JP2006338991A - 端子台及びこの端子台を備えたトランス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本願発明に係る端子台は、ケーシング2内に設けられた電気導通板3と、ネジ4と、ネジ4を吊下げる引張バネ5とを備え、電気導通板3は、ネジ穴31を備え、線挿入開口部21より電気導通板3の上に電気接続線の端部を挿入し、ねじ回しの先端をケーシング2内に挿入してネジ4を押し下げて電気導通板のネジ穴31へネジ4を螺合することにより、電気接続線を電気導通板3に接続できる。ネジ4の軸部40には、電気導通板3と共に電気接続線を挟む押圧部材6が装着されている。引張バネ5は、一端がネジ4の座面に引っ掛けられてネジ4を吊下げ、ネジ4には、押圧部材6の座面への接近を制限する副座面が設けられている。
【選択図】 図6
Description
上記の特許文献1に示された電気接続具は、このような点を改良すべく提案されたものであり、このものにあっては、ネジを、ケーシング内において、予め引張コイルにて電気導通板の上方に固定して吊下げておき、端子の接続に際して、ネジ回しにより上方から下方に向けてねじ回しを押し込むことにて、簡単にネジを電気導通板のネジ穴のある位置に合わせることができ、そのままねじ回しによりネジを旋回して上記のネジ穴へ螺合することができる。このように、この特許文献1に示された電気接続具は、ネジを指先で触れる必要なく、ねじ回しの操作だけで、ネジを電気導通板のネジ穴に装着でき、便利なものとされた。
このネジには、座金が押圧部材として装着されており、ネジを電気導電板へ締め付けてゆくことより、上記電気導電板と当該押圧部材とが電気接続線を挟持する。
上記のバネ下端の巻き部分が、ネジの座面に引っ掛けられてケーシング内にネジを吊下げている。
即ち、上記ネジ4には、ネジ4の上記軸部40に装着され且つ電気導通板3と共に電気接続線を挟む押圧部材6が設けられている。上記の引張バネ5の一端がネジ4の上記座面に引っ掛けられることにて、当該引張バネ5は、ネジ4を吊下げるものである。上記ネジ4には、当りとして、上記押圧部材6が上記座面へ接近するのを制限する副座面が、上記座面とは別に設けられている。
即ち、上記ネジ4の軸方向を上下として、上記のネジ4の頭部41は、軸部40の上端に設けられている。ネジ4の当該頭部41は、ネジ4の軸部40より径が大きいものであり、ネジ4の上記の座面は、当該頭部と軸部との径の差による段差面である。ネジ4の軸部40は、大径部位と、大径部位より下端側に位置し且つ大径部位より径の小さな小径部位とを備える。上記の副座面は、当該大径部位と小径部位との径の差による段差面である。上記の押圧部材6は、押圧部材6を上下に貫通し且つ上記ネジ4の軸部40の小径部位が通される装着孔を備える。当該貫通孔の内径は、ネジ4の軸部40の上記大径部位の径よりも小さい。
上記の引張バネ5は、引張バネ5をケーシング2内へ固定する固定用巻き部と、ネジ4の座面と当接してネジ4を保持する保持用巻き部と、固定用巻き部と保持用巻き部との間に介された伸縮巻き部とを備える。上記の保持用巻き部が、上記ネジ4の座面に引っ掛けられて、ケーシング2内にて電気導通板3の上方にネジ4を吊下げるものである。
図1(A)はこのトランスの全体正面図であり、図1(B)はこのトランスの全体側面図であり、図1(C)はこのトランスの全体平面図である。図2(A)及び(B)は、このトランスに用いられる端子台のケーシングの要部斜視図である。図3(A)は上記端子台のケーシングの上記と他の部位を示す要部側面図であり、図3(B)その底面図であり、図3(C)はその平面図であり、図3(D)はその背面図であり、図3(E)はその正面図である。図4(A)は上記の端子台に用いられるネジの(押圧部材が覗かれた状態を示す)正面図であり、図4(B)は当該ネジに押圧部材が装着された状態を示す正面図である。図5(A)は上記端子台に用いられる引張バネの斜視図であり、図5(B)はその平面図であり、図5(C)は当該バネとネジとの関係を示す正面図である。図6(A)は図5に示す引張バネを図4(B)へ示すネジへ装着した状態を示す斜視図であり、図6(B)は図6(A)に示すネジを図2(A)へ示すケーシングの要部へ装着した状態を示す斜視図である。図7は図6(A)へ示すネジを装着した状態を示す端子台の縦断面図であり、図8はその使用状態を示す縦断面図である。
