JP2006340585A - 車両用電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】給電部の結線作業性の向上と耐久性の向上を図る。
【解決手段】車両駆動用の電動モータと減速機とを同一軸上に直列に配してなる車両用電動モータにおいて、電動モータ1と減速機の間であって、電動モータ1の巻き線コイル端26に配したコイル接続金具30a〜30cと、外部から電力を供給する電力供給線50a〜50cと、両者を接続するターミナル40とを設けるとともに、前記コイル接続金具30a〜30cとターミナル40の接続作業を行う作業穴12f(12fa、12fb、12fc)を、電動モータと減速機の間に配した壁(フロントブラケット12)に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電気自動車の駆動装置として用いられる車両用電動モータに係り、特に給電部に改良を加えた車両用電動モータに関するものである。
特許文献1では、車両駆動用の電動モータと減速機とを同一軸上に直列に配してなる車両用電気モータにおいて、前記電気モータと減速機間に、電動モータの巻き線コイルへの電力供給線(外部強電ケーブル)を導入する構成とすることで、ユニットの軸方向寸法を短縮できる技術を提案している。
また、特許文献2では、半径方向から接続コンタクトを挿入することで、電動モータの巻き線コイルと一体化した引き出し線を廃止し、組付け作業性を改善できる技術を提案している。
特開2004−153895号公報 特表2004−527999号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、従来の電気モータで採用されている巻き線コイルと一体化した引き出し線を電力供給線に接続するようにしているので、巻き線コイル(ステータコイル)と一体化した両端開口の円筒状のモータハウジング(ステータフレーム)と、ロータ軸を支持するとともに減速機取り付け面を有するフロントブラケットを組み付ける際に、前記引き出し線を端子箱(外周)方向に徐々に曲げながら潜らせる作業(比較的熟練を要する作業)が必要であり、作業性が悪いという問題があった。
また、特許文献2の技術においては、スタッドボルト形状の接続コンタクトを、外周方向から電動モータの巻き線コイル端に配したUVWを有するコイル接続金具に取り付ける構成としているので、本発明の前提である外部から導入した強電ケーブル(電力供給線)への接続を前提とした場合、コイル接続金具が前記スタッドボルト(UVWの3本)の重量も支えることになり、振動等での耐久性に問題が残る可能性があった。
本発明は、上記事情を考慮し、給電部の結線作業性の向上と耐久性の向上を図れるようにした車両用電動モータを提供することを目的とする。
本発明は、車両駆動用の電動モータと減速機とを同一軸上に直列に配してなる車両用電動モータである。この車両用電動モータでは、電動モータと減速機の間であって、該電動モータの巻き線コイル端に配したコイル接続金具と、外部から電力を供給する電力供給線と、両者を接続するターミナルとを設け、そのコイル接続金具とターミナルの接続作業を行う作業穴を、前記電動モータと前記減速機の間に配した壁に設けたことを特徴としている。
本発明によれば、コイル接続金具とターミナルの接続作業を、電動モータと減速機の間に配した壁に形成してある作業穴を通して行うことができるので、接続作業の容易化を図ることができる。また、ターミナルを介して電力供給線とコイル接続金具を接続するので、コイル接続金具にストレスをかけずに確実に電力供給線と巻き線コイル(ステータコイル)とを接続することができる。従って、耐久性及び省スペース性を犠牲にすることなく、組み付け作業性を改善することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「第1の実施の形態」
図1〜図7は本発明の第1の実施の形態の車両用電動モータの説明図であり、図1は電動モータのフロント側部分の要部断面図、図2は図1のII矢視方向から見た一部破断して示す正面図、図3は図2と同じ方向から見た破断せずに示す正面図、図4は図2と同じ方向から見たターミナルを取り付ける前の状態を示す正面図、図5はコイル接続金具とホルダの関係を概略的に示す斜視図、図6はコイル接続金具とホルダの関係を上から見て示す断面図、図7は減速機と電動モータを組み合わせた車両用電動モータの全体構成を示す概略側面図である。
図7に示すように、この車両用電動モータM(パワーユニット)は、電動モータ1のフロント部に減速機2を一体に取り付けて構成され、電気自動車の駆動装置に使用されるものである。電動モータ1と減速機2は同一軸上に直列に配されている。
電力の供給により回転力を発生する電動モータ1は、一般的な永久磁石式同期モータであり、そのモータケーシングは、両端開放の円筒状のステータフレーム(モータハウジング)11と、ステータフレーム11の前端に固定されたフロントブラケット12と、ステータフレーム11の後端に取り付けられたリヤブラケット13とから構成されている。
