JP2006500044A - 少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガム - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガムに関する。
本発明によれば、少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガムは、例えば軟化剤などを加える前に、改善された食感を示す。あらゆる予測および開示された先行技術に反して、生分解性チューインガムポリマーを組み合わせれば、例えばガムベースあるいは最終ガムにおいて所望のチューインガム食感特性が実際に得られた。

Description

本発明は、少なくとも2種の異なる生分解性ポリエステルポリマーを含有するチューインガムに関する。
軟化剤はチューインガムに用いられるエラストマーの食感を調整するために普通に用いられる小分子構造体である。軟化剤を生分解性ポリマーに適用しようとすると、大量に使用しすぎると所望の食感になる前にポリマーを溶かしてしまうという問題がある。
本発明の目的は、食感を調節する際、チューインガム構造全体を溶解することなしに所望の食感を示すチューインガムを提供することである。
本発明のさらなる目的は、従来のチューインガムと同等の食感を有する完全に生分解性のチューインガムを得ることである。
従来技術では、チューインガムのガラス転移温度に重点が置かれてきた。生分解性のチューインガムを取り扱うときは殊更である。
ガラス転移温度Tgはポリマーの性質に顕著な変化が起きる温度として大まかに定義できる。Tgはポリマー構造が、加熱すると「ゴム状」に、冷却すると「ガラス状」に変わる温度である。Tgはいわゆる二次転移、すなわち熱容量の変化は伴うが、潜熱を有しない熱転移と見なすことができる。
チューインガム業界の従来技術によれば、たとえば特許文献1および特許文献2に開示されているようにチューインガムのガラス転移温度が約37℃を下回るようにするために、多大の努力がなされてきた。言い換えると、チューインガムユーザーがチューインガムを咀嚼したり、口の中で事実上暖めたときにチューインガムの状態がガラス転移温度より低い温度からガラス転移温度より高い温度に変化できるようにすべきである。
一方、チューインガム一般に適用されることであり、たとえば特許文献3に開示されていることであるが、チューインガムのガラス転移温度は通常予測される貯蔵温度、すなわち10℃〜12℃より著しく低くすべきではない。この理由のために、ブロッキングを抑えるために、起こりうる上昇を和らげるための著しい努力がなされてきた。そのような輸送温度および貯蔵温度は費用効率が悪いといわれている。そのような温度は、ある地域への輸送あるいはある地域からの輸送の際には事実上実現不可能な場合もある。したがって、特許文献3には、冷時の流動が起きると別々のガムベースのペレットまたはスラブが結合したり融合したりして個々のスラブまたはペレットをコンテナまたはカートンから引き離すことができなくなると明記されている。ペレット化した、あるいはスラブ状に注型したガムベースはガラス転移温度以上の温度で貯蔵、輸送すると型崩れする可能性がある。重力の影響で、これらのスラブまたはペレットは、他のペレットまたはスラブと塊になったり、凝集したりする。
かかる要求は特許文献1および特許文献2のいずれにも反映されており、それら文献中には比較的ガラス転移温度の高い単一のポリマーを含有する生分解性チューインガムが開示されている。
しかし、従来技術の生分解性チューインガムの欠点は、その生分解性エラストマーのポリマーが本来的に従来のエラストマーとは違う挙動をするということにある。従来技術では、これらの性質の違いを、得られるチューインガムのガラス転移温度を、望ましい性質を与えると期待される約37℃以下の温度に厳密に保つことに焦点を当てて対処してきた。
しかし、上述したようなチューインガムの欠点は最終的に得られる食感が従来のチューインガムとは異なることがあるいうことである。
WO00/19837 米国特許第5,672,367号 米国特許第5,523,098号 米国特許第6,153,231号 WO00/25598
本発明の目的は従来のチューインガムと同等の食感を示す生分解性チューインガムを得ることである。
本発明の他の目的は、通常の流通条件または少なくとも実質的に従来のチューインガムの流通条件で実際に運送、配布でき、かつチューインガムにしたときに許容される食感を示す生分解性チューインガムを提供することである。
本発明は、少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガムに関するものであり、ここで該生分解性ポリマーの少なくとも1種はポリエステルポリマーを含む。
本発明によれば、少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガムは、例えば軟化剤の添加前に改善された食感を示す。色々な予想や先行技術の開示に反して、たとえばガムベースまたは最終的なガム中の生分解性チューインガムポリマーを混ぜ合わせた時点で所望のチューインガムの食感特性が実際に得られる可能性があることが分かった。
生分解性ポリマーを実際に、例えば少なくとも1種の生分解性エラストマーと少なくとも1種の生分解性合成樹脂代替物とで、適当なポリマーガムベースに配合することができるという事実が、完全に生分解性のチューインガムを提供できる可能性を促進するのである。
本発明の一実施形態によれば、チューインガムは、一定のあるいはある所望の放出プロフィールを長時間にわたって可能にするために、異なる複数種の生分解性ポリマーを含有するのが好ましい。
本発明の一実施形態によれば、生分解性ポリマーをベースにして作ったチューインガムは、従来のベースで作られたチューインガムの場合に比べて、香料、活性成分または例えば甘味料の放出特性が改良されるということが分かった。具体的には、異なる複数種の生分解性ポリマーを用いた結果、典型的には、完全咀嚼状態において従来のチューインガムと比べて、非常に異なる放出特性が得られることがはっきりした。
さらに、本発明によれば、所望の放出プロフィールを得るために、異なる放出プロフィールをある程度実際にうまく設定することが可能であることが明らかとなった。
本発明の一実施形態においては、前記の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種は、少なくとも1種の生分解性エラストマーを含んでおり、前記の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種は、少なくとも1種の生分解性エラストマー可塑剤を含有しており、この生分解性可塑剤は少なくとも1種の生分解性ポリマーを含有する。
本発明の好ましい実施形態によれば、生分解性ポリマー可塑剤を、べとつきのなさ(non-tack)を達成しつつ、エラストマーと組み合わせることが実際に可能であることが分かった。さらに、生分解性の可塑剤をチューインガムまたはガムベースに混入することによって改良された食感が得られることが分かった。
さらに重要なチューインガムの特性も従来の生分解性の単一または2元のエラストマー系に比べて向上する。
エラストマー可塑剤の用語は当技術分野ではしばしば機能的に合成樹脂または天然樹脂のことを指す。したがって、本発明を記述するのに使用する用語によれば、特定の名称を付された種類の樹脂について言及するのでない限り、樹脂という用語は広くエラストマーの可塑化機能のことを指す場合がある。
本発明の一実施形態においては、前記の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種は、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造されたポリエステルを含んでいる。
本発明の好ましい一実施形態によれば、ポリマーのうち少なくとも1種は、少なくとも1種のアルコールと少なくとも1種の酸との反応により製造される。このタイプのポリマーはチューインガムまたはガムベースに使用する場合、加工の面でも最終的に得られる食感の面でも優れた特性を示す。
本発明の一実施形態において、前記アルコール誘導体はアルコールのエステルを含んでいる。
アルコール誘導体の例としてはトリアセチン、グリセリンパルミチン酸エステル、グリセリンセバシン酸エステル、グリセリンアジピン酸エステル、トリプロピオニンなどが含まれるがこれらに限定されない。たとえばモノヒドロキシアルコールを使用して末端封鎖を行ってもよいが通常はポリオールの誘導体が好ましい。
本発明の実施形態において、前記酸誘導体はカルボン酸エステル、カルボン酸無水物またはカルボン酸ハロゲン化物を含む。
多官能性の酸のエステルのエステル交換を含むポリ縮合が、しばしば好ましい方法である。例えば、テレフタル酸のジメチルエステルをテレフタル酸自体の替わりとして使用することができる。その場合、水ではなくてメタノールが脱離するが、メタノールの方が水よりも容易に追い出すことができる。
本発明の一実施形態においては、前記酸誘導体には酸のメチルエステルが含まれる。
本発明の一実施形態においては、前記アルコールまたはその誘導体にはポリオールが含まれる。
ポリオールすなわち多価アルコールを使用するいくつかの機能の一つは、モノマー鎖の枝分かれをもたらすことである。
本発明の一実施形態においては、前記酸またはその誘導体には多官能性カルボン酸が含まれる。
本発明の一実施形態においては、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と、少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により生成される、前記の少なくとも1種の生分解性ポリマーは、1.1〜20、好ましくは1.3〜12のPDを有する。
本発明の好ましい一実施形態によれば、特に弾性度が高いことが望ましいエラストマーに関しては、PDは、比較的高い範囲にある。PDは多分散性を指す。本明細書においては、PDは分子量を考慮して調節してもよいことに留意すべきである。ポリマーの分子量Mnが比較的低いことは比較的PDが大きいことで相殺され、逆もまた成り立つ。
本発明の一実施形態においては、前記の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種は少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られるポリエステルを含む。
本発明の好ましい一実施形態によれば、少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルは、普通その重合は開環を伴うので全くか、あるいは少ししか芳香族基を含有しない。したがって、そのようなポリマーは通常は脂肪族であり、加水分解し易い結合を持っており、生分解性の度合いが大きい。
本発明の一実施形態においては、少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルの少なくとも一部は乳酸、グリコール酸などのα−ヒドロキシ酸に由来する
本発明の一実施形態によれば、使用するポリエステルポリマーのうち少なくとも1種は、乳酸、グリコール酸などのα−ヒドロキシ酸に由来する。得られたエステル結合は、その化学構造故に、非常に加水分解し易く、これら酸は天然の代謝産物なので、そのエステルは多種多様な酵素分解機構、人体、動物体、バクテリアの影響を受け易い。
本発明の一実施形態においては、少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られた前記ポリエステルは、少なくとも一部はα−ヒドロキシ酸に由来しており、得られたポリエステルは少なくとも20モル%のα−ヒドロキシ酸単位、好ましくは少なくとも50モル%のα−ヒドロキシ酸単位、最も好ましくは少なくとも80モル%α−ヒドロキシ酸単位を含む。
