JP2006509032A - アルキルハロシランの直接合成用の銅、燐及びアルカリ金属をベースとした触媒組成物 - Google Patents

アルキルハロシランの直接合成用の銅、燐及びアルカリ金属をベースとした触媒組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、望ましくないコークスの生成を減少させつつアルキルハロゲノシランの直接合成を行うための、アルカリ金属及び随意的に燐をベースとした添加剤を含む促進剤の組合せを含有する好適な触媒系の使用に関する。より具体的には、本発明は、アルキルハライドがケイ素及び触媒系(該触媒系は(α)金属銅又は銅をベースとした化合物と(β)促進剤の組合せとを含む。)を含む接触体と反応することにより行われるアルキルハロゲノシランの製造方法の実施に好適な触媒系の使用に関する。本発明によれば、該促進剤の組合せは:10〜500ppm(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の錫、錫をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β1;随意的に、0.01〜3%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の金属亜鉛、亜鉛をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β2;0.01〜2%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)のセシウム、カリウム、ルビジウム、これらのアルカリ金属をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β3;並びに、随意的に、50〜3000ppm(使用するケイ素の重量に対する元素燐の重量として計算)の元素状燐、燐をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β4を含む。

Description

アルキルハロシラン、例えばジメチルジクロロシラン(以降、DMDCSという。)の製造のための工業的方法は良く知られた方法であり、特に米国特許第2380995号及びウォルターノル(Walter Noll)の著書「シリコーンの化学及び技術(Chemistry and Technology of Silicones)」、1968年、アカデミック出版(Academic Press Inc.)、ロンドン、p26−41に開示されている。
この“直接合成”又は“ロショー(Rochow)合成”法によれば、アルキルハロシラン(例えばDMDCS)はケイ素及び銅含有触媒より形成された固体接触体と塩化メチルとの反応により、
反応式:2CH3Cl+Si→(CH32SiCl2
に従って直接製造される。
現実には、特に以下に述べるような他の副産物:すなわち、その他のアルキルハロシラン、例えばメチルトリクロロシランCH3SiCl3(以降、MTCSという。)及びトリメチルクロロシラン(CH33SiCl(以降、TMCSという。);ハロゲン化アルキルヒドロシラン、例えばメチルヒドロジクロロシラン(CH3)HSiCl2(以降、MHDCSという。);並びに重量生成物たるポリシラン、特にジシラン、例えばトリメチルトリクロロジシラン(CH33Si2Cl3及びジメチルテトラクロロジシラン(CH32Si2Cl4が該直接合成中に生成する。
直接合成により得られるすべての生成物の中で、ジアルキルジハロシラン(例えばDMDCS)が主生成物、すなわち支配的な量で得られる生成物である。該生成物は、加水分解及び重合の後に、シリコーン製造のための基礎製品であるオイル及びガムが得られるので非常に望ましい。
この直接合成反応の触媒として、金属銅の形態又は銅をベースとした化合物の形態で銅を使用することが知られている。
とりわけ:
− ケイ素及び触媒をベースとした組合せを含む接触体の平均活性(生産性ともいう。)の向上のため(該活性(又は生産性)は最初に使用したケイ素の時間当たりキログラム当たりで得られたシランの重量として評価される。)、
− また、ジアルキルジハロシラン、例えばDMDCSへの選択率(例えば、得られた全シランに対するDMDCSのモル%によって、及びMTCS/DMDCSの平均重量比率によって評価される。)の向上のため、並びに
− 得られたシランに対する“重量”生成物の含有重量を低下させるために、
