JP2006507310A - アニオン性及び/又は非イオン性香料ポリマー粒子を含む洗い流し型パーソナルケア組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
a)次のものを含む香料ポリマー粒子:
i)アニオン性及び/又は非イオン性モノマーを含むアニオン性及び/又は非イオン性ポリマー;並びに
ii)約200未満の分子量、及び/又は約250℃未満の沸点、及び/又は約3未満のClogP、及び/又は約1700未満のコバット指数(Kovats Index)値を有する1以上の香料原料を含む香料;並びに
b)パーソナルケア添加物成分を含み;
好ましくは、本明細書に記載される香料沈積及び送達試験手順(Perfume Deposition & Delivery Test Protocol)Iにより測定される場合に、香料原料がポリマーと香料ポリマー粒子の形態に結合する場合は、香料原料がポリマーと香料ポリマー粒子の形態に結合しない場合より、多くの香料原料が、基材上に付着し及び/又は基材から放出するパーソナルケア組成物が提供される。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約200未満の分子量、及び/又は約250℃未満の沸点、及び/又は約3未満のClogP、及び/又は約1700未満のコバット指数(Kovats Index)値を有する香料原料に対して、他の香料原料より大きい親和性を示すパーソナルケア組成物が提供される。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約1500未満のDB−5上のコバット指数(Kovats
Index)を有する香料原料に対して、約1700を超えるDB−5上のコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より大きい親和性を示すパーソナルケア組成物が提供される。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約1000〜1500のDB−5上のコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料に対して、約1700を超えるDB−5上のコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より少なくとも1.2倍大きい親和性を示すパーソナルケア組成物が提供される。
本発明のなお更に別の態様では、処置が必要なヒトの皮膚及び/又はヒトの毛髪及び/若しくはペットの毛を処置するための方法であって、ヒトの皮膚並びに/又はヒトの毛髪及び/若しくはペットの毛に、本発明の香料ポリマー粒子及び/又はパーソナルケア組成物により接触する工程;及びヒトの皮膚及び/又はヒトの毛髪及び/若しくはペットの毛が処置されるように、任意にパーソナルケア組成物を洗い流す工程を含む方法が提供される。
本発明のなお更に別の態様では、本発明の方法により処置された基材が提供される。
本発明はまた、上記の実施形態による香料ポリマー粒子を含む組成物、及び香料ポリマー粒子及びそれらを含有する組成物を製造するための方法に関する。
特に指定されない限り、本明細書で使用する時分子量はすべて、g/molとして表される重量数分子量である。
本明細書で使用する時、「非重合的に結合された」とは、ポリマーが形成された後で、香料がポリマーに吸収される及び/又はポリマーに吸着される及び/又は別の方法でポリマーに結合されることを意味する。換言すれば、香料は、ポリマーの重合中及び/又は融解中はポリマーと共に存在しない。別の言い方をすると、香料は予備形成されたポリマー粒子と混合されて、本発明による香料ポリマー粒子を生成する。本発明の目的上、この定義は封入(ポリマーが香料を封入する)を除外する。好ましくは香料ポリマー粒子は、予備形成された香料を装填された基質系ではない。
fragrance)香料の用途又は製品、美容ケア製品、例えばクリーム、ローション、防臭剤、制汗剤、及びその他の局所適用組成物;ヘアケア製品、例えばヘアスプレー、リーブインコンデイショナーなどが挙げられる。
香料は、香料原料(「PRMs」)を含む。PRMsは、それらの沸点(B.P.)、及び/又はそれらのオクタノール/水分配係数(P)(別の方法ではlogPとして既知であり、及び計算される場合にはClogPとして既知である)、及び/又は分子量、及び/又はコバット指数(Kovats index)を特徴とすることができる。PRMのオクタノール/水分配係数は、オクタノール中及び水中のその平衡濃度の間の比である。本発明の香料成分の分配係数は高い値を有するため、それらは10を底とするそれらの対数、logPの形でより簡便に表される。したがって本発明の香料成分は、約3未満のlogPを有する。本発明のパーソナルケア組成物は好ましくは、少なくとも約0.1%の1以上の香料原料を含む。
and Flavor Chemicals)(アロマケミカルズ(Aroma Chemicals))」に示されており、本明細書に参考として組み込まれる。
Chemical Information Systems,Inc.)(デイライト CIS(Daylight
CIS))より入手可能なポモナ92データベース(Pomona92 database)は、元の文献の引用と共に多くのものを含有している。しかし、logP値は、最も簡便には、同様にデイライト(Daylight)CISから入手可能な「CLOGP」プログラムにより計算される。このプログラムはまた、ポモナ92データベースにある実験的なlogP値も一覧にしている。「logPの計算値」(ClogP値)は、ハンシュ(Hansch)及びレオ(Leo)のフラグメント手法(fragment approach)により求められる(参考として本明細書に組み込まれる、A.レオ、「総括医薬品化学(Comprehensive
Medicinal Chemistry)」、第4巻、C.ハンシュ(C.Hansch)、P.G.サメンス(P.G.Sammens)、J.B.テイラー(J.B.Taylor)、及びC.A.ラムスデン(C.A.Ramsden)編、295頁、パーガモン出版(Pergamon
Pres)、1990年を参照)。この分画法は、各香料成分の化学構造を基にして、原子の数と種類、原子の結合性、及び化学結合を考慮に入れている。ClogP値は、最も信頼でき、物理化学的特性の評価に広く用いられており、好ましくは、本発明で有用な香料成分の選択においてlogPの実験値の代わりに用いられる。
代表的なPRMsが本明細書に記載されるKIの表において同定される。