これらのステータフレーム11、フロントブラケット12、リヤブラケット13の肉厚内部には、冷却液を循環させるための冷却液流路が設けられている。冷却液流路は、ステータフレーム11内に軸方向に沿って形成された直線流路101(図1参照)と、フロントブラケット12やリヤブラケット13内に形成されたUターン流路102、103(図7参照)とから構成されている。
円筒状のステータフレーム11の内周には、巻き線コイルを備えたステータアッシー25が焼き嵌めなどの手段により固定されており、ステータアッシー25の中心空洞にはロータアッシー21が配設されている。ロータアッシー21の中心部には、圧入などの手段によってロータ軸22が貫通固定されており、ロータ軸22の前部および後部が、軸受23、24を介してフロントブラケット12およびリヤブラケット13に回転自在に支持されている。また、ステータアッシー25の軸方向端部には、巻き線コイル端26が突出している。
ロータ軸22のフロント側の端部外周には、電動モータ1と減速機2との間に位置させて、駆動輪の回転を固定するパーキング歯車(パーキング機構)18がスプライン等の手段を介して配されている。パーキング歯車18は、その外径が巻き線コイルの径よりも小さいものであり、その外周側の余裕スペースに、3相電力を巻き線コイルに供給するための給電部Kが配設されている。
図1〜図4はその給電部Kを中心にして示す拡大図である。給電部Kの主要構成要素は、フロントブラケット12に一体形成された端子箱12dに収められている。電動モータ1の上側に配された端子箱12dは、ステータフレーム11の外周よりも外側に突出する箱状の部分であり、その内部空間は、連絡口12kを通して、フロントブラケット12の中心部空間ならびにステータフレーム11の内部空間に連通している。
フロントブラケット12は、軸受23を保持するボス部12aと、減速機ケースと結合するための環状のフランジ部12bと、ボス部12aとフランジ部12bの間を繋ぐ壁面部12cと、ステータフレーム11の内周に嵌合されるインロー部12iと、前記した端子箱12dと、を有して構成されている。
端子箱12dのフロント側の端面は、結線作業を行うための作業用開口(作業穴)12gとして開放されており、リヤ側の後端壁には、3つのケーブル導入口12eが横に並べて形成されている。そして、これら各ケーブル導入口12eを通して、リヤ側からフロント側に向かって、外部強電ケーブル(電力供給線)50a、50b、50cの先端端子部51a、51b、51cが端子箱12dの内部に導入され、ケーブルホルダ55を端子箱12dの後端にネジ止めすることにより、外部強電ケーブル50a、50b、50cが端子箱12dに固定されている。
端子箱12dの作業用開口12gの周縁には、減速機ケースに一体化されたカバー(図示略)が結合されるフランジ部12hが設けられている。前記環状のフランジ部12bと端子箱12dのフランジ部12hは面一に形成されており、それらのフランジ部12b、12hには、適当な間隔をおいて減速機ケースと締結するボルトをねじ込むためのネジ孔12n(電動モータケースと減速機ケースの締結部)が設けられている。
本実施の形態では、UVWの3相交流電力を、外部強電ケーブル50a、50b、50cからステータアッシー25の巻き線コイルに供給するために、給電部Kの主要構成要素として、3つ(3枚)の平板銅板からなる導体バー41a、41b、41cを絶縁材料により一体的にモード成形したターミナル40と、コイル接続金具30a、30b、30cとが設けられている。
コイル接続金具30a、30b、30cは、UVWの3相の巻き線コイルの引き出し線26a、26b、26cにそれぞれ接続されたもので、ステータアッシー25のフロント側のコイル端26に、絶縁材料(例えばベークライト)製のホルダ31を介して取り付けられている。具体的には、図5、図6に示すように、フロント側の巻き線コイル端26には、絶縁材料からなるホルダ31が緊縛糸等によって固定されており、そのホルダ31のUVW用の各セット溝31a、31b、31cに、それぞれUVWのコイル接続金具30a、30b、30cが収容固定されている。
各コイル接続金具30a、30b、30cにはネジ孔30pが形成されており、ターミナル40の各導体バー41a、41b、41cの一端が、締結ボルト(締結部材)33a、33b、33cを各ネジ孔30pにねじ込むことによって接続されている。
ターミナル40は、コイル端子金具30a、30b、30cと外部強電ケーブル50a、50b、50c間を電気接続するためのものであり、銅の平板よりなる3枚の導体バー41a、41b、41cを、樹脂部42でモールド成形することにより一体部品として構成されている。このターミナル40は、フロントブラケット12の連絡口12kを通して、コイル端子金具30a、30b、30cと外部強電ケーブル50a、50b、50cとの間に配されている。
各導体バー41a、41b、41cの両端には、ボルト通し孔があいており、両端のボルト通し孔の位置が、端子箱12dの後端壁のケーブル導入口12eから導入された外部強電ケーブル50a、50b、50cの先端端子部51a、51b、51cのネジ部の位置と、ホルダ31に保持されたコイル接続金具30a、30b、30cのネジ孔の位置とに、それぞれ一致するように設定されている。
また、ターミナル40の背面側には、端子箱12d内に導入された外部強電ケーブル50a、50b、50cの先端端子部51a、51b、51cを収容する筒状部42aが突設されている。
