JP2006327824A - 粉粒体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、密度や粒径等が異なる様々な粉粒体を精度よく定量供給する場合においても安定的且つ正確に粉粒体を供給することのできる粉粒体供給装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る、粉粒体を定量供給するための粉粒体供給装置Aは、粉粒体を貯蔵するための供給ホッパ部6と、供給ホッパ部6の質量を検知する質量検知部4と、供給ホッパ部6内に貯蔵されている粉粒体の粉面位置を検知する粉面位置検知部5と、供給ホッパ部6から供給された粉粒体を外部に供給する粉粒体供給部7と、質量検知部4で検知された質量又は粉面位置検知部5で検知された粉面位置に基づいて、粉粒体供給部7から外部に供給される粉粒体の供給量が一定量となるように粉粒体供給部7を制御する制御部9とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、密度や粒径等が異なる様々な粉粒体を精度よく定量供給することができる粉粒体供給装置に関する。
従来、粉粒体の供給装置としては、ロードセル等を用いた質量制御手段を備えた供給装置が知られている。例えば、特許文献1及び特許文献2には粉末成形機の秤量式原料供給装置として、ロードセルを備えた秤量機が記載されている。
特公平6−37047号公報 特開平8−164499号公報
ところで、前記ロードセルを用いた質量制御手段の場合、ロードセル上の供給ホッパ部内に材料を供給する際には大量の材料を一時にまとめて供給するため、制御が一時的に不能になり、制御が安定するまでの間は材料供給にバラツキが生じるという問題があった。また、粉粒体として比重の軽い微粉末を含む場合には、供給後ホッパ内の空間に微粉末が舞い上がり、質量が安定するまでに時間がかかるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みて為された発明であり、密度や粒径等が異なる様々な粉粒体を精度よく定量供給する場合においても安定的且つ正確に粉粒体を供給することのできる粉粒体供給装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る、粉粒体を定量供給するための粉粒体供給装置は、粉粒体を貯蔵するための供給ホッパ部と、前記供給ホッパ部の質量を検知する質量検知部と、前記供給ホッパ部内に貯蔵されている粉粒体の粉面位置を検知する粉面位置検知部と、前記供給ホッパ部から供給された粉粒体を外部に供給する粉粒体供給部と、前記質量検知部で検知された質量又は前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて、前記粉粒体供給部から外部に供給される粉粒体の供給量が一定量となるように前記粉粒体供給部を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
そして、上述の粉粒体供給装置において、前記制御部は、前記質量検知部で検知された質量及び前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて実供給量をそれぞれ求め、これら求めた各実供給量の何れか一方が予め設定された設定供給量範囲外である場合には、前記質量検知部で検知された質量に基づいて前記粉粒体供給部を制御している際には前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて前記粉粒体供給部を制御すると共に、前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて前記粉粒体供給部を制御している際には前記質量検知部で検知された質量に基づいて前記粉粒体供給部を制御することを特徴とする。
