JP2006341467A - インクジェット記録ヘッドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベース板上にヘッド基板を取り付け、ヘッド基板に接続される電気配線基板を、ベース板の、ヘッド基板の周囲の領域に取り付けた支持板上に取り付けたインクジェット記録ヘッドにおいて、ヘッド基板の配置精度や電気配線基板の、支持板への密着性を確保しながら効率的な製造を可能とする。
【解決手段】最初に、電気配線基板H1300を支持板H1400上に接合する。次に、電気配線基板H1300のリード端子H1303をヘッド基板H1101,H1102の接続端子14に電気接続すると共に、接着剤H3101を用いて、ヘッド基板H1101,H1102を支持板H1400に対して位置決め固定する。その後、支持板H1400およびヘッド基板H1101,H1102をベース板H1200上に接合する。
【選択図】図12

Description

本発明は、記録紙に対してインクなどの記録液(以下単にインクと称する)を吐出することにより記録を行うインクジェット記録ヘッドの製造方法に関する。
従来、インクジェット記録ヘッドとしては、インクを吐出するためのエネルギーを発生する素子、インクを吐出する吐出口やそれにインクを供給するインク路を形成する部材などを1つの基板上に成膜技術を利用して形成したヘッド基板を用いた構成が知られている。図16〜18は、このような2つのヘッド基板H5101,H5102を用いた記録ヘッドの一従来例の製造手順を示している。
この従来例において、両ヘッド基板H5101,H5102は、吐出口が形成された面と反対側の面でベース板H5200上の所定位置に接合される。ベース板H5200には、各ヘッド基板H5101,H5102の、ベース板H5200との接合面に開口したインク通路(不図示)に連通するインク供給路H5201が形成されており、これを介して外部からヘッド基板H5101,H5102にインクが供給される。
また、各ヘッド基板H5101,H5102の接合面と反対側の面上の端部に形成された接続端子54には、電気配線基板H5300のリード端子5303が接続される。この電気配線基板H5300を介して各ヘッド基板H5101,H5102と記録装置本体との間で、インクを吐出するための指令信号などの通信が行われる。
電気配線基板H5300は、ヘッド基板H5101,H5102に対応する開口部H5401,H5402を有し、ベース板5200上に接合された支持板5400上に支持されている。電気配線基板H5300もやはり、ヘッド基板H5101,H5102に対応する開口部H5301,H5302を有しており、これらの縁から突出してリード端子H5303が形成されている。
図16〜18に示す製造手順では、まず、支持板H5400をベース板H5200の表面に接着剤を用いて接合する(図16)。次に、ベース板H5200の表面にヘッド基板H5101,H5102を、ベース板H5200のインク供給路H5201とヘッド基板H5101,H5102のインク通路とが連通するように接着剤を用いて接合する(図17)。しかる後、この支持板H5400に電気配線基板H5300を接着固定する。それによって、ヘッド基板H5101,H5102の接続端子54に対して電気配線基板H5300のリード端子H5303が接続可能な範囲に配置される。この際、支持板H5400によってリード端子H5303が適切な高さ位置に配置されるので、リード端子H5303がヘッド基板H5101,H5102の端縁に接触して損傷するのを抑制することができる。その後、接続端子14とリード端子H5303とを電気接続する(図18)。このようなインクジェット記録ヘッドの製造方法は、特許文献1,2に記載されている。
また、図19は、同様の構成の記録ヘッドの、特許文献3に記載された他の製造手順を示している。ただし、図19に示す例では、電気配線基板H5300は、ヘッド基板H5101,5102のそれぞれに対して1つずつ別々に設けられている。
この従来例の製造方法では、まず、各ヘッド基板H5101,5102と各電気配線基板H5300を電気接続する。次に、電気接続部を樹脂H5305にて封止する。一方、ベース板5200には、支持板H5400を予め接合しておく。そして、支持板H5400とベース板5200の結合体に、電気配線基板H5300とヘッド基板H5101,H5102の結合体を接着固定する。
特開2002−19119号公報 特開2002−79675号公報 特開平11−138814号公報 米国特許第4723129号明細書 米国特許第4740796号明細書 米国特許第4463359号明細書 米国特許第4345262号明細書
しかしながら、上述の特許文献3に記載された従来例の製造方法では、ヘッド基板と電気配線基板との結合体をベース板と支持板の結合体に接着固定する際、両者を精度良く位置決め固定するのが困難、または手間が掛かり、改善が望まれる。
