JP2006347223A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インストルメントパネル上に配置される計器の構成に工夫を凝らし、斬新な見栄えを維持しつつ運転者による良好な視認性を確保可能な車両用表示装置を提供する。
【解決手段】 インストルメントパネル6から突出させて配置された2個の表示ユニット、すなわち主表示ユニット2および副表示ユニット3を球面軸受け(球面座21bおよび球状部24a、球面座31bおよび球状部34a)により支持して、それらの表示方向を運転者の手動により調節可能である構成としている。これにより、運転者は、主表示ユニット2および副表示ユニットをそれらの表示方向が運転者にとって見易い方向となるように、個別に手で動かして調節することができる。コンビネーションメータ1の見映えを斬新なものとしつつ、良好な視認性を確保することができるコンビネーションメータ1を実現することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車等に採用するに適した車両用表示装置に関するものである。
近年、自動車に装備される車両用表示装置、特にはインストルメントパネル上に配置される車両用表示装置において、視認性向上や見映え向上を狙うために様々な方法が採られている。たとえば、速度等の車両状態を表示する状態表示ユニットと、運転者に注意や対処を促す警報表示を行う警報表示ユニットとを、それぞれ個別のハウジングに収容し互いに分離して構成したものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−67735号公報
ところで、運転者は、自動車の運転席に着座すると運転操作に適した姿勢を取れるように座席位置等を調節する。このとき、従来の車両用表示装置はその表示方向が固定されているため、運転者は、ハンドルや各種ペダルの操作性を考慮しつつ、車両用表示装置に対しても注意を払い、それが良く見えるように座席位置を調節する。
上述の特開2002−67735号公報に開示される車両用表示装置では、状態表示ユニットおよび警報表示ユニットの2つの表示ユニットを備えている。
このため、運転者が、両表示ユニットともに良く見えるような着座ポジションを見つけることは非常に困難である。すなわち、車両用表示装置の良好な視認性を得ることが困難となる。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両用表示装置の構成に工夫を凝らし、斬新な見栄えを維持しつつ運転者による良好な視認性を確保可能な車両用表示装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の車両用表示装置は、互いに独立して配置された複数の表示ユニットから成る車両用表示装置であって、複数の表示ユニットは車両のフロントウィンドシールドガラスの下辺近傍から車室内側に張り出して設けられたインストルメントパネルから突出させて配置され、複数表示ユニットのうち少なくとも一つはその表示方向を調節可能である可動式表示ユニットであることを特徴としている。
複数の表示ユニットをインストルメントパネルから突出させて配置したことにより、車両用表示装置の見映えを斬新なものとすることができる。
さらに、上述の構成によれば、運転者が運転席に着座した際、複数の表示ユニット中の一つが見易いように座席位置を調節した後、残りの表示ユニットを動かしてその表示方向が運転者にとって見易い方向となるように調節することができる。
また、運転条件によっては、複数の表示ユニット中のどれかの視認頻度が小さくなる場合がある。このようなときに、視認頻度の低い表示ユニットの表示方向を運転者から大きく逸らすように調節すれば、運転者の注意力を車外前方に集中させることができる。
これにより、斬新な見栄えを維持しつつ運転者の良好な前方視界を確保できる車両用表示装置を実現できる。
本発明の請求項2に記載の車両用表示装置は、可動式表示ユニットは回転軸の回りに回転可能に支持され、可動表示ユニットを該回転軸の周りに回転させると表示方向が変わることを特徴としている。
この場合、たとえば回転軸を車両に対して垂直に配置すると、可動表示ユニットの表示方向は車両の左右方向に調節可能となる。一方、回転軸を車両に対して水平に配置すると、可動表示ユニットの表示方向は車両の上下方向に調節可能となる。
したがって、比較的単純な構成により表示方向調節可能な可動表示ユニットを形成することができる。
本発明の請求項3に記載の車両用表示装置は、方向が異なる2本の回転軸を備えることを特徴としている。
