JP2006346106A - 手術用立体画像観察装置 - Google Patents

手術用立体画像観察装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006346106A
JP2006346106A JP2005175211A JP2005175211A JP2006346106A JP 2006346106 A JP2006346106 A JP 2006346106A JP 2005175211 A JP2005175211 A JP 2005175211A JP 2005175211 A JP2005175211 A JP 2005175211A JP 2006346106 A JP2006346106 A JP 2006346106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image display
stereoscopic image
observer
display panel
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005175211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4455419B2 (ja
Inventor
Masakazu Mizoguchi
正和 溝口
Genichi Nakamura
元一 中村
Kokichi Kenno
孝吉 研野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2005175211A priority Critical patent/JP4455419B2/ja
Publication of JP2006346106A publication Critical patent/JP2006346106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4455419B2 publication Critical patent/JP4455419B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】限られた手術スペースにおいて、簡単に視域内に観察者の瞳を合わせることができ、観察者に無理な姿勢を強いることなく、観察者の疲労を極力軽減し、且つ手術全体の作業効率を向上させて、手術時間を短縮し、患者の負担も軽減できる手術用立体観察装置を提供する。
【解決手段】術部の観察画像を立体的に表示する所定の視域を有した立体画像表示手段21,22と、立体画像表示手段を支持する支持部材23と、支持部材23と立体画像表示手段の表示面22とを連結し、且つ、表示面22の中心Sを通る軸O1,O2を中心として、表示面22を上下又は左右に回動可能に支持する視域移動手段24と、表示面22に対する観察者の眼ER,ELの位置を検出する検出手段25と、検出手段25の検出結果に基づき、視域移動手段24を介した表示面22の回動を制御する表示位置制御手段とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、手術における術部の画像を拡大して立体観察するための手術用立体画像観察装置に関する。
一般に、脳神経外科、眼科、整形外科等では、手術等に際し、術者が微細な術部の拡大像を立体観察するために左右の眼用の接眼レンズを備えた実体顕微鏡を構成した手術用顕微鏡が用いられる。しかし、術部の拡大像を観察するために、左右の眼用の接眼レンズを覗き込むような手術用顕微鏡では、観察位置や観察姿勢に大きな制約を受けてしまう。この制限を緩和し、自由な位置、姿勢での観察を可能にするために術部の画像をCCD等の撮像素子で撮像し、これをTVモニターやヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの表示手段で表示するいわゆる電子画像顕微鏡がある。しかし、TVモニターは、大型であり手術室内の作業スペースを狭めてしまう。また、HMDは、観察者の画像観察以外の視界をほぼ遮るため、観察者は周囲のアシスタント等とのコミュニケーションがとり難くなる。
そこで、従来、観察者の顔面に装着することなく、省スペースで作業性がよく術部の立体画像を観察することのできる手術用立体画像観察装置として、例えば、次の特許文献1に記載の立体観察装置が提案されている。
特開2003−233031号公報
特許文献1に記載の立体観察装置は、左右の眼に対応する投影光照射手段と、左右の投影光照射手段の照射軸が一致する位置にフレネル凹面鏡パネルなどの反射手段を備え、左右の投影光照射手段を介して左右の眼でそれぞれ視差を有する、異なる画像を観察することにより立体観察を行うことができるように構成されている。
しかし、特許文献1に記載の立体観察装置では、立体観察するためには、左右の限られた視域(射出瞳)内に観察者(主として術者)の左右の眼が位置するように、観察者は頭部の位置を維持し続けなければならず、観察者に大きな疲労を与えてしまうという問題があった。また、一旦、観察者の眼が視域から外れたときには、観察者の眼が視域内に入る位置を観察者が探さなければならず、観察者の眼の位置合わせが煩雑化して手術全体の作業効率が低下する上、手術時間を長引かせてしまい、手術を受ける患者にも負担を強いることになる等の問題があった。
また、特許文献1に記載のような従来の手術用立体観察装置では、一般的に、観察者の手術位置に合わせて、アームを介してフレネル凹面鏡パネルなどの反射手段を左右の投影光照射手段と一体で移動させるように構成されていた。このため、移動時に補助者やその他の器具と干渉し易く、手術者の位置に応じてアームを介してフレネル凹面鏡パネルなどの反射手段を左右の投影光照射手段とを自由に移動させることが容易ではなかった。さらに、フレネル凹面鏡パネルなどの反射手段を左右の投影光照射手段と一体で移動させるには移動手段が大型化し、手術スペースが狭められてしまうという問題があった。さらにまた、フレネル凹面鏡パネルなどの反射手段を左右の投影光照射手段と一体で移動させるため、必然的にフレネル凹面鏡パネルの移動量が大きくなり、観察者は却ってその移動に伴い観察位置の位置合わせが煩雑化してしまうという問題があった。
このため、従来の手術用立体観察装置では、限られた手術用スペースにおいて、観察者の観察姿勢の自由度を狭めざるを得ず、観察者に与える疲労、手術全体の作業効率の低下、それに伴い患者に与える負担を軽減することができなかった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、限られた手術スペースにおいて、簡単に視域内に観察者の瞳を合わせることができ、観察者に無理な姿勢を強いることなく、観察者の疲労を極力軽減し、且つ手術全体の作業効率を向上させて、手術時間を短縮し、患者の負担も軽減できる手術用立体観察装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による手術用立体観察装置は、術部の観察画像を立体的に表示する所定の視域を有した立体画像表示手段と、前記立体画像表示手段を支持する支持部材と、前記支持部材と前記立体画像表示手段の表示面とを連結し、且つ、該立体画像表示手段の略表示面の中心を通る軸を中心として、少なくとも上下又は左右に該立体画像表示手段の表示面を回動可能に支持する視域駆動手段と、前記立体画像表示手段の表示面に対する観察者の眼の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記視域駆動手段を介した前記立体画像表示手段の表示面の回動を制御する、表示位置制御手段と、を有することを特徴としている。
