JP2006335407A - 米飯の無菌化炊飯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス置換用の耐圧チャンバーに搬入するトレイ包装体の捩れを予め修正する。
【構成】トレイ30とそれに被さるカバーフイルム38を、運搬軌道となる搬入コンベヤ13により、デッキプレート16上に運び込んだあと、流体シリンダー55は前記デッキプレート16と一体に前記トレイ30を、同トレイの輪郭と同輪郭の凹部57に内に下降させるが、この場合バイブレータ80から下箱21に伝わる振動により、前記デッキプレート16上で前記トレイ30を小刻みに横振れさせてデッキプレートとの摩擦を軽減するので、前記トレイ30は傾きなく下箱21の凹部57に沈みこみ、前記上下両箱により形成した耐圧チヤンバーを封鎖したとき、前記下箱21に配置するガスノズルに対し、前記トレイ30に形成したガス吸入孔が一致する。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装容器内で米飯を無菌化状態に炊飯し、最終的には同容器を密封して商品化する装置に関する。
下記特許文献3には、包装容器内で米飯を無菌化状態に炊飯する装置を開示する。当該装置は、ベルトコンベヤによって等間隔で運搬する包装容器に、洗浄米と水とを順次供給すると共に、一時的に前記各容器に小穴の開いた蓋を被せたあと、前記容器を前記コンベヤでもって順次蒸気炊飯器内に搬入して前記洗浄米を炊き上げ、そのあと前記蓋を取り除いて前記各容器をクーリングルームに送り込み、該クーリングルーム内の真空脱気室において同容器にカバーフイルムを被せると共に、各容器に真空を作用させ、続いて前記容器内に不活性ガスを作用させたあと各容器を前記フイルムで密封する構成である。しかし当該装置の場合、炊飯器内において米飯に直接蒸気が作用するのを避けるために、前記容器に前記蓋或いはフイルムを被せて炊飯し、その後これら仮蓋を取り除いて新しいカバーフイルムを再び被せるという不経済さがある。
この点、下記の特許文献2に開示する装置は、ベルトコンベヤによって等間隔で運搬する包装容器に、洗浄米と水とを順次供給したあと、前記各容器にカバーフイルムを仮シールし、当該容器を前記コンベヤでもって順次蒸気炊飯器内に搬入して前記洗浄米を炊き上げ、そのあと前記カバーフイルムを付けたまま前記各容器をクーリングルームに送り込み、該クーリングルーム内の真空脱気室において同容器と前記カバーフイルムとの隙間から同容器内に真空を作用させ、続いて同容器内に不活性ガスを作用させて各容器を前記フイルムで密封する構成である。従って当該装置の場合は仮蓋を使用するという不経済が排除されるが、前記容器とカバーフイルムとは仮シールで繋がり、その間には僅かな隙間しか存在しないから、容器内に不活性ガスが流入しにくいという問題がある。このため開示する実施例では、前記カバーフイルムに吸い付く吸盤で同カバーフイルムを上下動させ、かかるフイルムの上下動による容器の呼吸作用、つまり同容器内部の容積変化により前記容器を囲むガス室内の不活性ガスを同容器内に吸入しようとしている。しかし前記容器周りのガスは前記容器の呼吸により、吸入、吐出を繰り返すだけでガスの置換率は上がらない欠点がある。
一方下記の特許文献1には、合成樹脂シートに等間隔に成形した各トレイの間にそれぞれ通気孔を形成し、この通気孔を通じて前記トレイ内の真空と、前記トレイへのガス供給を行う装置を開示する。しかし当該装置に使用するトレイのように連続しているものは、前記シートに形成した前記吸気孔と型材に形成した真空吸引孔及びガスノズルとは一致しやすいが、米飯炊飯器に使用するトレイは、前記特許文献3に開示するように前記炊飯器内で各トレイを蛇行運搬させて同炊飯器の設置スペースを少なくするために、各トレイは分離したものを使用するから、それに形成した通気孔は真空ポートやガスノズルとが不一致になることが必然であり、また前記特許文献1の通気孔を通してトレイ内の空気を真空ポンプにより吸引する場合、その吸引力から生ずる差圧によりカバーフイルムが前記吸引孔を塞ぐという問題があり、使用不的確である。
