JP2006332959A - Temモード誘電体フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板上の構成を簡素化できると共に、帯域除去フィルタと帯域通過フィルタとの間における信号の位相調整を容易にできるようにする。
【解決手段】金属製の筐体51の上部開口部に蓋体を着脱可能に設け、上記筐体51内にTEMモードの帯域除去フィルタ用誘電体共振器53及び帯域通過フィルタ用誘電体共振器54を隣接して収納し、その上方に信号線路56a、56bが形成された回路基板55を設ける。上記帯域通過フィルタ用誘電体共振器54は、中心導体76の左右両側に平行するように所定長さの結合用空孔73a、73bを設け、上部から結合棒81a、81bを挿入する。上記結合棒81a、81bは、結合用空孔73a、73bへの挿入長さを調整できるように回路基板55にて保持し、結合用空孔73a、73bへの挿入長さによって各誘電体共振器53、54間の信号位相及び結合量を調整できるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、共振モードがTEMモードの誘電体共振器を用いたTEMモード誘電体フィルタに関する。
従来、例えばタクシー無線等の移動無線における基地局では、複数の通信機と空中線との間に空中線共用器を設け、周波数の異なる複数チャンネルにより1つの空中線を共用している。上記空中線共用器は、複数の帯域通過フィルタにより構成されるが、この帯域通過フィルタとしては、例えばTEMモード誘電体共振器を利用したTEMモード誘電体フィルタが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。上記TEMモード誘電体フィルタは、例えば数百MHzの周波数帯で使用される。
上記TEMモード誘電体フィルタにおいて、所望のフィルタ特性を得るために帯域通過フィルタと帯域除去フィルタとを組み合わせて構成する場合がある。上記帯域通過フィルタフィルタと帯域除去フィルタフィルタとを組み合わせた従来のTEMモード誘電体フィルタは、図4に示すように構成されている。図4において、11は金属製の筐体で、この筐体11内にTEMモードの帯域除去フィルタ用誘電体共振器12及び帯域通過フィルタ用誘電体共振器13が収納されると共に、その上方に所定の間隔を保って回路基板14が設けられる。この回路基板14上には、回路パターンにより信号入出力用の信号線路15a、15bが形成されると共に、上記信号線路15a、15b間に後述する1/4波長電気線路36が形成される。また、筐体11の両側部には、入出力端子16a、16bが設けられ、その中心導体が上記信号線路15a、15bに半田付けにより接続される。
上記帯域除去フィルタ用誘電体共振器12は、四角柱に形成された誘電体共振素子21の上面中央に上下両端に貫通する空孔22を設けると共に、上面以外の表面に金属膜23を形成し、誘電体共振素子21の上面を開口面としている。また、上記空孔22の内側面には、金属膜を形成して中心導体24としている。
そして、上記空孔22には、上部から金属製の同調棒25が挿入される。この同調棒25は、外周面にネジ溝が形成されており、その上端部が上記回路基板14に設けられた穴内に挿入されてリング状の保持部材26及びナット27により保持される。上記保持部材26は、信号線路15aに半田付けされて固着されている。上記同調棒25は、上端部を保持部材26の中央部に設けられた穴より上方に突出させ、その突出端部にナット27を螺着することにより保持している。上記同調棒25は、回転操作することによって誘電体共振素子21の空孔22内への挿入量を調整し、それによって同調周波数を調整できるようになっている。
また、帯域通過フィルタ用誘電体共振器13は、四角柱に形成された誘電体共振素子31の上面中央に上下両端に貫通する空孔32を設けると共に、上面以外の表面に金属膜33を形成して誘電体共振素子31の上面を開口面としている。更に、上記空孔32の内側面に金属膜を形成して中心導体34としている。この中心導体34には、その上端部近傍において金属線35の下端部が半田付けされる。この金属線35は、上端部が上記回路基板14に設けられた穴より上側に導出され、信号線路15bに半田付け、あるいは保持金具により固定される。
