JP2008055471A - ろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品 - Google Patents

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一真 黒木
Hiromitsu Kuroda
洋光 黒田
Hideyuki Sagawa
英之 佐川
Fumio Horii
文夫 堀井
Nobuhito Sakuyama
信人 作山
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Abstract

【課題】耐熱性、耐酸化性、及び耐食性が良好で、ろう付け時における基材の被侵食の割合が低く、かつ、ろう付け作業性が良好な棒あるいはワイヤ形状のろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品を提供するものである。
【解決手段】被ろう付け部材同士をろう付けするろう付け用複合材10であり、棒状又はワイヤ状のNi又はNi合金心材11の表面に、Ti又はTi合金層12、及びFe又はFe合金層13を重ねた複層構造のろう付け層を一体的に設けたものである。ろう付け用複合材10全体のFe濃度は10〜50mass%とされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品に係り、特に、熱交換器及び燃料電池用部材のろう付けに用いられる複合材及びそれを用いたろう付け製品に関するものである。
自動車用オイルクーラの接合材としてステンレス基クラッド材が使用されている。これは、基材であるステンレス鋼板の片面又は両面に、ろう材としての機能を有するCu材がクラッドされている。
また、ステンレス鋼や、Ni基又はCo基合金などからなる部材のろう付け材として、ろう付け接合部の耐食性に優れる各種Niろう材が、JIS規格により規定されている。
さらに、熱交換器の接合に用いられるNiろう材として、粉末状のNiろう材に、Ni、Cr、Ni−Cr合金、又はステンレス鋼の中から選択される金属粉末を4〜22wt%添加してなる粉末Niろう材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、基材であるステンレス鋼の表面にNi及びTiからなるろう付け層を有する、即ちNi/Ti/ステンレス鋼というろう付け層構造を有する自己ろう付け性複合材がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−107883号公報 特開平7−299592号公報 特開2005−238307号公報
特許文献2記載の自己ろう付け性複合材のうち、ろう機能を有する部分(Ni層およびTi層)を棒あるいはワイヤ形状のろう材として使用し、ステンレス鋼を対象にろう付け接合する場合、次のような問題がある。
図5にTi12を心線とし、その外側にNi層11を配置した構造の棒あるいはワイヤ状のろう付け用複合材50の断面図を示す。図5において、例えば、ろう材全体におけるTiの比率が55mass%以上、70mass%以下の時、ステンレス鋼にろう付け材として使用すると、ステンレス鋼のろう付け部分がろうによって著しく侵食され、接合部の構造的強度に問題が生じる。
そこで本発明の目的は、耐熱性、耐酸化性、及び耐食性が良好で、ろう付け時における基材の被侵食の割合が低く、かつ、ろう付け作業性が良好な棒あるいはワイヤ形状のろう付け用複合材及びそれを用いたろう付け製品を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、被ろう付け部材同士をろう付けするろう付け用複合材において、棒状又はワイヤ状のNi又はNi合金心材の表面に、Ti又はTi合金層、及びFe又はFe合金層を重ねた複層構造のろう付け層を一体的に設けると共に、ろう付け用複合材全体のFe濃度を10〜50mass%としたものである。