特開平04−018224号公報 特願2002−176939公報 特開平07−111866号公報
本発明は、前記特許文献1に開示される潜望鏡型のガスノズルを、米飯炊飯器と併用するガス置換装置で使用可能にするために、米飯を収容する窪み容器部分とその周囲のフランジとで形成するトレイにおいて、前記窪み容器部分を隔てる一側の前記フランジに舌状の切り目を形成し、前記トレイに被さるカバーフイルムにおいては、前記窪み容器部分を隔てる前記一側フランジの対岸フランジの上域に相当する部分に排気孔を開口し、これらトレイとカバーフイルムとで構成する包装体を、耐圧チヤンバー内でガス置換する装置であって、該装置は、 前記耐圧チャンバーを、前記窪み容器部分周囲の輪郭と同じ輪郭の凹部を上面に形成する下箱と、同下箱の上域の上箱とにより構成すると共に、前記下箱をその上面が前記包装体の運搬軌道と同じ高さになるように機台面に横振れ自在に支持する一方、前記下箱の前記凹部内にデッキプレートを上下動可能にリフト機器に支持して配置すると共に、前記下箱及びデッキプレート、或いはこれらのいずれかに機械的振動要素を取り付けて構成する位置決め機構と、前記機械的振動要素から伝わる振動環境下で、前記リフト機器でもって前記デッキプレート上の前記包装体を、前記凹部内に沈めたあと、前記下箱と、それに被せる前記上箱とにより、前記トレイ周りの前記フランジとカバーフイルムとを気密に挟持し、前記両箱内の空気排除により、前記カバーフイルムにおける前記排気孔を通して前記窪み容器部分の空気を排除する一方、前記ガスノズルにより前記舌状切り目を押し開いて、前記窪み容器部分に不活性ガスを噴出する機構とにより構成する。
炊飯器内に搬入するのに適する大きさに分離したトレイ包装体を、機械的振動要素から伝わる振動環境下で、リフト機器でもってデッキプレートと一体に下箱の凹部内に沈めるとき、そのバイブレーション作用により、前記デッキプレートと包装体との間の摩擦は軽減するので、トレイは軽快に横動きして前記の窪み容器部分は、同輪郭の凹部内に傾きなく位置保持できる。
従って、前記下箱に設置するガスノズルは、予めトレイのフランジに形成している舌状切れ目と一致し、前記下箱と、それにに向けて下降する上箱とにより、前記トレイ周りにおいて前記フランジとカバーフイルムとを挟持して、前記両箱内の空気排除により、前記カバーフイルムの排気孔を通して前記窪み部分の空気を排除及び、前記ガスノズルにより前記舌状切り目を押し開いて、前記窪み部分に不活性ガスを噴出できる。前記の空気排除の場合、空気をカバーフイルムの排気孔を通して行うので、上記特許文献1のように排気孔をフイルムが塞ぐようなことはなく、またガスノズルは舌状片を介してカバーフイルムを押し上げるので、直接、前記ノズルによりフイルムを突き破る、という現象を解消する効果がある。
図2に平面を表した機構は、両側一対のエンドレスチェン24に配置した各クランプ25で、帯状の合成樹脂製のシート26の両側縁を挟持し、前記各チェン24の回転によって断続的に移動する前記シート26を成形型の上に運び込み、同成形型における真空吸引によって前記シートに縦4列の窪み容器部分27を等間隔に形成する。なお前記の窪み容器部分27の立体は図3に示すごとくであり、この窪み部分27と、その周囲の平たいフランジ28とによりトレイ30を形成する。
図2においてチェン24が運搬する前記シート26を、その運搬方向に向けて横2列ごとに切断29し、窪み部分が8個単位の集合体トレイ30を形成する。なお図3に示す矢印31は前記トレイ30の運搬方向であり、この場合、成形機構は2横列の窪み部分27の前後においてフランジ28に、舌状の切れ目32を順次形成する。なおかかる切れ目32を形成する場合、図2におけるチェンホイル34の回転で作動するパルス発生器35からのパルスをコントローラ36で読み取り、かかるパルス数によって作動する前記の成形機構により、前記の舌状切れ目32をフランジの規定位置に形成するようにコントロールが図られる。
