JP2006350040A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Tsunenori Yamamoto
恒典 山本
Katsumi Kondo
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Tetsutoyo Konno
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Abstract

【課題】
マイクロディスプレイをディスプレイパネルとして用いた投写型表示装置において、任意の色の低階調表示時に他の色の混ざりこみを防止して、あらゆる階調における色再現範囲を向上することである。
【解決手段】
本発明は、三原色光を放出する少なくとも一つの光源と、ディスプレイパネルと、そのディスプレイパネルを制御する制御回路と、光源から放出された光によりディスプレイパネルを照明する照明光学系と、ディスプレイパネルにより変調された光を投写する投写レンズとからなる投写型表示装置において、三原色光のうち少なくとも一色の照明光において映像信号に基づいて生成した制御信号により照明光量を変調すると同時に、映像信号に依存せずにディスプレイパネルのダイナミックレンジの上限を使うように変調する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロディスプレイパネルに表示した映像を拡大投影する投写型表示装置に関するものである。
従来の投写型表示装置について、以下に説明する。
テレビジョン向けにはこれまでCRT(Cathode Ray Tube) 方式の投写型表示装置が主流であったが、高精細テレビジョン放送の本格化に伴い、固定画素のマイクロディスプレイをディスプレイパネルとして用いた投写型表示装置が市場に浸透しつつある。マイクロディスプレイ方式の投写型表示装置の従来例としては、特許文献1に開示されている。その他本発明に関連する背景技術として特許文献2,特許文献3が挙げられる。
特開平8−304739号公報 特開2002−303931号公報 米国特許6678078
従来の投写型表示装置のように、ディスプレイパネルヘの照明光量を制御していない場合において、例えば青,緑の階調が0で赤の階調を任意に変調したときの色度特性は、赤の階調が低くなるにしたがって色純度が低下する。これは液晶パネルの階調が0、すなわち黒表示、であっても実際には僅かに光が投写されるためであり、主色の階調が低くなるにしたがってその影響が無視できなくなる。
あるいは特許文献2のように、液晶パネルヘの入射光量を白色光全体について制御したとしても、ディスプレイパネルヘの入射光量を最小にできるのは全ての色の階調が0、すなわち黒表示、の時だけである。黒表示時の漏れ光を低減することは可能であるが、例えば青,緑の階調が0で赤の階調を任意に変調したときの各ディスプレイパネルヘの入射光量は赤の階調に依存するため、赤を低階調表示した場合における緑及び青色光の混ざりこみを完全に防止することはできない。
本発明の目的は、マイクロディスプレイをディスプレイパネルとして用いた投写型表示装置において、任意の色の低階調表示時に他の色の混ざりこみを防止して、あらゆる階調における色再現範囲を向上することである。
本発明は、上記目的を達成するために、三原色光を放出する光源と、ディスプレイパネルと、ディスプレイパネルを制御する制御回路と、光源から放出された光によりディスプレイパネルを照明する照明光学部と、三原色光の各々の照明光量を変調する照明光量制御素子と、ディスプレイパネルにより変調された光を投写する投写レンズと、を有し、制御回路は、入力された映像信号に基づいてディスプレイパネルを制御する制御信号を生成し、照明光量制御素子は、三原色光のうち少なくとも一色の照明光において、制御信号に基づいて照明光量を変調し、且つ映像信号に依存せずにディスプレイパネルのダイナミックレンジの上限を用いて照明光量を変調する構成とする。
また、上記に加えて三原色光を赤,緑,青の各原色光に色分離する色分離光学部を有し、照明光量制御素子は、少なくとも三原色光のうちの一色の光路上において、色分離光学部により色分離された各色光がディスプレイパネルに入射する前に配置された構成とする。
また、三原色光を放出する光源と、液晶パネルと、液晶パネルを制御する制御回路と、光源から放出された光により液晶パネルを照明する照明光学部と、三原色光の各々の照明光量を変調する複数の照明光量制御素子と、液晶パネルにより変調された光を投写する投写レンズと、を有し、制御回路は、入力された映像信号に基づいて液晶パネルを制御する制御信号を生成し、照明光量制御素子は、三原色光を赤,緑,青の各色光に色分離し、色分離された各色光において、制御信号に基づいて照明光量を変調し、且つ映像信号に依存せずにディスプレイパネルのダイナミックレンジの上限を用いる構成とする。
また、上記に加えて、三原色の各色光が前記液晶パネルの互いに異なる部分を照明し、且つ時間とともにその照明位置をずらして照明するスクロール照明光学系を有する構成とする。
また、上記に加えて、光源は、三原色の各色毎の複数の発光ダイオードをアレイ状に配置された構成とする。
任意の色の低階調表示時に他の色の混ざりこみを防止することによりあらゆる階調における色再現範囲を向上することができるので原画像に忠実な色再現を実現可能な投写型表示装置を提供できる。
以下各実施例を図面を用いて説明する。
