JP2006346748A - レーザー干渉による加工方法及び加工装置 - Google Patents

レーザー干渉による加工方法及び加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006346748A
JP2006346748A JP2006137088A JP2006137088A JP2006346748A JP 2006346748 A JP2006346748 A JP 2006346748A JP 2006137088 A JP2006137088 A JP 2006137088A JP 2006137088 A JP2006137088 A JP 2006137088A JP 2006346748 A JP2006346748 A JP 2006346748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
interference
processing
processing method
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006137088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4498309B2 (ja
JP2006346748A5 (ja
Inventor
Hideo Iwase
秀夫 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2006137088A priority Critical patent/JP4498309B2/ja
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to CN2006800170970A priority patent/CN101175599B/zh
Priority to PCT/JP2006/310415 priority patent/WO2006123835A1/en
Priority to DE112006001230T priority patent/DE112006001230B4/de
Priority to US11/914,674 priority patent/US7796317B2/en
Publication of JP2006346748A publication Critical patent/JP2006346748A/ja
Publication of JP2006346748A5 publication Critical patent/JP2006346748A5/ja
Priority to US12/790,665 priority patent/US7939782B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4498309B2 publication Critical patent/JP4498309B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/0604Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by a combination of beams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/062Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by direct control of the laser beam
    • B23K26/0622Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by direct control of the laser beam by shaping pulses
    • B23K26/0624Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by direct control of the laser beam by shaping pulses using ultrashort pulses, i.e. pulses of 1ns or less
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/067Dividing the beam into multiple beams, e.g. multifocusing
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0025Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1847Manufacturing methods
    • G02B5/1857Manufacturing methods using exposure or etching means, e.g. holography, photolithography, exposure to electron or ion beams

