JP2006505768A - 線路の一方の端部からの電流及び電圧の測定値を使用する障害位置選定 - Google Patents

線路の一方の端部からの電流及び電圧の測定値を使用する障害位置選定 Download PDF

Info

Publication number
JP2006505768A
JP2006505768A JP2004515334A JP2004515334A JP2006505768A JP 2006505768 A JP2006505768 A JP 2006505768A JP 2004515334 A JP2004515334 A JP 2004515334A JP 2004515334 A JP2004515334 A JP 2004515334A JP 2006505768 A JP2006505768 A JP 2006505768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sub
sup
sub2
fault
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004515334A
Other languages
English (en)
Inventor
サハ、ムラリ・モハン
イズィコウスキ、ヤン
ロソロウスキ、ユージェニウスズ
Original Assignee
アーベーベー・アーベー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アーベーベー・アーベー filed Critical アーベーベー・アーベー
Publication of JP2006505768A publication Critical patent/JP2006505768A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/08Locating faults in cables, transmission lines, or networks
    • G01R31/081Locating faults in cables, transmission lines, or networks according to type of conductors
    • G01R31/085Locating faults in cables, transmission lines, or networks according to type of conductors in power transmission or distribution lines, e.g. overhead
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/38Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to both voltage and current; responsive to phase angle between voltage and current
    • H02H3/385Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to both voltage and current; responsive to phase angle between voltage and current using at least one homopolar quantity
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/08Locating faults in cables, transmission lines, or networks
    • G01R31/088Aspects of digital computing
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/26Sectionalised protection of cable or line systems, e.g. for disconnecting a section on which a short-circuit, earth fault, or arc discharge has occured

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Locating Faults (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】線路の一方の端部からの電流及び電圧の測定値を使用する障害位置選定
【解決手段】電力線のある区間(AからB)の一端から障害の位置を見つけるための方法。電流、電圧及び位相間の角度の測定は前記電力線区間の第1の端部Aで行われる。前記電力線の前記第1の端部と前記第2の端部の間で障害状態が検出されると、該障害までの距離が、前記第1の端部での前記電流と電圧の測定について電流の対称的な成分を計算し、次に前記第1の端部2から障害Fまでの距離d、つまり二次方程式を使用して障害までの距離dを計算することによって検出される。該方法で使用される第1の、及び/または第2の端部でのソースインピーダンスの値は代表的な値、または測定された値であってよい。本発明は単一の線路または平行線に適用されてよい。本発明の他の態様においては、該方法を実行するための障害ロケータデバイス及び該方法を実行するためのコンピュータプログラムが説明されている。