本発明の好ましい一実施形態によれば、チューインガムは、α−ヒドロキシ酸、たとえば乳酸単位を90モル%以上含むエラストマーの可塑剤を含む。
本発明の一実施形態においては、少なくとも2種以上の環状エステルは、グリコリド、ラクチド、ラクトン、環状カーボネートまたはそれらの混合物よりなる群から選ばれる。
本発明の一実施形態においては、ラクトンモノマーはε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、γ−ブチロラクトン、およびβ−プロピオラクトンよりなる群から選ばれる。これには、2個の置換基が同一炭素原子に付いた化合物を含めて、カルボニル以外の環中の炭素原子において1個または複数のアルキルまたはアリール置換基で置換された、ε−カプロラクトン誘導体、δ−バレロラクトン誘導体、γ−ブチロラクトン誘導体、またはβ−プロピオラクトン誘導体が含まれる。
本発明の一実施形態においては、カーボネートモノマーはトリメチレンカーボネート、5−アルキル−1,3−ジオキサン−2−オン、5,5−ジアルキル−1,3−ジオキサン−2−オン、5−アルキル−5−アルキルオキシカルボニル−1,3−ジオキサン−2−オン、エチレンカーボネート、3−エチル−3ヒドロキシメチルプロピレンカーボネート、トリメチロールプロパンモノカーボネート、4,6−ジメチル−1,3−プロピレンカーボネート、2,2−ジメチルトリメチレンカーボネート、および1,3−ジオキセパン−2−オンおよびそれらの混合物よりなる群から選ばれる。
本発明の一実施形態においては、環状エステルモノマーの重合によって得られる環状エステルのポリマーおよびそのコポリマーは、限定するものではないが以下のものを含む:ポリ(L−ラクチド);ポリ(D−ラクチド);ポリ(D、L−ラクチド);ポリ(メソ ラクチド);ポリ(グリコリド);ポリ(トリメチレンカーボネート);ポリ(ε−カプロラクトン);ポリ(L−ラクチド−co−D、L−ラクチド);ポリ(L−ラクチド−co−メソ−ラクチド);ポリ(L−ラクチド−co−グリコリド);ポリ(L−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート);ポリ(L−ラクチド−co−ε−カプロラクトン);ポリ(D、L−ラクチド−co−メソ−ラクチド);ポリ(D、L−ラクチド−co−グリコリド);ポリ(D、L−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート);ポリ(D、L−ラクチド−co−ε−カプロラクトン);ポリ(メソ−ラクチド−co−グリコリド);ポリ(メソ−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート);ポリ(メソ−ラクチド−co−ε−カプロラクトン);ポリ(グリコリド−coトリメチレンカーボネート);ポリ(グリコリド−co−ε−カプロラクトン)。
本発明の一実施形態においては少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルはPDが1.1〜15であり、1.3〜9が好ましい。
本発明の好ましい一実施形態によれば、特に弾性度が高いことが望ましいエラストマーに関しては、PDは、比較的高い範囲にある。本明細書においては、PDは分子量を考慮して調節してもよいことに留意すべきである。比較的ポリマーの分子量Mnが低いことは比較的PDが大きいことで相殺されるし、その逆もまた成り立つ。
本発明の一実施形態においては、前記生分解性エラストマーのうち少なくとも1種は、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と、少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造された前記ポリエステルを含んでいる。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造されたポリエステルは、たとえば着香料などのチューインガム成分の長期の放出に関して優れた放出性を持っている。
本発明の一実施形態においては、前記エラストマーはテレフタル酸、フタル酸、アジピン酸またはそれらの組合せから選択された少なくとも1種の酸と、ジエチレンジオールおよび1,4−ブチレンジオールまたはそれらの組合せから選択された少なくとも1種のアルコールとの反応により生成される。
本発明の一実施形態においては、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により生成される前記の少なくとも1種の生分解性エラストマーの分子量は10000〜250000g/モル(Mn)であり、20000〜150000g/モル(Mn)が好ましい。
本発明の一実施形態においては、前記生分解性エラストマー可塑剤の少なくとも1種は、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造された前記ポリエステルを含む。
本発明の一実施形態においては、前記樹脂は、テレフタル酸、コハク酸、マロン酸およびアジピン酸またはその組合せから選択された少なくとも1種の酸とエチレンジオール、ジエチレンジオールまたは1,4−ブチレンジオールおよびその組合せから選択された少なくとも1種のアルコールとの反応により生成される。
本発明の一実施形態においては、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造された前記の少なくとも1種の生分解性エラストマー可塑剤は、分子量が500〜19000g/モル(Mn)であり、1500〜9000g/モル(Mn)が好ましい。
本発明の一実施形態においては、前記生分解性エラストマーのうち少なくとも1種は少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルを含む。
本発明の一実施形態においては、前記生分解性エラストマーの分子量は10000〜1000000g/モル(Mn)の範囲にあり、30000〜250000g/モル(Mn)の範囲が好ましい。
本発明の一実施形態においては、前記生分解性エラストマー可塑剤のうち少なくとも1種は、少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルを含んでいる。
本発明の一実施形態においては、前記チューインガムは、少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られた前記ポリエステル少なくとも1種を含む少なくとも1種のエラストマー可塑剤、および少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造された前記ポリエステル少なくとも1種を含む少なくとも1種のエラストマーを含む。
2つのタイプのポリマーを一緒に混合することの利点は、エラストマー可塑剤として使用される生分解性ポリマーによる高度な分解性が、添加する軟化剤などに対する強さ、食感、放出性および加工性に関する生分解性エラストマーの好都合な特性と結び合わされることである。
本発明の一実施形態においては、少なくとも2種の異なるポリマーは親水性である。
ポリマーの親水性挙動の程度はポリマーによって非常に著しく異なることに留意されたい。しかし、生分解性ポリマーは従来のポリマーよりも親水性であるのが一般的である。
典型的な生分解性ポリマーは比較的親水性である。
本発明の一実施形態においては、その少なくとも2種の異なるポリマー間の分子量の差は少なくともMnで1000g/モルである。
本発明の好ましい一実施形態によれば、所望の食感特性を得るためには、使用される異なるポリマーの各分子量は、ある程度、好ましくは少なくとも1000g/モル(Mn)異なるべきである。分子量が近すぎると、可塑化されるポリマーに対する可塑化ポリマーの可塑化効果は明らかに減少する。
使用する生分解性ポリマー間の分子量の差が比較的大きい場合、食感およびたとえばチューインガムの放出の両方の面で調整できる大きな可能性が得られた。
従来技術によれば、生分解性チューインガムの分野で従来のチューインガムの食感特性と同程度の食感特性を持ったチューインガムを提供するためのいくつかの試みがなされてきた。たとえば特許文献4によって、生分解性エラストマーをベースとして作られるチューインガムは、好ましくは、従来の可塑剤によって生じる悩ましいべとつきを排除することによって、エラストマーをベースに作るべきであることが認識されてきた。本発明の一実施形態によれば、生分解性チューインガムの所望の食感は、もしある特性に関して、最終的なガムベースまたはチューインガムを混合した後でもポリエステルの特性が実質的に保持されるならば、生分解性ポリエステル可塑剤による生分解性ポリエステルエラストマーの可塑化によって有利に得られる。この捉え方は、本発明の一実施形態によれば、Tgに関しては特に重要である。そこで多成分系においても個々のポリエステルのTgが保持され、したがって冷時流動特性に関して所望の多機能性を有する多ポリマー系が得られることもあるということが確かめられた。こうして、たとえば2種の異なるポリエステルを混合してガムベースまたはチューインガムにする場合、両方のポリマーのTgは実質的に変わらないことが見い出された。
本発明の一実施形態においては、少なくとも2種の異なるポリマー間の分子量の差は少なくとも20000g/モル(Mn)、ないし少なくとも50000g/モル(Mn)である。
発明の一実施形態においては、前記生分解性可塑剤の分子量は500〜19000g/モルの範囲であり、1500〜9000g/モル(Mn)の範囲が好ましい。
本発明の一実施形態においては、前記の少なくとも2種の異なる各生分解性ポリマーは異なるガラス転移温度Tgを有している。
本発明の一実施形態によれば、異なるガラス転移温度を有する2種の生分解性ポリマーを使用すると、従来のチューインガムと同等の食感を有する生分解性チューインガムが得られることが分かった。換言すると、使用する生分解性ポリマーは、ガラス転移温度に関して少なくとも2つの異なる特性を持ったハイブリッドポリマーのガムベースまたはチューインガムを形成する。
本発明の一実施形態によれば、使用する生分解性ポリマーのうち少なくとも1種はガムベースまたは最終的なチューインガムの冷時流動を抑えるのに使用され、他のポリマーのうち少なくとも1種は食感に関する所望のチューインガム特性を得るのに使用することができる。
すなわち、本発明によれば、チューインガムに使用する生分解性ポリマーに関して期待される要求は、本発明によるポリマーをさらに使用すれば良好に満たされることが分かった。
したがって、本発明の一実施形態によれば、予期に反して、冷時流動に関して最終生成物の輸送を容易にするという重大な問題点さえ、少なくとも1種の安定化用生分解性ポリマー、たとえば比較的高ガラス転移温度の生分解性ポリマーを、安定化用ポリマーとは別のガラス転移温度の生分解性ポリマーとさらに混合するという手段で解決できる。典型的には、混合する少なくとも1種のさらなる生分解性ポリマーは、例えば比較的ガラス転移温度の低いエラストマーから選択してもよい。
さらに、本発明の一実施形態によれば、生分解性ポリマーは、ガムベースまたはチューインガム組成物に組み込むと従来のポリマーに比べて反応し易いことが分かり、また軟化剤に対する弱さは異なるガラス転移温度を有する少なくとも2種のポリマーの食感改良混合物を使用すると補償し得ることも分かった。したがって、単一Tgのポリマーブレンドのチューインガムに比べて食感が改良されるということから、構造を弱化する軟化剤に対する必要性は低くなる可能性がある。
