JP2006504981A - 照射パターンツール、及び照射パターンツールの形成方法 - Google Patents

照射パターンツール、及び照射パターンツールの形成方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、例えば、コンタクトのアレイがアレイのロウ方向とカラム方向で異なるピッチであるような場合において、他と比べより円形形状のコンタクトを形成するのに用いることができる照射パターンツールを含む。交互の位相シフトは、小さいピッチ(密度が高い)方向において良好に画定されたコンタクトを提供することができる。コンタクト開口の円形形状をより確実にするために、リムシフターが大きいピッチ方向に付加される。本発明の更なる特徴は、隣接したリムの間にサイドローブ抑制パターンが設けられることである。本発明はまた、照射パターンツールの形成方法を含む。

Description

本発明は、照射パターンツール及び照射パターンツールの形成方法に関する。より具体的には、本発明は、主要形状パターンに近接してリムが形成された照射パターンツールに関する。リムは、そこを通過する光に対して、光が主要形状パターンを通過するときの光の波長に与えられる位相の回転から、約180度異なる位相の回転を与えるように構成される。
フォトリソグラフィ技術は、半導体ウェーハ上に集積回路を形成するのに通常用いられるものである。より具体的には、照射光(例えば、紫外線光)が、照射パターンツールを通過し、半導体ウェーハ上に至る。照射パターンツールは、例えば、フォトマスク又はレティクルであり、このうち、用語“フォトマスク”は、ウェーハ全体のパターンを画定するマスクと従来は理解されており、また用語“レティクル”は、ウェーハの一部分だけのパターンを画定するパターンツールとして従来は理解されている。しかしながら、用語“フォトマスク(またはより一般的には「マスク」”及び“レティクル”は、最近の用語使用例ではしばしば両者区別無く用いられており、したがって、何れの用語も、ウェーハの一部分又は全体の何れかを対象とした照射パターンツールを示すものと言える。
照射パターンツールは、所望パターンに形成された、光規制領域(例えば、全体が不透明、又は減衰/ハーフトーン領域)及び光透過領域(例えば、全体が透明な領域)とを有する。例えば、格子パターンが、半導体基板上に平行に間隔を置いた導電ラインを画定するのに用いることができる。ウェーハには、一般的にはフォトレジストと呼ばれる感光レジストの層が提供される。照射光は照射パターンツールを通過し、フォトレジストの層まで達し、フォトレジストにマスクパターンを転写する。フォトレジストは次に、ポジ型フォトレジストの場合にはフォトレジストの露光された部分、又はネガ型フォトレジストの場合には非露光部分の何れかが除去される。残っているパターン化されたフォトレジストは、イオン注入又はフォトレジストに近接するウェーハ上の材料に対してエッチングを行う等の次の半導体製造工程の間、ウェーハ上のマスクとして用いることができる。
半導体集積回路特性の進歩は、典型的には、集積回路デバイスの寸法の減少と、これら集積回路デバイスを接続する導体素子の寸法の減少が同時になされることによって起こることである。集積回路デバイスをより小さくする要求は、構造的要素の寸法の減少の要求を、そして、レティクル及びフォトマスクの照射パターンの精密性と正確性の要求度をさらに増すことになる。
フォトレジストに与えられるべきしばしば要求されるパターンは円形であり、特に、ミクロンオーダーの直径を有した円形を形成することが好ましく、そして、サブミクロンオーダーの直径を有した円形を形成すことがより望まれる。円形は、例えば円柱状開口を形成することなど、半導体回路の形成において多くの適用例がある。ミクロン又はサブミクロンオーダーの直径を有した円形をパターン化できるレティクルを形成することには困難がある。典型的には、望ましい円形ではなく楕円がパターン化されることであり、そのような楕円は、円形の場合よりもより多くの半導体占有領域を必要とする。ミクロン及びサブミクロンレベルで円形状にパターン化できる、または、現在ある方法によって形成されるものよりも、より実質的に円形状を少なくとも形成することができる照射パターンツールを開発することが望ましい。
円形状以外のその他の形状も各種半導体処理において望まれるものである。所望とする形状を正確にプリントすることが一般的には望まれるが、それはしばしば難しいことである。もし形状が正確にプリントされなければ、望まざる所でオーバーラップが生じ、そして最終的には回路の短絡又はその他の望ましくない問題を導くことになる。そこで、所望の形状を正確にプリントするのに用いることができるフォトリソグラフ法及び装置を開発することが望まれている。
米国特許第5,208,125号明細書 米国特許第5,217,830号明細書
本発明は、特定の態様において、コンタクトのアレイが、アレイのカラム方向とアレイのロウ方向では異なったピッチを有している場合において、相対的に円形状のコンタクトを形成するのに用いることができる照射パターンツールを含む。交互の位相シフトは、ピッチが小さい(密集)方向において、良好に画定されたコンタクトを与えることができる。リムシフターが、コンタクト開口の円形形状を確実にするために、ピッチが大きい方向に加えられる。本発明の更なら態様においては、隣り合ったリムの間にサイドローブ抑制パターンを形成することができる。本発明の特徴の一つは、減衰された位相シフトマスクを用いず、その代わりに、照射パターンツール上にある主要形状パターンに加えてリムシフターを設けることによって、照射パターンが形成され利用できることである。さらに、リムシフターのリムは、既存の技術によって容易に製造できる十分に大きく(1倍の下で、0.1ミクロンと同等又はそれ以上)形成できることである。さらに、もしリムの幅と長さが適当に変更されたならば、サイドローブは減少させることができ、したがって、“見かけ上のコンタクト”(追加的なサブレゾリューションウィンドウ)を避けることができる。
一つの態様において、本発明は、外縁を具えた主要形状パターンを有し、且つ主要形状パターンを通過する光の波長に第1の位相の回転を与えるように構成された照射パターンツールに関する。照射パターンツールはまた、主要形状パターン外縁全体に沿ってではなく、その一部分に沿ってリムを有する。リムは、波長がそのリムを通過するとき、光の波長に第2の位相の回転を与えるように構成されている。第2の位相の回転は、第1の位相の回転に対し約170°から約190°異なるものである。
一つの態様において、本発明は、ロウとカラム方向に配置された主要形状パターンのアレイからなる照射パターンツールに関するものである。主要形状パターンは、光がその主要形状パターンを通過するときに、光の波長の位相を回転させるように構成される。主要形状パターンは、位相に第1の回転を与える第1タイプと、位相に第2の回転を与える第2タイプを含むものである。第2の回転は、第1の回転に対して約170°から約190°異なるものである。二つのタイプの主要形状パターンは、アレイのロウ方向に沿って交互にある。複数の第1リムが設けられ、これらは、光の波長の位相に第1の回転を与えるように構成されている。第1リムは、第2タイプの主要形状パターンの外縁に沿って設けられる。また、複数の第2リムは、光の波長の位相に第2の回転を与えるように構成されている。第1及び第2リムは、アレイのカラム方向に沿って設けられる。
本発明はまた、照射パターンツールの形成方法に関する。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の詳細を説明する。
本発明は、発明の態様の一つとして、新規な照射パターンツール構造と、照射パターンツールを形成するための各種方法を含むものである。本願発明に含まれる例示的照射パターンツール構造を、図1−5,8,59−63を参照しながら説明する。
図1を先ず参照すると、第1実施例の照射パターンツール構造10は、垂直方向に延びたカラム及び水平方向に延びたロウに配列された主要形状パターン12のアレイからなる。主要形状パターン12は、一組の特定タイプに分けられる。具体的には、主要形状パターン12のいくつかは第1タイプ14(又はここでは第1主要形状パターンと言う)であり、またその他のものは第2タイプ16(又はここでは第2主要形状パターンと言う)である。第1タイプの主要形状パターンは、波長がそこを通過するとき、光の波長の位相を第1方向に回転し、他方、第2タイプの主要形状パターンは、波長がそこを通過するとき、光の波長の位相を第2方向に回転する。第2方向は、第1方向から約170°から約190°異なる、第1方向から約180°異なる、または、第1方向から正確に180°異なるものとすることができる。照射パターンツール10の主要形状パターン12を通過する光は、それが照射パターンツール10を通過した後、光に露光されたフォトレジスト上に主要形状を形成するのに最終的に用いられる。フォトレジストに形成される主要形状は、如何なる所望のパターンであっても構わない。特別な適用例では、主要形状は実質的に円形であり、そして、例えば、測定誤差の範囲内で正確な円形とすることができる。
図示実施例では、第1及び第2タイプの主要形状パターンは、アレイのロウ方向に沿っては交互な関係であるが、アレイのカラム方向に沿っては互いに変化しないものである。
主要形状パターンのそれぞれは外縁を有し、図1においては、第1主要形状パターン14の外縁は参照符号18で、第2主要形状パターン16の外縁は参照符号20で示されている。図示の好ましい外縁18,20は矩形形状であり、図1の特定実施例では、正方形状になっている。第1主要形状パターン14の外縁18は、第1の一対の対向辺22と第2の一対の対向辺24を、第2主要形状パターン16の外縁20は、第1の一対の対向辺26と第2の一対の対向辺28とを有する。
複数の第1リム30が第1主要形状パターン14の対向辺22に沿って形成され、また、複数の第2リム32が第2主要形状パターン16の対向辺26に沿って形成される。第1リム30は、リムを通過する光の波長に対して、第1主要形状パターン14によって与えられる位相回転から好ましくは約170°から190°異なる、より好ましくは第1主要形状パターン14によって与えられる位相回転から約180°異なる、そして更により好ましくは、第1主要形状パターン14によって与えられる位相回転から正確に180°異なる、位相の回転を与える。これとは対照的に、第2リム32は、リムを通過する光の波長に対して、第2主要形状パターン16によって与えられる位相回転から好ましくは約170°から190°異なる、より好ましくは第2主要形状パターン16によって与えられる位相回転から約180°異なる、そして更により好ましくは第2主要形状パターン16によって与えられる位相回転から正確に180°異なる、位相の回転を与える。
上の説明から、本発明は、第2主要形状パターン16による位相の回転が、第1主要形状パターン14による位相の回転と正確に反対位相である実施例と、第2リム32による位相の回転が第1主要形状パターン14による位相の回転に等しい実施例、第1リム30による位相の回転が第2主要形状パターン16による位相の回転に等しい実施例を含むことが明らかである。
本明細書と特許請求の範囲の理解のために記すと、上述した位相の相対的回転方向は、既に説明した方向を含むことに加えて、(n×360°)+位相回転間の上述した相対的対応値に相当する如何なる方向も包含するものと理解すべきである。なお、ここで、nは整数である。例えば、もし第2タイプの主要形状パターンが、第1タイプの主要形状パターンによる回転に対して180°異なる位相回転を生じていると述べられている場合には、実際の位相回転の差は、180°,540°,900°等であると理解しなければならない。この概念を他の方法で表現すると、それは、位相の総合的な差と言うよりはむしろ、明細書内で説明され且つ請求の範囲に記している位相の正味の差であると言える。
リム30及び32の効果は、主要形状パターン14及び16を通過する光のイメージ形状を変更できることであり、より具体的には、リム30及び32が無い場合よりも、光をより円形形状することができることである。図示実施例では、主要形状パターン14,16は、アレイのカラムに沿った方向よりも、アレイのロウに沿った方向において狭いピッチ間隔を有し、そして、リムは、長いピッチ方向だけ(即ち、アレイのカラムに沿った方向だけ)に設けられている。換言すれば、リムは、主要形状パターンの外縁の全周にわたってではなく、そのような外縁の周囲の一部分にだけ設けられる。そうすることにより、図示の構造の製作を簡単にすることができる。すなわち、リムを、短いピッチ方向の狭い空間内に設けるよりも、長いピッチ方向の広い空間内に設ける方がより簡単である。また、ある場合には、短いピッチ方向にはリムを設けるための十分な余裕が無い場合もある。さらに、長いピッチ方向にだけ形成されるリムが、より良い円形形状とするために、主要形状パターンによって生じるイメージを実質的に十分改善し、そして、それが無ければ楕円となることを十分に抑制することが分かった。
図1の実施例において、カラムに沿って隣り合う主要形状パターンは、互いに距離“D”だけ離れており、個々のリムは、主要形状パターンの間のそのような距離全体にわたって延在している。
図2を参照すると、第2実施例の照射パターンツール40が示されている。適当である限り、図1のツール10の説明に用いた参照番号と同じ番号が、ツール40の説明にも用いられる。つまり、ツール40も、第1主要形状パターン14、第2主要形状パターン16、第1リム30及び第2リム32を有する。また、主要形状パターンはカラムとロウを有したアレイ内に配置されており、そして、アレイのカラムに沿って隣り合った主要形状パターン間には距離“D”がある。ツール40の距離“D”は、図1のツール10の距離“D”と同じか又は異なるようにすることができる。典型的な実施例では、ツール40の距離“D”は、ツール10の距離よりも長くなる。図1のツール10又は図2のツール40の何れの場合にも、距離“D”は、最終的にツールに形成される主要形状パターンのサイズにほぼ等しいものとすることができる。
