JPS592353B2 - 故障点標定方式 - Google Patents

故障点標定方式

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JPS592353B2
JPS592353B2 JP53099673A JP9967378A JPS592353B2 JP S592353 B2 JPS592353 B2 JP S592353B2 JP 53099673 A JP53099673 A JP 53099673A JP 9967378 A JP9967378 A JP 9967378A JP S592353 B2 JPS592353 B2 JP S592353B2
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JP
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fault
voltage
equation
fault point
locating
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JP53099673A
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栄一 岡本
典生 須田
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Meidensha Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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Meidensha Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電力系統の故障点襟定方式に関わるものである
近年の電力系統の長距離化、ケーブル化、および多端子
化等にともないこれらにも適用可能で、かつ信頼性と精
度の高い故障点襟定方式が望まれている。従来から用い
られている故障点襟定方式には事故時にインパルスを印
加してその反射波が帰つてくるまでの時間差を測るパル
スレーダ方式、あるいは事故点で発生するサージを面端
子で計測しその時間差を利用するサージ受信方式などが
あり・いずれも進行波現象を利用して時間を計測する事
に特徴がある。しかしながら印加パルスあるいはサージ
波形は減衰と変歪を受ける事、非ねん系統においては進
行波の伝播特性が相によつて異なる事、あるいは雷サー
ジとの混同、また分岐点のある多端子系統への適用は困
難である事といつた種々の難点があり性能の向上には相
らかに限界が存在する。本発明はこのような点に鑑みな
されたもので、デジタル技術等を利用する事によつて、
計測される事故電流および電圧量を直接用いて故障点の
襟足を行なう新しい故障点襟定方式を提供するものであ
る。
本発明を応用した故障点襟定方式を用いる事によつで長
距離系統、ケーブル系統、あるいは多端子系統でも適用
可能で、非常に信頼性が高く、かつ精度の高い故障点の
標定を行なう事が可能である。以下に本発明の詳細な説
明を行なう。電力系統における送電線を分布常数回路と
して扱うため微分方程式から説明する。第1図に示すよ
うなn相からなる送電線の位置X,時間tにおける電圧
,v1(t),V2(t),・・・,Vn(t)と電流
11(t),I2(t)・・・,In(t)には次のよ
うな連立偏微分方程式が成立する。
ただしK,l=1,2,・・・,n′C′k\1とする
とLklは単位長当りの自己インダクタンス〔几A−〕
Lkicは 〃 相互 〃 〔旦A−]R
klcぱ 〃 自己抵抗 〔ΩAh〕Rk
lは 〃 相互〃 〔QA『〕Ckic
は 〃 自己キヤパシタンス〔F7/Xm]C
klは 〃 相互 〃 〔F/―〕Gki
cは単位長当りの自己漏れコ畷ノタンス〔U4油〕Gk
lは 〃 相互 〃 〔0j〕である(ただし
名称は仮につけたものである)(1)式,(2)式は1
相、即ち線路1条の場合第2図のような分布定数回路で
ある。
今電圧ベクトルをV,電流ベクトルをI,インダクタン
ス行列,抵抗行列,キヤパシタンス行列,コンダクタン
ス行列をそれぞれL,R,C,Gとすれば(1)式,(
2)式は次のように簡略化される。
ただしV=COlCVl,V2,V3,・・・,Vn〕
1=COl〔11,i2,i3,・・・,In〕L=〔
Lkl〕・・・Nxnのリアクタンス行列R=〔Ckl
