JP2006344682A - 半導体発光装置の製造方法 - Google Patents

半導体発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 反射金属層の平坦性を担保できる半導体発光装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体発光装置の製造方法は、共晶電極層13を有するLEDチップを準備する工程と、Agを主成分とする反射金属層26を含む積層電極層を形成したサブマウント基板を準備する工程と、前記積層電極層を有するSi基板21によるサブマウント基板に、共晶接合のピーク温度以下の熱履歴を印加する工程と、前記熱履歴を印加したサブマウント基板上に、共晶電極層を有するLEDチップを載置し、ピーク温度300℃以上の共晶接合を行う工程と、を有する。共晶接合前に、反射金属層に熱履歴を印加することにより、反射金属層の平坦性を担保できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体発光装置の製造方法に関し、特にサブマウント基板上にLEDチップを搭載した半導体発光装置の製造方法に関する。
サブマウント基板に発光ダイオード(LED)チップを搭載した構造を有する半導体発光装置が提案されている。例えば、Si基板上に反射金属層を形成し、その上に半導体発光装置を貼り合せた構造である。可視光、近紫外光に対する反射率の高い金属として、Al,Ag等が知られている。特にAgの反射率は高い。サブマウント基板上にAg,Al等の反射金属層を形成し、その上にLEDチップを貼り合せれば、LEDチップから発し、反射金属層に入射した光を効率的に反射することができる。
特開2001‐44491号公報は、GaAs基板上に形成したIII−V族化合物LEDを反射層を有する導電基板に接合し、GaAs基板を剥離してLEDの輝度を向上することを提案する。
特開2001‐189490号公報は、GaAsまたはInPの仮基板上にLEDを成長し、反射層を兼ねる金属粘着層を有する永久基板上に粘着し、仮基板を除去する製造方法を提案する。
GaN,GaAlN,InGaN,InAlGaN等のV族元素としてNを含むIII−V族化合物(窒化物)半導体を利用した青色発光の半導体発光装置が広く知られている。窒化物半導体のIII族元素は、Ga,Al,In,またはこれらの組み合わせである。青色発光する発光ダイオード(LED)を蛍光物質を含む波長変換層で被覆すると、白色光を発光させることもできる。白色光は、照明等の用途に用いることもできる。
窒化物半導体層は、一般的にサファイアやSiC等異種材料の基板上に成長される。サファイア基板は絶縁性であるが、SiC基板は導電性にでき、その上に電極を形成することができる。
近年、発光ダイオードの高出力化が進むと共に、従来使用されていた表示用分野から特殊照明、一般照明、自動車照明など照明用分野に市場が拡大してきた。同時に、LEDのダイサイズも□300μm程度から□1mm、□2mmと大型化が進んできた。しかし、ダイサイズの大型化に伴い、発光むら、電流供給障害、素子の発熱などの問題が顕在化してきた。サブマウント基板上にLEDチップを載置した構成は、高出力化にも適している。
LEDチップをパッケージにマウントする場合,耐熱温度が共晶温度以下の場合もある。パッケージの接合面の面粗さが大きく,直接マウントするのが不適切な場合もある。このような場合にも、LEDチップを一旦サブマウント基板上に接合し,サブマウント基板をパッケージにAgペーストやエポキシ樹脂でマウントすることで,問題を回避できる。
LEDチップとサブマウント基板との貼り合わせに、Au−Sn共晶接合が用いられる。Au−Sn共晶接合は、共晶材料層を共晶温度280℃以上に加熱,熔融することを要する。LED素子に悪影響を与えないためには、短時間で共晶接合を完了させることが望まれる。そのため、共晶温度より高い温度例えば300℃以上、典型的には305℃以上のピーク温度を印加して共晶接合を行う。共晶接合の際、反射金属層の反射特性が低下したり,共晶材料のボールアップが生じることがある。ボールアップとは,共晶温度以上で一旦液化したAu−Snが,降温により固化する際,偏析することにより部分的に盛り上がる現象をいう。
