JP2006339271A - 電子部品冷却ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能であると共に放熱効率に優れた電子部品冷却ユニットを提供すること。
【解決手段】複数の電子部品2と、該電子部品2を挟持するように並列配置されると共に冷却媒体fを流通させる冷媒流路を設けた複数の冷却チューブ3とを有する電子部品冷却ユニット1。隣り合う冷却チューブ3の間には、複数の上記電子部品2を並列配置している。該複数の電子部品2のうち少なくとも1つの上記電子部品2における一方又は双方の主面20と、冷却チューブ3との間には、複数の電子部品2の厚み寸法差を調整するための寸法差調整部材4を介在させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子等を内蔵する電子部品と、該電子部品を冷却するための複数の冷却チューブとを有する電子部品冷却ユニットに関する。
従来より、DC−DCコンバータやインバータ等の電力変換装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流を生成するものとして用いられる。
一般に、電気自動車やハイブリッド自動車等では、交流モータから大きな駆動トルクを得る必要があるため、駆動電流として大電流が必要となる。
そして、そのため、その交流モータ向けの駆動電流を生成する上記電力変換装置においては、該電力変換装置を構成するIGBT等の電力用半導体素子を含む半導体モジュールからの発熱が大きくなる傾向にある。
そこで、電力変換装置9を構成する複数の半導体モジュール92を均一性高く冷却できるように、図13に示すごとく、冷却媒体(冷媒)の供給及び排出を担う一対のヘッダの間に多数の冷却チューブ93を配置し、該冷却チューブ93の間に半導体モジュール92を挟持した半導体冷却ユニット91を構成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の電力変換装置においては、次のような問題がある。
即ち、上記電力変換装置9は、隣り合う冷却チューブ93の間には半導体モジュール92が1個配設されているのみであり、多数の半導体モジュール92を配設する場合には、電力変換装置9が積層方向に大型化すると共に、多数の冷却チューブ93が必要となる。
そこで、隣り合う冷却チューブの間に複数の半導体モジュールを配設することが考えられる。ところが、半導体モジュールの厚みにバラツキがあると、複数の半導体モジュールを全て冷却チューブに密着させることが困難となる。それ故、冷却チューブに充分に密着しない半導体モジュールは、冷却効率が低下するおそれがある。尚、ここで密着とは、半導体モジュールと冷却チューブとの間に隙間を生じさせないことを意味し、例えば、両者の間に絶縁板を介在させた場合に、半導体モジュールと冷却チューブとの間に絶縁板が隙間なく配設された状態をも意味する。以下も同様とする。
特開2002−26215号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、小型化が可能であると共に放熱効率に優れた電子部品ユニットを提供しようとするものである。
本発明は、複数の電子部品と、該電子部品を挟持するように並列配置されると共に冷却媒体を流通させる冷媒流路を設けた複数の冷却チューブとを有する電子部品冷却ユニットであって、
隣り合う上記冷却チューブの間には、複数の上記電子部品を並列配置しており、
該複数の電子部品のうち少なくとも1つの上記電子部品における一方又は双方の主面と、上記冷却チューブとの間には、上記複数の電子部品の厚み寸法差を調整するための寸法差調整部材を介在させていることを特徴とする電子部品冷却ユニットにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電子部品冷却ユニットにおいては、隣り合う冷却チューブの間に複数の電子部品を並列配置している。そのため、多数の電子部品をコンパクトに配設することができると共に、冷却チューブの本数を少なくすることができる。その結果、電子部品冷却ユニットの小型化を図ることができる。
また、並列配置した複数の電子部品のうち少なくとも1つの電子部品における一方又は双方の主面と、冷却チューブとの間には、上記寸法差調整部材を介在させている。そのため、上記複数の電子部品の間に厚みバラツキがあっても、上記寸法差調整部材によって、複数の電子部品の間の厚み寸法差を調整することができる。即ち、上記複数の電子部品の双方の主面は、いずれも直接或いは寸法差調整部材を介して冷却チューブに密着することができる。その結果、電子部品と冷却チューブとの間の伝熱効率を確保し、電子部品の放熱効率を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、小型化が可能であると共に放熱効率に優れた電子部品冷却ユニットを提供することができる。