}・・Nxnの抵抗行列C=〔Ckl〕・・・Nxnの
キヤパシタンス行列G=〔Gkl}・・NXnのコンダ
クタンス行列(COl〔 〕は列ベクトルを意味する)
ここである特定周波数に着目すれば距離と時間によつて
決まる電圧v(X,t),電流1(X,t)を距離と周
波数によつて決まる電圧V(X,ω),電流1(X,ω
)に次の関係式で時間を変数分離できる。
即ちである。
これを(3)式,(4)式に代入すれば次の連立常微分
方程式となる。上式を整理すれば ただし=COl〔1,2,V3,・・・,1〕10C0
1CI1}12913913FIn〕Z=jωL+R・
・・NXnのインピーダンス行列〔O/Km〕Y=jω
C+G・・・NXnのアドミツタンス行である。
ここてズ9)式,QO)式を次のように行列表現しV,
IとZ,Yを次のように置くと これを01)式に代入して というUについての1階微分方程式となる。
(14)式は以下のように積分できる。但し、舎DUは
U =l :一1のとき を意味し、また10gUぱ を意味する。
X= 0のとゆの初期条件をUOとするとという解をう
る。
(1紗式から電圧,電流にもどすととなる。
ただしは2n×2nの行列 である。
Q6)式により第1図のようにX= Oにおける電圧V
O(t),電流10(t)の特定の周波数成分V.(0
),1.(0)を知ればX=Xの所の電圧v(t),電
流1(t)の特定の周波数成分V(0),I(0)を距
離XとインピーダンスZとアドミツタンスYによつて(
13)式のように決まるMからe−MXを計算しこれに
VO(0),IO(0)を(16)式のように乗する事
によつて計算する事が可能である。即ち一端における電
圧,電流の周波数成分から途中に故障がない限りそこか
ら任意の位置Xの点における電圧,電流の周波数成分を
知る事ができることを意味する。第3図は特定の相が故
障状態にあるz端子送電線の単線図で図中Aは送電線に
おける電気所,Fは故障点、XはAF間の距離〔ら〕、
送電線はl回線あるいは多回線構成でその相数をnとし
、A電気所で計測される電圧をVAI,VA2,・・,
VAn電流をIAl,iA2,・・,IAnとする。こ
れらの計測量はベクトル表現VA,iAを用いれば次の
ように示せる。また計測量の特定周波数(0)の周波数
成分をVA,IA,とすれば、これらは計測量から例え
ば次のような手法によつて得ることができる。
ただし T:時間幅 TO:時間幅の初期時間 である。
(18)式は計測量が時間についてサンプリングされた
デジタル量であつても式を離散化することで良い。
(17)式の右辺にある個々の要素の計測量について周
波数成分を抽出すればそのベクトル表現は次のように示
せる。このようにして得られた量を用いれば式(16)
を応用する事により両端からそれぞれ故障点の電圧の周
波数成分を表わすことが以下のようにしてできる。
第3図においてA電気所から見た故障点Fの直前におけ
る特定の周波数成分の電圧をVFA,電流をIFAとす
る。
ただし、VFA,IFAは以下のようなベクトルである
。Da6)式によりA電気所から見たVFAIFAは次
のように示せる。
ところで故障点においては故障点抵抗が零の時地絡故障
の場合はILG(i相)の時 2LG(1,,i2相)の時 3LG(Il,i,,i3相)の時 短絡故障の場合は 2LS(Il,i2相)の時 3LS(Il,i2,i3相)の時 である。
ここで行列の指数関数表現を距離についてテーラ展開し
、第m次で打切ると、ただしE:NXnの単位行列 と近似して表わす事ができる。
分布定数回路の特性を表わすe−MXを(財)式の右辺
のように近似する事は厳密な意味での分布定数回路の性
質とは異なるが、一般にe−MXは発散させず絶対収束
する。
次に、e−MXの展開次数は対象電線の等価回路の構成
に物理的に直結し、すなわち1次の次数の時、e −M
X+1−MXとなる。このe−MX中1−MXよりを得
る。
但し、V.,工。は送電線の一端の電圧,電流、V,I
は他端の電圧,電流である。
この式からV昂も−ZI.,I−VO−JメF,1.とな
り、それぞれ送電線を1段の集中定数回路と見ている。
そして1次のときの等価回路はインダクタンスLと抵抗
Rの直列回路又はコンデンサで表わされる。そして高次
になればなるほど送電線を分布定数回路と見ることにな
る。なお次数の程度は利用する電圧電流波形の周波数成
分について異つてくるが、低周波の場合(50Hz〜数
百Hz)現在ある送電線のインピーダンスおよびアドミ
ツタンス等の定数を用いて試算すると、約50Ku1以
下の短絡距離架空系ではm=1,約100K]n程度の
