JP2006341537A - 保険契約申込用紙、保険契約案内情報生成方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保険契約に対する顧客の理解・判断・行動の流れをスムーズにする。
【解決手段】本発明の保険契約申込用紙は案内書及び申込書を含む。案内書は、第1及び第2契約コースを説明しており、当該案内書には、第2契約コースのカバー範囲に対する第1契約コースのカバー範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第1契約コースを識別するための第1枠線と、第1契約コースの範囲に対する第2契約コースの範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第2契約コースを識別するための第2枠線とが、より狭い範囲を囲う枠線を内部に包含する形態で配置且つ印刷される。又、第1及び第2契約コースが列挙して印刷され、当該印刷に隣接して第1及び第2契約コースのいずれかの選択を申込書に直接書き込むための穴が設けられる。申込書には、案内書の穴に相当する位置に、第1及び第2契約コースのいずれかの選択を示す書き込みを行うための欄が用意されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、保険契約申込用紙及び当該保険契約申込用紙に関連する情報処理技術に関する。
従来の自動車保険の保険契約更新申込用紙は、案内書と申込書とで構成されており、顧客は、通常、案内書及び申込書にて提示されている複数の契約コース(契約プラン)を検討し、所望の契約コースで申込書に記入・押印する。案内書は、各契約コースにつき、例えば、車両保険の内容、対人賠償保険の内容、対物賠償保険の内容、搭乗者傷害保険の内容、人身傷害保険の内容、その他の保険及び特約についての内容、保険料などについてマトリクス形式で提示するものが一般的である。また、申込書は、保険契約に必要な情報が全て記入されるようになっている。従来の申込用紙では、案内書において提示されている契約コースの情報は当然申込書にも含まれているが、案内書と申込書が対になっている以上の関係付けはなされていない。
なお、例えば保険契約申込用紙については特開2002−99727号公報に自賠責保険の保険契約申込用紙が開示されているが、自賠責保険では契約コースを選択することはなく、顧客にとって契約内容を比較検討するという必要性はない。
特開2002−99727号公報
従来の保険契約申込用紙では、(1)上で述べたように各契約コースの契約内容がマトリックス表示されているため、各契約コースに共通する情報が何度も印字され、紙面スペースを無駄に利用している、(2)更新契約の場合には前年同条件に対応する契約コースが含まれるが、この契約コースがどの程度充足したものであるのか直感的によくわからない、(3)契約コースの補償内容は示されているが、補償内容の必要性を判断するための情報提供がなされていない、(4)案内書と申込書との関係付けに工夫がないので、案内書で理解した内容を、申込書にどのように反映させればよいのかがわかりにくく、案内書と申込書とを比較しながら申込書を記入する必要がある、場合よっては案内書で理解した内容とは異なる内容を申込書に記入してしまう、というような問題がある。これは、保険契約申込用紙に対する「理解(上記(1)及び(2))」「判断(上記(3))」「行動(上記(4))」という顧客の思考及び行動に対する検討が不足していることから生ずるものである。
従って、本発明の目的は、保険契約に対する顧客の理解・判断・行動の流れをスムーズにすることを可能とする保険契約申込用紙を提供することである。
また本発明の他の目的は、保険契約について視覚的な理解及び判断を容易にするための技術を提供することである。
さらに本発明の他の目的は、多様な保険契約に対応可能な保険契約申込用紙を提供することである。
本発明の第1の態様に係る保険契約申込用紙は、第1の用紙及び第2の用紙を含む。そして、第1の用紙は、第1契約コース及び第2契約コースの案内書であり、当該第1の用紙には、第2契約コースの保険におけるカバー範囲に対する第1契約コースの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第1契約コースを識別するための第1の枠線と、第1契約コースの保険におけるカバー範囲に対する第2契約コースの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第2契約コースを識別するための第2の枠線とが、より狭い範囲を囲う枠線を内部に包含する形態で配置且つ印刷されており、契約コースの選択を第2の用紙に直接書き込むための第1の切り欠き(例えば穴)が設けられている。さらに、第2の用紙は保険契約申込書であり、当該第2の用紙には、第1の用紙に設けられた第1の切り欠きに対応して、第1及び第2契約コースのいずれかの選択を示す書き込みを行うための欄が用意されている。
このように案内書には、契約コースのカバー範囲を直感的に理解・判断させるための枠線による平面構造が含まれており、さらに第1の切り欠きを含む、案内書と申込書の立体構造により案内書で理解・判断した内容を案内書と申込書を見比べることなく直接申込書に反映させることができるようになる。これにより顧客による申込書に対する記入ミスを減少させることができる。
また、本発明の第1の態様において、上で述べた第1の切り欠きが、第1の用紙において第1及び第2の枠線が印刷された部分とは別の部分であって且つ第1及び第2契約コースが列挙されて印刷された部分に対応して設けられるようにしてもよい。このようにすれば、枠線内において契約コースの説明を十分に行うことができる。
なお、保険契約申込用紙が複数種類の保険(例えば、対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険、搭乗者傷害保険、車両保険など)を取り扱う場合、第1及び第2の枠線が、保険の各種類につき配置且つ印刷されるようにしてもよい。顧客の理解・判断がより容易になる。なお、契約コースも2以上であればよい。
さらに、第1契約コースより第2契約コースの方が保険におけるカバー範囲が広い場合、第1の枠線内に、第1契約コースに関連する情報が印刷され、第1の枠線と第2の枠線との間に、第2契約コースに関連する情報が印刷されるようにしてもよい。これにより契約コースの補償充実度が直感的に分かるようになる。なお、各契約コースに関連する情報は、契約内容にとどまらず、当該契約コースを選択する際に判断材料となるデータなどを含むようにしてもよい。また、第1契約コースと共通する事項については第2契約コースに関連する情報に含めないようにすることにより省スペース化も可能となる。
一方、第1契約コースと第2契約コースとの保険におけるカバー範囲が同じである場合には、第1の枠線と第2の枠線とが重ならないように配置且つ印刷され、第2の枠線の内側に、第1及び第2契約コースに関連する情報が印刷されるようにしてもよい。このようにすれば案内書の紙面スペースの有効利用を図ることができるようになる。複数種類の保険を取り扱う場合には、各保険についてカバー範囲の広狭が判断されるので、カバー範囲が同じものについて節約された紙面スペースをカバー範囲が異なる他の保険についての説明スペースに回すことも可能となる。
また、本発明の第1の態様において、第1契約コースより第2契約コースの方が保険におけるカバー範囲が広い場合、第1の枠線内に、第1契約コースに関連する情報が印刷され、第1の枠線内又は枠線上に、上記第1の切り欠きに含まれる、第1契約コースのための切り欠きが設けられるようにしてもよい。また、第1の枠線と第2の枠線との間に、第2契約コースに関連する情報が印刷され、第1の枠線と第2の枠線との間又は第2の枠線上に、第1の切り欠きに含まれる、第2契約コースのための切り欠きが設けられるようにしてもよい。このようにすれば、契約コースの選択が、より直感的に行うことができるようになる。
さらに、本発明の第1の態様において、第1の種類の保険につき第1契約コースと第2契約コースとが規定され、第2の種類の保険につき第1契約コースと第2契約コースとが規定され、第1の種類の保険における第1契約コースと第2の種類の保険における第1契約コースとで、保険契約申込用紙における第1契約コースが規定され、第1の種類の保険における第2契約コースと第2の種類の保険における第2契約コースとで、保険契約申込用紙における第2契約コースが規定される場合がある。このような場合には、第1契約コースのための切り欠き及び第2契約コースのための切り欠きが、第1の種類の保険及び第2の種類の保険のそれぞれに設けられるようにしてもよい。さらに、保険契約申込用紙における第1契約コースのための切り欠きと、保険契約申込用紙における第2契約コースのための切り欠きとが、第1の用紙において第1及び第2の枠線が印刷された部分とは別の部分であって且つ第1及び第2契約コースが列挙されて印刷された部分に対応して設けられるようにしてもよい。そして、第2の用紙に、第1契約コースのための切り欠きと、第2の契約コースのための切り欠きと、保険契約申込用紙における第1契約コースのための切り欠きと、保険契約申込用紙における第2契約コースのための切り欠きとに対応して、選択を書き込むための記入欄が設けられるようにしてもよい。
このようにすれば、第1の種類の保険については第1契約コースを選択し、第2の種類の保険については第2契約コースを選択するといった契約形態を選択することも可能であるし、第1及び第2の種類の保険共に第2契約コースを選択するといった契約態様を選択することも可能となる。
また、上で述べた第1の用紙に、第2の用紙に設けられた記入欄と切り欠きとの位置合わせのための折り目線が印刷されているようにしてもよい。申込書における紙面スペースを有効利用するためである。
さらに、本発明の第1の態様において、第1契約コースと第2契約コースとの保険におけるカバー範囲が同じである場合には、第1の枠線と第2の枠線とが重ならないように配置且つ印刷され、第2の枠線の内側に、第1及び第2契約コースに関連する情報が印刷され、第2の枠線の内側又は第1又は第2の枠線上に、第1の切り欠きが設けられるようにしてもよい。このようにすれば、第1契約コースと第2契約コースとの保険におけるカバー範囲が同じ場合にも、より直感的に契約コースの選択を行うことができるようになる。
さらに、保険契約申込用紙が、自動車保険の保険契約更新申込用紙である場合、第1の用紙において、対象となる自動車に変更があることを第2の用紙に直接書き込むための第2の切り欠きを設けるようにしてもよい。その場合、第2の用紙において、第1の用紙に設けられた第2の切り欠きに相当する位置に、対象となる自動車に変更があることを記入するための欄を用意し、当該欄に隣接して変更後の自動車の情報を記入するための領域を設けるようにしてもよい。このような第2の切り欠きを含む立体構造により、案内書において必要と判断された事項を漏れなく申込書に記入できるようになる。
また、保険契約申込用紙が、自動車保険の保険契約更新申込用紙である場合、第1の用紙において、対象となる運転者に変更があることを第2の用紙に直接書き込むための第3の切り欠きを設けるようにしてもよい。その場合、第2の用紙において、第1の用紙に設けられた第3の切り欠きに相当する位置に、対象となる運転者に変更があることを記入するための欄を用意し、当該欄に隣接して変更後の運転者の情報を記入するための領域を設けるようにしてもよい。このような第3の切り欠きを含む立体構造により、案内書において必要と判断された事項を漏れなく申込書に記入できるようになる。
本発明の第2の態様に係る、保険契約についての案内情報を生成する保険契約案内情報生成方法は、第1契約コースデータ格納部に格納された第1契約コースの保険におけるカバー範囲と、第2契約コースデータ格納部に格納された第2契約コースの保険におけるカバー範囲との広狭を判断するステップと、第2契約コースの保険におけるカバー範囲が第1契約コースの保険におけるカバー範囲より広い場合には、第1契約コースデータ格納部又は提供情報格納部に格納された第1契約コースの契約内容に関連するデータを第1契約コースを識別するための第1の枠線により囲い、第2契約コースデータ格納部又は提供情報格納部に格納された第2契約コースの契約内容に関連するデータを第1の枠線と当該第1の枠線を内包し且つ第2契約コースを識別するための第2の枠線とで囲う第1の配置構造データを生成し、記憶装置に格納するステップと、第1契約コースの保険におけるカバー範囲が第2契約コースの保険におけるカバー範囲と同じである場合には、第1又は第2契約コースデータ格納部若しくは提供情報格納部に格納された第1及び第2契約コースの契約内容に関連するデータを第1契約コースを識別するための第3の枠線と第2契約コースを識別するための第4の枠線とで囲う第2の配置構造データを生成し、記憶装置に格納するステップと、上記記憶装置に格納された第1又は第2の配置構造データを含む、第1及び第2契約コースの案内情報を生成し、記憶装置に格納するステップとを含む。
