JP2006336590A - 斜板型又は揺動斜板型の圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 駆動軸4、旋回板5、回り止め機構7により回転は阻止される揺動斜板6、ピストン9及び中心軸8を備えている揺動斜板型圧縮機100が、冷媒ガス中のオイルを分離する装置35と、分離したオイルを貯蔵する高圧貯油室36とを有していて、高圧貯油室から回り止め機構の摺動部に直接給油できるオイル導入路85を中心軸に設けている。なお、斜板型圧縮機100においては、駆動軸104及び/又はシリンダブロック111にオイル導入路124を設けて、高圧貯油室122からのオイルを斜板108とシュー109の摺動部に直接給油している。
【選択図】 図1
Description
請求項1に記載の斜板型の圧縮機は、少なくとも駆動軸104、斜板108、ピストン112、シリンダブロック111及び一対のシュー109等を備えているのに加えて、冷媒ガス中のオイルを分離する装置121と、その分離したオイルを貯蔵する高圧貯油室122とを有していて、一端が高圧貯油室122に連通すると共に、他端がシュー109の摺動部に向けて開口しているオイル導入路124を設けたものであり、これにより、斜板108とシュー109間の摺動部に向けてオイルを供給することができ、摺動部の良好な潤滑状態を得ることができ、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
請求項2の圧縮機は、オイル導入路124が駆動軸104又はシリンダブロック111或いはその両者に設けられているかのいずれかであることを規定したものであり、これにより、特別な部材を使用することなくオイル導入路124を形成することができる。
請求項5の圧縮機は、オイル導入路85を中心軸8に設けたものであり、オイル導入路が設けられる部位を限定したものである。
請求項7の圧縮機は、回り止め機構7を支持する中心軸8を片持ち支持にしたものである。この場合、例えば一端が自由端で他端をシリンダブロック2の中心部に圧入固定することで、片持ち支持であっても中心軸の十分な剛性を確保できる。
請求項9の圧縮機は、フロン系冷媒であるHFC(ハイドロフルオロカーボン)134aの冷媒換算で300cc以上の能力を確保できるようにしたものであり、これにより、バス等の大型車両の空調装置に適用可能な大容量の圧縮機に好適である。
本実施形態では、リアハウジング3には、吐出室31の下流に、これと連通する垂直円筒室34が設けられている。この垂直円筒室34には、オイルセパレータ35が圧入され、図3に示すように吐出室31から垂直円筒室34に入ってくるオイルと冷媒ガスとの混合流体を遠心分離して、オイルと冷媒ガスとに分離される。分離された冷媒ガスは、オイルセパレータ35上方から冷凍サイクル内に排出され、オイルはリアハウジング3とシリンダブロック2間に跨がって設けられた高圧貯油室36に蓄えられる。
次に本発明の第3実施形態の斜板型の圧縮機100の特徴となる構造について説明する。この第3実施形態でも、第1、第2実施形態と同様に、リアハウジング113には、吐出室118の下流に、この吐出室118と連通する垂直円筒室120が設けられている。この垂直円筒室120には、オイルセパレータ121が圧入され、図3に示されるのと同様に吐出室118から垂直円筒室120に入ってくるオイルと冷媒ガスとの混合流体を遠心分離し、オイルと冷媒ガスとに分離される。分離された冷媒ガスは、オイルセパレータ121上方から冷凍サイクル内に排出され、オイルは、リアハウジング113とシリンダブロック111との間に跨がって設けられた高圧貯油室122に貯蔵される。
また、上記説明においては、揺動斜板型可変容量圧縮機及び斜板型可変容量圧縮機を例として説明しているが、本発明は可変容量型に限定するものではなく、固定容量型の圧縮機にも適用可能である。
2,111 シリンダブロック
3,113 リアハウジング
31,118 吐出室
32,117 吸入室
33,119 制御弁
34,120 垂直円筒室
35,121 オイルセパレータ
36,122 高圧貯油室
4,104 駆動軸
43 凹部
5 旋回板(ドライブプレート)
6 揺動斜板(ワッブルプレート)
7 回り止め機構(等速ジョイント)
71 外輪
72 ケージ
73 内輪
74 ボール
75 オイル保持溝
8 中心軸
85,124 オイル導入路
9,112 ピストン
18,107 クランク室(制御室)
19,115 バルブプレート(板材)
20,123 ガスケット
108 斜板
109 シュー
100 圧縮機
Claims (9)
- ベアリングを介してハウジングによって軸承された駆動軸(104)と、
前記ハウジング内に収容され、前記駆動軸と一体的に回転し、前記駆動軸に対して傾角可変に設けられた斜板(108)と、
前記斜板に連動し、前記斜板の回転によって往復動作するピストン(112)と、
前記ピストンを収容するシリンダボア(111a)が穿設されたシリンダブロック(111)と、