また、上記回路基板14上には、信号線路15a、15b間に線路を蛇行させた1/4波長電気線路36を設けている。すなわち、帯域除去フィルタ用誘電体共振器12と帯域通過フィルタ用誘電体共振器13との間で位相をπ/2ずらす必要があるので、1/4波長電気線路36を設けている。
上記のように帯域除去フィルタと帯域通過フィルタを組み合わせて構成する従来の誘電体フィルタ装置では、フィルタ間に1/4波長電気線路36を設けて位相をπ/2ずらすようにしている。
また、図5は、回路基板14上において、帯域除去フィルタ用誘電体共振器12側の信号線路15aと帯域通過フィルタ用誘電体共振器13側の信号線路15bとの間に上記1/4波長電気線路36と等価な位相回路41を設けた場合の構成例を示したものである。上記位相回路41は、信号線路15aと15bとの間に接続される高周波コイル42と、この高周波コイル42の両端とアースパターン43との間に接続されるコンデンサ44、45により構成している。
特開2005−86532号号公報
上記図4に示したように帯域除去フィルタフィルタと帯域通過フィルタとの間に1/4波長電気線路36を設けた誘電体フィルタ装置は、1/4波長電気線路36の長さが波長によって決定されるので、300MHz以下の周波数帯で使用する場合には線路が非常に長くなり、このため帯域除去フィルタ用誘電体共振器12と帯域通過フィルタ用誘電体共振器13との間に余分なスペースを設ける必要があり、小型化を図る場合の障害となっていた。また、回路パターンにより形成された1/4波長電気線路36は、線路長を調整することができず、位相調整が困難であった。
また、図5に示したように1/4波長電気線路36に代えて位相回路41を使用した場合には、1/4波長電気線路36に比較して無駄なスペースを減らすことができるが、回路基板14上に形成する回路パターンが複雑になる。また、回路基板14上を高周波コイル42及びコンデンサ44、45等の電子部品が数多く占有するため、小型化を図った場合に高周波コイル42及びコンデンサ44、45の半田付けが困難となり、上記高周波コイル42及びコンデンサ44、45を付け替えるなどの調整が困難になる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、回路基板上の構成を簡素化できると共に、帯域除去フィルタフィルタと帯域通過フィルタとの間における信号の位相調整を容易に行なうことができ、且つ無駄なスペースを無くして小型化を図ることができる誘電体フィルタ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る誘電体フィルタ装置は、帯域除去フィルタ用誘電体共振器と、前記帯域除去フィルタ用誘電体共振器に隣接して設けられた帯域通過フィルタ用誘電体共振器と、前記帯域除去フィルタ用誘電体共振器及び帯域通過フィルタ用誘電体共振器の上方部位に設けられる回路基板と、前記帯域通過フィルタ用誘電体共振器の中心導体に平行に設けられる少なくとも1つの結合用空孔と、前記結合用空孔内に下部が挿入されると共に上部が前記回路基板に装着される結合棒と、前記回路基板に形成され、前記各誘電体共振器と入出力端子間を接続する信号線路とを具備し、前記結合用空孔に対する前記結合棒の挿入長さを調整可能に構成し、前記結合棒の挿入長さによって各誘電体共振器間の信号位相及び結合量を調整することを特徴とする。
本発明によれば、帯域除去フィルタ用誘電体共振器において、中心導体と平行して結合用空孔を設け、この結合用空孔に結合棒を挿入し、上記結合用空孔に対する結合棒の挿入長さを調整可能に構成することにより、上記結合棒の実質的な長さ及び結合棒と中心導体との間に形成されるコンデンサの容量を可変して帯域除去フィルタと帯域通過フィルタとの間の信号位相及び結合量等を調整することができる。従って、帯域除去フィルタと帯域通過フィルタとの間に1/4波長電気線路や位相回路を別個に設ける必要がなく、回路基板上の構成を簡素化できると共に、帯域除去フィルタ用誘電体共振器と帯域通過用誘電体共振器とを近接配置して小型化することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るTEMモード誘電体フィルタの全体の外観構成を示す斜視図、図2は上記TEMモード誘電体フィルタの蓋部分を除いて示す要部斜視図である。また、上記図1及び図2は、TEMモードの帯域除去フィルタ(BEF:Band Elimination Filter)及び帯域通過フィルタ(BPF:Band Pass Filter)を組み合わせて構成した場合の例を示したものである。
