JP2006328660A - 法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造及び給排水用シート - Google Patents

法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造及び給排水用シート Download PDF

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Abstract

【課題】簡単は構成であって施工し易く、しかも、夏期等の乾燥し易い時期においても植栽基盤に水分を十分供給することができ、また、梅雨時期等のように大量に降雨があった際には、その余分な水を外部に確実に排水することができる法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造を提供する。また、植栽基盤に対する給排水構造に最適に使用することができる給排水用シートを提供する。
【解決手段】水分の浸入を許容しかつ耐圧強度を持たせながら排水路2を確保した排水用シート体3と、排水用シート体3に内装されて水分を吸水する吸水部材4とを有する給排水用シート1を備える。給排水用シート1を、法面に配置された植栽基盤20と地山21とを連結するように配置する。地山21からの水分を吸水部材4にて吸水して植栽基盤20への水分供給を可能とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、法面の緑化のために配置される植栽基盤に対する給排水構造、及び給排水用シートに関するものである。
近年、自然型の環境設備が求められるようになった。そのため、法面を覆うコンクリートブロックの表面を緑化する必要性が増している。そこで、植栽ブロックを利用して緑化を行うようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。特許文献1に記載されたものは、地山からの雨水や涌き水を排水パイプを介して法面の外部へ排出するようにしている。
また、上記特許文献2に記載されたものは、図5に示すように、植栽基盤(植生基材)60が配置されたブロック体61内に通水管62を設け、この通水管62に集水桝63を接続している。また、植栽基盤60の裏面側には浸水材64を配置し、さらには、通水管62には貯水桝65を設けている。そして、浸水材64の導水部66が貯水桝65まで延設されている。
この従来例では、雨水などの水が集水桝63に浸透し、この集水桝63の水が通水管62を介して植栽基盤60に送られる。この際、植栽基盤60の裏面側の浸水材64に水が浸透して、この浸水材64を介して植栽基盤60に植えられた植物に水分が供給され、植物が育成する。また、集水桝63の水は貯水桝65に溜まり、この貯水桝65の水が浸水材64の導水部66に吸い上げられ、植栽基盤60に供給される。
このように、夏季の高温等に、浸水材64が乾燥したとしても、貯水桝65内の水が浸水材64に供給される。これによって、乾燥あるいは高温期においても、植栽基盤60の植物に十分な水分が供給できるようにしている。
特許文献3に記載されたものは、図6と図7に示すように、コンクリートからなるブロック本体70の表面に植栽基盤(植生基材)71を配置すると共に、この植生基材71の裏面側に植生基材71にそって浸水材72を配置する。そして、ブロック本体70に設けた貯水桝73にまで浸水材72の導水部74を延設する。また、貯水桝73は、図7に示すように、水平方向に延びる本体部75と、この本体部75に連設される分岐管部76とからなる。
この特許文献3に記載されたものは、降雨などに際して、植生基材71に貯えきれない余分な水は、浸水材72を介して貯水桝73に貯えられる。このため、夏期の高温期等において、浸水材72が乾燥した場合、貯水桝73の水を浸水材72にて植生基材71に供給することになる。これによって、乾燥期あるいは高温期において、植生基材71の植物に十分な水分が供給できるようにしている。
