JP2006329757A - 輝尽性蛍光体層清掃方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 工程の防塵管理を容易にし、輝尽性蛍光体層表面に傷を付けることなく、輝尽性蛍光体層の性能を維持し、保護層(保護フィルム)で被覆する前の輝尽性蛍光体層表面の清掃方法の提供。
【解決手段】 基材上に輝尽性蛍光体層を有する輝尽性蛍光体プレートを封止フィルムで封止する前に、清掃装置により前記輝尽性蛍光体層の表面を清掃する輝尽性蛍光体層清掃方法であって、前記清掃装置は、前記輝尽性蛍光体層の幅方向に気体を吹き付ける少なくとも一つの気体吹き付け手段と、前記気体吹き付け手段の幅方向と平行に隣接した少なくとも一つの吸引手段とを有すること特徴とする輝尽性蛍光体層清掃方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、支持体上に輝尽性蛍光体層を有する輝尽性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層の清掃方法に関する。
従来、放射線画像を得るために銀塩を使用しないで放射線像を画像化する方法として、支持体上に輝尽性蛍光体層を設けた放射線画像変換パネルが開発されている。放射線画像変換パネルは、輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を当てて、被写体各部の放射線透過密度に対応する放射線エネルギーを蓄積させることができる。その後、輝尽性蛍光体を可視光線、赤外線などの電磁波(励起光)で時系列的に励起することにより、輝尽性蛍光体中に蓄積されている放射線エネルギーを輝尽発光として放出させる。この光の強弱による信号を、例えば、光電変換して電気信号を得て、この信号をハロゲン化銀写真感光材料などの記録材料、CRTなどの表示装置上に可視像として再生することができる。放射線画像変換パネルを使用した放射線画像変換方式の優劣は、該パネルの輝尽性発光輝度及びパネルの発光均一性に大きく左右され、特に、これらの特性は用いる輝尽性蛍光体の特性が大きく支配されていることが知られている。
最近では、CsBrなどのハロゲン化アルカリを母体にEuを賦活した輝尽性蛍光体を用いた放射線パネルが提案され、特にEuを賦活剤とすることで従来不可能であったX線変換効率の向上が可能になると期待され、医療用のX線画像診断機器等にも多く用いられることが予想される。
放射線画像変換パネルは、例えば、特開2001−83299号に記載されている様に各種高分子材料、ガラス、金属等の支持体上に上記の輝尽性蛍光体を蒸着させることにより輝尽性蛍光体層を形成した後、輝尽性蛍光体層を湿度、酸化等から保護するために、輝尽性蛍光体層を被覆する保護層(保護フィルム)を設けた構成となっていることが知られている。
この様な構成をしている放射線画像変換パネルは、輝尽性蛍光体層上にX線画像診断機の画像読み取り装置のピッチ以上のゴミが付着している場合は、画像欠陥として現れてしまうため好ましくない。このため、X線画像診断機の画像読み取り装置で放射線画像変換パネルの保護層(保護フィルム)上に付着しているゴミを取り、画像欠陥を減らす方法が検討されている。例えば、保護層(保護フィルム)の表面に摺接し回転するブラシローラと、ブラシローラにより取り除かれたゴミを吸引する装置で保護層(保護フィルム)の表面を清掃する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。保護層(保護フィルム)の表面に接触するフラット型ブラシを放射線画像変換パネルの搬送路に配設することで保護層(保護フィルム)の表面を清掃する方法が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
しかしながら、特許文献1、特許文献2に記載の方法は何れも保護層(保護フィルム)の表面を清掃する方法であり、保護層(保護フィルム)で被覆する前に輝尽性蛍光体層上に付着したゴミは取り除くことはできない。又、輝尽性蛍光体層は蛍光体が結合剤などで覆われていないため非常にデリケートな状態となっているため、特許文献1、特許文献2にきさいの様に清掃する面に接触する方法では輝尽性蛍光体層面に傷を付けてしまうため好ましくない。このため、現状は、輝尽性蛍光体層を保護層(保護フィルム)で被覆する工程は、クリーン度を上げ、防塵服を着用し厳重な管理の下で保護層(保護フィルム)による被覆を行っている。
この様な状況から、工程の防塵管理を容易にし、輝尽性蛍光体層表面に傷を付けることなく、輝尽性蛍光体層の性能を維持し、保護層(保護フィルム)で被覆する前の輝尽性蛍光体層表面の清掃方法の開発が望まれている。
特開2001−337402号公報 特開2001−321731号公報
本発明は、上記状巨うに鑑みなされたものであり、その目的は工程の防塵管理を容易にし、輝尽性蛍光体層表面に傷を付けることなく、輝尽性蛍光体層の性能を維持し、保護層(保護フィルム)で被覆する前の輝尽性蛍光体層表面の清掃方法を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成された。
(請求項1)
基材上に輝尽性蛍光体層を有する輝尽性蛍光体プレートを封止フィルムで封止する前に、清掃装置により前記輝尽性蛍光体層の表面を清掃する輝尽性蛍光体層清掃方法であって、前記清掃装置は、前記輝尽性蛍光体層の幅方向に気体を吹き付ける少なくとも一つの気体吹き付け手段と、
前記気体吹き付け手段の幅方向と平行に隣接した少なくとも一つの吸引手段とを有することを特徴とする輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項2)
前記気体吹き付け手段は、少なくとも1本の気体供給管と、気体吹き出し面とを有する装置であることを特徴とする請求項1に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項3)
前記吸引手段は、少なくとも1本の気体吸引管と、気体吸引面とを有する装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項4)
前記気体吹き付け手段は、気体吹き出し面が輝尽性蛍光体層の表面と平行で、且つ、該表面と直交する様に輝尽性蛍光体プレート上に配設されており、該気体吹き出し面と該表面との距離が0.5〜2mmであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項5)
前記吸引手段は、気体吸引面が輝尽性蛍光体層の表面と平行で、且つ、該表面と直交する様に輝尽性蛍光体プレート上に配設されており、該気体吸引面と該表面との距離が0.5〜2mmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項6)
前記輝尽性蛍光体層の表面の清掃は、清掃装置又は輝尽性蛍光体プレートの何れか一方を移動しながら行うことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項7)
