JP2006337729A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006337729A
JP2006337729A JP2005162529A JP2005162529A JP2006337729A JP 2006337729 A JP2006337729 A JP 2006337729A JP 2005162529 A JP2005162529 A JP 2005162529A JP 2005162529 A JP2005162529 A JP 2005162529A JP 2006337729 A JP2006337729 A JP 2006337729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
unit
fuse
forming apparatus
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005162529A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Fujimaru
政広 藤丸
Katsunori Okabe
克典 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2005162529A priority Critical patent/JP2006337729A/ja
Publication of JP2006337729A publication Critical patent/JP2006337729A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】画像形成部の新旧判別を容易にすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ドラムユニット17の側壁には、定着ユニット31側に突出する取付体46が付設されており、この取付体46には電流ヒューズ45が取り付けられる。これにより、電流ヒューズ45は定着ユニット31の加熱ローラ31aからの熱によって昇温させられる。そのため、定着ユニット31の加熱ローラ31aからの熱によって昇温させられた電流ヒューズ45を溶断するために必要となる電源Vccの電圧は、昇温させられていない電流ヒューズ45を溶断させるために必要となる電圧と比較して低くなる。すなわち、溶断させる際に電流ヒューズ45に印加する電圧を低く設定できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するもので、特に、画像形成部の新旧判別処理の改良に関する。
従来より、電流ヒューズの通電状況を検出することにより、ドラムユニットの新旧判別を実行する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平05−313427号公報
しかし、特許文献1の画像形成装置1では、電流ヒューズを溶断するために大電流(過電流)を流す必要がある。これにより、溶断用の電源電圧を高く設定する必要が生ずるため、装置の回路構成が複雑となり、装置の製造コストが増加するという問題が生ずる。
そこで、本発明では、画像形成部の新旧判別を容易にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、トナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって形成されたトナー画像を用紙に転写する転写部と、前記用紙に転写されたトナー画像を加熱して定着させる定着部と、前記画像形成部に設けられており、前記画像形成部の新旧判別に使用される電流ヒューズと、前記ヒューズを溶断させる溶断回路と、を備え、前記新旧判別は、前記電流ヒューズの通電状況に基づいて判断され、前記電流ヒューズは、前記定着部の近傍に配設されていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、トナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって形成されたトナー画像を用紙に転写する転写部と、前記用紙に転写されたトナー画像を加熱して定着させる定着部と、前記画像形成部に設けられており、前記画像形成部の新旧判別に使用される温度ヒューズと、を備え、前記新旧判別は、前記温度ヒューズの通電状況に基づいて判断され、前記温度ヒューズは、前記定着部の近傍に配設されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、定着部の近傍に配設された電流ヒューズは、定着部からの熱によって昇温させられる。そのため、溶断させる際に電流ヒューズに印加する電圧を低く設定できる。