特開2000−160581号公報 特開平10−168911号公報 特開平10−168910号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたものでは、排水パイプ等を介して、地山からの雨水等を排水することができるが、降水量が少なくしかも気温の高く夏期においては、法面に配置される植栽基盤に十分に水分を供給できず、水分不足が発生して、植物が生育しにくい環境となる。しかも、排水パイプ等を埋設したりする必要があり、この工法による構成が複雑化している。また、梅雨時期等のように大量に降雨があった際には、その降雨量に対応できないおそれもある。そして、特許文献2に記載されたものでは、集水桝63や貯水桝65に水を貯めておき、植栽基盤60に対する水分が不足する夏期において、貯水桝65等の水を浸水材64を介して植栽基盤60に供給することができるようにしているが、この場合、複数の集水桝63を設ける必要があると共に、各集水桝63と植栽基盤60に連通される通水管62をブロック体61に埋設する必要がある。このため、この特許文献2に記載されたものであっても、部品点数が多く構成として複雑化して、施工作業性に劣っていた。さらに、水分を各集水桝63等に貯めるものであるので、梅雨時期等のように大量に降雨があった際には、その降雨量に対応できず、法面に水分を多く含んだ状態となり、法面の崩れが発生するおそれがあった。
また、特許文献3に記載されたものであっても、水平方向に延びる本体部75と、この本体部75に連設される分岐管部76とからなる貯水桝73を配置する必要があり、この場合も部品点数が多く構成として複雑化して、施工作業性に劣っていた。さらに、特許文献3に記載されたものでも、大量に降雨があった際には、その降雨量に対応できず、法面に水分を多く含んだ状態となり、法面の崩れが発生するおそれがあった。
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成であって施工し易く、しかも、夏期等の乾燥し易い時期においても植栽基盤に水分を十分供給することができ、また、梅雨時期等のように大量に降雨があった際には、その余分な水を外部に確実に排水することができる法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造を提供することにある。また、別の目的は、植栽基盤に対する給排水構造に好適に使用することができる給排水用シートを提供することである。
そこで請求項1の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造は、水分の浸入を許容しかつ耐圧強度を持たせながら排水路2を確保した排水用シート体3と、この排水用シート体3に内装されて水分を吸水する吸水部材4とを有する給排水用シート1を備え、この給排水用シート1を、法面に配置された植栽基盤20と地山21とを連結するように配置し、地山21からの水分を吸水部材4にて吸水して上記植栽基盤20への水分供給を可能としたことを特徴としている。
請求項2の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造は、上記給排水用シート1は、植栽基盤20に接触する基盤接触部22と、地山21の前面21aに面接触状となる地山当接部23と、この地山当接部23と基盤接触部22とを連結すると共に、略水平状又は前方下傾状に配置される連結部24とを備えることを特徴としている。
請求項3の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造は、上記吸水部材4を、地山21からの水分を吸水して貯水する保水シートにて構成したことを特徴としている。
請求項4の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造は、上記吸水部材4は、水分を吸収する吸収シートと、水分を貯水する保水シートと備えることを特徴としている。
請求項5の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造は、上記給排水用シート1を上下に複数枚配置し、上段側の給排水用シート1には、その排水用シート体3の下面3bに水分不透性シート28を設けると共に、それよりも下段側の給排水用シート1には、その排水用シート体3の上面3aに水分不透性シート28を設けることを特徴としている。
請求項6の給排水用シートは、水分の浸入を許容しかつ耐圧強度を持たせながら排水路2を確保した排水用シート体3と、この排水用シート体3内に配置されて外部からの水分を吸水してその水分移動を行う吸水部材4とを備えたことを特徴としている。
請求項7の給排水用シートは、多数の水透過孔10を有する一対のネット層5、6と、この一対のネット層5、6間に配置される排水路形成枠体7とを備え、ネット層5、6を介してネット層5、6間に入った水分を、排水路形成枠体7にて形成される排水路2を介して外部へ排出することを特徴としている。
請求項8の給排水用シートは、一対のネット層5、6にて排水路形成部材7を挟んだ状態で熱融着されて長手方向に沿って連続して形成され、上記吸水部材4を上記熱融着時に上記ネット層5、6と排水路形成部材7との間に介在させることを特徴としている。
請求項9の給排水用シートは、上記吸水部材4を、吸水した水分を貯水する保水シートにて構成したことを特徴としている。
