JP2006508059A - 置換された複素環式ピリミジン - Google Patents

置換された複素環式ピリミジン Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)の置換された複素環式ピリミジンに関する。式中、nは0、1又は2を表し、Rは水素又はフッ素を表し、X、Y及びZは本文中に言及された意味を有する。本発明は、前記置換された複素環式ピリミジンを製造する方法、及び前記置換された複素環式ピリミジンの殺虫剤としての使用にも関する。
【化17】

Description

本発明は、新規置換された複素環式ピリミジン、それらを調製するための様々な方法、及び殺虫剤としてのそれらの使用に関する。
ある種の置換されたピリミジン類が、動物の有害生物(animal pest)を駆除する(control)のに適していることが既に公知である(EP 0 506 270 A1/US 5,246,938 A、 WO 94/06777 A1/US 5,684,011 A、WO 99/52 874 A1を参照)。しかし、これら公知の置換されたピリミジン類は、様々な欠点を有しているために、農薬として重要性を得るには至らなかった。
本発明は、式(I)の新規置換された複素環式ピリミジン類を提供する。
Figure 2006508059
式中、
nは、数0、1又は2を表し、
Rは、水素又はフッ素を表し、
X、Y及びZは、互いに独立に、
水素、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ヒドロキシル、シアナート、チオシアナート、ハロゲンを表し、
それぞれ必要に応じてシアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシ置換され、それぞれアルキル基中に1ないし6個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニルを表し、
それぞれ必要に応じてハロゲン置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし6個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニルを表し、
それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし4個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキルを表し、
それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ又はC−C−アルコキシ−カルボニルによって置換されたフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルを表し、又は
一緒にベンゾ基を表し又はそれぞれ最大4個の炭素原子を有するアルキレン若しくはアルケニレンを表し、ここで、前記炭素鎖が1ないし3個の窒素原子若しくは1ないし2個の(直接隣接していない)酸素原子によって分断されていてもよく、このようにして形成された環の一部がハロゲン又は1ないし4個の炭素原子を有するアルキルによって必要に応じて置換され、
基X、Y、又はZのうち少なくとも1つは、最大10個の炭素原子と最大5個の窒素原子及び/又は1つの酸素原子若しくは硫黄原子とを有し、必要に応じて1又は2個のオキソ基(C=O)、チオキソ基(C=S)、−SO基又は−SO基をさらに含有し、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大4個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基は、
ニトロ;アミノ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;ハロゲン;それぞれ必要に応じてシアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシ置換され、それぞれアルキル基中に1ないし6個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてハロゲン置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし6個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニル;それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし4個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキル;それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ又はC−C−アルコキシ−カルボニルによって置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである。
置換基の種類と数に応じて、一般式(I)の化合物は、適宜、幾何異性体及び/又は光学異性体又は位置異性体又は様々な組成の対応する異性体混合物として存在することができる。本発明によって権利が主張されるのは、純粋な異性体と異性体混合物の両方である。同様に、置換基の種類と数に応じて、式(I)の化合物は、適宜、様々な互変異性型で存在することができる。互変異性体も、本発明の主題の一部を構成する。
本発明は、さらに、式(I)の化合物によって形成され得る全ての可能なN−オキシド、及び、例えば無機酸(塩化水素酸など)との式(I)の化合物の全ての塩を提供する。
(a)式(II)のハロゲン置換されたピリミジン
Figure 2006508059
(式中、
nとRは、上記の意味を有し、
、Y及びZは、それぞれ、対応する基X、Y、及びZについて上記されている意味を有するが、何れの場合にも、複素環基を表すことはなく、
基X、Y又はZのうち少なくとも1つがハロゲンを表す)を、
式(IIIa)、(IIIb)又は(IIIc)の複素環
H−X(IIIa)、 H−Y(IIIb) H−Z(IIIc)
(式中、X、Y及びZは、
最大10個の炭素原子と最大5個の窒素原子及び/又は1つの酸素原子若しくは硫黄原子とを有し、必要に応じてオキソ基(C=O)、チオキソ基(C=S)、−SO基又は−SO基をさらに含有し、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大4個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基は、
ニトロ;アミノ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;ハロゲン;それぞれ必要に応じてシアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシ置換され、それぞれアルキル基中に1ないし6個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてハロゲン置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし6個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニル;それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし4個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキレンジオキシ又はC−C−ハロアルキレンジオキシ、又はC−C−アルコキシ−カルボニルで置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである)と、
適切な場合には1又は複数の反応補助剤の存在下、及び適切な場合には1又は複数の希釈剤(diluent)の存在下において、反応させ、
又は
(b)式(IV)の複素環式ピリミジンチオール
Figure 2006508059
(式中、
X、Y及びZは、上記の意味を有する)を、
式(V)のフルオロアルケニルハライド
Figure 2006508059
(式中、
Rは、上記の意味を有し、
は、ハロゲンを表す)と、
適切な場合には1又は複数の反応補助剤の存在下、及び適切な場合には1又は複数の希釈剤の存在下において、反応させたときに、式(I)の新規置換された複素環式ピリミジン類が得られることが発見され、
適切な場合には、プロセス(a)又は(b)に従って得られた式(I)の化合物が、常法により、上記定義による式(I)の他の化合物に転換される。
最後に、式(I)の新規置換された複素環式ピリミジンが、動物の有害生物(animal pest)に対して、特に昆虫、クモ形類動物(arachnid)及び線虫に対して、とりわけ線虫に対して極めて有効であり、動物の有害生物を抑制するために穀物の保護及び物質(material)の保護の両方において使用することができることが見出された。
前記定義において、アルキル又はアルケニルなどの炭化水素鎖は、それぞれの場合に、直鎖又は分枝されており、アルコキシにおけるように、ヘテロ原子と組み合わされている場合を含む。
必要に応じて置換される基はモノ又はポリ置換することができ、ポリ置換の場合には、置換基は同一のものとし又は異なるものとすることができる。
上述又は下述の式中に存在する好ましい置換基又は基の範囲が、以下に列記されている。
nは、好ましくは数0又は2を表す。
Rは、好ましくは水素を表す。
Rは、さらに好ましくはフッ素を表す。
X、YおよびZが、互いに独立に、
水素、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ヒドロキシル、シアナート、チオシアナート、ハロゲンを表し、
それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素又はC−C−アルコキシ−置換され、それぞれアルキル基中に1ないし5個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニルを表し、
それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし5個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニルを表し、
それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし3個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキルを表し、又は
それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ(それぞれ、ハロゲンはフッ素又は塩素を表すことが好ましい)又はC−C−アルコキシ−カルボニルによって置換されたフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルを表し、又は
一緒にベンゾ基を表し又はそれぞれ最大4個の炭素原子を有するアルキレン若しくはアルケニレンを表し、ここで、前記炭素鎖は、1ないし3個の窒素原子又は1ないし2個の(直接隣接していない)酸素原子によって分断されていてもよく、このようにして形成された環の一部がフッ素、塩素、臭素又は1ないし3個の炭素原子を有するアルキルによって必要に応じて置換され、ここで、
X、Y、又はZ基のうち少なくとも1つは、4、6、9又は10個の炭素原子と最大4個の窒素原子及び/又は1つの酸素原子若しくは硫黄原子とを有し、必要に応じて1又は2個のオキソ基(C=O)、チオキソ基(C=S)、−SO基又は−SO基をさらに含有し、以下に列記されている置換基を最大3個必要に応じて含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基は、
ニトロ;アミノ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;ハロゲン;それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素又はC−C−アルコキシ−置換され、それぞれアルキル基中に1ないし5個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてハロゲン置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし5個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニル;それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし3個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ(それぞれ、ハロゲンはフッ素又は塩素を表すことが好ましい)、C−C−アルコキシ−カルボニル、メチレンジオキシ又はジフルオロメチレンジオキシで置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである。
nは、特に好ましくは、0を表す。
X、YおよびZが、互いに独立に、
特に好ましくは、水素、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ヒドロキシル、シアナート、チオシアナート、フッ素、塩素、臭素を表し、
特に好ましくは、それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ置換されたメチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アセチル、プロピオニル、n−又はi−ブチロイル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−又はi−プロピルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−又はi−プロピルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、n−又はi−プロピルスルホニルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノ、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−又はi−プロピルアミノカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノカルボニル、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−又はi−プロポキシカルボニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−又はi−プロピルスルホニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルスルホニルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジメチルアミノスルホニル又はジエチルアミノスルホニルを表し、
特に好ましくは、それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換されたエテニル、プロペニル、ブテニル、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、プロピニルオキシカルボニル又はブチニルオキシカルボニルを表し、
特に好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル又はシクロヘキシルメチルを表し、又は
特に好ましくは、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルよって置換されたフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルを表し、又は
特に好ましくは、一緒に、トリメチレン、テトラメチレン、プロペン−1,3−ジイル又はブタジエン1,4−ジイルを表し、ここで、前記炭素鎖は1ないし3個の窒素原子若しくは1ないし2個の(直接隣接していない)酸素原子によって分断されていてもよく、このようにして形成された環の一部がフッ素、塩素、臭素、メチル又はエチルによって必要に応じて置換され、ここで、
X、Y、又はZ基のうち少なくとも1つが、特に好ましくは、フリル、ベンゾフリル、テトラヒドロフリル、チエニル、ベンゾチエニル、ピロリル、インダゾリル、テトラヒドロインダゾリル、オキソピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、2,5−ジオキソ−1−アザシクロペンチル、ピラゾリル、ピラゾリニル、オキソピラゾリニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロペンチル、イミダゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、オキソトリアゾリニル、テトラゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、1,4−ジヒドロ−4−オキソピリジン−1−イル、キノリニル、イソキノリニル、ピペリジニル、オキソピペリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロヘキシル、モルホリニルからなる群から選択され、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大3個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基が、
ニトロ;アミノ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;フッ素:塩素;臭素;ヨウ素;それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ置換されたメチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アセチル、プロピオニル、n−又はi−ブチロイル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−又はi−プロピルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−又はi−プロピルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、n−又はi−プロピルスルホニルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノ、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−又はi−プロピルアミノカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノカルボニル、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−又はi−プロポキシカルボニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−又はi−プロピルスルホニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルスルホニルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジメチルアミノスルホニル又はジエチルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換されたエテニル、プロペニル、ブテニル、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、プロピニルオキシカルボニル又はブチニルオキシカルボニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル又はシクロヘキシルメチル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチレンジオキシ又はジフルオロメチレンジオキシによって置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである。
極めて好ましくは、X、Y及びZは、互いに独立して、水素を表し又はチエニル、ベンゾチエニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、ピリジニル、キノリニル、ピリダジニル又はモルホリニルからなる群から選択される飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基であり、必要に応じて、以下に列記された最大2個、好ましくは1個の置換基を含有し、前記置換基は、
ニトロ;アミノ;シアノ;カルバモイル;チオカルバモイル;フッ素;塩素;臭素;ヨウ素;それぞれ必要に応じてフッ素、塩素、メトキシ又はエトキシ置換されたメチル、エチル、n−又はi−プロピル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−又はi−プロピルスルホニル;それぞれ必要に応じてフッ素又は塩素置換されたフェニルであり、
Yは、好ましくは水素を表し、2つの基X又はZのうちの1つは、上記複素環のうちの1つを表し、2つの基X又はZのうち残りは同じく水素を表す。
極めて好ましいグループは、
n、R、X、Y及びZが特に好ましいものとして上記された意味を有し、Yは好ましくは水素を表し、
前記X又はZ基のうち少なくとも1つが、フリル、ベンゾフリル、テトラヒドロフリル、チエニル、ベンゾチエニル、ピロリル、インダゾリル、テトラヒドロインダゾリル、オキソピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、2,5−ジオキソ−1−アザシクロペンチル、ピラゾリル、ピラゾリニル、オキソピラゾリニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロペンチル、イミダゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、オキソトリアゾリニル、テトラゾリル、オキソゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、1,4−ジヒドロ−4−オキソピリジン−1−イル、キノリニル、イソキノリニル、ピペリジニル、オキソピペリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロヘキシル、モルホリニルからなる群から選択され、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大3個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基が、