前記清掃装置は、一つの吸引手段の両隣に気体吹き付け手段を有し、該気体吹き付け手段の輝尽性蛍光体層の表面への気体吹き付け角度は±15〜±60°、気体吸引角度は0〜±15°であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項8)
前記清掃装置は、一つの気体吹き付け手段の両隣に吸引手段を有し、該気体吹き付け手段の輝尽性蛍光体層の表面への気体吹き付け角度は0〜±15°、気体吸引角度は±15〜±60°であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項9)
前記清掃装置は、一つの気体吹き付け手段と、一つの吸引手段とを有し、該気体吹き付け手段の輝尽性蛍光体層の表面への気体吹き付け角度は±15〜±60°、気体吸引角度は±15〜±60°であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項10)
前記気体吹き付け手段は、気体吹き付け口での気体噴出速度が、40〜120m/secであることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項11)
前記気体吹き付け手段から輝尽性蛍光体層の表面へ吹き付ける気体が、湿度5〜40%RHの不活性ガスであることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項12)
前記気体吹き付け手段から輝尽性蛍光体層の表面へ吹き付ける気体が、湿度5〜40%RHの空気であることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
(請求項13)
前記輝尽性蛍光体層が気相堆積法により形成されていることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
工程の防塵管理を容易にし、輝尽性蛍光体層表面に傷を付けることなく、輝尽性蛍光体層の性能を維持し、保護層(保護フィルム)で被覆する前の輝尽性蛍光体層表面の清掃方法を提供することができ、保護層(保護フィルム)で被覆された放射線画像変換パネルの品質の安定化が可能となり、生産効率の向上が可能となった。
本発明の実施の形態を図1〜図6を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は輝尽性蛍光体プレートの上面と下面とを封止フィルムで封止した輝尽性蛍光体パネルの概略図である。図1の(a)は輝尽性蛍光体プレートの上面と下面とを封止フィルムで封止した輝尽性蛍光体パネルの概略斜視図である。図1の(b)は図1の(a)のA−A′に沿った拡大概略部分断面図であり、輝尽性蛍光体層が塗布法で作製された輝尽性蛍光体プレートを使用した場合である。図1の(c)は図1の(a)のA−A′に沿った拡大概略部分断面図であり、気相堆積法で作製した輝尽性蛍光体プレートを使用した場合である。
図1の(a)の輝尽性蛍光体パネルに付いて説明する。図中、1は輝尽性蛍光体パネルを示す。101aは表面側の封止フィルムを示し、101bは裏面側の封止フィルムを示し、輝尽性蛍光体プレートの周囲の封止フィルムを溶着して輝尽性蛍光体プレートを封止している。
図1の(b)に示す断面図について説明する。尚、本図は可撓性支持体に熱可塑性樹脂を主とする材料を用いた場合を示している。102aは輝尽性蛍光体プレートを示す。輝尽性蛍光体プレート102aは、可撓性支持体102a1上に中間層102a2と、輝尽性蛍光体層102a3とを順に有している。この場合、輝尽性蛍光体パネル1は輝尽性蛍光体層102a3側を被覆する封止フィルム101aと、可撓性支持体102a1の裏面側を被覆する封止フィルム101bとで、輝尽性蛍光体プレート102aの周囲を熱溶着することで形成されている。
可撓性支持体102a1の厚さは100〜5000μm、中間層102a2の厚さは1〜30μm、輝尽性蛍光体層102a3の厚さは100〜1000μm、保護層102a4dの厚さは1〜200μmが一般的に好ましいとされている範囲である。
輝尽性蛍光体層は、輝尽性蛍光体(最初の光や放射線の照射後に光などで輝尽励起させることで、最初の照射エネルギー量に応じて輝尽発光する蛍光体)とバインダーを好ましい比率で混合し、塗布するために有機溶剤で調液(その他分散材、可塑剤などの添加剤も混合することが好ましい)し、樹脂シートなどの支持体に塗布し、輝尽性蛍光体層を形成する塗布法で形成した。
図1の(c)に示す断面図について説明する。尚、本図は可撓性支持体にアルミニウムを主とする金属板材料、又は、カーボンを主とする材料を用いた場合を示している。
102bは輝尽性蛍光体プレートを示す。輝尽性蛍光体プレート102bは、可撓性支持体102b1上に、輝尽性蛍光体層102b2とを順に有している。この場合、輝尽性蛍光体パネル1は輝尽性蛍光体層102b2側を被覆する封止フィルム101aと、可撓性支持体102b1の裏面側を被覆する封止フィルム101bとで、輝尽性蛍光体プレート102bの周囲を熱溶着することで形成されている。
可撓性支持体102b1の厚さは50〜1000μm、輝尽性蛍光体層102b2の厚さは100〜1000μm、保護層102b3の厚さは1〜200μmが一般的に好ましいとされている範囲である。又、可撓性支持体102b1の上に中間層を設ける場合は1〜10μmが好ましい。輝尽性蛍光体層は、気相堆積法(蒸着、スパッタリングなど)により、輝尽性蛍光体を支持体上に形成した。
本発明は、本図に示す様に塗布法又は気相堆積法等で可撓性支持体上に輝尽性蛍光体層を形成させた輝尽性蛍光体プレートを封止フィルムで封止する前に、輝尽性蛍光体層の表面の清掃方法に関するものである。
図2は清掃装置の概略斜視図である。
図中、2aは清掃装置を示し、3は清掃装置2aの取り付け部材を示す。4は基材501上に輝尽性蛍光体層502を形成した輝尽性蛍光体プレート5を搬送するベルトを示す。清掃装置2aについては図3で説明する。尚、本図は清掃装置を固定し、輝尽性蛍光体プレートを動かす方式の場合を示しているが、輝尽性蛍光体プレートを固定し、清掃装置を移動させる方式であってもよい。輝尽性蛍光体プレート又は清掃装置の移動速度は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の除去性を考慮し、10〜100mm/secが好ましい。
図3は図2に示した清掃装置の概略図である。図3の(a)は図2に示した清掃装置の拡大概略斜視図である。図3の(b)は図3の(a)のB−B′に沿った概略断面図である。図3の(c)は図3の(a)のC−C′に沿った概略断面図である。
清掃装置2aは、本体2a1と吸引手段201の幅方向と平行に隣接した第1気体吹き付け手段202と、第2気体吹き付け手段203とを有している。清掃装置2aは、吸引手段201の両隣に配設する第1気体吹き付け手段202と、第2気体吹き付け手段203とは、別体であっても、一体であってもかまわない。本図に示す清掃装置2aは、第1気体吹き付け手段202と、第2気体吹き付け手段203と、吸引手段201とが一体構造となっている本体2a1を有する場合を示している。
