JP2941440B2 - 無線機 - Google Patents

無線機

Info

Publication number
JP2941440B2
JP2941440B2 JP3005456A JP545691A JP2941440B2 JP 2941440 B2 JP2941440 B2 JP 2941440B2 JP 3005456 A JP3005456 A JP 3005456A JP 545691 A JP545691 A JP 545691A JP 2941440 B2 JP2941440 B2 JP 2941440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
wireless device
antenna
plate
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3005456A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04237220A (ja
Inventor
晴市 荒井
一也 川端
憲一 鹿子嶋
光一 常川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Murata Manufacturing Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Mobile Communications Networks Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp, NTT Mobile Communications Networks Inc filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3005456A priority Critical patent/JP2941440B2/ja
Publication of JPH04237220A publication Critical patent/JPH04237220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2941440B2 publication Critical patent/JP2941440B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンテナと無線機回路
との間にフィルタを設けた無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に逆F型アンテナを備えた従来の携
帯無線機の一例を示す。(例えば、特開昭62−277
803号公報、特開昭64−7702号公報、特開平1
−228303号公報参照。)
【0003】図8において、この逆F型アンテナは、長
さLと幅Wを有する矩形平板形状の放射導体板110
と、放射導体板110に対して対向して携帯無線機の筺
体1の頭部に当接されて設けられる矩形平板形状の接地
導体板120と、矩形平板形状の短絡導体板111と、
ストリップ形状の給電導体112から構成される。上記
短絡導体板111の幅方向の一辺は上記放射導体板11
0の4隅の一点を含む長手方向の辺に連結されるととも
に、その他辺が接地導体板120に電気的に接続され
る。また、上記給電導体112の一端は上記放射導体1
10の短絡導体板111が連結された一辺と同一の辺上
であって短絡導体板111から所定距離だけ離れた給電
点Pに連結され、その他端は電気絶縁部材92によって
接地導体板120から電気的に絶縁されている。なお、
この例では、放射導体板110と、短絡導体板111
と、給電導体112が1枚の導体板から形成されてい
る。
【0004】以上のように構成された逆F型アンテナに
電波が入射したとき、上記電波の信号が給電点Pを介し
て当該携帯無線機の受信機に入力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この逆F型アンテナを
搭載した従来の携帯無線機では、当該アンテナに接続さ
れる例えば帯域通過フィルタなどのフィルタをその筺体
1内のアンテナに近接した部分に設けていたので、携帯
無線機をそれ以上小型化することができないという問題
点があった。
【0006】本発明の目的は以上の課題を解決し、フィ
ルタ及びアンテナが搭載される携帯無線機を従来に比較
し小型・軽量化することができ、しかも容易に放射導
体、接地導体及び給電線を形成することができるフィル
タを備えた無線機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の無線機は、接地導体と、上記接地導体に対して対向
して設けられる放射導体とを備え、上記放射導体の一端
が接地されるとともに、上記接地された一端から所定距
離だけ離れた位置に給電点を有するアンテナと、上記ア
ンテナに電気的に接続された無線機回路とを備えた無線
機において、上記放射導体を、第1の誘電体板によって
上記無線機の筺体に支持されかつ上記第1の誘電体板に
連結された第2の誘電体板上に形成し、上記給電点と上
記無線機回路との間に電気的に接続され上記アンテナで
送信又は受信される信号をろ波するためのフィルタを、
上記放射導体と上記接地導体との間に設けたことを特徴