ニトロ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;フッ素;塩素;臭素;ヨウ素;それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ置換されたメチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アセチル、プロピオニル、n−又はi−ブチロイル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−又はi−プロピルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−又はi−プロピルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、n−又はi−プロピルスルホニルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノ、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−又はi−プロピルアミノカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノカルボニル、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−又はi−プロポキシカルボニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−又はi−プロピルスルホニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルスルホニルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジメチルアミノスルホニル又はジエチルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換されたエテニル、プロペニル、ブテニル、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、プロピニルオキシカルボニル又はブチニルオキシカルボニル;シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル又はシクロヘキシルメチル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチレンジオキシ又はジフルオロメチレンジオキシによって置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルであり、
必要に応じて残りの基X又はZが水素を表す、式(I)の化合物である。
さらに極めて好ましいグループは、
n、R、X及びZが特に好ましいものとして上記された意味を有し、XとZは水素を表すことが好ましく、
Yが、フリル、ベンゾフリル、テトラヒドロフリル、チエニル、ベンゾチエニル、ピロリル、オキソピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、オキソピラゾリニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロペンチル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、オキソトリアゾリニル、テトラゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、キノリニル、イソキノリニル、ピペリジニル、オキソピペリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロヘキシル、モルホリニルからなる群から選択され、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大3個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基が、
ニトロ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;フッ素;塩素;臭素;ヨウ素;それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ置換されたメチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アセチル、プロピオニル、n−又はi−ブチロイル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−又はi−プロピルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−又はi−プロピルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、n−又はi−プロピルスルホニルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノ、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−又はi−プロピルアミノカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノカルボニル、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−又はi−プロポキシカルボニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−又はi−プロピルスルホニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルスルホニルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジメチルアミノスルホニル又はジエチルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換されたエテニル、プロペニル、ブテニル、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、プロピニルオキシカルボニル又はブチニルオキシカルボニル;シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル又はシクロヘキシルメチル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルによって置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである、式(I)の化合物である。
式中Rが、それぞれの場合に、水素又はフッ素を表す式(I)の化合物も、同様に好ましい。化合物の両グループは、互いに独立して、本発明の主題の一部を構成する。
本発明において好ましいのは、好ましいものとして上記されている意味の組み合わせを含有する式(I)の化合物である。
本発明において特に好ましいのは、特に好ましいものとして上記されている意味の組み合わせを含有する式(I)の化合物である。
本発明において極めて好ましいのは、極めて好ましいものとして上記されている意味の組み合わせを含有する式(I)の化合物である。
しかし、上記されている一般の又は好ましい基の定義又は説明も、所望に応じて、互いに組み合わせることができる。すなわち、それぞれの範囲と好ましい範囲との組み合わせを含む。前記定義は、最終産物と、対応する前駆体及び中間体の両方に適用される。
例えば、4−クロロ−6−メチル−2−[(3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル)チオ]ピリミジンとモルホリンを出発物質として使用すると、本発明のプロセス(a)の過程は、以下の化学式スキームによって表すことができる。
Figure 2006508059
例えば、出発物質として4−(ピリジン−2−イル)−ピリミジン−2−チオールと4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブテンを使用すると、本発明のプロセス(b)の過程は、以下の化学式スキームによって表すことができる。
Figure 2006508059
式(II)は、本発明のプロセス(a)を実施するための出発物質として使用すべきハロゲン置換されたピリミジンの一般的な定義を与える。式(II)において、n及びRは、本発明に係る式(I)の化合物の説明に関して、n及びRについて好ましい、n及びRについて特に好ましいものとして先述した意味を有することが好ましい、又は特に好ましい。Xは、Xについて好ましい、特に好ましい、又は極めて好ましいものとして上述した意味を有することが好ましく;Yは、Yについて好ましい、特に好ましい、又は極めて好ましいものとして上述した意味を有することが好ましく;Zは、Zについて好ましい、特に好ましい、又は極めて好ましいものとして上述した意味を有することが好ましく、ここで、基X、Y又はZのうち少なくとも1つは、ハロゲン、好ましくはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素、特にフッ素、塩素又は臭素を表し、これらの基は何れも、複素環を表さない。
一般式(II)の出発物質の多くは公知であり、及び/又はそれ自体公知の工程によって調製することができる(特に、EP 506 270 A1及びWO94/06 777 A1及び調製例を参照)。
すなわち、式(II)のハロゲン置換されたピリミジンは、一般式(VI)の対応するヒドロキシピリミジン
Figure 2006508059
(式中、
nとRは、上記の意味を有し、
、Y及びZは、それぞれ、対応する基X、Y、及びZについて上記した意味を有するが、いかなる場合にも複素環基を表すことはなく、
基X、Y及びZのうち少なくとも1つは、ヒドロキシルを表す)を、
「ハロゲン化試薬」、すなわち、例えば、塩化ホスホリル(「オキシ塩化リン」)、塩化チオニル又はホスゲンなど、水酸基を置換して複素環中にハロゲン置換基を導入するのに適した化学物質と、0℃ないし150℃の温度で反応させると得られる(調製例を参照)。
この目的のための前駆体として必要とされる一般式(VI)のヒドロキシピリミジンは、公知であり、及び/又はそれ自体公知のプロセスによって調製することができる(EP 506 270 A1/US 5,246,938 A、WO 94/06777 A1/US 5,684,011A、調製例を参照)。
式(IIIa)、(IIIb)及び(IIIc)は、式(I)の化合物を調製するために本発明のプロセス(a)において出発物質としてさらに使用すべき複素環の一般式を与える。これらの式において、X及び/又はY及び/又はZは、複素環基について好ましい、特に好ましい又は極めて好ましいものとして上記した意味を有することが好ましい。
式(IIIa)、(IIIb)及び(IIIc)の複素環は、公知の有機化学物質である。
式(IV)は、本発明のプロセス(b)を実施するための出発物質として使用すべき複素環式ピリミジンチオールの一般的な定義を与える。式(IV)において、X、Y及びZは、X、Y及びZについて好ましい、特に好ましい又は極めて好ましいものとして本発明の式(I)の化合物の説明に関して先述した意味を有することが好ましい。
式(IV)の出発物質は公知であり、及び/又はそれ自体公知のプロセスによって調製することができる(Dokl. Bolg. Akad. Nauk 24 (1971), 247−250、Chem. Abstracts 75 : 5841中に引用;Aust. J. Chem. 33 (1980), 2291−2298;Organic Preparations and Procedures International 29 (1997), 285−292;WO 98/27092;Tetrahedron Lett. 40 (1999), 4779−4782を参照)。
式(V)は、式(I)の化合物を調製するために本発明のプロセス(b)において出発物質としてさらに使用すべきフルオロアルケニルハライドの一般的な定義を与える。式(V)において、Rは、Rについて好ましい、又は特に好ましいものとして上述されている意味を有することが好ましい。Xは、好ましくは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を表し、特に塩素又は臭素を表す。
式(V)の出発物質は公知であり、及び/又は公知のプロセスによって調製することができる(EP 334 796 A1, EP 660 827 A1, EP 712 395 A1, EP 749 433 A1, EP 850 211 A1)。
一般式(I)の化合物を調製するための本発明の前記プロセス(a)及び(b)は、好ましくは、1又は複数の反応補助剤を用いて実施される。本発明の前記プロセスに適した反応補助剤は、一般的には、慣用される無機又は有機塩基又は酸受容物質である。これらには、好ましくは、アルカリ金属又はアルカリ土類金属、酢酸塩、アミド、炭酸塩、重炭酸塩、水素化物、水酸化物又はアルコキシド、例えば、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム又は酢酸カルシウム、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド又はカルシウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム又は炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム又は重炭酸カルシウム、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム又は水素化カルシウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化カルシウム、ナトリウムメトキシド、エトキシド、n−又はi−プロポキシド、n−、i−、s−又はt−ブトキシド又はカリウムメトキシド、エトキシド、n−又はi−プロポキシド、n−、i−、s−又はt−ブトキシドなどが含まれ、さらに、塩基性有機窒素化合物、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、エチル−ジイソプロピルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、エチル−ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−ベンジルアミン、ピリジン、2−メチル−、3−メチル−、4−メチル−、2,4−ジメチル、2,6−ジメチル−、3,4−ジメチル−及び3,5−ジメチル−ピリジン、5−エチル−2−メチル−ピリジン、4−ジメチルアミノ−ピリジン、N−メチル−ピペリジン、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]−オクタン(DABCO)、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−ノン−5−エン(DBN)、又は1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0]−ウンデカ−7−エン(DBU)なども含まれる。
一般式(I)の化合物を調製するための本発明のプロセス(a)及び(b)は、好ましくは、1又は複数の希釈剤を用いて実施される。本発明のプロセス(a)及び(b)を実施するのに適した希釈剤は、特に、不活性な有機溶媒である。これらには、特に、脂肪族、脂環式又は芳香族、必要に応じてハロゲン化された炭化水素、例えば、ベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン又はエチレングリコールジメチルエーテル又はエチレングリコールジエチルエーテルなどのエーテル類;アセトン、ブタノン又はメチルイソブチルケトンなどのケトン類;アセトニトリル、プロピオニトリル又はブチロニトリルなどのニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−ホルムアニリド、N−メチル−ピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミドなどのアミド類;酢酸メチル又は酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類;メタノール、エタノール、n−又はi−プロパノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなどのアルコール類、これらと水又は純水との混合物などが含まれる。
本発明のプロセス(a)及び(b)を実施するときには、比較的幅広い範囲内で反応温度を変化させることができる。一般的には、前記プロセスは、0℃ないし150℃の温度、好ましくは10℃ないし120℃の温度で実施される。
本発明のプロセス(a)及び(b)は、一般的には、大気圧下で実施される。しかし、加圧下又は減圧下(一般的には、0.1バールと10バールの間)で、本発明の前記プロセスを実施することも可能である。
本発明のプロセス(a)及び(b)を実施する場合、出発物質は、一般的に、ほぼ等モル量使用される。しかし、成分のうち一方の比較的大過剰を使用することも可能である。前記反応は、一般的に、反応補助剤の存在下において、適切な希釈剤中で実施され、反応混合物は、一般的に、必要な温度で何時間も攪拌される。作業(work−up)は、慣用法によって実施される(調製例を参照)。
前記活性化合物は、農業、森林、保存された製品や物質の保護、衛生分野において遭遇する動物の有害物質、特に昆虫、クモ形類動物及び線虫を駆除するのに適しており、良好な植物耐性を有し、温血動物に対して有利な毒性を有する。前記活性化合物は、好ましくは、穀物保護剤として使用される。前記活性化合物は、正常に感受性及び耐性のある種に対して活性を有し、発育段階の全部又は一部に対して活性を有する。上記有害生物には、以下のものが含まれる。
イソポーダ(Isopoda)目に由来する有害生物、例えばオニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、アルマジリジウム・ブルガレ(Armadillidium vulgare)及びポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber)。
ディプロポーダ(Diplopoda)目に由来する有害生物、例えば、ブラニウルス・グッツラツス(Blaniulus guttulatus)。
チロポーダ(Chilopoda)目に由来する有害生物、例えば、ゲオフィルス・カルポファグス(Geophilus carpophagus)およびスクチゲラ属(Scutigera spp.)。
シンフィラ(Symphyla)目に由来する有害生物、例えば、スクチゲレラ・インマクラタ(Scutigerella immaculata)。
シサヌラ(Thysanura)目に由来する有害生物、例えば、レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccarina)。
コレンボラ(Collembola)目に由来する有害生物、例えば、オニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus)。
オルソプテラ(Orthoptera)目に由来する有害生物、例えば、アケタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、グリロタルパ属(Gryllotalpa spp.)、ロクスタ・ミグラトリア・ミグラトリオイデス(Locusta migratoria migratorioides)、メラノプルス属(Melanoplus spp.)及びシストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)。
ブラッタリア(Blattaria)目に由来する有害生物、例えば、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ロイコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)及びブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)。
デルマプテラ(Dermaptera)目に由来する有害生物、例えば、ホルフィクラ・オーリクラリア(Forficula auricularia)。
イソプテラ(Isoptera)目に由来する有害生物、例えば、レチクリテルメス属(Reticulitermes spp.)。
フチラプテラ(Phthiraptera)目に由来する有害生物、例えば、ペジクルス・フマヌス・コルポリス(Pediculus humanus corporis)、ヘマトピヌス属(Haematopinus spp.)、リノグナツス属(Linognathus spp.)、トリコデクテス属(Tricodectes spp.)及びダマリニア属(Damalinia spp.)。
チサノプテラ(Thysanoptera)目に由来する有害生物、例えば、ヘルシノトリプス・フェモラリス(Hercinothrips femoralis)、トリプス・タバチ(Thrips tabaci)、トリプス・パルミ(Thrips palmi)およびフランクリニエラ・アクシデンタリス(Frankliniella accidentalis)。
ヘテロプテラ(Heteroptera)目に由来する有害生物、例えば、オイリガステル属(Eurygaster spp.)、ジスデルクス・インテルメジウス(Dysdercus intermedius)、ピースマ・クアドラタ(Piesma quadrata)、シメクス・レクツラリウス(Cimex lectularius)、ロードニウス・プロリクス(Rhodnius prolixus)及びトリアトマ属(Triatoma spp.)。
