JP2006349703A - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 密着搬送を用いた定着器において紙搬送時の密着性を維持して省エネルギーを達成しながら、なおかつ端部の温度上昇を防止することが可能な定着装置と、これを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 無端状の定着ベルト23と加圧ベルト25の間に記録媒体28を挟んで搬送し、記録媒体表面のトナー像を定着ベルト23に密着させて加熱、放熱させた後に、定着ベルトから記録媒体を分離するようにして、100℃程度で溶融するトナーを用いても定着ベルト23側に低粘度トナーがオフセットすることを防止し、低温度定着を容易にする。一対の無端ベルトである定着ベルト23と加圧ベルト25に掛ける張力が弱すぎると密着面に浮き上がりが発生し易く好ましくなく、逆に張力が強すぎるとベルトが伸びたり破断したりしやすくなるので好ましくない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真を用いた画像形成方法を採用した画像形成装置とそれに用いるベルト定着を用いた定着装置に関し、詳細には省エネルギー化と定着器の幅方向で温度ムラが生じることの防止を図ったものに関する。
地球環境の保全のために省資源及び省エネルギーの要求が高まっている。電子写真の分野においても、省エネルギーのために消費電力を抑える動きが活発化しており、特に電力消費の激しい定着分野で低温度定着化が研究されている。
電子写真方式の画像形成装置では、現状では200℃〜150℃程度の定着温度が一般的であり、定着装置の室温からの立ち上げ時間も1分〜5分程度は掛かっている。そして、これを150℃以下、好ましくは100℃近辺で定着できるようにすることが、省エネルギー化と定着立ち上げ時間低減のため望まれている。
このような温度での定着を実現するためには、当然トナーの軟化点あるいは融点を100℃以下に下げざるをえないが、一般に同一種有機高分子物質は、融点が下がると溶融粘度の低下が避けられない。これは樹脂の融点が分子量に依存していることに起因するものであり、当然に分子量が低ければ分子鎖のからみ合いが緩くなり、相互作用が弱くなることにより溶融粘度は下がると考えられる。従って、超低融点トナーを使って定着を行った場合、融点以降急激な粘度の低下が起こり、そのために有効なゴム域幅が狭く、紙上のトナーを定着加熱体側にオフセットしないようにすることが困難となる。
このような問題を解決するために、定着ベルトを用い、溶融したトナーを密着したまま放熱させて固化した後に、ベルトから分離させることでトナー像のオフセットを防止することが考えられている。
この対策としては、特開文献1に開示されているように、定着ローラにかけられた無端ベルトの表面にフレッシュエヤーを供給するダクトを連結した冷却ファンを設け、溶融状態にあるトナーが転写紙上に凝縮することで、オフセットを防止している。特許文献1
特開平10−221982では複数のローラにかけられた定着ベルトと、加熱手段と、記録紙の搬送路の先端、後端とその間に各ガイドローラを備えて、紙を押さえて画像面を定着ベルトに密着させて搬送するようにしている。この場合ガイドローラの当たっていない部分での紙の浮きや画像ブレが問題である。
特許文献1
特開平2000−89593では加熱ローラと定着ローラの間に架橋された無端状定着ベルトと、下方より圧接する加圧ローラを備え、定着ローラと加熱ローラは該加圧ローラに当接し、該当接部間でニップを形成するようにしている。この場合、定着ニップ内で高い曲率を持って記録紙を搬送することによる画像のブレが問題である。
特開平5−019646号公報 特開平10−221982号公報 特開平2000−89593号公報
ところが、定着ベルトからの熱を紙とトナーに与えて定着を行う場合、小サイズの紙が通紙された場合にはベルト中央部から熱が奪われ、中央部の温度を規定値に戻そうとヒータが点灯する。すると定着ベルトの端部では、過剰に温度が上昇し、その後に大サイズの紙を通紙した際に、画像端部でトナーがオフセットしてしまうという問題がある。
本発明は密着搬送を用いた定着器において紙搬送時の密着性を維持して省エネルギーを達成しながら、なおかつ端部の温度上昇を防止することが可能な定着装置と、これを備えた画像形成装置を提供するものである。