また、本発明による手術用立体観察装置は、術部の観察画像を立体的に表示する所定の視域を有した立体画像表示手段と、前記所定の視域を移動可能とする視域移動手段と、前記立体画像表示手段の表示面に対する観察者の眼の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段による検出結果に基づいて、前記視域移動手段を制御する表示位置制御手段とを有し、前記表示位置制御手段は、前記観察者の眼の位置と前記所定の視域の相対的な位置関係に基づいて、前記視域移動手段を駆動する駆動パラメータを算出することを特徴としている。
また、本発明の手術用立体観察装置においては、前記表示位置制御手段が、観察者の眼の位置が前記立体画像表示手段による立体視が可能な所定の視域内にあるか否かに応じて、前記視域移動手段を介した前記立体画像表示手段の所定の視域の移動のための、速度、加速度の少なくともいずれかを前記駆動パラメータの一つとして設定するのが好ましい。
また、本発明の手術用立体観察装置においては、前記表示位置制御手段が、観察者の眼の位置が前記立体画像表示手段による立体視が可能な所定の視域内にあるか否かに応じて、前記視域移動手段を介した前記立体画像表示手段の所定の視域の上下又は左右への移動の要否を前記駆動パラメータの一つとして設定するのが好ましい。
また、本発明の手術用立体観察装置においては、前記表示位置制御手段が、前記視域移動手段を介した前記立体画像表示手段の所定の視域の上下への移動と、左右への移動とで、各々別個の駆動パラメータを設定するのが好ましい。
本発明によれば、術者が視域を意識することなく、立体観察が可能となるので、手術に集中することができ、手術時間の短縮、疲労軽減を図ることができる。また、表示面を動かすためのスペースを最小限に抑えることができるので、狭い手術スペースにおける表示面が動くことに対する煩わしさが軽減される。
従って、本発明によれば、限られた手術スペースにおいて、簡単に視域内に観察者の瞳を合わせることができ、観察者に無理な姿勢を強いることなく、観察者の疲労を極力軽減し、且つ手術全体の作業効率を向上させて、手術時間を短縮し、患者の負担も軽減できる手術用立体観察装置が得られる。
第一実施形態
図1は本発明の第一実施形態にかかる手術用立体画像観察装置を用いた手術用立体画像顕微鏡システムの要部概略構成図である。図1中で、1は術部の観察画像を撮像する手術用立体顕微鏡画像撮像装置である。なお、各部材の説明の便宜上、図1では患者と観察者(術者)Dとを離して示している。
手術用立体画像顕微鏡システムは、手術用立体顕微鏡画像撮像装置1と、手術用立体画像観察装置2とを備えて構成されている。
手術用立体顕微鏡画像撮像装置1は、撮像装置本体部11と、撮像装置本体部11を移動自在に支持する、例えば、多関節アームなどの支持手段12を備えている。多関節アーム12は、複数のアーム12aと、アーム12a同士を回動可能に連結する関節12bを有し、一つのアーム12aの一端が撮像装置本体部11に接続されている。
撮像装置本体部11には、術部Pの観察像を電子画像として拡大3次元画像を撮像するための左右一対の、CCDなどからなる撮像素子11aL,11aR(図2参照)を備えた観察光学系が内蔵されている。
左右一対の撮像素子11aL,11aRは、図1において図示省略したカメラコントローラ45に内蔵された左右一対のCCU(カメラコントロールユニット)45L,45Rにそれぞれ接続されている。また、左右一対のCCU45L,45Rは、それぞれからの信号が左眼用及び右眼用の画像投影機21L,21Rに別個に入力されるように、画像投影機21L,21Rに接続されている。
手術用立体画像観察装置2は、術部の観察画像を立体的に表示する立体画像表示手段としての左眼用及び右眼用の画像投影機21L,21R及び画像表示パネル22と、立体画像表示手段を支持する立体画像表示手段支持部23と、視域駆動手段としての表示パネル回動支持部24と、観察位置検出装置25と、後述する表示位置制御手段(図示省略)を有している。
左眼用及び右眼用の画像投影機21L,21Rは、それぞれ左右のCCU45L,45Rからの信号を画像として表示する画像表示素子と投影レンズを有する投影光学系(図示省略)を内蔵している。そして、図3に示すように、それぞれの射出光軸PL,PRが画像表示パネル22の表示面の中心Sで一致するように配置されており、左眼用及び右眼用の画像投影機21L,21Rからのそれぞれの観察像を一致させて画像表示パネル22上に投影するようになっている。
画像表示パネル22は、フレネル凹面鏡と拡散板を有して構成されている(図示省略)。
そして、左眼用及び右眼用の画像投影機21L,21Rの投影光学系の射出瞳OPL,OPRが、画像表示パネル22のフレネル凹面鏡のレンズ作用と、拡散板の光拡散作用により、図4に示すように、画像表示パネル22の表示面の中心Sから所定の距離LS1離れた位置P1近傍に拡大され、図5に示すように、左右に分離された状態で、それぞれ所定の深度d1で形成されるようになっている。
また、左右の射出瞳OPL,OPRは、例えば、深度d1が30mm程度、それぞれの中心点OL,ORからの半径r1が30mm程度、左右の射出瞳OPL,OPR間の距離d2が5mm程度となるように設定されている。
そして、左右の射出瞳OPL,OPR内に観察者(術者)Dの左右の眼EL,ERが入るようにすることにより、画像表示パネル22を見ている観察者Dの左眼ELには、反射光軸WLを中心として左眼用の画像投影機21Lからの観察像が導かれ、観察者Dの右眼ERには、反射光軸WRを中心として右眼用の画像投影機21Rからの観察像が導かれる。
その結果、左眼用及び右眼用の画像投影機21L,21Rから画像表示パネル22に投影される観察像が、観察者Dによって3D(立体観察)されるようになっている。
立体画像表示手段支持部23は、複数のアーム23aとアーム23a同士を回動可能に連結する関節23bを有する多関節アームと、立体画像表示手段支持アーム23cを有している。
一つのアーム23aの一端部は、立体画像表示手段支持アーム23cに接続されている。また、立体画像表示手段支持アーム23cに接続されていない所定のアーム23aの一端部は、天井等の手術室の室内の一部に固定されている。
立体画像表示手段支持アーム23cは、略L字形状に屈曲形成されている。立体画像表示手段支持アーム23cの一端部には、左眼用及び右眼用の画像投影機21L,21Rが取り付けられている。また、立体画像表示手段支持アーム23cの他端部には、画像表示パネル22が、表示パネル回動支持部24を介して連結されている。さらに、立体画像表示手段支持アーム23cの他端部における画像表示パネル22が連結されている部位の近傍には、立体画像表示手段の画像表示パネル22の表示面に対する観察者(術者)Dの眼の位置を検出するための観察位置検出装置25が取り付けられている。
表示パネル回動支持部24は、図6に示すように、回動支持アーム24aと、左右方向回転軸部24bと、上下方向回転軸部24cを有している。
回動支持アーム24aは、画像表示パネル22の輪郭に沿って略コの字形状に屈曲形成されている。
左右方向回転軸部24bは、ステッピングモータ24b1と、ステッピングモータ24b1に接続する回転軸24b2とで構成されており、画像表示パネル22の表示面の中心Sを通る左右方向回転軸O1上において、回動支持アーム24aの中間部24a1と立体画像表示手段支持アーム23cの他端部とを、回動可能に連結している。そして、左右方向回転軸部24bは、ステッピングモータ24b1の駆動により、立体画像表示手段支持アーム23cの他端部に対して回動支持アーム24aを回動する機能を備えている。
上下方向回転軸部24cは、ステッピングモータ24c11と、ステッピングモータ24c11に接続する回転軸24c12と、回転軸24c2とで構成されており、画像表示パネル22の表示面の中心Sを通る上下方向回転軸O2上において、回動支持アーム24aの両端部24a2,24a3と、画像表示パネル22とを回動可能に連結している。そして、上下方向回転軸部24cは、ステッピングモータ24c11の駆動により、回動支持アーム24aに対して画像表示パネル22を回動する機能を備えている。
このように、表示パネル回動支持部24は、表示パネル22の表示面の中心Sを通る左右方向回転軸O1、上下方向回転軸O2を中心として、表示パネル22を上下および左右に回動することができるように支持している。