1種又は2種以上の促進用添加剤を含む促進剤の組合せを銅に添加する対策が既になされてきた。これらの添加剤は:亜鉛又はハロゲン化亜鉛(米国特許第2464033号)、アルミニウム(米国特許第2403370号及び同第2427605号)、錫、マンガン、ニッケル及び銀(英国特許第1207466号)、コバルト(英国特許第907161号)、塩化カリウム(ソビエト特許第307650号)又はヒ素若しくはヒ素化合物(米国特許第4762940号)とすることができる。
欧州特許第0138678号及び同第0138679号は:
− 30〜1000ppm(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の錫及びアンチモンから選択される少なくとも1種の金属、或いは錫及び/又はアンチモンをベースとした化合物、
− 随意的に0.1〜3%(上と同様に計算)の金属亜鉛又は亜鉛ベースの化合物、そして
− 欧州特許第0138678号の場合には:0.05〜4%(上と同様に計算)のセシウム又はセシウム化合物(単独で、又はリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム及びこれらのアルカリ金属をベースとした化合物から選択される少なくとも一種のその他のアルカリ金属との混合物として用いる。);或いは、欧州特許第0138679号の場合には:0.05〜2%(上と同様に計算)のリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム及びこれらのアルカリ金属をベースとした化合物から選択される少なくとも1種のアルカリ金属、
を含む改良された促進剤の組合せとの混合物としての銅触媒の使用を開示している。
米国特許第4601101号は:
− 5〜200ppm(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の錫又は錫ベースの化合物、
− 随意的に、100〜10,000ppm(上と同様に計算)の金属亜鉛又は亜鉛ベースの化合物、そして
− 25〜931ppm(上と同様に計算)の元素状燐、燐化金属及び/又は直接合成の反応体において燐化金属を与えることのできる化合物、
を含むまた別の改良された促進剤の組合せとの混合物としての銅触媒の使用を開示している。
米国特許第2464033号明細書 米国特許第2403370号明細書 米国特許第2427605号明細書 英国特許第1207466号明細書 英国特許第907161号明細書 ソビエト特許第307650号明細書 米国特許第4762940号明細書 欧州特許第0138678号明細書 欧州特許第0138679号明細書 米国特許第4601101明細書
しかしながら、前記先行技術にて提供された触媒系(促進剤の組合せとの混合物としての銅触媒)のすべての重要性にも拘わらず、直接合成法の実施のための工業的条件は、それ自体知られているように[cf.触媒ジャーナル(Journal of Catalysis)、161、p861−866(1996年)]、出発物質たるアルキルハライドが熱分解する副反応を生じさせ、この副反応はコークス及び炭化水素を生成するので、当該分野での研究は続いている。コークスの生成は特に直接合成反応器の汚れの原因となり、コークスが反応器内に付着する。この望ましくない汚れのために定期的な清掃が必要となり、従って工場の生産能力を減少させる。
本出願人は、アルカリ金属及び随意的に燐をベースとした添加剤が存在する促進剤の組合せを含む適切な触媒系を使用することにより望ましくないコークスの生成を抑制しつつ直接合成を行うことができることを見出した。
本発明の主題は銅、アルカリ金属及び燐を含む材料組成物の、特にアルキルハライドをケイ素に接触させることによるアルキルハロシランの直接合成用の触媒系としての、使用である。これにより実質的にコークスの生成を減少させつつ該直接合成の実施が可能となる。
従って本発明は、アルキルハライド(好ましくはCH3Cl)と、ケイ素及び触媒系(該触媒系は(α)金属銅又は銅をベースとした化合物と(β)促進剤の組合せとを含む。)で形成された固形体(接触体という)との反応によるアルキルハロシランの製造方法の実施に好適な触媒系の使用に関する。
より具体的には、本発明は(α)金属銅又は銅をベースとした化合物と(β)促進剤の組合せとを含む触媒系の使用に関し、該促進剤の組合せは:
− 10〜500ppm(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の錫、錫をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β1、