上記電子部品冷却ユニットは、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流を生成するための、DC−DCコンバータやインバータ等の電力変換装置の一部を構成するものとすることができる。
上記電子部品としては、例えば、MOS型FET素子、IGBT素子、ダイオード、トランジスタ、サイリスタ、パワー集積回路等の半導体素子を内蔵した半導体モジュール、或いは、抵抗器、コンデンサ等を配置することができる。
また、上記寸法差調整部材は、金属板からなることが好ましい(請求項2)。
この場合には、熱伝導率の高い寸法差調整部材を得ることができ、上記電子部品冷却ユニットの冷却効率を向上させることができる。また、上記電子部品から生じる電磁波を上記寸法差調整部材によって遮蔽することができる。
また、上記寸法差調整部材は、銅板からなることが好ましい(請求項3)。
この場合には、寸法差調整部材の熱伝導率をより向上させることができるため、より一層冷却効率に優れた電子部品冷却ユニットを得ることができる。また、電磁波シールド機能を向上させることができる。
また、上記寸法差調整部材は、上記電子部品の少なくとも一つの端面をも覆うように配設されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記電子部品から生じる電磁波を、上記端面方向においても、上記寸法差調整部材によって遮蔽することができる。これにより、例えば、並列配置されているもう一方の電子部品、上記電子部品冷却ユニットを組み込んだ電力変換装置における他の部品、更には電力変換装置の外部の部品に与える電磁波の影響をも抑制することができる。
また、隣り合う上記冷却チューブの間には、互いに動作周波数の異なる複数の上記電子部品が並列配置されており、該複数の電子部品のうち最も動作周波数の高い電子部品と上記冷却チューブとの間に上記寸法差調整部材が介在していることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記寸法差調整部材によって、上記電子部品から生じる電磁波をより効果的に遮蔽することができる。即ち、一般に動作周波数が高い電子部品ほど強い電磁波を発生させているが、該動作周波数が高い電子部品と上記冷却チューブとの間に上記寸法差調整部材を介在させることにより、上記寸法差調整部材の電磁波シールド機能をより効率的に発揮することができる。
また、上記複数の電子部品のうち、少なくとも1個はインバータ用スイッチング素子であり、他の少なくとも1個はコンバータ用スイッチング素子であり、該コンバータ用スイッチング素子と上記冷却チューブとの間に上記寸法差調整部材が介在していることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記電子部品冷却ユニットの冷却効率を充分に確保することができると共に、上記寸法差調整部材の電磁波シールド機能をより一層発揮することができる。即ち、上記コンバータ用スイッチング素子は、上記インバータ用スイッチング素子よりも小型(厚みも小さい)であり、かつ、より強い電磁波を発生させている。したがって、上記コンバータ用スイッチング素子と上記冷却チューブとの間に上記寸法差調整部材を介在させることにより、小型である上記コンバータ用スイッチング素子を上記冷却チューブに密着させることができると共に、電磁波シールド機能をより効果的に発揮することができる。
また、上記電子部品は上記主面に放熱板を露出して配設してなり、上記寸法差調整部材は、上記放熱板及び上記冷却チューブのヤング率以下のヤング率を有することが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記寸法差調整部材は、上記放熱板又は上記冷却チューブの変形に追従して変形することができるため、上記電子部品と上記冷却チューブとの密着性向上を図ることができると共に、上記電子部品及び上記冷却チューブの損傷を防ぐことができる。
また、上記電子部品は上記主面に放熱板を露出して配設してなり、上記寸法差調整部材は、上記放熱板又は上記冷却チューブの熱伝導率以下の熱伝導率を有することが好ましい(請求項8)。
この場合には、上記電子部品の放熱効率を向上させることができるため、上記電子部品冷却ユニットの冷却効率を向上させることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電子部品冷却ユニットにつき、図1〜図4を用いて説明する。
本例の電子部品冷却ユニット1は、図1に示すごとく、複数の電子部品2と、該電子部品2を挟持するように並列配置されると共に冷却媒体fを流通させる冷媒流路を設けた複数の冷却チューブ3とを有する電子部品冷却ユニット1の例である。
図1、図2に示すごとく、隣り合う冷却チューブ3の間には、複数の電子部品2を並列配置している。
また、該複数の電子部品2のうち1つの電子部品2における一方の主面20と、冷却チューブ3との間には、複数の電子部品2の厚み寸法差を調整するための寸法差調整部材4を介在させている。
