JP2006351858A - 冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発熱体に密着されたヒートシンク5と、そのヒートシンク5の一端部から対向する他端部に向け平行に配置された複数の連続した板状の放熱フィン6と、その放熱フィン6の上部に接するように配置されたダクト4と、該放熱フィン6と該ダクト4で形成された空気通路に対向して配置された送風口7を有する送風機2とを備えた冷却装置において、前記連続して並べた放熱フィン6は、前記送風口7と対向している放熱フィン6の外側に位置する放熱フィン6の先端部を前記送風口7に対向している放熱フィン6の先端部より後方に位置させた。
【選択図】 図3
Description
このような状況の下、従来の冷却装置は次のように構成されていた。
さらに、扁平状のヒートパイプを設け、廃熱効率を向上させているものもある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、扁平状のヒートパイプを設ける場合であってもそのヒートパイプを受熱プレートに埋め込む必要があり、その加工にコストがかかるという問題がある。
したがって、ファンを追加して配置することなく、また、騒音やコストを増大させることなくヒートシンクの放熱効率を向上させることができるという効果が得られる。
図1は第1の実施例を示す冷却装置の斜視図である。
図1において、1は基板であり、パーソナルコンピュータ等に挿入する回路基板等である。
2はファンであり、冷却用の空気の流れを生成する送風機である。このファン2は軸流式、遠心式等のファンであり、基板1にファンブラケット3を介して固定されたものである。
4はダクトであり、ファン2で生成された空気の通路となるものである。このダクト4は図示しない螺子等で基板1に固着されている。
なお、ファン2はその送風口の高さとダクト4の高さが一致するようにファンブラケット3に固着されている。
図2は第1の実施例を示すダクトを外した冷却装置の斜視図である。
図2において、5はヒートシンクであり、基板1上の高発熱体に密着するように取り付けられた放熱板である。
このヒートシンク5は略矩形状であり、その一辺の近傍にはファン2が設けられ、そのファン2のヒートシンク5側には送風口7が設けられている。また、放熱フィン6はヒートシンク5のファン2が配置された側の一辺からそれに対向する一辺に向け直線状に平行して複数配置されている。
ファン2の送風口7から流出した空気はダクト4および放熱フィン6で形成された空気通路を通り、ヒートシンク5および放熱フィン6から放熱された熱を伴って空気通路の外部へ排出される。
図3において、9はデッドエリアであり、送風口7に対向しない領域である。このデッドエリア9は送風口7から排気された空気の全圧が送風口7に対向している部分より低い領域である。
放熱フィン6はヒートシンク5の全幅にわたり等間隔で平行して複数固着されているが、その放熱フィン6のファン2側の一端は送風口7の付近では送風口7の近傍に配置され、送風口7から遠ざかるに連れて送風口7に対して後方へずらすように配置されている。一方、放熱フィン6の他端はヒートシンク5の一辺に一致するように配置されている。
10はヒートシンクコーナ壁であり、ファン2が設けられたヒートシンク5の一辺の両端部に円弧状の壁を形成するものである。このヒートシンクコーナ壁10は放熱フィン6へ流入する空気の流れの乱れを防ぎ、ファン2が設けられたヒートシンク5の一辺の両端部の放熱フィン6へ流れる空気の流速を高めている。
図3において、ファン2を回転させると送風口7から空気が排出される。その送風口7から排出された空気は平行に配置された放熱フィン6で形成された側面とダクト4で形成された上面で構成される空気通路を送風口7から排出された空気がヒートシンク5の送風口7が設けられた一辺側(以下、「前方」という。)からそれに対向する一辺側(以下、「後方」という。)に向かって流れる。
したがって、送風口7近傍の空気通路では送風口7から排出された空気はヒートシンク5の後方まで流れるが、送風口7から離れた空気通路では送風口7から排出された空気は流れ難くなる。
このように送風口7付近の放熱フィン6前端部付近で発生する圧力抵抗に対して送風口7から遠ざかるに連れて送風口7に対してヒートシンク5の後方へずらすように配置された放熱フィン6前端部付近で発生する圧力抵抗を小さくすることにより、その空気は空気通路の後方まで到達することができヒートシンク5の放熱を促進させることができる。
したがって、ファンを追加して配置することなく、また、騒音やコストを増大させることなくヒートシンク5の放熱効率を向上させることができるという効果が得られる。
図5は本発明の第2の実施例を示す冷却装置の平面図である。
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5において、第1の実施例で説明した放熱フィン6を送風口7から遠ざかるに連れて長さをさらに短くして配置したものである。この放熱フィン6はヒートシンク5の全幅にわたり等間隔で平行して複数配置されているが、その放熱フィン6のファン2側の一端は送風口7の付近では送風口7の近傍に配置され、送風口7から遠ざかるに連れて送風口7に対して後方へずらすように配置されているのは第1の実施例と同様である。
上述した構成の作用について説明する。
図5において、送風口7の外側に位置する領域21では送風口7から排出された空気の全圧は小さく、その領域21の空気通路を流れる空気の全圧も小さい。また、その空気通路を流れる空気は空気通路の側面との摩擦等の圧力抵抗により圧力損失を発生させる。
したがって、送風口7から排気された空気は送風口7の外側に位置する領域21の空気通路を流れヒートシンク5の後方へ流出させることができるようになる。
2 ファン
3 ファンブラケット
4 ダクト
5 ヒートシンク
6 放熱フィン
7 送風口
8 冷却装置
9 デッドエリア
10 ヒートシンクコーナ壁
11 空気通路
Claims (4)
- 発熱体に密着されたヒートシンクと、そのヒートシンクの一端部から対向する他端部に向け平行に配置された複数の連続した板状の放熱フィンと、その放熱フィンの上部に接するように配置されたダクトと、該放熱フィンと該ダクトで形成された空気通路に対向して配置された送風口を有する送風機とを備えた冷却装置において、
前記連続して並べた放熱フィンは、前記送風口と対向している放熱フィンの外側に位置する放熱フィンの先端部を前記送風口に対向している放熱フィンの先端部より後方に位置させたことを特徴とする冷却装置。 - 請求項1の冷却装置において、
前記連続して並べた放熱フィンは、前記送風口と対向している放熱フィンの外側に位置する放熱フィンの先端部を前記送風口から外側になるにしたがって順次後方に位置させたことを特徴とする冷却装置。 - 請求項1または請求項2の冷却装置において、
前記ヒートシンクの前記送風口が設けられた一辺の両端部に円弧状の壁を設けたことを特徴とする冷却装置。 - 請求項1、請求項2または請求項3の冷却装置において、
前記連続して並べた放熱フィンは、前記送風口と対向している放熱フィンの外側に位置する放熱フィンの後端部を前記送風口に対向している放熱フィンの後端部より短くなるようにしたことを特徴とする冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005176520A JP2006351858A (ja) | 2005-06-16 | 2005-06-16 | 冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005176520A JP2006351858A (ja) | 2005-06-16 | 2005-06-16 | 冷却装置 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-06-16 JP JP2005176520A patent/JP2006351858A/ja active Pending
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