特開2002−270905号は、サファイア基板上に複数の発光素子を形成し、シリコン基板で形成した1個のサブマウント素子にバンプを介して発光素子を搭載することを提案している。複数個の発光素子を集積することにより大きな発光光量が得られ、サファイア基板より優れた放熱性を有するシリコン基板により、放熱が促進され、発熱による発光効率の低下が改善され、発光効率がよくなり、優れた照明用光源が得られる。
特開2004‐296846号は、サブマウント基板上にTi層、Ni層を含むボールアップ防止金属積層を設けることを提案している。更に,共晶材料層とLEDチップの電極層との間等にバリア層を設けることを提案する。
特開2001‐44491号公報 特開2001−189490号公報 特開2002−270905号公報 特開2004-296846号公報
本発明の目的は、サブマウント基板上にLEDチップを搭載し、高光出力を効率的に提供できる半導体発光装置の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、サブマウント基板上にLEDチップを共晶接合し、かつ反射金属層の平坦性を担保できる半導体発光装置の製造方法を提供することである。
本発明の1観点によれば、
共晶電極層を有するLEDチップを準備する工程と、
Agを主成分とする反射金属層を含む積層電極層を形成したサブマウント基板を準備する工程と、
前記積層電極層を有するサブマウント基板に、共晶接合のピーク温度以下の熱履歴を印加する工程と、
前記熱履歴を印加したサブマウント基板上に、共晶電極層を有するLEDチップを載置し、共晶接合を行う工程と、
を有する半導体発光装置の製造方法
が提供される。
共晶接合前に、反射金属層に熱履歴を印加することにより、反射金属層の平坦性を担保できることが見出された。
図1A,1B,1Cは、発光ダイオード(LED)チップ1の構成例、サブマウント基板2の構成例、及びサブマウント基板2上にLEDチップ1を共晶接合したサブマウント型LEDの構成例を示す。
図1Aに示すように、LEDチップ1は、例えば米国ノースカロライナ州クリ−(Cree)社から入手可能な、商品名XThinのインジウムガリウムナイトライド(InGaN)発光ダイオードである。窒素(N)をドープしたn型炭化珪素SiC単結晶基板11の上に、n型窒化物半導体(InGaN)層12a、窒化物半導体(InGaN)多重量子井戸(MQW)活性層12b、p型窒化物半導体(InGaN)層12cをエピタキシャルに成長した窒化物半導体(InGaN)層12を有する。SiC基板は側面がテーパを有し、上面が300μm×300μm程度、底面が200μm×200μm程度である。p型窒化物半導体層12cの上に、非透光性材料であるAu―Sn共晶材のアノード電極13がスパッタリングで形成され、n型SiC単結晶基板11の裏面に直径105μmのAuカソード電極14が形成されている。全厚さは115μm程度である。Au−Sn共晶材の組成は、Au:Sn=約80wt%:約20wt%である。光はSiC基板11側から取り出す。
図1Bに示すように、サブマウント基板2は、例えば熱酸化により形成した厚さ0.1μmの酸化シリコン膜22を備えたSi基板21の上に、厚さ0.2μmのTi層23、厚さ0.2μmのCu層24をスパッタリングで形成し、その上に厚さ2μmのNi層25、厚さ2μmのAg層26をメッキで形成したものである。Ag層は、反射電極の機能を有する。
Ti層23は、酸化シリコン層22に対する密着性を向上する密着層としての機能を有する。Cu層24は、メッキのための下地層を構成する。Ti層23、Ni層25は、後述する共晶接合時にボールアップを防止する機能を有する。Ag層26は反射金属層である。
図1Cに示すように、サブマウント基板2のAg層26の上にAu−Snアノード電極13が載置されるように配置し、圧力と熱を印加してLEDチップ1をサブマウント基板2に熱圧着するか、フラックスを用いて共晶接合する。いずれの場合も、Au−Snアノード電極13が共晶温度に達して熔融し、共晶となる共晶接合が行われる。量産性の観点からは、フラックスを用いて共晶接合する方が有利である。以下に述べる実験ではフラックスを用いた。LEDチップを加熱しすぎると、結晶欠陥の増加、不純物の再拡散、電極材料の結晶内部への拡散、アロイイング等のダメージを生じ得る。ダメージを少なくするためには短時間で昇温し、ピーク温度保持時間を短くして熱の蓄積時間を少なくすることが望まれる。ピーク温度は共晶温度以上にする必要がある。Au−Sn接合の場合、ピーク温度を305℃程度以上にすることが好ましい。