このように第1又は第2の配置構造データを含む案内情報を、保険契約申込用紙として顧客に提示する、又は例えばコンピュータの表示装置上で顧客等に提示することにより、顧客は、第1及び第2の契約コースを視覚的に理解・判断することが容易になる。すなわち、第1及び第2の枠線の関係又は第3及び第4の枠線の関係から、カバー範囲の相対的関係を直感的に理解でき、契約内容に関連するデータにより契約内容の判断も的確に行うことができるようになる。さらに、第2の配置構造データが提示されれば、判断時間の短縮も見込める。
また、保険契約が、保険契約の更新契約であって、第1契約コースが、前年と同条件の契約内容を有する契約コースである場合には、第1契約コースデータ格納部を参照して、所定のルールに従って第2契約コースの契約内容を決定し、第2契約コースデータ格納部に格納するステップをさらに含むようにしてもよい。この際、従来では用いられていなかった、事前アンケートの結果(例えば重要視する事項、職業、使用目的など)を参照して第2契約コースを構成するようにしてもよい。
また、カバー範囲が保険金額に応じて判断されるようにしてもよい。また、特約等を総合して判断するための指標値等で比較しても良い。
さらに、第1契約コースの保険料と第2契約コースの保険料とを第1契約コースデータ格納部及び第2契約コースデータ格納部から読み出すステップと、第1の位置に切り欠きが設けられた保険契約案内書のために、第1又は第2の配置構造データを含む第1及び第2の契約コースの案内情報を第2の位置に配置し、第1契約コースの保険料と第2契約コースの保険料とを含むリストを第1の位置に隣接して配置するための構成データを生成する構成データ生成ステップとをさらに含むようにしてもよい。顧客にとって保険契約の内容を理解しやすく、申込書と保険契約案内書とを何度も見比べることなく保険契約案内書のみを参照して申込書に契約コースの選択を切り欠きを介して直接書き込むことができるようになる。
本発明の第2の態様において、第1の配置構造データの場合、第1の枠線内又は枠線上に、第1契約コースのための切り欠き用領域が設けられ、第1の枠線と第2の枠線との間又は第2の枠線上に、第2契約コースのための切り欠き用領域が設けられるようにしてもよい。また、第2の配置構造データの場合、第2の枠線の内側又は第1又は第2の枠線上に、切り欠き用領域が設けられるようにしてもよい。契約コースのより直感的な選択が可能となる。
さらに、本発明の第2の態様において、第1の種類の保険につき第1契約コースと第2契約コースとが規定され、第2の種類の保険につき第1契約コースと第2契約コースとが規定され、第1の種類の保険における第1契約コースと第2の種類の保険における第1契約コースとで、第1総合契約コースが規定され、第1の種類の保険における第2契約コースと第2の種類の保険における第2契約コースとで、第2総合契約コースが規定される場合がある。その場合には、第1契約コースのための切り欠き用領域及び第2契約コースのための切り欠き用領域が、第1の種類の保険及び第2の種類の保険のそれぞれに設けられるようにしてもよい。さらに、第1総合契約コース及び第2総合契約コースのリストと、第1総合契約コースのための切り欠き用領域と、第2総合契約コースのための切り欠き用領域とを含む第3の配置構造データを生成するステップを含むようにしてもよい。
このようにすれば、多様な保険契約に対応することができるようになる。なお、例えば第1総合契約コース及び第2総合契約コースについては、第1契約コースデータ格納部及び第2契約コースデータ格納部に格納されるデータから特定され、当該データを用いてリストが構成される。
また、保険契約が、自動車保険の更新契約である場合に、保険契約案内書に第3の位置に切り欠きをさらに設けるようにしてもよい。その場合には、保険契約データ格納部から、保険契約の対象となる自動車の情報を読み出すステップをさらに含み、上で述べた構成データ生成ステップにおいて、保険契約の対象となる自動車の情報を第3の位置に隣接して配置するための構成データを生成するようにしてもよい。これにより顧客は自動車の情報を容易に確認でき、変更があれば切り欠きにより直接申込書に変更があることを記入することができるようになる。
また、保険契約が、自動車保険の更新契約である場合に、保険契約案内書には第4の位置に切り欠きをさらに設けるようにしてもよい。その場合には、保険契約データ格納部から、保険契約の対象となる運転者の情報を読み出すステップをさらに含み、上で述べた構成データ生成ステップにおいて、保険契約の対象となる運転者の情報を第4の位置に隣接して配置するための構成データを生成するようにしてもよい。これにより顧客は運転者の情報を容易に確認でき、変更があれば切り欠きにより直接申込書に変更があることを記入することができるようになる。
本発明の第3の態様に係る保険契約申込用紙は、第1契約コース及び第2契約コースの保険契約申込用紙であって、第2契約コースの保険におけるカバー範囲に対する第1契約コースの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第1契約コースを識別するための第1の枠線と、第1契約コースの保険におけるカバー範囲に対する第2契約コースの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第2契約コースを識別するための第2の枠線とが、より狭い範囲を囲う枠線を内部に包含する形態で配置且つ印刷されている。
また、本発明の第4の態様に係る保険契約申込用紙は、第1の用紙及び第2の用紙を含む保険契約申込用紙であって、第1の用紙は、第1契約コース及び第2契約コースの案内書であり、第1の用紙には、第1及び第2契約コースが列挙して印刷され、契約コースの選択を第2の用紙に直接書き込むための第1の切り欠きが設けられており、第2の用紙が保険契約申込書であり、第2の用紙には、第1の用紙に設けられた第1の切り欠きに対応して、第1及び第2契約コースのいずれかの選択を示す書き込みを行うための欄が用意されている。
本発明に係る保険契約案内情報生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することも可能であり、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、保険契約に対する顧客の理解・判断・行動の流れをスムーズにすることが可能となる。
また本発明の他の側面によれば、保険契約について視覚的な理解及び判断を容易にすることができる。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係る保険契約申込用紙の概要を図1(a)及び(b)に示す。図1(a)は、保険契約申込用紙に含まれる案内書1の概要を示している。また、図1(b)は、保険契約申込用紙に含まれる申込書2の概要を示している。案内書1と申込書2とは例えば図2に示すように端辺3でのり付けされている。但し、案内書1と申込書2とが1枚の紙片で構成され、端辺3に相当する位置にミシン目が形成されていて折り曲げられているような場合もある。
本実施の形態における案内書1は、自動車保険の更新契約のための案内書であって、自動車の確認欄11と、運転者(被保険者)の確認欄12と、特約一覧の欄13と、対人賠償保険の説明欄14と、対物賠償保険の説明欄15と、傷害保険の説明欄16と、車両保険の説明欄17と、契約コースのリスト欄18とを含む。
自動車の確認欄11には、図3(a)に詳細に示すように現行契約に係る自動車の情報(車種(車名)、登録番号など)が印字されており、さらに、契約対象の自動車に変更がある場合に「変更有り」を意味する印を申込書2に直接記入するための穴11aが設けられている。なお穴ではなく図1(a)の例では案内書1の左端から切り取り部を設けるようにしても良い。なお、穴又は切り取り部を切り欠きと総称するものとする。
また、運転者(被保険者)の確認欄12には、図3(b)に詳細に示すように現行契約に係る運転者(被保険者)が印字されており、さらに、契約対象の運転者に変更がある場合に「変更有り」を意味する印を申込書2に直接記入するための穴12aがが設けられている。なお。図3(b)の例では、運転者に関連する特約についての情報も印字されるようになっている。
穴11a及び12aについては、変更がある場合にのみ使用される。逆に、変更があるということで顧客が申込書2に直接記入したにもかかわらず、具体的な変更内容が記入されていない場合には、保険会社側で計上処理を行わないという取り扱い規則を導入すれば、誤った内容で計上処理を行うというような問題を起こさないようにすることができる。
特約一覧の欄13には、現行契約(前年契約)に付帯されている特約と、今回付帯することを勧める特約とのリストが印字されるようになっている。案内書1の説明欄14乃至17で説明される契約コースで付帯される特約のリストであってもよい。
対人賠償保険の説明欄14には、枠線14a乃至14cによる平面構造が含まれる。枠線14aは、最も充実した補償内容を含むおすすめAコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線14bは、おすすめBコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線14cは、前年同条件コース(説明を簡単にするためCコースとも記す)という契約コースを識別するための枠線である。枠線は、それぞれ種別の異なる線で用いられるが、色を変えるようにしても良い。基本的に、外側から、枠線14a、枠線14b、枠線14cの順番で並べられるが、枠線により囲まれる範囲は、おすすめAコースとおすすめBコースと前年同条件コースとの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す。すなわち、Aコースのカバー範囲=Bコースのカバー範囲=Cコースのカバー範囲ということであれば、枠線14a乃至14cを重ねて配置しないようにするため多少差があるが、対人賠償保険の説明欄14に示すように、枠線14a乃至14cが囲う範囲がほぼ同じになる。図1(a)には示していないが、枠線14a乃至14cの内側に、例えば「現在のご契約内容は十分な補償内容です」といったおすすめAコース、おすすめBコース及び前年同条件コースに関連する情報が印字される。なお、このような文章を読まずとも、枠線による平面構造を見るだけで、既に十分な補償内容が得られていることが分かる。
対物賠償保険の説明欄15には、枠線15a乃至15cによる平面構造が含まれる。枠線15aは、最も充実した補償内容を含むおすすめAコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線15bは、おすすめBコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線15cは、前年同条件コースという契約コースを識別するための枠線である。枠線の意味は、対人賠償保険の説明欄14と同じであり、図1(a)の例では、Aコースのカバー範囲>Bコースのカバー範囲=Cコースのカバー範囲を表している。すなわち、枠線15aが最も広い範囲を囲っており、枠線15b及び15cを重ねて配置しないようにするため多少差があるが、対物賠償保険の説明欄15に示すように、枠線15b及び15cが囲う範囲はほぼ同じとなっている。図1(a)には示していないが、枠線15b及び15cの内側に、おすすめBコースと前年同条件コースとの契約内容に関連する情報が印字され、枠線15bと枠線15aとで囲まれる範囲におすすめAコースの契約内容に関連する情報が印字される。このような枠線による平面構造を見るだけで、おすすめBコース及び前年同条件コースと、おすすめAコースとにカバー範囲の差が存在しているということが視覚的に分かる。
傷害保険の説明欄16には、枠線16a乃至16cによる平面構造が含まれる。枠線16aは、最も充実した補償内容を含むおすすめAコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線16bは、おすすめBコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線16cは、前年同条件コースという契約コースを識別するための枠線である。枠線の意味は、対人賠償保険の説明欄14と同じであり、図1(a)の例では、Aコースのカバー範囲>Bコースのカバー範囲>Cコースのカバー範囲を表している。すなわち、枠線16aが最も広い範囲を囲っており、枠線16bが次に広い範囲を囲っており、枠線16cが最も狭い範囲を囲っており、枠線16aが枠線16b及び16cを内包し、枠線16bが枠線16cを内包している。図1(a)には示していないが、枠線16cの内側に、前年同条件コースの契約内容に関連する情報が印字され、枠線16cと枠線16bとに囲まれる範囲におすすめBコースの契約内容に関連する情報が印字され、枠線16bと枠線16aとに囲まれる範囲におすすめAコースの契約内容に関連する情報が印字される。このような枠線による平面構造を見るだけで、おすすめAコース、おすすめBコース、前年同条件コースのカバー範囲の相対的な関係を容易に理解することができる。
