JP2006342561A - 壁体の転倒防止構造 - Google Patents

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【課題】土圧等による壁体の転倒を確実に防止できるとともに、従来よりも一段と容易に壁体を盛り土や斜面に設置し得る壁体の転倒防止構造を提供することにある。
【解決手段】縦壁3の下部16から道路M側に突出するつま先版17と、縦壁3の下部16からほぼ鉛直下方に突出する突出部18とを用いて縦壁3を山の斜面Yに定着させるようにした。これにより雪崩・落石等防護構造物2を設置する際、比較的崩壊し易い山の斜面Yを道路M側から水平方向に掘削せずに定着部15を設置できるので、従来よりも一段と容易に雪崩・落石等防護構造物2を山の斜面Yに設置し得る。また、つま先版17及び突出部18によって山の斜面Yからの土圧等を地盤G1及び山側地盤G2で受け止めさせることができるので、これら地盤G1等の反力によって雪崩・落石等防護構造物2の転倒を確実に防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、擁壁及び、雪崩や落石等から道路又は鉄道用軌道を保護するために設置されるシェッドやキーパー(防護棚)、落石防護柵、落石防護擁壁等の壁体の転倒防止構造に関する。
従来、道路長手方向に沿って崖等の山の斜面(のり面を含む、以下同様)に構築され、雪崩や落石等から道路を防護する壁体として、例えば実開平3−89719号公報(特許文献1)で示すような落石防止用保護構造物が知られている。
この落石防止用保護構造物には、山の斜面に複数のコンクリート基礎が設けられており、このコンクリート基礎に支持されて山の斜面に対して所定角度でなる防護壁面を構築し、当該防護壁面で雪崩や落石等を受け止めるようになされている。ところで、このような落石防止用保護構造物は、落石防止用保護構造物自身の自重によって道路側への転倒が防止されている。
また、従来、山の斜面の崩壊を防止する壁体としては、特開2001−295303号公報(特許文献2)に示すようなコンクリート擁壁が知られている。このコンクリート擁壁においては、略水平に配置される基礎ブロックと、当該基礎ブロックの前端部から鉛直に立ち上がる擁壁本体とによって断面略L字状を形成しており、基礎ブロックを山の斜面に埋設させて擁壁本体が山の斜面を塞き止めることにより、当該山の斜面が崩壊することを防止し得るようになされている。すなわち、このコンクリート擁壁によれば、擁壁本体に山からの土圧を受けても、当該コンクリート擁壁自体の自重に加え、基礎ブロックに作用する山からの土圧によっても擁壁本体が道路側へ倒れること一段と確実に防止し得るようになされている。
実開平3−89719号公報 特開2001−295303号公報
ところが、かかる構成の落石防止用保護構造物を山の斜面に設置する場合には、当該山の斜面を堀削する必要があるため、設置作業中に山の斜面が崩壊する可能性があり、落石防止用保護構造物を山の斜面に設置する際の設置作業が煩雑であった。
そこで本発明は上記の問題点に鑑み、土圧等による壁体の転倒を確実に防止できるとともに、従来よりも一段と容易に壁体を盛り土や斜面に設置し得る壁体の転倒防止構造を提供することにある。
本発明の請求項1では、前側が開放された縦壁と、この縦壁を支持地盤に定着させる定着部とを有する壁体の転倒防止構造において、前記定着部は、前記縦壁の下部から前側に突出するつま先版と、このつま先版の下部からほぼ鉛直下方に突出する突出部とによって構成するようにした。
本発明の請求項2では、前記突出部は、前記つま先版の後側に設置されるようにした。
本発明の請求項3では、前記縦壁の上部には雪崩・落石等を受ける防護構造物を備えるようにした。
請求項1の発明によれば、比較的崩壊し易い盛り土や斜面を水平方向から掘削する必要がなくなり、支持地盤と盛り土や斜面との境を単に鉛直下方にのみ掘り下げれば定着部を設置できるので、従来よりも一段と容易に壁体を盛り土や斜面に設置し得る。また、つま先版及び突出部によって盛り土や斜面からの土圧等を支持地盤で受け止めさせることができるので、当該支持地盤の反力によって壁体の転倒を確実に防止できる。
また、請求項2の発明によれば、つま先版の後側付近を支点として前側方向に倒れるような荷重を、突出部によって支持地盤で受け止めさせることができるとともに、前側に突出するつま先版によっても確実に支持地盤で受け止めさせることができるので、これら支持地盤の反力により壁体の転倒を一段と確実に防止できる。
さらに、請求項3の発明によれば、つま先版及び突出部によって防護構造物に加わる荷重を支持地盤で受け止めさせることができるので、雪崩・落石等によって生じる衝撃力で壁体が転倒することを確実に防止できる。