Ti層23、Ni層25を形成しないと温度降下時にAu−Sn共晶が局所的に盛り上がる所謂ボールアップが生じる。Ti層23、Ni層25は、Ag層26とAu−Snアノード電極13を共晶接合する時のボールアップを防止するボールアップ防止層としての機能を有する。
本発明者は、図1A,1Bに示すLEDチップ1、サブマウント基板2を形成し、図1Cに示すように、フラックスを用いて共晶接合を行った。共晶接合の温度プロファイルは、図3Aに示すように、昇温速度112℃/分、ピーク温度305℃、ピーク温度持続時間約5秒、降温速度93.3℃/分とした。図1BのメッキしたAg層26の表面粗さの初期値は、Lm JIS規格(JIS B0601‐1982)による算術平均粗さRa=0.075μm、10点平均粗さRz=0.46μmであった。
共晶接合後のLEDチップ接合部外のサブマウント基板表面のAg層26の表面粗さは、Ra=約0.1μm、Rz>2μmとなった。Ag層26の表面粗さがかなり増加していることが判る。
共晶接合によって反射電極として機能するAg層26の表面粗さが増加すると、Ag層26の反射率が低下してLEDからの発光の外部取り出し効率も低下してしまう可能性が高い。Ag層26の反射率の低下を抑制することが望まれる。共晶接合部外のAg層の表面粗さが増加する原因として、共晶接合の熱処理の影響等が考えられる。一度に強い刺激を与えると大きな影響がある場合でも、弱い刺激を前もって与えると、より強い刺激に対する耐性が増すことも考えられる。
本発明者は、共晶接合前に、Ag層26をプリヒートするとどのような影響があるかを調べた。図1Cに示すように、LEDチップ1をサブマウント基板2上に重ねた状態で、共晶接合直前に、窒素雰囲気中で図2Aに示すように、約150℃、30分の一定温度のプリヒートを行い、その後共晶接合してみた。共晶接合後のAg層26の表面粗さは、Ra=0.076μmとなった。プリヒートを行わない場合のAg層26の表面粗さRa=0.1μmと比べ、明らかな改良が見られ、共晶接合後の表面粗さは、共晶接合前の表面粗さと同等(約1%の増加、差が2%未満の場合を同等とする)であった。そこで更にプリヒートの条件を変化させてみた。一定温度のプリヒートと重ねてピーク状のプリヒートを与えることにより、条件設定の自由度が増加するであろう。一定温度のプリヒートを約180℃,約125秒に固定し,ピーク状プリヒートのピーク温度を幾つかに設定した。
図2B,2C,2Dは、実験したプリヒートの温度プロファイルを示す。図2Bは、約180℃、約125秒の定温プリヒートを与えた後、初期昇温速度300℃/分、その後の昇温速度105℃/分で昇温し、ピーク温度約260℃で、約6秒保持し、その後初期降温速度106℃/分、その後の降温速度360℃/分、更に68℃/分で降温するピークプリヒートを与える熱履歴である。図2Cは、約180℃、約125秒の定温プリヒートを与えた後、昇温し、ピーク温度約290℃で、約5秒保持し、その後降温するピークプリヒートを与える熱履歴である。図2Dは、約180℃、約125秒の定温プリヒートを与えた後、昇温し、ピーク温度約305℃で、約5秒保持し、その後降温するピークプリヒートを与える熱履歴である。図2Dの熱履歴のピーク温度305℃は、共晶接合の温度プロファイルのピーク温度305度と同じである。
図3Bは、各サンプルの共晶接合後の表面粗さRaをまとめて示す表である。熱履歴を与えなかった場合は、前述の様にAg層26の表面粗さRaは約0.1μmであり、初期値の0.075μmと比べると+33%の変化である。図2Aの一定温度150℃、30分のプリヒートを与えたサンプルの共晶接合後の表面粗さは、前述の様に+1%の変化である。