また、請求項2に記載の発明によれば、定着部の近傍に配設された温度ヒューズは、定着部からの熱によって溶断される。そのため、温度ヒューズを溶断させるための特別の回路を設ける必要がなく、装置構成を簡略化することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1.1.画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置1の構成の一例を示す正面断面図である。画像形成装置1は、スキャナ、プリンタ、複写機、ファクシミリ、またはこれらの機能を複合させた複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、主として、感光ドラム12、露光器14、転写ローラ16、現像器ユニット15、および定着ユニット31を備えており、これらは装置ケース11内であって給紙カセット25の上方に配設される。
なお、本実施の形態において、給紙カセット25内に収容された多数枚の用紙26は、ピックアップローラ27の回転にともなって給紙カセット25内から1枚ずつ繰り出される。そして、一対の搬送ローラ29、用紙ガイド28、および一対の搬送ローラ30を経由して、感光ドラム12と転写ローラ16との間に送り込まれる。
感光ドラム12は、その外周面に感光体としての光導電体膜12aを有しており、この光導電体膜12aにはトナー画像が形成される。また、感光ドラム12の周囲には、感光ドラム12の回転方向(矢印A方向)に沿って順に、帯電器13、露光器14、現像器ユニット15、および転写ローラ16が配設されている。
帯電器13は、ブラシローラ式の帯電部であり、その外周には多数の導電性の刷毛体が植設されている。負の電圧が印加された帯電器13が回転させられつつ感光ドラム12と接触すると、感光ドラム12の光導電体膜12aには、負の電荷が付与される。
露光器14は、複数の発光部(例えば、LED(Light Emitting Diode):図示省略)を有する。入力画像データに基づいて各発光部の点灯制御(露光処理)が実行されると、感光ドラム12の外周面のうち露光器14からの光が照射された部分については、露光器14によって付与された負の電荷が除去される。すなわち、感光ドラム12の光導電体膜12aには、入力画像データに対応する静電潜像が形成される。なお、非露光時において、光導電体膜12aは高抵抗体(ほぼ絶縁体)の特性を示す。
現像器ユニット15は、感光ドラム12の光導電体膜12aにトナー19を供給する要素である。図1に示すように、現像器ユニット15は、主として、トナー19を貯留するトナーケース20と、供給ローラ21と、現像ローラ22と、を備える。
トナーケース20は、その内側に攪拌体23を有している。攪拌体23が紙面と略垂直な回転軸を中心に回転させられることにより、トナーケース20内のトナー19が攪拌される。また、供給ローラ21と現像ローラ22とは当接しており、両ローラ21、22には負の電圧が印加されている。したがって、供給ローラ21および現像ローラ22が回転させられると、トナーケース20内のトナー19は、負に帯電させられつつ、感光ドラム12に供給される。
また、図1に示すように、トナーケース20の開口部のうち感光ドラム12側に設けられた開口部の付近には、規制ブレード24が取り付けられている。規制ブレード24は、可撓性および導電性を有する弾性板状部材であり、導電性ゴム(例えば、ウレタンゴム)や金属(例えば、ステンレス)によって形成される。したがって、規制ブレード24が現像ローラ22の外周面に当接させられつつ現像ローラ22が回転させられることにより、現像ローラ22の外周面には、略均一厚さのトナー層が形成される。そのため、感光ドラム12の外周面に良好なトナー画像を形成することができる。
転写ローラ16(転写部)は、用紙の搬送経路を挟んで感光ドラム12と逆側に配設されている。転写ローラ16にはバイアス電圧が印加されており、転写ローラ16は正に帯電している。これにより、用紙26が感光ドラム12と転写ローラ16との間に送り込まれると、この用紙26は、感光ドラム12および転写ローラ16によってニップされる。すなわち、転写ローラ16によって用紙26は感光ドラム12の外周面と密着させられる。したがって、感光ドラム12上のトナー画像は用紙26に転写される。そして、トナー画像が転写された用紙は定着ユニット31に搬送される。
定着ユニット31は、図1に示すように、用紙の搬送方向から見て感光ドラム12より下流側に配設されており、主として、加熱ローラ31aと、加圧ローラ31bとを備えている。用紙ガイド32に沿って用紙26が加熱ローラ31aと加圧ローラ31bとの間に送り込まれると、用紙26は加熱および加圧され、トナー19中の樹脂成分が用紙26上に融着される。その結果、用紙26上にトナー画像が永久像として定着される。そして、用紙26は一対の排出ローラ33によって装置ケース11の外に排出される。
なお、本実施の形態において、感光ドラム12と帯電器13とは、ドラムユニット17として一体化されており、トナー画像を形成する画像形成部として使用される。また、このドラムユニット17、露光器14、現像器ユニット15、および転写ローラ16は、形成されたトナー画像を用紙に印刷(転写)する転写プロセスユニット18を構成する。
また、図1に示すように、ドラムユニット17の側壁には定着ユニット31側に突出する取付体46が付設されており、この取付体46には電流ヒューズ45が取り付けられている。すなわち、電流ヒューズ45は定着ユニット31の近傍に配設される。これにより、電流ヒューズ45は加熱ローラ31aからの熱によって昇温する。