請求項10の給排水用シートは、上記吸水部材4は、水分を吸収する吸収シートと、水分を貯水する保水シートと備えることを特徴としている。
請求項11の給排水用シートは、可撓性を有することを特徴としている。
請求項1の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造によれば、給排水用シートを法面に配置された植栽基盤と地山とを連結するように配置したので、地山からの水分を給排水用シートの吸水部材にて吸水でき、さらに、この吸水部材に吸水した水分を植栽基盤に供給することができる。このため、夏期等の乾燥し易い時期においても植栽基盤に水分を十分供給することができ、植栽基盤の植物を育成することができる。また、梅雨時期等のように大量に降雨があった際には、雨水は給排水用シートの排水路に流入し、さらにこの排水路に流入した水は、この排水路を介して外部へ順次排水でき、法面に溜まることがなく、法面の崩れを回避することがき、植栽基盤による緑化を長期にわたって安定して図ることができる。しかも、排水路は、耐圧強度を持たせているので、長期にわたって安定した排水機能を発揮することができると共に、内装される吸水部材の圧潰を防止でき、例えば毛細管現象に吸水機能も安定して発揮することができる。さらに、給排水用シートは簡単な構成であってしかも全体がシート状であるので、施工し易い利点がある。
請求項2の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造によれば、給排水用シートは、植栽基盤に接触する基盤接触部と、地山の前面に面接触状となる地山当接部と、この地山当接部と基盤接触部とを連結する連結部(略水平状又は前方下傾状)とを備えるので、地山からの水分を地山当接部にて吸水することができ、連結部の上側及び下側の埋戻土等からの水分をこの連結部にて吸水することができる。そして、給排水用シートの吸水部材に吸水された水分は、地山当接部(地山に対応して傾斜している)及び連結部(略水平状又は前方下傾状)に沿って基盤接触部に搬送され、この基盤接触部から植栽基盤に供給される。このため、地山等からの水分を安定して植栽基盤に供給でき、植物の生育が可能となる。
請求項3の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造によれば、吸水部材を、地山からの水分を吸水して貯水する保水シートにて構成したので、吸水部材にて水分を貯水することができ、夏期等の乾燥し易い時期においても植栽基盤に対して植物の育成のための水分を十分供給することができる。
請求項4の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造によれば、吸水部材4は、水分を吸収する吸収シートと、水分を貯水する保水シートと備えるので、吸収シートにて水分を吸収してその水分を保水シートに伝えることができ、また吸収シートは保水シートから水分を引出すことができる。このため、植栽基盤に対して植物の育成のための水分を効率良く供給することができる。
請求項5の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造によれば、上段側の給排水用シートには、その排水用シート体の下面に水分不透性シートを設けるので、この給排水用シートは上方からの雨水の浸入を許容し、かつその浸入した雨水の下方への排出(流出)を防止できる。また、下段側の給排水用シートには、その排水用シート体の上面に水分不透性シートを設けるので、この給排水用シートは下方からの涌き水の浸入を許容し、かつその浸入した涌き水の上方への排出(流出)を防止できる。これにより、給排水構造として、地山等からの水分を効率良く安定して排水することができると共に、吸水部材からは植栽基板に効率良く安定して水分を供給することができる。
請求項6の給排水用シートによれば、水分の浸入を許容しかつ耐圧強度を持たせながら排水路を確保した排水用シート体を備えるので、給排水用シートには水が流入して排水路から外部へ排水できる。しかも、排水路は、耐圧強度を持たせているので、長期にわたって安定した排水機能を発揮することができる。また、吸水部材にて、外部からの水分を、例えば毛細管現象にて吸水してその水分移動を行うことができる。このため、この給排水用シートは、ドレン機能を有効に発揮することができると共に、外部からの水分を吸水してその水分の移動が可能であり、しかも簡単な構成であって全体がシート状であるので、法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造の構成に好適な部材となる。