本発明の香料組成物に有用な香料ポリマー粒子は、基材上に付着する及び/又は基材から放出する香料原料の濃度を強化/増加する香料ポリマー粒子を包含する。
Perfume Deposition & Delivery Test)を用いて、香料ポリマー粒子が本発明の範囲内に入るか否かを決定することができる。次の試験手順のすべてがそう示す場合には、香料ポリマー粒子は、本発明の範囲には入らない。
香料原料及びポリマー粒子を含む各有益剤送達系が手順IAに従って試験される。香料中に一般的に見出される各香料原料(PRM)が、各ポリマー粒子(PP)と共に試験されて、組み合わせ(PRM−PP)が、送達されるPRMの濃度の強化及び/若しくは増加、並びに/又はPRM単独で得られるものより大きい寿命を示すか否かを決定する。
I.試料(PRM1−PP1及びPRM2−PP1)対、対照(PRM1及びPRM2)、並びに試料(PRM3−PP1)対、対照(PRM3);又は
II.試料(PRM2−PP1及びPRM3−PP1)対、対照(PRM2及びPRM3)、並びに試料(PRM1−PP1)対、対照(PRM1);又は
III.試料(PRM1−PP1)対、対照(PRM1)、試料(PRM2−PP1)対、対照(PRM2)、及び試料(PRM3−PP1)対、対照(PRM3)。
寿命試験(Longevity Test)(LT)に用いられるPRMs及びPPの濃度は、TS0に基づく一連の溶液の中で最低濃度であり、その濃度で試験溶液中の各PRMは、1以上の指定された時点で、処置される基材から収集されたヘッドスペース試料中に検出される。この条件がTS0によって満たされない場合には、試験溶液中のPRMs及びPPの濃度は2倍にされ、新しい溶液(TS1)が同じ方式によって試験される。このプロセスは上記のPRM検出条件が満たされるまで繰り返される。上記のPRM検出条件を満たす試験溶液(TSn)中のPRMs及びPPの濃度は、次の等式によってTS0中のPRMs及びPPの濃度に関連する:
[PRM,PP](TSn中)=2n[PRM,PP](TS0中);その場合n=0、1、2、3…
場合によっては、濃度を2倍にするプロセスが、PRMs及びPPの両方の濃度が試験溶液の5重量%を超えるまで繰り返されるが、上記のPRM検出条件はなお満たされない。その場合は、次の代わりの方法が試験を行う際に用いられてもよい。(i)上記のPRM検出条件が満たされるまで、又は(ii)香料の0.1重量%を超える濃度を有する個々のPRMに関して、次の2つの代わりの条件の内の少なくとも1つが満たされるまで、基材上に移されるTSnのアリコートが、1.0mL〜3mL、次には10mLまで増加される。
(2)試験溶液中の低いKIのPRMsの少なくとも10、及び試験溶液中の高いKIのPRMsの少なくとも5が、1以上の指定された時点で、処置される基材から収集されるヘッドスペース試料中に検出される。
試験溶液は、共に試験されるPRM(複数)及びPP(複数)を、消費者製品中に用いられる濃度と等しい濃度で組成物中に溶解及び/又は混合することにより調製される。例えば消費者製品中のPRM(複数)及びPP(複数)のそれぞれの濃度は、2.0%及び4.0%であってもよい。溶液は大気に対して密閉され、及び24時間室温で熟成されて、TS0と指定される初期試験溶液が得られる。
好適な機器がS.マエノ(S.Maeno)及びP.A.ロドリゲス(P.A.Rodriguez)によりクロマトグラフィー誌(J.Chromatography)、A731巻(1996年)201〜215ページに記載されている。機器は次のものを含む:
1)基材(上記のように処置され及び空気乾燥されている)を含有し、PRM(複数)をヘッドスペース中に分配し及び平衡に到達させるヘッドスペース収集器;
2)多孔性ポリマーを含有するトラップであって、これは芳香物質を保持する能力を有する;
3)閉じ込められたヘッドスペース蒸気を定量分析のためにGC上に移す移動装置;及び
4)ヘッドスペース検出能力を有し及びヘリウムを移動相として用いるGC−MS。
上記のPRM検出条件又は代わりの条件(複数)を満たす所与の試験溶液TSnが調製される。第2の試験溶液TScが、ポリマー粒子が包含されないことを除いて、TSnのすべての構成成分を、TSn中と同じ濃度で含有して調製される。同等の手順が、ポリマー粒子(PPs)を含有しない溶液(TSc)を用いて実行される。溶液TScは、試験において参照溶液としての機能を果す。同等の試験条件で、上記のような試験溶液の所与の組み(TSc及びTSn)についてデータが集められ、ヘッドスペースガスクロマトグラフィー(HSGC)を介して分析され、次の各3つの指定時間:2、6、及び24時間におけるヘッドスペース中の各PRMの量が測定される。次の表は寿命試験(Longevity
Test)Iから得られる結果の型を示している。
更に、寿命の利益がPRMの混合物について確認される場合は、香料ポリマー粒子は本発明の範囲内に入る。RFs又はARFが3つの指定時点のいずれか1つにおいて、次の要件の1以上を満たす場合は、寿命の利益がPRMの混合物について確認される。
2.1以上のLKI香料について観測される応答因子が、HKI香料原料について観測される平均応答因子より大きい場合;又は
3.すべての測定された低いコバット指数(Low Kovats Index)(LKI)香料原料(PRMs)について観測される平均応答因子(ARF)が、すべての測定された高いコバット指数(High
Kovats Index)(HKI)香料原料(PRMs)について観測されるARFより大きい場合。
例えば上記の表中のデータは、PRM混合物(PRM1〜6を含有する)及びPP1の香料ポリマー粒子についての寿命の利益を確認する。
4.すべての測定されたLKIのPRMsについて観測される平均応答因子(ARF)が、すべての測定されたHKIのPRMsについて観測されるARFより、少なくとも約1.2、好ましくは少なくとも約1.6、より好ましくは少なくとも約2、更により好ましくは少なくとも約3、更により好ましくは少なくとも約5、及びなお更により好ましくは少なくとも約10大きい場合。具体的には、ARFLKI値/ARFHKI値の比はまた選択比とも呼ばれるが、少なくとも約1.2、好ましくは少なくとも約1.6、好ましくは少なくとも約2、より好ましくは少なくとも約3、更により好ましくは少なくとも約5、なお更により好ましくは少なくとも約10である。更に、理論に束縛されるものではないが、この選択比はまた、高いKIのPRMsより低いKIのPRMsへの、ポリマー粒子の選択性又は親和性を示す。