中距離架空系ではm=2,3,約20Q&o以上の長距
離架空系ではm=4,5で十分その特性を表わす事がで
きる。等から適用系統に合つたそう高くないmを選択し
て(株)式を用いる事で良い。なお、サージ性波形の場
合周波数は数KHz以上となるから第10次以上を用い
る。Q5)式をQ<)式に代入すると ((へ)式を具体的に計算するには例えば以下のように
行なう。
E,M,M2,M3,,Mnlは2n×2nの行列で個
々の要素は送電線の線路定数より既知であり、COIC
VA,IA〕は2nの列ベクトルでその個々の要素は前
述したように計測量から求められ(るからC5)式の右
辺は計算できる事になる。
(27)式はM,M2,M3,・・・M勇が次のように
表わされるからこれを(5)式に代人すると電圧と電流
が分離され次のようにまとめられる。
ただし(自),(ホ)はmが偶数の場合である。
mが奇数の時も同様にして得られるが省略する。このよ
うな演算をほどこして得られる結果により故障点電圧V
Fi(1=1,2,・・n)はXの高次式として示され
る。即ち(支)式を満足する。
よつて(30,(32)式を満たすxを解けばそれが故
障点の標定結果である。(30,(自)式の解法はmの
次数によつて様々に異なつた手法があるが例えば、(3
0式を例にとるとnl =1の場合はただしAij(
1=1,2,・,N,j=0,1,・,m)は特定の周
波数0とそれによつて決まる線路定数ZY及び計測量の
周波数成分VA,IAによつて計算される値である。
よつてQ紗式よ9地絡故障(il相)の場合Q3)式よ
り短絡故障(1,,i,)の場合である。
Aijf)iは送電線の相の番号に相当しているから(
31),Q2)式は故障相が複数の場合対応する複数の
方程式が同様に導出できる。
以下G1)式および(3′2)式を故障方程式と仮称す
る。A電気所から故障点までの距離は(30式およびで
ある。
m=2の場合は より である。
この場合、解は2つ存在するが標定範囲(OてX<t)
を満たす方を取ればよい。m=3,4の場合はその代数
方程式の解法は存在し、解は一意に決まる。
m冫5の場合は一般に解けずそれらは別の解法によつて
解を得る事になる。G2)式についても同様な事が言え
る。方程式次数mを比較的高く取る事によつて分商定数
回路の特性がより正解に反映するので、長距離架空系お
よびケーブル系などにおいても正確に標定できる。これ
は本発明の特徴である。また着目する特定周波数0は任
意でよく、一般には基本周波数に着目して行なうのがよ
いが事故時に高周波の発生が顕著に表われるような系統
では、計測量からその高周波成分を抽出しそれに見合つ
た線路定数を用いて計算すれば故障点を標定する事が可
能となる。
ただし高周波に着目する場合は低周波の場合よりも回路
は分布定数回路の特性が強まるので次数mを高く取る必
要がある。これも本発明の特徴の1つである。また計測
量および線路定数は相を基本とした扱い(以下相領域と
称する)で直接演算できるので対称座標法あるいはクラ
ーク座標法等における座標変換操作を必要としないので
その扱い方が簡単である。
またこの事は超高圧系統における非ねん架送電線等の不
平衡回路で線路定数としてのインピーダンスおよびアド
ミツタンスの個々の要素の値がすべて異なるような場合
でも特殊な座標変換操作は不必要で直接相領域における
その値を用い〔る事ができ非常に有効である。なお送電
線は一致に供架多回線として構成される場合が多いがこ
の場合でもその相数nを対応させればよく、かつ線路定
数もやはり相領域のまま扱えて便利である。以上のよう
に相領域で故障点標定が行なえる事は運用に当つての柔
軟性,及び系統変更にともなう定数変更等における簡潔
性等の面で重要であり本発明のもたらす本質的な特徴で
ある。また、本発明は既製の変流器や変圧器等の変成器
からの電圧,電流を用いるので、変成器自身の周波数帯
域より低い、低周波域の周波数成分を利用する。
このため、前述したe−MXの打切次数は比較的低次で
良いことになる。さらに、サージ波形の場合でも成立す
るが、厳密にはより高次となる。しかしサージ性高周波
の時定数が短いため、上記変成器め高周波域での誤差が
大きくなつて標定信頼度が著しく悪くなる。以上は本発
明の第1の実施例の説明である。
さて分布定数回路の特性をある有限次数mで打切つた表
現式(ハ)式は次のような打切誤差をもつ。よつて(社
)式を用いて得られる故障方程式(30,(32)式は
あくまでも近似式で、G5)式を用いれば次のような誤
差をもつことになる。(ただし(30,C52)式の誤