Description

本発明は、電力線の区間の一端に位置する端末で行われる電流と電圧の測定を活用する送電線のある区間のための障害位置選定のための技法に関する。
高圧送電システム及び配電系統における障害位置選定のための複数の方法及び手法が開発され、利用されてきた。1つの手法は、監視される電力線のある区間の2つの端部のそれぞれに位置する端末に設置される電圧/電流変換器を使用することであった。送電線における瞬間電流の測定を提供するために誘導変流器が使用される。
三相送電線上で障害点の位置を見つけるための方法及び装置(Method and device for locating a fault point on a three−phase transmission line)と題される米国特許第4,559,491号は一端障害位置選定(FL)アルゴリズムを説明している。線路の一方の端部にある障害ロケータデバイスを使用する障害位置選定の高い精度は、送電網における障害電流の実際の分布を考慮に入れることにより達成される。このアルゴリズムは1982年に製品として問題なく導入され、世界中の多くの国々で単一線路及び平行線と運用されている。しかしながら、一定の条件の場合、障害経路全体での電圧の低下の推定値を計算するために、障害以前の(pre−fault)電流などの正確な障害以前の量を取得することは困難である。また、位相電圧と電流、及び電流のゼロシーケンス成分を使用することの不利な点とは、これらの値を使用して、分流器静電容量の影響を補償することが相対的に困難であるという点でもある。加えて、説明されている障害ロケータ方法は、区間の両端を横切る余分なリンクを有する単一線路及び平行線の区間に適していない。
本発明の目的は、前述された問題の1つまたは複数を改善することである。
これは、請求項1により特徴付けられる方法によって取得される。本発明の特定の特徴は従属請求項により特徴付けられる。
本発明の1つの態様においては、一端障害ロケータアルゴリズムの新しい公式化を備える方法が提案された。障害ループと障害の汎用化されたモデルだけではなく対称的な成分に関しての送電網の一貫した説明が適用されてきた。結果として生じる優位点は、典型的な単一送電線及び平行送電線において障害の位置を見つけるために使用できるアルゴリズムを含み、加えて障害位置選定は、線路端部間の余分なリンクを用いて単一線路と平行線の両方について実行されてもよい。別の優位点は、障害までの距離の計算のための手順が送電網についての障害の種別、取得された測定値、およびインピーダンスデータに応じた係数を備えるコンパクトな二次方程式の形を取るという点である。本発明の別の優位点は、障害経路全体での電圧低下の最適推定が適用され、単一の位相対接地障害および位相間の障害のケースでは障害以前の電流が必要とされなくなったという結果を有するという点である。
一実施形態では、分流器静電容量の補償が、対称成分の注釈を使用することによって促進される。線路の分散された長い線路モデルがそのために適用されてきた。補償はすべてのシーケンスについて個別に実行される。特定のシーケンスのための電流は分流器電流に対して補償され、次に障害ループ補償電流が構成される。別の実施形態においては、代表的な値を使用する代わりに、リモートエンドでソースインピーダンスを測定するというオプションによって精度の改善が得られてきた。リモートエンドで測定されるソースインピーダンスは、単純な通信手段を使用することにより障害ロケータに送信されると見なされてよい。
別の実施形態においては、単一の位相対接地障害の位置を見つけるための平行線についての一端障害位置選定のための方法が複数の条件下で説明されている。別の追加の実施形態においては、単一の位相対接地障害と位相対位相対接地障害の両方を含む接地事故のための測定された信号の標準可用性のある一端障害位置選定のための方法が説明されている。
本発明の別の態様においては、本発明の方法を実行するための障害ロケータデバイスは、請求項18によって特徴付けられている。本発明の障害ロケータデバイスの特定の特徴は従属請求項により特徴付けられる。
本発明の別の態様においては、本発明による方法を実行するためのコンピュータプログラムが説明されている。本発明の別の態様においては、本発明の方法を実行するためのコンピュータプログラムを備えるコンピュータプログラム製品が説明されている。本発明の別の追加の態様においては、電力線の一方の端部から障害までの距離を表示するためのグラフィックユーザインタフェースが説明されている。
本発明の方法及びシステムのさらに完全な理解は、添付図面に関連して解釈されるときに以下の詳細な説明を参照することにより有されてよい。
図1は、平行線に、及び単一線路の送電システムまたは配電系統に適用される一端障害位置選定のための概略図を提示している。障害ロケータ1は、単一線路AA−BA、3あるいは平行線AA−BA、AB−BB、4の一方の端部2に配置されている。障害Fは、Rとして示されている対応する障害抵抗5とともにFに図示されている。障害ロケータ1によって求められ、提供される、一方の端部2から障害までの距離dの値は参照番号7で示されている。平行線AB−BBなどの構成要素及び点線で示されている平行線値ゼロシーケンス電流IAB0などの量は、単一線路のケースを考慮するときには排除される。
第1の端部2、つまり「A」端部に配置されている障害ロケータ1には以下の入力信号が与えられる。
−障害のある(faulted)線路の三相電圧( AA
−障害のある線路の三相電圧( AA
−正常な平行線からのゼロシーケンス電流( AB0)(単一線路だけが考慮されるときには、ゼロシーケンスは存在しない)
図2a、図2b、及び図2cは正の2a成分、負の2b成分、及びゼロシーケンス2c成分のための平行送電網の回路図を示している。シーケンス成分21a、21b、21cのための障害ループは端末AAに設置される障害ロケータのケースについて示されている。端末A、Bの間の余分なリンク25が図示されている。さまざまな障害種別について考慮される障害ループの汎用化されたモデルは以下のように述べられ、
Figure 2006505768
ここで、
d−障害までの未知の求められた距離
1LA−障害のある線路の正のシーケンスインピーダンス
AA_p AA_p−障害種別に従って構成される障害ループ電圧及び電流
−障害抵抗
Fi−総障害電流のシーケンス成分(i=0、i=1、i=2)
Fi−重み係数(表2)
障害ループ電圧及び電流は、測定された電圧/電流の対称的な成分に関して表すことができ、
Figure 2006505768
ここで、
AA、AB−それぞれ障害のある線路(AA)から、及び正常な線路(AB)から獲得される測定値を示すために使用される添字
−表1に集められる係数(表は実施形態の説明の最後に以下に配列され、これらの係数の導出がやはり添付される付録A1に示されている)
0LA 0m−障害のある線路のインピーダンス及びそれぞれゼロシーケンスのための線路の間の相互結合
0m −平行線の場合
0m=0−単一線路の場合
電流の対称的な成分のフェーザ、正: AA1、負: AA2、障害のある線路からのゼロシーケンス: AA0、及び正常な線路からのゼロシーケンス AB0だけではなく、電圧の対称的な成分のフェーザ、正: AA1、負: AA2、及びゼロシーケンス: AA0も、概略ブロック図、図3aと図3bの中に概略して表示されるように獲得された測定値から計算される。
図3aは、瞬間位相電圧30a、フィルタリング段33a、位相電圧のフェーザ31a、対称的な成分33bのフェーザおよび32aで出力される電圧の対称的な成分のフェーザの計算を示している。図3aから、獲得された位相電圧測定値がフィルタを受け、次に計算が行われ、障害ループ電圧の対称的な成分を見つけ出すことが分かってよい。図3bは、相応して障害ループ電流の対称的な成分を見つけ出すために使用される段階を示している。図3bは、正常な線路30bからの瞬間位相電流と瞬間ゼロシーケンス電流、フィルタリング33b、フェーザ電流のフェーザと正常な線路31bからのゼロシーケンス電流のフェーザ、32bで出力される電流の対称的な成分の計算34bとフェーザを示している。
障害ループ信号は、式(2)から(3)、及び典型的な手法(表1A、障害ループ電圧( AA_p)と[1から2]からの障害ロケータで使用された電流( AA_p)である表1に従って構成されてよい。
障害経路抵抗全体での電圧低下、(1)の第3項は、電流分配率及び以下を生じさせる電流の局所的な測定値に関して表すことができる。
Figure 2006505768
式(4)は、総障害電流と測定された電流の対称的な成分の間の以下の関係から得られた。
Figure 2006505768
ここで、
F1 F2 F0−総障害電流の対称的な成分
F1 F2 F0−特定のシーケンス量のための障害電流分配率
Δ AA1 AA AA1pre AA2 AA0−ステーションA(添字AA)にある線路Aで測定される電流の対称的な成分。正のシーケンスのケースでは、(障害後の電流から障害以前の電流を差し引いた)増分量が使用されることに注意する。
方程式(1)の第3項に示されているように、障害経路全体での電圧の低下は総障害電流のシーケンス成分を使用して表される。重み係数 F0 F1 F2は、相応して特定の障害種別のための境界状態を取ることによって求めることができる。表2、障害経路抵抗全体で電圧低下を求めるための重み係数の代替集合を参照すること。これらの係数の導出の例は付録A2に記載されている。
重み係数を設定するためにいくぶん自由がある。線路のゼロシーケンスインピーダンスは信頼できないパラメータとして見なされることがあるため、ゼロシーケンス量を回避するために最初にこの自由を活用することが提案される。これは、表2に示されているように F0=0を設定することによって達成できる。
第2に、重み係数を確立する上での自由は、特定の量を使用するための優先順位を決定するために活用できる。おそらく量の両方の種別(表2、集合III)とも障害経路全体で電圧低下を求めるために使用できるだけではなく、負のシーケンス(表2、集合I)または正のシーケンス(表2、集合II)も選ぶことができる。
集合Iが追加の使用のために勧められ、このようにして正のシーケンスを回避し、このようにして最多数の障害の場合の障害以前の正のシーケンス電流を回避する。特定の理由のために、障害以前の電流を記録できないあるいは登録できない場合もあるため、障害以前の正のシーケンス電流を回避することはきわめて望ましいが、発生する障害の1つまたは複数の症候によって品質が落とされる可能性がある。さらに、基本的に障害後の電流より低い障害以前の電流を記録する精度はそれほど高くない。これは、A/D変換器が低い範囲ではより低い精度で動作するためこのようになる。
障害電流分配率は、送電網の構成、図4、図5及びインピーダンスパラメータに依存している。基本的には、正のシーケンスの、及び負のシーケンスのすべてのインピーダンスは互いに等しく、従って以下が得られる。
Figure 2006505768
単一線路(図4)の場合の及び平行線(図5)の場合の障害電流分配率(6)の係数は表3、障害電流分配率を求めるための係数に集められている(係数の導出が付録A3に示されていることに注意する)。
図4は、括弧内に示されるような正のシーケンス電流及び負のシーケンス電流について障害電流分配率を求めるための単一線路の回路図を示している。同様に、図5は、負のシーケンス電流が括弧内に示される正のシーケンス電流で障害電流分配率を求めるための平行線路の回路図を示している。
図4では、 1ABに等しい正のシーケンスのためのインピーダンスを有する端末A、Bの間の余分なリンク45が存在している( 1AB≠∞)または存在していない( IAB→∞)として見なすことができる。図5では、 1ABに等しい正のシーケンスのためのインピーダンスを有する端末A、Bの間の余分なリンク55が存在している
Figure 2006505768
または存在していない
Figure 2006505768
として見なすことができる。
(4)に(6)を代入し、(表2に示すように) F0=0を調整すると、以下のようになる。
Figure 2006505768
(7)の両側を
Figure 2006505768
で加算し、なんらかの再配列の後、2つの未知数、d−[p.u.]A、Rからの求められた傷害故障−障害抵抗のある二次方程式の解の方式が得られる。
Figure 2006505768
ここでは
Figure 2006505768
式(8)をさらにコンパクトな形式で書くと、以下となり、
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
−表3に集められる係数。
式(8a)は、以下のように実数部と虚数部について別々に作成できる。
Figure 2006505768
障害抵抗が排除される[すなわち、方程式(8b)がA00_Imで乗算され、方程式(8c)がA00_Reで乗算され、次にそれらを減算する]ように(8b)と(8c)を結合すると、求められた障害距離の二次方程式の解の公式が生じ、
Figure 2006505768
ここで、
Figure 2006505768
方程式(9)は、障害までの距離について以下の2つのルート(d、d)を有する。
Figure 2006505768
条件(0≦d≦1)を満たすルートが障害までの距離の解として選択される。
本発明の別の実施形態においては、障害位置選定の方法は、リモートエンドにあるソースインピーダンスの代表的な値の代わりに、障害ロケータ1から遠く離れた第2の端部にあるソースインピーダンスの測定値を使用し、通信手段を使用してその測定値を局所的な端部に伝達することにより実行される。(9)からの係数は、送電線のための局所的な測定値とインピーダンスデータ、線路端末と線路端末にある同等なシステムの間の余分なリンクを用いて求められる。局所的な変電所にある同等なシステムのインピーダンス( 1SA)は、局所的な測定値を用いてオンラインで追跡できる。対照的に、リモートシステムインピーダンス( 1SB)はAから局所的に測定可能ではない。したがって、このインピーダンスの「代表的な」値は、アルゴリズム[1−2]のために提供されてよい。
単一線路のための代替の解決策は、システムAに近い第1の端部2にある障害ロケータ1、及びRDとして示されているシステムBに近いリモートエンドに位置する別の装置10を示す図6に図示されている。通信信号9は、リモートエンドにある該10から局所的な端部にある障害ロケータ1に送信されると示されている。
