JP2006340046A - 可変利得回路及びそれを用いた応用装置 - Google Patents

可変利得回路及びそれを用いた応用装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006340046A
JP2006340046A JP2005162343A JP2005162343A JP2006340046A JP 2006340046 A JP2006340046 A JP 2006340046A JP 2005162343 A JP2005162343 A JP 2005162343A JP 2005162343 A JP2005162343 A JP 2005162343A JP 2006340046 A JP2006340046 A JP 2006340046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
switch
variable gain
differential
capacitive element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005162343A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Machiya
悟 町屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2005162343A priority Critical patent/JP2006340046A/ja
Publication of JP2006340046A publication Critical patent/JP2006340046A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

【課題】 サンプリング時の帯域を確保できるようにした可変利得回路及びその応用装置を提供する。
【解決手段】 差動入力増幅器1と、各信号入力端子と前記増幅器の各入力端子間に接続されたサンプル用スイッチ21,22と、前記増幅器の各入力端子に一端を接続した帰還容量13,14と、各帰還容量の他端と前記増幅器の各出力端子間に接続された演算用スイッチ17,18と、一端が前記増幅器の各入力端子に接続された複数の容量素子を直列接続してなる第1及び第2の入力容量素子群11,12,及び一端が第1の入力容量素子群の一容量素子の他端側に、他端が第2の入力容量素子群の対応する一容量素子の他端側に接続された入力スイッチを各容量素子毎に有してなる入力スイッチ群23とからなる可変入力容量回路32と、前記増幅器の各出力端子と基準電圧源間に接続されたセット用スイッチ15,16と、各スイッチの動作を制御するスイッチ制御回路39とで可変利得回路を構成する。
【選択図】 図 4

Description

この発明は、スイッチトキャパシタを使用した離散時間的に入力信号を増幅する差動入出力型の可変利得回路、及びそれを用いた応用装置に関するものである。
従来より、スイッチトキャパシタを使用して離散時間的に入力信号を増幅する、差動入出力型の可変利得回路として、例えば、特開2005−45786号公報の図14に示すような構成のものが知られている。図8は、それを模式的に示したものである。この図示の可変利得回路は、第1,第2の入力端子101 ,102 と、第1,第2の出力端子103 ,104 を備えた差動入出力増幅器100 と、第1,第2の信号入力端子105 ,106 と、第1,第2の信号出力端子107 ,108 と、第1,第2,第3,第4のスイッチ109 ,110 ,111 ,112 と、基準電圧源113 と、演算用信号線114 と、それぞれ複数個の容量C11〜C14,C21〜C24で構成される第1,第2の容量群115 ,116 と、それぞれ3つの単位スイッチからなる複数個のスイッチで構成される第1,第2のスイッチ群117 ,118 と、スイッチ制御回路120 とを備えている。
そして、差動入出力増幅器100 の第1の入力端子101 を第1の容量群115 の各容量の一方の端子に接続すると共に、第1のスイッチ109 を介して基準電圧源113 に接続し、差動入出力増幅器100 の第2の入力端子102 を第2の容量群116 の各容量の一方の端子に接続すると共に、第2のスイッチ110 を介して基準電圧源113 に接続する。また、第1の容量群115 の各容量の他方の端子を第1のスイッチ群117 の各スイッチを構成する第1の単位スイッチを介して共通に演算用信号線114 に接続し、第2の単位スイッチを介して、第1の信号入力端子105 に一方の端子を接続した第3のスイッチ111 の他方の端子に共通に接続し、第3の単位スイッチを介して共通に差動入出力増幅器100 の第1の出力端子103 に接続する。また、第2の容量群116 の各容量の他方の端子を第2のスイッチ群118 の各スイッチを構成する第1の単位スイッチを介して共通に演算用信号線114 に接続し、第2の単位スイッチを介して、第2の信号入力端子106 に一方の端子を接続した第4のスイッチ112 の他方の端子に共通に接続し、第3の単位スイッチを介して共通に差動入出力増幅器100 の第2の出力端子104 に接続する。そして、差動入出力増幅器100 の第1の出力端子103 を第1の信号出力端子107 に、差動入出力増幅器100 の第2の出力端子104 を第2の信号出力端子108 にそれぞれ接続して、可変利得回路を構成している。
次に、このように構成されている可変利得回路の動作について説明する。なお、全てのスイッチはスイッチ制御回路120 により制御されるようになっている。
まず、入力信号をサンプリングする際には、第1から第4のスイッチ109 ,110 ,111 ,112 のスイッチは閉じられ、そして第1のスイッチ群117 のスイッチは、第1の容量群115 の各容量の他方の端子が全て第3のスイッチ111 に接続されるように、第2のスイッチ群118 のスイッチは、第2の容量群116 の各容量の他方の端子が全て第4のスイッチ112 に接続されるように、それぞれ制御される。このとき、第1の容量群115 を構成する各容量には、
Q=C(Vin1 −Vref ) ・・・・・・・・・・・・・(1)
なる電荷Qが蓄積される。なお、ここでCは第1の容量群115 を構成する各容量の容量値であり、Vin1 は第1の入力信号電圧、Vref は基準電圧源113 の電圧である。また、同様に、第2の容量群116 を構成する各容量には、
Q=C(Vin2 −Vref ) ・・・・・・・・・・・・・(2)
なる電荷Qが蓄積される。なお、ここでCは第2の容量群116 を構成する各容量の容量値であり、Vin2 は第2の入力信号電圧である。
そして、演算時には、第1の容量群115 の各容量の他端子を演算用信号線114 ,若しくは差動入出力増幅器100 の第1の出力端子103 のどちらかに接続するように第1のスイッチ群117 を制御する。同様に、第2の容量群116 の各容量の他端子を演算用信号線114 、若しくは差動入出力増幅器100 の第2の出力端子104 のどちらかに接続するように第2のスイッチ群118 を制御する。このように制御することで、演算用信号線114 に他方の端子を接続した容量は入力容量として、差動入出力増幅器100 の第1,第2の出力端子103 ,104 に他方の端子を接続した容量は帰還容量として、それぞれ動作することになる。ここで、第1,第2の容量群115 ,116 において、入力容量として接続した容量をCs1,Cs2とし、その容量値をCS1,CS2、帰還容量として接続した容量をCf1,Cf2とし、その容量値をCF1,CF2とそれぞれ置くと、入力容量Cs1,Cs2及び帰還容量Cf1,Cf2には、それぞれ、式(1),(2)より、次式(3)で示す電荷QS1,QS2,QF1,QF2が蓄積されていることと等価となる。