差は故障相の電圧に関する行である)第4図はこのよう
な誤差の距離に対する関係を示す図で、図中4は(36
)式右辺第1項の誤差の絶対値で、(1)の5Q0から
Xに関して右上がりの曲線となる。
図中イ以下の誤差範囲で故障方程式(30,03)式は
零と近似しているから、(31),虎)式の解Xは最大
イに相当する誤差をもつ事になる。
この事から標定精度は、事故が自電気所の至近端にある
場合が最も良く、事故が自電気所から遠ざかるにしたが
つて悪くなる事を意味しており、具体装置等の制約によ
り打切次数mが適用系統に比して低い場合などは無視で
きなくなる。このような場合、周知のチエビシエフ多項
式による修正をC荀式にほどこす事により標点精度を距
離について均一化する事ができる。
チエビシエフ多項式T(X)は次数m+1について次の
ように示される。よつて、Tm+1(X)=Oと近似す
ればである。
式(自)式をm+1次まで展開しXm+1に(ト)を代
入すれば次の修正式を得る。このようにチエビシエフ多
項式によつて修正した展開式を用いて(31),(至)
と同様な故障方程式を導出しXについて解けばよい。
第5図は第4図に相当するチエビシエフ多項式による修
正をほどこした場合の誤差曲線でイゞはイに対応する。
よつてイゞのような最大誤差をもつ故障方程式を解いて
得た標定結果はイ゛に対応しており、比較的遠距離に事
故があつても標定精度はあまり変らず、精度自身も良く
なる傾向がある。以上は本発明の第2の実施例の説明で
ある。Gl),132)式で示される故障方程式は複素
係数をもつ距離Xに関する高次の代数方程式であるが次
数mが高い場合7般に代数的な解法はない。
このような場合でも収束計算を用いる事によつて非常に
精度の高い解を得ることができる。例えば周知のミユー
ラ法による場合は以下のように行なう。
一つの故障方程式を とすると反復公式は である。
ただしHiは次の方程式の根のうち分母の絶対値の大き
いほうを取る。このような収束計算を標定範囲0<−x
くtで行なえばよい。
このほかの収束計算手法としてはニユートンラフリン法
等様々のものがあり、それらを用いる事によつて精度高
くXを求める事ができるのは明らかである。以上は本発
明の第3の実施例の説明である。
(31),C2)式によつて示される複素係数をもつ故
障方程式f(X)、は、上式に を代入して得られる2つの実係数方程式g(X)とHQ
Oの和としてただし このように示される。
FOO=0であるからこれを解くことは を解く事と等価になる。
さらに(48)を解く事は非負関数を最小にするXを見
つけ出せば良い事になる。
よつてこれはFを微分した式を零にするX,即ちを満た
すXを求める事である。であるから(50式と(47)
式からGOOを計算する事は可能である。
このようにして得られたG(X),即ち実係数代数方程
式を周知の収束計算で精度高く解けば良い。
このような実係数代数方程式(至)式を収束計算で解く
故障点の標定手法は前記したような複素係数代数方程式
(有)を例えば(40〜(4eのような収束計算で解く
場合に比べ次のような利点がある。複素係数代数方程式
が多根問題である時、その収束計算における収束性は一
般に悪くなり解不能となる場合が多く、また収束計算自
体もかなり複雑になり計算機等による演算上の技術を要
し繁雑である。これに対し実係数代数方程式を解く手法
は収束計算手法も数多くあり問題に適した手法を取る事
ができ、特に標定区間が決まつている本方式のような場
合以下に述べるはさみ内法等の非常に簡単で確実な手法
がある。即ちG(X)を、標定区間0≦X≦t内で、か
つG(a)とG(b)が異符号となるような区間(A,
b)の中点C=(a+b)/2を取つてG(C)を計算
し、異符号となる区間(A,c)あるいは(C,b)に
追いつめこれをくり返すような単純な手法である。以上
は本発明の第4の実施例の説明である。
計測される事故電流電圧17から(J8)式のような手
法によつて抽出した特定の周波数成分19を用い故障方
程式(31),(財)式を導出しこれを解く事で故障点
の標定を行なうわけであるが、その際(自)式に限らず
いかなる周波数成分抽出手法もその時間幅Tと時間幅の
初期時刻TOは必要なパラメータ、即ち要素である。こ
れは言えかえると計測された数10mSの事故情報に対
し、ある時間幅Tとある初期時刻TOを取ればそれに対
して1つの故障点標定結果が得られる事を意味する。一
般にどんな周波数成分抽出手法も結果は誤差をもつ(こ
れを以下周波数変換誤差と仮称する)。
