JP2006333807A - 作業車両における油圧配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧シリンダにより昇降作動する作業機昇降機構を機体後部に備える作業車両において、各種制御バルブを介して油圧シリンダの油圧ポートに連結される油圧ホースと、その近傍のフレームや作業機昇降機構との動的な干渉や、作業機から放擲される泥土や雑草が油圧ホースに堆積することが起こらないように、当該油圧ホースの配管構造を改良する。
【解決手段】油圧シリンダ17の下端部を機体の後部壁18に固設した左右一対のステー19,19に枢支する一方、油圧シリンダ17の上端部を作業機昇降機構8に連結し、且つ油圧シリンダ17の油圧ポート17cを機体側に向けて設けると共に、該油圧ポート17cに対向する前記後部壁18に形成した開口部18aに、当該油圧ポート17cに連結する油圧ホース32を挿通させて配管した。
【選択図】図4

Description

本発明は、油圧シリンダにより昇降作動する作業機昇降機構を機体の後部に備えたクローラトラクタ等の作業車両における油圧配管構造に関する。
従来、クローラ式走行装置にて走行するクローラトラクタ等の作業車両においては、機体の後部に装着する作業機を昇降作動させる作業機昇降機構に油圧シリンダを備えており、この油圧シリンダの油圧源として、エンジンに直結状態で駆動される作業機用油圧ポンプを設けた構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−104147号公報(第3頁、図3)
しかし、上述した従来のものでは、作業機用油圧ポンプから各種制御バルブを介して油圧シリンダの油圧ポートに連結される補強層を備えたゴム製の油圧ホースが、機体側から当該油圧シリンダの側方を迂回しながら露出した状態で配管されており、この油圧ホースと、その近傍のフレームや作業機昇降機構との動的な干渉を考慮すると、当該油圧ホースにガードスプリング等の破損を防止するための特別な保護部材を設けなければならなかった。また、前記油圧配管に作業機から放擲される泥土や雑草が堆積し易く、その除去作業に手間取るといった不具合を有していた。
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、油圧シリンダにより昇降作動する作業機昇降機構を機体後部に備える作業車両において、前記油圧シリンダの下端部を機体の後部壁に固設した左右一対のステーに枢支する一方、油圧シリンダの上端部を作業機昇降機構に連結し、且つ油圧シリンダの油圧ポートを機体側に向けて設けると共に、該油圧ポートに対向する前記後部壁に形成した開口部に、当該油圧ポートに連結する油圧ホースを挿通させて配管することを特徴としている。
本発明によれば、作業機昇降機構を昇降作動させる油圧シリンダの下端部を、機体の後部壁に固設した左右一対のステーに枢支する一方、油圧シリンダの上端部を作業機昇降機構に連結し、且つ油圧シリンダの油圧ポートを機体側に向けて設けると共に、該油圧ポートに対向する前記後部壁に形成した開口部に、当該油圧ポートに連結する油圧ホースを挿通させて配管することによって、前記油圧ホースを、油圧ポートに対向する後部壁に形成した開口部に油圧ホースを挿通させながら左右一対のステーで左右が取り囲まれた保護状態で配管できるので、従来のように油圧ホースが、その近傍の機体フレームや作業機昇降機構と動的な干渉を起こすことはなく、ガードスプリング等の油圧ホースの破損を防止するための特別な保護部材を設けなくて済む。また、作業機昇降機構に装着した作業機から機体側に放擲される泥土や雑草等は、油圧シリンダあるいは左右のステーによって遮られるので、これらの泥土や雑草等が油圧ホースに堆積するといった従来の不具合も解消することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、農業用作業車両であるクローラトラクタ1の側面図、また図2は、同じく背面図であって、このクローラトラクタ1は、機体フレーム2上に通常の農業用トラクタと同様にエンジン3を内装するボンネット4、及びキャビン5等を備えており、該キャビン5内には、運転席6を始め、各種操作レバーやスイッチ類を配置した運転操縦部7を設けている。
そして、キャビン5の後方下部には、各種の農作業を行う作業機を装着する三点リンク式の作業機昇降機構8を設けている。また、9L,9Rは、左右一対のクローラ式走行装置であり、該クローラ式走行装置9L,9R上に機体フレーム2を支持している。