S1=CS1(Vin1 −Vref )
S2=CS2(Vin2 −Vref )
F1=CF1(Vin1 −Vref )
F2=CF2(Vin2 −Vref ) ・・・・・・・・・・・(3)
そして、入力容量Cs1,Cs2,に蓄積されている電荷QS1,QS2は、それぞれ帰還容量Cf1,Cf2に転送される。このとき、差動入出力増幅器100 の第1,第2の入力端子101 ,102 の値は等しくなるので、この値をVa と置く。よって、第1の信号出力端子107 の出力電圧Vo1について計算すると、
F1(Vo1−Va )=CS1(Vin1 −Vref )+CF1(Vin1 −Vref )
=(CS1+CF1)(Vin1 −Vref )
Vo1=(1+CS1/CF1)(Vin1 −Vref )+Va ・・・・・・・・・・(4)
となる。同様に第2の信号出力端子108 の出力電圧Vo2について計算すると、
Vo2=(1+CS2/CF2)(Vin2 −Vref )+Va ・・・・・・・・・・(5)
となる。ここで、一般的に、CS1=CS2,CF1=CF2と設定するので、CS1=CS2=CS ,CF1=CF2=CF とすると、式(4),(5)より、差動出力(Vo1−Vo2)は、
Vo1−Vo2=(1+CS /CF )(Vin1 −Vin2 ) ・・・・・・・・・・(6)
となり、差動入力(Vin1 −Vin2 )を、(1+CS /CF )倍の利得で増幅していることがわかる。
そして、利得を変えるためには、演算時に入力容量にする容量の値CS と帰還容量にする容量の値CF を変えればよいことがわかる。例えば、図8の構成例において、4つの全ての容量の値が等しいと仮定して、入力容量として1つ、帰還容量として3つの容量を接続するように設定すると、帰還容量は3つ並列の容量となるので、入力容量値:帰還容量値=1:3となり、利得は、1+1/3=4/3となることは容易に理解できる。また、図8に示した構成例においては、第1,第2の容量群115 ,116 をそれぞれ4つの容量で構成した例を示しているが、この容量の数は必ずしも4つである必要はなく、また、全ての容量の値が同一である必要もないことは明白である。
特開2005−45786号公報
ところで、前述した従来の可変利得回路においては、第1,第2の容量群の容量を入力容量、帰還容量のどちらにするかで利得が決まるので、容量に重み付けをもたせることで多くの利得設定数を得ることができるといった利点があるものの、サンプリング時に各容量群の容量が全て並列に各信号入力端子に接続され、スイッチのオン抵抗とローパスフィルタを形成して、帯域を制限してしまう、という問題があった。
この点について詳細に説明するために、サンプリング時の第1の信号入力端子105 について簡略化した等価回路図である図9を用いる。図9において、Ronは第3のスイッチ111 のオン抵抗、Cswは第3のスイッチ111 の寄生容量、C11+C12+C13+C14は第1の容量群の全容量である。図9より明らかなとおり、サンプリング時にはRonとCsw,並びに第1の容量群115 の全容量とでローパスフィルタを形成してしまう。このときのカットオフ周波数fcは、
fc=1/{2πRon(Csw+C11+C12+C13+C14)} ・・・・・・・・(7)
となり、サンプリング時の帯域を制限してしまう。
ここで容量群の容量の値を1桁、2桁小さくするというように極端に小さくしてしまうと、帯域を確保できる一方で、スイッチや配線の寄生容量により、利得誤差が大きくなってしまうという問題がある。また、スイッチのオン抵抗を小さくするためには、スイッチのサイズを大きくする必要があるが、サイズを大きくするとスイッチを構成するMOSトランジスタのソース、ドレイン領域が大きくなり、寄生容量Cswが増加してしまい、帯域を確保することができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、従来の可変利得回路における上記問題点を解消するためになされたもので、サンプリング時の帯域を確保できるようにした可変利得回路を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するため、請求項1に係る発明は、差動入力端子と、差動出力端子とを備えた差動入出力増幅器と、一端が第1の信号入力端子に接続され、他端が前記差動入力端子の一方の差動入力端子に接続された第1のサンプル用スイッチと、一端が第2の信号入力端子に接続され、他端が前記差動入力端子の他方の差動入力端子に接続された第2のサンプル用スイッチと、一端が前記一方の差動入力端子に接続された第1の帰還容量と、一端が前記他方の差動入力端子に接続された第2の帰還容量と、一端が前記第1の帰還容量の他端に接続され、他端が前記差動出力端子の一方の差動出力端子に接続された第1の演算用スイッチと、一端が前記第2の帰還容量の他端に接続され、他端が前記差動出力端子の他方の差動出力端子に接続された第2の演算用スイッチと、一端が前記一方の差動入力端子に接続された、複数の容量素子が直列に接続されてなる第1の入力容量素子群、一端が前記他方の差動入力端子に接続された、複数の容量素子が直列に接続されてなる第2の入力容量素子群、及び、一端が前記第1の入力容量素子群の一容量素子の他端側に接続され、他端が前記第2の容量素子群の対応する一容量素子の他端側に接続された入力スイッチを各容量素子毎に有してなる入力スイッチ群からなる可変入力容量回路と、一端が前記差動出力端子の一方に接続され、他端が基準電圧源に接続された第1のセット用スイッチと、一端が前記差動出力端子の他方に接続され、他端が基準電圧源に接続された第2のセット用スイッチと、前記第1及び第2のサンプル用スイッチ、前記第1及び第2の演算用スイッチ、前記第1及び第2のセット用スイッチ、及び前記入力スイッチ群のスイッチング動作を制御するスイッチ制御回路とを備えて可変利得回路を構成するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る可変利得回路において、前記可変入力容量回路は、前記第1の入力容量素子群において、第1の入力容量素子の他端側に一端が接続され、前記第1の入力容量素子とは異なる、第2の入力容量素子の他端側に他端が接続された第1の並列接続用スイッチと、前記第2の入力容量素子群において、第3の入力容量素子の他端側に一端が接続され、前記第3の入力容量素子とは異なる、第4の入力容量素子の他端側に他端が接続された第2の並列接続用スイッチとを有し、前記スイッチ制御回路は、前記第1及び第2の並列接続用スイッチのスイッチング動作をも制御することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る可変利得回路において、一端が前記第1の帰還容量の一端に接続され、他端が前記第1の帰還容量の他端に接続された第3のセット用スイッチと、一端が前記第2の帰還容量の一端に接続され、他端が前記第2の帰還容量の他端に接続された第4のセット用スイッチとを更に有し、前記スイッチ制御回路は、前記第3 及び第4 のセット用スイッチのスイッチング動作をも制御することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、可変利得回路が多段に直列に接続する可変利得モジュールにおいて、前記多段の可変利得回路内の少なくとも1段が請求項1〜3のいずれか1項に係る可変利得回路であることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る可変利得モジュールを用いた撮像装置において、前記スイッチ制御回路はISO感度に応じて前記入力スイッチ群、及び前記第1〜第4のセット用スイッチのスイッチング動作を制御することを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、サンプリング時に第1,第2の信号入力端子に接続される容量を小さくでき、スイッチのサイズを大きくする必要がなくなるので、サンプリング時の帯域を確保することができる。