車両保険の説明欄17には、枠線17a乃至17cによる平面構造が含まれる。枠線17aは、最も充実した補償内容を含むおすすめAコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線17bは、おすすめBコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線17cは、前年同条件コースという契約コースを識別するための枠線である。枠線の意味は、対人賠償保険の説明欄14と同じであり、図1(a)の例では、Aコースのカバー範囲=Bコースのカバー範囲>Cコースのカバー範囲を表している。すなわち、枠線17a及び17bを重ねて配置しないようにするため多少差があるが、車両保険の説明欄17に示すように、枠線17a及び17bが最も広いほぼ同じ範囲を囲っており、枠線17cがそれよりも狭い範囲を囲うようになっている。図1(a)には示していないが、枠線17cの内側に、前年同条件コースの契約内容に関連する情報が印字され、枠線17cと枠線17bとで囲まれる範囲に、おすすめAコース及びおすすめBコースの契約内容に関連する情報が印字される。このような枠線による平面構造を見るだけで、おすすめAコース及びおすすめBコースと、前年同条件コースとにカバー範囲の差が存在しているということが視覚的に分かる。
このように各保険の説明欄14乃至17では、枠線による平面構造によりまず視覚的に各契約コースの充実度をわかりやすく示し、共通するカバー範囲の契約コースについては説明を共通化することで、スペースの有効利用を図ることができるようにしている。
契約コースのリスト欄18には、おすすめAコースの名称及び保険料と、おすすめAコースを選択する場合に直接申込書2に当該選択を書き込むための穴18aと、おすすめBコースの名称及び保険料と、おすすめBコースを選択する場合に直接申込書2に当該選択を書き込むための穴18bと、前年同条件コースの名称及び保険料と、前年同条件コースを選択する場合に直接申込書2に当該選択を書き込むための穴18cとが含まれる。このように、穴と契約コースが対応付けられており、穴に隣接して契約コースの名称及び保険料が印刷されており、契約コースを選択して記入する際に間違いは生じにくくなっている。
なお、穴11a及び12aと同様に、案内書1の右端からの切り取り部であってもよい。また、3つの穴に分けることなく、1つの大きな穴を作成するようにしても良い。このように、穴を設けて直接申込書2に書き込むようにすれば、案内書1と申込書2とを見比べて申込書2に記入することなく、案内書1で理解・判断した結果をそのまま申込書2に書き込むことができ、記入ミスが生じにくくなるという効果がある。
また、各契約コースに色を割り当て、対応する枠線を当該色で描く場合には、間違いをより生じにくくするため、契約コースのリスト欄18においても、各契約コースの行を当該契約コースに割り当てられた色で塗るようにしても良い。行全体を塗るのではなく契約コース名のみを塗るようにしても良いし、文字をその色で印字するようにしても良い。
なお、記入ミスだけが穴を設ける理由ではない。例えばカーボン紙を用いて穴の代わりに契約コースの選択を表す○の記入欄を契約コースの名称及び保険料の印字の横に設けるようにし、下の申込書に記入事項を複写することも考えられるが、カーボン紙による申込書への記入はあくまで間接的でありその法的な有効性に疑問がある。また、本実施の形態のように切り書きを設ければ、申込書内の他の記入項目への記入文字との関係から、同じペンを使っているか、筆圧はどうかなど、顧客本人が記入したかどうかの検証を行うこともできるという効果がある。さらにカーボン紙の方がコストが高いという問題もある。このように切り欠きを設けるという立体構造を採用することにより、カーボン紙を用いるよりもより適切な保険契約申込用紙を実現することができる。
次に図1(b)及び図4(a)及び(b)を用いて申込書2の構成を説明する。図1(b)に示すように、申込書2は、自動車の情報記入表示欄21と、運転者(被保険者)の情報記入表示欄22と、保険契約者の情報記入表示欄23と、保険料の支払方法記入表示欄24と、保険期間表示欄25と、契約コースの詳細マトリックス26と、選択契約コースの記入テーブル27とを含む。
自動車の情報記入表示欄21には、案内書1の穴11aに相当する位置に自動車の変更有りを記入するためのチェックボックス21aと、現行契約に係る自動車の情報(車種(車名)、登録番号など)印字及び変更後の情報の記入欄とが設けられている。具体的には、図4(a)に示すように、変更有りを記入するためのチェックボックス21aと、現行契約に係る自動車の車名印字、変更後の車名記入欄、現行契約に係る自動車の型式印字、変更後の型式記入欄、現行契約に係る自動車の登録番号印字、変更後の登録番号記入欄、現行契約に係る自動車の用途車種印字、変更後の用途車種記入欄などが設けられている。顧客は、案内書1を参照している時点で、変更があればチェックボックス21aに直接記入するため、申込書2の記入段階では、記入欄に具体的な情報を記入する。
運転者(被保険者)の情報記入表示欄22には、案内書1の穴12aに相当する位置に運転者(被保険者)の変更有りを記入するためのチェックボックス22aと、現行契約に係る運転者(被保険者)の情報印字及び変更後の情報の記入欄とが設けられている。具体的には、図4(b)に示すように、変更有りを記入するためのチェックボックス22aと、第1の運転者の情報印字、変更後の記入欄、第2の運転者の情報印字、変更後の記入欄、第3の運転者の情報印字、変更後の記入欄、追加記入欄などが設けられている。顧客は、案内書1を参照している時点で、変更があればチェックボックス22aに直接記入するため、申込書2の記入段階では、変更のある運転者の情報を記入欄に記入する。削除する場合には、例えば削除という記入を行う。
保険契約者の情報表示記入欄23には、保険契約者の情報が印字される。この欄において表示又は記入される事項は従来と同じであるから詳細な説明を省略する。
保険料の支払方法表示記入欄24には、現行契約における保険料の支払方法が印字される。この欄において表示又は記入される事項は従来と同じであるから詳細な説明を省略する。
保険期間の情報表示欄25には、保険期間が印字される。この欄において表示される事項は従来と同じであるから詳細な説明は省略する。
契約コースの詳細マトリックス26には、おすすめAコース、おすすめBコース、前年同条件コースのそれぞれにつき、対人賠償保険の契約内容、対物賠償保険の契約内容、傷害保険の契約内容、車両保険の契約内容、付帯特約の状況、保険料が列挙されている。このような内容自体は従来も含まれていたので、これ以上述べない。
選択契約コースの記入テーブル27には、おすすめAコース、おすすめBコース、前年同条件コースが列挙されており、各々に対応して当該契約コースの選択を示す書き込みを行うための欄が設けられている。上でも述べたが、契約コースの詳細マトリックス26に示されている契約コースのいずれを選択したかが、案内書1を参照している中で申込書2の詳細を参照することなく直接記入される。
以上のような案内書1の平面構造と、案内書1及び申込書2の立体構造とから、従来よりも、顧客が保険契約を容易に理解でき、的確に判断でき、さらに間違いなく保険契約の申し込みを行うことができるようになる。
なお、案内書1における保険の説明欄14乃至17については、例えば図5乃至図8により詳細な具体例を示しておく。図5は、対人賠償保険の説明欄14の一具体例を示す。図5における枠線14a乃至14cから明らかなように、おすすめAコースのカバー範囲=おすすめBのカバー範囲>前年同条件コースのカバー範囲となっている。枠線14cの内部には前年同条件コースの契約内容(<保険金額>3000万円)及び補足のメッセージ(<補償内容>自動車事故により、歩行者や車に搭乗中の人など、他人を死傷させてしまったときに、保険金額を限度に補償します。)が印字されている。メッセージについては、必ずしも必要ではないが、現行契約の内容を顧客に確認するために印字される。また、枠線14cと枠線14bとに囲まれる範囲には、おすすめAコース及びおすすめBコースの契約内容(差額の保険料1130円、保険金額無制限)、補足のメッセージ(「現在のご契約内容では3000万円を超える金額はご自身の負担となります。)及び提供情報(無制限の加入率(aa.a%)、対人賠償:高額判決例)などが印刷されている。メッセージ及び提供情報については、顧客に補償の充実を促すものとなっているが、必須ではない。このような枠線による平面構造により、顧客は現行契約の充実度合いを直感的に確認すると共に、具体的におすすめAコース及びおすすめBコースでは、どのような契約内容となっているのかを確認することも可能となっている。
図6は、対物賠償保険の説明欄15の一具体例を示す。図6における枠線15a乃至15cから明らかなように、おすすめAコースのカバー範囲=おすすめBのカバー範囲>前年同条件コースのカバー範囲となっている。枠線15cの内部には前年同条件コースの契約内容(<保険金額>1000万円)及び補足のメッセージ(<補償内容>自動車事故により、相手の車や壁、電柱など、他人の物を壊してしまったときに、保険金額を限度に補償します)が印字されている。メッセージについては、必ずしも必要ではないが、現行契約の内容を顧客に確認するために印字される。また、枠線15cと枠線15bとに囲まれる範囲には、おすすめAコース及びおすすめBコースの契約内容(差額の保険料1400円、保険金額無制限、差額の保険料950円、対物超過修理費用担保特約付帯)、補足のメッセージ(「現在のご契約内容では、1000万円を超える金額はご自身の負担となります。」「現在のご契約内容では、相手のお車の修理代についてご自身の負担となる場合があります。」)及び提供情報(無制限の加入率(dd.d%)、対物超過修理費用担保特約の加入率(ee.e%))などが印刷されている。メッセージ及び提供情報については、顧客に補償の充実を促すものとなっているが、必須ではない。このような枠線による平面構造により、顧客は現行契約の充実度合いを直感的に確認すると共に、具体的におすすめAコース及びおすすめBコースでは、どのような契約内容となっているのかを確認することも可能である。
図7は、傷害保険の説明欄16の一具体例を示す。図7における枠線16a乃至16cから明らかなように、おすすめAコースのカバー範囲>おすすめBコースのカバー範囲>前年同条件コースのカバー範囲となっている。枠線16cの内部には前年同条件コースの契約内容(契約自体がないのでなし。但し「なし」と印字しても良い。)、及び補足のメッセージ(現在のご契約内容では、ご自身やご家族の治療費等は全てご自身の負担となります)が印字されている。このように契約自体がない場合には、補足のメッセージを印字する必要がある。また、枠線16cと枠線16bとで囲まれる範囲には、おすすめBコースの契約内容(人身傷害保険の<保険金額>3000万円の追加、差額の保険料8190円)、補足のメッセージ(「人身傷害保険のご加入をご検討ください」「<補償内容>過失割合に関係なく、ご契約金額内で実際の損害(当社算定基準より算出した金額)に対して保険金を支払います。また、本人はもちろん、ご家族の歩行中の交通事故、他の自動車に搭乗中の事故も補償します。)、及び提供情報(人身傷害の加入率(hh.h%))が印刷される。また、枠線16bと枠線16aとで囲まれる範囲には、おすすめAコースの契約内容(搭乗者傷害保険(部位・症状別払)<保険金額>1000万円の追加、差額の保険料(1990円、合計差額10180円))、補足のメッセージ(<補償内容>ご契約のお車に乗車中の方が自動車事故で死傷された場合に「死亡・後遺障害保険金、医療保険金、座席ベルト装着者特別保険金、重度後遺障害特別保険金、重度後遺障害介護費用保険金」をお支払いします。人身障害補償保険でお支払いする場合も、重複してお支払いします)、提供情報(人身傷害に加入された方のうち搭乗者傷害にも加入された方の率(kk.k%)、ご注意欄16dの内容)が印刷されている。なお、この例では欄16dにおいて約款の特に重要な部分等が印字されている。このように、おすすめAコースとおすすめBコースで重複する内容については再度おすすめAコースに関連する情報としては含めることなく、スペースの有効利用を図っている。
図8は、車両保険の説明欄17の一具体例を示す。図8における枠線17a乃至17cから明らかなように、おすすめAコースのカバー範囲>おすすめBコースのカバー範囲=前年同条件コースのカバー範囲となっている。枠線17cの内容には前年同条件コース及びBコースのカバー範囲の契約内容(契約自体がないのでなし。但し「なし」と印字しても良い。)、及び補足のメッセージ(現在のご契約内容では、ご自身のお車の修理代は全てご自身の負担となります)が印字されている。このように契約自体がない場合には、補足のメッセージを印字する必要がある。また、枠線17bと枠線17aとで囲まれる範囲には、おすすめAコースの契約内容(<保険金額>120万円、差額の保険料60370円)、補足のメッセージ(「一般タイプのご加入をご検討ください。」「<お支払い対象の主な事故例>及び<お支払いできない主な事故例>」)、及び提供情報(「保険金をお支払いする対象範囲を限定した「エコノミーA(エース)」といったパターンもあります。取扱い代理店にご相談ください」「一般タイプの加入率(mm.m%)」などが印刷されている。
図9は、対人賠償保険の説明欄14の他の具体例を示す。図9における枠線14a乃至14cから明らかなように、おすすめAコースのカバー範囲=おすすめBコースのカバー範囲=前年同条件コースのカバー範囲となっている。このような場合には、枠線14c内部に、メッセージ(十分な補償内容でご契約されていますので、対人の賠償については、安心してお車を運転してください)のみが印字される。但し、契約内容について示すようにしても良い。