ホモプテラ(Homoptera)目に由来する有害生物、例えば、アロイロデス・ブラシカエ(Aleurodes brassicae)、ベミシア・タバチ(Bemisia tabaci)、トリアロイロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、アフィス・ゴシピイ(Aphis gossypii)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、エリオソマ・ラニゲルム(Erisoma lanigerum)、ヒアロプテルス・アルンジニス(Hyalopterus arundinis)、フィロキセラ・バスタトリクス(Phylloxera vastatrix)、ペンフィグス属(Pemphigus spp.)、マクロシフム・アベナエ(Macrosiphum avenae)、ミズス属(Myzus spp.)、ホロドン・フムリ(Phorodon humuli)、ローパロシフム・パジ(Rhopalosiphum padi)、エンポアスカ属(Empoasca spp.)、オイセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、ネホテトチクス・シンクチセプス(Nephotettix cincticeps)、レカニウム・コルニ(Lecanium corni)、サイセチア・オレアエ(Saissetia oleae)、ラオデルファクス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、アオニジエラ・オーランチイ(Aonidiella aurantii)、アスピジオツス・ヘデラエ(Aspidiotus hederae)、プソイドコックス属(Pseudococcus spp.)及びプシラ属(Psylla spp.)。
レピドプテラ(Lepidoptera)目に由来する有害生物、例えば、ペクチノホラ・ゴシピエラ(Pectinophora gossypiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、ヒポノモイタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、マラコソマ・ノイストリア(Malacosoma neustria)、オイプロクチス・クリソルローエア(Euproctis chrysorrhoea)、リマントリア属(Lymantria spp.)、ブクラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)、アグロチス属(Agrotis spp.)、オイクソア属(Euxoa spp.)、フェルチア属(Feltia spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、ヘリオチス属(Heliothis spp.)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae)、パノリス・フランメア(Panolis flammea)、スポドプテラ属(Spdoptera spp.)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、ピーリス属(Pieris spp.)、キロ属(Chilo spp.)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、エフェスチア・クエーニエラ(Ephestia kuehniella)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、チネオラ・ビスセリエラ(Tineola bisselliella)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、ホフマンノフィラ・プソイドスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、コセシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、コリストノイラ・フミフェラナ(Choristoneura fumiferana)、クリシア・アンビグエラ(Clysia ambiguella)、ホモナ・マグナニマ(Homona magnanima)、トルトリクス・ビリダナ(Tortrix viridana)、クナファロセルス属(Cnaphalocerus spp.)およびオウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)。
コレオプテラ(Coleoptera)目に由来する有害生物、例えば、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、ブルキジウス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、アカントセリデス・オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupes bajulus)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、フェドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、ジアブロチカ属(Diabrotica spp.)、プシリオデス・クリソセファラ(Psylliodes chrysocephala)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)、アトマリア属(Atomaria spp.)、オリザエフィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)、アントノムス属(Anthonomus spp.)、シトフィルス属(Sitophilus spp.)、オチオルリンクス・スルカツス(Otiorrhynchus sulcatus)、コスモポリテス・ソルジズス(Cosmopolites sordidus)、ソートルリンクス・アシミリス(Ceuthorrhynchus assimilis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、デルメステス属(Dermestes spp.)、トロゴデルマ属(Trogoderma spp.)、アントレヌス属(Anthrenus spp.)、アッタゲヌス属(Attagenus spp.)、リクツス属(Lyctus spp.)、メリゲテス・エネウス(Meligethes aeneus)、プチヌス属(Ptinus spp.)、ニプツス・ホロロイクス(Niptus hololeucus)、ギブビウム・プシロイデス(Gibbium psylloides)、トリボリウム属(Tribolium spp.)、テネブリオ・モリトル(Tenebrio molitor)、アグリオテス属(Agriotes spp.)、コノデルス属(Conoderus spp.)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、アンフィマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon solstitialis)、コステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)及びリソソロープトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)。
ヒメノプテラ(Hymenoptera)目に由来する有害生物、例えば、ジプリオン属(Diprion spp.)、ホプロカンパ属(Hoplocampa spp.)、ラシウス属(Lasius spp.)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)及びベスパ属(Vespa spp.)。
ジプテラ(Diptera)目に由来する有害生物、例えば、エデス属(Aedes spp.)、アノフェレス属(Anopheles spp.)、クレクス属(Culex spp.)、ドロソフィラ・メラノガステル(Drosophila melanogaster)、ムスカ属(Musca spp.)、ファンニア属(Fannia spp.)、カリホラ・エリスロセファラ(Calliphora erythrocephala)、ルシリア属(Lucilia spp.)、クリソミイア属(Chrysomyia spp.)、クテレブラ属(Cuterebra spp.)、ガストロフィルス属(Gastrophilus spp.)、ヒポボスカ属(Hyppobosca spp.)、ストモクシス属(Stomoxys spp.)、エストルス属(Oestrus spp.)、ヒポデルマ属(Hypoderma spp.)、タバヌス属(Tabanus spp.)、タンニア属(Tannia spp.)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、オスシネラ・フリト(Oscinella frit)、ホルビア属(Phorbia spp.)、ペゴミイア・ヒオスシアミ(Pegomyia hyoscyami)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa)、ヒレミイア属(Hylemyia spp.)及びリリオミザ属(Liriomyza spp.)。
シホナプテラ(Siphonaptera)目に由来する有害生物、例えば、ゼノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis)及びセラトフィルス属(Ceratophyllus spp.)。
アラキニダ(Arachinida)綱に由来する有害生物、例えば、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、ラトロデクツス・マクタンス(Latrodectus mactans)、アカルス・シロ(Acarus siro)、アルガス属(Argas spp.)、オルニトドロス属(Ornithodoros spp.)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、エリオフィエス・リビス(Eriophyes ribis)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、ボオフィルス属(Boophilus spp.)、リピセファルス属(Rhipicephalus spp.)、アンブリオンマ属(Amblyomma spp.)、ヒアロンマ属(Hyalomma spp.)、イクソデス属(Ixodes spp.)、プソロプテス属(Psoroptes spp.)、コリオプテス属(Chorioptes spp.)、サルコプテス属(Sarcoptes spp.)、タルソネムス属(Tarsonemus spp.)、ブリオビア・プレチオサ(Bryobia praetiosa)、パノニクス属(Panonychus spp.)、テトラニクス属(Tetranychus spp.)、ヘミタルソネムス属(Hemitarsonemus spp.)およびブレビパルプス属(Brevipalpus spp.)。
植物寄生性の線虫には、例えば、プラチレンクス属(Pratilenchus spp.)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、ジチレンクス・ジプサシ(Ditylenchus dipsaci)、チレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)、ヘテロデラ属(Heterodera spp.)、グロボデラ属(Globodera spp.)、メロイドギネ属(Meloidogyne spp.)、アフェレンコイデス属(Aphelenchoides spp.)、ロンギドルス属(Longidorus spp.)、クシフィネマ属(Xiphinema spp.)、トリコドルス属(Trichodorus spp.)、ブルサフェレンクス属(Brusaphelencus spp.)が含まれる。
特に、本発明の式(I)の化合物は、アブラムシ、甲虫(beetle)、蝶の毛虫、ハダニ及び植物に害を与える線虫に対して、高い活性を有する。
適切な場合には、本発明の化合物は、一定の濃度又は適用速度で、除草剤又は殺菌剤として、例えば、殺真菌剤、抗カビ剤及び殺細菌剤として使用することもできる。適切な場合には、本発明の化合物は、他の活性化合物を合成するための中間体又は前駆体として利用することもできる。
本発明によって、あらゆる植物及び植物の部分を治療することができる。本明細書において、植物とは、望ましい及び望ましくない野生の植物又は穀物植物(自然に発生する穀物植物を含む)などの全ての植物及び植物集団を意味するものとして理解されるべきである。穀物植物は、慣用的な植物品種改良と最適化法によって又はバイオテクノロジー及び遺伝子工学法によって又はこれらの方法の組み合わせによって取得できる植物であり得、トランスジェニック植物が含まれ、植物育種家の権利によって保護され得る又は保護され得ない植物品種が包含される。植物の部分とは、芽、葉、花及び根など、地上及び地下にある植物のあらゆる部分及び組織(organ)を意味するものとして理解されるべきであり、例としては、葉、針状葉(needle)、茎、幹、花、子実体、果実、種、根、塊茎、極茎を挙げることができる。植物の部分には、採取された材料(harvested material)、無性及び生殖により増殖する物質(vegetative and generative propagation material)、例えば、切り枝、塊茎、極茎、短蔔枝(offset)及び種も含まれる。
前記活性化合物を用いた本発明による植物及び植物の部分の処置は、直接実施されるか、又は、慣用的な処置法、例えば、浸透、噴霧、蒸発、フォギング、散乱、塗装によって、増殖物質の場合、特に種子の場合には、1又は複数のコートを与えることによって前記化合物をそれらの周囲、環境又は保存場所に作用させることにより実施される。
前記活性化合物は、溶液、エマルジョン、湿潤性粉末(wettable powder)、懸濁液、粉末、ダスト、ペースト、可溶性粉末(soluble powder)、顆粒、懸濁液−エマルジョン濃縮物、活性化合物を浸み込ませた天然及び合成物質並びにポリマー物質中への微量封入などの、一般的な調剤へと転換されることができる。
これらの調剤は、公知の様式で、例えば、必要に応じて、界面活性剤、すなわち乳化剤(emulsifier)及び/又は分散剤、及び/又は発泡剤(foam−former)を使用して、活性化合物を増量剤、すなわち、液体溶媒、及び/又は固体担体と混合することによって、製造される。
使用される増量剤が水であれば、例えば、補助溶媒として有機溶媒を利用することも可能である。本質的に、適切な液体溶媒は、キシレン、トルエン又はアルキルナフタレン、クロロベンゼン、クロロエチレン又は塩化メチレンなどの塩素化された芳香族物質又は塩素化された脂肪族炭化水素、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素又はパラフィン、例えば、石油画分、鉱物及び植物油、ブタノール又はグリコールなどのアルコール、のほか、それらのエーテル及びエステル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノンなどのケトン、ジメチルホルムアミドやジメチルスルホキシドなどの強い極性溶媒、並びに水である。
適切な固相担体は、
例えば、アンモニウム塩及びカオリン、クレイ、タルク、胡粉(chalk)、石英、アタパルガイト、モントモリロナイト又は珪藻土などの粉砕天然ミネラル、及び高度に分散するシリカ(highly disperse silica)、アルミナ及びケイ酸塩(silicate)などの粉砕合成ミネラルであり;顆粒に適した固相担体は、例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石及び白雲石などの砕かれた又は分画された天然の岩のほか、無機及び有機粉(meal)の合成顆粒、並びにおがくず、椰子の殻、トウモロコシの穂軸及びタバコの茎などの有機素材の顆粒であり;適切な乳化剤及び/又は発泡剤は、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルサルフェート、アリールスルホネート及びタンパク質の加水分解物などの、非イオン性及び陰イオン性乳化剤であり;適切な分散剤は、例えば、リグニン−サルファイト廃棄液及びメチルセルロースである。
カルボキシメチルセルロース、並びにアラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルなどの粉末、顆粒又はラテックスの形態の天然及び合成ポリマーに加えて、セファリンやレシチンなどの天然リン脂質及び合成リン脂質のような粘着付与剤を、前記調剤に使用することもできる。これ以外に使用可能な添加物は、鉱物及び植物油である。
無機色素、例えば、酸化鉄、酸化チタン及びプルシアン・ブルー、並びにアリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料などの有機染料、並びに、鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン及び亜鉛の塩などの微量栄養素のような着色剤を使用することが可能である。
前記調剤は、一般に、活性化合物の0.1ないし95重量%、好ましくは0.5ないし90重量%を含む。
本発明の活性化合物は、そのまま利用することもできるし、あるいは、例えば活性スペクトルを増加させるために又は耐性の発生を回避するために、公知の殺真菌剤、抗菌剤、ダニ駆除剤、殺線虫剤又は殺虫剤との混合物としてそれらの製剤において使用することもできる。多くの場合、相乗効果が達せられる。すなわち、混合物の効力は、各成分の効果より大きくなる。
混合物中の適切な共存成分(co−component)は、例えば、以下の化合物である。
殺真菌剤(Fungicides):
2−フェニルフェノール;8−ヒドロキシキノリン硫酸;アシベンゾラル−S−メチル(acibenzolar−S−methyl);アルジモルフ(aldimorph);アミドフルメット(amidoflumet);アンプロピルホス(ampropylfos);アンプロピルホス−カリウム;アンドプリム(andoprim);アニラジン(anilazine);アザコナゾール(azaconazole);アゾキシストロビン(azoxystrobin);ベナラキシル(benalaxyl);ベノダニル(benodanil);ベノミル(benomyl);ベンチアバリカルブ−イソプロピル;ベンズアマクリル(benzamacril);ベンズアマクリル−イソブチル(benzamacril−isobutyl);ビラナホス(bilanafos);ビナパクリル(binapacryl);ビフェニル(biphenyl);ビテルタノール(bitertanol);ブラスチシジン−S(blasticidin−S);ブロムコナゾール(bromuconazole);ブピリメート(bupirimate);ブチオベート(buthiobate);ブチルアミン(butylamine);ポリスルフィドカルシウム(calcium polysulfide);キャプシマイシン(capsimycin);キャプタホール(captafol);キャプタン(captan);カルベンダジム(carbendazim);カルボキシン(carboxin);カルプロパミド(carpropamid);カルボン(carvone);キノメチオネート(chinomethionat);クロベンチアゾン(chlobenthiazone);クロルフェナゾール(chlorfenazole);クロロネブ(chloroneb);クロロサロニル(chlorothalonil);クロゾリネート(chlozolinate);クロジラコン(clozylacon);シアゾファミド(cyazofamid);シフルフェナミド(cyflufenamid);シモキサニル(cymoxanil);シプロコナゾール(cyproconazole);シプロジニル(cyprodinil);シプロフラム(cyprofuram);ダガーG(Dagger G);デバカルブ(debacarb);ジクロフルアニド(dichlofluanid);ジクロン(dichlone);ジクロロフェン(dichlorophen);ジクロシメット(diclocymet);ジクロメジン(diclomezine);ジクロラン(dicloran);ジエトフェンカルブ(diethofencarb);ジフェノコナゾール(difenoconazole);ジフルメトリム(diflumetorim);ジメチリモール(dimethirimol);ジメトモルフ(dimethomorph);ジモキシストロビン(dimoxystrobin);ジニコナゾール(diniconazole);ジニコナゾールーM(diniconazole−M);ジノカップ(dinocap);ジフェニルアミン(diphenylamine);ジピリチオン(dipyrithione);ジタリムホス(ditalimfos);ジチアノン(dithianon);ドジン(dodine);ドラゾキソロン(drazoxolon);エディフェンホス(edifenphos);エポキシコナゾール(epoxiconazole);エタボキサム(ethaboxam);エチリモール(ethirimol);エトリジアゾール(etridiazole);ファモキサドン(famoxadone);フェナミドン(fenamidone);フェナパニル(fenapanil);フェナリモール(fenarimol);フェンブコナゾール(fenbuconazole);フェンフラム(fenfuram);フェンヘキサミド(fenhexamid);フェニトロパン(fenitropan);フェノキサニル(fenoxanil);フェンピクロニル(fenpiclonil);フェンプロピジン(fenpropidin);フェンプロピモルフ(fenpropimorph);ファーバム(ferbam);フルアジナム(fluazinam);フルベンジミン(flubenzimine);フルジオキソニル(fludioxonil);フルメトバー(flumetover);フルモルフ(flumorph);フルオロミド(fluoromide);フルオキサストロビン(fluoxastrobin);フルキンコナゾール(fluquinconazole);フルルプリミドール(flurprimidol);フルシラゾール(flusilazole);フルスルファミド(flusulfamide);フルトラニル(flutolanil);フルトリアホール(flutriafol);ホルペット(folpet);ホセチル−Al(fosetyl−al);ホセチル−ナトリウム(fosetyl−sodium);フベリダゾール(fuberidazole);フララキシル(furalaxyl);フラメトピル(furametpyr);フルカルバニル(furcarbanil);フルメシクロックス(furmecyclox);グアザチン(guazatine);ヘキサクロロベンゼン(hexachlorobenzene);ヘキサコナゾール(hexaconazole);ヒメキサゾール(hymexazol);イマザリル(imazalil);イミベンコナゾール(imibenconazole);イミノクタジン三酢酸塩(iminoctadine triacetate);イミノクタジン・tris(アルベシル)(iminoctadine tris (albesil));アイオドカルブ(iodocarb);イプコナゾール(ipconazole);イプロベンホス(iprobenfos);イプロジオン(iprodione);イプロバリカルブ(iprovalicarb);イルママイシン(irumamycin);イソプロチオラン(isoprothiolane);イソバレジオン(isovaledione);カスガマイシン(kasugamycin);クレソキシム−メチル(kresoxim−methyl);マンコゼブ(mancozeb);マネブ(maneb);メフェリムゾン(meferimzone);メパニピリム(mepanipyrim);メプロニル(mepronil);メタラキシル(metalaxyl);メタラキシル−M(metalaxyl−M);メトコナゾール(metconazole);メタスルホカルブ(methasulfocarb);メスフロキサム(methfuroxam);メチラム(metiram);メトミノストロビン(metominostrobin);メツルフォバックス(metsulfovax);ミルジオマイシン(mildiomycin);ミクロブタニル(myclobutanil);ミクロゾリン(myclozolin);ナタマイシン(natamycin);ニコビフェン(nicobifen);ニトロタール−イソプロピル(nitrothal−isopropyl);ノビフルムロン(noviflumuron);ヌアリモール(nuarimol);オフレース(ofurace);オリサストロビン(orysastrobin);オキサジキシル(oxadixyl);オキソリン酸(oxolinic acid);オキシポコナゾール(oxpoconazole);オキシカルボキシン(oxycarboxin);オキシフェンチイン(oxyfenthiin);パクロブトラゾール(paclobutrazol);ペフラゾエート(pefurazoate);ペンコナゾール(penconazole);ペンシクロン(pencycuron);フォスジフェン(phosdiphen);フタリド(phthalide);ピコキシストロビン(picoxystrobin);ピペラリン(piperalin);ポリオキシン類(polyoxins);ポリオキソリム(polyoxorim);プロベナゾール(probenazole);プロクロラズ(prochloraz);プロシミドン(procymidone);プロパモカルブ(propamocarb);プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium);プロピコナゾール(propiconazole);プロピネブ(propineb);プロキナジド(proquinazid);プロチオコナゾール(prothioconazole);ピラクロストロビン(pyraclostrobin);ピラゾフォス(pyrazophos);ピリフェノックス(pyrifenox);ピリメタニル(pyrimethanil);ピロキロン(pyroquilon);ピロキシファー(pyroxyfur);ピロールニトリン(pyrrolnitrine);キンコナゾール(quinconazole);キノキシフェン(quinoxyfen);キントゼン(quintozene);シメコナゾール(simeconazole);スピロキサミン(spiroxamine);硫黄(sulfur);テブコナゾール(tebuconazole);テクロフタラム(tecloftalam);テクナゼン(tecnazene);テトシクラシス(tetcyclacis);テトラコナゾール(tetraconazole);チアベンダゾール(thiabendazole);チシオフェン(thicyofen);チフルザミド(thifluzamide);チオフェネート−メチル(thiophanate−methyl);チラム(thiram);チオキシミド(tioxymid);トルクロホス−メチル(tolclofos−methyl);トリルフルニド(tolylfluanid);トリアジメフォン(triadimefon);トリアジメノール(triadimenol);トリアズブチル(triazbutil);トリアゾキシド(triazoxide);トリシクラミド(tricyclamide);トリシクラゾール(tricyclazole);トリデモルフ(tridemorph);トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリフルミゾール(;triflumizole);トリフォリン(triforine);トリチコナゾール(triticonazole);ユニコナゾール(uniconazole);バリダマイシンA(validamycin A);ビンクロゾリン(vinclozolin);ジネブ(zineb);ジラム(ziram);ゾキサミド(zoxamide);(2S)−N−[2−[4−[[3−(4−クロロフェニル)−2−プロピニル]オキシ]−3−メトキシフェニル]エチル]−3−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]−ブタナミド);1−(1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン);2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)−ピリジン);2−アミノ−4−メチル−N−フェニル−5−チアゾールカルボキサミド);2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド);3,4,5−トリクロロ−2,6−ピリジンカルボニトリル);アクチノベート(actinovate);シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−シクロヘプタノール);メチル1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボキシレート);炭酸モノカリウム(monopotassium carbonate);N−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド);N−ブチル−8−(1,1−ジメチルエチル)−1−オキサスピロ[4.5]デカン−3−アミン);テトラチオ炭酸ナトリウム(sodium tetrathiocarbonate);
ボルドー液;水酸化銅;ナフテン酸銅、オキシ塩化銅;硫酸銅;クフラネブ(cufraneb);酸化銅;マンコッパー(mancopper);オキシン銅(oxine−copper)などの、銅塩及び調製物。
殺菌剤(Bactericides):
ブロノポール(bronopol)、ジクロロフェン(dichlorophe)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ニッケル−ジメチルジチオカルバメート(nickel−dimethyldithiocarbamate)、カスガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilinon)、フランカルボン酸(furancarboxylic acid)、オキシテトラサイクリン(oxytetracyclin)、プロベナゾール(probenazol)、ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅及びその他の銅調製物。
殺虫剤(Insecticides)/ダニ駆除剤/線虫駆除剤
アバメクチン(abamectin)、ABG−9008、アセフェート(acephate)、アセキノシル(acequinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アクリナスリン(acrinathrin)、AKD−1022、AKD−3059、AKD−3088、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アレスリン(allethrin)、アレスリン 1R−異性体、α−シペルメトリン(alpha−cypermethrin)(αメトリン(alphamethrin))、アミドフルメト(amidoflumet)、アミノカルブ(aminocarb)、アミトラズ(amitraz)、アベルメクチン(avermectin)、AZ−60541、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホス−メチル(azinphos−methyl)、アジンホス−エチル(azinphos−ethyl)、アゾシクロチン(azocyclotin)、
バチルス・ポピリエ(bacillus popilliae)、バチルス・スフェリカス(bacillus sphaericus)、バチルス・ズブチリス(bacillus subtilis)、バチルス・チューリンゲンシス(bacillus thuringiensis)、バチルス・チューリンゲンシス株EG−2348、バチルス・チューリンゲンシス株GC−91、バチルス・チューリンゲンシス株NCTC−11821、バキュロウイルス、ボーベリア・バッシアナ(beauveria bassiana)、ボーベリア・テネラ(beauveria tenella)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンサルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、β−シフルスリン(beta−cyfluthrin)、β−シペルメトリン(beta−cypermethrin)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェンスリン(bifenthrin)、ビナパクリル(binapacryl)、バイオアレスリン(bioallethrin)、バイオアレスリン−S−シクロペンチル異性体(bioallethrin−S−cyclopentyl−isomer)、バイオエタノメスリン(bioethanomethrin)、バイオペルメスリン(biopermethrin)、バイオレスメスリン(bioresmethrin)、ビストリフルロン(bistrifluron)、BPMC、ブロフェンプロックス(brofenprox)、ブロモホス−エチル(bromophos−ethyl)、ブロモプロピラート(bromopropylate)、ブロムフェンビンホス(−メチル)(bromfenvinfos(−methyl))、BTG−504、BTG−505、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブタチオホス(butathiofos)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、ブチルピリダベン(butylpyridaben)、
カズサホス(cadusafos)、カムフェクロール(camphechlor)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、カルボサルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、CGA−50439、チノメチオナート(chinomethionat)、クロルダン(chlordane)、クロルジメホルム(chlordimeform)、クロエトカルブ(chloethocarb)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメフォス(chlormephos)、クロロベンジレート(chlorobenzilate)、クロロピクリン(chloropicrin)、クロルプロキシフェン(chlorproxyfen)、クロルピリホス−メチル(chlorpyrifos−methyl)、クロルピリホス(−エチル)(chlorpyrifos(−ethyl))、クロバポルスリン(chlovaporthrin)、クロマフェノジド(chromafenozide)、シス−シペルメトリン(cis−cypermethrin)、シス−レスメトリン(cis−resmethrin)、シス−ペルメトリン(cis−permethrin)、クロシトリン(clocythrin)、クロエトカルブ(cloethocarb)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロチアニジン(clothianidin)、クロチアゾベン(clothiazoben)、コドレモン(codlemone)、クマホス(coumaphos)、シアノフェンホス(cyanofenphos)、シアノホス(cyanophos)、シクロプレン(cycloprene)、シクロプロスリン(cycloprothrin)、コドリンガ(Cydia pomonella)、シフルスリン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、サイヘキサチン(cyhexatin)、シペルメトリン(cypermethrin)、シフェノスリン(1R−トランス−異性体)(cyphenothrin(lR−trans−isomer))、シロマジン(cyromazine)、
DDT、デルタメトリン(deltamethrin)、デメトン−S−メチル(demeton−S−methyl)、デメトン−S−メチルスルホン(demeton−S−methylsulphon)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアリホス(dialifos)、ジアジノン(diazinon)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジコホール(dicofol)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジシクラニル(dicyclanil)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジノブトン(dinobuton)、ジノカップ(dinocap)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジサルホトン(disulfoton)、ドキュサート−ナトリウム(docusat−sodium)、ドフェナピン(dofenapyn)、DOWCO−439、
エフルシラナート(eflusilanate)、エマメクチン(emamectin)、エマメクチン安息香酸(emamectin−benzoate)、エムペントリン(IR−異性体)(empenthrin(IR−isomer))、エンドサルファン(endosulfan)、エントモプソラ属(Entomopthora spp.)、EPN、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトキサゾール(etoxazole)、エトリムホス(etrimfos)、
ファムフール(famphur)、フェナミホス(fenamiphos)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチンオキサイド(fenbutatin oxide)、フェンフルスリン(fenfluthrin)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパスリン(fenpropathrin)、フェンピラド(fenpyrad)、フェンピリトリン(fenpyrithrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンスルホチオン(fensulfothion)、フェンチオン(fenthion)、フェントリファニル(fentrifanil)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フロニカミド(flonicamid)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアズロン(fluazuron)、フルベンジミン(flubenzimine)、フルブロシスリナート(flubrocythrinate)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシスリネート(flucythrinate)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフェンプロックス(flufenprox)、フルメトリン(flumethrin)、フルピラザホス(flupyrazofos)、フルテンジン(flutenzin)(フルフェンジン)(flufenzine))、フルバリネート(fluvalinate)、ホノホス(fonofos)、ホルメタネート(formetanate)、ホルモチオン(formothion)、ホスメチラン(fosmethilan)、ホスチアゼート(fosthiazate)、フブフェンプロックス(fubfenprox)(フルプロキシフェン)(fluproxyfen))、フラチオカルブ(furathiocarb)、
γ−HCH、ゴッシープルレ(gossyplure)、グランドゥルレ(grandlure)、顆粒症ウイルス、
ハルフェンプロックス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、HCH、HCN−801、ヘプテノホス(heptenophos)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ヒドラメチルノン(hydramethylnone)、ヒドロプレン(hydroprene)、
IKA−2002、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミプロスリン(imiprothrin)、インドキサカルブ(indoxacarb)、ヨードフェノホス(iodofenphos)、イプロベンホス(iprobenfos)、イサゾホス(isazofos)、イソフェンホス(isofenphos)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、
ジャポニルレ(japonilure)、
カデスリン(kadethrin)、核多角体ウイルス(nuclear polyhedrosis virus)、キノプレン(kinoprene)、
λ−シハロスリン(lambda−cyhalothrin)、リンデン(lindane)、ルフェヌロン(lufenuron)、
マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メサルフェンホス(mesulfenfos)、メタルデヒド(metaldehyd)、メタムナトリウム(metam−sodium)、メタクリホス(methacrifos)、メタミドホス(methamidophos)、メタリジウム・アニソプリエ(metharhizium anisopliae)、メタリジウム・フラボビリド(metharhizium flavoviride)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メトミル(methomyl)、メトプレン(methoprene)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メビンホス(mevinphos)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシン(milbemycin)、MKI−245、MON−45700、モノクロトホス(monocrotophos)、モキシデクチン(moxidectin)、MTI−800、
ナレド(naled)、NC−104、NC−170、NC−184、NC−194、NC−196、ニクロサミド(niclosamide)、ニコチン(nicotine)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、NNI−0001、NNI−0101、NNI−0250、NNI−9768、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、
OK−5101、OK−5201、OK−9601、OK−9602、OK−9701、OK−9802、オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトン−メチル(oxydemeton−methyl)、
ペキロマイセス・フモソロセウス(paecilomyces fumosoroseus)、パラチオン−メチル(parathion−methyl)、パラチオン(−エチル)(parathion(−ethyl))、ペルメトリン(シス−、トランス−)(permethrin(cis−)、trans−))、石油(petroleum)、PH−6045、フェノトリン(1R−トランス異性体)(phenothrin (1R−trans Isomer))、フェントエート(phenthoate)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスホカルブ(phosphocarb)、ホキシム(phoxim)、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミホス−メチル(pirimiphos−methyl)、ピリミホス−エチル(pirimiphos−ethyl)、プラレトリン(prallethrin)、プロフェノフォス(profenofos)、プロメカルブ(promecarb)、プロパホス(propaphos)、プロパルギット(propargite)、プロペタムホス(propetamphos)、プロポクスール(propoxur)、プロチオホス(prothiofos)、プロトエート(prothoate)、プロトリフェンビュート(protrifenbute)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピレスメトリン(pyresmethrin)、ピレスラム(pyrethrum)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリダチオン(pyridathion)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、
キナルホス(quinalphos)、
レスメトリン(resmethrin)、RH−5849、リバビリン(ribavirin)、RU−12457、RU−15525、
S−421、S−1833、サリチオン(salithion)、セブホス(sebufos)、SI−0009、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルホテプ(sulfotep)、スルプロホス(sulprofos)、SZI−121、
