JP2006343001A - 圧力検出装置、過熱度検出装置及び冷却システム用制御装置 - Google Patents

圧力検出装置、過熱度検出装置及び冷却システム用制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】冷凍サイクルの電動式膨張弁の開度を制御する冷却システム用制御装置において、圧力検出手段として高精度でないものを使用しても、高い精度で制御を行えるようにする。
【解決手段】冷凍サイクルの蒸発器4の出口温度を温度センサ6により検出する。圧力スイッチ10からの圧力をサンプリングして圧力差分値を求める。冷媒の蒸発圧力相当温度の近傍域における圧力差分値に対応する蒸発圧力相当温度差分値を算出する。蒸発器入口側温度に温度差分値とオフセット値とを加算して蒸発圧力相当温度を算出する。この蒸発圧力相当温度から蒸発温度相当圧力を逆変換する。蒸発器出口側温度と圧力差分値に基づく蒸発圧力相当温度とから第3の過熱度を算出する。第3の過熱度により電動式膨張弁の操作量を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルにおける冷却システム用制御装置に係り、詳細には、蒸発器における蒸発温度相当圧力を検出する圧力検出装置、蒸発器における過熱度を検出する過熱度検出装置、及び、該過熱度検出装置を用いて、冷凍サイクルにおける電動式膨張弁の開度を制御する冷却システム用制御装置に関する。
従来、本発明に関連する先行文献として、例えば特許第3059534号公報(特許文献1)、特開平9−229495号公報(特許文献2)、特公昭60−58384号公報(特許文献3)がある。
特許文献1は、冷凍装置の蒸発器の出口側に温度センサおよび圧力センサを設けて冷媒の過熱度を算出し、可逆式比例型膨張弁の開度を調節して冷媒の流量を制御する制御方法に関する技術である。
特許文献2は、冷凍システムの蒸発器の出口および入口に装着した温度センサからの信号に基づいて過熱度を演算し、電動式比例型膨張弁の開度を制御する制御方法に関する技術である。
特許文献3は、その第1頁右欄から第2頁左欄に、蒸発器入口部の温度センサは30秒程度、蒸発器出口部の温度センサは60秒程度の時間遅れを有していることを開示している。
特許第3059534号公報 特開平9−229495号公報 特公昭60−58384号公報
特許文献1の従来技術は、温度/圧力式による過熱度(第2の過熱度)を算出する方法を用いている。この場合、圧力センサによる信号検出は時間遅れがきわめて小さいので、膨張弁の開度を速やかに調節することができる。しかし、庫内温度を−20℃〜−60℃のような低温域に設定する場合、低温域では冷媒の飽和温度特性の勾配が緩やかになり、この低温域で用いる圧力センサの精度(確度)は±0.1%という高精度を必要とする。このため、広く普及している±1%程度の精度仕様品を用いることが不可能であり、非常に高価な圧力センサを必要とする点、経済性の面で問題がある。
特許文献2の従来技術は、蒸発器の入口側と出口側に各々温度センサを設けて温度/温度式による過熱度(第1の過熱度)を算出し、弁開度を制御している。しかし、特許文献3に開示されているように、温度センサに時間遅れがあるため、冷凍サイクルの運転中に大きな外乱が発生した場合など、好適な弁開度点に到達するまでに長い時間を要する点で改良の余地を残している。
本発明は、上記の課題を解決し、冷凍サイクルの信頼性を高めるとともに、冷却の応答性を向上させ、冷却工程をより高品位にする冷却システム用制御装置を提供することを課題とする。
請求項1の圧力検出装置は、圧力のサンプリング値から圧力差分値を算出し、圧力に対応する冷媒の蒸発圧力相当温度の近傍域における前記圧力差分値に対応する蒸発圧力相当温度の温度差分値を算出し、次に、蒸発器入口側温度に前記温度差分値と所定値とを加算して蒸発圧力相当温度を算出して蒸発温度相当圧力を算出することを特徴とする。なお、後述実施形態の記載において“n,n−1”等の添字はサンプリングのタイミングを示し、それぞれn回目、n−1回目(n回目の前回)のサンプリングのタイミングを示す。
請求項2の過熱度検出装置は、圧力のサンプリング値から圧力差分値を算出し、圧力に対応する冷媒の蒸発圧力相当温度の近傍域における前記圧力差分値に対応する蒸発圧力相当温度の温度差分値を算出し、次に、蒸発器入口側温度に前記温度差分値と所定値とを加算して蒸発圧力相当温度を算出して、蒸発器出口側温度から前記蒸発圧力相当温度を減算して第3の過熱度を算出することを特徴とする。