本発明の一実施形態においては、前記の少なくとも2種の異なる各生分解性ポリマーは異なるガラス転移温度Tgを有する。
本発明によれば、使用する各生分解性ポリマーのうち少なくとも1種はガムベースまたは最終的なチューインガムの冷時流動を緩和するために使用してもよく、また他の少なくとも1種は食感に関して所望のチューインガム特性を得るために使用してもよい
流動性を緩和するために使用するポリマーのガラス転移温度は比較的高い方が好ましいのに対して、良い食感を提供するためのもう一方のポリマーは、ガラス転移温度が比較的低く、典型的には室温よりも実質的に低いのが好ましい。
本発明によれば、混合したチューインガムエラストマーおよびエラストマー溶媒が少なくとも2つのTgを含む場合に所望の食感特性が得られることが分かった。
本発明の一実施形態においては、使用する生分解性ポリマーの少なくとも1種、好ましくは可塑剤は、少なくとも+1℃、好ましくは少なくとも+10℃、さらに好ましくは少なくとも+20℃のガラス転移温度を有する。
本発明の一実施形態においては、少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種はガラス転移温度が0℃よりも低く、−30℃よりも低いのが好ましく、−50℃より低いのがさらに好ましい。
本発明の一実施形態において、得られるチューインガムは少なくとも2種の異なるガラス転移温度Tgを有する。
本発明の有利な一実施形態によれば、本発明に従って調製されたガムベースまたはチューインガムは、2つの異なるガラス転移温度を有し、そのため少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーは完全溶解によって完全には混じり合わず、少なくとも2種のポリマーの両方の特性を持ったポリマーの混合物の特徴を有するポリマー系の特徴を示す。かくて、得られるチューインガムの有利な特性がとりわけ食感に関して得られた。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、0℃より低いガラス転移温度Tgを有する少なくとも1種の生分解性エラストマーと、0℃を超えるガラス転移温度Tgを有する少なくとも1種の生分解性可塑剤とを含む。
本発明の一実施形態においては、前記チューインガムは、少なくとも1種の生分解性エラストマーをチューインガムの約0.5〜約70重量%の量で、少なくとも1種の生分解性可塑剤をチューインガムの約0.5〜約70重量%の量で、また軟化剤、甘味料、着香料、活性成分およびフィラーからなる群より選ばれた少なくとも1種のチューインガム成分をチューインガムの約2〜約80重量%の量で含む。
本発明の一実施形態においては、チューインガムに含有される生分解性ポリマーは全体で、チューインガムポリマーの少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%を占める。
本発明の一実施形態においては、チューインガムに含有される生分解性ポリマーは全体で、チューインガムポリマーの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%を占める。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、実質的に非生分解性ポリマーを含有しない。
チューインガムは非生分解性ポリマーを含有しないことが好ましい。
本発明の一実施形態においては、前記チューインガム成分は香料を含む。
本発明の一実施形態においては、前記チューインガムは香料をチューインガムの全重量に基づき0.01〜約30重量%の量で、好ましくは前記チューインガムは香料をチューインガムの全重量に基づき0.2〜約4重量%の量で含む。
本発明の一実施形態においては、前記チューインガム成分は甘味料を含む。
本発明の一実施形態においては、チューインガムはバルク甘味料をチューインガムの約5〜約95重量%、さらに典型的にはチューインガムの約20〜約80重量%の量で含む。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、高度甘味料をチューインガムの約0〜約3重量%、さらに典型的にはチューインガムの約0.05〜約0.5重量%の量で含む。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、少なくとも1種の軟化剤をチューインガムの約0〜約18重量%、さらに典型的にはチューインガムの約0〜約12重量%の量で含む。
本発明の一実施形態においては、前記チューインガム成分は活性成分を含む。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、フィラーをチューインガムの約0〜約50重量%、好ましくはチューインガム約10〜約40重量%の量で含む。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは、少なくとも1種の着色料を含む。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは外部コーティングでコーティングされる。
本発明の一実施形態によれば、前記チューインガムは従来のチューインガムポリマーおよび/またはエラストマー可塑剤を含む。
本発明の一実施形態によれば、前記の少なくとも1種の生分解性ポリマーはチューインガムポリマーの少なくとも5%を占める。
以下に図面を参照して本発明について説明する。
別途指定しない限り、本明細書においては「分子量」は数平均分子量(Mn)を意味する。略号PDは多分散性を表す。
ガラス転移温度はたとえば示差走査熱量計(DSC:Differential scanning calorimetry)によって測定することができる。DSCは一般にポリマーの熱転移の測定および研究に適用することができ、具体的にはこの技術は物質の二次転移、すなわち熱容量の変化を伴うが、潜熱を持たない熱転移の測定に適用することができる。ガラス転移は二次転移である。
一般的に、詳細な説明中の以下の例において2種の異なるタイプのポリマーをポリエステルタイプlおよびポリエステルタイプ2と表すことがある。ポリエステルタイプ1は一般に少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造されたポリエステルを表す。このタイプのポリエステルポリマーのさらなる規格は本明細書および特許請求の範囲で与えられる。ポリエステルタイプ2は一般に少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られたポリエステルポリマーを表す。このタイプのポリエステルポリマーのさらなる規格は本明細書および特許請求の範囲で与えられる。
本出願においては、環境分解性または生分解性ポリマー化合物という用語は、チューインガムが捨てられた後、物理的、化学的および/または生物学的分解を行うことができ、それによって、捨てられたチューインガムのカスが捨てられた場所から容易にはがすことができるようになる、あるいはもはやチューインガムの残骸であるとは認識できないような塊または粒にまで崩壊するようなチューインガムベース成分を指す。そういった分解性ポリマーの分解または崩壊は、温度、光、水分などの物理的因子、pH変化またはポリマーを分解できる酵素の作用によって引き起こされる加水分解などの化学的因子によってもたらされる、あるいは引き起こされる。他の有用な実施形態においては、ガムベースのポリマー成分はすべて環境分解性または生分解性ポリマーである。
究極の分解生成物は、二酸化炭素、メタンおよび水であるのが好ましい。
本発明による生分解性の好ましい定義によれば、生分解性とは、自然環境に曝されたり、生体内に置かれたりすると、酵素的または微生物的プロセスで反応し、しばしば加水分解などの純粋に化学的なプロセスと組み合わされて、より単純な化合物を、そして究極的には二酸化炭素、窒素酸化物、メタン、水を形成するような、ある種の有機分子の性質である。
したがって、本発明のガムベースに使用できる環境分解性または生分解性チューインガムベースポリマーの適当な追加例には、分解性のポリエステル、ポリ(エステル−カーボネート)、ポリカーボネート、ポリエステルアミド、ポリペプチド、ポリリジンなどのアミノ酸のホモポリマーや、たとえばゼイン加水分解物を含めたタンパク質加水分解物などのそれらの誘導体を含めたタンパク質が含まれる。特に有用なこのタイプの化合物には1種または複数の環状エステルたとえばラクチド、グリコリド、トリメチレンカーボネート、δ−バレロラクトン、β−プロピオラクトンおよびε−カプロラクトンの重合によって得られるポリエステルポリマー、ならびに鎖状ポリ酸とポリオールの混合物たとえば、アジピン酸とジエチレングリコールの重縮合によって得られるポリエステルが含まれる。6−ヒドロキシカプロン酸などのヒドロキシカルボン酸もポリエステルを形成するのに使用することができ、またはそれらはポリ酸およびポリオールの混合物と合わせて使用してもよい。そのような分解性ポリマーは、ホモポリマーであってもよく、グラフトポリマーおよびブロックポリマーを含めたコポリマーまたはターポリマーであってもよい。
ポリエステルタイプ2 樹脂の調製
ガラス製攪拌シャフトおよびテフロン(登録商標)製攪拌羽根および底部抜き出し口を備えた円筒状のガラス製の、ジャケット付きの10Lパイロット反応器を使用して樹脂サンプルを生成する。130℃で一定に保持したシリコンオイルを外部ジャケットに通して循環して反応器内容物を加熱する。ε−カプロラクトン(358.87g、3.145モル)および1,2プロピレングリコール(79.87g、1.050モル)を触媒としてのオクチル酸第一錫(1.79g、4.42×10−3モル)と共に反応器に仕込み、130℃で約30分間反応した。次いで溶融したD,L−ラクチド(4.877kg、33.84モル)を加え、反応を約2時間継続した。終了後、底部抜き出し口を開けて、溶融したポリマーをテフロン(登録商標)で裏打ちした缶に抜き出す。
生成物の分析の結果は以下の通りである。:M=6,000g/モルおよびM=7,000g/モル(オンラインMALLS検出器付きゲルパーミュエーションクロマトグラフィー)、T=25〜30℃(DSC(示差走査熱量計)、加熱速度10℃/分)
ポリエステルタイプ1 樹脂の調製
投入式攪拌機、窒素ガス導入管、温度計、およびメタノール除去のための蒸留ヘッドを装着した500mL樹脂製釜を使用して樹脂(エラストマー溶媒)サンプルを生成する。その釜に126.22g(0.65モル)のテレフタル酸ジメチル、51.15g(0.35.モル)のコハク酸ジメチルエステル、64.27g(1.036モル)のエチレングリコールおよび0.6gの酢酸カルシウム一水和物を仕込む。窒素雰囲気で、混合物を攪拌しながらゆっくりとすべての成分が溶融するまで(120〜140℃)加熱する。加熱と攪拌を続けながらメタノールを連続的に蒸留する。温度を150〜200℃の範囲でメタノールの発生がやむまでゆっくりと上げる。加熱を停止し、内容物を約100℃まで放冷する。反応器の蓋をはずし、溶融したポリマーを注意深く受け容器に注ぐ。
生成物の分析の結果は以下の通りである:M=5,000g/モルおよびM=10,000g/モル(オンラインMALLS検出器付きゲルパーミュエーションクロマトグラフィー)、T=−30℃(DSC、加熱速度10℃/分)。
ポリエステルタイプ2 エラストマーの調製