これは被周波数変換情報に様々な周波数成分が含まれて
いる場合は顕著であり、定常状態に比べ事故時に大きく
その波形がみだれる電力系統の事故情報を使うような場
合は、その周波数変換誤差が大きく表われるので標定結
果は無視できない程の誤差をもつ。さてその周波数変換
誤差の要因は、その周波数変換手法と、時間幅Tと、初
期時刻TOに大きく左右される。
このうち交換手法にともなう誤差は必然的なもので、そ
の軽減対策になる決め手はあまりないが、計算機等を使
うデジタルシステムにおいてはサンプリング周波数を上
げるとか演算誤差を少なくするため倍精度演算を行なう
事等によつて多少は改善される。特に電力系統のような
波形のみだれがあり周期的でなく、線路抵抗等による減
衰性直流分が重畳するような場合、周波数変換誤差を大
きく左右するのは周波数変換幅Tと初期時刻TOである
。即ちTは長ければ長いほど良く、TOは減衰性直流分
や、高周波成分の影響が少なくなるから事故発生時刻よ
り離れた方が良い。しかしながら事故情報はしや断器の
しや断により3C/S〜5C/S程度しか続かないので
Tはあまり長く、TOはあまり遅く取れない。このよう
な場合Tを固定して初期時刻T。を変化させ、それに対
応して周波数成分を抽出し、それぞれ故障点を標定して
結果平均値を取ることが良く、その具体的方法によつて
著じるしく標定娯差を減らす事が可能である。第6図は
この事を説明するための図で、イ図は計測される事故情
報のうちの電流波形でt=oから事故が発生しそれ以前
の定常状態における基本波のみの波形から直流分および
高周波成分を含んだひずみ波形に移つた状態を表わして
いる。
第6図の口図はイのように得られる計測情報から基本波
成分を抽出するための時間幅T(この場合はT=1サイ
クル)を示しており、Tがその初期時間TOをT。l,
tO2・・・TOl2(この場合は問サイクル毎に12
個)と変化する様子を示している。このように変換幅を
ずらす事によつてそれぞれ対応するイ図の電流波形より
事故後の計測情報に対し基本波の周波数成分を取り出す
事が可能である。第6図のハ図はこのようにして得られ
た周波数成分を用いて故障方程式を導びぎある相につい
で解いた標定結果の時間に対する軌跡を示しており、図
中X1は初期時刻TOlで始まる時間幅Tの周波数変換
から得られる基本波成分によつて標定した結果でそれが
時間TOl+Tに得られる事を示し、X2,X3・・・
Xl2も以下同様である。第6図のハ図の一点鎖線1は
真の故障点距離を示すものであり、図に示すように一般
に計測情報から得られる標定結果Xl,X2,・・・X
l2け真値の近傍に分布する。よつて、次のように平均
した値Xは11bx =一 Σ Xj・・・・・・(支) 121$1 真値に近づく事になる。
(52)式は一般的に得られる標定結果の個数をNとす
ると1 へ x=マ8王,Xj゜゜゜゛゜゜(ロ) と示される。
TとM1および初期時間をずらす間隔を適当に取る事に
よつて(財)式によつて得られる値を最終の標定結果と
する事で周波数変換誤差を大幅に軽減することが可能で
標定精度の向上をはかる事ができる。以上は本発明の第
5の実施例で説明である。
電力系統における事故波形は一般にひずみ波となり、こ
の中には直流分、基本周波数成分、及び複数の高周波数
成分が含まれている。これらの周波数成分をそれぞれ個
々に取り出す事は可能である。例えば計測情報をu(t
)とするとこれに含まれる任意の周波数成分Uk(ただ
しk=0:直流分、k=1、基本周波成分、k=2:第
2高周波成分以下同様)はUk=令),−Yu(t)e
−JkWOdt・・・(ロ)ただし k=0,1,2,
3,・・・WO:基本角周波数 のように得られる。
このようにして得られた直流分を除く周波数成分Uk(
k=1,2・・・)についてそれぞれ前述した手法によ
つて故障点が標定できる事は明らかである。
この周波数に対応して得られる結果をXk(k=1,2
・・・)とすると、これらの平均値を取る事によつて周
波数変換誤差を軽減することが可能である。しかしなが
ら基本周波数以外の任意の高周波数成分は常に存在する
とはかぎらず系統構成と事故点の位置によつて決まつた
複数の高周波が顕著に表われる傾向があり、その他の周
波数成分は零、もしくは無視できる程小さい。よつて(
54)式のような手法によつて得られた任意の周波数成
分より基本周波数成分と顕著に表われているものを分類
して得られる複数の高周波数成分のみに限つて故障点標