請求項3の冷却システム用制御装置は、請求項2に記載の過熱度検出装置を備え、該過熱度検出装置で検出される前記第3の過熱度と設定過熱度との偏差がなくなるように膨張弁の開度を調節することを特徴とする。
請求項4の冷却システム用制御装置は、請求項2に記載の過熱度検出装置を備え、冷凍サイクルが過渡状態運転である場合、蒸発器出口側温度と蒸発圧力相当温度とから第2の過熱度を算出し、冷凍サイクルが定常状態運転である場合、前記第2の過熱度または前記第3の過熱度を算出し、所定の制御工程に基づいて膨張弁の開度を調節することを特徴とする。
請求項5の冷却システム用制御装置は、請求項2に記載の過熱度検出装置を備え、蒸発器出口側温度と蒸発器入口側温度とから第1の過熱度を算出して所定の制御工程に基づいて操作量MTを算出し、蒸発器出口側温度と蒸発圧力相当温度とから算出した第2の過熱度または前記算出した第3の過熱度とを用いて所定の制御工程に基づいて膨張弁の操作量MPを算出し、
M=MP×5/10+MT×5/10
により膨張弁の操作量Mを算出し、膨張弁の開度を調節することを特徴とする。
第1の過熱度は温度/温度式に基づき、第2の過熱度は温度/圧力式に基づき、第3の過熱度は圧力差分値を用いた温度/圧力式に基づいて算出する。温度/温度式に基づく第1の過熱度SHTn は、蒸発器入口側温度SLn と蒸発器出口側温度SGn とから下式により算出する。
SHTn =SGn −SLn …(1)
温度/圧力式に基づく第2の過熱度SHPn は、蒸発器出口側の蒸発圧力相当温度SPGn と蒸発器出口側温度SGn とから下式により算出する。
SHPn =SGn −SPGn …(2)
第1の過熱度SHTn と第2の過熱度SHPn との差、すなわちオフセット値(所定値)βを下式により算出する。
β=SHTn −SHPn …(3)
(1)式、(2)式、(3)式から下式が得られる。
β=SPGn −SLn …(4)
一方、圧力は、PGn =PGn-1 +ΔPGn であるから、蒸発圧力相当温度は、SPGn =SPGn-1 +ΔSPGn と表せる。ここで、圧力検出手段の確度(精度)が悪い場合、変換した温度データSPGn 、SPGn-1 は全く信用できない値である。しかし、圧力差分値ΔPGn 、並びに前記圧力差分値ΔPGn を変換した温度差分値ΔSPGn は信用できる値である。また、前式(4)において、冷凍サイクルに固有のオフセット値βと温度データSLn とは信用できる値であるから、SPGn =SLn +βより、SPGn-1 =SLn-1 +βを得る。ここで、SPGn =SPGn-1 +ΔSPGn であるから、結局SPGn =(SLn-1 +β+ΔSPGn )を得るので、次に(2)式に代入すれば下式(5)を得る。
SHPn =SGn −(SLn-1 +ΔSPGn +β) …(5)
この(5)式の括弧内は信用できる値であるから、逆変換して蒸発温度相当圧力RPGn とし、前述の信用できないPGn と符号を変えて区別する。ここで、(5)式の括弧内をSPG’n (蒸発圧力相当温度)とし、後述の説明に使用する。また、(5)式の左辺は、圧力差分値を用いた温度/圧力式に基づく第3の過熱度である。さらに、(5)式の左辺を(2)式の左辺の第2の過熱度SHPn と区別するために、以後(5)式の左辺をSHP’n とする。
請求項1の圧力検出装置によれば、前式(5)のように、蒸発器入口側温度SLn-1 に温度差分値ΔSPGn とオフセット値(所定値)βとを加算して蒸発圧力相当温度SPG’n を算出するので、正確に蒸発圧力相当温度SPG’n が得られ、さらに、前記相当温度を変換して精度の高い蒸発温度相当圧力RPGn が得られる。
請求項2の過熱度検出装置によれば、請求項1と同様に、正確に蒸発圧力相当温度SPG’n が得られ、さらに、蒸発器出口側温度SGn から蒸発圧力相当温度SPG’n を減算して、精度の高い第3の過熱度SHP’n が得られる。
請求項3の冷却システム用制御装置によれば、請求項2のように得られる精度の高い第3の過熱度SHP’n と設定過熱度との偏差がなくなるように膨張弁の開度を調節するので、例えば冷却システムの庫内温度が低いときに高精度でない圧力検出手段を用いても高精度の制御が可能となる。