図2Bの熱履歴(ピーク温度約260℃)を印加したサンプルの共晶接合後のAg層26表面粗さは、Ra=0.043μmであった。表面粗さRaは、初期値の約57%(−43%の変化)となり、表面粗さが減少して平坦性が大幅に向上したことが判る。図2Cの熱履歴(ピーク温度約290℃)を印加したサンプルの共晶接合後のAg層26の表面粗さは、Ra=0.072μmであった。図2Bの場合と比べると、表面粗さは悪化しているが、それでも初期値の約96%(−4%の変化)であり、初期状態と比較して表面粗さは減少している。図2Dの熱履歴(ピーク温度約305℃)を印加したサンプルの共晶接合後のAg層26表面粗さは、Ra=0.092μmであった。熱履歴を印加しない場合の表面粗さRa=約0.1μmと比べれば、表面粗さは抑制されている。しかし、表面粗さRaは初期値の約123%(+23%)であり、初期値より大きくなっている。
熱履歴のピーク温度を約260℃よりも増大するにつれ、表面粗さは悪化することが伺える。熱履歴のピーク温度は、共晶接合の温度プロファイルのピーク温度以下に設定することが好ましいと言える。熱履歴のピーク温度は、より好ましくは300℃以下、更に好ましくは290℃以下であろう。但し、150℃以上であることが好ましい。
上述の実験結果から,反射金属層と共晶金属層を含んで共晶接合を行う場合に,反射金属層に共晶接合温度以下のピーク温度でプリヒートを行うことで,反射金属層の平坦性低下が抑制されることが判った。より好ましくは,共晶接合温度よりも5℃以上低いピーク温度でプリヒートを与える。
なお、LEDチップ1をサブマウント基板2上に重ねた状態でプリヒートを行ったが、LEDチップ1がない領域の反射金属層の面粗さは、LEDチップの影響を受けているとは考えにくい。サブマウント基板2単独でプリヒートを行っても同様の結果が期待できるであろう。
他の構成要件も種々に変更可能であろう。酸化シリコン膜を備えたシリコン基板でサブマウント基板を構成したが,サブマウント基板を導電性にしてもよい。サブマウント基板に反射金属層を形成すると共に、LEDチップのアノード電極を共晶材料で形成したが、アノード電極とは別に共晶材料層を用いてもよい。
図4Aは,絶縁性サブマウント基板の代わりに導電性サブマウント基板を用いる場合を示す。たとえばn型またはp型不純物を高濃度に添加したSiで形成された導電性基板31の両面に、Au層32を蒸着し、窒素雰囲気下において、400℃で合金化する。Au層32の厚さは、たとえば150〜600nmである。合金化により、導電性基板31とAu層32とは共晶化し、一体化され、オーミック接触を形成する。このため、Au層32は導電性基板31から剥離しない。なお、導電性基板31は、Si以外の材料、たとえばCuなど、導電性があり、熱伝導率が高く、Auと合金化する材料で形成することができる。
一方のAu層32上にTi層33、Ni層34、Ag,Al等の反射金属層35を、電子線加熱蒸着法(EB法)等により蒸着する。Ti層33の厚さは、100〜200nm、Ni層34の厚さは、50〜150nm、反射金属層35の厚さは、例えば0.6〜2μmである。Ni層34の代わりに、NiV層を形成してもよい。同様のボールアップを防止する効果が得られるであろう。Ti/Ni/Agの金属積層を形成する場合を説明したが,Cr/Ni/Ag,TiW/Ag,Ti/NiV/Ag,Cr/NiV/Ag,Ti/Ni/AgNdCu,Cr/Ni/AgNdCu,TiW/AgNdCu,Ti/Ni/AgBi,Cr/Ni/AgNdCu,TiW/AgNdCu,Ti/Ni/AgBi,Cr/Ni/AgBi,TiW/AgBi等の金属積層を用いることもできるであろう。Ag層の代わりに、Se,Pdなどを含むAg合金層を用いることもできる。成膜法としては,スパッタリング,EB蒸着,メッキ,抵抗加熱等の中から適切なものを用いることができる。
図4Bは、LEDチップの他の構成例を示す。サファイア基板41の上にエピタキシャル成長できる温度よりも低温でGaN系窒化物半導体のバッファ層42を成長し,アニ−ル処理を行った後,その上にn型GaN系窒化物半導体層43をエピタキシャル成長する。n型窒化物半導体層43の上に,バリア層間に複数のウェル層Wを挟んだ多重量子井戸(MQW)構造の窒化物半導体活性層44を形成し,その上にp型窒化物半導体層45を形成する。n型層に電極を形成するため、p型層45、MQW構造44の一部をエッチングして除去する。その後,p型層45、n型層43に電極を形成する。n型不純物としては、Si,Ge,C,Se,Te等を用いることができる。p型不純物としては、Zn,Mg,Be,Ca,Sr,Baなどを用いることができる。MQW構造は、たとえば窒化物半導体InGa1−xNの組成xを選択することにより,ウェル層とバリア層とを形成することができる。