図1は実施例1の3板方式の投写型表示装置の模式図である。
本実施例の投写型表示装置は、少なくとも、光源101と、マルチレンズ102及び
103と偏光ビームスプリッタアレイ104とレンズ105及び106とを有する照明光学部と、ミラー107と、ダイクロイックミラー108及び110と、ミラー109,
111,112と、レンズ121,122と、クロスダイクロイックプリズム120と、投写レンズ113と、複数の照明光量制御素子117,118,119と、液晶パネル
114,115,116と、その照明光量制御素子117,118,119を制御信号
130により制御する制御回路131と、で構成される。
光源101から放出される三原色の白色光100はマルチレンズ102及び103と、偏光ビームスプリッタアレイ104により偏光変換される。
偏光変換された白色光100はレンズ105,106及びミラー107を介してダイクロイックミラー108に入射する。ダイクロイックミラー108により赤色光とシアン光に分離され、赤色光はミラー109によって反射されて照明光量制御素子117に入射する。シアン光はダイクロイックミラー110により緑色光と青色光に分離され、緑色光は照明光量制御素子118に入射する。
照明光学部は、光源から放出された光により液晶パネル114,115,116を照明する。
ダイクロイックミラー108及びダイクロイックミラー110が白色光を赤,緑,青の三原色の各色光に色分離する色分離光学部を構成している。
青色光はレンズ121,ミラー111,レンズ122,ミラー112を介して照明光量制御素子119に入射する。照明光量制御素子117,118,119を通過した赤色光,緑色光,青色光は、それぞれディスプレイパネルである液晶パネル114,115,
116に入射する。液晶パネル114,115,116としては、少なくとも高温ポリシリコンにより形成された薄膜半導体からなるトランジスタにより駆動される画素をマトリクス状に配置したアクティブマトリクス基板と、透明共通電極を備えた透明基板と、その2枚の基板により挟持されたツイストネマティック液晶層と、を有する透過型の液晶パネルを適用している。
また、液晶パネル114,115,116は両面に偏光板を備えている。液晶パネル
114,115,116により画像変調を受けた各赤色光,緑色光,青色光はクロスダイクロイックプリズム120によって色合成され、投写レンズ113により投写される。
液晶パネル114,115,116及び照明光量制御素子117,118,119は、入力された映像信号10に応じて制御回路131において生成された制御信号130により制御される。
照明光量制御素子117,118,119は、三原色光の各々の照明光量を変調し、少なくとも三原色の光のうち一色の光路上において、色分離光学部により色分離された各色光がディスプレイパネルである液晶パネル114,115,116に入射する前に配置される。
また照明光量制御素子117,118,119の具体的な構成例としては、透明電極を備えた2枚のガラス基板に挟持された液晶層から構成される液晶セルが挙げられる。
液晶セルの前後に偏光板を設けても良いが、入射側の偏光板はマルチレンズ102及び103と、偏光ビームスプリッタアレイ104からなる偏光変換光学系により予め入射光が偏光しているため省略可能であり、出射側の偏光板は液晶パネルの入射側に配置されている偏光板により代用可能であるので省略可能である。
ネマティック液晶をホモジニアス配向,ホメオトロピック配向、ないしはツイストネマティック配向させた液晶層を用いることができる。あるいは、強誘電性液晶セルを用いてもよい。ネマティック液晶をホモジニアス配向させたセルを用いる場合、液晶配向方向は入射偏光方向に対して45度方向としておく。
液晶層厚は入射光の波長領域に対して概ね2分の1波長相当のリターデーションとなるように設定しておく。
青色の照明光について説明する。ミラー107に反射された白色光100は、ダイクロイックミラー108によって赤色光とシアン光に分離される。シアン光はさらにダイクロイックミラー110により緑色光と青色光に分離される。青色光はレンズ121,122,ミラー111,112を介して照明光量制御素子119に入射する。
照明光量制御素子119に十分な電圧を印加した場合には、液晶層は概ねホメオトロピック配向となり、リターデーションは概ねゼロとなり、照明光量制御素子119に入射した偏光の偏光状態はほとんど変化せずに液晶パネル116に入射される。
一方、照明光量制御素子119への印加電圧が低い場合には、液晶層は概ねホモジニアス配向であり、リターデーションが概ね2分の1波長で、かつ液晶配向方向が入射偏光の偏光方向と45度であるために入射偏光の偏光方向は90°回転し、液晶パネル116の光源側の偏光板に吸収され、照明光は液晶パネル116の液晶層には入射しない。
このように照明光量制御素子119への印加電圧を制御することにより、入射光の液晶パネル116の光源側偏光板の透過率をアナログ的に変調することができる。赤色及び緑色の照明光に対応した照明光量制御素子117,118についても同様に作用する。
また、照明光量制御素子に入射する前の照明光の偏光方向と、液晶パネルの光源側の偏光板との関係を90度反転させておいてもよい。その場合には、照明光は照明光量制御素子への印加電圧が低い場合には液晶パネルの光源側の偏光板を透過し、印加電圧が高い場合には吸収される。