リモートソースインピーダンス( 1SB)は、別の障害ロケータまたは遠隔変電所のデジタル中継器またはデジタル障害レコーダなどの任意の適切な装置であってよい遠隔装置RD、10によって測定され、測定値9は通信チャネル60を介して送信される。線路端末にある測定値の同期は必要とされない。ソースインピーダンスは、付加的な正の電圧(ΔV B1)と付加的な正のシーケンス電流(ΔI B1)の間の既知の関係から計算される[3−4]。
Figure 2006505768
同様に、障害ロケータ1は局所的なソースインピーダンスを計算する。
Figure 2006505768
本発明の別の好適な実施形態においては、線路の分流器静電容量のために補償が実行される。分流器静電容量影響の補償は集中型モデル(長手方向のR−Xパラメータだけが考慮に入れられる)または分散された長い送電線モデルを考慮に入れることによって達成できる。障害位置選定のより高い精度を提供するような分散された長い線路モデル[5]がここで検討された。
単一線路の補償がさらに提示される。これは、障害ループ電流(3)を構成するとき、相互結合影響を反射する項は消える( 0m=0)ことを意味する。さらに、単一の添字(AAの代わりにA)が使用される。
送電線の分流器静電容量を補償することによる障害位置選定手順には以下の追加の入力データが必要になる。
1L−正のシーケンスと負のシーケンスのための線路全体の分流器静電容量(正のシーケンスと負のシーケンスのための線路のパラメータは同一であるため、C2L=C1Lである)
0L−ゼロシーケンスのための線路全体の分流器静電容量
l−キロメートル長あたりの線路のインピーダンス/静電容量を表すために使用される総線路長(km)
障害のある線路のセグメント―汎用化された障害ループモデル(1)の中の第2の項全体での電圧低下を求める一方で、分流器静電容量の補償が導入されてよい。これには、特定のシーケンスの計算された電流の成分を補償することが必要となる。したがって、元の測定された電流、 A1 A2 A0は、導入された補償の後の電流 A1_comp A2_comp A0_compにより置換されなければならない。同時に、元の障害ループ電圧、つまりモデル(1)の第1の項は、障害までの距離の計算について解釈される。障害抵抗全体での電圧低下、(1)の第3項を求めることに関しては、障害の場所(点F)での線路静電容量の影響が無視できると想定され、それは標準的な慣行である。これは、その場所での容量性の分岐のインピーダンスが障害抵抗よりはるかに大きいため、正当化される。つまり、障害抵抗全体での電圧の低下は、分流器容量を考慮に入れずに決定される。
障害までの距離計算するときには、続くインピーダンス(以下に定められる)が以下のように解釈される。
Figure 2006505768
Figure 2006505768
補償の手順は、収束が達成されるまで実行される(つまり、一選定推定値が過去の推定値と異ならないようになるまで反復される)反復計算を必要とする。しかしながら、実施された研究は、許容できる制度の結果が、例えば2回から3回の反復などの固定数の反復を使用して得られてよいことを明らかにした。ある特定(例えば、現在の反復)から障害までの計算された距離は、次の反復における分流器電流を求めるために活用される。次に、求められた分流器電流は、測定された電流から推論される。分流器影響(10)を考慮に入れずに計算される障害までの距離は、第1の反復のための開始値と解釈される。
補償の第1の反復を実施する方法は、分流器静電容量の影響を考慮に入れることでそれぞれ正のシーケンス、負のシーケンス及びゼロシーケンスについて図7、図8、図9に図示されている。
正のシーケンスについて第1の反復を実行した結果として(図7)、補償された電流、 A1_comp_1が計算され、添字の最後の指数は第1の反復を示す。該計算は、測定された位相電流−図2から計算される計算された正のシーケンス電流 A1から分流器電流を推論することに基づいている。
Figure 2006505768
ここで、
−分流器静電容量の影響(10)を考慮に入れないで計算される障害までの距離
l−総線路長(km)
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
分流器静電容量の影響を考慮に入れずに、集中型線路モデルを考慮する点Aと点Fの間の障害のある線路セグメントの正のシーケンスインピーダンスは以下に等しいが、
Figure 2006505768
ここで考慮された分散された長い線路モデルについて、以下であり
Figure 2006505768
ここで、
Figure 2006505768
このようにして、分散された長い線路モデル( long 1L)を考慮に入れることによる線路の正のシーケンスインピーダンスは以下に等しい。
Figure 2006505768
負のシーケンス(図8)について第1の反復を実行した結果として、補償された電流 A2_comp1が計算され、添字の最後の指数は第1の反復を示す。これは、測定された位相電流−図2)から計算される計算済みの負のシーケンス電流 A2から分流器電流を推論することに基づいており、
Figure 2006505768
ここで、正のシーケンスの線路パラメータと負のシーケンスの線路パラメータは同一である(C2L=C1L 2L 1L)ことを考慮に入れ、
Figure 2006505768
ゼロシーケンスについて第1の反復を実行した結果として(図9)、補償された電流 A0_comp_1が計算され、添字の最後の指数は第1の反復を示す。この計算は、測定された位相電流(図2)から計算される、計算済みのゼロシーケンス電流 A0から分流器電流を推論することに基づいており、
Figure 2006505768
ここで、
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
である。
点AとFの間にある障害のある線路セグメントのゼロシーケンスインピーダンスは、分流器静電容量の影響を考慮に入れずに、集中型線路モデルを考慮に入れずに以下に等しくなるが、
Figure 2006505768
考慮されたここで分散された長い線路モデルについて、以下のとおりであり、
Figure 2006505768
である。したがって、分散された長い線路モデル( long 0L)を考慮に入れることによる線路のゼロシーケンスインピーダンスは以下に等しい。
Figure 2006505768
補償(第1の反復)を導入した後に2つの未知数(dcomp_1[p.u.]−求められた障害距離、R−障害抵抗)を用いる二次方程式の複雑な解の公式(8)は、以下の形を取る。
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
(21)をよりコンパクトな形式で書くと、以下のとおりになる。
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
−表3に集められる係数
式(21a)は、実数部と虚数部に別々に作成できる。
Figure 2006505768
障害抵抗が排除されるように、つまり等式(21b)がAcomp_1 00_Imにより乗算され、等式(21c)がAcomp_1 00_Reにより乗算されるように(21b)と(21c)を結合してから、それらを差し引くと、求められている障害距離の二次方程式の解の公式が生じる。
Figure 2006505768
等式(22)は障害までの距離の2つのルート[(dcomp_1、(dcomp_1]を有する。
Figure 2006505768
d(補償されていない)の過去に選択されたルート(10)に一致するルートは有効な結果と解釈される。補償手段は、収束が達成されるまで(つまり、位置選定推定値が過去の推定値から変化しなくなるまで)あるいは2回から3回の反復などの固定数の反復と同様に実行される反復計算を必要とする。特定の(例えば、現在の反復)から障害までの計算された距離は次の反復における分流器電流を決定するために活用される。
本発明の方法は、FLアルゴリズム、図10の単一線路と図11の平行線の、2つのフローチャートに描かれている。
図10のフローチャートに示されているように、以下の測定値が活用される。
−特定の位相a、b、cから側面Aからの電圧: A_a A_b A_c
−特定の位相a、b、cから側面Aからの電流: A_a A_b A_c
ステップ101で活用される入力データ、入力データ及び測定値は以下のとおりである。
−正の( 1L)シーケンスとゼロ( 0L)シーケンスのための線路のインピーダンス
−正の(負の)シーケンス( 1AB)のための変電所A、Bの間の余分なリンク25、45、55のインピーダンス
−正の(負の)シーケンス( 1SA 1SB)のためのソースインピーダンス:代表的な値または測定された値が使用され、通信手段は前述されたように測定されたリモートソースインピーダンスを送信するために使用される
−(保護中継器からの)障害種別に関する情報
測定された障害量(電圧と電流)は、電流からのdc成分及びコンデンサ型変圧器(CVT)により誘発される過渡事象を拒絶することを目的としたステップ104、位相量の適応フィルタリングで適応フィルタリングを受ける。
次のステップでは、電圧と電流の対称的な成分が計算され、ステップ105、図3aと図3bに図示されるようなステップに同等である。障害ループ信号が構成される。つまり、(3)でのような障害ループである一方(2)においてのような障害ループ電圧であるが、 0m=0と解釈する。
分流器静電容量の影響(d)を考慮に入れない障害までの距離は、二次方程式の解の公式(9)を解くことによりステップ106で計算される。(9)の解は(10)に提示される。
106に続き分留器容量の影響dを考慮に入れないで得られる結果は、分流器静電容量の補償を実行するための開始値と解釈される。分散された長い線路モデルが補償のために適用される。
以下の追加データは、ステップ107において分流器静電容量の補償を計算するために必要とされる。
−線路(C1L)の正のシーケンス静電容量
−線路(C0L)のゼロシーケンス静電容量
−キロメートル長あたりの線路インピーダンス/静電容量をあらわすために使用される線路長(1)
補償の第1の反復は、(23)で解かれる二次方程式(22)の解の公式につながる。次の反復は同じように実行される。反復計算は、収束が達成されるまで、あるいは固定数の反復、つまり2回から3回の反復が行われてよいまで実行される。特定の(例えば、現在の反復)から障害までの計算された距離は次の反復で分流器静電容量を求めるために活用される。反復計算を完了した後に、障害dcompまでの距離が得られる。
平行線について図11のフローチャートに図示されるように、以下の測定値が活用される。
−特定の位相a、b、cからの側面A及び線路LAからの電圧:vAA_a、vAA_b、vAA_c
−特定の位相a、b、cからの側面A及び線路LAからの電流:iAA_a、iAA_b、iAA_c
−正常な平行線LBからのゼロシーケンス電流
ステップ111で活用される入力データ、入力データ、及び測定値は以下のとおりである。
−正の( 1LA)シーケンスとゼロ( 0LA)シーケンスのための障害のある線路のインピーダンス
−正の(負の)シーケンス( 1LB)のための正常な線路のインピーダンス
−正の(負の)シーケンスのための変電所A、B間の余分なリンクのインピーダンス
1AB
−相互結合( 0m)のためのゼロシーケンスインピーダンス
−正の(府の)シーケンスのためのソースインピーダンスの代表的な値
1SA 1SB
−障害種別に関する情報は、保護中継器から取得される。
測定された障害量、つまり電圧と電流は、電流からのdc成分及びコンデンサ型変圧器(CVT)により誘発される過渡電流を拒絶する目的でステップ114で適応フィルタリングを受ける。
次のステップ115では、電圧と電流の対称的な成分は図3a、図3bに図示されるように計算される。障害ループ信号が構成される。つまり、(3)でのような障害ループである一方(2)においてのような障害ループ電圧であるが、 0m と解釈する。
分流器静電容量の影響(d)を考慮に入れない障害までの距離は、二次方程式の解の公式(9)を解くことによってステップ116で計算される。(9)の解は(10)に提示される。
分流器静電容量の影響(d)を考慮に入れないで取得される結果は分流器静電容量の保証を実行するための開始値として扱われる。分散された長い線路モデルが補償のために適用される。
障害のある線路について以下の追加データが分流器静電容量ステップ117の補償のために必要とされる。
−線路(C1L)の正のシーケンス静電容量
−線路(C0L)のゼロシーケンス静電容量
−キロメートル長あたりの線路インピーダンス/静電容量を表すために使用される線路長(1)
単一線路のケースでは、補償が同じように実行される。反復計算は、収束が達成されるまで、あるいは2回から3回の反復などの固定数の反復を使用することにより実行される。本反復などの特定の反復から障害までの計算された距離は、次の反復の分流器電流を求めるために活用される。反復計算を完了した後、障害dcompまでの距離が取得される。
図18は、説明される本発明の方法に従って電力線上の障害Fまで、送電線または配電線A−Bの区間の端部Aとして示される一端からの距離を決定するための装置の実施形態を示す。障害ロケータデバイス1は、電流測定手段14などの一方の端部Aに位置する測定装置から測定値を、電圧測定手段11から電圧測定値を受信する。障害ロケータデバイスは測定値変換器、方法の計算アルゴリズムの処理のための部材、障害までの計算された距離のための表示手段、及び計算された障害のプリントアウトのためのプリンタあるいはファクシミリ機または類似物への接続を備えてよい。デバイスの好適な実施形態においては、障害ロケータは、線路及び/または障害ロケータの場所から遠く離れている可能性がある端末上の障害までの距離dまたはdcompなどの本発明の方法により提供される情報の表示を提供するためのコンピュータプログラム手段を備える。好ましくは、コンピュータプログラム手段は、障害ロケータから情報を受信し、オペレータやエンジニアが表示されている障害までの計算された距離の値を見ることができるようにコンピュータのディスプレイに情報を提供するためにそれを使用可能とする。値は、障害が発生した線路またはネットワークの概略表示を基準にして表示されてよい。