請求項7の給排水用シートによれば、多数の水透過孔を有する一対のネット層を備えるので、この一対のネット層間に水分を確実に導入することができる。このため、排水路へ安定して水を流入させることができると共に、吸水部材による水分の吸水機能を有効に発揮させることができる。
請求項8の給排水用シートによれば、一対のネット層にて排水路形成部材を挟んだ状態で熱融着されて長手方向に沿って連続して形成され、上記吸水部材を上記熱融着時に上記ネット層と排水路形成部材との間に介在させるので、この給排水用シートの製造工程の簡略化を図ることができる。
請求項9の給排水用シートによれば、上記吸水部材を、吸水した水分を貯水する保水シートにて構成したので、吸水した水分を貯水でき、この貯水した水分を他の部材に供給することができ、給排水用シートとして優れる。
請求項10の給排水用シートによれば、吸水部材は、水分を吸収する吸収シートと、水分を貯水する保水シートと備えるので、吸収シートにて水分を吸収してその水分を保水シートに伝えることができ、また吸収シートは保水シートから水分を引出すことができる。このため、この給排水シートを、植栽基盤に対する給排水構造に用いれば、植栽基盤に対して植物の育成のための水分を効率良く供給することができる。
請求項11の給排水用シートによれば、可撓性を有するので、湾曲したり屈曲したりした設置部位にその形状に合わせて簡単に設置することができる。特に、植栽基盤に対する給排水構造に用いれば、法面に配置された植栽基盤と地山とを連結するような施工を簡単に行うことができる。また、湾曲させたり、屈曲させたりすることが可能であるので、工場出荷の際等にはコイル状に巻いて梱包することができ、その取扱いが容易である。
次に、この発明の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造及び給排水用シートの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は植栽基盤に対する給排水構造の簡略断面図であり、図2はこの給排水構造に使用する給排水用シート1の断面図を示し、図3は給排水用シート1の分解斜視図である。給排水用シート1は、水分の浸入を許容しかつ耐圧強度を持たせながら排水路2を確保した排水用シート体3と、この排水用シート体3に内装されて水分を毛細管現象にて吸水する吸水部材4とを有する。すなわち、この排水用シート体3はドレン機能を発揮するものであって、全体として平板状体であるので、平面濾材や面状排水材と呼ぶことができる。
排水用シート体3は、図3に示すように、多数の水透過孔10・・(図4参照)を有する一対のネット層5、6と、この一対のネット層5、6間に配置される排水路形成枠体7とを備える。ネット層5、6は、例えば、縦テープ状素材8と、横テープ状素材9とを平織りにて織り合わせて、矩形状を形成したものであり、例えば、15〜20メッシュとされる。この場合、テープ状素材8、9は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド等の延伸処理を施した抗張力を有する熱可塑性合成樹脂等を使用することができる。もちろん、ネット層5、6としてもちろんこれにかぎらず、多数の水透過孔10・・を有し、排水用シート体3内への水分の浸入を許容できるものであればよい。
また、排水路2・・を構成するための排水路形成枠体7は、複数の波状部材(波形テープ)11・・にて構成することができる。波状部材11は、図2(a)に示すように、所定ピッチに配設される上横辺部12・・と、所定ピッチに配設される下横辺部13・・と、上横辺部12と下横辺部13とを連結する縦辺部14・・とからなり、上方に開口する凹部15と、下方に開口する凹部16とが長手方向に沿って交互に配置される。そして、波状部材11、11間に排水路2が形成される。このため、水透過孔10・・を介して排水路2に水が浸入する。また、波状部材11は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を素材として押出成形等にて形成することができる。
すなわち、排水路形成枠体7として複数の波状部材11・・にて構成して、後述するように図1に示すように配置した場合に、埋戻土25等からの重圧に耐えるようように耐圧強度(耐圧扁平強度)を確保している。このため、重圧に対して圧潰を防ぐためには、図2に示すように、波状部材11の肉厚寸法Tに対する幅寸法W(図3参照)、波のピッチPが釣り合っていることが必要で、肉厚寸法Tを薄くした場合や波のピッチPを大きくすれば耐圧強度が低下する。また、肉厚寸法Tを厚くすればコスト高となる。このため、使用する材質によって相違するが、例えば、ポリエチレン樹脂等を使用した場合には、各波状部材11の肉厚寸法Tを0.5〜1.5mm程度、幅寸法Wを5〜20mm程度、波のピッチPを5〜20mm程度、波の高さHを10mm程度とするのが好ましい。