リム30,32は、アレイのカラム方向に沿って隣り合う主要形状パターンの間の距離の全体にわたっては延びておらず、むしろ、アレイのカラムに沿って隣り合うリムは、互いに距離“E”だけ離れている。
図示実施例の場合、サイドローブ抑制パターン40,42が、アレイのカラムに沿って隣り合うリムの間に設けられている。サイドローブ抑制パターン40は、サイドローブ抑制パターン42とは異なったタイプのものである。具体的には、サイドローブ抑制パターン40は、それを通過する光の波長を、パターン40の各側部上のリム30によって与えられる回転に対して約170°から約190°だけ、回転させるように構成されることが好ましい。これとは対照的に、サイドローブ抑制パターン42は、パターン42の側部上のリム32による回転に対して、約170°から約190°だけ、それを通過する光の波長を回転させるように構成することが好ましい。
リム32はリム30によって与えられる回転に対して約170°から約190°だけ光の波長を回転させることが好ましいので、サイドローブ抑制パターン42がリム30とおよそ同量だけ光の波長を実際に回転させ、そして、サイドローブ抑制パターン40がリム32とおよそ同量だけ光の波長を実際に回転させると理解すべきである。好ましくは、サイドローブ抑制パターン40による回転は、リム30による回転に対して、約180°又は正確に180°であり、そして、サイドローブ抑制パターン42による光の回転は、リム32による回転に対して、約180°又は正確に180°である。
主要形状パターン14,16に対するサイドローブ抑制パターン40と42の間の差異は、サイドローブ抑制パターン40と42が、ツール40を通過する光に露光されるフォトレジスト上に最終的にプリントされる如何なるイメージにも対応しないことである。そのかわり、サイドローブ抑制パターン40,42は、主要形状パターン14,16を通過する光によって形成されるイメージを変える機能のみを有する。個々の区別されたイメージを生じるパターンは、主要形状パターンによるものであり、サイドローブ抑制パターンによるものではない。
サイドローブ抑制パターン40,42は、主要形状パターン14,16を通過する光によって画定されるイメージを、そのサイドローブ抑制パターンが無い場合のイメージよりもより形の良い円形形状にすることができる。したがって、図1のツール10に例示される実施例に代えて、ツール40に例示される実施例を用いる方がより好ましいと言える。しかしながら、サイドローブ抑制パターン40,42の導入は、照射パターンツールの製作の複雑さを増すので、ある特定の条件の下では、ツール10に例示される実施例の方がより好ましい場合もある。
図3を参照すると、第3実施例の照射パターンツール50が示されている。図3において、適当である限り、図1及び図2の実施例の説明に用いた参照番号と同じ番号が、ツール50の説明にも用いられる。つまり、ツール50も、第1主要形状パターン14、第2主要形状パターン16、第1リム30及び第2リム32を有する。また、上記両実施例の場合と同様に、一対の第1リムが第1主要形状パターンのそれぞれと関連しており、また、一対の第2リムが第2主要形状パターンのそれぞれと関連している。
ツール50は更に第1タイプのサイドローブ抑制パターン40と第2タイプのサイドローブ抑制パターン42を有する。第1タイプサイドローブパターンは、主要形状パターンアレイのカラム方向に沿った第1リムの間に設けられ、また、第2タイプサイドローブパターンは、主要形状パターンアレイのカラム方向に沿った第2リムの間に設けられる。アレイのカラムに沿った主要形状パターンの間の距離は“D”であり、また、アレイのカラムに沿って隣り合ったリムの間の距離は“E”である。図2のツール40とは対照的に、ツール50のサイドローブ抑制パターンは、主要形状パターンのカラムに沿って隣り合うリム間の距離“E”全体にわたっては延在しない。
照射パターンツールの他の例示的実施例が、図4にツール60として示されている。それが適当である限り、図4に用いられる参照符号は、図1−3の参照符号と同一である。図4の実施例は、サイドローブ抑制手段(図3の参照番号40,42)が無い点を除けば、図3の実施例に類似している。
図1−4の各実施例は、第1及び第2主要形状パターンが互いにアレイのロウ方向に沿って交互になっている適用例を示しているが、本発明は、主要形状パターンがカラム方向にそって交互になっている他の実施例も包含するものであると理解すべきである。その例示的デバイスが、図5にツール70として図示されている。図5における参照符号は、それが適当である限り、図1−4の実施例を説明するのに用いた参照番号と同一である。したがって、ツール70は、第1主要形状パターン14及び第2主要形状パターン16をそれぞれ有し、また、第1リム30及び第2リム32をそれぞれ有する。
主要形状パターンのアレイのカラムに沿って隣り合う主要形状パターン間の距離は“D”であり、そして図示実施例では、リムが、距離“D”の全体にわたって延在している。したがって、第1リム30は、距離“D”の中間位置において、第2リム32と衝合している。しかしながら、本発明は、リムが距離“D”を横切って全体に延在することなく、例えば図2,3,4の空間に相当する空間によって分離されている他の実施例も包含するものと理解すべきである。そのような実施例の場合、サイドローブ抑制手段を、必要により任意に、アレイのカラム方向に沿って隣り合うリム間に設けることができる。しかしながら、隣り合うリム同士が互いに異なるタイプの実施例の場合には、サイドローブ抑制手段の使用を避ける方が望ましいと考えられる。
図59−63は、本発明の各種態様によって形成することが可能な、追加的な照射パターンツール800,900,1000,1100,1200をそれぞれ示す。図59−63の構成には、図1−5の構成を説明するために用いた参照番号と同一参照番号が付されている。
図6及び図7は、従来技術の方法に対して、本願発明の方法を用いることによって得られる利点を示す。具体的には、図6は、第1主要形状パターン14及び第2主要形状パターン16(図1−5を説明するのに用いた参照番号をそのまま用いる)を有するが、主要形状パターンの外縁に沿ったリムを有していない従来技術の照射パターンツール80を示す。図6はまた、主要形状パターンを通過する光によって形成されるシミュレーションイメージを表すグラフ82を示す。グラフ82は、空間コヒーレンス(シグマ)を0.35と仮定したときのものである。シミュレーションイメージが、所望とする円形形状ではなく楕円であることが分かる。これに対して、図7は、図4の照射パターンツール60と共に、空間コヒーレンス値が0.35の時に期待できるシミュレーションイメージを示すグラフ86を示す。図7のグラフは、本願発明の照射パターンツールが、従来技術の照射パターンツールによって得られるものよりも、所望とする円形形状に極めて近いイメージを形成することができることを示している。リソグラフィマスクは典型的には、相対的に密度の高いパターンと相対的に密度が低い(又は孤立された)パターンの両方を有するものである。孤立パターンは従来技術の方法によっても低いシグマ値(0.35)でプリントすることができるが、密度の高いパターンは、従来技術の方法では問題がある。
本願発明に包含される照射パターンツールを形成するのに、いろいろな方法を用いることができる。いくつかの例示的方法を、図9−58を参照しながら説明する。そのような方法を説明する前に、本願発明の例示的照射パターンツールに対する参照フレームを明確にしておくことが有益である。図8は例示的照射パターンツール100の小片部分を示す。ツール100は、図1−5の実施例を説明するのに用いた参照番号と同じ参照番号を用いて説明される。ツール100は、第1主要形状パターン14、第2主要形状パターン16、更には、第1リム30及び第2リム32を有する。第1リム30は第1主要形状パターン14に近接して設けられ、また、第2リム32は第2主要形状パターン16に近接して設けられている。第2主要形状パターン16と第1リム30は、光が第1主要形状パターン14を通過するときに生じる回転に対して、約180°だけ光の波長を回転させることが好ましい。また、第2リム32は、光が第1主要形状パターン14を通過することよる回転に対して、約0°光を回転させ、そして、光が第2主要形状パターン16を通過することによる回転に対して約180°だけ光を回転させることが好ましい。
破断線2−2は第1主要形状パターン14と一対の第1リム30の切断箇所を、第2切断線4−4は第2主要形状パターン16と一対の第2リム32の切断箇所を表すものと定義する。図9−58は図8に対して、それぞれが照射パターンツールの二つの小片部分を示すように方向付けされている。具体的には、左側の小片部分が破断線2−2に相当し、右側の小片部分が破断線4−4に相当する。図9−58は、照射パターンツールを形成するのに用いることができる各種過程又は工程に相当するものであり、したがって、殆どの図面は、図8の処理が完了したものを除いて、各処理段階を示した構成に相当するものである。
照射パターンツールを形成するための第1実施例の方法を、図9−13を参照しながら説明する。最初に図9を参照すると、構造体100が準備段階として示されている。より具体的には、構造体100の一対の小片部分102と104が、図8の説明において切断線2−2と切断線4−4に沿った断面に相当する小片部分として示されている。
小片部分102と104は、所望の波長の光を好ましくは透過させるベース110を有する。所望の波長とは、例えば、紫外線波長領域の波長の光である。光の実際の所望波長はフォトレジストのパターンニングに適した波長であり、そのような波長は、フォトレジストの組成によって変化するものである。透明ベース材料110は、光がその材料110を通過するとき、光の所望波長の位相を回転させることが好ましい。ベース110は、例えば、石英、フッ化カルシウム、フッ化バリウム、及びフッ化カルシウム、フッ化ストロンチウム及びフッ化バリウムのうちの一つ又はそれ以上から成る固溶体のうちの一つ又はそれ以上からなる。
ベース110の上にマスク112が設けられ、これは光の所望波長に対して不透明であることが好ましい。図示の実施例では、不透明マスク112はベース110に対して物理的に押し当てられた状態にある。請求の範囲においては、光の所望波長に対してマスク112とベース110の相対的透過率を示すために、マスク112は不透明層、ベース110は透明材料として記されることがある。しかしながら、特に述べられていない場合には、不透明層112は所望波長の光に対して0%の透過率である必要はなく、また、特に述べられていない限り、ベース110は所望波長の光に対して100%の透過率を有する必要はない。例示の実施例では、不透明層112はクロムからなり、所望波長の光のそこでの通過を99%以上阻止する。他方、ベース層110は、基本的に石英又は石英のみからなり、所望波長の光の90%以上の透過を許容するものである。
パターン化フォトレジストマスク114が、領域102,104の上に設けられる。パターン化マスク114は、厚い領域116と薄い領域118とを有する。フォトレジストマスク層114は、ポジティブ型フォトレジスト又はネガティブ型フォトレジストの何れかから成る。パターン化マスク114は、それを貫通し、小片部分102と関連した開口120と、それを貫通し、小片部分104と関連した開口122,124を有する。
図示のフォトレジストマスク構成の形成は、フォトレジスト材料を層112の全体上に提供し、次にパターン化照射光に曝すようになった典型的なフォトリソグラフィックパターンニング技術によって達成することができる。照射光に晒されたフォトレジストの部分は、照射光に晒されていない部分よりも、更なる処理条件に対して、異なる安定性を有する。例えば、照射光に晒されたフォトレジストの部分は、照射光に晒されていない部分とは、溶剤において異なる可溶性を有する。フォトレジストは所望部分を除去するための処理条件に晒されることにより、開口120,122,124が形成される。さらに、もしフォトリソグラフィックパターンニング中にフォトレジストを横切る方向に露光量を変化させると、残存フォトレジストのある部分(部分116)は、他の部分(118)より厚くすることができる。
小片部分102は、その中に画定された主要形状パターン位置130と、主要形状パターン位置に隣接して画定されるリム位置132を有する。リム位置132はフォトレジスト114の薄くなった部分118の下の材料と考えることができ、また、主要形状パターン位置130は、パターン化されたフォトレジストマスク114を貫通した開口120の下の材料と考えることができる。
小片部分104は、その中に画定された主要形状パターン位置134と、主要形状パターン位置に隣接して画定されるリム位置136を有する。主要形状パターン位置134は薄化されたフォトレジスト118の下の材料と考えることができ、また、リム位置136は、開口122,124の下の材料と考えることができる。以下では説明の都合上、主要形状パターン位置130は第1主要形状パターン位置、主要形状パターン位置134は第2主要形状パターン位置と言うことができる。また、リム位置132は第1リム位置、リム位置136は第2リム位置と言うことができる。
図10を参照すると、開口120,122,124が、不透明材料112を貫通してベース110内まで延びている。不透明材料112がクロムから成る実施例では、不透明材料を貫通するための適当なエッチングは、塩素ベースプラズマエッチングであり、また、ベース110が石英からなる実施例では、ベースの中にまで至る適当なエッチングは、フッ素ベースプラズマエッチングである。
図11を参照すると、フォトレジスト114は、フォトレジストを薄くし、そして最終的にはフォトレジストのいくらかを除去する条件に晒される。そのような条件への露出は、不透明材料112上に部分116(処理条件への露出の後、現在薄化されている)を残しつつ、既に薄かった部分118(図10参照)を完全に除去する。部分118の除去により、第1リム位置132内の不透明材料112の一部分140を露出させ、また、第2主要形状パターン位置134内の不透明材料112の一部分142を露出させる。フォトレジストを除去する適当な条件は、例えば、フォトレジストの溶剤への露呈及び/又はフォトレジストの灰化処理である。