τ−フルバリネート(tau−fluvalinate)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthrin)、テメホス(temephos)、テミビンホス(temivinphos)、ターバム(terbam)、テルブホス(terbufos)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、テトラジホン(tetradifon)、テトラメトリン(tetramethrin)、テトラメトリン(1R−異性体)(tetramethrin (1R−isomer))、テトラサル(tetrasul)、θ−シペルメトリン(theta−cypermethrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チアプロニル(thiapronil)、チアトリホス(thiatriphos)、シュウ酸水素チオシクラム(thiocyclam hydrogen oxalate)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、チオサルタップ−ナトリウム(thiosultap−sodium)、チューリンゲンシン(thuringiensin)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロシトリン(tralocythrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、トリアラセン(triarathene)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾホス(triazophos)、トリアズロン(triazuron)、トリクロフェニジン(trichlophenidine)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリフルムロン(triflumuron)、トリメタカルブ(trimethacarb)、
バミドチオン(vamidothion)、バニリプロール(vaniliprole)、ベルブチン(verbutin)、バーティシリウム・レカニ(verticillium lecanii)、
WL−108477、WL−40027、
YI−5201、YI−5301、YI−5302、
XMC、キシリルカルブ(xylylcarb)、
ZA−3274、ζ−シペルメトリン(cypermethrin)、ゾラプロホス(zolaprofos)、ZXI−8901、
化合物3−メチルフェニル−プロピルカルバメート(ツマシドZ))、
化合物3−(5−クロロ−3−ピリジニル)−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−アザビシクロ[3.2.1]−オクタン−3−カルボニトリル(CAS登録番号185982−80−3)及び対応する3−エンド−異性体(登録番号185984−60−5)(WO−96/37494、WO−98/25923参照)、
並びに殺虫活性を有する植物抽出物、線虫、真菌又はウイルスを含む調製物。
除草剤、肥料及び成長制御剤のような他の公知の活性化合物を混合することも可能である。
殺虫剤として使用するときには、本発明の活性化合物は、それらの市販の調剤及びこれらの調剤から調製される使用形態(use forms)中に、相乗効果剤との混合物として、さらに存在させることができる。相乗効果剤とは、添加される相乗効果剤自体は活性を有する必要なしに、活性化合物の作用を増加させる化合物である。
前記市販の調剤から調製される使用形態の活性化合物含量は、広い制限域内で変化させることができる。前記使用形態の活性化合物の濃度は、活性化合物の0.0000001から95重量%、好ましくは0.0001ないし1重量%とすることができる。
前記化合物は、使用形態に適した一般的な様式で使用される。
衛生上有害な生物や貯蔵製品の有害生物に対して使用される場合、前記活性化合物は、木材や粘土上でも作用が良好に残存すること、石灰処理された基材上でアルカリに対する安定性が優れていることを特徴とする。
既に上述したように、本発明によって、あらゆる植物及びそれらの部分を処理することが可能である。好ましい実施形態において、野生植物種及び植物品種、又は従来の生物学的品種改良法(交配又はプロトプラスト融合など)によって得られるもの、並びにそれらの部分が処理される。さらに好ましい実施形態では、従来の方法を適宜併用した遺伝子工学によって得られるトランスジェニック植物及び植物品種(遺伝子改変生物)、並びにそれらの部分が処理される。「部分」又は「植物の部分」又は「植物部分」という用語は、先に説明したとおりである。
特に好ましくは、それぞれ市販され又は商業的に使用されている植物又は植物品種が、本発明によって処理される。植物品種とは、従来的な栽培、突然変異導入又は組換えDNA技術によって栽培される新規特性(「形質(trait)」)を有する植物を意味するものと理解される。これらは、品種(cultivar)、生物型、遺伝子型であり得る。
植物種又は植物品種、それらの場所及び栽培条件(土壌、天候、生育期間、飼料)に応じて、本発明による処理は、超加算的(「相乗」)効果をもたらすこともあり得る。このため、例えば、実際に予想された効果を超えて、適用速度の低下及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は本発明に従って使用すべき物質及び組成物の活性の増加、植物の成長の改善、高温又は低温に対する耐性の増加、旱魃又は水分又は土壌に含まれる塩に対する耐性の増加、開花能の向上、採取の簡易化、成熟の加速、収穫高の増大、採取された産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、採取された産物の保存安定性及び/又は加工性の向上が生じる可能性がある。
本発明によって処理するのが好ましいトランスジェニック植物又は植物品種(すなわち、遺伝子工学によって得られる植物又は植物品種)には、遺伝子改変において、これらの植物に極めて有利で有用な特性(「形質」)を付与する遺伝物質が与えられた全ての植物が含まれる。このような特性の例は、植物の成長の改善、高温又は低温に対する耐性の増加、旱魃又は水分又は土壌に含まれる塩に対する耐性の増加、開花能の向上、採取の簡易化、成熟の加速、収穫高の増大、採取された産物の品質の向上及び/又は栄養価の増加、採取された産物の保存安定性及び/又は加工性の向上である。さらに、このような特性の特に強調すべき例としては、昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌及び/又はウイルスなどの有害動物や有害微生物に対する植物の防御力の向上、並びにある種の除草活性を有する化合物に対する植物の耐性の増加もある。トランスジェニック植物の例としては、穀物(麦、米)、トウモロコシ、大豆、芋、綿、菜種、果物植物(リンゴ、ナシ、かんきつ類の果物、ブドウなどの果物がなるもの)などの、重要な穀物植物を挙げることができるが、特に、トウモロコシ、大豆、芋、綿及び菜種が重要である。重視される形質は、特に、植物中で形成される毒素、特に、バチルス・チューリンゲンシス由来の遺伝物質によって(例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIF及びそれらの組み合わせによって)植物中で形成される毒素による植物の昆虫に対する防御力の増大である(以下、「Bt植物」と称する)。同じく特に重視される形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン、エリシター及び耐性遺伝子並びに発現された対応するタンパク質及び毒素によってもたらされる真菌、細菌及びウイルスに対する植物の耐性の増大である。さらに特に重視される形質は、除草活性を有するある種の活性化合物、例えば、イミダゾリノン、スルホニル尿素、グリホサート又はホスフィノトリシンに対する植物の耐性の増大である(例えば、「PAT」遺伝子)。目的とする所望の形質を付与する遺伝子は、トランスジェニック植物中で相互に組み合わせて存在させることも可能である。「Bt植物」の例としては、YIELD GARD(R)(例えばトウモロコシ、綿、大豆)、KnockOut(R)(例えばトウモロコシ)、StarLink(R)(例えばトウモロコシ)、Bollgard(R)(綿)、Nucotn(R)(綿)及びNewLeaf(R)(芋)の商品名で販売されているトウモロコシの変種(varaieties)、綿の変種、大豆の変種及び芋の変種を挙げることができる。除草剤耐性のある植物としては、Roundup Ready(R)(グリホサートに対する耐性、例えばトウモロコシ、綿、大豆)、Liberty Link(R)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば菜種)、IMI(R)(イミダゾリノン類に対する耐性)及びSTS(R)(スルホニルレアに対する耐性、例えばトウモロコシ)の商品名で販売されているトウモロコシの変種、綿の変種、大豆の変種を挙げることができる。除草剤に抵抗性のある植物(除草剤耐性を与えるために従来の方式で品種改良された植物)として挙げられるものには、Clearfield(R)(例えばトウモロコシ)の商品名で販売されている変種が含まれる。もちろん、これらの記述は、これらの遺伝的形質又は将来開発される遺伝的形質を有する植物品種についても当てはまり、このような品種が将来開発され及び/又は市場に出回ることになるであろう。
列記されている前記植物は、特に有利な態様で、式Iの化合物又は本発明の活性化合物混合物により、本発明に従って処理することができる。活性化合物又は混合物について上述されている好ましい範囲は、これらの植物の処理についても当てはまる。本明細書に明記されている化合物又は混合物による植物の処理は、特に重要である。
本発明の活性化合物は、植物、衛生上有害な生物及び貯蔵製品の有害生物に対して作用するだけでなく、獣医薬の分野において、マダニ、軟ダニ、疥癬ダニ、ツツガムシ、ハエ(咬みバエ及び舐めバエ)、寄生性のハエの幼虫、シラミ、毛ジラミ、羽ジラミ及びノミなどの動物の寄生生物(外部寄生虫)に対して作用する。
アノプルリダ(Anoplurida)の目からは、例えば、ヘマトピナス属(Haematopinus spp.)、リノグネイサス属(Linognathus spp.)、ペディキュラス属(Pediculus spp.)、フチラス属(Phtirus spp.)及びソレノポテス属(Solenopotes spp.)。
マロファギダ(Mallophagida)の目及びアムブリセリナ(Amblycerina)とイシュノセリナ(Ischnocerina)の亜目からは、例えば、トリメノポン属(Trimenopon spp.)、メノポン属(Menopon spp.)、トリノトン属(Trinoton spp.)、ボビコーラ属(Bovicola spp.)、ウェルネキエラ属(Werneckiella spp.)、レピケントロン属(Lepikentron spp.)、ダマリナ属(Damalina spp.)、トリコデクテス属(Trichodectes spp.)およびフェリコーラ属(Felicola spp.)。
ディプテラ(Diptera)の目およびネマトセリナ(Nematocerina)とブラキセリナ(Brachycerina)の亜目からは、例えば、エイデス属(Aedes spp.)、アノフェレス属(Anopheles spp.)、キュウレックス属(Culex spp.)、シミュリウム属(Simulium spp.)、ユーシミュリウム属(Eusimulium spp.)、フレボトマス属(Phlebotomus spp.)、ルトゾミア属(Lutzomyia spp.)、キュリコイデス属(Culicoides spp.)、クリソプス属(Chrysops spp.)、ヒボミトラ属(Hybomitra spp.)、アチロタス属(Atylotus spp.)、タバナス属(Tabanus spp.)、ヘマトポータ属(Haematopota spp.)、フィリポミア属(Philipomyia spp.)、ブラウラ属(Braula spp.)、ムスカ属(Musca spp.)、ヒドロテア属(Hydrotaea spp.)、ストモキシス属(Stomoxys spp.)、ヘマトビア属(Haematobia spp.)、モレリア属(Morellia spp.)、ファニア属類(Fannia spp.)、グロッシーナ属(Glossina spp.)、キャリホーラ属(Calliphora spp.)、ルシリア属(Lucilia spp.)、クリソミア属(Chrysomyia spp.)、ウォルファルチア属(Wohlfahrtia spp.)、サルコファーガ属(Sarcophaga spp.)、エストラス属(Oestrus spp.)、ハイポデルマ属(Hypoderma spp.)、ガステロフィルス属(Gasterophilus spp.)、ヒポボスカ属(Hippobosca spp.)、リポプテナ(Lipoptena spp.)、メロファガス属(Melophagus spp.)。
シホナプテリダ(Siphonapterida)の目からは、例えば、プレックス属(Pulex spp).、クテノセファリデス属(Ctenocephalides spp.)、キセノプシラ属(Xenopsylla spp.)、セラトフィラス属(Ceratophyllus spp.)。
ヘテロプテリダ(Heteropterida)の目からは、例えば、シメックス属(Cimex spp.)、トリアトーマ属(Triatoma spp.)、ロドニウス属(Rhodnius spp.)、及びパンストロンギラス(Panstrongylus spp.)、
ブラッタリダ(Blattarida)の目からは、例えば、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ペリプラネタ・アメリカーナ(Periplaneta americana)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattela germanica)、スペラ属(Supella spp.)。
アカリア(Acaria(アカリド(Acarida)))の亜綱及びメタスチグマータ(Metastigmata)とメソスチグマータ(Mesostigmata)の目からは、例えば、アルガス属(Argas spp.)、オルニソドラス属(Ornithodorus spp.)、オトビウス属(Otobius spp.)、イクソデス属(Ixodes spp.)、アアンブリオンマ属(Amblyomma spp)、ブーフィラス属(Boophilus spp.)、デルマセントル属(Dermacentor spp.)、ヘモフィサリス属(Haemophysalis spp.)、ヒアロンマ(Hyalomma spp.)、ライピセファラス属(Rhipicephalus spp.)、デルマニッサス属(Dermanyssus spp.)、レイリエチア属(Raillietia spp.)、ニューモニッサス属(Pneumonyssus spp.)、ステルノストーマ属(Sternostoma spp.)、バロア属(Varroa spp.)。
アクチネディダ(Actinedida(プロスチグマータ(Prostigmata)))及びアカリディダ(Acaridida(アスチグマータ(Astigmata)))の目からは、例えば、アカラピス属(Acarapis spp.)、チェイレチエラ属(Cheyletiella spp.)、オルニソシェイレチア属(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属(Myobia spp.)、プソレルゲート属(Psorergates spp.)、デモデックス属(Demodex spp.)、トロンビキュラ属(Trombicula spp.)、リストロホラス属(Listrophorus spp.)、アカラス属(Acarus spp.)、チロファガス属(Tyrophagus spp.)、カログリファス属(Caloglyphus spp.)、ハイポデクテス属(Hypodectes spp.)、プテロリカス属(Pterolichus spp.)、プソロプテス属(Psoroptes spp.)、コリオプテス属(Chorioptes spp.)、オトデクテス属(Otodectes spp.)、サルコプテス属(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス属(Notoedres spp.)、ネミドコプテス属(Knemidocoptes spp.)、サイトダイテス属(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス属(Laminosioptes spp.)。
本発明に係る式(I)の活性化合物は、例えば、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ロバ、ラクダ、バッファロー、ウサギ、ニワトリ、シチメンチョウ、カモ(duck)、ガチョウ及びハチなどの農業用生産性家畜、例えば、イヌ、ネコ、籠で飼われるトリ及び水族館の魚のようなその他のペット、並びに、例えば、ハムスター、モルモット、ラット及びマウスなどのいわゆる試験動物に群がる節足動物を駆除するのにも適している。これらの節足動物を抑制することによって、死亡症例及び生産性の低下(肉、乳、ウール、皮、卵、ハチミツなど)が低減されるはずであり、このため、本発明の活性化合物の使用により、さらに経済的且つ簡易に動物の畜産を行うことが可能となる。
本発明の活性化合物は、例えば、錠剤、カプセル、薬(potion)、水薬、顆粒、ペースト剤、巨丸剤、経餌法(feed−through process)及び座薬の形態で経腸投与によって、例えば、注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内など)、インプラントによるなど非経口投与によって、経鼻投与によって、例えば、浸漬又は液浸(dipping or bathing)、スプレー、注ぐ(pouring on)、滴下、洗浄及び粉末塗布の形態で皮膚に使用することによって、また、首輪、耳標、尾標、肢ベルト、端綱、マーキング装置など、活性化合物を含有する成形品を用いて、公知の様式で、獣医分野において使用される。
ウシ、家禽、ペットなどに使用される場合、式(I)の活性化合物は、直接又は100ないし10000倍希釈した後に、1ないし80重量%の量で活性化合物を含む調剤(例えば、粉末、エマルジョン、フリーフロー組成物)として使用することが可能であり、又は、薬浴(chemical bath)として使用することが可能である。
さらに、本発明の化合物が、産業用材料を破壊する昆虫に対して強力な殺虫作用を有することも明らかとなった。
例として、また好ましいものとして以下の昆虫を挙げることができるが、以下の昆虫に限定されるものではない。
ヒロトルペス・バジュラス(Hylotrupes)、クロロホラス・ピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウム・パンクテイタム(Anobium punctatum)、ゼストビウム・ルホビロサム(Xestobium rufovillosum)、プチリナス・ペクチコルニス(Ptilinus pecticornis)、デンドロビウム・ペルチネックス(Dendrobium pertinex)、エルノビウス・モリス(Ernobius mollis)、プリオビウム・カルピニ(Priobium carpini)、リクタス・ブルネウス(Lyctus brunneus)、リクタス・アフリカナス(Lyctus africanus)、リクタス・プラニコリス(Lyctus planicollis)、リクタス・リニアリス(Lyctus linearis)、リクタス・プベセンス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロン・エクアレ(Trogoxylon aequale)、ミンテス・ルジコリス((Minthes rugicollis)、キシレボラスspec.(Xyleborus spec.)、トリプトデンドロンspec.(Tryptodendron spec.)、アペート・モナカス(Apate monachus)、ボストリカス・カプシンス(Bostrychus capucins)、ヘテロボストリカス・ブルネウス(Heterobostrychus brunneus)、シノキシロンspec.(Sinoxylon spec.)、ディノデラス・ミヌタス(Dinoderus minutus)などの甲虫。
シレックス・ジュベンカス(Sirex juvencus)、ウロセルス・ジャイガス(Urocerus gigas)、ウロセルス・ジャイガス・タイグナス(Urocerus gigas taignus)、ウロセルス・オーグル(Urocerus augur)などの膜翅類の昆虫。
カロテルメス・フラビコリス(Kalotermes flavicollis)、クリプトテルメス・ブレビス(Cryptotermes brevis)、ヘテロテルメス・インディコラ(Heterotermes indicola)、レティキュリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)、レティキュリテルメス・サントネンシス(Reticulitermes santonensis)、レティキュリテルメス・ルシフガス(Reticulitermes lucifugus)、マストテルメス・ダルウィニエンシス(Mastotermes darwiniensis)、ズーテルモプシス・ネバデンシス(Zootermopsis nevadensis)、コプトテルメス・ホルモサナス(Coptotermes formosanus)などのシロアリ。
レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)などのシミ。
本明細書における産業用材料とは、好ましくは、プラスチック、接着剤、陶砂(size)、紙及びカード、皮、木材及び加工された木材製品並びにコーティング組成物などの非生体物質を意味するものとして理解すべきである。
木材及び加工された木材製品は、昆虫が侵入しないようにすることが特に好ましい材料である。
本発明の組成物又はこれを含む混合物によって保護することができる木材及び加工された木材製品は、例えば、以下のものを意味するものとして理解すべきである。
建築用木材、木製の梁、鉄道の枕木、橋の部品、ボートの突堤、木製の乗り物、箱、木枠、容器、電柱、木製の羽目板、木製の窓とドア、ベニヤ板、ボール紙、建具又は家屋の建築又は建物の建具に極めて一般的に用いられる木製品。
前記活性化合物は、濃縮物の形態でそのまま使用することも可能であり、あるいは、粉末、顆粒、溶液、懸濁液、エマルジョン又はペーストなどの一般に用いられる調剤の形態で使用することも可能である。
上記調剤は、例えば、前記活性化合物を少なくとも1つの溶媒又は希釈剤、乳化剤、分散剤及び/又はバインダー又は固定剤、撥水剤、適切な場合には、乾燥剤及びUV安定化剤、並びに適切な場合には染料及び色素、並びにその他の加工補助剤と混合することによって、それ自体公知の様式で調製することができる。