観察位置検出装置25は、例えば、図7に示すように、赤外線光源25aと、赤外線カメラ25bと、瞳検出部(図7では図示省略)を有して構成されている。
赤外線光源25aは、観察者Dの眼ER,ELに向けて位置検出用の赤外光を照射するように配置されている。
赤外線カメラ25bは、撮像光学系25b1と、受光素子25b2を備えている。
また、赤外線光源25aは、赤外線カメラ25bの撮像光学系25b1の光軸L1に近い位置に配置されており、赤外線光源25aから出射された位置検出用の赤外光が観察者Dの眼ER(EL)の網膜で反射され、この反射光(眼底反射光)が赤外線カメラ25bの撮像光学系25b1を経て受光素子25b2で撮像されるようになっている。なお、例えば、赤外線カメラ25bに対する観察者Dの眼EL(ER)の相対的な位置関係が、図7において、実線で示す正面位置Aから、破線で示す斜めの位置に変化しても、赤外線光源25aから出射された赤外光の眼底反射光は赤外線カメラ25bによって撮像可能になっている。
また、赤外線カメラ25bの受光素子25b2は、図示省略した瞳検出部に接続されている。
瞳検出部は、図示しないコンピュータの演算処理部に設けられている。
瞳検出部では、図4に示した画像表示パネル22の表示面の中心Sから左右の射出瞳OPL,OPRが形成される位置P1までの距離LS1分、画像表示パネル22から離れた位置において、観察者Dの左右の眼ER,ELを赤外線カメラ25bで撮像した情報に基づいて観察者Dの左右の眼ER,ELの2次元方向の位置を検出する。
図8は観察者Dの左右の眼ER,ELの眼底反射光(瞳孔)の検出の原理説明図である。
図8中、PEL,PERは赤外線カメラ25bで撮像された観察者Dの左右の眼ER,ELの眼底反射光(瞳孔)の像、PL0,PR0は観察者Dの左右の眼ER,ELの眼底反射光の中心点を示している。これらの中心点PL0,PR0間を結ぶ直線の中心位置Yが位置制御の基準位置である。そして、後述する初期位置設定操作時点で検出される観察者Dの左右の眼ER,ELの眼底反射光の中心点PL0,PR0間の中心位置Yを初期設定中心位置Y0として設定する。
そして、例えば、観察者Dが移動した場合、瞳検出部は、赤外線カメラ25bによって撮像される左右の眼底反射光の中心点PL1,PR1間の中心位置Y1を検出し、この検出した中心位置Y1における、初期設定中心位置Y0からの上下、左右方向のズレ量αを検出することで、観察者Dの眼ER,ELの瞳孔位置PEL1,PER1を検出するように構成されている。
なお、観察位置検出装置25は、図7に示したような赤外線カメラでなく、通常のカメラでもよい。そして、観察位置検出装置25で観察者Dの頭部全体を撮像し、瞳検出部において画像処理(画像認識)をすることによって、観察者Dの左右の眼ER,ELの瞳孔位置PEL1,PER1を検出するようにしてもよい。
また、第一実施形態の手術用立体画像観察装置2は、観察位置検出装置25の検出結果に基づいて、表示パネル回動支持部24を介した画像表示パネル22の上下、左右方向(図3における上下方向回転軸O2,左右方向回転軸O1を中心とした回転方向)への回動を制御するための表示位置制御手段(図示省略)を図示しないコンピュータの演算処理部に備えている。
このように構成された第一実施形態の手術用立体画像観察装置を用いた手術用立体画像顕微鏡システムでは、術者などの観察者Dは、まず、多関節アーム12を介して、手術用立体顕微鏡画像撮像装置1における撮像装置本体部11を、術部Pに対する位置決めをし、固定する。次いで、アーム23aと関節23bとを有する多関節アームを介して、画像表示パネル22を所望の手術開始位置へ位置決めをし、固定する。そして、この手術開始位置において、図示省略した初期位置設定操作ボタンをONすることにより、初期位置設定操作を行う。
初期位置設定操作ボタンをONすると、観察位置検出装置25の赤外線光源25aから位置検出用の赤外光が観察者Dの眼EL,ERに向けて出射される。出射された位置検出用の赤外光は、観察者Dの眼ER(EL)の網膜で反射され、その反射光(眼底反射光)は、赤外線カメラ25bの撮像光学系25b1を経て受光素子25b2で撮像される。次いで、瞳検出部が駆動し、赤外線カメラ25bで撮像された左右の眼ER,ELの眼底反射光の中心点PL0,PR0間を結ぶ直線の中心位置Yの測定値を初期設定中心位置Y0として設定し、図示しないメモリに記憶する。初期設定終了後、自動又は手動により観察位置検出手段25による初期設定中心位置Y0からのズレ位置の検出駆動がONの状態に設定される。
手術時には、撮像装置本体部11を介して術部Pの観察が行なわれる。術部Pの観察像は、左右一対の撮像素子11aL,11aRに結像され電気信号に変換された後、カメラコントローラ45に出力される。次いで、カメラコントローラ45内の左右一対のCCU45L,45Rが、この電気信号に基づいて左右一対の観察画像を生成する。左右一対のCCCU45L,45Rを介して生成された画像信号は、手術用立体画像観察装置2の左眼用及び右眼用の画像投影機21L,21Rに入力される。そして、左眼用観察画像は左眼用画像投影機21L内の画像表示素子、投影光学系を介して、画像表示パネル22に左眼用投影画像として投影され、右眼用観察画像は右眼用画像投影機21R内の画像表示素子、投影光学系を介して、画像表示パネル22に右眼用投影画像として投影される。画像表示パネル22上に投影された左眼用投影画像は、画像表示パネル22内のフレネル凹面鏡(図示省略)を介して観察者Dに向かって反射され、射出瞳OPLの結像位置P1において結像される。同様に、画像表示パネル22上に投影された右眼用投影画像は、画像表示パネル22内のフレネル凹面鏡(図示省略)を介して観察者Dに向かって反射され、射出瞳OPLの結像位置P1において結像される。このため、結像位置P1に結像される左右の射出瞳OPL,OPRの領域内に観察者(術者)Dの左右の眼EL,ERが入った状態において、左眼用及び右眼用の画像投影機21L,21Rから画像表示パネル22に投影される左右の視差を持つ画像を左右の眼でそれぞれ別個に観察することで、術部Pを立体観察することができる。
このような状態において、観察者(術者)Dが手術姿勢や手術位置を変えるなどして画像表示パネル22に観察位置を変えた場合、観察位置検出装置25の赤外線光源25aから位置検出用の赤外光が観察者Dの眼EL,ERに向けて出射される。出射された位置検出用の赤外光は、観察者Dの眼ER(EL)の網膜で反射され、その反射光(眼底反射光)は、赤外線カメラ25bの撮像光学系25b1を経て受光素子25b2で撮像される。次いで、瞳検出部(図示省略)が、赤外線カメラ25bで撮像された左右の眼ER,ELの眼底反射光の中心点PL1,PR1間を結ぶ直線の中心位置Yの測定値Y1を検出する。さらに、この中心位置Yの測定値Y1の初期設定中心位置Y0からの上下、左右方向のズレ量αを検出することで、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置を検出する。
これにより、観察者Dが位置を変えても、画像表示パネル22の表示面に対する観察者Dの位置が検出されることになる。
表示位置制御手段(図示省略)は、観察位置検出装置25の検出結果に基づいて、表示パネル回動支持部24を介した画像表示パネル22の上下、左右方向(図3における上下方向回転軸O2,左右方向回転軸O1を中心とした回転方向)への回動を制御する。
具体的には、観察位置検出装置25を介して検出された現在位置での観察者Dの眼EL,ERが、画像表示パネル22を介して結像位置P1に結像されている、画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に入るようにするために、射出瞳OPL,OPRの位置を移動させる。そのために、画像表示パネル22を上下、左右方向に移動させるためのステッピングモータ24c11と、ステッピングモータ24b1の回動量を駆動パラメータとして算出し、算出した駆動パラメータの回動量に基づき、ステッピングモータ24c11と、ステッピングモータ24b1を駆動する。
