JP2000107883A - Egrクーラ接合用ニッケルろう材、これを使用したegrクーラの製造方法、及びegrクーラ - Google Patents

Egrクーラ接合用ニッケルろう材、これを使用したegrクーラの製造方法、及びegrクーラ

Info

Publication number
JP2000107883A
JP2000107883A JP28387898A JP28387898A JP2000107883A JP 2000107883 A JP2000107883 A JP 2000107883A JP 28387898 A JP28387898 A JP 28387898A JP 28387898 A JP28387898 A JP 28387898A JP 2000107883 A JP2000107883 A JP 2000107883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egr cooler
brazing material
phase
nickel brazing
nickel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28387898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3017978B1 (ja
Inventor
Junpei Inaba
純平 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Radiator Mfg Co Ltd filed Critical Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Priority to JP28387898A priority Critical patent/JP3017978B1/ja
Priority to US09/168,904 priority patent/US6257483B1/en
Priority to DE69830115T priority patent/DE69830115T2/de
Priority to EP04024668A priority patent/EP1495831B1/en
Priority to DE69837056T priority patent/DE69837056T2/de
Priority to EP98119127A priority patent/EP0908265B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3017978B1 publication Critical patent/JP3017978B1/ja
Publication of JP2000107883A publication Critical patent/JP2000107883A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F21/00Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials
    • F28F21/08Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials of metal
    • F28F21/081Heat exchange elements made from metals or metal alloys
    • F28F21/082Heat exchange elements made from metals or metal alloys from steel or ferrous alloys
    • F28F21/083Heat exchange elements made from metals or metal alloys from steel or ferrous alloys from stainless steel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/16Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F2009/0285Other particular headers or end plates
    • F28F2009/029Other particular headers or end plates with increasing or decreasing cross-section, e.g. having conical shape

Abstract

(57)【要約】 【課題】クラック発生やフィレット部表面の脆化相の腐
食に起因する隙間腐食を防止でき、かつ耐食性、耐高温
酸化性、耐繰り返し熱応力性に優れたEGRクーラ接合
用ニッケルろう材、これを使用したEGRクーラの製造
方法、及びEGRクーラを提供すること。 【解決手段】EGRクーラを構成するステンレス鋼製の
部材を接合するために使用されるニッケルろう材を、粉
末状ニッケルろうに、Ni,Cr,Ni−Cr合金の
ち選ばれた金属粉末を4重量%〜22重量%添加して構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EGRクーラ接合
用ニッケルろう材、これを使用したEGRクーラの製造
方法、及びEGRクーラに係り、特にろう付け組織を改
善することができるEGRクーラ接合用ニッケルろう
材、これを使用したEGRクーラの製造方法、及びEG
Rクーラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、EGRクーラにおいて、ステンレ
ス鋼材を使用した部材を接続する場合に、部材の継手を
ニッケルろうを使用したろう付けにより接続することが
ある。
【0003】このニッケルろうは、JISZ3265−
1986にも規定されるように、ニッケル(Ni)を主
成分として、ボロン(B)、珪素(Si)、クロム(C
r)、鉄(Fe)、燐(P)等の添加物を含んだ合金と
して形成されている。これらの添加物は、ろう材の融点
を調整したり、溶融後においてろう材の流動性や部材と
の濡れ性を良好にしたり、硬化後のろう材の靱性を良好
にするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ニッケルろう材にあっては、その凝固中に、ろう材は靭
性に富む初晶のNiのα相が母材の界面から晶出するの
で、他のSi、B、P等の金属間化合物からなる脆化相
は最後に凝固する接合部の中央に連続して晶出したり、
フィレット部の表面に晶出しやすい。
【0005】このように、フィレット表面に脆化相が生
成すると、図1に示すように、フィレット部にクラック
が発生しやすくなる。特に、ろう材の塗布量が多い場合
には、フィレット部も過大となりこのフィレット部にク
ラックが発生しやすくなる。そして、このフィレット部
にクラックが発生すると、EGRクーラでは、このろう
付けフィレット部に高温の排気ガス、冷却水、排気ガス
凝縮水等の腐食性の流体が接触するので、これらの腐食
性流体がろう付け部分に発生したクラックに侵入して隙
間腐食が生じることとなる。また、フィレット表面に表
れている脆化相自体も腐食性流体に腐食されやすく、こ
の脆化相が腐食すると隙間腐食が進行することとなる。
【0006】そこで、本発明は、ろう付組織を改善し
て、フィレット部での連続した脆化相の晶出を防止する
とともに、フィレット部の表面にNiのα相を多く晶出
させフィレット表面への脆化相の晶出を防止できるもの
として、クラック発生や表面の脆化相の部分的な腐食に
起因する隙間腐食を防止でき、かつ耐食性が良好で、耐
高温酸化性、耐繰り返し熱応力性に優れたEGRクーラ
接合用ニッケルろう材、これを使用したEGRクーラの
製造方法、及びEGRクーラを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願人は、種々の実験
の結果、EGRクーラ接合用粉末状ニッケルろうに、特
定金属の粉末を一定量添加することにより、フィレット
部内での脆化相の連続した晶出を防止でき、また、フィ
レット表面にNiのα相を多く晶出させて脆化相の晶出
を減少させることができることを見出した。
【0008】これにより、フィレット部の脆化相におけ
るクラックの発生を防止すると共に、フィレット部表面
の脆化相からの腐食を防止して、腐食性の流体侵入によ
る隙間腐食を有効に防止することができ、かつ、靱性、
耐食性に優れたNiのα相をフィレット部中に分散して
緻密に晶出させることによってEGRクーラの接合部に
おけるフィレット部の耐高温酸化性の向上、耐繰り返し
熱応力性の向上、接合部の靱性の向上を図ることができ
る。すなわち、上記の課題を解決するための手段は以下
の通りである。
【0009】請求項1に記載の発明は、EGRクーラを
構成するステンレス鋼製の部材を接合するために使用さ
れるニッケルろう材であって、粉末状ニッケルろうに、
Ni,Cr,Ni−Cr合金,SUS(ステンレス鋼)
のうち選ばれた金属粉末を4重量%〜22重量%添加し
たニッケルろう材である。
【0010】請求項2に記載の発明は、EGRクーラを
構成するステンレス鋼製の部材を接合するために使用さ
れるニッケルろう材であって、粉末状ニッケルろうに、
Ni,Cr,Ni−Cr合金,SUS(ステンレス鋼)
のうち選ばれた金属粉末を5重量%〜20重量%添加し
たニッケルろう材である。
【0011】一般にニッケルろう材が溶融し凝固すると
き、母材界面からNiのα相が成長し最後に凝固するフ
ィレット部の中心及び表面に脆化相が集中する。本発明
に係るニッケルろう材によれば、添加したNi等の粉末
を核としてNiのα相が成長するため、Niのα相がろ
う付け部の全体に分散して緻密に晶出することとなる。
この結果、フィレット部内で脆化相が連続して晶出する
のを防止し、フィレット表面にもNiのα相が多く晶出
し、フィレット部表面での脆化相の晶出を抑制する。
【0012】このため、本発明に係るニッケルろう材
は、フイレット部でのクラックの発生を防止できると共
に、フィレット部表面の脆化相からの腐食が防止され隙
間腐食の発生を防止できる。また、接合部において耐食
性、靱性が良好なNiのα相が多く晶出するため、排気
ガスや冷却水に対する耐食性、耐高温酸化性、耐繰り返
し熱応力性に富み、EGRクーラの接合に使用すること
によりEGRクーラの耐久性を高いものとすることがで
きる。
【0013】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載のろう材において粉末状Niを添加したニッケルろ
う材である。本発明によれば、粉末状Niを4重量%〜
22重量%、好ましくは4%〜20%添加することによ
り、上記の課題を解決できる。
【0014】上記請求項1乃至3に記載の粉末状Ni等
の添加量の上限及び下限は、表1、表2、及び表3、及
び図1に示した実験結果による。即ち、粉末状Niの添
加量を増加すればするほど、フィレット部におけるNi
のα相の割合は増加するが、添加量を22%を越えるも
のとしてもNiのα相は殆ど増加しない。粉末状Niの
添加量4%以下であると、連続した脆化相が生じてクラ
ックが発生しやすくなる。粉末状Niの添加量を増加し
ていくとクラックの発生を防止でき、粉末状Niを5%