図12を参照すると、不透明材料112の露出された一部分140と142(図11参照)は、ベース110に対する不透明材料112の選択エッチングにより除去される。石英ベース110に対するクロム材料112の選択的エッチングは、例えば、塩素ベースプラズマエッチングである。
図13を参照すると、フォトレジスト114(図12参照)は、小片部分102に対しては構造体144を、小片部分104に対しては構造体146を残すように除去される。構造体144は、ベース110内に窪んでいる位置130内の第1主要形状パターンと、ベース110の中まで窪んではいない位置132内の第1リムを有する。位置130内の窪みは、ベース110の材料内で十分深くなければならない。そうすることにより、位置130を通過する光の所望波長は、リム位置132を通過する光の位相に対して、約170°から約190°だけ変化した位相を有する。構造体146は、位置132の第1リムと同じ高低レベルにある位置134の所に第2主要形状パターンを有する。構造体146はまた、ベース110内で構造体144の位置130にある第1主要形状パターンと同じ高低レベルの所に第2リム136を有する。したがって、構造体144と146を所望波長の光が通過するとき、第1主要形状パターン130を通過する光の位相は、第2リム位置136を通過する光の位相と同一となり、また、第1リム位置132と第2主要形状パターン位置134を通過する光に対しては、約170°から約190°だけ位相が変化されることになる。特定の実施例では、領域132と134に対して領域130と136を通過する光の波長に与えられる位相の回転は、約180°又は正確に180°の何れかである。
構造体144と146は、下部面150と上部面152を有する。典型的には、構造体がフォトリソグラフィック装置にレティクル又はフォトマスクとして組み込まれたとき、光は、下部面150から入り、ベース110を通過し、上部面152から出るように通過する。したがって、構造体144と146は、それらがフォトリソグラフィック装置に組み入れられるとき、図示されている構成に対して典型的には反転されることになる。光線160,162,164,166,168,170は、光がベース110を通過するときに生じる位相の変化を示すために、各種位置130,132,134,136において、ベース110の下部面150から入り、上部面152から出るように示されている。
構造体144と146は図8に示される最終構造体に対応するものである。構造体144は第1リムと第1主要形状パターンを有し、構造体146は第2リムと第2主要形状パターンを有する。構造体144と146はまた、図1−5及び図59−63の最終主要形状パターン構造体の何れにも対応することができる。また、図13の構造体にはローブ抑制手段が図示されていないが、そのようなローブ抑制領域は、図9−13の処理に組み込むことができると理解されなければならない。
本発明による照射パターンツールのもう一つの形成方法を、図14−21を参照しながら説明する。図14−21の方法は、形成されるべきリムが狭く、図9−13の実施例において説明した処理ではエッチングが困難なときに特に有益である。図14−21の実施例を説明するに当たり、適当である限り、図9−13の実施例を説明するのに用いたのと同じ参照番号を用いることとする。
図14を参照すると、構造体200は、小片部分102と104を有するものとして示されている。小片部分102と104のそれぞれは、ベース110、不透明材料112及びフォトレジスト114を有する。さらに、フォトレジスト114は、厚い部分116と薄い部分118を有する。第1主要形状パターン130は小片部分102に対して画定されており、第1リム位置132は第1主要形状パターン位置130に隣接するものとして画定されている。第2主要形状パターン134は小片部分104に対して画定されており、第2リム位置136は第1主要形状パターン位置134に隣接するものとして画定されている。
図14の小片部分104は、図9のものに対して、第2主要形状パターン位置134まで延びる開口202があるが、第2リム位置136まで延びる開口が無い点で異なる。しかしながら、図14の小片部分102は、図9の小片部分102と同一であり、したがって、第1主要形状パターン位置130上に開口を有する。
図15を参照すると、開口120と202は、ベース110内まで延長されている。
図16を参照すると、フォトレジスト114は、層112上の厚くされた部分116を残して、薄くされた部分118(図15参照)を除去するための適当な条件に晒される。部分118の除去は、第1リム位置132内に不透明材料112の一部分140を露出させ、また、第2リム位置136内に不透明材料112の一部分204を露出させる。
図17を参照すると、不透明材料112の露出された一部分140と204(図16参照)が除去されている。
図18を参照すると、フォトレジスト114(図17参照)が除去されている。
図19を参照すると、保護マスク210が領域102の第1主要形状パターン位置130と第1リム位置132上に形成されており、また、保護マスク210が領域104の周辺部分上に延びていることが示されている。マスク210は、例えば、フォトレジストからなる。図18の処理は任意であり、また、フォトレジスト114(図17参照)の部分116が、保護マスク210を形成している間、構造体100上に残っていても良い。マスク210の領域104上への延在は任意であり、図示の処理が、残余のマスク210が続く処理過程の間、領域104上にあることを許容することを示すために示されている。マスク材料210のアライメントは、そのマスクが、領域102のリム位置又は主要形状パターン位置に対して厳密に位置合わせされる必要がないと言う意味において、あまり厳格性が問われない、むしろそのような位置を単に覆えば良いだけである。
図20を参照すると、領域104内の開口は、エッチングにより、ベース110内まで延ばされている。そうすることにより、第2主要形状パターン134をベース内まで、また、第2リム位置136をベース内まで延長する。
図21を参照すると、保護マスク210(図20参照)は、位置130の第1主要形状パターン、位置132の第1リム、位置134の第2主要形状パターン、位置136の第2リムからなる最終的構造体を残して、除去されている。好ましくは、第1リム132と第2主要形状パターン134を通過する所望波長の光は、360°(0°正味位相回転に相当)の位相回転を有し、第1主要形状パターン130と第2リム位置136を通過する光は、第1リム位置132と第2主要形状パターン位置134を通過する光に対して、180°の位相回転を有する。図21の構造体は、したがって、図8の最終的構造体、又は図1−5及び図59−63の構造体の何れにも対応することができる。
図9−21の方法は、その処理過程が不透明材料(典型的にはクロムからなる材料)の下の単純な基板(典型的には石英)から始まるという点において、比較的簡単である。しかしながら、本願発明は、基板が多数の要素からなる方法などのより複雑な方法をも包含する。そのような方法の例を、図22−31を参照しながら説明する。図22−31を参照するに当たって、適当である限り、図9−21を説明するのに用いたのと同一の参照符号を用いることとする。
図22を参照すると、構造体300は小片部分102と小片部分104とを有する。小片部分102と104は、基本的に石英から成るか、又は石英のみから成るベース110を有する。構造体102と104はまた、ベース110の上方に設けられた不透明材料からなる層112を有する。層112とベース110に間には、層302と304が設けられる。層302は、例示的材料が例えばモリブデンシリサイド等のモリブデンとシリコンから成る、光減衰及び/又は位相シフト材料とすることができる。他の例示的材料には、窒化チタン、窒化タンタル、酸化タンタル、タンタルシリサイド、酸化ジルコニウムシリコン、フッ化クロムが含まれる。層304は例えば二酸化シリコン又は石英等の位相シフト層からなるが、それは、層302よりは所望波長に対して光の減衰がより少ない方が好ましい。特定の実施例では、光減衰層302は、シリコン、クロム、モリブデン及びアルミニウムのうちの一つ又はそれ以上を含むことができ、また、位相シフト層304は、シリコン、酸素及び窒素のうちの一つ又はそれ以上を含むことができる。特定の実施例では、一つ又は両方の位相シフト層は、フッ化カルシウム、フッ化バリウム、フッ化マグネシウム、及び/又はフッ化カルシウム、フッ化ストロンチウム、フッ化バリウムのうちの一つ又はそれ以上からなる固溶体から成ることができる。本発明の特定態様として、層302と層304は、それぞれ第1位相シフト層と第2位相シフト層と考えることができる。
構造体300は、図示した材料に加えて更に他の材料を含んでも良く、例えば、層110と302の間、層302と304の間、層304と112の間の一つ又はそれ以上の境界部分に薄い反射防止層を含むことができる。
第1主要形状パターン位置130が第1リム位置132共に領域102内に画定され、また、第2主要形状パターン位置134が第2リム位置136と共に領域104内に画定される。
パターン化されたフォトレジスト310が領域102と104の上方に形成される。パターン化されたフォトレジスト310は、領域102上に三つの異なる厚さ部分を有する。具体的には、第1主要形状パターン位置130上の最も薄い部分312と、第2リム位置132上の中間厚さの部分314と、リム位置及び第1主要形状パターン位置の外側の最も厚い部分316である。さらに、フォトレジスト310は、領域104の上方に二つの異なる厚さ部分を有する。具体的には、第2主要形状パターン位置134と第2リム位置136の外側の最も厚い部分316と、第2リム位置136上の中間厚さの部分318である。中間厚さの部分318は、第1リム位置312上の中間厚さの部分314よりも厚さがより厚い。開口320が、第2主要形状パターン134内に不透明層112の一部部分を露出するように、フォトレジスト310を貫通して延びている。パターン化されたレジスト310は、レジストを溶剤又はその他の適当な条件で現像する前に、フォトレジスト材料を、四つの異なる光量の照射に曝すことによって形成することができる。
図23を参照すると、構造体300は、第2主要形状パターン位置134から不透明材料112を除去するエッチング条件に曝されている。クロム含有不透明材料122を除去するための適当なエッチング条件は、塩素ベースプラズマを用いた異方性エッチングである。
図24を参照すると、開口320は、適当なエッチングによって、位相シフト層304を貫通して光減衰層302まで延長されている。例示的エッチングはフッ素ベースプラズマエッチングである。層302に対する層304、又はその反対関係のプラズマの選択性は、反応チャンバー内に存在するエッチャント材料、反応チャンバー内の圧力、高周波電力等を変化させることによって調節することができる。
領域102に関連したフォトレジスト310は、第1ステップからなる最も薄い領域312と、第2のより高いステップからなる中間の厚さの領域314と、第3の更により高いステップからなる領域316を具えた、段差パターンを有するものと考えることができる。構造体300のフォトレジストは、最も薄いステップ312を除去し、且つステップ314と316の厚さを減少させるために、溶剤に曝す(又は他の適当な処理に付する)ことができる。そのような除去の後、不透明層112の一部部分が、第1主要形状パターン位置130内に露出される。図25は、第1主要形状パターン位置130内に層304の一部分が露出されるように、そのような不透明材料112の一部部分が除去された後の構造体300を示している。
図26を参照すると、構造体300は、材料304と302に対して基本的に選択性がなく、したがって、第1主要形状パターン位置130上の開口を材料304を貫通して延長し、他方、第2主要形状パターン位置134上の開口を材料302を貫通して延長するエッチングに曝される。
図27を参照すると、不透明材料112の一部部分を露出させるためにリム位置上からフォトレジストの一部分314(図26参照)を除去するための適当な処理に曝された後の、そして更に、不透明材料112の露出された一部部分が除去された後の構造体300が示されている。したがって、層304の一部分は第1リム位置132内に露出されている。
図28を参照すると、ベース110の材料と層302,304に対して相対的に選択性が無いエッチングに曝された後のウェーハ構造体300が示されている。したがって、エッチングは、第1リム位置132では層304を貫通して延び、また、第2主要形状パターン位置134ではベース110の露出部分内まで延びている。したがって、エッチングが、第1リム位置132、第2主要形状パターン位置130及び第2主要形状パターン位置134で同時に行われる。
図29を参照すると、フォトレジスト310は、フォトレジストの厚さを減少させる、従って、第2リム位置136内の不透明材料112の一部部分上からフォトレジストを除去するが、小片部分102と104のその他の領域上にはフォトレジストを残存させる溶剤(又はその他の適当な処理条件)に曝される。具体的には、フォトレジストの厚い部分316の部分は除去されない。
図30を参照すると、第2リム位置136内の層112の露出された一部部分は、ベース110と層302,304の露出された材料に対して層112の材料にかなりの選択性を有したエッチングによって除去されている。材料112がもしクロムであれば、適当なエッチングは、塩素ベースプラズマを利用することができる。
図31を参照すると、残存フォトレジスト310(図30参照)が除去されている。
図31の構造体は、位置130に第1主要形状パターン、位置132に第1リム、位置134に第2主要形状パターン、位置136に第2リムを有するものと考えることができる。位置134における第2主要形状パターンは、位置130における第1主要形状パターンによる位相の回転より約180°異なる、所望波長の位相の回転を与えることが好ましい。また、第1リム132は、位置130の第1主要形状パターンによる位相の回転から約180°異なる、光の波長に回転を与えることが好ましい。さらに、第2リム136は、位置134の第2主要形状パターンを通過する光に対して180°位相が異なる光になるように、光の波長に対して回転を与えることが好ましい。したがって、位置136のリムを通過する光の波長は、位置130の第1主要形状パターンを通過する光と好ましくは同相になり、また、位置132のリムを通過する光は、位置134の第2主要形状パターンを通過する光と同相になることが好ましい。