また、上述の粉粒体供給装置において、前記制御部は、前記質量検知部で検知された質量及び前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて実供給量をそれぞれ求め、これら求めた各実供給量と予め設定された設定供給量との差をそれぞれ求め、これら求めた差のうちの小さい方の検知部の検知結果に基づいて前記粉粒体供給部を制御することを特徴とする。即ち、前記制御部は、前記質量検知部で検知された質量及び前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて実供給量をそれぞれ求め、これら求めた各実供給量と予め設定された設定供給量との差をそれぞれ求め、前記質量検知部で検知された質量に基づいて求めた実供給量と設定供給量との差が前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて求めた実供給量と設定供給量との差より小さい場合には前記質量検知部で検知された質量に基づいて前記粉粒体供給部を制御すると共に、前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて求めた実供給量と設定供給量との差が前記質量検知部で検知された質量に基づいて求めた実供給量と設定供給量との差より小さい場合には前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて前記粉粒体供給部を制御するものである。
このような構成の粉粒体供給装置は、供給ホッパ部の質量を検知する質量検知部、及び、供給ホッパ部内の粉面位置を検知する粉面位置検知部を備え、それらのどちらか一方により粉粒体の供給量を定量供給制御するために、幅広い形態(例えば、形状、比重、嵩比重等)の粉粒体の精密な供給に対応できる。即ち、例えば、形状が不定形で供給ホッパ部内の粉面に偏り等が生じるような粉粒体を供給する場合には質量に基づいて供給量を制御し、また、比重が低い微粒子で供給ホッパ部への供給時に供給ホッパ部内の空間で微粒子が舞い上がり、質量が安定するまでに時間がかかる粉粒体等を供給する場合には粉面位置に基づいて供給量を制御する等、定量供給制御を粉粒体の形態に応じて切替えることにより、幅広い形態の粉粒体を供給する場合にも正確且つ安定的に定量供給ができる。また、実際に供給された実供給量をモニターし、その結果に基づき質量定量供給制御あるいは粉面位置定量供給制御の何れか一方のうちより最適なものを選択することにより、粉粒体の安定した供給を継続することができる。
本発明の粉粒体供給装置の具体的な実施態様の一形態を、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の粉粒体供給装置の実施形態の一例の模式図を示す。
図1に示された粉粒体供給装置Aは、粉粒体材料供給部1(1a〜1c)と、配合撹拌部2と、排出調整部3と、質量検知部4と、粉面位置検知部5と、供給ホッパ部6と、粉粒体供給部7と、供給量設定部8と、制御部9と、記憶部10とを備えて構成される。
粉粒体材料供給部1は、各種粉粒体材料を配合撹拌部2に供給するための貯蔵タンクと配合撹拌部2とを連結する各種粉粒体材料の供給路である。粉粒体材料供給部1の供給路は、配合する粉粒体材料の種類数に応じて必要個数が設けられる。図1に示す例では、3種類の粉粒体材料を配合撹拌部2で配合するため、3個の供給路1a〜1cが設けられている。
配合撹拌部2は、粉粒体材料供給部1から供給された各種粉粒体材料を混合する装置であり、例えば、配合ミキサを備えて構成される。
排出調整部3は、配合撹拌部2で混合された粉粒体に対して配合撹拌部2から供給ホッパ部6への供給及び停止を行う装置であり、例えば、排出シャッターを備えて構成される。配合撹拌部2で混合された粉粒体混合物は、排出調整部3が開かれることにより、供給ホッパ部6に供給される。排出調整部3は、供給ホッパ部6内の粉粒体の残量が、予め設定された供給ホッパ部内下限残量よりも少なくなった場合には開いて供給し、予め設定された時間が経過した場合、あるいは、予め設定された供給ホッパ部内上限残量に達した場合には、閉じられて停止するように制御部9によって制御される。
供給ホッパ部6は、配合撹拌部2から排出調整部3を介して供給された粉粒体を貯蔵するための容器であり、容器の底部には、この貯蔵している粉粒体を粉粒体供給部7へ供給するための1又は複数の排出口が開口されている。
質量検知部4は、供給ホッパ部6の質量を検知する装置であり、例えば、ロードセル等が用いられる。供給ホッパ部6の質量は、粉粒体供給装置Aに備えられた質量検知部4により検知され、この検知された供給ホッパ部6の質量は、質量検知部4から制御部9へ出力される。
粉面位置検知部5は、供給ホッパ部6内に貯蔵されている粉粒体によって形成される粉面位置を検知する装置である。供給ホッパ部6内の粉粒体によって形成される粉面位置は、粉粒体供給装置Aに備えられた粉面位置検知部5により検知され、この検知された粉面位置は、粉面位置検知部5から制御部9へ出力される。粉面位置検知部5としては、各種粉面計、具体的には、例えば、供給ホッパ部6に取り付けて、パルス振動を与えてその振幅で粉面位置を検知するパルス振動式の粉面計や、粉面の表面に音波や光を照射して反射させて表面位置を測定する超音波式の粉面計や、吊線に吊下げられた超軽量フロート板に粉面が当接することで、吊線を介してリミットスイッチの起動子に加わるわずかな力の変化を検知する粉面計等が挙げられる。