以上添加すると、クラックの発生率は0となる。また、
粉末状Niが多くなるとボイド(空隙)の発生が増加す
る。しかし、表4に示すように、本願出願人は、ボイド
の占有率(面積比)2%(粉末状Niの添加量が22
%)以下であればろう付け部が十分腐食に耐えることを
確認した。
【0015】また、本発明では、金属粉末としてNiを
使用することにより、ニッケルろう付けに際してNiの
α相が形成されやすいという利点がある。
【0016】請求項4に記載の発明は、上記請求項1又
は2に記載のろう材において金属粉末として粉末状Cr
を添加したニッケルろう材である。
【0017】また、本発明では、金属粉末としてα相晶
出の核となり易いCrを使用することにより、ニッケル
ろう付けに際してNiのα相が良好に形成される。
【0018】請求項5に記載の発明は、上記請求項1又
は2に記載のろう材において金属粉末として粉末状Ni
−Cr合金を添加したニッケルろう材である。
【0019】本発明では、金属粉末として相晶出の核と
なり易いNi−Cr合金を使用することにより、ニッケ
ルろう付けに際してNiのα相が良好に形成される。
【0020】請求項6に記載の発明は、上記請求項1又
は2に記載のろう材において金属粉末として粉末状SU
S(ステンレス鋼)を添加したニッケルろう材である。
【0021】本発明においては、金属粉末としてNiの
α相の核となり易いSUS(ステンレス鋼)を使用する
ことにより、ニッケルろう付けに際して良好Niのα相
が良好に形成される。
【0022】ろう材組織中に晶出するNiのα相は、N
i、Cr、と若干のSi、更に母材ステンレス鋼より溶
出した若干のFeとで構成されており、NiとCrが靱
性と耐食性を向上させている。よって、添加される金属
粉末はこのNi、Cr及びこれらの合金(Ni-Cr、
SUS)を添加することにより、Niのα相の靱性及び
耐食性を損なうことがなく、Niのα相の晶出をコント
ロールすることができる。
【0023】また、ステンレス鋼はその表面に極めて薄
いCr酸化被膜(不動態被膜)を形成することによりそ
の耐食性を向上させている。これと同様に、フィレット
表面に晶出したNiのα相はCr酸化被膜(不動態被
膜)を形成するために耐食性が向上するものと考えられ
る。よって、Niのα相の耐食性と靱性を損なう事がな
いよう、Niのα相の組成に近い金属粉末を添加するこ
とによりNiα相を良好に晶出させることができるもの
である。
【0024】請求項7に記載の発明は、ステンレス鋼か
らなるEGRクーラの部材を接合するに際して、上記請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、又
は請求項6記載のニッケルろう材を使用するEGRクー
ラの製造方法である。
【0025】請求項8に記載の発明は、ステンレス鋼か
らなる部材を上記請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5、又は請求項6記載のニッケルろう材を
使用して接合したEGRクーラである。
【0026】上記請求項7、8に記載の発明によれば、
ニッケルろう材はα相がステンレス鋼製のEGRクーラ
の部品である母材界面からだけでなく、粉末状金属を核
としてろう材相全体に分散して晶出するので、フィレッ
ト中に脆化相が連続して発生することがなくなり、フィ
レット部でのクラックの発生を防止できる。
【0027】また、本発明に係るEGRクーラに使用す
るニッケルろう材にあっては、フィレット表面にNiの
α相が多く晶出してフィレット部表面に脆化相が晶出す
ることが少なくなるので、表面の脆化相からの隙間腐食
の発生を有効に防止することができる。更に、靱性、耐
食性に優れたNiのα相がフィレット部中に分散して緻
密に晶出しているので、EGRクーラの接合部における
フィレット部の耐高温酸化性の向上、耐繰り返し熱応力
の向上、接合部の靱性の向上、冷却水の塩素イオン、排
気ガス凝縮水による隙間腐食の防止を有効に図ることが
でき、耐久性に優れたEGRクーラを得ることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るEGRクーラ
接合用ニッケルろう材、これを使用したEGRクーラの
製造方法、及びEGRクーラの実施の形態について説明
する。本例は本発明をステンレス鋼製のEGRクーラを
製造する場合に適用した場合を示すものである。
【0029】本例は図3に示すように、排気ガスを吸気
に返還するEGRシステムの排気ガスを冷却するEGR
クーラ9のシェル10の鏡板13に冷却媒体(例えば
水)を通すチューブ11を取り付けるのに使用される
他、上記チューブ11と鏡板13との接合、鏡板13と
シェル10、シェル10と蓋部材14、シェル10とパ
イプ15との接合にも使用される。すなわち、チューブ
11と鏡板13との取付部、その他の取付部に上記ろう
材を塗布して、真空炉で全体を加熱して、ろう材をチュ
ーブ11と鏡板13との間等の隙間に流入させるもので
ある。
【0030】本例に係るEGRクーラによれば、EGR
ガス、冷却水等が直接接触する部分に本発明に係るニッ
ケルろう材を使用しており、接合部に高耐食性のNiの
α相が多く晶出しているので耐高温酸化性が向上する。
また、本例に係るEGRクーラによれば、ニッケルろう
での接合部は靱性の大きなNiのα相が分散して緻密に
晶出しているのでくり返し熱応力に耐えるものとでき
る。
【0031】更に、本例に係るEGRクーラによれば、
接合部のフィレット部は靱性が高くクラックが入りにく
いうえ、フィレット部表面は、高い耐食性を備えたNi
のα相が多く晶出しているため、塩素イオンを含んだ冷
却水による隙間腐食、腐食性の高い排気ガス凝縮水に対
しても高い耐食性を得ることができる。
【0032】
【実施例】出願人は、Ni粉末添加量を変化させたニッ
ケルろう材を用いろう付けを行い、それらについて断面
観察、試験を行った。
【0033】本実施例は、粉末状ニッケルろうにNi粉
末の混入率を変更して作成したニッケルろう材を用いて
母材を接合した試験片を作成し、これらの接合部断面を
拡大観察して、ボイドの有無とその面積、クラックの有
無、及びNiのα相の占有面積を測定し、ボイドとNi
のα相に関してはその接合部に対する割合を算出した。
【0034】本例では粉末状ニッケルろうとして、JI
SZ3265−1986に規定されるBNi−5の粉末
状ニッケルろうに、金属粉末として平均粒径20μm以
下の粉末状Niを所定量混入してニッケルろう材とした
ものである。
【0035】この例では、図4、及び図5に示すよう
に、試験片はステンレス鋼製(SUS304)の板材2
2〔W20,L30,T5〕に板材21〔W10,L1
5,T5〕を100μmのタングステン線25を挟んで
重ね、板材21の長辺に上記ニッケルろう材24を5g
合成樹脂バインダで混練したものを塗り付け、試験片を
真空炉で加熱して作成した。
【0036】なお、上記タングステン線25は、実際に
ろう付けする材料の表面加工の誤差の最大値を考慮して
両試験片の間に挟んだものである。溶解したニッケルろ
う材24は、両板材21,22間の隙間に毛細管現象に
よって入り込んで、板材と板材との間を埋めた。そし
て、板材21と板材22との間を埋めて余ったろう材は
板材の隅部にフィレット部を形成した。
【0037】この実験を、粉末状Niの混入重量%を変
更して行い、それぞれの試験片を切断して顕微鏡で拡大
観察し所定の項目について検査を行い、各項目について
評価を行った。これらの結果を表1〜表3及び図2に示
す。また、このフィレット部の顕微鏡写真を図6に示
す。この写真は粉末状Niを15重量%添加した例を示
しており、フィレット部の内部及び表面にNiのα相が
多量に晶出していることがわかる。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【表4】
【0041】これらの結果から、以下のことがわかる。
粉末状Niの添加量を増やすとボイドの発生量が増え、
粉末状Niの添加量が22%を越えると、ボイドの発生
量が急激に増加する。粉末状Niを4%添加するだけで
フィレット部にクラックは発生しない。粉末状Niの添
加量を増やすとNiのα相は増加するが、粉末状Niの
添加量が20%を越えてもそのNiのα相の占有面積は
ほとんど増加しない。
【0042】また、本願出願人は、表4に示すように、
ボイドが面積比で2%程度までは、腐食に対して影響が
少ないことを確認した。このため、粉末状Niの添加量
が22%以下であれば、ボイドを原因とする腐食の影響
は無視できることがわかる。また、Niの添加量が20
%以下であれば、ボイドを原因とする腐食の影響は完全
に無視できることがわかる。この実験は、EGRクーラ
を種々の金属粉末添加量のニッケルろう材で作成し、こ
のEGRクーラに塩素イオンを含んだ粗悪冷却水相当の
冷却水流し、一ヵ月後、EGRクーラの各部を切り出し
て、組織検査を行い隙間腐食の有無を確認したものであ
る。
【0043】このことから、粉末状Niはニッケルろう
材に対して4重量%〜22重量%添加することが有効で
あることがわかる。すなわち、この割合で粉末Niを添
加することで、ボイドによる腐食の影響を抑えつつ、十
分な量のNiのα相を晶出させ、かつ、クラックの発生
を低減させることができる。
【0044】また、クラックの発生を完全に無くし、か
つボイドによる影響を極力少なくするとともに、十分に
Niのα相を晶出させるためには、粉末状Niの添加量
は、5重量%〜20重量%とすると良いことがわかる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるE
GRクーラ接合用ニッケルろう材によれば、粉末状ニッ
ケルろうに、Ni,Cr,Ni−Cr合金,SUSのう
ち選ばれた金属粉末を4重量%〜22重量%、好ましく
は5重量%〜20重量%添加したので、ニッケルろう材
はα相がステンレス鋼製のEGRクーラの部品である母
材界面からだけでなく、粉末状金属を核としてろう材相
全体に分散して晶出するものとなり、フィレット中に脆
化相が連続して発生することがなくなり、フィレット部
でのクラックの発生を防止でき、隙間腐食を有効に防止
できる。
【0046】また、靱性、耐食性に優れたNiのα相が
フィレット部中に分散して緻密に晶出しているので、E
GRクーラの接合部におけるフィレット部の耐高温酸化
性の向上、耐繰り返し熱応力の向上、接合部の靱性の向
上を図ることができる。更に、フィレット部表面にNi
のα相が多く晶出してフィレット部表面に脆化相が晶出
することが少なくなるので、表面の脆化相からの隙間腐
食の発生を有効に防止することができると共に、EGR
ガス、冷却水中の塩素イオン、排気ガス凝縮水による隙
間腐食の防止を有効に図ることができる。したがって、
本発明によれば、耐久性に優れたEGRクーラを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のニッケルろう材を用いたろう付けフレッ
ト部の断面の顕微鏡写真を示す中間調画像である。
【図2】本発明に係るEGRクーラ接合用ニッケルろう
材の粉末添加量とろう付特性との関係を示すグラフであ
る。
【図3】本発明が適用されるEGRのクーラのシェルを
示す図であり、(1)は縦断面図、(2)はii方向から
の側面図、(3)は(1)中のiii 部の拡大図である。
【図4】本発明の実施例に示した試験片の接続状態を示