とする。
【0008】また、請求項2記載の無線機は、上記請求
項1記載の無線機において、上記接地導体を、上記第2
の誘電体板に対向して設けられかつ上記第1の誘電体板
に連結された第3の誘電体板上に形成したことを特徴と
する。
【0009】さらに、請求項3記載の無線機は、上記請
求項1又は2記載の無線機において、上記フィルタと上
記給電点との間を電気的に接続するためのマイクロスト
リップ線路を、上記第1の誘電体板又は上記第3の誘電
体板上に形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の無線機において、上記アン
テナに電波が入射したとき、上記電波の信号が上記給電
点及び上記フィルタを介して上記無線機回路に入力され
る。
【0011】この無線機においては、上記フィルタを上
記放射導体と上記接地導体との間に設けているので、無
線機の筺体内にフィルタを備えた従来のものに比較し
て、アンテナを搭載した無線機全体を小型・軽量化する
ことができる。また、上記放射導体が上記第2の誘電体
板上に形成されるので、上記放射導体を有するアンテナ
を従来に比較し小型・軽量化できるとともに、例えばメ
ッキ法による導体パターンの形成法により、上記放射導
体を従来例に比較し容易に形成することができる。
【0012】また、請求項2記載の無線機においては、
上記接地導体が、上記第3の誘電体板上に形成されるの
で、上記放射導体と上記接地導体とを有するアンテナを
従来に比較し小型・軽量化できるとともに、例えばメッ
キ法による導体パターンの形成法により、上記接地導体
を従来例に比較し容易に形成することができる。
【0013】さらに、請求項3記載の無線機において
は、上記フィルタと上記給電点との間を電気的に接続す
るためのマイクロストリップ線路を上記第1の誘電体板
又は上記第3の誘電体板上に形成したので、上記給電点
と上記フィルタを接続する給電線が不要となり、また、
当該無線機を従来に比較し小型・軽量化することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0015】〈第1の実施例〉図1は本発明に係る第1
の実施例である逆F型アンテナと送受信部との間に接続
された帯域通過フィルタ30を備えた携帯無線機を示す
分解斜視図であり、図2は図1のA−A’線についての
縦断面図である。
【0016】この第1の実施例の携帯無線機は、誘電体
基板10の上面部11上に逆F型アンテナの放射導体1
1cを形成し、その側面部13上に短絡導体13c1
形成し、逆F型アンテナの接地導体板20上に帯域通過
フィルタ30を形成したことを特徴とする。
【0017】図1に示すように、本実施例の逆F型アン
テナは、誘電体基板10の上面部11に形成される矩形
形状の放射導体11cと、放射導体11cに対向して設
けられる接地導体板20と、誘電体基板10の側面部1
3及び脚部15にそれぞれ形成される短絡導体13
1,15cとから構成される。
【0018】上記誘電体基板10は断面がコの字形状と
なるように折り曲げられ、長手方向の長さLと幅Wを有
する矩形平板形状の上面部11と、矩形平板形状の側面
部12,13とから構成される。上記側面部12,13
の左下側端部にはそれぞれ脚部14,15が一体的に連
結され、また、上記側面部12,13の右端部側にそれ
ぞれ脚部16,17が一体的に連結されている。なお、
誘電体基板10は例えば液晶ポリマーである樹脂材料に
てなる。ここで、誘電体基板10の上面部11の全表
面、側面部13の左端部の表面、及び脚部15の表面に
それぞれ、放射導体11c、短絡導体13c1、及び短
絡導体15cが連続的にメッキ法又は蒸着法により形成
される。放射導体11cは短絡導体13c1及び短絡導
体15cを介して携帯無線機のアースに接続される。さ
らに、短絡導体13c1から放射導体11cの長手方向
に所定の距離だけ離れかつ側面部13に近接した給電点
Pの位置の、誘電体基板10の上面部11に、円形状の
スルーホール10hが形成される。
【0019】また、誘電体基板10の上面部11に形成
された放射導体11cに対向しかつ携帯無線機の筺体1
の頭部に当接して、矩形平板形状の接地導体板20が形
成される。
【0020】上記接地導体板20上に、誘電体基板10
の側面部13の近傍でかつ側面部13に沿うようにセミ
リジッドケーブル60が設けられる。このセミリジッド
ケーブル60は中心導体61と接地導体62とから構成
され、接地導体62が接地導体板20にハンダ付けされ
て電気的に接続され、中心導体61の一端61aが上記
スルーホール10hに挿入されて放射導体11cにハン
ダ付けされて電気的に接続され、また、その他端61b
は後述する帯域通過フィルタ30の導体パターン56に
ハンダ付けされて電気的に接続される。
【0021】短絡導体13c1,15cが連結された接
地導体板20の端部と長手方向に対向する端部に、当該
逆Fアンテナで送信又は受信される信号をろ波するため
の帯域通過フィルタ30が形成される。
【0022】帯域通過フィルタ30は、接地導体板20
上に互いに間隔をつめてその長手方向が接地導体板20
の長手方向と平行となるように並置された矩形柱形状の
4個の誘電体同軸共振器40と、誘電体基板50上に形
成された詳細後述される複数のキャパシタと、上記各誘