即ち、上記電子部品冷却ユニット1は、厚みの異なる2種類の電子部品2a、2bを有している。そして、隣り合う冷却チューブ3の間には、互いに異種の2つの電子部品2a、2bが並列配置されている。
そして、比較的厚みが小さい方の電子部品2bの一方の主面20と冷却チューブ3との間に、寸法差調整部材4を介在させている。
尚、以下単に電子部品2という場合は、上記2つの電子部品のいずれをも示すものとする。以下の他の実施例においても同様とする。
また、図3に示すごとく、電子部品2はIGBT等の半導体素子を内蔵した半導体モジュールであって、本体部23と、該本体部23から突出させた主電極端子221と、該主電極端子221と反対方向へ突出させた信号端子222とよりなる。そして、本体部23の主面20に、主電極端子221と導通する放熱板200を露出している。
また、図2に示すごとく、電子部品2の主面20には絶縁体5が当接配置されている。そして、この絶縁体5と冷却チューブ3との間に寸法差調整部材4が配設されている。
また、電子部品2は主面20に放熱板200を露出して配設してなり、寸法差調整部材4は、放熱板200及び冷却チューブ3のヤング率以下のヤング率を有する。更に、寸法差調整部材4は、放熱板200又は冷却チューブ3の熱伝導率以上の熱伝導率を有する。
また、本例においては、放熱板200は銅からなり、冷却チューブ3はアルミニウムからなり、寸法差調整部材4は銅板からなる。
電子部品冷却ユニット1は、図1に示すごとく、複数の冷却チューブ3の入口側端部を接続し冷媒流路に冷却媒体fを供給する冷媒供給ヘッダ31と、複数の冷却チューブ3の出口側端部を接続し冷媒流路から冷却媒体fを排出する冷媒排出ヘッダ32とを有する。
また、図1に示すごとく、冷媒供給ヘッダ31と冷媒排出ヘッダ32とは、互いに平行に配置されており、冷却チューブ3は、冷媒供給ヘッダ31及び冷媒排出ヘッダ32に対して直角に配設されている。
また、冷媒供給ヘッダ31の端部には冷媒入口310が配設されており、冷媒排出ヘッダ32の端部には冷媒出口320が配設されている。
冷媒入口310より供給された冷却媒体fは、冷却チューブ3の冷媒流路を通過する際に電子部品2からの放熱を受熱する。そして、受熱した冷却媒体fは、冷却チューブ3の冷媒流路を通過し、冷媒排出ヘッダ32へ排出される。冷媒排出ヘッダ32に達した冷却媒体fは、冷媒出口320へ向かって流れ、冷媒出口320から排出される。
このようにして、電子部品冷却ユニット1においては、冷却媒体fを冷却チューブ3内を循環させて、電子部品2との熱交換を行うことにより、電子部品2を冷却する。
尚、冷却媒体fの循環は、循環ポンプ等を用いて行っている。
また、電子部品冷却ユニット1は、例えば、電力変換装置の外装ケースに収納配置されている。
また、電子部品冷却ユニット1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流を生成するための、DC−DCコンバータやインバータ等の電力変換装置の一部を構成するものとすることができる。
また、上記冷却媒体fとしては、例えば、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、水やアンモニア等の自然冷媒、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等を用いることができる。
また、上記絶縁体5には、例えば、アルミナ(Al23)等からなるシート状体を使用することができる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
電子部品冷却ユニット1においては、隣り合う冷却チューブ3の間に複数の電子部品2を並列配置している。そのため、多数の電子部品2をコンパクトに配設することができると共に、冷却チューブ3の本数を少なくすることができる。その結果、電子部品冷却ユニット1の小型化を図ることができる。
また、並列配置した2つの電子部品2のうち1つの電子部品2における一方の主面20と、冷却チューブ3との間には、寸法差調整部材4を介在させている。そのため、並列配置された上記2つの電子部品2の間に厚みバラツキがあっても、寸法差調整部材4によって、複数の電子部品2の間の厚み寸法差を調整することができる。即ち、複数の電子部品2の双方の主面は、いずれも直接或いは寸法差調整部材4を介して冷却チューブ3に密着することができる。その結果、電子部品2と冷却チューブ3との間の伝熱効率を確保し、電子部品2の放熱効率を向上させることができる。
また、寸法差調整部材4は銅板からなるため、寸法差調整部材4の熱伝導率をより向上させることができ、より一層冷却効率に優れた電子部品冷却ユニット1を得ることができる。また、電子部品2から生じる電磁波を、銅板からなる寸法差調整部材4によって効果的に遮蔽することができる。