乾燥したN雰囲気のグローブボックス中で以下のようにしてエラストマーサンプルを合成する。投入式機械式攪拌機付きの500mLの樹脂製ビーカーに、乾燥Nガスでパージしながら0.73gの1,2−プロパンジオール(22.0%(w/v)塩化メチレン溶液3.3mL)、および0.152gのSn(Oct)(4.27%(w/v)塩化メチレン溶液3.56mL)を仕込む。15分間Nパージして塩化メチレンを蒸発させる。次いでε−カプロラクトン(300g、2.63モル)、およびδ−バレロラクトン(215g、2.15モル)を加える。その樹脂製のビーカーを130℃で一定温度にしたオイルバスに浸漬し、14時間攪拌した。次にそのビーカーをオイルバスから出し、室温で放冷する。固体の、弾性生成物をナイフで小出しし、プラスチック製容器に入れる。
生成物の分析の結果は以下の通りである。:M=60,000g/モルおよびM=90,000g/モル(オンラインMALLS検出器付きゲルパーミュエーションクロマトグラフィー)、T=−70℃(DSC、加熱速度10℃/分)
ポリエステルタイプ1 エラストマーの調製
投入式攪拌機、窒素ガス導入管、温度計、およびメタノール除去のための蒸留ヘッドを装着した500mL樹脂釜を使用してエラストマーサンプルを生成する。その釜に83.50g(0.43モル)のテレフタル酸ジメチル、99.29g(0.57モル)のアジピン酸ジメチルエステル、106.60g(1.005モル)のジエチレングリコールおよび0.6gの酢酸カルシウム一水和物を仕込む。窒素雰囲気で、混合物を攪拌しながらゆっくりとすべての成分が溶融するまで(120〜140℃)加熱する。加熱と攪拌を続けながらメタノールを連続的に蒸留する。温度を150〜200℃の範囲でメタノールの発生がやむまでゆっくりと上げる。加熱を停止し、内容物を約100℃まで放冷する。反応器の蓋をはずし、溶融したポリマーを注意深く受け容器に注ぐ。
生成物の分析の結果は以下の通りである。:M=40,000g/モルおよびMw=190,000g/モル(オンラインMALLS検出器付きゲルパーミュエーションクロマトグラフィー)、T=−30℃(DSC、加熱速度10℃/分)
ポリエステルタイプ1に関する実施例2および実施例4に関して、このタイプのポリマーは、一般的に本発明の範囲内で2官能性、3官能性または多官能性アルコールまたはそれらのエステルと2官能性、3官能性または多官能性の脂肪族または芳香族カルボン酸またはそれらのエステルとのステップ成長重合によって調製する。同様に、ヒドロキシ酸または多官能性カルボン酸の酸無水物および酸ハロゲン化物もモノマーとして使用できる。重合は直接ポリエステル化またはトランスエステル化を含み、触媒を用いてもよい。分岐したモノマーを使用するとポリエステルポリマーの結晶性が低下する。鎖中の非類似モノマー単位を混合しても結晶性が低下する。反応および生成ポリマーの分子量を調節するために、単官能性アルコールまたは単官能性酸を加えることにより、および/または酸基とアルコール基またはどちらかの誘導体を化学量論的に不均衡な割合で使用することにより、ポリマー鎖を停止することが可能である。また長鎖脂肪族カルボン酸または芳香族モノカルボン酸の添加をポリマーの分岐度の調節に使用したり、逆に分岐を作るために多価モノマーを使用することもできる。さらに、重合に引き続き単官能性化合物を遊離のヒドロキシルおよびカルボキシル基の末端処理のために使用してもよい。
一般的に、多官能性カルボン酸は重縮合反応媒体に非常に限られた溶解度しかない高融点の固体である。この限界を克服するために、多官能性カルボン酸のエステルまたは無水物を使用することがよくある。カルボン酸または無水物を含む重縮合は縮合物として水を生成するが、水を留去するには高温を必要とする。したがって多官能性酸のエステルのトランスエステル化を伴う重縮合が好ましい方法であることがしばしばある。たとえば、テレフタル酸の酸そのものの替わりにテレフタル酸のジメチルエステルを使用してもよい。この場合、水ではなくてメタノールが縮合し、メタノールは水よりも容易に留去できる。通常、反応はバルク(無溶媒)で行い、副生成物を除去し、反応を完結させるために高温度および真空が使用される。エステルまたは無水物に加えて、ある環境ではカルボン酸のハロゲン化物も使用してよい。
通常、ポリエステルタイプ1の調製には、好ましい多官能性カルボン酸またはその誘導体は、飽和または不飽和の脂肪族または芳香族のいずれかで2〜100個の炭素原子、より好ましくは4〜18個の炭素原子を含む。ポリエステルタイプ1の重合において、そのままあるいはその誘導体として使用することのできるカルボン酸の適用可能な例としては、蓚酸、マロン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、グルタル酸、グルタミン酸、アジピン酸、グルカル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、ドデカン二酸、などのような脂肪族多官能性カルボン酸、およびシクロプロパンジカルボン酸、シクロブタンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などのような環状脂肪族多官能性カルボン酸、およびテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ナフタレン1,4−ジカルボン酸、ナフタレン2,3−ジカルボン酸、ナフタレン2,6−ジカルボン酸もしくは類似物のような芳香族多官能性カルボン酸が含まれる。説明のためであって、限定するものではないが、カルボン酸誘導体のいくつかの例には、3−ヒドロキシプロピオン酸および6−ヒドロキシカプロン酸のようなヒドロキシ酸、および酸無水物、酸ハロゲン化物または酸のエステル、たとえば既に述べた酸に対応するジメチルエステルまたはジエチルエステルが含まれる。既に述べた酸に対応するジメチルエステルまたはジエチルエステルとはジメチルまたはジエチルの蓚酸エステル、マロン酸エステル、コハク酸エステル、フマル酸エステル、マレイン酸エステル、グルタル酸エステル、アジピン酸エステル、ピメリン酸エステル、スベリン酸エステル、アザライン酸エステル、セバシン酸エステル、ドデカン二酸エステル、テレフタレート、イソフタル酸エステル、フタル酸エステルなどのエステルを意味する。一般的にいって、沸点の高いアルコールの方が沸点の低いアルコールよりも除去するのが困難であるということからメチルエステルの方がエチルエステルよりも好ましいことがある。
さらに、通常好ましい多官能性アルコールはたとえばポリグリコールおよびポリグリセリンのように2〜100個の炭素原子を含む。ポリエステルタイプ1の重合方法において、適用できるアルコールのいくつかの例には、そのものでもその誘導体を使用してもよいが、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトールなどのようなポリオールが含まれる。アルコール誘導体のいくつかの例としてはトリアセチン、グリセリンパルミチン酸エステル、グリセリンセバシン酸エステル、グリセリンアジピン酸エステル、トリプロピオニンなどが含まれるが、これらに限定されない。
さらに、ポリエステルタイプ1の重合に関して時々使われる鎖停止剤は単官能化合物である。1〜20個の炭素原子を含むモノヒドロキシアルコールまたは2〜26個の炭素原子を含むモノカルボン酸が好ましい。一般的な例は中鎖または長鎖の脂肪族アルコールまたは酸であり、具体例としてはメタノール、エタノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタノール、等およびラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ステアリルアルコール等のモノヒドロキシアルコールならびに酢酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキドン酸、セロチン酸、ドデシレン酸(dodecylenic)、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エルカ酸、安息香酸、ナフチル酸および置換ナフチル酸、1−メチル−2ナフチル酸および2−イソプロピル−1−ナフチル酸等のモノカルボン酸が含まれる。
典型的には、ポリエステルタイプ1の重合には酸触媒またはエステル交換触媒が使用され、その非限定的な例は金属触媒、たとえばマンガン、亜鉛、カルシウム、コバルトまたはマグネシウムの酢酸塩、酸化アンチモン(III)、酸化ゲルマニウム、ハロゲン化ゲルマニウムおよびテトラアルコキシゲルマニウム、チタニウムアルコキシド、亜鉛塩またはアルミニウム塩である。
ポリエステルタイプ2に関する実施例1および実施例3に関して、このタイプのポリマーは一般的に1種または複数の環状エステルの開環重合によって得られ、その環状エステルにはグリコリド、ラクチド、ラクトンおよびカーボネートが含まれる。重合工程はオクチル酸第一錫をその非限定的な例とする金属触媒のような、少なくとも1種の適当な触媒の存在下に行ってもよく、重合工程はポリオール、ポリアミンまたは複数のヒドロキシルまたは他の反応性基およびその混合物を持った他の分子のような開始剤によって開始することができる。
ガムベースの調製
ガムベースはすべて以下の基本処方で調製する。
Figure 2006500044
ガムベースは以下のようにして調製する:
たとえば水平においたZ型翼などの混合手段を備えた混合釜に、エラストマーおよび樹脂を加える。釜は約60〜80℃で15分間予熱しておく。混合物全体が均一になるまで混合物を10〜20分間混合する。
この混合物を平皿に取り出し、取り出し温度である60〜80℃から室温まで放冷する。
チューインガムの調製
チューインガム処方はすべて次の基本処方で調製する。
ペパーミント:
成分 重量パーセント
ガムベース 32
ソルビトール 43.8
Lycasin 3
ペパーミント油 1.5
メントール結晶 0.5
アスパルテーム 0.1
アセスルファム 0.1
キシリトール 6
軟化剤 6
乳化剤 2
フィラー 5
また軟化剤、乳化剤およびフィラーをガムベース調製の一部としてポリマーに加えてもよい。
Figure 2006500044
チューインガム製品を以下のようにして調製する:
混合手段、たとえば水平においたZ型翼などを備えた混合釜に、ガムベースを加える。釜は約60〜80℃で15分間予熱しておき、あるいは、ガムベースを調製した後ただちに同じ混合機中で、ガムベースおよび釜の温度が約60〜80℃である間にチューインガムを1ステップで作る。
ソルビトールの1/2部分をガムベースと一緒に加えて、3分間混合する。次いでペパーミントおよびメントールを釜に加えて1分間混合する。ソルビトールの残り半分を加えてl分間混合する。軟化剤をゆっくり加えて7分間混合する。次いでアスパルテームおよびアセスルファムを釜に加えて3分間混合する。キシリトールを加えて3分間混合する。次いで得られたガム混合物を抜き出し、たとえば40〜48℃の温度で平皿に移す。それからこのガムを巻き取り、コア、棒、球、立方体、ほか所望の形状、に刻み、場合によっては包装前に引き続きコーティングおよび磨きプロセスを行う。
明らかに、本発明の範囲内で、チューインガム生成工程において他のプロセスおよび成分を使用してもよい。異なる成分のバリエーションをリストし、以下で説明する。
本発明によるチューインガムは、着色料を含有してもよい。本発明の一実施形態によれば、チューインガムはFD&C−タイプの色素およびレーキ、果実および野菜抽出物、二酸化チタンおよびそれらの混合物などの着色料および白化剤を含有させることができる。さらに有用なチューインガムベース成分には酸化防止剤、たとえばブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピルおよびトコフェロール類、ならびに保存料が含まれる。
本発明の一実施形態においては、チューインガムは軟化剤をチューインガムの約0〜約18重量%、より典型的にはチューインガムの約0〜約12重量%の量で含む。