表示されている実施形態においては、すべての位相電流の連続測定のための測定装置14、及び電圧の測定のための測定装置11は、一方の端部、ステーションAに配置される。要すれば、15、13などの測定装置もステーションBに配置されてよいが、それらは本発明を実施するために必要ではない。障害のある線路の三相電圧( AA)、障害のある線路の三相電圧( AA)と正常な平行線からのゼロシーケンス電流( AB0)(単一線路だけが考えられるときにはゼロシーケンスが存在しないことに注意する)、及びaのようなBでのソースインピーダンス、 1sBを表す値などの測定値は、図3a、図3bに関して説明されるなどフィルタリングされ、メモリ手段に記憶されるすべて障害ロケータ1に含まれる計算装置に渡される。計算装置は説明され、障害までの距離を計算するために必要とされるプロセスのためのプログラミングされる計算アルゴリズムを備える。要すれば、リモートエンド 1sBのためのソースインピーダンスは、遠隔装置RD、10により測定されてよく、情報はAにある障害ロケータまで高速通信手段60を介して送信される。いくつかのアプリケーションでは、Aに記憶されている代表値の代わりにBから送信される測定値を使用することが好ましいであろう。図18では、リモートエンドBにある電流測定手段15と電圧測定手段13がRD10、障害ロケータ、または任意の適切な装置にリモートソースインピーダンスを計算するための測定値を与えてよいことが分かる。
障害ロケータ1の計算装置は、障害前の位相電流と、線路の分流器静電容量とインピーダンスなどの既知の値も与えられる。障害の発生に関する限り、障害の型、位相対位相、位相対接地等に関する情報が障害ロケータの計算装置に供給されてよい。計算装置が障害までの距離を決定すると、それは装置に表示される、及び/または遠隔に位置している可能性がある表示手段に送信される。結果のプリントアウトまたはファックスも提供されてよい。障害距離を信号で知らせることに加えて、装置は、両方の線路の電流の値、電圧、障害の種別、及びある距離が置かれた特定の障害に関連する他の測定された、及び/または計算された情報の測定値が記録されるレポートを作成できる。
本発明の任意の実施形態による方法及び障害ロケータデバイスは、送電線の区間での障害までの距離を決定するために使用されてよい。本発明は、送電線、あるいは電力の発生、送信、分配、制御または消費のどれかのために装置される他の線路またはバスの区間での障害までの距離を決定するために使用されてもよい。
障害ロケータデバイス及びシステムは、信号をフィルタリングするためのフィルタ、信号をサンプリングするための変換器、及び1台以上のマイクロコンピュータを備えてよい。マイクロプロセッサ(またはプロセッサ)は、本発明による方法のステップを実行する中央演算処理装置CPUを備える。これは、プログラムメモリに記憶されているコンピュータプログラムを活用して実行される。該コンピュータプログラムが、特に適応されたコンピュータの代わりに1台以上の汎用産業用コンピュータまたはマイクロプロセッサ上で実行されてもよいことが理解されなければならない。
コンピュータプログラムは、前述された等式、アルゴリズム、データ及び計算を使用してコンピュータに方法を実行させるコンピュータプログラムコード要素またはソフトウェアコード部分を備える。プログラムの一部は前述のようにプロセッサに記憶されてよいが、ROM、RAM、PROM、EPROMチップまたは同等物に記憶されてもよい。プログラムは部分的または全体的に磁気ディスク、CD−ROM、またはDVDディスク、ハードディスク、光磁気メモリ記憶手段などの他のコンピュータ読み取り可能媒体の上、または中に、揮発性メモリの中に、フラッシュメモリの中に、ファームウェアとして記憶されてもよいか、あるいはデータサーバ上に記憶されてもよい。
本発明によるコンピュータプログラムはコンピュータ読み取り可能であるさまざまな媒体上に少なくとも部分的に記憶されてよい。アーカイブコピーは、標準磁気ディスク、ハードドライブ、CDディスクまたはDVDディスク、または磁気テープに記憶されてよい。データベースとライブラリは、好ましくは1台以上のローカルデータサーバまたはリモートデータサーバに記憶されるが、コンピュータプログラム及び/またはコンピュータプログラム製品は、例えばさまざまなときにコンピュータまたはプロセッサの揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードドライブ、光ドライブまたは光磁気ドライブのどれかに、あるいはROM、PROMまたはEPROMデバイスなどの不揮発性メモリの種別に記憶されてよい。コンピュータプログラムは、おおよそ同時に複数の異なるコンピュータまたはコンピュータシステムで実行することができる分散アプリケーションとして部分的に配列されてもよい。
別の好適な実施形態においては、障害ロケータは、正常な平行線から測定値が利用できないケースに単一の位相対接地障害(a−g、b−g、c−g障害)の位置を見つけるために平行線とともに使用されてよい。以下の正常な線路動作の2つのモードが考慮に入れられる。
−運転中の正常な線路
−オフに切り替えられ、両方の端部で接地されている正常な線路
図19は、正常な平行線からの測定値が使用できない状態で平行線の障害の位置を見つけるためのアルゴリズムのフローチャートを示している。使用できない、ここでは正常な線路ゼロシーケンス電流が単一の位相対接地障害(a−g、b−g、c−g障害)での相互結合の影響を反映するために必要とされる。したがって、使用できない電流が推定される。他の障害は(参考資料[1]のアルゴリズムなどの)標準的な障害位置選定アルゴリズムを用いて位置を見つけることができる。
提示されている一方の端部の障害位置選定アルゴリズムのための計算のシーケンスは以下のとおりである。
図19のフローチャートに示されているように、以下の測定値が活用される。
−特定の位相からの側面Aと線路LA(障害がある)からの電圧:vAA_a、vAA_b、vAA_c
−特定の位相からの側面A及び線路LA(障害がある)からの電流:IAA_a、IAA_b、IAA_c
活用される入力データは以下のとおりである。
−正の( 1LA)シーケンスとゼロ( 0LA)シーケンスのための障害のある線路のインピーダンス
−ゼロシーケンス( 0LB)のための正常な線路のインピーダンス
−相互結合( 0m)のためのゼロシーケンスインピーダンス
−(保護中継器からの)障害種別に関する情報
−正常な線路動作のモード:動作中またはオフに切り替えられ、両端で接地されている
測定された障害量(電圧と電流)は、電流からのdc成分及びコンデンサ型変圧器(CVT)により誘発される過渡現象を拒絶する目的の適応フィルタリングを受ける。
以下の方程式は、本平行線実施形態の方法で使用される。ロケータ設置点から見られるように障害ループについてのキルヒホッフの電圧法則を考慮することにより障害までの距離(d[pu])を推定するために前述されたアルゴリズム(1)に加えて、
Figure 2006505768
障害ループ電圧( AA_p)と電流( AA_p)は、対称的な量
Figure 2006505768
は、相互結合影響を補償しない障害ループ電流であり(つまり、単一線路に関して構成される―添字SL)、
−表1に集められる複素係数(付録A1でのような導出)であり、
AA1 AA2 AA0−測定された電圧の正のシーケンス、負のシーケンス及びゼロシーケンスであり、
AA1 AA2 AA0−障害のある線路LAからの正のシーケンス電流、負のシーケンス電流及びゼロシーケンス電流であり、
AB0−(推定される)正常な平行線LBからの使用できないゼロシーケンス電流であり、
1LA 0LA−正のシーケンスインピーダンスとゼロシーケンスインピーダンス?線路全体LA
0m−線路LAとLBの間の相互結合のためのゼロシーケンスインピーダンス
−未知の障害抵抗である。
次のステップでは、電圧と電流の対称的な成分は、図3a、図3bに図示されるように計算される。障害ループ信号が構成される。つまり、(25)でのような障害ループ電流である一方(2)においてのような障害ループ電圧である。式(2)から(25)は、測定された信号の対称的な成分に関して表される障害ループ信号を提示している。しかしながら、障害ループ信号を構成するための典型的な方法を使用することは可能である。
提示されている方法は、単一の位相対接地障害(a−g、b−g、c−g障害)をカバーする。他の残りの障害は前述されたような障害位置選定アルゴリズム、または標準的な障害位置選定アルゴリズム[1]を用いて位置を見つけられなければならない。ここで考慮されている単一の位相対接地障害のための障害(d)までの距離は、障害までの求められている距離(25)の二次方程式の解の公式を解くことにより計算される。方程式(26)は、B、B、Bの値が(10)で求められる値に対して異なっているという点を除き方程式(10)と同じである。解は以下の2つのルートを与える。
Figure 2006505768
(前述されたように、条件(0≦d≦1)を満たすルートが障害までの距離の解として選択される)。以下を(26)に代入しなければならない。
Figure 2006505768
ここで、
Figure 2006505768
係数 F1 F2の推奨される集合は表4から採取され、係数 F1 F2の推奨される集合は表5から採取される。
この実施形態での障害ループ電圧は以下の表から見つけられる。
Figure 2006505768
単一線路に関して構成される障害ループ電流 SL AA_Pは、以下の表から見つけられる。
Figure 2006505768
正常な平行線動作のモードに依存する複素係数:
a)正常な線路LBは動作中である。
Figure 2006505768
b)正常な線路LBはオフにされ、接地されている。
Figure 2006505768
ここに提示されている別の実施形態においては、方法は測定された信号の規格入手不能のために適用され、
−単一位相対接地障害
−位相対位相対接地障害
の両方を含む接地障害についてのみ有効である。
障害ロケータ入力信号の規格が入手不能な状態でこれらの障害について取得される生涯位置選定の手順はきわめて簡略且つコンパクトである。障害までの距離は一次式で計算される。
図22は、平行送電線で接地障害の位置を見つけるために作成されたアルゴリズムのフローチャートを示す。提示されている一端障害ロケータのための計算のシーケンスは以下のとおりである。図22のフローチャートに示されているように、以下の測定値が活用される。
−特定の位相a、b、cからの側面A及び線路LAからの電圧:vAA_a、vAA_b、vAA_c
−特定の位相a、b、cからの側面A及び線路LAからの電流:iAA_a、iAA_b、iAA_c
−正常な平行線LBからのゼロシーケンス電流:iAB0
活用される入力データは以下のとおりである。
−正の( 1LA)シーケンスとゼロ( 0LA)シーケンスのための障害のある線路のインピーダンス
−ゼロシーケンス( 0LB)のための正常な線路のインピーダンス
−相互結合( 0m)のためのゼロシーケンスインピーダンス
−保護中継器からの障害型に関する情報
測定された障害量(電圧と電流)は、好ましくは図3a、図3bに関して説明され、図示されるように、電流からのdc成分及びコンデンサ型変圧器(CVT)により誘発される過渡現象を拒絶することを目的とした適応フィルタリングを受ける。
本実施形態のアルゴリズムを引き出すために使用される障害ループの汎用化されたモデルは以下のとおりに述べられ、
Figure 2006505768
ここで、
d−未知の、求められた障害までの距離、
1LA−障害のある線路の正のシーケンスインピーダンス
AA_p AA_p−障害型に従った障害ループ電圧及び電流
−障害抵抗
Fi−総障害電流のシーケンス成分(i=0−ゼロシーケンス、i=1正のシーケンス、i=2−負のシーケンス)
Fi−重み係数(表2)
障害ループ電圧と電流は、典型的な距離保護技法においてのように、あるいは本書においてのように表1に集められる係数( )を使用することで表現できる(係数の導出は付録APP1に記載されている)。
Figure 2006505768
ここで、
AA、AB−障害のある線路(AA)から、及び正常な線路(AB)からそれぞれ獲得される測定値を示すために使用される添字
0LA 0m−障害のある線路のインピーダンス、及びそれぞれゼロシーケンスのための線路の間の相互結合
次のステップでは、電圧と電流の対称的な成分が図3a、図3bに図示されるように計算される。障害ループ信号が構成される。(3)でのような障害ループである一方(2)においてのような障害ループ電圧である。式(2)から(3)は、測定された信号の対称的な成分に関して表される障害ループ信号を提示する。しかしながら、付録A1に図示されるように、代わりに障害ループ信号を構成するための典型的な方法を使用することが可能である。
提示された方法は、単一の位相対接地障害(a−b、b−g、c−g障害)及び位相対位相対接地障害(a−b−g、b−c−g、c−a−g障害)、したがって最高の障害抵抗がよそうできる障害をカバーする。他の残りの障害は、前述された障害位置選定アルゴリズムあるいは参考資料[1]の障害ロケータなどの標準的な障害位置選定アルゴリズムを用いて位置を見つけられなければならない。
単一の位相対接地障害の場合の障害までの距離(d)は以下のとおりに計算される。
a−g障害:
Figure 2006505768
ここで、
Figure 2006505768
Figure 2006505768
b−g障害:
Figure 2006505768
ここで、
Figure 2006505768
Figure 2006505768
c−g障害:
Figure 2006505768
ここで、
Figure 2006505768
Figure 2006505768
位相対位相対接地障害の場合の障害までの距離(d)は、障害以前の電流が使用できるのか、あるいは回避されなければならないのかに応じて2つの異なった方法で計算できる。
1.障害以前の測定値を使用する障害までの距離の計算のための手順
a−b−g障害:
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
Figure 2006505768
2.障害以前の測定値を使用しない障害までの距離の計算のための手順
a−b−g障害:
Figure 2006505768
前記が本発明の例証する実施形態を説明する一方、添付請求項に定められるように本発明の範囲から逸脱することなく開示される解決策に対してなされてよい複数の変形と変型があることも注意される。

