JP2006333231A - ホームギャップフィラー装置 - Google Patents

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Yasuo Takahashi
泰雄 高橋
Hiroyuki Morita
博幸 森田
Akihiko Irino
晃彦 入野
Jiro Hirono
二郎 廣野
Toshiaki Shirosaka
敏明 城阪
Shingo Fujisawa
伸悟 藤澤
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DX Antenna Co Ltd
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DX Antenna Co Ltd
Fuji Television Network Inc
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Abstract

【課題】設置作業を容易にかつ迅速に行えるようにし、これにより設置コストの低減及び設置所要時間の短縮を可能とするホームギャップフィラー装置を提供する。
【解決手段】増幅器13の出力信号を電源ライン64に重畳するための信号重畳部63を設けるようにし、再送信アンテナに電源ラインからの信号から電源成分を除去するフィルタ部を設けるようにして、増幅器13から再送信アンテナ14への再送信号の信号ラインを、一般の建造物に通常備えられている電源ライン64及び電源コンセント61−1〜61−3により共用するようにしている。
【選択図】 図6

Description

この発明は、例えば屋内で地上デジタル放送波を中継するために用いられる地上デジタル放送のホームギャップフィラー装置に関する。
次世代のデジタル放送システムとして、現在の地上波によるテレビジョン帯域を利用した地上デジタル放送の開発が進められている。この地上デジタル放送システムでは、放送サービスエリアの拡大及び難視聴地域の解消を目的として、ギャップフィラー対策の実施が検討されている。
このギャップフィラー対策では、放送波が届かないエリアごとにギャップフィラーと呼ばれる中継装置を設置するようにしている(例えば特許文献1及び特許文献2)。
ところで、上記地上デジタル放送システムでは、アナログ放送システムにもあるように、テレビジョン受信機の室内用受信アンテナでデジタル放送波を受信できるものも要望されている。このような放送システムにあっても、放送サービスエリア以外に屋内における難視聴地域の解消を目的としたギャップフィラー対策の実施も検討されることになる。
そこで、屋内において、受信場所に制限を受けることなく地上デジタル放送波を既知の屋内用受信アンテナを備えた放送受信機に受信させるための地上デジタル放送のホームギャップフィラー装置が提案されている。
特開2002−101032号公報 特開2003−78492号公報。
上記ホームギャップフィラー装置は、簡易な構成であるため、安価であるという利点がある。ところで、このホームギャップフィラー装置が普及してくると、屋内に簡単に設置できるようにしたものも求められることになる。しかしながら、現状では、アンテナの設置作業手順が複雑であるため、設置完了まで多くの手間と時間がかかると共に、設置コストがかかる。
また、ホームギャップフィラー装置の再送信アンテナが故障した場合に、ホームギャップフィラー装置全体を交換しなければならない。
そこで、この発明の目的は、設置作業を容易にかつ迅速に行えるようにし、これにより設置コストの低減及び設置所要時間の短縮を可能としたホームギャップフィラー装置を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
地上デジタル放送波を、放送受信機に設置される既知の屋内用受信アンテナで受信させるために使用され、屋外に設置される受信部により地上デジタル放送波を受信し、増幅部にてその受信信号を増幅して同一周波数の再送信号を生成し、この再送信号を送信部により屋内用受信アンテナへ向けて再送信するホームギャップフィラー装置であって、屋内の壁または天井に設けられ、増幅部により出力された再送信号を取り込み、接続される送信部に対し再送信号を供給する信号供給部と、送信部に設けられ、信号供給部に対し着脱自在に接続するための接続部とを備えるようにしたものである。
この構成によれば、屋内の天井または壁に対し天井裏または壁裏に配置された増幅部からの再送信号を取り込む信号供給部を設けるとともに、送信部に対し信号供給部に着脱自在に接続するための接続部を設けるようにしたので、屋内において、送信部を信号供給部に接続するだけでホームギャップフィラー装置を設置することができ、これによりホームギャップフィラー装置の設置を短時間の内にしかも少ない設置コストで行うことが可能となる。
