーム部3は金属板から切り出された丸い素材からなり、図示のようなドーム形状を有している。ドーム部3の内縁にもフランジが設けられ、このフランジによって、ドーム部3はバルブ4を保持するバルブカップに結合されている。
底体5もまた係着フランジによって本体2に結合され、その中心部にボトムカップ6が組み付けられ、このボトムカップ6上に内部カプセル7が配設されている。内部カプセル7は強制的に開けられる蓋8を備えている。プッシュロッド9の一端がシール部材10を貫通して加圧缶の底体5から突出している。プッシュロッド9はシール部材10の両側にストッパを備えており、双方のストッパはシール部材10に作用して、プッシュロッド9の内部カプセル7内における自由な移動を規制している。蓋8を内部カプセル7から強制的に開けるために、缶の底部を固い面に打ち付けると、プッシュロッド9が押されて上方へ移動する。弾性ゴムからなるシール部材10はプッシュロッド9の上方への移動を吸収して、一旦蓋8が強制的に開けられると、プッシュロッド9を元の位置に押し戻す。
本発明によれば、図1に示された缶は、図2,図3および図6に示された内部カプセルを組み付けることができる。
図2は、本発明に従って製作されかつ使用される、プッシュロッド9および蓋8を備えた内部カプセル7を示す。この内部カプセル7は、円筒状の壁部を有し、カップ側端部は隔膜で閉塞されている。スプリングケースを固定する機能を有する円筒状ソケット18が、カップ側端部の隔膜に隣接している。
内部カプセルは適当なプラスチック材料で形成することもできるが、最も適した材料はアルミニウムである。アルミニウムが用いられる場合、壁部の厚さは約0.3〜0.8mm、二つの隔膜の厚さは約0.05〜0.1mmが適当である。
内部カプセル7は、缶側の端部においてアルミニウムまたはプラスチックからなる第1の隔膜8で閉塞されている。この隔膜8の外周縁には、内部カプセル7の外壁面を掴んでいるスカート部25が形成されている。このスカート部25と内部カプセルの外壁面との間には、缶の中身(外側の缶の中身および内部カプセルの中身)に対して耐性を有する接着剤24の連続した層が存在している。
内部カプセル7内に配設されているプッシュロッド9には、4枚の翼17が取り付けられており、これら翼は、その体積を低減するために横方向の切込みを備えている。内部カプセル7のカップ側端部は、内部カプセルの周壁から第2の隔膜15の近傍まで延びるカップ状蓋部によって閉鎖されている。プッシュロッド9は、缶側の端部においてその隔膜8に最も近い点16が周縁部であるように傾斜しており、プッシュロッド9が作動されると、この点において最初に隔膜が突き破られる。プッシュロッド9の傾斜した先端は、鋭利なエッジを備えた中空円筒の形状を有し、それによって、円形の開口が隔膜8から打ち抜かれる、すなわち切り取られる。
プラスチックケースからなるスプリングケース11はその缶側の端部に、このスプリングケース11内に配置されたコイルスプリング13の当接部として機能する内周突縁21を備えている。カップ側の端部においては、コイルスプリング13が引金部材12の外周突縁22に当接している。静止位置では、スプリング13が引金部材12を付勢していることにより、引金部材12のシール用座部23がボトムカップ6の内側に配置されたリング状シール部材20上に押し付けられている。引金部材12は、ボトムカップ6から突出する端部においてピン14で終端され、このピン14は、引金部材12がプッシュロッド9を介して隔膜8を開口させるのに必要な押圧距離に等しい長さだけ缶から突出している。
スプリングケース11は、カップ側の端部に膨大部27を備えており、この膨大部27は、ボトムカップ6の内側ポケット部19内に延出して、スプリングケース11をボトムカップ6内の所定の位置に保持している。標準的なエアロゾル缶のバルブカップ状体と同様に構成されたボトムカップ6の内側ポケット部19は、ボトムカップ6の製作時に、シール部材20とその上に乗っているスプリングケース11の周りに絞り付けられる。この絞り加工により、ボトムカップ6の凹部28とスプリングケース11の膨大部27との間の相互作用に基づくボトムカップ6とスプリングケース11とゴムシ−ル20との間のしっかりとした連結状態が得られる。