これによれば、可動表示ユニットにおける表示方向調節自由度が2となるので、運転者が、車両用表示装置全体を見易くするために各表示ユニットの表示方向を調節するときに、各表示ユニットの表示方向をより精密に調節することが可能となる。
この場合、本発明の請求項4に記載の車両用表示装置のように、2本の前記回転軸は直交する構成とすれば、可動表示ユニットの調節可動方向を車両の左右方向および車両の上下方向の2方向に設定して、全ての表示ユニットの表示方向を運転者が見易い方向に確実に調節することが可能となる。
本発明の請求項5に記載の車両用表示装置は、可動式表示ユニットは球面軸受けにより支持されることを特徴としている。
これにより、可動式表示ユニットの可動支持構造を単純化しつつ、全ての表示ユニットの表示方向を運転者が見易い方向に確実に調節することが可能な車両用表示装置を提供することができる。
本発明の請求項6に記載の車両用表示装置は、可動式表示ユニットは直線運動可能に支持されることを特徴としている。
上述の構成において、可動表示ユニットの移動方向は、車両の前後方向、車両の左右方向および車両の上下方向の3方向となる。一つの可動表示ユニットの調節移動可能方向は、上述の3方向のどれか1方向、上述の3方向のいずれか2方向、および上述の3方向すべて、のいずれでもよいが、調節移動可能方向が多いほどより精密な表示方向調節が可能となる。
これにより、斬新な見栄えを維持しつつ運転者による良好な視認性を確保可能な車両用表示装置を提供することができる。
また、運転条件によっては、複数の表示ユニット中のどれかの視認頻度が小さくなる場合がある。このようなときに、視認頻度の低い表示ユニットを車両の上下方向において下方に向けて動かして、可動表示ユニットの一部分あるいは全体をインストルメントパネル内に埋め込んで見えなくすれば、運転者の注意力を車外前方に集中させることができる。
本発明の請求項7に記載の車両用表示装置は、可動式表示ユニットは乗員の手動により調節作動することを特徴としている。
これによれば、可動表示ユニットの調節可動機構をコスト上昇を抑制しつつ形成することができる。
本発明の請求項8に記載の車両用表示装置は、可動式表示ユニットはアクチュエータの駆動力により調節作動することを特徴としている。
これによれば、運転者は、アクチュエータ作動制御用のスイッチ等を操作して可動表示ユニットの表示方向を調節できる。また、通常このようなスイッチは、運転者が操作し易い場所に配置されている。したがって、直接可動表示ユニットを手で操作するのに比べて、遥かに小さな力で可動表示ユニットの表示方向を調節でき、且つより小さな手の動きにより可動表示ユニットの表示方向を調節できる。
本発明の請求項9に記載の車両用表示装置は、アクチュエータは電動機であることを特徴としている。
一般に、電動機は小型高トルク安価であり、且つその制御が比較的容易である。したがって、アクチュエータ駆動式の可動表示ユニットを小形且つコスト上昇を抑制しつつ実現することが可能となる。
以下、本発明による車両用表示装置を自動車に搭載されるコンビネーションメータに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による車両用表示装置であるコンビネーションメータ1を搭載した自動車の運転席周辺の斜視外観図である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3は、図2中のIII矢視図である。
図4は、図2中のIV矢視図である。
図5は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
コンビネーションメータ1は、図1に示すように、フロントウィンドシールドガラス7の下辺から車室内に張り出して設けられたインスツルメントパネル6上から突出させて配置された複数の表示ユニットである、主表示ユニット2と副表示ユニット3とから構成されている。
主表示ユニット2および副表示ユニット3は、図2に示すように、運転席の正面に自動車の前後方向に並んで配置されている。
主表示ユニット2および副表示ユニット3は、図2に示すように、球形の一部を平面で切り取った形状を成し、その一部分がインストルメントパネル6の内側に埋め込まれ且つ残部がインストルメントパネル6から突出すように配置されている。
主表示ユニット2および副表示ユニット3は、図2に示すように、互いに相似形且つ主表示ユニット2のほうが副表示ユニット3よりも直径が大きく形成されている。
主表示ユニット2は、運転者からは、図1に示すように、ステアリングホィール8の内側を通して視認される。一方、副表示ユニット3は、図1に示すように、ステアリングホィール8の外側に視認される。