表1.(2)と(3)に定められるように対称的な成分に関して障害ループ電圧( AA_p)と電流( AA_p)を決定するための係数。
Figure 2006505768
表1A.典型的な手法を使用することで表される障害ループ電圧( AA_p)と電流( AA_p
Figure 2006505768
表2.障害経路抵抗全体で電圧低下を決定するための重み係数の代替集合
Figure 2006505768
表3.障害電流分配率(6)を求めるための係数
Figure 2006505768
Figure 2006505768
表4.(26)に関して係数 F1 F2の推奨される集合
Figure 2006505768
表5.(26)に関して係数 F1 F2 F0の推奨される集合
Figure 2006505768
(参考資料)
[1]1985年2月、IEEE PASに関する会報、第PAS−104巻、第2号、Eriksson L.、Saha M.M.、Rockfeller G.D.:リモートエンドインフィードから生じる障害抵抗における明白なリアクタンスの補償を用いる正確な障害ロケータ(An accurate fault locator with compensation for apparent reactance in the fault resistance resulting from remote−end infeed)
[2]1985年12月17日の日付、米国特許、特許番号第4,559,591号、Saha M.M.:三相送電線で障害点の位置を見つけるための方法及び装置(Method and device for locating a fault point on a three−phase power transmission line)
[3]ストックホルム電力技術会議の会議録(Proceedings of the Stockholm Power Tech Conference)、スウェーデン、ストックホルム、1995年、540から545ページ、McLAREN、P.G.、SWIFT G.W.、ZHANG Z.、DIRKS E.、JAYASINGHLE R.P.、FERNANDO I.、数値距離リレーのための新しい正のシーケンス指向要素(A new positive sequence directional element for numerical distance relays)、
[4]電力装置及びシステムの保護方式の現代の傾向に関する国際会議の会議録(Proceedings of the International Conference on Modern Trends in the Protection Schemes of Electric Power Apparatus and Systems)、インド、ニューデリー、1998年10月28日から30日、V−50−61ページ、SAHAM.M.、IZYKOWSKI J.、KASZTENNY B.、ROSOLOWSKI E.、PALKI B.S.、直列補償線路の保護のための中継アルゴリズム(Relaying algorithms for protection of series−compensated lines)
[5]IEEE電力送達に関する報告書(Transactions on Power Delivery)、第11巻、第1号、1996年1月、130から138ページ、NOVOSEL D.、HART D.G.、UDREN E.、GARITTY J.、非同期2端末障害位置選定推定(Unsynchronized two−terminal fault location estimation)