本体2a1は、天面2a11と、長辺側の側壁2a12(2a13)と、短辺側の側壁2a15(2a14)とを有し、輝尽性蛍光体層の表面に対向する側に開口部を有する箱体構造となっている。本体2a1の形状は、特に限定はなく、例えば、断面形状がコ字型、半円形状で合ってもよい。本図は断面形状がコ字型の場合を示している。本体2a1の内部は内壁2a16と内壁2a17とにより区切られ、吸引手段201と第1気体吹き付け手段202と第2気体吹き付け手段203とが配設されている。
第1気体吹き付け手段202は、第1気体供給管202aと、第1気体吹き出し面202bとを有する装置であり、本体2a1の内部に配設されており、本体の側壁2a12と、側壁2a16と、天面2a11を有する箱体構造となっている。天面2a11に第1気体供給管202aが取り付けられ、輝尽性蛍光体層の表面に対向する本体の開口部に第1気体吹き出し面202bが取り付けられている。第1気体供給管202aは気体供給系(不図示)の加圧ポンプ(不図示)に繋がっている。第1気体供給管202aの取り付け位置は特に限定はなく、側壁2a12に取り付けてもかまわない。第1気体吹き出し面202bは、幅方向に少なくとも1本のスリット状の第1気体吹き出し口202b1を有し、第1気体吹き出し口202b1の両側には第1気体吹き出し口202b1から噴出する気体の向きを調整する第1整流板202b2を有している。第1気体吹き出し口202b1の数は特に限定はなく、必要に応じて設けることが可能である。本図では2本の場合を示している。第1気体吹き出し口202b1は第1気体吹き出し面202bの幅方向に平行に設けられている。
第2気体吹き付け手段203は、第2気体供給管203aと、第2気体吹き出し面203bとを有する装置であり、本体2a1の内部に配設されており、本体の側壁2a13と、側壁2a17と、天面2a11を有する箱体構造となっている。天面2a11に第2気体供給管203aが取り付けられ、輝尽性蛍光体層の表面に対向する本体の開口部に第2気体吹き出し面203bが取り付けられている。第2気体供給管203aは気体供給系(不図示)の加圧ポンプ(不図示)に繋がっている。第2気体供給管203aの取り付け位置は特に限定はなく、側壁2a13に取り付けてもかまわない。第2気体吹き出し面203bは、幅方向に少なくとも1本のスリット状の第1気体吹き出し口203b1を有し、第2気体吹き出し口203b1の両側には第2気体吹き出し口203b1から噴出する気体の向きを調整する第2整流板203b2を有している。第2気体吹き出し口203b1の数は特に限定はなく、必要に応じて設けることが可能である。本図では2本の場合を示している。第2気体吹き出し口203b1は第2気体吹き出し面203bの幅方向に平行に設けられている。
吸引手段201は、気体吸引管201aと、気体吸引面201bと、気体吸引管201aと、気体吸引面201bとを有する装置であり、本体2a1の内部に配設されており、本体の側壁2a16と、側壁2a17と、天面2a11を有する箱体構造となっている。尚、吸引手段201は両隣に第1気体吹き付け手段202と、第2気体吹き付け手段203とを配設した状態で本体2a1に収納された状態となっている。
気体吸引管201aは天面2a11に取り付けられ、輝尽性蛍光体層の表面に対向る本体の開口部に気体吸引面201bが取り付けられている。気体吸引管201aは吸引ポンプ(不図示)に繋がっている。尚、側壁2a16と、側壁2a17と、天面2a11とは第1気体吹き付け手段202と、第2気体吹き付け手段203とに使用している側壁2a16と、側壁2a17と、天面2a11とを共用している。
気体吸引面201bは、幅方向に少なくとも1本のスリット状の吸引口201b1を有し、吸引口201b1の両側には吸引口201b1から吸引する気体の向きを調整する第3整流板201b2を有している。吸引口201b1の数は特に限定はなく、必要に応じて設けることが可能である。本図では2本の場合を示している。
第1気体吹き付け面202b(第2気体吹き付け面203b)と気体吸引面201bは、同一面となっていることが好ましい。吸引口201b1は気体吹き出し口202b1及び気体吹き出し口203b1と平行に設けられている。
第1気体供給管202a、第2気体供給管203aから供給された気体は、第1気体吹き付け口202b1(第21気体吹き付け口203b1)から第1整流板201b2(第2整流板203b2)により吹き付け方向が決められ噴出する。噴出された気体は吸引口201b1から吸引される様になっている。
本図に示す清掃装置2aを構成している、気体吹き付け手段(第1気体吹き付け手段202と、第2気体吹き付け手段203)吸引手段201とは、それぞれが有している気体吹き出し面(気体吸引面)が輝尽性蛍光体層の表面と平行で、且つ、輝尽性蛍光体層の表面と直交する様に輝尽性蛍光体プレート上に配設されている(図2を参照)。
図4は図3に示す清掃装置の本体と輝尽性蛍光体層との関係を示す概略断面図である。
図中、θ1は第1整流板202b2の斜面の延長面と輝尽性蛍光体層102a3との交わる角度(気体の輝尽性蛍光体層102a3の表面への吹き付け角度)を示す。角度θ1は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の除去性を考慮し、−15〜−60°が好ましい。θ2は第2整流板203b2の斜面の延長面と輝尽性蛍光体層102a3との交わる角度(気体の輝尽性蛍光体層102a3の表面への吹き付け角度)を示す。角度θ2は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の除去性を考慮し、+15〜+60°が好ましい。尚、角度θ1と角度θ2とは同じ角度であることが好ましい。
θ3は第3整流板201b2の斜面の延長面と輝尽性蛍光体層102a3との交わる角度(気体の吸引角度)を示す。角度θ3は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の飛散防止、付着異物を含む気体の回収効率等を考慮し、0〜±15°が好ましい。尚、角度θ3が0°とは第3整流板201b2が輝尽性蛍光体層102a3に対して垂直となっていることを示す。
P1は、気体吹き付け面203b(気体吹き付け面202b、気体吸引面201b)から輝尽性蛍光体層102a3の表面迄の距離を示す。距離P1は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の除去性、付着異物を含む気体の回収効率、輝尽性蛍光体プレート面の損傷等を考慮し、0.5〜2mmが好ましい。他の符号は図3と同義である。
図5は気体吹き付け手段の両隣に吸引手段を有する清掃装置の概略断面図である。尚、本体は図3に示す清掃装置と同じ箱体構造となっている。
図中、2bは清掃装置を示す。清掃装置2bは、気体吹き付け手段206と、気体吹き付け手段206の両隣に配設された第1吸引手段204と、第2吸引手段205とを有している。清掃装置2bは、気体吹き付け手段206の両隣に配設する第1吸引手段204と、第2吸引手段手段205とは、別体であっても、一体であってもかまわない。本図に示す清掃装置2bは、気体吹き付け手段206と、第1吸引手段204と、第2吸引手段手段205とが一体構造となっている本体2b1を有する場合を示している。