あるいはまた、照明光量制御素子117,118,119への印加電圧をデジタル的に制御することにより時間幅変調を行うことも可能である。時間幅変調を行う場合には、照明光量制御素子117,118,119の液晶層として強誘電性液晶層を適用すると、光学応答が1ms以下となり精密な制御を行えるため望ましい。
本発明を適用したことにより、液晶パネル114,115,116の照明光が入射する側に設けられた偏光板(以下入射側偏光板)における入射光の吸収量が従来方式に比べ増加する。従来は照明の偏光方向と入射側偏光板の透過軸は平行であったため、入射側偏光板での吸収は小さく発熱は抑制できた。
一方、本発明においては映像信号によっては照明光のほぼ全光量が入射側偏光板で吸収されることが起こり得る。吸収された光は熱に変換されるため、映像信号によっては入射側偏光板の温度が従来に比べ大幅に上昇してしまう可能性がある。したがって、本発明を適用した場合、入射側偏光板の耐熱性については十分な配慮が必要である。この間題を解決するための手段の一つとして入射側偏光板として反射/透過型の偏光板を適用する方法が挙げられる。
反射/透過型の偏光板の一例は金属ワイヤーグリッド方式の偏光板が挙げられる。具体的には透明基板上にフォトエッチングプロセスによりサブミクロン間隔で金属の紬線が形成された光学素子である。従来の投写型表示装置のように、自色光を波長によらず均一に制御、すなわち赤,緑,青毎に独立に液晶パネルヘの入射光量を制御していない場合において、例えば、青,緑の階調が0で赤の階調を任意に変調したときの色度特性は、赤の階調が低くなるにしたがって色純度が低下する。これは液晶パネルの階調が0、すなわち黒表示、であっても実際には僅かに光が投写されるため主色の階調が低くなるにしたがってその影響が無視できなくなる。あるいは従来の投写型表示装置のように、液晶パネルヘの入射光量を赤,緑,青毎に独立ではなく白色光全体について制御したとしても、液晶パネルヘの入射光量を最小にできるのは全ての色の階調が0、すなわち黒表示、の時だけである。
例えば、青,緑の階調が0で赤の階調を任意に変調したときの各液晶パネルへの入射光量は赤の階調に依存するため、赤を低階調表示した場合における緑及び青色光の混ざりこみを完全に防止することはできない。これに対し、本発明のように赤,緑,青毎に独立に液晶パネルヘの入射光量を制御した場合、上記の例においては階調が0の青及び緑の液晶パネルヘの入射光量を最小に絞り、赤の液晶パネルの階調に従って赤の液晶パネルヘの入射光量を制御する。緑及び青の液晶パネルヘの入射光量が最小であるため、例え赤を低階調表示した場合においても緑及び青色の光の混ざりこみが非常に少なく色純度の高い表示が可能である。本実施例においては、入射側偏光板は液晶パネルに張付けられている構成としたが、独立に設けても、照明光量制御素子に張付ける構成としてもよい。
本発明による効果の一つとして、液晶パネルの寿命を延ばす効果が挙げられる。
平均的な映像の明るさは自然画の場合約30%といわれている。白色光全体の照明光量を変調する場合、R,G,Bのうち最も明るい映像信号が照明光量を決定するため、映像の平均的な明るさが30%程度であっても照明光量を30%とすることはできない。
一方、R,G,Bの各色の照明光量を独立に変調した場合には、照明光量を映像の平均的な明るさと同等に低減でき、各液晶パネルヘの入射光量を白色光全体を変調した場合に比べてより低減することができる。
液晶パネルの寿命を決定する大きな要因の一つが照明光による光劣化である。
R,G,Bの各色の照明光量を独立に変調した場合には、照明光量を映像の平均的な明るさと同等に低減できるため、液晶パネルヘの照射光量を大幅に低減できる。映像の平均的な明るさが約30%であることを考慮すると、液晶パネルの光劣化による寿命を、照明光量をまったく変調しない場合に比べて3倍以上にできるという効果がある。
本実施例は主としてR,G,Bの各色毎に照明光の位相制御を行い液晶パネルヘの入射光量を独立に制御する構成について述べてきた。本実施例の変形として、例えば、照明光量制御素子119のみを設けて、Bの液晶パネル116の照明光量のみを変調する構成とすることが考えられる。R,G,Bの各色のうち液晶パネルの劣化に最も影響する光はB
(青色光)である。したがって、少なくとも映像信号に応じてBの液晶パネル116への照明光量を変調することは装置の寿命延長に非常に効果があるといえる。
もう一つの効果としては黒表示の着色防止効果が挙げられる。
透過型液晶パネルの液晶表示方式としては通常ツイストネマティック表示方式が適用される。本表示方式の一つの課題として挙げられるのは、液晶の屈折率異方性の波長分散が青側でより大きいために、R,G,Bの各液晶パネルに同じ駆動電圧をかけた場合においてもBの液晶パネルの残留位相差が最も大きく、Bの液晶パネルのコントラスト比が最も低い。したがって、黒表示をした場合青色に着色してしまう。本発明を適用することによりBの液晶パネルの実質的なコントラスト比を大幅に向上させることにより黒表示の着色を防止することができる。
次に、図2を用いて制御回路131の構成及び作用について説明する。
図2は、タイミング信号及び画像データ信号からなる映像信号190に基づきディスプレイパネルである液晶パネル114,115,116に表示する画像信号及び制御信号の生成、及び照明光量を制御する照明光量制御素子117,118,119の制御信号を生成する制御回路131のブロック図である。