定着装置クリーニング装置は、記録媒体をベルト張力を0.001〜5.4N/mmとした一対の無端ベルトで50〜1000ミリ秒にわたって挟み、前記記録媒体を、前記一対の無端ベルトの一方である定着ベルトに画像面が密着した状態で搬送する定着装置において、前記定着ベルトの前記記録媒体の画像面に当接する表面が樹脂で形成した部分を有するとともに、該定着ベルトの周動方向と垂直方向に、熱伝導性部材を一体に設けてなることを特徴とする。
同請求項2に係るものは、請求項1に記載の定着装置において、前記熱伝導性部材がテープ状の銅箔であり、前記定着ベルトの裏面に貼り付けて一体にしてあることを特徴とする。
同請求項3に係るものは、請求項1に記載の定着装置において、前記定着ベルトが、前記無端ベルトとしての周動方向と垂直交差方向に銅線を混合してあることを特徴とする。
同請求項4に係るものは、請求項1または2に記載の定着装置において、前記一対の無端ベルトの他方である加圧ベルトも裏面に銅箔テープを貼り付けて一体にしてあり、前記定着ベルトとは前記銅箔テープ貼り付け部分同士が当たらないように組み合わせてなることを特徴とする。
同請求項5に係るものは、請求項1または3に記載の定着装置において、前記一対の無端ベルトの他方である加圧ベルトも前記無端ベルトとしての周動方向と垂直交差方向に銅線を混合してあり、前記定着ベルトとは前記銅線混合部分同士が当たらないように組み合わせてなることを特徴とする。
同請求項6に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載の定着装置において、該定着ベルトがポリイミド混合の樹脂からなることを特徴とする。
同請求項7に係るものは、請求項4または5に記載の定着装置において、前記一対の無端ベルトが弾性層を含むことを特徴とする。
同請求項8に係るものは、請求項7に記載の定着装置において、前記弾性層が基体樹脂層上にシリコンゴム層を形成してなることを特徴とする。
同請求項9に係るものは、請求項7または8に記載の定着装置において、前記一対の無端ベルトの表層面を高離型樹脂で被覆してなることを特徴とする。
同請求項10に係るものは、請求項9に記載の定着装置において、前記ベルト表層面の高離型樹脂にポリフッ化エチレンを混合してあることを特徴とする。
同請求項11に係る画像形成装置は、請求項1から10のいずれかに記載の定着装置を用いてなることを特徴とする。
本発明は、低融点のトナーを用いた加熱−密着搬送による省エネルギー定着システムを構成できるとともに、定着に用いる無端ベルトの幅方向の温度ムラを防止して、良好なカラー画像形成を可能とする。
以下本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、定着装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す断面図である。コピー機として動作する場合は、読み取り部1において原稿Gを読み取った後、画像形成部2でデジタルデータとして書き込み信号に変え、プリンタとして動作する場合は、コンピュータからの画像信号を書き込み信号に変換する。書き込み信号はイエロー、マゼンタ、シアンの3原色に黒を加えたものになり、ポリゴンミラー3より各色の感光体ユニット4〜7に光書き込みを行う。各色の感光体ユニット4〜7ではそれぞれの色に応じて帯電、書き込み、現像のプロセスにより感光体上にトナー像を形成し、このトナー像を中間転写ベルト8上に重ね合わせ、2次転写ローラ11によって記録紙上に一括転写する。トナー像が乗った記録紙を搬送ベルト12によって定着装置13に搬送し、トナーを加熱、定着後、排紙部17に排出する。図中9はレジストローラ対、10は呼び出しローラ対、14は給紙トレイ、15は給紙トレイ中の記録紙、16は搬送中の記録紙である。
図2には図1に示した定着装置の概略を示す断面図である。加熱ローラ21、上張架ローラ22の間に無端状の定着ベルト23を掛け回して構成してあり、加熱ローラ21内にはヒータ24を入れ、定着ベルト23を所定の温度まで加熱するようになっている。加圧ベルト25は、加圧ローラ26、下張架ローラ27の間に掛け回し、定着ベルト23と接触しながら駆動されるようにしてある。加熱ローラ21と加圧ローラ26は片側50N程度のバネによって加圧し、搬送されてきた記録紙28を用紙進入部で加圧しながら熱を受けるようにする。そしてトナー像を形成しているトナーTが溶融し、記録紙28は定着ベルトに密着しながら搬送される。そして密着搬送部においては上下のベルト23、25に1N/mm程度の張力を与えて用紙を搬送し、記録紙28上のトナーを放熱、固化させる。この定着装置13の加熱ローラ21の制御温度は、例えば130℃、紙送りスピードは300mm/秒とし、上下ベルト23、25のニップ幅を例えば90mmとすれば、記録媒体である記録紙28が挟持される時間は300ミリ秒となる。