図31の構造体300は、図1−5,8及び図59−63の照射パターンツールに関連して説明した何れの構成にも対応することができる。具体的には、図31の構造体300は、第1位相シフト層302、第2位相シフト層304、不透明層112を通りベース110の上表面までエッチングされたパターンを有する第1主要形状パターンを位置130の所に、また、第1位相シフト層302、第2位相シフト層304を通りベース110の中までエッチングされたパターンを有する第2主要形状パターンを位置134の所に有するものと考えることができる。さらに、構造体300は、第2位相シフト層302と不透明層112と通して第1位相シフト層302の上表面までエッチングされたパターンを有する第1リムを位置132の所に、また、不透明層112と通して第2位相シフト層304の上表面までエッチングされたパターンを有する第2リムを位置136の所に有するものと考えることができる。
図31の実施例が図1−5,8及び図59−63の一つ又はそれ以上の照射パターンツールを形成するのに用いられる限り、第1リムは第1主要形状パターンの対向する辺に沿って延びるが、第1主要形状パターンの全周にわたっては延びないことが好ましく、また、第2リムは第2主要形状パターンの対向する辺に沿って延びるが、第2主要形状パターンの全周にわたっては延びないことが好ましい。しかしながら、ここで述べている方法は、リムが主要形状パターンの周囲全周にわたって形成される適用例にも利用できることを理解すべきである。
本願発明のもう一つの実施例を図32−38を参照しながら説明する。最初に図32を参照すると、構造体400はベース110と不透明層112を有する。ベース110と不透明層112の間には、光減衰及び/又は反射層402と位相シフト層404がある。位相シフト層404は、例えば二酸化シリコン又は石英から成り、また、層402は、例えば、ケイ化モリブデン、窒化チタン、ケイ化タンタル、酸化ジルコニウムシリコン及び/又はフッ化クロムから成ることができる。層404は、構造体400を通過する動作波長光の少なくとも90%の透過を許容することが好ましく、より好ましくは約100%の透過を許容することが好ましい。また、層402と404の合計厚さは、光の動作波長が組み合わされた層402と404を通過するとき、360°(又はその倍数)だけ回転された位相を有するような厚さであることが好ましい。層404は、組み合わされた層402と404から得られる総合位相シフト量のうちの180°を与えることができる。あるいは、層404は、総合位相シフト量のうちの、ある異なる値だけに寄与することができる。
フォトレジスト410が、構造体400の小片部分102と104の上に設けられる。フォトレジスト410は、小片部分102の上方に厚い部分412とそれよりも薄い部分414を有し、また、小片部分104の上方に厚い部分412とそれよりも薄い部分414を有するようにパターン化される。さらに、フォトレジストは、小片部分102に関しては不透明材料112の一部部分を露出させるために、それを貫通して延在する開口416を画定し、また、小片部分104に関しては不透明材料112の一部部分を露出させるために、それを貫通して延在するもう一つの開口418を画定する。
第1主要形状パターン130が小片部分102に関連する開口416内に画定され、また、第1リム位置132が領域102に関連して薄いフォトレジスト部分414によって画定される。また、第2主要形状パターン134が小片部分104に関連する開口418内に画定され、また、第2リム位置136が領域104に関連して薄いフォトレジスト部分414によって画定される。
図33を参照すると、開口416と418は、不透明材料112、位相シフト層402,404を通ってベース110内まで延長されている。したがって、第1主要形状パターン位置130と第2主要形状パターン位置134はベース110内に延長されている。
図34を参照すると、フォトレジスト410は、薄い部分414(図33参照)を除去し、他方、厚い部分412を残存させる(但し、薄くはしながら)溶剤に曝される(または、他の適当な処理条件付される)。そうすることにより、第1リム位置132と第2リム位置136内に不透明材料112の一部部分を露出させる。
図35を参照すると、不透明材料112(図34参照)の露出された一部部分は、第1及び第2リム位置132,136を層404の上表面まで延ばすように、除去される。
図36を参照すると、保護マスク420が小片部分102の上方に形成される。より具体的には、保護マスク420が、第1リム位置132と第2主要形状パターン130を保護するように形成される。保護マスク420の一部分は小片部分104の上方まで延在して示されている。なお、マスク420の小片部分104上への延長は、更なる処理には特に関係したものではない。マスク420は、例えばフォトレジストから成ることができる。図示実施例では、フォトレジスト410(図35参照)は保護マスク420の形成前に除去されている。しかしながら、本願発明は、フォトレジスト410が所定の場所に残されたまま、そのレジスト410の上に保護マスク420が形成される他の実施例も包含するものと理解すべきである。
図37を参照すると、第2主要形状パターン位置134をベース内でより深く延ばし、また、第2リム位置136を位相シフト層404内に延ばすためにエッチングが用いられている。適当なエッチングには、フッ素ベースプラズマを利用することができる。
図38を参照すると、保護マスク420(図37参照)が除去されている。保護マスク除去後の構成は、位置130に第1主要形状パターン、位置134に第2主要形状パターン、位置132に第1リム、位置136に第2リムを有する。第1主要形状パターンを通過する光は、第2リムを通過する光と同相であり、また、第2主要形状パターンを通過する光は、第1リムを通過する光と同相であることが好ましい。さらに、第1主要形状パターンを通過する光は、第1主要形状パターンを通過する光に対して約170°から約190°だけ位相がシフトされていることが好ましい。より好ましくは、約180°シフトしていることである。位置136の第2リムを通過する光は、第2主要形状パターン134を通過する光に対して約540°実際には位相をシフトすることができる。540°の位相の回転の正味の効果は、180°の位相の回転の効果と同じである(即ち、540=180+360)。また、第1リム132を通過する光と第2主要形状パターン134を通過する光の間の位相の総回転量は720°とすることができる。しかし、720°は360°の倍数(720=2×360)であるので、正味の位相回転は0°である。換言すれば、第1リム132を通過する光は、第2主要形状パターン134を通過する光と同相である。
他の実施例を図39−45を参照して説明する。最初に図39を参照すると、一対の小片部分102と104から成る構造体500が示されている。小片部分のそれぞれは、ベース110と不透明層112を含む。層502と504がベースと不透明層の間にある。層502は、僅かな位相シフトも誘起する光減衰及び/又は反射層から成ることができる。層502は、例えば、ビームスプリッタに用いられる材料であるクロム及びアルミニウムの一方又は両方を含む適当な材料から成る。層504は、所望波長の光を少なくとも90%透過させる、より好ましくは所望波長の光を約100%透過させる材料から成ることができる。適当な材料は、例えば、石英又は二酸化シリコンである。層502の材料は、光の波長が空気を伝播中に起こるのと同様な位相シフトを呈するようなものから選択することができる。もし層502がベース110及び層504に対して選択的エッチングが可能な材料から成れば、構造体500からの照射パターンツールの製造は簡単化することができる。
第1主要形状パターン位置130が小片部分102に対して画定され、また、第1リム位置132が第1主要形状パターン130に近接して画定される。また、第2主要形状パターン位置134が小片部分104に対して画定され、また、第2リム位置136が第2主要形状パターン134に近接して画定される。
フォトレジスト510が小片部分102と104の上方に設けられる。フォトレジスト510は、第1主要形状パターン位置130内に不透明材料112の一部部分を露出させるために、それを貫通した開口520を有し、また、第2主要形状パターン位置134内に不透明材料112の他の一部部分を露出させるために、それを貫通した開口522を有する。フォトレジスト510は第1リム位置132と第2リム位置136の上方に薄い部分512を有し、また、その薄い部分512の外側により厚い部分514を有する。
図40を参照すると、不透明材料112の露出された一部部分は、開口520と522を層504の上表面まで延ばすために、エッチングに付されている。
図41を参照すると、層504の露出された部分は、開口520と522を層502の上表面まで延ばすために、エッチングに付されている。
図42を参照すると、フォトレジスト510はフォトレジストの薄い部分(図41参照)を除去するために、溶剤(又は他の適当な処理条件)に曝され、そしてその後、層112と502の露出された部分を除去するためにエッチングが利用される。層502と512は共に典型的には金属から成るので、これらの層は、層504と110の石英に対して実質的に選択性を有するエッチングを用いて同時にエッチングすることができる。好ましいエッチングは、例えば、塩素ベースプラズマを用いたエッチングである。他の実施例では、層112と502は、互いに他の層に対して一時期には一方の層をエッチングすることができる。図42の構造は、ベース110の上表面まで延びた第1及び第2主要形状パターン位置130,132と、層504の上表面まで延びた第2及び第2リム位置132,136を有する。
図43を参照すると、保護マスク材料530が、第2主要形状パターン位置134と第2リム位置136を露出させたままの状態で、第1主要形状パターン位置130と第1リム位置132の上方に設けられている。マスク材料530のアライメントは、マスクが小片部分102に関連したリム位置又は主要形状パターン位置に対して厳密に位置合わせされる必要がなく、むしろそのような位置を単に覆うだけで構わないという点において、厳格性が要求されない。マスク材料530がフォトレジスト510(図42参照)の除去の後に設けられるものとして図43に示されているが、マスク材料530を設ける間、フォトレジスト510を所定の場所に残したままの実施例も本願発明に包含されるものである。この場合、マスク530はフォトレジスト510の上に設けられることになる。
図44を参照すると、ベース110と層504の石英材料は、第1リム位置を層502の上表面まで、また、第2主要形状パターン位置134をベース110内まで延ばすために、エッチングされている。
図45を参照すると、保護マスク530(図44参照)が除去されている。除去後の構造は、位置130の所に第1主要形状パターン、位置132の所に第1リム、位置134の所に第2主要形状パターン、位置136の所に第2リムを有している。図45の構造は、図1−5,8及び図59−63の照射パターンツールの何れにも対応することができる。第1主要形状パターンを通過する光は、好ましくは第2リムを通過する光と同相であり、また、第2主要形状パターンを通過する光は、好ましくは第1リムを通過する光と同相である。さらに、第1主要形状パターンを通過する光は、第1リムを通過する光に対して好ましくは180°位相がずれており、また、第2主要形状パターンを通過する光は、第2リムを通過する光に対して180°位相がずれている。
図9−45を参照して説明した実施例は、異なる厚さの材料を形成するためにエッチングを用いており、そして、その異なる厚さを、その材料を通過する光に位相差を生じさせるのに利用している。材料を通過する光に位相差を生じさせるための別のアプローチは、材料をドープすることである。具体的には、米国特許第5,208,125号及び第5,217,830号の明細書には、ドーパントが材料を通過する光に位相の変化を誘起するために用いられている色々な方法が記載されている。特定の態様として、ドーパントは、光を減衰させることなく、材料を通過する光に180°の位相シフトを誘起することができる。石英材料の光透過特性に適当な変化を誘起するのに適したものとして記載されているイオンには、ボロン、インジウム、砒素、アンチモン、リンがある。イオンドーピング方法を本発明の実施例に組み入れることができ、その代表的実施例を、図46−58を参照して以下に説明する。
最初に図46を参照すると、構造体600が示されている。構造体600は図9の構造体100と同じであり、したがって、図46の構造体600を説明するに当たって、図9の構造体を説明するのに用いたのと同じ参照番号が用いられている。したがって、構造体600は、ベース110(石英から成ることが好ましい)、不透明層112(クロムから成ることが好ましい)、パターン化されたフォトレジスト114を有する。開口120,122,124が、第1主要形状パターン位置130、第2リム位置136の所で、不透明層112の一部部分を露出するように、パターン化されたフォトレジストを貫通して延在している。
図47を参照すると、不透明層112の露出された一部部分(図46参照)は、開口120,122,124をベース110の上表面まで延ばすために除去されている。本明細書において、開口が上表面“まで”延ばされるとの表現は、ちょうどその上表面の所で開口が終端している場合と、その上表面の中にまで延びている場合の両方の場合を意味するものと理解すべきである。