以下、本発明における好ましい実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
図1及び図2において、2は全体として本発明による転倒防止構造を備えた雪崩・落石等防護構造物を示し、雪崩・落石等防護構造物2は、山間の道路M長手方向に沿って当該道路Mの山側の斜面Yに構築され、当該山の斜面Y上方からの落石や雪崩等から道路Mを保護し得るようになされている。
実際上、雪崩・落石等防護構造物2は、図2に示したように、山の斜面Yの勾配に合わせて形成された縦壁3が構築されており、この縦壁3の上部4にプレキャストコンクリート製でなる防護構造物5の根元6がアンカーボルト7により一体化されている。
防護構造物5は、中央部が縦壁3の上部4よりも高い位置で支柱8によって支持されていることにより、先端9側が斜め上方に向かうように傾斜され、これにより防護構造物5で落石を捕捉し易い構造を有している。
因みに、防護構造物5には先端9の上面にプレキャストコンクリート製でなる囲いブロック11が立設されており、この囲いブロック11及び囲いブロック11に立設したフェンス10によって防護構造物5で受け止めた落石等が縦壁3の前側の道路Mに落下することを確実に防止し得る。また防護構造物5は、その上面において囲いブロック11と山の斜面Yとの間に衝撃緩衝構造体として例えば衝撃緩衝用砂12(図2)が敷き詰められており、この衝撃緩衝用砂12によって落石等による衝撃を吸収し得るようになされている。
ここで防護構造物5を支持する支柱8は、図3に示すように、その下端13が定着部15に埋め込まれて一体化されていることにより、防護構造物5側から受けた荷重を定着部15へ伝達し得るようになされている。
定着部15は、縦壁3の下部16に一体成形されており、道路Mと山の斜面Yとの境である道路M脇において地中に埋没され、これにより縦壁3を山の斜面Yに沿って配置させ得る。実際上、この定着部15は、縦壁3の下部16に一体成形された道路M側へ延びるつま先版17と、当該縦壁3の下部16に一体成形された鉛直下方へ延びる突出部18とで構成されている。
これらつま先版17及び突出部18は縦壁3に沿って連続して設けられていることにより、つま先版17が第1の土圧受止部として機能し得るとともに、突出部18が第2の土圧受止部として機能し得る。
つま先版17は、一端部が縦壁3の下部16に一体化されているとともに、他端部が縦壁3の前側(すなわち、道路M側)にほぼ水平状に延びて突出し、この突出した他端部側に支柱8の下端13が埋め込まれている。このつま先版17は、その底面部17Aが道路M脇の支持地盤たる地中の地盤G1に設置され、当該縦壁3や支柱8から受ける荷重を地盤G1に受け止めさせ得るようになされている。
一方、突出部18は、その上端部がつま先版17の後側たる縦壁3の下部16に一体化されており、つま先版17とほぼ直角をなすようにして下端部が鉛直下方に突出するように形成されている。この突出部18は、その側面部18Aが道路Mと山の斜面Yとの境において斜面Yから鉛直下方に延びた支持地盤たる山側地盤G2に設置され、当該縦壁3や支柱8から受ける荷重を山側地盤G2に受け止めさせ得るようになされている。ここで突出部18と縦壁3の下部16との境は、山の斜面Y側において、突出形状を有することなく一体化され得るように形成されている。
以上の構成において、山間の道路Mにおいて山の斜面Yに沿って雪崩・落石等防護構造物2を構築する際には、道路Mと山の斜面Yとの境に位置する道路M脇だけを掘り下げてゆくことにより鉛直下方に凹部を形成する。ここで雪崩・落石等防護構造物2の定着部15は、縦壁3の下部16から道路M側に突出したつま先版17と、縦壁3の下部16からほぼ鉛直下方に突出した突出部18とのみから構成され、山側に突出するような形状を有していないことにより、山の斜面Yを深く掘ることなく単に道路M脇を鉛直下方に堀削しただけの凹部に当該定着部15を確実に設置させることができる。
このようにして作業者は、つま先版17を支持地盤たる地中の地盤G1に設置するとともに、突出部18を支持地盤たる山側地盤G2に設置し、この状態で凹部を埋め戻すことにより定着部15を道路M脇に安定的に定着させることができ、かくして山の斜面Yに沿って縦壁3を設置できる。
このように雪崩・落石等防護構造物2では、比較的崩壊し易い山の斜面Yを道路M側から水平方向に向かって堀削せずに済むので、設置作業中において山の斜面Yが崩落することを回避でき、かくして従来よりも一段と容易に、かつ安全に雪崩・落石等防護構造物2を山の斜面Yに設置し得る。