これにより、画像表示パネル22が、回動支持アーム24aに対して、上下方向回転軸O2を中心に所定量回動されるとともに、立体画像表示手段支持アーム23cに対して回動支持アーム24と共に左右方向回転軸O1を中心に所定量回動され、画像表示パネル22が観察者Dの眼EL,ERに対して、画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に入るようになる。
従って、第一実施形態の手術用立体画像観察装置では、表示パネル回動支持部24、観察位置検出装置25、表示位置制御手段(図示省略)を介して、画像表示パネル22の向きを観察者Dの位置変化に追従して、上下、左右方向に移動させて、画像表示パネル22に表示される画像を観察する観察者Dの相対位置関係を一定に保つことができる。このため、術者などの観察者Dが自由に姿勢を変えても常に術部の拡大画像を観察することができる。そして、観察者Dが姿勢を変更したときに、画像表示パネル22の向きを手動で変える面倒な操作や視域(射出瞳の領域)を探す必要がなくなるので、手術中における術者などの観察者Dの疲労を軽減することができ、手術全体の作業効率を向上させることができる。
しかも、第一実施形態の手術用立体画像観察装置では、表示パネル回動支持部24を介して、画像表示パネル22の表示面の中心Sを通る、上下方向の軸O2、左右方向の軸O1を中心として画像表示パネル22を回動可能に支持し、かつ、立体画像表示手段支持部23と画像表示パネル22とを連結している。このため、上下方向回転軸部24c及び左右方向回転軸部24b内のステッピングモータ24c11及びステッピングモータ24bを駆動して、画像表示パネル22を回動しても、回動スペースを最小限にすることができ、画像表示パネル22の向きを立体画像表示手段支持部23の多関節アームで変えるような場合に比べて、手術時の作業スペースを邪魔することが殆どない。しかも、画像表示パネル22の変位量が僅かで済むため、観察者Dの眼EL,ERへの立体画像観察装置の視域内への位置調整が容易になる。
第二実施形態
図9は本発明の第二実施形態にかかる手術用立体画像観察装置における画像表示パネルの表示面の回動制御処理手順を示すフローチャート、図10は図9に示す画像表示パネルの表示面の回動制御処理手順における一変形例を示すフローチャートである。
なお、第二実施形態の手術用立体画像観察装置の基本的な構成要素は、図1〜図8に示した第一実施形態の手術用立体画像観察装置と同じであり、手術用立体顕微鏡画像撮像装置とともに手術用立体画像顕微鏡システムを構成する。
第二実施形態の手術用立体画像観察装置2では、第一実施形態の手術用立体画像観察装置2における、観察位置検出装置25の瞳検出部(図示省略)、及び表示位置制御手段(図示省略)による駆動制御に関し、観察者Dの眼EL,ERに対して、画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRを追従させるために回動する画像表示パネル22の速度や加速度を駆動パラメータとして算出するように構成されている。
具体的には、まず、観察位置検出装置25の瞳検出部が、第一実施形態と同様に、測定値Y1の初期設定中心位置Y0からの上下、左右方向のズレ量αを検出することで、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置を検出する(ステップS1)。次いで、表示位置制御手段(図示省略)が、現在の画像表示パネル22の回動位置に基づいて投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの位置を算出し、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が、算出した画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置しているか否か(立体視が可能な視域内に位置しているか否か)を判定する(ステップS2)。観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が、算出した画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置している場合、画像表示パネル22の上下、左右方向への回動速度を低速に、回動加速度を小さく設定する(ステップS3)。一方、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が、算出した画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置していない場合、画像表示パネル22の上下、左右方向への回動速度を高速に、回動加速度を大きく設定する(ステップS4)。次いで、瞳検出部で検出した観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置と画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの中心点OL,ORの位置とから、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置と画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの中心点OL,ORの位置とが一致するために必要な画像表示パネル22の上下、左右方向への駆動量を算出する(ステップS5)。次いで、算出した画像表示パネル22の上下、左右方向への回動速度、回動加速度、回動量の駆動パラメータに基づき、ステッピングモータ24c11と、ステッピングモータ24b1を駆動する(ステップS6)。
このように構成された第二実施形態の手術用立体観察装置によれば、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置しているか否かによって、画像表示パネル22を回動する速度、加速度を異ならせるようにしたので、観察者Dが煩わしいと感じないような画像表示パネル22の回動による射出瞳OPL,OPRの観察者Dの眼EL,ERの瞳孔への追従が可能となる。
具体的には、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内で移動するような小さな動きの場合には、画像表示パネル22をゆっくり、緩やかに回動することで、煩わしさを感じさせずに観察させることができる。
一方、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRから外れるように変位した場合には、立体視が不可能となるため、画像表示パネル22を極力早い速度で、すばやく回動することで、立体視が可能となる状態になるまで長く待たせるような煩わしさを感じさせずに観察させることができる。
従って、第二実施形態の立体画像観察装置によれば、立体視可能か否かによって、画像表示パネルの追従速度、加速度が異なるので、立体視可能な状態での画像表示パネル22の動きが気にならず、煩わしさを感じることなく、観察に集中することができる。
なお、図9の例では、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内にある場合であっても、射出瞳OPL,OPRの中心位置OL,ORに一致するように画像表示パネル22を回動するようにしたが、図10に示すように、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内(即ち、視域内)にある場合には、画像表示パネル22を回動しないようにしてもよい。