このように平面構造にて充実度をビジュアル化すると共に、契約内容などについて契約コースで共通する内容については繰り返し説明しないということを行っている。
次に、上で述べたような保険契約申込用紙を作成するための情報処理について図10乃至図17を用いて説明する。図10に保険契約申込用紙を印刷するための装置の機能ブロック図を示す。本装置は、第1満期契約データ格納部31と、第2満期契約データ格納部32と、顧客データ抽出部33と、抽出顧客データ格納部34と、おすすめAコース雛形データ格納部35と、Aコース補償内容決定処理部36と、Bコース補償内容決定処理部37と、Cコース補償内容決定処理部38と、おすすめAコースデータ格納部39と、おすすめBコースデータ格納部40と、前年同条件コース格納部41と、案内書構成処理部42と、提供情報DB43と、申込書データ生成部44と、特約設定データ格納部45と、申込書構成データ格納部46と、案内書構成データ格納部47と、出力処理部48と、プリンタ49とを含む。
顧客データ抽出部33は、保険契約申込用紙を作成すべき顧客のデータを、第1満期契約データ格納部31と第2満期契約データ格納部32とから読み出し、抽出顧客データ格納部34に格納する。Aコース補償内容決定処理部36は、抽出顧客データ格納部34とおすすめAコース雛形データ格納部35とに格納されたデータを用いておすすめAコースの補償内容(契約内容)を決定し、処理結果をおすすめAコースデータ格納部39に格納する。Bコース補償内容決定処理部37は、抽出顧客データ格納部34に格納されたデータを用いておすすめBコースの補償内容を決定し、処理結果をおすすめBコースデータ格納部40に格納する。Cコース補償内容決定処理部38は、抽出顧客データ格納部34に格納されたデータを用いて前年同条件コースの補償内容を決定し、処理結果を前年同条件コースデータ格納部41に格納する。
また、申込書データ生成部44は、抽出顧客データ格納部34とおすすめAコースデータ格納部39とおすすめBコースデータ格納部40と前年同条件コースデータ格納部41とに格納されたデータを用いて申込書の構成処理を実施し、処理結果を申込書構成データ格納部46に格納する。
さらに、案内書構成処理部42は、抽出顧客データ格納部34とおすすめAコースデータ格納部39とおすすめBコースデータ格納部40と前年同条件コースデータ格納部41と提供情報DB43と特約設定データ格納部45とに格納されたデータを用いて、案内書の構成処理を実施し、処理結果を案内書構成データ格納部47に格納する。出力処理部48は、案内書構成データ格納部47と申込書構成データ格納部46に格納されたデータを用いて案内書及び申込書の印刷データを生成し、プリンタ49に出力する。プリンタ49は、案内書及び申込書を印刷する。なお、出力処理部48は、例えば図示しない表示装置に案内書及び申込書の構成結果を表示するようにしても良い。案内書及び申込書の一部分のみを表示装置に表示するようにしても良い。
次に図11乃至図17を用いて図10に示した装置の処理を説明する。最初に、顧客データ抽出部33は、第1満期契約データ格納部31及び第2満期契約データ格納部32から処理対象の顧客の現行契約内容データを読み出し、顧客毎に抽出顧客データ格納部34に格納する(ステップS1)。
第1満期契約データ格納部31は、満期近くの保険契約について、保険契約者の基本情報(氏名、住所、電話番号等)、被保険者の基本情報(免許証の種類(ゴールド/普通)、期限等)、自動車の基本情報(車名、登録番号等)、対人賠償保険の基本情報(保険金額)、対物賠償保険の基本情報(保険金額、a特約の有無)、傷害保険の基本情報(保険金額、b特約の有無)、車両保険の基本情報(保険金額)等のデータを格納している。
第2満期契約データ格納部32は、満期近くの保険契約について、家族(配偶者、親族)の基本情報(氏名、生年月日、被保険者本人との関係など)、現行契約(満期契約)の保険料の金額、アンケート結果(重視する補償内容(他人への賠償、自分のけが、自分の車など)、血液型、職業、主な使用目的など)のデータを格納している。
顧客データ抽出部33は、上で述べたようなデータを顧客毎に読み出し、顧客毎に抽出顧客データ格納部34に格納する。
次に、Aコース補償内容決定処理部36は、抽出顧客データ格納部34とおすすめAコース雛形データ格納部35とに格納されたデータを用いて、おすすめAコースの補償内容(契約内容)を決定し、おすすめAコースの補償内容のデータをおすすめAコースデータ格納部39に格納する(ステップS3)。おすすめAコース雛形データ格納部35には、例えば図12Aに示すようなデータが格納されている。図12Aの例では、対人賠償保険及び対物賠償保険については「無制限」(対物賠償保険については特約aを付帯)という固定値が設定されており、車両保険については「時価」が設定されており、傷害保険については特約bの有無及び保険金額の多寡によって3通りの設定がなされている。対人賠償保険及び対物賠償保険については特別に保険金額を決定する必要はなく、保険料を算出する。保険料の算出については周知であるからここでは詳しく述べない。また、車両保険については「時価」であるから、抽出顧客データ格納部34に格納されている当該顧客の自動車の基本情報(年数)などから保険金額を算出し、その保険金額に対応する保険料を算出する。さらに、傷害保険については、抽出顧客データ格納部34に格納されている当該顧客の傷害保険の基本情報に基づき、特約bに加入していなければ補償内容を5000万円+特約b加入と決定し、その保険料を算出する。また、特約bに加入していれば、現行契約における保険金額が5000万円未満であれば5000万円+特約b加入、現行契約における保険金額が5000万円以上であれば現行契約における保険金額+特約b加入と決定し、その保険料を算出する。
図12Aのような雛形は一例であって、保険金額について全て固定値にしてもよいし、より複雑なロジックを定めるようにしてもよい。
そして、Bコース補償内容決定処理部37は、抽出顧客データ格納部34に格納されたデータを用いて、おすすめBコースの補償内容(契約内容)を決定し、おすすめBコースデータ格納部40に格納する(ステップS5)。おすすめBコースについては、図12Bに示す処理フローによって補償内容を決定する。
まず、Bコース補償内容決定処理部37は、抽出顧客データ格納部34に格納された現行契約の基本情報に基づき、ベース契約内容を特定する(ステップS21)。対人賠償保険及び対物賠償保険については、仮に現行契約をそのままベース契約内容とする。傷害保険については、抽出顧客データ格納部34に格納されている傷害保険の基本情報に従って、特約bに加入していなければ、現行契約の保険金額と例えば3000万円とのいずれか大きい方、特約bに加入していれば、現行契約の保険金額と例えば3000万円とのいずれか大きい方+特約bをベース契約内容とする。また、車両保険については、おすすめAコースと同様に時価をベース契約内容とする。
次に、ベース契約内容に基づき保険料を算出する(ステップS23)。そして、抽出顧客データ格納部34に格納されている現行契約の保険料の金額と比較して、ベース契約内容の保険料が現行契約の保険料以上となったか判断する(ステップS25)。もし、ベース契約内容の保険料が現行契約の保険料以上となった場合には、ベース契約内容をおすすめBコースの補償内容に決定し、おすすめBコースデータ格納部40に格納する(ステップS57)。
一方、ベース契約内容の保険料が現行契約の保険料未満である場合には、抽出顧客データ格納部34に格納された対人賠償保険の基本情報に基づき、現行契約において対人賠償保険が「無制限」となっているか判断する(ステップS27)。もし、現行契約において対人賠償保険が「無制限」になっていない場合には、ベース契約内容において対人賠償保険を仮に「無制限」に変更する(ステップS29)。仮であるから、変更前のデータを保持しておく。そして、変更後のベース契約内容についての保険料を算出する(ステップS31)。その後、現行契約の保険料と変更後のベース契約内容についての保険料とを比較して、変更後のベース契約内容についての保険料が現行契約の保険料を超えたか判断する(ステップS33)。もし、超えてしまった場合には、ステップS57に移行して、変更前のベース契約内容をおすすめBコースの補償内容に決定する。
一方、変更後のベース契約内容についての保険料が現行契約の保険料以下であった場合には、変更後のベース契約内容をベース契約内容に置換する(ステップS35)。そして端子Aを介してステップS37に移行する。
ステップS27において現行契約において対人賠償保険が「無制限」であると判断された場合、又はステップS35から端子Aを介して遷移した場合、抽出顧客データ格納部34に格納された対物賠償保険の基本情報に基づき、現行契約において対物賠償保険が「無制限」になっているか判断する(ステップS37)。もし、現行契約において対物賠償保険が「無制限」になっていない場合には、ベース契約内容において対物賠償保険を仮に「無制限」に変更する(ステップS39)。仮であるから、変更前のデータを保持しておく。そして、変更後のベース契約内容についての保険料を算出する(ステップS41)。その後、現行契約の保険料と変更後のベース契約内容についての保険料とを比較して、変更後のベース契約内容についての保険料が現行契約の保険料を超えたか判断する(ステップS43)。もし、超えてしまった場合には、ステップS57に移行して、変更前のベース契約内容をおすすめBコースの補償内容に決定する。
一方、変更後のベース契約内容についての保険料が現行契約の保険料以下であった場合には、変更後のベース契約内容をベース契約内容に置換する(ステップS45)。そして端子Bを介してステップS47に移行する。
ステップS37において現行契約において対物賠償保険が「無制限」であると判断された場合、又はステップS45から端子Bを介して遷移した場合、抽出顧客データ格納部34に格納された対物賠償保険の基本情報に基づき、現行契約に特約aを含むか判断する(ステップS47)。もし、現行契約に特約aが含まれていない場合には、ベース契約内容において仮に特約aを追加するように変更する(ステップS49)。仮であるから、変更前のデータを保持しておく。そして、変更後のベース契約内容についての保険料を算出する(ステップS51)。その後、現行契約の保険料と変更後のベース契約内容についての保険料とを比較して、変更後のベース契約内容についての保険料が現行契約の保険料を超えたか判断する(ステップS53)。もし、超えてしまった場合には、ステップS57に移行して、変更前のベース契約内容をおすすめBコースの補償内容に決定する。
一方、変更後のベース契約内容についての保険料が現行契約の保険料以下であった場合には、変更後のベース契約内容をベース契約内容に置換する(ステップS55)。そしてステップS57に移行し、変更後のベース契約内容をおすすめBコースの補償内容に決定する。
なお、図12Bに示したおすすめBコース補償内容決定処理部37の処理は一例であって、異なる処理を採用するようにしても良い。特に、抽出顧客データ格納部34に格納されている当該顧客のアンケート結果を参照して、自身のけがを重視するという回答が含まれれば、傷害保険の保険金額を通常より高めに設定したり、自身の車を重視するという回答が含まれていれば、古い車で車両保険の保険金額の設定が困難な場合であっても保険金額を設定するようにしてもよい。また、血液型と事故の相関関係が特定されていれば、相関が高い事故をサポートするような補償を多くしたり、職業から推定される収入を勘案して傷害保険の保険金額を高く設定したり、使用目的(業務使用、通勤・通学、レジャー)から使用状況を想定し、それらに応じた事故特性(自動車衝突事故、単独事故、事故の大きさなど)を過去の実績から特定して対応する補償を充実させるといったことも考えられる。そのためルールベースなどを用意する場合もある。
さらに保険会社又は代理店にて勧めたい特約のリスト及び条件を登録しておき、条件に合致するような顧客の場合に、当該特約を付帯した形でおすすめBコースの補償内容を決定するようにしても良い。なお、おすすめAコースについても当該特約を付帯するようにしても良い。
図11の説明に戻って、Cコース補償内容決定処理部38は、抽出顧客データ格納部34に格納されたデータを用いて、前年同条件コースの補償内容を決定し、当該前年同条件コースの保険料を算出し、前年同条件コースの補償内容のデータ及び保険料を前年同条件コースデータ格納部41に格納する(ステップS7)。例えば、車両保険に加入している場合には、保険金額を算出し直す。前年同条件コースであっても、無事故である場合等には保険料が変更になる場合もあるので、再度保険料の算出を行う。
ここまでの処理で、おすすめAコースデータ格納部39と、おすすめBコースデータ格納部40と、前年同条件コースデータ格納部41とには、例えば図13や図14に示すようなデータが格納される。図13(a)は、おすすめAコースデータ格納部39に格納される第1の例である。図13(b)は、おすすめBコースデータ格納部40に格納される第1の例である。図13(c)は、前年同条件コースデータ格納部41に格納される第1の例である。また、図14(a)は、おすすめAコースデータ格納部39に格納される第2の例である。図14(b)は、おすすめBコースデータ格納部40に格納される第2の例である。図14(c)は、前年同条件コースデータ格納部41に格納される第2の例である。