前記ピストンに摺動かつ回転可能に配置され、前記斜板を摺動可能に挟持することで、前記斜板の回転運動を前記ピストンの往復運動に変換する一対のシュー(109)と、
を備えている斜板型の圧縮機が、
前記ピストンと前記シリンダボアとによって圧縮された冷媒ガス中のオイルを分離する装置(121)と、
その分離したオイルを貯蔵する高圧貯油室(122)とを有していて、
一端が前記高圧貯油室(122)に連通すると共に、他端が前記シュー(109)の摺動部に向けて開口しているオイル導入路(124)を設けたことを特徴とする斜板型の圧縮機。 - 前記オイル導入路(124)が、前記駆動軸(104)又は前記シリンダブロック(111)或いはその両者に設けたことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
- ベアリングを介してハウジングによって軸承されて動力源からの回転動力を受け入れる駆動軸(4)と、
前記駆動軸に連結されて回転すると共に、前記駆動軸に対して傾斜することができる旋回板(5)と、
ベアリング(52,53)を介して前記旋回板(5)に連結され、前記旋回板(5)と同じ傾斜角度をとるが、回り止め機構(7)により回転は阻止される揺動斜板(6)と、
前記揺動斜板(6)に連結されて前記駆動軸(4)の軸方向に往復運動をすると共に、シリンダブロック(2)に形成されたシリンダボア(21)内に挿入されて流体を吸入及び圧縮するピストン(9)と、
前記旋回板(5)と前記揺動斜板(6)を支持するために、前記駆動軸(4)の延長線上において前記シリンダブロック(2)に支持される中心軸(8)と、
を備えている揺動斜板型の圧縮機が、
冷媒ガス中のオイルを分離する装置(35)と、
その分離したオイルを貯蔵する高圧貯油室(36)とを有していて、
前記高圧貯油室(36)から前記回り止め機構(7)の摺動部に向けて給油できるオイル導入路(85)を設けたことを特徴とする揺動斜板型の圧縮機。 - 前記圧縮機が可変容量型であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の圧縮機。
- 前記オイル導入路(85)が前記中心軸(8)に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の圧縮機。
- 前記回り止め機構(7)として等速ジョイント(7)を採用していて、前記等速ジョイントの摺動部にオイル保持溝(75)が設けられていることを特徴とする請求項3又は5に記載の圧縮機。
- 前記回り止め機構(7)を支持する前記中心軸(8)が片持ち支持であることを特徴とする請求項3,5又は6に記載の圧縮機。
- 前記回り止め機構(7)を支持する前記中心軸(8)が、一端が前記駆動軸(4)に配置されたベアリング(44)で支持され、他端が前記シリンダブロック(2)等のハウジングで回転不可に支持されていることを特徴とする請求項3,5又は6に記載の圧縮機。
- フロン系冷媒であるHFC134aの冷媒換算で300cc以上の能力を確保することができることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の圧縮機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005164821A JP2006336590A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 斜板型又は揺動斜板型の圧縮機 |
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DE102006025370.1A DE102006025370B4 (de) | 2005-06-02 | 2006-05-31 | Kompressor und Konstantgeschwindigkeitsgelenk bzw. Doppelgelenk |
CN2008100813919A CN101230872B (zh) | 2005-06-02 | 2006-06-02 | 压缩机和等速万向节 |
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JP2005164821A JP2006336590A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 斜板型又は揺動斜板型の圧縮機 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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2005
- 2005-06-03 JP JP2005164821A patent/JP2006336590A/ja active Pending
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