外部強電ケーブル50a、50b、50cの先端端子部51a、51b、51cのネジ部と、コイル接続金具30a、30b、30cのネジ孔は、共にフロント方向(減速機側)を向いて位置決めされており、これらネジ部およびネジ孔に向けて、フロント側からターミナル40をセットし、各導体バー41a、41b、41cの両端のボルト通し孔をネジ部およびネジ孔に位置合わせし、その状態で、ナット52a、52b、52cと締結ボルト33a、33b、33cをそれぞれ先端端子部51a、51b、51cのネジ部とコイル接続金具30a、30b、30cのネジ孔に締め込むことにより、各導体バー41a、41b、41cを介して、コイル接続金具30a、30b、30cと外部強電ケーブル50a、50b、50cとが相互に電気接続されている。また、ターミナル40は、導体バー41a、41b、41cを避けて樹脂部42に貫通させたターミナル固定ボルト61、62によって、フロントブラケット12に固定されている。
この外部強電ケーブル50a、50b、50cと巻き線コイルとの接続作業は、フロントブラケット12に冷却液流路のUターン流路102を形成している関係から、フロントブラケット12をステータフレーム11に固定(冷却水路を確保)してからでないと、行うことが難しいという事情がある。そこで、フロントブラケット12には、前記の接続作業を行うための作業穴が開けられている。
その作業穴の一つは、端子箱12dのフロント側の端面に開放された作業用開口12gである。この作業用開口12gは、減速機ケースと接続するフロントブラケット12の環状のフランジ部12bよりも外周側に位置しているため、大きめに形成することができ、この作業用開口12gから、ターミナル40の端子箱12d内への挿入と、ナット52a、52b、52cの締め付けが行える。
また、コイル接続金具30a、30b、30cは、環状のフランジ部12bよりも内周側に位置していて、作業用開口12gからでは、コイル接続金具30a、30b、30cに対するターミナル40の接続作業を行うことができないので、この接続作業つまり締結ボルト33a、33b、33cを締め込む作業を行うための作業穴として、円孔よりなる作業ホール12f(12fa、12fb、12fc)が、別に減速機との間に位置するフロントブラケット12の壁面部12cに、各締結ボルト33a、33b、33cに対応させて3個設けられている。
そして、締結ボルト33a、33b、33cの締め付け作業が終了した段階で、各作業ホール12fa、12fb、12fcに封止プラグ35が圧入され、それにより減速機側との封止がなされている。この封止プラグ35の先端部には、絶縁材料からなるキャップ状の絶縁カバー36が一体的に取り付けられており、封止プラグ35の圧入作業と同時に、剥き出しとなっている締結ボルト33a、33b、33cの頭部が、絶縁カバー36によって覆われている。
また、端子箱12dの前面の作業用開口12gは、減速機ケースと一体的に構成されたカバー(図示せず)によりパワーユニットとして組み上がった段階で封止されるようになっている。
以上説明した本実施の形態の車両用電動モータによれば、コイル接続金具30a、30b、30cとターミナル40の接続作業(締結ボルト33a、33b、33cの締め込み作業)を、電動モータ1と減速機2の間に位置する壁、即ちフロントブラケット12に形成してある作業ホール12fa、12fb、12fcを通して行うことができる。また、外部強電ケーブル50a、50b、50cの先端端子部51a、51b、51cとターミナル40の接続作業(ナット52a、52b、52cの締め付け)を、フロントブラケット12に設けた作業用開口12gを通して行うことができる。従って、本実施の形態の車両用電動モータによれば、接続作業の容易化を図ることができる。
また、ターミナル40を介して外部強電ケーブル50a、50b、50cとコイル接続金具30a、30b、30cを接続しているので、コイル接続金具30a、30b、30cに無用なストレスをかけずに確実に外部強電ケーブル50a、50b、50cと巻き線コイルを接続することができる。従って、耐久性及び省スペース性を犠牲にせず、組み付け作業性を改善することができる。
また、電動モータ1と減速機2との間に、駆動輪の回転を固定するパーキング機構(パーキング歯車18)を設置するとともに、電動モータ1の巻き線コイル端26に配したコイル接続金具30a、30b、30cと外部から電力を供給するための電力供給線(外部強電ケーブル50a、50b、50c)とを接続するターミナル40を、パーキング機構(パーキング歯車18)の外周部に設置し、前記コイル接続金具30a、30b、30cとターミナル40の接続部の結線作業穴(作業ホール12fa、12fb、12fc)および電力供給線(外部強電ケーブル50a、50b、50c)とターミナル40の接続部の結線作業穴(作業用開口12g)を電動モータ1のフロントブラケット12の端面に開放させるとともに、コイル接続金具30a、30b、30cとターミナル40の接続部の結線作業穴(作業ホール12fa、12fb、12fc)を封止プラグ35で封止するとともに、電力供給線(外部強電ケーブル50a、50b、50c)とターミナル40の接続部の結線作業穴(作業用開口12g)を減速機ケースと一体形成されたカバー(図示略)で封止するようにしたので、確実に電動モータ1の内部及び端子箱12dの内部を封止することができる。