す斜視図である。
【図5】本発明の実施例に示した試験片の接続状態を示
す三面図である。
【図6】本発明の実施例に係るニッケルろう材を用いた
ろう付けフレット部の断面の顕微鏡写真を示す中間調画
像である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月1日(1999.10.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項1に記載の発明は、EGRクーラを
構成するステンレス鋼製の部材を接合するために使用さ
れるニッケルろう材であって、粉末状ニッケルろうに、
Ni,Cr,Ni−Cr合金のうち選ばれた金属粉末を
4重量%〜22重量%添加したニッケルろう材である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項2に記載の発明は、EGRクーラを
構成するステンレス鋼製の部材を接合するために使用さ
れるニッケルろう材であって、粉末状ニッケルろうに、
Ni,Cr,Ni−Cr合金のうち選ばれた金属粉末を
5重量%〜20重量%添加したニッケルろう材である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】請求項6に記載の発明は、ステンレス鋼か
らなるEGRクーラの部材を接合するに際して、上記請
求項1、請求項2、請求項3、請求項4、又は請求項5
記載のニッケルろう材を使用するEGRクーラの製造方
法である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】請求項7に記載の発明は、ステンレス鋼か
らなる部材を上記請求項1、請求項2、請求項3、請求
4又は請求項5記載のニッケルろう材を使用して接合
したEGRクーラである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】上記請求項6,7に記載の発明によれば、
ニッケルろう材はα相がステンレス鋼製のEGRクーラ
の部品である母材界面からだけでなく、粉末状金属を核
としてろう材相全体に分散して晶出するので、フィレッ
ト中に脆化相が連続して発生することがなくなり、フィ
レット部でのクラックの発生を防止できる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるE
GRクーラ接合用ニッケルろう材によれば、粉末状ニッ
ケルろうに、Ni,Cr,Ni−Cr合金のうち選ばれ
た金属粉末を4重量%〜22重量%、好ましくは5重量
%〜20重量%添加したので、ニッケルろう材はα相が
ステンレス鋼製のEGRクーラの部品である母材界面か
らだけでなく、粉末状金属を核としてろう材相全体に分
散して晶出するものとなり、フィレット中に脆化相が連
続して発生することがなくなり、フィレット部でのクラ
ックの発生を防止でき、隙間腐食を有効に防止できる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EGRクーラを構成するステンレス鋼製
    の部材を接合するために使用されるニッケルろう材であ
    って、粉末状ニッケルろうに、Ni,Cr,Ni−Cr
    合金,SUS(ステンレス鋼)のうち選ばれた金属粉末
    を4重量%〜22重量%添加したニッケルろう材。
  2. 【請求項2】 EGRクーラを構成するステンレス鋼製
    の部材を接合するために使用されるニッケルろう材であ
    って、粉末状ニッケルろうに、Ni,Cr,Ni−Cr
    合金,SUS(ステンレス鋼)のうち選ばれた金属粉末
    を5重量%〜20重量%添加したニッケルろう材。
  3. 【請求項3】 金属粉末として粉末状Niを添加した請
    求項1又は請求項2記載のニッケルろう材。
  4. 【請求項4】 金属粉末として粉末状Crを添加した請
    求項1又は請求項2記載のニッケルろう材。
  5. 【請求項5】 金属粉末として粉末状Ni−Cr合金を
    添加した請求項1又は請求項2記載のニッケルろう材。
  6. 【請求項6】 金属粉末として粉末状SUS(ステンレ
    ス鋼)を添加した請求項1又は請求項2記載のニッケル
    ろう材。
  7. 【請求項7】 ステンレス鋼からなるEGRクーラの部
    材を接合するに際して、上記請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4、請求項5、又は請求項6記載のニッケ
    ルろう材を使用するEGRクーラの製造方法。
  8. 【請求項8】 ステンレス鋼からなる2つの部材を上記
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
    又は請求項6記載のニッケルろう材を使用して接合した
    EGRクーラ。
JP28387898A 1997-10-09 1998-10-06 Egrクーラ接合用ニッケルろう材、これを使用したegrクーラの製造方法、及びegrクーラ Expired - Lifetime JP3017978B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28387898A JP3017978B1 (ja) 1998-10-06 1998-10-06 Egrクーラ接合用ニッケルろう材、これを使用したegrクーラの製造方法、及びegrクーラ
US09/168,904 US6257483B1 (en) 1997-10-09 1998-10-09 Nickel-based brazing material, method of brazing with the brazing material, process for producing EGR cooler with the brazing material, and EGR cooler