本体2b1は、天面2b11と、長辺側の側壁2b12(2b13)と、短辺側の側壁2a14(片側の短辺側の側壁は付図示)とを有し、輝尽性蛍光体層の表面に対向する側に開口部を有する箱体構造(図3に示す本体2a1と同じ構造)となっている。本体2b1の形状は、特に限定はなく、例えば、断面形状がコ字型、半円形状で合ってもよい。本図は断面形状がコ字型の場合を示している。本体2b1の内部は内壁2a15と内壁2a16とにより区切られ、気体吹き付け手段205と第1吸引手段204と第2吸引手段とが配設されている。
第1吸引手段204は、第1吸引管204aと、第1気体吸引面204bとを有する装置であり、本体2b1の内部に配設されており、本体の側壁2b12と、側壁2b15と、天面2b11を有する箱体構造となっている。天面2b11に第1吸引管204aが取り付けられ、輝尽性蛍光体層の表面に対向する本体2b1の開口部に第1気体吸引面204bが取り付けられている。第1吸引管204aは吸引ポンプ(不図示)に繋がっている。第1吸引管204aの取り付け位置は特に限定はなく、側壁2b12に取り付けてもかまわない。
第1気体吸引面204bは、幅方向に少なくとも1本のスリット状の第1気体吸引口204b1を有し、第1気体吸引口204b1の両側には第1気体吸引口204b1から吸引する気体の向きを調整する第1整流板204b2を有している。第1気体吸引口204b1の数は特に限定はなく、必要に応じて設けることが可能である。本図では2本の場合を示している。第1気体吸引口204b1は第1気体吸引面204bの幅方向に平行に設けられている。
第2吸引手段205は、第2吸引管205aと、第1気体吸引面205bとを有する装置であり、本体2b1の内部に配設されており、本体の側壁2b13と、側壁2b16と、天面2b11を有する箱体構造となっている。天面2b11に第2吸引管205aが取り付けられ、輝尽性蛍光体層の表面に対向する本体2b1の開口部に第2気体吸引面205bが取り付けられている。第2吸引管205aは吸引ポンプ(不図示)に繋がっている。第2吸引管204aの取り付け位置は特に限定はなく、側壁2b13に取り付けてもかまわない。
第1気体吸引面205bは、幅方向に少なくとも1本のスリット状の第1気体吸引口205b1を有し、第1気体吸引口205b1の両側には第1気体吸引口205b1から吸引する気体の向きを調整する第1整流板205b2を有している。第1気体吸引口205b1の数は特に限定はなく、必要に応じて設けることが可能である。本図では2本の場合を示している。第1気体吸引口205b1は第1気体吸引面205bの幅方向に平行に設けられている。
気体吹き付け手段206は、気体供給管206aと、気体吹き出し面206bとを有する装置であり、本体2b1の内部に配設されており、本体の側壁2b15と、側壁2b16と、天面2b11を有する箱体構造となっている。尚、気体吹き付け手段206は両隣に第1気体吸引手段204と、第2気体吸引手段205とを配設した状態で本体2b1に収納された状態となっている。気体供給管206aは天面2b11に取り付けられ、輝尽性蛍光体層の表面に対向る本体の開口部に気体吹き出し面206bが取り付けられている。気体供給管206aは気体供給系(不図示)の加圧ポンプ(不図示)に繋がっている。尚、側壁2a15と、側壁2a16と、天面2a11とは第1気体吸引手段204と、第2気体吸引手段205とに使用している側壁2a15と、側壁2a16と、天面2b11とを共用している。
気体吹き出し面206bは、幅方向に少なくとも1本のスリット状の気体吹き出し口206b1を有し、気体吹き出し口206b1の両側には気体吹き出し口206b1から噴出する気体の向きを調整する第3整流板206b2を有している。気体吹き出し口206b1の数は特に限定はなく、必要に応じて設けることが可能である。本図では2本の場合を示している。
第1気体吸引面204b(第2気体吸引面205b)と気体吹き付け面206bは、同一面となっていることが好ましい。第1気体吸引口204b1と第2気体吸引口205b1とは気体吹き出し口206b1とは平行に設けられている。
気体供給管206aから供給された気体は、気体吹き付け口206b1から第3整流板206b2により吹き付け方向が決められ噴出する。噴出された気体は第1気体吸引口204b1(第2吸引口205b1)から吸引される様になっている。
本図に示す清掃装置2bを構成している、気体吹き付け手段と吸引手段(第1気体吸引手段204と、第2気体吸引手段205)とは、それぞれが有している気体吹き出し面(気体吸引面)が輝尽性蛍光体層の表面と平行で、且つ、輝尽性蛍光体層の表面と直交する様に輝尽性蛍光体プレート上に配設されている(図2を参照)。
θ4は第1整流板204b2の斜面の延長面と輝尽性蛍光体層102a3との交わる角度(気体を吸引する角度)を示す。角度θ4は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の飛散防止、付着異物を含む気体の回収効率等を考慮し、−15〜−60°が好ましい。
θ5は第2整流板205b2の斜面の延長面と輝尽性蛍光体層102a3との交わる角度(気体を吸引する角度)を示す。角度θ5は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の飛散防止、付着異物を含む気体の回収効率等を考慮し、+15〜+60°が好ましい。尚、角度θ4と角度θ5とは同じ角度であることが好ましい。
θ6は第3整流板206b2の斜面の延長面と輝尽性蛍光体層102a3との交わる角度(気体の輝尽性蛍光体層102a3の表面への吹き付け角度)を示す。角度θ6は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の除去性を考慮し、0〜±15°が好ましい。尚、角度θ6が0°とは第3整流板206b2が輝尽性蛍光体層102a3に対して垂直となっていることを示す。
P2は、気体吹き付け面206b(第1気体吸引面204b、第1気体吸引面205b)から輝尽性蛍光体層102a3の表面迄の距離を示す。距離P2は、距離P1(図4を参照)と同じである。
図6は気体吹き付け手段の隣に吸引手段を有する清掃装置の概略断面図である。尚、本体は図3に示す清掃装置と同じ箱体構造となっている。
清掃装置2cは、気体吹き付け手段207と、気体吹き付け手段207の片側に平行して配設された吸引手段208とを有している。清掃装置2cは、気体吹き付け手段207吸引手段手段208とは、別体であっても、一体であってもかまわない。本図に示す清掃装置2cは、気体吹き付け手段207と、吸引手段208とが一体構造となっている本体2c1を有する場合を示している。
本体2c1は、天面2c11と、長辺側の側壁2c12(2c13)と、短辺側の側壁2c14(片側の短辺側の側壁は付図示)とを有し、輝尽性蛍光体層の表面に対向する側に開口部を有する箱体構造(図3に示す本体2a1と同じ構造)となっている。本体2c1の形状は、特に限定はなく、例えば、断面形状がコ字型、半円形状で合ってもよい。本図は断面形状がコ字型の場合を示している。本体2c1の内部は内壁2c15と、内壁2c16とにより区切られ、気体吹き付け手段207と吸引手段208とが配設されている。清掃装置2cは、気体吹き付け手段207と、吸引手段208との位置は本図と逆であってもかまわない。