なお、本実施の形態では、電流ヒューズ45の通電状況が確認されることにより、画像形成装置1に装着されたドラムユニット17が新品であるか否かの新旧判別が行われる。すなわち、電流ヒューズ45が溶断されておらず導通状態となる場合には、ドラムユニット17は新品であると判断される。一方、電流ヒューズ45が溶断されており遮断状態となる場合には、ドラムユニット17は新品でないものと判断される。
<1.2.溶断回路の構成および動作>
図2は、本実施の形態の溶断回路48の一例を示す図である。図3は、溶断回路48における出力信号Vout1、Vout2の状態の一例を示すタイミングチャートである。
ここで、本実施の形態の制御装置53は、画像形成装置1の動作を制御する制御部であり、例えば、トナー画像が記録された用紙の枚数を計数する。また、制御装置53は、この計数値Vが所定値以上となった場合に、画像形成装置1の使用者に対してドラムユニット17の交換を促す処理(例えば、表示部にドラムユニット17を交換すべき旨のメッセージを表示する)を実行する。
さらに、制御装置53は、画像形成装置1の起動時に電流ヒューズ45の通電状況を検出することによってドラムユニット17の新旧判別処理を実行するとともに、新品のドラムユニット17が装着されたと判断された場合には計数値Vをゼロクリアする処理も実行している。
そこで以下では、図2および図3を参照しつつ、ドラムユニット17の新旧判別処理に使用される溶断回路48の回路構成および動作について説明する。
まず、溶断回路48の回路構成について説明する。図2に示すように、一対のバネ端子47A、47Bは、ドラムユニット17に設けられた電流ヒューズ45と接続されるとともに、バネ端子47Bはアースされている。また、ドラムユニット17側に設けられた抵抗R2は、電流ヒューズ45と並列接続されており、抵抗R2の一端はバネ端子47Aに、他端は47Bにそれぞれ接続されている。
また、図2に示すように、PNP型トランジスタTrのエミッタ、および抵抗R1の一方の端子のそれぞれは、電源Vccに接続されている。また、トランジスタTrのコレクタは、バネ端子47A、インバータ回路51の入力端子、およびツェナーダイオードZD1を介してインバータ回路52の入力端子のそれぞれと接続されている。同様に、抵抗R1の他方の端子も、バネ端子47A、インバータ回路51の入力端子、およびインバータ回路52の入力端子のそれぞれと接続されている。
なお、入力信号Vinは抵抗R3を介してトランジスタTrのベースに入力される。また、インバータ回路51、52の出力端子からは、出力信号Vout1、Vout2のそれぞれが出力される。これら出力信号Vout1、Vout2は、制御装置53に入力される。さらに、ツェナーダイオードZD1としては、そのツェナー電圧が電源Vccの電圧より低く、抵抗R1と抵抗R2との間の分圧より高くなるものが採用されている。
次に、溶断回路48の動作について説明する。図3に示すように、画像形成装置1にドラムユニット17が装着されていない状態、すなわち、電流ヒューズ45および抵抗R2が溶断回路48に接続されていない状態(時刻t11より前の時点)において、インバータ回路51およびツェナーダイオードZD1には電源Vccからの電圧が入力され、入力信号Vi1はHighレベル(以下、単に「Hレベル」と呼ぶ)となる。
そのため、インバータ回路51の反転動作により、インバータ回路51からはLowレベル(以下、単に「Lレベル」と呼ぶ)の出力信号Vout1が出力される。また、電源Vccからの電圧はツェナー電圧よりも高いレベルとなるため、インバータ回路52への入力信号Vi2はHレベルとなる。その結果、インバータ回路52の反転動作により、インバータ回路52からはLレベルの出力信号Vout2が出力される(時刻t11より前の時点)。
続いて、時刻t11において画像形成装置1にドラムユニット17が装着されると、入力信号Vi1は接地電位となりLレベルとなる。そのため、インバータ回路51からはHレベルの出力信号Vout1が出力される。
また、時刻t11における入力信号Vi1はツェナー電圧よりも低いレベルとなり、この入力信号Vi1はツェナーダイオードZD1によってカットされる。そのため、インバータ回路52への入力信号Vi2はLレベルとなり、インバータ回路52からはHレベルの出力信号Vout2が出力される。
さらに、時刻t11において溶断回路48からの出力信号Vout1、Vout2(ともにHレベル)が制御装置53に入力されると、制御装置53は、ドラムユニット17が新品であると判断して、用紙の累積枚数である計数値Vをゼロクリアする。また、ドラムユニット17が新品であると判断した場合において、制御装置53は、入力信号VinをHレベルからLレベルに立ち下げる(時刻t12)。
時刻t12において入力信号VinがHレベルからLレベルに立ち下げられると、溶断回路48のトランジスタTrはオンされて、電流ヒューズ45には大電流(過電流)が流れる。その結果、電流ヒューズ45は溶断され、時刻t13において電流ヒューズ45は導通状態から遮断状態になる。
このように、電流ヒューズ45は、過電流による自己発熱によって溶断し、遮断状態となる。また、電流ヒューズ45は、周囲温度が高くなると溶断しやすくなることが知られている。