制御回路131は少なくとも、赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色の映像信号における1画面のデータ内の最大値及び最小値を検出する回路部及び検出されたデータを保存しておくレジスタとにより構成される最大最小検出回路部191と、その最大最小検出回路部191において得られた結果に基づき、映像信号190を変換するためのパラメータの生成、及び照明光量を制御するパラメータを生成する制御信号生成部194と、その制御信号生成部194で生成された制御信号に基づき液晶パネル(R)114,(G)115,(B)116を制御する表示制御部195と、制御信号生成部194で生成された制御信号に基づき照明光量制御素子(R)117,(G)118,(B)119、を制御する照明光量制御部196の各ブロックの集積により構成されている。表示可能な最大階調をLoとし、ある画像について最大最小検出回路部191において得られたR,G,Bの各色毎の階調の最大値をそれぞれLRM,LGM,LBMとする。
制御信号生成部194においては、上記R,G,Bの各色毎の階調の最大値LRM,LGM,LBM、に基づき各画像信号の階調の変換倍率がLo/LRM,Lo/LGM,Lo/LBMで与えられる。
表示制御部195においては、制御信号生成部194で得られた階調の変換倍率に基づき、R画像については0階調からLRM階調までを0階調からLo階調に伸長するように変換する。同様にして、G画像については0階調からLGM階調までを0階調からLo階調、B画像については0階調からLBM階調までを0階調からLo階調に変換する。伸長変換であるので、足りないデータについては補間により求める。これらのデータ変換を行うことにより映像信号に依存せず液晶パネルのダイナミックレンジの上限を使って照明光量を変調することが可能となり、特に低階調表示におけるS/Nが向上する効果が得られる。
また、照明光量の低減倍率については、階調特性(γ特性)を考慮に入れ、制御信号生成部194において、例えば次のように決定する。輝度(I)と階調(L)との関係が、I=(L/Lo)γである場合について述べる。
ある画像について得られたR,G,Bの各色毎の階調の最大値をそれぞれLRM,LGM,LBMとすると、照明光量の低減倍率は、夫々、(LRM/Lo)γ,(LGM/Lo)γ,(LBM/Lo)γで与えられる。
上記照明光量の低減倍率に基づき照明光量制御部196において、照明光量制御素子
(R)117,(G)118,(B)119の制御信号を生成する。
図3は実施例2の投写型表示装置の模式図である。
実施例1との大きな相違点は、液晶パネル141,142,143として反射型の液晶パネルを適用している点である。
本実施例の投写型表示装置は、少なくとも、光源101と、マルチレンズ102及び
103と偏光ビームスプリッタアレイ104とレンズ105及び106からなる照明光学部と、ミラー107,ダイクロイックミラー135,136と、ミラー137と、偏光ビームスプリッター138,139,140と、クロスダイクロイックプリズム120と、投写レンズ113と、液晶パネル141,142,143と、照明光量制御素子117,118,119と、液晶パネル141,142,143及び照明光量制御素子117,
118,119を制御信号130により制御する制御回路131と、から構成される。
本実施例における照明光量制御素子117,118,119は実施例1のそれと同様である。
反射型の液晶パネル141,142,143の一例としては、液晶層にホメオトロピック配向のネマティック液晶を適用し、マトリクス状に形成した画素を駆動するアクティブマトリクス基板として単結晶シリコン基板を用いた方式が挙げられる。あるいは、液晶層としては強誘電性液晶層を適用しても良い。
本実施例における照明光量制御素子117,118,119の作用は以下の通りである。青色の照明光について説明する。
光源101を放出され、照明光学部を介して、ミラー107に反射された三原色光の白色光100は、ダイクロイックミラー135により赤色光とシアン光に分離され、シアン光はさらにダイクロイックミラー136により緑色光と青色光に分離される。分離された青色光は照明光量制御素子119に入射し、照明光量制御素子119の駆動状態によって決まる量の位相変調を受ける。照明光量制御素子119のリターデーションがほぼゼロで位相変調量が十分小さい場合には、偏光ビームスプリッター138の内部反射面で反射されて液晶パネル141に照明光が入射する。
一方、照明光量制御素子119のリターデーションが2分の1波長の場合、照明光量制御素子119により位相変調を受けた光は偏光ビームスプリッター138の内部反射面で反射されず透過し、液晶パネル141には照明光のほとんどが到達しない。このように照明光量制御素子119を制御することにより液晶パネル141に入射する照明光の光量を制御することができる。赤色及び緑色の照明光用の照明光量制御素子117,118についても同様に作用する。本発明を適用したことによって生じる課題として、照明光量制御素子117,118,119により位相変調を受けた入射光のうち液晶パネル141,
142,143に到達しない偏光成分が大幅に増大する点が挙げられる。
液晶パネル141,142,143に到達しない偏光成分は偏光ビームスプリッター
138,139,140の貼り合せ界面で反射されずに透過する。
図3中には図示されていないが、上記液晶パネル141,142,143に到達しない偏光成分が迷光とならないように吸収する部材を偏光ビームスプリッターの出射面に隣接して配置しておく必要がある。本構成をとらないと上記液晶パネル141,142,143に到達しない偏光成分が迷光となりコントラストを低下させてしまう。