ポリマー粒子を含む各有益剤送達系が手順IBに従って試験され、その中で香料原料のアコードが各ポリマー粒子(PP)に関して試験され、PRMsとPP(複数)の組み合わせが、PRM単独で得られるものと比べて、基材に送達される又は基材から放出されるPRM(複数)の濃度の強化若しくは増加、又は持続放出性を示すか否かを決定する。
Test)で記載されるように香料ポリマー粒子中で評価されなければならない。
加えて、TSc中の低いコバット指数(Kovats Index)のPRMについてのHSGC面積数値が0である場合、例えばそのHSGC面積数値が機器の検出限界より小さく、及びTSn中の同じ低いコバット指数(Kovats Index)のPRMについてのHSGC面積数値がゼロでない場合には、HSGC面積数値のゼロでない値を得るために、上記のように新しい試験溶液を調製してTSn及びTScの両方の中のPRM濃度を増加することが必要である。こうした工程がTSc中のPRMについてのゼロでない値を提供しない場合には、こうしたPRM(複数)についての応答因子値は10xに定義されなければならない。
低いコバット指数(Low Kovats Index)(LKI)のPRMsの内の10について観測されたARFが、高いコバット指数(High
Kovats Index)(HKI)のPRMsの内の10について観測されたARFより大きい場合は、ポリマー粒子は本発明の範囲に入る。具体的には、選択比とも呼ばれる、ARFLKI値/ARFHKI値の比は、少なくとも約1.2、好ましくは少なくとも約1.6、好ましくは少なくとも約2、より好ましくは少なくとも約3、更により好ましくは少なくとも約5、なお更により好ましくは少なくとも約10である。更にこの選択比はまた、高いKIのPRMsより低いKIのPRMsについてのポリマー粒子の選択性又は親和性を示す。
本発明のパーソナルケア組成物に有用なポリマー粒子は、約200未満の分子量、及び/又は約250℃未満の沸点、及び/又は約3未満のClogP、及び/又は約1700未満のコバット指数(Kovats Index)値を有する香料原料に対して、他の香料原料より大きい親和性を示すアニオン性又は非イオン性ポリマーを含むアニオン性又は非イオン性ポリマー粒子を含む。アニオン性又は非イオン性ポリマー粒子が本発明の範囲内に入るか否かを決定するために、次のポリマー粒子親和性試験手順 (Polymeric
Particle Affinity Test Protocol)IIが提供されている。
ポリマー粒子の水性分散液が香料油と完全に混合され、次いで4,189rad/s(40,000rpm)で16時間の超遠心分離を介して分離される。遠心分離後、内容物は識別可能な層、例えば香料油(最上部)、水性層(中間部)、及び粒子層(最下部)に分離する。各層からの試料が好適な有機溶媒(例えばアセトン)により抽出され、上記に与えられた機器条件を用いて香料同定のためにGC/MSを介して分析される。本発明の特性を示すポリマー粒子物質は、約200未満の分子量、及び/又は約250℃未満の沸点、及び/又は約3未満のClogP、及び/又は約1700未満のコバット指数(Kovats Index)値を有する粒子層に含有される香料原料に選択性を示す。
アニオン性又は非イオン性ポリマー粒子は少なくとも1つのアニオン性又は非イオン性モノマー、及び任意に1以上のカチオン性モノマー、好ましくはまた架橋モノマーから重合される。重合プロセスは、乳化及び/又は懸濁及び/又はミニエマルション重合のような当該技術分野において既知のいずれの好適なプロセスであってもよい。重合の間に乳化剤及び/又は安定剤が、ポリマー粒子が凝固しないように及び/又はポリマー粒子が形成されている水溶液から飛び出さないようにするために存在してもよい。
Zeta Plus)ゼータ電位分析器を用いて測定される。香料ポリマー粒子(Perfume Polymeric Particles)の希釈懸濁液(即ち、25gの脱イオン化(DI)水中0.1gの粒子、又はPPPの一滴(それらが溶液として供給される場合))が最初に調製され、次にこの懸濁液の1〜2滴が10mMのKCl中に希釈される。系のpHは調整されない。ゼータ電位分析は、このKClで希釈された試料で実施される。本発明の目的上、10回の実行の平均が負のゼータ電位を結果としてもたらす場合には粒子はアニオン性として、及び平均が正のゼータ電位を結果としてもたらす場合にはカチオン性として定義される。ポリマー粒子のモノマーは、結果として得られるアニオン性又は非イオン性ポリマー粒子が、約200未満の分子量、約250℃未満の沸点、及び約3未満のClogP、及び/又は約1700未満のコバット指数(Kovats Index)値を有する香料原料について親和性を有するように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約800〜1500のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より大きい親和性を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約1000〜1500のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より大きい親和性を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)Iにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料について、約1600を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料より1.2xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約1000〜1500のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より1.2xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はIIにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より1.2xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)Iにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料について、約1600を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