粉粒体供給部7は、制御部9によって制御され、供給ホッパ部6から供給された粉粒体を当該粉粒体供給装置Aの外部に定量供給するための供給装置フィーダーであり、例えば、公知のスクリュー状又はスパイラル状の供給装置や、ベルトコンベアや、振動式フィーダー等を備えた供給装置等である。
供給量設定部8は、単位時間あたりの供給量(設定供給量)、その供給量に対して許容されるバラツキの範囲である上限量及び下限量等の供給量範囲(設定供給量範囲)、並びに、供給ホッパ部6内に貯蔵される粉粒体の下限量(供給ホッパ部内下限残量)及び上限量(供給ホッパ部内上限残量)等の各種データを粉粒体供給装置Aに入力するための装置であり、例えば、テンキーやキーボード等である。
制御部9は、例えば、マイクロプロセッサ、記憶素子及びその周辺回路等を備えて構成され、機能的に、質量検知部4で検知された質量に基づいて実供給量及び単位時間当たりの実供給量を演算すると共に、粉面位置検知部5で検知された粉面位置に基づいて実供給量及び単位時間当たりの実供給量を演算する実供給量演算部21と、単位時間当たりの実供給量と設定供給量範囲とを比較して判断する判断部22と、判断部22における判断結果に基づき定量供給制御を切替える制御切替部23と、実供給量演算部21で演算した実供給量に基づいて粉粒体供給部7を制御切替部23で切り替えられた定量供給制御で制御する供給量制御部24とを備え、前記記憶素子に予め記憶されている制御プログラムに従い粉粒体供給装置Aの各部を当該機能に応じてそれぞれ制御する。
より具体的には、例えば、粉粒体供給部7がスクリュー状又はスパイラル状の供給装置である場合では、供給量制御部24は、設定供給量と実供給量を比較し、スクリュー又はスパイラルの回転数を調整することにより供給量を制御する。即ち、設定された単位時間当りの供給量に比べて単位時間当りの実供給量が少ない場合には、供給量制御部24は、スクリュー又はスパイラルの回転数を高めて多く供給するように調整する。また、設定された単位時間当りの供給量に比べて単位時間当りの実供給量が多い場合には、供給量制御部24は、スクリュー又はスパイラルの回転数を低めて少なく供給するように調整する。また例えば、粉粒体供給部7がベルトコンベアである場合では、供給量制御部24は、設定供給量と実供給量を比較し、ベルトコンベアの進行速度を調整することにより供給量を制御する。即ち、設定された単位時間当りの供給量に比べて単位時間当りの実供給量が少ない場合には、供給量制御部24は、ベルトコンベアの進行速度を高めて多く供給するように調整する。また、設定された単位時間当りの供給量に比べて単位時間当りの実供給量が多い場合には、供給量制御部24は、ベルトコンベアの進行速度を低めて少なく供給するように調整する。なお、粉粒体供給部7が振動式フィーダーを備えた供給装置である場合には、振動フィーダーの振動数を変化させることにより供給量を制御することができる。
記憶部10は、質量検知部4で検知された供給ホッパ部6の質量、粉面位置検知部5で検知された供給ホッパ部6内の粉粒体の粉面位置、実供給量及び単位時間当たりの実供給量等を記憶する装置であり、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性の記憶素子を備えて構成される。なお、記憶部10の具体的な態様については本発明においては特に限定されない。
このような構成の粉粒体供給装置Aでは、まず、粉粒体供給装置Aの操作者は、供給量設定部8に、設定供給量として単位時間あたりの供給量、設定供給量範囲としてその供給量に対して許容されるバラツキの範囲である上限量及び下限量等の供給量範囲、並びに、供給ホッパ部6に材料供給指令を出すための供給ホッパ部内下限残量及び上限残量等を入力し、予めこれらを粉粒体供給装置Aに設定する。なお、供給量設定部8で入力、設定される供給量は、質量検知の単位あるいは粉面位置検知の単位で設定されるが、それらは予め供給される粉粒体に応じた相関式により相関付けておくことが好ましい。このように相関付けておきこれら2つの質量検知部4及び粉面位置検知部5によって供給量をモニターすることで何れか一方の定量供給制御がより好ましいかを比較することができる。