ところで、このようにして道路M長手方向に沿って定着させた雪崩・落石等防護構造物2では、縦壁3が山の斜面Yを塞き止めるように配置されることにより、当該縦壁3が山から土圧を受けることもあり、この場合、道路M側方向に倒れるような荷重が与えられる。
これに加えて雪崩・落石等防護構造物2では、防護構造物5の先端が道路M側に突出して配置されていることにより、防護構造物5及び衝撃緩衝用砂12の各自重によって縦壁3の下部16付近を支点として道路M側方向に倒れるような荷重が与えられる。
しかしながら、雪崩・落石等防護構造物2では、つま先版17が前側たる道路M側に突出するようにして配置され地中の地盤G1に設置されていることにより、縦壁3の下部16付近を支点として道路M側方向に倒れるような荷重(すなわち、山からの土圧や、防護構造物5及び衝撃緩衝用土砂12の各自重)をつま先版17によって地盤G1で受け止めさせることができ、この結果、地盤G1の反力によって雪崩・落石等防護構造物2の転倒を確実に防止できる。
因みに、雪崩・落石等防護構造物2では、つま先版17から延びた支柱8が防護構造物5を支持していることにより、防護構造物5及び衝撃緩衝用砂12の各自重をつま先版17によって地盤G1で受け止めさせることができ、この結果、地盤G1の反力によって雪崩・落石等防護構造物2の転倒を確実に防止できる。
これに加えて雪崩・落石等防護構造物2では、突出部18が縦壁3の下部16からほぼ鉛直下方に突出するようにして配置されていることにより、縦壁3の下部16付近を支点として道路M側方向に倒れるような荷重を突出部18によって山側地盤G2で受け止めさせることができ、この結果、山側地盤G2の反力によって雪崩・落石等防護構造物2の転倒を確実に防止できる。
また、従来の雪崩・落石等防護構造物(図示せず)においては、縦壁に加えて、定着用アンカーを防護構造物に設け、この定着用アンカーを用いて山の斜面Yにも防護構造物を直接定着させて転倒を防止しているものもあるが、この場合、別体の定着用アンカーを別途設ける分だけ防護構造物の構造が複雑化し、また定着用アンカーの設置作業が必要となるため設置作業が煩雑になるという問題があった。
これに対して、本発明の雪崩・落石等防護構造物2によれば、従来のような定着用アンカーを防護構造物5に設けることなく、縦壁3の下部16に一体化させた定着部15だけで雪崩・落石等防護構造物2自体を山の斜面Yに対して確実に定着させることができるので、防護構造物5に別体でなる定着用アンカーを別途設けない分、従来よりも全体として簡易な構造にできるとともに、作業者に対して定着用アンカーの設置作業を行わせない分、設置作業の負担を軽減させることができる。
以上の構成によれば、前側が開放された縦壁3の下部16から前側の道路Mに突出して縦壁3が受ける土圧を受け止めるつま先版17と、縦壁3の下部16からほぼ鉛直下方に突出して縦壁3が受ける土圧を受け止める突出部18とによって構成された定着部15を用いて縦壁3を山の斜面Yに定着させるようにした。これにより雪崩・落石等防護構造物2を設置する際に、比較的崩壊し易い山の斜面Yを道路M側から掘削する必要がなくなり、山の斜面Yと道路Mとの境を単に鉛直下方にのみ掘り下げれば定着部15を設置できるので、従来よりも一段と容易に雪崩・落石等防護構造物2を山の斜面Yに設置し得る。また、つま先版17及び突出部18によって山からの土圧を、水平方向及び鉛直方向の異なる位置の地盤G1及び山側地盤G2で同時に受け止めさせることができるので、これら支持地盤たる地盤G1及び山側地盤G2の反力によって雪崩・落石等防護構造物2の転倒を確実に防止できる。
また、つま先版17の後側に突出部18を設置するようにしたことにより、つま先版17の後側付近を支点として前側方向に倒れるような荷重を、突出部18によって山側地盤G2で受け止めさせることができるとともに、前側に突出するつま先版17の底面部17Aによっても確実に地盤G1で受け止めさせることができるので、これら地盤G1及び山側地盤G2の反力により雪崩・落石等防護構造物2の転倒を一段と確実に防止できる。
さらに、つま先版17及び突出部18によって防護構造物5に加わる荷重を地盤G1及び山側地盤G2で受け止めさせることができるので、雪崩・落石等によって防護構造物5に生じる衝撃力で雪崩・落石等防護構造物2が転倒することを確実に防止できる。
なお、上述した実施の形態においては、防護構造物5を支柱8で支持し、当該支柱8の下部13を定着部15に一体化させた雪崩・落石等防護構造物2を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図2との対応部分に同一符号を付して示す図4のように、防護構造物5を支持する支柱を設けずに、縦壁3の上部4で防護構造物5を縦締用鋼材51により片持状態で一体化させるようにした雪崩・落石等防護構造物50を適用するようにしても良い。