図4は実施例3の投写型表示装置の模式図である。実施例2との大きな相違点は、液晶パネルとして単板カラー方式の液晶パネルを適用した点である。
本実施例の投写型表示装置は、少なくとも、光源101と、マルチレンズ102及び
103と偏光ビームスプリッタアレイ104とレンズ105,106とからなる照明光学部と、ダイクロイックミラー170,172とレンズ171,179とミラー180とからなる色分離光学部と、回転プリズム173,177,181とレンズ174,176,178,182とダイクロイックミラー183,184とミラー175とからなるスクロール照明光学系と、レンズ156と、偏光板157と、偏光ビームスプリッター158と、位相差板159と、液晶パネル160と、偏光板161と、投写レンズ113と、照明光量制御素子117,118,119と、液晶パネル160と照明光量制御素子117,118,119を制御信号130により制御する制御回路132から構成される。
本実施例における照明光量制御素子117,118,119は、実施例1,実施例2のそれと基本的には同様である。
照明光量の変調方式としてアナログ変調が必要な理由は、本実施例の液晶パネルの照明方法がスクロール照明光学系によるスクロール方式であることと関係している。光源101からレンズ106までの照明光学部からの三原色光である白色光は、ダイクロイックミラー170により赤色光とシアン光に分離され、シアン光はさらにダイクロイックミラー
172により緑色光と青色光に分離される。分離された三原色光はそれぞれ相対的に回転角度の異なる回転プリズム173,177,181により光路が変調される。つづいて三原色光はダイクロイックミラー183及び184により色合成されるが、各三原色光は液晶パネル160上においては異なった領域を照明し、時間とともにその照明位置をずらして照明する。また、各三原色光は同時に液晶パネル160を照明しているため、単板カラー方式ではあっても光利用効率は高い。
回転プリズム173,177,181は時間とともに回転しており、各三原色の照明光の液晶パネル160上における位置は時間とともにスクロールしていく。つまり、スクロール照明光学系は、各三原色の照明光が液晶パネル160上において時間とともに照明位置がずれて照明するように配置される。
照明光ラスタは複数ラインを同時に照明し、かつ時間とともに照明位置がスクロールしていく構成であるので、あるラインにおける照明光量は照明光ラスタの先端がかかってから終端に至るまでの積算光量である。照明光量制御素子117,118,119の位相変調方式はアナログ方式であった方が本実施例への適用は容易である。デジタル方式を適用する場合には、照明光ラスタが1ライン分スクロールする時間幅で時間幅変調すればよい。
図5(a)〜(c)は照明光ラスタが液晶パネルの表示部をどのようにスクロール照明するかを模式的に示した図である。ここで照明光ラスタとは、液晶パネルの表示部における帯状の領域を照明する照明光の形状を言う。
スクロール照明方式においては、液晶パネルの表示部がR,G,Bの三原色の照明光により同時に照明される。
図5(a)はある時間における三原色の照明光ラスタの配置を示しており、時間とともに三原色の照明光ラスタがスクロールされて移動していく様子が図5(b),図5(c)に示されている。
三原色の各照明光ラスタ126,127,128のスクロール方向の幅をライン数で表たものをWとする。照明光ラスタのスクロール方向の端部がm番目のラインに位置する照明光ラスタが照明する領域は、m−W+1番目のラインからm番目のラインまでとなる。照明光ラスタが表示部の下部方向にスクロールされていくと表示部からはみ出る。はみ出た色の照明光ラスタは表示部の上部から再びスクロールされてくる。
図5(b)は赤色光(R)の照明光ラスタ126が表示部の下部からはみ出して、表示部の上部から再びスクロールされている様子を示している。ここでは、画像信号の階調変換倍率及び照明光量の低減倍率を求めるための方法について説明する。また、簡単のため、三原色のうちの1色について説明する。m番目のラインの画像信号のうちの最大階調をL(m)とする。スクロール方向の端部がm番目のラインに位置する照明光ラスタに対応する表示領域の各ラインの最大階調LM(m)は、数式1で表される。
Figure 2006350040
関数maxは続く括弧内の数列のうち最大値をとることを意味している。
表示可能な最大階調をLoとすると、スクロール方向の端部がm番目のラインに位置する照明光ラスタの波高値I(m)は数式2のように決めることとする。光量の最大波高値は1に規格化されている。
Figure 2006350040
このときm番目のラインにスクロール照明される照明光の積算平均光量の波高値Q(m)は数式3で表される。Fは照明光ラスタの形状因子であり、照明光ラスタが完全な矩形波状であれば常に1となる。実際の照明光ラスタの端部の波高値は中央部のそれに比べて低下するので、その影響を補正するための因子である。
数式3はスクロール方向の端部がm番目のラインに位置する照明光ラスタから、Wずれてm+W−1番目のラインに位置する照明光ラスタまでの平均値を表している。Q(m)を用いて、m番目のラインの階調変換倍率B(m)は数式4で表される。
Figure 2006350040
Figure 2006350040
