JP2006327485A - ルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造 - Google Patents
ルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 車両のルーフに前後方向に延在して形成される凹溝に取り付けられる長尺状のルーフモールディング1と、上記車両のウインドシールドプレートの側縁に沿って取り付けられる長尺状のウインドウモールディング2との連結構造であって、上記前後方向に延在する連結爪35を有するエンドキャップ3の上記連結爪35が、上記ウインドウモールディング2に形成された係止部と連結され、上記エンドキャップ3を介して上記ルーフモールディング1と上記ウインドウモールディング2とが連結されている
【選択図】 図3
Description
より詳細には、特許文献1においては、ルーフモールディングの前端に前方へ突出するクリップ部を設け、クリップ部には車内外の両側面に連結爪を設け、車外側の側面に外方へ突出する張出部を形成している。また、ウインドウモールディングの後端部にはウインドウモールディングの両側縁から下方に延出する脚部の脚端に係止部を設け、車外側の脚部に切欠きを形成している。そして、ウインドウモールディングの後端部を上方よりクリップ部に覆いかぶせ、クリップの連結爪にウインドウモールディングの係止部を係止するとともに、ウインドウモールディングの切欠きにクリップ部の張出部を嵌入し、ウインドウモールディングを上下方向及び前後方向に位置決めすることによって、ルーフモールディングとウインドウモールディングとを連結している。
このように、それぞれ車幅方向及び高さ方向が規制されているため、ルーフモールディングまたはウインドウモールディングに取付け誤差がある場合には、ルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結が困難となり、無理に連結した場合には、連結部に段差が生じたり、ルーフモールディングとウインドウモールディングとがくの字状に折れ曲がって連結されるという問題が生じる。逆に言えば、ルーフモールディングとウインドウモールディングとを滑らかに連結するために、ルーフモールディングの取付けに極めて高い精度が必要となってしまう。
また、本発明のルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造によれば、前後方向に対向配置される一対の係止部を有するエンドキャップが車両から突出配置された取付部材を狭持し、このエンドキャップを介してルーフモールディングとウインドウモールディングとが連結されている。このため、エンドキャップにより左右方向の位置のずれを吸収することができ、例えば左右方向にウインドウモールディングの取付け位置がずれた場合であっても、ルーフモールディングとウインドウモールディングとを滑らかに連結することができる。
したがって、本発明のルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造によれば、より簡易にかつより確実にルーフモールディングとウインドウモールディングとを滑らかに連結することが可能となる。
そして、図1及び図2に示すように、本実施形態のルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造によって、車両のルーフに前後方向に延在して形成される凹溝10に取り付けられる長尺状のルーフモールディング1と、車両のウインドシールドプレート20の側縁に沿って取り付けられるウインドウモールディング2とが連結されている。なお、ここで言う前後方向とは、車両の前後方向と同一方向である。
ルーフモールディング1は、例えば樹脂を押出成形することによって形成されており、図3及び図4に示すように、その前端部12には、後述するエンドキャップ3が固定されている。また、ルーフモールディング1は、図3に示すように、その延在方向に沿ってリップ部11を有している。そして、当該リップ部11は、ルーフモールディング1が凹溝10に取り付けられた場合には、雨水等の水分を導排出するためのドリップチャンネルとして機能する。
より詳細には、図4におけるB−B線断面図である図6に示すように、ルーフモールディング1の前端部12の下面側に形成された脚部13がエンドキャップ3の受容部31と係合されることによってルーフモールディング1とエンドキャップ3とが固定されている。そして、エンドキャップ3は、図4に示すように、係止部32a,32bがリベットクリップ4を狭持することによって前後方向には固定されているものの、図6に示すように、前後方向と直交する水平方向である左右方向には係止部32が存在しないため、凹溝10の幅分だけ自由度を有している。したがって、エンドキャップ3に固定されるルーフモールディング1も凹溝10の幅方向、すなわち左右方向にある程度の自由度を持って車両に対して固定されている。
また、エンドキャップ3には、図5に示すように、エンドキャップ3がルーフモールディング1に固定された場合に、ルーフモールディング1のリップ部11、すなわちドリップチャンネルと連続する傾斜面を有するリップ延長部33が形成されている。このようなリップ延長部33があることによって、雨水等の液体をドリップチャンネルに溜めることなく流れ落とすことができるとともに、外観上の一体感を向上させることができる。
また、エンドキャップ3は、受容部31の前端部にルーフモールディング突き当て部34を有しており、ルーフモールディング1とエンドキャップ3とを固定する場合には、ルーフモールディング1の前端面をルーフモールディング突き当て部34に突き当てた状態においてルーフモールディング1とエンドキャップ3とを固定する。
また、この連結爪35の両側には、ウインドウモールディング2がエンドキャップ3と連結された場合に、ウインドウモールディング2の外表面とルーフモールディング1の外表面とが面一となるようにウインドウモールディング2の高さを規制する高さ規制リブ36(36a,36b)が形成されている。そして、これら連結爪35及び高さ規制リブ36(リブ)の下側には、凹溝10の底部と当接するための脚部37が形成されている。