気体吹き付け手段207は、気体供給管207aと、気体吹き出し面207bとを有する装置であり、本体2c1の内部に配設されており、本体の側壁2c12と、側壁2c15と、天面2c11を有する箱体構造となっている。尚、気体吹き付け手段207は片側に気体吸引手段208を配設した状態で本体2c1に収納された状態となっている。気体供給管207aは天面2c11に取り付けられ、輝尽性蛍光体層の表面に対向る本体の開口部に気体吹き出し面207bが取り付けられている。気体供給管207aは気体供給系(不図示)の加圧ポンプ(不図示)に繋がっている。
気体吹き出し面207bは、幅方向に少なくとも1本のスリット状の気体吹き出し口207b1を有し、気体吹き出し口207b1の両側には気体吹き出し口207b1から噴出する気体の向きを調整する整流板207b3を有している。気体吹き出し口207b1の数は特に限定はなく、必要に応じて設けることが可能である。本図では2本の場合を示している。
吸引手段208は、気体吸引管208aと、気体吸引面208bとを有する装置であり、本体2c1の内部に配設されており、本体の側壁2c13と、側壁2c16と、天面2c11を有する箱体構造となっている。天面2c11に吸引管208aが取り付けられ、輝尽性蛍光体層の表面に対向する本体2c1の開口部に気体吸引面208bが取り付けられている。吸引管208aは吸引ポンプ(不図示)に繋がっている。吸引管208aの取り付け位置は特に限定はなく、側壁2c13に取り付けてもかまわない。
気体吸引面208bは、幅方向に少なくとも1本のスリット状の気体吸引口208b1を有し、気体吸引口208b1の両側には気体吸引口208b1から吸引する気体の向きを調整する整流板208b3を有している。気体吸引口208b1の数は特に限定はなく、必要に応じて設けることが可能である。本図では2本の場合を示している。気体吸引口208b1は気体吸引面208bの幅方向に平行に設けられている。
気体吹き付け面207bと気体吸引面208bは、同一面となっていることが好ましい。気体供給管207aから供給された気体は、気体吹き付け口207b2から整流板207b3により吹き付け方向が決められ噴出する。噴出された気体は吸引口208b2から吸引される様になっている。
本図に示す清掃装置2cを構成している、気体吹き付け手段と吸引手段とは、それぞれが有している気体吹き出し面(気体吸引面)が輝尽性蛍光体層の表面と平行で、且つ、輝尽性蛍光体層の表面と直交する様に輝尽性蛍光体プレート上に配設されている(図2を参照)。
図中、θ7は整流板207b3の斜面の延長面と輝尽性蛍光体層102a3との交わる角度(気体の輝尽性蛍光体層102a3の表面への吹き付け角度)を示す。角度θ7は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の除去性を考慮し、−15〜−60°が好ましい。
θ8は整流板208b3の斜面の延長面と輝尽性蛍光体層102a3との交わる角度(気体の吸引角度)を示す。角度θ8は、輝尽性蛍光体プレート上の付着異物の飛散防止、付着異物を含む気体の回収効率等を考慮し、+15〜+60°が好ましい。尚、角度θ7と角度θ8は同じ角度であることが好ましい
P3は、気体吹き付け面207b(気体吸引面208b)から輝尽性蛍光体層102a3の表面迄の距離を示す。距離P3は、距離P1(図4を参照)と同じである。尚、本図で示される清掃装置は、気体吹き付け手段207と吸引手段208とは位置が逆であってもかまわない。
図2〜図6に示す本発明の清掃装置を使用し、輝尽性蛍光体プレートを封止フィルムで封止する前に清掃することで次の効果が得られた。
1)非接触方式で気体を輝尽性蛍光体層表面に吹き付けるため、輝尽性蛍光体層表面に傷を付けることなく輝尽性蛍光体層の性能を維持し、保護層(保護フィルム)で被覆することが可能となり、品質の向上が可能となった。
2)不良品の低下に伴い、生産効率の向上が可能となった。
次に、本発明に係わる輝尽性蛍光体プレートを構成している各部材に付き説明する。輝尽性蛍光体プレートを封止するために輝尽性蛍光体層側に使用する封止フィルムとしては、輝尽性蛍光体プレートの輝尽性蛍光体層を湿度から保護するため、及び輝尽性蛍光体層から被写体の画像を取り出すために、特開平6−95302号に記載されている如き、無機物蒸着層を少なくとも一層含んだ透明な積層材料が防湿性の面からより好ましく用いられる。又、支持体側に使用する封止フィルムと接触するシーラント層は熱溶融性の樹脂フィルムを積層する必要がある。
封止フィルムの水蒸気透過率としては、0.5g/m2(24h、40℃、90%RH)以下であることが好ましい。水蒸気透過率が0.5g/m2(24h、40℃、90%RH)を越える場合は、輝尽性蛍光体の種類によっては性能劣化が発生する場合がある。本発明において0.5g/m2(24h、40℃、90%RH)以下とは、水蒸気透過率が限りなく0g/m2(24h、40℃、90%RH)に近いことを意味し、封止フィルムの厚さとコストから適宜、水蒸気透過率の値を選定することが可能である。
輝尽性蛍光体層側を被覆する封止フィルムは、励起光を吸収するように着色された励起光吸収層を有し、更にヘイズ率が0.2〜6%であることが好ましい。更に、封止フィルムの励起光波長領域における光透過率が励起光吸収層を有しない同等の封止フィルムの光透過率の98〜50%であることが好ましい。
水蒸気透過率として0.5g/m2(24h、40℃、90%RH)以下を得るには、無機物蒸着膜を有する積層材料を使用することが好ましい。無機物蒸着膜としては薄膜ハンドブックp879〜p901(日本学術振興会)、真空技術ハンドブックp502〜p509、p612、p810(日刊工業新聞社)、真空ハンドブック増訂版p132〜p134(ULVAC 日本真空技術K.K)に記載されている如き無機膜が挙げられる。例えば、Cr23、Sixy(x=1、y=1.5〜2.0)、Ta23、ZrN、SiC、TiC、PSG、Si34、単結晶Si、アモルファスSi、W、AI23等を用いることが可能である。
無機物蒸着層を設ける基材として使用する熱可塑性樹脂フィルムとしてはエチレンテトラフルオロエチル共重合体(ETFE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、延伸ポリプロピレン(0PP)、ポリスチレン(PS)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、延伸ナイロン(ONy)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド、ポリエーテルスチレン(PES)など一般の包装用フィルムに使用されているフィルム材料を使用することが可能である。