− 随意的に、0.01〜3%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の金属亜鉛、亜鉛をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β2、
− 0.01〜2%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)のセシウム、カリウム、ルビジウム、これらのアルカリ金属をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β3、
− 随意的に、50〜3000ppm(使用するケイ素の重量に対する元素燐の重量として計算)の元素状燐、燐をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β4、
を含む。
本発明において望ましくないコークスの生成を定量的に評価するために選択した指標は、例えば、出発物質たるアルキルハライドがCH3Clの場合は、直接合成において得られたすべてのシランに対するMHDCSの重量%である。出発物質であるアルキルハライドの熱分解は、例えば、塩化メチルの場合は、以下の反応(両辺の係数は合わせていない)に従う。
CH3Cl→C(コークス)+H2+CH4
熱分解が多くなると、水素の生成に直接関係するMHDCSの量が多くなることが知られている。
触媒(α)は、使用するケイ素の重量に対して1〜20重量%、好ましくは2〜12重量%の範囲の含有量で使用することができる。
金属銅の代わりに、銅化合物として特に、ハロゲン化銅(例えば、塩化第一銅又は塩化第二銅);カルボン酸銅(例えば、蟻酸第一銅、蟻酸第二銅、酢酸第一銅又は酢酸第二銅);或いは酸化銅(例えば、Cu2O又はCuO)を使用できる。
本発明によれば、特に選択率及びケイ素の転化率に関して、銅が金属銅の形態及び/又は塩化第一銅の形態で導入されるとより良い結果が得られることが示された。
錫及び/又は錫化合物の含有重量(必須の促進用添加剤β1であり、含有量は金属錫の重量として計算)は、使用するケイ素の重量に対して10〜500ppm、好ましくは30〜300ppmの範囲である。
少なくとも10ppmの金属錫を有することが必要である。というのは、本発明においては、アルカリ金属及び/又はアルカリ金属化合物をベースとした促進用添加剤β3、並びに随意的な燐をベースとしたβ4の有利な効果は錫及び/又は錫化合物の存在によってのみ得られることが分かったからである。更に、含有重量が500ppmを超えると反応、とりわけ選択率に悪影響を与えることになる。
錫をベースとした化合物としては、例えば塩化錫が使用される。好ましく用いられる促進用添加剤β1は金属錫である。有利には、該金属錫は青銅の形態で加えることができる。
上で規定した実施形態において、触媒系は随意的に金属亜鉛及び/又は亜鉛化合物をベースとした促進用添加剤β2を含む。そのような促進用添加剤を用いるときは、金属亜鉛及び/又は塩化亜鉛であるのが好ましい。
亜鉛が用いられるときは、0.01〜3重量%、好ましくは0.02〜0.5重量%の範囲の含有量で存在する(使用するケイ素の重量に対する金属亜鉛として計算)。
アルカリ金属及び/又はアルカリ金属化合物の含有重量(必須の促進用添加剤β3であり、含有量はアルカリ金属として計算)は、0.01〜2重量%、好ましくは0.05〜1.0重量%の範囲である。0.01重量%未満では、アルカリ金属の作用が実際に検知されず、2重量%を超えると、アルカリ金属は選択率に対して期待される効果を示さない。
Cs、K及びRbから選択されるアルカリ金属化合物としては、ハロゲン化物(例えば、塩化物);又はカルボン酸塩(例えば、蟻酸塩若しくは酢酸塩)を使用することができる。塩化セシウム、塩化カリウム、塩化ルビジウム及び/又はこれら化合物の混合物が好ましく用いられる促進用添加剤β3である。
上で規定した実施形態において、触媒系は随意的に燐及び/又は燐化合物をベースとした更なる促進用添加剤β4を含む。斯かる促進用添加剤が用いられるときは、これは亜鉛及び/又は亜鉛化合物をベースとした添加剤β2に頼ることなく反応が行われる場合に本発明の実施に優先的に取られる策であるが、元素状燐及び/又は燐をベースとした化合物の含有重量(促進用添加剤β4であり、含有量は元素燐の重量として計算する。)は、50〜3000ppm、好ましくは80〜1500ppm、より好ましくは90〜800ppmの範囲である。50ppm未満では、燐の作用が実際に検知されず、3000ppmを超えると、燐は有害な影響を与えて選択率が低下する。