信号供給部は、複数箇所に設けられ、増幅部により出力された再送信号を複数の信号供給部に分配する信号分配部をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、各部屋の天井または壁に信号供給部を設けると共に、天井裏または壁裏に、各信号供給部に対し増幅部により出力された再送信号を分配する信号分配部を設けるようにしたので、予め各部屋にそれぞれ再送信アンテナを設置しておく必要がなく、必要に応じて任意の場所に再送信アンテナを設置することができる。また、空きの信号供給部がある限り、再送信アンテナの増加に容易に対応することができ、これにより別途にホームギャップフィラー装置を用意する必要がない。
信号供給部は、屋内に配置される電子機器に対し動作に必要な電源を供給するための既知の電源コンセントに設けられることを特徴とし、接続部は、信号供給部に対する差込型のピン形状から成ることを特徴とする。これにより、再送信アンテナを簡単に取り付けることができる。
地上デジタル放送波を、放送受信機に設置される既知の屋内用受信アンテナで受信させるために使用され、屋外に設置される受信部により地上デジタル放送波を受信し、増幅部にてその受信信号を増幅して同一周波数の再送信号を生成し、この再送信号を送信部により屋内用受信アンテナへ向けて再送信するホームギャップフィラー装置であって、増幅部により出力された再送信号を、屋内の壁または天井に設けられる既知の電源コンセントに対し電源を供給するための電源ラインに送出する信号伝送部と、送信部に設けられ、信号供給部に対し着脱自在に接続するための接続部と、この接続部により得られる電源ラインからの信号から電源成分を除去して送信部に供給するフィルタ部とを備えるようにしたものである。
この構成によれば、増幅部から送信部への再送信号の信号ラインを、一般の建造物に通常備えられている電源ライン及び電源コンセントにより共用するようにしたので、再送信号専用の信号ラインを不要にすることができ、その分建造物内の配線構造を簡素化することができる。これにより、既存の電源コンセントを利用できるため、専用のコンセントを設ける必要がなく、工事費用を低減できる。また、空き電源コンセントがある限り、再送信アンテナの増加に容易に対応することができる。
増幅部により出力された再送信号を放送帯域の第1の周波数帯から該第1の周波数帯に比して低い第2の周波数帯に変換して信号伝送部に供給する第1の周波数変換手段と、フィルタ部の出力信号を第1の周波数帯に変換して送信部に供給する第2の周波数変換手段とをさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、電源ラインを再送信号と通常の電源とにより共用する場合に、電源ラインにおける高周波領域の減衰が大きいことから、電源ラインに再送信号を重畳する前に、再送信号を高周波領域である第1の周波数帯から減衰の少ない第2の周波数帯に周波数変換し、送信部側で電源ライン及び電源コンセントを介して送られた第2の周波数帯の信号を第1の周波数帯に変換するようにしているので、増幅部から送信部への再送信号の転送を電源ラインによる影響を受けることなく確実に行うことができる。
地上デジタル放送波を、放送受信機に設置される既知の屋内用受信アンテナで受信させるために使用され、屋外に設置される受信部により地上デジタル放送波を受信し、増幅部にてその受信信号を増幅して同一周波数の再送信号を生成し、この再送信号を送信部により屋内用受信アンテナへ向けて再送信するホームギャップフィラー装置であって、屋内の壁または天井に設けられ、受信部により出力された受信信号を取り込み、接続される増幅部に対し受信信号を供給する信号供給部と、増幅部に設けられ、信号供給部に対し着脱自在に接続するための接続部とを備えるようにしたものである。
この構成によれば、複数の再送信アンテナを動作させた時に生じる再送信レベルの低下を抑えることができる。
以上詳述したようにこの発明によれば、設置作業を容易にかつ迅速に行えるようにし、これにより設置コストの低減及び設置所要時間の短縮を可能としたホームギャップフィラー装置を提供することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係るホームギャップフィラー装置の構成を示すブロック図である。
図1において、送信所から到来する地上デジタル放送波は、屋外に取り付けられた受信アンテナ11によって受信され、その受信信号がフィーダー12を介して増幅器13に供給される。増幅器13は、入力された受信信号を所定の振幅レベルまで増幅し、この増幅した信号を再送信号として屋内の壁又は天井に設置される再送信アンテナ14に出力する。すると、再送信アンテナ14は、入力された再送信号を再送信波として屋内に放射する。
そして、屋内に設置されたテレビジョン受像機21では、既知の簡易受信アンテナ22で再送信波を受信し、その放送コンテンツを再生表示する。
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施形態は、ホームギャップフィラー装置の再送信アンテナ14に関する。
図2は屋内の天井または壁に設けられる電源コンセントを示した図であり、図3は再送信アンテナ14を横から見て示した図である。