定を行ないその結果を平均する事が良い。即ち1M X=7一Σ Xk,・・・・・・(ロ) ただし i=1,2,・・・M ki:番目に顕著に表われる周波数の基 本周波数に対する比 Xki;Kiに対する周波数の基で得られる標定結果 である。
以上は本発明の第6の実施例の説明である。
第7図は本発明の更に詳細な一実施例でデジタル計算機
を応用したデジタルシステムで構成した場合である。第
7図イの1は電力系統のn相からなる送電線で1回線あ
るいは多回線を単線で示してある。第7図イの2は送電
線1における電気所に設置された変成器で、送電線1の
電流及び電圧を2次アナログ量に変換しており、送電線
の相数nに対応するn個の変流器、n個の電圧変成器で
構成されている。第7図イの3は2から得られるアナロ
グ量をサンプリングしデジタル量に変換するアナログ/
デジタル変換器で、相数に対応する電流,電圧の2n調
のアナログ量をデジタル量に変換している。第7図イの
4はデジタル計算機で、自電所で得られるデジタル情報
である2n個の電圧電流の計測情報を入力し故障点標定
を行ない表示器5に結果を出力するものである。
第7図口はデジタル計算機の内部の構成を示す図で、図
中6はプログラムの命令を解続しその実行を行なう中央
演算装置で7は故障点標定方式のプログラム及び定数が
格納されている記憶装置(以下プログラムメモリ)で、
8はデータの入力装置、9は入力された情報を格納した
り、プログラムの実行に使用したりする記憶装置(以下
データメモリ)である。
第7図ハはデジタル計算機のプログラムの概略をしめす
流れ図(以下フローチヤート)で、図中10は事故検出
プロツクで処理時間の速い比較的簡単な事故検出手法に
よつて内部事故を検出するプロツクであり事故が検出さ
れない限り計算機はこのプロツクの処理をくり返してい
る。
10によつて事故検出を認識すると事故情報記憶プロツ
ク11は入力情報を継電器おしや断器等の性能によつて
決まるあらかじめ定められた故障継続時間(例えば2C
/S〜5C/S)まで事故情報をデータメモリに記憶す
る。
プロツク11の処理が終ると故障点標定プロツク12に
移る。このプロツク12の内容は本発明の骨子であり後
に詳しく述べる。なおプロツク10は必らずしも必要で
はなく、しや断器動作信号やリレー出力信号を計算機に
入力し、プログラムあるいは割込み等によつてそれらの
動作を認識する事でプロツク11に移つてもよい。また
このプロツク11によつて行なう事故情報記憶操作は必
らずしも逐時的に計算機8で行なう必要もなく、例えば
別計算機あるいは記憶装置を自電気所と相手端電気所に
設置して事故情報を=旦記憶し、後で計算機4のデータ
メモリに移すことでもよい。第7図二はハにおける故障
点標定プロツク12の一具体例を詳細に示したフローチ
ヤートで、図中13は記憶された事故計測情報から特定
の周波数成分を抽出するプロツクで例えば08)式のよ
うな演算を離散形で行なうものである。
図中14のiは相の番号を指定するもので始めは1にセ
ツトされる事を意味している。15はiによつて指定さ
れる故障方程式、即ち(31),C2)式におけるi番
目の故障方程式を26)式あるいは(ト)式等に従つて
導出するプロツクで、第2の実施例で述べたチエビシエ
フ多項式による修正を行なう場合はこの時点でなされる
なお打切り次数mはあらかじめ適用系統によつて指定さ
れ〔る。図中16はプロツク15において得られた故障
方程式を解いて故障点Xを標定するプロツクで、その解
法はmが低次の場合は(33)式(ロ)式等を用い、m
が高次の場合は第3の実施例で述べた収束計算(たとえ
ば(40,(5),(43)式等)を用いたり、第4の
実施例で述べたように実係数代数方程式(イ)式に変換
してから収束計算を用いたりする。
図中17はプロツク16によつて得られた標定結果を表
示器に表示するプロツクで、相番号1に対応して表示す
る。プロツク18は相番号1を1つ増やし、判定プロツ
ク19においてiが送電線の相数nより大きい場合はす
べての処理が終つたとし、そうでない場合は、プロツク
15にもどり以下の処理をくり返す。このようにしてす
べての相に対応した標定結果が第7図イの表示器9に表
示される事になる。
なおこの場合は故障相判別は別に行ないこの故障相につ
いての表示結果が故障点標定結果となる。第7図ホは、
事故相のみの標定を行なう場合のフローチヤートで、図
中のプロツク13,15,16,17は二と全つたく同
じで、故障相判定プロツク20はあらかじめ故障相を判
定し、この故障相のみについて、故障方程式を導出しこ
れを解き表示するものである。以上の説明より実施例に
示すデジタル計算機は送電線の自電気所における事故情