請求項4の冷却システム用制御装置によれば、冷凍サイクルが過渡状態運転である場合、第2の過熱度SHPn または第3の過熱度SHP’n を算出し、所定の制御工程に基づいて膨張弁の開度を調節するので、速やかに好適な開度点近傍に調節できる。一方、冷凍サイクルが定常状態運転である場合、蒸発器入口側温度SLn-1 は時間遅れの影響はなく精度良く検出しているので、上記第2の過熱度SHPn 、または、請求項2のように得られる精度の高い第3の過熱度SHP’n により膨張弁の開度を調節する。この圧力差分値を用いた温度/圧力式である第3の過熱度SHP’n による制御では、高精度でない圧力検出手段を用いても高精度の制御が可能となるとともに、大きな外乱が発生した場合など応答性に優れた制御が可能となる。なお、圧縮機の始動時や庫内温度に大な外乱が発生した時などに過渡状態運転となる。実施形態では過渡状態運転は定常状態運転でない場合に相当し、始動時としても説明している。ただし、過渡状態運転である場合の判定方法は実施形態に限定されるものではない。
請求項5の冷却システム用制御装置によれば、蒸発器出口側温度と蒸発器入口側温度とから第1の過熱度SHTn を算出して所定の制御工程に基づいて操作量MTを算出し、蒸発器出口側温度と蒸発圧力相当温度とから算出した第2の過熱度SHPn または前記算出した第3の過熱度SHP’n とを用いて所定の制御工程に基づいて膨張弁の操作量MPを算出し、M=MP×5/10+MT×5/10により膨張弁の操作量Mを算出し、膨張弁の開度を調節するので、庫内温度が高いときも低いときも応答性に優れ、かつ、高精度の制御を可能にする。
請求項1の圧力検出装置によれば、高精度で高価な圧力検出手段を用いなくても、多用されている例えば精度±1%の圧力検出手段でも、正確に蒸発圧力相当温度が得られ、さらに、前記相当温度を変換して精度の高い蒸発温度相当圧力が得られる。
請求項2の過熱度検出装置によれば、請求項1の効果に加えて、精度の高い第3の過熱度が得られる。
請求項3の冷却システム用制御装置によれば、請求項2の効果に加えて、例えば冷却システムの庫内温度が低いときに高精度でない圧力検出手段を用いても高精度の制御が可能となる。
請求項4の冷却システム用制御装置によれば、冷凍サイクルが過渡状態運転である場合、速やかに好適な開度点近傍に調節でき、冷凍サイクルが定常状態運転である場合、圧力差分値を用いた温度/圧力式である第3の過熱度による制御では、高精度でない圧力検出手段を用いても高精度の制御が可能となるとともに、大きな外乱が発生した場合など応答性に優れた制御が可能となる。
請求項5の冷却システム用制御装置によれば、冷凍負荷が大きい庫内温度では、偏差が大きいとき、温度/圧力式で速やかな操作を行い、偏差が小さい時、温度/温度式が作用し、庫内温度が高いときも低いときも応答性に優れ、かつ、高精度の制御を可能にする。すなわち、冷凍負荷が小さい庫内温度でも、制御精度を確保して、負荷が大きいときと同様の効果が得られる。また、偏差が小さい時、温度/温度式が作用して頻繁な開閉操作が抑制されるので、膨張弁の耐久性も向上する。
次に、本発明の圧力検出装置、過熱度検出装置及び冷却システム用制御装置の実施形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態の冷却システム用制御装置を適用した冷凍サイクルにおける急速冷却制御装置の基本構成を示す図である。この急速冷却制御装置は、冷凍サイクルの蒸発器の出口側と入口側とにそれぞれ装着した温度検出手段としての温度センサ6,7、庫内温度センサ8及び圧力検出手段10からの信号をA/D変換するA/D変換部91と、A/D変換部91から出力される温度センサ6,7の温度データ、圧力検出手段10の圧力データに基づいて第1の過熱度、第2の過熱度及び第3の過熱度を演算する過熱度演算手段92a−1と、この演算した第1の過熱度、第2の過熱度及び第3の過熱度から弁開度の合計操作量を演算する弁開度演算手段92a−2と、A/D変換部91から出力される庫内温度センサ8の温度データにより庫内の各温度における弁開度の上限値及び下限値を演算する弁開度規制演算手段92a−3と、弁開度規制演算手段92a−3により演算した弁開度の上限値及び下限値と前記弁開度演算手段92a−2により演算した弁開度とを比較し、その比較結果を弁駆動部5に送出して、電動式膨張弁3を駆動させる比較手段92a−4と、を備えている。なお、圧力検出手段10は、後述の圧力スイッチ、圧力センサに対応しており、これらの要素にも符号「10」を用いる。
弁開度演算手段92a−2は、後述のように、過熱度に対応する操作量MT,操作量MPを演算し、さらに合計操作量Mを演算する。また、弁開度規制演算手段92a−3は、第3優先制御工程として、庫内温度の低下によって弁開度の上限開度と下限開度を下げるように弁開度を規制するように演算し、第2優先制御工程として、過熱度の範囲が例えば5℃以上かつ17℃以下となるように弁開度を演算し、第1優先制御工程として、MOP及び低圧カットを規制するように弁開度を演算する。