符号31は一般の建造物に設けられる電源コンセントで、表面には屋内に配置される電子機器に電源を供給するための差込口32と、再送信アンテナ14に対し増幅器13からの出力信号を供給するための差込口33とが設けられている。
これに対し、再送信アンテナ14は、複数(図3では2つ)のアンテナエレメント41a,41bを備えた半波長ダイポールアンテナで、電源コンセント31の差込口33に差し込むことで増幅器13からの出力信号をアンテナエレメント41a,41bに供給するための接続ピン42が設けられている。
次に、上記構成において、建造物内に適用した場合を例にして、その動作を説明する。
まず、屋外に受信アンテナ11が取り付けられ、天井裏または壁裏に増幅器13が配置され、そこから屋内の電源コンセント31へ信号ラインが敷設され、電源コンセント31の差込口33に再送信アンテナ14の接続ピン42が差し込まれる。これにより、屋内に所要の電界強度の再送信波が再送信アンテナ14のアンテナエレメント41a,41bから照射されることになる。
以上のように上記第1の実施形態では、屋内の天井または壁に備え付けられた電源コンセント31に天井裏または壁裏に配置された増幅器13からの出力信号を取り込む差込口33を設けるとともに、再送信アンテナ14に対し電源コンセントの差込口33に着脱自在に接続するための接続ピン42を設けるようにしている。
従って、屋内において、再送信アンテナ14を電源コンセント31の差込口33に差し込むだけでホームギャップフィラー装置の設置を完了することができ、これによりホームギャップフィラー装置の設置を短時間の内にしかも少ない設置コストで行うことができる。
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、増幅器13と電源コンセント31との間の接続構成に関する。
図4は、この発明の第2の実施形態におけるホームギャップフィラー装置の構成を示す概略構成図である。ここでは、屋内の各箇所または各部屋に複数(図4では3つ)の電源コンセント51−1〜51−3が備え付けられており、各電源コンセント51−1〜51−3には通常の差込口52−1〜52−3と、再送信アンテナ14接続用の差込口53−1〜53−3とが設けられている。
さらに、天井裏または壁裏には、増幅器13からの出力信号を電源コンセント51−1〜51−3の差込口52−1〜52−3にそれぞれ分配するための分配器15が配置される。
次に、上記構成において、建造物内に適用した場合を例にして、その動作を説明する。
まず、屋外に受信アンテナ11が取り付けられ、天井裏または壁裏に増幅器13及び分配器15が配置される。そして、分配器15から各電源コンセント51−1〜51−3の差込口53−1〜53−3に信号ラインが敷設され、差込口53−1〜53−3にそれぞれの部屋で必要な再送信アンテナ14が差し込まれる。
例えば、テレビジョン受像機21をある部屋から隣の部屋に配置する場合、以前は、ホームギャップフィラー装置そのものの改修あるいは各部屋に予め再送信アンテナ14を設置しておく必要があったが、本第2の実施形態の場合、配置元の電源コンセント51−1の差込口53−1に接続されている再送信アンテナ14を取り外して、配置先の電源コンセント51−2の差込口53−2に差し込むだけでよく、ホームギャップフィラー装置本体に何ら手を加える必要がなく、また予め各部屋に再送信アンテナ14を設置しておく必要がない。
以上のように上記第2の実施形態では、各部屋の天井または壁に備え付けられる電源コンセント51−1〜51−3に差込口53−1〜53−3を設けると共に、天井裏または壁裏に、各差込口53−1〜53−3に対し増幅器13の出力信号を分配する分配器15を設けるようにしている。
従って、予め各部屋にそれぞれ再送信アンテナ14を設置しておく必要がなく、必要に応じて任意の場所に再送信アンテナ14を設置することができる。また、空きの差込口53−1〜53−3がある限り、再送信アンテナ14の増加に容易に対応することができ、これにより別途にホームギャップフィラー装置を用意する必要がない。
なお、上記第2の実施形態では、再送信アンテナ14をアンテナエレメント41a,41bと接続ピン42のみで構成する例について説明したが、上記増幅器13を再送信アンテナ14に内蔵する構成であってもよい。図5は、増幅器内蔵の再送信アンテナ14を示す図である。なお、図5において、上記図3と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、アンテナエレメント41a,41bと接続ピン42との間には、増幅器43が介在される。
この構成によれば、複数の再送信アンテナ14を動作させた時に生じる再送信レベルの低下を抑えることができる。
(第3の実施形態)
図6は、この発明の第3の実施形態における増幅器13と電源コンセントとの接続構成を示す概略構成図であり、図7は再送信アンテナ14を横から見て示した図である。