図48を参照すると、フォトレジスト114は、その厚い部分116を残すために、フォトレジストの薄い部分118(図47参照)を除去するための溶剤(又は他の適当な処理条件)に曝される。フォトレジストの薄い部分の除去は、第1リム位置132と第2主要形状パターン位置134の所の不透明層112の一部部分を露出させる。不透明材料112の露出された一部部分は、図49に示されるように、後続過程のドーパントの注入の際にマスクとして機能する。注入されたドーパントは、第1主要形状パターン位置130内に第1ドープト領域を、また第2リム位置136内に第2ドープト領域を形成する。図示のようにドーパントの注入前にレジストを処理することが有利である。なぜならば、レジストへのイオンの注入によってレジストの特性が変化するかも知れない後にフォトレジストを処理することを避けることができるからである。さらに、もし残りのレジストに注入の影響があるならば、ハードマスクをレジスト113と不透明層112の間に設けることもできる。
図50を参照すると、不透明層112の露出された一部部分(図49参照)が除去されている。
図51を参照すると、フォトレジスト114(図50参照)が除去されている。図51の構造体は、位置130の所に第1主要形状パターン、位置134の所に第2主要形状パターン、位置132の所に第1リム132、位置136の所に第2リムを有する。位置130の第1主要形状パターンと位置136の第2リムは、それぞれ、ドープト領域604と606から成る。第1主要形状パターンを通過する光は、第2リムを通過する光と同相であることが好ましく、また、第1リムを通過する光は、第2主要形状パターンを通過する光と同相であることが好ましい。また、第1リムを通過する光は、第1主要形状パターンを通過する光の位相に対して、約170°から約190°、より好ましくは約180°又は正確に180°だけずれた位相を有していることが好ましい。また、第2リムを通過する光は、第2主要形状パターンを通過する光に対して、約170°から約190°、より好ましくは約180°、そして更に最も好ましくは正確に180°その位相がずれていることが好ましい。図51の構造体は、図1−5,8及び図59−63を参照して既に説明した照射パターンツールの何れにも対応することができる。
図52−58を参照して、イオンドーピングを一つ又はそれ以上の光減衰及び/又は位相シフト層と組み合わせて用いた本願発明の他の実施例を説明する。
図52を参照すると、その構造体700が示されている。構造体は、第1小片部分102と第2小片部分104を含んでいる。小片部分102と小片部分104は共に、ベース110と不透明材料112を有する。既に説明した通り、ベース110は石英、不透明材料112はクロムから成ることができる。光減衰及び/又は位相シフト層702がベース110と不透明材料112の間に設けられている。層702は、例えばモリブデンシリサイドから成ることができる。
第1主要形状パターン位置130と第1リム位置132が小片部分102に関連して画定され、他方、第2主要形状パターン位置134と第2リム位置136が小片部分104に関連して画定される。パターン化されたフォトレジスト710が不透明材料112の上に設けられている。フォトレジスト710は、第1主要形状パターン位置130と第2主要形状パターン位置136までそれぞれ延在する開口720と722を有する。レジスト710はまた、第1リム位置132と第2リム位置134上に薄い領域712と、該薄い領域712の外側に厚い領域714を有する。
図53を参照すると、開口720と722は、不透明層112と層702を貫通してベース110の上表面まで延長されている。エッチングは、図示の通りベース110の上表面で停止することもでき、または、ベース110内まで延長して停止することもできる。何れの場合も、エッチングはここではベース110まで延長されると表現されている。
図54を参照すると、レジスト710は、厚い領域714を残したままで薄い領域712(図53参照)を除去する溶剤(又は他の適当な処理条件)に曝される。そのような除去により、第1リム位置132と第2リム位置134内の不透明材料112の一部部分が露出されることになる。
図55を参照すると、不透明材料112の露出された一部部分(図54参照)が除去されている。それにより、第1リム位置132と第2リム位置136は、層702まで延長することになる。
図56を参照すると、保護マスク730が小片部分102の上方、より具体的には、第1主要形状パターン位置130と第1リム位置132上に形成されている。保護マスクはフォトレジスト710(図55参照)の除去後に形成されるものとして図示されているが、フォトレジスト710は保護マスク730の形成中も所定の位置に残されたままでも構わないと理解すべきである。第2主要形状パターン位置134と第2リム位置136は、マスク730を設けた後も、露出されたままの状態で残される。マスク730は、例えばフォトレジストから成ることができる。
図57を参照すると、ベース110内にドープト領域740を、また層702内にドープト領域742を形成するために、ドーパント732が第2主要形状パターン位置及び第2リム位置136内に注入されている。
図58を参照すると、保護マスク730(図57参照)が除去されている。図58の構造体は、主要形状パターン位置130の所に第1主要形状パターン、位置132の所に第1リム、位置134の所に第2主要形状パターン、位置136の所に第2リムを有する。領域740内のドーパントの濃度は、第2主要形状パターンを通過する光が、第1主要形状パターンを通過する光に対して、約170°から約190°だけ、より好ましくは約180°だけ、そして更により好ましくは正確に180°だけ位相が回転されるような濃度で提供されることが好ましい。さらに、領域742内のドーパント濃度及びそのタイプは、第2リム位置を通過する光が、第2主要形状パターンを通過する光に対して、約170°から約190°だけ、より好ましくは約180°だけ、そして更により好ましくは正確に180°だけ位相が回転されるように選択されることが好ましい。さらに、層702の厚さとタイプは、第1リムを通過する光が、第1主要形状パターンを通過する光に対して、約170°から約190°だけ、より好ましくは第1リム位置を通過する光が約180°だけ回転される、そして更により好ましくは、正確に180°だけ位相が回転されるように選択される。図58の構造体は、図1−5,8及び図59−63を参照して説明した照射パターンツールの何れにも対応することができる。
領域740及び領域742を形成するために用いられるドーパントは、第2主要形状パターン及び第2リムを通過する所望波長の光に対して光の減衰が小さいか無いことが好ましく、むしろ光に対して位相のシフトだけを与えることが好ましい。特定の実施例では、層702が既に所望の光の減衰を提供しており、イオン注入ドーパントは、更なる光の減衰を与えることなく、180°の位相シフトを提供する。
ここで説明した形成方法は、各領域間でのセルフアライメントを可能とする。より具体的には、少なくとも最も簡単な設計として、180°を得るのに、一つの領域を0°で露出させ、その次にそれを(フォトレジストを用いて)被覆し且つ残りの領域を露出させることが容易である。(互いに同一位相のコンタクトとリムは同時に形成できることに注目すべきである。)マスクの異なる領域においてフォトレジストに異なるレベルの電子ビーム又はレーザービームを与える上述した方法は、唯一のマルチ光量露光で行うことができる。マスクを更に処理するための追加のアライメントは、ミスアライメント、不均一な光量、不均一なマスクエッチングにより、不均一なパターンサイズを引き起こし、それにより、ウェーハ表面上の空間イメージに影響を与えて歪んだレイアウトをもたらすことになる。特定の態様として、もし追加のレジスト露光が望まれれば、荒く位置合わせされた露光だけが起こる。
従来技術の方法によるコンタクトの像を写すことの困難性は、コンタクト間の間隔が所望コンタクト直径よりも小さい場合に起こる。具体的には、コンタクト間のブリッジの像を写すことなくコンタクトの像を写すことは困難である。典型的には、低い空間コヒーレンス(“シグマ”)で孤立したコンタクトをプリントすることはより簡単である。本発明の特定の適用例は、孤立したコンタクト及び密度の高いコンタクトの両方の処理許容度を最適なものにすることができる。
ここで説明した形成方法は、例えば石英(基板)、MoSi−クォーツ(シリカ)、及びクロム等の所望の層を既に有するマスクブランクを用いてそれから処理を開始することができる。これに代えて、石英−MoSi−クロムからなる“標準”マスクブランクで処理を開始し、そして形成処理の途中で、最上部に追加の位相シフト層を堆積することもできる。この追加の層を選択された領域において細線化するために、追加のリソグラフィ工程を適用することが望まれることがあるが、その場合には、ミスアライメントのリスクが生じることになる。
法律に則して、本願発明の構造的及び方法的特徴について説明してきた。しかしながら、本願発明は、図面で示し且つ説明した実施例のものは発明を実施する上で最良の形態を示すものに過ぎないので、これらの実施例の特徴に限定されるものではない。したがって、本願発明は、特許請求の範囲に記載のものから均等の原則によって解釈される如何なる変更及び改変を含むものである。
図1は、本発明に含まれる第1実施例の照射パターンツールの小片の概略上面図である。 図2は、本発明に含まれる第2実施例の照射パターンツールの小片の概略上面図である。 図3は、本発明に含まれる第3実施例の照射パターンツールの小片の概略上面図である。 図4は、本発明に含まれる第4実施例の照射パターンツールの小片の概略上面図である。 図5は、本発明に含まれる第5実施例の照射パターンツールの小片の概略上面図である。 図6は、従来技術による照射パターンツール(特に、レティクル)の上面図、及びリソグラフィ装置の空間コヒーレンス(シグマ)が0.35の時にレティクルによって形成されるシミュレートされたコンタクトパターンを示すグラフである。シミュレーションのためのシステム波長は248ナノメータ、開口数は0.70であった。 図7は、本願発明に包含される照射パターンツール(特に、レティクル)の上面図、及び該ツールにより形成される、シグマ0.35の時のシミュレートされたコンタクトパターンを示すグラフである。シミュレーションのためのシステム波長は248ナノメータ、開口数は0.70であった。 図8は、本発明に包含される照射パターンツールの小片の概略上面図である。図8は、図9−58に用いられる切断箇所2と4を示す。具体的には、図9−58は、切断箇所に示される照射パターンツールの一対の小片を含む。一対のうちの左側の小片は図8の切断線2−2に沿って示されており、また、一対のうちの右側の小片は図8の切断線4−4に沿って示されている。図8は完成状態の構造体を示し、また、図9−58の実施例はそのような完成状態の構造体を形成する例示的な処理に対応する。 図9は、照射パターンツールを形成するための本発明の第1実施例の方法における、予備的処理段階での照射パターンツール基板を示す。基板の一対の小片が示されており、一対のうちの左側の小片が図8の切断線2−2に沿った断面に対応し、また一対のうちの右側の小片が図8の切断線4−4に沿った断面に対応する。 図10は、図9の処理過程に続く処理過程における図9の小片の概略断面図である。 図11は、図10の処理過程に続く処理過程における図9の小片の概略断面図である。 図12は、図11の処理過程に続く処理過程における図9の小片の概略断面図である。 図13は、図12の処理過程に続く処理過程における図9の小片の概略断面図である。 図14は、本発明の第2実施例の方法における、予備的処理段階でのレティクル基板の一対の小片の概略断面図である。図示されている小片のうちの左側の小片が図8の切断線2−2に沿った断面に対応し、また右側の小片が図8の切断線4−4に沿った断面に対応する。 図15は、図14の処理過程に続く過程における図14の小片を示す。 図16は、図15の処理過程に続く過程における図14の小片を示す。 図17は、図16の処理過程に続く過程における図14の小片を示す。 図18は、図17の処理過程に続く過程における図14の小片を示す。 図19は、図18の処理過程に続く過程における図14の小片を示す。 図20は、図19の処理過程に続く過程における図14の小片を示す。 図21は、図20の処理過程に続く過程における図14の小片を示す。 図22は、本発明の第3実施例の方法の予備的処理段階を示した、半導体基板の断片断面図である。特に、図22は、基板の一対の小片を示し、左側の小片は図8の切断線2−2に沿った図に対応し、右側の小片は図8の切断線4−4に沿った図に対応する。 図23は、図22の処理過程に続く過程における図22の小片を示す。 図24は、図23の処理過程に続く過程における図22の小片を示す。 図25は、図24の処理過程に続く過程における図22の小片を示す。 図26は、図25の処理過程に続く過程における図22の小片を示す。 図27は、図26の処理過程に続く過程における図22の小片を示す。 図28は、図27の処理過程に続く過程における図22の小片を示す。 図29は、図28の処理過程に続く過程における図22の小片を示す。 図30は、図29の処理過程に続く過程における図22の小片を示す。 図31は、図30の処理過程に続く過程における図22の小片を示す。 図32は、本発明の第4実施例の方法の、予備的処理段階を示したレティクル基板の概略断面図である。図32は基板の一対の小片を示し、小片のうち左側のものは図8の切断面2−2に沿った図に対応し、また小片のうち右側のものは図8の切断線4−4に沿った図に対応する。 図33は、図32の処理過程に続く過程における図32の小片を示す。 図34は、図33の処理過程に続く過程における図32の小片を示す。 図35は、図34の処理過程に続く過程における図32の小片を示す。 図36は、図35の処理過程に続く過程における図32の小片を示す。 図37は、図36の処理過程に続く過程における図32の小片を示す。 図38は、図37の処理過程に続く過程における図32の小片を示す。 図39は、本発明による方法の、予備処理段階を示した照射パターンツールの概略断面である。図39は、基板の一対の小片を示し、小片のうち左側のものは図8の切断面2−2に沿った図に対応し、また小片のうち右側のものは図8の切断線4−4に沿った図に対応する。 図40は、図39の処理過程に続く過程における図39の小片を示す。 図41は、図40の処理過程に続く過程における図39の小片を示す。 図42は、図41の処理過程に続く過程における図39の小片を示す。 図43は、図42の処理過程に続く過程における図39の小片を示す。 図44は、図43の処理過程に続く過程における図39の小片を示す。 図45は、図44の処理過程に続く過程における図39の小片を示す。 図46は、本発明による更に他の方法の、予備的処理段階を示した照射パターンツールの概略断面である。図46は、基板の一対の小片を示し、小片のうち左側のものは図8の切断面2−2に沿った図に対応し、また小片のうち右側のものは図8の切断線4−4に沿った図に対応する。 図47は、図46の処理過程に続く過程における図46の小片を示す。 図48は、図47の処理過程に続く過程における図46の小片を示す。 図49は、図48の処理過程に続く過程における図46の小片を示す。 図50は、図49の処理過程に続く過程における図46の小片を示す。 図51は、図49の処理過程に続く過程における図46の小片を示す。 図52は、本発明による更に他の方法の予備的処理段階における照射パターンツール基板を示す。図52は、一対の小片を断面で概略的に示し、小片のうち左側のものは図8の切断面2−2に沿った図に対応し、また小片のうち右側のものは図8の切断線4−4に沿った図に対応する。 図53は、図52の処理過程に続く過程における図52の小片を示す。 図54は、図53の処理過程に続く過程における図52の小片を示す。 図55は、図54の処理過程に続く過程における図52の小片を示す。 図56は、図55の処理過程に続く過程における図52の小片を示す。 図57は、図56の処理過程に続く過程における図52の小片を示す。 図58は、図57の処理過程に続く過程における図52の小片を示す。 図59は、本発明に包含される他の実施例の照射パターンツールの概略上面図である。 図60は、本発明に包含される更に他の実施例の照射パターンツールの概略上面図である。 図61は、本発明に包含される更に他の実施例の照射パターンツールの概略上面図である。 図62は、本発明に包含される更に他の実施例の照射パターンツールの概略上面図である。 図63は、本発明に包含される更に他の実施例の照射パターンツールの概略上面図である。