ここで、MOP及び低圧カットについて説明する。MOP(Maximum Operating Pressure)とは、元々温度式膨張弁の機能である。MOPの規制の結果、圧縮機始動時の液戻り防止、圧縮機モータの過負荷防止が可能となる。一般的にいう、ハイ・リミットの機能である。低圧カットは低圧側圧力スイッチの主たる機能である。膨張弁、蒸発器など冷凍サイクルに異常が発生して冷媒が流れなくなると低圧側圧力が下がるので、そのとき低圧カットが作用して冷凍サイクルを保護する。一般的にいう、ロー・リミットの機能である。
図2は実施形態の冷凍サイクルと急速冷却制御装置を示す図である。図において、1は圧縮機、2は凝縮器、3は電動式膨張弁、4は蒸発器であり、これらは配管で環状に接続することにより冷凍サイクルを構成し、冷媒の圧縮、凝縮液化、減圧(膨張)、蒸発気化を行う周知のサイクルを形成する。5は電動式膨張弁3の開度を入力信号に応じて調節する電磁石、パルスモータなどの弁駆動部、6,7は蒸発器4の出口側と入口側の温度をそれぞれ検出する温度センサ、8は冷凍庫内の庫内温度を検出する温度センサ、10は蒸発器4の出口側の蒸発圧力を検出する圧力スイッチ、9は圧力スイッチ10と温度センサ6,7及び8が接続され、その出力に基づき弁駆動部5を制御する制御部である。
制御部9は、蒸発器4の出口側と入口側の温度をそれぞれ検出する温度センサ6,7からのそれぞれの入力信号により蒸発器出口温度と蒸発器入口温度(液冷媒温度)との差をとって第1の過熱度(温度/温度式による算出)を演算し、この第1の過熱度と設定過熱度とを比較して算出した偏差信号をPID動作に従った操作量MTを求める。また、制御部9は、圧力スイッチ10からの入力信号と前記出口側の温度センサ6からの信号とに基づいて第2の過熱度(温度/圧力式による算出)を演算し、この第2の過熱度と設定過熱度とを比較して算出した偏差信号をPI動作に従った操作量MPを求める。
さらに、制御部9は、圧力スイッチ10からの入力信号をサンプリングして、圧力差分値を算出し、この圧力差分値を圧力相当温度の近傍の温度差分値に変換する。また、この温度差分値と入口側の温度センサ7からの信号及び所定値であるオフセット値とに基づいて圧力相当温度を算出し、この圧力相当温度を温度相当圧力に変換する。さらに、圧力差分値による第3の過熱度を算出する。さらに、この第3の過熱度から偏差信号にしたがって操作量MPを求める。そして、温度センサ8で検出した庫内温度に応じて、第1〜第3の過熱度に対応する操作量MT、MPから合計操作量Mを演算し、この(合計)操作量Mに対応する調節信号を出力する。すなわち、電動式膨張弁3を開閉させるパルス数を弁駆動部5に与える弁開度調節信号を印加することにより、電動式膨張弁3の開度を制御し、冷凍サイクルの冷媒流量を調整する。ここで前述したPID動作とはD要素のないPI動作も含まれることはいうまでもない。前述(7行目)の「庫内温度に応じて」は、実施形態では図8のステップS31の処理を意味する。
図3は上記制御部9の内部構成を示し、同図において、91は蒸発器出口温度センサ6、入口温度センサ7、庫内温度センサ8及び圧力センサ10からの信号をA/D変換するA/D変換器、92は予め定めたプログラムに従って動作するマイクロコンピュータであり、マイクロコンピュータ92はCPU92a、プログラムや各種の固定データを格納したROM92b及び各種のデータエリアやワークエリアを有する書き換え可能なRAM92cを有する。CPU92aは、温度センサ6,7からの信号及び圧力センサ10からの信号に基づいて第1〜3の過熱度を演算し、この演算した第1〜第3の過熱度に基づく(合計)操作量Mから弁開度を演算する。また、蒸発圧力相当温度と入口側温度との差としてオフセット値βを演算し、このオフセット値βをその後の蒸発圧力相当温度の演算に用いる。そして、各種演算による弁開度を弁駆動部5に送出して、電動式膨張弁3を動作させる。また、CPU92aは、ROM92b中の所定エリア内に格納した庫内温度、電動式膨張弁の能力、必要冷却能力などの各種設定値から、庫内の各温度における弁開度の上限値及び下限値を演算する。制御部9が電動式膨張弁3を操作して、この上限値及び下限値に達すると弁開度は上限値/下限値で制限される。