木材や木材由来の木製品を保存するために使用される殺虫組成物又は濃縮物は、0.0001ないし95重量%、特に0.001ないし60重量%の濃度で、本発明の活性化合物を含む。
使用される前記組成物又は濃縮物の量は、昆虫の性質及び発生並びに媒質に依存する。使用される最適量は、一連の試験によって、各事例における使用について決定することができる。しかし、保存すべき材料に基づき、一般には、活性化合物の0.0001ないし20重量%、好ましくは0.001ないし10重量%を使用すれば十分である。
使用される溶媒及び/又は希釈剤は、有機化学溶媒又は溶媒混合物及び/又は揮発度が低い油性又は油様の有機化学溶媒又は溶媒混合物及び/又は極性有機化学溶媒又は溶媒混合物及び/又は水、適切な場合には、乳化剤及び/又は湿潤剤である。
使用するのが好ましい有機化学溶媒は、35を超える蒸発数と30℃を超える、好ましくは45℃を超える引火点とを有する油性又は油様溶媒である。揮発度が低い油性又は油様の非水溶性溶媒としてそのまま使用される物質は、適切な鉱物油若しくはその芳香族画分、又は鉱物油、好ましくは揮発油、石油及び/又はアルキルベンゼンを含有する溶媒混合物である。
170ないし220℃の沸点範囲を有する鉱物油、170ないし220℃の沸点範囲を有する揮発油、250ないし350℃の沸点範囲を有するスピンドルオイル、160ないし280℃の沸点範囲を有する石油及び芳香族化合物、テレビン油などが、有利に使用される。
好ましい実施形態において、180ないし210℃の沸点範囲を有する液体脂肪族炭化水素又は180ないし220℃の沸点範囲を有する芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素の高沸点混合物及び/又はスピンドルオイル及び/又はモノクロロナフタレン、好ましくは、α−モノクロロナフタレンが使用される。
溶媒混合物が、同様に、35を超える蒸発数と30℃を超える、好ましくは45℃を超える引火点とを有しており、且つ殺虫剤/殺真菌剤混合物がこの溶媒混合物中に溶解可能又は乳化可能であれば、35を超える蒸発数と30℃を超える、好ましくは45℃を超える引火点とを有する低揮発度の油性又は油様有機溶媒は、部分的に、高又は中揮発度の有機化学溶媒に置き換えることが可能である。
好ましい実施形態によれば、前記有機化学溶媒若しくは溶媒混合物又は脂肪族極性有機化学溶媒若しくは溶媒混合物の一部が置換される。水酸基及び/又はエステル基及び/又はエーテル基を含有する脂肪族有機化学溶媒、例えば、グリコールエーテル、エステルなどを使用するのが好ましい。
本発明において使用される有機化学結合剤は、それ自体公知である合成樹脂及び/又は結合性乾性油であり、水で希釈可能であり及び/又は使用する有機化学溶媒中に溶解可能若しくは分散可能若しくは乳化可能であって、特に、アクリル酸樹脂、ビニル樹脂、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル樹脂、重縮合又は重付加樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂又は修飾されたアルキド樹脂、フェノール樹脂、インデン−クマロン樹脂などの炭化水素樹脂、シリコーン樹脂、乾性植物油及び/又は乾性油及び/又は天然樹脂及び/又は合成樹脂を基礎とする物理的に乾燥される結合剤からなる又はこれらを含む結合剤である。
結合剤として使用される合成樹脂は、エマルジョン、分散液又は溶液の形態で使用することができる。アスファルト又はアスファルト物質も、最大10重量%の量で、結合剤として使用することができる。それ自体公知である染料、色素、撥水剤、臭い矯正剤及び阻害剤又は防腐剤などもさらに利用することができる。
本発明において、前記組成物又は濃縮物は、有機化学結合剤として、少なくとも1つのアルキド樹脂又は修飾されたアルキド樹脂及び/又は少なくとも1つの乾性植物油を含むことが好ましい。本発明では、45重量%超、好ましくは50ないし68重量%の油含量を有するアルキド樹脂を使用することが好ましい。
上述した結合剤の全部又は一部は、固定剤(混合物)又は可塑剤(混合物)によって置き換えることができる。これらの添加物は、前記活性化合物の蒸発及び結晶化又は沈殿を阻止するためのものである。これらの添加物は、(使用される結合剤の100%を基礎として)結合剤の0.01ないし30%を置き換えることが好ましい。
可塑剤は、ジブチル、ジオクチル又はベンジルブチルフタレートなどのフタル酸エステル、リン酸トリブチルなどのリン酸エステル、ジ−(2−エチルヘキシル)アジピン酸エステルなどのアジピン酸エステル、ステアリン酸ブチル又はステアリン酸アミルなどのステアリン酸エステル、オレイン酸ブチルなどのオレイン酸エステル、グリセロールエーテル又はさらに高分子量のグリコールエーテル、グリセロールエステル及びp−トルエンスルホン酸エステルの化学的分類に由来する。
固定剤は、化学的には、例えば、ベンゾフェノン又はエチレンベンゾフェノンなどのポリビニルメチルエーテル又はケトン類のようなポリビニルアルキルエーテルを基礎とする。
とりわけ水も、適切な場合には、上述した有機化学溶媒又は希釈剤、乳化剤及び分散剤のうち一又は複数との混合物として、可能な溶媒又は希釈剤である。
好ましくは、木材の効果的な防腐は、大規模な産業的スケールでの含浸工程(impregnation process)、例えば、真空、二重真空(double vacuum)又は加圧工程によって行われる。
即時使用可能な組成物(ready−to−use composition)は、適宜他の殺虫剤を含むことが可能であり、適宜抗真菌剤を1又は複数含むことも可能である。
想定されるさらなる混合対は、好ましくは、WO 94/29268に記されている殺虫剤と殺真菌剤である。本文書に記されている化合物は、本出願の明示的な要素である。
特に好ましい混合対としては、クロルピリホス(chlorpyriphos)、ホキシム(phoxim)、シラフルオフィン(silafluofin)、アルファメトリン(alphamethrin)、シフルスリン(cyfluthrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、ペルメトリン(permethrin)、イミダクロプリド(imidacloprid)、NI−25、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、トランスフルトリン(transfluthrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、メトキシフェノキシド(methoxyphenoxide)及びトリフルムロン(triflumuron)などの殺虫剤、
及び、エポキシコナゾール(epoxyconazole)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、アザコナゾール(azaconazole)、プロピコナゾール(propiconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、シプロコナゾール(cyproconazole)、メトコナゾール(metconazole)、イマザリル(imazalil)、ジクロルフルアニド(dichlorfluanid)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート、N−オクチル−イソチアゾリン−3−オン及び4,5−ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリン−3−オンなどの殺真菌剤を挙げることができる。
また。本発明の化合物は、船体(hull)、スクリーン、ネット、建物、係留所及びシグナルシステムなどの、塩水又は汽水と接触する物体を付着汚染(fouling)から保護するために使用することもできる。
セルプリデ(Serpulidae)などの固着性のオリゴキータ(Oligochaeta)による付着汚染、様々なレパス(Lepas)及びスカルペラム(Scalpellum)属などのレダモルファ(Ledamorpha)群(エボシ貝(goose barnacle))由来の貝及び種による付着汚染、バラナス(Balanus)又はポリシペス(Pollicipes)種などのバラノモルファ群(フジツボ(acorn barnacle))由来の種による付着汚染は、船の摩擦抵抗を増大させ、その結果、エネルギー消費の増大に加えて、乾ドッグへ頻繁に留まらなければならないため、操業コストを著しく増加させる。
藻(algae)、例えば、エクトカルパス種(Ectocarpus sp.)及びセラミウム種(Ceramium sp.)による付着汚染、特に、一般名シリペディア(Cirripedia)(cirriped crustaceans)で呼ばれる固着性エントモストラカ(Entomostraka)群による付着汚染はもとより、極めて重要である。
驚くべきことに、本発明の化合物は、単独で又は他の活性化合物と併用することで、傑出した抗付着汚染作用を有することが本発明によって明らかとなった。
本発明の化合物を単独で又は他の活性化合物と併用して用いることによって、例えば、ビス(トリアルキルスズ)スルフィド、トリ−n−ブチルスズラウリル酸塩、トリ−n−ブチルスズ塩化物、酸化銅(I)、トリエチルスズ塩化物、トリ−n−ブチル(2−フェニル−4−クロロフェノキシ)スズ、トリブチルスズ酸化物、モリブデンジスルフィド、酸化アンチモン、ポリマー性チタン酸ブチル、フェニル−(ビスピリジン)ビスマス塩化物、トリ−n−ブチルスズフッ化物、エチレンビスチオカルバミン酸マンガン、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスチオカルバミン酸亜鉛、2−ピリジンチオール1−オキシドの亜鉛塩及び銅塩、ビスジメチルジチオカルバモイル亜鉛エチレンビスチオカルバモイル酸、酸化亜鉛、エチレンビスジチオカルバミン酸銅(I)、チオシアン酸銅、ナフテン酸銅、トリブチルスズハロゲン化物などの重金属の使用を不要とし、あるいは、これらの化合物の濃度を相当低減させることができる。
適切な場合には、即時使用可能な抗付着汚染塗料は、他の活性化合物、好ましくは、殺藻剤、殺真菌剤、除草剤、軟体動物駆除剤、又は他の抗付着汚染活性化合物をさらに含むことができる。
好ましくは、本発明の抗付着汚染組成物と組み合わされる適切な成分は、以下のとおりである。
2−tert−ブチルアミノ−4−シクロプロピルアミノ−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン、ジクロロフェン、ジウロン、エンドタール、酢酸フェンチン、イソプロツロン、メタベンズチアズロン、オキシフルオルフェン、キノクラミン、ターバトリンなどの殺藻剤;
ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸シクロヘキシルアミドS,S−ジオキシド、ジクロフルアニド、フルオルホルペット、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート、トリルフルアニド、アザコナゾール、シプロコナゾール、エポキシコナゾール、ヘキサコナゾール、メトコナゾール、プロピコナゾール及びテブコナゾールのようなアゾールなどの殺真菌剤;
酢酸フェンチン、メタアルデヒド、メチオカルブ、ニクロサミド、チオジカルブ及びトリメタカルブなどの軟体動物駆除剤;
又は、4,5−ジクロロ−2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、ジヨードメチルパラトリルスルホン、2−(N,N−ジメチルチオ−カルバモイルチオ)−5−ニトロチアジル、2−ピリジンチオール1−オキシドのカリウム、銅、ナトリウム及び亜鉛塩、ピリジン−トリフェニルボラン、テトラブチルジスタノキサン、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)−ピリジン、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、テトラメチルチウラムジスルフィド及び2,4,6−トリクロロフェニルマレイミドなどの従来の抗付着汚染活性化合物。
使用される抗付着汚染組成物は、本発明の化合物の本発明の活性化合物を、0.001ないし50重量%、特に0.01ないし20重量%の濃度で含む。
さらに、本発明の抗付着汚染組成物は、例えば、Ungerer, Chem. Ind. 1985,37,730−732及びWilliams, Antifouling Marine Coatings, Noyes, Park Ridge, 1973に記載されているものなど、一般的な成分を含む。
本発明の殺藻、殺真菌、軟体動物駆除活性を有する化合物及び殺虫活性を有する化合物に加えて、抗付着汚染塗料は、特に結合剤を含む。
認知されている結合剤の例は、溶媒系中のポリ塩化ビニル、溶媒系中の塩化ゴム、溶媒系中、特に水系中のアクリル樹脂、水性分散物の形態又は有機溶媒系の形態の塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体系、ブタジエン/スチレン/アクリロニトリルゴム、アマニ油などの乾性油、タール又は瀝青(bitumen)、アスファルト及びエポキシ化合物と組み合わせた樹脂エステル又は修飾された硬化エステル、少量の塩素ゴム、塩化ポリプロピレン及びビニル樹脂である。
適切な場合には、塗料には、好ましくは海水に対して不溶性である、無機色素、有機色素、又は着色剤も含まれる。塗料には、さらに、活性化合物の放出を制御できるように、コロフォニ等の物質が含有されていてもよい。さらに、塗料には、可塑剤、レオロジー特性に影響を与える修飾剤及び他の従来の成分が含有されていてもよい。本発明の化合物又は上述の混合物は、セルフポリッシング型付着汚染システムに取り入れることもできる。
前記活性化合物は、例えば住居、工場建屋、オフィス、乗り物の内部等の閉じられた空間で見られる動物に有害な生物、特に昆虫、クモ形類動物及びダニ類の駆除にも適している。前記活性化合物は、これらの有害生物を駆除するための家庭用殺虫製品中において、単独で、又は、他の活性化合物及び補助剤と組み合わせて用いることができる。前記活性化合物は、感受性のある種及び抵抗性のある種に対して、並びに全ての発生段階に対して活性を有する。
これらの有害生物には、下記のものが含まれる。
スコルピオニデ(Scorpionidea)の目からは、例えば、ブツス・オクシタヌス(Buthus occitanus)。
アカリナ(Acarina)の目からは、例えば、アルガス・ペルシクス(Argas persicus)、アルガス・レフレクス(Argas reflexus)、ブリオビア・属(Bryobia ssp.)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、グリシファグス・ドメスチクス(Glyciphagus domesticus)、オルニトドルス・モウバト(Ornithodorus moubat)、リピセファルス・サングイネウス(Rhipicephalus sanguineus)、トロンビクラ・アルフレドズゲシ(Trombicula alfreddugesi)、ノイトロンビクラ・オーツムナリス(Neutrombicula autumnalis)、デルマトファゴイデス・プテロニスシムス(Dermatophagoides pteronissimus)、デルマトファゴイデス・ホリナエ(Dermatophagoides forinae)。
アラニア(Araneae)目からは、例えば、アビクラリイダエ(Aviculariidae)、アラニダ(Araneidae)。
オピリオネス(Opiliones)目からは、例えば、プソイドスコルピオネス・ケリフェル(Pseudoscorpiones chelifer)、プソイドスコルピオネス・ケイリジウム(Pseudoscorpiones cheiridium)、オピリオネス・ファランギウム(Opiliones phalangium)。
イソポーダ(Isopoda)の目からは、例えば、オニスクス・アセルス(Oniscus asellus)、ポルセリオ・スカベル(Porcellio scaber)。
ディプロポーダ(Diplopoda)の目からは、例えば、ブラニウルス・グッツラツス(Blaniulus guttulatus)、ポリデスムス属(Polydesmus spp.)。
チロポーダ(Chilopoda)の目からは、例えば、ゲオフィルス属(Geophilus spp.)。
ジゲントーマ(Zygentoma)の目からは、例えば、クテノレピスマ属(Ctenolepisma spp.)、レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccarina)、レピスモデス・インキリヌス(Lepismodes inquilinus)。
ブラッタリア(Blattaria)目、例えば、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、ブラッテラ・アサヒナイ(Blattella asahinai)、ロイコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)、パンクロラ属(Panchlora spp.)、パルコブラッタ属(Parcoblatta spp.)、ペリプラネタ・オーストララシアエ(Periplaneta australasiae)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)、ペリプラネタ・ブルンネア(Periplaneta brunnea)、ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuliginosa)、スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa)。
サルタトリア(Saltatoria)の目からは、例えば、アケタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)。
デルマプテラ(Dermaptera)の目からは、例えば、ホルフィクラ・オーリクラリア(Forficula auricularia)。
イソプテラ(Isoptera)目からは、例えば、カロテルメス属(Kalotermes spp.)、レチクリテルメス属(Reticulitermes spp.)。
プソコプテラ(Psocoptera)の目からは、例えば、レピナツス属(Lepinatus spp.)、リポセリス属(Liposcelis spp.)。
コレプテラ(Coleptera)の目からは、例えば、アントレヌス属(Anthrenus spp.)、アッタゲヌス属(Attagenus spp.)、デルメステス属(Dermestes spp.)、ラテチクス・オリザエ(Latheticus oryzae)、ネクロビア属(Necrobia spp.)、プチヌス属(Ptinus spp.)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、シトフィルス・グラナリウス(Sitophilus granarius)、シトフィルス・オリザエ(Sitophilus oryzae)、シトフィルス・ゼアマイス(Sitophilus zeamais)、ステゴビウム・パニセウム(Stegobium paniceum)。
ジプテラ(Diptera)の目からは、例えば、エデス・エギプチ(Aedes aegypti)、エデス・アルボピクツス(Aedes albopictus)、エデス・テニオリンクス(Aedes taeniorhynchus)、アノフェレス属(Anopheles spp.)、カリホラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、クリソゾナ・プルビアリス(Chrysozona pluvialis)、クレクス・キンクエファシアツス(Culex quinquefasciatus)、クレクス・ピピエンス(Culex pipiens)、クレクス・タルサリス(Culex tarsalis)、ドロソフィラ属(Drosophila spp.)、ファンニア・カニクラリス(Fannia canicularis)、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、フレボトムス属(Phlebotomus spp.)、サルコファーガ・カルナリア(Sarcophaga carnaria)、シムリウム属(Simulium spp.)、ストモクシス・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa)。
レピドプテラ(Lepidoptera)の目からは、例えば、アクロイア・グリセラ(Achroia grisella)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、プロジア・インテルプンクテラ(Plodia interpunctella)、チネア・クロアセラ(Tinea cloacella)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、チネオラ・ビセリエラ(Tineola bisselliella)。
シホナプテラ(Siphonaptera)の目からは、例えば、クテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)、クテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)、プレクス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)、ゼノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis)。
ヒメノプテラ(Hymenoptera)の目からは、例えば、カンポノツス・ヘルクレアヌス(Camponotus herculeanus)、ラシウス・フリギノスス(Lasius fuliginosus)、ラシウス・ニゲル(Lasius niger)、ラシウス・ウンブラツス(Lasius umbratus)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、パラベスプラ属(Paravespula spp.)、テトラモリウム・ケスピツム(Tetramorium caespitum)。
アノプルラ(Anoplura)の目からは、例えば、ペジクルス・フマヌス・カピチス(Pediculus humanus capitis)、ペジクルス・フマヌス・コルポリス(Pediculus humanus corporis)、フチルス・プビス(Phthirus pubis)。