図5におけるクーリンルーム49内を運搬される各トレイ30の窪み容器部分27には洗浄米と水とが供給され、すでに説明したように上部のカット刃47と、下部の受け台48とにより、前記シートは縦2列単位のトレイとしてカットされるが、前記各トレイは両側のエンドレスチェンの各クランプで挟持するので分離することなく運ばれ、その前域において上部から帯状カバーフイルム38の供給を受け、そのあと炊飯機50内に搬入される。
また図5において、前記フイルムの搬送軌道に設置したパンチング機構39は、図3に示すように窪み部分27の2横列中間部において、前記カバーフルム38に直列3箇所に、切り目を交差させた排気孔40(図4も参照)を形成する。この場合、薄いカバーフイルム38は僅かな外力で延伸して前記の排気孔40が、2横列の窪み部分の中間からずれるのを防止するために、図2におけるパルス発生器35からの発信パルスと、図5に設置した検出器41によるフイルムのレジマーク検出信号とから、フイルム引き出しロール42によるフイルムの送り量を微調整するコントロール機構を設置する。
図5における上下のシールバー45、46は、図2に示すように4縦列の各窪み部分27それぞれの両側を、5縦列に仮シール47を行う。図4では前記仮シール47を連続シールとして図示しているが、この仮シールはフイルム38のカール現象を防ぐ目的であるから、点状の断続シールであっても特に差し支えはない。なおこの仮シールとは、このシール部分を再び取り除くという意味をものではなく、最終目的としてこのシールは実質的なシール目的を果たすものでないことが後述の説明で理解できる筈である。
図6のごとく前記の炊飯器50は、内部で前記トレイ30を受け取る多数の籠51が上下に蛇行して動き、炊飯器における小さなスペースの中で、噴出蒸気熱により効率的に、トレイ30内の米飯を炊飯する。従って該図においてトレイ30を炊飯器50内に搬入する前に、各トレイ30をエンドレスチェンから分離して個々に切り離しが行われている。この炊飯においては図4の、各仮シール47両端の隙間から発生蒸気を噴出させる。
図1では、前記の炊飯器から解放されかつトレイ30とそれに被さるカバーフイルム38とで構成する包装体10を、運搬軌道となる搬入コンベヤ13により、下箱21の凹部57内のデッキプレート16上に運び込む。下面にバイブレータを含む振動発生要素80を固定した下箱21を、機台面14の上にコイルスプリング60を介して支持しており、リフト機構55は、デッキプレート16上のトレイ30を凹部57内に沈めながら、動力機61により上箱22を、前記下箱21に向けて下降し、トレイの周りで前記両箱により形成する耐圧チヤンバーを封鎖する。
より詳しくは図7に示すごとく、機台14にコイルスプリング60又は転がりボール62を介して横振れ自在に支持する前記の下箱21は、その上面に凹部57を形成するが、図8に方形で示した前記凹部57の輪郭は、トレイの窪み容器部分27の周囲輪郭と大部分で一致する。
また図7において、前記凹部57内に配置するデッキプレート16の下面に固定するピストンロッド15と、前記下箱21の下面に固定したシリンダー55とによりリフト機構を構成し、当該リフト55は、前記シリンダー内のピストンの動きで前記デッキプレート16を、前記下箱21の上面と面一になる位置まで上昇させるので、トレイ30の前記デッキプレート16への搬入が可能となるのである。
そのあと前記ピストンロッド15で前記のデッキプレート16を下降下させると、同下箱21に形成した凹部57内に前記トレイの窪み容器部分27が収納されることになるが、この場合予め図1の振動発生要素80でもって前記下箱21を所定の振幅で横揺れさせて、前記トレイ30に振動を伝えることにより、前記トレイ27と同トレイを搭載するデッキプレート16との摩擦抵抗が軽減する結果、前記トレイ30は前記デッキプレート16上で横ずれしやすくなり、同トレイの窪み容器部分27は同輪郭の凹部57内に沈み込み、フランジに形成した舌状切れ目32を、下箱21におけるガスノズル62の設置位置との一致を図ることができるのである。