説明の便宜上、各図中、Uは上方を、Sは下方を、Lは左側を、Rは右側を、Fは前方を、Bは後方を、夫々示している。
以下、各部の構成について、詳しく説明する。
上記の鉄心固定具104…104は、図1(A)へ示す通り、束ねられた鉄心103(の夫々が同一位置に備える貫通孔)へ通された長ネジと、長ネジと螺合する袋ネジ(一端が開口する軸内部に雌ネジ部が形成されている)とを備える。袋ネジは、長ネジの座面と共にその座面にて鉄心103の束を挟む。
上記の鉄心固定具104は、この実施の形態において、図1(A)へ示す通り、鉄心103に対して、上部の2箇所と、下部の2箇所の、合計4箇所(図1(A)に示すように、正面視した状態において、鉄心の四隅)に取り付けられている。
端子台固定部105は、束ねられた鉄心103の表面において、上記の上部の鉄心固定具104,104間へ水平に渡された、レールである。上記の通り、端子台固定部105の両端は、束ねられた鉄心103と共に鉄心固定具104,104にて当該鉄心103の表面に固定されている。当該鉄心固定具104,104間において、端子台固定部105は、(その長手方向と交差する方向にて切った)断面の形状をL字形とする部分を備える。
上記の端子台1…1は、この端子台固定部105に通されることによって、トランス本体100へ固定される。
上記のトランス本体100として、実公平5−69927号や特開20002−313655号の公報に示すものを採用することができる。
上記のケーシング2は、樹脂にて形成された中空の筐体である。このケーシング2は、図2(A)へ示す通り側板部aと、図3(A)〜(E)へ示す中央部bとを備える。中央部bは、図3(A)〜(E)へ示す通り、水平部b2と、水平部b2前方より下方に伸びる正面部b1とを備える。この正面部b1には、正面部b1の前後に貫通する線挿入用開口部21が設けられている。線挿入用開口部21は、接続線を通すことが可能な大きさ(断面積)を有する。また、上記の水平部b2には、上下に貫通する操作用開口部22が設けられている。操作用開口部22は、ドライバの先端(シャフト)を通すことが可能な内径(断面積)を有する。
また、中央部bには、上記の側板部aへ取り付けるための突起b3…b3が設けられている。
上記の第1支持部a1は、側板部aより側方(側板部aが中央部bの左側に位置するものである場合右側、逆の場合左側)へ水平に突出する突出部a10と、突出部a10の上部に設けられた凹部a11とを備える。
上記の第2支持部a2は、図2(A)へ示す通り、第1支持部a1の上方に設けられ、側板部aより第1支持部a1と同じ側方へ水平に突出する2つの支持突設部a20,a20を備える。この2つの支持突設部a20,a20は、間隔を開けて、前後に対向して配設されたものであり、夫々対向する面に、溝a21,a21を備える。溝a21,a21は、左右に真っ直ぐ伸びる。
この実施の形態と異なり、個々の端子台1は、中央部bの左右両側に側板部a,aを備えるものとしても実施可能である。一方、図1へ示す実施の形態において、配列された端子台1…1の列の一方の端に位置する端子台1については、側板部aが片方だけ(例えば左側だけ)では、内部が露出することになるので、当該端子台1bについて、図1(C)へ示す通り、別途の側板部d(上記の左側の側板部aに対して右側用)を用意する。尚、側板部a,dは、図示したものと左右反対であっても実施可能である。
また、側板部aには、中央部bが備える上記突起b3…b3を受容する受容部a6…a6が設けられている。中央板bの上記突起b3…b3を側板部aの受容部a6…a6へ挿入することによって、側板部aへ中央部bを取り付けることができる。
図6(B)及び図7へ示す通り、端子台1の上記第1支持部a1に、この電気導通板3が取り付けられる。具体的には、電気導通板3は、第1支持部a1の突出部a10の上に乗せられ、その左右端が上記凹部a11及び第1受容部a4へ挿入されることによって、第1支持部a1へ取り付けられる。
また、上記のネジ4を保持する引張バネ5(図6(A))が、上記第2支持部a2に取り付けられる。
図7へ示す通り、第2支持部a2(支持突設部a20,a20の間)は、上記の操作用開口部22の真下に位置する。また、第1支持部a1は、第2支持部a2の下方にあり、電気導通板3の上記ネジ穴31を操作用開口部22の真下に(操作用開口部22と同心に)配置させる。