図4は庫内温度に対して演算により求められる弁開度の上限値及び下限値の変化、及び優先制御工程による開度の規制の概念を示す説明図であり、説明図から分かるように、曲線aは庫内温度の低下によって上限開度が下がる様子を、曲線bは庫内温度の低下によって下限開度が下がる様子をそれぞれ示している。これが第3優先制御工程である。また、曲線aを跨ぐ斜線の範囲は、過熱度の範囲を例えば5℃以上に規制する概念、及びMOPを規制する概念を示している。これが第2優先制御工程、及び第1優先制御工程である。さらに、曲線bを跨ぐ斜線の範囲は、過熱度の範囲を例えば17℃以下に規制する概念、及び低圧カットを規制する概念を示している。これが第2優先制御工程、及び第1優先制御工程である。本発明には直接関係しないが、曲線cは初期所定開度であり、この初期所定開度は、下限(曲線b)から、この下限と上限(曲線a)との間隔の70%の値となっている。庫内温度が高いとき下限開度を上げている理由は、冷凍負荷が大きい場合の電動式膨張弁3の閉めすぎを防止するためである。
以上説明したように、庫内温度が高いときには設定過熱度に(第2)所定値を加算した設定過熱度により弁開度の上限値を演算するので、設定過熱度に基づく弁開度の上限値に比べれば、前記加算した設定過熱度に基づく方が過熱度が大きい分、低めの弁開度の上限値に設定し、庫内温度の低下とともに上限値を下げ、最終的には設定過熱度で運転できるようにしている。これは、急速冷却の負荷の大きな初期段階における蒸発器出口での初期過熱度が、急速冷却の負荷が小さくなる最終段階での最終過熱度に比べて大きいという特性を利用したのであり、冷却初期にはやや過熱気味の運転となるが、液量過多による弁閉動作を防止することができるので、無駄な操作がなくなり、結果的に冷却速度をアップして最終的な冷却温度を得るための時間を短縮することができる(液量過多になると弁の開閉を繰り返すので冷却速度が遅くなる。)。
以上概略説明した動作の詳細を、ROM92bに格納したプログラムに従ってCPU92aが行う処理を示すフローチャートを参照して以下説明する。図5は圧力、温度、過熱度の算出を行う割込みルーチンのフローチャート、図6はメインルーチンのフローチャート、図7は過渡状態の処理のサブルーチンのフローチャート、図8は定常状態の処理のサブルーチンのフローチャートである。
CPU92aは電源の投入によって動作を開始し、図6のステップS1において初期設定を行う。この初期設定は、ROM92bに格納されている庫内温度、電動式膨張弁の能力(形式)、必要冷却能力、設定過熱度の値SHなどの各種設定値をRAM92c内の所定のエリアに書き込むことによって行われる。ステップS2は、複数の制御装置で複数の蒸発器を制御するシステム構成の場合に実行される処理であり、各制御装置との間で通信処理を行う。ここで、複数の制御装置で複数の蒸発器を制御するシステム構成でなくても、例えば、圧力センサ10からの信号が通信により授受される場合もあり得ることはいうまでもない。次に、ステップS3で、図示しない起動スイッチの操作による起動信号があるか否かを判定し、起動信号が無ければステップS4で停止時の処理を行ってステップS2に戻り、起動信号があるとステップS5に進む。
ステップS5では、「定常状態運転であるか否か」を判定し、判定がYesのの場合、ステップS9で図8の処理を行い、判定がNo(始動時)の場合、ステップS6に進む。ステップS6では、「サーモONによる再始動か」を判定し、判定がYesの場合、ステップS8で「過渡状態処理(2)」を実行し、判定がNoの場合、ステップS7で図7の処理を行う。なお、ステップS8の処理では、弁の初期所定開度を例えば全開の1/3点になるように操作する。ここで、ステップS8の処理では、前回のサーモOFF時の弁の開度を記憶し、再始動の場合は前記弁開度を初期所定開度としてもよい。
次に、ステップS10は弁開度の上限値/下限値を規制する第3優先制御処理であり、ステップS7、あるいはS8、あるいはS9で演算した合計操作量Mに対して、S10の規制が優先する。よって、合計操作量Mの100%で弁の開閉操作をするとは限らない。ステップS11は、第1の過熱度の範囲を規制する第2優先制御処理であり、冷媒量が多すぎて液バックしないように、または少なすぎて過熱が付きすぎないように規制する。すなわち、ステップS10の第3優先制御処理の規制を経ても、このステップS11の規制が優先する。よって、この場合も、合計操作量Mの100%で弁の開閉操作をするとは限らない。ステップS12は、第1優先制御処理であり、蒸発器出口圧力PGがMOP設定値以下となるような操作量、蒸発器出口圧力PGが低圧カット設定値以上となるような操作量を演算し、MOP規制、低圧カット規制の処理を行う。よって、この場合も、合計操作量Mの100%で弁の開閉操作をするとは限らない。そして、ステップS13で「開度規制の範囲内か」の判定を行い、判定がNoの場合、ステップS14で開度規制の範囲内で弁の開閉操作を実行してステップS2に戻り、判定がYesの場合、ステップS15で合計操作量Mの100%で弁の開閉操作を実行してステップS2に戻る。なお、ステップS14で操作可能な操作量は、M≧(操作可能な操作量)≧0であることはいうまでもない。