そして、粉粒体供給装置Aが稼働される。粉粒体供給装置Aが稼働開始すると、質量検知部4は、供給ホッパ部6の質量を検知し、この検知した供給ホッパ部6の質量を制御部9へ出力する。また、粉面位置検知部5は、供給ホッパ部6内の粉粒体によって形成される粉面位置を検知し、この検知した粉面位置を制御部9へ出力する。
図2は、本発明の粉粒体供給装置における定量供給制御の切り替えに関する制御部のフローチャートを示す図である。図2において、質量検知部4から供給ホッパ部6の質量が入力され、粉面位置検知部5から供給ホッパ部6内の粉粒体の粉面位置が入力されると(S11)、制御部9の実供給量演算部21は、まず、質量検知部4からの供給ホッパ部6の質量及び粉面位置検知部5からの供給ホッパ部6内の粉粒体の粉面位置の情報を記憶部10に記憶する(S12)。次に、実供給量演算部21は、質量検知部4で検知された質量に基づいて実供給量を演算し、単位時間当たりの実供給量を演算すると共に、粉面位置検知部5で検知された粉面に基づいて実供給量を演算し、単位時間当たりの実供給量を演算する(S13)。例えば、質量検知部4からの供給ホッパ部6の質量と供給ホッパ部6に貯蔵されている粉粒体の量とが予め相関付けられており、単位換算されることによって質量検知部4からの供給ホッパ部6の質量から供給ホッパ部6に貯蔵されている粉粒体の量が演算される。そして、後述するように図2に示す処理S11乃至処理S17は、所定の時間間隔で繰り返されるが、前回の処理において求めた供給ホッパ部6に貯蔵されている粉粒体の量と今回の処理において求めた供給ホッパ部6に貯蔵されている粉粒体の量と差が求められることによって粉粒体供給部7で供給される実供給量が演算され、前記所定の時間間隔に基づいて単位時間当たりの実供給量が演算される。また例えば、粉面位置検知部5からの粉粒体の粉面位置と供給ホッパ部6に貯蔵されている粉粒体の量とが予め相関付けられており、単位換算されることによって粉面位置検知部5からの粉粒体の粉面位置から供給ホッパ部6に貯蔵されている粉粒体の量が演算される。そして、前回の処理において求めた供給ホッパ部6に貯蔵されている粉粒体の量と今回の処理において求めた供給ホッパ部6に貯蔵されている粉粒体の量と差が求められることによって粉粒体供給部7で供給される実供給量が演算され、前記所定の時間間隔に基づいて単位時間当たりの実供給量が演算される。次に、実供給量演算部21は、これら演算した実供給量及び単位時間当たりの実供給量を記憶部10に記憶する(S14)。
次に、制御部9の判断部22は、供給量制御部24が質量検知又は粉面位置検知の何れに基づく制御を行なうかを判断する。即ち、供給量制御部24が質量検知部4からの検知質量に基づく実供給量によって粉粒体供給部7を定量供給制御(質量検知定量供給制御)するか、供給量制御部24が粉面位置検知部5からの検知粉面位置に基づく実供給量よって粉粒体供給部7を定量供給制御(粉面位置検知定量供給制御)するかを判断する(S15)。この判断は、例えば、記憶部10に記憶された実供給量のデータと供給量設定部8から予め入力された設定供給量のデータとを比較することによって行われ、その判断結果に応じてより好ましい定量供給制御が選ばれる。より具体的には、質量検知部4により検知された質量(検知質量)に基づく単位時間あたりの実供給量とその設定供給量に対して許容される上限量及び下限量等との比較や、粉面位置検知部5により検知された粉面位置(検知粉面位置)に基づく単位時間あたりの実供給量とその設定供給量に対して許容される上限量及び下限量等との比較等が挙げられる。
処理S15における判断の結果、検知質量及び検知粉面位置に基づく単位時間あたりの各実供給量が設定供給量の範囲内であると判断された場合には、制御部9の制御切替部23は、供給量制御部24が現状の定量供給制御を継続するように供給量制御部24に通知し、一方、この処理S15における判断の結果、検知質量及び検知粉面位置に基づく単位時間あたりの各実供給量の何れか一方が設定供給量の範囲外であると判断された場合には、制御部9の制御切替部23は、供給量制御部24が現状とは別の他の定量供給制御に切替えるように、供給量制御部24に通知する(S16)。