各部屋には、それぞれ電源コンセント61−1〜61−3が備え付けられており、これら電源コンセント61−1〜61−3には、通常の電子機器に対し電源を供給するための差込口62−1〜62−3のみが設けられている。
また、増幅器13と電源コンセント61−1〜61−3との間には、信号重畳部63が介在される。信号重畳部63は、例えば絶縁用キャパシタから成り、増幅器13の出力信号を各電源コンセント61−1〜61−3に電源を供給するための電源ライン64に重畳するためのものである。また、電源ライン64上の無線周波成分との重畳点の右側に、低周波数成分(電源成分)のみを通過させるチョークコイル65が設けられている。このチョークコイル65は、電源成分に重畳された無線周波成分が屋外に流出されることを防ぐためのものである。
さらに、再送信アンテナ14には、電源コンセント61−1〜61−3の差込口62−1〜62−3に差し込むための接続ピン71が設けられるとともに、この接続ピン71とアンテナエレメント41a,41bとの間にフィルタ部72が介在される。フィルタ部72は、例えば絶縁用キャパシタから成り、電源ライン64からの信号から電源成分(例えば50Hz)を阻止し無線周波成分(例えば300MHz〜3GHz)を通過させるいわゆる高域フィルタとして動作するものである。
次に、上記構成において、建造物内に適用した場合を例にして、その動作を説明する。
増幅器13の出力信号は、信号重畳部63に供給される。信号重畳部63では、入力された信号を電源ライン64に重畳して各電源コンセント61−1〜61−3に送る。例えば、電源コンセント61−1の差込口62−1に接続される再送信アンテナ14では、電源ライン64からの信号を接続ピン71を介して取り込み、フィルタ部72で無線周波成分のみを取り出してアンテナエレメント41a,41bに供給する。このようにすることで、電源とのアイソレーションを確保するようにしている。
このような構成において、テレビジョン受像機21をある部屋から隣の部屋に配置する場合、以前は、ホームギャップフィラー装置そのものの改修や各電源コンセント61−1〜61−3への専用信号ラインの敷設工事が必要であったが、本第3の実施形態の場合、配置元の電源コンセント61−1の差込口62−1に接続されている再送信アンテナ14を取り外して、配置先の電源コンセント61−2の差込口62−2に差し込むだけでよく、ホームギャップフィラー装置本体に何ら手を加える必要がなく、また各電源コンセント61−1〜61−3への専用信号ラインを敷設しておく必要がない。
以上のように上記第3の実施形態では、増幅器13から再送信アンテナ14への再送信号の信号ラインを、一般の建造物に通常備えられている電源ライン64及び電源コンセント61−1〜61−3により共用するようにしている。
従って、再送信号専用の信号ラインを不要にすることができるので、その分建造物内の配線構造を簡素化することができ、既存の電源コンセントを利用できることにより、専用のコンセントを設ける必要がなく、工事費用を低減できる。また、空き電源コンセント61−1〜61−3がある限り、再送信アンテナ14の増加に容易に対応することができる。
(第4の実施形態)
図8は、この発明の第4の実施形態における増幅器13と電源コンセントとの接続構成を示す概略構成図であり、図9は再送信アンテナ14を横から見て示した図である。なお、図8及び図9において、上記図6及び図7と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、増幅器13と信号重畳部63との間に、周波数変換器81が介在されることになる。この周波数変換器81は、増幅器13の出力信号をUHF(Ultra High Frequency)帯からVHF(Very High Frequency)帯に周波数変換して信号重畳部63に供給する。
また、再送信アンテナ14において、アンテナエレメント41a,41bとフィルタ部72との間に、周波数変換器91が介在されることになる。この周波数変換器91は、フィルタ部72の出力信号をVHF帯からUHF帯に周波数変換してアンテナエレメント41a,41bに供給する。
次に、上記構成における動作について説明する。
電源ライン64を電源と無線周波数の信号とで共用する場合に、電源ライン64における高周波領域の減衰が大きくなる。そこで、本第4の実施形態では、信号重畳部63にて増幅器13で増幅されたデジタル放送波の受信信号を電源ライン64に重畳する前に、周波数変換器81により受信信号を例えばVHF帯のようなより減衰が少ない周波数領域に変換し、再送信アンテナ14側の周波数変換器91により元のUHF帯に戻すようにしている。
以上のように上記第4の実施形態では、電源ライン64をデジタル放送波の受信信号と通常の電源とにより共用する場合に、信号重畳部63にて電源ライン64に受信信号を重畳する前に、周波数変換器81により受信信号をUHF帯から減衰の少ないVHF帯に周波数変換し、再送信アンテナ14側の周波数変換器91で電源ライン64及び電源コンセント61−1〜61−3を介して送られたVHF帯の信号を元のUHF帯に変換するようにしている。