引金部材12は、スプリングケース11内に位置する部分と、引金動作を発生させる機能を有する突出ピン14とを備えている。尖端29は第2の隔膜15の間近に位置しており、引金部材12が作動されると、尖端29がプッシュロッド9の底端に作用する。これによって、第1および第2の隔膜8および15が突き破られ、内部カプセル7の中身が缶内に入り、他の材料と混合される。カップ側の端部の外周突縁22の近傍には、ピン14よりも突出しかつシール部材20に作用する鋭角エッジを備えたシール用周縁座部23(図5参照)が存在する。
図3は、本発明による加圧缶の内部カプセルの第2の実施の形態を示し、内部カプセル7と隔膜8が互いに一体に連結されている。この場合も、内部カプセル7は、缶側端部およびカップ側端部において缶の中身に対して完全に密封されている。プッシュロッド9とスプリングケース11とは、図2に示された構成と同一である。
図3における内部カプセル7は、隔膜15を備えていない。したがって、図2のような第2の隔膜を突き破るための尖端を引金部材12に設ける必要はない。
図3の内部カプセル7は、単一部品として製作されることが好ましく、そのことは、内部カプセル7と隔膜8とが製作後の作業で接合されるのではないことを意味する。ここでも、内部カプセル7と隔膜8の厚さは0.3mmと0.8mmの範囲内にある。しかしながら、内部カプセル7と隔膜とが、接着または半田付けによって接合されてもよい。
内部カプセル7は、底端において標準的な密封手段を用いて底体5とボトムカップ6とともに絞り加工される。スプリングケースは前述の態様でボトムカップ6に固定される。
プッシュロッド9は、内部カプセル7内で正しく案内されるように、中央部が切り取られた4枚の翼を備えている。4枚の翼の隔膜側の端部は、フルサイズを有し、かつ一様に傾斜して隔膜に最も近接した点を形成しており、引金部材およびプッシュロッドが作動されたときに上記点から隔膜8の突破りが開始される。突破り操作は、内部カプセル内の圧力よりもずっと高い缶内部の圧力によって、そして隔膜8が内部カプセル側に膨らんで、最も隔膜に接近した点16の領域において隔膜8がプッシュロッド9に接触していることによって助勢される。
図4は、本発明で用いられるスプリングケース11を示し、内部カプセル内に配置されたコイルスプリングのためのスプリングケース側の当接部21を備え、かつこのスプリングケース11をボトムカップ6に固定する機能を果たす膨出部27を備えている。この実施の形態の特徴は、突縁を形成する膨出部27に加えて、内側縁部に形成された斜面30と、絞り加工時にボトムカップ6とともにゴムシール20に押し付けられる周縁部31とを有することである。
図5は、本発明で用いられる引金部材12を示し、尖端29と、コイルスプリングのための当接部22と、引金部材12のコイルスプリング内にある部分およびピン14よりも大径であるが、当接部22よりも小径のシール用座部23とを備え、このシール用座部23は、シール部材20上に作用する周縁を備え、断面図においてはシール用座部が僅かにアンダーカットされている。
図6は、バルブカップ6上に配設された本発明による内部カプセル7のさらなる好ましい実施の形態を示す。
バルブカップ6上に内部カプセル7を配設することは、エアロゾル缶の底部を特殊な構造にする必要がないという利益を提供する。プッシュロッド9と隔膜8とを備えた内部カプセル7は、そのカップ側端部に、缶に対して内部カプセル7を密封する第2の隔膜15を備えている。カップ側の隔膜15の近傍には、内部カプセルをスプリングケース11に結合するための円筒状ソケット18が設けられている。
内部カプセル7の底端部には隔膜8が螺着によって取り付けられており、隔膜8の内周壁には内部カプセル7の雄ねじに結合される雌ねじが形成されている。螺着部には接着剤の連続した層が設けられて密封を確実にしている。
引金部材の部分が変わっていることを除いては、図6の内部カプセルの構成は図2に示された構成と同一である。
ソケット18を備えた内部カプセル7は、スプリングケース11の缶側の端部に配置され、引金部材12が作動されたときに外れないようにしっかりと連結されている。この連結は、ソケット18をスプリングケース11に圧着することによって、好ましくはソケット18の自由端がスプリングケース11の外周突縁32(図7参照)上に被されることによって行なわれるのが好ましい。