本発明では無端状の定着ベルトと加圧ベルトの間に記録媒体を挟んで搬送し、記録媒体表面のトナー像を定着ベルトに密着させて加熱、放熱させた後に、定着ベルトからトナー面を、すなわちトナーを担持した用紙等の記録媒体を分離するようにしている。このような構成を用いると、定着ベルトからの分離時にトナー像は凝固しているため、100℃程度で溶融するトナーを用いても定着ベルト側に低粘度トナーがオフセットすることが防止され、低温度定着が容易になる。このため良好な省エネルギー定着システムが得られることになる。このようなシステムにおいて懸架された一対の無端ベルトに一定の張力をかける必要は上記のように記録媒体を一対のベルトで挟持し密着状態を保つためであり、張力が弱すぎると密着面に浮き上がりが発生し易く好ましくなく、逆に張力が強すぎるとベルトが伸びたり破断したりしやすくなるので好ましくない。好ましい張力は0.01〜5N/mm、より好ましくは0.05〜4N/mm、更に好ましくは0.1〜2N/mmである。
本発明においては、加熱ローラと加圧ローラによるニップ後、一対の無端ベルトで挟持された記録媒体を50〜1000ミリ秒にわたって密着状態に保つことによって、トナーを保温してトナーに充分熱が伝わるようにしており、この挟んで保持している時間が短いと、トナーが必要な熱を受けず、定着性能が下がってしまう。また挟持する時間が長すぎると、全体のベルト表面積が増えるので放熱が多くなり、これも好ましくない。好ましい挟持時間は60〜800ミリ秒、より好ましくは80〜700ミリ秒、更に好ましくは100〜500ミリ秒、更にもっと好ましくは200〜400ミリ秒である。
一対の無端ベルトのうち、記録媒体に当接して加熱する定着ベルトが樹脂で形成された部分を有し、このベルトの周動方向と垂直交差方向に、熱伝導性部材が一体形成されているようにしている。このようにするとで、小サイズ紙が通紙されて樹脂ベルト中央部で温度が低下しても、熱伝導性部材によって幅方向で速やかに温度が均一化し、ベルト中央部で温度制御しても、ベルト端部での過剰な温度上昇が防止され、良好な加熱定着搬送が可能になる。すなわち、低融点のトナーを用いた加熱−密着搬送による省エネ定着システムが実現でき、良好なカラープリントが得られる。
また上述の熱伝導性部材をテープ状の銅箔とし、定着ベルトの裏面から貼り付けて一体としてもよい。この定着ベルトの概略構成を図3に示す。図示のように、定着ベルト23の耐熱樹脂層32の裏面に銅箔テープ31を幅方向(図の紙面の上下方向:すなわち周動方向と垂直交差方向)に埋め込んで貼り付けてある。このようにすると、定着ベルト23の周動(図の紙面の左右方向になる)に対して影響を与えることなく幅方向の熱伝導性を高めることができ、良好な加熱定着搬送が可能になる。図中33は耐熱樹脂層32の表層の離型樹脂である。なお銅箔テープ31を貼る方向は周動方向と完全に垂直交差する方向だけでなく、若干角度をなすようであってもかまわない。
また定着ベルトの周動方向と垂直交差する幅方向に、銅線が混合させてもよい。この定着ベルトの概略構成を図4に示す。図示のように、定着ベルト23の耐熱樹脂層42内部に、幅方向に銅より線41が混合させてある。このようにすると、定着ベルト23の周動に対して影響を与えることなく幅方向の熱伝導性を高めることができ、良好な加熱定着搬送が可能になる。
図示は省略するが、加圧ベルト25も定着ベルト23と同様に裏面より銅箔テープを貼り付けられて一体に形成するが、上下のベルト23、25の銅箔テープ貼り付け部分同士が当たらないように組み合わせる。この時の用紙28の密着搬送部の概略図を図6に示す。このようにすることで小サイズ紙を通紙した際の加圧ベルト側の温度ムラも良好に均一化することができ、更に密着搬送部の上下ベルトからの当接力が均一化されることで、用紙の浮き上がりによる密着不良が防止でき、良好な加熱定着搬送が可能になる。特に、密着搬送時の記録紙に対する当接力が均一化し、より良好なカラープリントが得られる。