図4(A)へ示す通り、ネジ4は、雄ねじを備える軸部40と、座面42を有し且つ上端にねじ回しを嵌合することが可能な嵌合部を有する頭部41とを備える。頭部41は、平面視円形の輪郭を有する。即ち、その座面42(平面視した頭部41)の輪郭は円形である。図4(A)へ示す通り、軸部40の上端に上記の頭部41が設けられており、軸部40には、頭部41の上記座面42と別に副座面43が形成されている。
ネジ4の上記軸部40の小径部位40bには、押圧部材6が装着されている。図4(B)へ示す通り、この押圧部材6は、押圧部材6を上下に貫通しネジ4の軸部40の小径部位40bを通すことが可能な装着孔60を備えた、座金である。図6(A)へ示す通り、この実施の形態において、押圧部材6は平面視矩形の座金である。押圧部材6の下面61には、電気導通板3との間にて、電気接続線を確実に保持するために、突起62…62が設けられている。この突起62…62は、図6(A)へ示す通り、四角形の押圧部材6の各辺の中央部分と接するように4つ設けられている。
また、この実施の形態において、押圧部材6は、上記の通り、押圧部材6の下面61において、矩形の四隅63…63が、上記突起62…62を除いて、押圧部材6の下面61の他の部位よりも、下方に垂れた状態に形成されている。このように形成された平面視矩形の押圧部材6の角(隅63…63)も、上記の突起62…62と同様、押圧部材6と電気導通板3との間にて、電気接続線を確実に保持するのに功を奏する。
但し、押圧部材6について、上記の突起62…62を設けずに、また、各隅63…63を垂下させずに形成して実施することも可能である。
この実施の形態において、固定用巻き部51は、図5(B)へ示す通り、引張バネ5において、平面視矩形に巻かれた区間であり、4つの直線部分51a…51a(辺)を備える。この実施の形態において、固定用巻き部51は、引張バネ5を形成する線材を、2巻き(2回)矩形に巻くことによって、形成されている。
固定用巻き部51が呈する上記の矩形において、1組の向い合う辺(直線部分51a,51a)間の幅(固定用巻き部51の前後の幅)が、上記第2支持部a20、a20に設けられた溝a21,a21(の底)間の幅に対応する。
上記の保持用巻き部53は、図5(B)へ示す通り、引張バネ5において、平面視円形に巻かれた区間である。この実施の形態において、保持用巻き部53は、引張バネ5を形成する線材を、2巻き(2回)矩形に巻くことによって、形成されている。保持用巻き部53の径(内径)は、上記のネジ4の座面42(頭部41)の径よりも小さい。このように形成されることによって、保持用巻き部53に、ネジ4の頭部41の座面42が引っ掛けられて、図5(C)へ示す通り、ネジ4を吊下げることができる。
この保持用巻き部53の軸方向(上下)の幅は、図4(A)(B)へ示すネジ4の軸部40の大径部位40aの軸方向(上下)幅tよりも小さい。即ち、当該大径部位40aの軸方向幅t(座面42と副座面43との間隔)は、少なくとも上記引張バネ5の保持用巻き部53の圧縮した状態(2重に巻かれた部分を潰れない状態であって最も密にした状態)において巻き部の軸方向幅よりも、大きい。
このように、座面42と副座面43との間隔を設定することによって、ネジ締めにより押圧部材6が副座面43と当接した際、保持用巻き部53が座面42と副座面43との間に挟まれて、その巻きが潰れ座面42からはみ出すということがなく、ネジが引張バネ4から脱落するという事態を抑制し得た。
但し、大径部位40aの上記の軸方向幅tが、上記圧縮状態の保持用巻き部53の軸方向幅よりも若干小さくても、保持用巻き部53が上記座面42から脱落しない程度にしか潰れないものであれば、これを除外するものではない。
上記の通り、このネジ4は、引張バネ5の引掛り部と、押圧部材6に対する当接部とを備える。即ち、このネジ4は、引張バネ5の引掛り部として上記の座面42を、更に、押圧部材6の当接部として上記の副座面43を備える。
ネジ4の座面42は、ネジ4の頭部41が備えるものとしたが、別途の座金をネジ4に装着することにより、当該座金が引張バネ5の引掛り部を提供するものとしても実施可能である。