本発明に従って、チューインガムおよびガムベースに軟化剤/乳化剤を加えてもよい。
ガムベース配合物は、本発明に従って、1種または複数の軟化剤、たとえば、参照として本明細書に組み込まれる特許文献5に開示されているものを含めた蔗糖ポリエステル、獣脂、水素化獣脂、水素化植物油および部分水素化植物油、ココアバター、脱油ココア粉末、グリセリンモノステアリン酸エステル、グリセリントリアセテート、レシチン、モノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリド、アセチル化モノグリセリド、脂肪酸(たとえばステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸およびリノール酸)、およびその組合せを含む。本願の特許請求の範囲および明細書において「軟化剤」という用語はガムベースまたはチューインガム配合物を柔らかくする成分を表し、ワックス、油脂、オイル、乳化剤、界面活性剤、および可溶化剤を包含する。
ガムベースをさらに柔らかくし、提供するガムベースに好ましい滑らかな表面を与える水結合特性を提供し、粘着性を減じるために、通常1種または複数の界面活性剤を、典型的にはガムベースの0〜18重量%、好ましくは0〜12重量%の量で組成物に添加する。可食性の脂肪酸のモノグリセリドおよびジグリセリド、可食性脂肪酸のモノグリセリドおよびジグリセリドの乳酸エステルおよび酢酸エステル、アセチル化モノグリセリド、アセチル化ジグリセリド、可食性脂肪酸の糖エステル、ステアリン酸Na、ステアリン酸K、ステアリン酸Mg、ステアリン酸Ca、レシチン、ヒドロキシル化レシチンおよび類似物が、チューインガムベースに添加することのできる、従来使用されてきた乳化剤の例である。下記に定義する生物学的にまたは薬剤として有効な成分が存在する場合には、配合物は、活性成分を分散かつ放出するためにある特定の乳化剤および/または可溶化剤を含有してもよい。
馴染みを調整するため、およびチューインガムベースを柔らかくするために、チューインガムベースを調製する際、習慣的にワックスが使用される。本発明に関しては、習慣的に使用され、適当なタイプのワックスはどれでも、たとえば米糠、ポリエチレンワックス、石油ワックス(精製パラフィンおよび微結晶ワックス)、パラフィン、蜜蝋、カルナウバロウ、キャンデリラワックスなどが使用できる。本発明の一実施形態においては、ガムベースはワックスなしである。
本発明の一実施形態においては、チューインガムはフィラーを含む。
チューインガムベースの配合物は、所望であれば、例として、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸ナトリウム、普通炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、カオリンおよび粘土などのケイ酸塩化合物、酸化アルミニウム、酸化珪素、タルク、酸化チタン、モノカルシウムリン酸、ジカルシウムリン酸、トリカルシウムリン酸、木などのセルローズポリマーおよびその組合せなどの1種または複数のフィラー/食感改良材を含有してもよい。
本発明の一実施形態において、チューインガムはフィラーをチューインガムの約0〜約50重量%、より典型的にはチューインガムの約10〜約40重量%の量で含む。
本明細書においては、チューインガム成分は仕上がりチューインガム製品に所望の特性を付与するために、たとえばバルク甘味料、高度甘味料、香料、軟化剤、乳化剤、着色料、結合剤、酸味料、フィラー、酸化防止料および薬剤としてまたは生物学的に活性な物質などの他の成分を含有していてもよい。
適当なバルク甘味料には糖および非糖甘味成分が共に含まれる。バルク甘味料は典型的にはチューインガムの約5〜約95重量%、さらに典型的には約20〜約80重量%、たとえばガムの30〜60重量%を構成する。
有用な糖甘味料は、これらに限定されるものではないが、以下のものを含むチューインガムの技術分野で共通に知られている成分を含む糖類である:蔗糖、ブドウ糖、マルトース、デキストリン、トレハロース、D−タガトース、乾燥転化糖、フラクトース、レブロース、ガラクトース、固形コーンシロップなどの単独または組合せ。
ソルビトールは非糖甘味料として使用できる。ほかの有用な非糖甘味料にはマンニトール、キシリトール、水素化澱粉加水分解物、マルチトール、イソマルトール、エリスリトール、ラクチトールなど、単独または組合せのような他の糖アルコールが含まれるが、これらに限定されるものではない。
高度人工甘味料も単独で用いてもよいし、または上記の甘味料と組合せで用いてもよい。好ましい高強度甘味料にはスクラロース、アスパルテーム、アセスルファムの塩、アリテーム、サッカリンおよびその塩、シクラミン酸およびその塩、グリチルリチン、ジヒドロカルコン、タウマチン、モネリン、ステリオサイド等の単独または組合せが含まれるがこれに限定されるものではない。甘みおよび香味感覚を長時間持続させるためには、カプセル化または他の方法で少なくとも人工甘味料の一部分の放出を調節するのが望ましいであろう。所望の放出特性を達成するために、湿式顆粒化、ワックス顆粒化、噴霧乾燥、噴霧冷却、流動床コーティング、コアセルベーション、イースト細胞中へのカプセル化およびファイバー押し出しのような技術を使うことができる。甘味料のカプセル化は樹脂状化合物などの別のチューインガム成分を使用しても行うことができる。
甘味料の使用レベルはかなり変動し、甘味料の強さ、放出速度、製品の所望の甘さ、使用する香味料のレベルおよびタイプならびにコスト判断といった要素に依存する。したがって、人工甘味料の有効レベルは約0.02〜約30重量%、好ましくは0.02〜約8重量%で変えられる。カプセル化のために担体が含まれる場合、カプセルに入れた甘味料の使用レベルは比例して高くなる。糖甘味料および/または非糖甘味料の組合せを本発明に従って加工するチューインガム配合物に使用することができる。さらに軟化剤が糖水溶液またはアルジトール溶液などの追加の甘みを提供するかもしれない。
低カロリーのガムが所望であれば、低カロリー充填剤を使用することができる。低カロリー充填剤の例にはポリデキストロース、ラフチロース(Raftilose)、ラフチリン(Raftilin)、フラクトオリゴ糖(NutraFlora(登録商標))、パラチノースオリゴ糖、グアーガム加水分解物(たとえばSunFibero(登録商標))または非消化性デキストリン(たとえばFibersol(登録商標))が含まれる。しかし、他の低カロリー充填剤も使うことができる。
本発明によるチューインガムは、アロマ剤および天然着香料および合成着香料を含めた香料を、たとえば天然の植物成分、精油、エッセンス、抽出物、酸を含む粉末、および味覚プロフィールに影響を与えることのできる他の物質の形態で含むことができる。液体および粉末化香料の例には、ココナッツ、コーヒー、チョコレート、バニラ、グレープフルーツ、オレンジ、ライム、メントール、甘草、カラメルアロマ、蜂蜜アロマ、ピーナッツ、クルミ、カシュー、ヘーゼルナッツ、アーモンド、パイナップル、イチゴ、ラズベリー、トロピカルフルーツ、サクランボ、シナモン、ペパーミント、ウィンターグリーン、スペアミント、ユーカリ、およびミント、リンゴ、ナシ、モモ、イチゴ、アプリコット、ラズベリー、サクランボ、パイナップル、およびプラムエッセンス等から採った果実エッセンスが含まれる。精油にはペパーミント、スペアミント、メントール、ユーカリ、丁字油、月桂樹油、アニス、タイム、ニオイヒバ油、ニクズク、および上述の果実油が含まれる。
チューインガムの香料としては、凍結乾燥した、好ましくは粉末、スライスまたは小片またはその組合せの形態の天然の香料を用いることができる。粒径は、最長辺で計算して3mm未満、2mm未満またはより好ましくは1mm未満でよい。天然の香料は、粒子サイズが約3μm〜2mm、たとえば4μm〜1mmの形態でよい。好ましい天然の香料には、果実たとえばイチゴ、ブラックベリーおよびラズベリーの種が含まれる。
混合フルーツ香味などの様々な合成香料も、このチューインガムの中心に使用することができる。上に示したように、アロマ剤は従来使用されてきたよりも少ない量で使用してもよい。アロマ剤および/または香料は、使用するアロマおよび/または香味の所望の強度に応じて、最終製品の0.01〜約30重量%の量で使用することができる。好ましくは、アロマ/香料の含有率は全組成物の0.2〜3重量%の範囲である。
本発明の一実施形態においては、香料は、天然香料および合成香料を、たとえば天然の植物成分、精油、エッセンス、抽出物、酸を含む粉末、および味覚プロフィールに影響を与えることのできる他の物質の形態で含む。
本発明によるチューインガムに含ませることのできるさらなるチューインガム成分には、特に薬学的または生物学的な活性成分が存在する場合に、界面活性剤および/または可溶化剤が含まれる。本発明によるチューインガム組成物において可溶化剤として使用される界面活性剤のタイプの例としては、H.P.Fiedler、Lexikon der Hilfstoffe fur Pharmacie、KosmetikおよびAngrenzende、Gebiete、page63−64(1981)および各国の承認済乳化剤リストを参照されたい。アニオン、カチオン、両性または非イオンの可溶化剤を使用することができる。適当な可溶化剤にはレシチン、ポリオキシエチレンステアリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸塩、可食性脂肪酸のモノおよびジグリセリドのモノおよびジアセチル酒石酸エステル、可食性脂肪酸のモノおよびジグリセリドのクエン酸エステル、脂肪酸の蔗糖エステル、脂肪酸のポリグリセリンエステル、エステル交換したひまし油酸のポリグリセリンエステル(E476)、ステアロイルラチリン酸(stearoyllatylate)ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよび脂肪酸のソルビタンエステル、ならびに水素化ひまし油のポリオキシエチル化物(たとえばCREMOPHORの商品名で販売されている製品)、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのブロックコポリマー(たとえばPLURONICおよびPOLOXAMERの商品名で販売されている製品)、ポリオキシエチレン脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸のソルビタンエステルおよびポリオキシエチレンステラリン(steraric)酸エステル
特に好適な可溶化剤はポリオキシエチレンステアリン酸エステル、たとえばポリオキシエチレン(8)ステアリン酸エステルおよびポリオキシエチレン(40)ステアリン酸エステル、商品名TWEENで売られているポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、たとえばTWEEN20(モノラウリン酸エステル)、TWEEN80(モノオレイン酸エステル)、TWEEN40(モノパルミチン酸エステル)、TWEEN60(モノステアリン酸エステル)もしくはTWEEN65(トリステアリン酸エステル)、可食性脂肪酸のモノおよびジグリセリドのモノおよびジアセチル酒石酸エステル、可食性脂肪酸のモノおよびジグリセリドのクエン酸エステル、ステアロイルラチル酸(stearoyllatylate)ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチル化した水素化カスターオイル、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとポリオキシエチレン脂肪族アルコールエーテルとのブロック共重合体である。可溶化剤は単一の化合物でも数種の化合物の組合せでもよい。活性成分の存在下では、チューインガムは本技術分野で知られているキャリアも含むのが好ましい。