電体同軸共振器40と誘電体基板50を覆うように帯域
通過フィルタ30を収納する金属製シールドケース31
とから構成される。
【0023】各誘電体同軸共振器40の断面の中央部に
その長手方向に、円柱形状の孔41が形成され、その孔
41の内周面に導体42が形成される。導体42は、誘
電体同軸共振器40の一端面から突出するピン43を有
する。
【0024】上記ピン43が突出した誘電体同軸共振器
40の端面側に誘電体基板50が設けられる。ここで、
図2及び図3に図示されるように、当該誘電体基板50
の上面部に、導体パターン51乃至54が互いに所定の
間隔だけ離れかつそれぞれ上記各ピン43と対向するよ
うに形成され、各導体パターン51乃至54はそれぞれ
誘電体同軸共振器40のピン43とハンダ付けされて電
気的に接続される。一方、図2及び図4に図示されるよ
うに、誘電体基板50の下面に、上記導体パターン51
に対して誘電体基板50を介して対向する導体パターン
55が形成され、また、上記導体パターン54に対して
誘電体基板50を介して対向する導体パターン56が形
成される。
【0025】以上のように誘電体基板50上に形成され
た導体パターン51乃至56においては、例えばUHF
帯以上の信号に対して、誘電体基板50を介して形成さ
れた導体パターン51と55によって第1のキャパシタ
を構成し、誘電体基板50上に形成された導体パターン
51と52、導体パターン52と53、導体パターン5
3と54によってそれぞれ第2乃至第4のキャパシタを
構成し、誘電体基板50を介して形成された導体パター
ン54と56によって第5のキャパシタを構成してい
る。ここで、上記第1乃至第5のキャパシタは縦続接続
され、各接続点に上記各誘電体同軸共振器40のピン4
3が接続されている。
【0026】従って、以上のように構成された5個のキ
ャパシタと4個の誘電体同軸共振器40によって、帯域
通過フィルタ30を構成している。
【0027】なお、帯域通過フィルタ30のシールドケ
ース31は、4個の誘電体同軸共振器40と、誘電体基
板50とを覆うように、その側面部から突出して形成さ
れた固定部33を接地導体板20に接着することによ
り、接地導体板20上に接地されて固定される。また、
当該帯域通過フィルタ30は、その上面部及び側面部を
覆うシールドケース31と、フィルタ30が載置された
接地導体板20によって、外部から電磁的に遮蔽されて
いる。
【0028】さらに、導体パターン55の直下の接地導
体板20に矩形形状の孔20hが形成され、携帯無線機
の送受信部に接続される給電線70が接地導体板20に
接触しないように所定の間隔だけ離れて上記孔20hに
挿入され、その一端が導体パターン55にハンダ付けさ
れて電気的に接続される。
【0029】上述のように、セミリジッドケーブル60
の中心導体61の一端61bが上記帯域通過フィルタ3
0の導体パターン56にハンダ付けされて電気的に接続
されるとともに、その他端61aが放射導体11cの給
電点Pにハンダ付けされて電気的に接続される。従っ
て、帯域通過フィルタ30の導体パターン56はセミリ
ジッドケーブル60を介して放射導体11cの給電点P
に電気的に接続される。
【0030】さらに、誘電体基板10は、各脚部14,
15,16,17をそれぞれ、携帯無線機の筺体1の頭
部に形成された凹部2,3,4,5に嵌め込み接着する
ことにより、当該筺体1に固定される。
【0031】以上のように構成された帯域通過フィルタ
30を備えた携帯無線機において、上記逆F型アンテナ
に電波が入射したとき、上記放射導体11cと上記接地
導体板20との間に高周波電圧が誘起され、この高周波
電圧の信号が給電点P及びセミリジッドケーブル60を
介して上記帯域通過フィルタ30に入力されてろ波され
た後、給電線70を介して送受信部の受信回路に入力さ
れる。
【0032】本実施例の携帯無線機の逆F型アンテナに
おいては、放射導体11c、及び短絡導体13c1,1
5cが樹脂材料にてなる誘電体基板10上に形成されて
いるので、それらの導体パターンの形状を自由に変更可
能であってかつその形成が従来に比較して簡単であり、
当該逆F型アンテナを小型・軽量化することができると
いう利点がある。
【0033】また、帯域通過フィルタ30が接地導体板
20の端部に形成され、携帯無線機内に設ける必要がな
いので、アンテナを備えた携帯無線機を従来に比較し小
型化することができる。さらに、接地導体板20を、帯
域通過フィルタ30の下側のシールドケースとして用い
ているので、当該携帯無線機をさらに小型・軽量化する
ことができ、下側のシールドケースを必要としない。
【0034】またさらに、接地導体板20と放射導体1
1cとの間であって接地導体板20の給電点Pとは反対
側の端部に帯域通過フィルタ30が形成されているの
で、放射導体11cと接地導体板20との間の間隙を小
さくすることができ、これによって、給電点Pとは反対
側の端部における静電容量を増大させることができる。
従って、所定の設計共振周波数に対して、放射導体11
cの長手方向の長さLを短縮することができる。
【0035】〈第2の実施例〉図5は本発明に係る第2
の実施例である逆F型アンテナと送受信部との間に接続
された帯域通過フィルタ30を備えた携帯無線機を示す
分解斜視図であり、図6は図5に示された携帯無線機の