次に案内書構成処理部42は、おすすめAコースデータ格納部39、おすすめBコースデータ格納部40、前年同条件コースデータ格納部41、提供情報DB43、及び特約設定データ格納部45に格納されたデータを用いて案内書の構成処理を実施し、案内書の構成データを案内書構成データ格納部47に格納する(ステップS9)。この処理については詳細を図15乃至図17を用いて説明する。
案内書構成処理部42は、抽出顧客データ格納部34に格納されている自動車の基本情報を用いて、自動車の確認欄11のデータを生成し、案内書データ格納部47に格納する(ステップS61)。自動車の確認欄11には、現行契約の自動車の車名及び登録番号等を印字するので、これらの情報を抽出顧客データ格納部34から読み出し、所定の位置に印字するデータとして案内書構成データ格納部47に格納する。
次に、案内書構成処理部42は、抽出顧客データ格納部34に格納されている家族の基本情報を用いて、運転者の確認欄12のデータを生成し、案内書データ格納部47に格納する(ステップS63)。運転者の確認欄12には、現行契約の運転者名などを印字するので、これらの情報を抽出顧客データ格納部34から読み出し、所定の位置に印字するデータとして案内書構成データ格納部47に格納する。
さらに、案内書構成処理部42は、おすすめAコースデータ格納部39、おすすめBコースデータ格納部40、前年同条件コースデータ格納部41及び特約設定データ格納部45に格納されたデータを用いて、特約一覧の欄13のデータを生成し、案内書構成データ格納部47に格納する(ステップS65)。例えば、全ての契約コースの特約と、例えば保険会社や代理店の推奨特約とを読み出してリストを作成し、所定の位置に印刷するデータとして案内書構成データ格納部47に格納する。
そして、案内書構成処理部42は、対人賠償保険の説明欄14の構成処理を実施する(ステップS67)。この処理については、図16を用いて説明する。なお、図16の処理フローは、全ての説明欄について共通に実施される。まず、各契約コースの保険金額を、おすすめAコースデータ格納部39、おすすめBコースデータ格納部40及び前年同条件コースデータ格納部41とから読み出し、保険金額を比較する(ステップS101)。但し、保険金額を比較するのではなく、例えば特約等が含まれる場合には予め定められたルールに従って総合的なカバー範囲の評価値を算出し、当該カバー範囲の評価値を比較する。そして、比較結果から枠パターンを特定する(ステップS103)。枠パターンは、(A)おすすめAコースの保険金額=おすすめBコースの保険金額=前年同条件コースの保険金額、(B)おすすめAコース保険金額=おすすめBコースの保険金額>前年同条件コースの保険金額、(C)おすすめAコースの保険金額>おすすめBコースの保険金額=前年同条件コースの保険金額、(D)おすすめAコースの保険金額>おすすめBコースの保険金額>前年同条件コースの保険金額のいずれかである。ステップS101の比較結果により枠パターンがパターンAなのか、パターンBなのか、パターンCなのか、パターンDなのかを特定する。
そこで、パターンAであるか判断する(ステップS105)。パターンAである場合(例えば図14の対人賠償保険及び車両保険の場合)には、提供情報DB43を検索して該当するメッセージ及び提供情報を抽出する(ステップS109)。図17に、提供情報DB43に格納されるデータの一例を示す。図17の例では、コース条件の列と、パターン条件の列と、詳細条件1の列と、詳細条件2の列と、メッセージ/提供情報の列とを含む。但し、これは一例であって条件については様々な条件を設定可能で、さらにテキストだけではなく図形などの提供情報を含むようにしても良い。例えば図17では、パターン条件の列において「パターンA」が設定されているので、メッセージ/提供情報の列の対応するデータ「現在のご契約内容は十分な補償内容です」が抽出される。なお、補償内容をおすすめAコースデータ格納部39から読み出すようにしてもよい。そして、ステップS109で抽出されたデータを図9に示したような枠線で囲む枠構成データを生成し、案内書構成データ格納部47に格納する(ステップS111)。そして元の処理に戻る。
一方パターンAではない場合、パターンB又はパターンCであるか判断する(ステップS113)。パターンB又はパターンCである場合(例えば図13の対人賠償保険(パターンC)、対物賠償保険(パターンC)、車両保険(パターンB)、図14の対物賠償保険(パターンC)、傷害保険(パターンC))には、前年同条件コースデータ格納部41から前年同条件コースの補償内容(契約内容)のデータを読み出す(ステップS117)。また、おすすめAコースデータ格納部39からおすすめAコースの補償内容(契約内容)のデータを読み出す(ステップS119)。但し、前年同条件コースの補償内容のデータと共通するデータについては読み出す必要はない。なお、パターンB又はパターンCである場合には、おすすめBコースは、おすすめAコースと同じか、前年同条件コースと同じであるので、考慮する必要はない。そして、おすすめAコース及び前年同条件コースの補償内容のデータなどに従って、提供情報DB43を検索し、該当するメッセージ及び提供情報を抽出する(ステップS121)。なお、前年同条件コースとおすすめAコースとで共通するデータが抽出された場合には、前年同条件コースを優先させ、共通するメッセージ等のデータを印刷させないようにする。
そして、パターンBであれば、図6に示すように、前年同条件コースの補償内容及びメッセージ等を最も内側に配置し、それを第1の枠線で囲み、さらにその外部(好ましくは第1の枠線外の下部)におすすめAコースの補償内容及びメッセージ等を配置し、第2の枠線及び第3の枠線で囲むという枠構造データを生成し、案内書構成データ格納部47に格納する。また、パターンCであれば、図8に示すように、前年同条件コースの補償内容及びメッセージ等を最も内側に配置し、それを第1及び第2の枠線で囲み、さらにその外部(好ましくは第2の枠線外の下部)におすすめAコースの補償内容及びメッセージ等を配置し、第3の枠線で囲むという枠構造データを生成し、案内書構成データ格納部47に格納する(ステップS123)。そして元の処理に戻る。
さらにパターンB及びパターンCではない場合パターンD(例えば図13の傷害保険)であり、前年同条件コースデータ格納部41から前年同条件コースの補償内容(契約内容)のデータを読み出す(ステップS127)。また、おすすめBコースデータ格納部40からおすすめBコースの補償内容(契約内容)のデータを読み出す(ステップS129)。但し、前年同条件コースの補償内容と共通するデータについては読み出す必要はない。さらに、おすすめAコースデータ格納部39からおすすめAコースの補償内容(契約内容)のデータを読み出す(ステップS131)。但し、前年同条件コース及びおすすめBコースの補償内容と共通するデータについては読み出す必要はない。そして、おすすめAコース、おすすめBコース及び前年同条件コースの補償内容のデータなどに従って、提供情報DB43を検索し、該当するメッセージ及び提供情報を抽出する(ステップS133)。少なくとも2つの契約コースで共通するメッセージ等が抽出された場合には、前年同条件コース、おすすめBコース、おすすめAコースの順番で優先させて、メッセージ等の所属を特定しておく。
そして、図7に示すように、前年同条件コースの補償内容及びメッセージ等を最も内側に配置し、それを第1の枠線で囲み、さらにその外部(好ましくは第1の枠線外の下部)におすすめBコースの補償内容及びメッセージ等を配置し、第2の枠線で囲み、さらにその外側(好ましくは第2の枠線外の下部)におすすめAコースの補償内容及びメッセージ等を配置し、第3の枠線で囲む枠構造データを生成し、案内書構成データ格納部47に格納する(ステップS135)。そして元の処理に戻る。
このような処理を行うことにより、説明欄14乃至17のいずれの説明欄にも対応でき、さらにパターンA乃至Dのいずれにも対応できる。
図15の処理フローの説明に戻って、図16の処理フローに従って対物賠償保険の説明欄の構成処理を実施する(ステップS69)。また、図16の処理フローに従って傷害保険の説明欄の構成処理を実施する(ステップS71)。さらに、図16の処理フローに従って車両保険の説明欄の構成処理を実施する(ステップS73)。
また、案内書構成処理部42は、おすすめAコースデータ格納部39、おすすめBコースデータ格納部40及び前年同条件コースデータ格納部41から各契約コースの保険料データを読み出し、契約コースのリスト欄18のデータを生成し、案内書構成データ格納部47に格納する(ステップS75)。契約コース名と保険料とを1ラインとするリスト表を生成する。なお、上で述べたように色分けリストとすることも可能である。
そして、上でデータを生成した各欄のデータを所定のサイズのエリアに予め定められたルールに従って配置する配置処理を実施する(ステップS77)。基本的には、図1(a)に示すような配置を行うが、これに限定するものではない。例えば、説明欄14乃至17は、その枠構造によって面積が増減するので、詰めて配置すれば空きも生じ得る。また、特約一覧についても補償内容によって面積は増減する。従って、面積が増減するような欄については、例えば既存の最適配置アルゴリズムによって、可能な限りまとまった空きスペースを生じるように配置させる。単に説明欄14乃至17を図1(a)において上側に詰めるだけであっても良い。但し、所定面積以上の空きスペースが生じない場合には、均等配置するようにしてもよい。
そして、所定面積以上の空きスペースがあるか判断する(ステップ79)。もし、空きスペースが存在する場合には、例えば別途保持している空きスペース用のデータを取得し、当該空きスペースに配置する(ステップS81)。例えば、保険会社の他の保険の広告(例えば「お車の運転だけでなく、日常生活における賠償責任(自転車で人をはねた。飼い犬が他人を噛んだ等)を補償する保険を年間2000円でご提供しておりますので、ご検討ください。」)でも良いし、保険に関する豆知識のようなデータであってもよい。そして元の処理に戻る。また、所定面積以上の空きスペースがなければ、そのまま元の処理に戻る。
図11の処理フローの説明に戻って、申込書データ生成部44は、抽出顧客データ格納部34、おすすめAコースデータ格納部39、おすすめBコースデータ格納部40及び前年同条件コースデータ格納部41に格納されたデータを用いて申込書データを生成し、申込書構成データ格納部46に格納する(ステップS11)。例えば図1(b)に示すような申込書2の構成データを生成する。配置については案内書1との関係で場所が定められている部分を除き、図1(b)に限定するものではない。なお、申込書2については上でも述べたように多少データ配置が異なる部分もあるが、ほとんど従来と同じであるから印刷内容についてはこれ以上説明しない。
そして、出力処理部48は、案内書構成データ格納部47に格納された案内書の構成データと申込書構成データ格納部46に格納された申込書の構成データとを、例えば表示装置に表示したり、印刷データを生成してプリンタ49に出力したりする(ステップS13)。プリンタ49で出力する前に、表示装置で確認の上印刷させたり、多少構成を修正した上で印刷させるようにしても良い。プリンタ49は、構成データに従って案内書及び申込書を印刷する。なお、案内書及び申込書について顧客によって変更が生じない部分については予め別途印刷しておき、変更部分のみを上で述べた処理フローにて印刷するようにしても良い。
また、プリンタ49の能力によっては案内書及び申込書を図2に示すようにのり付けして接合する。なお、申込書の裏面、案内書の裏面に上で述べたデータ以外のデータを印刷するようにしても良い。
[第2の実施の形態]
図18及び図19に本発明の第2の実施の形態に係る保険契約申込用紙(一部)を示す。図18は、案内書100の右半分の概要を示す図である。図19は、申込書200の右半分の概要を示す図である。
図18において、対人賠償保険の説明欄140には、枠線140a乃至140cによる平面構造が含まれる。枠線140aは、最も充実した補償内容を含むおすすめAコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線140bは、おすすめBコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線140cは、前年同条件コース(説明を簡単にするためCコースとも記す)という契約コースを識別するための枠線である。枠線は、それぞれ種別の異なる線で用いられるが、色を変えるようにしても良い。基本的に、外側から、枠線140a、枠線140b、枠線140cの順番で並べられるが、枠線により囲まれる範囲は、おすすめAコースとおすすめBコースと前年同条件コースとの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す。すなわち、Aコースのカバー範囲=Bコースのカバー範囲=Cコースのカバー範囲ということであれば、枠線140a乃至140cを重ねて配置しないようにするため多少差があるが、対人賠償保険の説明欄140に示すように、枠線140a乃至140cが囲う範囲がほぼ同じになる。このような枠線構造は第1の実施の形態と同じであるが、本実施の形態では、枠線140c上に穴141が設けられており、立体構造をも併せ持っている。この穴141を、枠線140cの内側、枠線140a及び140b上に設けても良い。この穴141は、各保険について個別に契約コースを選択して当該選択を申込書200に記入するためのものであって、具体的には対人賠償保険における契約コース(この場合全て同じ)を選択するためのものである。なお、図18には示していないが、枠線140a乃至140cの内側に、例えば「現在のご契約内容は十分な補償内容です」といったおすすめAコース、おすすめBコース及び前年同条件コースに関連する情報が印字される。また、例えば「フリーコースをご選択の場合には、本欄における穴を介して申込書に選択する契約コースにチェックを付してください。」といった説明文が含まれる場合もある。