一実施形態において、本発明によるチューインガムは薬学的、美容的または生物学的な活性物質を含む。そのような活性物質の例の包括的なリストはたとえば、WO00/25598、(参照として本明細書に組み込まれる)、には薬物、補助食品、消毒剤、pH調整剤、抗喫煙剤および過酸化水素や咀嚼中に尿素を放出することのできる化合物のような口腔および歯の手当または治療のための物質が含まれている。消毒剤の形態における有用な活性成分の例にはグアニジンおよびビグアニジンの塩および誘導体(たとえばクロルヘキシジンジアセテート)および限定的な水溶解度を持つ以下のタイプの物質:第4級アンモニウム化合物(たとえばセラミン(ceramine)、クロロキシレノール、クリスタルバイオレット、クロラミン)、アルデヒド(たとえばパラホルムアルデヒド)、デクアリン(dequaline)誘導体、ポリノキシリン(polynoxyline)、フェノール(たとえばチモール、p−クロロフェノール、クレゾール)、ヘキサクロロフェン、サリチル酸アニリド化合物、トリクロサン、ハロゲン(ヨウ素、ヨードフォア、クロロアミン、ジクロロシアヌル酸塩)、アルコール(3,4ジクロロベンジルアルコール、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、フェニルエタノール)、Martindale、The Extra Pharmacopoeia、28 the dition、page547−578も参照;金属塩、錯体および水に対して限られた溶解度を持つ化合物、たとえばアルミニウム塩(たとえば硫酸アルミニウムカリウムAlK(SO、12H0)およびホウ素、バリウム、ストロンチウム、鉄、カルシウム、亜鉛、(酢酸亜鉛、塩化亜鉛、グルコン酸亜鉛)、銅(塩化銅、硫酸銅)、鉛、銀、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、リチウム、モリブデン、バナジウムの塩、錯体および化合物;口および歯の手入れのための他の組成物:たとえばフッ素を含む塩、錯体および化合物(フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、アミノフルオライド類、フッ化第一錫等)、リン酸塩、炭酸塩およびセレンは含まれるべきである。さらなる活性物質はJ.Dent.Res.Vol.28No.2、page160−171、1949に見ることができる。
口腔内のpH調整剤の形態における活性物質の例には酸、たとえばアジピン酸、コハク酸、フマル酸、もしくはそれらの塩またはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸、酢酸、乳酸、リン酸およびグルタル酸の塩ならびに許容される塩基たとえばナトリウム、カリウム、アンモニウム、マグネシウムまたはカルシウム、特にマグネシウムおよびカルシウムの炭酸塩、炭酸水素塩、リン酸塩、硫酸塩または酸化物が含まれる。
活性成分は以下に述べる化合物またはその誘導体を含有していてもよいが、これらに限定されるものではない:アセトアミノフェン、アセチルサリチルシレ(salicylsyre)、ブプレノルフィン、ブロムヘキシン、セルコキシブ(Celcoxib)、コデイン、ジフェンヒドラミン、ジクロフェナク、エトリコキシブ、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、ルミラコキシブ、モルヒネ、ナプロキセン、オキシコドン、パレコキシブ、ピロキシカム、プソイドエフェドリン、ロフェコキシブ、テノキシカム、トラマドール、バルデコキシブ、炭酸カルシウム(Calciumcarbonat)、マガルドラート、ジスルフィラム、ブプロピオン、ニコチン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、クロトリマゾール、エリスロマイシン、テトラサイクリン、グラニセトロン、オンダンセトロン、プロメタジン、トロピセトロン、ブロムフェニラミン、セテリジン(Ceterizin)、レコセテリジン(LecoCeterizin)、クロルシクリジン、クロルフェニラミン、クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、ドキシラミン、フェノフェナジン(Fenofenadin)、グアイフェネシン、ロラタジン(Loratidin)、デスロラタジン(des−Loratidin)、フェニルトロキサミン、プロメタジン(Promethazin)、ピリダミン(Pyridamine)、テルフェナジン(Terfenadin)、トロキセルチン、メチルドーパ、メチルフェニデート、塩化ベンザルコニウム(Benzalcon.Chloride)、塩化ベンゼトニウム(Benzeth.Chloride)、塩化セチルピリジニウム(cetylpyrid.Chloride)、クロルヘキシジン、エカベトナトリウム、ハロペリドール、アロプリノール、コルチニン(Colchinine)、テオフィリン、プロパノーロール(propanolol)、プレドニソロン、プレドニソン、フッ化物、尿素、ミコナゾール、アクトット(Actot)、グリベンクラミド、グリピジド、メトフォルミン、ミグリトール、レパグリニド、ロシグリタゾン、アポモルフィン、シアリス、シルデナフィル、バルデナフィル、ジフェノキシレート、シメチコン、シメチジン、ファモチジン、ラニチジン、ラチニジン(Ratinidine)、セトリジン(cetrizin)、ロラタジン、アスピリン、ベンゾカイン、デキストロメトルファン、エフェドリン、フェニルプロパノールアミン、プソイドエフェドリン、シサプリド、ドンペリドン、メトクロプラミド、アシクロビル、ジオクチルスルフォサック(dioctylsulfosucc.)、フェノールフタレイン、アルモトリプタン、エレトリプタン、エルゴタミン、ミゲア(Migea)、ナラトリプタン、リザトリプタン、スマトリプタン、ゾルミトリプタン、アルミニウム塩類、カルシウム塩類、鉄塩類、銀塩類、亜鉛塩e、アンフォテリシンB、クロルヘキシジン、ミコナゾール、トリアムシノロンアセトニド、メラトニン、フェノバルビタール、カフェイン、ベンゾジアゼピン、ヒドロキシジン、メプロバメート、フェノチアジン、ブクリジン(Buclizine)、ブロメタジン、シナリジン、シクリジン、ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドリネート、ブフロメジル、アンフェタミン、カフェイン、エフェドリン、オルリスタット、フェニルエフェドリン(Phenylephedrine)、フェニルプロパノールアミン、プソイドエフェドリン、シブトラミン、ケトコナゾール、ニトログリセリン、ニスタチン、プロゲステロン、テストステロン、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ピロカルピン、アルミニウムアミノアセテート、シメチジン、エソメプラゾール、ファモチジン、ランソプラゾール、酸化マグネシウム、ニザチド(Nizatide)および/またはラチニジン(ratinidine)。
一般的に、本発明によって調製されるチューインガムおよびガムベースは生分解性ポリマーだけをベースにするのが好ましい。しかし、本発明の範囲内でさらに従来のチューインガムエラストマーまたはエラストマー可塑剤を使用してもよい。したがって、
本発明の一実施形態においては、少なくとも1種の生分解性ポリマーはチューインガムポリマーの少なくとも5%〜少なくとも90%を占め、その際ポリマーの残りは一般的に非生分解性とみなされるポリマー、たとえば天然樹脂、合成樹脂および/または合成エラストマーを含む。
本発明によるチューインガムは外部コーティングを備えていてもよい。適用できる硬質コーティングは糖コーティングおよび無糖コーティングおよびそれらの組合せを含む群から選ぶことができる。硬質コーティングはたとえばソルビトール、マルチトール、マンニトール、キシリトール、エリトリトール、ラクチトールおよびイソマルトおよびそれらの変性物からなる群から選ばれたポリオールを50〜100重量%含むことができる。本発明の一実施形態において、外部コーティングは、可食性のフィルム形成剤およびワックスからなる群から選ばれた少なくとも1種の成分を含む可食性フィルムである。フィルム形成剤はたとえばセルローズ誘導体、変成澱粉、デキストリン、ゼラチン、シェラック、アラビアガム、ゼイン、ベジタブルゴム、合成ポリマーおよびそれらの任意の組合せを含む群から選ぶことができる。本発明の一実施形態においては外部コーティングは、結合剤、吸湿成分、フィルム形成剤、分散剤、固着防止成分、バルキング剤、香味剤、着色剤、薬学的または美容的活性成分、脂質成分、ワックス成分、糖、酸および分解性ポリマーの摂食後の分解加速剤を含む群成分から選ばれた少なくとも1種の添加物を含む。
本発明のさらなる実施形態においては、外部コーティングは軟質コーティングである。軟質コーティングは無糖コーティング剤を含むことができる。
純粋なポリエステルタイプ2のポリマーのブレンドをベースとするガムベースを含むチューインガム2001を、実施例6で調製し記載したポリエステルタイプ1とポリエステルタイプ2の混合物であるポリマー2007をベースとするガムベースを含むチューインガム2007と比較して試験するために実験を設定した。
ガムの中心を咀嚼マシン(CF Jansson)で咀嚼した。咀嚼周波数は1Hz、pH緩衝液を唾液として使用して、温度を37℃とした。咀嚼時間は60秒に設定した。咀嚼後、咀嚼カスをTA Instruments製のタイプAR1000のレオメータを使用して測定した。37℃の温度で線形粘弾性領域内の応力で平行プレートシステム(d=2.0cm、ハッチ付き)で振動測定を実施した。G’対剪断速度、およびG’、G”対周波数。
これらの測定の結果は図1(応力掃引)および図2(周波数掃引)で見ることができる。
図1より、ポリマーブレンドを含むチューインガム配合物の方が弾性率が大きい、つまりチューインガム2007の方がポリエステルタイプ2のポリマーのみを含んでいるチューインガム配合物2001に比べて食感特性が改良されていることを意味することが分かる。
図2は貯蔵弾性率G”および弾性率G’を共に示しており、G’とG”との交わりは高弾性の徴候であり、低い周波数で交わるということは高い周波数で交わるのに比べて弾性が高いということを意味している。ここでも2007は低い周波数で交わりが見いだされることとなる2001に比べて弾性が高いということが分かる。
上述のレオロジーの結果、異なるポリマーをうまく組み合わせて(ポリエステルタイプ1エラストマーおよびポリエステルタイプ2樹脂)作成したガムベースを含むチューインガムは、ポリエステルタイプ2のポリマーのみからなるガムベースを含むチューインガムに比べて、従来のガムベースおよびチューインガムに近い食感を有するということが確かめられる。
2種のチューインガムサンプル2001および2007をISO8598の標準に従って作られた試食ブースで3桁の乱数コードの付いた40mlの無味のプラスチックカップに入れて感覚回答者に渡して室温で試験した。試験サンプルはそれぞれ0〜0.30分(初期段階1)、0.30〜1分(初期段階2)、1〜1.30分(初期段階3)、1〜1.30分(中間段階l)、4〜4.30分(中間2)、4.30〜5分(中間段階3)、9〜9.30分、(最終段階1)、9.30〜10分(最終段階2)咀嚼した後に評価した。それぞれの試験サンプルの間に、回答者は3分の休憩を許された。各テストは繰り返し行った。