図1及び図2において、51は金属製の筐体で、この筐体51の上部開口部に金属製の蓋体52が着脱可能に設けられる。そして、上記筐体51内にTEMモードの帯域除去フィルタ(BEF)用誘電体共振器53及び帯域通過フィルタ(BPF)用誘電体共振器54が隣接して収納されると共に、その上方に所定の間隔を保って回路基板55が設けられる。この回路基板55上には、回路パターンにより信号線路56a、56bが形成される。また、筐体51の両側部には、入出力端子57a、57bが設けられ、その中心導体が上記信号線路56a、56bに半田付けされる。
上記帯域除去フィルタ用誘電体共振器53は、例えば四角柱に形成された誘電体共振素子61の上面中央に上下両端に貫通する空孔62を設けると共に、上面以外の表面に金属膜63を形成し、誘電体共振素子61の上面を開口面としている。また、上記空孔62の内側面には、金属膜を形成して中心導体64としている。この中心導体64を形成する金属膜は、その下部において誘電体共振素子61の外表面に形成されている金属膜63と電気的に接続される。また、上記帯域除去フィルタ用誘電体共振器53は、筐体51内に収納され際に金属膜63が筐体51に電気的に接続されて接地された状態に保持される。
そして、上記空孔62には、上部から金属製の同調棒65が挿入される。この同調棒65は、外周面にネジ溝が形成されており、その上端部が上記回路基板55に設けられた穴内に挿入されてリング状の保持部材66及びナット67により保持される。上記保持部材66は、信号線路56aに半田付けされて固着されている。上記同調棒65は、上端部を保持部材66の中央部に設けられた穴から上方に突出させ、その突出端部にワッシャ68を介在してナット67を螺着することにより保持している。上記同調棒65は、上端面中央に溝が形成されており、この溝に外部からドライバ等を結合させて回転することにより空孔62への挿入長さを調整し、それによって同調周波数を調整できるようになっている。この場合、図1に示すように蓋体52には、上記同調棒65に対応する位置に調整用の穴69が設けられており、外部から上記同調棒65を回転操作できるようになっている。
上記のように同調棒65の上端を保持部材66及びナット67等を介して信号線路56aに電気的に接続することにより、誘電体共振器53が帯域除去フィルタとして動作するように構成している。
また、帯域通過フィルタ用誘電体共振器54は、例えば四角柱に形成された誘電体共振素子71の上面中央に上下両端に貫通する空孔72を設けると共に、この空孔72の左右両側に平行するように所定長さの結合用空孔73a、73bを設けている。この結合用空孔73a、73bは、空孔72に比較して小さい径に形成する。なお、結合用空孔73a、73bは、誘電体共振素子71の上下両端に貫通しても、あるいは上記したように所定の長さだけ設けても良い。
そして、上記誘電体共振素子71の上面以外の表面に金属膜75を形成して誘電体共振素子71の上面を開口面としている。この場合、上記空孔72の内側面に金属膜を形成して円筒状の中心導体76とする。なお、結合用空孔73a、73bの内側面には、金属膜を形成していない。上記中心導体76を形成する金属膜は、その下部において誘電体共振素子71の外表面に形成されている金属膜75と電気的に接続される。また、上記帯域通過フィルタ用誘電体共振器54は、筐体51内に収納された際に金属膜75が筐体51に電気的に接続されて接地された状態に保持される。
そして、上記空孔72には、図1に示す金属製の同調棒77が挿入される。この同調棒77は、外周面にネジ溝が形成されており、その上端部が上記蓋体52に設けられた穴より外部に導出されてナット78により保持される。また、回路基板55には、上記誘電体共振素子71に設けられた空孔72に対応する位置に同調棒77を挿通させるための穴79が設けられる。上記蓋体52に保持された同調棒77は、回路基板55に設けられた穴79内を挿通して誘電体共振素子71の空孔72内に挿入される。上記同調棒77は、上端面中央に溝が形成されており、この溝にドライバ等を結合させて回転することにより空孔72への挿入長さを調整し、それによって同調周波数を調整できるようになっている。