一部破断側面図である。図5及び図6において、図1及
び図2と同一のものについては同一の符号を付してい
る。
【0036】この第2の実施例の携帯無線機は、第1の
実施例に比較し、第1の実施例のセミリジッドケーブル
60に代えて、誘電体基板10の側面部13上に形成し
たマイクロストリップ線路80を用いたことを特徴とす
る。以下、第1の実施例との相違点について詳細に説明
する。
【0037】図5に示すように、本実施例の逆F型アン
テナは、誘電体基板10の上面部11に形成される矩形
形状の放射導体11cと、放射導体11cに対向して設
けられる接地導体板20と、誘電体基板10の側面部1
3及び脚部15にそれぞれ形成される短絡導体13
1,15cと、誘電体基板10の側面部13に形成さ
れる給電用マイクロストリップ線路80から構成され
る。
【0038】誘電体基板10の側面部13の右下部の表
面及び脚部17の表面にそれぞれ、接地導体13c2
び接地導体17cが連続的にメッキ法により形成され
る。接地導体13c2は、接地導体17cを介して携帯
無線機のアースに接続される。
【0039】さらに、短絡導体13c1から放射導体1
1cの長手方向に所定の距離だけ離れかつ接地導体13
2に近接した給電点Pの位置の、誘電体基板10の上
面部11に、矩形形状のスルーホール10hが形成され
る。
【0040】誘電体基板10の側面部13の裏面に、給
電点Pに近接する部分を除いて接地導体13c2に対向
してマイクロストリップ導体81が形成される。このマ
イクロストリップ導体81の一端はスルーホール10h
内に形成される導体(図示せず。)を介して放射導体1
1cに電気的に接続され、その他端は脚部17に近接し
かつ上記脚部17の上側に位置しており、後述するよう
に給電線71に接続される。ここで、このマイクロスト
リップ導体81と接地導体13c2によって、給電用マ
イクロストリップ線路80を構成している。
【0041】給電線71の一端が、接地導体板20上に
第1の実施例と同様に形成された上記帯域通過フィルタ
30の導体パターン56にハンダ付けされて電気的に接
続されるとともに、その他端が上述のように形成された
マイクロストリップ導体81の給電点Pとは反対側の他
端部にハンダ付けされて電気的に接続される。従って、
帯域通過フィルタ30の導体パターン56は給電線71
及びマイクロストリップ線路80を介して放射導体11
cの給電点Pに電気的に接続される。
【0042】さらに、誘電体基板10は、第1の実施例
と同様に、各脚部14,15,16,17をそれぞれ、
携帯無線機の筺体1の頭部に形成された凹部2,3,
4,5に嵌め込み接着することにより、当該筺体1に固
定される。
【0043】以上のように構成された帯域通過フィルタ
30を備えた携帯無線機において、上記逆F型アンテナ
に電波が入射したとき、上記放射導体11cと上記接地
導体板20との間に高周波電圧が誘起され、この高周波
電圧の信号が給電点P及びマイクロストリップ線路80
を介して上記帯域通過フィルタ30に入力されてろ波さ
れた後、給電線70を介して送受信部の受信回路に入力
される。
【0044】本実施例の携帯無線機の逆F型アンテナに
おいては、誘電体基板10の側面部13上にマイクロス
トリップ線路80を形成したので、別の給電線を設ける
必要がなく、逆F型アンテナを従来に比較し小型・軽量
化することができる。また、放射導体11c、短絡導体
13c1,15c及びマイクロストリップ導体81が樹
脂材料にてなる誘電体基板10上に形成されているの
で、それらの導体パターンの形状を自由に変更可能であ
ってかつその形成が従来に比較して簡単であり、当該逆
F型アンテナを小型・軽量化することができるという利
点がある。
【0045】〈第3の実施例〉図7は本発明に係る第3
の実施例である逆F型アンテナと送受信部との間に接続
された帯域通過フィルタ30を備えた携帯無線機を示す
分解斜視図であり、図7において図1及び図5と同一の
ものについては同一の符号を付している。なお、図7に
おいて、誘電体板にてなるアンテナ筺体10aの内部に
設けられるもののうち、帯域通過フィルタ30の誘電体
同軸共振器40とマイクロストリップ導体81を除いて
その他の部材の図示を省略している。
【0046】この第3の実施例の携帯無線機の逆F型ア
ンテナが第1と第2の実施例と異なるのは、接地導体板
20を備えず、誘電体板にてなる矩形筒形状のアンテナ
筺体10aが、上面部11と側面部12,13に加え
て、上記上面部11に対向する下面部18を備え、この
下面部18の下表面全面に接地導体18cを形成したこ
とである。
【0047】本実施例の携帯無線機は、第1と第2の実
施例と同様の作用と効果を有するとともに、接地導体1
8cを、放射導体11cなどと同様に容易に、樹脂材料
にてなる誘電体板にてなるアンテナ筺体10a上に形成
することができるという特有の利点を有する。
【0048】以上の第3の実施例では、アンテナ筺体1
0aの側面部13上にマイクロストリップ導体81を形
成しているが、これに限らず、アンテナ筺体10aの下
面部18の上側の内面上に、給電点Pと帯域通過フィル
タ30とを接続するための給電用マイクロストリップ導
体を形成してもよい。
【0049】〈他の実施例〉以上の実施例では、携帯無
線機は、帯域通過フィルタ30を備えているが、これに
限らず、高域通過フィルタ、低域通過フィルタ、帯域除