料より1.6xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約1000〜1500のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より1.6xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はIIにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より1.6xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はIIにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より2xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約1000〜1500のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より2xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)Iにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料について、約1600を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料より2xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)Iにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料について、約1600を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料より3xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約1000〜1500のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より3xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はIIにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より3xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)Iにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料について、約1600を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料より5xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約1000〜1500のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より5xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はIIにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より5xの親和性の選択比を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)Iにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料について、約1600を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する少なくとも4つの香料原料より10xの親和性を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はIIにより測定される場合に、約1000〜1400のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より10xの親和性を示すように選択されてもよい。
Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle
Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、約1000〜1500のDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する香料原料について、約1700を超えるDB−5についてのコバット指数(Kovats Index)を有する他の香料原料より10xの親和性を示すように選択されてもよい。
別の実施形態では、ポリマー粒子は約3μm〜約39μm及び/又は約5μm〜約20μm及び/又は約5μm〜約12μmの平均粒径を有してもよい。
更に別の実施形態では、ポリマー粒子は約100nm〜約1μm及び/又は約200nm〜約900nm及び/又は約700nm〜約900nmの平均粒径を有してもよい。
1つの実施形態では、ポリマー粒子は約50℃〜約150℃、好ましくは約80℃〜約120℃のガラス転移温度を有する。
1つの実施形態では、ポリマー粒子はモノマーの重合後、単一のポリマーを含んでもよい。モノマーの重合中に、乳化剤及び/又は安定剤が結果として得られるポリマー粒子にグラフト化されてもよい。
ポリマー粒子が水性分散液中で安定であることは望ましい。ポリマー粒子の安定性は、結果として得られるポリマー粒子の平均粒径及び/又は結果として得られるポリマー粒子の正味電荷により影響され得る。
加えてポリマー粒子は、パーソナルケア組成物、特に本発明によるボディウォッシュ及びヘアケア組成物のような製品処方中で安定であることが望ましい。
本発明のポリマー粒子はアニオン性又は非イオン性ポリマー粒子であるが、カチオン電荷及び/又は双性イオン電荷を有するモノマーを、アニオン性又は非イオン性モノマー(複数)と共に用いてアニオン性又は非イオン性ポリマー粒子を形成することができる。
好適なアニオン性ポリマー粒子の非限定例は、ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)から商品名アリアンズ(Allianz)OPTとして市販されている。