また、エンドキャップ3は、凹溝10の幅方向に突出する舌状部38(左右識別部材)を有している。ルーフモールディング1は、車両の左右両側に対して設置されるものであるが、車両の左側部に設置されるルーフモールディングと車両の右側部に設置されるルーフモールディングとは、その形状が左右対称とされている。そこで、ルーフモールディング1に固定される舌状部38が突出する方向を車両の右側部に対して設置されるものと車両の左側部に対して設置されるものとで異ならせることによって、エンドキャップ3に固定されたルーフモールディングが車両の右側部に対して設置されるものであるか車両の左側部に対して設置されるものであるかが瞬時に識別することが可能となる。また、本実施形態においては、車両の右側部に設置されるはずのルーフモールディングが車両の左側部に設置されようとした場合には、舌状部38が邪魔してルーフモールディングが凹溝10に入り込まないように舌状部38の形状が工夫されている。また、車両の左側部に設置されるはずのルーフモールディングが車両の右側部に設置されようとした場合であっても、舌状部38が邪魔するようにその形状が工夫されている。このような舌状部38をエンドキャップ3が有することによって、ルーフモールディング1の取付けミスを低減させることができる。
また、ウインドウモールディング2は、後端部に、ルーフモールディング1とウインドウモールディング2との繋ぎ目を被覆可能な張出部25を有している。この張出部25によって、ルーフモールディング1とウインドウモールディング2との繋ぎ目を被覆することができるため、よりルーフモールディング1とウインドウモールディング2との一体感が向上する。
そして、このようにウインドウモールディング2がエンドキャップ3に接続された場合には、ウインドウモールディング2の脚部22がエンドキャップ3の高さ規制リブ36と当接されることによって、ウインドウモールディング2の上面(外表面21)とルーフモールディング1の外表面とが面一とされる。よって、ルーフモールディング1とウインドウモールディング2とを滑らかに連結することが可能となる。また、図7に示すように、高さ規制リブ36によってウインドウモールディング2が支持されることによって、エンドキャップ3の連結爪35の先端がウインドウモールディング2の外表面21の裏面に接触することを防止することができる。これによって、ウインドウモールディング2の外表面21に凹凸が生じることを防止することができる。
なお、図7に示すように、エンドキャップ3の脚部37は、凹溝10の底部に当接されている。
また、ウインドウモールディング2は、車両に対して固定されているが、その固定構造は、周知の構造であるため、ここでの説明は省略する。
また、連結爪35が前後方向に延在して形成されているため、ウインドウモールディング2が有する係止部23にも多少の前後方向への長さを持たせることによって、ルーフモールディング1とウインドウモールディング2との連結を直線状に規正することが可能となる。
Claims (8)
- 車両のルーフに前後方向に延在して形成される凹溝に取り付けられる長尺状のルーフモールディングと、前記車両のウインドシールドプレートの側縁に沿って取り付けられる長尺状のウインドウモールディングとの連結構造であって、
前記前後方向に延在する連結爪を有するエンドキャップの前記連結爪が、前記ルーフモールディングあるいは/及び前記ウインドウモールディングに形成された係止部と連結され、前記エンドキャップを介して前記ルーフモールディングと前記ウインドウモールディングとが連結されていることを特徴とするルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造。 - 車両のルーフに前後方向に延在して形成される凹溝に取り付けられる長尺状のルーフモールディングと、前記車両のウインドシールドプレートの側縁に沿って取り付けられる長尺状のウインドウモールディングとの連結構造であって、
前記前後方向に対向配置される一対の係止部を有するエンドキャップの前記一対の係止部が、前記車両から突出配置された取付部材を狭持し、前記エンドキャップを介して前記ルーフモールディングと前記ウインドウモールディングとが連結されていることを特徴とするルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造。 - 前記エンドキャップが、前記ウインドウモールディングの外表面と前記ルーフモールディングの外表面とが面一となるように前記ルーフモールディングあるいは/及び前記ウインドウモールディングを支持するリブを有することを特徴とする請求項1または2記載のルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造。
- 前記リブが、前記ルーフモールディングあるいは/及び前記ウインドウモールディングの外表面の裏側に接触せずに前記ルーフモールディングあるいは前記ウインドウモールディングを支持していることを特徴とする請求項3記載のルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造。
- 前記ルーフモールディングあるいは前記ウインドウモールディングが、前記ルーフモールディングとウインドウモールディングとの繋ぎ目を被覆可能な張出部を有することを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造。
- 前記車両の右側部に配置される前記エンドキャップと前記車両の左側部に配置される前記エンドキャップとが異なる左右識別部材を有することを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造。
- 前記エンドキャップが、前記ルーフモールディングが有するドリップチャンネルに連続する傾斜面を有することを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載のルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造。
- 前記ルーフモールディングあるいは前記ウインドウモールディングと前記エンドキャップとが一体形成されていることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載のルーフモールディングとウインドウモールディングとの連結構造。
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