ヘテロプテラ(Heteroptera)の目からは、例えば、シメクス・ヘミプテルス(Cimex hemipterus)、シメクス・レクツラリウス(Cimex lectularius)、ロージヌス・プロリクス(Rhodinus prolixus)、トリアトマ・インフェスタンス(Triatoma infestans)。
家庭用殺虫剤の分野において、本発明の化合物は、単独で、又は、リン酸エステル、カルバメート、ピレスロイド、成長調節物質、もしくは殺虫剤の他の公知のクラスからの活性化合物等、他の適切な活性化合物と組み合わせて使用される。
本発明の化合物は、エアロゾル剤、無加圧スプレー製品、例えば、ポンプ及びアトマイザースプレー、自動噴射システム、噴霧剤、泡剤、ゲル剤、セルロース又はポリマーから作製された蒸発器錠剤を用いる蒸発器製品、液体蒸発器、ゲル及び膜蒸発器、プロペラ駆動式蒸発器、エネルギーが不要な蒸発システム又は受動的蒸発システム、防虫紙、防虫バッグ、及び防虫ゲルにおいて、顆粒又は粉末として、散布用毒餌において、又は、毒餌配置物において使用される。
調製例
Figure 2006508059
(プロセス(a))
室温(約20℃)で、4−クロロ−2−[4,4−ジフルオロ−3−ブテニル]−スルファニル]−ピリミジン3.0g(12.7mmol)を、炭酸セシウム9.1g(27.9mmol)及びピラゾール0.86g(12.7mmol)とともに、アセトニトリル60mlに加え、この混合物を還流しながら30分間攪拌する。この混合物を冷却し、吸引ろ過して、残留物をアセトニトリルで洗浄し、溶媒を蒸留で除去する。移動相としてジクロロメタンを用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって、粗生成物をさらに精製する。
これにより、2−[(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−スルファニル]−4−(ピラゾール−1−イル)−ピリミジン2.55g(理論値の75%)が黄色の油として得られる。
logP(pH2.3):3.3
Figure 2006508059
(プロセス(b))
まず、4−(2−ピリジニル)−2−ピリミジンチオール5.68g(30mmol)と炭酸カリウム16.58g(120mmol)とを、アセトニトリル100ml中に入れ、4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−ブタ−1−エン5.13g(30mmol)を加えて、この反応混合物を60℃で16時間攪拌する。次いで、減圧下で前記混合物を濃縮し、残留物を水とジクロロメタンの間に分配させ、ジクロロメタンを用いて水相をさらに2回抽出し、併せた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過する。ろ液から、減圧下で溶媒を注意深く蒸留して除去する。
これにより、2−[(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−スルファニル]−(4−(2−ピリジニル)−ピリミジン)7.6g(理論値の88%)が油として得られる。
H−NMR(CDCN):d=2.50(m,2H)、3.28(t,2H)、4.45(m,1H)、7.50(m,1H)、7.95(m,1H)、8.05(m,1H)、8.45(m,1H)、8.70(m,2H)ppm。
logP(pH2.3):3.33
実施例1及び2と同様に、また、本発明の調製プロセスについての一般的な説明に従って、例えば、下表1に列記されている式(I)の化合物を調製することも可能である。
Figure 2006508059
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Figure 2006508059
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Figure 2006508059
Figure 2006508059
Figure 2006508059
表中のlogP値は、逆相カラム(C18)を用いたHPLC(高性能液体クロマトグラフィー)により、EEC Directive 79/831 Annex V.A8に準拠して測定された。温度:43℃。
(a)酸性域の測定用の移動相:0.1%リン酸水溶液、アセトニトリル;10% アセトニトリルから90%アセトニトリルへの直線濃度勾配−表1中の対応する測定結果に、a)のマークが付されている。
(b)中性域の測定用の移動相:0.01Mリン酸緩衝水溶液、アセトニトリル;10% アセトニトリルから90%アセトニトリルへの直線濃度勾配−表1中の対応する測定結果に、b)のマークが付されている。
較正は、公知のlogP値を有する分岐のないアルカン−2−オン(3ないし16個の炭素原子を有する)を用いて行った(2つの連続するアルカノン間の線形内挿を用いて、保持時間によりlogP値を測定)。
200nmから400nmのUVスペクトルを用いてクロマトグラフィーのシグナルの最大値において、λmax値を測定した。
式(II)の出発物質:
例(II−1)
Figure 2006508059
工程1
Figure 2006508059
4−ヒドロキシ−2−メルカプト−ピリミジン22.5g(175mmol)をエタノール150ml及び水150mlの中に懸濁し、エタノール20ml及び水20ml中の水酸化ナトリウム7.0gの溶液を室温(約20℃)で加える。次いで、4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブテン33.0g(193mmol)を滴下し、本混合物を60℃で30分間攪拌する。冷却後、前記混合物を0℃でさらに3時間攪拌し、生じた沈殿物を吸引ろ過して除去する。t−ブチルメチルエーテルを用いて水相を抽出し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過する。ろ液から、減圧下で溶媒を注意深く蒸留して除去する。これにより、黄色の固体が得られる(12.2g=理論値の32%、所望の生成物の第一分留として)。母水溶液を塩化ナトリウムで飽和させ、その都度、酢酸エチル100mlを用いて4回抽出する。併せた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過する。ろ液から、減圧下で溶媒を注意深く蒸留して除去する。これにより、所望の生成物の第二分留として黄色の固体が得られる。併せた画分をt−ブチルメチルエーテルから再結晶させる。
全収率:4−ヒドロキシ−2−[4,4−ジフルオロ−3−ブテニル]−スルファニル]−ピリミジン21.1g(理論値の51%)(融点:78℃)。
工程2
Figure 2006508059
室温(20℃)で、4−ヒドロキシ−2−[(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−スルファニル]−ピリミジン(=2−[(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−スルファニル]−4−ピリミジノール)5.5g(25.2mmol)を一度に少し、オキシ塩化リン38.6g(23.5ml、252mmol)に加え、この混合物を、還流下で、10分間沸騰させて加熱した。次いで、回転式蒸発装置を用いて、前記混合物を3/4まで濃縮し、冷却しながら氷水50mlに油状残留物を滴下し、2N水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを5〜6に調整し、ジクロロメタンを用いて前記混合物を繰り返し抽出する。減圧下で有機溶媒を蒸留して除去すると、黄色の油の形態で生成物が得られる。
収率:5.5g(理論値の88%)
logP(pH2.3):3.3
使用例
例A
アフィス・ゴシッピ(Aphis gossypii)試験
溶媒: ジメチルホルムアミドを7重量部
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテルを2重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤を含有する水を用いて濃縮物を所望の濃度まで希釈する。
所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸漬することによって、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)に大量に群がられている綿の葉(Gossypium hirsutum)を処理する。
所望の時間を経た後、死滅率を%で測定する。100%はすべてのアブラムシが死滅したことを意味し、0%はアブラムシが全く死滅しなかったことを意味する。
活性化合物、活性化合物の濃度、及び試験の結果が表Aに示されている。
Figure 2006508059
例B
ヘリオチス・アルミゲラ(Heliothis armigera)試験
溶媒: ジメチルホルムアミドを7重量部
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテルを2重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤を含有する水を用いて濃縮物を所望の濃度まで希釈する。
所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸漬することによって、大豆の芽(Glycine max)を処理し、葉がまだ湿っている間にヘリオチス・アルミゲラの毛虫を群生させる。
所望の時間を経た後、死滅率を%で測定する。100%はすべての毛虫が死滅したことを意味し、0%は毛虫が全く死滅しなかったことを意味する。
活性化合物、活性化合物の濃度、及び試験の結果が表Bに示されている。
Figure 2006508059
例C
メロイドジン(Meloidogyne)試験
溶媒: ジメチルホルムアミドを7重量部
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテルを2重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、水を用いて濃縮物を所望の濃度まで希釈する。
砂、活性化合物の溶液、メロイドジン・インコグニタ(Meloidogyne incognita)の卵/幼虫の懸濁液及びレタスの種子を、容器に詰める。レタスの種子が発芽し、植物が生長する。根に、虫こぶが形成される。
所望の時間を経た後、虫こぶの形成を用いて、殺線虫作用を%で測定する。
100%は虫こぶが全く見当たらないことを意味し、0%は処理された植物上の虫こぶの数が未処理対照の虫こぶの数と等しいことを意味する。
活性化合物、活性化合物の濃度、及び試験の結果がとりわけ表Cに示されている。例番号 82、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94,95、96,97、98、99、100,101、102、103、104,106、107、108、109、110、111、112、114,115、116、117、118、119、120、121、122、123、124及び125の化合物も、20ppmの濃度で、上記試験において、100%の死滅率を達成する。
Figure 2006508059
Figure 2006508059
Figure 2006508059
Figure 2006508059
例D
マイザス(Myzus)試験
溶媒: ジメチルホルムアミドを7重量部
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテルを2重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤を含有する水を用いて濃縮物を所望の濃度まで希釈する。
所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸漬することによって、モモアブラムシ(Myzus persicae)に大量に群がられているキャベツの葉(Brassica oleracea)を処理する。
所望の時間を経た後、死滅率を%で測定する。100%はすべてのアブラムシが死滅したことを意味し、0%はアブラムシが全く死滅しなかったことを意味する。
活性化合物、活性化合物の濃度、及び試験の結果が表Dに示されている。
Figure 2006508059
Figure 2006508059
例E
フェドン(Phaedon)幼虫試験
溶媒: ジメチルホルムアミドを7重量部
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテルを2重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤を含有する水を用いて濃縮物を所望の濃度まで希釈する。
所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸漬することによってキャベツの葉(Brassica oleracea)を処理し、葉がまだ湿っている間に、カラシムシ(Phaedon cochleariae)の幼虫を群がらせる。
所望の時間を経た後、死滅率を%で測定する。100%はすべてのカラシムシの幼虫が死滅したことを意味し、0%はカラシムシの幼虫が全く死滅しなかったことを意味する。
活性化合物、活性化合物の濃度、及び試験の結果が表Eに示されている。
Figure 2006508059
Figure 2006508059
例F
プルテラ(Plutella)試験
溶媒: ジメチルホルムアミドを7重量部
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテルを2重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤を含有する水を用いて濃縮物を所望の濃度まで希釈する。
所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸漬することによってキャベツの葉(Brassica oleracea)を処理し、葉がまだ湿っている間に、コナガ(Plutella xylostella)の毛虫を群がらせる。
所望の時間を経た後、死滅率を%で測定する。100%はすべての毛虫が死滅したことを意味し、0%は毛虫が全く死滅しなかったことを意味する。
活性化合物、活性化合物の濃度、及び試験の結果が表Fに示されている。
Figure 2006508059
Figure 2006508059
例G
スポドプテラ・フルジペルダ(Spodoptera frugiperda)試験
溶媒: ジメチルホルムアミドを7重量部
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテルを2重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤を含有する水を用いて濃縮物を所望の濃度まで希釈する。
所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸漬することによってキャベツの葉(Brassica oleracea)を処理し、葉がまだ湿っている間に、アオヨトウ(Spodoptera frugiperda)の毛虫を群がらせる。
所望の時間を経た後、死滅率を%で測定する。100%はすべてのアブラムシが死滅したことを意味し、0%はアブラムシが全く死滅しなかったことを意味する。
活性化合物、活性化合物の濃度、及び試験の結果が表Gに示されている。
Figure 2006508059
Figure 2006508059
Figure 2006508059
例H
テトラニカス(Tetranychus)試験(OP耐性/浸漬処理)
溶媒: ジメチルホルムアミドを7重量部
乳化剤: アルキルアリールポリグリコールエーテルを2重量部
活性化合物の適切な調製物を作製するために、活性化合物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、乳化剤を含有する水を用いて濃縮物を所望の濃度まで希釈する。
あらゆる段階の温室ハダニ(Tetranychus urticae)が大量に群がっている豆植物(Phaseolus vulgaris)を、所望の濃度の活性化合物の調製物中に浸漬させる。
所望の時間を経た後、効果を%で測定する。100%はすべてのハダニが死滅したことを意味し、0%はハダニが全く死滅しなかったことを意味する。
活性化合物、活性化合物の濃度、及び試験の結果が表Hに示されている。
Figure 2006508059
Figure 2006508059
Figure 2006508059
Figure 2006508059

Claims (10)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2006508059
    式中、
    nは、数0、1又は2を表し、
    Rは、水素又はフッ素を表し、
    X、Y及びZは、互いに独立に、
    水素、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ヒドロキシル、シアナート、チオシアナート、ハロゲンを表し、
    それぞれ必要に応じてシアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシ置換され、それぞれアルキル基中に1ないし6個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニルを表し、
    それぞれ必要に応じてハロゲン置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし6個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニルを表し、
    それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし4個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキルを表し、又は
    それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ又はC−C−アルコキシ−カルボニルによって置換されたフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルを表し、又は
    一緒にベンゾ基を表し又はそれぞれ最大4個の炭素原子を有するアルキレン若しくはアルケニレンを表し、ここで、前記炭素鎖は、1ないし3個の窒素原子又は1ないし2個の(直接隣接していない)酸素原子によって分断されていてもよく、このようにして形成された環の一部がハロゲン又は1ないし4個の炭素原子を有するアルキルによって必要に応じて置換され、ここで、
    X、Y、又はZ基のうち少なくとも1つは、
    最大10個の炭素原子と最大5個の窒素原子及び/又は1つの酸素原子若しくは硫黄原子とを有し、必要に応じて1又は2個のオキソ基(C=O)、チオキソ基(C=S)、−SO基又は−SO基をさらに含有し、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大4個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基は、
    ニトロ;アミノ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;ハロゲン;それぞれ必要に応じてシアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシ置換され、それぞれアルキル基中に1ないし6個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてハロゲン置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし6個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニル;それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし4個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキル;それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ又はC−C−アルコキシ−カルボニルで置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである。
  2. (a)式(II)の化合物
    Figure 2006508059
    (式中、
    nとRは、請求項1に記載されている意味を有し、
    、Y、Zは、それぞれ、対応する基X、Y、及びZについて請求項1に記載されている意味を有するが、何れの場合にも、複素環基を表すことはなく、
    基X、Y、Zのうち少なくとも1つがハロゲンを表す)を、
    式(IIIa)、(IIIb)又は(IIIc)の複素環
    H−X(IIIa)、 H−Y(IIIb) H−Z(IIIc)
    (式中、X、Y及びZは、
    最大10個の炭素原子と最大5個の窒素原子及び/又は1つの酸素若しくは硫黄原子とを有し、必要に応じてオキソ基(C=O)、チオキソ基(C=S)、−SO基又は−SO基をさらに含有し、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大4個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基は、
    ニトロ;アミノ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;ハロゲン;それぞれ必要に応じてシアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシ−置換され、それぞれアルキル基中に1ないし6個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニル;必要に応じてハロゲン置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし6個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニル;それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし4個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルコキシ−カルボニル、C−C−アルキレンジオキシ又はC−C−ハロアルキレンジオキシで置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである)と、
    適切な場合には1又は複数の反応補助剤の存在下、及び適切な場合には1又は複数の希釈剤の存在下において、反応させるか、
    又は