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Abstract

【課題】レーザー干渉による加工、特にパルス幅が1fs以上1ps以下のパルスレーザーを用いたレーザー干渉による加工において、表面波による乱れを抑制することが可能となる加工方法及び加工装置を提供する。
【解決手段】レーザーの干渉を用いて被加工物を加工する加工方法において、前記被加工物の表面で前記レーザーの干渉の周期方向に伝播する表面波の波長を、前記レーザーの干渉のピッチよりも長くして、前記被加工物を加工するように構成する。その装置としては、干渉点に向かう分割されたパルス光の各光路上に、偏光方向が調整可能な波長板を設け、該波長板によって偏光されたパルス光を干渉させて被加工物を加工するように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、アブレーション加工、物質表面の改質、あるいはレジストの露光等レーザー干渉による加工方法及び加工装置に関し、特にパルス幅が1fs以上1ps以下のパルスレーザーを用いた干渉露光による加工方法及び加工装置に関する。
MEMS及びナノテクノロジー技術が次世代技術として叫ばれる中、それら微細な構造物の製造方法として、レーザー干渉加工法が注目を集めている。
干渉加工は、電子及びイオンビームによる描画とことなり、数μmから数10cmもオーダーの領域を一括に加工することが可能であり、また、フォトリソグラフィーやLIGAプロセスのようにマスクを用いる必要もない。
さらに、近年、パルスレーザーによるサブミクロン構造の加工方法として、フェムト秒レーザーを用いた加工方法が提案されている。
フェムト秒レーザーは、パルス幅が1ps(10-12秒)以下のレーザーであり、部材に照射した場合の熱拡散距離が非常に短く、熱によるダメージが少ない。
また、フェムト秒レーザーを使用すると、通常その波長の光を吸収しないガラスやプラスティックなどの物質を、サブミクロンのオーダーで加工することができる。
フェムト秒レーザーをこれらの透明物質に照射すると、局所的に多光子吸収と呼ばれる光子の吸収を起こすことができる。
多光子吸収は、物質に強い電磁場を照射することによって生じる量子現象であり、照射したレーザーのフルエンスが十分に強い領域のみで光子を吸収させることができる。
このようなフェムト秒レーザーを用いた加工方法の従来例として、例えば特許文献1では、フェムト秒レーザーを用いたレーザー干渉によるホログラムの製造方法が提案されている。
この方法では、フェムト秒レーザーの基本波(波長800nm)を干渉させてガラスの表面に照射し、アブレーションによってミクロンからサブミクロンピッチのホログラムが作製される。
また、非特許文献1には、3倍波(波長290nm)の干渉によって、ガラス表面へのピッチ290nmのグレーティングの製作に関する報告がされている。
特開2001−236002号公報 J.Nanosci.Nanotech.2002,Vol.2No.3/4,321−323
しかしながら、上記従来例におけるフェムト秒レーザーを用いたレーザー干渉による加工方法においては、つぎのような問題を有している。
すなわち、被加工物質の表面を伝播する電磁波(以下、表面波と記す。)、つまりは被加工物の表面でレーザーの干渉の周期方向に伝播する表面波によって、加工が乱れるといった問題を有している。
上記表面波は、物質表面の不均一性により散乱された光が、物質の表面に沿って伝播する現象であり、周期性を持った“リップル”と総称される加工の乱れを生じさせる原因となる。
このような表面波乃至はリップル現象は、フェムト秒レーザーによる加工のみに見られる現象ではなく、露光、アブレーション、光エッチング、光照射による物性の改質など、干渉性をもつ光を照射するあらゆるプロセスで発生する。
また、金属、半導体、ガラス、プラスティック、及びその他の誘電体など、あらゆる物質の表面に発生する。
しかし、従来のパルス幅の長い、あるいは連続光のレーザーでは熱の影響が大きく、生成されたリップル形状が熱溶融によって平坦化されることが多い。
前述したように、熱拡散距離が非常に短く熱影響の小さいフェムト秒レーザーによる加工では、このリップルによる加工の乱れが熱による平坦化作用を受けることなく顕著に表れる。
また、金属の場合、表面波はその電導電子を介したプラズマ波として伝播するため、誘電体と比較して、リップルの発生が顕著である。
以下に、このようなリップルの発生について、更に説明する。
図4に、レーザー照射ガスエッチングにおいて発生したリップルのSEM像を示す(Jpn.J.Appl.Phys.Vol.31(1992)pp.4433−4436参照)。
図4(a)は図5(a)に示すような方向に電場の振幅をもつ直線偏光、すなわちP偏光入射によるリップルである。
図4(b)は図5(b)に示すような方向に電場振幅をもつ直線偏光、すなわちS偏光入射によるリップルである。
レーザーの波数をk0、表面波の波数をkSEW、入射角をθとすると、P偏光入射及びS偏光入射におけるリップルのピッチdrは、それぞれ、つぎの式(1)及び式(2)で表される。
具体的にはk0=2.37×10-5cm-1(波長266nm)
、θ=13.5°、kSEW=2.55×10-5cm-1である。よって、dr(P偏光)=345nm、dr(S偏光)=265nmとなる。
Figure 2006346748
このようなリップルは、図4で見られるように、一方向に一つの周期性のみを有しているとは限らない。
図6に、ダイアモンドをフェムト秒レーザーによってアブレーション加工した際に発生するリップルのSEM像を示す(Applied Physics Letters,Volume 82, No.11.(2003)p.1703参照)。
この例の場合、ピッチ及び周期方向が異なるリップルが三種類確認できる。
図7は、フェムト秒レーザーを垂直にニッケル部材の表面に直角に照射し、ニッケル表面をアブレーション加工した場合に発生するリップルである。
ダイアモンドの場合と同様に、3種類のリップルが確認できる。これらのリップルは、3つの異なる波長を持つ表面波が、偏光方向に対して直角若しくは平行に伝播するために発生する。
レーザーの入射角度はθ=0°であるため、(1)式及び(2)式より、表面波の波数(kSEW)は測定したリップルのピッチ(dr)より、つぎの式(3)で求められる。
Figure 2006346748
表1に、図7で発生した偏光方向に対するリップルの周期方向(すなわち、表面波の伝播方向)と、リップルのピッチ(dr)及び上記式(3)から求めた表面波の波数(kSEW)、等をまとめて示す。
表1において、ニッケルのリップルを、その波数が小さいものから、リップル1、リップル2、リップル3として表している。