またこれも図示は省略するが、加圧ベルト25も定着ベルト23と同様に耐熱樹脂層の内部に銅線を混合させて一体に形成することもできるが、この場合も上下のベルトの銅線混合部分同士が当たらないように組み合わせる。この時の用紙28の密着搬送部の概略図を図7に示す。このようにすることで小サイズ紙を通紙した際の加圧ベルト25側の温度ムラも良好に均一化することができ、更に密着搬送部の上下ベルトからの当接力が均一化されることで、用紙28の浮き上がりによる密着不良が防止される。
なお定着ベルト23の耐熱樹脂層32はポリイミド混合の樹脂を用い得る。このようにすることでベルト裏面に熱伝導性部材を一体に形成しても耐熱性と機械強度が確保でき、良好な加熱定着搬送が可能になり、定着ベルトの強度が高く耐久性の高い定着装置が得られる。
また一対のベルトが弾性層を含んでいるように構成できる。図6、図7に示すように、記録紙28を一対のベルト23、25に挟んで搬送する際に弾性層を含むことで、より上下のベルト23、25からの当接力が均一化し、用紙の浮き上がりによる密着不良が防止され、良好な加熱定着搬送が可能になり、より良好なカラープリントが得られる。
弾性層は基体樹脂層上にシリコンゴム層を設けて形成できる。このような成型が容易で変形し易いシリコンゴム層を介することでより上下のベルト23、25からの当接力が均一化され、用紙の浮き上がりによる密着不良が防止され、良好な加熱定着搬送が可能になる。
さらに図3、図5の断面図に示すように、ベルト23、25の表層面に高離型樹脂層によって被覆すると、例えば図5では、弾性体51上がチューブ状の樹脂表層52によって被覆されることで、熱伝導性部材31を含有したベルトを裏面からローラによって加圧した場合にも表面張力を安定的に発生させて、用紙の浮き上がりによる密着不良を防止する。またトナーのベルト面からの分離も良好になる。このようにして良好な加熱定着搬送が可能になる。
また上述のように、ベルト表層面の高離型樹脂層は、ポリフッ化エチレンが混合されているチューブのようなものによって被覆することで形成できる。このようにすると表層の耐久性、離型性が向上すると共に表面張力が均一化し、用紙の浮き上がりによる密着不良が防止でき、非常に良好な加熱定着搬送が可能になる。
定着ベルトとしては図3に示すように、絶縁性ポリイミドフィルム32の裏面に銅箔テープ31が埋め込まれた構成のものを用い、表層には離型樹脂33として、ポリフッ化エチレン樹脂をコーティングしている。この時のポリイミドフィルム厚みは100μm、銅箔テープ部は30μm、コーティング層は30μmである。このような構成にしたところ、ベルト中央部を130℃に制御しながらハガキサイズ用紙を20枚通紙した後、全面画像のA3サイズ用紙を通紙しても、端部のオフセットが防止されて、全幅で高品質のカラープリントが得られた。
また使用トナー等は以下のようなものであった。
使用トナー:環化イソプレン 30wt%
ポリエステル:60wt%
カルナウバワックス:10wt%
カーボンブラック:10重量部
負帯電性の荷電制御剤:1重量部
このトナーの軟化点は80℃であり、定着下限温度は85℃である。
実施例1と同様な装置を用いたが、定着ベルトとしては、図4に示すようなポリイミドフィルム42内に銅細線のより線41を混合させて成形したものを用いた。この時のポリイミドフィルム厚みは100μm、銅線は5μm×10線、コーティング層43は30μmである。このような構成にしたところ、ベルト中央部を130℃に制御しながらハガキサイズ用紙を20枚通紙した後、全面画像のA3サイズ用紙を通紙しても、端部のオフセットが防止されて、全幅で高品質のカラープリントが得られた。
実施例1と同様な装置を用いたが、定着ベルトおよび加圧ベルトとしては図5に示すように、ポリイミドフィルム32上に厚み100μmのシリコンゴム層51、ポリフッ化エチレンチューブ層52を積層し、裏面より30μm厚の銅箔テープ31を貼り付けた構成のものを用いた。そして図6に示すように、定着ベルトと加圧ベルトの銅箔貼り付け部分が交互に組み合わさるようにベルトで挟まれた密着搬送部を形成した。このような構成にしたところ、ベルト中央部を130℃に制御しながらハガキサイズ用紙を100枚通紙した後、全面画像のA3サイズ用紙を通紙しても、端部のオフセットが防止されて、また全幅で高品質のカラープリントが得られた。