図6に示された実施の形態においては、引金部材12を備えたスプリングケース11がバルブ機構の一部を形成しているので、引金部材12が引金ピン14から物理的に独立しているのが便利である。そのため引金部材12は、引金ピン14のためのソケット33を備えており、このソケット33は、引金動作に対しては引金ピン14を受け入れるが、引金動作後は引金ピン14をソケット33から引き抜くことができるようになっている。その後、同じソケットが、エアロゾル缶に用いられる通常のスプレーヘッドを受け入れる。横方向の溝とソケット33内に延びるステムとを備えた、いわゆる雌バルブが好ましい。
缶の中身のスプリングケース内への流入と、これに続くバルブ内への流入を容易にするために、少なくとも1個の透孔34がスプリングケース自体に開けられていると便利である。内部カプセルの操作と、引金ピン14のスプレーヘッドへの交換によって、缶の中身は、透孔34を通ってスプリングケース内に流入し、加圧缶からバルブ4を通ってスプレーされる。
図6の実施の形態が備えている透孔34は、缶への充填に関する機能も備えている。缶に充填された後、バルブカップを備えた充填された内部カプセルが缶のドーム部に配置され、絞り加工によりドーム部に取り付けられる。この作業に続いて、缶には噴霧ガスがバルブ孔を通じて充填されるが、上記噴霧ガスは、通常プロパン、ブタン、ジメチルエーテルおよび/またはクロロフルオロカーボンである。充填作業をできるだけ短時間に行なうために、缶には60バール(6×10Pa)までの圧力でガスが充填される。しかしながら、60バール(6×10Pa)までの圧力は、この圧力自体により、あるいは圧力で駆動される引金部材12の動作により、隔膜15を破裂させる危険性を孕んでいる。この危険性に対処するために、缶に入ったガスはできるだけ速やかに膨張させなければならない。このような膨張は、スプリングケース11に1個または数個の透孔34が開けられることによって達成される。これらの透孔34は、噴霧ガスを加圧缶内に導入する充填用ニードルの断面積の3倍から6倍の総断面積を有するのが好ましい。
スプリングケース11の透孔34は、スプリングケースのカップ側端部に、好ましくはできるだけバルブの近くに配置される。バルブ側のシールは、カップ側端部におけるシール用座部23によって形成され、この座部23は、中央ポケット部19の領域内においてスプリングケース11とカップ状体6との間に配置されたシール部材20に作用する周縁凸部として形成されている。図2の実施の形態と比較すると、缶に噴霧ガスが充填されるときに、引金部材12が隔膜15に接近する恐れなしに引金部材12の変位を許容することができるように、引金部材12が隔膜15から離れて配置されている。引金部材12から第2の隔膜15までの距離は引金ピン14の長さに反映されなければならないことは言うまでもなく、このことは、引金ピン14全体の長さが、引金部材12から隔膜15までの距離に、隔膜8を突き破るためにプッシュロッド9が移動しなければならない距離を加えたものに対応していなければならないことを意味する。スプリングの撓み量はこの要求を満足させるように設定される。
図7は、図6の、引金部材12を備えたスプリングケース11の詳細図である。バルブカップ6はその中央部に透孔を備えたポケット部19を備えており、このポケット部19の缶側内部には、打ち抜かれたディスク形状のゴム材料で形成されたシール部材20が配設され、スプリングケース11はその膨出部27を用いて所定位置に固定されている。上端に配置された周縁31は、シール部材20上に作用して、バルブカップ6の中央透孔およびシール部材20に対して缶の中身をシールしている。スプリングケース11をバルブカップ6の中央ポケット部19内に固定する絞り加工作業により、個々の部品が積極的または非積極的な態様でしっかりと連結されている。ソケット18の自由端はスプリングケース11の外周突縁部32上に被さっている。
スプリングケース11は、それがバルブカップ6に固定されている部位の直ぐ下に配置された複数の透孔34を備えており、これら透孔34は、缶の中身がスプリングケース11内に入るのを許容している。スプリングケース11の内部には、スプリングケース11の内側凸部21と引金部材12の外側凸部22との間に縮装されたコイルスプリング13が収容されている。コイルスプリング13は伸びている状態で引金部材12の周縁23をシール部材20に押し付けて、加圧缶がこの状態で閉塞されている。