Claims (67)

  1. 照射パターンツールであって、該ツールは、
    石英ベースと、該石英ベース上の第1位相シフト層と、該第1位相シフト層の上に設けられ、前記第1位相シフト層とは異なる組成を有する第2位相シフト層と、該第2位相シフト層上の不透明材料とを含む基板と、
    外縁を有し、それを通過する光の波長に第1の位相回転を与えるように構成された主要形状パターンであって、該主要形状パターンは、前記第1位相シフト層、第2位相シフト層及び不透明層を貫通してエッチングされたパターンを有する主要形状パターンと、
    前記主要形状パターンの外縁の一部に沿っているが、外縁全体には沿っていないリムであって、該リムは、それを波長が通過するとき、光の波長に対して第2の位相回転を与えるように構成されており、前記第2の位相回転は、前記第1の位相回転に対して約170°から約190°位相が異なるものであり、前記リムは前記不透明層及び第2位相シフト層を貫通して前記第1位相シフト層までエッチングされたパターンを有するリムと、
    を具備することを特徴とする照射パターンツール。
  2. 請求項1に記載のツールにおいて、前記第1位相シフト層は、前記第2位相シフト層よりも光を減衰することを特徴とする照射パターンツール。
  3. 請求項1に記載のツールにおいて、
    前記第1位相シフト層はモリブデンとシリコンから成り、
    前記第2位相シフト層はシリコンと、酸素及び窒素の何れか一方又は両方とから成る、
    ことを特徴とする照射パターンツール。
  4. 請求項3に記載のツールにおいて、前記不透明層はクロムから成ることを特徴とする照射パターンツール。
  5. 照射パターンツールであって、該ツールは、
    ロウ及びアレイ方向に配列された主要形状パターンのアレイであって、該主要形状パターンはそれを光が通過するとき、光の波長の位相を回転させるように構成されており、前記主要形状パターンは位相に第1の回転を与える第1タイプと位相に第2の回転を与える第2タイプとを有し、前記第2の回転は第1の回転に対して約170°から約190°異なるものであり、前記二つのタイプの主要形状パターンがアレイのロウ方向に沿って互いに交互に入れ替わっている、アレイと、
    光の波長に対して第1の位相の回転を与えるように構成された複数の第1リムであって、該リムは第2タイプの主要形状パターンの辺に沿って設けられている、第1リムと、
    光の波長に対して第2の位相の回転を与えるように構成された複数の第2リムであって、該リムは第1タイプの主要形状パターンの辺に沿って設けられている、第2リムと、
    を具備し、前記第1及び第2リムは前記アレイのカラム方向に沿って設けられていることを特徴とする照射パターンツール。
  6. 請求項5に記載のツールにおいて、前記二つのタイプの主要形状パターンは、前記アレイのカラム方向に沿っては互いに交互になっていないことを特徴とする照射パターンツール。
  7. 請求項5に記載のツールにおいて、前記二つのタイプの主要形状パターンは、前記アレイのカラム方向に沿っては互いに交互になっておらず、カラム方向に沿って隣り合った主要形状パターンは互いにある距離だけ離れており、前記個々のリムは、アレイのカラムに沿って隣り合う主要形状パターンの間の距離全体にわたって延在していることを特徴とする照射パターンツール。
  8. 請求項5に記載のツールであって、更に、前記アレイのカラムに沿って、隣り合ったリムの間に複数のサイドローブ抑制パターンを有することを特徴とする照射パターンツール。
  9. 請求項5に記載のツールであって、更に、複数のサイドローブ抑制パターンを有し、個々のサイドローブ抑制パターンはアレイのカラム方向に沿って隣り合うリムの間に設けられ、個々のサイドローブ抑制パターンは、光の波長を、個々のサイドローブ抑制パターンの何れかの側のリムによって光に与えられる回転に対して、約170°から約190°だけ回転させるように構成されることを特徴とする照射パターンツール。
  10. 請求項9に記載のツールにおいて、カラム方向に沿って隣り合ったリムは、ある距離だけ互いに離れており、個々のサイドローブ抑制パターンは、アレイのカラム方向に沿って隣り合ったリムの間の前記距離の全体にわたって延在していることを特徴とする照射パターンツール。
  11. 請求項9に記載のツールにおいて、カラム方向に沿って隣り合ったリムは、ある距離だけ互いに離れており、個々のサイドローブ抑制パターンは、アレイのカラム方向に沿って隣り合ったリムの間の前記距離の全体にわたっては延在していないことを特徴とする照射パターンツール。
  12. 請求項5に記載のツールにおいて、前記二つのタイプの主要形状パターンは、アレイのカラム方向に沿って互いに交互になっていることを特徴とする照射パターンツール。
  13. 請求項5に記載のツールにおいて、前記二つの第1リムは前記第2タイプの主要形状パターンのそれぞれと合致されており、また、前記二つの第2リムは前記第1タイプの主要形状パターンのそれぞれと合致されていることを特徴とする照射パターンツール。
  14. 請求項5に記載のツールにおいて、前記第2リムはアレイのロウ方向には沿っていないことを特徴とする照射パターンツール。
  15. 請求項5に記載のツールにおいて、前記第1及び第2リムはアレイのロウ方向には沿っていないことを特徴とする照射パターンツール。
  16. 請求項5に記載の、石英ベースと、該石英ベース上の第1位相シフト層と、該第1位相シフト層の上に設けられ前記第1位相シフト層とは異なる組成を有する第2位相シフト層と、該第2位相シフト層上の不透明材料とを具備する照射パターンツールにおいて、
    前記第1タイプ主要形状パターンは、前記第1位相シフト層、第2位相シフト層及び不透明層を通してエッチングされたパターンであり、
    前記第2タイプ主要形状パターンは、前記第1位相シフト層、第2位相シフト層及び不透明層を貫通してベースの中までエッチングされたパターンである、
    ことを特徴とする照射パターンツール。
  17. 請求項16に記載の照射パターンツールにおいて、
    前記第1リムは、前記不透明層及び第2位相シフト層を貫通し前記第1位相シフト層までエッチングされたパターンであり、
    前記第2リムは、前記不透明層を貫通し前記第2位相シフト層までエッチングされたパターンである、
    ことを特徴とする照射パターンツール。
  18. 請求項16に記載のツールにおいて、前記第1位相シフト層は、前記第2位相シフト層よりも光をより減衰することを特徴とする照射パターンツール。
  19. 請求項16に記載のツールにおいて、
    前記第1位相シフト層はモリブデン及びシリコンから成り、
    前記第2位相シフト層はシリコンと、酸素及び窒素のうちの一つ又は両方とから成る、
    ことを特徴とする照射パターンツール。
  20. 照射パターンツールを形成する方法であって、該方法は、
    基板を提供する過程と、
    前記基板に支持される第1主要形状パターンを形成する過程であって、前記第1形状パターンは外縁を有し、前記第1形状パターンは該第1主要形状パターンを通過する光の位相に対して第1の位相回転を与えるように構成される、第1主要形状パターンを形成する過程と、
    前記基板に支持される第1リムを形成する過程であって、前記第1リムは前記第1主要形状パターンの外縁の全体に沿ってではなく一部に沿って設けられ、前記第1リムは、波長が該リムを通過するとき、光の波長に対して第2の位相回転を与えるように構成され、前記第2の位相回転は前記第1の位相回転に対して約170°から約190°異なる、第1リムを形成する過程と、
    前記基板に支持される第2主要形状パターンを形成する過程であって、前記第2主要形状パターンは外縁を有し、前記第2主要形状パターンは該第2主要形状パターンを波長が通過するとき、光の波長に対して第3の位相回転を与えるように構成され、前記第3の位相回転は前記第1の位相回転に対して約170°から約190°異なる、第2主要形状パターンを形成する過程と、
    前記基板に支持される第2リムを形成する過程であって、前記第2リムは前記第2主要形状パターンの外縁の全体に沿ってではなく一部に沿って設けられ、前記第2リムは、波長が該リムを通過するとき、光の波長に対して第4の位相回転を与えるように構成され、前記第4の位相回転は前記第3の位相回転に対して約170°から約190°異なる、第2リムを形成する過程と、
    を具備することを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  21. 請求項20に記載の方法において、前記第1及び第2主要形状パターンはロウ及びカラム方向に配列され、前記第1及び第2主要形状パターンはアレイのロウ方向に沿って互いに交互になっており、また、前記第1及び第2リムはアレイのカラム方向に沿っていることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  22. 請求項21に記載の方法において、前記第1及び第2主要形状パターンは、アレイのカラム方向に沿っては互いに交互になっていないことを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  23. 請求項21に記載の方法において、前記第1及び第2主要形状パターンは、アレイのカラム方向に沿って互いに交互になっていることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  24. 請求項20に記載の方法において、前記基板は光の波長に対して透過な材料から成り、光の波長に対して不透明な層が前記基板の上に設けられ、前記第1及び第2主要形状パターンと第1及び第2リムは、
    前記不透明材料の上にフォトレジストの層を形成する過程であって、前記フォトレジストの第1部分は第1の画定される主要形状パターン位置の上にあり、前記フォトレジストの第2部分は第1の画定されるリム位置の上にあり、前記フォトレジストの第3部分は第2の画定される主要形状パターン位置の上にあり、前記フォトレジストの第4部分は第2の画定されるリム位置の上にある、フォトレジストの層を形成する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第2リム位置内に層の一部部分を露出させるために、前記フォトレジストの第1及び第4部分を除去する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第2リム位置から、層の露出した一部部分を除去し、そして、前記基板の第1主要形状パターン位置及び第2リム位置内に、開口を形成するために、前記基板内までエッチングする過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第2リム位置内に開口を形成した後、前記第1リム位置及び第2主要形状パターン位置内に層の一部部分を露出させるために、前記フォトレジストの前記第2部分及び第3部分を除去する過程と、
    前記第1リム位置及び前記第2主要形状パターンから、層の露出した一部部分を除去する過程と、
    で形成されることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、更に、前記第1リム位置及び前記第2主要形状パターン位置から層の露出した部分を除去する前に、前記第1主要形状パターン位置及び第2リム位置にドーパントを注入する過程を有していることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  26. 請求項25に記載の方法において、前記ドーパントは、ボロン、インジウム、砒素、アンチモン又はリンであることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  27. 請求項20に記載の方法において、前記基板は光に対して透過性の材料から成り、前記基板の上に光の波長に対して不透明な層が設けられ、前記第1、第2主要形状パターンおよび第1及び第2リムは、