非カチオン性モノマーは、疎水基含有モノマーであってもよい。疎水基は、非ヒドロキシル基、非カチオン性基、非アニオン性基、非カルボニル基、及び/又は非水素結合基から成る群から選択されてもよく、より好ましくはアルキル、シクロアルキル、アリール、アルカリール、アラルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択されてもよい。非カチオン性モノマーは、ヒドロキシル含有モノマーであってもよい。非カチオン性モノマーは、アニオン性基含有モノマーであってもよい。
本発明のカチオン性モノマーは、カチオン単位を含む。本発明の目的上、「カチオン単位」という用語は、本発明のポリマー粒子の構造中に組み込まれる場合には、約2〜約8のpH範囲内でカチオン電荷を保持できる部分として定義される。カチオン単位は、約2〜約8の範囲内のすべてのpH値においてプロトン化する必要はない。カチオン部分を含む単位の非限定例には、次の式を有するカチオン単位が挙げられる:
架橋モノマーは、本発明のポリマー粒子中に存在してもよい。好適な架橋モノマーの非限定例には、これらに限定されないがジアクリレート、ジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、エチレングリコールジメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ポリアリルスクロース、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、トリビニルトルエン、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、アリルメタクリレート、ジアリルマレアート、トリアリルマレアート、及び1,4−ブタンジオールジアクリレート、トリアリルマレアート、1,2−エタンジオールジアクリレート、1,3−プロパンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートが挙げられる。
本発明に用いるのに好適な乳化剤及び/又はコロイド安定剤(stablizers)は、当該技術分野において既知である。こうした乳化剤及び/又はコロイド安定剤の非限定例には、これらに限定されないがリシノールアミドプロピルトリメチル−アンモニウムメトサルフェート(ricinolyamidopropyltrimethyl-ammoniummetho sulfate)、ココペンチルエトキシメチル−アンモニウムメトサルフェート、ココビス(2−ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、セチルピリジニウムクロライド、グリセリルステアレート、ステアラドアミドエチルジエチルアミン(stearadamidoethyl diethylamine)、エトキシル化オレイルアミン、エトキシル化脂肪族アミン、エトキシル化四級化(quaternised)脂肪族アミン、エトキシル化脂肪族アルコール、ソルビタンステアレート、ポリソルベート、ステアレート、ドデシル硫酸ナトリウム、アンモニウムノノキシノールサルフェート、ドデシルトリメチルアンモニウムブロミド、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、ゼラチン、ポリビニルアルコール、アミノメチル化デンプン、ポリ(ビニルアルコール−コ−ビニルアセテート)コポリマー、修飾セルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース、ポリオキシエチレン、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレンコポリマー、ポリエーテル修飾ジメチコン及びポリエーテル−アルキル−ジメチコンコポリマー、カチオン性シリコーン及びポリイミドが挙げられる。
本発明の重合プロセスに用いるのに好適な反応開始剤は、当該技術分野において既知である。例には、これらに限定されないが、過硫酸ナトリウム、及びアゾ反応開始剤、例えば2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミド)ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)−ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4ジメチルバレロニトリル、2−(カルバモイルアゾ)−イソブチロニトリルが挙げられる。
本発明の香料ポリマー粒子は、1以上のパーソナルケア添加物成分と共に組みこまれてパーソナルケア組成物を形成してもよい。本発明のパーソナルケア組成物は、いずれかの好適な形態、例えば液体、ゲル、フォーム、ペースト、バー、錠剤、粉末、及び粒剤であってもよい。本発明の好ましい形態は液体である。パーソナルケア組成物の製品形態には、ボディウォッシュ製品、シャンプー、ヘア及び/又はボディコンディショナー、ペットの毛用シャンプー及び/又はコンディショナーを含んでもよい。
TS0のアリコートを水で希釈せず又はすすがないことを除いて間接適用に関するのと同じ手順に従う。寿命の利益は、特定のポリマー粒子(PP)について、指定時点のいずれか1つにおける、TSnからのヘッドスペース中のいずれかのPRMの定量的量が、対応する時点におけるTScからのヘッドスペース中の同じPRMの量より大きい場合に確認される。直接添加適用について、ポリマー粒子は、香料送達系中に存在する場合は、香料原料の放出特性を「平らにする」機能を果すことができる。これは、PPが存在する場合のPRMの初期のヘッドスペースの数値を、PPが存在しない場合のPRMのヘッドスペースの数値より低くする結果をもたらし得る。しかしながら、初期の又はその後の時点で、寿命の利益が観測される。好ましくは本発明のポリマー粒子は、1700未満のコバット指数(Kovat Index)を有するPRMsの寿命を増加し、及びより好ましくは1500未満のコバット指数(Kovat Index)を有するPRMsの寿命を、1700を超えるコバット指数(Kovat
Index)を有するPRMsよりも大きい範囲にまで増加する。
更に、本明細書に記載されるようなパーソナルケア組成物を皮膚、毛髪及び/又は爪に適用する工程、及び洗い流す工程を含む、ヒトの皮膚、毛髪又は爪の上に香料ポリマー粒子を付着する方法も提供される。
本発明のパーソナルケア組成物は、本発明による香料ポリマー粒子に加えて、カチオン性及び/又はアニオン性ポリマー、好ましくは付着強化ポリマー、及び/又は従来のパーソナルケア添加物成分を含んでもよい。
(沈着ポリマー)
本発明のパーソナルケア組成物は、香料ポリマー粒子の付着を促進する場合がある沈着ポリマーを含んでもよい。これらの沈着ポリマーは、アニオン性、カチオン性、非イオン性、及び/又は双性イオン性であってもよい。
