JP2006337303A - 真空室の湿度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高精度で真空室内の湿度を測定できる小型の湿度測定装置を提供する。
【解決手段】真空蒸着装置1等に組み込まれて、真空室2内の水分子量を測定する湿度測定装置3である。上記真空室2内に配設されて真空室2内の湿度の違いに応じた比率で水分子が入り込む空隙を有すると共に、入り込んだ水分子量の違いに応じて屈折率が変化する検査部材6と、検査部材6内を通過させた検査光の干渉を用いて間接的に湿度を測定する測定部7とを備えた。上記検査光は、上記検査部材6内を通過させる際に、検査部材6の各界面で反射又は透過して互いに干渉する。
【選択図】 図1
【解決手段】真空蒸着装置1等に組み込まれて、真空室2内の水分子量を測定する湿度測定装置3である。上記真空室2内に配設されて真空室2内の湿度の違いに応じた比率で水分子が入り込む空隙を有すると共に、入り込んだ水分子量の違いに応じて屈折率が変化する検査部材6と、検査部材6内を通過させた検査光の干渉を用いて間接的に湿度を測定する測定部7とを備えた。上記検査光は、上記検査部材6内を通過させる際に、検査部材6の各界面で反射又は透過して互いに干渉する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、真空蒸着で成形される膜材の屈折率等に影響する、真空室内の湿度を間接的に測定する真空室の湿度測定装置に関する。
真空蒸着は、真空引きされた真空室内で、金属等の材料を蒸発させて対象物の表面に蒸着膜を形成する処理である。具体的には、真空室内に膜材を形成する対象物を装着して真空引きし、膜材の材料を蒸発させて、対象物の表面に蒸発させた材料を積層させる。これにより、対象物の表面に均一な蒸着膜を形成する。
ところで、一般的な真空蒸着装置では、設定膜厚の均一な蒸着膜を形成するための制御が行われるだけで、湿度の違いは特に考慮されていない。湿度の違いに関しては、作業者が真空蒸着作業を行う前に湿度を確認して微調整を行う程度で、具体的な装置の制御対象にはされていなかった。これは、湿度まで考慮しなくても、これまでは精度的に問題にならなかったためである。
ところが、近年の各種の光学機器の精密化、高精度化によって、真空室内の湿度の変化による蒸着膜の屈折率の変化まで問題になるようになってきた。即ち、真空蒸着装置で蒸着膜を形成する際に、真空室内の湿度の違いで蒸着膜の屈折率が微妙に変化してしまい、その蒸着膜が施された部品を使用した光学機器の精度が低下するという問題が生じてきた。
なお、真空蒸着装置によって蒸着膜を形成する際に屈折率が変化するのは以下の理由による。真空室内で材料を蒸発させて対象物の表面に付着させるときに、蒸発した材料と共に真空室内に存在する水分子も蒸着膜内に入り込んでしまう。この水分子が蒸着膜内に入り込む量は真空室内の水分子量(湿度)に応じて決まる。この水分子量は、材料の蒸発に伴って真空室の内壁等から飛び出す水分子も加わって変化してしまう。そして、蒸着膜内に入り込んだ水分子量に応じて蒸着膜の屈折率も変化してしまう。この蒸着作業が始まった後の水分子量の変化は測定することができないため、これまで考慮されることはなかった。
しかし、この僅かな水分子量(湿度)の違いで変化する蒸着膜の屈折率も、近年の光学機器の精密化、高精度化によって問題になるようになってきた。
このため、真空蒸着装置に真空室内の湿度を測定する装置を設ける必要性が出てきたが、真空蒸着装置に組み込めるような小型のもので、真空室内の僅かな水分子量(湿度)を測定できる高精度の湿度測定装置はこれまでなかった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、高精度で真空室内の湿度を測定することができる小型の湿度測定装置を提供することにある。
以上の課題を解決するために、本発明に係る真空室の湿度測定装置は、真空室内の水分子量を測定する湿度測定装置であって、上記真空室内に配設され当該真空室内の湿度の違いに応じた比率で水分子が入り込む空隙を有すると共に、入り込んだ水分子量の違いに応じて屈折率が変化する検査部材と、当該検査部材内を通過させた検査光と通過させない元の検査光との干渉を用いて間接的に湿度を測定する測定部とを備えたことを特徴とする。上記真空室内に配設された検査部材に検査光を透過又は反射させて、元の検査光と干渉させる。