去フィルタなどの他の種類のフィルタを備えてもよい。
【0050】上記の第1と第2の実施例では、シールド
ケース31は帯域通過フィルタ30の上面部及び側面部
を覆っているが、これに限らず、シールドケース31
が、帯域通過フィルタ30の上面部の一部又は全面、及
び/又はその側面部の一部又は全面を覆うように構成し
てもよい。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る請求
項1記載の無線機によれば、アンテナで送信又は受信す
る信号をろ波するためのフィルタを上記アンテナの放射
導体と接地導体との間に設けているので、無線機の筺体
内にフィルタを備えた従来のものに比較して、アンテナ
を搭載した無線機全体を小型・軽量化することができ
る。また、上記放射導体が第1の誘電体板によって無線
機の筺体に支持されかつ上記第1の誘電体板に連結され
た第2の誘電体板上に形成されるので、上記放射導体を
有するアンテナを従来に比較し小型・軽量化できるとと
もに、例えばメッキ法による導体パターンの形成法によ
り、上記放射導体を従来例に比較し容易に形成すること
ができるという利点がある。
【0052】また、請求項2記載の無線機においては、
上記接地導体が、上記第3の誘電体板上に形成されるの
で、上記放射導体と上記接地導体とを有するアンテナを
従来に比較し小型・軽量化できるとともに、例えばメッ
キ法による導体パターンの形成法により、上記接地導体
を従来例に比較し容易に形成することができるという利
点がある。
【0053】さらに、請求項3記載の無線機において
は、上記フィルタと上記アンテナの給電点との間を電気
的に接続するためのマイクロストリップ線路を上記第1
の誘電体板又は上記第3の誘電体板上に形成したので、
上記給電点と上記フィルタを接続する給電線が不要とな
り、また、当該無線機を従来に比較し小型・軽量化する
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施例である逆F型アン
テナと送受信部との間に接続された帯域通過フィルタ3
0を備えた携帯無線機を示す分解斜視図である。
【図2】 図1のA−A’線についての縦断面図であ
る。
【図3】 図1の帯域通過フィルタの誘電体基板の上表
面に形成された導体パターンを示す平面図である。
【図4】 図1の帯域通過フィルタの誘電体基板の下表
面に形成された導体パターンを示す平面図である。
【図5】 本発明に係る第2の実施例である逆F型アン
テナと送受信部との間に接続された帯域通過フィルタ3
0を備えた携帯無線機を示す分解斜視図である。
【図6】 図5に示された携帯無線機の一部破断側面図
であるである。
【図7】 本発明に係る第3の実施例である逆F型アン
テナと送受信部との間に接続された帯域通過フィルタ3
0を備えた携帯無線機を示す分解斜視図である。
【図8】 逆F型アンテナを備えた従来の携帯無線機を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1…携帯無線機の筺体、10…誘電体基板、10a…ア
ンテナ筺体、11…上面部、12,13…側面部、1
4,15,16,17…脚部、18…下面部、11c…
放射導体、13c1,15c…短絡導体、13c2,17
c,18c…接地導体、20…接地導体板、30…帯域
通過フィルタ、60…セミリジッドケーブル、70,7
1…給電線、80…マイクロストリップ線路、81…マ
イクロストリップ導体、P…給電点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 一也 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (72)発明者 鹿子嶋 憲一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 常川 光一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−352520(JP,A) 特開 平4−287409(JP,A) 特開 平4−297104(JP,A) 特開 平4−144406(JP,A) 特開 平4−144407(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 13/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地導体と、上記接地導体に対して対向
    して設けられる放射導体とを備え、上記放射導体の一端
    が接地されるとともに、上記接地された一端から所定距
    離だけ離れた位置に給電点を有するアンテナと、上記ア
    ンテナに電気的に接続された無線機回路とを備えた無線
    機において、上記放射導体を、第1の誘電体板によって
    上記無線機の筺体に支持されかつ上記第1の誘電体板に
    連結された第2の誘電体板上に形成し、上記給電点と上
    記無線機回路との間に電気的に接続され上記アンテナで
    送信又は受信される信号をろ波するためのフィルタを、
    上記放射導体と上記接地導体との間に設けたことを特徴
    とする無線機。
  2. 【請求項2】 上記接地導体を、上記第2の誘電体板に