また、近年、インクジェット記録装置においては、低価格化、つまり製造コストをいかに抑えるかが1つの課題となっており、一方、配置スペースを低減し、場合によっては携帯性を持たせる観点から、コンパクト化も求められている。これらの要求に対して最も効果的なことは、インクジェット記録装置の記録ヘッド部の集積化である。このために、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンなどの、カラー画像形成用の複数色のインクの吐出機構を一体化して単一のヘッド基板によって構成する手法が採用されている。さらに、このカラー画像形成用のヘッド基板を、文字等の印刷のために頻繁に使用されるブラックインク用のヘッド基板と同一の記録ヘッドに一体的に組み込む手法が採用されている。このような構成では、図16〜18に示す従来例のように、単一の電気配線基板に複数のヘッド基板を接続するのが有利である。この場合、特許文献3に記載されたような製造方法では、複数のヘッド基板と電気配線基板との結合体を位置決め固定することになり、複数のヘッド基板を同時に精度良く位置決めするのには、さらに困難が伴う。
また、インクジェット記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置には、記録ヘッドの吐出口面にインクや紙粉が付着したり、記録ヘッド内のインクが経時的に増粘したりすることによるインク吐出性能への影響を軽減する回復手段が設けられる場合がある。この回復手段としては、吐出口面に当接させ摺動させて吐出口面のインクや紙粉を拭き取るワイピング材や、記録ヘッドの不使用時に吐出口面を密閉してインク中の水分の蒸発などを防ぐキャップ材が知られている。キャップ材は、吐出口を密閉した状態で、キャップ材内をポンプ機構などによって減圧し、記録ヘッドから増粘インクなどを吸い出して記録ヘッドの吐出口近傍にインクタンクから新鮮なインクを適宜供給するのにも利用される。
このような回復手段を利用する場合、上述の従来例のような記録ヘッドでは、電気配線基板が支持板に過不足無く密着し、電気配線基板の表面(支持板に接合される面の逆面)を平坦にすることが要求される。これは、電気配線基板面とキャップ材の当接不良を防ぐためや、ワイピング材による電気配線基板表面のクリーニングが不十分にならないようにするために必要とされる事項である。
すなわち、キャップ材と電気配線基板との密着が一様でなく、例えば電気配線基板表面に過剰な凹凸形状が生じることによって、キャップ材と電気配線基板とが一様に密着しない場合、キャップ材の当接による密閉性が確保できなくなってしまう。特に、キャップ材による密閉空間をポンプ機構などによって減圧する場合、密閉空間内を所定の減圧状態に到達させることができなくなってしまう。
また、ワイピング材は、ヘッド基板表面上および電気配線基板表面上を摺動することになり、例えば電気配線基板表面に過剰な凹み部分が生じていると、この凹み部分に溜まったインク滴などの除去が困難になる。このようにしてインク滴が過剰に溜まると、それが記録紙や記録装置本体の搬送部に垂れ、記録紙の汚れや記録装置本体の動作不良などを引き起こす恐れがある。
このように、電気配線基板の表面を平坦にするため、電気配線基板を支持板上に良好に密着させるという要求を満足するためには、電気配線基板を接合する際、支持体と電気配線基板を押圧しておく必要がある。そこで、接着剤として、硬化に数分〜数時間を要するようなタイプの熱硬化接着剤や常温硬化接着剤(2液タイプ,湿気硬化タイプなど)を用いると、生産数量確保のためには、複数の生産装置を設置したり、複雑な機構を持った生産装置を導入したりしなければならない。このため、従来より、支持板と電気配線基板との接合には、数秒から数十秒の短時間で電気配線基板を固定することができ、かつ支持板との密着性を確保することができる接着剤として、短時間で硬化可能なタイプの熱硬化型エポキシ接着剤が用いられている。この際、両面粘着テープやホットメルトなどの熱可塑型の速硬化接着剤を用いることも考えられるが、一般に、接着強度や、耐薬品性の点から熱硬化型エポキシ接着剤を用いるのが好ましい。
このような短時間硬化タイプの熱硬化エポキシ接着剤を用いた接合では、数秒から数十秒の間、接着剤および被着体を数十℃以上、もしくは百数十℃以上に加熱する必要がある。この時、特許文献1〜3に記載された従来技術では、いずれの場合にも、電気配線基板を支持板に接合する際に、その接合部の近傍にヘッド基板が配置されている。このように、複合材料(例えば金属と樹脂を含む)から構成されるヘッド基板が接合部近傍に位置していると、それへの熱的なダメージを抑制するために、加熱の温度昇温勾配が緩やかになるように、かつ温度が過剰にオーバーシュートしないように加熱をコントロールしなければならない。一方、加工タクトを短くするためには接着剤および被着体を短時間の間に所望の温度に到達させるのが好ましく、従来技術には、生産性に関して改善の余地がある。