更に、上記の実施の形態において、端子台1が備えるケーシング2は、側面部aと正面部bとが別々に形成されて組み合わされるものであった。この他、側面部と正面部とは一体に形成されたものを採用して実施することも可能である。
また、上記の実施の形態において、端子台は、トランスに利用されるものを示した。但し、トランスへの利用に限定ものではなく、その他の電気機器や電気部品、電気接続線同士を電気的に接続する電気接続具に利用することも可能である。
そして、図6(B)及び図7へ示すように、引張バネ5の固定用巻き部51の直線部分51aの一つを前記の一方の第1部突設部a20の溝a21へ、当該直線部分51aと向かい合う他の直線部分51aを他方の第1突設部a20の溝a21へ挿入する。これによって、固定用巻き部51を第1支持部a2へ固定することができ、ケーシング2内にて、電気導通板3のネジ穴31の上方に、ネジ4を吊下げることができる。
図8へ示す通り、上記の線挿入開口部21より電気導通板3の上に電気接続線mの端部を挿入し、操作用開口部22からねじ回し(図示せず。)の先端をケーシング2内に挿入してネジ4を押し下げて電気導通板のネジ穴31へネジ4を螺合することにより、電気接続線mを電気導通板3と押圧部材6とにて挟み、電気接続線mを電気導通板3に接続することができる。
この際に、前述の通り、押圧部材6とネジ4の頭部41の座面42との間に挟まれて、引張バネ5のネジ4に引っ掛けられている部分(保持用巻き部53)の巻きが潰れて、ネジ4が脱落するということがない。
この場合、第2支持部a2は、図6(B)へ示すように、直線的に左右へ伸びる溝a21,a21を、備えるものとしてもよいが、当該溝a21,a21を、上記固定用巻き部51の平面視円形の形状に合わせて、円弧状に左右に伸びるものとすれば、より確実に、固定用巻き部51をハウジング2へ取り付けることができる(図示しない)。
例えば、図10へ示すように、上記保持用巻き部53は、ネジ4の座面の径よりも大きな径と、ネジ4の座面の径よりも小さな径とを備え、保持用巻き部53の上記何れの径の部分も、ネジ4の軸部40を通すことが可能なものを採用することができる(ここで、上記の保持用巻き部53の径とは、保持用巻き部53の中心を通る直線(仮想線)の長さをいう)。
即ち、図10(A)〜(C)へ示す通り、上記のネジ4の座面42の輪郭は、図示の通り、円形であり、上記の引張バネ5を形成する線材は、少なくとも保持用巻き部53において、多角形状に巻かれた状態に形成することができる。上記の保持用巻き部53は、上記線材の弾性を利用して押し広げることによってネジ4の頭部41側から当該頭部41を超えて座面側に配置することができ、上記ネジ4の座面より小さな径の部分が、座面と当接して、保持用巻き部53からネジ4が脱落するのを防止するものである。尚、上記の多角形とは、その角が完全に尖ったものに限定するものではなく、角が丸くなっていても、全体の輪郭が円と区別できるものであれば、これを含む。ここでは、保持用巻き部53が呈する上記の多角形は、長方形である。但し、このような長方形に限定するものではなく、例えば正方形状に巻かれたものとしても実施可能である。正方形とした場合、当該正方形の向かい合う頂点間(対角線)の幅が、ネジ4の頭部41の座面42の直径より大きく、向かい合う辺間の幅(辺の長さ)が、ネジ4の頭部41の座面42の直径よりも小さいものとすればよい。
この実施の形態において、図10(B)へ示す通り、引張バネ5を形成する線材は、上記の保持用巻き部53にて、平面視長方形を呈するように巻かれている。即ち、保持用巻き部53の上記各巻き(2巻き)の夫々について、平面視同一の向きに配置された長方形を呈する。
図10(C)は、ネジ4の各部と上記保持用巻き部53との大きさを対比する説明図である。この図10(C)へ示す通り、上記の長方形の長辺53a,53a間の間隔(短辺53bの長さ)は、ネジ4の上記座面42の直径よりも小さく、ネジ4の軸部40の直径よりも大きいかこれと等しい。この長方形の短辺53b,53b間の間隔(長辺53aの長さ)は、ネジ4の上記座面42の直径よりも大きい。即ち、この実施の形態において、長辺53a,53aが上記の小径部を構成し、短辺53b,53bが上記の大径部を構成する。
また、保持用巻き部53の上下の幅は、ネジ4の座面42と副座面43との間の幅と同じかそれよりも小さい。