対物賠償保険の説明欄150には、枠線150a乃至150cによる平面構造が含まれる。枠線150aは、最も充実した補償内容を含むおすすめAコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線150bは、おすすめBコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線150cは、前年同条件コースという契約コースを識別するための枠線である。枠線の意味は、対人賠償保険の説明欄140と同じであり、図18の例では、Aコースのカバー範囲>Bコースのカバー範囲=Cコースのカバー範囲を表している。すなわち、枠線150aが最も広い範囲を囲っており、枠線150b及び150cを重ねて配置しないようにするため多少差があるが、対物賠償保険の説明欄150に示すように、枠線150b及び150cが囲う範囲はほぼ同じとなっている。本実施の形態では、枠線150aと枠線150bとで囲まれる範囲には穴151が設けられ、枠線150cの内側には穴152が設けられている。穴151は、各保険について個別に契約コースを選択して当該選択を申込書200に記入するためものであって、具体的には対物賠償保険におけるおすすめAコースを選択するためのものである。穴151を、枠線150a上に設けても良い。また穴152は、同様に対物賠償保険におけるおすすめCコース(=前年同条件コース)を選択するためのものである。穴152を、枠線150b又は150c若しくはその両方の上に設けるようにしても良い。なお、図18には示していないが、枠線150b及び150cの内側に、おすすめBコースと前年同条件コースとの契約内容に関連する情報が印字され、枠線150bと枠線150aとで囲まれる範囲におすすめAコースの契約内容に関連する情報が印字される。
傷害保険の説明欄160には、枠線160a乃至160cによる平面構造が含まれる。枠線160aは、最も充実した補償内容を含むおすすめAコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線160bは、おすすめBコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線160cは、前年同条件コースという契約コースを識別するための枠線である。枠線の意味は、対人賠償保険の説明欄140と同じであり、図18の例では、Aコースのカバー範囲>Bコースのカバー範囲>Cコースのカバー範囲を表している。すなわち、枠線160aが最も広い範囲を囲っており、枠線160bが次に広い範囲を囲っており、枠線160cが最も狭い範囲を囲っており、枠線160aが枠線160b及び160cを内包し、枠線160bが枠線16cを内包している。本実施の形態では、枠線160aと枠線160bとで囲まれる範囲には穴161が設けられ、枠線160bと枠線160cとで囲まれる範囲には穴162が設けられ、枠線160cの内側には穴163が設けられている。穴161は、各保険について個別に契約コースを選択して申込書200に当該選択を記入するためものであって、具体的には傷害保険におけるおすすめAコースを選択するためのものである。穴161を、枠線160a上に設けても良い。また、穴162は、同様に傷害保険におけるおすすめBコースを選択するためのものである。穴162を、枠線160b上に設けても良い。さらに、穴163は、同様に傷害保険における前年同条件コース(Cコース)を選択するためのものである。図18には示していないが、枠線160cの内側に、前年同条件コースの契約内容に関連する情報が印字され、枠線160cと枠線160bとに囲まれる範囲におすすめBコースの契約内容に関連する情報が印字され、枠線160bと枠線160aとに囲まれる範囲におすすめAコースの契約内容に関連する情報が印字される。
車両保険の説明欄170には、枠線170a乃至170cによる平面構造が含まれる。枠線170aは、最も充実した補償内容を含むおすすめAコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線170bは、おすすめBコースという契約コースを識別するための枠線であり、枠線170cは、前年同条件コースという契約コースを識別するための枠線である。枠線の意味は、対人賠償保険の説明欄140と同じであり、図18の例では、Aコースのカバー範囲=Bコースのカバー範囲>Cコースのカバー範囲を表している。すなわち、枠線170a及び170bを重ねて配置しないようにするため多少差があるが、車両保険の説明欄170に示すように、枠線170a及び170bが最も広いほぼ同じ範囲を囲っており、枠線170cがそれよりも狭い範囲を囲うようになっている。本実施の形態では、枠線170bと枠線160cとで囲まれる範囲には穴171が設けられ、枠線170cの内側には穴172が設けられている。穴171は、各保険について個別に契約コースを選択して申込書200に当該選択を記入するためものであって、具体的には車両保険におけるおすすめAコース(=おすすめBコース)を選択するためのものである。穴171を、枠線170a又は170b上に設けても良い。また、穴172は、同様に車両保険における前年同条件コース(Cコース)を選択するためのものである。穴172を、枠線170c上に設けても良い。図18には示していないが、枠線170cの内側に、前年同条件コースの契約内容に関連する情報が印字され、枠線170cと枠線170bとで囲まれる範囲に、おすすめAコース及びおすすめBコースの契約内容に関連する情報が印字される。
このように各保険の説明欄140乃至170では、枠線による平面構造によりまず視覚的に各契約コースの充実度をわかりやすく示し、共通するカバー範囲の契約コースについては説明を共通化することで、スペースの有効利用を図ることができるようにしている。また、本実施の形態では、枠線若しくは枠線により特定される範囲又は領域と穴とを直接関連付けて、各保険において個別に契約コースを選択することができるようになっている。すなわち、顧客は自己の希望に沿った保険契約の申し込みを行うことができるようになっている。
契約コースのリスト欄180には、おすすめAコースの名称及び保険料と、おすすめAコースを選択する場合に直接申込書200に当該選択を書き込むための穴181と、おすすめBコースの名称及び保険料と、おすすめBコースを選択する場合に直接申込書200に当該選択を書き込むための穴182と、前年同条件コースの名称及び保険料と、前年同条件コースを選択する場合に直接申込書200に当該選択を書き込むための穴183とが含まれる。このように、穴と契約コースが対応付けられており、穴に隣接して契約コースの名称及び保険料が印刷されており、契約コースを選択して記入する際に間違いは生じにくくなっている。このように、本保険契約申込用紙において全ての保険について同じ契約コースを選択する場合には、リスト欄180に設けられている穴181乃至183を介して、直接申込書200にいずれの契約コースを選択したかについて記入する。
なお、穴181乃至183については、案内書100の右端からの切り取り部であってもよい。また、3つの穴に分けることなく、1つの大きな穴を作成するようにしても良い。このように、穴を設けて直接申込書200に書き込むようにすれば、案内書100と申込書200とを見比べて申込書200に記入することなく、案内書100で理解・判断した結果をそのまま申込書200に書き込むことができ、記入ミスが生じにくくなるという効果がある。
また、各契約コースに色を割り当て、対応する枠線を当該色で描く場合には、間違いをより生じにくくするため、契約コースのリスト欄180においても、各契約コースの行を当該契約コースに割り当てられた色で塗るようにしても良い。行全体を塗るのではなく契約コース名のみを塗るようにしても良いし、文字をその色で印字するようにしても良い。また、穴についてもその枠を、対応する色で塗るようにしても良い。
なお、各保険について異なる契約コースを選択するような場合には、谷折を行うための線191及び193と、山折を行うための線192とが設けられている。なお、本実施の形態では案内書100の下端194が申込書200の下端にのりなどにより接合されているか、又は下端194がミシン目などになっており一枚の用紙で申込書200及び案内書100が形成されている場合もある。そして、図20(a)に示すように、案内書100の下端194から少し離れた谷折のための線193において折り曲げ、また山折のための線192で逆に折り曲げ、さらに谷折のための線191において再度逆に折り曲げることにより、線191より上側に印刷されている各保険の説明欄140乃至170を、保険契約申込用紙の下側に寄せる。そして、線191の端点191aを、線193の端点193aとを重ねるようにする。すなわち、図20(b)に示すように、各保険について個別に契約コースを選択する場合には、契約コースのリスト欄180は用いないので、契約コースのリスト欄180に対応する部分Bを、上で述べたような折り曲げによって申込書200に書き込み不要なように上に上げてしまい、各保険の説明欄140乃至170に対応する部分Aを、以下で説明する申込書200のフリーコース欄に対応する部分Cに重ね合わせている。
また、案内書100の部分Aと申込書200の部分Cとを重ねて、正しく申込書200に記入できるようにしなければならないが、そのためには案内書100と申込書200において一定のルールに従って印刷しなければならない。本実施の形態では、案内書200においては、枠パターン毎に枠線のサイズを固定化し、当該枠パターンにおける穴の位置を固定化するものとする。その穴の位置に合わせて申込書200にもフリーコース欄を設ける。従って、枠パターンが特定されると、案内書100の穴の位置が決定され、さらに申込書200のフリーコース欄の記入部分が決定されるようにしておく。
このような立体構造を採用することにより、各保険について異なる契約コースを選択するような契約の自由度を高めることができるようになる。また、申込書200の方が記入事項が多いので、このような立体構造を採用することにより、申込書200のスペースを有効活用することができる。なお、案内書100において契約コースのリスト欄180より下の欄については、図18の例では空欄となっているが、このスペースには各種広告などを印刷することができるため、無駄になることはない。
次に図19を用いて申込書200の概要について説明する。保険期間の情報表示欄25には、保険期間が印字される。この欄において表示される事項は従来と同じであるから詳細な説明は省略する。
契約コースの詳細マトリックス26には、おすすめAコース、おすすめBコース、前年同条件コースのそれぞれにつき、対人賠償保険の契約内容、対物賠償保険の契約内容、傷害保険の契約内容、車両保険の契約内容、付帯特約の状況、保険料が列挙されている。このような内容自体は従来も含まれていたので、これ以上述べない。
選択契約コースの記入テーブル27には、おすすめAコース、おすすめBコース、前年同条件コースが列挙されており、各々に対応して当該契約コースの選択を示す書き込みを行うための欄が設けられている。上でも述べたが、契約コースの詳細マトリックス26に示されている契約コースのいずれを選択したかが、案内書100を参照している中で申込書200の詳細を参照することなく直接記入される。
さらに、本実施の形態では、フリーコース欄280が設けられている。フリーコース欄280は、各保険において異なる契約コースを選択する場合に用いられる。そして、対人賠償における契約コースの選択を示す書き込みを行う欄と、対物賠償保険における契約コースの選択を示す書き込みを行う欄と、傷害保険における契約コースの選択を示す書き込みを行う欄と、車両保険における契約コースの選択を示す書き込みを行う欄とを含む。基本的には、それぞれの保険が3契約コースを含むため、フリーコース欄280内の各欄のサイズは同じになる。すなわち、図18の傷害保険のように3契約コースがそれぞれ異なる場合には、申込書200においても3行に分かれて印字され、記入欄282乃至284(5千万円、3千万円、1千万円用)が個別に設けられる。一方、図18の対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険については、いずれかの契約コースが他のいずれかの契約コースとそのカバー範囲が同じとなっているので、契約コースの内容の印字が存在しない行が発生している。具体的には、対人賠償保険については、無制限のための記入欄281が設けられている。また、対物賠償保険については、無制限のための記入欄285と1千万円のための記入欄286とが設けられている。さらに、車両保険については、100万円のための記入欄287と、なしのための記入欄288とが設けられている。このようにフリーコース欄は、契約コースの設定に従って動的に構成される。