上記のように同調棒77の上端を金属製の蓋体52に装着して接地することにより、誘電体共振器54が帯域通過フィルタとして動作するように構成している。
上記結合用空孔73a、73bには、金属製の結合棒81a、81bが挿入される。上記結合棒81a、81bは、上部外側にネジ部が形成されており、上端部が回路基板55に設けられた穴内に挿入されてリング状の保持部材82a、82b及びナット83a、83bにより保持される。上記保持部材82a、82bは、信号線路56a、56bに半田付けされて固着されている。上記結合棒81a、81bは、上端部を保持部材82a、82bの中央部に設けられた穴から上方に突出させ、その突出端部にナット83a、83bを螺着することにより保持している。
上記信号線路56a、56bは、回路基板55上において、同調棒77を挿通させる穴79の両側に設けられており、一方の信号線路56aは結合棒81aと帯域除去フィルタ用誘電体共振器53の同調棒65及び入出力端子57aとの間を接続する。また、他方の信号線路56bは結合棒81bと入出力端子57bとの間を接続する。
上記結合棒81a、81bは、上端面中央に溝が形成されており、この溝に外部からドライバ等を結合させて回転することにより結合用空孔73a、73bへの挿入長さを調整し、それによって信号位相を調整できるようにしている。この場合、図1に示すように蓋体52には、上記結合棒81a、81bに対応する位置に調整用の穴84a、84bが設けられており、外部から結合棒81a、81bを回転操作できるようになっている。
上記結合棒81a、81bは、信号線路の一部を構成するもので、従来の1/4波長電気線路に対応する作用を有しており、回転操作を行なった場合に信号線路56aに接続されている部分から結合用空孔73a、73b内に挿入されている先端までの長さ、すなわち線路長が変化する。
また、上記結合棒81a、81bは、結合用空孔73a、73bに挿入された部分と中心導体76との間でコンデンサを形成しており、結合用空孔73a、73b内への挿入長さにより、上記コンデンサの容量を変化させることができる。
従って、信号線路56aに接続される結合棒81aは、信号線路56aから結合用空孔73a内に挿入されている先端までの線路長、及び結合用空孔73aに挿入された部分との間に形成されるコンデンサにより、従来の1/4波長電気線路あるいは位相回路と同等の作用を有し、帯域除去フィルタと帯域通過フィルタとの間における信号位相をπ/2ずらすことができる。
図3は、上記TEMモード誘電体フィルタの等化回路を示したものである。入出力端子57aに接続される信号線路56aと接地間に、帯域除去フィルタ用誘電体共振器53と、同調棒65及び中心導体64により形成される可変コンデンサが直列に接続され、帯域除去フィルタを構成している。
上記信号線路56aは、帯域通過フィルタ用誘電体共振器54における結合棒81a、81b及び中心導体76により形成される可変コンデンサを介して信号線路56bに接続される。そして、上記結合棒81a、81b及び中心導体76により形成される可変コンデンサの共通接続点と接地間に、帯域通過フィルタ用誘電体共振器54が設けられると共に、同調棒77及び中心導体76により形成される可変コンデンサが並列に設けられ、帯域通過フィルタを構成している。
上記のように構成されたTEMモード誘電体フィルタにおいて、帯域除去フィルタ用誘電体共振器53の同調周波数を調整する際は、ナット67を緩め、同調棒65を回転操作して空孔62内への挿入量を可変して同調周波数を調整する。調整終了後は、ナット67を締めて同調棒65を固定する。
また、帯域通過フィルタ用誘電体共振器54の同調周波数を調整する際は、ナット78を緩め、同調棒77を回転操作して空孔72内への挿入量を可変して同調周波数を調整する。調整終了後は、ナット78を締めて同調棒77を固定する。
そして、帯域除去フィルタ用誘電体共振器53と帯域通過フィルタ用誘電体共振器54との間の位相量を調整する場合には、ナット83aを緩め、結合棒81aを回転操作して結合棒81aの実質的な長さ、すなわち信号線路56aへの接続部分から結合用空孔73aに挿入された先端までの長さを調整すると共に、結合用空孔73aへの挿入量を可変し、結合棒81aと中心導体76との間に形成されるコンデンサの容量を調整する。すなわち、帯域除去フィルタ用誘電体共振器53と帯域通過フィルタ用誘電体共振器54との間において、信号の位相がπ/2ずれるように調整する。調整終了後は、ナット83aを締めて結合棒81aを固定する。