図7の過渡状態の処理では、ステップS21で「弁の初期開度設定」の処理を実行する。この処理は冷凍サイクルの起動時の1回のみ開度設定を行うものであり破線で図示してある。次に、ステップS22で10秒タイマが計時をタイムアップしたかを判定し、タイムアップしていなければ元のルーチンに復帰し、タイムアップすると、ステップS23で、10秒前の第2の過熱度SHPi-10から現時点の第2の過熱度SHPi までの変化量δSHPi を式δSHPi =SHPi −SHPi-10により演算する。次に、ステップS24で、起動から40秒が経過したかを判定し、40秒経過すれば元のルーチンに復帰し、40秒経過していなければステップS25に進む。すなわち、このステップS25以降の処理は、10秒/20秒/30秒の時に行われる。
ステップS25では、起動時の第2の過熱度SHPn が5℃以上で15℃未満の範囲であるかを判定し、過熱度SHPn がこの5℃以上15℃未満の範囲内にあればそのまま元のルーチンに復帰し、過熱度SHPn が前記範囲の外側であれば、ステップS26で15℃以上であるか否かを判定する。過熱度SHPn が15℃以上であればステップS27に進み、15℃以上でなければ(5℃未満であれば)ステップS28に進む。
ステップS27では、現時点の過熱度の変化量δSHPi が1.0℃以上であるか否かを判定し、1.0℃以上でなければそのまま元のルーチンに復帰し、過熱度の変化量δSHPi が1.0℃以上であれば、ステップS29で起動開始後の経過時間(i)に応じた量だけ弁を開操作する。10秒経過時点(i=10)では20%分、20秒経過時点(i=20)では10%分、30秒経過時点(i=30)では5%分、それぞれ開操作し、元のルーチンに復帰する。
ステップS28では、現時点の過熱度の変化量δSHPi が1.0℃以上であるか否かを判定し、1.0℃以上であればそのまま元のルーチンに復帰し、過熱度の変化量δSHPi が1.0℃以上でなければ、ステップS30で起動開始後の経過時間(i)に応じた量だけ弁を閉操作する。10秒経過時点(i=10)では20%分、20秒経過時点(i=20)では10%分、30秒経過時点(i=30)では5%分、それぞれ閉操作し、元のルーチンに復帰する。
図8のステップS31では、現在の庫内温度SRn が−10℃以上であるかを判定し、判定がYesのとき(冷凍負荷が大きいとき)ステップS32に進み、判定がNoのとき(冷凍負荷が小さいとき)ステップS35に進む。ステップS32では、庫内温度SRn により設定過熱度SHの補正演算を行って可変設定過熱度SH’とし、ステップS33に進む。ステップS33では、第1の過熱度SHTn と可変設定過熱度SH’との差である第1の過熱度偏差ΔSHTn を補正値βも加味して、式ΔSHTn =SHTn −(SH’+β)により演算し、ステップS34で、第2の過熱度SHPn と可変設定過熱度SH’との差である第2の過熱度偏差ΔSHPn を式ΔSHPn =SHPn −SH’により演算し、ステップS37に進む。
ステップS35では、第1の過熱度SHTn と設定過熱度SHとの差である第1の過熱度偏差ΔSHTn を補正値βも加味して、式ΔSHTn =SHTn −(SH+β)により演算し、ステップS36で、第3の過熱度SHP’n と設定過熱度SHとの差である第3の過熱度偏差ΔSHP’n を式ΔSHP’n =SHP’n −SHにより演算し、ステップS37に進む。
次に、ステップS37で“0←ΔSHTn ”となるような電動式膨張弁3の操作量MTn を演算してRAM92cに蓄え、ステップS38で“0←ΔSHP’n ”となるような電動式膨張弁3の操作量MPn を演算してRAM92cに蓄え、ステップS39に進む。次に、ステップS39で、Mn =MPn ×5/10+MTn ×5/10により合計操作量Mn を演算して元のルーチンに復帰する。ここで、前記演算式の各々の操作量の添字nはサンプリング処理のために必要であり請求項5では付されていない。また、記述を省略したがステップS34の処理の最後で“ΔSHP’n ←ΔSHPn ”の処理を実行して、ステップS38に進むことはいうまでもない。(本発明は第3の過熱度が特徴であるのでステップS38の式としているのである)