吸水部材4は、毛細管現象を生じやすいもの、例えば、合成樹脂繊維や植物性繊維の不織布、織物、紙等の繊維体からなる吸水シートにて構成することができ、また、不織布として、フェルトであってもよい。すなわち、吸水シートとして、水分を吸水してその水分を移動(搬送)することができればよい。そして、例えば、図2(a)に示すように、下方のネット層6と排水路形成枠体7との間に介装する。この際、吸水部材4は図3に示すように、幅方向寸法を排水テープ体3の幅方向寸法よりも小さく設定して、排水テープ体3の幅方向中間部に配置している。これは、吸水部材4と、これに対応するネット層6とが接合されにくいので、ネット層6の幅方向端部を排水路形成枠体7に接合してネット層6の剥がれを防止するためである。
次に上記給排水用シート1の製造方法を説明する。まず、それぞれネット層5、6を製造すると共に、複数の波状部材11を製造する。そして、所定の間隔で平行に多数の波状部材11を配列して排水路形成枠体7を構成し、この排水路形成枠体7を一対のネット層5、6にて挟むと共に、下方のネット層6と排水路形成枠体7との間に吸水部材4を介装して、長尺の重ね合わせ体を構成し、この重ね合わせ体を、例えば、加熱加圧融着装置に連続供給する。これによって、排水路形成枠体7の上下面に夫々ネット層5、6が熱融着され、内部に吸水部材4が収納された上記給排水用シート1を形成することができる。この場合、ネット層5、6の内、吸水部材4と接触する部位はこの吸水部材4と熱融着されず、吸水部材4と接触しない部位が排水路形成枠体7と熱融着される。このため、上記したように、吸水部材4の幅方向寸法を排水テープ体3の幅方向寸法よりも小さく設定して、ネット層5、6の外れを防止し、吸水部材4を抱持している。このように製造された上記給排水用シート1は長尺体であるので、任意の寸法にて切断されて所定寸の給排水用シート1を構成することができる。また、この給排水用シート1は、その排水路形成枠体7が複数の波形部材11・・にて構成しているので、その長手方向に巻回可能な可撓性を有し、湾曲させたり、屈曲させたりすることが可能で、工場出荷の際等にはコイル状に巻いて梱包することができる。
上記のように構成された給排水用シート1は、図1に示すように、法面に配置され植栽基盤20と地山21とを連結するように配置される。この場合、給排水用シート1は、植栽基盤20の裏面20bの一部に接触する基盤接触部22と、地山21の前面21aに面接触状となる地山当接部23と、この地山当接部23と基盤接触部22とを連結する連結部24とを備える。この場合の法面とは、コンクリート層26の傾斜面をいう。この連結部24は略水平状又は前方下傾状に配置される。
すなわち、地山21の前面21aに埋戻土25とコンクリート層26を配置し、コンクリート層26に植栽基盤20を配置する。この植栽基盤20は、例えば、化学繊維、植物繊維、植物屑及び植物チップ等の1種又は2種以上を混合したブロック体であって、地山21に対して複数個が上下左右に配置される。そして、連結部24に対して下方に折曲られた基盤接触部22を植栽基盤20の裏面20bの上端部に当接させると共に、連結部24に対して上方に折曲られた地山当接部23を地山21の前面21aの一部に当接させる。このため、地山21に対して上下左右に複数個(複数枚)の給排水用シート1が配置されることになる。また、上下の給排水用シート1、1間には埋戻土25とコンクリート層26とが配置される。この際、1個の植栽基盤20に対して一枚の給排水用シート1を配設するようにしても、複数個の植栽基盤20に対して一枚の給排水用シート1を配設するようにしてもよい。給排水用シート1は、その排水路2・・の配置方向を各排水路2・・に入った水が地山21側から植栽基盤20側に流れるようする。
上記のように構成された給排水用シート1では、排水路2は、耐圧強度を持たせているので、長期にわたって安定した排水機能を発揮することができると共に、内装される吸水部材4の圧潰を防止でき、毛細管現象に吸水機能も安定して発揮することができる。このため、給排水用シート1は、ドレン機能を有効に発揮することができ、外部からの水分を吸水してその水分の移動が可能であり、しかも全体形状をシート状とでき、使用勝手がよい。