請求項2の発明は、被ろう付け部材同士をろう付けするろう付け用複合材において、棒状又はワイヤ状のFe又はFe合金心材の表面に、Ti又はTi合金層、及びFe又はFe合金層を重ねた複層構造のろう付け層を一体的に設けると共に、ろう付け用複合材全体のFe濃度を10〜50mass%としたものである。
請求項3の発明は、ろう付け用複合材全体のFe濃度が10〜50mass%である請求項1又は2記載のろう付け用複合材である。
請求項4の発明は、上記Fe又はFe合金層、上記Ti又はTi合金層、及び上記Ni又はNi合金心材の少なくとも1つがPを含む請求項1又は3記載のろう付け用複合材である。
請求項5の発明は、上記Fe又はFe合金層、上記Ti又はTi合金層、及び上記Fe又はFe合金心材の少なくとも1つがPを含む請求項2又は3記載のろう付け用複合材である。
請求項6の発明は、ろう付け用複合材全体のP濃度が0.02〜10mass%である請求項4又は5記載のろう付け用複合材である。
請求項7の発明は、上記Fe又はFe合金層、上記Ti又はTi合金層、及び上記Ni又はNi合金心材の少なくとも1つが、Cu、Mn、Al、又はCrの内の少なくとも1種を含む請求項1,3,4,6いずれかに記載のろう付け用複合材である。
請求項8の発明は、上記Fe又はFe合金層、上記Ti又はTi合金層、及び上記Fe又はFe合金心材の少なくとも1つが、Cu、Mn、Al、又はCrの内の少なくとも1種を含む請求項2,3,5,6いずれかに記載のろう付け用複合材である。
請求項9の発明は、ろう付け用複合材がCuを含み、かつ、全体のCu濃度が0.2〜30mass%である請求項7又は8記載のろう付け用複合材である。
請求項10の発明は、請求項1〜9いずれかに記載のろう付け用複合材を用い、被ろう付け材同士をろう付け接合したことを特徴とするろう付け製品である。
本発明は、Ni又はNi合金或いはFe又はFe合金を心材の表面に、Ti又はTi合金層とFe又はFe合金層のろう付け層を設けてなる棒状又はワイヤー状のろう付け用複合材を、ステンレス鋼材のろう材として使用することにより、耐食性が高く、かつ、ろうの流れがよく、被ろう付け材であるステンレス鋼の侵食を抑制したろう付け接合が可能となる。
以下、本発明の好適一実施の形態を添付図面に基いて説明する。
本発明の第1の実施形態に係るろう付け用複合材の断面図を図1に、図1の変形例を示す断面図を図2に示す。
図1に示すように、本実施の形態に係るろう付け用複合材10は、Ni又はNi合金を心材11とし、心材11の表面にろう付け層を一体的に設けてなるクラッド材である。ろう付け層は、心材11側から、Ti又はTi合金層12、Fe又はFe合金層13の順に設けられる。
このろう付け用複合材10全体のFe濃度は、10〜50mass%、好ましくは10〜40mass%とされる。Fe濃度が10mass%未満だと、ろう付け時のステンレス鋼などの被ろう付け材の侵食量が増加し、Fe濃度が50mass%超だと、ろう材自体の融点を上昇させ、湯流れ性が低下するなど、ろう付け特性が低下する。
心材11を構成するNi又はNi合金としては、Ni−P系合金や、Ni−Cr−Fe系耐食耐熱超合金(例えば、インコネル(登録商標)など)が好ましい。これらの合金は、ろう付け時の湯流れ性や濡れ性の改善、及びステンレス鋼中におけるFe成分の溶解度低減を図ることができる。
Fe又はFe合金層13を構成するFe又はFe合金としては、Ti又はTi合金層12のTiと反応してTiCが生成するのを極力防ぐべく、C含有量の低いものが好ましい。また、Fe合金としては、Fe−Ni系合金(例えば、Invar(登録商標))、Fe−Cr系合金(フェライト系ステンレス鋼)、又はFe−Cr−Ni系合金(オーステナイト系ステンレス鋼)が好ましい。なぜなら、NiやCrは、ろう付け接合部の耐食性や耐酸化性を向上させる効果があるからである。
ろう付け用複合材10の、Fe又はFe合金層13、Ti又はTi合金層12、及び心材11の少なくとも1つがPを含んでいてもよい。ろう付け用複合材10全体のP濃度は0.02〜10mass%が好ましく、これによって、ろうの湯流れ性や耐酸化性が更に向上する。P濃度が増えると(10mass%よりも多いと)、接合される基材(被ろう付け材)の種類によっては、強度低下が発生する。好ましいP濃度範囲は0.02〜5.0mass%とされる。