フリーコース欄280における書き込みを行う欄については、各契約コースに対応する色で塗り分けるようにしても良い。その際カバー範囲が同じ契約コースについては、下位の契約コースの色については塗らない。
顧客は、このような保険契約申込用紙を使用する場合には、全体として、おすすめAコース、おすすめBコース、前年同条件コースのいずれかを選択する場合には、案内書100を折り曲げることなく、契約コースのリスト欄180において選択した契約コースのいずれかに対応して設けられた穴を介して、申込書200に選択を示す書き込みを行う。一方、各保険について異なる契約コースを選択する場合には、案内書100の印字に従って案内書100を折り曲げ、フリーコース欄280を含む申込書200の部分Cを、案内書100における各保険の説明欄140乃至170に対応する部分Aを重ね合わせて、各保険につき契約コースの選択を示す書き込みを行う。
顧客は、第1の実施の形態では3種類の選択肢しか有していなかったが、本実施の形態では、各保険につき最大3契約コースであるから34=81通りの指定ができるようになる。但し、図18及び図19の例では、1×2×3×2=12通りとなっている。
なお、図18及び図19の例では、各保険の説明欄140乃至170における穴の縦方向の間隔が均等になるように設定している。この場合、案内書100と申込書200における印刷及び穴あけの位置合わせは容易である。しかしながら、フリーコース欄280のサイズは比較的大きくなってしまう。従って、できるだけサイズを小さくするように穴の縦方向の間隔を均等ではなくする場合もある。そのような場合には、2つ穴の場合には比較的調整しやすい。しかし、3つ穴の場合には2つ穴は近接させることができるが、残りの穴については近接させることに限界があり、縦の間隔が空いてしまう場合もある。そこで、各保険の説明欄についても図20(a)及び(b)に示したような折り曲げを行うようにしてフリーコース欄280のサイズをできるだけ小さくする場合もある。
次に、第2の実施の形態に係る保険契約申込用紙を印刷するための処理について説明する。本実施の形態における処理フローについては第1の実施の形態の処理フローの一部を変形すればよい。すなわち、図16のステップS111においては、例えば図18の対人賠償保険の説明欄140のように枠線を構成すると共に、パターンAにおける所定位置に穴141のための領域を設定して枠構成データを生成する。また、必要に応じて各保険について異なる契約コースを選択する場合の説明文を含める。
さらに、図16のステップS123においては、パターンBであれば図18の対物賠償保険の説明欄150のように枠線を構成すると共に、パターンBにおける所定位置に穴151及び152のための領域を設定して枠構成データを生成する。パターンCであれば図18の車両保険の説明欄170のように枠線を構成すると共に、パターンCにおける所定位置に穴171及び172のための領域を設定して枠構成データを生成する。また、必要に応じて各保険において異なる契約コースを選択する場合の説明文を含める。
また、図16のステップS135においては、例えば図18の傷害保険の説明欄160のように枠線を構成すると共に、パターンDにおける所定位置に穴161乃至163のための領域を設定して枠構成データを生成する。また、必要に応じて各保険において異なる契約コースを選択する場合の説明文を含める。
さらに、図15のステップS77においては、各欄の配置処理に加えて、谷折、山折、谷折の位置に対応する線を引くためのデータを生成する。
そして、図11のステップS11については、例えば図21に示すような処理を行う。すなわち、申込書データ生成部44は、抽出顧客データ格納部34に格納されたデータを用いて、自動車の情報欄21、運転者(被保険者)の情報欄22、保険契約者の情報欄23、保険料の支払方法の欄24、保険期間の欄25のデータを生成し、申込書構成データ格納部46に格納する(ステップS151)。
また、申込書データ生成部44は、おすすめAコースデータ格納部39、おすすめBコースデータ格納部40及び前年同条件コースデータ格納部41から各契約コースのデータを読み出し、契約コースの詳細マトリックス26のデータを生成し、申込書構成データ格納部46に格納する(ステップS153)。さらに、申込書データ生成部44は、契約コースの記入テーブル27のデータを生成し、申込書構成データ格納部46に格納する(ステップS155)。
さらに、申込書データ生成部44は、おすすめAコースデータ格納部39、おすすめBコースデータ格納部40及び前年同条件コースデータ格納部41に格納されたデータを用いて、各保険につき枠パターンを特定し、枠パターンに応じてフリーコース欄280の構成データを生成し、申込書構成データ格納部46に格納する(ステップS157)。例えば、枠パターンがパターンAであれば、図19の対人賠償保険のように、その保険についての欄において最上行におすすめAコースの内容を印字するためのデータを構成する。また、枠パターンがパターンBであれば、図19の車両保険のように、その保険についての欄において最下行に前年同条件コースの内容を印字し、中間行におすすめBコースの内容を印字するためのデータを構成する。さらに、枠パターンがパターンCであれば、図19の対物賠償保険のように、その保険についての欄において最上行におすすめAコースの内容を印字し、中間行におすすめCコースの内容を印字するためのデータを構成する。また、枠パターンがパターンDであれば、図19の傷害保険のように、その保険についての欄において最上行におすすめAコースの内容を印字し、中間行におすすめBコースの内容を印字し、最下行に前年同条件コースの内容を印字するためのデータを構成する。
このような処理を実施することにより、図19に示すような申込書200を印刷するための構成データが生成される。
さらに、図11のステップS13においては、案内書100の各保険の説明欄140乃至170に設けられた穴のための領域に穴を開ける処理を行うか、又は各保険の説明欄140乃至170に設けられた穴のための領域の状態に応じた用紙を選択して印刷する必要がある。
以上のような変形を行うことにより、第2の実施の形態における案内書100及び申込書200を印刷させることができるようになる。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1(a)及び(b)、図18及び図19に示したような案内書及び申込書を印刷する装置については、図10に示すような装置に限定するものではなく、他の装置構成であってもよい。例えば、印刷を行うプリンタ49については図10の装置とは別に設けられており、可搬媒体に格納された案内書の構成データと申込書の構成データとを、別装置のプリンタのセットして印刷させたり、ネットワークで伝送してデータを当該別装置のプリンタに出力するようにしても良い。
さらに、処理フローについても一例であって、他の処理フローにて図1(a)及び(b)、図18及び図19に示したような案内書及び申込書を印刷するようにしても良い。また、上で述べた処理フローにおいても、ステップの実行順序を入れ替えたり、並行して実施するようにしても良い部分もある。
さらに上では自動車保険の契約更新の場合に用いる保険契約申込用紙を取り扱ったが、他の保険(火災保険、地震保険、傷害保険、医療保険、がん保険、所得保障保険、介護保険、旅行保険、賠償責任保険、ゴルファー保険、費用保険、利益保険、海上保険、航空保険、動産保険、機械保険、盗難保険、信用保険、保証保険、生命保険、積立保険、年金保険、変額保険など)についても適用可能である。
なお、図10の装置は、1又は複数のコンピュータ装置により実現することができ、図22に示すように、1のコンピュータ装置は、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
(a)は本発明の実施の形態に係る案内書の概要図、(b)は本発明の実施の形態に係る申込書を示す図である。 案内書及び申込書の接合について説明するための図である。 (a)は案内書における自動車の確認欄の具体例、(b)は案内書における運転者(被保険者)の確認欄の具体例を示す図である。 (a)は申込書における自動車の情報記入表示欄の具体例、(b)は申込書における運転者(被保険者)の情報記入表示欄の具体例を示す図である。 案内書における対人賠償保険の説明欄の一具体例を示す図である。 案内書における対物賠償保険の説明欄の一具体例を示す図である。 案内書における傷害保険の説明欄の一具体例を示す図である。 案内書における車両保険の説明欄の一具体例を示す図である。 案内書における対人賠償保険の説明欄の他の具体例を示す図である。 保険契約申込用紙の作成装置の機能ブロック図である。 保険契約申込用紙の作成装置のメイン処理フローを示す図である。 おすすめAコース雛型データの一例を示す図である。 おすすめBコース補償内容決定処理の処理フローを示す図である。 (a)おすすめAコースデータ格納部に格納されるデータの一例、(b)おすすめBコースデータ格納部に格納されるデータの一例、(c)前年同条件コースデータ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 (a)おすすめAコースデータ格納部に格納されるデータの他例、(b)おすすめBコースデータ格納部に格納されるデータの他例、(c)前年同条件コースデータ格納部に格納されるデータの他例を示す図である。 案内書構成処理の処理フローを示す図である。 説明欄構成処理の処理フローを示す図である。 提供情報DBに格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における案内書の一部を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における申込書の一部を示す図である。 (a)及び(b)は、案内書の折り曲げの仕方を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態における申込書データ生成処理の処理フローを示す図である。 コンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
1,100 案内書 2,200 申込書
31 第1満期契約データ格納部 32 第2満期契約データ格納部
33 顧客データ抽出部 34 抽出顧客データ格納部
35 おすすめAコース雛型データ格納部 36 Aコース補償内容決定処理部
37 Bコース補償内容決定処理部 38 Cコース補償内容決定処理部
39 おすすめAコースデータ格納部 40 おすすめBコースデータ格納部
41 前年同条件コースデータ格納部 42 案内書構成処理部
43 提供情報DB 44 申込書データ生成部
45 特約設定データ格納部 46 申込書構成データ格納部
47 案内書構成データ格納部 48 出力処理部
49 プリンタ

Claims (23)

  1. 第1の用紙及び第2の用紙を含む保険契約申込用紙であって、
    前記第1の用紙は、第1契約コース及び第2契約コースの案内書であり、
    前記第1の用紙には、
    前記第2契約コースの保険におけるカバー範囲に対する前記第1契約コースの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第1契約コースを識別するための第1の枠線と、前記第1契約コースの保険におけるカバー範囲に対する前記第2契約コースの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第2契約コースを識別するための第2の枠線とが、より狭い範囲を囲う枠線を内部に包含する形態で配置且つ印刷されており、
    契約コースの選択を前記第2の用紙に直接書き込むための第1の切り欠きが設けられており、
    前記第2の用紙が保険契約申込書であり、
    前記第2の用紙には、前記第1の用紙に設けられた前記第1の切り欠きに対応して、前記第1及び第2契約コースのいずれかの選択を示す書き込みを行うための欄が用意されている
    保険契約申込用紙。
  2. 前記第1の切り欠きが、前記第1の用紙において前記第1及び第2の枠線が印刷された部分とは別の部分であって且つ前記第1及び第2契約コースが列挙されて印刷された部分に対応して設けられる請求項1記載の保険契約申込用紙。
  3. 前記保険契約申込用紙が複数種類の保険を取り扱う場合、前記第1及び第2の枠線が、保険の各種類につき配置且つ印刷される
    ことを特徴とする請求項1記載の保険契約申込用紙。
  4. 前記第1契約コースより前記第2契約コースの方が保険におけるカバー範囲が広い場合、
    前記第1の枠線内に、前記第1契約コースに関連する情報が印刷され、
    前記第1の枠線と前記第2の枠線との間に、前記第2契約コースに関連する情報が印刷される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ記載の保険契約申込用紙。
  5. 前記第1契約コースと前記第2契約コースとの保険におけるカバー範囲が同じである場合には、
    前記第1の枠線と前記第2の枠線とが重ならないように配置且つ印刷され、
    前記第2の枠線の内側に、前記第1及び第2契約コースに関連する情報が印刷される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ記載の保険契約申込用紙。
  6. 前記第1契約コースより前記第2契約コースの方が保険におけるカバー範囲が広い場合、
    前記第1の枠線内に、前記第1契約コースに関連する情報が印刷され、
    前記第1の枠線内又は枠線上に、前記第1の切り欠きに含まれる、第1契約コースのための切り欠きが設けられ、
    前記第1の枠線と前記第2の枠線との間に、前記第2契約コースに関連する情報が印刷され、
    前記第1の枠線と前記第2の枠線との間又は前記第2の枠線上に、前記第1の切り欠きに含まれる、第2契約コースのための切り欠きが設けられる
    ことを特徴とする請求項1又は3記載の保険契約申込用紙。
  7. 第1の種類の保険につき前記第1契約コースと前記第2契約コースとが規定され、
    第2の種類の保険につき前記第1契約コースと前記第2契約コースとが規定され、
    前記第1の種類の保険における前記第1契約コースと前記第2の種類の保険における前記第1契約コースとで、前記保険契約申込用紙における第1契約コースが規定され、
    前記第1の種類の保険における前記第2契約コースと前記第2の種類の保険における前記第2契約コースとで、前記保険契約申込用紙における第2契約コースが規定され、
    前記第1契約コースのための切り欠き及び前記第2契約コースのための切り欠きが、前記第1の種類の保険及び前記第2の種類の保険のそれぞれに設けられ、
    さらに、前記保険契約申込用紙における第1契約コースのための切り欠きと、前記保険契約申込用紙における第2契約コースのための切り欠きとが、前記第1の用紙において前記第1及び第2の枠線が印刷された部分とは別の部分であって且つ前記第1及び第2契約コースが列挙されて印刷された部分に対応して設けられ、
    前記第2の用紙に、前記第1契約コースのための切り欠きと、前記第2の契約コースのための切り欠きと、前記保険契約申込用紙における第1契約コースのための切り欠きと、前記保険契約申込用紙における第2契約コースのための切り欠きとに対応して、選択を書き込むための記入欄が設けられている
    請求項6記載の保険契約申込用紙。
  8. 前記第1の用紙に、前記第2の用紙に設けられた前記記入欄と前記切り欠きとの位置合わせのための折り目線が印刷されている
    ことを特徴とする請求項7記載の保険契約申込用紙。
  9. 前記第1契約コースと前記第2契約コースとの保険におけるカバー範囲が同じである場合には、
    前記第1の枠線と前記第2の枠線とが重ならないように配置且つ印刷され、
    前記第2の枠線の内側に、前記第1及び第2契約コースに関連する情報が印刷され、
    前記第2の枠線の内側又は前記第1又は第2の枠線上に、前記第1の切り欠きが設けられる
    ことを特徴とする請求項1又は3記載の保険契約申込用紙。
  10. 前記保険契約申込用紙が、自動車保険の保険契約更新申込用紙である場合、
    前記第1の用紙において、
    対象となる自動車に変更があることを前記第2の用紙に直接書き込むための第2の切り欠きが設けられており、
    前記第2の用紙において、
    前記第1の用紙に設けられた前記第2の切り欠きに相当する位置に、対象となる自動車に変更があることを記入するための欄が用意され、
    当該欄に隣接して変更後の自動車の情報を記入するための領域が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つ記載の保険契約申込用紙。
  11. 前記保険契約申込用紙が、自動車保険の保険契約更新申込用紙である場合、
    前記第1の用紙において、
    対象となる運転者に変更があることを前記第2の用紙に直接書き込むための第3の切り欠きが設けられており、
    前記第2の用紙において、
    前記第1の用紙に設けられた前記第3の切り欠きに相当する位置に、対象となる運転者に変更があることを記入するための欄が用意されており、
    当該欄に隣接して変更後の運転者の情報を記入するための領域が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つ記載の保険契約申込用紙。
  12. 保険契約についての案内情報を生成する保険契約案内情報生成方法であって、
    第1契約コースデータ格納部に格納された第1契約コースの保険におけるカバー範囲と、第2契約コースデータ格納部に格納された第2契約コースの保険におけるカバー範囲との広狭を判断するステップと、
    前記第2契約コースの保険におけるカバー範囲が前記第1契約コースの保険におけるカバー範囲より広い場合には、前記第1契約コースデータ格納部又は提供情報格納部に格納された前記第1契約コースの契約内容に関連するデータを前記第1契約コースを識別するための第1の枠線により囲い、前記第2契約コースデータ格納部又は前記提供情報格納部に格納された前記第2契約コースの契約内容に関連するデータを前記第1の枠線と当該第1の枠線を内包し且つ前記第2契約コースを識別するための第2の枠線とで囲う第1の配置構造データを生成し、記憶装置に格納するステップと、
    前記第1契約コースの保険におけるカバー範囲が前記第2契約コースの保険におけるカバー範囲と同じである場合には、前記第1又は第2契約コースデータ格納部若しくは前記提供情報格納部に格納された前記第1及び第2契約コースの契約内容に関連するデータを前記第1契約コースを識別するための第3の枠線と前記第2契約コースを識別するための第4の枠線とで囲う第2の配置構造データを生成し、前記記憶装置に格納するステップと、
    前記記憶装置に格納された前記第1又は第2の配置構造データを含む、前記第1及び第2契約コースの案内情報を生成し、前記記憶装置に格納するステップと、
    を含み、コンピュータに実行される保険契約案内情報生成方法。
  13. 前記保険契約が、保険契約の更新契約であって、
    前記第1契約コースが、前年と同条件の契約内容を有する契約コースであり、
    前記第1契約コースデータ格納部を参照して、所定のルールに従って前記第2契約コースの契約内容を決定し、前記第2契約コースデータ格納部に格納するステップ
    をさらに含む請求項12記載の保険契約案内情報生成方法。
  14. 前記カバー範囲が保険金額に応じて判断されることを特徴とする請求項12又は13記載の保険契約案内情報生成方法。
  15. 前記第1契約コースの保険料と前記第2契約コースの保険料とを前記第1契約コースデータ格納部及び前記第2契約コースデータ格納部から読み出すステップと、
    第1の位置に切り欠きが設けられた保険契約案内書のために、前記第1又は第2の配置構造データを含む前記第1及び第2の契約コースの案内情報を第2の位置に配置し、前記第1契約コースの保険料と前記第2契約コースの保険料とを含むリストを前記第1の位置に隣接して配置するための構成データを生成する構成データ生成ステップと、
    をさらに含む請求項12乃至14のいずれか1つ記載の保険契約案内情報生成方法。
  16. 前記第1の配置構造データの場合、
    前記第1の枠線内又は枠線上に、前記第1契約コースのための切り欠き用領域が設けられ、
    前記第1の枠線と前記第2の枠線との間又は前記第2の枠線上に、前記第2契約コースのための切り欠き用領域が設けられ、
    前記第2の配置構造データの場合、
    前記第2の枠線の内側又は前記第1又は第2の枠線上に、切り欠き用領域が設けられる
    請求項12記載の保険契約案内情報生成方法。
  17. 第1の種類の保険につき前記第1契約コースと前記第2契約コースとが規定され、
    第2の種類の保険につき前記第1契約コースと前記第2契約コースとが規定され、
    前記第1の種類の保険における前記第1契約コースと前記第2の種類の保険における前記第1契約コースとで、第1総合契約コースが規定され、
    前記第1の種類の保険における前記第2契約コースと前記第2の種類の保険における前記第2契約コースとで、第2総合契約コースが規定され、
    前記第1契約コースのための切り欠き用領域及び前記第2契約コースのための切り欠き用領域が、前記第1の種類の保険及び前記第2の種類の保険のそれぞれに設けられ、
    さらに、前記第1総合契約コース及び前記第2総合契約コースのリストと、前記第1総合契約コースのための切り欠き用領域と、前記第2総合契約コースのための切り欠き用領域とを含む第3の配置構造データを生成するステップ
    を含む請求項16記載の保険契約案内情報生成方法。
  18. 前記保険契約が、自動車保険の更新契約である場合に、
    前記保険契約案内書には第3の位置に切り欠きがさらに設けられており、
    保険契約データ格納部から、保険契約の対象となる自動車の情報を読み出すステップをさらに含み、
    前記構成データ生成ステップにおいて、
    前記保険契約の対象となる自動車の情報を前記第3の位置に隣接して配置するための構成データを生成する
    ことを特徴とする請求項15記載の保険契約案内情報生成方法。
  19. 前記保険契約が、自動車保険の更新契約である場合に、
    前記保険契約案内書には第4の位置に切り欠きがさらに設けられており、
    保険契約データ格納部から、保険契約の対象となる運転者の情報を読み出すステップをさらに含み、
    前記構成データ生成ステップにおいて、
    前記保険契約の対象となる運転者の情報を前記第4の位置に隣接して配置するための構成データを生成する
    ことを特徴とする請求項15又は18記載の保険契約案内情報生成方法。
  20. 請求項12乃至19のいずれか1つ記載の保険契約案内情報生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  21. 保険契約についての案内情報を生成する保険契約案内情報生成装置であって、
    第1契約コースデータ格納部に格納された第1契約コースの保険におけるカバー範囲と、第2契約コースデータ格納部に格納された第2契約コースの保険におけるカバー範囲との広狭を判断する手段と、
    前記第2契約コースの保険におけるカバー範囲が前記第1契約コースの保険におけるカバー範囲より広い場合には、前記第1契約コースデータ格納部又は提供情報格納部に格納された前記第1契約コースの契約内容に関連するデータを前記第1契約コースを識別するための第1の枠線により囲い、前記第2契約コースデータ格納部又は前記提供情報格納部に格納された前記第2契約コースの契約内容に関連するデータを前記第1の枠線と当該第1の枠線を内包し且つ前記第2契約コースを識別するための第2の枠線とで囲う第1の配置構造データを生成し、記憶装置に格納する手段と、
    前記第1契約コースの保険におけるカバー範囲が前記第2契約コースの保険におけるカバー範囲と同じである場合には、前記第1又は第2契約コースデータ格納部若しくは前記提供情報格納部に格納された前記第1及び第2契約コースの契約内容に関連するデータを前記第1契約コースを識別するための第3の枠線と前記第2契約コースを識別するための第4の枠線とで囲う第2の配置構造データを生成し、前記記憶装置に格納する手段と、
    前記記憶装置に格納された前記第1又は第2の配置構造データを含む前記第1及び第2の契約コースの案内情報を生成し、前記記憶装置に格納する手段と、
    を有する保険契約案内情報生成装置。
  22. 第1契約コース及び第2契約コースの保険契約申込用紙であって、
    前記第2契約コースの保険におけるカバー範囲に対する前記第1契約コースの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第1契約コースを識別するための第1の枠線と、前記第1契約コースの保険におけるカバー範囲に対する前記第2契約コースの保険におけるカバー範囲の相対的な関係を表す範囲を囲い且つ当該第2契約コースを識別するための第2の枠線とが、より狭い範囲を囲う枠線を内部に包含する形態で配置且つ印刷されている
    保険契約申込用紙。
  23. 第1の用紙及び第2の用紙を含む保険契約申込用紙であって、
    前記第1の用紙は、第1契約コース及び第2契約コースの案内書であり、
    前記第1の用紙には、
    前記第1及び第2契約コースが列挙して印刷され、契約コースの選択を前記第2の用紙に直接書き込むための第1の切り欠きが設けられており、
    前記第2の用紙が保険契約申込書であり、
    前記第2の用紙には、前記第1の用紙に設けられた前記第1の切り欠きに対応して、前記第1及び第2契約コースのいずれかの選択を示す書き込みを行うための欄が用意されている
    保険契約申込用紙。
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