図5の割込み処理では、ステップS51で、圧力センサ10からの信号を読み込み、A/D変換して蒸発器出口圧力PGn 、蒸発圧力相当温度SPGn を演算し、ステップS52で、温度センサ6,7,8からの信号を読み込み、A/D変換して温度データSGn (蒸発器出口温度)、SLn (蒸発器入口側温度)、SRn (庫内温度)とする。次に、ステップS53で、第1の過熱度SHTn を式SHTn =SGn −SLn により演算する。次に、ステップS54で、第2の過熱度SHPn を式SHPn =SGn −SPGn により演算し、ステップS55に進む。
ステップS55では、冷凍サイクルの運転が「定常状態か」を判定し、判定がNo(始動時)の場合、ステップS56で予めROM92bに格納しているβ0(デフォルト値として例えば5℃)をオフセット値βとしてRAM92cに格納し、ステップS59に進む。ステップS55の判定がYesの場合、ステップS57で現在の庫内温度SRn が−10℃以上であるかを判定し、判定がNoのとき(冷凍負荷が小さいとき)ステップS59に進み、判定がYesのとき(冷凍負荷が大きいとき)ステップS58に進む。ステップS58では、オフセット値βを蒸発圧力相当温度SPGn と蒸発器入口側温度SLn とから、β=SPGn −SLn により演算し、最新のオフセット値βとしてRAM92cに格納し、ステップS59に進む。
ステップS59では、現在の圧力のサンプリング値PGn と前回の圧力のサンプリング値PGn-1 とから、圧力差分値ΔPGn を、ΔPGn =PGn −PGn-1 により算出し、RAM92cに格納する。次に、ステップS60で、蒸発圧力相当 温度SPGn-1 の近傍域の温度差分値ΔSPGn を、関数f2 を用いて、ΔSPGn =f2 (ΔPGn )により算出し、ステップS61に進む。ステップS61では、蒸発圧力相当温度SPG’n を、蒸発器入口側温度SLn-1 、温度差分値ΔSPGn 、オフセット値βを用いて、SPG’n =SLn-1 +ΔSPGn +βにより算出し、RAM92cに格納する。
次に、ステップS62で、蒸発温度相当圧力RPGn を、蒸発圧力相当温度SPG’n と関数F3 を用いて、RPGn =F3 (SPG’n )により算出し、ステップS63に進む。ステップS63では、圧力差分値による第3の過熱度SHP’n を、現在の蒸発器出口温度SGn と蒸発圧力相当温度SPG’n とから、SHP’n =SGn −SPG’n により演算し、RAM92cに格納して、元のルーチンに復帰する。なお、蒸発圧力相当温度と蒸発圧力との関係は例えば図9のようになっており、この関係を示す前記の関数f2 、F3 は冷媒の特性によって予め与えられる関数である。なおこの関数は互いに逆関数の関係にある。また、前述したステップS51の処理において、関数f1 を用いて、SPGn =f1 (PGn )を実行していることの記述は省略した。
次表は圧力差分値に基づく圧力相当温度算出を説明するものであり、これらの表は冷媒としてR22を用いた場合の精度に対する相当温度の温度差を示している。
Figure 2006343001
Figure 2006343001
Figure 2006343001
これらの表では、0.00MPa(メガパスカル)が−40.86℃、−0.02MPaが−45.30℃、−0.04MPaが−50.98℃とする例を示している。表1は精度±1%の圧力検出手段によれば−10℃以下で信用できないことを、表2は精度±0.1%の圧力検出手段によれば−50℃まで信用できることを示している。表3は圧力センサの精度が±1%のときの、圧力差分値に対する温度差分値を説明している。表3では圧力センサの精度が±1%の場合、温度の変化偏差は±1℃以内であるので、圧力差分値を按分比例して温度差分値を求め、次に、温度相当圧力に逆変換することによって圧力データRPGn を求めることができることを示している。また、実施形態では圧力の変化幅を0.02MPa区分のときの実施例を示したが、0.01MPa区分とすれば、さらに変換精度を確保できることはいうまでもない。