上記構成により、上記真空室内に配設された上記検査部材の空隙には、上記真空室内の湿度の違いに応じた比率で水分子が入り込む。これにより、上記検査部材の屈折率が、入り込んだ水分子量の違いに応じて変化する。このため、上記検査部材内に透過又は反射させた検査光と、透過又は反射させない元の検査光とを干渉させて屈折率の変化を特定し、この屈折率の変化を用いて間接的に湿度を測定する。
また、本発明に係る真空室の湿度測定装置は、上記真空室外に設けられ上記検査光を発生させる検査光発生部と、当該検査光発生部からの検査光の上記真空室に対する出入りを許容する1又は複数の検査光用窓とを備えたことを特徴とする。
上記構成により、上記検査光発生部で発生した検査光は、上記検査光用窓から上記真空室に入射して上記検査部材に透過又は反射し、上記検査光用窓から外部に出射する。そして、上記検査部材内に透過又は反射させた検査光と、透過又は反射させない元の検査光とを干渉させて屈折率の変化を特定し、この屈折率の変化を用いて間接的に湿度を測定する。
本発明に係る真空室の湿度測定装置では、上記測定部に入射する検査光のうち検査対象の特定波長の光のみを透過させるフィルターを備えてもよい。また、検査光としてレーザー光を使用してもよい。このレーザー光を使用する場合は、フィルターを使用する必要はない。
以上、詳述したように、本発明の真空槽の湿度測定装置によれば、次のような効果を奏することができる。
真空室内の湿度を、検査部材の屈折率の変化による干渉の変化として検出するため、高い精度で真空室内の湿度を間接的に測定することができる。
検査部材を通過した検査光と通過しない基準光との干渉を用いて真空室内の湿度を測定するため、湿度測定装置を小型化することができ、真空蒸着装置等にも組み込むことができるようになる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の真空室の湿度測定装置は、真空室を備えてその真空室内の湿度を測定する必要のある全ての装置に用いることができる。ここでは、湿度測定装置を真空蒸着装置に用いた場合を例に、図1に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る湿度測定装置を備えた真空蒸着装置を示す概略構成図である。
図中の真空蒸着装置1は一般的に知られた装置である。このため、真空蒸着装置1については概略的に説明する。真空蒸着装置1は主に、蒸発させる材料を加熱する加熱手段と、蒸発させる材料を入れる坩堝(図示せず)と、蒸着対象物である基板(図示せず)と、真空室2と、この真空室2内の湿度を測定する湿度測定装置3と、湿度測定装置3での測定値の演算や真空室2内の真空引きや蒸着膜の膜厚調整等を制御する制御部4等を備えている。
坩堝は、蒸発させる金属材料等を入れるためのものである。加熱手段は、坩堝に入れられた材料を蒸発させるための手段である。加熱手段は、電子銃や電子流調整部(いずれも図示せず)等で構成されている。蒸着対象物である基板は、その表面に蒸着膜を施す対象部材である。
真空室2は真空蒸着を行うための空間である。真空室2内が真空引きされて、真空蒸着作業が行われる。
湿度測定装置3は真空室2内の湿度を測定するための装置である。この湿度測定装置3は主に、検査光発生部5と、検査部材6と、測定部7と、その制御部4とから構成されている。
検査光発生部5は検査光を発生させるための装置である。検査光発生部5は、光源9と、交流波形発生器10と、レンズ11とから構成されている。
光源9は、検査光となる光を発生するための光源である。この光源9から発生する光としては、ここでは白色光を用いている。最終的には、特定波長の光の干渉を検査するため、その波長の光を発生する光源を用いても良い。
交流波形発生器10は、検査光をパルス光にするための装置である。この交流波形発生器10は主に、回転板13と、この回転板13を回転させる駆動モータ14とから構成されている。回転板13の周縁には、光源9からの光を通すスリット(図示せず)が多数設けられている。このスリットが検査光の光路に位置するように回転板13が配設され、駆動モータ14で回転板13が回転されることで、スリットの部分だけで検査光を通してパルス光を形成する。なお、交流波形発生器10は、パルス光を形成できる構成であればよい。上記構成に限らず、光源自体を連続的にオンオフさせてパルス光を発生させる構成等の、他の構成でもよい。