従って、電源ライン64におけるデジタル放送波の受信信号の転送を電源成分による影響を受けることなく確実に行うことができる。
(第5の実施形態)
図10は、この発明の第5の実施形態における電源ライン64と電源コンセントとの接続構成を示す回路図であり、図11は再送信アンテナ14を横から見て示した回路図である。なお、図10及び図11において、上記図5及び図6と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
電源ライン64からの信号は、コンデンサ100a,100bに蓄積されるとともに、チョークコイル101a,101bに供給される。すなわち、電源ライン64からの信号のうち電源成分(例えば50Hz)は、コンデンサ100a,100bにより阻止されるとともに、チョークコイル101a,101b,102a,102bを通過する。また、電源ライン64からの信号のうち無線周波成分(例えば300MHz〜3GHz)は、チョークコイル101a,101bにより阻止されるとともに、コンデンサ100a,100bを通過して分配器103に供給される。
分配器103は、入力信号を2つに分配するもので、一方の信号を高周波出力端子104a,104bに出力し、他方の信号を信号重畳部105に出力する。信号重畳部105は、例えばコンデンサからなり、分配器103の出力をチョークコイル102a,102bを通過した電源成分に重畳するためのものである。また、チョークコイル101a,101bを通過した電源成分の信号は、AC出力端子106a,106bから取り出される。
上記高周波出力端子104a,104bには、再送信アンテナ14の接続ピン42が接続される。再送信アンテナ14の増幅器43には、電源装置44からの電源が供給される。この電源装置44の接続ピン45は、上記AC出力端子106a,106bに接続される。
以上のように上記第5の実施形態であれば、増幅器13から再送信アンテナ14への再送信号の信号ラインを、一般の建造物に通常備えられている電源ライン64により共用できるとともに、再送信アンテナ14の増幅器43により複数の再送信アンテナ14を動作させた時に生じる再送信レベルの低下を抑えることができ、また電源装置44により増幅器43に対し安定した電源を供給することができ、再送信アンテナ14の動作を安定させることができる。
(第6の実施形態)
図12は、この発明の第6の実施形態における電源ライン64と電源コンセントとの接続構成を示す回路図であり、図13は再送信アンテナ14を横から見て示した回路図である。なお、図12及び図13において、上記図10及び図11と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
上記分配器103から出力された信号は、信号重畳部107により電源成分の信号に重畳され、出力端子108a,108bから取り出される。この出力端子108a,108bには、再送信アンテナ14の接続ピン46が接続される。
出力端子108a,108bからの信号のうち電源成分の信号は、コンデンサ47a,47bによって阻止され、チョークコイル48a,48bを通過して電源装置44に供給される。また、出力端子108a,108bからの信号のうち無線周波成分の信号は、チョークコイル48a,48bによって阻止され、コンデンサ47a,47bを介して増幅器43に供給される。
以上のように上記第6の実施形態であれば、上記第5の実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、上記第5の実施形態に比して接続ピンの数を減らすことができる。
(その他の実施形態)
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。各実施形態では、再送信アンテナとして半波長ダイポール形式のものを用いた例を示したが、他のアンテナ形式を使用してもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、電源コンセントに再送信アンテナ接続用の差込口を設ける例について説明したが、電源コンセント以外の箇所に差込口を設けるようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態では、再送信アンテナに設けられる接続ピンを差込口に差し込む構成例について説明したが、ピン形状以外のものであってもよい。
その他、ホームギャップフィラー装置の構成、再送信アンテナの種類及び構成、再送信アンテナの接続構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