そして、供給量制御部24は、この通知に従った定量供給制御によって粉粒体供給部7を制御する(S17)。即ち、供給量制御部24は、質量検知定量供給制御及び粉面位置検知定量供給制御のうちの、判断部22の判断結果に基づいて制御切替部23で選ばれた定量供給制御によって粉粒体供給部7の供給量を制御する。より具体的には、例えば、当初質量検知定量供給制御によって粉粒体供給部7の供給量を制御している場合において、質量検知部4により検知された供給ホッパ部6の質量に基づき算出される単位時間当りの実供給量が、ある時点で設定供給量の範囲外になったと判断されたときには、粉面位置検知定量供給制御による定量供給制御に切替えられる。また例えば、当初粉面位置検知定量供給制御によって粉粒体供給部7の供給量を制御している場合において、粉面位置検知部5により検知された粉面位置に基づき算出される単位時間当りの実供給量が、ある時点で設定供給量の範囲外になったと判断されたときには、質量検知定量供給制御による定量供給制御に切替えられる。
そして、このような処理S11乃至処理S17の動作が所定の時間間隔で繰り返される。ここで、この所定の時間間隔が単位時間当たりの実供給量における当該単位時間に設定されると、前回の処理における処理S13で演算された実供給量と、今回の処理における処理S13で演算された実供給量との差を演算することによってそのまま単位時間当たりの実供給量が演算されるので、制御部9の情報処理量が軽減される。
このようにして質量検知による供給量の制御(質量検知定量供給制御)と粉面位置検知による粉粒体供給部7における供給量の制御(粉面位置検知定量供給制御)とが切替えられることにより、粉粒体供給装置Aは、より安定的且つ正確に粉粒体を供給することができる。
なお、上述の実施形態では、処理S15では、単位時間あたりの実供給量とその設定供給量に対して許容される上限量及び下限量等との比較によって何れの定量供給制御を行うかが判断されたが、質量検知部4により検知された検知質量に基づく実供給量とその設定供給量との比較や、粉面位置検知部5により検知された検知粉面位置に基づく実供給量とその設定供給量との比較によって何れの定量供給制御を行うか判断してもよい。この場合には、処理S15における判断の結果、検知質量及び検知粉面位置に基づく実供給量の何れか一方のうち、設定供給量との差が小さい方の定量供給制御が選択され、この選択結果の定量供給制御を供給量制御部24に通知する(S16)。より具体的には、例えば、当初質量検知定量供給制御により粉粒体供給部7の供給量を制御している場合、検知質量に基づき算出される単位時間当りの実供給量及び検知粉面位置に基づき算出される単位時間当りの実供給量とそれぞれの設定供給量とをある時点において比較した結果、検知粉面位置に基づき算出される単位時間当りの実供給量と設定供給量との差の方が検知質量に基づき算出される単位時間当りの実供給量と設定供給量との差より小さい場合には、粉面位置による供給量の制御(粉面位置検知定量供給制御)に切替えられる。また例えば、当初粉面位置検知定量供給制御により粉粒体供給部7の供給量を制御している場合、検知質量に基づき算出される単位時間当りの実供給量及び検知粉面位置に基づき算出される単位時間当りの実供給量とそれぞれの設定供給量とをある時点において比較した結果、検知質量に基づき算出される単位時間当りの実供給量と設定供給量との差の方が検知粉面位置に基づき算出される単位時間当りの実供給量と設定供給量との差より小さい場合には、供給ホッパ部6の質量による供給量の制御(質量検知定量供給制御)に切替えられる。また例えば、当初質量検知定量供給制御により粉粒体供給部7の供給量を制御している場合、検知質量に基づき算出される単位時間当りの実供給量及び検知粉面位置に基づき算出される単位時間当りの実供給量とそれぞれの設定供給量とをある時点において比較した結果、検知質量に基づき算出される単位時間当りの実供給量と設定供給量との差の方が検知粉面位置に基づき算出される単位時間当りの実供給量と設定供給量との差より小さい場合には、質量検知定量供給制御が継続される。このように構成された場合でも、粉粒体供給装置Aは、質量検知による供給量の制御(質量検知定量供給制御)と粉面位置検知による粉粒体供給部7における供給量の制御(粉面位置検知定量供給制御)とが切替えられることにより、より安定的且つ正確に粉粒体を供給することができる。
本発明の粉粒体供給装置Aにおいては、前記実施形態をその代表例とするが、更に、その他種々の変形した実施形態が適用可能である。例えば、供給ホッパ部6と粉粒体供給部7との間に更に、貯蔵ブレンダーを設けたりしてもよい。
本発明の粉粒体供給装置Aは、粉粒体の供給が必要とされる用途であれば特に限定なく用いられるが、好ましくは、例えば、樹脂組成物を混練する際の混練機にその各種原料を供給する場合のような幅広い形態の粉粒体を取り扱う用途に用いられる。