また、端子箱12dの前面の作業用開口12gを、減速機ケースを組み付けた段階で、減速機ケースに一体化したカバーで自動的に封止できることから、作業性、スペース効率、製造コスト面で有利となる。
また、コイル接続金具30a、30b、30cとターミナル40の接続部の結線作業穴(作業ホール12fa、12fb、12fc)を封止する封止プラグ35の先端部に、コイル接続金具30a、30b、30cとターミナル40を接続する締結部材(締結ボルト33a、33b、33c)を覆う絶縁カバー36を一体的に設けているので、封止プラグ35を圧入する作業のみで、コイル接続金具30a、30b、30cとターミナル40の接続部(締結部材=締結ボルト33a、33b、33c)を確実に絶縁カバー36で覆うことができ、フロントブラケット12の剛性低下を最小限に抑えながら、安全性及び作業性が更に向上する。
「第2の実施の形態」
図8は本発明の第2の実施の形態におけるターミナルとスライド式絶縁カバーの組み合わせ図であり、(a)は正面図、(b)は側断面図である。
前記第1実施形態では、封止プラグ35にそれぞれ、締結ボルト33a、33b、33cの頭部を覆う絶縁カバー36を一体に形成していたが、本実施の形態では、ターミナル40に角筒状のスライド式絶縁カバー60を、コイル接続金具30a、30b、30cとターミナル40の接続作業時には当該接続部を開放することができ、接続作業終了時には当該接続部を覆い隠すことができるように、スライド自在に一体的に設けている。そして、このスライド操作をスムーズに行うために、ターミナル40の樹脂部42の両側縁に、凹溝状または凸筋状のガイド部42gを設けている。
このようにスライド式絶縁カバー60をターミナル40に取り付けた場合は、接続作業の初期に二点鎖線で示すようスライド式絶縁カバー60を上方に移動させておき、締結ボルト33a、33b、33cの締め付け作業が終了した段階で、作業用開口12gを利用して、スライド式絶縁カバー60を図示下方に移動させることで、外部に剥き出し状態であった締結ボルト33a、33b、33cの頭部を一括して全体的に絶縁することが簡単にでき、作業性が向上する。また、本実施の形態によれば、絶縁部品の部品点数も減らすことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、ターミナル40に、コイル接続金具30a、30b、30cとターミナル40の接続作業時は接続部を開放し、接続作業終了時には接続部を覆い隠すようにスライド式絶縁カバー60を一体的に設けたので、コイル接続金具30a、30b、30cとターミナル40の接続部(締結部材)を、より広く絶縁カバー60で覆うことが可能となり、作業性を損なわずに、安全信頼性が更に向上する。
「第3の実施の形態」
図9は本発明の第3の実施の形態の要部の正面図である。
本実施の形態では、第1の実施の形態を示した図2と比べて見れば分かるように、ターミナル40Bを、複数の導体バー41a、41b、41c間に切欠部46を配した馬蹄形状に形成し、その切欠部46に、モータケーシング(フロントブラケット12)と減速機ケーシングを接合するための締結部(図9では、締結用のネジ孔12nのみ図示)を配している。
この場合、UVWの導体バー41a、41b、41cを、例えばUV導体バー41a、41bとW導体バー41cに分割してモールド成形することで、V導体バー41bとW導体バー41c間に、切欠部46を形成している。
このように構成することで、締結部(ネジ孔12n)のピッチを狭くすることができるので、給電部Kがあるからといって、その部分のピッチが余計に長くなることがなくなり、電気モータ1と減速機2の締結剛性を向上することが可能となり、パワーユニットとしての騒音振動低減に貢献できる。つまり、電気モータ1と減速機2の締結部配置を最適化できるので、結合剛性を向上させることができる。
次に、給電部近傍の冷却液流路の設け方に特別の工夫を凝らした車両用電動モータの例について説明する。
各例の車両用電動モータは、それぞれ次のような特徴を有するものである。
(1)第1の例として提示する車両用電動モータは、ステータアッシーを保持するステータフレーム内を軸方向に流れ、ステータフレームの両端に設けられロータアッシーを軸受を介して保持するフロントブラケット及びリヤブラケット内で複数回Uターンしてなるステータ冷却用の冷却液流路を有する車両用電動モータにおいて、前記ステータアッシーからのコイル引き出し線の配索経路と一致するUターン流路のみを、前記フロントブラケットまたはリヤブラケットから分離し、分割流路として形成したことを特徴とする車両用電動モータである。
この第1の例として提示する車両用電動モータによれば、ステータアッシーからのコイル引き出し線の配索経路と一致する部分のUターン流路のみを、フロント(またはリヤ)ブラケットから分離した分割流路として構成したことで、ステータフレーム単体で分割流路の取り付け、及び、コイル引き出し線と外部強電ケーブル(電力供給線)の接続作業を実施できることになる。従って、ステータフレームへのフロント(またはリヤ)ブラケットの取り付け作業と、引き出し線を斜め外周方向へさばく作業とを同時に行う、という比較的無理な作業を廃止することができ、フロント(またはリヤ)ブラケットと引き出し線の接触を防止することができて、無理な引き出し線の取り出し作業で引き出し線の被覆を傷める等の心配が減少する。
(2)第2の例として提示する車両用電動モータは、前記(1)の構成において、前記分割流路を、電動モータと減速機を同一軸上に直列に配してなる同軸モータの、減速機が取り付けられるフロントブラケット側に設けたことを特徴とする車両用電動モータである。
この第2の例として提示する車両用電動モータによれば、分割流路を、電動モータと減速機を同一軸上に直列に配してなる同軸モータの、減速機が取り付けられるフロントブラケット側に設けたことで、パワーユニット全体の小型化、軽量化が図れる。また、電動モータと減速機の中間部から外部強電ケーブルを取り出す構造において、ステータフレーム単体で分割流路の取り付けができ、また、引き出し線と外部強電ケーブルの接続作業を実施できるので、フロントブラケットの組み付け作業が大幅に簡単になる。
(3)第3の例として提示する車両用電動モータは、前記(1)の構成において、分割流路と外部強電ケーブルを支持するターミナルが一体構造であることを特徴とする車両用電動モータである。
この第3の例として提示する車両用電動モータによれば、分割流路と外部強電ケーブルを支持するターミナルを一体構造とすることで、上記2部品合計の取り付け面積を減らして小型化できる上に、分割流路自体の接触面積が比較的大きくなり、冷却液流路の面シールが安定するとともに、取り付けボルト本数を相対的に減らしても必要な面圧を確保し易いので、結果的に製造コストを低減できる。
(4)第4の例として提示する車両用電動モータは、ステータアッシーを保持するステータフレーム内を軸方向に流れ、前記ステータフレームの両端に設けられロータアッシーを軸受を介して保持するフロントブラケット及びリヤブラケット内で複数回Uターンしてなるステータ冷却用の冷却液流路を有する車両用電動モータにおいて、前記ステータアッシーからのコイル引き出し線の配索経路と一致する部分のUターン流路のみを、前記ステータフレーム内に形成したことを特徴とする車両用電動モータである。
この第4の例として提示する車両用電動モータによれば、ステータアッシーからのコイル引き出し線の配索経路と一致する部分のUターン流路のみを、前記ステータフレーム内に形成することで、フロント(またはリヤ)ブラケットに構成すべきUターン流路を廃止することができる。従って、ステータフレーム単体で引き出し線と外部強電ケーブルの接続作業を実施できることで作業性を改善できる上に、無理な引き出し線の取り出し作業により引き出し線の被覆を傷める心配が減少する。
(5)第5の例として提示する車両用電動モータは、前記(4)の構成において、ステータフレーム内のUターン流路を、ステータフレームの外周円筒面側に開放された鋳抜きにて形成することを特徴とする車両用電動モータである。
この第5の例として提示する車両用電動モータによれば、ステータフレーム内のUターン流路を、ステータフレームの外周円筒面側に開放された鋳抜きにて形成したので、Uターン流路を、粗材の段階で特別なコストをかけずに製造することが可能となり、製造コストを低減できる。
(6)第6の例として提示する車両用電動モータは、前記(4)の構成において、ステータフレーム内のUターン流路を、ステータフレームの外周円筒面側に円筒形状の湯口を有する中子鋳物で製作し、前記円筒形状部を冷却水供給口とすることを特徴とする車両用電動モータである。
この第6の例として提示する車両用電動モータによれば、ステータフレーム内のUターン流路を、ステータフレームの外周円筒面側に円筒形状の湯口を有する中子鋳物で製作し、前記湯口部(円筒形状部)を外部からの冷却液供給口とすることで、専用の冷却液供給口の設置を減らすことができ、機械加工工数(製造コスト)を低減することが可能となる。
(7)第7の例として提示する車両用電動モータは、前記(1)または(4)の構成において、強電引出し線と強電ケーブル接続部を覆う壁部を樹脂カバーで構成し、前記樹脂カバーと一体で成形されたクリップまたはリップにて、強電引出し線(または、強電ケーブル接続部)を接触保持する構成としたことを特徴とする車両用電動モータである。
この第7の例として提示する車両用電動モータによれば、今までフロントブラケットと一体で成形していた強電引出し線と強電ケーブル接続部を覆う壁部を、別体の樹脂カバーで製作し、前記樹脂カバーと一体で成形されたクリップまたはリップにて、強電引出し線(または強電ケーブル接続部)を接触保持することで、交番電流による引き出し線の微振動を低減し、強電ケーブル接続部(ナット)の緩みを防止する効果が得られる。
ところで、従来では、パワーユニットの全長短縮を目的に、電動モータと減速機を同一軸上に配し、且つ、電動モータの強電ケーブル取り出し部を減速機側に配した構造の同軸モータが提案され、冷却水路の簡素化を目的に、ステータフレーム(円筒状のモータハウジング)内は冷却水が軸方向に流れ、ステータフレームの両端に取り付けられるフロントブラケットやリヤブラケット内で複数回Uターンする構成としたものがあるが、次の点で改善すべき問題があった。
即ち、減速機が取り付けられるフロントブラケットの機能として、減速機内に溜められるATF(減速機内潤滑油)を封止する必要があるため、フロントブラケット減速機側面には、減速機ケースのフランジ面に対応した減速機用壁が設けられる。そのため、電動モータのステータコイルからの引き出し線は、フロントブラケットに設けられたUターン水路を潜る必要と、減速機用壁を避けて引き出し線を取り出す作業を行う必要があり、ハウジングへのフロントブラケット取り付け作業と、引き出し線を斜め外周方向へさばく作業を、同時に行うことになっており、作業性が良いとは言えない状況にあった。
このような問題を、前記(1)〜(7)の車両用電動モータは解決することができる。
次に図面を参照して、前記(1)〜(7)の具体例について説明する。
「(1)、(2)の具体例」《図10〜図18》
図10は減速機と結合される電動モータ100の側断面図、図11はその冷却液流路(本例では冷却水を循環させるので「冷却水路」ともいう)のみを取り出して模式的に示す斜視図、図12は給電部Kの周辺を中心として示す正面図、図13は図10の要部拡大図、図14〜18は組立順番に示す要部の拡大図である。
ここで対象とする車両用電動モータ(パワーユニット)は、電動モータ100のフロント部に減速機(図示略)を一体に取り付けたもので、電気自動車の駆動装置に使用されるものである。電動モータ100と減速機は同一軸上に直列に配されている。
図10に示すように、この電動モータ100は、一般的な永久磁石式同期モータであり、そのモータケーシングは、両端開放の円筒状のステータフレーム(モータハウジングともいう)11と、ステータフレーム11の前端に固定されたフロントブラケット12と、ステータフレーム11の後端に取り付けられたリヤブラケット13とから構成されている。
これらのステータフレーム11、フロントブラケット12、リヤブラケット13の肉厚内部には、冷却液を循環させるための冷却液流路110(図11参照)が設けられており、1つの入口(冷却水入口)から導入した冷媒が、冷却液流路110の全経路を通った後、1つの出口(冷却水出口)から出て行くようになっている。
即ち、冷却液流路110は、ステータフレーム11内に軸方向に沿って形成された直線流路101と、フロントブラケット12やリヤブラケット13内に形成されたUターン流路102、103とから構成されており、入口から供給された冷却液が、ステータアッシー25を保持するステータフレーム11内を軸方向に流れ、ステータフレーム11の両端に設けられたフロントブラケット12及びリヤブラケット13内で複数回Uターンして、出口から出て行くようになっている。
また、円筒状のステータフレーム11の内周には、巻き線コイルを備えたステータアッシー25が焼き嵌めなどの手段により固定されており、ステータアッシー25の中心空洞にはロータアッシー21が配設されている。ロータアッシー21の中心部には、圧入などの手段によってロータ軸22が貫通固定されており、ロータ軸22の前部および後部が、軸受23、24を介してフロントブラケット12およびリヤブラケット13に回転自在に支持されている。
ステータアッシー25の軸方向端部には、巻き線コイル端26が突出しており、フロント側の巻き線コイル端26の外周側には、3相電力を巻き線コイルに供給するための給電部Kが配設されている。
図12〜図14はその給電部Kを中心にして示す拡大図である。給電部Kの主要構成要素は、フロントブラケット12とステータフレーム11を組み合わせることで形成される端子箱12tの内部に収められている。この場合の端子箱12tは、箱の後端側の一部がステータフレーム11によって形成され、箱の残り前端側の部分がフロントブラケット12によって形成されている。
前記箱の後端側の一部は、ステータフレーム11の外周側に突出した突壁部11aによって構成され、その突壁部11aが端子箱12tの後端壁を構成している。そして、この突壁部11aに設けたケーブル導入口から、外部強電ケーブル(電力供給線)50a、50b、50cの先端端子部51a、51b、51cが端子箱12tの内部に液密に導入されている。
また、フロント側の巻き線コイル端26からは、UVWの3相の引き出し線26a、26b、26cが引き出されており、これらの引き出し線26a、26b、26cの先端に設けた端子板130a、130b、130cが、端子箱12t内部に導入された外部強電ケーブル50a、50b、50cの先端端子部51a、51b、51cのネジ部にナット52a、52b、52cによって接続固定されている。
フロントブラケット12には、周方向にいくつかのUターン流路102が形成されているが、給電部KにかかるUターン流路102のみが、フロントブラケット12から分離され、分割流路120として形成されている。そして、この分割流路120が、フロントブラケット12と独立して、ステータフレーム11の端面にガスケット181を介して取り付けられることで、給電部Kにかかる部分のUターン流路102が形成されている。
ステータフレーム11には、図13に示すように、分割流路120がガスケット181を介してボルト121により取り付けられており、巻き線コイル端26から引き出されたUVWの3相の引き出し線26a、26b、26cは、軸方向から見て前記分割流路120の上側を通って配索され、各先端の端子板130a、130b、130cが、絶縁材料製の端子ホルダ131上に位置決めされて、外部強電ケーブルの先端端子部51a、51b、51cにナット52a、52b、52cで接続されている。
フロントブラケット12とステータフレーム11には、前記分割水路120の周りを取り囲むように合わせ面が形成されている。
これを組み立てる場合は、まず、図14、図15に示すように、ステータフレーム11の端面にガスケット181を介して分割流路120を取り付ける。また、端子箱12tの後端壁であるステータフレーム11側の突壁部11aのケーブル導入口に後側から外部強電ケーブル50a、50b、50cを挿入し、その先端端子部51a、51b、51cに合わせて端子ホルダ131を取り付ける。
次に、図16、図17に示すように、巻き線コイル端26から引き出した引き出し線26a、26b、26cを外周側に折り曲げ、強電ケーブルの先端端子部51a、51b、51cにナット52a、52b、52cを用いて接続固定する。次いで、図18に示すように、ロータアッシー21も含めて、フロントブラケット12を軸方向からステータフレーム11のフロント側の端面に被せてボルトで締め付けることにより、組み付け作業を終了する。
「(3)の具体例」《図19》
図19に示す具体例では、分割流路120Bを、端子ホルダ131Bに一体化させて形成している。端子ホルダ131Bの材質は絶縁樹脂であり、端子ホルダ131Bのステータフレーム11に取り付ける面は、冷却液が漏れないように平面として形成してある。
このように分割流路120Bと端子ホルダ131Bを一体化することにより、端子ホルダ131Bを固定するボルト(図示略)も冷却液流路を形成するための面圧確保に利用できるので、冷却液流路の面圧が上がり、シール性が向上するとともに、ボルトの配置を合理化できるので、結果的にボルト本数を低減することも可能となる等のメリットが得られる。
「(5)の具体例」《図20、21》
図20、図21に示す具体例では、給電部KにかかるUターン流路102を、ステータフレーム11側に鋳抜き構造で製作しており、そのUターン流路102を、外から蓋体202を被せることで密閉している。
このように、ステータフレーム11の内部に冷却液流路のUターン流路102を形成することで、フロントブラケット12B側への冷却液流路の露出が無くなり、前記具体例のように分割流路120の取り付けボルトが緩む等の冷却液漏れの不具合を未然に防ぐことが可能となり、電動モータとしての安全性、信頼性が向上する。
「(6)の具体例」《図22、23》
図22、図23に示す具体例では、給電部KにかかるUターン流路102を、ステータフレーム11の外周円筒面側に円筒形状の湯口203を有した中子鋳物で製作し、その外周面に露出した前記円筒形状の湯口203を冷却水供給口としている。この円筒状の湯口203に冷却水パイプ(図示せず)を打ち込むことで、外部からの冷却水供給口として利用することが可能となり、独立した冷却水供給口を設置する場合に対し、多少なりとも製作費を低減することが可能となる。
「(7)の具体例」《図24、25》
図24、図25に示す具体例では、外部強電ケーブル50a、50b、50cとコイル引き出し線26a、26b、26cの接続部分を、フロントブラケット12Cと独立に製作して樹脂カバー250で覆っている。
前述のように、給電部Kにかかる部分のUターン流路102を、分割流路120Bとして、フロントブラケット12Cから分離して作製した場合、冷却液流路の面圧確保を目的としたその部分のフロントブラケットの締結強度のアップがあまり必要でなくなる。そこで、この具体例では、給電部Kの周辺の壁を、より軽量化できる樹脂カバー250で置き換えて、それをフロントブラケット12Cやステータフレーム11にボルト254で取り付けている。
このように樹脂カバー250でフロントブラケット12Cの壁の一部を置き換えることにより、引き出し線26a、26b、26cを支持するクリップ280(またはリップ)を一体成形によって容易に設けられるようになる。従って、電動モータ運転時に交番電流で発生する引き出し線26a、26b、26cの微振動を、クリップ16(またはリップ)にて抑えることができ、外部強電ケーブル50a、50b、50cとの接続ナット52a、52b、52cが緩む心配を大幅に低減できる。
なお、上記の例では、ステータアッシー25の冷却液として、主に冷却水を使用する場合を想定して説明したが、減速機で使用するATFを含め、他の各種の冷却液を任意に使用することができる。
第1実施形態の車両用電動モータのフロント側の要部断面図である。 図1のII矢視方向から見た一部破断して示す正面図である。 図2と同じ方向から見た破断せずに示す正面図である。 図2と同じ方向から見たターミナルを取り付ける前の状態を示す正面図である。 同実施形態におけるコイル接続金具とホルダの関係を示す斜視図である。 同実施形態におけるコイル接続金具とホルダの関係を上から見て示す断面図である。 同実施形態の車両用電動モータの全体構成を示す概略側面図である。 第2実施形態におけるターミナルとスライド式絶縁カバーの組み合わせ図で、(a)は正面図、(b)は側断面図である。 第3実施形態における要部の正面図である。 ステータの冷却液流路の設け方に工夫を凝らした電動モータの第1例を示す側断面図である。 図10の電動モータの冷却液流路の構成のみを取り出して模式的に示す斜視図である。 図10の電動モータの給電部の周辺の構成を示す拡大正面図である。 図12の側断面図である。 図13の部分の組立途中の状態を示す正面図である。 図14の側断面図である。 図14で示した次の段階の組立途中の状態を示す正面図である。 図16の側断面図である。 組立終了時の状態を一部破断して示す正面図である。 ステータの冷却液流路の設け方に工夫を凝らした電動モータの第2例を示す側断面図である。 ステータの冷却液流路の設け方に工夫を凝らした電動モータの第2例を示す正面図である。 図20の側断面図である。 ステータの冷却液流路の設け方に工夫を凝らした電動モータの第3例を示す正面図である。 図22の側断面図である。 ステータの冷却液流路の設け方に工夫を凝らした電動モータの第4例を示す正面図である。 図24の側断面図である。
符号の説明
1…電動モータ
2…減速機
11…ステータフレーム
11a…突壁部
12,12B,12C…フロントブラケット
12a…ボス部
12c…壁面部
12b…フランジ部
12d…端子箱
12e…ケーブル導入口
12f(12fa、12fb、12fc)…作業ホール(作業穴)
12g…作業用開口(作業穴)
12h…端子箱のフランジ部
12i…インロー部
12k…連絡口
12n…ネジ孔
13…リヤブラケット
18…パーキング歯車(パーキング機構)
21…ロータアッシー
22…ロータ軸
23、24…軸受
25…ステータアッシー
26…巻き線コイル端
26a、26b、26c…引き出し線
30a、30b、30c…コイル接続金具
30p…ネジ孔
31…ホルダ(ベース部品=ベークライト製)
31a、31b、31c…セット溝
33a、33b、33c…締結ボルト(締結部材)
35…封止プラグ
36…絶縁カバー
40…ターミナル
40B…馬蹄形のターミナル
41a、41b、41c…導体バー
42…樹脂部
42a…筒状部
42g…ガイド部
46…切欠部
50a、50b、50c…外部強電ケーブル
51a、51b、51c…先端端子部
52a、52b、52c…ナット
55…ケーブルホルダ
60…スライド式絶縁カバー
61、62…ターミナル固定ボルト
100…電動モータ
101…直線流路
102…Uターン流路
103…Uターン流路
110…冷却液流路
120…分割水路=別体のUターン流路形成部材
120B…分割流路
121…取付ボルト
130a、130b、130c…端子板
131…端子ホルダ
131B…端子ホルダ
181…ガスケット
11a…端子箱? ケーブル導入部
12B…フロントブラケット
202…蓋プレート
203…円筒状鋳抜き部(鋳抜き孔)
250…樹脂カバー
254…カバー取付ボルト
280…引き出し線支持クリップ
55b…湾曲バネ部(湾曲部)

Claims (5)

  1. 車両駆動用の電動モータと減速機とを同一軸上に直列に配してなる車両用電動モータにおいて、
    前記電動モータと前記減速機の間であって、該電動モータの巻き線コイル端に配したコイル接続金具と、外部から電力を供給する電力供給線と、両者を接続するターミナルとを設けるとともに、前記コイル接続金具と前記ターミナルの接続作業を行う作業穴を、前記電動モータと前記減速機の間に配した壁に設けた
    ことを特徴とする車両用電動モータ。
  2. 車両駆動用の電動モータと減速機とを同一軸上に直列に配してなる車両用電動モータにおいて、
    前記電動モータと前記減速機との間に、駆動輪の回転を固定するパーキング機構を設置するとともに、該電動モータの巻き線コイル端に配したコイル接続金具と外部から電力を供給するための電力供給線とを接続するターミナルを、前記パーキング機構の外周部に設置し、
    前記コイル接続金具と前記ターミナルの接続部の結線作業穴および前記電力供給線と前記ターミナルの接続部の結線作業穴を前記電動モータのフロントブラケットの端面に開放させるとともに、前記コイル接続金具と前記ターミナルの接続部の結線作業穴を封止プラグで封止し、前記電力供給線と前記ターミナルの接続部の結線作業穴を減速機ケースと一体形成されたカバーで封止する
    ことを特徴とする車両用電動モータ。
  3. 請求項2に記載の車両用電動モータであって、
    前記封止プラグの先端部に、前記コイル接続金具と前記ターミナルとを接続するための締結部材を覆う絶縁カバーを一体的に設けた
    ことを特徴とする車両用電動モータ。
  4. 請求項2に記載の車両用電動モータであって、
    前記ターミナルに、前記コイル接続金具と前記ターミナルの接続作業時に、これらの接続部を開放し、接続作業終了時に、該接続部を覆い隠すスライド式絶縁カバーを一体的に設けた
    ことを特徴とする車両用電動モータ。
  5. 少なくとも請求項1〜4の何れか一つに記載の車両用電動モータであって、
    前記ターミナルを、複数の導体バー間に切欠部を配した馬蹄形状に形成し、前記切欠部に、モータケーシングと減速機ケーシングを接合するための締結部を配した
    ことを特徴とする車両用電動モータ。
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