JP2006341824A - 遮蔽装置および該遮蔽装置の制御方法 - Google Patents

遮蔽装置および該遮蔽装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のウインドウをそれぞれ遮蔽可能な複数の遮蔽手段を一斉動作させるときに、展開・格納動作の見栄えを良好にすることができる遮蔽装置および該遮蔽装置の制御方法を提供する。
【解決手段】 車両1のウインドウ2a,2b,3に対応して設けられたそれぞれシェード部10と、操作信号を出力する操作スイッチ31と、操作スイッチ31からの操作信号に基づいてシェード部10を駆動制御するコントローラ20と、を備えたサンシェード装置Sであって、コントローラ20は、各シェード部10の現在位置を検出する位置検出手段と、シェード部10を展開動作または格納動作させる駆動制御手段と、操作信号に応じてシェード部10の現在位置と駆動方向に基づき、シェード部10が略同時に展開位置または格納位置に到達するように駆動制御手段を制御する駆動調整手段と、を備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は遮蔽装置および該遮蔽装置の制御方法に係り、特に車両のウインドウを覆って日差しを遮るための遮蔽装置および該遮蔽装置の制御方法に関する。
従来、自動車の窓から外部光が差し込むのを防ぐための電動式の遮蔽装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載のサンシェード装置は、ドアトリム内に巻取りシャフトや駆動モータが配設され、駆動モータを作動させることにより、ブラインドシートを巻取りシャフトから繰り出して窓を遮蔽したり、巻取りシャフトに巻き取って格納したりすることができるように構成されている。
また、特許文献2に記載の車両用カーテン装置は、車両の複数の窓に対応して設けられた複数のカーテンをそれぞれ展開・格納駆動する駆動手段と、これら駆動手段を制御するコントローラが設けられた構成である。乗員は、操作スイッチを操作することによって、全てのカーテンを一斉に展開させることができるように構成されている。
また、車両用に市販されているサンシェード装置には、複数の窓にそれぞれ巻取り式のシェードを配設し、これらを1回のスイッチ操作で同時に展開または格納させることができるものが知られている。
特開2003−182358号公報 特開平10−258636号公報
しかしながら、上記構成のサンシェード装置やカーテン装置では、スイッチ操作によって複数の機構を同時に展開または格納させることができるものの、これらの展開格納動作が独立しているため、それぞれがバラバラなタイミングで動作する。このため、一斉動作時の見栄えが良くないという問題があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、複数のウインドウをそれぞれ遮蔽部材によって遮蔽可能な複数の遮蔽手段を一斉動作させるときに、展開・格納動作の見栄えを良好にすることができる遮蔽装置および該遮蔽装置の制御方法を提供することにある。
前記課題は、本発明の遮蔽装置によれば、車両の複数のウインドウにそれぞれ対応して設けられ、遮蔽部材を展開位置と格納位置の間で展開格納動作させて、対応するウインドウを遮蔽可能な複数の遮蔽手段と、該遮蔽手段を展開格納動作させるための操作信号を出力する操作手段と、該操作手段からの操作信号に基づいて前記複数の遮蔽手段を駆動制御する制御手段と、を備えた遮蔽装置であって、前記制御手段は、前記複数の遮蔽部材の現在位置を検出する位置検出手段と、前記遮蔽手段を展開動作または格納動作させる駆動制御手段と、前記操作信号に応じて、前記位置検出手段によって検出された前記複数の遮蔽部材の現在位置と設定された駆動方向に基づき、前記複数の遮蔽部材が略同時に展開位置または格納位置に到達するように前記駆動制御手段を制御する駆動調整手段と、を備えることにより解決される。
このように本発明では、複数の遮蔽部材を一斉に展開位置または格納位置に動作させる際に、各遮蔽部材の現在位置を位置検出手段によって検出し、設定された駆動方向に対して、各遮蔽部材の現在位置が同じでない場合でも、駆動調整手段によって、全ての遮蔽部材が略同時に展開位置または格納位置に到達するように駆動制御手段を介して遮蔽手段を駆動する。これにより、一斉動作時には、全ての遮蔽部材が略同時に展開位置または格納位置に到達するので、動作時の見栄えを良好にすることができる。
また、前記制御手段は、前記位置検出手段よって検出された前記複数の遮蔽部材の現在位置に基づいて、前記複数の遮蔽手段の駆動方向を展開方向または格納方向のいずれかに設定する駆動決定手段を備えると好適である。このように構成することにより、一斉動作の方向を適宜に設定することができる。
また、具体的には、前記駆動調整手段は、前記駆動決定手段によって決定された駆動方向に対して最も遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する前記遮蔽手段から順に前記駆動方向へ駆動するように前記駆動制御手段を制御するように構成することができる。
より具体的には、前記駆動調整手段は、前記設定された駆動方向に対して最も遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する前記遮蔽手段を前記駆動方向へ駆動させ、停止状態の前記遮蔽手段の遮蔽部材が、前記駆動方向へ駆動された遮蔽手段の遮蔽部材に追い付かれたときに、該追い付かれた遮蔽部材を有する遮蔽手段を前記駆動方向へ駆動させるように前記駆動制御手段を制御するように構成することができる。
また、前記駆動調整手段は、前記駆動決定手段によって決定された駆動方向に対してより遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する前記遮蔽手段ほど大きく設定された駆動速度で駆動するように前記駆動制御手段を制御する構成とすることができる。
また、前記制御手段は、メイン制御手段と、前記複数の遮蔽手段にそれぞれ対応して設けられると共に、前記メイン制御手段と通信可能に接続された複数のサブ制御手段と、を備え、前記メイン制御手段は、前記駆動調整手段を備え、前記サブ制御手段は、前記位置検出手段と前記駆動制御手段を備えた構成としてもよい。
また、前記制御手段は、前記複数の遮蔽手段のうちの1の遮蔽手段に対応して設けられたメイン制御手段と、他の1又は2以上の遮蔽手段に対応してそれぞれ設けられると共に、前記メイン制御手段と通信可能に接続されたサブ制御手段を備え、前記メイン制御手段および前記サブ制御手段は、前記位置検出手段と前記駆動制御手段を備え、前記メイン制御手段は、さらに前記駆動調整手段を備えた構成としてもよい。
また、前記課題は、本発明の遮蔽装置の制御方法によれば、車両の複数のウインドウにそれぞれ対応して設けられ、遮蔽部材を展開位置と格納位置の間で展開格納動作させて対応するウインドウを遮蔽可能な複数の遮蔽手段を備えた遮蔽装置の制御方法であって、前記複数の遮蔽部材の現在位置を検出するステップと、設定された駆動方向に対して最も遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する前記遮蔽手段から順に前記駆動方向へ展開動作または格納動作させて、前記複数の遮蔽部材を略同時に展開位置または格納位置に到達させるステップと、を備えることにより解決される。
このように、遮蔽部材の現在位置に応じて、最終目標位置である展開位置か格納位置に最も遠い位置にあるものを順次、駆動方向に駆動していくことにより、全ての遮蔽部材を略同時に最終目標位置に到達させることができる。
より具体的には、車両の複数のウインドウにそれぞれ対応して設けられ、遮蔽部材を展開位置と格納位置の間で展開格納動作させて対応するウインドウを遮蔽可能な複数の遮蔽手段を備えた遮蔽装置の制御方法であって、前記複数の遮蔽部材の現在位置を検出するステップと、設定された駆動方向に対して最も遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する遮蔽手段を前記駆動方向へ展開動作または格納動作させるステップと、停止状態の前記遮蔽手段の遮蔽部材が、前記駆動方向へ展開動作または格納動作された遮蔽手段の遮蔽部材に追い付かれたときに、該追い付かれた遮蔽部材を有する遮蔽手段を前記駆動方向へ展開動作または格納動作させていき、前記複数の遮蔽部材を略同時に展開位置または格納位置に到達させるステップと、を備えるようにしてもよい。
このように、最終目標位置に最も遠い位置にある遮蔽部材を有する遮蔽手段から設定された駆動方向に駆動していき、他の遮蔽手段は、駆動した遮蔽手段の遮蔽部材に追い付かれるまで停止状態としておいて、追い付かれたときに順次に設定された駆動方向へ駆動していくことにより、最終的に全ての遮蔽部材を最終目標位置に略同時に到達させることができる。
また、車両の複数のウインドウにそれぞれ対応して設けられ、遮蔽部材を展開位置と格納位置の間で展開格納動作させて対応するウインドウを遮蔽可能な複数の遮蔽手段を備えた遮蔽装置の制御方法であって、前記複数の遮蔽部材の現在位置を検出するステップと、設定された駆動方向に対してより遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する前記遮蔽手段ほど大きく設定した駆動速度で前記駆動方向に展開動作または格納動作させて、前記複数の遮蔽部材を略同時に展開位置または格納位置に到達させるステップと、を備える構成としてもよい。
このように、遮蔽部材の現在位置に応じて、最終目標位置である展開位置か格納位置に最も遠い位置にあるものほど駆動速度を大きく設定することにより、全ての遮蔽部材を略同時に最終目標位置に到達させることができる。
本発明によれば、複数のウインドウをそれぞれ遮蔽部材によって遮蔽可能な複数の遮蔽手段を一斉動作させるときに、遮蔽部材の現在位置によらずに、全ての遮蔽部材を略同時に展開位置または格納位置に到達させるように構成したので、一斉展開・格納動作時の見栄えを良好にすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置,ステップ等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1〜図9は本発明の一実施形態に係るものであり、図1はサンシェード装置の車載状態の説明図、図2はサンシェード装置の概略構成図、図3〜図7はシェードの動作説明図、図8はメインコントローラの処理フロー、図9はサブコントローラの処理フローである。
また、図10〜図12は本発明の他の実施形態に係るものであり、図10,図11はサンシェード装置の概略構成図、図12はシェードの動作説明図である。
以下に本発明の遮蔽装置としてのサンシェード装置S(以下「装置S」という)を車両1に適用した例を示す。本例の車両1には、後部ドアの左右ウインドウ2a,2bおよびリヤウインドウ3に遮蔽手段としてのシェード部10(10a,10b,10c)がそれぞれ配設されている。これらシェード部10は、ウインドウの車室内側にブラインドシート11(11a,11b,11c)を展開させて、外部から太陽光等が差し込むのを遮蔽するものである。
なお、本例では車両1の後部ドアの左右ウインドウ2a,2bおよびリヤウインドウ3にそれぞれシェード部10を配設したが、これに限らず、前部ドアの左右ウインドウおよびウインドシールド等にもシェード部10を配設してもよい。また、遮蔽装置は、サンシェード装置Sに限られず、例えばカーテン装置であってもよい。
図2に本例の装置Sの構成図を示す。本例の装置Sは、複数のシェード部10a,10b,10cと、これらの動作を制御する制御手段としてのコントローラ20と、ブラインドシート11a,11b,11cを展開・格納させるための操作手段としての操作スイッチ30(30a,30b,30c,31)を主要構成要素としている。
本例のシェード部10a,10bは、後部ドアのウインドウ2a,2bに配設されている。シェード部10aは、ブラインドシート11aと、ブラインドシート11aを巻き取るロールシェード13aと、ブラインドシート11aを展開・格納させる案内機構14aと、案内機構14aを駆動する駆動モータ12a等から構成される。同様に、シェード部10bは、ブラインドシート11bと、ブラインドシート11bを巻き取るロールシェード13bと、ブラインドシート11bを展開・格納させる案内機構14bと、案内機構14bを駆動する駆動モータ12b等から構成される。
シェード部10a(10b)は、駆動モータ12a(12b)が回動することによって、案内機構14a(14b)の案内レール内をスライダーが摺動するように構成されている。ブラインドシート11a(11b)の自由端側には、スライダーが取り付けられており、駆動モータ12a(12b)が正回転したときには、スライダーが展開方向に移動することによって、ブラインドシート11a(11b)がロールシェード13a(13b)から繰り出され、ウインドウ2a(2b)を遮蔽していくことができる。
ロールシェード13a(13b)内には、ロールシェード13a(13b)を巻取り方向に付勢する付勢機構が配設されており、駆動モータ12a(12b)が逆回転したときには、この付勢力によってロールシェード13a(13b)は巻取り方向に回転し、ブラインドシート11a(11b)は巻き取られていく。
また、本例のシェード部10cは、リヤウインドウ3に配設されている。シェード部10cは、ブラインドシート11cと、ブラインドシート11cを巻き取るロールシェード13cと、ブラインドシート11cを展開・格納させるリンク機構14cと、リンク機構14cを駆動する駆動モータ12c等から構成される。
シェード部10cは、駆動モータ12cが回動することによって、リンク機構14cが伸縮動作するように構成されている。リンク機構14cが伸張したときには、ブラインドシート11cはロールシェード13cから繰り出され、リヤウインドウ3を遮蔽していくことができる。リンク機構14cが縮んだときには、ロールシェード13c内に配設された付勢機構によってロールシェード13cが巻取り方向に回転し、ブラインドシート11cは巻き取られていく。
ブラインドシート11a,11b,11cは、それぞれ駆動モータ12a,12b,12cが作動することによって、ロールシェード13a,13b,13cに巻き取られた格納位置(全開位置)とロールシェード13a,13b,13cから展開された展開位置(全閉位置)の間でウインドウ2a,2b,3を遮蔽する。ウインドウ2a,2b,3は、格納位置では遮蔽されないが、展開位置では略全域が遮蔽された状態となる。
本例の駆動モータ12a,12b,12c内には、それぞれリングマグネットとホールIC等からなる位置検出部15a,15b,15cが配設されている。この位置検出部15a,15b,15cは、それぞれ駆動モータ12a,12b,12cの回動によって生じるパルス信号(位置信号)をコントローラ20へ送出する。このパルス信号を受けたコントローラ20は、駆動モータ12a,12b,12cの回転数から、ブラインドシート11a,11b,11cが格納位置(全開位置)と展開位置(全閉位置)の間のどの位置まで展開しているか現在位置をモニターしている。
具体的には、コントローラ20は、駆動モータ12a,12b,12cが正回転しているときには、格納位置を基準としてパルス信号を受ける度にパルス信号数をカウントアップしていき、逆回転しているときにはカウントダウンしていく。展開位置におけるパルスカウント数は、シェード部10a,10b,10cに対してそれぞれ設定され、コントローラ20内に記憶格納されている。コントローラ20は、パルス信号受信によってカウントされたパルスカウント数と展開位置に対する設定パルスカウント数に基づいて、ブラインドシート11a,11b,11cの現在位置を決定することができる。
なお、本例では、現在位置は格納位置と展開位置間の相対位置であるが、絶対位置として構成してもよい。
なお、本例では駆動モータ12a,12b,12cに設けられた位置検出部15a,15b,15cからの位置信号によってコントローラ20がブラインドシート11a,11b,11cの現在位置を検出するように構成されているが、これに限らず、コントローラ20から駆動モータ12a,12b,12cへ出力する駆動信号の通電時間や、駆動電圧,駆動電流,デューティー比の値等に基づいて現在位置を算定するように構成してもよい。
また、位置検出部として、ロータリーエンコーダ等を用いてもよい。
本例のコントローラ20は、メイン制御手段としてのメインコントローラ21と、サブ制御手段としてのサブコントローラ22〜24とを備えている。本例では、メインコントローラ21は車両中央部に配設されており、サブコントローラ22〜24はそれぞれシェード部10a,10b,10cの近傍に配設されている。なお、これに限らず、メインコントローラ21,サブコントローラ22〜24を一箇所にまとめて配置してもよい。
メインコントローラ21,サブコントローラ22〜24は、各種演算を行なうためのCPUと、このCPUを動作させるためのプログラムが格納されたROMと、CPUによって処理された情報を一時的に保存するRAM等を備えた電気回路からなる制御部21c,22c,23c,24cと、通信インターフェース21a,22a,23a,24aを備えている。
メインコントローラ21,サブコントローラ22〜24は、通信インターフェース21a,22a,23a,24a同士が通信回線25を介して接続されており、相互に通信可能となっている。これらの間では、各種の指令信号等が送受信される。
位置検出手段としてのサブコントローラ22〜24は、それぞれ位置検出部15a,15b,15cからパルス信号(位置信号)を受信して、ブラインドシート11a,11b,11cの現在位置を検出し、検出した現在位置をメインコントローラ21へ送信している。
また、サブコントローラ22〜24は、さらにそれぞれ駆動モータ12a,12b,12cを駆動するための駆動部22b,23b,24bを備えている。駆動部22b,23b,24bは、駆動制御手段に相当する。制御部21cはモード指令等の制御信号を制御部22c,23c,24cへ出力し、制御部22c,23c,24cはこのモード指令や他の操作信号等に基づいて、駆動部22b,23b,24bへ制御信号を出力する。駆動部22b,23b,24bは、この制御信号に基づいて、車載バッテリーからの電源を駆動信号として供給して、駆動モータ12a,12b,12cを所定駆動速度で正逆回転させる。
操作スイッチ30a,30b,30c,31は、車内のドアトリムやコンソール等の適宜な場所に配設されている。操作スイッチ30a,30b,30cはそれぞれシェード部10a,10b,10cに対応して設けられた個別スイッチであり、サブコントローラ22,23,24に接続されている。
操作スイッチ30a,30b,30cは、常時は中立位置に付勢されており、乗員が中立位置の両側に設けられた手動展開位置または手動格納位置に操作することにより、サブコントローラ22,23,24へ操作信号(手動展開指令信号または手動格納指令信号)が出力される。これにより、サブコントローラ22,23,24は、駆動信号(展開駆動信号または格納駆動信号)を駆動モータ12a,12b,12cへ出力し、シェード部10a,10b,10cを展開方向または格納方向に動作させることができる。このように、乗員は操作スイッチ30a,30b,30cによって、個別手動モードでシェード部10a,10b,10cを操作することができる。
また、操作スイッチ30a,30b,30cは、展開位置および格納位置の外側に自動展開位置,自動格納位置が設定されている。乗員が自動展開位置または自動格納位置に操作すると、それぞれシェード部10a,10b,10cが展開位置または格納位置まで自動的に個別自動モードで動作する。すなわち、操作スイッチ30a,30b,30cを自動展開位置または自動格納位置に操作すると、サブコントローラ22,23,24へ自動展開指令信号または自動格納指令信号が出力される。サブコントローラ22,23,24は、この自動展開指令信号または自動格納指令信号を受けると、駆動モータ12a,12b,12cを展開位置または格納位置まで動作させる。
一方、メインスイッチとしての操作スイッチ31はメインコントローラ21に接続されており、乗員は操作スイッチ31を操作することにより、シェード部10a,10b,10cを一斉に展開動作または格納動作させることができる。
本例の操作スイッチ31は、ON位置とOFF位置を有しており、常時はOFF位置に付勢されている。乗員がON位置に操作すると、操作スイッチ31からメインコントローラ21へ全面自動展開格納指令信号が出力される。
メインコントローラ21は、常時、サブコントローラ22〜24を介して位置検出部15a〜15cから算出されたブラインドシート11a〜11cの現在位置をモニターしている。駆動決定手段としてのメインコントローラ21はこの全面自動展開格納信号を受けると、ブラインドシート11a〜11cの現在位置に応じて、シェード部10a〜10cを展開方向または格納方向のいずれの駆動方向へ駆動させるかを決定する。そして、駆動調整手段としてのメインコントローラ21は、決定した駆動方向へシェード部10a〜10cを動作させるように、サブコントローラ22〜24へ制御信号(モード指令信号)を出力する。
このとき、メインコントローラ21はブラインドシート11a〜11cの現在位置に応じて、サブコントローラ22〜24へシェード部10a〜10cが最終の目標位置(展開位置または格納位置)へ略同時に到達するように全面自動モード(全面自動開モード,全面自動閉モード)の制御信号を出力する。
このように、乗員は、操作スイッチ31を操作することにより、ブラインドシート11a〜11cの現在位置に応じて、全面自動開モードか全面自動閉モードでシェード部10a〜10cを動作させる。
次に、図3〜図7に基づいて、操作スイッチ31を操作した場合の動作(全面自動モード)についてさらに説明する。なお、図3〜図7の説明においては、理解の容易のため装置Sには、2のシェード部のみが設けられたものとして説明する。ここでは、シェード部1,2をそれぞれシェード部10a,10bとする。
図3は、シェード部10a,10bが全開位置(格納位置)にある場合に、操作スイッチ31を操作した場合の動作説明図である。乗員が時刻tで操作スイッチ31を操作すると、メインコントローラ21へ全面自動展開格納指令信号としてのパルス信号が出力される(図3(A))。
メインコントローラ21は、シェード部10a,10bが全開位置にあることを検出しているので、シェード部10a,10bを共に全閉位置まで一斉動作させるように、駆動方向を展開方向(全閉位置方向)に決定して動作モードを全面自動閉モードにセットする。また、目標位置初期値を最終の目標位置から最も遠い全開位置側に位置するシェード部の現在位置にセットする。図3の場合は、スイッチ操作時にシェード10a,10bが共に全開位置にあるので、目標位置初期値は全開位置にセットされる。
全面自動閉モードにセットすると、メインコントローラ21は、シェード部10a,10bの現在位置から移動すべき目標位置を算出して、動作モードと目標位置(指令値)を含むモード指令をサブコントローラ22,23へ出力する。
シェード部10a,10bのストロークの相違から、シェード部10a,10bを同じ駆動速度(例えば同じ駆動電圧や同じデューティー比等)で駆動しても略同時に全閉位置へ到達させることができない。このため、駆動速度を調整して全閉位置へ略同時に到達できるように、シェード部10a,10bに対してそれぞれ動作目標位置を算出している。
図3(B)は、メインコントローラ21からサブコントローラ22,23へ出力される目標位置(指令値)の時間変化を表している。なお、目標位置は、全開位置と全閉位置間の相対値(割合)で表している。
サブコントローラ22,23は、モード指令を受け取り、動作モードを全面自動閉モードにセットし、目標位置までシェード部10a,10bを動作させるように、位置検出器15a,15bからの現在位置をフィードバックしながら駆動モータ12a,12bへ駆動信号を出力する。
このようにして、シェード部10a,10bは、全開位置から全閉位置へ向けて同期して動作し、時刻tに略同時に全閉位置に到達する(図3(C),(D))。この後は、目標位置が全閉位置にセットされたままなので、シェード部10a,10bは停止した状態となる。
図4は、シェード部10aが全開位置にあり、シェード部10bが全開位置と全閉位置の途中で停止している場合に、操作スイッチ31を操作した場合の動作説明図である。
時刻tで操作スイッチ31が操作され、メインコントローラ21へ全面自動展開格納信号が出力されると(図4(A))、メインコントローラ21は、シェード部10aが全開位置にあり、シェード部10bが途中位置にあるので、駆動方向を展開方向(全閉位置方向)として全面自動閉モードにセットする。また、目標位置初期値を最も開いているシェード部10aの現在位置(すなわち、最終の目標位置である全閉位置から最も遠い位置にあるシェード部10aの現在位置)にセットする。
一方、シェード部10aは全開位置にあるので、メインコントローラ21は、まずシェード部10aを展開方向(全閉位置方向)へ駆動させるために、所定の駆動速度で展開するように目標位置を設定する。サブコントローラ22,23は、受け取ったモード指令に基づき、動作モードを全面自動閉モードにセットする。そして、サブコントローラ22は、目標位置に追従させるように駆動モータ12aへ駆動信号を出力する。このとき、サブコントローラ23は、シェード部10bの現在位置が目標位置よりも全閉位置側(駆動方向前側)にあるので(すなわち、シェード部10bは、駆動方向前側に先行した位置にある)、駆動モータ12bへ駆動信号を出力せずに待機している。
そして、時刻tでシェード部10aがシェード部10bの現在位置に到達すると、その後は、シェード部10a,10b共にメインコントローラ21から出力される目標位置よりも遅れた位置にあることになるので、この目標位置に追従させるように、サブコントローラ22,23は共に、それぞれ駆動モータ12a,12bへ駆動信号を出力する。ここで、シェード部10aがシェード部10bの現在位置に到達するとは、両者の全開位置から全閉位置までのストローク量に対する展開割合が同じとなったことを意味する。
このようにして、時刻tから時刻tの間は、シェード部10a,10bが同期して展開方向へ駆動され、時刻tに略同時に全閉位置に到達する。
図5は、シェード部10a,10bが共に途中位置で停止しているが、シェード部10aの方が全開位置に近い位置にあるときに、操作スイッチ31を操作した場合の動作説明図である。
時刻tで操作スイッチ31が操作され、メインコントローラ21へ全面自動展開格納信号が出力されると(図5(A))、メインコントローラ21は、シェード部10a,10bが共に全開位置にないので、駆動方向を展開方向(全閉位置方向)として全面自動閉モードにセットする。また、目標位置初期値を最も開いているシェード部10aの現在位置にセットする。
メインコントローラ21は、まずシェード部10aを展開方向(全閉位置方向)へ駆動させるために、所定の駆動速度で展開するように目標位置を設定する。サブコントローラ22は、この目標位置に追従させるように駆動モータ12aへ駆動信号を出力する。このとき、サブコントローラ23は、シェード部10bの現在位置が目標位置よりも全閉位置側(駆動方向前側)にあるので、駆動モータ12bへ駆動信号を出力せずに待機している。
そして、時刻tでシェード部10aがシェード部10bの現在位置に到達すると、その後は、シェード部10a,10b共にメインコントローラ21から出力される目標位置よりも遅れた位置にあることになるので、この目標位置に追従させるように、サブコントローラ22,23は共に、それぞれ駆動モータ12a,12bへ駆動信号を出力する。
このようにして、時刻tから時刻tの間は、シェード部10a,10bが同期して展開方向へ駆動し、時刻tに略同時に全閉位置に到達する。
なお、図5では、シェード部の数が2の場合の動作について説明しているが、3以上の場合では、駆動方向に対して最も遅れた位置にあるシェード部がまず駆動方向へ作動し、その他のシェード部は停止状態で待機する。最も遅れた位置にあったシェード部が次に遅れた位置にあるシェード部に追いつくと、追いついたシェード部と共に追いつかれたシェード部が作動を開始する。このようにして、順次、遅れた位置にあるシェード部に追いつかれた時点で停止していたシェード部が作動を開始する。最終的に最も駆動方向に対して進んだ位置にあったシェード部に他のシェード部が追いついた時点で、全てのシェード部が同一方向へ作動し、全てのシェード部が略同時に最終の目標位置へ到達する。
図6は、一旦、操作スイッチ31を操作して全面自動閉モードで作動している最中に、再び操作スイッチ31または他の操作スイッチ30a〜30cを操作した場合の動作説明図である。
時刻tで操作スイッチ31が操作され、メインコントローラ21へ全面自動展開格納信号が出力されると(図6(A))、メインコントローラ21は、全面自動閉モードにセットし、目標位置初期値を最も開いているシェード部10aの現在位置にセットする。
メインコントローラ21は、まずシェード部10aを展開方向(全閉位置方向)へ駆動させるために目標位置を設定し、この目標位置に追従させるようにサブコントローラ23が駆動モータ12aへ駆動信号を出力する。このとき、シェード部10bは目標位置よりも先行しているので停止したままである。
そして、時刻tで再び、操作スイッチ30a〜30c,31のいずれかのスイッチが操作されると、この操作によるパルス信号に基づいて、メインコントローラ21は、動作モードを停止モードにセットする。メインコントローラ21は、動作モードを停止モードにセットしたことに応じて、停止指令をサブコントローラ22,23に送信する。これにより、目標位置の更新も行われなくなる(図6(B))。
これにより、サブコントローラ22,23は、シェード部10a,10bへの駆動信号の送出を停止し、シェード部10a,10bを停止した状態に保持する(図6(C),(D))。2度目のスイッチ操作がなければ、シェード部10bは、時刻tで展開方向へ駆動し始めていたはずであり、シェード部10a,10bは共に時刻tで全閉位置に到達していたはずである。
このように、乗員が一旦、シェード部10a,10bを一斉動作により展開させようとした場合でも、その後、他のスイッチ操作をすることにより、一斉動作を即座に停止させることができる。
図7は、シェード部10a,10bが共に全閉位置で停止している場合に、操作スイッチ31を操作した場合の動作説明図である。
時刻tで操作スイッチ31が操作され、全面自動展開格納信号が出力されると(図7(A))、メインコントローラ21は、シェード部10a,10bが共に全閉位置で停止しているので、駆動方向を格納方向(全開位置方向)として全面自動開モードにセットする。また、目標位置初期値を全開位置から最も離れている位置にあるシェードの現在位置にあわせるべく全閉位置にセットする。
メインコントローラ21は、シェード部10a,10bを格納方向(全開位置方向)へ駆動させるために、所定の駆動速度で展開するように目標位置を設定し、この目標位置に追従させるようにサブコントローラ22,23は駆動モータ12a,12bへ駆動信号を出力する。
そして、サブコントローラ22,23は、時刻tから時刻tの間は、シェード部10a,10bを同期して格納方向へ駆動し、時刻tに略同時に全開位置に到達させる。
このように、本例の装置Sでは、各シェード10の展開状態にかかわらず、操作スイッチ31を操作することにより、一斉に全てのシェード10を動作させて、しかも略同時に展開位置または格納位置に到達させることができる。これにより、一斉動作時の展開・格納動作の見栄えを良好にすることができる。
次に、メインコントローラ21,サブコントローラ22〜24の処理ステップについて説明する。まず、図8に基づいてメインコントローラ21の主処理フローについて説明する。メインコントローラ21は、図8に示す処理を一定時間ごとに繰り返し行っている。
ステップS1で、操作スイッチ31から全面自動展開格納信号を受信したか否かを判定する。全面自動展開格納信号を受信すると(ステップS1;Yes)、ステップS2で現在の動作モードが全面自動モード(全面自動開モードまたは全面自動閉モード)であるか否かを判定する。
現在の動作モードが全面自動モードでなかった場合(ステップS2;No)は、新規に操作スイッチ31が操作されたのであり、ステップS3で全てのシェード部10が展開位置(全閉位置)にあるか否かを判定する。
全てのシェード部10が展開位置(全閉位置)にある場合(ステップS3;Yes)は、動作モードを全面自動開モードにセットする。また、全てのシェード部10が展開位置にあるので(図7参照)、目標位置初期値を全閉位置にセットしてステップS6に進む(ステップS4)。
一方、一つのシェード部10でも展開位置(全閉位置)にない場合(ステップS3;No)は、動作モードを全面自動閉モードにセットし、目標位置初期値を最も展開しているシェード部10の現在位置にセットしてステップS6に進む(ステップS5、図3,図4参照)。
次に、ステップS6では、動作モードが全面自動モードであるか否かを判定する。
動作モードが全面自動モードである場合(ステップS6;Yes)は、モードに応じて目標位置を計算し、計算した目標位置と動作モードを含むモード指令をサブコントローラ22〜24へ送信し、処理を終了する。動作モードが全面自動開モードであるときは、全開位置へ向けてシェード部10を駆動させるように目標位置を計算し、動作モードが全面自動閉モードであるときは、全閉位置へ向けてシェード部10を駆動させるように目標位置を計算する。
一方、動作モードが全面自動モードでない場合(ステップS6;No)は、そのまま処理を終了する。
ステップS1で全面自動展開格納信号が入力されなかった場合(ステップS1;No)は、現在の動作モードが全面自動モードであって、かつ、いずれかのシェード部10が停止モードであるか否かが判定される(ステップS8)。メインコントローラ21は、シェード部10が停止モードであることを、サブコントローラ22〜24から受ける停止モード切換信号によって判定する。
動作モードが全面自動モードで且ついずれかのシェード部10が停止モードである場合(ステップS8;Yes)は、すなわち、全面自動モードにおいていずれかの操作スイッチ30a〜30cが操作された場合であり、動作モードを停止モードにセットし、停止指令をサブコントローラ22〜24へ送信しステップS6へ進む(ステップS9)。このとき、動作モードが停止モードとなっているから、ステップS6の処理では「No」に進み、そのまま処理を終了する。
また、ステップS2で、現在の動作モードが全面自動モードであった場合(ステップS2;Yes)は、全面自動モード中に再び操作スイッチ31が操作された場合であり、この場合もステップS9へ進む。
一方、動作モードが全面自動モード且ついずれかのシェード部10が停止モードではない場合(ステップS8;No)は、ステップS6へ進む。このとき、動作モードが全面自動モードであれば、ステップS7の処理を行って処理を終了する。このフローによって全面自動モードが継続される。動作モードが全面自動モードでなければ、ステップS6の処理では「No」に進み、そのまま処理を終了する。
図9に基づいてサブコントローラ22〜24の主処理フローについて説明する。サブコントローラ22〜24は、図9に示す処理を一定時間ごとに繰り返し行っている。
ステップS21では、メインコントローラ21からのモード指令の入力の有無を判定する。モード指令の入力があった場合(ステップS21;Yes)は、各サブコントローラ22〜24はそれぞれに対応して接続された個別の操作スイッチ30a〜30cからの操作信号の入力の有無を判定する(ステップS22)。
操作信号の入力がなかった場合(ステップS22;No)は、停止モードに入ることなく、モード指令に含まれる動作モードにセットし、また、モード指令に含まれる目標位置をセットし、ステップS24へ進む(ステップS23)。
ステップS24では、各サブコントローラ22〜24は、それぞれセットされた動作モードで目標位置まで対応するシェード部10を駆動させる駆動信号を出力し、ブラインドシート11を目標位置まで動作させ、処理を終了する。
一方、ステップS22で操作信号の入力があった場合(ステップS22;Yes)は、乗員が操作スイッチ31の操作とは別に、操作スイッチ30a〜30cを操作した場合であり、動作モードを停止モードにセットし、動作モードを停止モードに切換えたことを表す停止モード切換信号をメインコントローラ21へ送信し、ステップS24へ進む(ステップS25)。
動作モードが停止モードとなった状態では、ステップS24でサブコントローラ22〜24は、対応するシェード部10を停止させた状態に維持し、処理を終了する。
ステップS21でモード指令の入力がなかった場合(ステップS21;No)は、各サブコントローラ22〜24はそれぞれに対応して接続された個別の操作スイッチ30a〜30cからの操作信号の入力の有無を判定する(ステップS26)。
操作信号の入力がなかった場合(ステップS26;No)は、ステップS24で現在の動作モードで引き続き処理を行う。
操作信号の入力があった場合(ステップS26;Yes)は、ステップS27で現在の動作モードが全面自動モードまたは個別自動モードであるか否かが判定される。
現在の動作モードが全面自動モードまたは個別自動モードである場合(ステップS27;Yes)は、自動モード動作中に操作スイッチ30a〜30cが操作されたのであるから、動作モードを停止モードに切換え、停止モード切換信号をメインコントローラ21へ送信し、ステップS24へ進む(ステップS25)。動作モードが停止モードとなった状態では、ステップS24でサブコントローラ22〜24は、対応するシェード部10を停止させた状態に維持し、処理を終了する。
現在の動作モードが全面自動モードまたは個別自動モードでない場合(ステップS27;No)は、乗員が停止状態からブラインドシート11を展開動作または格納動作させようとして、個別の操作スイッチ30a〜30cを操作したことを意味し、続いてステップS28へ進む。
ステップS28では、個別の操作スイッチ30a〜30cが操作されたスイッチポジションを判別する。具体的には、サブコントローラ22〜24は、操作スイッチ30a〜30cから受けた操作信号が、手動指令信号(手動展開指令信号,手動格納指令信号)または自動指令信号(自動展開指令信号,自動格納指令信号)であるのかを判定する。手動指令信号は、乗員が手動展開位置または手動格納位置にスイッチ操作したときに出力され、自動指令信号は、乗員が自動展開位置または自動格納位置にスイッチ操作したときに出力される。
操作信号が手動指令信号であった場合(ステップS28;No)は、ステップS29で動作モードを個別手動モードにセットし、ステップS24へ進む。
動作モードが個別手動モードとなった状態では、サブコントローラ22〜24は、ステップS24で操作スイッチ30a〜30cの展開位置または格納位置への保持時間に応じて、展開方向または格納方向へ駆動すべく駆動信号を対応するシェード部10に出力し、処理を終了する。
操作信号が自動指令信号であった場合(ステップS28;Yes)は、ステップS30で動作モードを個別自動モードにセットし、また、目標位置をセットして、ステップS24へ進む。
動作モードが自動手動モードとなった状態では、サブコントローラ22〜24は、セットされた目標位置に追従させるようにシェード部10へ駆動信号を出力し、処理を終了する。
上記実施形態は、以下のように改変することができる。なお、上記実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
上記実施形態では、コントローラ20が、1のメインコントローラ21と、シェード部10a〜10cにそれぞれ対応して設けられたサブコントローラ22〜24とを備えて構成されていたが、これに限らず、図10,図11のような構成であってもよい。
図10の例では、シェード部10a〜10cに対応して、それぞれメインコントローラ121,サブコントローラ23,24が設けられている。
本例のメインコントローラ121は、上記実施形態のサブコントローラ22の機能とメインコントローラ21の機能を兼ね備えて構成されており、通信インターフェース121a,駆動部121b,制御部121cを含んで構成されている。
メインスイッチとしての操作スイッチ31は、メインコントローラ121に接続されており、個別スイッチとしての操作スイッチ30a〜30cは、それぞれメインコントローラ121、サブコントローラ23,24に接続されている。
このような構成により、メインコントローラ121,サブコントローラ23,24は、通信回線25を介して、位置情報や指令信号等を互いに通信しながら、シェード部10の動作を制御することが可能である。
このように、メインコントローラ121を、メインコントローラ21の機能とサブコントローラ22の機能を併せ持った構成にすることで、通信回線25の配線作業が容易となると共に、装置全体の軽量化を図ることができる。
また、図11の例では、1のコントローラ120が、全てのシェード部10a〜10cの動作を制御するように構成されている。本例のコントローラ120は、各シェード部10a〜10cに対応して設けられた駆動部120a〜120cと、これらを制御する制御部120dが設けられた構成となっている。このように1のみのコントローラ120とすることで、車載性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、一斉動作時に、駆動方向に対して遅れた位置にあるシェードが先行しているシェードに追いつくまで、先行しているシェードを停止させた状態に保持していたが、これに限らず、図12に示すように、先行するシェードの駆動速度を遅れた位置にあるシェードの駆動速度よりも遅く設定して、最終の目標位置に略同時に到達するようにしてもよい。
すなわち、メインコントローラ21は、シェード1,2の現在位置と最終の目標位置(図12の例では全閉位置)から、最終の目標位置に到達するのに必要な各シェードの移動量を算出し、算出した移動量に反比例するように各シェードに対する駆動速度を設定する。この設定駆動速度に応じて算出した目標位置(指令値)を含むモード指令を、各サブコントローラに出力する。
図12の例では、シェード1に対しては、実線で示す指令値を出力し、シェード2に対しては、破線で示す指令値を出力している(図12(B))。これにより、図12(C),(D)に示すように、現在位置に応じてシェードの駆動速度を異ならせることによって、最終の目標位置に略同時に到達させることができる。
また、上記実施形態では、メインスイッチとしての操作スイッチ31が、ON位置,OFF位置のみの2ポジションのスイッチであったが、これに限らず、中立位置,全面自動展開位置(全面自動閉モード位置),全面自動格納位置(全面自動開モード位置)の3ポジションのスイッチであってもよい。
このように構成すると、操作スイッチ31の操作位置(全面自動閉モード位置または全面自動開モード位置)によって、全面自動展開指令信号,全面自動格納指令信号を出力させる構成にすることができ、動作モードを全面自動閉モードと全面自動開モードのいずれに設定するかを、各シェード部10の現在位置によらずに決定することができる。
なお、このような構成では、操作スイッチ31の操作によって全面自動開モードに設定された場合は、駆動方向が全開位置方向となるので、目標位置初期値は、全開位置から最も離れた位置にあるシェードの現在位置に設定される。
また、上記実施形態では、全面自動モードには、全面自動開モードと全面自動閉モードが設定されていたが、これに限らず、いずれか一方のみとして、全面自動モードにおける駆動方向を固定してもよい。
本発明の一実施形態に係るサンシェード装置の車載状態の説明図である。 サンシェード装置の概略構成図である。 シェードの動作説明図である。 シェードの動作説明図である。 シェードの動作説明図である。 シェードの動作説明図である。 シェードの動作説明図である。 メインコントローラの処理フローである。 サブコントローラの処理フローである。 本発明の他の実施形態に係るサンシェード装置の概略構成図である。 本発明の他の実施形態に係るサンシェード装置の概略構成図である。 本発明の他の実施形態に係るシェードの動作説明図である。
符号の説明
1‥車両、2a,2b,3‥ウインドウ、
10,10a,10b,10c‥シェード部、
11,11a,11b,11c‥ブラインドシート、
12a,12b,12c‥駆動モータ、
13a,13b,13c‥ロールシェード、
14a,14b‥案内機構、14c‥リンク機構、
15a,15b,15c‥位置検出部、20‥コントローラ、
21‥メインコントローラ、22〜24‥サブコントローラ、
21a,22a,23a,24a‥通信インターフェース、
25‥通信回線、30a,30b,30c,31‥操作スイッチ、
S‥サンシェード装置

Claims (10)

  1. 車両の複数のウインドウにそれぞれ対応して設けられ、遮蔽部材を展開位置と格納位置の間で展開格納動作させて、対応するウインドウを遮蔽可能な複数の遮蔽手段と、
    該遮蔽手段を展開格納動作させるための操作信号を出力する操作手段と、
    該操作手段からの操作信号に基づいて前記複数の遮蔽手段を駆動制御する制御手段と、を備えた遮蔽装置であって、
    前記制御手段は、
    前記複数の遮蔽部材の現在位置を検出する位置検出手段と、
    前記遮蔽手段を展開動作または格納動作させる駆動制御手段と、
    前記操作信号に応じて、前記位置検出手段によって検出された前記複数の遮蔽部材の現在位置と設定された駆動方向に基づき、前記複数の遮蔽部材が略同時に展開位置または格納位置に到達するように前記駆動制御手段を制御する駆動調整手段と、を備えたことを特徴とする遮蔽装置。
  2. 前記制御手段は、前記位置検出手段よって検出された前記複数の遮蔽部材の現在位置に基づいて、前記複数の遮蔽手段の駆動方向を展開方向または格納方向のいずれかに設定する駆動決定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
  3. 前記駆動調整手段は、前記設定された駆動方向に対して最も遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する前記遮蔽手段から順に前記駆動方向へ駆動するように前記駆動制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
  4. 前記駆動調整手段は、前記設定された駆動方向に対して最も遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する前記遮蔽手段を前記駆動方向へ駆動させ、停止状態の前記遮蔽手段の遮蔽部材が、前記駆動方向へ駆動された遮蔽手段の遮蔽部材に追い付かれたときに、該追い付かれた遮蔽部材を有する遮蔽手段を前記駆動方向へ駆動させるように前記駆動制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
  5. 前記駆動調整手段は、前記設定された駆動方向に対してより遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する前記遮蔽手段ほど大きく設定された駆動速度で駆動するように前記駆動制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置。
  6. 前記制御手段は、メイン制御手段と、前記複数の遮蔽手段にそれぞれ対応して設けられると共に、前記メイン制御手段と通信可能に接続された複数のサブ制御手段と、を備え、
    前記メイン制御手段は、前記駆動調整手段を備え、
    前記サブ制御手段は、前記位置検出手段と前記駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遮蔽装置。
  7. 前記制御手段は、前記複数の遮蔽手段のうちの1の遮蔽手段に対応して設けられたメイン制御手段と、他の1又は2以上の遮蔽手段に対応してそれぞれ設けられると共に、前記メイン制御手段と通信可能に接続されたサブ制御手段を備え、
    前記メイン制御手段および前記サブ制御手段は、前記位置検出手段と前記駆動制御手段を備え、
    前記メイン制御手段は、さらに前記駆動調整手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遮蔽装置。
  8. 車両の複数のウインドウにそれぞれ対応して設けられ、遮蔽部材を展開位置と格納位置の間で展開格納動作させて対応するウインドウを遮蔽可能な複数の遮蔽手段を備えた遮蔽装置の制御方法であって、
    前記複数の遮蔽部材の現在位置を検出するステップと、
    設定された駆動方向に対して最も遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する前記遮蔽手段から順に前記駆動方向へ展開動作または格納動作させて、前記複数の遮蔽部材を略同時に展開位置または格納位置に到達させるステップと、を備えたことを特徴とする遮蔽装置の制御方法。
  9. 車両の複数のウインドウにそれぞれ対応して設けられ、遮蔽部材を展開位置と格納位置の間で展開格納動作させて対応するウインドウを遮蔽可能な複数の遮蔽手段を備えた遮蔽装置の制御方法であって、
    前記複数の遮蔽部材の現在位置を検出するステップと、
    設定された駆動方向に対して最も遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する遮蔽手段を前記駆動方向へ展開動作または格納動作させるステップと、
    停止状態の前記遮蔽手段の遮蔽部材が、前記駆動方向へ展開動作または格納動作された遮蔽手段の遮蔽部材に追い付かれたときに、該追い付かれた遮蔽部材を有する遮蔽手段を前記駆動方向へ展開動作または格納動作させていき、前記複数の遮蔽部材を略同時に展開位置または格納位置に到達させるステップと、を備えたことを特徴とする遮蔽装置の制御方法。
  10. 車両の複数のウインドウにそれぞれ対応して設けられ、遮蔽部材を展開位置と格納位置の間で展開格納動作させて対応するウインドウを遮蔽可能な複数の遮蔽手段を備えた遮蔽装置の制御方法であって、
    前記複数の遮蔽部材の現在位置を検出するステップと、
    設定された駆動方向に対してより遅れた位置にある前記遮蔽部材を有する遮蔽手段ほど大きく設定した駆動速度で前記駆動方向に展開動作または格納動作させて、前記複数の遮蔽部材を略同時に展開位置または格納位置に到達させるステップと、を備えたことを特徴とする遮蔽装置の制御方法。
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