報が与えられれば、特定の周波数(ニ)の基であらかじ
め定められた時間幅Tとその初期時刻T。
に従つて事故情報から周波数成分情報を抽出し、これと
あらかじめ定められた打切り次数mと送電線のインピー
ダンス、アドミツタンスから故障点までの距離に関する
高次の代数方程式を導出しこれを解く事によつて故障点
を標定できる事は明らかである。なお標定精度を上げる
ため第2の実施例のチエビシエフ多項式による修正、ま
た第3の実施例の収束計算の使用、あるいは第4の実施
例の実係数代数方程式への変換等を必要に応じて用いる
事ができるのも明らかである。第7図へは第5の実施例
の具体例を示すフローチヤートでこのフローチヤート全
体が第7図ハの故障標定プロツク12に相当している。
図中21のjは事故情報からの周波数成分抽出における
時間幅Tの初期時間TOjを指定する番号であらかじめ
定められた時間間隔(Δt)毎にj=1,2,・・・,
Nまで変化させ、これに対応する初期時間TOl,tO
2,・・・TONを決定しており、プロツク21はこの
jを1にセツトするものである。プロツク22は第7図
二あるいはホ全体に相当するもので、その表示プロツク
17を初期時間TOjに対応する標定結果を記憶するプ
ロツクに変更したものである。このようにすることによ
つてプロツク22はまずjによつて指定された初期時刻
TOjとあらかじめ固定された時間幅Tの間にある事故
情報を用いる事によつて例えばQ8)式のような演算を
離散形でほどこすことによつて周波数成分を抽出し、次
に故障方程式(31),05式を導出しこれを解く事に
よつてTOjに対応する標定結果を記憶するもので次の
ブロック23はjを1増やしプロツク24でjがあらか
じめ定められた個数Nに達したかどうかを判定し、jが
Nを越えない場合はプロツク22にもどり変更されたT
Ojに基づき同様な処理をくりかえし、jがNを越えた
場合はプロツク25に移る。25はTOj(j=1,2
・・・・,N)に対応して得られた標定結果Xjの平均
値をとるプロツクで式(53)に対応する。
プロツク26はその結果を表示するプロツク指示器に最
終標定結果として表示する。以上の説明より第7図ハに
示すフローチヤートの実施例において周波数変換誤差の
軽減を行ない標定精度を向上させる事ができるのは明ら
かである。
第7図卜は第6の実施例の具体例を示すフローチヤート
で、このフローチヤート全体が第7図ハの故障標定プロ
ツク12に相当している。
図中27は得られた事故情報からその成分が顕著に表わ
れている周波数を探すための演算を行なうプロツクで例
えばフーリエ級数を使つたスペクトル解析手法等を用い
る事によつて行なうことができる。ここで得られた周波
数の基本周波数に対応する比をKl,k2,・・・,K
Mとする。(基本波成分はいかなる事故においても顕著
に表われるからk1=1であり、K2・・・KMは1よ
り大きい特定の自然数である)。プロツク28のiはK
iを指定するための番号でi=1,2,・・・Mに対応
してKi=Kl,k2,・・・,KMを指定し、以後の
処理を行なうものであり、プロツク28はこのiを最初
は1にセツトする事を意味している。プロツク29は第
7図二,ホあるいはへに相当するもので、それぞれその
表示プロツク17、または26を、標定結果を記憶する
プロツクにおきかえたものである。したがつて、29に
おいてはiによつて指定された番号K1に相当する周波
数のもとに周波数成分の抽出と、故障方程式の導出およ
びその解法(第7図への場合は平均操作をも含める)を
行ないKiに対応する標定結果XKlを演算して記憶す
るものである.。プロツク30はiを1つ増加し、判定
プロツク31はiがプロツク27によつて決定された個
数Mを越えたかどうかを判定する。もしiがMを越えな
い場合はプロツク29にもどり新らしいKiに相当する
周波数のもとに処理をくり返し、iがMを越えた場合は
プロツク32に移る。32はKi(1=1,2,・・・
,M)に対応して得られた標定結果Xkiの平均値をと
るプロツクで式(55)式に相当する演算を行なう。
プロツク33はその結果を表示するプロツク表示器に最
終標定結果として表示する。このように第7図へのよう
な処理を行なつて標定することによつて周波数変換誤差
の軽減により標定精度を向上させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・n相送電線の説明図、第2図・・・線路1
条の場合の分布定数回路、第3図・・・全長tで故障が
AからXの所にある送電線の単線図、第4図・・・チエ