因みに、この雪崩・落石等防護構造物50は、防護構造物5と山の斜面Yとの間に控えコンクリート部52と裏込めコンクリート部53とが設けられた構成を有し、衝撃力を分散する衝撃緩衝機能を備えた衝撃緩衝構造体54が防護構造物5の上面に設けられている。なお、この衝撃緩衝構造体54は、防護構造物5上に複数の単位発泡スチロールブロック55Aからなるブロック層A,Aを2層に設け、このブロック層Aの上に複数の単位発泡スチロールブロック55Bからなるブロック層Bを設け、このブロック層Bの上に保護材層Cを設けた構成を有する。尚、ブロック層Bの単位発泡スチロールブロック55Bは、ブロック層Aの単位発泡スチロールブロック55Aより密度が大きい。
そして、このような雪崩・落石等防護構造物50では、衝撃緩衝構造体54の自重によって生じる道路M側方向に倒れるような荷重や雪崩・落石等によって生じる衝撃力を、上述した実施の形態と同様に定着部15で受け止めることができ、かくして地盤G1及び山側地盤G2の反力によって雪崩・落石等防護構造物50が転倒することを確実に防止できる。
また、上述した実施の形態においては、壁体として、縦壁3の上部4に防護構造物5を設けて、この防護構造物5で雪崩・落石等を受け止める雪崩・落石等防護構造物2に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図2との対応部分に同一符号を付して示す図5のように、縦壁61だけを単に設け、この縦壁61により山の斜面Yを塞き止めて当該斜面Yの崩壊を防止する擁壁60等の種々の壁体に本願発明の転倒防止構造を適用するようにしても良い。
この場合、擁壁60は、プレキャストコンクリート製でなり、図5に示したように、道路M長手方向に沿って当該道路Mの山側の斜面Yに縦方向(例えば、垂直方向)に延びる縦壁61が構築されており、この縦壁61の下部62に定着部15が一体成形された構成を有する。
これにより、この擁壁60では、山の斜面Yと道路Mとの境を単に鉛直下方にのみ掘り下げて定着部15を設置し、縦壁61と山の斜面Yとの間を土砂等で埋めることにより構築できるので、比較的崩壊し易い山の斜面Yを道路M側から掘削する作業を回避できる。また、つま先版17及び突出部18によって山からの土圧を、水平方向及び鉛直方向の異なる位置の地盤G1及び山側地盤G2で同時に受け止めさせることができるので、これら支持地盤たる地盤G1及び山側地盤G2の反力によって擁壁60の転倒を確実に防止できる。
さらに、上述した実施の形態においては、つま先版17及び突出部18を縦壁3に沿って連続して設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、縦壁3が受ける山からの土圧を、つま先版17及び突出部18によって地盤で受け止めさせることができれば、つま先版17及び突出部18を縦壁3に沿って所定間隔、又は不規則な間隔を空けて設けるようにしても良い。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、雪崩・落石等防護構造物2を山間の鉄道用軌道に設けるようにしたり、本発明の壁体の転倒防止構造を人工的な盛り土や種々の斜面に設けるようにしても良い。また、突出部18をつま先版17の中心側や前側に設置するようにしても良い。
雪崩・落石等防護構造物の全体構成を示す斜視図である。 雪崩・落石等防護構造物を山の斜面に定着させた状態を示す側断面図である。 雪崩・落石等防護構造物の側断面構成を示す側断面図である。 他の実施の形態による雪崩・落石等防護構造物の側断面構成を示す側断面図である。 他の実施の形態による擁壁の側断面構成を示す側断面図である。
符号の説明
2 雪崩・落石等防護構造物(壁体)
3、61 縦壁
5 防護構造物
17 つま先版
18 突出部
60 擁壁(壁体)

Claims (3)

  1. 前側が開放された縦壁と、この縦壁を支持地盤に定着させる定着部とを有する壁体の転倒防止構造において、前記定着部は、前記縦壁の下部から前側に突出するつま先版と、このつま先版の下部からほぼ鉛直下方に突出する突出部とによって構成することを特徴とする壁体の転倒防止構造。
  2. 前記突出部は、前記つま先版の後側に設置されることを特徴とする請求項1記載の壁体の転倒防止構造。
  3. 前記縦壁の上部には雪崩・落石等を受ける防護構造物を備えること特徴とする請求項1又は2記載の壁体の転倒防止構造。
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