そのため、加熱ローラ31aからの熱によって昇温させられた電流ヒューズ45につき、この電流ヒューズ45を溶断するために必要となる電源Vccの電圧は、昇温させられていない電流ヒューズ45において必要となる電圧と比較して低くなる。すなわち、定着ユニット31の近傍に電流ヒューズ45を配設することにより、電源Vccの電圧を低く設定することが可能となる。
特に、本実施の形態の構成を採用することによって制御装置53等で使用される制御電圧と、電源Vccの電圧とを同一にすることができる場合、画像形成装置1の回路構成を簡略化することができる。例えば、同一の電源から印加される同一電圧によって制御装置53等による制御処理、および電流ヒューズ45の溶断処理が実行できる場合、制御装置53用に電源電圧を降下させるための回路が不要となる。そのため、画像形成装置1の製造コストを低減させることができる。
時刻t13において電流ヒューズ45が遮断状態となると、電源Vccからの電圧は抵抗R1、R2にかかる。これにより、インバータ回路51およびツェナーダイオードZD1には、抵抗R1、R2間の分圧がHレベルの信号として入力される。そのため、インバータ回路51からの出力信号Vout1は、HレベルからLレベルに立ち下がる。
一方、時刻t13における入力信号Vi1はツェナー電圧よりも低いレベルとなり、この入力信号Vi1はツェナーダイオードZD1によってカットされる。そのため、インバータ回路52からはHレベルの出力信号Vout2が出力され続ける。
また、時刻t13において溶断回路48からの出力信号Vout1、Vout2(それぞれLレベルおよびHレベル)が制御装置53に入力されると、制御装置53はドラムユニット17の電流ヒューズ45が溶断されたと判断することができる。そして、時刻t14において、制御装置53はトランジスタTrの入力信号VinをLレベルからHレベルに立ち上げる。これにより、トランジスタTrはオン状態からオフ状態に遷移して溶断回路48による動作が終了する。
なお、ドラムユニット17の交換後に画像形成装置1が再起動(その結果、加熱ローラ31aの加熱処理が開始)された場合であって、制御装置53に入力される出力信号Vout1、Vout2の信号レベルが、それぞれLレベルおよびHレベルの場合には、制御装置53はドラムユニット17は新品でないものと判断する。そして、制御装置53は、計数値Vをゼロクリアすることなく、トナー画像が記録された用紙の枚数を累積計数する。
<1.3.第1の実施の形態の画像形成装置の利点>
以上のように、第1の実施の形態の画像形成装置1において、ドラムユニット17の電流ヒューズ45は、定着ユニット31の近傍に配設されており、この電流ヒューズ45は、定着ユニット31の加熱ローラ31aからの熱によって昇温させられる。そのため、昇温させられていない電流ヒューズ45を溶断させる場合と比較して、電源Vccの電圧を低く設定することが可能となる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、
(1)ドラムユニット17の新旧判別処理に温度ヒューズ145を使用している点と、
(2)溶断回路の回路構成が相違する点と、
を除いては、第1の実施の形態と同様である。そこで、以下ではこの相違点を中心に説明する。
なお、以下の説明において、第1の実施の形態の画像形成装置1における構成要素と同様な構成要素については同一符号を付している。これら同一符号の構成要素は、第1の実施の形態において説明済みであるため、本実施形態では説明を省略する。
<2.1.画像形成装置の構成>
図1に示すように、ドラムユニット17の側壁に付設された取付体46には、温度ヒューズ145が取り付けられている。すなわち、温度ヒューズ145は定着ユニット31の近傍に配設される。ここで、周囲の温度が上昇して温度ヒューズ145の温度が所定の溶断温度に達すると、温度ヒューズ145は溶断して導通状態から遮断状態になる。
なお、本実施の形態におけるドラムユニット17の新旧判別処理は、温度ヒューズ145の導通状況を検出することにより実行される。すなわち、温度ヒューズ145が溶断されておらず導通状態となる場合には、ドラムユニット17は新品であると判断される。一方、温度ヒューズ145が溶断されており遮断状態となる場合には、ドラムユニット17は新品でないものと判断される。
<2.2.溶断回路の構成および動作>
図4は、本実施の形態の溶断回路148の一例を示す図である。図5は、溶断回路148における出力信号Vout1、Vout2の状態の一例を示すタイミングチャートである。
ここで、本実施の形態の制御装置53は、画像形成装置100の動作を制御する制御部であり、例えば、トナー画像が記録された用紙の枚数を計数する。また、制御装置53は、この計数値Vが所定値以上となった場合に、画像形成装置100の使用者に対してドラムユニット17の交換を促す処理を実行する。
さらに、制御装置53は、画像形成装置100の起動時に温度ヒューズ145の通電状況を検出することによってドラムユニット17の新旧判別処理を実行するとともに、新品のドラムユニット17が装着されたと判断された場合には計数値Vをゼロクリアする処理も実行している。
そこで以下では、図4および図5を参照しつつ、ドラムユニット17の新旧判別処理に使用される溶断回路148の回路構成および動作について説明する。