レンズ11は、光源9からの検査光を絞って回転板13のスリットに通すためのレンズである。上流側のレンズ11は、光源9からの検査光の焦点がスリットの近傍になるように設定されている。下流側のレンズ11は、スリットを通過した検査光の焦点が測定部7に位置するように設定されている。
検査部材6は、真空室2内の湿度を間接的に測定するための部材である。検査部材6は、水分子が入り込んだり抜け出たりする空隙を有し、この空隙に入り込んだ水分子量の違いに応じて屈折率が変化するようになっている。さらに、上記空隙には、真空室2内の湿度の違いに応じた比率で水分子が入り込むようになっている。この結果、真空室2内の湿度と、検査部材6の屈折率とが比例関係になっている。このため、真空室2内に配設した検査部材6の屈折率の変化を測定することで、間接的に真空室2内の湿度の変化を測定することができる。この場合、検査部材6を通過した検査光は、検査部材6の屈折率の変化に比例して位相がずれる。そして、この位相のずれに応じて、元の波長との干渉による反射光の強度も変化する。このため、予め、位相のずれ量と干渉による反射光の強度の変化との関係を、実験的に特定しておくことで、干渉による反射光の強度の変化から間接的に真空室2内の湿度の変化を特定することができる。このとき、真空室2内の湿度の絶対値を特定することはできないが、設定湿度のときの干渉による反射光の強度を特定しておくことで、実測の反射光の強度の変化を見ることにより、真空室2内の湿度(屈折率)が設定湿度からどのくらいずれたかを特定することができる。そして、この設定湿度からのずれに対して蒸着膜の膜厚を調整すれば、真空室2内の湿度が変化しても蒸着膜の光学特性を一定に保つことができる。具体的には、蒸着膜の厚さと屈折率の積が一定になるように、真空室2内の湿度(屈折率)の変化に応じて蒸着膜の厚さを調整するように制御する。この制御は制御部4で行われるが、具体的処理については後述する。
検査部材6は、石英板16の内側面に積層して設けられている。具体的には検査部材6は、石英板16の上に誘電体単層膜若しくは多層膜を積層して板状に形成されている。これにより、石英板16上の単層若しくは多層膜の表面と、各膜の界面で光がそれぞれ反射して、各膜のnd厚み分だけそれぞれの光の位相がずれて互いに干渉し、トータルとして反射光の強度が変化する。
石英板16は、検査光発生部5からの検査光の真空室2に対する出入りを許容するための検査光用窓である。石英板16は、透明板材であり、真空室2内を密封した状態で、外部からの検査光を真空室2内に入射させると共に真空室2内の検査光を外部に出射させるようになっている。
このとき、検査光発生部5からの検査光は、石英板16を介して真空室2内の検査部材6に入射して界面で反射し、上述のように干渉して石英板16から外部に出射して測定部7に入射するようになっている。そしてこのとき、検査部材6の各界面で反射した反射光は、元の検査光に対して、検査部材6の屈折率に比例して位相がずれてしまう。そして、この位相のずれは真空室2の湿度の変化に比例する。このため、真空室2内の湿度の変化は、干渉による反射光の強度の変化として測定部7で検出される。
測定部7は、検査部材6内を通過させた検査光の干渉による強度の変化を用いて間接的に真空室2内の湿度を測定するための装置である。この測定部7は、ハーフミラー18と、監視素子19と、リセットミラー20と、フィルター21と、反射光受光素子22とから構成されている。
ハーフミラー18は、検査光発生部5からの検査光(検査部材6で反射させる前の検査光)の一部を監視光として取り出すための部材である。このハーフミラー18によって、検査光発生部5からの検査光の一部(例えば、8%程度)が反射され、残りの検査光が透過される。
監視素子19は、光源からの検査光が安定しているか否かを監視するための素子である。
リセットミラー20は、上記基準光を反射光受光素子22に反射させて、反射光受光素子22をリセットするための部材である。リセットミラー20は、リセットするときだけ、検査光発生部5から検査部材6に延びる光路上に装着され、リセットが終われば光路から待避されるようになっている。