1つの実施形態では、パーソナルケア組成物は、アニオン性ポリマー粒子及び/又は香料ポリマー粒子に加えてカチオン性沈着ポリマーを含む。カチオン性沈着ポリマー及びアニオン性ポリマー粒子及び/又は香料ポリマー粒子は、パーソナルケア組成物に添加される前に凝集することが望ましい。
Cosmetic Ingredient Dictionary)(第3版)」(化粧品香料工業会(Cosmetic,Toiletry,and
Fragrance Association,Inc.)(ワシントンD.C.)(1982年))に記載されており、この記載は、参考として本明細書に組み込まれる。
生のままの製品4グラムを50mlの円錐底遠心管(コーニング(Corning)部品番号430304又は類似品)に入れ、36グラムの蒸留水で希釈する。次に管に蓋をし、製品がすべて分散するまで激しく振盪する。これを初期時間とみなす。次に管を垂直に立てる。ポリマー粒子を含有する製品については、ポリマー粒子の懸濁のために系は不透明である。ポリマー系及び特定の添加の順番を審査するため、ポリマー有り及びなしのバッチ、又は異なる添加方法を介して製造されたバッチが作られ、この試験において比べられる。好ましいポリマー及び添加の順番は、一般に約30分未満の迅速な時間規模で粒子の凝集を結果としてもたらすが、ポリマーなしの同じ組成物又は異なる添加方法を介して製造された組成物の凝集時間より少ない、いずれの凝集時間も、好適な沈着ポリマー又は添加の順番であることを示す。ポリマー粒子が凝集し及び初めはほとんど均一に不透明である懸濁液から取り除かれるために、希釈された試料中に透明領域が形成することにより凝集は観測できる。これが目に付く程度に起きるためにかかる時間を、凝集時間と考える。
本発明のパーソナルケア組成物は、毛髪又は皮膚への適用に好適な界面活性剤を含んでもよい。本明細書で用いるのに好適な界面活性剤には、毛髪又は皮膚への適用に好適ないずれかの既知の又はそうでなければ有効なケア界面活性剤が含まれ、この界面活性剤はそうでなければ組成物中の他の必須成分と適合性がある。好適な洗浄界面活性剤としては、アニオン性、非イオン性、カチオン性、双性イオン性若しくは両性の界面活性剤、又はこれらの組み合わせが挙げられる。
パーソナルケア組成物に用いるのに好適なアニオン性界面活性剤には、アルキル及びアルキルエーテルサルフェートが挙げられる。これらの物質は、それぞれ式ROSO3M及びRO(C2H4O)xSO3Mを有し、式中、Rは、約8個〜約24個の炭素原子のアルキル又はアルケニルであり、xは1〜10であり、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウム又はトリエタノールアミンのような水溶性カチオンである。アルキルエーテルサルフェートは、典型的にはエチレンオキシドと約8個〜約24個の炭素原子を有する一価アルコールとの縮合生成物として作られる。好ましくは、Rはアルキル及びアルキルエーテルサルフェートの両方において約10個〜約18個の炭素原子を有する。アルコールは、例えばココヤシ油若しくは獣脂等の脂肪から誘導、又は合成することができる。ココヤシ油から誘導されたラウリルアルコール及び直鎖アルコールが、本明細書において好ましい。このようなアルコールを、モル比が約1〜約10、好ましくは約3〜約5、特に約3のエチレンオキシドと反応させ、得られた分子種の混合物、例えばアルコール1モルにつき平均3モルのエチレンオキシドを有する混合物を、硫酸化及び中和させる。
Detergents)、1989年年鑑、M.C.出版社(M.C.Publishing Co.)により出版、及び米国特許第3,929,678号に記載され、これらの記載は参考として本明細書に組み込まれる。
石鹸−脂肪酸の一価及び二価の塩も好適である。
カチオン性界面活性剤も本明細書のパーソナルケア組成物に使用できるが、一般にはあまり好ましくなく、好ましくは組成物の約5重量%未満に相当する。
1)アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば直鎖又は分枝鎖構造のいずれかで約6個〜約20個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルキルフェノールとエチレンオキシドとの縮合生成物であって、エチレンオキシドがアルキルフェノール1モル当たり約10〜約60モルのエチレンオキシドに相当する量で存在する縮合生成物;
2)エチレンオキシドと、プロピレンオキシドとエチレンジアミン生成物との反応から得られる生成物との縮合から誘導される非イオン性界面活性剤;
3)直鎖又は分枝鎖構造のいずれかで約8個〜約18個の炭素原子を有する脂肪族アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物、例えばココナッツアルコール1モル当たり約10〜約30モルのエチレンオキシドを有するココナッツアルコールエチレンオキシド縮合物であって、ココナッツアルコール部分が約10個〜約14個の炭素原子を有するもの;
4)次の一般式に相当する長鎖第三級アミンオキシド:
7)米国特許第4,565,647号に記載されているように、アルキルポリグリコシドのようなアルキル多糖類(APS)界面活性剤であって、約6個〜約30個の炭素原子を有する疎水性基、及び親水基としての多糖類(例えば、ポリグリコシド)を有し、また任意に該疎水性部分と親水性部分とを結合するポリアルキレンオキシド基を有し、該アルキル基(即ち、疎水性部分)が飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状、及び非置換又は置換(例えば、ヒドロキシ又は環式環で)であることができるもの;
8)式R(O)OCH2CH(OH)CH2(OCH2CH2)nOHであるもののようなポリエチレングリコール(PEG)グリセリル脂肪族エステルであって、式中、nが約5〜約200、好ましくは約20〜約100であり、Rが約8個〜約20個の炭素原子を有する脂肪族ヒドロカルビルであるもの。
本発明のパーソナルケア組成物は、組成物の物理的、化学的、美容的、又は審美的特徴を修正する場合がある、又は皮膚に付着した際に、追加的な「活性」構成成分としての機能を果す場合があるその他のパーソナルケア添加物成分を更に含んでもよい。組成物は、不活性添加物成分を更に含んでもよい。このような添加物成分の多くは、パーソナルケア組成物への使用が知られているが、このような添加物物質が本明細書に記載されている必須物質と適合性があるか、そうでなければ製品性能を大きく損なうものではない場合には、本明細書の局所適用組成物にも使用されてもよい。