付録
A1.係数 の導出(表1)

単一位相対接地障害:a−g障害
Figure 2006505768
Figure 2006505768
相間障害:a−b、a−b−g、a−b−c、a−b−c−g障害
Figure 2006505768
A2.係数 F1 F2 F0の導出(表2)
表2には、障害経路全体で電圧低下を決定するために使用される重み係数の3つの代替集合(集合I、集合II、集合III)が記載される。係数は、ある特定の障害の種類に関連した境界状態から計算される。これは、すべての集合で、ゼロシーケンスが省略される( F0=0)という点で独特である。線路のゼロシーケンスインピーダンスは不確かなパラメータと見なされるため、これは有利である。 F0=0を設定することにより、私たちは、ゼロシーケンスインピーダンスデータに関する不確実性の障害位置選定制度に対する悪影響を制限する。正確であるためには、この制限が、それが障害経路全体での電圧低下を決定することだけに関連しているため、言うまでもなく部分的でであることに注意する必要がある。対照的に、障害のある線路セグメント全体で電圧低下を決定する一方で、線路のゼロシーケンスインピーダンスが使用される。
a−g障害、図12:
正常な位相の中では F_b F_c=0であることを考慮すると、
Figure 2006505768
が示される。
シーケンス成分が関連付けられる。 F1 F2 F0、そして最後に
Figure 2006505768
a−b障害、図13a、図13b:
障害電流は F_aとして、あるいは
Figure 2006505768
として表すことができる。正常な位相では、 F_c=0であり、障害のある位相の場合、
Figure 2006505768
が示される。
したがって F1 F2の関係は以下のとおりである。
Figure 2006505768
最後に、
Figure 2006505768
または
Figure 2006505768
Figure 2006505768
(a−b−c)または(a−b−c−g)対称障害、図15a、図15b、図15c
障害経路全体で電圧低下を構成するために第1の2つの相(a、b)を採取すると、以下を得る。
Figure 2006505768
さらに、障害が理想的には対称である場合、正のシーケンスは信号の中に存在する唯一の成分である。したがって、私たちは、
Figure 2006505768
を有する。
A3.正の(負の)シーケンスのための障害電流分配率の複素係数の導出(表3)
a)変電所間の余分なリンク45のある単一線路のケース(図4)
正のシーケンスのための障害電流分配率を求めてみよう(負のシーケンスのための障害電流分配率は同じである)。付加的な正のシーケンスのための電流の流れが示される図4の同等な回路が図16に提示されている。
障害のある線路の局所的なセグメント、障害のある線路の遠隔セグメント、及び変電所間の余分なリンクを含む閉じられたメッシュを考えると、以下を書き出すことができる。
Figure 2006505768
前記方程式から、変電所間の余分なリンクの未知の電流は、以下のとおりに求めることができる。
Figure 2006505768
ソースインピーダンス( 1SA 1SB)及び余分なリンク 1ABを考慮すると、以下を書き出すことができる。
Figure 2006505768
過去に求められた余分なリンクの未知の電流を前記方程式に代入すると、以下
Figure 2006505768
変電所( 1AB→∝)の間に余分なリンクがない場合には、ソースインピーダンス( 1SA 1SB)及び障害のある線路[d 1L及び(1−d) 1L]の両方のセグメントを含む閉じられたメッシュを考慮しなければならない。このメッシュの場合、以下を書くことができる。
Figure 2006505768
再配列の後、以下が得られ、
Figure 2006505768
ここで、表3(単一線路、 1AB→∝)のように、私たちは
Figure 2006505768
を有する。
b)変電所の間に余分なリンクがある平行線のケース(図5)
正のシーケンスのための障害電流分配率を求めてみる(負のシーケンスのための障害電流分配率は同じである)。付加的な正のシーケンスのための電流の流れが示される図5の平行線の同等な回路が図17に提示されている。並列接続している正常な平行線(LB)及び余分なリンク55(AB)が、同等なインピーダンスを備える同等な分岐により置き換えられた。
Figure 2006505768
(AA、F、BA、BB、AB)で示される閉じられたメッシュを考慮すると、以下を書くことができる。
Figure 2006505768
前記方程式から、同等な分岐の未知の電流は以下として求めることができる。
Figure 2006505768
ソースインピーダンス( 1SA 1SB)及び同等な分岐( 1LB&AB)を含む閉じられたメッシュを考慮すると、以下を書き出すことができる。
Figure 2006505768
過去に求められた正常な線路の未知の電流を前記方程式に代入すると、以下が得られ、
Figure 2006505768
変電所( 1AB)の間の余分なリンクが存在しない場合には、
Figure 2006505768
を代入しなければならない。
本発明の実施形態による平行線と単一線路のための送電システム及び/または配電系統における障害位置選定の方法を単一の概略図に示す。 端末AAに設置されている障害ロケータのケースについて障害ループが記される正のシーケンス成分のための平行送電網のための概略回路図を示す。 負のシーケンス成分のための対応する図を示す。 ゼロシーケンス成分のための対応する図を示す。 障害ループ電圧を構成するために使用される電圧及び電流の対称的な成分のフェーザを取得、計算するための概略ブロック図である。 障害ループ電流を構成するための対応する図を示す。 単一線路の正のシーケンスのための障害電流分配率を求めるための回路図を示し、負のシーケンスのためのその図の量は括弧内に示されている。 平行線の正のシーケンスのための障害電流分配率を求めるための単一線路のための図4に対応する回路図を示し、負のシーケンスのためのその量も括弧内に示されている。 リモートエンドBで測定されるソースインピーダンスが第1の端部Aにある障害ロケータに伝達されてよい本発明の実施形態の概略図を示す。 分流器静電容量が考慮に入れられる実施形態の回路図であり、第1の反復の間の正のシーケンス回路図を示す。 第1の反復の間に分流器静電容量を考慮に入れるための負のシーケンス回路図を示す。 第1の反復の間に分流器静電容量を考慮に入れるためのゼロシーケンス回路図を示す。 本発明の実施形態による単一線路内で障害の位置を見つけるための方法のためのフローチャートを示す。 本発明の実施形態による平行線において障害の位置を見つけるための方法のためのフローチャートを示す。 付録A2の表2のための係数の導出に関する考えられる障害種別(位相対位相、位相対接地等)の概略図を示す。図12はaからgの障害種別を示す。 付録A2の表2のための係数の導出に関する考えられる障害種別(位相対位相、位相対接地等)の概略図を示す。図13aは位相aからbの間の障害を示す。 付録A2の表2のための係数の導出に関する考えられる障害種別(位相対位相、位相対接地等)の概略図を示す。図13bは位相aからbの間の障害を示す。 付録A2の表2のための係数の導出に関する考えられる障害種別(位相対位相、位相対接地等)の概略図を示す。図14はa−b−g障害を示す。 付録A2の表2のための係数の導出に関する考えられる障害種別(位相対位相、位相対接地等)の概略図を示す。図15aは、対称的な障害a−b−cを示す。 付録A2の表2のための係数の導出に関する考えられる障害種別(位相対位相、位相対接地等)の概略図を示す。図15bは、対称的な障害a−b−c−gを示す。 表3に含まれる正の(負の)シーケンスのための障害電流分布率の中の複雑な係数の導出のための概略図を示す。図16は変電所間の余分なリンクを用いる単一線路のケースを示す。 表3に含まれる正の(負の)シーケンスのための障害電流分布率の中の複雑な係数の導出のための概略図を示す。図17は変電所間の余分なリンクを用いる平行線のケースを示す。 本発明の一実施形態による障害ロケータデバイス及びシステムを示す。 本発明の一実施形態に従って、正常な線路からの測定値が入手できないケースの平行線において単一の位相対接地障害の位置を見つけるための方法のためのフローチャートを示す。 正常な並列動作のさまざまなモードを用いる平行線のための障害位置選定の方法のための概略図を示す。 正のまたは負のシーケンスのための並列ネットワークのための概略同等回路図を示す。 両方の平行線が動作中のゼロシーケンスのための同等な回路図を示す。 正常な平行線がオフに切り替えられ、接地されている状態のゼロシーケンスのための同等な回路図を示す。 本発明の別の実施形態による正常な平行線からゼロシーケンス電流を提供するケースで、平行線内で位相対位相障害及び位相対接地障害の位置を見つけるための方法のフローチャートを示す。 本発明の別の実施形態による測定値の標準可用性を用いる平行線のための概略図障害位置選定を示す。 正のシーケンス電流のための平行線の同等回路図を示す。 負のシーケンス電流のための平行線の同等回路図を示す。 ゼロシーケンス電流のための平行線の同等回路図を示す。

Claims (32)

