JP2006330630A - 光ファイバ接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバ同士を接続するために使用される光ファイバ接続箱であって品種を少なくし、小型化を図ること。
【解決手段】光ファイバ収納面11aを一面に有する少なくとも1枚の収納トレイ11と、収納トレイ11の光ファイバ収納面11aを表側、裏側のいずれかに変更可能で且つ収納トレイ11を回動可能に支持する支持部13と、支持部13が取り付けられるベース14とを有する
【選択図】図3

Description

本発明は、光ファイバ接続箱及び光ファイバ収納トレイに関し、より詳しくは、光ファイバ同士を接続するために使用される光ファイバ接続箱に関する。
光ファイバ同士を接続するとともにその余長を収納するために使用される光ファイバ接続箱には複数の収納トレイを格納するタイプのものがある。その収納トレイは、光ファイバ同士の接続作業を他の光ファイバから分離しながら行えるようにするとともに、接続作業を終えた光ファイバとその余長部分を他の光ファイバから分離して収納できるようにするために設けられる。
収納トレイは、下記の特許文献1、2に記載されているように、厚さが均一で略楕円状の形状を有し、複数個重ねて回動可能に配置される構造となっている。各々の収納トレイは、回動により所定の作業面が露出するようになっている。
作業面として、例えば図19に示すように、光ファイバ接続箱100に格納される収納トレイ101の2面のうち筐体102のベース面に対向しないA面が選択されるものがある。また、作業面として、図20に示すように、光ファイバ接続箱110に格納される収納トレイ111の2面のうち筐体112のベース面に対向するがB面が選択されるものがある。
図19に示す光ファイバ接続箱100は、主に壁面に取り付けられるタイプであり、壁面では幹線ケーブル120が縦方向に引かれるために、収納トレイ101の回動軸103を左側又は右側に配置する必要がある。この場合、光ファイバ接続の作業スペースを広く確保するため、壁面に平行なA面が作業面となる。
また、図20に示す光ファイバ接続箱110は、横方向に配置される架空幹線ケーブル121などに取り付けられる吊り下げ部114を有する架空吊り下げタイプであり、縦方向の寸法は規制されることが多く、しかも架空幹線ケーブル121の引き出し方向も横方向が好ましいので、幹線ケーブル導入口115は筐体112の側部に設けられ、さらに収納トレイ111の回動軸113は下側に配置される。この場合、光ファイバ接続作業のしやすさを考慮し、収納トレイ111の回動により開いて手前に現れるB面を作業面とする。
複数枚重ねられて筐体102(112)に入れられる収納トレイ101(111)同士は、回動軸103(113)を中心として大きな角度をもって開くことができる構造にすることが作業スペースを十分に確保するために好ましい。
図21(a)は、光ファイバ接続箱の収納トレイの開閉状態を示す断面図であり、筐体のうちベース面105に垂直な面が収納トレイ101を回動可能に支持する支持部104となる。この例では、支持部104はベース面105に一体成形によって取り付けられている。また、ベース面105の上に積み重ねた複数の収納トレイ101の後端のヒンジ状の回動軸103は、支持部104に間隔をおいて取り付けられている。
このような構造によれば、図21(b)に示すように、収納トレイ101を上から順に開いてゆくと、ベース面105に近いほど収納トレイ101の開き角度θが小さくなってしまうので、その開き角度θを大きくするために回動軸105相互の上下の間隔を広げる必要がある。
また、図22に示すように、収納トレイ101後端の回動軸103を支持部106の傾斜角45度の斜面107上に取り付けるようにした構造があり、収納トレイ101の厚さがtの場合に、ヒンジ105相互の上下のピッチ間隔をt、前後方向の間隔もtとすれば、任意の収納トレイ101を約90度で開くことが可能であり、一般的には作業スペースとして十分である。
また、特許文献3には、収納トレイを支持部によって支持するのではなく、収納トレイ同士をヒンジで連結した棚状体を前方に引き出せるような構造が記載されている。これによれば、ヒンジの後ろ側に一時的にスペースを確保できるので、回動させた収納トレイをそのスペースに倒すことにより、上段と下段の収納トレイを90度程度の角度で開くことができる。