また、ろう付け用複合材10の、Fe又はFe合金層13、Ti又はTi合金層12、及び心材11の少なくとも1つが、Cu、Mn、Al、又はCrの内の少なくとも1種を含んでいてもよい。例えば、ろう付け用複合材10がCuを含む場合、ろう付け用複合材10全体のCu濃度は0.2〜30mass%が好ましい。
さらに、ろう付け層の最外層(図1中ではFe又はFe合金層13)を構成する金属又は合金に、B又はSiの少なくとも一種を添加してもよい。これによって、ろう材の融点、濡れ性、靭性、及び接合強度を調整することができる。
心材11の表面にろう付け層を設けてなる本実施の形態に係るろう付け用複合材10(クラッド材)の製造方法は、特に限定するものではなく、クラッド材形成のための慣用の方法が全て適用可能である。例えば、心材11として棒状に加工したNiに、Ti製パイプ、Fe合金製パイプ(ろう付け層)を順次被せ、熱間押出し加工を行うことにより、心材の表面にろう付け層を一体化する方法が挙げられる。
上述した本実施の形態に係るろう付け用複合材10を、被ろう付け材同士の所望のろう付け接合箇所に配置し、ろう付けすることで、被ろう付け材同士がろう付け接合部を介してろう付けされ、本実施の形態に係るろう付け製品が得られる。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態に係るろう付け用複合材10は、Ni又はNi合金を心材11として、その表面から順にTi又はTi合金層12、Fe又はFe合金層13を配置し、クラッドしてなる複数層構造、すなわち、内層側からNi/Ti/Feという構造のろう材である。また、ろう付け用複合材10全体のFe濃度が、10〜50mass%となるように調整している。これによって、被ろう付け材との接触面がFe又はFe合金層13、基材との界面がNi又はNi合金の心材11となり、これによって初めて、ろうによる基材及び被ろう付け材の侵食を抑制することが可能となり、被ろう付け材であるステンレス鋼の侵食を大幅に低減することができる。
また、本実施の形態に係るろう付け用複合材10は、棒状あるいはワイヤ状であることから、狭く細い箇所に適量配置することが容易であるため、一度目のろう付け後、ろう付け接合部における未接合の箇所、或いはろう材が不足している箇所にこのろう付け用複合材10を配置し、補修用ろう付け材として二度目のろう付けに利用することができ、補修用途の部材としても利用価値が高い。
本実施の形態においては、図1に示したように、断面形状が円状のろう付け用複合材10を例に挙げて説明を行ったが、例えば、図2に示すように、扁平状のろう付け用複合材20であってもよい。このように扁平状に形成することによって、置きろうとしての取り扱い性がさらに向上する。
本実施の形態に係るろう付け用複合材10は、EGR用クーラなどの高温で、腐食性の高いガス又は液体に晒される熱交換器のみに、その用途を限定するものではなく、その他にも、例えば、燃料電池の改質器用クーラや、燃料電池部材などの各種用途にも適用可能である。特に、このろう付け用複合材は、棒状又はワイヤ状であるので、径サイズが小さく、取り扱い性が良好であることから、EGR用クーラや、燃料電池の改質器用クーラ等の熱交換器、燃料電池部材などの他にも、オイルクーラ、ラジエータ、二次電池部材などにも適用可能である。
次に、本発明の他の実施の形態を添付図面に基いて説明する。
第2の実施形態に係るろう付け用複合材の断面図を図3に示す。
図3に示すように、本実施の形態に係るろう付け用複合材30は、心材14がFe又はFe合金で構成されたものであり、Fe又はFe合金を心材14とし、その表面から順にTi又はTi合金層12、及びFe又はFe合金層15を配置、設けてなるものである。