DE69830115T DE69830115T2 (de) 1997-10-09 1998-10-09 Nickelbasis Hartlötmaterial, Verfahren zum Hartlöten mit diesem Material und Verfahren zum Herstellen eines Abgasrezirkulationskühlers
EP04024668A EP1495831B1 (en) 1997-10-09 1998-10-09 Use of a nickel-based brazing material for bonding stainless-steel members for constituting an EGR cooler, process for producing an EGR cooler, EGR cooler
DE69837056T DE69837056T2 (de) 1997-10-09 1998-10-09 Verwendung eines Nickelbasis-Hartlötmaterials zum Hartlöten von Bauteilen aus rostfreiem Stahl zum Herstellen eines Abgasrezirkulationskühlers
EP98119127A EP0908265B1 (en) 1997-10-09 1998-10-09 Nickel-based brazing material, method of brazing with the brazing material, process for producing EGR cooler with the brazing material, and EGR cooler

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28387898A JP3017978B1 (ja) 1998-10-06 1998-10-06 Egrクーラ接合用ニッケルろう材、これを使用したegrクーラの製造方法、及びegrクーラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3017978B1 JP3017978B1 (ja) 2000-03-13
JP2000107883A true JP2000107883A (ja) 2000-04-18

Family

ID=17671357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28387898A Expired - Lifetime JP3017978B1 (ja) 1997-10-09 1998-10-06 Egrクーラ接合用ニッケルろう材、これを使用したegrクーラの製造方法、及びegrクーラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3017978B1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004510582A (ja) * 2000-09-15 2004-04-08 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 熱交換器の製造方法及びこれに有用なろう材組成物
JP2006334606A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Hitachi Cable Ltd ろう材、ろう付け用複合材、及びそれらを用いたろう付け製品
US7442445B2 (en) 2004-12-24 2008-10-28 Hitachi Cable, Ltd. Brazing clad material, and brazing method and brazing product using the same
EP2144030A1 (en) * 2007-04-25 2010-01-13 IHI Corporation Heat exchanger, method of producing heat exchanger, and egr system
WO2011013193A1 (ja) * 2009-07-27 2011-02-03 日新製鋼株式会社 Egrクーラー用フェライト系ステンレス鋼およびegrクーラー
JP2018172735A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 新日鐵住金ステンレス株式会社 ろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼およびNiろう付け接合部材

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008272763A (ja) 2007-04-25 2008-11-13 Ihi Corp クラッドシート及びその製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004510582A (ja) * 2000-09-15 2004-04-08 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 熱交換器の製造方法及びこれに有用なろう材組成物