また、差動入出力増幅器の第1,第2の入力端子に接続される素子を減らすことができ、配線等の寄生容量成分、寄生抵抗成分を減らすことができるので、可変利得回路全体の動作を高速化することができる。また請求項2に係る発明によれば、請求項1と同等の効果に加え、並列接続用スイッチを加えるだけで選択できる利得の数を増やすことができる。また請求項3に係る発明によれば、請求項1又は2と同等の効果に加え、更に第3,第4のセット用スイッチを追加するだけで、選択できる利得の数を更に増やすことができる。また請求項4に係る発明によれば、多段の可変利得回路内の少なくとも1段に請求項1〜3のいずれか1項に係る利得可変回路が使用されているので、モジュール全体を高速化することができる。また請求項5に係る発明によれば、高速の可変利得モジュールを用いているので、撮像装置全体の高速化を図ることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、本発明に係る可変利得回路の実施例1について説明する。図1は本実施例1に係る可変利得回路の構成を示す回路構成図であり、本実施例は請求項1〜3のいずれかに係る発明の実施例に対応している。図1に示す可変利得回路は、第1,第2の差動入力端子3,4と第1,第2の差動出力端子5,6とを備えた差動入出力増幅器1と、基準電圧源2と、第1,第2の帰還容量13,14と、第1,第2の信号入力端子7,8と、第1,第2の信号出力端子9,10と、直列接続された入力容量素子Cs11 ,Cs12 ,Cs13 と第1の並列接続用スイッチ27とで構成される第1の入力容量素子群11と、直列接続された入力容量素子Cs21 ,Cs22 ,Cs23 と第2の並列接続用スイッチ28とで構成される第2の入力容量素子群12と、第1,第2,第3の入力用スイッチ24,25,26とで構成される入力スイッチ群23と、第1,第2,第3,第4のセット用スイッチ15,16,19,20と、第1,第2の演算用スイッチ17,18と、第1,第2のサンプル用スイッチ21,22と、全てのスイッチを制御するスイッチ制御回路39とから構成されている。
そして、前記第1の入力容量素子群11と前記第2の入力容量素子群12と前記入力スイッチ群23とで可変入力容量回路32を構成し、差動入出力増幅器1の第1の入力端子3と第1の帰還容量13の一端とを接続し、差動入出力増幅器1の第2の入力端子4と第2の帰還容量14の一端とを接続し、第1の帰還容量13の他端と差動入出力増幅器1の第1の出力端子5とを第1の演算用スイッチ17を介して接続し、第2の帰還容量14の他端と差動入出力増幅器1の第2の出力端子6とを第2の演算用スイッチ18を介して接続し、差動入出力増幅器1の第1の出力端子5を第1の信号出力端子9と接続すると共に、第1のセット用スイッチ15を介して基準電圧源2に接続し、差動入出力増幅器1の第2の出力端子6を第2の信号出力端子10と接続すると共に、第2のセット用スイッチ16を介して基準電圧源2に接続し、差動入出力増幅器1の第1の入力端子3を第1のサンプル用スイッチ21を介して第1の信号入力端子7に接続すると共に、第3のセット用スイッチ19を介して第1の帰還容量13の他端に接続し、差動入出力増幅器1の第2の入力端子4を第2のサンプル用スイッチ22を介して第2の信号入力端子8に接続すると共に、第4のセット用スイッチ20を介して第2の帰還容量14の他端に接続する。
また、第1の入力容量素子群11は、第1の入力容量素子Cs11 の一端を差動入出力増幅器1の第1の入力端子3に接続し、第1の入力容量素子Cs11 の他端を第2の入力容量素子Cs12 の一端に接続し、第2の入力容量素子Cs12 の他端を第3の入力容量素子Cs13 の一端に接続するように構成し、第2の入力容量素子群12は、第1の入力容量素子Cs21 の一端を差動入出力増幅器1の第2の入力端子4に接続し、第1の入力容量素子Cs21 の他端を第2の入力容量素子Cs22 の一端に接続し、第2の入力容量素子Cs22 の他端を第3の入力容量素子Cs23 の一端に接続するように構成している。そして、第1の入力容量素子群11において第3の入力容量素子Cs13 の他端を第1の並列接続用スイッチ27を介して第1の入力容量素子Cs11 の他端に接続し、第2の入力容量素子群12の第3の入力容量素子Cs23 の他端を第2の並列接続用スイッチ28を介して第1の入力容量素子Cs21 の他端に接続し、第1,第2の入力容量素子群11,12の第1の入力容量素子Cs11 ,Cs21 の他端同士を第1の入力用スイッチ24を介して接続し、同じく第2の入力容量素子Cs12 ,Cs22 の他端同士を第2の入力用スイッチ25を介して接続し、同じく第3の入力容量素子Cs13 ,Cs23 の他端同士を第3の入力用スイッチ26を介して接続するように構成されている。
次に、図1に示した実施例1に係る可変利得回路の動作について説明する。ここで、全てのスイッチはスイッチ制御回路39により制御される。まず、入力信号のサンプリング時には、第1,第2のサンプル用スイッチ21,22をONにし、第1の帰還容量13に電荷を蓄積する場合は、第1のセット用スイッチ15と第1の演算用スイッチ17をONにし、
F1=CF1(Vin1 −Vref ) ・・・・・・・・・・・(8)
なる電荷QF1を蓄積する。ここで、CF1は第1の帰還容量13の容量値、Vin1 は第1の入力信号電圧、Vref は基準電圧源2の基準電圧である。また、第1の帰還容量13に電荷を蓄積しない場合は、第3のセット用スイッチ19をONにすることで、第1の帰還容量13の両端が同電位となるので、電荷を蓄積しない。第2の帰還容量14に関しても同様に、電荷を蓄積する場合は第2のセット用スイッチ16と第2の演算用スイッチ18をONにし、
F2=CF2(Vin2 −Vref ) ・・・・・・・・・・・(9)
なる電荷QF2を蓄積する。ここで、CF2は第2の帰還容量14の容量値、Vin2 は第2の入力信号電圧である。また、第2の帰還容量14に電荷を蓄積しない場合は第4のセット用スイッチ20をONにして、電荷を蓄積しない。
そして、第1,第2の入力容量素子群11,12は所望の利得に応じて、第1,第2,第3の入力用スイッチ24,25,26のいずれかをONにすると共に、第1,第2の並列接続用スイッチ27,28のいずれかをONにすることで、第1,第2の入力容量素子群11,12の合成入力容量Cs1, Cs2の値CS1,CS2を変えることができる。このとき、各合成入力容量Cs1, Cs2にはそれぞれ、
S1=1/2・CS1S2/(CS1+CS2)・(Vin1 −Vin2 ) ・・・・・(10)
S2=1/2・CS1S2/(CS1+CS2)・(Vin2 −Vin1 ) ・・・・・(11)
なる電荷QS1,QS2が蓄積される。このとき、第1,第2の入力容量素子群11,12の各第1の入力容量素子Cs11 ,Cs21 には、それぞれQS1,QS2と同じ電荷が蓄えられる。なお、第1,第2の入力容量素子群11,12の可変設定に関しては後述する。
次に、演算時には第1,第2の演算用スイッチ17,18と第1の入力用スイッチ24のみをONにすることで、第1の入力容量素子群11の第1の入力容量素子Cs11 に蓄えられた電荷を第1の帰還容量13に、第2の入力容量素子群12の第1の入力容量素子Cs21 に蓄えられた電荷を第2の帰還容量14にそれぞれ転送し、演算を行う。このとき、差動入出力増幅器1の第1,第2の入力端子3,4の電圧は同じになる。この電圧をVa と置く。よって、第1の信号出力端子9の出力電圧Vo1について計算すると、
F1(Vo1−Va )=QF1+QS1
Vo1=(QF1+QS1)/CF1+Va ・・・・・・・・・(12)
となる。同様に第2の信号出力端子10の出力電圧Vo2について計算すると、
Vo2=(QF2+QS2)/CF2+Va ・・・・・・・・・(13)
となる。
ここで、一般的に、CS1=CS2,CF1=CF2と設定するので、CS1=CS2=CS ,CF1=CF2=CF とすると、式(8),(9),(10),(11),(12),(13)より、各帰還容量13,14に電荷を蓄積した場合は、差動出力(Vo1−Vo2)は、
Vo1−Vo2=1/CF ・(QF1+QS1−QF2−QS2
=1/CF ・{CF (Vin1 −Vref )+CS /2・(Vin1 −Vin2 )
−CF (Vin2 −Vref )−CS /2・(Vin2 −Vin1 )}
=1/CF ・{CF (Vin1 −Vin2 )+CS (Vin1 −Vin2 )}
=(1+CS /CF )(Vin1 −Vin2 ) ・・・・・・・・・・(14)
となり、帰還容量に電荷を蓄積しなかった場合は、差動出力(Vo1−Vo2)は、
Vo1−Vo2=1/CF ・(QF1+QS1−QF2−QS2
=1/CF ・{CS / 2・(Vin1 −Vin2 )
−CS /2・(Vin2 −Vin1 )}
=1/CF ・{CS (Vin1 −Vin2 )}
=CS /CF ・(Vin1 −Vin2 ) ・・・・・・・・・・・・・(15)
となり、それぞれ、1+CS /CF ,CS /CF なる利得で、差動入力信号を増幅していることがわかる。
なお、この例では演算時に第1,第2の演算用スイッチ17,18と第1の入力用スイッチ24のみをONにする形態について述べたが、サンプリング時に利得に応じてON状態となっていた第1,第2,第3の入力用スイッチ24,25,26と第1,第2の並列演算用スイッチ27,28をそのままONにしつづけ、且つ第1,第2の帰還用スイッチ17,18をONにすることでも、演算動作を行うことができ、式(14),(15)と同等の利得を得ることができる。
ここで、第1,第2の入力容量素子群11,12の可変設定の手法について説明する。ここでの説明では、全ての入力容量素子及び帰還容量の値が同一であるとし、CS11 =CS12 =CS13 =CS21 =CS22 =CS23 =CF1=CF2=Cとして説明するが、各容量の値に重み付けをもたせて、利得を設定してもなんら問題のないことは言うまでもない。
(1)サンプリング時に第1の入力用スイッチ24をONにする。
このとき、各合成入力容量値CS1,CS2は、CS1=CS11 ,CS2=CS21 であり、全ての容量の値が等しいので、CS1=CS2=CS =Cとなる。このときの利得は、CS =CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は2倍、蓄積しなかった場合は1倍となる。
(2)サンプリング時に第2の入力用スイッチ25をONにする。
このとき、各合成入力容量値CS1とCS2は、それぞれ第1及び第2の入力容量素子の値CS11 とCS12 ,CS21 とCS22 の直列容量値であり、CS1=CS2=CS =1/2Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は3/2倍、蓄積しなかった場合は1/2倍となる
(3)サンプリング時に第3の入力用スイッチ26をONにする。
このとき、各合成入力容量値CS1とCS2は、それぞれ第1,第2及び第3の入力容量素子の値CS11 とCS12 とCS13 ,CS21 とCS22 とCS23 の直列容量値であり、CS1=CS2=CS =1/3Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は4/3倍、蓄積しなかった場合は1/3倍となる。
(4)サンプリング時に第2の入力用スイッチ25と第1,第2の並列接続用スイッチ27,28をONにする。
このとき、第2及び第3の入力容量素子Cs12 とCs13 ,Cs22 とCs23 はそれぞれ並列と考えることができ、第1の合成入力容量Cs1はCs12 とCs13 の並列容量と第1の入力容量素子Cs11 との直列接続、第2の合成入力容量Cs2はCs22 とCs23 の並列容量と第1の入力容量素子Cs21 との直列接続、と考えることができる。Cs12 とCs13 の並列容量値とCs22 とCs23 の並列容量値はそれぞれ2Cであるので、この場合は各合成入力容量値CS1,CS2は、CS1=CS2=CS =2/3Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は5/3倍、蓄積しなかった場合は2/3倍となる。
上述したように、可変入力容量回路32の各スイッチ及び第3,第4のセット用スイッチを切り替えることで、利得を変えることができる。そして、第1の信号入力端子7のサンプリング時について考えると、図2のような等価回路となる。全ての容量の容量値を等しくCとした場合、図8に示した従来の構成の場合、信号入力端子に接続される総容量値はCsw+4Cとなるが、本実施例の場合、図2より信号入力端子に接続される総容量値は最大でもCsw+3/2Cとなり、大幅にその容量値を減らすことができ、サンプリング時の帯域を十分確保することができる。第2の信号入力端子の場合も同様の効果を得ることができる。また、各容量の大きさを極端に小さくしていないので、配線等の寄生容量が与える利得への影響も従来と大きく変わることがない。更に、差動入出力増幅器の入力端子に着目すると、差動入出力増幅器の入力端子に接続される素子数が少なくなっているので、配線などの寄生容量成分、寄生抵抗成分を減らすことができ、差動入出力増幅器全体の動作を高速化することが可能となる。
また、本実施例では説明を簡略化するため、各入力容量素子群を3つの入力容量素子の直列接続構成とした場合について示したが、直列数は必ずしも3つである必要はなく、必要な利得に応じて、その直列数を変えた場合でも同等の効果を得ることができることは明らかであり、直列入力容量素子を4としたものを実施例2として説明する。
図3は、実施例2に係る可変利得回路の構成を示す回路構成図で、この実施例は請求項1〜3のいずれかに係る発明の実施例に対応している。この実施例に係る可変利得回路は、図1に示した実施例1の構成に対して、第1の入力容量素子群11において第4の入力容量素子Cs14 と第3の並列接続用スイッチ29を、第2の入力容量素子群12において第4の入力容量素子Cs24 と第4の並列接続用スイッチ30を、入力スイッチ群23において第4の入力用スイッチ31をそれぞれ追加して構成されている。
この実施例においても図1に示した実施例1の場合と同様に、その利得を式(14),(15)から計算することができる。ここでも先の説明と同様に、全ての容量の値が同一であると考えるが、もちろん、各容量の値に重み付けをもたせて、利得を設定してもなんら問題のないことは言うまでもない。また、サンプリング時の第1,第2の帰還容量13,14に関しての動作は図1に示した実施例1と同一であるので省略する。
(1)サンプリング時に第1の入力用スイッチ24をONにする。
このとき、各合成入力容量値CS1,CS2は、CS1=CS11 ,CS2=CS21 であり、全ての容量値が等しいので、合成入力容量値は、CS1=CS2=CS =Cとなる。このときの利得は、CS =CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は2倍、蓄積しなかった場合は1倍となる。
(2)サンプリング時に第2の入力用スイッチ25をONにする。
このとき、各合成入力容量値CS1とCS2は、それぞれ第1及び第2の入力容量素子の値CS11 とCS12 ,CS21 とCS22 の直列容量値であり、CS1=CS2=CS =1/2Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は3/2倍、蓄積しなかった場合は1/2倍となる。
(3)サンプリング時に第3の入力用スイッチ26をONにする。
このとき、各合成入力容量値CS1とCS2は、それぞれ第1,第2及び第3の入力容量素子の値CS11 とCS12 とCS13 ,CS21 とCS22 とCS23 の直列容量値であり、CS1=CS2=CS =1/3Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は4/3倍、蓄積しなかった場合は1/3倍となる。
(4)サンプリング時に第4の入力用スイッチ31をONにする。
このとき、各合成入力容量値CS1とCS2は、それぞれ第1,第2、第3及び第4の入力容量素子の値CS11 とCS12 とCS13 とCS14 ,CS21 とCS22 とCS23 とCS24 の直列容量値であり、CS1=CS2=CS =1/4Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は5/4倍、蓄積しなかった場合は1/4倍となる。
(5)サンプリング時に第3の入力用スイッチ26と第3,第4の並列接続用スイッチ29,30をONにする。
このとき、第3及び第4の入力容量素子Cs13 とCs14 ,Cs23 とCs24 はそれぞれ並列と考えることができ、第1の合成入力容量Cs1は上記Cs13 とCs14 の並列容量と、第1及び第2の入力容量素子Cs11 とCs12 の直列接続、第2の合成入力容量Cs2は上記Cs23 とCs24 の並列容量と、第1及び第2の入力容量素子Cs21 とCs22 の直列接続、と考えることができる。Cs13 とCs14 の並列容量値とCs23 とCs24 の並列容量値はそれぞれ2Cであるので、この場合の合成入力容量値は、CS1=CS2=CS =2/5Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は7/5倍、蓄積しなかった場合は2/5倍となる。
(6)サンプリング時に第2の入力用スイッチ25と第1,第2の並列接続用スイッチ27,28をONにする。
このとき、第3及び第4の入力容量素子Cs13 とCs14 は直列接続、同じく第3及び第4の入力容量素子Cs23 とCs24 は直列接続とそれぞれ考えることができ、それらの直列容量Cs134とCs234の値はCS134=CS234=1/2Cである。また、その直列容量Cs134と第2の入力容量素子Cs12 ,直列容量Cs234と第2の入力容量素子Cs22 はそれぞれ並列接続と考えることができ、それらの直列容量Cs1234 ,Cs2234 の値はCS1234 =CS2234 =3/2Cとなる。そして、第1の入力容量素子Cs11 と直並列容量Cs1234 ,第1の入力容量素子Cs21 と直並列容量Cs2234 はそれぞれ直列接続と考えることができ、したがって、各合成入力容量値はCS1=CS2=3/5Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は8/5倍、蓄積しなかった場合は3/5倍となる。
(7)サンプリング時に第3の入力用スイッチ26と第1,第2の並列接続用スイッチ27,28をONにする。
このとき、第2及び第3の入力容量素子Cs12 とCs13 は直列接続、同じく第2及び第3の入力容量素子Cs22 とCs23 は直列接続とそれぞれ考えることができ、それらの直列容量Cs123とCs223の値はCS123=CS223=1/2Cである。また、その直列容量Cs123と第4の入力容量素子Cs14 ,直列容量Cs223と第4の入力容量素子Cs24 はそれぞれ並列接続と考えることができ、それらの直並列容量Cs1234 ,Cs2234 の値はCS1234 =CS2234 =3/2Cとなる。そして、第1の入力容量素子Cs11 と直並列容量Cs1234 ,第1の入力容量素子Cs21 と直並列容量Cs2234 はそれぞれ直列接続と考えることができ、したがって、各合成入力容量値はCS1=CS2=3/5Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は8/5倍、蓄積しなかった場合は3/5倍となる。この場合、(6)のときと、利得は変化していないが、各入力容量素子並びに帰還容量の値を同一でなく、重み付けをもたせた場合には(6)と(7)の場合の利得は変化してくる。
この実施例2の場合も信号入力端子に接続される総容量値は最大でもCsw+3/2Cとなり、図1に示した実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。
上記実施例1では、各入力容量素子群を直列接続した3つの容量素子で構成したもの、実施例2では直列接続した4つの容量素子で構成したものを示したが、容量素子数を限定せず、これを一般的に拡張し、n個の容量素子で構成したものを、実施例1及び2の実施例の変形例として、図4の回路構成図にその構成を示す。各入力容量素子群をn個の入力容量素子で構成した場合には、それに対応して入力スイッチ群は、n個の入力用スイッチが設けられ、また(n−2)個の並列接続用スイッチが設けられる。そして、この場合の利得設定の手法や効果は実施例1及び2と同様であり、その説明は省略する。
図5は実施例3に係る可変利得回路の構成を示すブロック図であり、この実施例は請求項1に係る発明の実施例に対応している。なお、この実施例では説明を簡略化するために、入力容量素子群を2つの入力容量素子で構成している場合について示してある。この実施例に係る可変利得回路は、第1,第2の差動入力端子3,4と、第1,第2の差動出力端子5,6とを備えた差動入出力増幅器1と、基準電圧源2と、第1,第2の帰還容量13,14と、第1,第2の信号入力端子7,8と、第1,第2の信号出力端子9,10と、直列接続された入力容量素子Cs11 ,Cs12 で構成される第1の入力容量素子群11と、直列接続された入力容量素子Cs21 ,Cs22 で構成される第2の入力容量素子群12と、第1,第2の入力用スイッチ24,25で構成される入力スイッチ群23と、第1,第2,第3,第4のセット用スイッチ15,16,19,20と、第1,第2の演算用スイッチ17,18と、第1,第2のサンプル用スイッチ21,22と、全てのスイッチを制御するスイッチ制御回路39とから構成されている。
そして、前記第1の入力容量素子群11と前記第2の入力容量素子群12と前記入力スイッチ群23とで可変入力容量回路32を構成し、差動入出力増幅器1の第1の入力端子3と第1の帰還容量13の一端とを接続し、差動入出力増幅器1の第2の入力端子4と第2の帰還容量14の一端とを接続し、第1の帰還容量13の他端と差動入出力増幅器1の第1の出力端子5とを第1の演算用スイッチ17を介して接続し、第2の帰還容量14の他端と差動入出力増幅器1の第2の出力端子6とを第2の演算用スイッチ18を介して接続し、差動入出力増幅器1の第1の出力端子5を第1の信号出力端子9と接続すると共に、第1のセット用スイッチ15を介して基準電圧源2に接続し、差動入出力増幅器1の第2の出力端子6を第2の信号出力端子10と接続すると共に、第2のセット用スイッチ16を介して基準電圧源2に接続し、差動入出力増幅器1の第1の入力端子3を第1のサンプル用スイッチ21を介して第1の信号入力端子7に接続すると共に、第3のセット用スイッチ19を介して第1の帰還容量13の他端に接続し、差動入出力増幅器1の第2の入力端子4を第2のサンプル用スイッチ22を介して第2の信号入力端子8に接続すると共に、第4のセット用スイッチ20を介して第2の帰還容量14の他端に接続する。
また、第1の入力容量素子群11は、第1の入力容量素子Cs11 の一端を差動入出力増幅器1の第1の入力端子3に接続し、第1の入力容量素子Cs11 の他端を第2の入力容量素子Cs12 の一端に接続するように構成し、第2の入力容量素子群12は、第1の入力容量素子Cs21 の一端を差動入出力増幅器1の第2の入力端子4に接続し、第1の入力容量素子Cs21 の他端を第2の入力容量素子Cs22 の一端に接続するように構成している。また第1,第2の入力容量素子群11,12の第1の入力容量素子Cs11 ,Cs21 の他端同士を第1の入力用スイッチ24を介して接続し、同じく第2の入力容量素子Cs12 ,Cs22 の他端同士を第2の入力用スイッチ25を介して接続するように構成されている。
次に、図5に示した実施例3に係る可変利得回路の動作について説明する。ここで、全てのスイッチはスイッチ制御回路39で制御される。まず、入力信号のサンプリング時には、第1,第2のサンプル用スイッチ21,22をONにし、第1の帰還容量13に電荷を蓄積する場合は、第1のセット用スイッチ15と第1の演算用スイッチ17をONにし、
F1=CF1(Vin1 −Vref ) ・・・・・・・・・・・(16)
なる電荷QF1を蓄積する。また、第1の帰還容量13に電荷を蓄積しない場合は、第3のセット用スイッチ19をONにすることで、第1の帰還容量13の両端が同電位となるので、電荷を蓄積しない。第2の帰還容量14に関しても同様に、電荷を蓄積する場合は第2のセット用スイッチ16と第2の演算用スイッチ18をONにし、
F2=CF2(Vin2 −Vref ) ・・・・・・・・・・・(17)
なる電荷QF2を蓄積し、電荷を蓄積しない場合は第4のセット用スイッチ20をONにして、電荷を蓄積しない。
そして、第1,第2の入力容量素子群11,12は所望の利得に応じて、第1,第2の入力用スイッチ24,25のいずれかをONにすることで、第1,第2の入力容量素子群11,12の合成入力容量Cs1,Cs2の値CS1,CS2を変えることができる。このとき、各合成容量Cs1,Cs2にはそれぞれ、
S1=1/2・CS1S2/(CS1+CS2)・(Vin1 −Vin2 ) ・・・・・(18)
S2=1/2・CS1S2/(CS1+CS2)・(Vin2 −Vin1 ) ・・・・・(19)
なる電荷QS1,QS2が蓄積される。このとき、第1,第2の入力容量素子群11,12の各第1の入力容量素子Cs11 ,Cs21 には、それぞれQS1,QS2と同じ電荷が蓄えられる。なお、第1,第2の入力容量素子群11,12の可変設定に関しては後述する。
次に、演算時には、第1,第2の演算用スイッチ17,18と第1の入力用スイッチ24のみをONにすることで、第1の入力容量素子群11の第1の入力容量素子Cs11 に蓄えられた電荷を第1の帰還容量13に、第2の入力容量素子群12の第1の入力容量素子Cs21 に蓄えられた電荷を第2の帰還容量14にそれぞれ転送し、演算を行う。このとき、差動入出力増幅器1の第1,第2の入力端子3,4の電圧は同じになる。この電圧をVa と置く。よって、第1の信号出力端子9の出力電圧Vo1について計算すると、
F1(Vo1−Va )=QF1+QS1
Vo1=(QF1+QS1)/CF1+Va ・・・・・・・・・(20)
となる。同様に第2の信号出力端子10の出力電圧Vo2について計算すると、
Vo2=(QF2+QS2)/CF2+Va ・・・・・・・・・(21)
となる。
ここで、一般的に、CS1=CS2,CF1=CF2と設定するので、CS1=CS2=CS ,CF1=CF2=CF とすると、式(16),(17),(18),(19),(20),(21)より、各帰還容量13,14に電荷を蓄積した場合は、差動出力(Vo1−Vo2)は、
Vo1−Vo2=1/CF ・(QF1+QS1−QF2−QS2
=1/CF ・{CF (Vin1 −Vref )+CS /2・(Vin1 −Vin2 )
−CF (Vin2 −Vref )−CS /2・(Vin2 −Vin1 )}
=1/CF ・{CF (Vin1 −Vin2 )+CS (Vin1 −Vin2 )}
=(1+CS /CF )(Vin1 −Vin2 ) ・・・・・・・・・・(22)
となり、帰還容量に電荷を蓄積しなかった場合は、差動出力(Vo1−Vo2)は、
Vo1−Vo2=1/CF ・(QF1+QS1−QF2−QS2
=1/CF ・{CS / 2・(Vin1 −Vin2 )
−CS /2・(Vin2 −Vin1 )}
=1/CF ・{CS (Vin1 −Vin2 )}
=CS /CF ・(Vin1 −Vin2 ) ・・・・・・・・・・・・・(23)
となり、それぞれ、1+CS /CF ,CS /CF なる利得で、差動入力信号を増幅していることがわかる。
なお、この例では演算時に第1,第2の演算用スイッチ17,18と第1の入力用スイッチ24のみをONにする形態について述べたが、サンプリング時に利得に応じてON状態となっていた第1,第2の入力用スイッチ24,25をそのままONにしつづけ、且つ第1,第2の演算用スイッチ17,18をONにすることでも、演算動作を行うことができ、式(22),(23)と同等の利得を得ることができる。
ここで、第1,第2の入力容量素子群11,12の可変設定の手法について説明する。ここでの説明では全ての入力容量素子及び帰還容量の値が同一であるとし、CS11 =CS12 =CS13 =CS21 =CS22 =CS23 =CF1=CF2=Cとして説明するが、各容量の値に重み付けをもたせて、利得を設定してもなんら問題のないことは言うまでもない。
(1)サンプリング時に第1の入力用スイッチ24をONにする。
このとき、各合成入力容量値CS1,CS2は、CS1=CS11 ,CS2=CS21 であり、全ての容量の値が等しいので、合成入力容量値は、CS1=CS2=CS =Cとなる。このときの利得は、CS =CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は2倍、蓄積しなかった場合は1倍となる。
(2)サンプリング時に第2の入力用スイッチ25をONにする。
このとき、各合成入力容量値CS1とCS2は、それぞれ第1及び第2の入力容量素子の値CS11 とCS12 ,CS21 とCS22 の直列容量値であり、CS1=CS2=CS =1/2Cとなる。このときの利得は、CF =Cであることから、帰還容量に電荷を蓄積した場合は3/2倍、蓄積しなかった場合は1/2倍となる。
上述したように、各入力用スイッチ及び第3、第4のセット用スイッチを切り替えることで、利得を変えることができる。そして、第1の信号入力端子7のサンプリング時について考えると、先の2つの実施例の場合と同様に、図2のような等価回路となる。全ての容量の容量値を等しくCとした場合、図8に示した従来の構成の場合、信号入力端子に接続される総容量値はCsw+4Cとなるが、本実施例の場合も、図2より信号入力端子に接続される総容量値は最大でもCsw+3/2Cとなり、大幅にその容量値を減らすことができ、サンプリング時の帯域を十分確保することができる。第2の信号入力端子の場合も同様の効果を得ることができる。また、各容量の大きさを極端に小さくしていないので、配線等の寄生容量が与える利得への影響も従来と大きく変わることがない。更に、差動入出力増幅器の入力端子に着目すると、差動入出力増幅器の入力端子に接続される素子数が少なくなっているので、配線などの寄生容量成分、寄生抵抗成分を減らすことができ、差動入出力増幅器全体の動作を高速化することが可能となる。
また、本実施例では説明を簡略化するため、各入力容量素子群を直列接続の2つの入力容量素子で構成した場合について示したが、直列数は必ずしも2つである必要はなく、必要な利得に応じて、その直列数を変えた場合でも同等の効果を得ることができることは明らかである。
図6は、本発明に係る可変利得回路を使用した可変利得モジュールの実施例を示すブロック構成図であり、この実施例は請求項4に係る発明の実施例に対応している。図6に示す可変利得モジュール40は、入力端子41からの入力信号VINを第1の可変利得回路42で増幅し、第1の可変利得回路42で増幅した信号を第2の可変利得回路43で増幅し、第2の可変利得回路43で増幅した信号を更に第3の可変利得回路44で増幅し、第3の可変利得回路44で増幅した信号VOUT を出力端子45に出力するように構成されている。
次に、図6に示した可変利得モジュール40の動作について説明する。高利得を増幅器一つで実現しようとすると、歪などの点で不利になるため、一般的に複数の増幅器を直列に接続し、所望の利得を得る方式が使われている。また、この様な場合、全ての増幅器で利得を細かく調節できるようにすると回路規模が大きくなってしまうので、一部の増幅器のみ細かい調整ステップをもたせ、残りの増幅器には大まかな利得調整、若しくは固定利得の増幅を行う増幅器を用いる手法が広く使われている。図6に示した実施例では、第1,第2の可変利得回路42,43で大まかな利得調整を行い、第3の可変利得回路44で細かい利得調整を行うような例を示している。
このような構成の可変利得モジュールにおいて、後段の回路の帯域を確保するためには、その前段の回路は後段の回路以上の帯域幅を有していることが必要となる。つまり、入力端子に近い回路ほど高速である必要がある。こうすることで、後段の回路は前段の回路に制限されることなく、そのスピードを活かすことができる。つまり、第1,第2の可変利得回路42,43といった入力に近い部分の可変利得回路に、図8に示したような従来の構成の可変利得回路を用いてしまうと、可変利得モジュール全体のスピードは従来の可変利得回路のスピード未満になってしまう。そこで、本発明に係る可変利得モジュールにおいては、第1,第2の可変利得回路42,43といった入力に近い部分の可変利得回路に、上記実施例1〜3のいずれかに係る可変利得回路を使うことで、前段部のスピードを確保することができ、仮に第3の可変利得回路44が従来タイプの可変利得回路であったとしても、前段部がその帯域を制限することがないので、可変利得モジュール全体として高速化を図ることが可能となる。ここで、第1,第2の可変利得回路42,43における利得の設定は、各可変利得回路中の、スイッチ制御回路39に、その設定に係る利得制御信号を入力することで行われる。スイッチ制御回路39は、その利得制御信号に基づき、各スイッチ群を制御する。
図7は、本発明に係る可変利得モジュールを使用した撮像装置の実施例の構成を示すブロック構成図であり、この実施例は請求項5に係る発明の実施例に対応している。図7に示す撮像装置は、撮像素子50からの入力信号に対してCDS回路51でリセットノイズを除去し、可変利得モジュール40で増幅し、アナログ・デジタル変換回路54でデジタル信号に変換した後、デジタル処理部55で信号処理がなされるように構成されている。また、可変利得モジュール40の利得設定端子52には利得制御信号入力部53が接続されており、利得制御信号入力部53は設定された利得に応じた制御信号を利得設定端子52に入力するように構成されている。
次に、図7に示した撮像装置の動作について説明する。一般的に、撮像装置で使用される可変利得モジュール40の利得は、フィルム感度に相当するISO感度により決定される。そして、ISO感度が2倍になると、可変利得モジュール40では+6dBのゲインアップが要求される。撮像素子50からの入力信号はCDS回路51でリセットノイズを除去した後、可変利得モジュール40に入力される。可変利得モジュール40には、図6に示した実施例に示すような可変利得モジュールが使われており、設定されたISO感度に応じて、利得制御信号入力部53から利得制御信号が利得設定端子52に入力されることで、可変利得モジュール40を構成する複数の可変利得回路の利得制御が行われ、設定されたISO感度に対する利得設定が行われる。撮像装置をこのように構成することで、高速な撮像装置を実現することが可能となる。
本発明に係る可変利得回路の実施例1を示す回路構成図である。 図1に示した実施例1に係る可変利得回路のサンプリング時の信号入力端子の等価回路図である。 実施例2に係る可変利得回路の構成を示す回路構成図である。 図1及び図3に示した実施例1及び2に係る可変利得回路を一般的に拡張した場合の構成を示す回路構成図である。 実施例3に係る可変利得回路の構成を示す回路構成図である。 本発明に係る可変利得モジュールの実施例を示すブロック構成図である。 本発明に係る撮像装置の実施例を示すブロック構成図である。 従来の可変利得回路の構成例を示す回路構成図である。 図8に示した従来例のサンプリング時の信号入力端子の等価回路図である。
符号の説明
1 差動入出力増幅器
2 基準電圧源
3 差動入出力増幅器の第1の入力端子
4 差動入出力増幅器の第2の入力端子
5 差動入出力増幅器の第1の出力端子
6 差動入出力増幅器の第2の出力端子
7 第1の信号入力端子
8 第2の信号入力端子
9 第1の信号出力端子
10 第2の信号出力端子
11 第1の入力容量素子群
12 第2の入力容量素子群
13 第1の帰還容量
14 第2の帰還容量
15 第1のセット用スイッチ
16 第2のセット用スイッチ
17 第1の演算用スイッチ
18 第2の演算用スイッチ
19 第3のセット用スイッチ
20 第4のセット用スイッチ
21 第1のサンプル用スイッチ
22 第2のサンプル用スイッチ
23 入力スイッチ群
24 第1の入力用スイッチ
25 第2の入力用スイッチ
26 第3の入力用スイッチ
27 第1の並列接続用スイッチ
28 第2の並列接続用スイッチ
29 第3の並列接続用スイッチ
30 第4の並列接続用スイッチ
31 第4の入力用スイッチ
32 可変入力容量回路
39 スイッチ制御回路
40 可変利得モジュール
41 入力端子
42 第1の可変利得回路
43 第2の可変利得回路
44 第3の可変利得回路
45 出力端子
50 撮像素子
51 CDS回路
52 利得設定端子
53 利得制御信号入力部
54 アナログ・デジタル変換回路
55 デジタル処理部

Claims (5)

  1. 差動入力端子と、差動出力端子とを備えた差動入出力増幅器と、
    一端が第1の信号入力端子に接続され、他端が前記差動入力端子の一方の差動入力端子に接続された第1のサンプル用スイッチと、
    一端が第2の信号入力端子に接続され、他端が前記差動入力端子の他方の差動入力端子に接続された第2のサンプル用スイッチと、
    一端が前記一方の差動入力端子に接続された第1の帰還容量と、
    一端が前記他方の差動入力端子に接続された第2の帰還容量と、
    一端が前記第1の帰還容量の他端に接続され、他端が前記差動出力端子の一方の差動出力端子に接続された第1の演算用スイッチと、
    一端が前記第2の帰還容量の他端に接続され、他端が前記差動出力端子の他方の差動出力端子に接続された第2の演算用スイッチと、
    一端が前記一方の差動入力端子に接続された、複数の容量素子が直列に接続されてなる第1の入力容量素子群、一端が前記他方の差動入力端子に接続された、複数の容量素子が直列に接続されてなる第2の入力容量素子群、及び、一端が前記第1の入力容量素子群の一容量素子の他端側に接続され、他端が前記第2の容量素子群の対応する一容量素子の他端側に接続された入力スイッチを各容量素子毎に有してなる入力スイッチ群からなる可変入力容量回路と、
    一端が前記差動出力端子の一方に接続され、他端が基準電圧源に接続された第1のセット用スイッチと、
    一端が前記差動出力端子の他方に接続され、他端が基準電圧源に接続された第2のセット用スイッチと、
    前記第1及び第2のサンプル用スイッチ、前記第1及び第2の演算用スイッチ、前記第1及び第2のセット用スイッチ、及び前記入力スイッチ群のスイッチング動作を制御するスイッチ制御回路とを有する可変利得回路。
  2. 前記可変入力容量回路は、前記第1の入力容量素子群において、第1の入力容量素子の他端側に一端が接続され、前記第1の入力容量素子とは異なる、第2の入力容量素子の他端側に他端が接続された第1の並列接続用スイッチと、前記第2の入力容量素子群において、第3の入力容量素子の他端側に一端が接続され、前記第3の入力容量素子とは異なる、第4の入力容量素子の他端側に他端が接続された第2の並列接続用スイッチとを有し、前記スイッチ制御回路は、前記第1及び第2の並列接続用スイッチのスイッチング動作をも制御することを特徴とする請求項1に係る可変利得回路。
  3. 一端が前記第1の帰還容量の一端に接続され、他端が前記第1の帰還容量の他端に接続された第3のセット用スイッチと、一端が前記第2の帰還容量の一端に接続され、他端が前記第2の帰還容量の他端に接続された第4のセット用スイッチとを更に有し、前記スイッチ制御回路は、前記第3及び第4のセット用スイッチのスイッチング動作をも制御することを特徴とする請求項1又は2に係る可変利得回路。
  4. 可変利得回路が多段に直列に接続する可変利得モジュールであって、前記多段の可変利得回路内の少なくとも1段が請求項1〜3のいずれか1項に係る可変利得回路であることを特徴とする可変利得モジュール。
  5. 請求項4に記載の可変利得モジュールを有する撮像装置であって、前記スイッチ制御回路はISO感度に応じて前記入力スイッチ群、及び前記第1〜第4のセット用スイッチのスイッチング動作を制御することを特徴とする撮像装置。
JP2005162343A 2005-06-02 2005-06-02 可変利得回路及びそれを用いた応用装置 Withdrawn JP2006340046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162343A JP2006340046A (ja) 2005-06-02 2005-06-02 可変利得回路及びそれを用いた応用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162343A JP2006340046A (ja) 2005-06-02 2005-06-02 可変利得回路及びそれを用いた応用装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006340046A true JP2006340046A (ja) 2006-12-14

Family

ID=37560187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005162343A Withdrawn JP2006340046A (ja) 2005-06-02 2005-06-02 可変利得回路及びそれを用いた応用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006340046A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010103580A1 (ja) * 2009-03-09 2010-09-16 パナソニック株式会社 スイッチトキャパシタ増幅回路、アナログフロントエンド回路
JP2015507399A (ja) * 2011-12-21 2015-03-05 インテル コーポレイション 低電力高速デジタル受信器
CN114051107A (zh) * 2021-10-28 2022-02-15 西安微电子技术研究所 一种cmos图像传感器的双模式精细增益配置装置及方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010103580A1 (ja) * 2009-03-09 2010-09-16 パナソニック株式会社 スイッチトキャパシタ増幅回路、アナログフロントエンド回路
JP2015507399A (ja) * 2011-12-21 2015-03-05 インテル コーポレイション 低電力高速デジタル受信器
CN114051107A (zh) * 2021-10-28 2022-02-15 西安微电子技术研究所 一种cmos图像传感器的双模式精细增益配置装置及方法
CN114051107B (zh) * 2021-10-28 2023-09-22 西安微电子技术研究所 一种cmos图像传感器的双模式精细增益配置方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6476315B2 (ja) 信号増幅回路
CN106712730B (zh) 一种可调节信号且可编程的增益放大器
US9979364B2 (en) Semiconductor device with improved variable gain amplification
JPH11261764A (ja) 可変ゲイン増幅装置
JP2009538074A (ja) イメージ・センサ回路
JPH06120827A (ja) A/d変換器
JP2006340046A (ja) 可変利得回路及びそれを用いた応用装置
KR101960180B1 (ko) 연산 증폭기 이득 보상 기능을 가지는 이산-시간 적분기 회로
US6831506B1 (en) Reconfigurable filter architecture
JP2006067558A (ja) 増幅回路、それを用いた信号処理回路およびデジタルカメラ
US10938408B2 (en) Semiconductor device for reading and outputting signal from a sensor
US8030991B2 (en) Frequency tuning and direct current offset canceling circuit for continuous-time analog filter with time divided
JP4489914B2 (ja) A/d変換装置および固体撮像装置
CN109275071B (zh) 音频处理装置、芯片、系统和方法
KR101397252B1 (ko) 하이브리드 아날로그 디지털 변환 장치 및 이를 이용한 센싱 장치
JP2008306405A (ja) 半導体集積回路装置
JP2005277778A (ja) 増幅回路およびそれを用いたアナログデジタル変換器
US7924192B2 (en) ΔΣ analog-to-digital converter
JP4869868B2 (ja) 増幅装置
JP2006303604A (ja) スイッチトキャパシタアンプ回路およびこれを用いた固体撮像装置
JP3232856B2 (ja) アナログフィルタ
JP2004336129A (ja) 可変インピーダンス回路を用いた可変利得増幅回路
JP4087228B2 (ja) スイッチトキャパシタ増幅回路および電子機器
JPH088747A (ja) アナログ/デジタル変換回路
JP2019161556A (ja) データ収録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805