まず、溶断回路148の回路構成について説明する。図4に示すように、一対のバネ端子47A、47Bは、ドラムユニット17に設けられた温度ヒューズ145と接続されるとともに、バネ端子47Bはアースされている。また、ドラムユニット17側に設けられた抵抗R2は、温度ヒューズ145と並列接続されており、抵抗R2の一端はバネ端子47Aに、その他端は47Bにそれぞれ接続されている。さらに、抵抗R1の一端は、電源Vccに接続されており、その他端は、バネ端子47A、インバータ回路51の入力端子、およびインバータ回路52の入力端子のそれぞれと接続されている。
なお、インバータ回路51、52の出力端子からは、出力信号Vout1、Vout2のそれぞれが出力され、これら出力信号Vout1、Vout2は、制御装置53に入力される。また、ツェナーダイオードZD1としては、そのツェナー電圧が電源Vccの電圧より低く、抵抗R1と抵抗R2との間の分圧より高くなるものが採用されている。
次に、溶断回路148の動作について説明する。図5に示すように、画像形成装置100にドラムユニット17が装着されていない状態、すなわち、温度ヒューズ145および抵抗R2が溶断回路148に接続されていない状態(時刻t21より前の時点)において、インバータ回路51およびツェナーダイオードZD1には電源Vccからの電圧が入力され、入力信号Vi1はHレベルとなる。
そのため、インバータ回路51からはLレベルの出力信号Vout1が出力される。また、電源Vccからの電圧はツェナー電圧よりも高いレベルとなるため、インバータ回路52への入力信号Vi2はHレベルとなる。その結果、インバータ回路52からはLレベルの出力信号Vout2が出力される(時刻t21より前の時点)。
続いて、時刻t21において画像形成装置100にドラムユニット17が装着されると、入力信号Vi1は接地電位となりLレベルとなる。そのため、インバータ回路51からはHレベルの出力信号Vout1が出力される。
また、時刻t21における入力信号Vi1はツェナー電圧よりも低いレベルとなり、この入力信号Vi1はツェナーダイオードZD1によってカットされる。そのため、インバータ回路52への入力信号Vi2はLレベルとなり、インバータ回路52からはHレベルの出力信号Vout2が出力される。
さらに、時刻t21において溶断回路148からの出力信号Vout1、Vout2(ともにHレベル)が制御装置53に入力されると、制御装置53は、ドラムユニット17が新品であると判断して、用紙の累積枚数である計数値Vをゼロクリアする。
ドラムユニット17の装着された時刻t21から時刻t22までの間に、画像形成装置100がFAX受信し、印刷ジョブを受信し、およびコピーボタン(図示省略)が押されること等のいずれかによって加熱ローラ31aによる加熱処理が開始されると、時刻t22において温度ヒューズ145が溶断温度に到達する。そして、時刻t22から所定時間経過した時刻t23の時点において、温度ヒューズ145が溶断され、温度ヒューズ145は導通状態から遮断状態になる。
このように、新品のドラムユニット17に設けられた温度ヒューズ145は、ドラムユニット17を交換した後、加熱ローラ31aが初めて加熱されたときに溶断される。そのため、温度ヒューズ145を溶断させるための特別の回路を画像形成装置100に設ける必要がなく、画像形成装置100の構成を簡略化することができ、その結果、製造コストを低減させることができる。
時刻t23において温度ヒューズ145が遮断状態となると、電源Vccからの電圧は抵抗R1、R2にかかる。これにより、インバータ回路51およびツェナーダイオードZD1には、抵抗R1、R2間の分圧がHレベルの信号として入力される。そのため、インバータ回路51からの出力信号Vout1は、HレベルからLレベルに立ち下がる。
一方、時刻t23における入力信号Vi1はツェナー電圧よりも低いレベルとなり、この入力信号Vi1はツェナーダイオードZD1によってカットされる。そのため、インバータ回路52からはHレベルの出力信号Vout2が出力され続ける。
また、時刻t23において溶断回路48からの出力信号Vout1、Vout2(それぞれLレベルおよびHレベル)が制御装置53に入力されると、制御装置53はドラムユニット17の温度ヒューズ145が溶断されたと判断することができる。
なお、ドラムユニット17の交換後に画像形成装置100が再起動(その結果、加熱ローラ31aの加熱処理が開始)された場合であって、制御装置53に入力される出力信号Vout1、Vout2の信号レベルが、それぞれLレベルおよびHレベルの場合には、制御装置53はドラムユニット17は新品でないものと判断する。そして、制御装置53は、計数値Vをゼロクリアすることなく、トナー画像が記録された用紙の枚数を累積計数する。
<2.3.第2の実施の形態の画像形成装置の利点>
以上のように、第2の実施の形態の画像形成装置100において、ドラムユニット17の温度ヒューズ145は、定着ユニット31の近傍に配設されている。これにより、ドラムユニット17の交換後、定着ユニット31の加熱ローラ31aが初めて加熱されたときに、温度ヒューズ145は溶断される。そのため、温度ヒューズ145を溶断させるための特別の回路を設ける必要がなく、画像形成装置100の構成を簡略化することができ、製造コストを低減させることができる。
