JP2006344273A - 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ装置ならびに光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対物レンズ(1)と対物レンズを保持する対物レンズ保持部材(2)とからなる可動部(4)と、固定部(6)と、可動部(4)を固定部(6)に対して移動可能に支持している複数の棒状支持ばね(7)、からなる光ディスクの対物レンズ駆動装置において、棒状支持ばね(7)の、可動部(4)が並進方向に動いた時よりも可動部がチルト方向に動いた時の方が振幅が大きい領域に、振動減衰部材A(20)を取り付ける。
【選択図】図11
Description
以下、本発明の実施の形態について、図面に従って説明する。まず、本発明の第1の実施の形態を図1〜図3を用いて以下に説明する。図1は、第1実施形態の対物レンズ駆動装置斜視図、図2は上面図である。この対物レンズ駆動装置では、対物レンズ1が対物レンズ保持部材2に保持され、対物レンズ保持部材2には駆動コイル3a,3bが取り付けられ、可動部4を構成している。磁性体からなる板金を折り曲げたベース5の折り曲げ部5a,5bはヨークになっている。ヨーク5a,5bには駆動磁石6a,6bがそれぞれ取り付けられており、取り付け面とは反対側の磁石表面が前述の駆動コイル3a,3bと所定のギャップを隔てるように配置されて、磁気回路を構成している。矢印Fは着磁方向を示す。なお、同図ではトラッキング方向、フォーカシング方向及びタンジェンシャル方向は図示のようになる。
本発明の第2の実施の形態を図4及び図5を用いて以下に説明する。この実施形態でも支持ばね7(上面側2軸)は、図4に示すよう、分岐部を有して略H字型の形状を呈している。各分岐部の先端はこの実施形態では図5に明示するように、支持ばねの長手方向の中心軸の方向(本第2実施形態ではタンジェンシャル方向)にずらして(オフセットさせて)形成し、両側から分岐して近接した近接部分7cが可動部のトラッキング方向において所定長さだけ平行に存在している部分を設けてある(請求項4に対応)。その他の部分は第1実施形態と同様に構成されている。第1実施形態と同様に振動減衰部材A(20)を取り付けたことで、ラジアルチルト方向の動作に対して高い減衰効果が得られる。特に振動減衰部材A(20)が作用する部分が増加するようにしてあるので、大きな振動減衰効果を得ることができる。
本発明の第3の実施形態を図6及び図7を用いて説明する。第3実施形態の対物レンズ駆動装置は、フォーカシング方向、トラッキング方向、ラジアルチルト方向の3軸方向に駆動可能な対物レンズ駆動装置であり、可動部にラジアルチルト方向のモーメント力を発生するラジアルチルトコイル9を搭載しており、また、支持ばね7を片側3軸で合計6本としてある。この対物レンズ駆動装置でも第1実施形態と同様な分岐部を形成し、分岐して近接した近接部分7cに振動減衰部材A(20)が取り付けられている。一定以上のラジアルチルト方向の傾きに対してラジアルチルトコイル9に図示しない制御回路からの駆動信号を印加することにより補償動作(チルト補正)を行うようにする。微少なラジアルチルト方向の変化に対して、振動減衰部材A(20)を取り付けたことで、フォーカシング、トラッキング動作で発生するラジアルチルト方向の動作に対し適切な減衰効果が得られる。このようにチルト補正が可能な対物レンズ駆動装置でもフォーカシング、トラッキング動作で発生するチルトを低減することが可能である。
本発明の第4の実施形態を図8〜図10を用いて以下に説明する。図8は第4実施形態の対物レンズ駆動装置の概略斜視図、図9はその一部を拡大して示す部分上面図である。第4実施形態の対物レンズ駆動装置では、対物レンズ1が対物レンズ保持部材2に保持され、対物レンズ保持部材2には駆動コイル3a,3bが取り付けられ、可動部4を構成している。磁性体からなる板金を折り曲げたベース5の折り曲げ部5a,5bはヨークになっている。ヨーク5a,5bには駆動磁石6a,6bがそれぞれ取り付けられており、取り付け面とは反対側の磁石表面が前述の駆動コイル3a,3bと所定のギャップを隔てるように配置されて、磁気回路を構成している。矢印Fは着磁方向を示す。同図でのトラッキング方向、フォーカシング方向及びタンジェンシャル方向は図示のようになる。
次に、本発明の第5実施形態を図11及び図12を用いて以下に説明する。前述の各実施形態では、支持ばね自体がその途中で分岐した構成としていたが、第5実施形態では分岐部を支持ばねとは別部品で構成したものである。前述した各実施形態では可動部に駆動コイルが搭載されており、固定部側の磁気回路と組み合わせて電磁モータを形成しているため、駆動コイルに電流を供給する必要がある。従って、支持ばねは導電性の材料を用いているため、分岐部を近接した設計とした時にショートする危険性がある。そこで、本実施形態では分岐部には絶縁性の材料を用いるようにして構成されている(請求項8に対応)。
第6の実施の形態について、図13を用いて説明する。図13は、本発明に係る光学ピックアップの概略構成図である。この光学ピックアップ42には、これまで説明した対物レンズ駆動装置を搭載している。この光学ピックアップ42では、光学ピックアップ42に搭載されている光源43から出射した拡散光は、コリメートレンズ44によって略平行光になる。その後ビームスプリッタ45をとおり、立上げミラー46により折り曲げられる。
第7の実施形態について図14及び図15を用いて説明する。図14は、上記第6実施の形態の光学ピックアップ42を実装した光ディスク装置の概略構成を示す上面図、図15はその側面図である。
2 対物レンズ保持部材
3a,3b 駆動コイル
4 可動部
5 ベース
5a,5b 折り曲げ部(ヨーク)
6a,6b 駆動磁石
7 支持ばね
7a (支持ばね)端部
7b (支持ばね)先端部
7c,7f 近接部
7d,7e 腕部
7g (支持ばね)分岐部
8,8A,8B 固定部材
9 ラジアルチルトコイル
16 メディア
20 振動減衰部材A
41 対物レンズ駆動装置
42 光学ピックアップ
43 光源
44 コリメートレンズ
45 ビームスプリッタ
46 立上げミラー
47 集光レンズ
48 シリンドリカルレンズ
49 受光素子
51 筐体