したがって、この給排水用シート1を使用した植栽基盤に対する給排水構造では、給排水用シート1を法面に配置された植栽基盤20と地山21とを連結するように配置するので、地山21からの水分を給排水用シート1の吸水部材4にて吸水でき、さらに、この吸水部材4に吸水した水分を植栽基盤20に供給することができる。このため、夏期等の乾燥し易い時期においても植栽基盤20に水分を十分供給することができ、植栽基盤20の植物を育成することができる。また、梅雨時期等のように大量に降雨があった際には、雨水は、給排水用シート1の排水路2・・に流入し、さらにこの排水路2・・に流入した水は、この排水路2・・を介して外部へ順次排水でき、法面に溜まることがなく、法面の崩れを回避することがき、植栽基盤20による緑化を長期にわたって安定して図ることができる。さらに、給排水用シートは簡単な構成であってしかも全体がシート状であるので、施工し易い利点がある。
また、多数の水透過孔10・・を有する一対のネット層5、6を備えるので、この一対のネット層5、6間に水分を確実に導入することができる。このため、排水路2へ安定して水を流入させることができると共に、吸水部材4による水分の吸水機能を有効に発揮させることができる。
さらに、一対のネット層5、6にて排水路形成部材7を挟んだ状態で熱融着されて長手方向に沿って連続して形成され、上記吸水部材4を上記熱融着時に上記ネット層5、6と排水路形成部材7との間に介在させるので、この給排水用シートの製造工程の簡略化を図ることができる。
しかも、給排水用シート1は、その長手方向に巻回可能な可撓性を有するので、湾曲したり屈曲したりした設置部位にその形状に合わせて簡単に設置することができる。このため、図1に示すように、法面に配置された植栽基盤20と地山21とを連結するように配置する際の施工を簡単に行うことができる。また、給排水用シート1を湾曲させたり、屈曲させたりすることが可能であるので、工場出荷の際等にはコイル状に巻いて梱包することができ、その取扱いが容易である。
また、給排水用シート1は、植栽基盤20に接触する基盤接触部22と、地山21の前面21aに面接触状となる地山当接部23と、この地山当接部23と基盤接触部22とを連結する連結部24(略水平状又は前方下傾状)とを備えるので、地山21からの水分を地山当接部23にて吸水することができ、連結部24の上側及び下側の埋戻土25等からの水分をこの連結部24にて吸水することができる。そして、給排水用シート1の吸水部材4に吸水された水分は、地山当接部23(地山21に対応して傾斜している)及び連結部24(略水平状又は前方下傾状)に沿って基盤接触部22に搬送され、この基盤接触部22から植栽基盤20に供給される。このため、地山21等からの水分を安定して植栽基盤20の植物の生育が可能となる。
ところで、図1では、給排水用シート1の基盤接触部22が植栽基盤20の裏面20bの一部に面接触するものであるが、このように、面接触させることなく、給排水用シート1の前端縁を植栽基盤20の上端縁に接触させるようなものものであってもよい。すなわち、給排水用シート1の前端縁を植栽基盤20の上端縁に接触させたものであっても、この給排水用シート1の前端縁から植栽基盤20の上端縁に水分が供給され、この植栽基盤20の上端縁から植栽基盤20全体に水分が浸透していく。
なお、上記実施の形態では、図2(a)に示すように、下方のネット層6と排水路形成部材7との間に吸水部材4を介装したが、図2(b)のように、上方のネット層5と排水路形成部材7との間に吸水部材4を介装したり、図2(c)のように、上方のネット層5と排水路形成部材7との間、及び下方のネット層6と排水路形成部材7との間に吸水部材4を介装したりしてもよい。
また、吸水部材4を、吸水した水分を貯水する保水シートにて構成してもよい。
保水シートの形態としては繊維状(布状)やフィルム状のものであり、これらを構成する分子としてはポリビニルアルコール系、アクリル系、ポリエーテル系の合成高分子類の高吸水性ポリマーやデンプン系、セルロース系、ポリエーテル系といった天然高分子類の高吸水性ポリマーが用いられる。高吸水性ポリマーは、イオン性を有する基をもった水溶性の電解質ポリマーに、軽度の架橋結合を導入した3次元網目構造のものである。
このように、保水シートを使用すれば、吸水した水分を貯水でき、この貯水した水分を他の部材に供給することができ、給排水用シート1として優れる。このため、この保水シートを使用した給排水用シート1を、植栽基盤に対する給排水構造に用いれば、夏期等の乾燥し易い時期においても植栽基盤20に対して植物の育成のための水分を十分供給することができる。
さらに、吸水部材4として、水分を吸収する上記吸水シートと、水分を貯水する上記保水シートとを組み合わせたもの(吸水シートと保水シートとを重ね合わせたもの)であってもよい。このように、吸水部材4を、水分を吸収する吸収シートと、水分を貯水する保水シートとで構成すれば、吸収シートにて水分を吸収してその水分を保水シートに伝えることができ、また吸収シートは保水シートから水分を引出すことができる。このため、植栽基盤20に対して植物の育成のための水分を効率良く供給することができる。