本発明の実施の形態における画像形成装置の構成の一例を示す正面断面図である。 第1の実施の形態における溶断回路の一例を示す図である。 第1の実施の形態の溶断回路における出力信号の状態の一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態における溶断回路の一例を示す図である。 第2の実施の形態の溶断回路における出力信号の状態の一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
17 ドラムユニット
18 転写プロセスユニット
31 定着ユニット
31a 加熱ローラ
31b 加圧ローラ
45 電流ヒューズ
46 取付体
48、148 溶断回路
51、52 インバータ回路
53 制御装置
145 温度ヒューズ
R1〜R3 抵抗

Claims (2)

  1. (a) トナー画像を形成する画像形成部と、
    (b) 前記画像形成部によって形成されたトナー画像を用紙に転写する転写部と、
    (c) 前記用紙に転写されたトナー画像を加熱して定着させる定着部と、
    (d) 前記画像形成部に設けられており、前記画像形成部の新旧判別に使用される電流ヒューズと、
    (e) 前記ヒューズを溶断させる溶断回路と、
    を備え、
    前記新旧判別は、前記電流ヒューズの通電状況に基づいて判断され、前記電流ヒューズは、前記定着部の近傍に配設されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. (a) トナー画像を形成する画像形成部と、
    (b) 前記画像形成部によって形成されたトナー画像を用紙に転写する転写部と、
    (c) 前記用紙に転写されたトナー画像を加熱して定着させる定着部と、
    (d) 前記画像形成部に設けられており、前記画像形成部の新旧判別に使用される温度ヒューズと、
    を備え、
    前記新旧判別は、前記温度ヒューズの通電状況に基づいて判断され、前記温度ヒューズは、前記定着部の近傍に配設されていることを特徴とする画像形成装置。
JP2005162529A 2005-06-02 2005-06-02 画像形成装置 Pending JP2006337729A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162529A JP2006337729A (ja) 2005-06-02 2005-06-02 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005162529A JP2006337729A (ja) 2005-06-02 2005-06-02 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006337729A true JP2006337729A (ja) 2006-12-14

Family

ID=37558339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005162529A Pending JP2006337729A (ja) 2005-06-02 2005-06-02 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006337729A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008015170A (ja) 画像形成装置
JP4900434B2 (ja) 画像形成装置
JP2006195162A (ja) 画像形成装置
JP7476723B2 (ja) 画像形成装置
JP6536483B2 (ja) 電源装置、電子機器、給電制御方法
JP2007310362A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2006337729A (ja) 画像形成装置
JP6484992B2 (ja) 画像形成装置
JP3905023B2 (ja) 画像形成装置
JP2019120717A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2005345564A (ja) 画像形成装置
JP6589806B2 (ja) 画像形成装置
JP2006343525A (ja) 画像形成装置
JP2006091481A (ja) 画像形成装置
JP4376080B2 (ja) 発熱装置、定着装置、及び画像形成装置
JP2006065137A (ja) 画像形成装置
JP2015049432A (ja) 画像形成装置
JP2014071264A (ja) 転写装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009122500A (ja) 画像形成装置
JP3569155B2 (ja) 画像形成装置
JP2006235329A (ja) 除電装置及び画像形成装置
JP4158689B2 (ja) 画像形成装置
JP4318030B2 (ja) 画像形成装置
JP2022036798A (ja) 画像形成装置
JP4089603B2 (ja) 画像形成装置