具体的には、まず、観察位置検出装置25の瞳検出部が、第一実施形態と同様に、測定値Y1の初期設定中心位置Y0からの上下、左右方向のズレ量αを検出することで、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置を検出する(ステップS11)。次いで、表示位置制御手段(図示省略)が、現在の画像表示パネル22の回動位置に基づいて投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの位置を算出し、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が、算出した画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置しているか否か(立体視が可能な視域内に位置しているか否か)を判定する(ステップS12)。観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が、算出した画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置していない場合、瞳検出部で検出した観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置と画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの中心点OL,ORの位置とから、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置と画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの中心点OL,ORの位置とが一致するために必要な画像表示パネル22の上下、左右方向への駆動量を算出する(ステップS13)。次いで、算出した画像表示パネル22の上下、左右方向への回動量、及び予め設定された回動速度、回動加速度の駆動パラメータに基づき、ステッピングモータ24c11と、ステッピングモータ24b1を駆動する(ステップS14)。一方、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が、算出した画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置している場合は画像表示パネル22を回動するための処理を行わない。
なお、本発明の手術用立体観察装置においては、従来一般の表示パネル立体観察装置と同様、画像表示パネル22の表示面で回折された1次光を観察するように設計されている。しかるに、画像表示パネル22の表示面で回折されない0次光が観察者Dの眼EL,ERの瞳孔に入射すると煩わしい。
そこで、第二実施形態の手術用立体観察装置において、0次光の入射位置が観察者Dの眼EL,ERの瞳孔に重なる場合には、画像投影機21L,21Rによる投影を停止するようにしてもよい。その場合には、例えば、観察位置検出装置25の瞳検出部に、画像投影機21L,21Rに対する画像表示パネル22の向きに応じて0次光の入射位置を算出する機能を加えるとともに、表示位置制御手段(図示省略)に、算出した0次光の入射位置が観察者Dの眼EL,ERの瞳孔に重なる場合に画像投影機21L,21Rによる投影を停止する機能を加えればよい。
第三実施形態
図11は本発明の第三実施形態にかかる手術用立体画像観察装置の概略構成図、図12は図11に示す画像表示パネルの表示面の回動制御処理手順を示すフローチャートである。
第三実施形態の手術用立体画像観察装置2’では、画像表示パネルが、レンチキュラー方式の立体液晶画像表示装置22’として構成されており、第一実施形態及び第二実施形態の手術用立体画像観察装置2のような画像投影機21L,21Rを備えていない。
画像表示パネル22’は、液晶とバックライトとレンチキュラーレンズを有し(図示省略)、バックライトで照明された液晶からの像がレンチキュラーレンズを介して、左眼用画像と右眼用画像とに分離して投影されるように構成されている。また、画像表示パネル22’は、手術室の床面に固定あるいは移動可能に配置された立体画像表示手段支持台23’に、表示パネル回動支持部24を介して連結されている。また、観察位置検出装置25は、立体画像表示手段支持台23’における画像表示パネル22’が連結されている部位の近傍に取り付けられている。
表示パネル回動支持部24の構成は、第一実施形態及び第二実施形態の手術用立体画像観察装置における表示パネル回動支持部24と同じである。
第三実施形態の手術用立体画像観察装置2’のような、レンチキュラー方式の液晶立体画像装置では、視域が縦に長い。このため、例えば、画像表示パネル22’の回動に関し、上下方向には回動速度を低速に、回動加速度を小さく設定し、かつ回動量を抑えるようにし、左右方向には回動速度を高速に、回動加速度を大きく設定し、かつ回動量を大きくとるように、画像表示パネル22’の回動速度、回動加速度、回動量などの駆動パラメータの値を上下方向と左右方向とで異ならせて設定するように構成されている。
具体的には、図12に示すように、まず、観察位置検出装置25の瞳検出部が、第一実施形態と同様に、測定値Y1の初期設定中心位置Y0からの上下、左右方向のズレ量αを検出することで、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置を検出する(ステップS21)。次いで、表示位置制御手段(図示省略)が、現在の画像表示パネル22’の回動位置に基づいて投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの位置を算出し、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置しているか否か(立体視が可能な視域内に位置しているか否か)を判定する(ステップS22)。観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が、算出した画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置している場合、画像表示パネル22’の上下、左右方向への回動速度を低速に、回動加速度を小さく設定する(ステップS23)。あるいは、画像表示パネル22’を回動しないようにしてもよい。一方、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔が、算出した画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に位置していない場合、画像表示パネル22’の左右方向への回動速度を高速に、回動加速度を大きく設定するとともに、上下方向への回動速度を低速に、回動加速度を小さく設定する(ステップS24)。次いで、瞳検出部で検出した観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置と画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの中心点OL,ORの位置とから、観察者Dの眼EL,ERの瞳孔の位置と画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの中心点OL,ORの位置とが一致するために必要な画像表示パネル22’の上下、左右方向への駆動量を算出する(ステップS25)。なお、この場合における画像表示パネル22’の駆動量を上下方向と左右方向とで異ならせてもよい。次いで、算出した画像表示パネル22’の上下、左右方向への回動速度、回動加速度、回動量の駆動パラメータに基づき、ステッピングモータ24c11と、ステッピングモータ24b1を駆動する(ステップS26)。
その他の構成は、第一実施形態及び第二実施形態の手術用立体画像観察装置2とほぼ同じである。
第三実施形態の手術用立体画像観察装置2’によれば、立体視を可能にするために必要な左右方向への画像表示パネル22’の追従動作が速く、立体視を可能にするために必要でない上下方向への画像表示パネル22’の追従動作が緩やかになる。このため、画像表示パネル22’の立体視を可能にするために必要でない動きを極力抑えることができ、煩わしさを感じさせずに観察させることができる。