特開2003−84146号公報 特開2000−121840号公報 特開平4−359202号公報
しかし、光ファイバ接続箱を図19、図20に示したように設置場所に合わせて多品種用意することは、製造コスト、製品管理などの観点から負担が増えるという不都合がある。
また、図21に示す収納トレイ101の回動軸103相互の間隔を広げれば、収納トレイ101の開き角度θが広くなるが、その間隔が広がった分だけ収納トレイ配置空間が大きくなってしまう。さらに、図22に示した例では傾斜した支持部106が縦横双方に相当のスペースを必要とし、このスペースを光ファイバ接続箱内に確保することが必要となるので光ファイバ接続箱の小型化に支障をきたす。
さらに、特許文献3に記載の例では、収納トレイ同士をヒンジにより連結するので、作業面を変更可能とする構成が困難となる。また、収納トレイや接続箱などは、樹脂などで軽量に作成されることが多く、スムースな可動を実現する場合、スライド運動は回動運動よりも不利となる。
本発明の目的は、品種を少なくし、小型化を図ることができる光ファイバ接続箱を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明の第1の態様は、光ファイバ収納面を一面に有する少なくとも1枚の収納トレイと、前記収納トレイの前記光ファイバ収納面を表側、裏側のいずれかに変更可能で且つ前記収納トレイを回動可能に支持する支持部と、前記支持部が取り付けられるベースとを有することを特徴とする光ファイバ接続箱である。
上記の課題を解決するための本発明の第2の態様は、前記第1の態様において、前記支持部は、支持された前記収納トレイの前記光ファイバ収納面を表側、裏側のいずれにも変更可能なように前記ベースに着脱可能であることを特徴とする光ファイバ接続箱である。
上記の課題を解決するための本発明の第3の態様は、後端が前端よりも薄く形成された収納トレイと、前記収納トレイの前記後端に前記収納トレイを第1の回動軸を介して回動可能に支持する支持体と、前記支持体が取り付けられるベースとを有することを特徴とする光ケーブル接続箱である。
本発明の第4の態様は、前記第3の態様において、前記収納トレイは、少なくとも2枚1組が同じ前記第一の回動軸上で支持されることを特徴とする。
本発明の第5の態様は、前記第1乃至第4の態様のいずれかにおいて、前記支持部は、前記ベース上に設けられた支持台に第2の回動軸を介して回動可能に取り付けられていることを特徴とする。
本発明の第6の態様は、前記第5の態様において、前記第2の回動軸は、前記支持部のうち前記ベース寄りの端部に設けられていることを特徴とする。
本発明の第7の態様は、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、前記収納トレイは、前記支持部に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば収納トレイの光ファイバ収納面の表裏の向きを変更可能に取り付けているので、同じ光ケーブル接続箱を壁面取り付け用と架空吊り下げ用のいずれにも適用することができる。
また、前記支持部を支持された前記収納トレイの前記光ファイバ収納面を表側、裏側のいずれにも変更可能となるように前記ベースに着脱可能に構成すれば、支持部に支持された収納トレイの表裏の向きを支持部ごと一括して変更可能である
また、本発明によれば、後端側を軸にしてその周りに回動可能に取り付けられる収納トレイのその後端を前端よりも薄く形成しているので、複数重ねられた収納トレイの一部を回動させる場合に、上下の収納トレイ同士が当接しない範囲が広くなるので、回動された収納トレイと回動されずに残された収納トレイの開き角度を大きくすることができる。これにより、重ねられる複数の収納トレイを後方にずらして配置する場合にも、そのずらす量を従来よりも少なくすることができる。
また、複数の収納トレイの後端を回動可能に支持する支持部をベースに対してさらに回動可能に取り付けたので、上述の傾斜した支持部に必要な縦横双方のスペースを光ファイバ接続箱内に設けなくても、約90度の開閉範囲を確保しやすい。