Fe又はFe合金層15の構成材として、Fe−Ni系合金(例えば、Invar(登録商標))を用いることが好ましい。なぜなら、Fe−Ni系合金に含まれるNi成分が、ろう材全体の融点を低下させるよう機能するためである。
本実施の形態に係るろう付け用複合材30においても、前実施の形態に係るろう付け用複合材10と同様の効果が得られる。
(実施例1)
図1に示すような、Niを心線とし、その外側にTi層、さらにその外側にInvar(登録商標、Fe−36mass%Ni合金)層を接合配置した直径φ8mmの棒状のろう付け用複合材を作製する。その際、各層の最外周の直径をNi層が4.3mm、Ti層が6.6mmとした。作製した棒材について伸線加工を行い、直径φ0.3mmのワイヤーを作製した。
(実施例2)
図1に示すような、Niを心線とし、その外側にTi層、さらにその外側にInvar(登録商標、Fe−36mass%Ni合金)層を接合配置した直径φ8mmの棒状のろう付け用複合材を作製する。その際、各層の最外周の直径をNi層が3.6mm、Ti層が6.2mmとした。作製した棒材について伸線加工を行い、直径φ0.3mmのワイヤーを作製した。
(比較例1)
図1に示すような、Niを心線とし、その外側にTi層、さらにその外側にInvar(登録商標、Fe−36mass%Ni合金)層を接合配置した直径φ8mmの棒状のろう付け用複合材を作製する。その際、各層の最外周の直径をNi層が0.7mm、Ti層が4.4mmとした。作製した棒材について伸線加工を行い、直径φ0.3mmのワイヤーを作製した。
(比較例2)
図1に示すような、Niを心線とし、その外側にTi層、さらにその外側にInvar(登録商標、Fe−36mass%Ni合金)層を接合配置した直径φ8mmの棒状のろう付け用複合材を作製する。その際、各層の最外周の直径をNi層が5.2mm、Ti層が7.7mmとした。作製した棒材について伸線加工を行い、直径φ0.3mmのワイヤーを作製した。
(比較例3)
図1に示すような、Niを心線とし、その外側にTi層、さらにその外側にInvar(登録商標、Fe−36mass%Ni合金)層を接合配置した直径φ8mmの棒状のろう付け用複合材を作製する。その際、各層の最外周の直径をNi層が5.3mm、Ti層が7.9mmとした。作製した棒材について伸線加工を行い、直径φ0.3mmのワイヤーを作製した。
(従来例1)
図5に示すような、Tiを心線とし、その外側にNi層を接合配置した直径φ8mmの棒状のろう付け用複合材を作製する。その際、Ti層の最外周の直径を5.8mmとした。作製した棒材について伸線加工を行い、直径φ0.3mmのワイヤーを作製した。
(従来例2)
図5に示すような、Tiを心線とし、その外側にNi層を接合配置した直径φ8mmの棒状のろう付け用複合材を作製する。その際、Ti層の最外周の直径を7.0mmとした。作製した棒材について伸線加工を行い、直径φ0.3mmのワイヤーを作製した。
各例で得られたワイヤー(ろう付け用複合材)のろう付け接合状況を評価するために、図4に示すように、ステンレス鋼板16(SUS304、2mm×20mm×25mm)の表面に、ステンレス製パイプ17(SUS304、直径6mm×長さ15mm×肉厚2mm)を配置し、ステンレス製パイプ17とステンレス鋼板16の界面(接触部)両側に、各例で得られたワイヤ状のろう付け用複合材40(長さ15mm)を2本配置した。その後、これらを1200℃の管状炉内で15分間加熱してろう付け熱処理を行った。
実施例1,2、比較例1〜3、及び従来例1,2の各ろう付け用複合材についてのろう付け接合状況の評価には、ステンレス鋼板16とステンレス製パイプ17とのろう付け接合部におけるろうの湯流れ性および被ろう付け材への侵食状況を評価し、その評価結果を表1に示す。評価は、良好なものは◎、不良なものは×とした。湯流れ性の評価は、ろう付け接合部のフィレット形状及びフィレットの断面積によって評価を行った。
Figure 2008055471
評価の結果、実施例1,2のろう付け用複合材は、いずれも湯流れ性及びろう付け生産性が極めて良好であった。また、実施例1,2のろう付け用複合材は、ろう材による基材(ステンレス鋼板16)への侵食が少なかった。よって、総合評価はいずれも極めて良好であった。