無機物蒸着フィルムシートを介して積層する熱可塑性樹脂フィルムとしては一般の包装材料として使用されている高分子フィルム(例えば機能性包装材料の新展開株式会社東レリサーチセンター記載の高分子フィルム)である低密度ポリエチレン(LDPE)、HDPE、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン、未延伸ポリプロピレン(CPP)、OPP、ONy、PET、セロハン、ポリビニルアルコール(PVA)、延伸ビニロン(OV)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVOH)、塩化ビニリデン(PVDC)等の使用が可能である。
又、これら熱可塑性樹脂フィルムは、必要に応じて異種フィルムと共押出しで作った多層フィルム、延伸角度を変えて貼り合わせて作った多層フィルム等も当然使用できる。更に必要とする物性を得るために使用するフィルムの密度、分子量分布を組合せて作ることも当然可能である。
最内層の熱可塑性樹脂フィルムとしては、LDPE、LLDPE及びメタロセン触媒を使用して製造したLDPE、LLDPE、又、これらフィルムとHDPEフィルムの混合使用したフィルムを使用することが好ましい。
支持体面側に使用する封止フィルムは防湿性を高めることから、上述の無機物蒸層に代えてアルミニウム箔を使用した他は同じである不透明な積層フィルムを用いることが好ましい。上記積層フィルムの製造方法としては、無機物を蒸着したフィルム及びアルミニウム箔をラミネートしたフィルムを介して他のフィルムを積層させる方法としては一般的に知られている各種の方法が用いられ、例えばウェットラミネート法、ドライラミネート法、ホットメルトラミネート法、押出しラミネート法、熱ラミネート法を利用して作ることが可能である。
封止フィルムに使用される色剤としては、プレートの励起光の波長領域で励起光を吸収する特性を有するものが用いられる。好ましくは、封止フィルムの励起光波長領域における光透過率が励起光吸収層を有しない同等の封止フィルムの光透過率の98%〜50%となるように励起光吸収層を設けることが望ましい。光透過率が98%を越えると本発明の効果は小さく、50%未満ではプレートの輝度が急激に低下してくる。
尚、50%以上の透過率で輝度の低下があまりないのは、プレートに記録されている放射線画像の情報が、プレート表面側に偏在していることと関連があると推測される。いかなる着色剤を用いるかはプレートに用いる輝尽性蛍光体の種類によって決まるが、プレート用の輝尽性蛍光体としては、通常、波長が400〜900nmの範囲にある励起光によって300〜500nmの波長範囲の輝尽発光を示す蛍光体が用いられる。このため、着色剤としては通常、青色〜緑色の有機系もしくは無機系の着色剤が用いられる。
青色〜緑色の有機系着色剤の例としては、ザボンファーストブルー3G(ヘキスト社製)、エストロールブリルブルーN−3RL(住友化学(株)製)、スミアクリルブルーF−GSL(住友化学(株)製)、D&CブルーNo1(ナショナル・アニリン社製)、スピリットブルー(保土谷化学(株)製)、オイルブルーNo603(オリエント(株)製)、キトンブルーA(チバ・ガイギー社製)、アイゼンカチロンブルーGLH(保土谷化学(株)製)、レイクブルーA、F、H(協和産業(株)製)、ローダリンブルー6GX(協和産業(株)製)、ブリモシアニン6GX(稲畑産業(株)製)、ブリルアシッドグリーン6BH(保土谷化学(株)製)、シアニンブルーBNRS(東洋インキ(株)製)、ライオノルブルーSL(東洋インキ(株)製)が挙げられる。青色〜緑色の無機系着色剤の例としては、群青、コバルトブルー、セルリアンブルー、酸化クロム、TiO2−ZnO−CoO−NiO系顔料が挙げられるがこれに限られたものではない。
輝尽性蛍光体プレートの可撓性支持体としては、セルロースアセテートフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリアセテートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスティックフィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔などの金属シート、一般紙及び例えば写真用原紙、コート紙、もしくはアート紙のような印刷用原紙、バライタ紙、レジンコート紙、ベルギー特許第784,615号明細書に記載されているようなポリサッカライド等でサイジングされた紙、二酸化チタンなどの顔料を含むピグメント紙、ポリビニルアルコールでサイジングした紙等の加工紙等が挙げられる。これらの中でも、加工し易さ、取り扱い性からプラスティックフィルムが好ましい可撓性支持体として挙げられる。
又、輝尽性蛍光体層を気相体積法で形成する時は、輝尽性蛍光体プレートの可撓性支持体としては、熱伝導率が0.1〜20W/mKの高分子材料を用いることで、支持体上に形成される輝尽性蛍光体層の形成時における熱分布と放熱特性が均一化し、結果、結晶の先端径が細かく、結晶として大きくならない柱状結晶が得られ、且つ賦活剤を均一に蛍光体層に形成できる。
熱伝導率が0.1〜20W/mKの高分子材料としては、例えば樹脂含浸炭素繊維(炭素繊維強化樹脂)を用いることができ、具体的には市販されている炭素繊維(東邦レーヨン(株)製#132、エポキシ樹脂含浸)が挙げられる。又従来の放射線画像変換パネルの支持体として公知の材料から任意に選ぶこともでき、石英ガラスシート、アルミニウム、鉄、スズ、クロムなどからなる金属シート、及びアラミドなどからなる樹脂シートやこれらを貼り合わせたものなどを用いることができる。
又、これら可撓性支持体の厚さは、用いる可撓性支持体の材質等によって異なるが、一般的には80〜1000μmであり、取り扱い上の点から、更に好ましくは80〜500μmである。これらの支持体の表面は滑面であってもよいし、マット面としてもよい。
又、支持体の少なくとも一方の面には、ガラス転移点(Tg)が80℃〜350℃の化合物からなる樹脂層を有することが好ましい。支持体の少なくとも一方の面に樹脂層を設けることで、支持体の表面を平滑にすることができ、輝尽性蛍光体層を平滑に形成することができる。更に支持体の両方の面に樹脂層を有する場合には、加熱した時に樹脂含浸炭素繊維と樹脂層との熱膨張率の差によって支持体がひずむことを防止することができる。ガラス転移点(Tg)が80℃〜350℃の化合物としては、例えば、ポリエチレンテレフタラート、パラフィン、グラファイト等を用いることができ、好ましくはポリイミドを用いることができる。支持体の蛍光体層形成部には輝尽性蛍光体の柱状結晶からなる輝尽性蛍光体層が気相堆積法で50μm以上、好ましくは300〜500μmの厚さに形成されている。
輝尽性蛍光体層は、バインダーと輝尽性蛍光体粒子とから構成されている。輝尽性蛍光体層を形成している「輝尽性蛍光体」とは、最初の光又は高エネルギー放射線が照射された後に、光的、熱的、機械的、科学的又は電気的等の刺激(輝尽励起)により、最初の光又は高エネルギー放射線の照射量に対応した輝尽発光を示す輝尽性蛍光体をいう。実用的な面からは、光刺激(輝尽励起)により輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が好ましく、波長が500nm以上、1μm以下の輝尽励起光によって輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が好ましい。