この場合、一部の収納トレイを回動させて開く際に、ベース側に残される収納トレイ端の回動軸をベースから離す方向に前記支持部が回動すれば、その開き角はさらに大きくなる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施形態に係る光ファイバ接続箱を開いた状態を示す正面図である。
図1において、略直方体状の光ファイバ接続箱1は、回動可能な状態で複数枚の収納トレイ10を重ねて収納する筐体2と、収納トレイ10が重なった状態に置かれている筐体2を覆う蓋体3と、筐体2と蓋体3を回動可能に接続するヒンジ4と、筐体2の長辺部のうちヒンジ4と反対側に着脱可能に取り付けられた架空吊り金具5と、筐体2の短辺側部の一方の一部を貫通して取り付けられる第1の幹線ケーブル導入管6aと、その短辺側部の他の領域を貫通して取り付けられる引き落としケーブル導入管7と、筐体2の短辺側部の他方を貫通して取り付けられる第2の幹線ケーブル導入管6bとを有している。
収納トレイ10は、図2に示すように、光ファイバ18の接続部19を収納する直線部10aと、光ファイバ余長の屈曲部18aを収納する円弧部10bと、両側に設けられた第1及び第2の光ファイバ導入口10c,10dと、後端に設けられた回動軸10eとを備え、略楕円形状に作成されて所定の面が光ファイバ収納面10fとなる。なお、光ファイバ収納面10f上には、光ファイバ18を押さえる係止爪10gが形成されている。
収納トレイ10の回動軸10eは、図3に示すように、光ファイバ接続箱1内のベース面2a上に取り付けられた支持部8に回動可能に取り付けられている。この形態においては、複数の収納トレイ10の回動軸10eは、支持部8の約45度の傾斜面上に沿って支持されており、任意の収納トレイ10が約90度回動可能であり、光ファイバ収納面10fに望む作業スペースを確保することができる
回動軸10eの支持についてさらに詳述すると、図4(a),(b)に示すように、収納トレイ10の後端に取り付けられた回動軸10eのピン10pは、支持部8の傾斜面上に取り付けられたピン嵌入孔8aにガイド切溝8vを通して嵌入されていて回動及び着脱が可能である。また、回動軸10eは、図2(a)に示すように、収納トレイ10の対称軸I−Iに対して線対称に2つ取り付けられている。
従って、光ファイバ収納面10fは、ピン嵌入孔8aに取り付けられるピン10pの向きを変えることにより、表側、裏側のいずれにも変更可能で、図5に示すように、筐体2内で光ファイバ収納面10fの向きを変更できる。この構成により、図6に示すように壁掛け・架空吊り共通の光ファイバ接続箱1の光ファイバ収納面10fを変更し、さらに架空吊り金具7を着脱することにより、例えば、壁面に取り付けられるタイプとしても(図6(a))、架空幹線ケーブル121に取り付ける架空吊り下げタイプとしても(図6(b))使用可能である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、収納トレイ10の光ファイバ収納面10fの向きを変更するのに、支持部8からそれぞれの収納トレイ10を着脱して行った。
図7に示す第2の実施形態において、支持部9は支持台15を介してベース面10f上に取り付けられている。支持部9と支持台15は、支持台15の傾斜部上の支持ピン15a,15bと支持部9のガイド切溝付きのピン嵌入孔9a,9bとにより着脱可能である。さらに、支持部9は、2つのピン嵌入孔9a,9bの間を通る対称軸II−IIに対して線対称であり、収納トレイ10の光ファイバ収納面10fが表側、裏側のいずれにも変更可能なように支持部9の取り付け方向が変更できる(図8参照)。従って、複数の収納トレイ10の光ファイバ収納面10fの向きを変える場合に支持部9ごと一括して変更することができる。
なお、支持部9のうち支持台15とは反対側には、収納トレイ10の回動軸10eが着脱可能に嵌入されるピン嵌入孔9cが形成されている。
(第3に実施形態)
収納トレイ11には、図2に示したように、後端の回動軸10e側(以下、後端側)の直線部に光ファイバ導入口10c、10dから導入された光ファイバ18の直線部が、他方側(以下、前端側)の直線部に光ファイバ18よりも断面積の大きい接続部18aが収納される。