  1. 電力線(A−B)の区間の一方の端部から、前記区間の第1(A)の端部にある位相間の電流、電圧及び角度の測定によって障害の位置を見つけるための方法であって、前記第1の端部と前記電力線の第2の端部の間の障害状態の検出時に、
    −前記第1の端部での前記電流と電圧の測定のために電流の対称的な成分を計算することと、
    −前記第1の端部(2)から障害(F)までの距離(d)を計算し、該障害までの距離(d)が、形式
    Figure 2006505768
    を取る二次方程式を使用し、ここで
    Figure 2006505768
    を特徴とする方法。
  2. 形式、
    Figure 2006505768
    ここで、
    Figure 2006505768
    の方程式を使用して障害までの距離(d)を計算することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 形式、
    Figure 2006505768
    ここで、
    Figure 2006505768
    Figure 2006505768
    Figure 2006505768
    =表3に集められた係数
    の方程式を使用して障害までの距離(d)を計算することを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. −代表値として前記第1の端部でのソースインピーダンスを決定することと、
    −代表値として前記第2の端部でのソースインピーダンスの値を求めることと、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. Figure 2006505768
    ここで、
    1AB=余分なリンクの正のシーケンスのインピーダンス、
    1LA=正常な線路の正のシーケンスインピーダンス、
    に等しい正のシーケンスのためのインピーダンスを有するとして端末A、Bの間の余分なリンク(45、55)のインピーダンスの値を計算することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. −瞬間位相電圧(30a)を入力すること、
    −フェーザを決定するために値をフィルタリングすること(33a)、及び
    −電圧の対称的な成分のフェーザを計算すること(34a)、
    によって前記第1の端部で測定される前記電流及び電圧のために電流の対称的な成分を計算することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. −正常な線路からの瞬間位相電流及び瞬間ゼロシーケンス電流を入力すること(30b)、
    −フェーザを決定するために値をフィルタリングすること(33b)、及び
    −電流の対称的な成分のフェーザを計算すること(34b)
    によって前記第1の端部で測定される前記電流及び電圧のために電流の対称的な成分を計算することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 形式
    Figure 2006505768
    の方程式によって分留器静電容量の補償を決定することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 形式
    Figure 2006505768
    Figure 2006505768
    −VA_p−元の(補償されていない)障害ループ電圧から計算される障害ループインピーダンス、
    Figure 2006505768
    −元の電流からそれぞれの容量性電流を推定した後に取得される正の(12)シーケンス電流、負の(16)シーケンス電流及びゼロ(17)シーケンス電流から構成される障害ループ電流、及び
    =表3に集められる係数
    の方程式によって分留器静電容量の補償を決定することを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1の端部Aでソースインピーダンス 1SAを測定することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. −前記第2の端部Bでソースインピーダンス 1SBを測定することと、
    −前記第1の端部Aにある障害ロケータに対して、前記第2の端部Bにあるソースインピーダンス 1SBの測定された値の通信を送信することと、
    を特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  12. −平行電力線の区間の正常な線路からゼロシーケンス電流を決定することと、
    −該平行線区間の障害までの距離を計算することと、
    を特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 形式、
    Figure 2006505768
    の式による複素係数 、及び
    Figure 2006505768
    による によって動作中の正常な平行線からの測定値を使用せずに接地事故に対する単一相までの距離を決定することを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. Figure 2006505768
    による複素係数 、及び
    Figure 2006505768
    による によってオフに切り替えられ、接地された平行線からの測定値を使用せずに接地事故に対する単一相までの距離を決定することを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  15. 形式、
    Figure 2006505768
    の第一次式(27a、b、c)を使用して単一接地事故までの距離を決定することを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  16. 障害以前の測定値及び形式、
    Figure 2006505768
    の第一次式(28a、b、c)を使用して位相間接地事故までの距離を決定することを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  17. 障害以前の測定値を回避し、形式、
    Figure 2006505768
    の一次式(29a、b、c)を使用して位相間接地事故までの距離を決定することを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  18. 一方の第1の端部(A)での位相間の電流、電圧及び角度の測定値を受信し、記憶するための手段と、前記第1の端部と第2の端部(A、B)間の障害状態の検出を受信し、記憶するための手段を有する電力線の区間(A−B)の一方の端部から障害の位置を見つけるための装置であって、
    −前記第1の端部で測定される前記電流及び電圧のために電流の対称的な成分を計算するための手段と、
    −前記第1の端部(2)から障害(F)までの距離(d)を計算するための手段と、
    を特徴とする、装置。
  19. −前記第1の端部でのソースインピーダンスの値を求めるための手段と、
    −前記第2の端部でのソースインピーダンスの値を求めるための手段と、
    を備えることを特徴とする、請求項18に記載の装置。
  20. 前記第1の端部Aでのソースインピーダンスの測定値を受信するための手段を備えることを特徴とする、請求項18または19に記載の装置。
  21. 前記第2の端部Bで行われるソースインピーダンスの測定値を受信するための手段を備えることを特徴とする、請求項18から20のいずれか一項に記載の装置。
  22. 通信チャネル(60)によって伝達される前記第2の端部(B)でのリモートソースインピーダンスのための測定済みの値(9)を受信するための手段を備えることを特徴とする、請求項18から21のいずれか一項に記載の装置。
  23. 電力システムにおける機能を監督するための人間のオペレータによる、請求項18から22のいずれか一項に記載の障害ロケータデバイスの使用。
  24. 電力システムにおける機能を監督する、及び/または制御するために1台以上のコンピュータ上で実行するプロセスによる、請求項18から22のいずれか一項に記載の障害ロケータデバイスの使用。
  25. 送電システムまたは配電系統における障害までの距離の位置を見つけるための、請求項18から22のいずれか一項に記載の障害ロケータデバイスの使用。
  26. 平行電力線上で障害の位置を見つけるための、請求項18から22のいずれか一項に記載の装置の使用。
  27. 請求項1から17のステップのどれかをコンピュータまたはプロセッサに実行させるための、コンピュータコード手段及び/またはソフトウェアコード部分を備えるコンピュータプログラム。
  28. 1台以上のコンピュータ読み取り可能媒体の中に備えられる、請求項27に記載のコンピュータプログラム製品。
  29. データ伝送に含まれる電力線の区間の障害の位置を見つけるためのデータ通信信号であって、電力線の前記区間の遠隔の第2の(B)端部に対して行われるソースインピーダンスの測定の値を備える、通信信号。
  30. 値が前記電力線の第1の端部(A)からの前記障害の距離(d)について表示される、電力線の区間の障害の場所を表示するためのグラフィックユーザインタフェース。
  31. 距離(d)について表示される値が、関連する電力線区間またはネットワークのグラフィック表現と結合されることを特徴とする、請求項30に記載のグラフィックユーザインタフェース。
  32. 距離(d)について表示される値が、コンピュータマウスまたは類似するコンピュータディスプレイ選択手段を使用して関連する電力線の区間またはネットワークのグラフィック表現の一部の活性化時に表示されるように配置されることを特徴とする、請求項30に記載のグラフィックユーザインタフェース。
JP2004515334A 2002-06-20 2003-06-18 線路の一方の端部からの電流及び電圧の測定値を使用する障害位置選定 Pending JP2006505768A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0201911A SE525185C2 (sv) 2002-06-20 2002-06-20 Fellokalisering med hjälp av mätningar av ström och spänning från ena änden av en ledning
PCT/SE2003/001091 WO2004001431A1 (en) 2002-06-20 2003-06-18 Fault location using measurements of current and voltage from one end of a line

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006505768A true JP2006505768A (ja) 2006-02-16

Family

ID=20288270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004515334A Pending JP2006505768A (ja) 2002-06-20 2003-06-18 線路の一方の端部からの電流及び電圧の測定値を使用する障害位置選定

Country Status (11)

Country Link
US (1) US7298149B2 (ja)
EP (1) EP1535081B1 (ja)
JP (1) JP2006505768A (ja)
CN (1) CN100397089C (ja)
AT (1) ATE377765T1 (ja)
AU (1) AU2003243099A1 (ja)
CA (1) CA2489178C (ja)
DE (1) DE60317344T2 (ja)
ES (1) ES2295641T3 (ja)
SE (1) SE525185C2 (ja)
WO (1) WO2004001431A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014207850A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 三菱電機株式会社 非接地配電系統の障害の位置を特定する方法およびシステム
JP2015520849A (ja) * 2012-05-11 2015-07-23 ハワード ユニバーシティ 障害検出及び位置特定装置及び方法
CN107167703A (zh) * 2017-05-16 2017-09-15 清华大学 一种风电场集电线路单相接地故障测距方法