Ingredient Handbook)、第2版、米国化粧品工業会(The Cosmetic,Toiletries,and
Fragrance Association,Inc.)、1988年、1992年などの参考文献に記載されているものである。このような添加物成分の非限定例としては、防腐剤(プロピルパラベンなど)、防臭剤、抗菌剤、芳香剤、防臭芳香剤、着色剤又は染料、増粘剤、感覚剤、日焼け止め剤、界面活性剤又は乳化剤、ゲル化剤又はその他の懸濁剤、pH調節剤、共溶媒又はその他の追加溶媒、皮膚軟化剤、薬用活性物質、ビタミン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
Carbide))より入手可能なポリオックス(Polyox)WSR(登録商標)N−10及びPEG−2,000としても既知である);R95がHであり、x3が約5,000の平均値を有するPEG−5M(PEG−5Mは、共にユニオン・カーバイドより入手可能なポリオックスWSR(登録商標)N−35及びポリオックスWSR(登録商標)N−80、並びにPEG−5,000及びポリエチレングリコール300,000としても既知である);R95がHであり、x3が約7,000の平均値を有するPEG−7M(PEG−7Mは、ユニオン・カーバイドより入手可能なポリオックスWSR(登録商標)N−750としても既知である);R95がHであり、x3が約9,000の平均値を有するPEG−9M(PEG−9Mは、ユニオン・カーバイドより入手可能なポリオックスWSR(登録商標)N−3333としても既知である);並びにR95がHであり、x3が約14,000の平均値を有するPEG−14M(PEG−14Mは、ユニオン・カーバイドより入手可能なポリオックスWSR(登録商標)N−3000としても既知である)である。
Company)から入手可能な、商品名カーボポール(Carbopol)934、カーボポール(Carbopol)940、カーボポール(Carbopol)950、カーボポール(Carbopol)980、及びカーボポール(Carbopol)981を有するカルボマー(Carbomer)、ローム・アンド・ハース(Rohm and Hass)から入手可能な商品名アクリソル(ACRYSOLL)22を有するアクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマー、アマコール(Amerchol)から入手可能な商品名アマーセル(AMERCELL)ポリマーHM−1500を有するノノキシニルヒドロキシエチルセルロース、すべてハーキュレス(Herculus)から供給される商品名ベネセル(BENECEL)を有するメチルセルロース、商品名ナトロゾル(NATROSOL)を有するヒドロキシエチルセルロース、商品名クルセル(KLUCEL)を有するヒドロキシプロピルセルロース、商品名ポリサーフ67(POLYSURF 67)を有するセチルヒドロキシエチルセルロース、並びにすべてアマコール(Amerchol)から供給される、商品名カーボワックス(CARBOWAX)PEG、ポリオックスWASR、及びウコン液(UCON
FLUIDS)を有するエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド系ポリマーが挙げられる。
他の好適な安定剤には、少なくとも約16個の炭素原子を有する脂肪酸アルキル部分を有する第一級アミンが挙げられ、その例にはパルミタミン(palmitamine)又はステアラミンが挙げられ、また、それぞれ少なくとも約12個の炭素原子を有する2つの脂肪酸アルキル部分を有する第二級アミンが挙げられ、その例には、ジパルミトイルアミン又はジ(水素添加タロー)アミンが挙げられる。更に他の好適な安定剤には、ジ(水素添加タロー)フタル酸アミド、及び架橋無水マレイン酸−メチルビニルエーテルコポリマーが挙げられる。
(i)
(ii)
本発明のパーソナルケア組成物は、毛髪及び/又は皮膚のケア、並びに固体粒子の強化された付着及び本発明のその他の利益を提供するために従来の方式で用いられる。毛髪又は皮膚のケアのための有効量の組成物を、好ましくは水で湿らせた毛髪又は皮膚に適用し、次いで洗い流す。こうした有効量は、一般に約1g〜約50g、好ましくは約1g〜約20gの範囲である。
a)毛髪及び/又は皮膚を水で濡らす工程、
b)パーソナルケア組成物の有効量を毛髪及び/又は皮膚に適用する工程、及び
c)水を用いて毛髪及び/又は皮膚から組成物を洗い流す工程を含む。
望ましいケア及び粒子沈着の利益を達成するために、望むだけ何回でもこれらの工程を繰返すことができる。
界面活性剤(1〜4)、EDTA(12)、トリヒドロキシステアリン(13)、及びラウリン酸(14)を容器中で混合し、及び88℃(190°F)まで加熱し、及び冷却させる。温度が60℃(140°F)未満に下がったら、グライダント(6)をその中に混合する。
上記の方式により界面活性剤混合物を調製する。また前述のようにカチオン性沈着ポリマーを水和する。水和された沈着ポリマーに界面活性剤を添加し、その後芳香剤を添加し、及びよく混合させる。次にアリアンズ(Allianz)OPTを混合物に添加する。次にpHを6.3に調整し、及び硫酸ナトリウムを用いて粘度を7Pa・s(7000cps)〜10Pa・s(10,000cps)に調整する。
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
Claims (12)
- パーソナルケア添加物成分を含むパーソナルケア組成物であって;
前記組成物は、前記パーソナルケア組成物が更に、
i)アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、及びこれらの混合物から成る群から選択されるポリマーであって、前記ポリマーが更にアニオン性モノマー及び非イオン性モノマーを含むポリマー;及び
ii)1以上の次の特徴を有する1以上の香料原料を含む香料;
a)200未満の数分子量、
b)250℃未満の沸点、
c)3未満のClogP;及び
d)1700未満のコバット指数(Kovats Index)値;
を含むアニオン性、非イオン性、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される香料ポリマー粒子を含むことを特徴とし、前記香料ポリマー粒子の応答因子(RF)が、少なくとも1.6であるパーソナルケア組成物。 - 少なくとも0.1重量%の1以上の香料原料を更に含み、前記香料原料の少なくとも25重量%が1700未満のコバット指数値を有することを特徴とする、請求項1に記載のパーソナルケア組成物。