Figure 2006346748
上記3種類のリップルは、レーザーの偏光方向と密接に関係している。
図12は、干渉させたフェムト秒レーザーをニッケルの表面に照射し、アブレーションによって干渉と同ピッチのグレーティングを製作しようとした場合のニッケル表面のSEM像である。
使用したフェムト秒レーザーの波長は800nm、干渉角は90°、干渉のピッチは560nmである。
レーザーの偏向方向は、干渉する2本のレーザーを含む面に垂直である(以下、S偏向干渉と呼ぶ。)。
図13は、S偏向状態を表す模式図である。S偏向状態は、干渉角に関わらず、常に2本のビームの偏向方向が一致する。
したがって、図14で示されるように、S偏向状態は、干渉のピーク16(腹)とボトム17(節)の差、すなわち干渉のコントラストが最も得られる状態であり、干渉を用いたプロセスで一般的に用いられる偏向状態である。
図12から明らかなように、加工されたニッケルの表面には多数のリップルが発生しており、それらリップルに阻害されて目標とするピッチ560nmのグレーティングは加工できていない。
このようなリップル(表面波)による加工の乱れ及び破壊を解消する方法として、円偏光若しくは楕円偏光をした光を用いることが考えられる。
これらの円偏光若しくは楕円偏光による偏光状態を使用することで、発生するリップルの周期方向を偏光方向の回転に伴って回転させ、見かけ上は、リップルを消すようにすることは可能である。
しかしながら、この方法によるリップルの除去方法は、リップルが回転することによりそのピッチが見えなくなっているにすぎず、直線偏光で加工した場合よりも加工される領域が著しく大きくなってしまうこととなる。
したがって、実質上、サブミクロンサイズの加工には用いることはできない。
また、この円偏光若しくは楕円偏光を用いた加工は、干渉や位相マスクを用いた結像光学系など、偏光方向が強く影響している光学系には使用することができない。
本発明は、上記課題に鑑み、アブレーション加工、物質表面の改質、あるいはレジストの露光等レーザー干渉による加工、特にパルス幅が1fs以上1ps以下のパルスレーザーを用いたレーザー干渉による加工において、
表面波による乱れを抑制することが可能となる加工方法及び加工装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するため、つぎのように構成した加工方法及び加工装置を提供するものである。
すなわち、本発明の加工方法は、レーザーの干渉を用いて被加工物を加工する加工方法であって、
前記被加工物の表面で前記レーザーの干渉のピッチよりも前記レーザーの干渉の周期方向に伝播する表面波の波長が長くなるように、前記レーザーを調整して、前記被加工物を加工することを特徴としている。
また、本発明の加工装置は、レーザーを備え、該レーザーからの分割されたパルス光を干渉点で干渉させて被加工物に照射し、該被加工物を加工する加工装置であって、
前記干渉点に向かう前記分割されたパルス光の各光路上に、偏光方向が調整可能な波長板を有し、該波長板によって偏光されたパルス光を干渉させて前記被加工物を加工することを特徴としている。
本発明によれば、レーザー干渉による加工、特にパルス幅が1fs以上1ps以下のパルスレーザーを用いたレーザー干渉による加工において、表面波による乱れを抑制することが可能となる加工を実現することができる。
例えばアブレーション加工、物質表面の改質、あるいはレジストの露光等のレーザー干渉による加工を実現することができる。
本発明は、上記した構成により、表面波による乱れを抑制することが可能となる加工を実現することができるが、それは本発明者が鋭意検討した結果によるつぎのような知見に基づくものである。
前述したようにリップルによる加工の乱れ(破壊)は、干渉光を部材に照射した場合にも発生する。
しかし、本発明者はこれらを詳細に検討することにより、つぎのような現象を見出した。
レーザーの干渉のピッチ(d)が、干渉の周期方向に伝播する表面波の波長、すなわち2π/k″SEWよりも小さければ、干渉のピッチを跨いだリップルは発生し難く、リップルの発生による加工の乱れ(破壊)を抑制することができる。この現象は、表面波の波長がレーザーの干渉のピッチよりも長いために、表面波の位相が決まり難く、表面波の発生が抑制されたものと考えられる。干渉の周期方向と干渉の周期との関係は図14に示す。
これらの現象の詳細を説明する前に、まず、本実施の形態で用いられる干渉加工装置について説明する。
図1に、本実施の形態で用いられるフェムト秒レーザーによる干渉加工装置の構成を示す。
図1において、1はフェムト秒レーザー発振器、2は倍波ユニット、3、4、7、8はミラー、5はビームスピリッターである。
また、6は光路長調整器、9、10はレンズ、11、12は波長板、13は分光器、14は顕微鏡、15はCCDである。
発振器1はチタン・サファイア結晶の再生増幅システムからなり、ここでは発振レーザーの波長は800nm、パルス幅は100fs、パルスの繰り返し周波数は1kHzのパルスレーザーを用い、グレーティングを加工した。
ここではパルス幅100fsのものを用いたが、パルス幅は1fs(10-15秒)以上、1ps(10-12秒)以下のレーザーであればよい。
1fs(10-15秒)以上であれば、加工に必要なエネルギーが得られ、パルス幅が1ps以下であれば、一般に熱拡散の大きな金属でも、熱の拡散距離は10nm程度であり、光の波長より小さい構造を加工できる。
発振器1を出たレーザーは倍波結晶ユニット2を通過し、2倍波(400nm)及び3倍波(266nm)に変調される。
加工するグレーティングのピッチに応じて、ミラー3をスライドさせることにより、基本波、2倍波、3倍波の中から、レーザーの波長を選択することができる。
倍波ユニットを通過した後、レーザー光は非偏光ビームスピリッター5により分割される。分割されたレーザーの一方は光路長調整器6を通り、他方のレーザーと点D(干渉点)で重なり合う。
100fsのパルス幅は大気中で30μmのパルス幅に相当するため、フェムト秒レーザーを干渉させるためには、30μm以内で光路長ABCD及びAEFDを一致させる必要がある。
本実施の形態の装置では、光路調整器の位置を矢印方向に移動させ、線分AB及び線分CDの長さを変化させることにより、光路長を一致させるように構成されている。
光路長が一致したか否かは、波長800nmを選択した場合、エアーブレイクダウンによる3倍波(λ266nm)の発光強度の変化により確認できる。
また、2倍波(λ400nm)若しくは3倍波(λ266nm)を選択した場合は、点Dに厚さ1mmのシリカガラスを置き、非線形効果による吸収率の変化を測定することにより、光路長が一致したか否かの確認が行える。