本アルゴリズムに用いられている式は原理式を示しており、実際の回路構成として実装する際には画像信号をデジタル処理するための適切な適合化がなされているのはいうまでもない。また、画像信号の階調変換倍率及び照明光量の低減倍率の算出は三原色のそれぞれについて行う必要がある。
図6(a)〜(c),図7(a)〜(c)は画像信号を上記のアルゴリズムにより処理した結果の例を示している。表示可能な最大階調が255、ライン総数が1080ライン、Wが320ライン、γが2.2 の例である。
本例も簡単のために三原色のうちの単色の画像信号について示している。
図6(a)はm番目のラインの画像データのうちの最大階調(L(m))である。画像信号の一例として、階段状の画像信号を示している。図6(b)は、スクロール方向の端部がm番目のラインに位置する照明光ラスタに対応する表示領域の各ラインの最大階調
(LM(m))を示している。LM(m)とL(m)の関係は数式1に示されている。
ライン番号にして0から約300までは、照明光ラスタが画面の上部と下部に分裂していることの影響を受けている。図6(c)はスクロール方向の端部がm番目のラインに位置する照明光ラスタの光量(I(m))を示している。I(m)とLM(m) との関係は数式2に示されている。
図7(a)はm番目のラインにスクロール照明される照明光の積算平均光量の波高値
(Q(m))を示している。図7(b)はm番目のラインの階調変換倍率(B(m))を示している。図7(c)は図6(a)に示した画像信号データを図7(b)に示した階調変換倍率B(m)により変換した時のm番目のラインの最大値を示している。
図8は、単板カラー方式のプロジェクタにおける、液晶パネルヘのスクロール照明の照明光量制御を行う照明光量制御素子117,118,119と、液晶パネル160と、三原色の各照明光ラスタの液晶パネル160上における照明位置とを制御する制御回路132の一実施例を示すブロック図である。
本実施例の制御回路132における最大最小検出回路部191は、ライン毎の最大階調L(m)を検出し、その値に基づきスクロール方向の端部がm番目のラインに位置する照明光ラスタに対応する表示領域の各ラインの最大階調LM(m)を求め、メモリに格納する。
制御信号生成部194は、LM(m) に基づきQ(m) ,B(m) を算出し、表示制御部
195及び照明光量制御部196の制御信号を生成する。表示制御部195は、制御信号生成部194において生成された三原色の各色に対応するB(m)に基づき映像信号190の画像信号を変換して再生画像データを生成し、映像信号190のタイミング信号に基づき、その再生画像データを表示パネル160に送信する。照明光量制御部196は、制御信号生成部194において生成された三原色の各色に対応するQ(m)に基づき、三原色の各色に対応した照明光量制御素子117(R),118(G),119(B)を制御する制御信号を生成し、それぞれの素子に送信する。照明光ラスタ位置制御部197は、映像信号190のタイミング信号に基づき、三原色の照明光ラスタの表示パネル160上における照明位置を制御する。
図9は実施例4の投写型表示装置の模式図である。
本実施例の投写型表示装置も実施例3と同様に反射型液晶パネル160を用いた単板カラー方式であるが、スクロール照明光学系としてポリゴンミラーを適用し、かつR,G,B毎の光量変調を行う照明光量制御素子117,118,119としてダイクロイック反射率可変ミラーを用いた点が実施例3との相違点である。
本実施例における照明光量制御素子117,118,119であるダイクロイック反射率可変ミラーの具体的な構成例としては、電気的に回折光量を変調することができるホログラフィックグレーティングが挙げられる。
電気的に回折光量を変調することができるホログラフィックグレーティングの例としては、ホログラフィック高分子分散液晶素子や光カー効果を応用したホログラフィックグレーティング素子が挙げられる。ホログラフィック高分子分散液晶素子は、それぞれ透明電極を設けた2枚のガラス基板と、その2枚のガラス基板により挟持された樹脂と、その樹脂中に該ガラス基板と平行な方向に配向をそろえて周期的に分布した液晶粒からなる。この光学素子に入射した照明光は、電圧無印加時には周期的に分布した液晶粒により形成されたホログラフィックグレーティングにより特定の波長領域の光が回折され反射光となる。回折されない波長領域の光は透過する。一方、電圧が十分に印加された時には照明光に対する液晶粒と樹脂の屈折率差は無くなり全ての波長領域の光が透過する。上記2状態の間の任意の印加電圧に設定することにより特定の波長領域の反射光量を連続的に制御できる。
本実施例における照明光量制御素子117,118,119であるダイクロイック反射率可変ミラーの他の構成例としては、カー効果を応用したホログラフィックグレーティング素子が挙げられる。
図10はダイクロイック反射率可変ミラーの構成例であるカー効果を応用したホログラフィックグレーティング素子の断面図である。
電気光学材料基板215上に櫛歯状に透明電極群214を形成した後、液晶エピタキシャル成長法により電気光学材料薄膜213を形成する。電気光学材料薄膜213上に櫛歯状の透明電極群214とは水平方向にずらした位置にさらに櫛歯状の透明電極群212を形成する。上記基板の両面に接着層211,216を介して透明基板210,217を張り合わせることによりダイクロイック反射率可変ミラーが形成される。