また、寸法差調整部材4は、放熱板200及び冷却チューブ3のヤング率以下のヤング率を有する。これにより、寸法差調整部材4は、放熱板200又は冷却チューブ3の変形に追従して変形することができるため、電子部品2と冷却チューブ3との密着性向上を図ることができると共に、電子部品2及び冷却チューブ3の損傷を防ぐことができる。
更に、寸法差調整部材4は、放熱板200又は冷却チューブ3の熱伝導率以上の熱伝導率を有する。これにより、電子部品2の放熱効率を向上させることができるため、電子部品冷却ユニット1の冷却効率を向上させることができる。
以上のごとく、本例によれば、小型化が可能であると共に放熱効率に優れた電子部品冷却ユニットを提供することができる。
上記実施例1においては、図1、図2に示すごとく、寸法差調整部材4が、絶縁体5と冷却チューブ3との間に介在する構成となっているが、図4に示すごとく、寸法差調整部材4と冷却チューブ3との間に絶縁体5を介在させてあってもよい。
尚、図4は、説明の便宜上、並列配置された二つの電子部品2と該電子部品2を挟持する二本の冷却チューブ3との位置関係を簡略化して示してある。以下、図5、図7〜図12についても同様とする。
(実施例2)
本例は、図5に示すごとく、電子部品2bの双方の主面20及び2つの端面21の4面が、銅板からなる寸法差調整部材4に覆われている電子部品冷却ユニット1の例である。
本例においては、隣り合う冷却チューブ3の間に互いに動作周波数の異なる複数の電子部品2が並列配置されている。上記複数の電子部品2のうち、比較的厚みの大きい電子部品2aが動作周波数の小さいインバータ用スイッチング素子である。また、比較的厚みの小さい電子部品2bが動作周波数の大きいコンバータ用スイッチング素子である。そして、該コンバータ用スイッチング素子(電子部品2b)と冷却チューブ3との間に寸法差調整部材4が介在している。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、電子部品2bから生じる電磁波を上記端面方向においても、寸法差調整部材4によって遮蔽することができる。これにより、例えば、並列配置されているもう一方の電子部品2a、電子部品冷却ユニット1を組み込んだ電力変換装置における他の部品、更には電力変換装置の外部の部品に与える電磁波の影響をも抑制することができる。
即ち、動作周波数の大きいコンバータ用スイッチング素子は、インバータ用スイッチング素子よりも小型(厚みも小さい)であり、かつ、より強い電磁波を発生させている。したがって、コンバータ用スイッチング素子と冷却チューブ3との間に寸法差調整部材4を介在させることにより、小型であるコンバータ用スイッチング素子を冷却チューブ3に密着させることができると共に、電磁波シールド機能をより効率的に発揮することができる。
このように、電子部品冷却ユニット1の冷却効率を充分に確保することができると共に、寸法差調整部材4の電磁波シールド機能をより一層発揮することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図6に示すごとく、銅板からなる寸法差調整部材4が、電子部品2の主面20及び一つの端面21を覆うように配設されると共に、上記銅板が電子部品2の信号端子222の接続先である制御部6をも覆うように構成されている電子部品冷却ユニット1の例である。
その他は、実施例1と同様である。
この場合には、銅板からなる寸法差調整部材4の電磁波シールド機能を充分に発揮することができる。また、他の電子部品2や他の装置への電磁波の影響を充分に抑制することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図7〜図9に示すごとく、主面20に主電極端子(図3における符号221参照)に導通する放熱板が露出していない電子部品2を含む場合の電子部品冷却ユニット1の例である。
電子部品2の主面20には放熱板が露出していないため、図7、図8に示すごとく、電子部品2と冷却チューブ3との間には、絶縁体を介在させなくともよい。
また、図8に示すごとく、銅板からなる寸法差調整部材4は、電子部品2bの2つの主面20及び2つの端面21を覆うように配設されていてもよい。
また、本例の場合は、図9に示すごとく、一枚の銅板からなる寸法差調整部材4により二つの電子部品2の寸法差を調整することも可能である。
その他、実施例1と同様である。
本例の場合においても、小型化が可能であると共に、放熱効率に優れた電子部品冷却ユニット1を得ることができる。
更に、図8に示すごとく、特に寸法差調整部材4が電子部品2bの2つの主面20及び2つの端面21を覆うように配設されている場合には、上述した作用効果に加えて寸法差調整部材4に電磁波シールド機能をも持たせることができる。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図10に示すごとく、並列配置された2つの電子部品2のうち、一方の電子部品2cの主面20においては放熱板200が露出しており、他方の電子部品2dの主面20においては放熱板が露出していない場合の電子部品冷却ユニット1の例である。