内部カプセルを開口させるために、引金ピン14が引金部材12の凹部33内に挿入され、かつ下方へ強く押圧されることにより、引金部材12の尖端29が隔膜15を突き破り、この隔膜の下方に配置されているプッシュロッド9を隔膜8に向かって下方へ移動させる。この引金操作が完了すると、引金部材12は元の位置に戻り、外部に対する缶の閉塞状態を保つ。引金操作中は、引金ピンの側面とシール部材20との相互作用によってシールが確保される。
缶の中身をスプレーするために、押下げ機構によって操作される標準的なバルブが凹部33内に挿入される。この場合、引金部材は缶内に所定の距離移動し、缶の中身は透孔34を通ってスプリングケース内に入り、さらにバルブを通過する。
透孔34は、閉塞された缶内に噴霧ガスがシール部材20の中央開口部を通って充填されるときに噴霧ガスが缶の中身に入るためのより迅速な通路を提供するという別の目的を有する。この作業において所定の圧力の噴霧ガスはシール部材20を抜けてスプリングケース内に導入され、これにより引金部材12が隔膜15に向かって実際に隔膜15には達しない所定距離だけ移動し、その結果透孔34が開くとガスが横方向に缶内へ注入可能になる。
図6に示された実施の形態による加圧缶は、バルブが下方を向いていることを意味する「倒立」で用いられる。図2および図3の加圧缶は吸上げチューブと組み合わせて直立で、あるいは吸上げチューブを省いて「倒立」で用いられる。スプレーガンとともに缶を用いるのが可能であり、かつ意図した使用方法である。
本願で用いられるにおける「缶側」という表現は、缶の内部に向かう方向の配列を示し、「カップ側」という表現は、カップ状体(バルブ領域または底部領域に位置する)に向かう方向の配列を示すことに注意すべきである。
特許文献2による内部カプセルを備えた加圧缶を示す断面図である。 ボトムカップ上に配設された本発明の第1の実施の形態による加圧缶のための内部カプセルを示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による加圧缶のための内部カプセルを示す断面図である。 本発明の加圧缶のためのスプリングケースを示す断面図である。 本発明の加圧缶のための引金部材を示す断面図である。 バルブカップ上に配設された本発明の加圧缶のための内部カプセルを示す断面図である。 図6の実施の形態のカップ部分を示す断面図である。
符号の説明
1 加圧缶
4 バルブ
6 カップ状体
7 内部カプセル
8,15 隔膜
9 プッシュロッド
11 スプリングケース
12 引金部材
13 コイルスプリング
20 シール部材
34 透孔

Claims (25)

  1. 缶本体(2)と、バルブ(4)を収容したドーム状体(3)と、窪んだ形状の底体(5)と、カップ状体(6)に取り付けられた内部カプセル(7)と、該内部カプセル(7)内に配置されたプッシュロッド(9)とを備え、該プッシュロッド(9)は、前記カップ状体(6)を通して作動されて前記内部カプセル(7)を強制的に開口させる目的を有し、前記内部カプセル(7)は、スプリングケース(11)を介して前記カップ状体(6)に連結され、前記スプリングケース(11)はばね付勢された引金部材(12)を収容し、該引金部材(12)が前記プッシュロッド(9)に作用し次いで該プッシュロッド(9)が前記内部カプセル(7)の缶側の端部に配置された蓋体(8)に作用するように構成されてなる加圧缶において、
    前記蓋体(8)は、前記加圧缶(1)の中身に対して前記内部カプセル(7)の缶側の端部を密封する隔膜であり、かつ前記引金部材(12)が作動された場合に前記プッシュロッド(9)によって突き破られるものであることを特徴とする加圧缶。
  2. 前記隔膜(8)が前記内部カプセル(7)に接着されてなることを特徴とする請求項1記載の加圧缶。
  3. 前記隔膜(8)がさらに前記内部カプセル(7)に螺着されてなることを特徴とする請求項2記載の加圧缶。
  4. 前記内部カプセル(7)がその一端に、前記スプリングケース(11)を固定するためのソケット(18)を備えてなることを特徴とする請求項2または3記載の加圧缶。