これに対して、比較例1のろう付け用複合材は、複合材に含まれるFe成分が多すぎるため、ろう材の融点が上昇し、ろうの湯流れ性が悪化する。そのため、ろう付け接合部のフィレット形状および量ともに十分ではなかった。以上より、総合評価は不良であった。
また、比較例2,3のろう付け用複合材は、ろう付け生産性は良好であったが、複合材に含まれるFe成分が少なすぎるため、ろう材が基材を著しく侵食し、ろう付け接合部の基材厚みが減少した。これにより、ろう付け接合部の構造的強度が低下することとなり、その結果、総合評価は不良であった。
また、従来例1のろう付け用複合材は、ろう付け生産性は良好であったが、複合材にFe成分が全く含まれていないため、ろう材が基材を著しく侵食し、ろう付け接合部の基材厚みが減少した。これにより、ろう付け接合部の構造的強度が低下することとなり、その結果、総合評価は不良であった。
また、従来例2のろう付け用複合材は、湯流れ性及びろう付け生産性は極めて良好であったものの、ろう付け接合部が硬く脆いため、接合強度が低下する。その結果、総合評価は不良であった。
以上、本発明に係るろう付け用複合材である実施例1,2のろう付け用複合材は、ろうの湯流れ性、ろう付け接合部の耐食性、及びろう付け生産性がいずれも良好であることから、ろう付け特性及びろう付け接合部の信頼性に優れることがわかる。
本発明の第1の実施形態に係るろう付け用複合材の断面図である。 図1の変形例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るろう付け用複合材の断面図である。 実施例におけるろう付け特性を評価するためのろう付け構造図である。 従来のろう付け用複合材の断面図である。
符号の説明
10 ろう付け用複合材
11 心材(Ni又はNi合金心材)
12 Ti又はTi合金層
13 Fe又はFe合金層

Claims (10)

  1. 被ろう付け部材同士をろう付けするろう付け用複合材において、棒状又はワイヤ状のNi又はNi合金心材の表面に、Ti又はTi合金層、及びFe又はFe合金層を重ねた複層構造のろう付け層を一体的に設けたことを特徴とするろう付け用複合材。
  2. 被ろう付け部材同士をろう付けするろう付け用複合材において、棒状又はワイヤ状のFe又はFe合金心材の表面に、Ti又はTi合金層、及びFe又はFe合金層を重ねた複層構造のろう付け層を一体的に設けたことを特徴とするろう付け用複合材。
  3. ろう付け用複合材全体のFe濃度が10〜50mass%である請求項1又は2記載のろう付け用複合材。
  4. 上記Fe又はFe合金層、上記Ti又はTi合金層、及び上記Ni又はNi合金心材の少なくとも1つがPを含む請求項1又は3記載のろう付け用複合材。
  5. 上記Fe又はFe合金層、上記Ti又はTi合金層、及び上記Fe又はFe合金心材の少なくとも1つがPを含む請求項2又は3記載のろう付け用複合材。
  6. ろう付け用複合材全体のP濃度が0.02〜10mass%である請求項4又は5記載のろう付け用複合材。
  7. 上記Fe又はFe合金層、上記Ti又はTi合金層、及び上記Ni又はNi合金心材の少なくとも1つが、Cu、Mn、Al、又はCrの内の少なくとも1種を含む請求項1,3,4,6いずれかに記載のろう付け用複合材。
  8. 上記Fe又はFe合金層、上記Ti又はTi合金層、及び上記Fe又はFe合金心材の少なくとも1つが、Cu、Mn、Al、又はCrの内の少なくとも1種を含む請求項2,3,5,6いずれかに記載のろう付け用複合材。
  9. ろう付け用複合材がCuを含み、かつ、全体のCu濃度が0.2〜30mass%である請求項7又は8記載のろう付け用複合材。
  10. 請求項1〜9いずれかに記載のろう付け用複合材を用い、被ろう付け材同士をろう付け接合したことを特徴とするろう付け製品。
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