    対向して設けられかつ上記第1の誘電体板に連結された
    第3の誘電体板上に形成したことを特徴とする請求項1
    記載の無線機。
  3. 【請求項3】 上記フィルタと上記給電点との間を電気
    的に接続するためのマイクロストリップ線路を、上記第
    1の誘電体板又は上記第3の誘電体板上に形成したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の無線機。
JP3005456A 1991-01-22 1991-01-22 無線機 Expired - Lifetime JP2941440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3005456A JP2941440B2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 無線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3005456A JP2941440B2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 無線機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04237220A JPH04237220A (ja) 1992-08-25
JP2941440B2 true JP2941440B2 (ja) 1999-08-25

Family

ID=11611726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3005456A Expired - Lifetime JP2941440B2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 無線機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2941440B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2851265B2 (ja) * 1996-02-23 1999-01-27 ユニデン株式会社 無線通信機器用アンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04237220A (ja) 1992-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3180683B2 (ja) 表面実装型アンテナ
US5451966A (en) Ultra-high frequency, slot coupled, low-cost antenna system
EP0814535B1 (en) Surface-mount antenna and a communication apparatus using the same
JP3351363B2 (ja) 表面実装型アンテナおよびそれを用いた通信装置
US5537123A (en) Antennas and antenna units
US5113196A (en) Loop antenna with transmission line feed
US4740794A (en) Connectorless antenna coupler
US8736513B2 (en) Dielectrically loaded antenna and radio communication apparatus
US5347291A (en) Capacitive-type, electrically short, broadband antenna and coupling systems
JP2000022421A (ja) チップアンテナ及びそれを搭載した無線機器
JP3161340B2 (ja) 表面実装型アンテナおよびアンテナ装置
JPH10247806A (ja) 携帯無線機用アンテナおよびそれを用いた携帯無線機
JP3430809B2 (ja) 送受信装置
JP3467164B2 (ja) 逆fアンテナ
JP2777280B2 (ja) アンテナ装置
JP2941440B2 (ja) 無線機
EP0982798B1 (en) Antenna device and communication apparatus including the same
JPH07249927A (ja) 表面実装型アンテナ
JPH09232854A (ja) 移動無線機用小型平面アンテナ装置
JP2917316B2 (ja) アンテナ
JPH09214244A (ja) 二周波共振アンテナ装置
EP0929116B1 (en) Antenna device
JP2003051705A (ja) 表面実装型アンテナおよびそれを用いた通信機
JP3967264B2 (ja) 2周波数共用アンテナ
JP2872382B2 (ja) 無線機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080618

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618

Year of fee payment: 12