以下、コンビネーションメータ1の構成について説明する。
なお、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1において、主表示ユニット2および副表示ユニット3は、大きさ、つまり直径寸法は異なるものの、その構造はほぼ同一であるので、主表示ユニット2の構成について詳細に説明する。
主表示ユニット2は、大きくは、図2に示すように、略球形のケーシング21内に当該自動車に関する情報を表示するための液晶表示器22を収容保持している。
ケーシング21は、たとえば樹脂材料から、図2に示すように、球形の一部を平面で切り取った形状に形成されている。すなわち、平面でに切り取ることにより開口窓21aおよび孔部21cが形成されている。開口窓21cは、図3に示すように、略円形に形成されている。
ケーシング21には、開口窓21aに臨んで、図2に示すように、収容室21dが形成されている。収容室21dには、後述する液晶表示器22が収容保持されている。
ケーシング21の収容室21dの背後(図2において右側)には、球面軸受けを構成する球面座21bが設けられている。球面座21bは、後述するアーム24に設けられて球面軸受けを構成する球状部24aと回転自在に嵌合して、これら両者が球面軸受けを構成する。球面座24aの開口部21eの直径寸法は、球面座21bの直径寸法より小さく形成されている。これにより、アーム24の球状部24aが球面座21bに嵌合されると、両者は外れずに保たれる。ケーシング21の球面座21cの中心は、ケーシング21の中心、つまりケーシング21の外形を成す球の中心C2と一致している。
ケーシング21の背後(図2において右側)には、図2に示すように、孔部21cが設けられている。孔部21は、図2に示すように、後述するインストルメントパネル6の孔部62に対応して形成されている。孔部21cを介して、主表示ユニット2を支持するアーム24がインストルメントパネル6内から延出されるとともに、接続電線25が液晶表示器22とインストルメントパネル6内に配置される制御回路とを電気的に接続している。
液晶表示器22は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、2枚のガラス製の電極基板で液晶を挟んだ構造のマトリクス型液晶表示器が用いられている。液晶表示器22において、液晶部分、すなわち表示画像が形成される部分は、碁盤目状に配列された複数の画素(図示せず)から形成されている。液晶部分の外周には、各画素(図示せず)に電圧を印加するための電極(図示せず)が配置されている。つまり、液晶表示器22において、表示画像を形成可能な液晶部分の形状は、液晶表示器22の外形に対してほぼ相似形且つ一回り小さな形状となっている。
液晶表示器22の外形は、収容室21dにちょうど嵌る円形に形成されている。液晶表示器22の液晶部分には、図3に示すように、自動車の走行速度を指示する速度計S、燃料タンク内の残存燃料量を表示する燃料計F、エンジン冷却水温度を指示する水温計Tが、それぞれ画像として形成されている。速度計Sは、数字による、いわゆるデジタルメータとして形成されている。燃料計Fおよび水温計Tは、円弧状のバーグラフとして画像により形成されている。
液晶表示器22の前面側(図2において左側)には、図2に示すように、凸レンズ23が配置されている。凸レンズ23は、ガラスあるいは樹脂材料から形成されている。凸レンズ23は、液晶表示器22の液晶部分である速度計S、燃料計Fおよび水温計Tを光学的に拡大表示するためものものである。すなわち、運転者は、凸レンズ23の背後(図2において右側)に結増される拡大虚像を視認する。液晶部分の拡大虚像の外形が、液晶表示器22の外形とほぼ等しくなるように凸レンズ23の仕様が設定されている。これにより、液晶表示器22の外周部分の電極を視認させないようにしてコンビネーションメータ1の見映えを向上させるとともに、速度計S、燃料計Fおよび水温計Tを拡大表示してコンビネーションメータ1の視認性を向上させることができる。
ケーシング21を支持するアーム24は、金属材料あるいは樹脂材料から形成されている。アーム24のケーシング21側先端には、ケーシング21の球面座21bに勘合して球面軸受けを形成する球状部24aが設けられている。