- カチオン性モノマーを更に含む前記香料ポリマー粒子が、次の式を有するカチオン性単位を含むことを特徴とする、請求項1〜2のいずれか一項に記載のパーソナルケア組成物。
但し、R6、R7、及びR8の各々は、存在する場合、H、C1〜C8直鎖、分枝鎖アルキル、次の式を有するアルキレンオキシ:
但し、R9は、C2〜C4直鎖、分枝鎖アルキレン、カルボニルアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;R10は、水素、C1〜C4アルキルカルボニルアルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択され;yは1〜10である。] - 前記アニオン性香料ポリマー粒子と凝集するカチオン性沈積ポリマーを更に含み、該カチオン性沈積ポリマーが、凝集/沈殿試験に記載されるように、30分未満の凝集時間を有するカチオン性沈積ポリマーから選択されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパーソナルケア組成物。
- 前記アニオン性及び非イオン性ポリマーを含む前記香料ポリマー粒子が、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルカリール、アラルキル、及びこれらの混合物から成る群から選択される疎水基を含む非カチオン性モノマーを更に含み、好ましくは該非カチオン性モノマーが:メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソ−プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソ−プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、メタクリル酸、アクリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、スチレン、α−メチルスチレン、ベンジルアクリレート、エチルヘキシルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、PEGアクリレート、アシルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ビニルスルホネート、ビニルプロピオネート、メチルアリルスルホン酸、N−ビニルホルムアミド、及びN−ビニルピロリドン、及びこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のパーソナルケア組成物。
- 前記アニオン性及び非イオン性ポリマーが、非水溶性ポリマーであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパーソナルケア組成物。
- 該香料ポリマー粒子が、少なくとも1.2のARFLKI/ARFHKIの選択比を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のパーソナルケア組成物。
- 寿命試験(Longevity Test)Iの値が、ARFHKIの値の1.6倍以上であるARFLKIを提供することを特徴とする、請求項7に記載のパーソナルケア組成物。
- 寿命試験(Longevity Test)IIの値が、ARFHKIの値の1.6倍以上であるARFLKIを提供することを特徴とする、請求項7に記載のパーソナルケア組成物。
- 皮膚及び毛髪上の強化された香り強度を所定期間にわたって示す、パーソナルケア組成物を製造するための方法であって:
a.アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、及びこれらの混合物から成る群から選択されるポリマーを含む予備形成ポリマー粒子を形成する工程であって、前記ポリマーが更にアニオン性モノマー及び非イオン性モノマーを含み、前記ポリマーが、香料沈積及び送達試験手順(Perfume Deposition & Delivery Test Protocol)I及び/又はポリマー粒子親和性試験手順(Polymeric Particle Affinity Test Protocol)IIにより測定される場合に、次の特徴;
i)200未満の数分子量;
ii)250℃未満の沸点;
iii)3未満のClogP;
iv)1700未満のコバット指数値;
の1以上を有する香料原料に対して、他の香料原料より大きい親和性を示す工程;
b.該予備形成されたポリマー粒子を、次の特徴の1以上を有する香料原料を含む香料と混合することにより香料ポリマー粒子を形成する工程;
i)200未満の分子量;
ii)250℃未満の沸点;
iii)3未満のClogP;及び
iv)1700未満のコバット指数値;並びに
c.該香料ポリマー粒子をパーソナルケア添加物成分と接触して、該パーソナルケア組成物を形成する工程
を含むことを特徴とする方法。 - 処置が必要なヒト及び/又はペット対象の皮膚及び/又は毛髪を処置するための方法であって:
a)該対象の該皮膚及び/又は毛髪を、次のものを含む香料ポリマー粒子と接触する工程:
i)アニオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、及びこれらの混合物から成る群から選択されるポリマーであって、前記ポリマーがアニオン性モノマー及び非イオン性モノマーと、次の特徴の1以上を有する1以上の香料原料を含む香料;
a)200未満の数分子量;
b)250℃未満の沸点;
c)3未満のClogP;
d)1700未満の保持指標(Kovats Index)値
を更に含むポリマー;並びに
b)該パーソナルケア組成物を洗い流すか、又は任意につけたままにする工程、
を含むことを特徴とする方法。 - 2以上の異なるポリマー粒子、及び
a)次の特徴の1以上を有する香料原料;
i)200未満の数分子量;
ii)250℃未満の沸点;
iii)3未満のClogP;
iv)1700未満のコバット指数値;及び
b)パーソナルケア添加物成分;
を含む香料を含み、寿命試験(Longevity Test)IIの値が、ARFHKIの値の1.2倍以上であるARFLKIを提供し、
前記組成物が、少なくとも0.01重量%の前記ポリマー粒子を含むことを特徴とするパーソナルケア組成物。
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