各ダイクロイック反射率可変ミラーはそれぞれ所定の波長帯域の光を所定の角度方向に反射するように透明電極群212,214のピッチ、透明電極群212と214の水平方向のずらし量及び電気光学材料薄膜213の膜厚は設計されている。
透明電極群212と214との間に電圧を印加することにより、電気光学材料薄膜213中に屈折率分布が生じ、ホログラフィック回折格子が形成され、電圧に応じて回折光(反射光)の強度がアナログ的に変調される。電気光学材料薄膜213の具体的な材料の侯補としては、KTN(KTa1-xNbx3),LiTaO3,KNbO3,SBN,BaTiO3,PLZT等が挙げられる。
図11は実施例5の投写型表示装置の模式図である。
本実施例の投写型表示装置も実施例1と同様にR,G,B毎に液晶パネル114,115,116を設けた3板方式であるが、R,G,B毎の光量変調を行う照明光量制御素子
165として、リターダースタック素子と液晶素子を組み合わせた色選択光変調素子165を用いた点が実施例1との相違点である。
2つのリターダースタック素子に挟まれた液晶セルを1ステージとして、それぞれ三原色のうち異なった原色に対応したステージを3つ連続して使うことにより、三原色の各原色毎に独立して位相状態を変調することができる。本実施例の色選択光変調素子165を用いた方式は反射型の液晶パネルによる3板方式光学系にも適用可能である。
色選択光変調素子165の前後に偏光板を設けても良いが、入射側の偏光板はマルチレンズ102及び103と、偏光ビームスプリッタアレイ104からなる偏光変換光学系により予め入射光が偏光しているため省略可能であり、出射側の偏光板は液晶パネルの入射側に配置されている偏光板により代用可能であるので省略可能である。
図12は投写型表示装置の光源の一実施例が示した図である。
本実施例の特徴は光源に三原色の発光ダイオード(以下LED:Light Emitting Diode)を用いた点である。本実施例における光源は、アレイ状に配置した発光ダイオード220と、各発光ダイオードに対応して配置される第1のレンズアレイであるマルチレンズ102及び第2のレンズアレイであるマルチレンズ103を含んで構成される。その発光ダイオードから放出された光はそれぞれの発光ダイオードに対応する第1のレンズアレイによって集光され、さらに第2のレンズアレイにより液晶表示素子221全体に照射される。これにより液晶表示素子221上において均一な照射強度分布を持つ光源を得ることができる。
本発明は、テレビジョン用途として背面投写型表示装置に適用する他、装置外部に設けられたスクリーンに映像を投写するフロントプロジェクタにも適用できる。
本発明に係る投写型表示装置の一実施例を示す図である。 本発明の投射型表示装置の制御回路の一構成例を示す図である。 本発明に係る投写型表示装置の他の実施例を示す図である。 本発明に係る投写型表示装置の他の実施例を示す図である。 本発明の投写型表示装置の照明光ラスタのスクロール照明を示す図である。 図4の投写型表示装置における画像信号の処理結果の一例を示した図である。 図4の投写型表示装置における画像信号の処理結果の他の例を示した図である。 本発明の投射型表示装置の制御回路の他の構成例を示す図である。 本発明に係る投写型表示装置の他の実施例を示す図である。 本発明の投射型表示装置におけるホログラフィックグレーティング素子の断面を示す図である。 本発明に係る投写型表示装置の他の実施例を示す図である。 本発明に係る投写型表示装置の光源にLEDを適用した一実施例を示す図である。
符号の説明
100…白色光、101…光源、102,103…マルチレンズ、104…偏光ビームスプリッタアレイ、105,106,121,122…レンズ、107,109,111,112…ミラー、108,110…ダイクロイックミラー、113…投写レンズ、114,115,116…液晶パネル、117,118,119…照明光量制御素子、120…クロスダイクロイックプリズム、130…制御信号、131…制御回路。

Claims (18)

  1. 三原色光を放出する光源と、
    ディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルを制御する制御回路と、
    前記光源から放出された光により前記ディスプレイパネルを照明する照明光学部と、
    前記三原色光の各々の照明光量を変調する照明光量制御素子と、
    前記ディスプレイパネルにより変調された光を投写する投写レンズと、を有し、
    前記制御回路は、入力された映像信号に基づいて前記ディスプレイパネルを制御する制御信号を生成し、
    前記照明光量制御素子は、前記三原色光のうち少なくとも一色の照明光において、前記制御信号に基づいて照明光量を変調し、且つ前記映像信号に依存せずに前記ディスプレイパネルのダイナミックレンジの上限を用いるように照明光量を変調する投写型表示装置。
  2. 請求項1記載の投写型表示装置において、
    前記三原色光を赤,緑,青の各原色光に色分離する色分離光学部を有し、
    前記照明光量制御素子は、少なくとも三原色光のうちの一色の光路上において、前記色分離光学部により色分離された各色光が前記ディスプレイパネルに入射する前に配置された投写型表示装置。
  3. 請求項2記載の投写型表示装置において、
    前記照明光量制御素子から出射された照明光を反射面で反射させて前記ディスプレイパネルへ入射する偏光ビームスプリッター(138−140)を有する投写型表示装置。