  5. 前記内部カプセル(7)から前記ソケット(18)に遷移する領域に第2の隔膜(15)が配設されてなることを特徴とする請求項4記載の加圧缶。
  6. 前記ソケット(18)と前記スプリングケース(11)とが互いに圧着されてなることを特徴とする請求項4または5記載の加圧缶。
  7. 前記スプリングケース(11)の外周突縁(32)上に前記ソケット(18)の自由端が被せられてなることを特徴とする請求項6記載の加圧缶。
  8. 前記内部カプセル(7)が、前記加圧缶(1)の底部に配置されたカップ状体(6)上に配設されてなることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の加圧缶。
  9. 前記カップ状体(6)に接する前記内部カプセル(7)が、前記加圧缶(1)のドーム状体(3)内に配設されてなることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の加圧缶。
  10. 前記引金部材(12)が、引金ピン(14)またはスプレーヘッドのためのソケット(33)を備えてなることを特徴とする請求項9記載の加圧缶。
  11. 前記内部カプセル(7)が、前記加圧缶(1)の底体(5)内に配置されたカップ状体(6)に固定され、かつ付設された隔膜(8)を備えてなることを特徴とする請求項1記載の加圧缶。
  12. 前記内部カプセル(7)と前記カップ状体(6)とが絞り加工により一体化されてなることを特徴とする請求項11記載の加圧缶。
  13. 前記スプリングケース(11)が前記カップ状体(6)の中央ポケット部(19)内に固定されてなることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載の加圧缶。
  14. 前記プッシュロッド(9)が中心軸に沿って複数枚の翼(17)を備えてなることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項記載の加圧缶。
  15. 前記プッシュロッド(9)の缶側の端部が、傾斜した鋭いエッジを備えた中空円筒の形状を有することを特徴とする請求項14記載の加圧缶。
  16. 前記翼(17)が切抜きおよび/または凹部を有することを特徴とする請求項14または15記載の加圧缶。
  17. 前記スプリングケース(11)と前記カップ状体(6)の中央ポケット部(19)内の領域との間にシール部材(20)が配設されてなることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項記載の加圧缶。
  18. 前記スプリングケース(11)がそのバルブ側の端部に、スプリング素子(13)の当接部として機能する内側凸部(21)を備えてなることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項記載の加圧缶。
  19. 前記引金部材(12)がそのカップ側の端部に、前記スプリング素子(13)の当接部として機能する外周突縁(22)を備えてなることを特徴とする請求項18記載の加圧缶。
  20. 前記引金部材(12)がそのカップ側の端部に、周縁凸部の形態のシール用座部(23)を備えてなることを特徴とする請求項1から19のいずれか1項記載の加圧缶。
  21. 前記内部カプセル(7)と前記隔膜(8)とがアルミニウムで形成されてなることを特徴とする請求項1から20のいずれか1項記載の加圧缶。
  22. 前記スプリングケース(11)が少なくとも1個の透孔(34)を備えてなることを特徴とする請求項1から21のいずれか1項記載の加圧缶。
  23. 前記隔膜(8)が二成分系接着剤を用いて前記内部カプセルに接着されてなることを特徴とする請求項2または3記載の加圧缶。
  24. 前記接着剤が架橋エポキシ/アミン系またはポリイソシアネート/硬化剤系であることを特徴とする請求項23記載の加圧缶。
  25. 二液成分系材料、特に二成分系シール用発泡体、または二成分系接着剤、または二成分系ラッカーのために、請求項1から24のいずれか1項記載の加圧缶を使用する方法。
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