フィルター21は、反射光受光素子22に入射する反射光(検査部材6で反射された検査光)のうち検査対象として設定した特定波長の光のみを透過させるためのフィルターである。このフィルター21で透過させる波長は最も効率の良い部分を設定する。光源9の波長分布、検査部材6の屈折率及び厚さ、入射角等の諸条件に応じて、基準光と反射光との間で干渉を最も効率的に発生させることができる波長にする。なお、フィルター21は、外乱要因の影響を最小限に抑えるために、反射光受光素子22の直前に設けているが、外乱要因の影響が小さい場合は、交流波形発生器10側に設けても良い。
反射光受光素子22は、干渉により変化する反射光の強度を検出する素子である。この反射光受光素子22で検出した反射光の強度は制御部4に出力される。
制御部4は、反射光受光素子22で検出した反射光の強度に基づいて、現在の真空室2内の湿度を特定するようになっている。具体的には、設定厚さの蒸着膜の光学特性が所望の値になる真空室2内の湿度を基準湿度として、その基準湿度のときに反射光受光素子22で検出する反射光の強度を、予め実験的に特定して制御部4に記録しておく。さらに、真空室2内の湿度を基準湿度から一定値ずつ変化させたときの反射光の強度を実験的に特定して記録しておく。これにより、実測の反射光の強度と基準湿度での反射光の強度とのずれから、現在の真空室2内の湿度を特定するようになっている。そして、基準湿度からのずれの分を補正する厚さに、蒸着膜の膜厚を設定し直し、その膜厚で蒸着膜を形成する。
[動作]
以上のように構成された真空蒸着装置1では、次のようにして基板の蒸着膜が形成される。
以上のように構成された真空蒸着装置1では、次のようにして基板の蒸着膜が形成される。
真空室2内に坩堝と基板が装着されて真空室2内が真空引きされ、上記加熱手段で坩堝内の材料が加熱されて蒸発され、基板の表面に蒸着される。この蒸着作業は、真空蒸着装置1で行う一般的なものである。このとき、基板に形成する蒸着膜の膜厚を真空室2内の湿度に応じた厚さに設定する。この蒸着膜の膜厚は、以下の処理によって設定する。
まず、検査光発生部5の光源9を点灯させて駆動モータ14を駆動して回転板13を回転させる。これにより、パルス光である検査光がハーフミラー18側へ出射される。ハーフミラー18では、検査光の一部が反射されて監視素子19に入射する。
リセットミラー20では、検査光発生部5から検査光が測定部7の反射光受光素子22に直接反射される。これにより、反射光受光素子22がリセットされる。その後、リセットミラー20は光路から待機状態に移動される。
これにより、検査光発生部5からの検査光は石英板16から真空室2内の検査部材6に入射する。そして、この検査光は、検査部材6の各界面で反射され互いに干渉して、真空室2内の湿度の違いに応じた強度に変化し、再び石英板16から外部に出射される。この検査部材6で反射された反射光は、フィルター21で特定波長だけの反射光になって反射光受光素子22に入射する。そして、この反射光受光素子22で反射光の強度が検出される。この反射光の強度は制御部4に出力される。
制御部4では、上述のように、予め特定しておいた反射光の強度と真空室2内の湿度との関係及び湿度の変化と蒸着膜の膜厚の補正分との関係から、蒸着膜の膜厚の補正分を特定する。
次いで、制御部4は、真空蒸着装置1の各部を制御して、上記湿度から特定した補正分を含む膜厚に設定し直して蒸着膜を形成する。
[効果]
以上のように、真空室2内の湿度の変化を、検査部材6の屈折率の変化による干渉の変化として検出するため、高い精度で真空室2の湿度を間接的に測定することができる。
以上のように、真空室2内の湿度の変化を、検査部材6の屈折率の変化による干渉の変化として検出するため、高い精度で真空室2の湿度を間接的に測定することができる。
検査光発生部5からの検査光の真空室2に対する出入りを許容する石英板16(検査光用窓)を備えたので、真空室2に隣接して設けられた湿度測定装置3の検査光発生部5からの検査光を真空室2内に通して、真空室2内の湿度を容易に検出することができる。