また、同様に結合棒81bの調整によって帯域通過フィルタ用誘電体共振器54の中心導体76と入出力端子57bとの間の結合量を調整する。なお、上記帯域通過フィルタ用誘電体共振器54と入出力端子57bとの間に、更に他のフィルタが設けられている場合には、上記結合棒81bによって上記他のフィルタとの間の信号位相及び結合量を調整することができる。
上記実施形態によれば、帯域通過フィルタ用誘電体共振器54において、誘電体共振素子71の中心導体76と平行して結合用空孔73a、73bを設け、この結合用空孔73a、73bに結合棒81a、81bを挿入し、上記結合用空孔73a、73bに対する結合棒81a、81bの挿入長さを調整可能に構成しているので、上記結合棒81a、81bの実質的な長さ及び結合棒81a、81bと中心導体76との間に形成されるコンデンサの容量を可変して帯域除去フィルタと帯域通過フィルタとの間の信号位相、結合量等を調整することができる。従って、帯域除去フィルタと帯域通過フィルタとの間に1/4波長電気線路や位相回路を別個に設ける必要がなく、回路基板上の構成を簡素化できると共に、帯域除去フィルタ用誘電体共振器53と帯域通過フィルタ用誘電体共振器54とを近接配置して小型化することができる。
また、結合用空孔73a、73b内へ挿入する結合棒81a、81bをネジ状に形成し、結合用空孔73a、73b内への挿入長さを調整するようにしているので、帯域除去フィルタと帯域通過フィルタとの間の信号位相や結合量等を連続的に調整することができる。
また、結合用空孔73a、73b内へ挿入する結合棒81a、81b自体が帯域通過フィルタ用誘電体共振器54の中心導体76と結合する作用を有しているので、中心導体76に信号線を半田付けなどで接続する必要がなく、困難な作業を削減して作業能率を向上することができる。
なお、上記実施形態では、帯域除去フィルタと帯域通過フィルタとを2段に接続した場合について説明したが、更に多段に接続しても良いことは勿論である。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の一実施形態に係るTEMモード誘電体フィルタの外観構成を示す斜視図である。 同実施形態において、TEMモード誘電体フィルタの蓋部分を除いて示す要部斜視図である。 同実施形態におけるTEMモード誘電体フィルタの等化回路図である。 従来のTEMモード誘電体フィルタの構成例を示す要部斜視図である。 従来のTEMモード誘電体フィルタの他の構成例を要部斜視図である。
符号の説明
51…筐体、52…蓋体、53…帯域除去フィルタ用誘電体共振器、54…帯域通過フィルタ用誘電体共振器、55…回路基板、56a、56b…信号線路、57a、57b…入出力端子、61…誘電体共振素子、62…空孔、63…金属膜、64…中心導体、65…同調棒、66…保持部材、67…ナット、68…ワッシャ、69…穴、71…誘電体共振素子、72…空孔、73a、73b…結合用空孔、75…金属膜、76…中心導体、77…同調棒、78…ナット、79…穴、81a、81b…結合棒、82a、82b…保持部材、83a、83b…ナット、84a、84b…穴。

Claims (1)

  1. 帯域除去フィルタ用誘電体共振器と、前記帯域除去フィルタ用誘電体共振器に隣接して設けられた帯域通過フィルタ用誘電体共振器と、前記帯域除去フィルタ用誘電体共振器及び帯域通過フィルタ用誘電体共振器の上方部位に設けられる回路基板と、前記帯域通過フィルタ用誘電体共振器の中心導体に平行に設けられる少なくとも1つの結合用空孔と、前記結合用空孔内に下部が挿入されると共に上部が前記回路基板に装着される結合棒と、前記回路基板に形成され、前記各誘電体共振器と入出力端子間を接続する信号線路とを具備し、
    前記結合用空孔に対する前記結合棒の挿入長さを調整可能に構成し、前記結合棒の挿入長さによって各誘電体共振器間の信号位相及び結合量を調整することを特徴とするTEMモード誘電体フィルタ。
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