光路ABCD及びAEFCにはλ/2波長板11、12が挿入されており、波長板を光軸を中心として所望の角度に回転させることで加工の際に、両レーザーの偏光方向を自由に変えることができる。
顕微鏡14とCCD15は、被加工物の表面を観察する為の観察系である。図が煩雑になることを避けるため、ここではエネルギーを調整するためのフィルター及びパルス数を調整するためのシャッターは描かれていない。
図1では、点Aにおいてレーザーは90°の角度で交わっているが、ミラーの位置を移動させることにより、レーザーの交差角度(θ)を任意に制御することができる。
レーザーの交差角θ、レーザーの波長λと干渉のピッチdの関係は、つぎの式(4)で表される。
Figure 2006346748
ここで、光路長を一致させて干渉が起きることを確認し、波長板11、12により偏光方向を調整した後、点Dに被加工物を置き、適当なエネルギーのパルスを適当な数だけ照射することによって、グレーティングの加工を行う。
つぎに、上記干渉加工装置による加工での表面波の発生の抑制について説明する。
図2及び図3に、表面波が抑制される様子を描いた模式図を示す。
表面波は部材に照射されたレーザーにより励起され、入射レーザーの強度が大きいほど、その振幅が大きい。
したがって、干渉光を部材に照射した場合は、干渉光の腹で表面波は最大となり、節に近づくにつれてその振幅は小さくなる。
図2は、干渉のピッチが、表面波の波長よりも長い場合の表面波の振幅強度分布を表している。干渉光の各腹で励起された表面波は、減衰しながら干渉の節に近づき、別の干渉の腹で励起された表面波と重なり合う。
しかし、図2の条件の場合、隣り合う干渉の腹から伝播する表面波は、節で他の表面波と重なり合う前に、1つ以上のピークを持つ。その表面波のピークによって、加工パターン及び改質パターンが乱されてしまう。
図3は、表面波の波長が干渉のピッチよりも長い場合の表面波の振幅強度分布を表している。図2の場合と同様に、干渉の腹で励起された表面波は、干渉の節で重なり合う。
しかし、図3のように表面波の波長が干渉のピッチよりも長い場合、隣り合った干渉の腹で励起された表面波は、一波長進む前に別の表面波と重なり合い、互いに打ち消しあう。
したがって、表面波の波長が干渉のピッチよりも長い場合には、干渉の周期方向には表面波が伝播することなく、表面波の影響を抑制した加工を行うことができる。
以上のことから、本発明においては、レーザーの干渉の周期方向に伝播する表面波の波長を、レーザーの干渉のピッチよりも長く設定して被加工物を加工することで、表面波による乱れを抑制するようにしたものである。
具体的には、干渉の周期方向に伝播する表面波の波数k″SEWと干渉のピッチdが、つぎの式(5)の条件を満たすようにすることで、上記した本発明の表面波による乱れを抑制することが可能となる加工が実現される。
Figure 2006346748
以下に、本発明の実施例について説明する。
本実施例においては、上記した図1の干渉加工装置を用い、アブレーションによって、干渉レーザーのピーク強度が、被加工物のアブレーション閾値よりも大きくなるようにレーザーのパワーを調整し、干渉レーザーを被加工物に照射した。そして干渉ピッチと同ピッチのグレーティングを、被加工物に直接作製した。
図8と図9に、本実施例においてアブレーションにより製作されたニッケル(Ni)の干渉加工痕のSEM像を示す。
図8は、本実施例に用いられる図1の干渉加工装置での点Aにおけるレーザーの交差角度θを30°とした場合のニッケル(Ni)の干渉加工痕のSEM像である。
図8(a)はS偏光入射によるグレーティングのSEM像であり、図8(b)はP偏光入射によるグレーティングのSEM像である。
また、図9は、本実施例に用いられる図1の干渉加工装置での点Aにおけるレーザーの交差角度θを90°とした場合のNiの干渉加工痕のSEM像である。図9(a)はS偏光入射によるグレーティングのSEM像であり、図9(b)はP偏光入射によるグレーティングのSEM像である。
図8(a)と図9(a)のグレーティングを加工する際、加工に用いたレーザーの偏光方向は、干渉の周期方向と直交するように調整した。
すなわち、図8(a)と図9(a)の場合には、図10(a)に示すように、レーザー干渉にS偏光を用いた。
これに対して、図8(b)と図9(b)の場合には、レーザーの偏光方向は、干渉の周期方向と平行となるように調整した。すなわち、ここでは図10(b)に示すように、レーザー干渉にP偏光を用いた。
表2に、図8と図9で示した加工における干渉ピッチ、レーザーの偏光方向及び表面波の波長(λSEW)、等をまとめて示す。
Figure 2006346748
ここで、表2における表面波の波長は、表1にまとめた表面波の波数(kSEW)を用いることにより、つぎの式(6)から求められる。
Figure 2006346748
図8と図9から明らかなように、図9(b)以外の、図8(a)、図8(b)、図9(a)における全てのグレーティングは、リップルの発生により激しく損傷を受けている。
これら図8(a)、図8(b)、図9(a)のグレーティング破壊は、以下のように理解できる。
まず、図8(a)と図9(a)では、干渉の周期方向と偏光方向とは平行であり、干渉の周期方向と平行に表面波3が伝播している。
表面波3の波長は120〜430nmであり、図8(a)の干渉ピッチ(1545nm)と図9(a)の干渉ピッチ(565nm)よりも周期が短い。
その為、表面波は抑制されることなく伝播し、グレーティングが破壊されてしまったと理解できる。
実際に、図8(a)及び図9(a)では、表面波3によるリップルらしきものが確認できる。
また、図8(b)では、干渉の周期方向と平行に表面波2が発生している。表面波2の波長は730nmであり、干渉ピッチ(1545)よりも短い。
その結果、図8(a)及び図9(a)と同様に、リップルによるグレーティングの破壊が起きたと考えられる。
図9(a)では、表面波2のリップルの発生がはっきり確認できる。
一方、図9(b)では、リップルに破壊されること無く、グレーティングが形成されている。図9(b)の場合、図8(b)と同様に表面波2の伝播方向が干渉の周期方向と平行に伝播していると考えられる。
しかし、表面波の波長(730nm)が干渉の周期(565nm)よりも長いため、隣接する干渉の腹で励起された表面波は互いに打ち消しあい、その結果、リップルにより破壊されずにグレーティングが形成されたと考えられる。
また、図9(b)の条件では、干渉の周期方向と直交して、表面波1及び表面波3が伝播している筈である。しかし、これら干渉の周期方向と直交して伝播する表面波は、グレーティングの形状には殆ど影響を及ぼさない。
この実施例から明らかなように、干渉でアブレーション加工を行う場合、表面波の波長がそれに平行する干渉の周期よりも長ければ、隣接する干渉の腹により励起された表面波は互いに打ち消し合い、表面波による加工の破壊を防ぐことができる。