この発明に係るホームギャップフィラー装置の構成を示すブロック図。 この発明の第1の実施形態における屋内の天井または壁に設けられる電源コンセントを示した図。 この発明の第1の実施形態における再送信アンテナを横から見て示した図。 この発明の第2の実施形態におけるホームギャップフィラー装置の構成を示す概略構成図。 この発明の第2の実施形態における再送信アンテナを横から見て示した図。 この発明の第3の実施形態における増幅器と電源コンセントとの接続構成を示す概略構成図。 この発明の第3の実施形態における再送信アンテナを横から見て示した図。 この発明の第4の実施形態における増幅器と電源コンセントとの接続構成を示す概略構成図。 この発明の第4の実施形態における再送信アンテナを横から見て示した図。 この発明の第5の実施形態における電源ラインと電源コンセントとの接続構成を示す回路図。 同第5の実施形態における再送信アンテナを横から見て示した図。 この発明の第6の実施形態における電源ラインと電源コンセントとの接続構成を示す回路図。 同第6の実施形態における再送信アンテナを横から見て示した図。
符号の説明
11…受信アンテナ、12…フィーダー、13,43…増幅器、14…再送信アンテナ、15…分配器、21…テレビジョン受像機、22…簡易受信アンテナ、31,51−1〜51−3,61−1〜61−3…電源コンセント、32,33,52−1〜52−3,53−1〜53−3,62−1〜62−3…差込口、41a,41b…アンテナエレメント、42,45,46,71…接続ピン、44…電源装置、63,105,107…信号重畳部、72…フィルタ部、81,91…周波数変換器、100a,100b…コンデンサ、101a,101b,102a,102b…チョークコイル、103…分配器、104a,104b…高周波出力端子、106a,106b…AC出力端子。

Claims (7)

  1. 地上デジタル放送波を、放送受信機に設置される既知の屋内用受信アンテナで受信させるために使用され、屋外に設置される受信部により前記地上デジタル放送波を受信し、増幅部にてその受信信号を増幅して同一周波数の再送信号を生成し、この再送信号を送信部により前記屋内用受信アンテナへ向けて再送信するホームギャップフィラー装置であって、
    前記屋内の壁または天井に設けられ、前記増幅部により出力された再送信号を取り込み、接続される前記送信部に対し前記再送信号を供給する信号供給部と、
    前記送信部に設けられ、前記信号供給部に対し着脱自在に接続するための接続部とを具備したことを特徴とするホームギャップフィラー装置。
  2. 前記信号供給部は、複数箇所に設けられ、
    前記増幅部により出力された再送信号を前記複数の信号供給部に分配する信号分配部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のホームギャップフィラー装置。
  3. 前記信号供給部は、屋内に配置される電子機器に対し動作に必要な電源を供給するための既知の電源コンセントに設けられることを特徴とする請求項1記載のホームギャップフィラー装置。
  4. 前記接続部は、前記信号供給部に対する差込型のピン形状から成ることを特徴とする請求項1記載のホームギャップフィラー装置。
  5. 地上デジタル放送波を、放送受信機に設置される既知の屋内用受信アンテナで受信させるために使用され、屋外に設置される受信部により前記地上デジタル放送波を受信し、増幅部にてその受信信号を増幅して同一周波数の再送信号を生成し、この再送信号を送信部により前記屋内用受信アンテナへ向けて再送信するホームギャップフィラー装置であって、
    前記増幅部により出力された再送信号を、前記屋内の壁または天井に設けられる既知の電源コンセントに対し電源を供給するための電源ラインに送出する信号伝送部と、
    前記送信部に設けられ、前記信号供給部に対し着脱自在に接続するための接続部と、
    この接続部により得られる前記電源ラインからの信号から電源成分を除去して前記送信部に供給するフィルタ部とを具備したことを特徴とするホームギャップフィラー装置。
  6. 前記増幅部により出力された再送信号を放送帯域の第1の周波数帯から該第1の周波数帯に比して低い第2の周波数帯に変換して前記信号伝送部に供給する第1の周波数変換手段と、
    前記フィルタ部の出力信号を前記第1の周波数帯に変換して前記送信部に供給する第2の周波数変換手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項5記載のホームギャップフィラー装置。
  7. 地上デジタル放送波を、放送受信機に設置される既知の屋内用受信アンテナで受信させるために使用され、屋外に設置される受信部により前記地上デジタル放送波を受信し、増幅部にてその受信信号を増幅して同一周波数の再送信号を生成し、この再送信号を送信部により前記屋内用受信アンテナへ向けて再送信するホームギャップフィラー装置であって、
    前記屋内の壁または天井に設けられ、前記受信部により出力された受信信号を取り込み、接続される前記増幅部に対し前記受信信号を供給する信号供給部と、
    前記増幅部に設けられ、前記信号供給部に対し着脱自在に接続するための接続部とを具備したことを特徴とするホームギャップフィラー装置。
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