本実施形態では、第1の過熱度による操作量MTと、第2の過熱度または第3の過熱度による操作量MPとの割合を、5/10、5/10としたが、応答性を重視するなら(温度/圧力式をより作用させるため)操作量MPの割合を多くし、逆に耐久性を重視するなら(温度/温度式をより作用させるため)操作量MTの割合を多くするよう、演算式を任意に定めればよい。
本実施形態では、圧力センサの精度が±1%、用いる冷媒がR22という条件の場合において、ステップS31の処理、すなわち第2の過熱度と第3の過熱度との切替え点を−10℃とした。この切替え点も圧力センサの精度、冷媒の種類によって任意であることはいうまでもない。
本発明による実施形態の圧力検出装置、過熱度検出装置及び冷却システム用制御装置を適用した冷凍サイクルにおける急速冷却制御装置の基本構成を示す図である。 実施形態の冷凍サイクルと急速冷却制御装置を示す図である。 実施形態における制御部の内部構成を示す図である。 実施形態における弁開度の上限値及び下限値の変化、及び優先制御工程による開度の規制の概念を示す説明図である。 実施形態における割込みルーチンのフローチャートである。 実施形態におけるメインルーチンのフローチャートである。 実施形態における過渡状態の処理のサブルーチンのフローチャートである。 実施形態における定常状態の処理のサブルーチンのフローチャートである。 実施形態における冷媒の蒸発圧力相当温度と蒸発圧力との関係及び関数の例を示す図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 凝縮器
3 電動式膨張弁
4 蒸発器
5 弁駆動部
6 蒸発器出口温度センサ
7 蒸発器入口温度センサ
8 庫内温度センサ
9 制御部
10 圧力スイッチ(圧力検出手段)
92a−1 過熱度演算手段(CPU)
92a−2 弁開度演算手段(CPU)
92a−3 弁開度規制演算手段(CPU)
92a−4 比較手段(CPU)

Claims (5)

  1. 圧力のサンプリング値から圧力差分値を算出し、圧力に対応する冷媒の蒸発圧力相当温度の近傍域における前記圧力差分値に対応する蒸発圧力相当温度の温度差分値を算出し、次に、蒸発器入口側温度に前記温度差分値と所定値とを加算して蒸発圧力相当温度を算出して蒸発温度相当圧力を算出することを特徴とする圧力検出装置。
  2. 圧力のサンプリング値から圧力差分値を算出し、圧力に対応する冷媒の蒸発圧力相当温度の近傍域における前記圧力差分値に対応する蒸発圧力相当温度の温度差分値を算出し、次に、蒸発器入口側温度に前記温度差分値と所定値とを加算して蒸発圧力相当温度を算出して、蒸発器出口側温度から前記蒸発圧力相当温度を減算して第3の過熱度を算出することを特徴とする過熱度検出装置。
  3. 請求項2に記載の過熱度検出装置を備え、該過熱度検出装置で検出される前記第3の過熱度と設定過熱度との偏差がなくなるように膨張弁の開度を調節することを特徴とする冷却システム用制御装置。
  4. 請求項2に記載の過熱度検出装置を備え、冷凍サイクルが過渡状態運転である場合、蒸発器出口側温度と蒸発圧力相当温度とから第2の過熱度を算出し、冷凍サイクルが定常状態運転である場合、前記第2の過熱度または前記第3の過熱度を算出し、所定の制御工程に基づいて膨張弁の開度を調節することを特徴とする冷却システム用制御装置。
  5. 請求項2に記載の過熱度検出装置を備え、蒸発器出口側温度と蒸発器入口側温度とから第1の過熱度を算出して所定の制御工程に基づいて操作量MTを算出し、蒸発器出口側温度と蒸発圧力相当温度とから算出した第2の過熱度または前記算出した第3の過熱度とを用いて所定の制御工程に基づいて膨張弁の操作量MPを算出し、
    M=MP×5/10+MT×5/10
    により膨張弁の操作量Mを算出し、膨張弁の開度を調節することを特徴とする冷却システム用制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196840A (ja) * 2007-01-17 2008-08-28 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷却装置
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CN112629898A (zh) * 2020-11-24 2021-04-09 珠海格力电器股份有限公司 基于制冷剂识别的通用控制方法及标准制冷设备

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