促進用添加剤として本発明で使用される燐は元素状燐(例えば、赤燐、黄燐及び黒燐)とすることができる。燐をベースとした化合物としては、燐化金属(例えば、燐化アルミニウム、燐化カルシウムCa32、燐化銅Cu3P、燐化ニッケルNiP2、燐化錫SnP、燐化鉄FeP、Fe2P及びFe3P、燐化亜鉛Zn32及びZnP2、又は燐化ケイ素);或いは、アルキルハライドとケイ素及び触媒系(α)+(β)をベースとした接触体との直接合成反応中に上述した種類の燐化金属を生成することのできる燐ベースの化合物を用いることができる。その他の燐ベースの化合物としては、商業的に容易に入手でき燐及び金属部の双方を含むとして知られているの合金(例えば、約7〜15重量%の燐を含む銅−燐合金)を使用することができる。促進用添加剤β4を用いることが選択されたときは、燐化銅Cu3P及び銅−燐合金が好ましく用いられる。
促進用添加剤β4が用いられるときは、より好ましくは、添加剤β3及びβ4の量は比:
Figure 2006509032
が、1〜20、好ましくは1.2〜15、より好ましくは1.5〜12で変動するように上述した一般の及び好ましい変動領域の範囲内で選択して調節する。
その他、ケイ素の粒径は粒子の少なくとも50重量%の平均粒径が10〜500μm、好ましくは60〜200μmであるのが望ましい。同様に、触媒(α)及び促進剤群(β)も粒子の形態で見出され、粒子の少なくとも50重量%の平均粒径は有利には1〜100μmである。
本発明による直接合成法は一般に以下の三種類の何れかの装置内で実施することができる。すなわち、米国特許第2449821号にて開示されているような攪拌層型反応器、米国特許第2389931号にて開示されているような流動層型反応器、又はロータリー窯である。
触媒系の構成成分(α)+(β)は仏国特許第1545407号に開示されているような微粒状無機材料(例えば、砂、粉末状シリカ、シリカゲル、アルミナ、粉末状耐火レンガ、油の分解用触媒、ゼオライト及び焼成粘土)に付着させて使用することもできる。
直接合成反応は280〜400℃、好ましくは300〜380℃の範囲の温度で起こる。該反応は、全部又は一部において、アルキルハライドを大気圧(1bar)に等しいか又は大気圧より高い絶対圧下で行うことができる。後者の場合が支配的であるときは、該反応は一般に1.1〜8bar、好ましくは1.5〜4barの絶対圧下で行われる。
直接合成反応を行うためには、良く知られているように(ケイ素+触媒+促進剤をベースとした組合せによって形成された)接触体の活性化の第一段階を事前に実施するのが有利である。特に好適な活性化手段の一つは、前記接触体を所定の温度にすることで構成することができる(該温度は直接合成反応のために選択された上述した一般的又は好ましい範囲内にある温度よりも数℃〜数十℃だけ低く又は高くすることができる。)
本発明に係る触媒系(α)+(β)を使用すると、例えば、攪拌層及び流動層内の双方にて、280℃〜400℃、好ましくは300℃〜380℃の範囲の温度で反応が行われると、直接合成で得られたすべてのシランに対するMHDCSの重量%(望ましくないコークスの生成を定量的に評価するために選択された指標)を0.15重量%と低くすることができる(MHDCSのこの重量%は一般に0.60重量%未満である。)。
直接合成で得られたすべてのシランに対するMHDCSの重量%に関して上述したような比率で得られる数値は、望ましくないコークスの生成を抑制しつつ直接合成の実施を可能とする触媒系の特性についてこれまで何も明らかにしていない先行技術の教示からはととりわけ驚くべきことであると思われる。
本発明のその他の利点及び特徴は以下の実施例を通して明らかとなるが、これらは例示のために与えるものであり、限定を意味するものではない。
本触媒系の平均活性に関しては、例えば、300g(シラン)/h/kg(Si)程度又はそれを上回り、335g(シラン)/h/kg(Si)又はそれを上回ることもできる。
例えば、得られた全シランに対するDMDCSの平均mol%、及びMTCS/DMDCSの平均重量比で評価した選択率に関しては:
− DMDCSの平均mol%:得られた数値は90%程度又はそれを上回り、93%又はそれを上回ることもでき、
− MTCS/DMDCSの平均重量比:得られた数値は0.05程度又はそれを下回り、0.035又はそれを下回ることもできる。
得られたシランに対する生成した重量生成物の割合に関しては、1.5重量%ほどに低くすることができ、一般には3重量%未満である。
以下の実施例では、特に断りのない限り、底部に焼結ガラスでできた多孔分散管を備えた内径60mm及び高さ250mmの円筒形のパイロットスケールの反応器を使用した。ケイ素及び触媒系は、粒子の少なくとも50重量%の平均径が60〜200μmである粉末の形態で導入した。反応は攪拌層で行い、反応器には外部発熱体を装備した。