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7057401B2 (en) * 2004-03-23 2006-06-06 Pass & Seymour, Inc. Electrical wiring inspection system
US7504806B2 (en) 2005-10-21 2009-03-17 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Apparatus and methods for controlling operation of a single-phase voltage regulator in a three-phase power system
US7271572B2 (en) 2005-10-24 2007-09-18 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Apparatus and methods for providing a voltage adjustment for single-phase voltage regulator operation in a three-phase power system
US7286963B2 (en) * 2005-12-30 2007-10-23 Abb Technology Ltd. Method and device for fault location on three terminal power line
DE502006001889D1 (de) * 2006-04-19 2008-12-04 Siemens Ag Abzweigelement zum Betrieb in einem Kommunikationsnetzwerk, Netzwerk und Verfahren zum Betrieb des Abzweigelements
EP1992954B1 (en) * 2007-05-18 2017-12-13 ABB Schweiz AG Method for determining location of phase-to-earth fault
EP2051085A1 (en) * 2007-10-19 2009-04-22 ABB Research Ltd. Method for fault location on series compensated power transmission lines with two-end unsychronized measurement
US7705761B2 (en) * 2007-11-07 2010-04-27 Lockheed Martin Corporation System and method for wideband direct sampling and beamforming using complex analog to digital converter
EP2113778B1 (en) * 2008-04-29 2017-12-06 ABB Schweiz AG System and method for determining location of phase-to-phase fault or three-phase fault
US8234324B2 (en) * 2008-06-10 2012-07-31 Lockheed Martin Corporation Differential inverse aliasing digital to analog converter
JP2010019625A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Toshiba Corp 事故点標定方法および事故点標定装置
US9256232B2 (en) 2009-06-12 2016-02-09 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Voltage regulation using multiple voltage regulator controllers
US8427131B2 (en) 2009-06-12 2013-04-23 Schweitzer Engineering Laboratories Inc Voltage regulation at a remote location using measurements from a remote metering device
US8476874B2 (en) 2009-10-13 2013-07-02 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc Systems and methods for synchronized control of electrical power system voltage profiles
US8942954B2 (en) * 2010-09-16 2015-01-27 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Fault location in a non-homogeneous electric power line
CN102081132B (zh) * 2010-12-04 2013-01-16 西南交通大学 一种动态条件下的输电线路故障双端测距方法
EP2686929B1 (en) * 2011-03-17 2017-12-13 ABB Schweiz AG Voltage based method for fault identification in a transmission line and apparatus thereof
CN102323487B (zh) * 2011-05-30 2013-06-19 武汉大学 基于谐波分量的输电线路零序电容抗干扰测量方法
CN102323488B (zh) * 2011-05-30 2013-06-19 武汉大学 一种基于谐波分量的输电线路正序电容抗干扰测量方法
CN102928743B (zh) * 2012-11-28 2015-05-20 山东电力集团公司滨州供电公司 一种用电线路故障检测方法
CN103852688B (zh) * 2012-11-30 2016-11-16 施耐德电器工业公司 用于确定接地故障的位置的方法和设备
EP2744116A1 (en) * 2012-12-13 2014-06-18 British Telecommunications public limited company Fault localisation
CN103176108A (zh) * 2013-03-14 2013-06-26 航天科工深圳(集团)有限公司 输电线路双端故障测距的方法和系统
CN103217628B (zh) * 2013-04-15 2015-12-02 国家电网公司 一种输电线路相间短路故障单端测距方法
CN103630798B (zh) * 2013-09-12 2016-02-24 清华大学 输电线路单相接地故障单端测距方法
CN104092192A (zh) * 2014-07-04 2014-10-08 天津大学 电压互感器二次回路发生两点接地隐性故障的识别方法
CN104155582B (zh) * 2014-08-29 2016-10-19 上海交通大学 基于全波形信息的配网线路故障区段定位方法
CN104198889B (zh) * 2014-09-12 2017-02-15 清华大学 基于相继动作的高压线路瞬时性接地故障单端测距方法
CN104898017B (zh) * 2015-04-28 2017-12-15 国家电网公司 基于欧氏距离的配电网线路故障区段定位方法
CN104865452B (zh) * 2015-06-15 2017-11-28 武汉大学 基于谐波分量的不换位输电线路电容抗干扰测量方法
EP3141918B1 (en) * 2015-09-08 2020-10-28 General Electric Technology GmbH Improvements in or relating to determining a fault location in a power transmission medium
EP3154144B1 (en) * 2015-10-06 2020-04-22 General Electric Technology GmbH Improvements in or relating to direct current distance protection controllers
US10162015B2 (en) * 2016-02-08 2018-12-25 General Electric Company Systems and methods for determining a fault location in a three-phase series-compensated power transmission line
US20170227595A1 (en) * 2016-02-08 2017-08-10 General Electric Company Systems and Methods for Determining a Fault Location in a Three-Phase Series-Compensated Power Transmission Line
SE539485C2 (sv) * 2016-05-20 2017-10-03 Swedish Neutral Holding Ab System och metod för lokalisering av jordfel i kraftnät
CN106324433B (zh) * 2016-08-31 2019-01-01 国网山东省电力公司菏泽供电公司 一种配电线路快速检修方法
DE102017104274A1 (de) * 2017-03-01 2018-09-06 Friedrich-Alexander-Universität Erlangen-Nürnberg Verfahren zur Bestimmung eines Fehlerorts in einem elektrischen Netz mit Ringstruktur
EP3564687B1 (en) * 2018-05-03 2023-02-22 Siemens Aktiengesellschaft Determination of power transmission line parameters using asynchronous measurements
WO2019229638A1 (en) * 2018-05-31 2019-12-05 Abb Schweiz Ag Fault location for parallel transmission lines with zero sequence currents estimated from faulted line measurements
DE102018113627B4 (de) * 2018-06-07 2020-03-19 Friedrich-Alexander-Universität Erlangen-Nürnberg Verfahren und Vorrichtung zur Fehlerdiagnose in einem eine Ringstruktur aufweisenden elektrischen Netz sowie Computerprogrammprodukt
RU2700168C1 (ru) * 2018-10-25 2019-09-13 Елена Владимировна Лесных Способ определения места несимметричного короткого замыкания на линии электропередачи
CN109270408A (zh) * 2018-11-21 2019-01-25 宁波恒晨电力建设有限公司 配电网单相接地故障动态处理方法及系统
CN110673060B (zh) * 2019-09-25 2021-07-06 山东大学 基于同步相量测量和随机矩阵理论的配电网故障诊断方法
EP4068546A1 (en) * 2021-03-30 2022-10-05 Hitachi Energy Switzerland AG Device, system, and method for double-circuit transmission systems
EP4276480A1 (de) * 2022-05-10 2023-11-15 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und schutzgerät zum erkennen eines einphasigen erdschlusses
CN117826019A (zh) * 2024-03-06 2024-04-05 国网吉林省电力有限公司长春供电公司 中性点不接地系统的线路单相接地故障区及类型检测方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SU761953A1 (ru) * 1974-08-30 1980-09-07 Abram S Malyj Способ определения расстояние до места короткого замыкания вптб
JPS52100149A (en) * 1976-02-18 1977-08-22 Tokyo Electric Power Co Inc:The Digital failure point evaluating unit
JPS592353B2 (ja) * 1978-08-15 1984-01-18 東京電力株式会社 故障点標定方式
JPS5830554B2 (ja) * 1978-11-13 1983-06-29 東京電力株式会社 送電線故障点探査・送電線保護用の故障点標定方式
SE433405B (sv) * 1982-09-14 1984-05-21 Asea Ab Forfarande och anordning for lokalisering av ett felstelle pa en trefasig kraftledning
GB2222688B (en) * 1988-09-09 1992-12-23 Gen Electric Co Plc Equipment for and methods of locating the position of a fault on a power transmission line
WO1995024014A2 (en) * 1994-02-28 1995-09-08 Abb Power T & D Company Inc. One-terminal data fault location system
SE519943C2 (sv) * 2000-12-14 2003-04-29 Abb Ab Metod för fellokalisering i en transmissionlinje
US6476613B2 (en) * 2000-12-20 2002-11-05 Abb Ab Method of fault location in parallel transmission lines with series compensation
SE524866C2 (sv) * 2001-11-23 2004-10-12 Abb Ab Metod och anordning för fellokalisering genom användande av mätningar från två ändar av en luftledning för transmission av växelström

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015520849A (ja) * 2012-05-11 2015-07-23 ハワード ユニバーシティ 障害検出及び位置特定装置及び方法
US9696367B2 (en) 2012-05-11 2017-07-04 Howard University Apparatus and method of fault detection and location determination
JP2014207850A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 三菱電機株式会社 非接地配電系統の障害の位置を特定する方法およびシステム
CN107167703A (zh) * 2017-05-16 2017-09-15 清华大学 一种风电场集电线路单相接地故障测距方法
CN107167703B (zh) * 2017-05-16 2019-09-27 清华大学 一种风电场集电线路单相接地故障测距方法

Also Published As

Publication number Publication date
SE0201911L (sv) 2004-02-12
ATE377765T1 (de) 2007-11-15
EP1535081A1 (en) 2005-06-01
CA2489178A1 (en) 2003-12-31
US20060097728A1 (en) 2006-05-11
DE60317344T2 (de) 2008-08-28
ES2295641T3 (es) 2008-04-16
EP1535081B1 (en) 2007-11-07
CN1675559A (zh) 2005-09-28
DE60317344D1 (de) 2007-12-20
US7298149B2 (en) 2007-11-20
SE0201911D0 (sv) 2002-06-20
CA2489178C (en) 2011-07-19
AU2003243099A1 (en) 2004-01-06
WO2004001431A1 (en) 2003-12-31
SE525185C2 (sv) 2004-12-21
CN100397089C (zh) 2008-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006505768A (ja) 線路の一方の端部からの電流及び電圧の測定値を使用する障害位置選定
EP1461626B1 (en) Fault location using measurements from two ends of a line
CA2352700C (en) Method and device of fault location for distribution networks
EP1992954B1 (en) Method for determining location of phase-to-earth fault
EP1982395B1 (en) Method and adaptive distance protection relay for power transmission lines
EP2000811B1 (en) Method for determining location of phase-to-earth fault
EP1342096B1 (en) Method and device for fault location
Zamora et al. Fault location on two-terminal transmission lines based on voltages
US20060291113A1 (en) System and method for determining location of phase-to-earth fault
Girgis et al. Fault location techniques for radial and loop transmission systems using digital fault recorded data
US6476613B2 (en) Method of fault location in parallel transmission lines with series compensation
US20070156358A1 (en) Method and device for fault location on three terminal power line
US6420876B1 (en) Fault location in a medium-voltage network
EP1342095B1 (en) Fault location method and device
EP0464662B1 (en) Method and means for fault location in a multi-terminal network
US20020012540A1 (en) Method of fault location in parallel lines with series compensation
CN115149505A (zh) 用于双回路传输系统的设备、系统和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090909

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100126