なお、第三実施形態の手術用立体画像観察装置2’では、上述のように視域が縦に長いため、上下方向と左右方向とで、画像表示パネル22’の回動速度、回動加速度、回動量などの駆動パラメータの値を異ならせる構成を採用したが、視域が円形である第一及び第二実施形態の手術用立体画像観察装置2においても、上下方向と左右方向とで、画像表示パネル22の回動速度、回動加速度、回動量などの駆動パラメータの値を異ならせるように構成してもよい。人間の感覚は左右方向のゆれ(移動)に比べて上下方向のゆれ(移動)に対して敏感に違和感を感じるため、この違和感を緩和できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、第一及び第二実施形態の手術用立体観察装置2における画像表示パネル22として、フレネルレンズと拡散板を有して構成された透過型の表示パネルを用いてもよい(図示省略)。
また、第一実施形態〜第三実施形態の手術用立体観察装置では、表示パネル回動支持部24を介して画像表示パネル22又は画像表示パネル22’を回動するようにしたが、画像表示パネル22又は画像表示パネル22’の表示面の中心Sを通る軸O1,O2を中心として、画像表示パネル22又は画像表示パネル22’を上下、左右方向に回動可能に支持することができれば、例えばユニバーサルジョイントを用いて回動支持手段を構成してもよい。
あるいは、第一実施形態〜第三実施形態の手術用立体観察装置では、画像表示パネル22又は画像表示パネル22’の表示面の中心Sを通る左右方向又は上下方向の軸O2,O1を中心として、画像表示パネル22又は画像表示パネル22’を上下又は左右に回動可能に支持するように表示パネル回動支持部24を構成したが、画像表示パネル22又は画像表示パネル22’の表示面の中心Sを通る、表示面に対して垂直方向の軸を中心として、画像表示パネル22又は画像表示パネル22’を2次元方向に回動可能に支持する機能を加えて構成してもよい。
以上の実施形態においては画像表示パネルの表示面の向きを回動によって変えることで視域を変更した。一方、表示面の向きを変えずに視域を変更可能な立体表示装置においても、前記駆動パラメータを用いた眼の追従制御を行うことによって、常に立体観察が可能になるとともに、追従によって煩わしさが生じない。
第四実施形態
図13は本発明の第四実施形態にかかる手術用立体観察装置における表示パネル回動支持部の構成を示す説明図であり、(a)は背面図、(b)は側面図、(c)は(b)の部分説明図である。
第四実施形態の手術用立体観察装置では、表示パネル回動支持部24は、回動支持アーム24aと、左右方向回転軸部24bと、上下方向回転軸部24cに加えて、第二回動支持アーム24dと、2次元方向回転軸部24eを有している。
回動支持アーム24aは、画像表示パネル22の表示面の中心Sを通る2次元方向回転軸O3を中心として、画像表示パネル22が回転できる間隔をあけて略コの字形状に屈曲形成されている。
左右方向回転軸部24bは、ステッピングモータ24b1とステッピングモータ24b1に接続する回転軸24b2とで構成されており、画像表示パネル22の表示面の中心Sを通る左右方向回転軸O1上において、回動支持アーム24aの中間部24a1と立体画像表示手段支持アーム23cの他端部とを、回動可能に連結している。そして、左右方向回転軸部24bは、ステッピングモータ24b1の駆動により、立体画像表示手段支持アーム23cの他端部に対して回動支持アーム24aを回動する機能を備えている。
上下方向回転軸部24cは、ステッピングモータ24c11と、ステッピングモータ24c11に接続する回転軸24c12と、回転軸24c2とで構成されており、画像表示パネル22の表示面の中心Sを通る上下方向回転軸O2上において、回動支持アーム24aの両端部24a2,24a3と、第二回動支持アーム24dの両端部24d2,24d3を回動可能に連結している。そして、上下方向回転軸部24cは、ステッピングモータ24c11の駆動により、回動支持アーム24aに対して第二回動支持アーム24dを回動する機能を備えている。
第二回動支持アーム24aは、画像表示パネル22の表示面の中心Sを通る2次元方向回転軸O3を中心として、画像表示パネル22が回動できる間隔をあけて略コの字形状に屈曲形成されている。
2次元方向回転軸部24eは、ステッピングモータ24e1とステッピングモータ24e1に接続する回転軸24e2とで構成されており、画像表示パネル22の表示面の中心Sを通る2次元方向回転軸O3上において、第2回動支持アーム24dの中間部24d1と画像表示パネル22を回動可能に連結している。そして、2次元方向回転軸部24eは、ステッピングモータ24e1の駆動により、第2回動支持アーム24eに対して画像表示パネル22を回動する機能を備えている。
このように、表示パネル回動支持部24は、表示パネル22の表示面の中心Sを通る左右方向回転軸O1、上下方向回転軸O2、2次元方向回転軸O3を中心として、表示パネル22を上下、左右及び2次元方向に回動することができるように支持している。
そして、第一実施形態の手術用立体画像観察装置における表示位置制御手段(図示省略)に相当する表示位置制御手段(図示省略)が、観察位置検出装置25の検出結果に基づいて、表示パネル回動支持部24を介した画像表示パネル22の上下、左右及び2次元方向(図13における上下方向回転軸O2,左右方向回転軸O1,2次元方向回転軸O3を中心とした回転方向)への回動を制御するように構成されている。
その場合、観察位置検出装置25を介して検出された現在位置での観察者Dの眼EL,ERが、画像表示パネル22を介して結像位置P1に結像されている、画像投影機21L,21Rの射出瞳OPL,OPRの領域内に入るようにするために、射出瞳OPL,OPRの位置を移動させるために、画像表示パネル22を上下、左右及び2次元方向に移動させるためのステッピングモータ24c11と、ステッピングモータ24b1と、ステッピングモータ24e1の回動量を駆動パラメータとして算出し、算出した駆動パラメータの回動量に基づいて、ステッピングモータ24c11と、ステッピングモータ24b1と、ステッピングモータ24e1を駆動するように構成されている。
その他の構成は、第一実施形態の手術用立体画像観察装置とほぼ同じである。
第四実施形態の手術用立体画像観察装置によれば、表示パネル回動支持部24を介して、画像表示パネル22の向きを観察者Dの位置変化に追従して、上下、左右方向に加えて2次元方向に移動させることができる。このため、術者などの観察者Dの姿勢を変えて立体観察できる自由度がより増加し、手術中における術者などの観察者Dの疲労をより軽減することができ、手術全体の作業効率をより向上させることができる。
以上、説明したように、本発明の手術用立体観察装置は、特許請求の範囲に記載した発明の他に、次のような特徴を備えている。
(1)術部の観察画像を立体的に表示する所定の視域を有した立体画像表示手段と、前記立体画像表示手段を支持する支持部材と、前記支持部材と前記立体画像表示手段の表示面とを連結し、且つ、該立体画像表示手段の略表示面の中心を通る軸を中心として、少なくとも上下又、左右又は2次元方向に該立体画像表示手段の表示面を回動可能に支持する回動支持手段と、前記立体画像表示手段の表示面に対する観察者の眼の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記回動支持手段を介した前記立体画像表示手段の表示面の回動を制御する、表示位置制御手段と、を有することを特徴とする手術用立体画像観察装置。
(2)前記位置検出手段が、観察者の眼の位置を検出し、前記表示位置制御手段が、前記位置検出手段で検出した観察者の眼の位置と、前記立体画像表示手段の表示面の回動位置に基づいて算出された所定の視域との相対的な位置関係に応じて、前記回動支持手段を介して前記立体画像表示手段の表示面を回動する駆動パラメータを算出し、該駆動パラメータに基づいて前記回動支持手段を介した前記立体画像表示手段の表示面の回動を制御することを特徴とする上記(2)に記載の手術用立体画像観察装置。