クローラ式走行装置9L,9Rは、機体フレーム2の下部に一体形成してなる左右の走行フレーム10L,10Rの前後端部に駆動スプロケット11とアイドラ12を設けると共に、両者11,12の間で、且つ走行フレーム10L,10Rの下部に、前後一対のローラ13を備える二組のイコライザアーム14を上下揺動可能に支持している。
更に、走行フレーム10L,10Rの前後略中間位置の上部には、上部ローラ15を軸支しており、これら駆動スプロケット11、アイドラ12、二組のイコライザアーム14に備える前後一対のローラ13、及び上部ローラ15に巻回するクローラ16等によってクローラ式走行装置9L,9Rを構成している。
次に、上述した三点リンク式の作業機昇降機構8について図面に基づいて詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、作業機昇降機構8を昇降作動させる左右一組の油圧シリンダ(リフトシリンダ)17,17は、そのシリンダチューブ17a下端部を機体の後部壁18に固設した左右一対のステー19,19に夫々枢支する一方、ピストンロッド17bの上端部をリフトアーム22,22に連結している。即ち、ステー19,19の上部に横設したリフトアームブラケット20には、横ボス20aが設けてあり、この横ボス20aに嵌挿する支軸21を介して左右一対のリフトアーム22,22を上下揺動可能に一体的に連結すると共に、両リフトアーム22,22の略中間部に油圧シリンダ17のピストンロッド17bを連結している。
そして、左右一対のステー19,19の下部に左右一組のロワリンク23,23を夫々枢支すると共に、両ロワリンク23,23の略中間部とリフトアーム22,22の先端とをリフトロッド24,24を介して連結している。尚、左右何れかのリフトロッド24には、リフトロッドシリンダ25(図5参照)が介設してあり、このリフトロッドシリンダ25を伸縮することによって、作業機の左右傾斜を機体の傾きに関係なく一定に保持する制御を行うことができる。
また、リフトアームブラケット20の中央には、図示しない単一のトップリンクを枢支する支持部20bが設けてあり、この単一のトップリンクと左右一組のロワリンク23,23によって構成される三点リンクと、該三点リンクをリフトロッド24,24を介して吊持する左右一対のリフトアーム22,22と、両リフトアーム22,22強制的に上下揺動させる油圧シリンダ17,17によって、昇降作動可能な作業機昇降機構8を構成している。
そして、図5は、作業機昇降機構8の油圧回路図であって、当該油圧回路を構成する油圧機器として、作動油を貯留する作動油タンク26と、該作動油タンク26内の作動油を圧送するエンジン3に直結状態で駆動される作業機用油圧ポンプ27と、アタッチメント制御弁として使用される多連方向制御弁28と、該多連方向制御弁28のセンターバイパス油路29を介して作業機用油圧ポンプ27と接続される作業機制御弁30と、該作業機制御弁30によって動作制御される上述の油圧シリンダ(リフトシリンダ)17,17及びリフトロッドシリンダ25と、この油圧シリンダ17,17の縮小動作速度を調整する作業機下降速度調整弁31等を備えている。
尚、作業機制御弁30は、作業機用油圧ポンプ27から供給される作動油を分流する分流弁30aと、一方の分流油路に接続されるリフトアーム制御弁30bと、他方の分流油路に接続されるリフトロッド制御弁30cとを込み込んだもので、一つのアッセンブリとして構成している。
そして、上述した油圧シリンダ17,17は、単動式の油圧シリンダを採用しており、その油圧ポート17c,17cを図3及び図4に示すように機体側に向けて(機体の前方側に向く位置に)設けると共に、当該油圧シリンダ17,17を枢支するステー19,19の間の後部壁18に、前記油圧ポート17c,17cに対向する開口部18a,18aを形成することによって、作業機下降速度調整弁31から油圧シリンダ17,17の油圧ポート17c,17cに連結する補強層を備えたゴム製の油圧ホース32,32を、機体の後部壁18に形成した開口部18a,18aに挿通させながら、両ステー19,19で取り囲んだ保護状態で配設することができるようになっている。
即ち、従来のように油圧ホース32,32自体が、その近傍の機体フレーム2や作業機昇降機構8と動的な干渉を起こすことは殆どないので、ガードスプリング等の油圧ホースの破損を防止するための特別な保護部材を設けなくて済むことになる。また、前記作業機昇降機構8に装着した作業機から機体側に放擲される泥土や雑草等は、油圧シリンダ17,17あるいは左右のステー19,19によって遮られるので、これらの泥土や雑草等が油圧ホース32,32に堆積したり、当該油圧ホース32,32が損傷するといった従来の不具合も解消することができるようになる。