本発明に係る輝尽性蛍光体層を可撓性支持体に形成する方法は、輝尽性蛍光体層形成用塗布液を塗布し、乾燥する塗布方法でも、輝尽性蛍光体層形成用材料を蒸着させる気相堆積法でも可能である。輝尽性蛍光体層形成用塗布液を塗布する方法としては通常の塗布手段、例えばドクターブレード、ロールコーター、ナイフコーター、コンマコーター、リップコーターなどを用いることができる。塗布方法により形成する、本発明に係わる輝尽性蛍光体層に用いられる輝尽性蛍光体の一例としては、特開2002−277596号に記載されている化合物が挙げられる。気相堆積法としては、PVD法(Physical Vapor Deposition、物理蒸着法)、スパッタリング法、CVD法(Chemical Vapor Deposition、化学蒸着法)、イオンプレーティング法、その他を用いることができる。気相堆積法により形成する、本発明に係わる輝尽性蛍光体層に用いられる輝尽性蛍光体としては、例えば特開昭59−75200号、同61−72087号、同61−73786号、61−73787号、特開2004−22651等に記載されているような化合物が挙げられる。
輝尽性蛍光体層は、上記の輝尽性蛍光体を支持体の一面へ気相堆積法を用いて形成される。気相堆積法としては、PVD法(Physical Vapor Deposition、物理蒸着法)、スパッタリング法、CVD法(Chemical Vapor Deposition、化学蒸着法)、イオンプレーティング法、その他を用いることができる。
PVD法では、まず、支持体を蒸着装置内に設置した後、装置内を排気して1.333×10-4Pa程度の真空度とする。次いで、前記輝尽性蛍光体の少なくとも一つを抵抗加熱法、エレクトロンビーム法等の方法で加熱蒸発させて、前記支持体表面に輝尽性蛍光体を所望の厚さに成長させる。この結果、結着材を含有しない輝尽性蛍光体層が形成されるが、前記蒸着工程では複数回に分けて輝尽性蛍光体層を形成することも可能である。又、前記蒸着工程では複数の抵抗加熱機あるいはエレクトロンビームを用いて共蒸着し、支持体上で目的とする輝尽性蛍光体を合成すると同時に輝尽性蛍光体層を形成することも可能である。
スパッタリング法では、PVD法と同様、支持体をスパッタリング装置内に設置した後、装置内を一旦排気して1.333×10-4Pa程度の真空度とし、次いでスパッタリング用のガスとしてAr、Ne等の不活性ガスをスパッタリング装置内に導入して1.333×10-1Pa程度のガス圧とする。次に、前記輝尽性蛍光体をターゲットとして、スパッタリングすることにより、前記支持体上に輝尽性蛍光体層を所望の厚さに成長させる。
前記輝尽性蛍光体層の膜厚は、放射線画像変換パネルの使用目的によって、又輝尽性蛍光体の種類により異なるが、50μm以上、好ましくは300〜500μmである。上記の気相堆積法による輝尽性蛍光体層の作製に際し、輝尽性蛍光体層が形成される支持体の温度は、50℃以上に設定することが好ましく、更に好ましくは、150℃以上であり、特に好ましくは150℃〜400℃である。スパッタリング工程ではPVD法と同様に各種応用処理を用いることができる。CVD法やイオンプレーティング法、その他においても同様である。なお、前記気相堆積法における輝尽性蛍光体層の成長速度は、0.05μm/min〜300μm/minであることが好ましい。成長速度が0.05μm/min未満の場合には放射線画像変換パネルの生産性が悪く好ましくない。又成長速度が300μm/minを超える場合には成長速度のコントロールが難しく好ましくない。
以下、実施例を挙げて本発明の具体的な効果を示すが、勿論、本発明の態様はこれに限定されるものではない。
実施例1
以下の方法に従って、輝尽性光体層を有する放射線画像変換パネルを作製した。
(基材の準備)
厚さ1mm、大きさ30cm×30cmのアルミニウム板の表面にポリイミド層を設けた基材を準備した。
(プレートの作製)
蒸着源として輝尽性蛍光体(CsBr:0.001Eu)を使用し、気相堆積装置を用い、Arガスを導入し0.133Paに真空度を調整した後、基材と原料容器の距離を60cmとし、基材を回転速度10rpmで回転させ、基材の温度を約150℃に保持しながら原料容器中の温度を750℃に保ち蒸着を開始し、輝尽性蛍光体層の膜厚が300μmとなったところで原料の蒸発を終了させ、蒸着室を大気圧に戻し、基材上に輝尽性蛍光体層が形成されたプレートを作製した。
(輝尽性蛍光体層表面の清掃)
作製した輝尽性蛍光体プレートの輝尽性蛍光体層上を保護フィルムで被覆する前に、図4に示される清掃装置を使用し、気体噴出手段の輝尽性蛍光体層への気体を吹き付ける角度(気体吹き付け角度)と吸引手段の吸引角度とを表1に示す様に変えて輝尽性蛍光体層表面の清掃を行なった輝尽性蛍光体プレートを作製し、試料101〜111とした。気体は湿度20%RHに調整した空気を使用し、気体噴出手段の気体噴出口での気体噴出速度50m/sec、輝尽性蛍光体プレートの搬送速度を80mm/secとした。
評価
作製した各試料101〜111の画像欠陥の有無を以下に示す評価方法、評価ランクに従って評価した結果を表1に示す。
画像欠陥評価
Regius330(コニカミノルタエムジー(株)製)を使用し、80kVp、70mAの条件下でX線管球と各試料101〜120の間の距離を2mにしてX線撮影をした後、X線撮影後画像情報を読み取りβ画像信号を得る。このβ画像信号を2000×2000画素毎に分割して画素毎の信号値を得て画像信号とした。得られた画像信号の中で隣り合う信号値差が50step以上差がある画素を検出した個数を欠陥数とした。
画像欠陥評価ランク
○:1m2当たりの欠陥数が0個
△:1m2当たりの欠陥数が10個未満
×:1m2当たりの欠陥数が10個以上
Figure 2006329757
本発明の有効性が確認された。
実施例2
実施例1の試料No.103を作製する時、気体噴出速度を表3に示す様に変えた他は全て同じ条件で輝尽性蛍光体プレートを作製し、試料201〜207とした。
評価
作製した各試料201〜207の画像欠陥の有無を実施例1と同じ方法で行い、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表2に示す。
Figure 2006329757
試料No.207は画像欠陥もなく良好な結果を示したが、試料No.206と同じ程度であり、気体噴出速度を上げた効果が得られなかった。本発明の有効性が確認された。
実施例3
実施例1の試料No.103を作製する時、吹き付ける気体の湿度を表4に示す様に変えた他は全て同じ条件で輝尽性蛍光体プレートを作製し、試料301〜307とした。尚、吹き付ける気体としては空気を使用した。
評価
作製した各試料301〜307の鮮鋭性を以下に示す方法と評価ランクに従って評価した結果を表3に示す。
鮮鋭性評価