  4. 請求項1記載の投写型表示装置において、
    前記照明光量制御素子は、前記光源から放出された三原色光が概ね同一光路上にある位置に配置された投写型表示装置。
  5. 請求項1記載の投写型表示装置において、
    前記ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイであって、
    前記照明光量制御素子は、前記三原色光の各色光毎に独立して位相を変調する色選択光変調素子であって、
    前記色選択光変調素子は、2つのリターダースタックに液晶セルが挟み込まれた素子である投写型表示装置。
  6. 請求項1記載の投写型表示装置において、
    前記照明光量制御素子は、2枚のガラス基板と前記2枚のガラス基板間に狭持された液晶層とで構成された液晶セルであって、特定の波長領域に対応するリターデーションが概ね2分の1波長である投写型表示装置。
  7. 請求項1記載の投写型表示装置において、
    前記制御回路は、入力された赤,緑,青の各色の映像信号における1画面のデータ内の最大値及び最小値を検出する最大最小検出回路部と、
    前記最大最小検出回路部で検出された最大値及び最小値に基づいて前記制御信号を生成する制御信号生成部と、
    前記制御信号生成部で生成された制御信号に基づいて前記ディスプレイパネルを制御する表示制御部と、
    前記制御信号生成部で生成された制御信号に基づいて前記照明光量制御素子を制御する照明光量制御部と、を有する投射型表示装置。
  8. 請求項1記載の投写型表示装置において、
    前記三原色の各色光が前記ディスプレイパネルの互いに異なる部分を照明し、且つ時間とともにその照明位置をずらして照明するスクロール照明光学系を有する投射型表示装置。
  9. 請求項8記載の投写型表示装置において、
    前記ディスプレイパネルの表示部における帯状の領域を照明する照明光ラスタに対応する映像信号の最大階調により照明光ラスタの波高値を決定し、
    前記ディスプレイパネルの表示部の各ラインにおける照明光の積分光量により階調変換倍率を決定し、
    前記照明光ラスタの波高値並びに階調変換倍率は、照明光ラスタの移動に伴い更新される投写型表示装置。
  10. 請求項1記載の投写型表示装置において、
    前記光源は、三原色の各色毎の複数の発光ダイオードをアレイ状に配置されて構成された投写型表示装置。
  11. 三原色光を放出する光源と、
    液晶パネルと、
    前記液晶パネルを制御する制御回路と、
    前記光源から放出された光により前記液晶パネルを照明する照明光学部と、
    前記三原色光の各々の照明光量を変調する複数の照明光量制御素子と、
    前記液晶パネルにより変調された光を投写する投写レンズと、を有し、
    前記制御回路は、入力された映像信号に基づいて前記液晶パネルを制御する制御信号を生成し、
    前記照明光量制御素子は、前記三原色光を赤,緑,青の各色光に色分離し、色分離された各色光において、前記制御信号に基づいて照明光量を変調し、且つ前記映像信号に依存せずに前記ディスプレイパネルのダイナミックレンジの上限を用いるように照明光量を変調する投写型表示装置。
  12. 請求項11記載の投写型表示装置において、
    前記複数の照明光量制御素子は、互いに角度の異なる複数のダイクロイックミラーであって、
    前記複数のダイクロイックミラーの少なくとも一つは、特定の波長領域の反射光量を制御するダイクロイック反射率可変ミラーである投写型表示装置。
  13. 請求項11記載の投写型表示装置において、
    前記複数の照明光量制御素子によって色分離された各色光の光路を変調するポリゴンミラー(154)を有する投写型表示装置。
  14. 請求項12記載の投写型表示装置において、
    前記ダイクロイック反射率可変ミラーは、透明高分子媒体中に液晶ドロップレットの層が周期的に配置された高分子分散型液晶層を透明電極を備えたガラス基板により挟持された構成の電界制御方式のホログラフィックグレーティング素子である投写型表示装置。
  15. 請求項12記載の投写型表示装置において、
    前記ダイクロイック反射率可変ミラーは、互いに重ならないようにずらして配置された2つの櫛歯状電極で、電圧に応じて屈折率が変化する電気光学材料薄膜を挟持した構成の電界制御方式のホログラフィックグレーティング素子である投写型表示装置。
  16. 請求項11記載の投写型表示装置において、
    前記三原色の各色光が前記液晶パネルの互いに異なる部分を照明し、且つ時間とともにその照明位置をずらして照明するスクロール照明光学系を有する投射型表示装置。
  17. 請求項8記載の投写型表示装置において、
    前記液晶パネルの表示部における帯状の領域を照明する照明光ラスタに対応する映像信号の最大階調により照明光ラスタの波高値を決定し、
    前記液晶パネルの表示部の各ラインにおける照明光の積分光量により階調変換倍率を決定し、
    前記照明光ラスタの波高値並びに階調変換倍率は、照明光ラスタの移動に伴い更新される投写型表示装置。
  18. 請求項11記載の投写型表示装置において、
    前記光源は、三原色の各色毎の複数の発光ダイオードをアレイ状に配置されて構成された投写型表示装置。
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