実施例1
触媒系:Cu/Sn/Cs
210gのケイ素、16.4gのCuCl、0.38gの青銅(10重量%の錫を含む。)、及び1.9gのCsClで構成された粉末を金属攪拌器及び焼結ガラスでできた多孔分散管を備えた円筒形の垂直ガラス反応器に加えた。
反応器は窒素流下で200℃に徐々に加熱した。次いで、反応器の温度の上昇を続けている間に、窒素を停止して60g/hの流量(20℃で測定)で塩化メチルの導入を開始した。
反応器の温度は360℃に調節し、塩化メチルの流量を60g/hにして8時間維持した。試験は大気圧にて行った。
この試験では、最初に反応器に加えたSiの1kg当たり毎時302g(シラン)の平均生産性又は活性でシランが製造された。
生成した混合物はガスクロマトグラフィで分析して以下の特徴を示した。
− MHDCSの重量%が0.25%
− DMDCSの平均mol%が92.4%
得られたMTCS/DMDCSの比率は0.040(重量%/重量%)に等しかった。
得られた“重量”生成物(ポリシラン)の割合は2.3重量%であった。
実施例2
触媒系:Cu/Zn/Sn/Cs
210gのケイ素、16.4gのCuCl、1.64gのZnCl2、0.38gの青銅(10重量%の錫を含む。)、及び1.9gのCsClで構成された粉末を金属攪拌器及び焼結ガラスでできた多孔分散管を備えた円筒形の垂直ガラス反応器に加えた。
反応器は窒素流下で200℃に徐々に加熱した。次いで、反応器の温度の上昇を続けている間に、窒素を停止して60g/hの流量(20℃で測定)で塩化メチルの導入を開始した。
反応器の温度は360℃に調節し、塩化メチルの流量を60g/hにして8時間維持した。試験は大気圧にて行った。
この試験では、最初に反応器に加えたSiの1kg当たり毎時234g(シラン)の平均生産性又は活性でシランが製造された。
生成した混合物はガスクロマトグラフィで分析して以下の特徴を示した。
− MHDCSの重量%が0.50%
− DMDCSの平均mol%が92.9%
得られたMTCS/DMDCSの比率は0.039(重量%/重量%)に等しかった。
得られた“重量”生成物(ポリシラン)の割合は1.5重量%であった。
実施例3
触媒系:Cu/Sn/Cs/P(1029ppm)
210gのケイ素、16.4gのCuCl、0.38gの青銅(10重量%の錫を含む。)、及び1.9gのCsClで構成された粉末を金属攪拌器及び焼結ガラスでできた多孔分散管を備えた円筒形の垂直ガラス反応器に加えた。反応開始後、性能が安定したときに(すなわち、4時間反応させた後)、3gのCu3P(7.2重量%の燐を含む)を加えた。
反応器は窒素流下で200℃に徐々に加熱した。次いで、反応器の温度の上昇を続けている間に、窒素を停止して60g/hの流量(20℃で測定)で塩化メチルの導入を開始した。
反応器の温度は360℃に調節し、塩化メチルの流量を60g/hに維持した。360℃で4時間維持した後に作業者が反応を一時停止させ、反応器が室温に達したときにCu3Pを添加した。添加を実施するとすぐに、温度上昇及びCH3Clの導入を上と同様に制御した。
試験は大気圧にて行った。試験はメチルクロロシラン(MCS)を8時間製造した後に作業者が停止した。
この試験では、最初に反応器に加えたSiの1kg当たり毎時335g(シラン)の平均生産性又は活性でシランが製造された。
生成した混合物はガスクロマトグラフィで分析して以下の特徴を示した。
− MHDCSの重量%が0.15%
− DMDCSの平均mol%が93.3%
得られたMTCS/DMDCSの比率は0.037(重量%/重量%)に等しかった。
得られた“重量”生成物(ポリシラン)の割合は1.7重量%であった。
実施例4
触媒系:Cu/Zn/Sn/Cs/P(1029ppm)
210gのケイ素、16.4gのCuCl、1.64gのZnCl2、0.38gの青銅(10重量%の錫を含む。)、及び1.9gのCsClで構成された粉末を金属攪拌器及び焼結ガラスでできた多孔分散管を備えた円筒形の垂直ガラス反応器に加えた。反応開始後、性能が安定したときに(すなわち、4時間反応させた後)、3gのCu3P(7.2重量%の燐を含む)を加えた。
反応器は窒素流下で200℃に徐々に加熱した。次いで、反応器の温度の上昇を続けている間に、窒素を停止して60g/hの流量(20℃で測定)で塩化メチルの導入を開始した。
反応器の温度は360℃に調節し、塩化メチルの流量を60g/hに維持した。360℃で4時間維持した後に作業者が反応を一時停止させ、反応器が室温に達したときにCu3Pを添加した。添加を実施するとすぐに、温度上昇及びCH3Clの導入を上と同様に制御した。