第3の実施形態においては、図9(a)に示すように、収納トレイ10の後端側が前端側よりも薄く形成されている。従って、図9(b)に示すように、接続部10aを収納するスペースを確保した上で、回動軸10e同士の間隔を狭くしても、回動角θを大きくとることができ、その狭くなった分だけ支持部8の前後方向の長さを短くできる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態において、図10、図11に示されるように光ファイバ収納箱1内で交互に重ねられる2種類の収納トレイ11,12が用いられる。収納トレイ11,12の厚みは、例えば、図12(c)に示すように、前端から後端にかけて徐々に薄くなっている。
第1及び第2の収納トレイ11,12の各ファイバ収納面11a,12a上において、それらの後端と前部の周縁にはそれぞれ光ファイバ18のはみ出しを防止する壁11b、12bが形成されている。また、それらの壁11b,12bの上部の複数箇所からは、ファイバ収納面11a,12aとの間に隙間を形成するファイバ係止爪11c、12cが内側に張り出されて形成されている。それらのファイバ係止爪11c、12cは収納トレイ11,12の前端近傍の内側にも形成されている。
また、ファイバ収納面11a,12aの中心部に対して両側には、それぞれ前後方向に長軸を有する楕円形のガイドリブ11d、12dがファイバ収納面11a,12aから垂直に突出して形成され、さらにガイドリブ11d、12dの上部には、ファイバ収納面11a,12aとの間に隙間を形成するファイバ係止爪11e、12eが外側に張り出して形成されている。
なお、ガイドリブ11d,12dから張り出されたファイバ係止爪11e,12eと壁11b,12bから張り出されたファイバ係止爪11c、12cの間には光ファイバ18を通す隙間11f、12fが形成されている。
第1の収納トレイ11と第2の収納トレイ12の後端には、それぞれ回動軸としてのヒンジ用ピン11p、12pが設けられている。第1の収納トレイ11のヒンジ用ピン11pは、中央から一側(例えば、左側)寄りに設けられ、また、第2の収納トレイ12のヒンジ用ピン12pは、中央から他側(例えば、右側)寄りに設けられている。
第1の収納トレイ11と第2の収納トレイ12の各ヒンジ用ピン11p,12pはそれぞれ、図12(a)〜(d)に示すヒンジ用ピンの支持部13上に形成された同軸上の2つのトレイピン嵌入孔13a、13bにガイド切溝13vを通して嵌入されて、回動可能かつ着脱可能に取り付けられる。
第1、第2の収納トレイ11、12のヒンジ用ピン11p、12pは、同軸上にある2つのトレイピン嵌入孔13a、13bのいずれにも向きを変えて嵌入が可能であり、これによりファイバ収納面11a,12aの向きを変更することが可能になっている。
同軸上にあるトレイピン嵌入孔13a,13bは、それぞれ図12(a)に示すように支持部13上部で前後に例えば3組ずつほぼ平行に形成されている。そして、トレイピン嵌入孔13a,13b同士の前後のピッチは、収納トレイ11,12の後端の厚さに基づいて設定される。例えば、図10に示すように複数のトレイピン嵌入孔13aの配置方向を、筐体4内のベース板14の底面に対してα=45°で傾ける場合に、トレイピン嵌入孔13a(13b)のうちベース板14の底面に平行な方向のピッチt1及び垂直な方向のピッチt2を少なくとも収納トレイ11,12の後端の厚さとほぼ同じにすれば、図14,図15に例示するように、収納トレイ11,12同士を略90°で開くことができる。
そのような構造を有する支持部13は、ベース板14上の取付台15に取り付けられる。
取付台15は、図13の上面図に示すように、その上部に形成された支持ピン15a、15bを有している。その支持ピン15a、15bは、図12(a)〜(c)に示すような支持部13の下部に対称に設けられた支持ピン嵌入孔13c、13dにガイド切溝13uを通して着脱可能に嵌入されている。
また、第1の収納トレイ11の前端部には弾性部11gが設けられている。この弾性部11gは、支持部13に取り付けられた第1の収納トレイ11と第2の収納トレイ12を重ねる際に、第2の収納トレイ12の前縁を外側から押圧して係止するものである。これにより、第2の収納トレイ12は第1の収納トレイ11に係止できる構造となっている。