また、給排水用シート1に水分不透性シート28(図3参照)を備えたものであってもよい。この場合、水分不透性シート28としては、ゴム等の水分が透過しない水分不透性材から構成することができる。そして、図1に示す植栽基盤に対する給排水構造において、上段側の給排水用シート1に、その排水用シート体3の下面3b(図2参照)にその下面全体を覆うように水分不透性シート28を設け、それよりも下段側の給排水用シート1に、その排水用シート体3の上面3a(図2参照)にその上面全体を覆うように水分不透性シート28を設ける。
このように、上段の給排水用シート1が、その排水用シート体3の下面3bに水分不透性シート28を設けたものでは、この給排水用シート1は上方からの雨水の浸入を許容し、かつその浸入した雨水の下方への排出(流出)を防止できる。また、下段の給排水用シート1が、その排水用シート体3の上面3aに水分不透性シート28を設けたものでは、この給排水用シート1は下方からの涌き水の浸入を許容し、かつその浸入した涌き水の上方への排出(流出)を防止できる。これにより、給排水構造として、地山等からの水分を効率良く安定して排水することができると共に、吸水部材4からは植栽基盤に効率良く安定して水分を供給することができる。なお、中間の給排水用シート1には、このような水分不透性シート28を設けないのが好ましい。すなわち、中間の給排水用シート1においては、上方からも下方からも水分を吸水するのが好ましいからである。また、この上段の給排水用シート1においては、その排水用シート体3の下面3bに水分不透性シート28を設けているので、地山21と接触する地山当接部23を連結部24に対して下方に折曲げるのが好ましい。これは、地山当接部23において水分不透性シート28を接触させずに、この地山当接部23から地山21の雨水を、この上下段の給排水用シート1、1に浸透させないためである。また、下段の給排水用シート1においては、その排水用シート体3の上面3aに水分不透性シート28を設けているので、地山21と接触する地山当接部23を連結部24に対して上方に折曲げるのが好ましい。これは、地山当接部23において水分不透性シート28を接触させ、この地山当接部23から地山21からの涌き水を、この上下段の給排水用シート1、1に浸透させないためである。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、給排水用シート1におけるネット層5、6として、多数の水透過孔10を有するネット状のシートにて構成できるので、上記実施形態のように、テープ状素材8、9の平織体に限るものではなく、材質としても、排水路形成部材7との融着性等を考慮して種々選択することができる。また、水透過孔10の大きさ、形状、数も、給排水用シート1内への水分の浸入を許容できればよい。さらに、給排水用シート1の大きさとしても、配置される部位の埋戻土25の厚さ等によって種々変更することができる。また、排水路2を形成するための排水路形成部材7としては、図例のような多数の波状部材11を使用せずに、凹部15、16が開口側に向かって順次拡開するものであってもよく、材質としても、耐圧強度を持たせながら排水路2を確保できるものであれば、ネット層5、6との融着性や波状部材11の形状等を考慮して種々選択することができる。さらに、給排水用シート1を形成する場合、ネット層5、6と排水路形成部材7と吸水部材4とを熱融着にて一体化したが、各部材の材質等により、熱融着以外の接着剤を使用した接着やホットメルト等の他の固定手段を使用してもよい。接着材等を使用すれば、ネット層5、6と吸水部材4との接合も可能である。すなわち、図1等に示すように、給排水用シート1を土中に埋設した際に、一対のネット層5、6間に吸水部材4が保持された状態が維持できればよい。また、基盤接触部22の植栽基盤20の接触面積、地山当接部23の地山接触面積等も、地山21等からの水分が給排水用シート1にて吸水できる範囲で任意に変更できる。連結部14の傾斜角度も、吸水した水分が植栽基盤20に搬送され、また、排水路2に入った水が外部へ流出できるものであればよい。なお、図1においては、コンクリート層26を設けているが、このようなコンクリート層26が設けない場合でもよい。コンクリート層26を設けない場合、埋戻土25に植栽基盤20が配置されることになり、埋戻土25の傾斜面が法面となる。また、本発明に係る給排水用シートとしては、植栽基盤に対する給排水構造に用いるのが好ましいが、他の用途、つまりドレン機能を必要とすると共に、外部からの水分を吸水してその水分を他の部位に移動させる必要があるものに用いてもよい。