ビシエフ多項式による修正をしない場合の距離に関する
誤差曲線、第5図・・・チエビシエフ多項式による修正
をした場合の距離に関する誤差曲線、第6図・・・本発
明の第5の実施例を説明するための図で、イはある事故
計測波形、口は周波数成分抽出に要する時間幅を変化さ
せる様子の概念図、ハは口に対応して得られる標定結果
の軌跡、第7図・・・本発明を応用してできる具体例で
、イは計算機を使つたデジタルシステムの構成図、口は
デジタル計算機の内部構成図、ハはデジタル計算機のプ
ログラムの概略の流れ図、二は第1〜第5の実施例まで
を応用してできる故障点標定プログラムの流れ図、ホは
二における事故相のみについて故障点を標定するプログ
ラムの流れ図、へは第5の実施例を応用してできる故障
点標定プログラムの流れ図、卜は第6の実施例を応用し
てできる故障点標定プログラムの流れ図である。 1・・・・・・送電線、2・・・・・・電圧,電流変成
器、3・・・・・・アナログ/デジタル変換器、4・・
・・・・デジタル計算機、5・・・・・・表示器、6・
・・・・仲央演算装置、7・・・・・・記憶装置、8・
・・・・・データ入力装置、9・・・・・・記憶装置、
10・・・・・・事故検出プロツク、11・・・・・・
事故情報記憶プロツク、12・・・・・・故障点標定プ
ロツク、13・・・・・・特定周波数抽出プロツク、1
4・・・・・・相番号指定プロツク、15・・・・・・
故障方程式導出プロツク、16・・・・・・故障点標定
プロツク、17・・・・・・表示プロツク、18・・・
・・・相番号増加プロツク、19・・・・・・判定プロ
ツク、20・・・・・・故障相判定プロツク、21・・
・・・・初期時間設定プロツク、22・・・・・・故障
点標定プロツク、25・・・・・・標定結果平均値導出
プロ゛ツク、26・・・・・・表示ブロック、27・・
・・・・探索プロツク、29・・・・・・故障点標定プ
ロツク、32・・・・・・標定結果平均値導出プロツク
、33・・・・・・表示プロツク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多相の送電線路において特定周波数のもとで、送電
    線の分布定数回路としての特性を、単位長当りのインピ
    ーダンス、アドミッタンス及び電圧電流の周波数成分を
    用いて距離に関する高次の展開式で表わし、送電線をは
    さむ自電気所において計測される電圧電流情報から特定
    の周波数成分を抽出し、自電気所における電圧Vと電流
    Iおよび自電気所から故障点までの距離Xとで示される
    故障地点の相電圧V_Fが、事故相について、{地絡V
    _F_K(V、I、X)=θ 地絡V_F_i(V_A、I_A、X)=V_F_j(
    V_A、I_A、X)(ただしK相地絡、i、j、相短
    絡)}・・(1)上記(1)式の関係で表わされること
    を用いて得られる距離Xに関する高次の代数方程式をX
    について解くことによつて故障点を標定することを特徴
    とする故障点標点方式。 2 計測された電圧、電流情報から特定周波数成分を抽
    出する際、必要とする時間幅を固定してその初期時間を
    変え、それぞれ得られる電圧、電流情報を用いて故障点
    の標定を行ない、得られる複数個の標定結果の平均値を
    取ることによつて標定誤差の軽減を行なうことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の故障点標定方式。 3 複数の周波数に着目してそれぞれ故障点を標定し、
    その結果の平均値をとることによつて誤差の軽減を行な
    うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の故障点
    標定方式。
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KR100709616B1 (ko) * 2005-11-15 2007-04-19 최면송 분포정수 회로 해석을 이용한 지중 케이블 계통의 1선 지락고장점 표정 방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130944A (ja) * 1974-07-08 1976-03-16 Bbc Brown Boveri & Cie

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