図11は、図9(b)と同じ偏光条件及びレーザー交差角で、2倍波(波長400nm)により加工を行った場合のグレーティングである。
ニッケルの場合、2倍波(波長400nm)を使用すると、干渉の周期及び表面波の周期は、共に基本波(800nm)の場合の半分になる。
したがって、干渉の周期は290nmとなり、図9(b)と同様に、本発明の条件を満たしている。
図11では、基本波(波長800nm)を使用した図9(b)のときと同様に、リップルによるグレーティングの破壊は見られない。
以上に述べた過程を経て作成した図9(b)に示したグレーティング(ピッチ565nm)に対して垂直に波長400nmの光を入射させたところ、45°の方向に1次回折光が確認された。
これは該グレーティングが反射型回折格子として機能していることを示している。
また、図11に示したグレーティング構造(ピッチ290nm)を型としてポリオレフィン樹脂に加熱転写させた。転写された樹脂表面には幅80nm、高さ130nmの断面がピッチ290nmで並んだ周期構造が得られた。
該転写成形品の表面反射率を調べたところ、波長600〜800nmの垂直入射光に対して反射率1.2%以下であった。
一般に表面研磨したポリオレフィンの表面反射は4.2%(波長780nm)である。該転写成形品はピッチ290nmの2倍以上の波長に対して十分な反射防止効果を有している。
以上述べたような加工法を応用し、たとえば波長266nmの3倍高調波を利用すれば133nmまでのピッチを有するグレーティングを製作することも可能である。
それを用いて、可視光全域において反射防止効果を有する微細構造である反射防止構造を透明部材の表面に形成することも可能である。
このように、本発明は、使用するレーザーの波長を800nmに限定したものではなく、あらゆる波長に対して有効である。
また、上記式(4)から明らかなように、干渉のピッチはレーザーの交差各(θ)と波長(λ)の両方に依存している。
そのためレーザーの交差角と波長をそれぞれ適当に選ぶことにより、本発明を満たした所望ピッチのグレーティングを加工する条件を見出すことができる。
例えば、波長λ=400nmのレーザーを入射した場合、波長が300nmの表面波が発生する物質があるとする。この物質の表面にピッチ500nmのグレーティングを加工する場合、λ=400nmのレーザーを用いると本発明の条件を満たさない。しかし、表面波の波長は、一般的に入射レーザーの波長に比例するので、波長λ=800nmのレーザー干渉を用いれば発生する表面波の波長は600nmとなり、グレーティングのピッチ500nmよりも大きくなり、本発明の条件を満たすことができる。
また、本実施例では、被加工物としてニッケル(Ni)を用いているが、他の物質を被加工物とした場合でも、その表面に発生する表面波に対して、本発明を適応することができる。被加工物の表面に発生する表面波の波長は、本発明での上記説明と同様に、被加工物の表面と直角に適当なパワーのレーザーを入射することにより容易に測定することができる。
また、レーザー研究 2000年12月 p.824及び精密工学会誌Vol.69、No.4 2003には、金属及び半導体においては表面波の発生メカニズムは同じであることが述べられている。
そして、干渉の周期方向に伝播する表面波の波長は物質によってあまり差がなく、波長と同程度であることが述べられている。
したがって、金属及び半導体の形成面においては、本実施例と同様にp偏光の干渉レーザーを照射することにより、表面波の発生を抑え、サブミクロンのグレーティングをアブレーション加工することができる。
また、本実施例では、加工法としてアブレーション加工を取り上げたが、本発明によるリップルの抑制効果はこのような加工法に限定されたものではない。
例えば、干渉を用いたFiber Bragg Grating (FBG)のようなレーザーによる物質表面の改質にも適用することができる。
これは、ファイバーの上に設置された回折格子を通過したレーザー光を干渉させ、ファイバーに照射する。一般的に、ガラス及びある種の透明プラスティックは、強い強度の光が照射されると内部構造が変わり、屈折率が変化する。
この性質を利用して、干渉光を照射することにより、ファイバー内部に周期的な屈折率変化を作るものである。
このようなレーザーによる物質表面の改質においても、本発明によるリップルの抑制効果は有効である。
また、レジスト膜に干渉させたレーザーを照射することにより、周期的にレジスト膜表面を露光し改質する、干渉を用いたレジストの露光、等にも適用することができる。
本発明で用いられるレーザー干渉装置の構成を示す模式図。 本発明の原理を示す概念図。 本発明の原理を示す概念図。 レーザー照射ガスエッチングでGaAsをエッチングした際に発生するリップルのSEM像であり、(a)はP偏光入射によるリップルのSEM像、(b)はS偏光入射によるリップルのSEM像を示す図。 図4(a)、(b)における偏光状態によるリップルの発生の違いを説明するための図であり、(a)はP偏光入射、(b)はS偏光入射を示す図。 フェムト秒レーザーでダイアモンドをアブレーション加工した際に発生するリップルのSEM像を示す図。 フェムト秒レーザーでNiをアブレーション加工した際に発生するリップルのSEM像を示す図。 本発明の実施例におけるレーザーの交差角θを30°とした場合のNiの干渉加工痕のSEM像であり、(a)はS偏光入射によるリップルのSEM像、(b)はP偏光入射によるグレーティングのSEM像を示す図。 本発明の実施例におけるレーザーの交差角θを90°とした場合のNiの干渉加工痕のSEM像であり、(a)はS偏光入射によるリップルのSEM像、(b)はP偏光入射によるグレーティングのSEM像を示す図。 図8(a)、(b)及び図9(a)、(b)における偏光状態によるリップルの発生の違いを説明するための図であり、(a)はS偏光入射、(b)はP偏光入射を示す図。 本発明の実施例におけるNiの干渉加工痕のSEM像を示す図。 干渉させたフェムト秒レーザーをニッケルの表面に照射し、アブレーションによって干渉と同ピッチのグレーティングを製作しようとした場合のニッケル表面のSEM像を示す図。 干渉を用いたプロセスで一般的に用いられる偏向状態であるS偏向状態を示す模式図。 S偏向状態では、干渉角に関わらず常に2本のビームの偏向方向が一致するため、干渉のコントラストが最も得られる偏向状態であることを説明する図。
符号の説明
1:フェムト秒レーザー発振器
2:倍波結晶ユニット
3、4、7、8:ミラー
5:ビームスピリッター
6:光路長調整器
9、10:レンズ
11、12:波長板
13:分光器
14:顕微鏡
15:CCD
16:干渉の腹
17:干渉の節