    前記不透明材料の上にフォトレジストの層を形成する過程であって、前記フォトレジストの第1部分は第1の画定された主要形状パターン位置の上に設けられ、前記フォトレジストの第2部分は第1の画定されたリム位置の上に設けられ、前記フォトレジストの第3部分は第2の画定された主要形状パターン位置の上に設けられ、前記フォトレジストの第4部分は第2の画定されたリム位置の上に設けられる、フォトレジストの層を形成する過程と、
    前記第1及び第2主要形状パターン位置内に前記層の一部部分を露出させるために、前記フォトレジストの前記第1及び第3部分を除去する過程と、
    前記第1及び第2主要形状パターンから層の露出された一部部分を除去し、そして基板の前記第1及び第2主要形状パターン位置内に開口を形成するために、基板内に向かってエッチングする過程と、
    前記第1及び第2主要形状パターン位置内に開口を形成した後、前記第1及び第2リム位置内に前記層の一部部分を露出させるために、前記フォトレジストの前記第2及び第4部分を除去する過程と、
    前記第1及び第2リム位置から前記層の露出した一部部分を除去する過程と、
    を具備することを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  28. 請求項27に記載の方法において、前記基板は基本的に石英から成り、波長に対して不透明な前記層は、前記基板の石英に対して物理的に押し当てて形成され、そしてクロムから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  29. 請求項27に記載の方法において、前記基板は、石英ベース、該石英ベース上の第1位相シフト層と、該第1位相シフト層の上に設けられ、前記第1位相シフト層とは異なる組成からなる第2位相シフト層とからなることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  30. 請求項29に記載の方法において、前記第1位相シフト層はモリブデンとシリコンから成り、前記第2位相シフト層は、シリコンと、酸素及び窒素のうちの一つ又は両方とから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  31. 請求項29に記載の方法において、前記不透明材料は、前記第2位相シフト層に対して物理的に押し当てられていることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  32. 請求項29に記載の方法において、第1主要形状パターン内の開口は前記石英ベースの上表面よりは深くなく延長され、そして、前記第2主要形状パターン位置の開口は、前記石英ベースの中まで延長されることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  33. 請求項29に記載の方法において、前記第1及び第2主要形状パターン内の開口は石英ベースの中まで延長され、該方法は更に、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置の上に保護マスクを形成する過程と、
    前記保護マスクが前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上にある間に、前記第2主要形状パターン位置内の開口を延長し、前記第2リム位置内に開口を形成するために、前記基板の前記第2位相シフト層内に向かってエッチングする過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上から保護マスクを除去する過程と、
    を有することを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  34. 請求項27に記載の方法において、前記基板は、石英ベース、前記石英ベース上の光減衰層、該光減衰層上に設けられ前記光減衰層とは異なる組成からなる位相シフト層とから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  35. 請求項34に記載の方法において、前記光減衰層は、Cr、Mo、Alのうちの一つ又はそれ以上からなり、そして、前記位相シフト層は、シリコンと、酸素及び窒素のうちの一つ又は両方とから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  36. 請求項34に記載の方法において、前記第1及び第2主要形状パターン位置の開口は前記石英ベースの上表面まで延長され、該方法は更に、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上に保護マスクを形成する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上に前記保護マスクが存在する間に、前記第2主要形状パターン内の開口を前記基板内に延長し、そして前記光減衰層の上表面に延長する開口を、前記第2リム位置に形成する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上から前記保護マスクを除去する過程と、
    を有することを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  37. 請求項27に記載の方法であって、更に、前記第1及び第2リム位置から前記層の露出された一部部分を除去した後、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上のフォトレジストマスクを形成する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上に前記保護マスクが存在している間、前記第2主要形状パターン位置内の開口を延長し、前記第2リム位置内に開口を形成するために、前記基板内までエッチングする過程と、
    前記第1主要形状パターン位置と前記第1リム位置上から前記保護マスクを削除する過程と、
    を有することを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  38. 請求項37に記載の方法において、前記保護マスクはフォトレジストから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  39. 請求項27に記載の方法であって、更に、前記第1及び第2リム位置から前記層の露出した一部部分を除去した後、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上に保護マスクを形成する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上に前記保護マスクが存在する間に、前記第2リム位置及び第2主要形状パターン位置内にドーパントを注入する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第1リム位置上から前記保護マスクを除去する過程と、
    を有することを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  40. 請求項39に記載の方法において、前記ドーパントは、リン、インジウム、砒素、アンチモン、又はボロンから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  41. 請求項39に記載の方法において、前記基板は、その上に位相シフト層を有する石英マスから成り、前記第2主要形状パターン位置内の開口は前記位相シフト層を貫通し前記石英マスまで延在し、前記第2主要形状パターン位置の石英マス内、及び前記第2リム位置の位相シフト層内にドーパントが注入されることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  42. 請求項41に記載の方法において、前記位相シフト層はモリブデン及びシリコンから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  43. 照射パターンツールを形成する方法であって、該方法は、
    基板を提供する過程であって、前記基板は光の波長に対して透過性のマスと、該マス上に、光の波長に対して不透明な層を有する、基板を提供する過程と、
    前記不透明材料の上にフォトレジストの層を形成する過程であって、前記フォトレジストの第1部分は第1の画定される主要形状パターン位置の上に設けられ、前記フォトレジストの第2部分は第1の画定されるリム位置の上に設けられ、前記フォトレジストの第3部分は第2の画定される主要形状パターン位置の上に設けられ、前記フォトレジストの第4部分は第2の画定されるリム位置の上に設けられる、フォトレジストの層を形成する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置と第2リム位置内に、前記層の一部部分を露出させるために、前記フォトレジストの第1及び第4部分を除去する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置及び第2リム位置から前記層の露出した一部部分を除去する過程と、
    前記層の露出した一部部分を除去した後、前記第1主要形状パターン位置及び第2リム位置の前記基板内にドーパントを注入する過程と、
    前記ドーパントを注入した後、前記第1リム位置及び第2主要形状パターン位置に前記層の一部部分を露出させるために、前記フォトレジストの前記第2及び第3部分を除去する過程と、
    前記第1リム位置及び第2主要形状パターン位置から前記層の露出した一部部分を除去する過程と、を有し、
    前記第1主要形状パターン位置の前記ドープト領域は、そこを波長が通過するとき、光の波長に対して第1の位相回転を与えるように構成された第1主要形状パターンからなり、
    前記第1リム位置は、前記第1主要形状パターンの一部に沿っており、そこを波長が通過するとき、光の波長に対して第2の位相回転を与えるように構成された第1リムからなり、前記第2の位相回転は、前記第1の位相回転に対して約170°から約190°異なり、
    前記第2主要形状パターン位置は、そこを波長が通過するとき、光の波長に対して第3の位相回転を与えるように構成された第2主要形状パターンからなり、前記第3の位相回転は、前記第1の位相回転に対して、約170°から約190°異なり、
    前記第2リム位置の前記ドープト領域は、前記第2主要形状パターンの一部に沿っており、そこを波長が通過するとき、光の波長に対して第4の位相回転を与えるように構成された第2リムからなり、前記第4の位相回転は前記第3の位相回転に対して約170°から約190°異なる、
    ことを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  44. 請求項43に記載の方法において、前記基板は基本的に石英から成り、波長に対して不透明な前記層は、前記基板の石英に対して物理的に押し付けられて形成され、且つクロムから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  45. 請求項43に記載の方法において、前記ドーパントは、ボロン、インジウム、砒素、アンチモン、又はリンから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  46. 照射パターンツールを形成する方法であって、該方法は、
    基板を提供する過程であって、該基板は、光の波長に対して透明なマスと、該マス上の光の波長に対して不透明な層とから成る、基板を提供する過程と、
    前記不透明材料の上にフォトレジストの層を形成する過程であって、前記フォトレジストの第1部分は第1の画定された主要形状パターン位置の上に設けられ、前記フォトレジストの第2部分は第1の画定されたリム位置の上に設けられ、前記フォトレジストの第3部分は第2の画定された主要形状パターン位置の上に設けられ、前記フォトレジストの第4部分は第2の画定されたリム位置の上に設けられる、フォトレジストの層を形成する過程と
    前記第1及び第2主要形状パターン位置内に前記層の一部部分を露出させるために、前記フォトレジストの前記第1及び第3部分を除去する過程と、
    前記第1及び第2主要形状パターン位置から前記層の前記露出した一部部分を除去する過程と、
    前記第1及び第2主要形状パターン位置から前記層の前記露出した一部部分を除去した後、前記第1及び第2リム位置から前記層の一部部分を露出させるために、前記フォトレジストの第2及び第4部分を除去する過程と、
    前記第1及び第2リム位置から前記層の前記露出した一部部分を除去する過程と、
    前記第1及び第2リム位置から前記層の前記露出した一部部分を除去した後、前記第1主要形状パターン位置及び前記第1リム位置の上にフォトレジストマスを形成する過程と、
    前記フォトレジストマスの形成後、前記第2主要形状パターン位置及び前記第2リム位置の前記基板内にドーパントを注入する過程と、
    前記ドーパントを注入後、前記フォトレジストマスを除去する過程と、からなり、
    前記第1主要形状パターン位置は、そこを波長が通過するとき、光の波長に対して第1の位相回転を与えるように構成された第1主要形状パターンを有し、
    前記第1リム位置は、前記第1主要形状パターンの一部に沿った、そこを波長が通過したとき、光の波長に対して第2の位相回転を与えるように構成された第1リムを有し、前記第2の位相回転は、前記第1の位相回転に対して約170°から約190°異なり、
    前記ドープト第2主要形状パターン位置は、そこを通過する光の波長に対して第3の位相回転を与えるように構成された第2主要形状パターンからなり、前記第3の位相回転は前記第1の位相回転に対して約170°から約190°異なり、