以下の食感パラメータを評価した:柔軟性、ジューシー感、ミント、清涼感、滑り感、甘み、苦み、弾性、およびボリューム感。これらのパラメータそれぞれについて、回答者は任意の0〜15の等級に従って評価を提供するように求められた。得られたデータはFIZZコンピュータプログラム(FrenchBioシステム)を使用して処理し、結果を図3、図4、および図5に示すように感覚プロフィールダイアグラムに変換した。すべての段階における試験したチューインガム間の主な相違は以下の通りである。
ポリエステルタイプ1とポリエステルタイプ2の混合物のポリマーを含むガムベースで調製されたチューインガムは、ポリエステルタイプ2のポリマーのみによるガムベースで調製した相当するチューインガムよりも、有意に高い弾性、大きなボリューム感および柔軟な食感を示した。3つのパラメータはすべて弾性、ボリューム感および柔軟性に欠けるポリエステルタイプ2によるチューインガムと比較して、よい方向に異なっている。
中間段階および最終試験段階においては、味覚パラメータにも大きな相違が見られ、ポリエステルタイプ1とポリエステルタイプ2との混合物によるチューインガムは有意に高いミント、清涼感および甘み感を示す。これは従来のチューインガムに比べて香味感の持続期間がいくらか短いポリエステルタイプ2の生分解性配合物に比べると重要な改善である。
ポリエステルタイプ1とポリエステルタイプ2の異なるブレンドの影響を測定するための実験を設定した(203〜210)。
したがって、以下の理論パラメータを実施例7で記載したようにレオメータを使用して測定した。ガムベース配合物はすべて応力掃引および周波数掃引で100℃で測定を実施した。
結果を図6および図7にまとめたが、実施例4に記載したようにエラストマーポリマーの量を増やすと、個々のガムベースの弾性の性質も大きくなることが分かる。図7から、どのガムベースもG’とG”の交差を示さないが、エラストマーの含有率が大きくなるとG’とG”が近づくという明らかな傾向を示していることが分かる。
少量のエラストマーを含むガムベース(203および204)のレオロジーは、エラストマー含有率の差が小さいので類似の曲線を示す。
表3において、いろいろな配合物を甘み、ミント、清涼感、ジューシー感、弾性、柔軟性1、柔軟性2、ボリュームおよび軋み感について回答者によって評価した。評価に使用した尺度は以下の通りである:1が最低評価点であり、5が最高の評価点である。
Figure 2006500044
表3から分かるように、異なるポリマーを異なる組合せで使用すると食感および香味を所望の特性に合わせることが可能である。ポリエステルタイプ1のエラストマーとポリエステルタイプ2の樹脂の組合せを変えると異なる食感および香味プロフィールが得られる。
プロフィールはポリエステル、タイプ1のエラストマーの量を増やすと弾性が高くなることを示している。さらに、弾性、柔軟性、ボリューム感および軋み感の全体的感覚的食感評価に基づいて、60%のポリエステルタイプ1のエラストマーと40%のポリエステルタイプ2の樹脂の組合せを使用すると最適食感プロフィールとなることが観察された。
本発明によるチューインガムのレオロジー特性を説明する図である。 本発明によるチューインガムのレオロジー特性を説明する図である。 本発明によるチューインガムの感覚食感プロフィールを説明する図である。 本発明によるチューインガムの感覚食感プロフィールを説明する図である。 本発明によるチューインガムの感覚食感プロフィールを説明する図である。 本発明によって作成された異なるガムベースの応力掃引および周波数掃引を説明する図である。 本発明によって作成された異なるガムベースの応力掃引および周波数掃引を説明する図である。

Claims (54)

  1. 少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガムであって、該生分解性ポリマーのうち少なくとも1種がポリエステルポリマーを含んでいることを特徴とするューインガム。
  2. 前記少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種が少なくとも1種の生分解性エラストマーを含んでおり、かつ前記少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種が少なくとも1種の生分解性エラストマー可塑剤を含んでおり、さらに該生分解性可塑剤が少なくとも1種の生分解性ポリマーを含んでいる請求項1に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  3. 前記少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種が、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造されたポリエステルを含んでいる請求項1または2に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  4. 前記アルコール誘導体がアルコールのエステルを含んでいる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  5. 前記酸誘導体がカルボン酸のエステル、無水物またはハロゲン化物を含んでいる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  6. 前記酸誘導体が酸のメチルエステルを含んでいる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  7. 前記アルコールまたはその誘導体がポリオールを含んでいる請求項1乃至6のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  8. 前記酸またはその誘導体が多官能性カルボン酸を含んでいる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  9. 少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造された前記少なくとも1種の生分解性ポリマーが1.1〜20、好ましくは1.3〜12のPDを有している請求項1乃至8のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  10. 前記少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種が、少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られるポリエステルを含んでいる請求項1乃至9のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  11. 少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルが少なくとも部分的に乳酸やグリコール酸などのα−ヒドロキシ酸に由来している請求項1乃至10のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  12. 少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルが少なくとも部分的にα−ヒドロキシ酸に由来しており、得られるポリエステルが少なくとも20モル%のα−ヒドロキシ酸単位、好ましくは少なくとも50モル%のα−ヒドロキシ酸単位、最も好ましくは少なくとも80モル%のα−ヒドロキシ酸単位を含んでいる請求項1乃至11のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  13. 前記の少なくとも2種の環状エステルがグリコリド類、ラクチド類、ラクトン類、環状カーボネート類またはそれらの混合物からなる群より選ばれたものである請求項1乃至12のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガム。
  14. ラクトンモノマーがε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、γ−ブチロラクトンおよびβ−プロピオラクトンからなる群より選ばれたものである請求項1乃至13のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガム。これには、2個の置換基が同一の炭素原子についている化合物も含めて、環上の任意の非カルボニル炭素原子において1個以上のアルキル置換基またはアリール置換基で置換された、ε−カプロラクトン類、δ−バレロラクトン類、γ−ブチロラクトン類、あるいはβ−プロピオラクトン類も含まれる。
  15. 前記カーボネートモノマーがトリメチレンカーボネート、5−アルキル−1,3−ジオキサン−2−オン、5,5−ジアルキル−1,3−ジオキサン−2−オン、5−アルキル−5−アルキルオキシカルボニル−1,3−ジオキサン−2−オン、エチレンカーボネート、3−エチル−3−ヒドロキシメチル、プロピレンカーボネート、トリメチロールプロパンモノカーボネート、4,6−ジメチル−1,3プロピレンカーボネート、2,2−ジメチルトリメチレンカーボネート、1,3−ジオキセパン−2−オンおよびそれらの混合物からなる群より選ばれたものである請求項1乃至14のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガム。
  16. 環状エステルモノマーの重合によって得られる環状エステルのポリマーおよびコポリマーが、ポリ(L−ラクチド)、ポリ(D−ラクチド)、ポリ(D、L−ラクチド)、ポリ(メソ−ラクチド);ポリ(グリコリド)、ポリ(トリメチレンカーボネート)、ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリ(L−ラクチド−co−D、L−ラクチド)、ポリ(L−ラクチド−co−メソ−ラクチド)、ポリ(L−ラクチド−co−グリコリド)、ポリ(L−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート)、ポリ(L−ラクチド−co−ε−カプロラクトン)、ポリ(D、L−ラクチド−co−メソ−ラクチド)、ポリ(D、Lラクチド−co−グリコリド)、ポリ(D、L−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート)、ポリ(D、L−ラクチド−co−ε−カプロラクトン)、ポリ(メソ−ラクチド−coグリコリド)、ポリ(メソ−ラクチド−co−トリメチレンカーボネート)、ポリ(メソ−ラクチド−co−ε−カプロラクトン)、ポリ(グリコリド−co−トリメチレンカーボネート)、ポリ(グリコリド−co−ε−カプロラクトン)を含む請求項1乃至15のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含有するチューインガム。
  17. 少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルが1.1〜15、好ましくは1.3〜9のPDを有している請求項1乃至16のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  18. 前記少なくとも1種の生分解性エラストマーのうち少なくとも1種が、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造された前記ポリエステルを含んでいる請求項1乃至17のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  19. 前記エラストマーが、テレフタル酸、フタル酸、アジピン酸、ピメリン酸またはそれらの組合せから選択された少なくとも1種の酸をジエチレンジオールおよび1,4−ブチレンジオールならびにそれらの組合せからなる群より選ばれた少なくとも1種のアルコールと反応させて製造される