製造時において、図4へ示すネジ4の座面42の下に、上記図10へ示す引張バネ5の保持用巻き部53が位置するよう、引張バネ5へネジ4を装着する。この装着に際して、ネジ4の頭部41側より、引張バネ5の下部の上記保持用巻き部53の長辺53aを、当該頭部41の座面42に引っ掛けて、保持用巻き部53の他の部分を上方よりこの頭部41へ押し付けることにより、長辺53a,53a間の幅を押し広げて、ネジ4の頭部42を乗り越えさせ、保持用巻き部53全体をネジ4の座面42側へ移行させることができる。このように頭部41を乗り越えた後バネ4の弾性によって、保持用巻き部53は、元の状態に戻り、ネジ4の座面42に対して、上記長辺53a,53aが対応する。
このような他の実施の形態について、図11を用いて説明する。図11(A)はこの実施の形態の引張バネ5を示す略底面図であり、図11(B)は、当該引張バネ5にネジ4を装着した状態を示す略平面図であり、図11(C)は図11(B)の略側面図である。
図11(A)〜(C)に示す通り、保持用巻き部53について、線材を長円状に巻いて形成することも可能である(この図11に示す実施の形態では、固定用巻き部51については平面視円弧状に巻かれている)。
この場合、当該長円の長軸の長さを、ネジ4の頭部41の座面42の直径よりも大きいものとし、当該長円の短軸の長さを、ネジ4の頭部41の座面42の直径よりも小さなものとすればよい。
上記の図9〜図11に示す各実施の形態においても、明示した以外の構成については、上記図1〜図8へ示す実施の形態と同様である。
2 ケーシング
3 電気導通板
4 ネジ
5 引張バネ
40 (ネジの)軸部
41 (ネジの)頭部
51 (引張バネの)固定用巻き部
52 (引張バネの)伸縮巻き部
53 (引張バネの)保持用巻き部
Claims (4)
- 正面に線挿入用開口部と上面に操作用開口部とを有するケーシングと、ケーシング内に設けられた電気導通板と、軸部と締め付け工具を嵌合することが可能な頭部とを有するネジと、線材を巻いた状態にすることにて形成された引張バネとを備え、上記のネジについて上記頭部が座面を又は座金の装着にて座面を形成するものであり、上記の電気導通板は、上下に貫通するネジ穴を備え、上記の引張バネは、ケーシング内にて電気導通板の上方にネジを吊下げるものであり、上記の線挿入開口部より電気導通板の上に電気接続線の端部を挿入し、操作用開口部から締め付け工具の先端をケーシング内に挿入してネジを押し下げて電気導通板のネジ穴へネジを螺合することにより、電気接続線を電気導通板に接続することが可能な端子台において、
上記ネジには、ネジの上記軸部に装着され且つ電気導通板と共に電気接続線を挟む押圧部材が設けられ、
上記の引張バネの一端がネジの上記座面に引っ掛けられることにて、当該引張バネは、ネジを吊下げるものであり、
上記のネジには、当りとして、上記押圧部材が上記座面へ接近するのを制限する副座面が、上記の座面とは別に設けられたことを特徴とする端子台。 - 上記ネジの軸方向を上下として、上記のネジの頭部は、軸部の上端に設けられ、
ネジの当該頭部は、ネジの軸部より径が大きいものであり、ネジの上記の座面は、当該頭部と軸部との径の差による段差面であり、
ネジの軸部は、大径部位と、大径部位より下端側に位置し且つ大径部位より径の小さな小径部位とを備え、上記の副座面は、当該大径部位と小径部位との径の差による段差面であり、
上記の押圧部材は、押圧部材を上下に貫通し且つ上記ネジの軸部の小径部位が通される装着孔を備え、
当該貫通孔の内径は、ネジの軸部の上記大径部位の径よりも小さいものであることを特徴とする請求項1記載の端子台。 - 上記の引張バネは、引張バネをケーシング内へ固定する固定用巻き部と、ネジの座面と当接してネジを保持する保持用巻き部と、固定用巻き部と保持用巻き部との間に介された伸縮巻き部とを備え、
上記の保持用巻き部が、上記ネジの座面に引っ掛けられて、ケーシング内にて電気導通板の上方にネジを吊下げるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の端子台。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の端子台を備えたトランス。
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