US7442445B2 (en) 2004-12-24 2008-10-28 Hitachi Cable, Ltd. Brazing clad material, and brazing method and brazing product using the same
CN100450699C (zh) * 2004-12-24 2009-01-14 日立电线株式会社 焊接用包覆材料、使用其的焊接方法以及焊接制品
JP2006334606A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Hitachi Cable Ltd ろう材、ろう付け用複合材、及びそれらを用いたろう付け製品
EP2144030A1 (en) * 2007-04-25 2010-01-13 IHI Corporation Heat exchanger, method of producing heat exchanger, and egr system
EP2144030A4 (en) * 2007-04-25 2014-12-17 Ihi Corp HEAT EXCHANGER, METHOD FOR MANUFACTURING THE HEAT EXCHANGER AND AGR SYSTEM
WO2011013193A1 (ja) * 2009-07-27 2011-02-03 日新製鋼株式会社 Egrクーラー用フェライト系ステンレス鋼およびegrクーラー
EP2460899A1 (en) * 2009-07-27 2012-06-06 Nisshin Steel Co., Ltd. Ferritic stainless steel for egr cooler and egr cooler
EP2460899A4 (en) * 2009-07-27 2014-07-09 Nisshin Steel Co Ltd FERRITIC STAINLESS STEEL FOR EGR COOLER AND EGR COOLER
JP2018172735A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 新日鐵住金ステンレス株式会社 ろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼およびNiろう付け接合部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP3017978B1 (ja) 2000-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11654498B2 (en) Nickel-based brazing foil and process for brazing
EP0908265B1 (en) Nickel-based brazing material, method of brazing with the brazing material, process for producing EGR cooler with the brazing material, and EGR cooler
JP5165682B2 (ja) 鑞付け用ニッケル基合金及び鑞付け法
JP6290384B2 (ja) 平板熱交換器を生産する方法及び平板熱交換器
JP6198811B2 (ja) プレート式熱交換器
JP5718924B2 (ja) 鉄−クロム系鑞材
KR20080043365A (ko) 비정질 철-니켈-계 브레이징 포일 및 브레이징 방법
KR20100135771A (ko) 철-크롬계 경납땜 용가재
JP2016533267A5 (ja)
US20170203394A1 (en) Brazed object and process for brazing two or more parts
JP3017978B1 (ja) Egrクーラ接合用ニッケルろう材、これを使用したegrクーラの製造方法、及びegrクーラ
AU581323B2 (en) Copper-zinc-manganese-nickel alloys
JPH11183085A (ja) アルミニウム製熱交換器用フィン材およびアルミニウム製熱交換器の製造方法
JP3814179B2 (ja) ろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品
JPH11114692A (ja) ニッケルろう材、及びこのろう材を用いたろう付け方法
JP4234918B2 (ja) 熱交換器用ろう付け用複合材及びこれを用いた熱交換器
JP2003117679A (ja) 複合ろう材及びろう付加工用複合材並びにろう付け方法
JP5354909B2 (ja) 熱交換器用のアルミニウム合金ベアフィン材
JP2005088062A (ja) ステンレス部品のろう付け方法
JP2005088071A (ja) ろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品
JPH0822472B2 (ja) 耐酸化性に優れたNi基耐熱ろう
JP3434998B2 (ja) ろう付性に優れた熱交換器および該熱交換器の製造方法
KR20220012910A (ko) 금속 부품들을 접합하기 위한 방법
JP2004188481A (ja) ろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け方法
JP3601238B2 (ja) AlまたはAl合金ろう付け用混合粉末

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071224

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term