本発明の目的は、上記のようなインクジェット記録ヘッドの製造方法において、ヘッド基板の配置精度や電気配線基板の、支持板への密着性を確保することができ、かつ効率的な生産が可能となるように製造方法を改善することにある。
上述の目的を達成するため、本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法は、ベース板と、液滴が吐出される吐出口、吐出口から液滴を吐出するための吐出エネルギーを発生する吐出エネルギー発生部、および吐出エネルギー発生部に接続された接続端子を有し、ベース板の表面に取り付けられるヘッド基板と、ヘッド基板に対応する開口部を有し、ベース板の表面の、ヘッド基板を囲む領域に取り付けられる支持板と、ヘッド基板に対応する開口部、および開口部の縁に形成され、接続端子に接続されるリード端子を有し、支持板の表面に取り付けられる電気配線基板と、を有するインクジェット記録ヘッドの製造方法において、支持板に電気配線基板を接合する段階1と、段階1の後、ヘッド基板の接続端子と電気配線基板のリード端子を電気接続し、ヘッド基板を支持板の開口部内に接着剤によって位置決め固定する段階2と、段階2の後、ヘッド基板と支持板をベース板に接合する段階3と、を有することを特徴とする。
本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法によると、最初に支持板と電気配線基板を接合することにより、この工程におけるヘッド基板へのダメージの懸念を払拭できるため、短い加工タクトで支持板と電気配線基板を良好に密着させ、電気配線基板表面の平坦性を良好に確保した接合を行うことが可能となる。また、支持板とヘッド基板を接着固定した後、それをベース板に接合することによって、ヘッド基板をベース板に対して、容易に、かつ精度良く位置決めして接合することが可能になる。
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例の詳細によって限定されるものではない。以下の実施例に、この明細書の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変更を加えた技術も本発明に包括される。
(実施例1)
まず、図1〜図7を参照しながら本実施例の製造方法によって製造されるインクジェット記録ヘッドを備えるインクジェットプリンタの構成について説明する。
[プリント動作機構]
図1および図2は、シリアルタイプのインクジェットプリンタの概略全体構成を示している。プリンタ本体M1000には、自動給送部M3022、搬送部M3029、プリント部、および回復部M5000から構成されたプリント動作機構が収納、保持されている。
自動給送部M3022は、プリント媒体としての複数の記録紙を載置可能な給紙トレイを有し、そこから搬送部M3029に記録紙を一枚ずつ自動的に給送する。搬送部M3029は、給送された記録紙を所望のプリント位置へと導くと共に、プリント位置から排出部M3030へと記録紙を導く。プリント部は、プリント位置に搬送された記録紙に所定のプリントを行う働きをする機構であり、キャリッジ軸M4021に沿って往復移動可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリッジM4001に着脱可能に搭載されるヘッドカートリッジH1000(図3)を備えている。
回復部M5000は、プリント部などに対して、インクや紙粉の除去などによって、機能の維持、回復を図る回復処理を行う。回復部M5000には、プリント部の吐出口形成面上を摺動するワイピング材、プリント部の非動作時に吐出口を密閉するキャップ材、キャップ材による密閉空間内を減圧するポンプ機構が備えられている。
(ヘッドカートリッジH1000)
プリント部の一部を構成するヘッドカートリッジH1000について、図3および図4に基づき説明する。このヘッドカートリッジH1000は、キャリッジM4001に対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式のものである。ヘッドカートリッジH1000は、インクを貯溜するインクタンクH1900が搭載されるタンクホルダH1500と、このタンクホルダH1500を介してインクタンクH1900から供給されるインクを吐出させるプリントヘッド(インクジェット記録ヘッド)H1001とを有している。
ここに示すヘッドカートリッジH1000は、写真の様な高画質なカラープリントが可能なものであり、黒色、シアン色、マゼンタ色、および黄色の各色独立のインクタンクH1900が装着される。各インクタンクH1900には、弾性変形可能でありタンクホルダH1500に係止することができるレバーH1901が設けられており、これを操作することによって、各インクタンクH1900をヘッドカードリッジH1000からそれぞれ独立して取り外し可能となっている。