図1においてリフト機構55を構成するシリンダーに作用する流体に、機械的な振動を加え、同流体に脈圧を付与してデッキプレート16を振動させ、窪み容器部分27との摩擦軽減を図ることもでき、またデッキプレート16の上面に、例えばスラストベアリングやテフロン(登録商標)シートなどの摩擦低減素子を設けることは、より前記トレイ30の捩れ修正をより正確に行える点で望ましい。
図9のごとくトレイ30とカバーフイルム38とからなる包装体が、下箱21の凹部57内に収容されると、動力機(図示省略)は上箱22を、前記下箱に向けて下降させ、図10のごとく上下両箱で前記包装体の周縁を気密に挟圧する。要するに図11及び12のごとく、2個の窪み部分27を1単位として1個の包装体を形成している場合、トレイ及びカバーフイルムの周縁を上下両箱の周縁で挟圧70し、この挟圧70部分で2個の窪み部分27を囲繞する。
そしてそのあと図9における真空ポンプ65が前記カバーフイルム38の上域空気を吸引することにより、前記カバーフイルム38が形成する排気孔40からトレイ内部空気排除を行ない(図11の矢印参照)、さらに図10のごとくガスノズル62によって、トレイの舌状切れ目32と一体にカバーフイルム38を押し上げ、トレイの窪み部分27に不活性ガスを噴出(図12の矢印参照)する。複数またはそれ以上の交差する切り目で形成する前記の排気孔40は、米飯にこの孔の抜きかすを混入させないという効果を狙ったものである。
図9おいて窪み部分30内の空気を真空ポンプ65で吸引したあと、ガスノズル62から前記窪み部分30内に不活性ガスを噴射する場合、真空ライン66における流量に、絞り弁67の抵抗を加えることにより、必要以上のガス流出がなくなると共にガスの置換効率の向上を期待できる。
図9において上箱22の上面に設置した流体シリンダー68により、同箱内部のシール盤69を下降させる。図10に示すごとく前記シール盤69はその周縁に、パイプヒータ70を内臓する連続的な金属帯71を備えており、この金属帯71がトレイ30を押し付けることにより、図13に示すように各窪み部分27の周縁に沿ってフランジ28に規定幅のシール72を行い、このシールでもって前記窪み部分27を密封し、そのあと搬送軌道におけるトリミング機構によって前記シール72の周りを打ち抜き、図14の、周縁のフランジ28部分を密封した1単位のトレイ包装体80を独立的に形成するのである。
図1の構成はすでに説明したように、下箱21を機台14に固定し、デッキプレート16をリフト機構55により下降させる構造であったが、異なる実施例としては図15に示すごとく、デッキプレート16を、脚棒15を介して機台面14に固定する一方、下箱21の下面に固定したシリンダー54によって第1動力機を形成し、同シリンダー54によって前記脚棒15に固定したピストンを取り囲み、前記シリンダー54内の前記ピストン上下に形成される差圧によって、前記下箱21を上下に昇降させる構成である。前記デッキプレート16はトレイ30の運搬軌道13と同じ高さであり、同運搬軌道13からデッキプレート16上にトレイ30が搬入すると、第1動力機54と、第2動力機(図示省略)とにより下箱21及び上箱22は接近してデッキプレート16上のトレイを密封し、ガス置換を実施する。なおかかる構造においては前記デッキプレート16に設置したバイブレータ(図示省略)でもって、同デッキプレートに振動を加えるのである。
装置の側面簡略図 トレイ成形機構の平面図 トレイの斜視図 前図の平面図 カバーフイルム被覆機構の側面図 炊飯器の部分側面図 下箱の部分断面図 位置決め機構の平面図 耐圧チヤンバーの部分断面図 前図の部分拡大図 トレイの平面図 トレイの平面図 トレイの平面図 分離したトレイの平面図 異なる実施例による装置の側面簡略図