実施例1と同様な装置を用いたが、定着ベルトおよび加圧ベルトとしてはポリイミドフィルム上にシリコンゴム層100μm、ポリフッ化エチレンチューブ層を積層し、ポリイミド基体内部に5μm×10線の銅より線を一体に形成した構成のものを用いた。そして図7に示すように、定着ベルトと加圧ベルトの銅箔貼り付け部分が交互に組み合わさるようにベルトで挟まれた密着搬送部を形成した。このような構成にしたところ、ベルト中央部を130℃に制御しながらハガキサイズ用紙を100枚通紙した後、全面画像のA3サイズ用紙を通紙しても、端部のオフセットが防止されて、また全幅で高品質のカラープリントが得られた。
定着装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す断面図 図1に示した定着装置の概略を示す断面図 本発明に係る定着装置に用いるベルトの一例の概略構成例を示す断面図 本発明に係る定着装置に用いるベルトの他の例の概略構成例を示す断面図 本発明に係る定着装置に用いるベルトのさらに他の例の概略構成例を示す断面図 本発明に係る定着装置の一実施例の断面図 本発明に係る定着装置の他の実施例の断面図
符号の説明
1:読み取り部1
2:画像形成部
3:ポリゴンミラー
4〜7:感光体ユニット
8:中間転写ベルト
9:レジストローラ対
10:呼び出しローラ対
11:2次転写ローラ
12:搬送ベルト
13:定着装置
14:給紙トレイ
15:記録紙、記録紙
17:排紙部
21:加熱ローラ
22:上張架ローラ
23:定着ベルト
24:ヒータ
25:加圧ベルト
26:加圧ローラ
27:下張架ローラ
28:記録紙
31:銅箔テープ
32:耐熱樹脂層
33:離型樹脂
41:銅より線
42:耐熱樹脂層
51:弾性体
52:チューブ状の樹脂表層
T:トナー

Claims (11)

  1. 記録媒体をベルト張力を0.001〜5.4N/mmとした一対の無端ベルトで50〜1000ミリ秒にわたって挟み、前記記録媒体を、前記一対の無端ベルトの一方である定着ベルトに画像面が密着した状態で搬送する定着装置において、前記定着ベルトの前記記録媒体の画像面に当接する表面が樹脂で形成した部分を有するとともに、該定着ベルトの周動方向と垂直方向に、熱伝導性部材を一体に設けてなることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、前記熱伝導性部材がテープ状の銅箔であり、前記定着ベルトの裏面に貼り付けて一体にしてあることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1に記載の定着装置において、前記定着ベルトが、前記無端ベルトとしての周動方向と垂直交差方向に銅線を混合してあることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1または2に記載の定着装置において、前記一対の無端ベルトの他方である加圧ベルトも裏面に銅箔テープを貼り付けて一体にしてあり、前記定着ベルトとは前記銅箔テープ貼り付け部分同士が当たらないように組み合わせてなることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1または3に記載の定着装置において、前記一対の無端ベルトの他方である加圧ベルトも前記無端ベルトとしての周動方向と垂直交差方向に銅線を混合してあり、前記定着ベルトとは前記銅線混合部分同士が当たらないように組み合わせてなることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の定着装置において、該定着ベルトがポリイミド混合の樹脂からなることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項4または5に記載の定着装置において、前記一対の無端ベルトが弾性層を含むことを特徴とする定着装置。
  8. 請求項7に記載の定着装置において、前記弾性層が基体樹脂層上にシリコンゴム層を形成してなることを特徴とする定着装置。
  9. 請求項7または8に記載の定着装置において、前記一対の無端ベルトの表層面を高離型樹脂で被覆してなることを特徴とする定着装置。
  10. 請求項9に記載の定着装置において、前記ベルト表層面の高離型樹脂にポリフッ化エチレンを混合してあることを特徴とする定着装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の定着装置を用いてなることを特徴とする画像形成装置。
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