なお、図14は、光ファイバ接続箱1を壁掛けタイプとして使用する場合を示し、また、図15は、架空幹線ケーブルに取り付ける架空吊り下げタイプとして使用する場合を示している。
以上の構成を有する光ファイバ接続箱1において、後端のヒンジ用ピン11p,12pはそれぞれ同軸上にある2つのピン嵌入孔13a,13bに嵌め込まれるので、第1、第2の収納トレイ11,12の回動軸の間隔は実質的にゼロである。従って、所定の大きさの支持部15により多くの収納トレイ11,12を支持することができる。
(第5の実施の形態)
図16は、本発明の第5の実施形態に係る光ファイバ接続箱を示す断面図であり、図17はその使用状態を示す断面図である
図16において、ヒンジ用ピン用ピン11p,12pを支持する支持部13の一面には、収納トレイ11,12の回動軸としてのヒンジ用ピン11p,12pが嵌入されるピン嵌入孔13a、13bが収納トレイ11,12の積層方向に間隔をおいて複数形成されている。また、支持部13の他面のうち、ピン嵌入孔13a、13bの配列方向の端部には支持ピン嵌入孔13c、13dが形成されている。支持ピン嵌入孔13c,13dには、ベース板14に突出した支持台17に設けられた支持ピン16が嵌め込まれている。支持ピン挿入孔13c、13dは、支持ピン16に対して回動可能であって回動軸となっている。
支持部13は、そのピン嵌入孔13a、13bの配列方向をベース面14に対して約90°の角度で立てた状態で保持される。この場合、筐体4内では収納トレイ11,12が重ねられた状態とされる。
そして、光ファイバ18を接続する等の作業を行う場合には、図17に示すように、所望のファイバ収納面11a(12a)を露出させるために、それよりも上側の収納トレイ11(12)を回動させて角度θで開く。その際に、支持部13を後方に回動させて例えば45度傾けると、前述したように収納トレイ11(12)の作業に十分な回動角度θが確保できる。前述した実施形態(例えば図12)のように支持部17のピン嵌入孔13a、13bの配列方向を45度程度傾斜させて固定すると、傾斜した支持部15を全て筐体2内に収納する必要が生じてその分、筐体2を小型化できないが、本実施形態のように、支持部17を回動可能とすれば通常は支持部16を傾斜させない状態にできるので、筐体2ひいては光ファイバ接続箱1全体を小型化できる(図18参照)。
また、本実施形態においては、支持部17を回動させると、筐体4に残された収納トレイ11,12は、その後端が少し持ち上げられてベース板14側(図中下側)へ実質的に回動して、支持部13とのなす角βが小さくなる。
従って、図17に示すように、角度βが小さくなった分だけ収納トレイ11,12相互間の開き角度θが大きくなり、作業スペースが広がることになる。なお、支持部13は、回動された状態で筐体4からはみ出すような構造になっている。
図1は、本発明の実施形態に係る光ファイバ接続箱を開いた状態を示す正面図である。 図2(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る光ファイバ接続箱の収納トレイを示す平面図とI−I線断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る収納トレイの光ファイバ収納面をベース面に対向しない向きに収納する状態を示す断面図である。 図4(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る光ファイバ接続箱内の収納トレイの回動部分を示す平面図と側断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る光ファイバ接続箱の収納トレイの光ファイバ収納面をベース面に対向させて収納する状態を示す断面図である。 図6(a)は、本発明の第1実施形態に係る光ファイバ接続箱の収納トレイを壁掛けタイプに使用する状態を示す斜視図、図6(b)は、本発明の第1実施形態に係る光ファイバ接続箱の収納トレイを架空吊りタイプに使用する状態を示す斜視図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る光ファイバ接続箱の収納トレイの光ファイバ収納面をベース面に対向しない向きに収納する状態を示す断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係る光ファイバ接続箱の収納トレイの光ファイバ収納面をベース面に対向させて収納する状態を示す断面図である。 