アーム24へのケーシング21の取り付け工程において、アーム24の球状部24aは、ケーシング21の球面座21bの開口部21eを弾性変形させて押し広げつつ通過した後、球面座21bに嵌合する。アーム24の球状部24aとケーシング21の球面座21bとの嵌め合いは、若干の締り嵌めとなっている。すなわち、運転者が手動でケーシング21を球状部24aの回りに動かすことが可能、且つ運転者が手を離したらその姿勢を維持可能、つまり自動車の走行中の振動によってケーシング21の姿勢が変わらないような摩擦力を発生させるように設定されている。アーム24は、図2に示すように、孔部21cを介してケーシング21の内部へ進入している。このため、ケーシング21の球状部24a回りの回転運動は、ケーシングの孔部21cがアーム24に当接することにより規制される。言い換えると、孔部21cは、ケーシング21の回転範囲を規制している。
アーム24のケーシング21と反対側の端部は、図2に示すように、インストルメントパネル6内部に設置されたベース4に強固に固定されている。ベース4は、たとえば、鋼板のプレス加工により高い剛性を有するように形成されている。ベース4は、インストルメントパネル6あるいは自動車の車体構造部材(図示せず)等に取り付けられている。ベース4には、主表示ユニット2の液晶表示器22を駆動して各種表示画像を生成する制御回路装置5が固定されている。ベース4には、図2に示すように、副表示ユニット3を支持するアーム34も固定されている。
制御回路装置5は、マイクロコンピュータ、各種IC等を備え、外部からの検出信号に基づいて液晶表示器22を駆動する。なお、制御回路装置5は、副表示ユニット3の液晶表示器32の駆動制御も行っている。
インストルメントパネル6は、樹脂材料等から、図1に示すような形状に形成されている。インストルメントパネル6には、主表示ユニット2のケーシング21に対応して、凹部61および孔部63が設けられている。凹部61は、球面状に形成されるとともに、その直径寸法は、ケーシング21の直径寸法よりもわずかに大きく設定されている。これにより、ケーシング21は、アーム24の球状部24aを中心として滑らかに動くことができる。さらに、ケーシング21と凹部61との隙間が小さいため、あたかもケーシング21がインストルメントパネル6の一部であるかのような見映えが得られ、コンビネーションメータ1の見映えを斬新なものにできる。凹部61の底部には、孔部63が設けられている。孔部63は、ケーシング21の孔部21cに対応して設けられている。詳しくは、主表示ユニット2の表示方向が当該自動車のアイレンジのほぼ中央部に向いているときに、ケーシング21の孔部21cと一致するように形成されている。
副表示ユニット3の構成も、上述した主表示ユニット2の構成と同様である。すなわち、ケーシング31は、運転者の手動によりアーム34の球状部34aを中心として回転可能にアーム34により支持されている。
副表示ユニット3が備える液晶表示器32の液晶部分には、図4に示すように、ナビゲーションシステムの進路指示画面Nが形成されている。図4に示す進路指示画面Nは、次の信号交差点を右折することを指示している。
副表示ユニット3も凸レンズ33を備えており、液晶表示器32の外周部分の電極を視認させないようにしてコンビネーションメータ1の見映えを向上させるとともに、進路指示画面Nの視認性を向上させることができる。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図5の電気回路構成図に基づき説明する。
図5に示すように、制御回路装置5には、バッテリ12から電力が常時供給されている。また、制御回路装置5は、イグニッションスイッチ11が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
制御回路装置5には、図5に示すように、液晶表示器22、液晶表示器が接続されている。
制御回路装置5には、図5に示すように、自動車の走行速度検出用の速度センサ13、燃料タンク(図示せず)内の燃料液面位置を検出する液面センサ14、エンジン冷却水温度を検出する温度センサ15が、それぞれ検出信号を入力可能に接続されている。速度センサ13は、たとえば、自動車の変速機の出力軸であるプロペラシャフト(図示せず)の回転数を検出するものである。
制御回路装置5には、図5に示すように、自動車の位置を検出しそれに基づいて自動車の進路に関する種々の情報を提供するナビゲーション装置16が接続されている。
運転者の操作によりイグニッションスイッチ11がON状態に切り替えられると、制御回路装置5はそれを検知して、主表示ユニット2および副表示ユニット3の表示作動を開始する。