タンクホルダH1500は、ホルダ部材H1520とインク供給部材H1510が結合されてインクタンクH1900の保持部を形成している。インク供給部材H1510には、流路形成部材H1600が例えば超音波溶着により固定され、これらの内部には、インクタンクH1900からプリントヘッドH1001へと延びるインク流路H1501が形成されている。インク流路H1501の、インクタンクH1900に接続される部分には、外部からの塵埃の侵入を抑制するフィルタH1700が設けられており、また、接続部の周囲には、接続部からのインクの蒸発を抑制するシールゴムH1800が装着されている。
プリントヘッドH1001は、第1、第2のヘッド基板H1001,H1102を有し、これらはベース板H1200上に固定されている。ヘッド基板H1101,H1102には電気配線基板H1300が接続されている。電気配線基板H1300は、ベース板H1200上の、ヘッド基板H1101,H1102の周囲の領域に固定された支持板H1400上に接合されている。電気配線基板H1300の一端は、キャリッジM4002側に接続されるコンタクト部H2201が形成された電気コンタクト基板H2200に接続されている。このプリントヘッドH1001の詳細な構成については後述する。
これらタンクホルダH1500とプリントヘッドH1001とは、ビスや接着剤などによって結合され、それによってヘッドカートリッジH1000が形成されている。
(キャリッジM4001へのヘッドカートリッジH1000の搭載)
図2に示すように、キャリッジM4001にはキャリッジカバーM4002が設けられており、これによって、ヘッドカートリッジH1000は、キャリッジM4001上の所定の装着位置に案内される。装着位置に案内されたヘッドカートリッジH1000は、ヘッドセットレバーM4007によって固定される。すなわち、ヘッドセットレバーM4007は、キャリッジM4001の上部にヘッドセットレバー軸に対して回転可能に設けられており、回転させることによって、ヘッドカートリッジH1000の上部に係合するヘッドセットプレート(図示せず)を有している。ヘッドセットプレートは、ばね付勢されており、このばね力によってヘッドカートリッジH1000は押圧されてキャリッジM4001に装着固定される。
ヘッドカートリッジH1000を装着した状態でヘッドカートリッジH1000の電気コンタクト基板H2200のコンタクト部H2201に対面する、キャリッジM4001の部位には、図示しないコンタクトFPC(Flexible Print Cable)のコンタクト部が配置されている。コンタクトFPCのコンタクト部とキャリッジM4001との間には不図示のゴムなどの弾性部材が設けられ、この弾性部材の弾性力と、前述のヘッドセットレバーの付勢ばねによる押圧力とによって、コンタクト部H2201とキャリッジM4001との安定した接触が可能となっている。コンタクトFPCは、キャリッジM4001の背面に搭載された図示しないキャリッジ基板に接続されている。これらを介して、プリンタ本体側とヘッドカートリッジH1000との間で、プリントのための各種情報の授受やヘッドカートリッジH1000への電力の供給などを行うことができるようになっている。
(プリントヘッドH1001)
ヘッドカートリッジH1000の一部を構成するプリントヘッドH1001について、図4に加え図5〜図7を参照してさらに詳細に説明する。図5は、プリントヘッドH1001の外観を示し、図6は、ヘッド基板H1102と電気配線基板H1300との接続部分の断面構造を示し、図8は、ヘッド基板H1102の構造を、一部を破断して示している。
ベース板H1200は、例えば厚さが0.5〜10mmのアルミナ(Al23)から形成されている。このベース板H1200を構成する材料としては、アルミナに限られることはないが、ヘッド基板H1101、H1102の材料の線膨張率と同等の線膨張率を有し、かつヘッド基板H1101,H1102の材料の熱伝導率と同等またはそれ以上の熱伝導率を有する材料を用いるのが好ましい。このような材料としては、アルミナの他、シリコン(Si),窒化アルミニウム(AlN),ジルコニア(ZrO2),窒化珪素(Si34),炭化珪素(SiC),モリブデン(Mo),タングステン(W)などが挙げられる。ベース板H1200には、ヘッド基板H1101,H1102に各色のインクをそれぞれ供給するための複数のインク供給路H1201が形成されている。
支持板H1400は、ベース板H1200と同様に、ヘッド基板H1101,H1102と同等の線膨張率を有し、かつその熱伝導率と同等またはそれ以上の熱伝導率を有する材料から形成するのが好ましく、例えばアルミナから形成されている。この支持板H1400は、ベース板H1200に接着固定されたヘッド基板H1101およびH1102の各々の外形寸法よりも大きな第1、第2の開口部H1401,H1402を有している。支持板H1400は、ベース板H1200上において、ヘッド基板H1101,H1102の周囲の領域に接着固定され、ベース板H1200に接着された面と反対側の、電気配線基板H1300が接着固定される面が、図6に示すように、ヘッド基板H1101,H1102の接続端子14とほぼ同一面になるようにするものである。それによって、電気配線基板H1300のリード端子H1303とヘッド基板H1101,H1102の接続端子14の良好な電気接続が可能となっている。このために、ベース板H1200の厚さは、ヘッド基板H1101,H1102の厚さ(後述)に合わせて、例えば0.5〜1mmに設定されている。
電気配線基板H1300は、前述のようにプリンタ本体側から電気コンタクト基板H2200に授受される、インクを吐出するための電気信号などをヘッド基板H1100,H1102と電気コンタクト基板H2200との間で伝達するものである。電気配線基板H1300は、支持板H1400上に接着固定される部分に、ヘッド基板H1101,H1102の各々に対応した第1、第2の開口部H1301,H1302を有し、これらの開口部の縁に、ヘッド基板の接続端子14に対応するリード端子H1303を有している。
本実施例では、ベース板H1200は、タンクホルダH1500の、図4における底面に固定され、一方、電気コンタクト基板H2200はタンクホルダH1500の背面に固定される。このため、電気配線基板H1300は、タンクホルダH1500の底面と背面との間で良好に屈曲させることができるものであるのが好ましく、例えば、厚さ50μmのポリイミドベースフィルム、厚さ35μmの銅箔、厚さ5μmのカバーフィルム、およびこれらを接着するエポキシ接着剤などから構成されている。
第1および第2のヘッド基板H1101,H1102は、厚さが0.5〜1mmのシリコン基板11を基材として成膜技術を用いて形成されたものである。
シリコン基板11には、これを貫通する長孔状のインク通路12が形成されている。このインク通路12は、シリコン基板11の結晶方位を利用して異方性エッチングにより形成することができる。つまり、このシリコン基板11の表面の結晶方位が<100>、厚さ方向の結晶方位が<111>の場合、KOH,TMAH,ヒドラジンなどのアルカリ系エッチング液を用いて異方性エッチングを行うことにより、約54.7度の角度の傾斜面を持ったインク通路12が形成される。
このインク通路12の、シリコン基板11の表面上の開口の両側には、インク通路12の長手方向に沿って所定間隔で2列に並ぶ複数(たとえば片側128個)の電気熱変換体13が形成され、吐出エネルギー発生部を構成している。両列の電気熱変換体13の配置は、相互に半ピッチずらされている。シリコン基板11には、これら電気熱変換体13の他、表面端部に形成された接続端子14と各電気熱変換体13を導通する、アルミニウムなどからなる電気配線や、電気熱変換体13に印加する電力の回路選択を構成する駆動ICなど(不図示)が設けられている。
また、シリコン基板11上には、各電気熱変換体13と対向して位置する複数の吐出口16を有する上板部材17が形成されている。この上板部材17によって、各電気熱変換体13上に位置し、吐出口16に連通するインク室15や、インク通路12と個々のインク室15を連通するインク路18なども形成されている。上板部材17は、フォトリソグラフィ技術を用いて樹脂から形成することができる。
ヘッド基板H1101,H1102においては、接続端子14を介して電気熱変換体13に対する駆動信号と駆動電力が与えられることによって、電気熱変換体13に選択的に電圧が印加される。すると、インク通路12から各インク室15内に供給されたインクが、電圧が印加された電気熱変換体13の発熱に伴って沸騰し、それに伴って発生する気泡の圧力によって吐出口16から吐出される。このようにして、各吐出口16から選択的にインクを吐出することができる。
第1、第2のヘッド基板H1101,H1102は、その裏面(吐出口16が形成された面の反対側)に開口したインク通路12がベース板H1200のインク供給路H1201にそれぞれ対応し、インク通路12とインク供給路H1201とが連通するように、かつベース板H1200に対して所定位置に位置するように、精度良く位置決めされてベース板H1200上に接着固定されている。ベース板H1200上のヘッド基板H1101,H1102の側面と支持板H1400の開口部H1401,H1402の内面との間に形成される溝部には、インクやゴミ等からヘッド基板側面を保護する為のチップ周囲封止剤19が充填され、リード端子H1303の上部には、リード封止剤20がリード端子H1303を覆うように形成されている(図5,6)。チップ周囲封止剤19は、ヘッド基板H1101,H1102の、接続端子14が設けられていない側辺部分の溝部から流し込まれ、電気配線基板H1300の下部まで回り込んで、ヘッド基板H1101,H1102の全周を封止している。チップ周囲封止剤19とリード封止剤20は、両者を塗布した後一緒に硬化させてもよいし、先にチップ周囲封止剤19を硬化させてもよい。
次に、本実施例におけるプリントヘッドH1001の製造方法について図8〜12を参照して説明する。
図8は、本実施例のプリントヘッドH1001の各部品を分かりやすく模式的に示した分解斜視図図である。図9は、このプリントヘッドH1001の、本実施例の製造方法における「段階1」の工程を示す図である。この工程は、電気配線基板H1300を支持板H1400に接合する工程である。
電気配線基板H1300と支持板H1400は、接着剤(不図示)によって固着させる。接着剤の塗布領域は、接着後の電気配線基板H1300表面の平坦性を良好にするために、電気配線基板H1300と支持板H1400の接合面のほぼ全領域とすることが望ましい。また、生産タクト短縮、加工装置の簡素化などの観点より、接着剤は、電気配線基板H1300と支持板H1400とを貼り合わせた位置に短時間で固定でき、かつ電気配線基板H1400表面の良好な平坦性を短時間で確保できるように、短時間で硬化可能なものとするのが好ましい。このような接着剤としては、数秒から数十秒程度で硬化可能な熱硬化型エポキシ接着剤を用いることが好ましい。
上記のような接着剤の代わりに、硬化に数分〜数時間を要する熱硬化型接着剤や常温硬化型接着剤(2液混合型、湿気硬化型など)を用いてもよいが、この場合、貼り合わせ位置がずれるのを抑制し、また、電気配線基板H1300の表面の平坦性を良くするためには、電気配線基板H1300と支持板H1400を接着剤が硬化するまで長時間にわたって押圧しておく必要がある。また両面テープや熱可塑型接着剤を用いてもよいが、この場合、インク等による接着性の低下等の不都合を回避できるように配慮する必要がある。
図10は、本実施例の製造方法における「段階2」の工程を示す図である。この工程は、ヘッド基板H1101,1102の接続端子14と電気配線基板H1300のリード端子H1303を電気的に接続すると共に、支持板H1400とヘッド基板H1101,1102を、接着剤H3101を用いて接着固定する工程である。
この工程では、まず、ヘッド基板H1101,1102の接続端子14に対して電気配線基板H1300のリード端子H1303を、両者を電気的に接続可能な範囲に位置合わせをする必要がある。すなわち、図11に示すように、ヘッド基板H1101,H1102の接続端子14と電気配線基板H1300のリード端子H1303が重なり合うように、支持板H1400に接合した電気配線基板H1300をヘッド基板H1101,H1102に対して位置合わせする。この位置合わせは、リード端子H1303と接続端子14の重なり合う部位付近をCCDカメラなどで拡大して撮影し、画像処理して自動アライメントするといった手法を駆使して精度よく行うことができる。このようにしてヘッド基板H1101,1102の接続端子14と電気配線基板H1300のリード端子H1303の位置が決まり次第、TAB(Tape automated bonding)実装技術により接続端子14とリード端子H1303を電気的に接続する。
しかる後、支持板H1400の開口部H1401,H1402の内周と、ヘッド基板H1101,1102の側面との間に接着剤H3101を塗布する。接着剤H3101としては、紫外線硬化型接着剤などの瞬間的(数秒〜数十秒程度)に一部を硬化させることができる接着剤を用いる。したがって、塗布した接着剤H3101に紫外光を照射することで、支持板H1400とヘッド基板H1101,1102が瞬時に接着固定される。この際、紫外光を接着剤H3101の全域に照射するのが困難であり、それによって問題(未硬化の接着剤H3101が後で不具合を起こすなど)が生じる恐れがある場合は、紫外光以外に他の硬化要素(湿気硬化,熱硬化など)を付与した接着剤を使用すればよい。
ここで、ヘッド基板H1101,H1102と電気配線基板H1300の位置合わせ/電気的接続と、支持板H1400とヘッド基板H1101,H1102との接着剤H3101を用いての接着固定は、同一装置上(位置合わせ治具上)で行うのが好ましい。これにより、ヘッド基板H1101と1102は、支持板H1400に対して所定の相対位置に精度良く固着され、その後の「段階3」の工程における、ベース板H1200へのヘッド基板H1101,H1102の位置合わせ/接合を非常に容易に行うことが可能になる。(ヘッド基板H1101とH1102の相対位置が支持板H1400を介して精度良く規定されているため、どちらか一方のヘッド基板をベース板H1200に対して精度良く位置決めすれば、もう一方のヘッド基板とベース板H1200の位置も精度良く決まる。)
図12は、本実施例の製造方法における「段階3」の工程を示す図である。この工程は、段階2において接着固定されたヘッド基板H1101,H1102と支持板H1400をベース板H1200に接合する工程である。
ベース板H1200とヘッド基板H1101,H1102は、ベース板H1200のインク供給路H1201とヘッド基板H1101,H1102のインク通路12とが連通するように接着剤(不図示)を用いて接合する。ここで用いられる接着剤は、低粘度で薄い接着層(例えば50μm以下)を形成することができ、かつ硬化後に比較的高い硬度を有し耐インク性もあるものが好ましく、例えばエポキシ樹脂を主成分とした熱硬化性接着剤を使用することができる。この接着剤は、インク供給路H1201から外部にインクが漏洩しないように、ベース板H1200に形成されたインク供給路H1201の周囲に塗布される。
また、支持板H1400もベース板H1200に接合する。これに使用する接着剤は、上述のヘッド基板H1101,1102とベース板H1200の接合に使用する接着剤と同じ接着剤であってよいが、異なるものを用いてもよい。ただし、瞬間的(数秒〜数十秒程度)に硬化する熱硬化型接着剤を用いる場合には、ヘッド基板H1101,1102への熱的ダメージに注意する必要があるのは言うまでもない
以降、プリントヘッドH1001は、チップ周囲封止剤19とリード封止剤20の塗布および硬化の工程を経て完成する。
以上説明した本実施例によれば、最初に支持板H1400に電気配線基板H1300を接合する工程を実施することによって、この工程では、接着剤を硬化させるのに熱を加えてもヘッド基板H1101,1102に熱的ダメージを与えることがない。したがって、支持板H1400と電気配線基板H1300の接合を、ヘッド基板H1101,1102への熱的ダメージを考慮することなく実行でき、支持板H1400への電気配線基板H1300の密着性を確保しつつ効率的に実行することができる。また、支持板H1400とヘッド基板H1101,H1102を接着固定した後、それをベース板H1200に接合することによって、両ヘッド基板H1101,H1102のベース板H1200への接合を、容易に、かつ位置精度良く行うことができる。
なお、本実施例では、ヘッド基板H1101,H1102を支持板H1400に接合する接着剤H3101として、紫外線硬化型接着剤を用いる例を示したが、瞬間的(数秒〜数十秒程度)に硬化するその他の接着剤(熱硬化型、2液混合型など)を用いてもよい。熱硬化型接着剤を用いる場合には、ヘッド基板H1101,H1102への熱的ダメージに注意する必要があるのは言うまでもない。
また、本実施例では、ヘッド基板H1101,H1102と電気配線基板H1300の位置合わせ後に、先に電気的接続を行い、その後、支持板H1400とヘッド基板H1101,H1102の接着固定を行う例を示したが、先に支持板H1400とヘッド基板H1101,H1102を接着固定し、次にヘッド基板H1101,H1102と電気配線基板H1300の電気的接続を行ってもよい。
その他、本実施例では、支持板H1400の2ヶ所に開口部H1401,H1402が形成され、これらにそれぞれ1個づつ、全部で2個のヘッド基板H1101,H1102を設けた例を示した。本実施例では、1つのプリントヘッドに、このように複数のヘッド基板を接合する場合、上述のように両者を同時に精度良く配置できるという作用が得られ、好ましいものであるが、図13に示すように、支持板H1400の1ヶ所の開口部H1401に1個のヘッド基板H1101を配置する構成としてもよいのは言うまでもない。また、2個のヘッド基板H1101,H1102を配置する場合でも、図14に示すように、支持板H1400の1ヶ所の開口部H1401に両方のヘッド基板H1101,H1102を配置してもよい。
また、本実施例では、インクジェット記録方式としては、電気熱変換体13の発生する熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式を採用したヘッドを示した。本発明は、特にこれに限定されることはないが、液体の吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば、電気熱変換体の他、レーザ光など)を具え、この熱エネルギーにより液体の状態変化を生起させるインクジェット方式を用いるのが特に有効である。かかる方式によれば、プリントの高密度化および高精細化を有効に達成できるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば特許文献4,5に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式は、いわゆるオンデマンド型およびコンティニュアス型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型の場合には、液体が保持されているシートや流路に対応して配置される電気熱変換体に、プリント情報に対応した核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することにより熱エネルギーを発生させ、液体吐出ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせ、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長および収縮により、吐出口を介して液体を吐出させ、少なくとも1つの液滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、特許文献6,7に記載されているようなものが適している。
(実施例2)
以下、本発明の別の実施例を説明する。
図15は本発明の別の実施例を示す図である。本実施例では、「段階2」においてヘッド基板H1101,1102と支持板H1400を接着固定する接着剤H3101により、電気配線基板H1300のリード端子H1303、ヘッド基板H1101,H1102の接続端子14、およびそれらの電気接続部の保護的な封止も行っている。他の工程については、実施例1と同様である。
本実施例によれば、製造工程内でのヘッド基板H1100への熱的ダメージを回避することができるのに加えて、電気接続部周りの保護封止を、ヘッド基板H1101,H1102を支持板H1400に接着固定するのと同時に行うことができ、製造をさらに効率化することができる。
本発明の実施例1のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 図1に示したインクジェットプリンタの外装部材を取り外した状態を示す斜視図である。 図2に示したインクジェットプリンタのキャリッジに搭載されるヘッドカートリッジの外観斜視図である。 図3に示したヘッドカートリッジを斜め下方から見た分解斜視図である。 図3に示したヘッドカートリッジのプリントヘッドの部分の拡大斜視図である。 図5に示したプリントヘッドの概略断面図である。 図5に示したプリントヘッドのヘッド基板の部分破断斜視図である。 図5に示したプリントヘッドの分解斜視図である。 実施例1の「段階1」の工程を示す図である。 実施例1の「段階2」の工程を示す図である。 実施例1の「段階2」の工程における電気配線基板のリード端子とヘッド基板の接続端子の位置決めを示す図である。 実施例1の「段階3」の工程を示す図である。 実施例1の変形例のプリントヘッドを示す図である。 実施例1の他の変形例のプリントヘッドを示す図である。 実施例2のプリントヘッドの概略断面図である。 従来例のプリントヘッドの製造工程を示す図である。 従来例のプリントヘッドの製造工程を示す図である。 従来例のプリントヘッドの製造工程を示す図である。 他の従来例のプリントヘッドの製造工程を示す図である。
符号の説明
13 電気熱変換体(エネルギー発生部の構成要素)
14 接続端子
16 吐出口
H1101,H1102 ヘッド基板
H1200 ベース板
H1300 電気配線基板
H1301,H1302 (電気配線基板の)開口部
H1303 リード端子
H1400 支持板
H1401,H1402 (支持板の)開口部
H3101 (ヘッド基板と支持板を接合する)接着剤

Claims (6)

  1. ベース板と、
    液滴が吐出される吐出口と、該吐出口から液滴を吐出するための吐出エネルギーを発生する吐出エネルギー発生部と、該吐出エネルギー発生部に接続された接続端子とを有し、前記ベース板の表面に取り付けられるヘッド基板と、
    前記ヘッド基板に対応する開口部を有し、前記ベース板の表面の、前記ヘッド基板を囲む領域に取り付けられる支持板と、
    前記ヘッド基板に対応する開口部と、該開口部の縁に形成され、前記接続端子に接続されるリード端子とを有し、前記支持板の表面に取り付けられる電気配線基板と、
    を有するインクジェット記録ヘッドの製造方法において、
    前記支持板に前記電気配線基板を接合する段階1と、
    該段階1の後、前記ヘッド基板の前記接続端子と前記電気配線基板の前記リード端子を電気接続し、前記ヘッド基板を前記支持板の前記開口部内に接着剤によって位置決め固定する段階2と、
    該段階2の後、前記ヘッド基板と前記支持板を前記ベース板に接合する段階3と、
    を有することを特徴とする、インクジェト記録ヘッドの製造方法。
  2. 複数の前記ヘッド基板を前記支持板に接合し、一緒に前記ベース板に固定する、請求項1に記載の、インクジェット記録ヘッドの製造方法。
  3. 複数の前記ヘッド基板を前記支持板の、共通の前記開口部内に固定する、請求項2に記載の、インクジェット記録ヘッドの製造方法。
  4. 前記段階3で用いる前記接着剤は紫外線硬化型接着剤である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の、インクジェット記録ヘッドの製造方法。
  5. 前記段階3で用いる前記接着剤によって、前記ヘッド基板の前記接続端子、前記電気配線基板の前記リード端子、および前記接続端子と前記リード端子の接続部を封止する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の、インクジェット記録ヘッドの製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法によって製造されたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
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