    前記ドープト第2リム位置は、前記第2主要形状パターンの一部に沿った、そこを波長が通過したとき、光の波長に対して第4の位相回転を与えるように構成された第2リムからなり、前記第4の位相回転は前記第3の位相回転に対して約170°から約190°異なる、
    ことを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  47. 請求項46に記載の方法において、前記基板はその上に位相シフト層を有する石英マスから成り、前記位相シフト層はモリブデン及びシリコンから成り、波長に対して前記不透明な層はクロムから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  48. 請求項47に記載の方法において、前記第2主要形状パターン位置の前記ドープト領域は、前記石英基板内にあり、前記第2リム位置の前記ドープト領域は前記位相シフト層内にあることと特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  49. 請求項46に記載の方法において、前記ドーパントは、ボロン、インジウム、砒素、アンチモン、又はリンから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  50. 照射パターンツールを形成する方法であって、該方法は、
    石英ベースと、該石英ベース上の第1位相シフト層と、該第1位相シフト層の上であって、前記第1位相シフト層とは異なる組成から成る第2位相シフト層と、該第2位相シフト層上の不透明材料とを有する基板を提供する過程と、
    前記第1位相シフト層、第2位相シフト層及び不透明層を貫通して前記基板の中まで第1パターンをエッチングする過程であって、該第1パターンは第1主要形状パターンであり、前記第1主要形状パターンは外縁を有すると共にそこを通過する光の波長に対して第1の位相回転を与えるように構成されている、第1パターンをエッチングする過程と、
    前記第1位相シフト層、第2位相シフト層及び不透明層を貫通して第2パターンをエッチングする過程であって、該第2パターンは第2主要形状パターンであり、前記第2主要形状パターンは外縁を有すると共にそこを通過する光の波長に対して第2の位相回転を与えるように構成されており、前記第2の位相回転は前記第1の位相回転に対して約170°から約190°異なる、第2パターンをエッチングする過程と、
    前記不透明層を貫通して第3パターンをエッチングする過程であって、該第3パターンは第1リムであり、前記第1リムは前記第1主要形状パターンの外縁の全周に沿ってではなくその一部に沿って設けられ、前記第1リムはそこを波長が通過するとき、光の波長に対して第3の位相回転を与えるように構成されており、前記第3の位相回転は前記第1の位相回転に対して約170°から約190°異なる、第3パターンをエッチングする過程と、
    前記不透明層及び前記第2位相シフト層を貫通して、前記第1位相シフト層まで第4パターンをエッチングする過程であって、該第4パターンは第2リムであり、該第2リムは前記第2主要形状パターンの外縁の全周に沿ってではなくその一部に沿って設けられ、前記第2リムはそこを波長が通過するとき、光の波長に対して第4の位相回転を与えるように構成されており、前記第4の位相回転は前記第2の位相回転に対して約170°から約190°異なる、第4パターンをエッチングする過程と、
    を具備することを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  51. 請求項50に記載の方法において、前記第1リム及び第1主要形状パターンの形成は、
    前記不透明材料の上にフォトレジストの層を形成する過程であって、前記フォトレジストの第1部分は画定される第1主要形状パターン位置の上にあり、前記フォトレジストの第2部分は画定される第1リム位置の上にある、フォトレジストの層を形成する過程と、
    前記第1主要形状パターン位置よりも前記第1リム位置の上が厚いステップ状フォトレジストマスクを形成するために、前記第2部分に対して前記第1部分上の前記フォトレジストの厚さを薄くする過程と、
    前記第1リム位置上のフォトレジストを残したまま、前記第1主要形状パターン位置上のフォトレジストを除去するために、前記フォトレジストをエッチングに付する過程であって、前記第1主要形状パターン位置上からの前記フォトレジストの除去は前記不透明層の一部部分を露出させる、前記フォトレジストをエッチングに付する過程と、
    前記不透明層の前記露出した一部部分を除去し、前記第1主要形状パターン位置内に延びる第1開口を形成するために、前記第1主要形状パターン位置内までエッチングを行う過程と、
    前記第1開口を、前記第1及び第2位相シフト層を貫通して前記基板内まで延長する過程と、
    前記第1開口の延長の後、前記第1リム位置上から前記フォトレジストを除去する過程と、
    前記不透明層を貫通し前記第2位相シフト層まで延在する第1リムを形成するために、前記第1リムパターン上から前記不透明層を除去する過程と、
    を有することを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  52. 請求項51に記載の方法において、前記ステップ状フォトレジストマスクの形成は、
    前記フォトレジストの前記第1及び第2部分を光の照射に曝す過程であって、前記フォトレジストの前記第1部分は、前記フォトレジストの前記第2部分とは異なる光線量に曝される、光の照射に曝す過程と、
    前記フォトレジストを現像溶液で処理する過程であって、前記現像溶液は、前記ステップ状フォトレジストマスクを形成するために、前記第2部分よりも前記第1部分からより多くのフォトレジストを除去する、現像溶液で処理する過程と、
    で行われることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  53. 請求項50に記載の方法において、前記第2リム及び前記第2主要形状パターンの形成は、
    前記不透明材料上にフォトレジストの層を形成する過程であって、前記フォトレジストの前記第1部分は画定される第2主要形状パターン位置の上にあり、前記フォトレジストの前記第2部分は画定される第2リム位置上にある、フォトレジストの層を形成する過程と、
    前記第2主要形状パターン位置上よりも前記第2リム位置上が厚いステップ状フォトレジストマスクを形成するために、前記第2部分に対して前記第1部分上のフォトレジストの厚さを薄くする過程と、
    前記第2リム位置上のフォトレジストを残したまま、前記第2主要形状パターン位置上からフォトレジストを除去するために、前記フォトレジストをエッチングに付する過程であって、前記第2主要形状パターン位置上からの前記フォトレジストの除去は前記不透明層の一部部分を露出させる、前記フォトレジストをエッチングに付する過程と、
    前記不透明層の前記露出した一部部分を除去し、前記第2主要形状パターン位置内に延びる第1開口を形成するために、前記第2主要形状パターン位置内までエッチングを行う過程と、
    前記第1開口を前記第2位相シフト層を貫通して延長する過程と、
    前記第1開口の延長の後、前記第2リム位置上から前記フォトレジストを除去する過程と、
    前記第2リム位置内まで延在する第2開口を形成するために、前記第2リムパターン上から不透明層を除去する過程と、
    前記石英基板まで貫通して延在する前記第2主要形状パターンを形成し、且つ前記第1位相シフト層まで延在する前記第2リムを形成するために、前記第1及び第2開口を延長する過程と、
    で行われることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  54. 請求項53に記載の方法において、前記ステップ状フォトレジストマスクの形成は、
    前記フォトレジストの前記第1及び第2部分を光の照射に曝す過程であって、前記フォトレジストの前記第1部分は、前記フォトレジストの前記第2部分とは異なる光線量に曝される、光の照射に曝す過程と、
    前記フォトレジストを現像溶液で処理する過程であって、前記現像溶液は、前記ステップ状フォトレジストマスクを形成するために、前記第2部分よりも前記第1部分からより多くのフォトレジストを除去する、現像溶液で処理する過程と、
    で行われることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  55. 請求項50に記載の方法において、前記第1主要形状パターン及び第2主要形状パターンの形成は、
    前記不透明材料の上にフォトレジストのパターン化された層を形成する過程であって、前記フォトレジストの一部は画定される第2主要形状パターン位置上にあり、画定される第1主要形状パターン位置は前記パターン化されたフォトレジストの開口を通して露出されている、フォトレジストのパターン化層を形成する過程と、
    前記パターン化フォトレジストが前記第2主要形状パターン位置を被覆している間、前記不透明材料の一部部分を除去し、そして前記第1主要形状パターン位置内まで延在する第1開口を形成するために、前記第1主要形状パターン位置内までエッチングする過程と、
    前記第2位相シフト層を貫通して前記第1開口を延長する過程と、
    前記第1開口の延長の後、前記第2主要形状パターン位置上から前記フォトレジストを除去する過程と、
    前記第2主要形状パターン位置内まで延在する第2開口を形成するために、前記第2主要形状パターン位置上から前記不透明層を除去する過程と、
    前記第1開口を前記第2位相シフト層を貫通して前記基板内まで延長し、また前記第2開口を前記第1及び第2位相シフト層を貫通して前記基板まで延長する過程と、
    で行われることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  56. 請求項50に記載の方法において、前記第1位相シフト層は、前記第2位相シフト層よりもより光を減衰することを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  57. 請求項50に記載の方法において、
    前記第1位相シフト層はモリブデン及びシリコンから成り、
    前記第2位相シフト層は、シリコンと、酸素及び窒素のうちの一方又は両方とから成る、ことを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  58. 請求項50に記載の方法において、前記不透明層はクロムから成ることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  59. 請求項50に記載の方法において、前記第1及び第2主要形状パターンはロウ方向とカラム方向に配列され、前記第1及び第2主要形状パターンはアレイの前記ロウ方向に沿って互いに交互になっており、前記第1及び第2リムは前記アレイのカラム方向に沿って設けられることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  60. 請求項59に記載の方法において、前記第1及び第2主要形状パターンは前記アレイのカラム方向には互いに交互になっていないことを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  61. 請求項59に記載の方法において、前記第1及び第2主要形状パターンは前記アレイのカラム方向に沿って互いに交互になっていることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  62. 請求項59に記載の方法において、前記第1及び第2主要形状パターンは前記アレイのカラム方向に沿っては互いに交互になっておらず、前記カラム方向に沿って隣り合ったリムは、互いにある距離だけ離れており、前記リムは、前記アレイのカラム方向に沿って隣り合った主要形状パターンの間の前記距離の全体にわたって延在していることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  63. 請求項59に記載の方法であって、更に、前記アレイのカラム方向に沿って隣り合うリムの間に複数のサイドローブ抑制パターンを形成する過程を有していることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  64. 請求項59に記載の方法であって、更に、前記カラム方向に沿って隣り合ったリムの間に複数のサイドローブ抑制パターンを形成する過程を有し、個々のサイドローブ抑制パターンは前記アレイのカラム方向に沿って隣り合うリムの間にあり、前記個々のサイドローブ抑制パターンは、前記個々のサイドローブ抑制パターンの何れかの側のリムによって与えられる回転に対して約170°から約190°だけ異なる位相の回転を光の波長に与えるように構成されることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  65. 請求項64に記載の方法において、前記アレイのカラム方向に沿って隣り合うリムは、互いにある距離だけ離れており、前記個々のサイドローブ抑制パターンは、前記アレイのカラム方向に沿って隣り合ったリムの間の前記距離全体にわたって延在するように形成されることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  66. 請求項64に記載の方法において、前記アレイのカラム方向に沿って隣り合うリムは、互いにある距離だけ離れており、前記個々のサイドローブ抑制パターンは、前記アレイのカラム方向に沿って隣り合ったリムの間の前記距離全体にわたっては延在しないように形成されることを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
  67. 請求項59に記載の方法において、前記第1及び第2リムは前記アレイのロウ方向にそっては形成されないことを特徴とする照射パターンツールを形成する方法。
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