試験は大気圧にて行った。試験はメチルクロロシラン(MCS)を8時間製造した後に作業者が停止した。
この試験では、最初に反応器に加えたSiの1kg当たり毎時235g(シラン)の平均生産性又は活性でシランが製造された。
生成した混合物はガスクロマトグラフィで分析して以下の特徴を示した。
− MHDCSの重量%が0.45%
− DMDCSの平均mol%が92.6%
得られたMTCS/DMDCSの比率は0.042(重量%/重量%)に等しかった。
得られた“重量”生成物(ポリシラン)の割合は1.5重量%であった。
比較試験
触媒系:Cu/Zn/Sn
210gのケイ素、16.4gのCuCl、1.64gのZnCl2、0.38gの青銅(10重量%の錫を含む。)で構成された粉末を金属攪拌器及び焼結ガラスでできた多孔分散管を備えた円筒形の垂直ガラス反応器に加えた。
反応器は窒素流下で200℃に徐々に加熱した。次いで、反応器の温度の上昇を続けている間に、窒素を停止して60g/hの流量(20℃で測定)で塩化メチルの導入を開始した。
反応器の温度は360℃に調節し、塩化メチルの流量を60g/hにして8時間維持した。試験は大気圧にて行った。
この試験では、最初に反応器に加えたSiの1kg当たり毎時326g(シラン)の平均生産性又は活性でシランが製造された。
生成した混合物はガスクロマトグラフィで分析して以下の特徴を示した。
− MHDCSの重量%が0.76%
− DMDCSの平均mol%が86.8%
得られたMTCS/DMDCSの比率は0.074(重量%/重量%)に等しかった。
得られた“重量”生成物(ポリシラン)の割合は3.7重量%であった。

Claims (16)

  1. アルキルハライドと、ケイ素及び触媒系(該触媒系は(α)金属銅又は銅をベースとした化合物と(β)促進剤の組合せとを含む。)で形成された固形体(接触体という)との反応によるアルキルハロシランの製造方法の実施に好適な触媒系の使用であって、
    望ましくないコークスの生成を抑制しつつ直接合成の実施を可能とすることを目的とし、
    前記促進剤の組合せは:
    − 10〜500ppm(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の錫、錫をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β1、
    − 随意的に、0.01〜3%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の金属亜鉛、亜鉛をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β2、
    − 0.01〜2%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)のセシウム、カリウム、ルビジウム、これらのアルカリ金属をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β3、
    − 随意的に、50〜3000ppm(使用するケイ素の重量に対する元素燐の重量として計算)の元素状燐、燐をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β4、
    を含むことを特徴とする前記使用。
  2. 添加剤β1の含有量が30〜300ppmの範囲である請求項1に記載の使用。
  3. 添加剤β1が金属錫であることを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
  4. 金属錫が青銅の形態で加えられることを特徴とする請求項3に記載の使用。
  5. 随意的な添加剤β2の含有量が0.02〜0.5%の範囲であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の使用。
  6. 随意的な添加剤β2が金属亜鉛及び/又は塩化亜鉛あることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の使用。
  7. 添加剤β3の含有量が0.05〜1.0%の範囲であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の使用。
  8. 添加剤β3が塩化セシウム、塩化カリウム、塩化ルビジウム及び/又はこれらの化合物の混合物であることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の使用。