52 防振ゴム
53 ピックアップモジュールベース
54 スピンドルモータ
55 シークレール
F 着磁方向
Claims (12)
- 対物レンズと対物レンズを保持する対物レンズ保持部材とからなる可動部と、固定部と、前記可動部を前記固定部に対して移動可能に支持している複数の棒状支持ばね、からなる光ディスクの対物レンズ駆動装置において、
前記棒状支持ばねの、前記可動部が並進方向に動いた時よりも前記可動部がチルト方向に動いた時の方が振幅が大きい領域に、振動減衰部材Aが取り付けられていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 前記棒状支持ばねの一部を分岐させ、該分岐部を互いに近接させた形状とすることで、前記可動部が並進方向に動いた時よりも前記可動部がチルト方向に動いた時の方が振幅が大きい領域を形成して前記振動減衰部材Aが取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の対物レンズ駆動装置。
- 前記棒状支持ばねの前記分岐部の振動減衰部材Aが取り付けられる部位は、該振動減衰部材Aが取り付けられていない部分よりも面積が広く形成されていることを特徴とする請求項2記載の対物レンズ駆動装置。
- 前記棒状支持ばねは、棒状支持ばねの中心軸と垂直な方向に僅かにオフセットされており、近接部分が所定長さだけ平行に存在している部分を有することを特徴とする請求項2または請求項3記載の対物レンズ駆動装置。
- 可動部のトラッキング方向における両側には、略タンジェンシャル方向を長手方向として配置されている前記棒状支持ばねの一部が、トラッキング方向における可動部の中央側に分岐し、それぞれの分岐部先端同士が互いに近接していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
- 略タンジェンシャル方向を長手方向として配置されている棒状支持ばねの一部が、タンジェンシャル方向において異なる複数の位置でトラッキング方向に分岐した後、タンジェンシャル方向に折れ曲がり腕部を形成し、タンジェンシャル方向において異なる位置で分岐したそれぞれの分岐部同士が互いに近接していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
- 前記棒状支持ばねの固定部側端部周辺には振動減衰部材Bが取り付けられており、前記振動減衰部材Aは前記振動減衰部材Bよりも粘性が大きいことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
- 前記分岐部は振動減衰性を有し、前記棒状支持ばねとは別部材で構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
- 前記分岐部は絶縁性を有し、前記棒状支持ばねとは別部材で構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
- 前記分岐部は、棒状支持ばねと一体に成型されていることを特徴とする請求項8または請求項9記載の対物レンズ駆動装置。
- 光ディスクに対して照射光を発するレーザ光源と、前記光ディスクからの反射光を受光する受光光学系と、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置とを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
- 光ディスクを回転駆動する回転駆動系と、前記光ディスクの半径方向に移動自在に設けられた請求項11記載の光ピックアップ装置とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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JP2005167922A JP2006344273A (ja) | 2005-06-08 | 2005-06-08 | 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ装置ならびに光ディスク装置 |
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JP2005167922A JP2006344273A (ja) | 2005-06-08 | 2005-06-08 | 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ装置ならびに光ディスク装置 |
Publications (1)
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JP2006344273A true JP2006344273A (ja) | 2006-12-21 |
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ID=37641131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005167922A Pending JP2006344273A (ja) | 2005-06-08 | 2005-06-08 | 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ装置ならびに光ディスク装置 |
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JP (1) | JP2006344273A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60183921U (ja) * | 1984-05-14 | 1985-12-06 | 萬世工業株式会社 | 光学ヘツド |
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-
2005
- 2005-06-08 JP JP2005167922A patent/JP2006344273A/ja active Pending
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