    (b)式(IV)の化合物
    Figure 2006508059
    (式中、
    X、Y及びZは、請求項1に記載されている意味を有する)を、
    式(V)の化合物
    Figure 2006508059
    (式中、
    Rは、請求項1に記載されている意味を有し、
    は、ハロゲンを表す)と、
    適切な場合には1又は複数の反応補助剤の存在下、及び適切な場合には1又は複数の希釈剤の存在下において、反応させ
    適切な場合には、プロセス(a)又は(b)に従って得られた式(I)の化合物が、常法により、上記定義による式(I)の他の化合物に転換される、ことを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物を調製する方法。
  3. nが、数0又は2を表し、
    Rが、水素又はフッ素を表し、
    X、YおよびZが、互いに独立に、
    水素、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ヒドロキシル、シアナート、チオシアナート、ハロゲンを表し、
    それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素又はC−C−アルコキシ置換され、それぞれアルキル基中に1ないし5個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニルを表し、
    それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし5個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニルを表し、
    それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし3個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキルを表し、又は
    それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ(それぞれ、ハロゲンはフッ素又は塩素を表すことが好ましい)又はC−C−アルコキシ−カルボニルによって置換されたフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルを表し、又は
    一緒にベンゾ基を表し又はそれぞれ最大4個の炭素原子を有するアルキレン若しくはアルケニレンを表し、ここで、前記炭素鎖は、1ないし3個の窒素原子又は1ないし2個の(直接隣接していない)酸素原子によって分断されていてもよく、このようにして形成された環の一部がフッ素、塩素、臭素又は1ないし3個の炭素原子を有するアルキルによって必要に応じて置換され、ここで、
    X、Y、又はZ基のうち少なくとも1つは、4、6、9又は10個の炭素原子と最大4個の窒素原子及び/又は1つの酸素原子若しくは硫黄原子とを有し、必要に応じて1又は2個のオキソ基(C=O)、チオキソ基(C=S)、−SO基又は−SO基をさらに含有し、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大3個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基は、
    ニトロ;アミノ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;ハロゲン;それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素又はC−C−アルコキシ−置換され、それぞれアルキル基中に1ないし5個の炭素原子を有するアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルアミノ、アルキルアミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ジアルキルアミノ、ジアルキルアミノカルボニル又はジアルキルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてハロゲン置換され、それぞれアルケニル又はアルキニル基中に2ないし5個の炭素原子を有するアルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシカルボニル、アルキニル、アルキニルオキシ又はアルキニルオキシカルボニル;それぞれシクロアルキル又はシクロアルケニル基中に3ないし6個の炭素原子を有し、適切な場合には、アルキル部分中に1ないし3個の炭素原子を有するシクロアルキル、シクロアルケニル又はシクロアルキルアルキル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ(それぞれ、ハロゲンはフッ素又は塩素を表すことが好ましい)、C−C−アルコキシ−カルボニル、メチレンジオキシ又はジフルオロメチレンジオキシで置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  4. nが、数0を表し、
    X、YおよびZが、互いに独立に、
    水素、ニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、ヒドロキシル、シアナート、チオシアナート、フッ素、塩素、臭素を表し、
    それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ置換されたメチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アセチル、プロピオニル、n−又はi−ブチロイル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−又はi−プロピルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−又はi−プロピルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、n−又はi−プロピルスルホニルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノ、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−又はi−プロピルアミノカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノカルボニル、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−又はi−プロポキシカルボニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−又はi−プロピルスルホニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルスルホニルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジメチルアミノスルホニル又はジエチルアミノスルホニルを表し、
    それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換されたエテニル、プロペニル、ブテニル、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、プロピニルオキシカルボニル又はブチニルオキシカルボニルを表し、
    シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル又はシクロヘキシルメチルを表し、又は
    それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルよって置換されたフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルを表し、又は
    一緒に、トリメチレン、テトラメチレン、プロペン−1,3−ジイル又はブタジエン1,4−ジイルを表し、ここで、前記炭素鎖は1ないし3個の窒素原子若しくは1ないし2個の(直接隣接していない)酸素原子によって分断されていてもよく、このようにして形成された環の一部がフッ素、塩素、臭素、メチル又はエチルによって必要に応じて置換され、ここで、
    X、Y、又はZ基のうち少なくとも1つが、フリル、ベンゾフリル、テトラヒドロフリル、チエニル、ベンゾチエニル、ピロリル、インダゾリル、テトラヒドロインダゾリル、オキソピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、2,5−ジオキソ−1−アザシクロペンチル、ピラゾリル、ピラゾリニル、オキソピラゾリニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロペンチル、イミダゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、オキソトリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、1,4−ジヒドロ−4−オキソピリジン−1−イル、キノリニル、イソキノリニル、ピペリジニル、オキソピペリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロヘキシル、モルホリニルからなる群から選択され、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大3個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基が、
    ニトロ;アミノ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;フッ素;塩素;臭素;ヨウ素;それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ置換されたメチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アセチル、プロピオニル、n−又はi−ブチロイル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−又はi−プロピルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−又はi−プロピルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、n−又はi−プロピルスルホニルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノ、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−又はi−プロピルアミノカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノカルボニル、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−又はi−プロポキシカルボニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−又はi−プロピルスルホニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルスルホニルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジメチルアミノスルホニル又はジエチルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換されたエテニル、プロペニル、ブテニル、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、プロピニルオキシカルボニル又はブチニルオキシカルボニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル又はシクロヘキシルメチル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロジフロロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチレンジオキシ又はジフルオロメチレンジオキシによって置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  5. n、R、X、Y及びZが特に好ましいものとして請求項1に記載された意味を有し、Yは水素を表すことが好ましく、
    前記X又はZ基のうち少なくとも1つが、
    フリル、ベンゾフリル、テトラヒドロフリル、チエニル、ベンゾチエニル、ピロリル、インダゾリル、テトラヒドロインダゾリル、オキソピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、2,5−ジオキソ−1−アザシクロペンチル、ピラゾリル、ピラゾリニル、オキソピラゾリニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロペンチル、イミダゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、オキソトリアゾリニル、テトラゾリル、オキソゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、1,4−ジヒドロ−4−オキソピリジン−1−イル、キノリニル、イソキノリニル、ピペリジニル、オキソピペリジニル、ピラジニル、ピラダジニル、ピリミジニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロヘキシル、モルホリニルからなる群から選択され、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大3個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基が、
    ニトロ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;フッ素;塩素;臭素;ヨウ素;それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ置換されたメチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アセチル、プロピオニル、n−又はi−ブチロイル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−又はi−プロピルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−又はi−プロピルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、n−又はi−プロピルスルホニルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノ、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−又はi−プロピルアミノカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノカルボニル、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−又はi−プロポキシカルボニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−又はi−プロピルスルホニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルスルホニルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジメチルアミノスルホニル又はジエチルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換されたエテニル、プロペニル、ブテニル、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、プロピニルオキシカルボニル又はブチニルオキシカルボニル;シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル又はシクロヘキシルメチル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロジフロロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルによって置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルであり、
    必要に応じて残りの基X又はZが水素を表す、ことを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  6. n、R、X及びZが特に好ましいものとして請求項1に記載された意味を有し、XとZは水素を表すことが好ましく、
    Yが、フリル、ベンゾフリル、テトラヒドロフリル、チエニル、ベンゾチエニル、ピロリル、オキソピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、オキソピラゾリニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロペンチル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、オキソトリアゾリニル、テトラゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、キノリニル、イソキノリニル、ピペリジニル、オキソピペリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、2−オキソ−1,3−ジアザシクロヘキシル、モルホリニルからなる群から選択され、以下に列記されている置換基を必要に応じて最大3個含有する、飽和又は不飽和の、単環又は二環式複素環基を表し、前記置換基が、
    ニトロ;シアノ;カルボキシル;カルバモイル;チオカルバモイル;ヒドロキシル;フッ素;塩素;臭素;ヨウ素;それぞれ必要に応じてシアノ、フッ素、塩素、臭素、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ置換されたメチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、アセチル、プロピオニル、n−又はi−ブチロイル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−又はi−プロピルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−又はi−プロピルスルホニル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、n−又はi−プロピルスルホニルオキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−又はi−プロピルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノ、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−又はi−プロピルアミノカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブチルアミノカルボニル、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−又はi−プロポキシカルボニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−又はi−プロピルスルホニルアミノ、n−、i−、s−又はt−ブチルスルホニルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−i−プロピルアミノ、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジメチルアミノスルホニル又はジエチルアミノスルホニル;それぞれ必要に応じてフッ素、塩素又は臭素置換されたエテニル、プロペニル、ブテニル、プロペニルオキシ、ブテニルオキシ、プロペニルオキシカルボニル、ブテニルオキシカルボニル、エチニル、プロピニル、ブチニル、プロピニルオキシ、ブチニルオキシ、プロピニルオキシカルボニル又はブチニルオキシカルボニル;シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル又はシクロヘキシルメチル、それぞれ必要に応じてニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−又はi−プロピル、n−、i−、s−又はt−ブチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロメチル、フルオロジクロロメチル、メトキシ、エトキシ、n−又はi−プロポキシ、n−、i−、s−又はt−ブトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−又はi−プロピルチオ、n−、i−、s−又はt−ブチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロジフロロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−又はi−プロポキシカルボニル、n−、i−、s−又はt−ブトキシカルボニルによって置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ピリジル、フリル又はチエニルである、ことを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  7. 請求項1に記載の式(I)の化合物を少なくとも1種含むことを特徴とする、殺虫剤。
  8. 有害生物を駆除するための請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  9. 請求項1に記載の式(I)の化合物又は請求項7に記載の組成物が、有害生物及び/又はそれらの生息環境に対して作用し得ることを特徴とする、有害生物を駆除する方法。
  10. 請求項1に記載の式(I)の化合物が増量剤及び/又は界面活性剤と混合されることを特徴とする、殺虫剤を調製する方法。
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