また、反射光受光素子22の直前にフィルター21を設けたので、反射光受光素子22に入射する外来光による影響を最小限に抑えることができる。これにより、高い精度で真空室2の湿度を間接的に測定することができる。
また、検査部材6を通過した検査光の干渉を用いて真空室2内の湿度を測定するため、湿度測定装置3を小型化することができ、真空蒸着装置等にも組み込むことができるようになる。
[変形例]
上記実施形態では、検査部材6を真空室2の天井部の石英板16の内側面に設けたが、検査部材6を設ける位置は特に限定する必要はなく、真空蒸着作業の邪魔にならない位置であればどこでもよい。例えば、図2に示すように真空室2内の中央付近や、図3に示すように真空室2の底部に設けてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
上記実施形態では、検査部材6を真空室2の天井部の石英板16の内側面に設けたが、検査部材6を設ける位置は特に限定する必要はなく、真空蒸着作業の邪魔にならない位置であればどこでもよい。例えば、図2に示すように真空室2内の中央付近や、図3に示すように真空室2の底部に設けてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
さらに、検査部材6を通す検査光としては、反射させる場合以外に透過させてもよい。即ち、図2及び図3に示すように、真空室2の下方へ透過させるようにしてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
また、上記実施形態では、湿度測定装置3の交流波形発生器10等を真空室2の外部に設けたが、真空室2内にスペース的な余裕があれば、交流波形発生器10等を真空室2内に設けてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
また、上記実施形態では、光源9として白色光を用いたが、レーザー光を用いてもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。なおこの場合、フィルター21を用いる必要はなくなる。
1:真空蒸着装置、2:真空室、3:湿度測定装置、4:制御部、5:検査光発生部、6:検査部材、7:測定部、9:光源、10:交流波形発生器、11:レンズ、13:回転板、14:駆動モータ、16:石英板、18:ハーフミラー、19:基準光受光素子、20:リセットミラー、21:フィルター、22:反射光受光素子。
Claims (5)
- 真空室内の水分子量を測定する湿度測定装置であって、
上記真空室内に配設され当該真空室内の湿度の違いに応じた比率で水分子が入り込む空隙を有すると共に、入り込んだ水分子量の違いに応じて屈折率が変化する検査部材と、
当該検査部材内を通過させた検査光の干渉を用いて間接的に湿度を測定する測定部とを備えたことを特徴とする真空室の湿度測定装置。 - 請求項1に記載の真空室の湿度測定装置において、
上記真空室内に配設された上記検査部材に検査光を透過又は反射させて干渉させることを特徴とする真空室の湿度測定装置。 - 請求項1又は2に記載の真空室の湿度測定装置において、
上記真空室外に設けられ上記検査光を発生させる検査光発生部と、
当該検査光発生部からの検査光の上記真空室に対する出入りを許容する1又は複数の検査光用窓とを備えたことを特徴とする真空室の湿度測定装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の真空室の湿度測定装置において、
上記測定部に入射する検査光のうち検査対象の特定波長の光のみを透過させるフィルターを備えたことを特徴とする真空室の湿度測定装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の真空室の湿度測定装置において、
上記検査光としてレーザー光を用いたことを特徴とする真空室の湿度測定装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-06-06 JP JP2005165186A patent/JP2006337303A/ja active Pending
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