Claims (15)

  1. レーザーの干渉を用いて被加工物を加工する加工方法であって、
    前記被加工物の表面で前記レーザーの干渉のピッチよりも前記レーザーの干渉の周期方向に伝播する表面波の波長が長くなるように、前記レーザーを調整して、前記被加工物を加工することを特徴とするレーザー干渉による加工方法。
  2. 前記レーザーの調整は、前記レーザーの干渉させる光の偏光方向、前記レーザーの波長及び/又は前記レーザーの交差角度を制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザー干渉による加工方法。
  3. 前記周期方向に伝播する表面波の伝播方向を、前記レーザーの干渉させる光の偏光方向を調整することで、変化させることを特徴とする請求項1に記載のレーザー干渉による加工方法。
  4. 前記表面波の中で最も波長の短い表面波が前記レーザーの干渉の周期方向に対して直角に伝播することを特徴とする請求項3に記載のレーザー干渉による加工方法。
  5. 前記レーザーの干渉のピッチをdとし、前記被加工物の表面で前記レーザーの干渉の周期方向に伝播する表面波の波数をk″SEWとするとき、以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のレーザー干渉による加工方法。
    d<2π/k″SEW
  6. 前記レーザーの干渉させる光の偏光方向は、P偏光であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のレーザー干渉による加工方法。
  7. 前記レーザー干渉による加工方法であって、前記レーザーは、パルス幅が1fs以上1ps以下のパルスレーザーであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のレーザー干渉による加工方法。
  8. 前記パルスレーザーによって、前記被加工物をアブレーション加工することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のレーザー干渉による加工方法。
  9. 前記パルスレーザーによって、前記被加工物の表面の改質をすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のレーザー干渉による加工方法。
  10. 前記被加工物は金属又は半導体であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のレーザー干渉による加工方法。
  11. 請求項1〜10に記載のレーザー干渉による加工方法で加工された回折格子。
  12. 請求項1〜10に記載のレーザー干渉による加工方法で加工された反射防止構造。
  13. レーザーを備え、該レーザーからの分割されたパルス光を干渉点で干渉させて被加工物に照射し、該被加工物を加工する加工装置であって、
    前記干渉点に向かう前記分割されたパルス光の各光路上に、偏光方向が調整可能な波長板を有し、該波長板によって偏光されたパルス光を干渉させて前記被加工物を加工することを特徴とするレーザー干渉による加工装置。
  14. 前記レーザー干渉による加工装置であって、前記偏光方向をP偏光に調整することを特徴とする請求項13に記載のレーザー干渉による加工装置。
  15. 前記レーザー干渉による加工装置であって、前記レーザーは、パルス幅が1fs以上1ps以下のパルスレーザーであることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載のレーザー干渉による加工装置。
JP2006137088A 2005-05-18 2006-05-16 レーザー干渉による加工方法及び該加工方法で加工された回折格子、反射防止構造 Expired - Fee Related JP4498309B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006137088A JP4498309B2 (ja) 2005-05-18 2006-05-16 レーザー干渉による加工方法及び該加工方法で加工された回折格子、反射防止構造
PCT/JP2006/310415 WO2006123835A1 (en) 2005-05-18 2006-05-18 Processing method and processing apparatus using interfered laser beams
DE112006001230T DE112006001230B4 (de) 2005-05-18 2006-05-18 Bearbeitungsverfahren und Bearbeitungsvorrichtung, die interferierende Laserstrahlen verwenden, sowie Beugungsgitter und Miktrostruktur, hergestellt mit dem Barbeiungsverfahren
US11/914,674 US7796317B2 (en) 2005-05-18 2006-05-18 Processing method and processing apparatus using interfered laser beams
CN2006800170970A CN101175599B (zh) 2005-05-18 2006-05-18 使用干涉激光光束的处理方法和处理装置
US12/790,665 US7939782B2 (en) 2005-05-18 2010-05-28 Processing method and processing apparatus using interfered laser beams