この発明の植栽基盤に対する給排水構造の実施形態を示す簡略断面図である。 この発明の給排水用シートの実施形態を示し、(a)は第1実施形態の要部簡略断面図であり、(b)は第2実施形態の要部簡略断面図であり、(c)は第3実施形態の要部簡略断面図である。 上記給排水用シートの分解斜視図である。 上記給排水用シートの要部平面図である。 従来の植栽基盤に対する給排水構造の断面図である。 従来の他の植栽基盤に対する給排水構造の断面図である。 従来の他の植栽基盤に対する給排水構造の正面図である。
符号の説明
1・・給排水用シート、2・・排水路、3・・排水用シート、3a・・上面、3b・・下面、4・・吸水部材、5、6・・ネット層、7・・排水路形成枠体、10・・水透過孔、20・・植栽基盤、21・・地山、21a・・前面、22・・基盤接触部、23・・地山当接部、24・・連結部、28・・水分不透性シート

Claims (11)

  1. 水分の浸入を許容しかつ耐圧強度を持たせながら排水路(2)を確保した排水用シート体(3)と、この排水用シート体(3)に内装されて水分を吸水する吸水部材(4)とを有する給排水用シート(1)を備え、この給排水用シート(1)を、法面に配置された植栽基盤(20)と地山(21)とを連結するように配置し、地山(21)からの水分を吸水部材(4)にて吸水して上記植栽基盤(20)への水分供給を可能としたことを特徴とする法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造。
  2. 上記給排水用シート(1)は、植栽基盤(20)に接触する基盤接触部(22)と、地山(21)の前面(21a)に面接触状となる地山当接部(23)と、この地山当接部(23)と基盤接触部(22)とを連結すると共に、略水平状又は前方下傾状に配置される連結部(24)とを備えることを特徴とする請求項1の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造。
  3. 上記吸水部材(4)を、地山(21)からの水分を吸水して貯水する保水シートにて構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造。
  4. 上記吸水部材(4)は、水分を吸収する吸収シートと、水分を貯水する保水シートと備えることを特徴とする請求項1又は請求項2の法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造。
  5. 上記給排水用シート(1)を上下に複数枚配置し、上段側の給排水用シート(1)には、その排水用シート体(3)の下面(3b)に水分不透性シート(28)を設けると共に、それよりも下段側の給排水用シート(1)には、その排水用シート体(3)の上面(3a)に水分不透性シート(28)を設けることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかの法面に配置された植栽基盤に対する給排水構造。
  6. 水分の浸入を許容しかつ耐圧強度を持たせながら排水路(2)を確保した排水用シート体(3)と、この排水用シート体(3)内に配置されて外部からの水分を吸水してその水分移動を行う吸水部材(4)とを備えたことを特徴とする給排水用シート。
  7. 多数の水透過孔を有する一対のネット層(5)(6)と、この一対のネット層(5)(6)間に配置される排水路形成枠体(7)とを備え、ネット層(5)(6)を介してネット層(5)(6)間に入った水分を、排水路形成枠体(7)にて形成される排水路(2)を介して外部へ排出することを特徴とする請求項6の給排水用シート。
  8. 一対のネット層(5)(6)にて排水路形成部材(7)を挟んだ状態で熱融着されて長手方向に沿って連続して形成され、上記吸水部材(4)を上記熱融着時に上記ネット層(5)(6)と排水路形成部材(7)との間に介在させることを特徴とする請求項7の給排水用シート。
  9. 上記吸水部材(4)を、吸水した水分を貯水する保水シートにて構成したことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかの給排水用シート。
  10. 上記吸水部材(4)は、水分を吸収する吸収シートと、水分を貯水する保水シートとを備えることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかの給排水用シート。
  11. 可撓性を有することを特徴とする請求項6〜請求項10のいずれかの給排水用シート。
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