本例においては、主面20に放熱板200を露出している電子部品2cには絶縁体5からなる寸法差調整部材4を介在させ、主面20に放熱板を露出していない電子部品2dには銅板からなる寸法差調整部材4を介在させることができる。
この場合、2枚の寸法差調整部材4の厚みの合計と2枚の絶縁体5の厚みの合計との差が2つの電子部品2a、2bの間の厚み寸法差に対応するようにする。
その他は、実施例1と同様であり、同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図11、図12に示すごとく、並列配置された電子部品2の寸法差を絶縁体5からなる寸法差調整部材4により調整している電子部品冷却ユニット1の例である。即ち、電子部品2と冷却チューブ3との間には、絶縁体5からなる寸法差調整部材4が介在している。
尚、本例は、並列配置された電子部品2の主面20の双方において放熱板200を露出する電子部品2を有する電子部品冷却ユニット1の例であるが、2つの電子部品2のうち、少なくともどちらか一方が放熱板を露出していない場合においても本例の電子部品冷却ユニット1の構成を適用することは可能である。
その他は、実施例1と同様であり、同様の作用効果を有する。
尚、シート状体からなる絶縁体5を複数枚重ねて厚みをつけることによっても、寸法差調整部材4としての機能を充分に発揮することができる。
実施例1における、電子部品冷却ユニットの正面図。 実施例1における、電子部品の配置方法を示す断面説明図。 実施例1における、電子部品の斜視説明図。 実施例1における、電子部品の他の配置方法を示す断面説明図。 実施例2における、電子部品の配置方法を示す断面説明図。 実施例3における、電力変換装置の断面説明図。 実施例4における、電子部品の配置方法を示す断面説明図。 実施例4における、電子部品の他の配置方法を示す断面説明図。 実施例4における、電子部品の他の配置方法を示す断面説明図。 実施例5における、電子部品の配置方法を示す断面説明図。 実施例6における、電子部品の配置方法を示す断面説明図。 実施例6における、電子部品の他の配置方法を示す断面説明図。 従来例における、電力変換装置の説明図。
符号の説明
1 電子部品冷却ユニット
2 電子部品
20 主面
3 冷却チューブ
4 寸法差調整部材
f 冷却媒体

Claims (8)

  1. 複数の電子部品と、該電子部品を挟持するように並列配置されると共に冷却媒体を流通させる冷媒流路を設けた複数の冷却チューブとを有する電子部品冷却ユニットであって、
    隣り合う上記冷却チューブの間には、複数の上記電子部品を並列配置しており、
    該複数の電子部品のうち少なくとも1つの上記電子部品における一方又は双方の主面と、上記冷却チューブとの間には、上記複数の電子部品の厚み寸法差を調整するための寸法差調整部材を介在させていることを特徴とする電子部品冷却ユニット。
  2. 請求項1において、上記寸法差調整部材は、金属板からなることを特徴とする電子部品冷却ユニット。
  3. 請求項2において、上記寸法差調整部材は、銅板からなることを特徴とする電子部品冷却ユニット。
  4. 請求項2又は3において、上記寸法差調整部材は、上記電子部品の少なくとも一つの端面をも覆うように配設されていることを特徴とする電子部品冷却ユニット。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項において、隣り合う上記冷却チューブの間には、互いに動作周波数の異なる複数の上記電子部品が並列配置されており、該複数の電子部品のうち最も動作周波数の高い電子部品と上記冷却チューブとの間に上記寸法差調整部材が介在していることを特徴とする電子部品冷却ユニット。
  6. 請求項5において、上記複数の電子部品のうち、少なくとも1個はインバータ用スイッチング素子であり、他の少なくとも1個はコンバータ用スイッチング素子であり、該コンバータ用スイッチング素子と上記冷却チューブとの間に上記寸法差調整部材が介在していることを特徴とする電子部品冷却ユニット。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記電子部品は上記主面に放熱板を露出して配設してなり、上記寸法差調整部材は、上記放熱板及び上記冷却チューブのヤング率以下のヤング率を有することを特徴とする電子部品冷却ユニット。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記電子部品は上記主面に放熱板を露出して配設してなり、上記寸法差調整部材は、上記放熱板又は上記冷却チューブの熱伝導率以上の熱伝導率を有することを特徴とする電子部品冷却ユニット。
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