符号の説明
10‥‥包装体
13‥‥運搬軌道
15‥‥脚棒
16‥‥デッキプレート
20‥‥壁材
21‥‥下箱
22‥‥上箱
27‥‥窪み容器部分
28‥‥フランジ
30‥‥トレイ
32‥‥舌状の切れ目
38‥‥カバーフイルム
40‥‥排気孔
54‥‥第1動力機
55‥‥リフト機構
57‥‥凹部
61‥‥第2動力機
62‥‥ガスノズル
66‥‥真空ライン
67‥‥絞り弁
72‥‥窪み容器周りのシール
80‥‥バイブレータ

Claims (4)

  1. 米飯を収容する窪み容器部分とその周囲のフランジとで形成するトレイにおいて、前記窪み容器部分を隔てる一側の前記フランジに舌状の切り目を形成し、前記トレイに被さるカバーフイルムにおいては、前記窪み容器部分を隔てる前記一側フランジの対岸フランジの上域に相当する部分に排気孔を開口し、これらトレイとカバーフイルムとで構成する包装体を、耐圧チヤンバー内でガス置換する装置であって、該装置は、
    前記耐圧チャンバーを、前記窪み容器部分周囲の輪郭と同じ輪郭の凹部を上面に形成する下箱と、同下箱の上域の上箱とにより構成すると共に、前記下箱をその上面が前記包装体の運搬軌道と同じ高さになるように機台面に横振れ自在に支持する一方、前記下箱の前記凹部内にデッキプレートを上下動可能にリフト機器に支持して配置すると共に、前記下箱及びデッキプレート、或いはこれらのいずれかに機械的振動発生要素を取り付けた位置決め機構と、
    前記機械的振動発生要素から伝わる振動環境下で、前記リフト機器でもって前記デッキプレートと一体に前記包装体を前記凹部内に沈めたあと、前記下箱と、それに被せる前記上箱とにより、前記トレイ周りの前記フランジとカバーフイルムとを気密に挟持し、前記両箱内の空気排除により、前記カバーフイルムにおける前記排気孔を通して前記窪み容器部分の空気を排除する一方、前記ガスノズルにより前記舌状切り目を押し開いて、前記窪み容器部分に不活性ガスを噴出する機構とにより構成する。
  2. 米飯を収容する窪み容器部分とその周囲のフランジとで形成するトレイにおいて、前記窪み容器部分を隔てる一側の前記フランジに舌状の切り目を形成し、前記トレイに被さるカバーフイルムにおいては、前記窪み容器部分を隔てる前記一側フランジの対岸フランジの上域に相当する部分に排気孔を開口し、これらトレイとカバーフイルムとで構成する包装体を、耐圧チヤンバー内でガス置換する装置であって、該装置は、
    前記耐圧チャンバーを、前記窪み容器部分周囲の輪郭と同じ輪郭の凹部を上面に形成する下箱と、同下箱の上域の上箱とにより構成する一方、前記凹部内のデッキプレートを、その上面が前記包装体の運搬軌道と同じ高さになるように脚棒を介して下方の機台面に支えると共に、前記デッキプレートに機械的振動発生要素を取り付けた位置決め機構と、
    前記機械的振動発生要素から前記デッキプレートに伝わる振動環境下で、第1動力機により上昇する前記下箱における前記凹部を、前記デッキプレート上の前記包装体に下方から被せる一方、前記下箱と、それに向けて下降する上箱とにより、前記トレイ周りの前記フランジとカバーフイルムとを気密に挟持し、前記両箱内の空気排除により、前記カバーフイルムにおける前記排気孔を通して前記窪み容器部分の空気を排除する一方、前記ガスノズルにより前記舌状切り目を押し開いて、前記窪み容器部分に不活性ガスを噴出する機構とにより構成する。
  3. 上箱の空気排除用の真空ラインに絞り弁を併設し、トレイ窪み部分へのガス充填時、前記絞り弁を通して空気排除を行なうようにした請求項1又は2に記載の装置。
  4. カバーフイルムの排気孔を、複数またはそれ以上の交差する切れ目により形成した請求項1又は2に記載の装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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