    請求項18に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  20. 少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造された前記少なくとも1種の生分解性エラストマーが10000〜250000g/モル(Mn)、好ましくは20000〜150000g/モル(Mn)の分子量を有している請求項18または19に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  21. 前記生分解性エラストマー可塑剤のうち少なくとも1種が、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造される前記ポリエステルを含んでいる請求項1乃至20のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  22. 前記エラストマー可塑剤が、テレフタル酸、コハク酸、マロン酸、およびアジピン酸またはそれらの組合せから選択された少なくとも1種の酸をエチレンジオール、ジエチレンジオールおよび1,4−ブチレンジオールならびにそれらの組合せから選択された少なくとも1種のアルコールと反応させて製造されたものである請求項21に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  23. 少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造された前記少なくとも1種の生分解性エラストマー可塑剤が500〜19000g/モル(Mn)、好ましくは1500〜9000g/モル(Mn)の分子量を有している請求項21または22に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  24. 前記生分解性エラストマーのうち少なくとも1種が少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルを含んでいる請求項1乃至23のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  25. 少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られた前記ポリエステルの少なくとも1種を含んでいる前記生分解性エラストマーの分子量が10000〜1000000g/モル(Mn)の範囲内、好ましくは30000〜250000g/モル(Mn)の範囲内である請求項24に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  26. 前記生分解性エラストマー可塑剤の少なくとも1種が、少なくとも1種の環状エステルの重合によって得られる前記ポリエステルを含んでいる請求項1乃至25のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  27. 前記チューインガムが、少なくとも1種の環状エステルの重合により得られる前記ポリエステル少なくとも1種と、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体との反応により製造された前記ポリエステル少なくとも1種を含む少なくとも1種のエラストマーとを含む少なくとも1種のエラストマー可塑剤を含んでいる請求項1乃至26のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  28. 前記少なくとも2種の異なるポリマーが親水性である請求項1乃至27のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  29. 前記少なくとも2種の異なるポリマー間の分子量の差が少なくとも1000g/モルMnである請求項1乃至28のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  30. 前記少なくとも2種の異なるポリマー間の分子量の差が少なくとも20000g/モル、好ましくは少なくとも50000g/モルMnである請求項1乃至29のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  31. 少なくとも1種の環状エステルの重合により得られる前記ポリエステルの少なくとも1種を含む前記生分解性可塑剤の分子量が500〜19000g/モルの範囲内、好ましくは1500〜9000g/モルMnの範囲内である請求項1乃至30のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  32. 前記の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーが異なるガラス転移温度Tgを有している請求項1乃至31のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  33. 使用する生分解性ポリマーの少なくとも1種、好ましくは可塑剤が少なくとも+1℃、好ましくは少なくとも+10℃、そしてより好ましくは少なくとも+20℃のガラス転移温度を有している請求項1乃至32のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  34. 前記少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーのうち少なくとも1種が0℃未満、好ましくは−30℃未満、より好ましくは−50℃未満のガラス転移温度を有している請求項1乃至33のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  35. 少なくとも2つの異なるガラス転移温度Tgを有している請求項1乃至34のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  36. 0℃より低いガラス転移温度Tgを有する少なくとも1種の生分解性エラストマーと0℃を超えるガラス転移温度Tgを有する少なくとも1種の生分解性可塑剤とを含んでいる請求項1乃至35のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  37. 少なくとも1種の生分解性エラストマーを前記チューインガムの約0.5〜約70重量%の量で、少なくとも1種の生分解性可塑剤を前記チューインガムの約0.5〜約70重量%の量で、軟化剤、甘味料、香量、活性成分およびフィラーからなる群より選ばれた少なくとも1種のチューインガム成分をチューインガムの約2〜約80重量%の量で含んでいる請求項1乃至36のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  38. チューインガムに含有される生分解性ポリマーが全体で、チューインガムポリマーの少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%を占めている請求項1乃至37のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  39. チューインガムに含有される生分解性ポリマーが全体で、チューインガムポリマーの少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%を占めている請求項1乃至38のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  40. 実質的に非生分解性ポリマーを含有していない請求項1乃至39のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  41. 前記チューインガム成分が着香料を含んでいる請求項1乃至40のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  42. 香料を0.01〜約30重量%の量で含んでおり、該百分率がチューインガムの全重量基準であり、好ましくは0.2〜約4重量%であり、該百分率がチューインガムの全重量基準である請求項1乃至41のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  43. 前記チューインガム成分が甘味料を含んでいる請求項1乃至42のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  44. バルク甘味料をチューインガムの約5〜約95重量%、より典型的にはチューインガムの約20〜約80重量%の量で含んでいる請求項1乃至43のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  45. 高度甘味料をチューインガムの約0〜約3重量%、より典型的にはチューインガムの約0.05〜約0.5重量%の量で含んでいる請求項1乃至44のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  46. 少なくとも1種の軟化剤を、チューインガムの約0〜約18重量%、より典型的にはチューインガムの約0〜約12重量%の量で含んでいる請求項1乃至45のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  47. 前記チューインガム成分が活性成分を含んでいる請求項1乃至46のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  48. フィラーをチューインガムの約0〜約50重量%、好ましくはチューインガムの約10〜約40重量%の量で含んでいる請求項1乃至47のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  49. 少なくとも1種の着色量を含んでいる請求項1乃至48のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  50. 外部コーティングでコーティングされている請求項1乃至49のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  51. 前記チューインガムが、少なくとも1種の環状エステルの重合により得られた少なくとも1種の前記ポリエステルを含む少なくとも1種のエラストマーと、少なくとも1種のアルコールまたはその誘導体と少なくとも1種の酸またはその誘導体とから製造された前記ポリエステルの少なくとも1種を含む少なくとも1種のエラストマー可塑剤を含んでいる請求項1乃至50のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  52. 実質的にワックスを含有していない請求項1乃至51のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  53. ワックスを含有している請求項1乃至51のいずれか一項に記載の少なくとも2種の異なる生分解性ポリマーを含むチューインガム。
  54. ガムベースである請求項1乃至40のいずれか一項に記載のチューインガム。
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