図9(a)は、本発明の第3実施形態に係る光ファイバ接続箱の収納トレイの側面図、図9(b)は、本発明の第3実施形態に係る光ファイバ接続箱を示す断面図である。 図10は、本発明の第4実施形態に係る光ファイバ接続箱を示す断面図である。 図11(a)、(b)は、本発明の第4実施形態に係る光ファイバ接続箱の収納トレイを示す平面図である。 図12(a)、(b)は、本発明の第4実施形態に係る光ファイバ接続箱における収納トレイの支持部を示す平面図、正面図、図12(c)、(d)は、収納トレイを支持部に取り付けた状態を示す側面図及びその拡大図である。 図13は、本発明の第4実施形態に係る光ファイバ接続箱内で収納トレイに接続される支持具が取り付けられる支持台を示す平面図である。 図14は、本発明の第4実施形態に係る光ファイバ接続箱の使用状態の第1例を示す断面図である。 図15は、本発明の第4実施形態に係る光ファイバ接続箱の使用状態の第2例を示す断面図である。 図16は、本発明の第5の実施形態に係る光ファイバ接続箱を示す断面図である。 図17は、本発明の第5の実施形態に係る光ファイバ接続箱の使用状態を示す断面図である。 図18は、本発明の第5実施形態と第4実施形態のそれぞれの光ファイバ接続箱の大きさを比較する断面図である。 図19は、従来技術に係る光ファイバ接続箱の第1例を示す斜視図である。 図20は、従来技術に係る光ファイバ接続箱の第2例を示す斜視図である。 図21は、従来技術に係る第3の光ファイバ接続箱内の収納トレイの格納状態と使用状態を示す側面図である。 図22は、従来技術に係る第4の光ファイバ接続箱内の収納トレイの格納状態を示す側面図である。
符号の説明
1:光ファイバ接続箱
11,12:収納トレイ
11a,12a:光ファイバ収納面
11f,11e:ファイバ係止爪
11p,12p:ヒンジ用ピン
11g:弾性部
8,13,17:支持部
14:ベース板
15:支持台
15a,15b、16:支持ピン

Claims (7)

  1. 光ファイバ収納面を一面に有する少なくとも1枚の収納トレイと、
    前記収納トレイの前記光ファイバ収納面を表側、裏側のいずれかに変更可能で且つ前記収納トレイを回動可能に支持する支持部と、
    前記支持部が取り付けられるベースと
    を有することを特徴とする光ファイバ接続箱。
  2. 前記支持部は、支持された前記収納トレイの前記光ファイバ収納面を表側、裏側のいずれにも変更可能なように前記ベースに着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ接続箱。
  3. 後端が前端よりも薄く形成された収納トレイと、
    前記収納トレイの前記後端に前記収納トレイを第1の回動軸を介して回動可能に支持する支持体と、
    前記支持体が取り付けられるベースとを有することを特徴とする光ケーブル接続箱。
  4. 前記収納トレイは、少なくとも2枚1組が同じ前記第一の回動軸上で支持されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の光ファイバ接続箱。
  5. 前記支持部は、前記ベース上に設けられた支持台に第2の回動軸を介して回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の光ファイバ接続箱。
  6. 前記第2の回動軸は、前記支持部のうち前記ベース寄りの端部に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の光フィアバ接続箱。
  7. 前記収納トレイは、前記支持部に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の光ファイバ接続箱。

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