  9. 随意的な添加剤β4の含有量が80〜1500ppmの範囲であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の使用。
  10. 随意的な添加剤β4が燐化銅Cu3P及び/又は銅−燐合金であることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の使用。
  11. 促進用添加剤β4が用いられるときは、添加剤β3及びβ4の量は、比:
    Figure 2006509032
    が1〜20で変動するように上述した一般の及び好ましい変動領域の範囲内で選択されることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の使用。
  12. 触媒系の(α)部が使用するケイ素の全重量に対して1〜20重量%の含有量で使用されることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の使用。
  13. 触媒系の(α)部が金属銅、塩化第一銅及びこれらの化合物の混合物から選択されることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の使用。
  14. 直接合成反応が280℃〜400℃の範囲の温度で行われることを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の使用。
  15. (α)金属銅又は銅をベースとした化合物と(β)促進剤の組合せとを含み、
    前記促進剤の組合せは:
    − 10〜500ppm(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の錫、錫をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β1、
    − 0.01〜3%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の金属亜鉛、亜鉛をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β2、
    − 0.01〜2%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)のセシウム、カリウム、ルビジウム、これらのアルカリ金属をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β3、
    − 50〜3000ppm(使用するケイ素の重量に対する元素燐の重量として計算)の元素状燐、燐をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β4、
    を含むことを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の使用に用いられる触媒系。
  16. アルキルハライドと、ケイ素及び触媒系(該触媒系は(α)金属銅又は銅をベースとした化合物と(β)促進剤の組合せとを含む。)で形成された固形体(接触体という)との反応によるアルキルハロシランの製造方法であって、
    前記促進剤の組合せが:
    − 10〜500ppm(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の錫、錫をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β1、
    − 0.01〜3%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)の金属亜鉛、亜鉛をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β2、
    − 0.01〜2%(使用するケイ素の重量に対する金属の重量として計算)のセシウム、カリウム、ルビジウム、これらのアルカリ金属をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β3、
    − 50〜3000ppm(使用するケイ素の重量に対する元素燐の重量として計算)の元素状燐、燐をベースとした化合物及びこれらの混合物から選択される添加剤β4、
    を含むことを特徴とする前記方法。
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