先ず、液晶表示器22透過照明用のバックライト(図示せず)および液晶表示器32透過照明用のバックライト(図示せず)を点灯させて、液晶表示器22および液晶表示器32を視認可能状態とする。同時に、速度センサ13、液面センサ14、温度センサ15からの検出信号に基づいて、自動車の走行速度、残存燃料量、冷却水温度をそれぞれ算出し、それらを表示するように液晶表示器22を駆動する。また、図示しない操作部を介して運転者がナビゲーション装置16に入力すると、ナビゲーション装置16はそれに基づいて出力信号を制御回路装置5へ出力し、制御回路装置5は、ナビゲーション装置16の出力信号内容を表示させるように液晶表示器32を駆動する。
運転者の操作によりイグニッションスイッチ11がOFF状態に切り替えられると、主表示ユニット2および副表示ユニット3の表示作動を停止する。すなわち、液晶表示器22透過照明用のバックライト(図示せず)および液晶表示器32透過照明用のバックライト(図示せず)を消灯させるとともに、液晶表示器22および液晶表示器32の駆動を停止する。
次に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の特長である、主表示ユニット2および副表示ユニット3の構成による作用・効果について説明する。
従来の2つの表示ユニットを備えた車両用表示装置では、両表示ユニットは、その表示方向は固定であり調節不可能である。このため、運転者が運転席に乗り込んだときに、両表示ユニットともに良く見えるような着座ポジションを見つけることは非常に難しい。すなわち、車両用表示装置の良好な視認性を確保することが困難であるという問題があった。
これに対して、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、インストルメントパネル6から突出させて配置された2個の表示ユニット、すなわち主表示ユニット2および副表示ユニット3を球面軸受け(球面座21bおよび球状部24a、球面座31bおよび球状部34a)により支持して、それらの表示方向を運転者の手動により調節可能である構成としている。
これにより、運転者が運転席に乗り込んだ際、主表示ユニット2および副表示ユニットをそれらの表示方向が運転者にとって見易い方向となるように、個別に手で動かして調節することができる。
したがって、互いに独立した形態の主表示ユニット2および副表示ユニットをインストルメントパネル6から突出させて配置してコンビネーションメータ1の見映えを斬新なものとしつつ、良好な視認性を確保することができるコンビネーションメータ1を実現することができる。
また、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、主表示ユニット2および副表示ユニット3の支持構造に球面軸受けを用いている。
これにより、両表示ユニット2、3を動かす場合、あらゆる方向に回転可能であるため、運転者は、両表示ユニット2、3の視認方向を容易に最適に調節することができる。
(第2実施形態)
図6に、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の部分断面図、すなわち、副表示ユニット3部分の断面図を示す。
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1に対して、副表示ユニット3の構成を変更している。すなわち、副表示ユニット3は、アーム34の球状部34aの周りに自由に回転自在であることに加えて、自動車の上下方向(図6における上下方向)に直線運動可能となっている。
以下に、副表示ユニット3の構成について、主にケーシング31を自動車の上下方向に直線運動させる構造について説明する。
ベース4には、図6に示すように、アーム34を摺動可能に保持するガイド筒41が固定されている。ガイド筒41は、樹脂材料あるいはゴム材料等柔軟性のある材質から形成されている。また、ガイド筒41の内径はアーム34の外径よりも若干小さく形成されている。つまり、アーム34は、運転者の手動によりガイド筒41内を直線運動し、且つ運転者が手を離したらその位置を維持可能、つまり自動車の走行中の振動によって副表示ユニット3が上下方向に移動しないような摩擦力が発生するように設定されている。
副表示ユニット3の下方への移動は、ケーシング31がインストルメントパネル6の凹部62に当接することにより規制される。一方、副表示ユニット3の上方への移動は、アーム34に設けられたストッパ34bがガイド筒41に当接することにより規制される。
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、副表示ユニット3は、球面軸受けで支持されて回転自在であることに加えて、上下方向位置も調節可能としている。これにより、運転者は、副表示ユニット3の視認方向を容易に最適に調節することができる。
(第3実施形態)