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005144937 2005-05-18
JP2006137088A JP4498309B2 (ja) 2005-05-18 2006-05-16 レーザー干渉による加工方法及び該加工方法で加工された回折格子、反射防止構造

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006346748A true JP2006346748A (ja) 2006-12-28
JP2006346748A5 JP2006346748A5 (ja) 2007-02-15
JP4498309B2 JP4498309B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=37431394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006137088A Expired - Fee Related JP4498309B2 (ja) 2005-05-18 2006-05-16 レーザー干渉による加工方法及び該加工方法で加工された回折格子、反射防止構造

Country Status (5)

Country Link
US (2) US7796317B2 (ja)
JP (1) JP4498309B2 (ja)
CN (1) CN101175599B (ja)
DE (1) DE112006001230B4 (ja)
WO (1) WO2006123835A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270002A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Toyo Seikan Kaisha Ltd 構造体、レーザ加工方法及び真贋判定方法
WO2011096353A1 (ja) * 2010-02-05 2011-08-11 株式会社フジクラ 微細構造の形成方法および微細構造を有する基体
US11242284B2 (en) 2012-07-26 2022-02-08 Dexerials Corporation Microfabrication method

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004035255A1 (ja) * 2002-09-27 2004-04-29 Nec Machinery Corporation 周期構造作成方法および表面処理方法
DE202010018040U1 (de) * 2009-03-30 2013-11-25 Boegli-Gravures S.A. Festkörperoberfläche mit einer Hartstoff-Beschichtung mit mindestens einem strukturierten Bereich und Vorrichtung zur Strukturierung
RU2567138C2 (ru) 2009-03-30 2015-11-10 Боэгли-Гравюр С.А. Способ и устройство для структурирования поверхности твердого тела, покрытого твердым материалом, с помощью лазера
US9455105B2 (en) * 2010-09-27 2016-09-27 Kulite Semiconductor Products, Inc. Carbon nanotube or graphene based pressure switch
CN102566057B (zh) * 2012-01-15 2013-06-12 中国人民解放军国防科学技术大学 具有光程调节能力的多光束合束器
JP7232840B2 (ja) * 2018-02-28 2023-03-03 バイオミメティック プライベート カンパニー 透明な固体の反射を低減するためのレーザの使用、コーティング、及び透明な固体を使用するデバイス