(3)前記表示位置制御手段が、観察者の眼の位置が前記立体画像表示手段による立体視が可能な所定の視域内にあるか否かに応じて、前記回動支持手段を介した前記立体画像表示手段の表示面の上下、左右、又は2次元方向への回動のための、回動速度、加速度の少なくともいずれかを前記駆動パラメータの一つとして設定することを特徴とする上記(3)に記載の手術用立体画像観察装置。
(4)前記表示位置制御手段が、観察者の眼の位置が前記立体画像表示手段による立体視が可能な所定の視域内にあるか否かに応じて、前記回動支持手段を介した前記立体画像表示手段の表示面の上下、左右又は2次元方向への回動の要否を前記駆動パラメータの一つとして設定することを特徴とする上記(3)又は(4)に記載の手術用立体画像観察装置。
(5)前記表示位置制御手段が、前記回動支持手段を介した前記立体画像表示手段の表示面の上下の回動と、左右への回動と、2次元方向への回動とで、各々別個の回動量を前記駆動パラメータとして設定することを特徴とする上記(3)又は(4)のいずれかに記載の手術用立体画像観察装置。
(6)前記立体画像表示手段が、第1及び第2の画像を形成可能な投影光を照射する投影光照射手段と、前記投影光照射手段に対して所定の位置に設けられ、観察者の眼の位置に前記投影光をレンズ作用を付して反射又は透過する表示手段を有することを特徴とする請求項1〜5、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の手術用立体画像観察装置。
(7)前記駆動パラメータにおける速度は、視域内における(回動)速度は視域外における速度よりも低速であることを特徴とする請求項3又は上記(3)に記載の手術用立体画像観察装置。
本発明の手術用立体画像観察装置は、特に脳神経外科、眼科、整形外科等で使用される術部の拡大観察画像を表示する画像観察装置を使用する技術分野において有用である。
本発明の第一実施形態にかかる手術用立体画像観察装置を用いた手術用立体画像顕微鏡システムの要部概略構成図である。 図1の手術用立体画像顕微鏡システムにおける撮像装置本体部と画像投影機との関係を示す原理説明図である。 図1の手術用立体画像顕微鏡システムにおける手術用立体画像観察装置の拡大図である。 図1の手術用立体画像観察装置における画像表示装置を介して結像される観察用の射出瞳を説明するための説明図である。 図1の手術用立体画像観察装置における画像表示装置を介して結像される観察用の射出瞳を示す平面図である。 図1の手術用立体画像観察装置における表示パネル回動支持部を示す説明図である。 図1の手術用立体画像観察装置の赤外線カメラによって撮像される眼底反射光の撮像状態を説明するための説明図である。 図1の手術用立体画像観察装置の瞳検出部による瞳検出の動作を説明するための説明図である。 本発明の第二実施形態にかかる手術用立体画像観察装置における画像表示パネルの表示面の回動制御処理手順を示すフローチャートである。 図9に示す画像表示パネルの表示面の回動制御処理手順における一変形例を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態にかかる手術用立体画像観察装置の概略構成図である。 図11に示す画像表示パネルの表示面の回動制御処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第四実施形態にかかる手術用立体観察装置における表示パネル回動支持部の構成を示す説明図であり、(a)は背面図、(b)は側面図、(c)は(b)の部分説明図である。
符号の説明
1 手術用立体顕微鏡画像撮像装置
2,2’ 手術用立体画像観察装置
11 撮像装置本体部
11aL,11aR 撮像素子
12 支持手段(多関節アーム)
12a アーム
12b 関節
21L,21R 画像投影機
22 画像表示パネル
22’ 画像表示パネル(レンチキュラー方式の立体液晶画像表示装置)
23 立体画像表示手段支持部
23’ 立体画像表示手段支持台
23a アーム
23b 関節
23c 立体画像表示手段支持アーム
24 表示パネル回動支持部
24a 回動支持アーム
24a1 中間部
24a2,24a3 両端部
24b 左右方向回転軸部
24b1 ステッピングモータ
24b2 回転軸
24c 上下方向回転軸部
24c11 ステッピングモータ
24c12,24c2 回転軸
24d 第二回動支持アーム
24d1 中間部
24d2,24d3 両端部
24e 2次元方向回転軸部
24e1 ステッピングモータ
24e2 回転軸
25 観察位置検出装置
25a 赤外線光源
25b 赤外線カメラ
25b1 撮像光学系
25b2 受光素子
45 カメラコントローラ
45L,45R CCU(カメラコントロールユニット)
O1 左右方向回転軸
O2 上下方向回転軸
O3 2次元方向回転軸

Claims (5)

  1. 術部の観察画像を立体的に表示する所定の視域を有した立体画像表示手段と、
    前記立体画像表示手段を支持する支持部材と、
    前記支持部材と前記立体画像表示手段の表示面とを連結し、且つ、該立体画像表示手段の略表示面の中心を通る軸を中心として、少なくとも上下又は左右に該立体画像表示手段の表示面を回動可能に支持する視域移動手段と、
    前記立体画像表示手段の表示面に対する観察者の眼の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記視域移動手段を介した前記立体画像表示手段の表示面の回動を制御する、表示位置制御手段と、
    を有することを特徴とする手術用立体画像観察装置。
  2. 術部の観察画像を立体的に表示する所定の視域を有した立体画像表示手段と、
    前記所定の視域を移動可能とする視域移動手段と、
    前記立体画像表示手段の表示面に対する観察者の眼の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段による検出結果に基づいて、前記視域移動手段を制御する表示位置制御手段とを有し、
    前記表示位置制御手段は、前記観察者の眼の位置と前記所定の視域の相対的な位置関係に基づいて、前記視域移動手段を駆動する駆動パラメータを算出すること
    を特徴とする手術用立体画像観察装置。
  3. 前記表示位置制御手段が、観察者の眼の位置が前記立体画像表示手段による立体視が可能な所定の視域内にあるか否かに応じて、前記視域移動手段を介した前記立体画像表示手段の所定の視域の移動のための、速度、加速度の少なくともいずれかを前記駆動パラメータの一つとして設定することを特徴とする請求項2に記載の手術用立体画像観察装置。
  4. 前記表示位置制御手段が、観察者の眼の位置が前記立体画像表示手段による立体視が可能な所定の視域内にあるか否かに応じて、前記視域移動手段を介した前記立体画像表示手段の所定の視域の上下又は左右への移動の要否を前記駆動パラメータの一つとして設定することを特徴とする請求項2又は3に記載の手術用立体画像観察装置。
  5. 前記表示位置制御手段が、前記視域移動手段を介した前記立体画像表示手段の所定の視域の上下への移動と、左右への移動とで、各々別個の駆動パラメータを設定することを特徴とする請求項2又は3に記載の手術用立体画像観察装置。
JP2005175211A 2005-06-15 2005-06-15 手術用立体画像観察装置 Expired - Fee Related JP4455419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005175211A JP4455419B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 手術用立体画像観察装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005175211A JP4455419B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 手術用立体画像観察装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006346106A true JP2006346106A (ja) 2006-12-28
JP4455419B2 JP4455419B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=37642569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005175211A Expired - Fee Related JP4455419B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 手術用立体画像観察装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4455419B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104186A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 治療用口腔観察装置および歯科治療装置
JP2013046297A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Toshiba Corp 三次元映像表示装置およびチルト制御方法
CN103135331A (zh) * 2013-03-13 2013-06-05 桂林理工大学 一种主动式任意方位三维立体投影装置
CN103149787A (zh) * 2013-03-13 2013-06-12 桂林理工大学 一种主动式任意方位三维立体投影方法
WO2019220856A1 (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 株式会社ニコン 画像表示装置、画像表示システム、画像表示方法及び画像処理プログラム
CN113711229A (zh) * 2019-05-31 2021-11-26 Oppo广东移动通信有限公司 电子设备的控制方法、电子设备和计算机可读存储介质
US11980417B2 (en) 2018-05-14 2024-05-14 Nikon Corporation Image display device, image display system, image display method, image processing program storage medium

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104186A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 治療用口腔観察装置および歯科治療装置
JP2013046297A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Toshiba Corp 三次元映像表示装置およびチルト制御方法
CN103135331A (zh) * 2013-03-13 2013-06-05 桂林理工大学 一种主动式任意方位三维立体投影装置
CN103149787A (zh) * 2013-03-13 2013-06-12 桂林理工大学 一种主动式任意方位三维立体投影方法
WO2019220856A1 (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 株式会社ニコン 画像表示装置、画像表示システム、画像表示方法及び画像処理プログラム
JPWO2019220856A1 (ja) * 2018-05-14 2021-05-20 株式会社ニコン 画像表示装置、画像表示システム、画像表示方法及び画像処理プログラム
US11980417B2 (en) 2018-05-14 2024-05-14 Nikon Corporation Image display device, image display system, image display method, image processing program storage medium
CN113711229A (zh) * 2019-05-31 2021-11-26 Oppo广东移动通信有限公司 电子设备的控制方法、电子设备和计算机可读存储介质
US20220148214A1 (en) * 2019-05-31 2022-05-12 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Control Method for Electronic Device, Electronic Device and Computer Readable Storage Medium
US11836956B2 (en) * 2019-05-31 2023-12-05 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Control method for electronic device, electronic device and computer readable storage medium
CN113711229B (zh) * 2019-05-31 2024-03-12 Oppo广东移动通信有限公司 电子设备的控制方法、电子设备和计算机可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4455419B2 (ja) 2010-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI534476B (zh) 頭戴式顯示器
US7768702B2 (en) Medical stereo observation system
JP2021521939A (ja) 立体視覚化カメラ及び統合ロボットプラットフォーム
JP4398352B2 (ja) 医療用立体撮像装置
WO2013088709A1 (ja) 内視鏡およびこれを備えた内視鏡システム
JP4721981B2 (ja) 立体顕微鏡
JP2003233031A5 (ja)
JP5870162B2 (ja) 画像化システム
JP2006158452A5 (ja)
JP4455419B2 (ja) 手術用立体画像観察装置
JP3625906B2 (ja) 手術用顕微鏡装置
EP1524540A1 (en) Image observation apparatus
US11698535B2 (en) Systems and methods for superimposing virtual image on real-time image
JP4674094B2 (ja) 立体観察装置
JP2001046399A (ja) 手術用顕微鏡装置
JP2004320722A (ja) 立体観察システム
JP2001161638A (ja) 手術用顕微鏡
JP2005292452A (ja) 画像観察装置と画像観察位置の調整方法
JPH0970406A (ja) 手術用観察装置
JP4262454B2 (ja) 手術用観察装置
JP7121740B2 (ja) 歯科用観察装置及び歯科用画像の表示方法
JP2006284877A (ja) 医療用立体画像表示制御装置
JP4217650B2 (ja) 手術用顕微鏡
JP6793623B2 (ja) 観察器具、観察装置、観察ユニット及び診療ユニット
JP2005318937A (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4455419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140212

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees