JP2006341646A - 車両用シートのヘッドレスト - Google Patents

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Masashi Tsujikawa
正志 辻川
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Abstract

【課題】 シートバックとヘッドレスト本体との間の見栄えが損なわれ難く、かつ後方から前方への視界が損なわれ難いステーカバーを備え、該ステーカバーにワイヤーハーネスが挿通されている車両用シートのヘッドレストを提供する。
【解決手段】 ヘッドレスト本体2とヘッドレストステー3とステーカバー4を有し、ステーカバー4が筒部4aを有し、筒部4aの挿通孔4eにヘッドレストステー3を挿通する車両用シートのヘッドレスト1であって、筒部4aの挿通孔4eは、ヘッドレストステー3を収納するステー収納領域と、ワイヤーハーネス6を収納するハーネス収納領域とを有し、かつハーネス収納領域がステー収納領域のシート前後方向の隣に位置する構成である。そして筒部4aは、シート幅方向の外径長さがシート前後方向の外径長さよりも短い構成になっている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両用シートのヘッドレストに関する。とりわけヘッドレスト本体と、そのヘッドレスト本体から延出する棒状のヘッドレストステーと、そのヘッドレストステーを覆い隠すためのステーカバーを有する車両用シートのヘッドレストに関する。
従来、例えば特許文献1に記載のヘッドレストが知られている。
特許文献1に記載のヘッドレストは、ヘッドレスト本体とヘッドレストステーとステーカバーを有している。ステーカバーは、筒状であって、ヘッドレスト本体に対して出没可能に取付けられている。ステーカバーは、筒孔を有し、その筒孔にステーカバーを下方に付勢するコイルスプリングが設けられている。ヘッドレストステーは、ステーカバーの筒孔に挿通され、筒孔を貫通した先端部がシートバックに挿入される。そしてその挿入量を変えることでヘッドレスト本体がシートバックに対して上下動する。ステーカバーは、コイルスプリングによって常にシートバックの上面に押付けられている。そのためステーカバーは、ヘッドレスト本体を上下動させた際においても常にシートバックに対して静止し続ける。そしてステーカバーがヘッドレスト本体に対して出没する。
また従前、図11に示すヘッドレスト101も知られている。ヘッドレスト101は、図11に示すようにヘッドレスト本体102に設けられた電気機器105とシートバック107に設けられた配線部材109とを電気接続するためのワイヤーハーネス106と、ワイヤーハーネス106を覆い隠すためのハーネスカバー104を有している。
ハーネスカバー104は、ヘッドレスト本体102とシートバック107との間に配設されており、かつ二本のヘッドレストステー103のほぼ中間位置に配設されている。ハーネスカバー104は、蛇腹筒状であって上下に伸縮する構成になっており、ヘッドレスト本体102を上下動させることで上下方向に伸縮する。そしてワイヤーハーネス106がハーネスカバー104の筒孔に通されていた。
実開平1−139753号公報
しかし図11に示すようにシートバック107とヘッドレスト本体102との間には、二本のヘッドレスト101と一本のハーネスカバー104が現れてしまう。そのためシートバックとヘッドレスト本体との間の見栄えが良くない、あるいは後方から前方への視界が良くないという問題があった。
ところで特許文献1に記載のヘッドレストにワイヤーハーネスを設ける場合、ワイヤーハーネスをステーカバーの筒孔に通すという形態も想定され得る。しかしステーカバーの筒孔にワイヤーハーネスを挿入するためには、筒孔の径を大きくする必要がある。そのため筒孔の径を大きくすることによって筒部の外径が大きくなり、シートバックとヘッドレスト本体との間の見栄えが悪くなる、あるいは後方から前方への視界が悪くなるという問題が生じてしまうおそれがあった。
そこで本発明は、シートバックとヘッドレスト本体との間の見栄えが損なわれ難く、かつ後方から前方への視界が損なわれ難いステーカバーを備え、該ステーカバーにワイヤーハーネスが挿通されている車両用シートのヘッドレストを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える車両用シートのヘッドレストであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、ヘッドレスト本体とヘッドレストステーとステーカバーとを有し、ステーカバーが筒部を有し、その筒部の挿通孔にヘッドレストステーを挿通させる車両用シートのヘッドレストであって、筒部の挿通孔は、ヘッドレストステーを収納するステー収納領域と、ヘッドレスト本体に設けられた電気機器とシートバック側に設けられた配線部材とを電気接続するワイヤーハーネスを収納するハーネス収納領域とを有し、かつハーネス収納領域がステー収納領域のシート前後方向の隣に位置する構成になっている。そして筒部は、シート幅方向の外径長さがシート前後方向の外径長さよりも短い構成になっている。
したがってワイヤーハーネスは、ステーカバーの筒部によって覆い隠された状態でヘッドレスト本体とシートバックとの間で延出する。そのためシートバックとヘッドレスト本体との間には、ワイヤーハーネスを覆うための特別な部材を設ける必要がない。このためシートバックとヘッドレスト本体との間の後方から前方への視界性が良好となり、かつ美観も優れ得る。例えば従前は、図11に示すようにハーネスカバー104を設けているために、二本のヘッドレスト101と一本のハーネスカバー104がシートバック107とヘッドレスト本体102との間に現れてしまっていた。これに対して本発明は、ハーネスカバー104を設ける必要がないために、ヘッドレストを覆うステーカバーのみが現れる。そのため後方から前方への視界性と美観性とが従前のものよりも優れ得る。
また筒部の挿通孔は、ステー収納領域とハーネス収納領域とを有し、ハーネス収納領域がステー収納領域のシート前後方向の隣に位置している。したがって筒部は、シート幅方向の外径長さを短くしやすい構成になっている。そしてシート幅方向の外径長さがシート前後方向の外径長さよりも短い構成になっている。したがって後方から前方への視界性と美観性とが優れ得る構成になっている。
請求項2に記載の発明によると、ステー収納領域とハーネス収納領域との間には、ワイヤーハーネスがハーネス収納領域からステー収納領域に移動することを規制するための規制部が設けられている。
ところでヘッドレストステーは、ヘッドレスト本体を上下動させた際に筒部の挿通孔内を上下動する。一方、ワイヤーハーネスは、筒部に対して静止し続ける。したがってヘッドレスト本体を上下動させた際にヘッドレストステーと筒部の孔壁面の間にワイヤーハーネスが挟まって、ヘッドレストステーの動きが悪くなるという問題が生じ得る。あるいはヘッドレストステーとワイヤーハーネスとの間に擦れ音が生じてしまうという問題、ワイヤーハーネスが損傷してしまうという問題などが生じ得る。
これに対して本発明は、規制部によってワイヤーハーネスがハーネス収納領域からステー収納領域に移動することが規制されている。そのため上記した問題が防止され得る構成になっている。
請求項3に記載の発明によると、筒部の挿通孔は、シート幅方向の開口幅が最大である幅最大領域を少なくともステー収納領域側に有している。そして幅最大領域にヘッドレストステーのシート幅方向の外径長さが最大となる幅最大位置が位置する。そして幅最大領域における貫通孔の孔壁面とヘッドレストステーの幅最大位置との隙間が、ワイヤーハーネスの径よりも狭い構成になっている。
したがって筒部の挿通孔の孔壁面とヘッドレストステーとの間にワイヤーハーネスが入り込むことが容易でない構成になっている。そのためヘッドレスト本体を上下動させた際に、ヘッドレストステーの動きがワイヤーハーネスによって悪くなったり、ヘッドレストステーとワイヤーハーネスとの間に擦れ音が生じたり、ワイヤーハーネスが損傷したりするという問題が生じ難い。
また筒部の挿通孔は、ヘッドレストステーの一番幅が広いところにおいて、一番開口幅が広い構成になっている。そのため筒部は、シート幅方向の幅を細くしやすい構成にもなっている。
(実施の形態1)
実施の形態1に係るヘッドレスト1を図1〜8にしたがって説明する。
ヘッドレスト1は、図1に示すようにヘッドレスト本体2と、棒状の二本のヘッドレストステー3と、ヘッドレストステー3を隠すためのステーカバー4を有している。
ヘッドレスト本体2は、図3,4に示すように前側要素10と後側要素20と駆動装置5を有し、前側要素10が後側要素20に対して前後動するアクティブヘッドレストである。
前側要素10は、図2に示すようにパネル11とウレタンパッド12とセンサ60とスラムパッド13とを積層させ、これらを表皮(図2の記載省略)で覆うことで形成される。
センサ60は、乗員の頭部とヘッドレスト本体2との距離を検知するセンサである。例えばヘッドレスト本体2が頭部に接触することを検知するタッチセンサ、あるいはヘッドレスト本体2と頭部との距離を検知する静電容量センサなどである。
後側要素20は、図2に示すようにバックパネル21と、バックパネル21の裏面を覆う表皮(図2の記載省略)と、バックパネル21の底面に取付けられる二つの掛止部材24を有している。
掛止部材24は、後側要素20に対してステーカバー4が脱落することを防止する部材であって、掛止部24bとストッパー24aを有している。掛止部24bは、バックパネル21の底面に形成された孔21aの孔端縁に掛け止められる。ストッパー24aは、掛止部材24を挿通したステーカバー4の抜止部4dの抜け止めをする。したがってステーカバー4は、掛止部材24に対して抜け止めされた状態で後側要素20に連結される(図5参照)。
駆動装置5は、前側要素10を後側要素20に対して前後動させる装置であって、前側要素10を保持する前側部材51と、後側要素20を保持する後側部材52と、これらの間に設けられたリンク機構53とモータ55を有している。
リンク機構53は、Xリンク機構であって、後側部材52に取付けられたモータ55によって駆動して、前側部材51を後側部材52に対して前後方向に移動させる。
前側部材51と前側要素10の間には、制御部50が設けられている。
制御部50は、ECU等であって、図2に示すように制御部50には、ワイヤーハーネス6とセンサ用配線61と駆動装置用配線62が接続されている。
ワイヤーハーネス6は、シートバック7に設けられた配線部材9と接続される配線部材であって(図1参照)、配線部材9は、衝突予測センサと車両バッテリに接続されている。なおワイヤーハーネス6は、ステーカバー4内を通って、ヘッドレスト本体2とシートバック7の間を延出する。
センサ用配線61は、図2に示すように制御部50とセンサ60とを電気的に接続する配線部材である。駆動装置用配線62は、制御部50とモータ55とを電気的に接続する配線部材である。
なお駆動装置5と制御部50とセンサ60は、請求項に記載の「電気機器」に相当する部材である。
以下に、アクティブヘッドレストの動作について説明する。
衝突予測センサが車両の衝突を予測して信号を発した場合、その信号が制御部50によって受信される。そして制御部50が駆動装置5に電力を供給し、駆動装置5が前側要素10を乗員の頭部に向けて前方へ移動させる。前側要素10と乗員の頭部との距離が所定距離以下になった場合、あるいは前側要素10が乗員の頭部に接触した場合にセンサ60が信号を発し、その信号が制御部50によって受信される。そして制御部50が駆動装置5への電力供給を停止する。これにより前側要素10が所定位置にて停止する。かくしてヘッドレスト1は、乗員の頭部を保護する好適位置において静止する。
ヘッドレスト本体2は、図2に示すように前側要素10が後側要素20に対して前進した際に生じる隙間を隠す部材も有している。すなわち横の隙間を隠す横隙間用部材22と、上側の隙間を隠す上隙間用部材14,23と、下側の隙間を隠す下隙間用部材15,25を有している。
ヘッドレストステー3は、図2に示すように棒状(例えば円筒棒状)であって、後側部材52に固定される。ヘッドレストステー3は、図1に示すようにシート幅方向に二つ並設されており、ヘッドレスト本体2からシートバック7に向けて延出している。
ステーカバー4は、図2に示すように二つの筒部4aと、二つの筒部4aの下端部を架橋する架橋部4bと、複数(例えば二つ)の係着部4cを一体に有している。
筒部4aは、断面非円形であって、図7に示すようにシート前後方向の径長さ(長径)4a1がシート幅方向の径長さ(短径)4a2よりも長い構成になっている。
また筒部4aは、ヘッドレストステー3が挿通される挿通孔(筒孔)4eを有し、上端部にフランジ状の抜止部4dを有している。
挿通孔4eは、断面長穴形状であって、長穴の長手一側にヘッドレストステー3を収納するステー収納領域4e1を有し、他側にワイヤーハーネス6を収納するハーネス収納領域4e2を有している。そしてこれらステー収納領域4e1とハーネス収納領域4e2とがシート前後方向に隣接する構成になっている。
挿通孔4eは、図7に示すようにシート幅方向の開口幅が最大(4e5)である幅最大領域4e3をステー収納領域4e1とハーネス収納領域4e2とに跨って有している。そして幅最大領域4e3にヘッドレストステー3のシート幅方向の外径長さが最大となる幅最大位置(3a)が位置している。
また挿通孔4eは、幅最大領域4e3における挿通孔4eの孔壁面とヘッドレストステー3の幅最大位置(3a)との隙間が、ワイヤーハーネス6の径6aよりも狭い構成になっている。
筒部4aは、図5に示すように掛止部材24に挿通され、掛止部材24によってヘッドレスト本体2に対して抜け止めされる。そして筒部4aは、図5,6に示すようにヘッドレスト本体2の収納部2aに対して出没可能(スライド可能)に収納される。
架橋部4bは、シート幅方向に延出しており、図1,8に示すようにシートバック7の上面の一部を覆う。
係着部4cは、図2に示すように架橋部4bの左右両端部に形成されている。係着部4cは、図5に示すようにシートバック7に設けられたステー差込部材7dの底面に張り出してステー差込部材7dに係着する。したがってステーカバー4は、係着部4cによってシートバック7に対して係着する。
なおステーカバー4は、美観性に優れている樹脂材料やアルミ材料などを原材料として一体成形されることが好ましい。
シートバック7は、図1に示すようにフレーム7aと、フレーム7aに支持されるクッション7bと、クッション7bを覆う表皮7cとを有している。
フレーム7aには、図8に示すようにヘッドレストステー3が差込まれるステー差込部材7dと、ヘッドレスト1を上下動させる上下方向駆動装置8が取付けられている。
ステー差込部材7dは、筒状であって、フレーム7aの上端縁に取付けられ、その筒孔にヘッドレストステー3が差込まれる。そのためヘッドレストステー3は、ステー差込部材7dによって中間部がスライド可能に支持される。
上下方向駆動装置8は、支持部材8bとアクチュエータ8aを有している。
支持部材8bは、二本のヘッドレストステー3の下端部が差込まれ、二本のヘッドレストステー3の下端部を支持する。
アクチュエータ8aは、フレーム7aに取付けられ、電力を利用して支持部材8bを上下動させる。したがってヘッドレスト本体2は、上下方向駆動装置8によって図5に示す上位置と図6に示す下位置との間で位置移動する。
以下に、ヘッドレスト本体2を上位置と下位置との間で移動させた状態を説明する。
図5,6に示すようにヘッドレスト本体2とヘッドレストステー3は、シートバック7に対して一緒に上下動する。これに対してステーカバー4は、シートバック7の上面に取付けられており、シートバック7に対して静止し続ける。そしてステーカバー4は、その上端側の一部である筒部4aがヘッドレスト1の収納部2aに対して出没する。
次に、ワイヤーハーネス6の取り回し方法と、ワイヤーハーネス6と配線部材9との接続方法について詳述する。
ワイヤーハーネス6は、図1に示すようにヘッドレスト本体2に設けられた駆動装置5などの電気機器と、シートバック7側に設けられた配線部材9とを接続するために、ヘッドレスト本体2とシートバック7との間で取り回される。そしてワイヤーハーネス6は、図5に示すようにヘッドレスト本体2とシートバック7の間に設けられたステーカバー4の筒部4aの挿通孔4eに通される。詳しくは、図7に示すようにステーカバー4の筒部4aの孔壁面と、ヘッドレストステー3の外周面との間に形成された隙間に通される。したがってワイヤーハーネス6は、ステーカバー4によって覆い隠された状態にてヘッドレスト本体2とシートバック7との間を延出する。
配線部材9は、図8に示すようにシートバック7側で取り回されている。そして配線部材9は、フレーム7aの上端縁に取付けられたハーネス差込部材7eを通って、シートバック7の上方に引出されている。引出された先端部には、コネクタ9aが取付けられており、コネクタ9aは、ワイヤーハーネス6の先端部に取付けられたコネクタ6aと接続される。
次に、ヘッドレスト1の組付け方法と、ヘッドレスト1をシートバック7に取付ける方法について説明する。
先ず、ヘッドレストステー3を駆動装置5に取付け(図2参照)、駆動装置5に前側要素10と後側要素20とを組付ける。そしてヘッドレストステー3をステーカバー4の各挿通孔4eに挿通させ、その状態でステーカバー4を後側要素20に取付ける。これによりヘッドレスト1の各部品を一体状に組付ける。
次に、ヘッドレストステー3をステー差込部材7dに差込み、ヘッドレストステー3の下端部を支持部材8bに取付ける(図8参照)。
次に、ステーカバー4を持上げ、ワイヤーハーネス6と配線部材9とを結合する。
その後、ステーカバー4を下げ、係着部4cをステー差込部材7dに係着させ、ステーカバー4をシートバック7に係着させる。これによりコネクタ6a,9aとハーネス差込部材7eが図5に示すように架橋部4bによって覆い隠され、ヘッドレスト1がシートバック7に対して係着される。
以上のようにして実施の形態1に係るヘッドレスト1が構成されている。
すなわち筒部4aの挿通孔4eは、図7に示すようにヘッドレストステー3を収納するステー収納領域4e1と、ワイヤーハーネス6を収納するハーネス収納領域4e2とを有し、かつハーネス収納領域4e2がステー収納領域4e1のシート前後方向の隣に位置する構成になっている。そして筒部4aは、シート幅方向の外径長さ4a2がシート前後方向の外径長さ4a1よりも短い構成になっている。
したがってワイヤーハーネス6は、図1に示すようにステーカバー4の筒部4aによって覆い隠された状態でヘッドレスト本体2とシートバック7との間で延出する。そのためシートバック7とヘッドレスト本体2との間には、ワイヤーハーネス6を覆うための特別な部材を設ける必要がない。このためシートバック7とヘッドレスト本体2との間の後方から前方への視界性が良好となり、かつ美観も優れ得る。例えば従前は、図11に示すようにハーネスカバー104を設けているために、二本のヘッドレスト101と一本のハーネスカバー104がシートバック107とヘッドレスト本体102との間に現れてしまっていた。これに対して本形態は、ハーネスカバー104を設ける必要がないために、ヘッドレストを覆うステーカバーのみが現れる。そのため後方から前方への視界性と美観性とが従前のものよりも優れ得る。
また筒部4aの挿通孔4eは、図7に示すようにステー収納領域4e1とハーネス収納領域4e2とを有し、ハーネス収納領域4e2がステー収納領域4e1のシート前後方向の隣に位置している。したがって筒部4aは、シート幅方向の外径長さ4a2を短くしやすい構成になっている。そしてシート幅方向の外径長さ4a2がシート前後方向の外径長さ4a1よりも短い構成になっている。したがって後方から前方への視界性と美観性とが優れ得る構成になっている。
ところでヘッドレストステー3は、図5,6に示すようにヘッドレスト本体2を上下動させた際に筒部4aの挿通孔4e内を上下動する。一方、ワイヤーハーネス6は、筒部4aに対して静止し続ける。したがってヘッドレスト本体2を上下動させた際にヘッドレストステー3と筒部4aの孔壁面の間にワイヤーハーネス6が挟まって、ヘッドレストステー3の動きが悪くなるという問題が生じ得る。あるいはヘッドレストステー3とワイヤーハーネス6との間に擦れ音が生じてしまうという問題、ワイヤーハーネス6が損傷してしまうという問題などが生じ得る。
これに対して本形態は、筒部4aの挿通孔4eが、図7に示すように幅最大領域4e3をステー収納領域4e1に有している。そして幅最大領域4e3にヘッドレストステー3のシート幅方向の外径長さが最大となる幅最大位置(3a)が位置する。そして幅最大領域4e3における貫通孔4eの孔壁面とヘッドレストステー3の幅最大位置(3a)との隙間が、ワイヤーハーネス6の径6aよりも狭い構成になっている。
したがって筒部4aの挿通孔4eの孔壁面とヘッドレストステー3との間にワイヤーハーネス6が入り込むことが容易でない構成になっている。そのためヘッドレスト本体2を上下動させた際に、ヘッドレストステー3の動きがワイヤーハーネス6によって悪くなったり、ヘッドレストステー3とワイヤーハーネス6との間に擦れ音が生じたり、ワイヤーハーネス6が損傷したりするという問題が生じ難い。
また筒部4aの挿通孔4eは、ヘッドレストステー3の一番幅が広いところにおいて、一番開口幅が広い構成になっている。そのため筒部4aは、シート幅方向の幅を細くしやすい構成にもなっている。
(実施の形態2)
実施の形態2を図9にしたがって説明する。実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図9に示すように挿通孔4eの形状が異なっている。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
挿通孔4eは、図9に示すように断面略ひょうたん型であって、ヘッドレストステー3を収納するステー収納領域4e11と、ワイヤーハーネス6を収納するハーネス収納領域4e12とを有し、これらの間に規制部4a4を有している。
ステー収納領域4e11は、断面略円形であって、ヘッドレストステー3の径よりも一周り大きい径4e15を有する。一方、ハーネス収納領域4e12は、断面略円形であって、ワイヤーハーネス6の径よりも大きく、ステー収納領域4e11の径よりも小さい径4e16を有する。そしてステー収納領域4e11とステー収納領域4e11は、シート前後方向に隣接し、シート前後方向に連通する構成になっている。
規制部4a4は、ステー収納領域4e11とハーネス収納領域4e12との間に設けられており、挿通孔4eの左右孔壁面から孔中心に向けて突出している。そして一対の規制部4a4の間には、ステー収納領域4e11とハーネス収納領域4e12とを連結する開口部が形成されている。そして開口部の開口幅4e17がワイヤーハーネス6の径よりも狭くなっている。
したがってワイヤーハーネス6は、規制部4a4によってハーネス収納領域4e12からステー収納領域4e11に移動することが規制されている。
以上のようにして実施の形態2が形成されている。
すなわち図9に示すようにステー収納領域4e11とハーネス収納領域4e12との間には、規制部4a4が設けられている。
したがってワイヤーハーネス6は、規制部4a4によってハーネス収納領域4e12からステー収納領域4e11に移動することが規制されている。そのためヘッドレスト本体を上下動させた際に、ヘッドレストステー3の動きがワイヤーハーネス6によって悪くなったり、ヘッドレストステー3とワイヤーハーネス6との間に擦れ音が生じたり、ワイヤーハーネス6が損傷したりするという問題が生じない。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態であっても良い。
(1)例えば、実施の形態1,2に係るステーカバー4は、図1に示すように一対の筒部4aの下端部間を架橋する架橋部4bを有していた。しかし図10に示すようにステーカバー4が架橋部を有さず、筒部4aの下端部にシートバック7に係着する係着部が一体に形成されている形態であっても良い。
(2)実施の形態1,2に係るヘッドレスト本体2には、図2に示すように駆動装置5などの電気機器が設けられていた。しかしヘッドレスト本体2に他の電気機器、例えばテレビモニタやスピーカや携帯電話などが設けられ、その電気機器にワイヤーハーネス6が接続される形態であっても良い。
(3)実施の形態1,2に係るステーカバー4は、図5,6に示すようにステーカバー4の上端部側の筒部4aのみがヘッドレスト本体に対して出没可能に収納される形態であった。しかしステーカバー4の全体がヘッドレスト本体2に対して出没可能に収納される形態であっても良い。
実施の形態1に係るヘッドレストの前側からの斜視図である。 実施の形態1に係るヘッドレストの分解斜視図である。 実施の形態1に係るヘッドレストの後側からの斜視図である。 実施の形態1に係るヘッドレストの後側からの斜視図である。 図1のA−A線断面一部拡大図である。 ヘッドレストを下位置にした際の図5に相当する図である。 図5のB−B線断面矢視図である。 シートバックへの組付途中のヘッドレストの前側斜視図である。 実施の形態2に係るヘッドレストの図7に相当する断面図である。 実施の形態3に係るヘッドレストの前側からの斜視図である。 従来のヘッドレストの前側からの斜視図である。
符号の説明
1,101…ヘッドレスト
2,102…ヘッドレスト本体
2a…収納部
3,103…ヘッドレストステー
4…ステーカバー
4a…筒部
4a4…規制部
4b…架橋部
4c…係着部
4d…抜止部
4e…挿通孔
4e1,4e11…ステー収納領域
4e2,4e12…ハーネス収納領域
4e3…幅最大領域
5…駆動装置(電気機器)
6,106…ワイヤーハーネス
7,107…シートバック
8…上下方向駆動装置
9,109…配線部材
10…前側要素
20…後側要素
24…掛止部材
55…モータ
60…センサ
104…ハーネスカバー
105…電気機器

Claims (3)

  1. ヘッドレスト本体と、そのヘッドレスト本体から延出する棒状のヘッドレストステーと、そのヘッドレストステーを覆い隠すためのステーカバーとを有し、前記ステーカバーは、筒部を有し、その筒部の挿通孔に前記ヘッドレストステーを挿通し、その挿通孔を貫通した前記ヘッドレストステーの先端部をシートバックに挿入し、その挿入量を変えることで前記ヘッドレスト本体を前記シートバックに対して上下動させ、前記ヘッドレスト本体の前記上下動の際において前記シートバック側に対して静止し続ける前記筒部の少なくとも上端部側が前記ヘッドレスト本体に出没可能に収納される車両用シートのヘッドレストであって、
    前記筒部の挿通孔は、前記ヘッドレストステーを収納するステー収納領域と、前記ヘッドレスト本体に設けられた電気機器と前記シートバック側に設けられた配線部材とを電気接続するワイヤーハーネスを収納するハーネス収納領域とを有し、かつ前記ハーネス収納領域が前記ステー収納領域のシート前後方向の隣に位置する構成であり、
    前記筒部は、シート幅方向の外径長さがシート前後方向の外径長さよりも短い構成になっていることを特徴とする車両用シートのヘッドレスト。
  2. 請求項1に記載の車両用シートのヘッドレストであって、
    ステー収納領域とハーネス収納領域との間には、ワイヤーハーネスが前記ハーネス収納領域から前記ステー収納領域に移動することを規制するための規制部が設けられていることを特徴とする車両用シートのヘッドレスト。
  3. 請求項1または2に記載の車両用シートのヘッドレストであって、
    筒部の挿通孔は、シート幅方向の開口幅が最大である幅最大領域を少なくともステー収納領域側に有し、
    その幅最大領域にヘッドレストステーのシート幅方向の外径長さが最大となる幅最大位置が位置し、
    前記幅最大領域における前記貫通孔の孔壁面と前記ヘッドレストステーの幅最大位置との隙間が、前記ワイヤーハーネスの径よりも狭い構成になっていることを特徴とする車両用シートのヘッドレスト。


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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011063050A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd シート空調装置
JP2013146487A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
CN113442810A (zh) * 2021-07-31 2021-09-28 重庆长安汽车股份有限公司 一种座椅音响头枕结构

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