JP2006334606A - ろう材、ろう付け用複合材、及びそれらを用いたろう付け製品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明に係るろう材10は、被ろう付け部材同士をろう付けするものであって、Ti、Ni、Fe、及びCrを含む合金で構成され、ろう材10に含まれるNi成分の重量W1とろう材に含まれるNi成分とTi成分の重量の総和W2の比(W1/W2)が、0.55〜0.70のものである。
【選択図】 図1
Description
Ti:10〜40mass%、
Ni:25〜50mass%、
Fe:10〜50mass%、
Cr: 1〜20mass%、
となるように、ろう材の各成分の割合は調整される。
Ti:10〜40mass%、
Ni:25〜50mass%、
Fe:10〜50mass%、
Cr: 1〜20mass%、
のものである。
Ti:10〜40mass%、
Ni:25〜50mass%、
Fe:10〜50mass%、
Cr: 1〜20mass%、
となるように、Ti、Ni、Fe、及びCrの各成分の割合が調整される。各成分の割合の具体的な調整は、Ni合金層11、Ti層12、及びNi層13の各層の組成及び層厚を調整することでなされる。
Ni、Ti、Fe、及びCrの各金属粉末(粒径200μm)をそれぞれ混合し、ろう材を作製した(試料1)。このろう材は、ろう付け処理後の組成がNi-20mass%Ti-41mass%Fe-8mass%Crとなるように、合金組成が調整された。
インバー(登録商標)板(条材)、Ti板(条材)、Ni板(条材)を順に重ね合わせて3層構造(インバー/Ti/Ni)の積層体を形成した。この積層体に圧延処理を繰り返し施し、クラッド材(ろう材)を作製した(試料2)。このろう材は、ろう付け処理後の組成がNi-17mass%Ti-48mass%Fe-9mass%Crとなるように、各金属板の厚さ、及びろう付け処理時の熱処理条件(温度、時間)が調整された。
実施例2と同様にして、ろう材を作製した(試料3)。このろう材は、ろう付け処理後の組成がNi-38mass%Ti-10mass%Fe-4mass%Crになるように、各金属板の厚さ、及びろう付け処理時の熱処理条件(温度、時間)が調整された。
インバー(登録商標)板(条材)、Ti板(条材)、Ni板(条材)を順に重ね合わせて3層構造(インバー/Ti/Ni)の積層体を形成した。この積層体をSUS304からなる基材の両面に配置すると共に圧延処理を繰り返し施し、クラッド材(ろう付け用複合材(インバー/Ti/Ni/SUS304/Ni/Ti/インバー))を作製した(試料4)。このろう付け用複合材は、ろう材層のろう付け処理後の組成がNi-22mass%Ti-35mass%Fe-7mass%Crになるように、各金属板の厚さ、及びろう付け処理時の熱処理条件(温度、時間)が調整された。
実施例4と同様にして、ろう付け用複合材を作製した(試料5)。このろう付け用複合材は、ろう材層のろう付け処理後の組成がNi-34mass%Ti-9mass%Fe-2mass%Crになるように、各金属板の厚さ、及びろう付け処理時の熱処理条件(温度、時間)が調整された。
実施例4と同様にして、ろう付け用複合材を作製した(試料6)。このろう付け用複合材は、ろう材層のろう付け処理後の組成がNi-16mass%Ti-51mass%Fe-10mass%Crになるように、各金属板の厚さ、及びろう付け処理時の熱処理条件(温度、時間)が調整された。
実施例4と同様にして、ろう付け用複合材を作製した(試料7)。このろう付け用複合材は、ろう材層のろう付け処理後の組成がNi-46mass%Ti-25mass%Fe-4mass%Crになるように、各金属板の厚さ、及びろう付け処理時の熱処理条件(温度、時間)が調整された。
SUS304からなる基材の片面にCu板(条材)を配置すると共に圧延処理を繰り返し施し、2層構造のクラッド材(ろう付け用複合材(Cu/SUS304))を作製した(試料8)。
市販の粉末Niろう材(Ni-30mass%Cr-6mass%P-4mass%Si)を合成樹脂バインダで溶いたものを作製した(試料9)。
市販の粉末Niろう材(Ni-19mass%Cr-10mass%Si)を合成樹脂バインダで溶いたものを作製した(試料10)。
(1) 高温(700℃、800℃、900℃)での引張り強さ、
(2) B/A(Aは常温での引張り強さ、Bは700〜900℃での引張り強さの下限値)、
を測定した。図5(a)に示すように、試験片50は、被ろう付け部材(又はろう付け用複合材)同士を、ろう材(又はろう付け層)からなるろう付け接合部52を介して接合したものである。そして、図5(b)に示すように、この試験片50の把持部51a,51bを治具55a,55bでそれぞれ掴み、矢印A1,A2の方向に引張ることで、引張強さを測定した。
Claims (13)
- 被ろう付け部材同士をろう付けするろう材において、
Ti、Ni、Fe、及びCrを含む合金で構成され、ろう材に含まれるNi成分の重量W1とろう材に含まれるNi成分とTi成分の重量の総和W2の比(W1/W2)が、0.55〜0.70であることを特徴とするろう材。 - ろう付け処理後の合金組成が、
Ti:10〜40mass%、
Ni:25〜50mass%、
Fe:10〜50mass%、
Cr: 1〜20mass%、
となるように、各成分の割合を調整した請求項1記載のろう材。 - 700〜900℃での引張強さが147MPa(15kgf/mm2)以上である請求項1又は2記載のろう材。
- 700〜900℃での引張強さの下限値Bと常温での引張強さAの比(B/A)が0.70以上である請求項1から3いずれかに記載のろう材。
- 上記ろう材が、金属単体粉末の混合体、又は合金粉末の混合体である請求項1から4いずれかに記載のろう材。
- 上記ろう材が、箔材である請求項1から4いずれかに記載のろう材。
- 上記ろう材が、棒材又はワイヤ材である請求項1から4いずれかに記載のろう材。
- 基材の表面にろう材層を一体的に設けてなる複合材で構成され、被ろう付け部材とろう付けされるろう付け用複合材において、
上記ろう材層を、請求項1から5いずれかに記載のろう材で構成したことを特徴とするろう付け用複合材。 - 上記ろう付け用複合材が、箔材である請求項8記載のろう付け用複合材。
- 上記ろう付け用複合材が、棒材又はワイヤ材である請求項8記載のろう付け用複合材。
- 請求項1から7いずれかに記載のろう材を用い、被ろう付け部材同士をろう付け接合したことを特徴とするろう付け製品。
- 請求項8から10いずれかに記載のろう付け用複合材と被ろう付け部材をろう付け接合したことを特徴とするろう付け製品。
- 被ろう付け部材同士がろう付け接合部を介して接合されたろう付け製品において、
上記ろう付け接合部の合金組成が、
Ti:10〜40mass%、
Ni:25〜50mass%、
Fe:10〜50mass%、
Cr: 1〜20mass%、
であることを特徴とするろう付け製品。
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JP2005159171A JP2006334606A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | ろう材、ろう付け用複合材、及びそれらを用いたろう付け製品 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020523474A (ja) * | 2017-05-31 | 2020-08-06 | アルセロールミタル | 被覆された金属基板及び製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000107883A (ja) * | 1998-10-06 | 2000-04-18 | Tokyo Radiator Mfg Co Ltd | Egrクーラ接合用ニッケルろう材、これを使用したegrクーラの製造方法、及びegrクーラ |
JP2002363707A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Hitachi Cable Ltd | ろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品 |
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2005
- 2005-05-31 JP JP2005159171A patent/JP2006334606A/ja active Pending
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