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6163389A (ja) * 1984-08-20 1986-04-01 フイアツト・アウト・ソシエタ・ペル・アチオーニ 動力レーザによる金属被加工物の処理装置
JPS62220919A (ja) * 1986-03-24 1987-09-29 Toshiba Corp 光量制御装置
JPH11170073A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Fuji Elelctrochem Co Ltd レーザビーム描画装置
JP2000252610A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Nec Corp 印刷配線板の製造方法および基板表面粗化装置
JP2004038017A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Furukawa Electric Co Ltd:The ファイバグレーティングの製造方法及びその製造装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1034530C (zh) * 1992-05-16 1997-04-09 中国科学院长春光学精密机械研究所 激光外差共路干涉光学系统
US6169631B1 (en) * 1998-05-19 2001-01-02 Seagate Technology Llc Laser-texturing data zone on a magnetic disk surface by using degenerative two wave mixing
JP4124396B2 (ja) 1999-12-17 2008-07-23 独立行政法人科学技術振興機構 ホログラムの製造方法および装置
CN2432001Y (zh) * 2000-06-21 2001-05-30 中国科学院光电技术研究所 一种激光干涉光刻系统
TW523791B (en) * 2000-09-01 2003-03-11 Semiconductor Energy Lab Method of processing beam, laser irradiation apparatus, and method of manufacturing semiconductor device
CN1228663C (zh) * 2003-02-27 2005-11-23 上海交通大学 基于导波共振的偏振方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6163389A (ja) * 1984-08-20 1986-04-01 フイアツト・アウト・ソシエタ・ペル・アチオーニ 動力レーザによる金属被加工物の処理装置
JPS62220919A (ja) * 1986-03-24 1987-09-29 Toshiba Corp 光量制御装置
JPH11170073A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Fuji Elelctrochem Co Ltd レーザビーム描画装置
JP2000252610A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Nec Corp 印刷配線板の製造方法および基板表面粗化装置
JP2004038017A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Furukawa Electric Co Ltd:The ファイバグレーティングの製造方法及びその製造装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270002A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Toyo Seikan Kaisha Ltd 構造体、レーザ加工方法及び真贋判定方法
WO2011096353A1 (ja) * 2010-02-05 2011-08-11 株式会社フジクラ 微細構造の形成方法および微細構造を有する基体
US11242284B2 (en) 2012-07-26 2022-02-08 Dexerials Corporation Microfabrication method

Also Published As

Publication number Publication date
DE112006001230B4 (de) 2010-11-04
US7939782B2 (en) 2011-05-10
CN101175599B (zh) 2010-09-01
CN101175599A (zh) 2008-05-07
JP4498309B2 (ja) 2010-07-07
US20090103181A1 (en) 2009-04-23
DE112006001230T5 (de) 2008-04-17
WO2006123835A1 (en) 2006-11-23
US20100301025A1 (en) 2010-12-02
US7796317B2 (en) 2010-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4498309B2 (ja) レーザー干渉による加工方法及び該加工方法で加工された回折格子、反射防止構造
US9636777B2 (en) Laser micro/nano processing system and method
Rekstyte et al. Nanoscale precision of 3D polymerisation via polarisation control
JP3293136B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP5098229B2 (ja) 表面改質方法
RU2689018C2 (ru) Устройство для проецирования маски пучком фемтосекундного и пикосекундного лазера, содержащее ограничитель, маску и системы линз
JP2010142862A (ja) 誘電体材料表面のナノ周期構造形成方法
JP2008126283A (ja) 微細構造体の製造方法、露光方法
Kolacek et al. Nano-structuring of solid surface by extreme ultraviolet Ar8+ laser
KR101748003B1 (ko) 그리드 편광 소자 및 광배향 장치
US20060210888A1 (en) Photomask to which phase shift is applied and exposure apparatus
Kim et al. Fabrication of uniform nanogrooves on 6H-SiC by femtosecond laser ablation
JP2005161372A (ja) レーザ加工装置、構造体、光学素子、及びレーザ加工法
Ganeev Optical modification of semiconductor surfaces through the nanoripples formation using ultrashort laser pulses: Experimental aspects
JP4373163B2 (ja) 光学用構造体の製造方法
KR101243269B1 (ko) 레이저 가공 시스템 및 이를 이용한 레이저 가공 방법
Kawamura et al. Femtosecond-laser-encoded distributed-feedback color center laser in lithium fluoride single crystal
JP4730591B2 (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP2011079057A (ja) レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP5057202B2 (ja) 微細構造体の製造方法および製造装置
Ganeev et al. Nanostructuring of semiconductor surfaces under the action of femtosecond pulses
JP5936110B2 (ja) レーザー光の回折方法及び回折光学素子装置
Kolacek et al. Nano-structuring of Solid Surface by EUV Ar8+ Laser
Suzuki et al. Curved-waveguide fabrication using femtosecond laser processing with glass hologram
JP2014123754A (ja) 半導体装置の作製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061214

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100409

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100413

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4498309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees