JP2006339922A - ドキュメント管理サーバ、そのドキュメント管理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
ドキュメント管理システム、そのドキュメント管理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】
ドキュメント管理サーバは、ユーザ識別情報(ユーザID)と、ユーザ識別情報に対応するアドレス情報(電子メールアドレス)を記憶する。配信先に電子メールが送信できなかった場合、送信者に対応する電子メールアドレスを求め、当該アドレスに対し、通知する。
また、受領確認ができた場合、送信者に対応する電子メールアドレスを求め、当該アドレスに対して通知する。これらの通知により、本願発明のドキュメント管理サーバのユーザからの信頼度は向上し、重要なドキュメントを、配信、管理できる。
【選択図】図25
Description
例えば、特許文献1には、画像処理装置(MFP; Multi-Function Peripherals)等のアプリケーション装置とドキュメント管理サーバとがネットワークを介して接続された構成の文書管理システムが開示されている。このドキュメント管理システムによれば、ユーザは、MFPを操作して、そのMFPに与えられた権限の範囲内で、ドキュメントを管理(参照、表示、印刷、登録、削除)することができる。
しかしながら、上記文書管理システムでは、作成した文書を送信した際に、文書送信の完了か否かの結果をユーザに適切に通知することができなかった。
ユーザが送信したい文書が送信者(ユーザ)や受信者にとって重要な文書であった場合などに、従来の文書管理システムを利用するユーザは送信結果を確認できないために、不安感を抱くことになっていた。その不安感が先立ち、従来の文書管理システムを利用しないユーザも存在した。
ネットワークを介して情報端末装置と通信可能なドキュメント管理サーバであって、
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信手段と、
上記受信手段で受信した上記送信対象のファイルを、対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信手段と、
上記送信手段による上記ファイルの送信が成功したか否かを判別する送信成否判別手段と、
上記送信成否判別手段により判別したファイルの送信の成否を示すメッセージを、該ファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信する送信成否通知手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記送信成否通知手段は、上記記憶手段の記憶内容に基づいて、対応する通知用のアドレスを求め、上記送信成否判別手段により判別したファイルの送信の成否を示すメッセージを、求めた通知用アドレスに送信する、
ようにしてもよい。
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信ステップと、
上記受信ステップで受信した上記送信対象のファイルを、対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信ステップと、
上記送信ステップによる上記ファイルの送信が成功したか否かを判別する送信成否判別ステップと、
上記送信成否判別ステップにより判別したファイルの送信の成否を示すメッセージを、該ファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信する送信成否通知ステップと、
を備えたことを特徴とする。
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信手順と、
上記受信手順で受信した上記送信対象ののファイルを、対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信手順と、
上記送信手順による上記ファイルの送信が成功したか否かを判別する送信成否判別手順と、
上記送信成否判別手順により判別したファイルの送信の成否を示すメッセージを、該ファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信する送信成否通知手順と、
を実行させる。
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信手段と、
このドキュメント管理サーバに、ファイルの受信完了を通知するための受領確認情報を生成する受領確認情報生成手段と、
上記受信手段で受信した上記送信対象のファイルと前記受領確認情報生成手段で生成された受領確認情報と共に、該送信対象ファイルに対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信手段と、
上記ファイルの送信先から、ファイルの受信完了を通知する受領確認情報を受信する受領確認情報受信手段と、
前記受領確認情報受信手段で受信した受領確認情報に応答して、送信先での受信完了が確認されたファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信先でのファイルの受信を示すメッセージを送信する受領確認通知手段と、
を備えたことを特徴とする。
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信ステップと、
このドキュメント管理サーバに、ファイルの受信完了を通知するための受領確認情報を生成する受領確認情報生成ステップと、
上記受信ステップで受信した上記送信対象のファイルと前記受領確認情報生成ステップで生成された受領確認情報と共に、該送信対象ファイルに対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信ステップと、
上記ファイルの送信先から、ファイルの受信完了を通知する受領確認情報を受信する受領確認情報受信ステップと、
前記受領確認情報受信ステップで受信した受領確認情報に応答して、送信先での受信完了が確認されたファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信先でのファイルの受信を示すメッセージを送信する受領確認通知ステップと、
を備えたことを特徴とする。
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信手順と、
このドキュメント管理サーバに、ファイルの受信完了を通知するための受領確認情報を生成する受領確認情報生成手順と、
上記受信手順で受信した上記送信対象のファイルと前記受領確認情報生成手順で生成された受領確認情報と共に、該送信対象ファイルに対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信手順と、
上記ファイルの送信先から、ファイルの受信完了を通知する受領確認情報を受信する受領確認情報受信手順と、
前記受領確認情報受信手順で受信した受領確認情報に応答して、送信先での受信完了が確認されたファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信先でのファイルの受信を示すメッセージを送信する受領確認通知手順と、
を実行させる。
ここで、ネットワーク4は、一般的な通信手段を用いることが可能である。本実施形態において、一般的に使用されているTCP/IP(トランスミッション・コントロール・プロトコル/インターネット・プロトコル)が使用される。なお、他のプロトコルが使用されてもよい。また、ネットワークは、ローカル・エリア・ネットワークでも、ワイド・エリア・ネットワークでもよい。バーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)やワイヤレス接続のような通信手段も同じように使用可能である。
また、複合機1には、ダウンロードしたファイルを「参照」したり「印刷」したりするために、それに対応するアプリケーションがインストールされている。ダウンロード後、対応するアプリケーションは、ファイルを読み込み、1次表示データを生成する。さらに、複合機1には画像プロセッサが搭載され、入手した1次表示データを複合機1の表示手段に適当する2次表示データに変換し、表示手段上に表示する。
なお、複合機1は、オフィス内に配置されることはもちろん、例えば、サテライトオフィス、コンビニエンスストア、郵便局などの、外出先に置かれていてもよい。要は、ネットワークを介して、ドキュメント管理サーバ5に接続できるようであればよい。
また、I/F15は、LCD(Liquid Crystal Display)22等の出力装置とのインタフェース機能を備える。ユーザは、LCD22に表示される画像やメッセージ等を見ることによって、複合機1の動作状態(具体的には、例えば、印刷設定の詳細、表示設定の詳細、エラーメッセージ等)を知ることができる。ここで、LCD22は、ドットマトリクスタイプの表示素子であり、任意の文字、記号、数字、図形を表示することが可能である。ただし、一般的に、中サイズの画面サイズを有する。
尚、I/F15は、キーボード、マウス等の入力装置を含んでいてもよい。
また、使用履歴情報は、そのユーザの利用履歴である。課金情報は、そのユーザのシステム使用料に関する情報である。
企業会員リストには、図8(b)に示すように、全ての会員(ユーザ)についてそれぞれ、ユーザID、パスワード、氏名、所属単体(企業等)、ニックネーム、請求先、Eメールアドレス、連絡先(住所、電話番号、ファックス番号、ネットワークアドレス(例えば、ノーツメールアドレスを指す))などが保管される。また、個人グループ帳には、図7に示すように、複数のグループ化されたリスト(グループリスト)が登録可能である。各グループリストには、図7に示すように、企業会員リストに登録された会員情報をコピーしたり、コンピュータなどを使用してユーザがインプットしたりして、氏名、所属団体、連絡先などの任意の情報を保管することができる。
認証マネージャは、複合機1、コンピュータ3からログイン情報を入力し、ユーザIDとパスワードの対がユーザ情報に登録されているか否かを判別することにより、ユーザの認証を行う。さらに、認証結果を返答する。
コンピュータ3等のモニタで表示されるフォルダ名は、例えば、図6のように、「企業フォルダ」、「マイフォルダ」である。しかしながら、コンテンツマネージャには、必ずしも当該名前で保管しておく必要はない。すなわち、「企業フォルダ」を「企業コード(例:COM0001)」で、「マイフォルダ」を「ユーザID(例:USER0001)」で、保管していてもよい。その場合、コンピュータ3等にファイル名やフォルダ名を送信するときに、名前を変換する変換手段を設ければよい。このように構成することにより、コンピュータ3等でファイル名やフォルダ名を見やすくすることができる。
ドキュメント管理サーバ5のコンテンツマネージャは、ファイル格納部113内のフォルダ内に電子ファイル(ファイル)を保管する。また、ユーザ又は管理者は、フォルダ内にもフォルダを作成することができ、登録するファイルを例えば用途別に分類することできる。なお、ファイル格納部113内には、本実施形態では、「企業フォルダ」、「グループフォルダ」、「マイフォルダ」を作成可能とする。
企業フォルダは、会員リスト上にある全ユーザがこのフォルダ内のファイルを操作することができる。よって、会員の全ユーザがファイルを共有できる。
グループフォルダは、会員内のユーザからフォルダ利用者を選択し、ファイルやフォルダを操作することができる。すなわち、全ユーザが当該フォルダを操作できるわけではない。このグループフォルダは、管理者が最初に作成して、同時に(又はその後で)利用できるユーザを設定し、その後は、利用できるユーザは自由にフォルダやファイルを作成したり削除したりすることができる。
マイフォルダは、会員内のユーザのみで利用するためのフォルダである。このフォルダは、初めてコンピュータ3を使ってログインしたときに、自動的にファイル格納部113内に作成される。マイフォルダ内においては、ユーザ本人のみファイルやフォルダの操作が可能である。なお、マイフォルダは、初期状態において予め作成しておいてもよい。しかしながら、本実施形態においては、ドキュメント管理サーバ5に初めてログインしたときに、マイフォルダの作成を行うようにしている。なお、本実施形態においては、初めてのログインはコンピュータ3からのみを許可し、複合機1からのログインを許可しないようにしている。
さらに、コンテンツマネージャは、保管している各ファイルに対して、「受領確認」、「登録状況お知らせメール」、「自分お知らせメール」などの通知サービスを設定できる。「受領確認」の設定がされていると、設定したファイルのACL(アクセスコントロールリスト)に設定したユーザに対してメールで通知すべく、メール送信マネージャに通知する。「登録状況お知らせメール」の設定がされていると、設定したファイルの操作を検出したとき、当該ファイルのACLに設定したユーザに対してメールで通知すべく、メール送信マネージャに通知する。「自分お知らせメール」の設定がされていると、設定したファイルに対して、「自分お知らせメール」を設定したユーザのユーザIDを設定する。そして、当該ファイルの操作を検出したとき、「自分お知らせメール」を設定したユーザに対してメールで通知すべく、メール送信マネージャに通知する。
ここで、前記ACLは、例えば図6(b)に示すような情報を含んでいる。本図の場合、アクセス権限を設定する電子ファイル(又は電子フォルダ)のファイルID(又はフォルダID)と、アクセス制限の内容を示す情報を含む。
なお、コンテンツマネージャは、保管するファイルに対応するサムネイル表示用のファイルを作成し、保管しておいてもよい。このように構成することにより、後述する「参照」機能の利用時において、まずサムネイル表示用のファイルを複合機1、コンピュータ3に転送し、表示するように構成することで、ユーザが間違えてファイルを選択したことによる無駄なダウンロードを防げる。
なお、上述したファイルの操作は、以下説明するアクセス制限手段によりアクセス権が設定可能である。
ドキュメント管理サーバ5のアクセス制限マネージャは、前記ACL(アクセスコントロールリスト)に基づき電子フォルダや電子ファイルの利用者を制限する。アクセス制限マネージャにより、電子フォルダや電子ファイルの閲覧、修正、登録、削除、印刷(これらを1つ、またはまとめて操作という)を制限できる。このように、アクセス権を持つ利用者を個別に設定することで、電子フォルダや電子ファイルの共有や閲覧ができる利用者を制限したり、文書の改ざんを防ぐことができる。なお、アクセス制限マネージャは、各電子フォルダ、各電子ファイルそれぞれのアクセス権を、前記ACLに設定しておき、それに基づいてアクセスを制限する。
本実施形態においては、初期状態において、企業フォルダや企業フォルダ内にある電子ファイルの操作に係るアクセス権が、会員内のユーザ全員に与えられる。また、マイフォルダやマイフォルダ内にあるファイルの操作に係るアクセス権は、当該ユーザのみに与えられる。さらに、グループフォルダやグループフォルダ内にある電子ファイルの操作に係るアクセス権は、当該グループに登録されたユーザのみに与えられる。
アクセス制限マネージャは、新しい電子フォルダや電子ファイルを作成した場合、上位電子フォルダの前記ACLを自動的に引き継ぐよう設定する。また、企業フォルダ内の電子ファイルに関する前記ACLは、複合機1、コンピュータ3が備える入力手段からの設定情報の入力により、1つ又は複数のユーザヘアクセス権を付与するように設定できる。
ドキュメント管理サーバ5のメール送信マネージャは、コンテンツマネージャからのメール送信依頼や、ユーザからのメール配信依頼に基づき、ユーザや入力したアドレスに対してメールを送信する。なお、送信はメールサーバを介して行われる。メール送信マネージャは、「メール配信」、「受領確認」、「登録状況お知らせメール」、及び、「自分お知らせメール」の各機能を備える。以下、詳述する。
「メール配信」とは、複合機1、コンピュータ3からの設定に基づき、ドキュメント管理サーバ5から、会員内のユーザやその他のEメールアドレス(非会員)宛てに、ファイルの登録時(更新時を含む)や会員のいずれかが参照した時にファイル自体を添付してその旨を通知する機能である。複合機1、コンピュータ3は、後述する「登録」(更新を含む)処理、「参照」時において、タッチパネル23を操作する等して、「メール配信」のオプションをONに設定し(ステップS1101;Yes)、送信を希望するアドレス情報を入力する(ステップS1102)。アドレス情報は、ドキュメント管理サーバ5の会員リストマネージャにアクセスして、アドレス一覧を入手してからアドレスを選択して入力してもよいし、ユーザが手動操作で入力してもよい。次に、複合機1、コンピュータ3からドキュメント管理サーバ5に対し、「登録」処理、「参照」処理の完了を通知するとともに、「メール配信」の送信依頼と送信先のアドレスを通知する(ステップS1103)。ドキュメント管理サーバ5のメール配信マネージャは、当該「メール配信」のオプション設定の通知を受ける(ステップS1104)と、選択されたアドレス宛てにファイル自体を添付したメールを送信すべく、ファイル添付メールを作成して送信する(ステップS1105)。
なお、メール本文には、図9(b)に例示するように、メールを送信する契機となったイベントを特定するメッセージ(例えば、Aさんにより添付ドキュメントが新規に登録された、Bさんにより下記ドキュメントが更新された、Cさんにより添付ファイルが参照された、等のメッセージ)を記入する。
「受領確認」機能とは、複合機1、コンピュータ3からの設定に基づき、ドキュメント管理サーバ5から、ドキュメント管理サーバ5が保管しているファイルへのリンク情報を含むメールを送付し、当該メールの受信者がリンク先にアクセスしたときに、受領確認メールを「受領確認」の設定者に対して送付する機能である。
複合機1、コンピュータ3は、ファイルの「登録」(更新を含む)、「参照」等の処理内で、「受領確認」のオプションをONに設定(ステップS1201;Yes)できる。
複合機1、コンピュータ3は「受領確認」の設定がONに設定されたことをドキュメント管理サーバ5に通知する(ステップS1202)。ドキュメント管理サーバ5のメール送信マネージャは、「受領確認」のオプション設定の通知を受けると(ステップS1203)、会員リストマネージャにアクセスして、(1)「受領確認」を設定した設定者の名前を、ログイン時のIDから取得し(ステップS1204)、(2)当該ファイルのACL(アクセスコントロールリスト)に設定されたユーザ(このドキュメントをアクセスすることが認められているユーザ)のアドレスを取得する(ステップS1205)。次に、「受領確認」を設定した設定者の名前、および当該ファイルへのリンク先情報などを追加して図10(b)に例示するようなメールを作成し、当該ファイルのACLに設定されたユーザのアドレスに対し送信する(ステップS1206)。さらに、ドキュメント管理サーバ5のコンテンツマネージャは、「受領確認」が設定されたファイルに対して、「受領確認」を設定したユーザのユーザIDを保管する。
一方、受領確認付きメールを受信したユーザ(ACLの設定に基づいて、「受領確認」の設定者と同一団体に属すものになる)が、リンク先情報をクリックすると、そのコンピュータはこれを検出し(ステップS1301)、コンピュータ3はキュメント管理サーバ5に通知する(ステップS1302)。ドキュメント管理サーバ5のコンテンツマネージャは、そのファイルをリンク先の端末に送信する共に当該ファイルヘアクセスしたことを検知すると(ステップS1303)、メール配信マネージャに通知する。メール配信マネージャは、「受領確認」を設定したユーザのユーザIDをキーに、会員リストマネージャにアクセスして、当該ファイルヘアクセスしたユーザの名前を入手し(ステップS1304)、送信するメール内にファイルにアクセスしたユーザの名前を挿入して、例えば、図11(b)に示すようなメールを作成し、「受領確認」を設定したユーザのアドレスに送付する(ステップS1305)。メールサーバは、「受領確認」設定をONにしているユーザにメールを配信する。
「登録状況お知らせメール」とは,ファイルが操作されたときに、当該ファイルのACLに設定された各ユーザのアドレス宛てに、その旨を通知する機能である。
複合機1、コンピュータ3は、「登録」、「参照」時の処理時において、「登録状況お知らせメール」のオプションをONに設定する(ステップS1401;Yes)ことができる。コンピュータ3は当該ファイルの「登録状況お知らせメール」設定がONにセットされたことをドキュメント管理サーバ5に通知する(ステップS1402)。ドキュメント管理サーバ5のコンテンツマネージャは、「登録状況お知らせメール」が設定されたファイルに対して、当該オプションの設定情報を保管する(ステップS1403)。設定後、コンテンツマネージャはユーザからファイルの更新(ファイルの上書き、削除などを含む)があるか否かをウォッチングする(ステップS1404)。
或いは、ファイルの更新があったときに、「登録状況お知らせメール」が設定されているか否かを判別し、設定されていると判別したときに、ステップS1404に進むようにしてもよい。
「自分お知らせメール」とは、ファイルが操作されると、そのファイルに関しあらかじめ設定されているユーザのアドレス宛てにファイルが更新されたことを通知する機能である。複合機1、コンピュータ3は、設定処理においておいて、ファイルを特定して、「自分お知らせメール」のオプションをONに認定することができる。コンピュータ3は、この設定がなされたことを検知し(ステップS1501;Yes)当該ファイルの「自分お知らせメール」設定がONになったことをドキュメント管理サーバ5に通知する(ステップS1502)。ドキュメント管理サーバ5のコンテンツマネージャは、「自分お知らせメール」が設定されたファイルに対して、「自分お知らせメール」を設定したユーザのユーザIDを保管する(ステップS1503)。保管後、コンテンツマネージャはユーザからファイルの更新(ファイルの上書き、削除などを含む)、があるか否かをウォッチングする(ステップS1504)。或いは、ファイルの更新があったときに、「自分お知らせメール」が設定されているか否かを判別し、設定されていると判別したときに、ステップS1505に進むようにしてもよい。
「自分お知らせメール」が設定されたファイルに対して、ファイルの更新を検知すると(ステップS1504;Yes)、「自分お知らせメール」を送信すべく、メール配信マネージャに対してファイル更新を行ったユーザのユーザIDを通知する。次に、メール配信マネージャは、会員リストマネージャにアクセスして、(1)ファイルの更新を行ったユーザのユーザIDに対応する名前およびアドレス、および(2)「自分お知らせメール」を設定したユーザのアドレスを入手し(ステップS1505)、送信するメール内に当該名前と当該ファイルのリンク先を挿入してメールを作成する。そして、「自分お知らせメール」を設定したユーザのアドレスに対してメールを送信する(ステップS1506)。前記ユーザは当該メールを受信して、対象の電子ファイルが更新されたことを知る。
また、本実施形態では、「メール配信」のオプションを設定すると、複合機1、コンピュータ3が会員リストマネージャにアクセスして、アドレス一覧を入手してからアドレスを選択するようにした。しかしながら、送付先が会員である場合は、少なくとも会員のIDや名前を入手するのみでよく、このように構成するとデータの入手が効率化できる。その場合、ドキュメント管理サーバ5は、会員リストマネージャにアクセスして、会員のIDや名前から会員のEメールアドレスを入手してから、当該Eメールアドレスに送信すればよい。
さらに、本実施形態では、「受領確認」のオプションを設定すると、メール配信マネージャは会員リストマネージャにアクセスし、予め設定された前記ACLに基づき、「受領確認」付きメールを送信する。このように構成することにより、簡単な操作により、関係者に対してファイルの確認を依頼することができ、ファイルがアクセスされたか否かを知ることができる。
また、本実施形態では、「メール配信」による送信先と、「受領確認」による送信先とは異なるよう構成している。すなわち、「メール配信」では会員、非会員を問わずにメールを送信できるが、「受領確認」では会員のみにメールを送信できる。このように構成することにより、非会員がファイルのリンク先が記されたメールを受信したときに、当該リンク先のファイルを閲覧できるように構成する必要がなくなる。よって、セキュリティが確保できる。また、非会員によるファイルのアクセスを禁止するよう構成した場合には、非会員から受領確認を得ることはできなくなる、という不具合がない。このように、本実施例では、セキェリティや操作の面から優れているといえる。
上記の「メール配信」および、「受領確認」におけるドキュメント管理サーバ5の処理動作については後述する。
さらに、対象ファイルには、「登録状況お知らせメール」と「自分お知らせメール」とが両方設定できる。しかしながら、両方設定している場合、両方のメールを送信するようにすると、同じ趣旨のメールを多数送信することになり、ネットワークに負荷がかかる。そこで、「登録状況お知らせメール」と「自分お知らせメール」との両方が設定されている場合は、一のメールしか送信しないように構成してもよい。また、「登録状況お知らせメール」と「自分お知らせメール」のメールの内容を同一にすれば、一つのメールしか送信しないように構成したとしてもユーザの混乱が防げる。
また、本実施形態では、「自分お知らせメール」は電子ファイルに対して設定できるようにした。しかしながら、これに限定されない。すなわち、複合機1またはコンピュータ3からドキュメント管理サーバ5にアクセスして、自分のアクセス権がある全ての電子ファイルに対してファイル操作が行われたときに、自分お知らせメールを送信するように設定されるようにしてもよい。このように構成することにより、ファイル単位で設定するよりも、効率的に設定が可能となる。
ドキュメント管理サーバ5のファイル履歴マネージャは、「履歴管理する」モードが設定されている場合、ファイルの履歴を保存し、管理する。即ち、ファイル履歴マネージャにより、複合機1、コンピュータ3上で表示されるファイル名は同じでありながら、保存した回数に対応した各版のファイルが自動的に保管される。なお、以下の説明では、最新のファイルをバージョン0とする。ユーザは、各版の参照、取り出し、印刷などが可能である。一方、「履歴管理しない」モードが設定されている場合には、履歴の管理を行わず、最新のファイルのみが保存される。なお、ファイルの履歴を管理するか否かは、ファイルの登録時や更新時に設定できる。本実施形態においては、初期状態においては、履歴管理をしないに設定されている。また、後述されるとおり、コンピュータ3からは各履歴のファイル操作が可能だが、複合機1からは各履歴のファイル操作を禁止している。
ファイル履歴マネージャでファイルの履歴を保存している場合、「メール配信」でユーザにファイルを通知(送信)することができる。複合機1を操作してファイル送信を指示した場合と、コンピュータ3を操作してファイル送信を指示した場合とで、ドキュメント管理サーバ5の動作が異なる。
<複合機1からの指示>
○参照時(表示時)、メール配信を行う場合:(ファイルの内容を表示して、表示したファイルを送信する場合)
配信するメールに常に最新のバージョン(つまり、0)のファイルを添付する。例えば、履歴管理OFFで当該ファイルが上書きされていたら、そのファイルを送信し、履歴管理ONで最新バージョン以外のバージョンが存在するときでも、常に最新のバージョン0のファイルを送付する。
○登録時、メール配信を行う場合:(ファイルを新たに登録して、登録したファイル送信する場合)
参照時と同じ。
<コンピュータ3からの操作>
○参照時、バージョンを指定しないでメール配信を行う場合:
配信するメールに常に最新のバージョン(つまり、0)のファイルを添付する。例えば、履歴管理OFFで当該ファイルが上書きされていたら、そのファイルを送信する。また、履歴管理ONで最新バージョン以外のバージョンが作成されたときにも、最新のバージョンのファイルを送付する。
○参照時、バージョンを指定してメール配信を行う場合:
配信するメールに指定されたバージョン(例えば、0(最新)、1(1つ前)、2、3など)のファイルを添付して送信する。
○登録時、メール配信を行う場合:
配信するメールに常に最新のバージョン(つまり、0)のファイル、即ち、今回登録したファイルを添付する。履歴管理OFFで当該ファイルが上書きされたり、履歴管理ONで他のバージョンが作成されたときでも、今回登録した最新のバージョンのファイルを送付する。
このように構成することにより、会員内のユーザは、ファイル履歴マネージャで履歴管理をしている特定のバージョンを指定して、所定のユーザに通知することができる。また、常に最新バージョンを通知することもできる。また、特定の情報端末装置(例えば、複合機1)からは履歴管理を行えないようにしたことで、長く占有されることを防ぐ。
また、バージョンを指定して通知した場合においても、当該バージョンが削除されている場合は 最新バージョンを表示するように構成してもよい。
まず、初期状態から各機能が選択されるまでを説明する。
(オープニング)
複合機1は、電源をONして立ち上がったとき、表示手段にオープニング画面を表示してユーザからの操作を待つ。また、本オープニング画面は、他の画面に移った状態で数分間何ら操作が入力できなかった場合や、各機能の終了を入力した場合に表示される。本実施形態では、図15(a)に示すように、サービスの開始を指示するためのTouch Hereボタン(開始ボタン)が画面中央部に配置され、ユーザの入力を待機している。当該開始ボタンが押圧されると、機能選択画面が表示する。
(機能選択)
開始ボタンの押圧を検出した後、図15(b)に示すように、機能選択画面を表示してユーザからの入力を待つ。本実施形態においては、機能選択画面で各機能を選択すると、図15(c)に示すように、「登録」、「印刷」、「削除」、「参照」、「取り出し」の各機能を選択するための、機能ボタンを配置している。各機能ボタンへの押圧を入力すると、ネットワーク4を介してドキュメント管理サーバ5に機能選択情報を通知する。その後、ログイン画面を表示する。
(ログイン)
各機能ボタンの押圧を検出した後、図15(d)に示すように、ログイン画面及びパスワード入力画面を表示してユーザからのログイン情報の入力を待つ。ユーザからログイン情報、すなわち「ユーザID」、「パスワード」の入力されると、当該ログイン情報をドキュメント管理サーバ5に送信し、認証結果を待つ。
ドキュメント管理サーバ5は、送信されたユーザIDとパスワードとを用いて、図5の認証マネージャに対して認証を行う。認証がOKであれば、ドキュメント管理サーバ5は、ユーザIDと、当該ユーザが選択した機能とを関連づけた情報を、図4の管理情報格納部114に格納し、複合機1に認証がOKであるという通知を送信する。なお、認証がNGであれば、その旨の通知を複合機1に送信する。
認証がOKであるとの通知を受けると、複合機1の制御部10は、後述する各機能に応じたソフトウェアアプリケーションを、HDD13から読み出して実行し、各機能に対応する操作画面をLCD22に表示する。なお、認証がNGであるとの通知を受けると、機能を操作する画面を表示せずに、再度ログイン情報の入力を促す画面を表示する。
「MFPからの登録」機能とは、複合機1が備えるスキャナによって紙などの文書をスキャンし、スキャンした面像データをドキュメント管理サーバ5に保管したり、複合機1の外部メディアI/Fに接続される装置に装着された記録メディアに保管する機能である。また、複合機1の外部メディアI/Fに接続される装置に装着された記録メディアに保管されている電子ファイルを、ドキュメント管理サーバ5に保管する機能である。以下、詳述する。
上述した機能選択画面(図15c)上で「MFPからの登録」が選択されると、制御部10は、図16のフローの処理を開始し(ステップS1601)、まず、図15(d)の画面を用いた認証を処理を行い、さらに認証がOKであるとの通知を受けると(ステップS1602;Yes)、複合機1は、(A)スキャナにセットされた紙などの文書をスキャンして得られる画像ファイルか、または(B)複合機1の外部メディアI/F14に装着された記録メディア20,21に保管された電子ファイルか、を選択するための図15(e)に示すような画面をLCD22から構成される表示手段上に表示し、ユーザによる入力を待機する。
「(A)スキャナにセットされた紙などの文書」が選択されると(ステップS1603;Yes)、複合機1はスキャナ部19を駆動して、データを読み込み、当該データを含む電子ファイルを生成する(ステップS1604)。一方、「(B)記録メディア」が選択されると(ステップS1603;NoかつステップS1605;Yes)、記録メディア20,21から電子ファイルを読み込む(ステップS1606)。
次に、複合機1(制御部10)は、図15(f)の画面を表示して(a)ドキュメント管理サーバ5への保管か、または(b)複合機1に装着された記録メディア20や21への保管か、をユーザに選択させる。
「ドキュメント管理サーバ5への保管」が選択されると(ステップS1607;Yes)、複合機1は選択された電子ファイル保管場所にアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS1608)。一方、「記録メディア」が選択されると(ステップS1607;NoかつステップS1609;Yes)、装着された記録メディアにアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS1610)。
その後、ユーザによってフォルダ選択が入力されると、当該選択された電子フォルダに保管すべく、(A)スキャナにセットされた紙などの文書をスキャンして得られる画像ファイル、または(B)複合機1に装着された記録メディアに保管された電子ファイルを読み込む(ステップS1611)。そして、当該電子ファイルをドキュメント管理サーバ5に送信する(ステップS1612)。ドキュメント管理サーバ5のコンテンツマネージャは、送信された電子ファイルを受信すると、指定されたフォルダにこれを登録する。この際、アクセス制限マネージャがACLを設定し、また、ファイル履歴マネージャがファイルの履歴を管理する。さらに、ログ管理マネージャがこの一連の処理の履歴情報(ログ)を管理する。さらに、課金システムマネージャが、今回の処理内容と予め登録されている処理単価とに基づいて課金金額を求め、この課金金額(請求情報)を蓄積する。さらに、求めた今回の請求情報を複合機1に送信する。複合機1はドキュメント管理サーバ5から請求情報を受信し、LCD22の表示画面上に料金を表示する(ステップS1613)。
上述した機能選択画面(図15(c))上で「MFPからの印刷」が選択されると、制御部10は、図17のフローを開始し(ステップS1701)、図15(d)の認証画面を用いた認証処理により認証がOKであるとの通知を受けると(ステップS1702;Yes)、複合機1は、ファイルが保管されている場所を選択する画面を表示画面に表示する。ユーザは表示画面を操作することによって、(a)ドキュメント管理サーバ5のファイル格納部113に保管された電子ファイルの印刷か、または(b)複合機1に装着された記録メディア20,21に保管された電子ファイルの印刷か、が選択できる。
「ドキュメント管理サーバ5に保管された電子ファイル」が選択されると(ステップS1703;Yes)、複合機1はドキュメント管理サーバ5の選択されたファイル保管場所にアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS1704)。一方、「記録メディア」が選択されると(ステップS1703;NoかつステップS1705;YEs)、複合機1は装着された記録メディアにアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS1706)。
その後、ユーザによってフォルダ選択が入力されると、(A)ドキュメント管理サーバ5の選択された電子フォルダに保管された電子ファイル、または(B)複合機1に装着された記録メディアに保管された電子ファイルを読み込む(ステップS1707)。ドキュメント管理サーバ5上の電子ファイルを指定した場合、アクセス制限マネージャがACLからそのアクセス権をチェックし、アクセス権があれば、コンテンツマネージャがこの電子ファイルを複合機1に送信する。また、メール送信マネージャは設定に従って、該当電子ファイルが印刷されたことを、各登録ユーザにメールで通知する。さらに、ログ管理マネージャがこの一連の処理の履歴情報(ログ)を管理する。さらに、課金システムマネージャが、今回の処理内容と予め登録されている処理単価とに基づいて課金金額を求め、この課金金額(請求情報)を蓄積する。さらに、求めた今回の請求情報を複合機1に送信する。また、ファイル履歴マネージャがファイルの履歴を管理する。さらに、ログ管理マネージャがこの一連の処理の履歴情報(ログ)を管理する。
複合機1は、記憶メディア20,21から読み出した電子ファイル又はドキュメント管理サーバ5から送信されて来た電子ファイルを印刷する(ステップS1708)。複合機1は、当該電子ファイルの印刷後、印刷枚数、印刷サイズ等、印刷処理の内容を特定する情報を、ドキュメント管理サーバ5に送信する。ドキュメント管理サーバ5の課金システムマネージャは、通知された今回の処理内容と予め登録されている処理単価とに基づいて課金金額を求め、この課金金額(請求情報)を記憶すると共に今回の請求情報を複合機1に送信する。
複合機1はドキュメント管理サーバ5から請求情報を受信し、表示画面上に料金を表示する(ステップS1709)。
なお、請求システムマネージャは、例えば、複合機1から印刷総枚数の通知を受けて、今回の印刷処理1回分の請求額を一括して計算してもよく、或いは、複合機1が一定量(例えば、1シート毎、10シート毎..)印刷する度に、通知を受けて、一定量毎に課金計算を行って、これらの総計を求めることで、今回の印刷処理1回分の請求額を計算してもよい。
上述した機能選択画面(図15(c))上で「MFPからの削除」が選択されると、制御部10は、図18の処理を開始し(ステップS1801)、さらに認証がOKであるとの通知を受けると(ステップS1802;Yes)、複合機1は、電子ファイルが保管されている場所を選択する画面を表示画面に表示する。表示画面により、(a)ドキュメント管理サーバ5に保管されているファイルの削除か、または(b)複合機1に装着された記録メディアに保管されているファイルの削除か、が選択できる。
「ドキュメント管理サーバ5に保管された電子ファイル」が選択されると(ステップS1803;Yes)、複合機1はドキュメント管理サーバ5の選択されたファイル保管場所にアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS1804)。一方、「記録メディア」が選択されると(ステップS1803;NoかつステップS1805;YEs)、複合機1は装着された記録メディアにアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS1806)。
その後、ユーザによってフォルダ選択が入力されると、(A)ドキュメント管理サーバ5の選択された電子フォルダに保管された電子ファイル、または(B)複合機1に装着された記録メディアに保管された電子ファイルを読み込む(ステップS1807)。なお、ドキュメント管理サーバ5上の電子ファイルを指定した場合、アクセス制限マネージャがACLからそのアクセス権をチェックし、削除する権限があれば、コンテンツマネージャがこの電子ファイルを複合機1に送信する。さらに、複合機1は当該電子ファイルの内容をプレビュー等によって表示する(ステップS1808)。そして、ユーザによって、削除することが選択されると(ステップS1809;Yes)、複合機1は当該電子ファイルを削除する(ステップS1810)。即ち、記録メディア上のファイルが指定されているときは、外部メディアI/F14を介して記録メディア20,21等に格納されている該当するファイルを削除する。
この場合、複合機1は、削除したファイルに関する情報(例えば、ファイル数、各ファイルの容量等)を課金処理用に、ドキュメント管理サーバ5に通知する。ドキュメント管理サーバ5の課金システムマネージャは、通知内容と予め登録されている処理単価とに基づいて課金金額を求め、この課金金額(請求情報)を蓄積する。さらに、求めた今回の請求情報を複合機1に送信する。複合機1はドキュメント管理サーバ5から請求情報を受信し、表示画面上に料金を表示する(ステップS1811)。
一方、ドキュメント管理サーバ5上の電子ファイルが指定されている場合、アクセス制限マネージャがACLからそのアクセス権を必要に応じて再度チェックし、削除権があれば、コンテンツマネージャがこの電子ファイルを削除する。また、メール送信マネージャは設定に従って、該当電子ファイルが削除されたことを、各登録ユーザにメールで通知する。さらに、ログ管理マネージャがこの一連の処理の履歴情報(ログ)を管理する。また、ファイル履歴マネージャがファイルの履歴管理(バージョン情報の更新等)を行う。さらに、課金システムマネージャが、今回の処理内容と予め登録されている処理単価とに基づいて課金金額を求め、この課金金額(請求情報)を蓄積する。さらに、求めた今回の請求情報を複合機1に送信する。
上述した機能選択画面上でユーザによって「MFPからの参照」が選択され(ステップS1901)、さらに認証がOKであるとの通知を受けると(ステップS1902)、複合機1は、ファイルが保管されている場所を選択する画面を表示画面に表示する。表示画面により、(a)ドキュメント管理サーバ5に保管されたファイルの参照か、または(b)複合機1に装着された記録メディアに保管されたファイルの参照か、が選択できる。
「ドキュメント管理サーバ5に保管された電子ファイル」が選択されると(ステップS1903;Yes)、複合機1はドキュメント管理サーバ5の選択されたファイル保管場所にアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS1904)。一方、「記録メディア」が選択されると(ステップS1903;NoかつステップS1905;YEs)、複合機1は装着された記録メディアにアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS1906)。
その後、ユーザによってフォルダ選択が入力されると、(A)ドキュメント管理サーバ5の選択された電子フォルダに保管された電子ファイル、または(B)複合機1に装着された記録メディアに保管された電子ファイルを読み込む(ステップS1907)。なお、ドキュメント管理サーバ5上の電子ファイルを指定した場合、アクセス制限マネージャがACLからそのアクセス権をチェックし、参照する権限があれば、コンテンツマネージャがこの電子ファイルを複合機1に送信する。また、メール送信マネージャは設定に従って、該当電子ファイルが参照されたことを、各登録ユーザにメールで通知する。さらに、ログ管理マネージャがこの一連の処理の履歴情報(ログ)を管理する。
さらに、制御部10は、読み込んだファイルに対応するアプリケーションを、例えば、ファイルの拡張子から判別して、対応するアプリケーションを起動する(ステップS1908)。さらに、制御部10は、起動したアプリケーションを実行して、読み込んだ電子ファイルの内容を、RAM11上に確保している表示メモリエリアに展開し(ステップS1909)、プレビュー等によってLCD22に表示する(ステップS1910)。なお、表示メモリエリアに展開する画像を通常のビットマップパターンより粗い(ビット間引いた)サムネイル画像としてもよい。
続いて、制御部10は、当該電子ファイルのデータを表示後、表示したデータの頁数、表示時間等をドキュメント管理サーバ5に通知する。ドキュメント管理サーバ5は、通知に基づいて、課金情報を生成し、複合機1に通知する。複合機1はドキュメント管理サーバ5から請求情報を受信し、表示画面上に料金を表示する(ステップS1911)。
上述した機能選択画面上でユーザによって「MFPからの取り出し」が選択され(ステップS2001;Yes)、さらに認証がOKであるとの通知を受けると(ステップS2002;Yes)、複合機1は、ドキュメント管理サーバ5にアクセスし、フォルダ情報を表示する。
「ドキュメント管理サーバ5に保管された電子ファイル」が選択されると(ステップS2003;Yes)、複合機1はドキュメント管理サーバ5の選択されたファイル保管場所にアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS2004)。一方、「記録メディア」が選択されると(ステップS2003;NoかつステップS2005;YEs)、複合機1は装着された記録メディアにアクセスし、保存先のフォルダ情報を表示する(ステップS2006)。
その後、ユーザによってフォルダ選択が入力されると、(A)ドキュメント管理サーバ5の選択された電子フォルダに保管された電子ファイル、または(B)複合機1に装着された記録メディアに保管された電子ファイルを読み出す(ステップS2007)。なお、ドキュメント管理サーバ5上の電子ファイルを指定した場合、アクセス制限マネージャがACLからそのアクセス権をチェックし、参照する権限があれば、コンテンツマネージャがこの電子ファイルを複合機1に送信する。また、メール送信マネージャは設定に従って、該当電子ファイルが参照されたことを、各登録ユーザにメールで通知する。さらに、ログ管理マネージャがこの一連の処理の履歴情報(ログ)を管理する。さらに、複合機1は当該電子ファイルの内容を、RAM11上に確保している表示メモリエリアに展開し、プレビュー等によってLCD22に表示する。当該電子ファイルのデータを表示後、ユーザによって当該電子ファイルを取得することが選択されると(ステップS2008;Yes)、複合機1は当該電子ファイルを保存する記録メディア20、21等がユーザによって装着されているかを確認する(ステップS2009)。当該記録メディアが装着されていると判断された場合(ステップS2009;Yes)、複合機1は当該電子ファイルを前記記録メディア20、21に保存する(ステップS2010)。当該電子ファイルのデータを保存後、制御部10は保存したデータの量、装置の占有時間等をドキュメント管理サーバ5に通知する。ドキュメント管理サーバ5は、通知に基づいて、課金情報を生成、複合機1に通知する。複合機1は、ドキュメント管理サーバ5から請求情報を受信し、表示画面上に料金を表示する(ステップS2011)。
「登録」、「印刷」、「削除」、「参照」、「取り出し」の各サービスの請求情報を受信し、表示画面上に料金を表示すると、ドキュメント管理サーバ5はログオフを行う。
ログオフを行うと、ドキュメント管理サーバ5は、ログイン時に保存したユーザIDと、当該ユーザが選択した機能とを関連づけた情報を、図4の管理情報格納部114から削除し、複合機1にログオフが完了した旨を送信する。複合機1は、ドキュメント管理サーバ5から、ログオフ完了を受信し、図15(a)のTouchHereボタンが表示される画面をLCD22に表示する。すなわち、ログオフ後、ユーザが機能を新たに使うたびに、複合機1は、ドキュメント管理システムへの認証を要求する。
まず、ソフトウェアを立ち上げてから、各機能が選択されるまでを説明する。
(ログイン)
ソフトウェアの立ち上げ後、ログイン画面及びパスワード入力画面を表示してユーザからのログイン情報の入力を待つ。例えば、図15(d)に示されるような画面をコンピュータ3に接続されるモニタ等に表示し、ユーザからログイン情報、すなわち「ユーザID」、「パスワード」の入力されると、当該ログイン情報をドキュメント管理サーバ5に送信し、認証結果を待つ。認証がOKであるとの通知を受けると、コンピュータ3は、例えば図15(b)に示すような機能選択画面を、モニタ上に表示する。なお、認証がNGであるとの通知を受けると、機能を操作する画面を表示せずに、再度ログイン情報の入力を促す画面を表示する。
(機能選択)
認証がOKであると通知を受けると、コンピュータ3は、ディスプレイ上に機能選択画面を表示し、ユーザからの入力を待つ。機能選択画面上には、「登録」、「参照」、「取り出し」、「削除」の各機能を選択するための、機能ボタンを配置している。マウスポインタによって各機能ボタンの選択を入力すると、ネットワークを介してドキュメント管理サーバ5に機能選択情報を通知する。その後、後述する各機能に応じた操作画面をディスプレイに表示する。各機能について、以下詳述する。
上述した機能選択画面上でユーザによって「PCからの登録」が選択され(ステップS2101)、さらに認証がOKであるとの通知を受けると(ステップS2102;Yes)、コンピュータ3は、コンピュータ3に保管された登録を希望するファイルを選択する画面を、表示画面上に表示する。ユーザによるファイルの選択が入力されると(ステップS2103;Yes)、コンピュータ3はドキュメント管理サーバ5にアクセスしてフォルダ情報を入手し、表示画面上にフォルダ情報を表示し(ステップS2104)、保存先の電子フォルダを選択させる画面を表示する。ユーザによって保存先の電子フォルダの選択が入力されると(ステップS2105;Yes)、登録する電子ファイルをドキュメント管理サーバ5の当該電子フォルダ内に登録すべく送信する(ステップS2106)。ファイルの送信後、コンピュータ3はドキュメント管理サーバ5から請求情報を受信し、表示画面上に表示する(ステップS2107)。
上述した機能選択画面上でユーザによって「PCからの参照」が選択され、(ステップS2201)、さらに認証がOKであるとの通知を受けると(ステップS2202;Yes)、コンピュータ3は、ユーザに対して電子ファイルを選択させる画面を画面上に表示する。つまり複合機1は当該ユーザが参照できる電子フォルダの一覧などを表示する(ステップS2203)。ユーザによって電子ファイルの選択が入力されると(ステップS2204;Yes)、コンピュータ3はドキュメント管理サーバ5から当該電子ファイルを取得する(ステップS2205)。そして、コンピュータ3は所定のビューワ等のソフトウェアを起動して当該電子ファイルを表示する(ステップS2206)。コンピュータ3はユーザによる参照が終了したと判断すると(ステップS2207;Yes)、コンピュータ3はドキュメント管理サーバ5に終了を通知する(ステップS2208)。その後、コンピュータ3はドキュメント管理サーバ5から請求情報を受信し、表示画面上に料金を表示する(ステップS2209)。
「登録」、「印刷」、「削除」、「参照」、「取り出し」の各サービスの請求情報を受信し、表示画面上に料金を表示すると、コンピュータ3は機能選択画面を表示し、ユーザからの操作を待つ。ユーザがログオフしたいときには、ソフトウェアを終了すればよい。
例えば、ドキュメント管理サーバ5へのファイルの登録時、および当該ファイルの印刷時において、登録、印刷の利用それぞれにおいて、課金情報を生成することができる。また、複合機1に記録メディアを装着し、当該記録メディアに保管されたファイルを印刷する場合においても(すなわち、複合機上で機能が完結している)、印刷機能の選択時にはドキュメント管理サーバ5への認証を要求する。
さらに、複合機1で印刷機能を使用すると、全ページの印刷が完了した時点で複合機からドキュメント管理サーバ5に対して、印刷機能の終了を通知する。ドキュメント管理サーバ5は、終了通知を受けると課金情報を生成する。これにより、印刷がスピーデイに行われる。しかしながら、途中で複合機のネットワークケーブルを外れてしまったときに、適切に課金できない。それを防ぐために、複合機は、各ページの印刷を終了すると、ドキュメント管理サーバに頁印刷の終了を通知するようにすればよい。この場合、印刷のスピードは落ちるが、適切に課金することができる。
また、例えば、コンピュータ3からドキュメント管理システムを使用するときには、コンピュータ3にインストールされた標準のブラウザを使用しない。本ドキュメント管理システムを使用する専用のソフトウェアを提供する。これは、各機能の使用時において、ドキュメント管理サーバが利用状況を入手し、課金するためである。
さらに、「参照」機能の使用時において、参照機能が完了した時点でコンピュータ3等からドキュメント管理サーバ5に対して、参照機能の終了を通知する。ドキュメント管理サーバ5は、終了通知を受けると課金情報を生成する。しかしながら、参照機能がエンドレスに使用され、例えば、複合機1の利用を占有してしまう。これを避けるために、参照機能の利用時間ごと(例えば、10秒ごと)に、複合機1からドキュメント管理サーバ5に対して通知し、参照機能の利用時間に応じて課金するようにしてもよい。
また、参照機能が利用できる時間(例えば、3分まで)を制限してもよい。さらに、参照機能の操作(例えば、移動、回転、拡大、縮小操作など)の入力が一定時間ないこと(例えば、3分まで)をもって、参照機能を終了するようにしてもよい。
複合機1からファイルの「MFPからの登録」機能を設定し、さらに、登録オプションとして「メール配信」を設定した場合のエラー処理について説明する。
ドキュメント管理サーバ5は、「MFPからの登録」機能を使ってファイルをドキュメント管理サーバ5に保管するときにエラー(例.送信の途中でファイル送信が途切れるなど)があることを検知すると、当該複合機1宛てにエラーである旨を通知する。さらに、ドキュメント管理サーバ5のメール配信マネージャから、「メール配信」の送信先にメールを送信するときにエラーがあることを検知すると、会員リストマネージャにアクセスして、当該「メール配信」のオプションを設定した会員に対応するEメールアドレスを入手する。そして、エラーが生じた送信先を通知すべくメールを作成し(例,送信先○○へのメール配信ができませんでした、など)、当該Eメールアドレス情報とともに、送信する。このように構成することにより、エラーメッセージを適切にユーザに通知することができる。
上記のエラー処理におけるドキュメント管理サーバ5の処理動作については後述する。
複合機1のLCD22上で参照するときにおいて、表示された内容は90度ごとに回転操作ができる。この90度の回転は、複合機1にインストールされたアプリケーション上で行っても、2次データを扱う画像プロセッサ上で行ってもよい。しかしながら、画像プロセッサ上で行う方が、1次データから2次データへの変換を必要としない分、効率的である。
また、90度の回転基準はいずれの場所でもよい(例えば、左上など)。しかしながら、表示パネルに一部分しか表示されていないときに90度回転すると、表示されていた部分が表示パネル外に移動してしまって見難くなってしまう。そこで、90度の回転の回転基準は、現在表示パネルに表示されている表示部分の中心を基準にして、回転するようにすればよい。
なお、表示パネルに表示されたファイルの拡大、縮小、スクロールなどは便宜行えるようにすればよい。
また、「MFPからの印刷」機能の使用時において、例えば、スプレッドシートのときは、一番目のシートのみ印刷するようにすれば、無駄なシートが印刷されることは少なくなる。さらに、「MFPからの参照」機能の使用時において、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)ファイルのときは、カラー表示の選択はできず、白黒表示の選択しかできないようにすれば、ユーザの操作が容易になる。また、「印刷」機能の使用時において、例えば、文書ファイルのときは、印刷を意図しないようなページが印刷されることがあり、印刷する枚数が予想できない。従って、拡張子等で文書ファイルであると判断したときには、印刷される枚数を表示したり、印刷プレビューを表示すればよい。尚、詳細については後述する。
複合機1やコンピュータ3は、簡易認証機能を設けてもよい。すなわち、IDやパスワードの桁数が所定数以上入力されないと、ドキュメント管理サーバ5に送信するためのOKボタンが表示されないようにする。このように構成することにより、譲ってID入力や、パスワードを入力してOKボタンを押した場合でも、ドキュメント管理サーバ5にアクセスしてしまい、その間待っていなければならない、という無駄がなくなる。また、ネットワーク負荷が低減できる。
続いて、複合機1で作成されたドキュメント(配信ファイル)は、電子メールに添付してドキュメント管理サーバ5に送信される。
ドキュメント管理サーバ5は、周期的にメールサーバへの新規メールの受信の有無を問い合わせ、メールサーバに到着したドキュメント(配信ファイル)が添付した電子メールをファイル格納部113に記憶する(ステップS202)。
正常に、ドキュメント管理サーバ5が、メールサーバから配信ファイルを受信した時点で、ドキュメント管理サーバ5は、図8(b)に示すように、受信したユーザIDと、ユーザIDに対応する電子メールアドレスと、電子メール送信依頼情報と、配信先の電子メールアドレスと、を対応付けて管理情報格納部114に記憶する(ステップS203)。
図25に戻って、ドキュメント管理サーバ5は、配信先の電子メールアドレスにドキュメント(配信ファイル)を送信するために、電子メールの宛先を配信先の電子メールアドレスにし、ドキュメントを添付した電子メールを作成する(ステップS204)。
次に、ドキュメント管理サーバ5は、メールサーバの準備が完了した時点で、配信ファイルを送信する(ステップS205)。
また、ここで配信先情報が、前記ACLに設定しておいた、ドキュメント管理サーバ5内の電子フォルダや電子ファイルの共有や閲覧ができる利用者のメールアドレスと一致すれば、ドキュメント(配信ファイル)を添付せずに、ドキュメントを閲覧できるリンク情報を送信するようにしてもよい。
次に、ドキュメント管理サーバ5は、メールサーバから送信完了のシグナルを受信できないことがある(ステップS206;No)。この時、ドキュメント管理サーバ5は、後述するエラー処理を実行する(ステップS208)。また、正常にドキュメント管理サーバ5が、メールサーバから送信完了のシグナルを受信した場合(ステップS206;Yes)、メール配信処理は終了する。ただし、複合機1でユーザによって入力された配信先の電子メールアドレスが、入力違い等により、間違っていることがあり、メールサーバは、誤った又は、存在しない配信先に配信メールを送信することがある。この場合、ドキュメント管理サーバ5は、配信先に配信メールを送信できずに、送信した配信メールは、メールサーバに戻ってくる。ドキュメント管理サーバ5は、配信メールがメールサーバに戻ってきたことを判別した場合(ステップS207)、後述するエラー処理を実行する(ステップS208)。
リンク情報は、配信メールを受信した受信者が、ネットワークを介してアクセスできる特定のWebサーバ上のファイルの場所を示すURLが記述されている。さらに、そのリンク情報には、受信者がそのURLにアクセスすると同時に、送信者のユーザID(ユーザ識別情報)や配信メールの配信先を特定する配信先情報(例えば、電子メールアドレス)等の情報を送信する記述がされている。
ドキュメント管理サーバ5は、上記のリンク情報先にあるファイルに配信メールの受信者がアクセスしたことを判別した時点で(ステップS501)、受領確認処理は開始される。この時、ドキュメント管理サーバ5に接続したWebサーバは、アクセスと同時に送られてきた配信ファイルの送信者のユーザIDや配信メールの配信先を特定する配信先情報を参照する(ステップS502)。ドキュメント管理サーバ5は、参照したユーザIDや配信先情報に一致するデータがファイル格納部113に記憶されているか否かを判定する(ステップS503)。この時、一致するデータが存在しなかった場合(S503;No)、ドキュメント管理サーバ5は、ドキュメント管理サーバ5に接続したWebサーバに、Webサーバ上にあるファイルへのアクセスを拒否する指示を出す(ステップS507)。また、一致するデータが存在した場合(ステップS503;Yes)、ドキュメント管理サーバ5は、参照したユーザIDに対応付けられている送信者の電子メールアドレスを特定する(ステップS504)。ドキュメント管理サーバ5は、電子メールの宛先をステップS504で特定した電子メールアドレスにし、配信ファイルの受信者が受領確認した旨の書面を付した電子メールを作成する(ステップS505)。例えば、図10(b)に示したような電子メールを作成する。ドキュメント管理サーバ5は、この作成した電子メールを、メールサーバを介して配信ファイルの送信者に送信する(ステップS506)。この時、正常にドキュメント管理サーバ5が、メールサーバから送信完了のシグナルを受信した時点で受領確認処理は終了する。
前述したように、ドキュメント管理サーバ5は、配信先への送信をメールサーバに要求して、配信ファイルを送信した場合でも、メールサーバから送信完了のシグナルを受信できないことがある。
また、複合機1でユーザによって入力された配信先の電子メールアドレスが、入力違い等により、間違っていることがある。この時、メールサーバは、誤った又は、存在しない配信先に配信ファイルを送信し、配信ファイルはメールサーバに戻ってくる。
上記の二通りの場合において、ドキュメント管理サーバ5は、エラー処理を開始する。この時、ドキュメント管理サーバ5は、送信者のユーザID(ユーザ識別情報)から、ファイル格納部113に記憶されている送信者のユーザIDに対応付けられている送信者の電子メールアドレスを特定する(ステップS401)。ドキュメント管理サーバ5は、電子メールの宛先をステップS401で特定した電子メールアドレスにし、配信ファイルを送信できなかった旨の書面を付した電子メールを作成する(ステップS402)。例えば、図28に示したような電子メールを作成する。ドキュメント管理サーバ5は、この作成した電子メールを、メールサーバを介して配信ファイルの送信者に送信する(ステップS403)。この時、正常にドキュメント管理サーバ5が、メールサーバから送信完了のシグナルを受信した時点でエラー処理は終了する。
3 コンピュータ
4 ネットワーク
5 ドキュメント管理サーバ
10 制御部
11 RAM
12 ROM
13 HDD
14 外部メディアI/F
15 I/F
16 通信部
17 システムバス
18 印刷部
19 スキャナ部
20 記録メディア(CD/DVD)
21 記録メディア(メモリカード)
22 LCD
23 タッチパネル
110 制御部
111 RAM
112 ROM
113 ファイル格納部
114 管理情報格納部
115 表示部
116 入力部
117 通信部
201 入力部
202 ファイル要求部
203 ファイル受け取り部
204 ファイル判別部
205 動作定義部
206 動作指示部
207 動作実行部
208 ファイル印刷部
209 出力部
210 印刷設定部
Claims (7)
- ネットワークを介して情報端末装置と通信可能なドキュメント管理サーバであって、
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信手段と、
上記受信手段で受信した上記送信対象のファイルを、対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信手段と、
上記送信手段による上記ファイルの送信が成功したか否かを判別する送信成否判別手段と、
上記送信成否判別手段により判別したファイルの送信の成否を示すメッセージを、該ファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信する送信成否通知手段と、
を備えたことを特徴とするドキュメント管理サーバ。 - 複数のユーザ識別情報と通知用のアドレス情報とを対応付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
上記送信成否通知手段は、上記記憶手段の記憶内容に基づいて、対応する通知用のアドレスを求め、上記送信成否判別手段により判別したファイルの送信の成否を示すメッセージを、求めた通知用アドレスに送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載のドキュメント管理サーバ。 - ネットワークを介して情報端末装置と通信可能なドキュメント管理サーバのドキュメント管理方法であって、
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信ステップと、
上記受信ステップで受信した上記送信対象のファイルを、対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信ステップと、
上記送信ステップによる上記ファイルの送信が成功したか否かを判別する送信成否判別ステップと、
上記送信成否判別ステップにより判別したファイルの送信の成否を示すメッセージを、該ファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信する送信成否通知ステップと、
を備えたことを特徴とするドキュメント管理方法。 - ネットワークを介して情報端末装置と通信可能なドキュメント管理サーバのコンピュータに、
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信手順と、
上記受信手順で受信した上記送信対象ののファイルを、対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信手順と、
上記送信手順による上記ファイルの送信が成功したか否かを判別する送信成否判別手順と、
上記送信成否判別手順により判別したファイルの送信の成否を示すメッセージを、該ファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信する送信成否通知手順と、
を実行させるためのプログラム。 - ネットワークを介して情報端末装置と通信可能なドキュメント管理サーバであって、
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信手段と、
このドキュメント管理サーバに、ファイルの受信完了を通知するための受領確認情報を生成する受領確認情報生成手段と、
上記受信手段で受信した上記送信対象のファイルと前記受領確認情報生成手段で生成された受領確認情報と共に、該送信対象ファイルに対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信手段と、
上記ファイルの送信先から、ファイルの受信完了を通知する受領確認情報を受信する受領確認情報受信手段と、
前記受領確認情報受信手段で受信した受領確認情報に応答して、送信先での受信完了が確認されたファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信先でのファイルの受信を示すメッセージを送信する受領確認通知手段と、
を備えたことを特徴とするドキュメント管理サーバ。 - ネットワークを介して情報端末装置と通信可能なドキュメント管理サーバのドキュメント管理サーバであって、
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信ステップと、
このドキュメント管理サーバに、ファイルの受信完了を通知するための受領確認情報を生成する受領確認情報生成ステップと、
上記受信ステップで受信した上記送信対象のファイルと前記受領確認情報生成ステップで生成された受領確認情報と共に、該送信対象ファイルに対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信ステップと、
上記ファイルの送信先から、ファイルの受信完了を通知する受領確認情報を受信する受領確認情報受信ステップと、
前記受領確認情報受信ステップで受信した受領確認情報に応答して、送信先での受信完了が確認されたファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信先でのファイルの受信を示すメッセージを送信する受領確認通知ステップと、
を備えたことを特徴とするドキュメント管理方法。 - ネットワークを介して情報端末装置と通信可能なドキュメント管理サーバでのコンピュータに、
情報端末装置から、送信対象のファイルと、該ファイルの送信者を特定するためのユーザ識別情報と、該ファイルの送信先を特定する送信先情報と、を受信する受信手順と、
このドキュメント管理サーバに、ファイルの受信完了を通知するための受領確認情報を生成する受領確認情報生成手順と、
上記受信手順で受信した上記送信対象のファイルと前記受領確認情報生成手順で生成された受領確認情報と共に、該送信対象ファイルに対応する送信先情報で特定される送信先に送信する送信手順と、
上記ファイルの送信先から、ファイルの受信完了を通知する受領確認情報を受信する受領確認情報受信手順と、
前記受領確認情報受信手順で受信した受領確認情報に応答して、送信先での受信完了が確認されたファイルに対応するユーザ識別情報で特定される送信者の通知用アドレスに、送信先でのファイルの受信を示すメッセージを送信する受領確認通知手順と、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (3)
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