鮮鋭性は、変調伝達関数(MTF)を求めて評価した。MTFは、輝尽性蛍光体プレートにCTFチャートを貼付した後、試料に80kVpのX線を10mR(被写体までの距離:1.5m)照射した後、100μmφの直径の半導体レーザ(680nm:パネル上でのパワー40mW)を用いてCTFチャート像を走査読み取りして求めた。鮮鋭性は清掃前の各輝尽性蛍光体プレート試料の鮮鋭性を100とした時の相対値で示す。数字が100に近いほど、鮮鋭性の劣化が少ないことを表す。
Figure 2006329757
試料No.301は気体の湿度を下げるのに装置が大きくなりコストがかかる割に、湿度を下げた効果が得られなかった。本発明の有効性が確認された。
実施例4
実施例1の試料No.103を作製する時、清掃装置を図5に示す清掃装置に変え気体吹き付け角度、吸引角度を表5に示す様に変えた他は全て同じ条件で輝尽性蛍光体プレートを作製し、試料401〜411とした。
評価
作製した各試料401〜411の画像欠陥の有無を実施例1と同じ方法で行い、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表4に示す。
Figure 2006329757
本発明の有効性が確認された。
実施例5
実施例1の試料No.103を作製する時、輝尽性蛍光体プレートの搬送速度を20mm/secとし、清掃装置を図6に示す清掃装置に変え、気体噴出手段の気体噴出口での気体噴出速度20m/secとし、気体吹き付け角度、吸引角度を表5に示す様に変えた他は全て同じ条件で輝尽性蛍光体プレートを作製し、試料501〜506とした。
評価
作製した各試料501〜506の画像欠陥の有無を実施例1と同じ方法で行い、実施例1と同じ評価ランクに従って評価した結果を表5に示す。
Figure 2006329757
本発明の有効性が確認された。
輝尽性蛍光体プレートの上面と下面とを封止フィルムで封止した輝尽性蛍光体パネルの概略図である。 清掃装置の概略斜視図である。 図2に示した清掃装置の概略図である。 図3に示す清掃装置の本体と輝尽性蛍光体層との関係を示す概略断面図である。 気体吹き付け手段の両隣に吸引手段を有する清掃装置の概略断面図である。 気体吹き付け手段の隣に吸引手段を有する清掃装置の概略断面図である。
符号の説明
1 輝尽性蛍光体パネル
102a 輝尽性蛍光体プレート
102a3、502 輝尽性蛍光体層
2a〜2c 清掃装置
2a1〜2c1 本体
2a11〜2c11 天面
2a12〜2a15、2b12〜2b14、2c12〜2c14 側壁
2a16、2a17 内壁
201、208 吸引手段
201a、208a 気体吸引管
201b、208b 気体吸引面
201b2、206b2 第3整流板
202 第1気体吹き付け手段
202a 第1気体供給管
202b 第1気体吹き出し面
202b1 第1気体吹き出し口
202b2、204b2 第1整流板
203 第2気体吹き付け手段
203a 第2気体供給管
203b 第2気体吹き出し面
203b1 第2気体吹き出し口
203b2 第2整流板
204 第1吸引手段
204a 第1吸引管
204b、205b 第1気体吸引面
204b1 第1気体吸引口
205 第2吸引手段
205a 第2吸引管
206、207 気体吹き付け手段
206b、207b 気体吹き出し面
206b1、207b1 気体吹き出し口
206a、207a 気体供給管
207b3、208b3 整流板
θ1〜θ8 角度
P1〜P3 距離

Claims (13)

  1. 基材上に輝尽性蛍光体層を有する輝尽性蛍光体プレートを封止フィルムで封止する前に、清掃装置により前記輝尽性蛍光体層の表面を清掃する輝尽性蛍光体層清掃方法であって、前記清掃装置は、前記輝尽性蛍光体層の幅方向に気体を吹き付ける少なくとも一つの気体吹き付け手段と、
    前記気体吹き付け手段の幅方向と平行に隣接した少なくとも一つの吸引手段とを有することを特徴とする輝尽性蛍光体層清掃方法。
  2. 前記気体吹き付け手段は、少なくとも1本の気体供給管と、気体吹き出し面とを有する装置であることを特徴とする請求項1に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  3. 前記吸引手段は、少なくとも1本の気体吸引管と、気体吸引面とを有する装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  4. 前記気体吹き付け手段は、気体吹き出し面が輝尽性蛍光体層の表面と平行で、且つ、該表面と直交する様に輝尽性蛍光体プレート上に配設されており、該気体吹き出し面と該表面との距離が0.5〜2mmであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  5. 前記吸引手段は、気体吸引面が輝尽性蛍光体層の表面と平行で、且つ、該表面と直交する様に輝尽性蛍光体プレート上に配設されており、該気体吸引面と該表面との距離が0.5〜2mmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  6. 前記輝尽性蛍光体層の表面の清掃は、清掃装置又は輝尽性蛍光体プレートの何れか一方を移動しながら行うことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  7. 前記清掃装置は、一つの吸引手段の両隣に気体吹き付け手段を有し、該気体吹き付け手段の輝尽性蛍光体層の表面への気体吹き付け角度は±15〜±60°、気体吸引角度は0〜±15°であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  8. 前記清掃装置は、一つの気体吹き付け手段の両隣に吸引手段を有し、該気体吹き付け手段の輝尽性蛍光体層の表面への気体吹き付け角度は0〜±15°、気体吸引角度は±15〜±60°であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  9. 前記清掃装置は、一つの気体吹き付け手段と、一つの吸引手段とを有し、該気体吹き付け手段の輝尽性蛍光体層の表面への気体吹き付け角度は±15〜±60°、気体吸引角度は±15〜±60°であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  10. 前記気体吹き付け手段は、気体吹き付け口での気体噴出速度が、40〜120m/secであることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  11. 前記気体吹き付け手段から輝尽性蛍光体層の表面へ吹き付ける気体が、湿度5〜40%RHの不活性ガスであることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  12. 前記気体吹き付け手段から輝尽性蛍光体層の表面へ吹き付ける気体が、湿度5〜40%RHの空気であることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
  13. 前記輝尽性蛍光体層が気相堆積法により形成されていることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体層清掃方法。
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