尚、油圧シリンダ17,17を枢支する左右一対のステー19,19のうち、内側のステー19には、後部壁18に形成した開口部18aと略同一高さ位置に切欠き19a(図4参照)が設けてあって、機体の後部壁18に形成した開口部18a,18aに挿通する油圧ホース32,32を、油圧シリンダ17,17の油圧ポート17c,17bcに連結または取り外す際は、当該切欠き19aを利用して工具を用いての作業が容易に行えるようにしてある。
ところで、図6に示すように、左右一対のクローラ式走行装置9L,9Rに備える二組(前後)のイコライザアーム14,14を、前後揺動可能なアーム33,33を介して走行フレーム10L,10Rに支持すると共に、両アーム33,33の間に図中矢印で示す如く伸縮調整可能なアクチュエータである油圧シリンダ34を介装することによって、当該クローラ式走行装置9L,9Rに巻回されるクローラ16の接地長を変更できるように構成してもよい。
つまり、油圧シリンダ34を伸長させてアーム33を上方に揺動させた状態(a)の如くクローラ16の接地長を最大(L1)にすると、当該クローラ16の接地圧の低下、前後バランスの向上、牽引力の向上、及び直進性の向上といった効果が得られる一方、油圧シリンダ34を縮小させてアーム33を下方に揺動させた状態(b)の如くクローラ16の接地長を最小(L2)にすると、急旋回における旋回性能の向上、障害物に対する乗り越え性能の向上、及び最低地上高が増加するといった効果が得られる。
また、左右の走行フレーム10L,10Rに支持したアーム33,33の間に介装する左右のアクチュエータ(油圧シリンダ)34,34の油圧配管を、図7にモデル的に図示すように閉回路に連結することによって、傾斜地での走行や片荷作業等において左右のクローラ式走行装置9L,9Rに掛かる荷重を均等に分担できるように構成してもよい。
上述した構成によれば、左右のクローラ式走行装置9L,9Rに掛かる分担荷重が均等の状態(a)では、左右の油圧シリンダ34,34の保持圧が同一で、左右のクローラ16,16の接地長(L3=L4)と接地面積(S1=S2)が同一となっている。一方、傾斜地での走行や片荷作業等において左右のクローラ式走行装置9L,9Rに掛かる荷重が均等でない状態(b)では、左右の油圧シリンダ34,34の保持圧が変化して両油圧シリンダ34,34の伸長差が生じ、それに伴って左右のクローラ16,16の接地長も差(L5<L6)が生じて、左右のクローラ16,16の接地面積が変化(S3<S4)する。即ち、この接地面積の左右差(S3<S4)と左右のクローラ式走行装置9L,9Rに掛かる分担荷重が均衡するように調整され、それによって左右のクローラ16,16の接地圧を常時均等に保つことができるので、路面状態や作業条件によらず安定した直進走行が可能になる。
クローラトラクタの側面図。 クローラトラクタの背面図。 作業機昇降機構の構成を示す側面図。 作業機昇降機構の構成を示す斜視図。 作業機昇降機構の油圧回路図。 (a)クローラの接地長が最大の状態を示す側面図。(b)クローラの接地長が最小の状態(b)を示す側面図。 (a)クローラ走行装置に掛かる分担荷重が均等の状態を示すモデル図。(b)クローラ走行装置に掛かる分担荷重が均等でない状態を示すモデル図。
符号の説明
1 作業車両
8 作業機昇降機構
17 油圧シリンダ
17c 油圧ポート
18 機体の後部壁
18a 開口部
19 ステー
32 油圧ホース

Claims (1)

  1. 油圧シリンダ(17)により昇降作動する作業機昇降機構(8)を機体後部に備える作業車両(1)において、前記油圧シリンダ(17)の下端部を機体の後部壁(18)に固設した左右一対のステー(19,19)に枢支する一方、油圧シリンダ(17)の上端部を作業機昇降機構(8)に連結し、且つ油圧シリンダ(17)の油圧ポート(17c)を機体側に向けて設けると共に、該油圧ポート(17c)に対向する前記後部壁(18)に形成した開口部(18a)に、当該油圧ポート(17c)に連結する油圧ホース(32)を挿通させて配管することを特徴とする作業車両における油圧配管構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009254269A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 作業車両の昇降装置

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