前記幅広い形態の粉粒体の具体例としては、例えば、粉末状、粒状、顆粒状、ペレット形状等の樹脂原料やチョップドストランド、パウダー状、ビーズ状、ウイスカー状の無機充填材や、顔料、液状添加剤等の原材料が挙げられる。
本発明の効果が発揮される場合としては以下のような具体例が挙げられる。
例えば、当初粉面位置検知定量供給制御を行なっていた場合において、粉面が正確に計測できなくなった場合には、この粉面位置検知による定量供給制御は、不安定になる。このような場合の具体例としては、例えば、粉粒体として比重の低い微粉末を含む場合であって、微粉末が供給ホッパ部6内の空間で舞い明確な粉面位置を正確に計測できない場合や、粉粒体として密度や粒径等が異なる複数の材料の混合物からなる粉粒体を用いる場合であって、粉面に偏りが生じたり、粉面の全面が均等に変化せず、例えば、粉粒体の排出部の周辺部のみから優先的に供給され、粉面がすり鉢状になったり、前記排出部の直上部に凹状が形成されることにより正確な粉面が検出できない場合などが挙げられる。このような場合には、粉面位置検知における実供給量が大きくバラツキ、供給が安定せず一時的に実供給量が設定供給量の範囲外になる。このような場合においても質量検知における実供給量が安定している場合には、供給量制御部24が質量検知定量供給制御に切替えられることにより安定的な供給状態を維持することができる。
また、このような場合には、粉面位置検知における実供給量が大きく変動し、粉面位置検知における実供給量は、設定供給量との差が大きく広がるが、質量検知における実供給量は、比較的安定的で設定供給量との差が比較的小さいことがある。このような場合には供給量制御部24が質量検知定量供給制御に切替えられることにより安定的な供給状態を維持することができる。
本発明の粉粒体供給装置の実施形態の一例の模式図を示す。 本発明の粉粒体供給装置における定量供給制御の切り替えに関する制御部のフローチャートを示す図である。
符号の説明
A 粉粒体供給装置
4 質量検知部
5 粉面位置検知部
6 供給ホッパ部
7 粉粒体供給部
8 供給量設定部
9 制御部
10 記憶部
21 実供給量演算部
22 判断部
23 制御切替部
24 供給量制御部

Claims (3)

  1. 粉粒体を定量供給するための粉粒体供給装置において、
    粉粒体を貯蔵するための供給ホッパ部と、
    前記供給ホッパ部の質量を検知する質量検知部と、
    前記供給ホッパ部内に貯蔵されている粉粒体の粉面位置を検知する粉面位置検知部と、
    前記供給ホッパ部から供給された粉粒体を外部に供給する粉粒体供給部と、
    前記質量検知部で検知された質量又は前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて、前記粉粒体供給部から外部に供給される粉粒体の供給量が一定量となるように前記粉粒体供給部を制御する制御部とを備えること
    を特徴とする粉粒体供給装置。
  2. 前記制御部は、前記質量検知部で検知された質量及び前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて実供給量をそれぞれ求め、これら求めた各実供給量の何れか一方が予め設定された設定供給量範囲外である場合には、前記質量検知部で検知された質量に基づいて前記粉粒体供給部を制御している際には前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて前記粉粒体供給部を制御すると共に、前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて前記粉粒体供給部を制御している際には前記質量検知部で検知された質量に基づいて前記粉粒体供給部を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の粉粒体供給装置。
  3. 前記制御部は、前記質量検知部で検知された質量及び前記粉面位置検知部で検知された粉面位置に基づいて実供給量をそれぞれ求め、これら求めた各実供給量と予め設定された設定供給量との差をそれぞれ求め、これら求めた差のうちの小さい方の検知部の検知結果に基づいて前記粉粒体供給部を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の粉粒体供給装置。
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