図7に、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1の部分断面図、すなわち、副表示ユニット3部分の断面図を示す。
図8に、図7中のVIII−VIII線断面図を示す。
本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1に対して、副表示ユニット3の構成を変更している。すなわち、副表示ユニット3は、アーム34の球状部34aの周りに自由に回転自在であることに加えて、自動車の前後方向(図7における左右方向)に直線運動可能となっている。
以下に、副表示ユニット3の構成について、主にケーシング31を自動車の前後方向に直線運動させる構造について説明する。
副表示ユニット3のケーシング31を支持しているアーム34は、図7に示すように、たとえば樹脂材料からなる移動ボス42に保持固定されている。この移動ボス42には、図8に示すように、ガイド42aが設けられている。一方、ベース4には、図8に示すように、自動車の前後方向に長さを有するガイド溝43が設けられている。移動ボス42のガイド42aは、図8に示すように、ガイド溝43に摺動可能に嵌合し、それにより、移動ボス42は、自動車の前後方向、すなわち図7の左右方向に摺動可能となっている。
ここで、移動ボス42のガイド42aの幅寸法Wは、ガイド溝43の幅寸法wよりもわずかに大きく設定されている。これにより、運転者が手動で副表示ユニット3を自動車の前後方向に動かせるとともに、運転者が手を離したらその位置を確実に維持できるような摩擦力が発生する。
一方、インストルメントパネル6には孔部66が設けられるとともに、孔部66には、図7に示すように、スライドカバー65が嵌めこまれている。スライドカバー65には、ケーシング31に対応して球面状の凹部65aが設けられている。凹部65aの直径寸法は、ケーシング31の直径寸法よりもわずかに大きく設定されている。これにより、ケーシング31は、アーム34の球状部34aを中心として滑らかに回動することができる。さらに、運転者により副表示ユニット3が自動車の前後方向(図7における左右方向)に動かされると、スライドカバー65はケーシング31に押されてインジェクタの表面に沿って摺動する。
ここで、スライドカバー65の外形形状は、副表示ユニット3の前後方向移動範囲において、常にインストルメントパネル6の孔部66を覆うように、言い換えると常に孔部66が常に視認されないように設定されている。これにより、運転者が副表示ユニット3を自動車の前後方向(図7における左右方向)に動かしたときに、あたかもインストルメントパネル6の表面が副表示ユニット3と一緒に動くかのように見えるので、コンビネーションメータ1の見映えを良好なものとすることができる。また、孔部66から、インストルメントパネル6内部へ埃等の異物が侵入することを防止できる。
以上説明したように、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、副表示ユニット3は、球面軸受けで支持されて回転自在であることに加えて、自動車の前後方向位置も調節可能としている。これにより、運転者は、副表示ユニット3の視認方向を容易に最適に調節することができる。
なお、以上説明した本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、ベース4に設けられたガイド溝43を、自動車の前後方向に長さを有するように形成しているが、ガイド溝43の長手方向を自動車の前後方向に限る必要は無く、他の方向、たとえば自動車の幅方向に長さを有するように形成してもよい。この場合は、副表示ユニット3は、その自動車の幅方向位置における位置を自由に調節することが可能となる。また、前後方向に対して傾斜させて斜め方向としてもよい。
また、以上説明した、本発明の第2実施形態および第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、副表示ユニット3を回転運動可能および直線運動可能に支持し、主表示ユニット2は回転運動のみ可能に支持しているが、主表示ユニット2も回転運動に加えて直線運動可能としてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態〜第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、主表示ユニット2および副表示ユニット3の両方を、その表示方向を調節可能な構造としているが、どちらか一方の表示方向を固定としてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態〜第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、副表示ユニット3の個数を1個としているが、1個に限る必要は無く、2個以上設けてもよい。
また、主表示ユニット2および副表示ユニット3に表示させる情報は、本発明の第1実施形態〜第3実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて入れ替える、あるいは追加してもよい。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1を搭載した自動車の運転席周辺の斜視外観図である。 図1中のII−II線断面図である。 図2中のIII矢視図である。 図2中のIV矢視図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の部分断面図であり、図2に相当する。 本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1の部分断面図であり、図2に相当する。 図7中のVIII−VIII線断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用表示装置)
2 主表示ユニット(表示ユニット)
21 ケーシング
21a 開口窓
21b 球面座(球面軸受け)
21c 孔部
21d 収納室
21e 開口部
22 液晶表示器
23 凸レンズ
24 アーム
24a 球状部(球面軸受け)
25 接続電線
3 副表示ユニット(表示ユニット)
31 ケーシング
31a 開口窓
31b 球面座(球面軸受け)
31c 孔部
31d 収納室
32 液晶表示器
33 凸レンズ
34 アーム
34a 球状部(球面軸受け)
34b ストッパ
35 接続電線
4 ベース
41 ガイド筒
42 移動ボス
42a ガイド
43 ガイド溝
5 制御回路装置
6 インストルメントパネル
61 凹部
62 凹部
63 孔部
64 孔部
65 スライドカバー
65a 凹部
65b 孔部
66 孔部
7 フロントウィンドシールドガラス
8 ステアリングホィール
9 運転席
10 助手席
11 イグニッションスイッチ
12 バッテリ
13 速度センサ
14 液面センサ
15 温度センサ
16 ナビゲーション装置
F 燃料計
N 進路指示画面
S 速度計
T 水温計
W 幅寸法
w 幅寸法

Claims (9)

  1. 互いに独立して配置された複数の表示ユニットから成る車両用表示装置であって、
    複数の前記表示ユニットは車両のフロントウィンドシールドガラスの下辺近傍から車室内側に張り出して設けられたインストルメントパネルから突出させて配置され、
    前記表示ユニットのうち少なくとも一つはその表示方向を調節可能である可動式表示ユニットであることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記可動式表示ユニットは回転軸の回りに回転可能に支持され、
    前記可動表示ユニットを該回転軸の周りに回転させると表示方向が変わることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 方向が異なる2本の前記回転軸を備えることを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 2本の前記回転軸は直交することを特徴とする請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 前記可動式表示ユニットは球面軸受けにより支持されることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  6. 前記可動式表示ユニットは直線運動可能に支持されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の車両用表示装置。
  7. 前記可動式表示ユニットは乗員の手動により調節作動することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の車両用表示装置。
  8. 前記可動式表示ユニットはアクチュエータの駆動力により調節作動することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の車両用表示装置。
  9. 前記アクチュエータは電動機であることを特徴とする請求項8に記載の車両用表示装置。
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