図4Bに示すLEDチップを用いる時は、サブマウント基板上に配線を形成する。例えば、特願2004‐141380号の[発明を実施するための最良の形態]の欄、特に図4−6,図7及びそれらの関連記載に開示されているようなサブマウント基板を用いることができる。
なお、窒化物半導体を用いたLEDを例にとって説明したが、LEDは窒化物半導体に限られない。反射金属層と共晶接合するLEDであれば実施例同様の効果が期待できる。例えば、特許文献1,2の実施態様の欄に記載されたGaAs,InPを基板とするものであってもよいであろう。
以上実施例に沿って,本発明を説明したが,本発明はこれらに限定されるものではない。例えば種々の変更,置換,組み合わせなどが可能なことは当業者に自明であろう。
図1A〜1Cは、サブマウント基板上にLEDチップを搭載した半導体発光装置の製造工程を示す断面図である。 図2A〜2Dは,プリヒートの温度プロファイルを示すグラフである。 図3Aは,共晶接合の温度プロファイルを示すグラフ,図3Bは,比較例と実施例における共晶接合後の反射金属層表面の粗さを示す表である。 図4A,4Bは,変形例によるサブマウント基板及びLEDチップを示す断面図である。
符号の説明
11 SiC基板
12 窒化物半導体層
13 アノード電極(Au−Sn共晶層)
14 カソード電極
21 Si基板
22 酸化シリコン層
23 Ti層
24 Cu層
25 Ni層
26 反射金属層(Ag層)
31 Si基板
32 Au層
33 Ti層
34 Ni層
35 反射金属層
41 サファイア基板
42 (低温成長)窒化物半導体バッファ層
43 n型窒化物半導体層
44 窒化物半導体MQW構造
45 p型窒化物半導体層

Claims (12)

  1. 共晶電極層を有するLEDチップを準備する工程と、
    Agを主成分とする反射金属層を含む積層電極層を形成したサブマウント基板を準備する工程と、
    前記積層電極層を有するサブマウント基板に、共晶接合のピーク温度以下の熱履歴を印加する工程と、
    前記熱履歴を印加したサブマウント基板上に、共晶電極層を有するLEDチップを載置し、共晶接合を行う工程と、
    を有する半導体発光装置の製造方法。
  2. 前記熱履歴印加後の積層電極層表面の算術平均粗さRaが熱履歴印加前のRaと同等以下である請求項1記載の半導体発光装置の製造方法。
  3. 前記熱履歴が,一定温度の定温プリヒートとピーク状のピークプリヒートの組み合わせである請求項1または2記載の半導体発光装置の製造方法。
  4. 前記熱履歴のピーク状プリヒートのピーク温度が共晶接合のピーク温度より5℃以上低い請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記共晶接合が、ピーク温度300℃以上のピーク状温度プロファイルを有する請求項3または4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記反射金属層がAgまたはAg合金で形成され、前記熱履歴のピーク状プリヒートのピーク温度が150℃以上、300℃以下である請求項3〜5のいずれか1項記載の半導体発光装置の製造方法。
  7. 前記熱履歴のピーク状プリヒートのピーク温度が290℃以下である請求項6記載の半導体発光装置の製造方法。
  8. 前記積層電極層が、ボールアップ防止層を含む請求項1〜7のいずれか1項記載の半導体発光装置の製造方法。
  9. 前記ボールアップ防止層が、Ti、Cr,またはTi,Crのいずれか一方を含む合金の密着層を含む請求項8記載の半導体発光装置の製造方法。
  10. 前記ボールアップ防止層が前記密着層の上方に形成されたNi、またはNiを含む合金の上層を含む請求項9記載の半導体発光装置の製造方法。
  11. 前記LEDチップが、SiC基板と、その上にエピタキシャル成長した窒化物半導体層を有する、請求項1〜10のいずれか1項記載の半導体発光装置の製造方法。
  12. 前記熱履歴を印加する工程を、前記サブマウント基板と前記LEDチップとを重ね合わせた状態で、共晶接合工程の直前に行う、請求項1〜11のいずれか1項記載の半導体発光装置の製造方法。
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